【調査団】黒き森のルナティクス(柚烏 マスター) 【難易度:難しい】

プロローグ

 其処は、永遠の夜が続く呪われた地。黒々とした森は何処までも広く深く――獣たちは闇の中で目を光らせ、獲物を狩る悦びに打ち震える。
 さあ、思うが儘に夜を駆けよ。咆哮を響かせよ。我らを阻むものなど在りはしない。忌々しい陽光も、無様に地に堕ちたが故に――我らは絶望を糧とし、怨嗟の声で喉を潤すのだ。
 蝙蝠のこどもが、夜の祝福を讃えるようにきぃきぃと鳴いた。誇らしげに翼を広げるのは闇鴉で、大地からは恍惚とした狼の息づかいが聞こえて来る。
 夜の腕に抱かれ、濃厚な血と死のにおいを漂わせる彼の地はギルティの庭――そう、ギルティガルテンと呼ばれていた。

「ギルティガルテンの調査を行う調査団が、この度結成されることになりました」
 軽く眼鏡を押し上げて、そのA.R.O.A.職員は集まったウィンクルムたちにそう切り出した。彼が先ず一同に告げたのは、先の探索で発見されたアデン卿の日記について。その中には、ギルティガルテンについてのものと思われる記述があったのだ。
『今までに見たことのないオーガ、ギルティのなりそこないデミ・ギルティが、支配した村があった。村では人々は家畜のように扱われていた』
 アデン卿がこの地を調査したのは、今から百年以上も前のことだが――その日記には、簡単な地図も描かれてあったらしい。今回はその為に、該当する村を探し出し人々を救出する計画が立てられたのだと言う。
 尚、支配されていた村は数箇所存在しており、その中でも地理的な情報が比較的揃っている場所が、今回選ばれたのだそうだ。
「……当作戦は一応、人道的な救出作戦ですが。A.R.O.A.上層部では、日記が百年以上前に書かれたものである為、該当の村が現在も残っているとは信じていないようです」
 どうやら記述にある、デミ・ギルティの手がかりになる情報の収集を重視している様子、と職員は感情を交えない声音で告げ、説明の続きを再開した。
「ですが、アデン卿の日記によれば、彼は必ず救出に戻ってくることを約束したとあります。そして、その際に合言葉を決めたのだと」
 ――『小夜啼鳥が声を上げた』、それが合言葉なのだと言う。小夜啼鳥は夜明けを告げる鳥とも、またお伽噺では死を祓う鳥でもある。彼らはきっと、そんな想いを合言葉にこめたのだろう。
「……村の名前はルーチェ。ギルティガルテンへ足を踏み入れてから、3~4日の距離になるでしょうか。日記には数百人規模の村とありますが、現在はどんな様子なのか分かりません。ですが、生存者が居ると言う前提で行動して下さい」
 皆にはこの村へ潜入し、調査を行って貰う事になる。しかし今回の調査隊は、あくまで隠密行動を取らなければならないと、職員は念を押した。
「村人を救出するにせよ、デミ・ギルティの調査をするにしても……オーガに見つかってしまってはそれどころではなくなってしまいます」
 ギルティガルテンの黒の森では、オーガの手下が管理体制を敷いている事だろう。森の中の狼や野犬は、全てこの連中の手下と見て良い筈だ。どうすれば見つからずに行動できるか――その工夫が重要になる、と彼ははっきりと言った。
「また、デミ・ギルティは通常のオーガよりも遥かに強力で、特殊な存在である事が日記でも強調されています。……伝説に語られる、狼男のような姿をしていたとも」
 間違っても、腕試し気分で挑めるような相手ではない。調査と言う目的を考えても、真正面からの戦闘は避けるべきだ。そう念を押して、職員は最後に皆に向かって静かに唇を開いた。
「……これは危険な任務です。確りとした実力、そして覚悟のある人が立ち上がってくれる事を祈ります。どうか、ご武運を」

 ざわざわと、その黒き森は嗤うように蠢いていた。夜は終わらない、何処までも暗く昏く。
 ――壊したい壊れたい。純粋な衝動は狂気を孕み、一陣の風となり木々を揺らしていった。

解説

※この依頼はLv20以上推奨の危険なエピソードです(Lv20以上であれば安全という意味ではなく、Lv20以下の生還は難しいという意味になります)。重傷判定が発生する可能性がありますので、危険エピソードの解説を確認した上で参加をお願いします。

●依頼の目的
デミ・ギルティの支配するルーチェ村へ向かい、潜入捜査を行う。村の生き残りが居れば救助して脱出、デミ・ギルティの情報を入手出来れば尚良い。

●ルーチェ村
今回向かう事になる、ギルティガルテンにある村。辿り着くまでは3~4日の距離にあります。僅かな生き残りの人間が、絶望の中で暮らしていると思われます。必ず救出に来る、と言う約束を信じており、合言葉を告げれば調査隊に協力してくれることでしょう。

●デミ・ギルティ
ルーチェ村を支配している存在で、どのくらい居るのかは不明。狼男のような姿をしていると伝わっており、通常のオーガよりも強力。更に特殊な存在であると強調されているようです。

●隠密行動
今回の調査隊は隠密行動を行う、と言う点を念頭に置いてください。村人の救出、デミ・ギルティの調査をするにしても、敵に見つかってしまってはそれどころではなくなってしまいます。『見つからないようにする工夫』が各々に求められます。

●移動手段など
ギルティガルテンには、人間が安心して使える道は存在しません。今回使う道も、獣道かそれより少しましな程度の道です。オーガが使っている立派な道もありますが、当然これを利用するとオーガに遭遇します。
また、森の中ではオーガの手下が監視体制を敷いており、森の獣にも注意が必要です。

●行動のポイント
この計画の重要な点は、いかにして敵に発見されずに村を発見するか。また、村人をオーガ達の追っ手の目を欺き、どうやって脱出を成功させるか。この二つに絞って行動を考えてみて下さい。

ゲームマスターより

 柚烏と申します。今回は男性PC側での調査団エピソードを担当させて頂く事になりました。
 考えるべき事は多く、行動にも慎重さを求められる任務ですが、今後の展開の鍵を握る重要なエピソードになります。
 難易度相応の判定を取らせて頂きますので、勇気あるウィンクルムの皆さまの志願をお待ちしております! それではよろしくお願いします。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

羽瀬川 千代(ラセルタ=ブラドッツ)

  全員で一緒に帰ろう。俺たちが守り抜くから

村到着後オーガ・ナノーカを中へ放つ
村人の姿を確認or住居の場所を把握後に潜入
建物の陰に隠れ体勢低くして素早く移動

合言葉と紋章見せ救助に来た旨を話し代表者と引き合わせを依頼
救助計画と仲間の存在を伝え、脱出の最終決定を尋ねる
人数構成を尋ねインカムで共有

村人と協力し各戸へ脱出計画・集合地を伝えて回る
随時インカムの内容を記憶し伝達漏れがないように気を配る

常に村人の様子を気に掛け前向きに励ます
怪我人・子供・足腰悪い人は抱えて運ぶ

移動が困難、脱落しそうな村人がいた場合は
その場で共に留まり回復を待って後を追うよ
敵遭遇時は村人を支え共に逃げる

未記入部分は仲間の記載に準拠



アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
  *未記入事項は皆に準拠

◆探索
支給品を分担し担ぐ

俺達が先頭だ
細心の注意と判断で進路を決断する

開けた道ではなく森を、足跡つけないよう進む
鎧の殺気感知活用
空を含め周辺警戒
疲労の蓄積防止に適宜休憩

日記と照合、道の先や地形からも村位置推理
双眼鏡・方位磁石活用
簡単に地図を作成しつつ進む

睡眠時は交代で見張り
*オーガ・ナノーカも活用

戦闘は全力回避
不回避⇒獣なら殺して即離脱、デミギル類は全速逃亡

村を発見したら、作った地図で検討し、集合地を決定

◆村内
手分けして村人に、合言葉を言い、脱出を説明
地図を示し、集合地に順次移動をと指導
交代で移動護衛

家の明かりは消さない
箒+シーツでカーテンに人影が映るよう細工
*『偽装』活用



柊崎 直香(ゼク=ファル)
  調査、村存在なら救助活動
すべてにおいて隠密行動を優先し
考えた作戦がそれを阻害するなら都度変更の機転

黒ずくめ服装
食糧、医療品は行きは節約

村への往復
音立てず耳澄ませ
復路は村人気遣い元気な子振る舞う

村発見
広さや建物の位置把握し集合場所選定
村人の家訪問
入る前に扉越し窓越し内部確認
敵の家だったら拙いし

ノックし合言葉『小夜啼鳥が声を上げた』
左手の文様見せ
迎えに来たよ。遅くなってごめんなさい
明かりはそのまま、荷物は食料と最低限、すぐにここを出る
不安そう?
「危なくなったら迷わず僕を突き出していいよ。
そのかわり、その隙に逃げて」
まっすぐ告げる

調査
村内カメラ撮影
救出時に村人から資料になる文献物品無いか聞き持ち出し


セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
  ●全体行動指針は話し合いの通り。
所持品等も仲間参照。

●オレの役目は2点だ。
村到達前後の周囲警戒。
村到達後、村人が居なくなったと敵に悟られない為の各種偽装工作。

●移動は獣道や横道を使う。
ハンティング4とサバイバル5を使い獣達の痕跡に注意し遭遇しないよう注意して進む。

●村潜入時武器は見えないよう外套に隠す。
各家を静かに回り村人に脱出の話をする。
俺はラキアと一緒に行動。
ラキアが説得後村人宅から去る前に偽装3を使い家中が無人ではないと偽装する。モップと服を使って家人が椅子に座っている姿など偽装。

●村を廻る時は村人の姿っぽく変装2を使い化ける。
オーカ・ナノーカを村に放ち情報し情報修得。脱出前に回収する。



アイオライト・セプテンバー(白露)
  ●帰り
10人分×10日分の非常食と水
10人分のインカム
迷彩柄の厚手の外套
毛布
ライター
方位磁針
折りたたみ式水容器
双眼鏡

●行き
日記の写し(&地図)と実際の様子を照らし合わせながら進む
特に、天文学スキルで夜空を観察、出来るようなら方位の確認
荷物は神人が持ち、攻撃に長けた精霊は周囲を警戒
時々、短剣で樹木に印(‡)をつける→復路の目印に
マグナライトの光が零れないよう、外套で包む
パパと一緒に最後尾担当
痕跡を残さないよう、足跡を消しながら進む

みんな無事に辿り着けるよう、帰りもがんばろうね
もし疲れても、肩叩きぐらいなら出来るから(スキル・エステ
今は無理だけど、いつかきっと村は取り戻してみせるから



●黒き森を抜けて
 肌を撫でる風は、じわりとぬくもりを奪っていくかのように冷たく――得体の知れぬ怪物が吐き出した吐息のような、何処か不気味な余韻を残していった。
 其処は、常闇のギルティガルテン。永遠の夜が続くその地は成程、呪われた地と呼ぶに相応しい。
「覚悟はしていたが……ひとが住むには、余りにも過酷な場所だね」
「ああ、ずっとこんな感じじゃ、気が滅入りそうだ」
 陽光の祝福が得られない土地では、草花も満足に芽吹く事が出来まいと――穏やかな新緑の瞳を曇らせるのは、ラキア・ジェイドバイン。一方で、神人のセイリュー・グラシアは、黒髪を掻きつつ彼方に広がる広大な森を見据えていた。
「……それでも、この厳しい地で今も暮らす人々が居るんだね」
 俺らで何とか彼らを助けたい、と。その声音に確かな決意を滲ませて羽瀬川 千代が告げれば、「任せておけ」と言うように、ラセルタ=ブラドッツはその美貌に自信に満ちた笑みを浮かべてみせる。
「ルーチェ……光か」
 険しい瞳でゼク=ファルがぽつりと零すが、仏頂面は彼の常だと知っている柊崎 直香は動じなかった。ただ彼は、時折吹く風に髪を押さえながら、黒衣を纏って佇んでいる。
 ――ルーチェ。それはアデン卿の日記により判明した、ギルティのなりそこない――デミ・ギルティによって支配された村の名だ。今回、その村へ向けて調査団が結成される事になり、この危険な任務に志願したのが直香たちだったのだ。
「再び彼の村を照らす、魁となることを祈る」
 彼らは皆、確かな実力と覚悟を併せ持った精鋭たち。未知なるオーガの支配する地へ赴く準備を整えた一行は、早速黒の森に足を踏み入れる事にした。
「アイ、ちゃんと荷物は持ちましたか?」
 まるで父親のような物腰で、やや心配そうに問いかけるのは精霊の白露。しかし、アイオライト・セプテンバーは、食料や毛布を詰め込んだ荷物を背負って「はーい」と元気よく手を挙げた。
「ちゃんと荷物はあたしが持ったから、何かあったらパパにお任せ!」
「ですね……何事も無く、辿り着けると良いのですが」
 行こう、とヴェルトール・ランスが皆を促し、彼と共にアキ・セイジが先頭に立つ。此処から先は、百年以上も人が足を踏み入れていない異境――用心するに越した事はない。細心の注意と判断で進路を決断する、とアキは誓い――気負い過ぎているようにも見える相棒の手を、ヴェルトールがぎゅっと握りしめた。
「セイジ、俺だけじゃない。皆一緒だからな?」
「……分かってる、ランス」
 普段と変わらぬ人懐っこい笑みを見せるヴェルトールに、アキの緊張も幾分和らいだのだろう。彼は微かに相好を崩し、ゆっくりと深呼吸をする。
「行こう。俺達の手で、村に夜明けを告げる為に」
 ――そして一行は、オーガとの遭遇を避ける為に厳しい獣道を進む事になった。森の獣たちに気付かれないよう、アイオライトはマグナライトの光が零れぬように外套で包み、白露と共に最後尾を行く。
「どうかな? 道は変わってなさそうかなー」
 アデン卿の日記の写し、そしてそれに描かれていた地図を参考に、実際の様子と照らし合わせながら彼らは進むが――地図はあくまでも簡素なものだったから、実際に自分たちの目で確かめる他ない。
「日記と照合して、地形からも村の大体の位置は推測出来るが……数日はかかるようだからな」
 そう言って頷くアキは、方位磁石で方角を確認しながら、自身でも簡単に地図を作成している。森は黒く、そして深く――魔物の腹に呑み込まれたような感覚が一行を襲うが、アキの鎧胴に宿るジャックオーランタンが殺気を感知して笑う事は、今の所はないようだった。
「獣達が近くに居る痕跡も、今の所は見つからないけどな」
 狩りと野外活動の知識を活かしてセイリューが辺りに注意を払い、一方のラキアは屈みこんで森の植物を詳しく観察している。
「ランスさん、ちょっと意見を聞きたいな。この植物を食糧にしている動物はどんなものが?」
「ええと、これだと余り獰猛じゃない小動物で……」
 植物に出来た傷を見せながら、ラキアは動物学に長けたヴェルトールの知識を補強していった。そうして彼らは鳴き声や足跡、爪痕から森の獣らを避けて進んでいく。
「流石、専門知識のある者は詳しいな」
 彼らのやり取りを聞いていたゼクは、瞳を瞬かせてぽつりと零し――そんな彼を覗き込んだ直香が、意味ありげに微笑んだ。
「ゼクだって得意なものはあるじゃない。料理とかさ」
 へえと興味深そうに相槌を打つ千代は、自身も家事を嗜む事もあり、菓子作りを勉強中だと言うゼクに少しコツを聞いたりもしている。そんな中でも彼らは決して、周囲の観察を怠ったりはしなかった。
「しかし、今は昼か夜か。それさえ分からないのは不便なものだな」
「えっとね……月や星の動きで、大まかな時刻や方角は分かるかも」
 銀糸の髪をかき上げて溜息を吐くラセルタに、夜空を指差すのはアイオライトだ。分厚い雲に覆われた其処から、微かに覗く星々――それらは色々な事を教えてくれるのだと彼は言う。
「あれは、ぱんつの形をした星でー」
「アイ……しばらくぱんつの話は禁止です」
 と、早速いいかげんな星座物語をでっちあげようとしたアイオライトを、白露が制止した。アイオライトはちぇーとふてくされつつも、短剣を使って樹木に印を付けて行く。これは復路の目印にしようと、一定の間隔で行っているものだ。
 こうして彼らは隠密行動を心がけ、獣との遭遇を極力回避して森を進んでいった。足跡を残さぬように注意して、食事は非常食で簡単に済ませる。
「……寒いか? 皆で寄り添えば少しは暖かくなるはずだ」
 目立つ為、彼らは暖を取る火も使う事はせずに。ヴェルトールは皆の分の毛布を広げて、自身もアキをぎゅっと抱きしめた。
「ランス、近い……」
 闇の中、アキが照れたように身じろぎをしたが、皆それぞれにパートナーとひとつの毛布にくるまっているようだ。
 時折頭上を羽ばたいていく蝙蝠や鴉に気を付けつつも、交代で見張りをして夜を過ごし――そうして数日が経ち、そろそろ森を抜けるかと言う頃にそれは起きた。
「……っ!」
 前方の叢が揺れて、運悪く一行は狼と遭遇する。殺気を感知する弓にも反応が無かったから、恐らく向こうも此方に気付いていなかったのだろう。数は二、と直ぐにラセルタが動き、その手に握られた白き弓が矢を放つ。
(つがいか兄弟か……見つかったのなら仕方ない)
 荷物を神人に任せ、精霊が身軽だったからこそ直ぐに動けた。仲間を呼ぼうと狼が咆哮を響かせる前に、白露も間髪入れずに弓を引いた。
(行きますよ)
 音も無く放たれる矢が獲物を射抜き――森の獣は口を開けたまま、どうと地に伏して動かなくなる。見つかったら拙いね、と千代が言って、彼らは直ぐにその場を立ち去った。
 ――やがて木々はまばらになり、彼らは無事に獣道を抜けた事を知る。その先には、簡素な柵で囲まれた物寂しい村があった。
 村の名はルーチェ。それは光と言う名を持つ、今は絶望の闇に支配された村であった。

●小夜啼鳥は村を駆ける
「幸い、村は存在していたようだね。ひどく……寂れているけれど」
 直香の言葉通り、ルーチェ村は日記の記述通りに在った。しかし、数百人は居たらしい村人の姿は見当たらず、朽ちかけた家屋がぽつりぽつりと点在しているのみ。明かりは薄らと見えるから、中に人は居ると思うのだが。
 こうして村に着いた一行は、簡単に建物の位置を把握してから集合場所を決めた。此処からはウィンクルム同士がペアになって、分担して家々を回る事にしたのだ。とにかく村が存在し、住人が居るのであれば――当初の予定通り、救出活動を行うまでだ。
「じゃあ、この子達を放して……と」
「これで狼男を撮影できれば、御の字なんですけどね」
 千代たち其々の手に握られているのは、アヒル特務隊のひとつ――その名もオーガ・ナノーカだ。彼らはこれを村の中に設置する事で、敵の情報を得られないかと思ったのだ。小型カメラに何かが映っていれば、と言う期待をこめて白露も頷く。
「俺様は己の役割を遂行するのみだ。誰も傷付かせはしない。皆、連れて帰るぞ」
 こんな時は、ラセルタの堂々とした態度がとても頼もしかった。彼の決意に、皆が「勿論」と言うように視線を交わし合い――各々がインカムを付けて、直ぐに情報を共有出来るようにする。
「じゃあ、ゼク。見張りはよろしく」
 ――そして、先ず行動を開始したのが直香たちだった。家に入る前に窓越しに内部を確認した結果、彼はぼろぼろのカーテンの隙間から明かりが漏れており、中に数人の人影が在る事に気付く。
(敵の家だったら拙いけど……普通の人間に見えるし)
 もしオーガであれば、もっとましな住処でふんぞり返っている筈、と直香は考えて、彼は扉をノックした。その間、ゼクは外で警戒に当たっている。
「……だ、誰ですか……」
 と、扉越しに聞こえてきたのは、憔悴しきった男性の声だった。デミ・ギルティが支配する村で、恐らく夜更けにノックをして訪問者がやって来た事に、彼は戸惑っているのだろう。だから直香は、変に前置きをせずに日記に記されていた合言葉を唱えた。
『小夜啼鳥が声を上げた』
「……っ、その言葉、は……!」
 扉の向こうで、息を呑む声が聞こえ――そして直ぐに、そっと扉は開かれる。其処に居た壮年の男性は、信じられないものを見たように――しかし、その顔にはっきりと喜びを湛えて瞳を潤ませていた。
「まさか、まさか……ずっと伝えられてきたその言葉を、聞く日が来ようとは」
「迎えに来たよ。遅くなってごめんなさい」
 そう言って直香が見せた左手の文様が、決め手となったようだ。紛う事無き神人の証を目にし、男は必死で首を振り――いいえ、来てくれただけで救われましたと言って、声を詰まらせた。
「早速で悪いけれど、急いで欲しい。明かりはそのまま、荷物は食料と最低限。すぐにここを出る」
 けれど、此処でゆっくりしている時間は無い。直香は素早く男性に指示を飛ばすと、「不安?」と彼の瞳を覗き込む。
「危なくなったら、迷わず僕を突き出していいよ。そのかわり、その隙に逃げて」
 真っ直ぐ告げたその言葉が、嘘偽りの無いものだと分かったから――男性は奥に居た家族に声を掛け、直ぐに村を脱出する準備に取り掛かった。
(ああ、女神様は我らを見捨ててなどおられなかった。遥か昔の約束が、果たされる時が来たのだ……!)
 ――直香は多分、気付かなかった事だろう。彼の確りとした立ち振る舞いを見た男性が、正に神の血を継ぐ御方であると感激に打ち震えていた事に。
 そうして安全を確保した、と言う合図の三回のノックを鳴らしてからゼクも家へと入り、村人たちにローブを着せて集合場所へと連れていく。
「そう言えば、村にはどれ位の人が居るんだ?」
「私達を含めて、今は数世帯しか居りません……」
 問いかけるゼクへ、村の男は沈痛な表情で答えた。徐々に村人は減っていき、今はもう数える程――打ち捨てられた家屋も多く、自分たちはぎりぎりの所で『生かされている』のだと。
「敵は……オーガは、巡回しているか?」
「分かりません……仕事以外で、特に夜は外へ出るなと言い聞かされているものですから。ただ」
 そう言って男性は、震える指で村の中心を示した。小高い丘の上にあるそれは、古びた――けれど村の中では一際立派な教会だった。人が居るらしく、窓からは明かりが漏れている。
「あの教会が、村の支配者……デミ・ギルティたちの住処です。決して、近寄ってはなりません」
 わかった、と頷く直香へ、そこで男性が一冊の日記帳を差し出した。ひどく古びたそれは、彼の先祖が記したもので――『いつかこれが役に立つ時が来れば』との願いを託し、オーガに見つからぬよう命懸けで隠し持つようにと言い伝えられてきたものらしい。
「ありがとう。必ず、僕達が役立ててみせるから」
 ――そして、その情報は直ぐに仲間全員で共有される。アキが合言葉を言って脱出の説明をしている内に、どうにかして敵が使う建物を覗けないかと思っていたヴェルトールは、教会の話を聞いて眉根を寄せた。
「もし、無人なら……敵の貴重品や資料を引っ掴んでやろうと思ったんだが」
 しかし、其処に人が居るであろう事は、ヴェルトールが居る場所からも容易に窺い知る事が出来て。まぁ無謀な事はしないさ、と彼は直ぐにその考えを斬り捨てた。
「ランス、こっちの準備は終わった」
 見ればアキは村人たちを連れており、家の細工も終わったようだ。家の明かりは付けたまま、箒とシーツを使って、カーテンに人影が映るように偽装している。
「じゃあ……長居は無用、だな」
 そしてふたりもまた、集合場所へと向かっていった。村人の説得と救出は順調に進んでいたのだが――セイリューとラキアが訪問した家では、村の女の子が床に伏せっていた。
「数日前から、熱を出して……」
 そう言って涙ぐむ母親をラキアは落ち着かせ、持って来た薬を煎じて女の子に飲ませる。
「解熱鎮痛作用のある薬です。これを飲んで安静にしていれば大丈夫な筈ですが……」
 しかし、この子には自力で歩くだけの力は無いだろう。そう思ったラキアの考えを読んだように、セイリューがとんと自分の胸を叩いた。
「任せろ、オレが背負ってく。困ってる人を見ると放っておけないしな」
 そう言った彼は、家の中が無人ではないように見せる偽装を終えたようで――モップと服を使って家人が椅子に座っている姿に見せかけたものは、彼の自信作のようだった。
「ありがとう、セイリュー。……絶対、皆を助けようね」
 一方、合言葉と文様を見せて村人と接触した千代は、代表者と引き合わせて欲しいと願い出ていた。しかし、彼から返って来たのは哀しい現実だった。
「最早俺達は、僅かしか残っていない……代表者なんて大層な奴はいないよ」
 歯を食いしばりながら、その若者は告げる。今はもう亡き親父からは、かつてはこの村にも村長が居たらしいが、既にその血は絶えてしまったのだと教えられたと。
「……脱出の、最終決定を尋ねようと思ったんだけど」
「逃げたくない奴なんて居る訳が無いさ。例えここに留まっても、あいつらに虐げられてずっと働かされて……いつ気まぐれで殺されるか、怯えながら暮らさなくちゃならない!」
 千代の外套をぎゅっと掴んで、若者は縋るような目で彼を見た――頼れるものは、もうお前たちしかいないのだとその目は告げていた。自分たちは、絶望の中で見た光そのものなのだと、その時千代は改めて気付かされる。
「こちらの準備は終わったが」
 カーテンを閉め、箒などの道具を使って偽の人影を作って偽装を行っていたラセルタは、千代に振り向いて告げた。その顔は、覚悟は決まったかと問いかけているようだった。
「……行こう。全員で一緒に帰ろう。俺たちが守り抜くから」
 だから千代は拳をぎゅっと握りしめて――何があっても、彼らを導く存在であり続ける事を誓ったのだった。
「パパー、準備できたー?」
 そしてアイオライトと白露のふたりも、村人を避難させる目処がついた様子。井戸から水を汲み上げて容器に満たし、家の明かりは点けたまま――準備を終えた彼らは村人を連れて集合場所へと向かう。
「はい、今行きますよ」
 そして白露は、アヒル特務隊のオ・トーリ・デコイを囮にし、オーガの気を逸らした。確かラセルタも千代のデコイを使うと言っていたから、時間稼ぎになってくれる事を祈る。
「みんな無事に辿り着けるよう、帰りもがんばろうね」
 外套越しに、アイオライトの淡い金の髪がきらきらと輝いて――その愛らしい姿は、正に夜明けを告げる使者のようだと彼らは思った。

●無邪気な村の支配者
 そうして全員が村人たちを連れ、無事に集合場所へと辿り着いた。念の為に確認した所、村人は全員居ると分かったが――それでも三十にも満たないルーチェの民は、彼らが如何に過酷な生活を強いられてきたかが窺われるものだった。
 しかし、全ては順調だった。いや、順調過ぎたと思うべきであったのか。此処まで、オーガの姿を目にしていないのが奇妙だと思う暇も無く、彼らは村人を一刻も早く村から脱出させようと動いていた。
「どうしたんだ、ランス?」
 と、その時、訝しげにあちこちを見回すヴェルトールに気付いたアキが声を掛ける。彼はああ、と相槌を打って、ナノーカを見なかったかと相棒に尋ねた。
「教会の近くに置いたんだが、回収しようと思ったのに見つからなかったんだ」
「……この暗闇で見つからなかったとか、か? しかし探している時間はないぞ」
「だよな、残念だが諦めるしか――……」
 外敵から身を守る、と言う役割を果たせていない村の柵を横切って、一行が村を出ようとした時。その声は何処か抗い難い響きを持って、鈴の音のように木霊した。
「ねぇ、こんなに大勢で、こそこそ隠れて何処に行くの?」
 いつの間に現れたのか――其処には、上品だが古風な衣装を纏った少年が、ふわりとした灰色の髪を揺らして立っていた。
「面白そうだね、僕も連れてってよ」
 生命溢れる白い肌は張りがあって瑞々しかったが、その顔を斜めに覆うように包帯が巻かれている。それでも少年は無邪気な雰囲気を漂わせて、天使のような微笑みを浮かべていた。
「あなたは、誰……」
 問いかけた千代は、そこで村人たちが尋常ではない怯え方をしているのに気付く。誰もが無言で少年を凝視し、中にはがくりと膝をつくものまで居た。
「僕はネロって言うんだよ、勇敢なお兄さん」
 ネロと名乗った少年の、満月を思わせる金の瞳が、すっと妖しく細められ――ただそれだけだと言うのに、研ぎ澄まされた彼らの勘は告げていた。気を付けろ、と。
「そうそう、こんなものが落ちてたんだけど。見たことのない、面白い道具だね」
 ――そして、その勘は現実となる。ネロが無造作に放り投げたのは、偵察用のオーガ・ナノーカ。恐らくそれは、ヴェルトールがないと言っていたものだろう。慌ててそれを受け止めた彼は、幸い壊れてはいないようだとそっと胸を撫で下ろす。
 しかし自分たちが偵察を行っていた事を、敵に気付かれたようだった。流石に気付かれにくいと言うオーガ・ナノーカでも、一度に五体も村に放てば目立つだろう。それが見慣れぬものだとすれば、彼らの警戒心を強めてもおかしくはない。
「ああ、でもね……この村に乗り込んでくるニンゲンが居るなんて思わなかったから、僕たちも驚いたんだよ? 家にひとが居るように見せかける細工とか、随分手際が良くて驚いちゃった」
 あはは、とネロは、心底嬉しそうな表情で手を叩く。しかしそれも一転――金の瞳を不快そうに歪めて、彼は冷たく吐き捨てた。
「……お陰で、馬鹿なしもべ共はみんな騙されて。此処へ来る前に、わざと囮を使って音を立てたでしょ。少し考えれば、そんなくだらないミスをする訳がないってわかりそうなものなのに、みんな引っかかってさ! 馬鹿だよねぇ!」
 オ・トーリ・デコイの事を、ネロは言っているのだろう。それもまた、敵の注意を逸らす事に成功したようだったが――彼のように少し機転を利かせたものにとっては、逆に怪しまれる結果となったようだ。
「これでもね、僕たちは鼻が利くんだよ。闇を見通せる目もある。……本能のまま動く、獣とは違う」
 怯える村人たちを何とか立ち上がらせたセイリューは、彼らの口から掠れたように告げられた事実に表情を険しくさせた。あの少年こそが、デミ・ギルティ――オーガを従え、この村を支配する者なのだと。
「村のニンゲンを玩具にして遊ぶのも飽きちゃったしさ、折角だから遊んでよ……お兄さんたち」
 優雅に一歩を踏み出した、ネロの姿が瞬く間に変わっていく。それは正に獣化――彼は、灰色の毛並を持つ獣へと姿を変えたのだ。それは伝説に語られる、狼男そのものだった。

●狂気の人狼
 戦いは避け、敵と遭遇したら逃げる事を考えると彼らは決めていた。しかし、現われたデミ・ギルティは獲物を逃がす慈悲など持ち合わせてはおらず、一陣の風の如く彼らに迫ってくる。
(迷っている暇は、ないよね)
 覚悟を決めた直香たちは、其々に精霊へ口づけを落とし――インスパイア・スペルを紡ぐと同時、トランス状態へと入った。だが、ネロの動きは彼らの想像を上回っている。その鋭い爪は、村人を守ろうとしたラキアの腹を易々と抉り、瞬く間に赤い血が大地に染みを作っていった。
「……ッ!」
「あはは、お兄さんたちウィンクルムだったんだ! この地の奴らは狩り尽くしたって聞いてたけど、また遊べるなんて嬉しいや!」
 幸い、ネロの狙いは彼らウィンクルムへと向けられたようだ。その隙を見逃さず、精霊は相棒の神人へ、村人を連れてここから逃げるようにと告げた。
「ここは俺様達で何とか食い止める、だから」
「万が一の時は、セイジ達で村人の皆を守ってくれ……!」
 ラセルタとヴェルトールが武器を構えてデミ・ギルティを睨み付ける中、彼らの神人は直ぐに村人たちを促して戦場を離れる。何かあったら、自分たちの手で守らなければと――直香は破邪の剣を握りしめ、アイオライトも音速を超えると言う鞭を構えて頷いた。
「狼は大人しく、狩られてろ……!」
 仲間たちに近付かせまいと、牽制するようにラセルタが素早く弓を構え、不意打ち気味に矢を放つ。命中精度を上げての一撃であったと言うのに――ネロはそれをあっさりと回避した。
(早いな……)
 両手杖を手に詠唱を行うゼクは、内心で微かに焦りを募らせる。やはり狼の姿をしているだけあって、敵の動きは機敏だ。白露やラセルタと言った射手ならば、まだ食らいつく事は出来そうだが――自分のように詠唱に時間のかかる術士では相性が悪い。
「あはは、その程度なの? 折角この庭に来たんだからもっと楽しませてよ」
 高速で死角に移動しつつ、一定の間合いを保ったまま――白露の弓から放たれた矢が、遂にネロを捕らえた。しかし肩口に刺さったそれを難なく引き抜き、彼は牙を剥き出しにしてにやりと嗤う。トランス状態で攻撃していると言うのに、どうやら耐性でもあるのか敵は余り堪えている様子はなく。実際に痛みもほとんど感じていないらしく、その表情は微塵も揺らぎはしない。
(やはり今の俺達では、勝ち目はないのか……)
 詠唱をしつつも、ヴェルトールの頬をひとすじの汗が伝っていく。その間にも狼男の牙はラセルタを喰いちぎり、彼の美しい銀髪が見る間に朱に染まった。
「……逃げるぞ。俺様が殿を務める」
 しかしラセルタは、壮絶な笑みを浮かべ――弓を手に、自分が危険な役割を担うと告げる。確かに、彼ならば走りながらでも矢を射る事が出来る為、適役と言えるだろうが。皆を守ると誓っていたラキアは、癒しの聖域を展開しつつも直ぐには頷けなかった。
「分かった。……頼む」
 しかしゼクは言葉少なにそう言うと、朝霧の戸惑いの魔術を発動させる。それは此方には無害な霧を発生させ、敵の自由を奪う術だ。急に視界を阻まれ、戸惑うデミ・ギルティを振り返る事無くゼクは駆け出し――其処へ詠唱を完了したヴェルトールが、きらきらと輝く魔法の壁を生成した。
「な、に……ッ!」
 半透明なそれは、まるで天の川のように瞬いて。それを強引に突破しようとしたネロだが、壁に触れた途端に焼け付くような痛みが彼を襲った。
 ――否、実際に彼の皮膚は焼けていた。苦悶の表情でネロは唸り声を上げ、その顔を覆っていた包帯がふわりと剥がれ落ちる。
「効いてる、のか……?」
 クリスタライトの杖をしげしげと見つめてヴェルトールは呟くが、敵が苦しんでいる今が好機だろう。彼もまた駆け出し――覚悟を決めたラキアも、せめてラセルタの傷を簡単に治癒してからと動いて逃走に移る。
(あれ、は……?)
 そこで、ラキアは見た。包帯に覆われていた、デミ・ギルティの顔――其処に、無残なひび割れが刻まれていたのを。そのひびの中は、まるで暗黒の闇を思わせるように暗く、虚ろだった。
「よくも、よくもよくもヨクモォォ!!」
 狂気に満ちたまなざしで、ネロはウィンクルムらを睨み付け、牙を鳴らして咆哮を響かせる。しかし、彼らは迷わなかった。白露が振り向き様に矢を射つつ援護し、殿を務めるラセルタも、行く手を阻むように背後に向けて弓を引く。
 ――やがて、ゼクの生み出した霧が晴れる頃、彼らは無事に逃走を果たしていた。残されたネロは地面に落ちた包帯を拾い、ひび割れた顔を歪めて嗤う。
「ふふ、ははは……面白い。君たちは僕の手で、必ず殺してあげる……!」

●夜明けの光
 それから彼らは村人を連れて、ギルティガルテンを脱出する為の帰路に着いた。行きと同じく、帰りも森の獣たちに注意を払いつつ――それでも、一度越えた森を今度は戻ると言う分、勝手が分かっているだけに幾分楽だった。
「もし疲れても、肩叩きぐらいなら出来るから」
 そう言って微笑むアイオライトの姿に、疲れ切った村人たちも癒された様子。そう、この黒の森を抜けさえすれば、呪われた地から解放されるのだと――彼らはそれだけを支えに、辛い森の旅にも耐えていた。
 怪我人や子供などは千代やゼク、ヴェルトールらが協力して背負っていって。体調が思わしくない者へはラキアが治療を行い、脱落者を出す事無く一行は森を抜けようとしていた。
(そういえば)
 開けた場所で休憩を取る中、ふと思い出して直香は村人から託された日記をぱらぱらと捲る。役に立つ時が来ればと言う想いと共に、受け継がれてきたそれには何が書かれているのだろうと、何気なく開いた頁には奇妙な記述があった。
「教会の聖印や食器、細工に装身具などをデミ・ギルティ達が村人から奪い、廃棄した……」
 まるで忌むべきもののように取り上げたそれは、全てが銀製のものだったと日記にはある。それが少し、記憶の隅に残りながら――ゆっくりと瞳を閉じる直香の耳に、その時村人たちの囁きが聞こえてきた。
「小夜啼鳥は、夜明けを告げると言いますが……太陽とはどのようなものなのでしょう。我らは太陽を見たことがないのです」
「……それはそれは綺麗なものだ。眩しくて、あたたかくて、宝石のように輝いている」
 彼らに受け答えしているのはゼクだろうか。彼は静かに、恐らくは仏頂面で――それでも真面目に話しているのだろう。
「この地を抜けたら、嫌でも見れる。ああ、そうだな……夜明けの空は、とても綺麗だ。地平線から顔を出す太陽も、とても」
 それから間もなく、ウィンクルムたちは無事に、村人たち全員を連れての帰還を果たした。彼らが作成した地図、村人が知る情報、そして直香が手に入れた日記とオーガ・ナノーカに記録された映像――これらを分析すれば、新たな事実も判明する事だろう。
「今は無理だけど、いつかきっと村は取り戻してみせるから」
 アイオライトの決意は、皆も等しく抱くものだった。
 ――その村の名はルーチェ。光の名を戴く彼の土地に、本当の光を取り戻す為の、これは確かな一歩となったのである。



依頼結果:成功
MVP
名前:柊崎 直香
呼び名:直香
  名前:ゼク=ファル
呼び名:ゼク

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 柚烏
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル 冒険
エピソードタイプ EX
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 難しい
参加費 1,500ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 多い
リリース日 04月19日
出発日 04月30日 00:00
予定納品日 05月10日

参加者

会議室

  • [35]羽瀬川 千代

    2015/04/30-00:00 

  • [34]柊崎 直香

    2015/04/29-23:58 

    アイちゃんの魅惑の舞に抗える者などいないのだ。

    こっちも提出はしてる。
    任務なので真面目に動いてるはずです。うん。
    皆、お疲れさま。

  • おつかれさまー、あたしも修正完了っと
    今までで一番文字数の壁を感じたかもしんない・汗

    でも、人数上限いってよかったーー
    過去ログで何回も踊った甲斐があった♪(絶対に関係ない

  • プランは提出できた。文字数厳しすぎるぜ。
    できるだけたくさんの村人を無事に助け出せますように。
    それが何よりも切なる願いだぜ。

    相談など色々と皆さんお疲れさまでした。
    よりよい結果になる事を祈っている!

  • [31]アキ・セイジ

    2015/04/29-23:31 

    プランは提出できた。
    「未記入事項は皆に準拠」と書くことで共通事項の共同実行も試みている。

    移動時の注意点や行動、村の探索をどう行うかは、一応なんとか入れられたと思う。
    この段階で失敗したらあとの全部がご破算なので、なんとか成功させたいよ。

    動物学活用についてはランスの欄に書いたよ。
    具体的にいうと、鳴き声・足跡・爪痕などから獣を避けて進むって内容だな。
    空の警戒は俺の欄に書いた。
    移動時の休憩、睡眠の交代や、集合場所の決定についても書いた。

    脱出の時も、隊列の先頭としてすべきことはあるので、「行きと同様」の形で入れた。

    村人の脱落が出ないように、村人に合せてペース配分することと、
    医学を活用して救急キットどうのこうのは、ランスの欄に書いた。

    村内での行動と調査は、残りの文字数に捻じ込めるだけねじ込んだ。

    うまく行っていると良いな。
    相談有難うな。

  • うう書き込み出来ないうちに色々と進んでいる。
    会議室の流れに沿った形で、色々と頑張る。

    ラキアは基本的に回復担当で。
    回復+の非トランス時でも有効パッシブスキルあるのと
    医学3と薬学2が役に立つといいな(という希望的見解。
    それと会話2で村人達と穏やかに説得が出来ればいいな。

    オレは偽装3とサバイバル5とハンティング4があるので
    (変装2も?)
    村到達前・脱出後の周囲警戒と
    村人が居なくなった事をバラさないよう
    カモフラージュとかそんなコトが出来れば。
    いいかなと思っている。
    出来そうなことからやってみようかと。
    皆が居るからきっと大丈夫!頑張ろうぜ!

  • [29]アキ・セイジ

    2015/04/29-22:45 

    >「移動時の休憩、睡眠の交代」とか「集合場所の打ち合わせ」
    俺の欄に書いたよ。

    プラン真っ最中)

  • 大体プラン書けた…かな?
    ギリギリまで修正する予定けど

    あたしが書けなかったものは「移動時の休憩、睡眠の交代」とか「集合場所の打ち合わせ」とか
    他にもいっぱい書けてないんだけどー(ごろんごろん
    キリがないから、気になるところだけ
    逆に、書けた部分はさっきの他に「最後まで村に残って、村人がいるよう見せかける(弱者から先に脱出させるなら、いちおう強者のあたし達が残ったほうがいいかと思って)」「その間に、村の人の脱出準備の手伝い」
    あと「村の人が疲れたら、マッサージして励ます」とかも入れちゃった
    一般スキルのエステがあったから、でも、これ気休めだけど

  • [27]アキ・セイジ

    2015/04/29-21:45 

    >羽瀬川さん
    ありがとう。よろしくな。


    では、集合はせず、手分けして説明して集合地に集めていく形で。
    集合地は村到着までの道すがら決めておくってことでOKだと思う。

    壊されると困るものの破壊は…うーん、これはしていいのかいけないのか良く分からないなあ。

    一寸白紙だとまずいんで、今からプラン書いてくるよ。

  • [26]柊崎 直香

    2015/04/29-21:29 

    セイジくん、セイリューくんもよろしくー。
    ギリギリまで居ます、アピール。

    敵に発見されたりでやむを得ないトランスについては文字数割かないけど、
    念のためゼクの朝霧の戸惑いスキルだけは入れておこうかと。
    戦おうとはしない、仲間の脱出の補助で。

    前の書き込みで適当に喋ってた資料の持ち帰り、
    オーガ・ナノーカ試用は本気で書いてしまうかもしれない。

    >分担関連
    村内に集合、は目立つので僕も村人各家に連絡取れたら
    随時集合地に移動でいい気がする。
    あわせて家の中カムフラージュかな。

    村人同士での連絡だけでは足りないならこっちも村人へ接触。
    合言葉と、文様見せて、名乗って、
    あと説得中はゼクに外警戒させとくけど姿は見せて信用度アップを狙っておこう。

    村人からの信頼?というか不安に思う人が行動を躊躇った場合の対処かな。
    百年以上前の約束だし、念のためってことで。
    「もし危なくなったら迷わず僕を突き出していいよ。
    そのかわり、その隙に逃げて」と告げておこうか。
    実はちょっと良心突いてみる狙いもあったりするのは秘密だ。

    敵に見つかった場合の対処。
    基本は逃げる、でいいんだろうか。
    村人先導してあらかじめ設定したルートを走って行こうか。
    ……ゼクは物理攻撃できないし、僕もトランスしてないと自衛程度の攻撃力ゆえ。
    村人への指示は「あのウィンクルムに付いて行け、走れ」でいいんじゃない?
    遅れてしまう人への対応(千代さんとこ行けそうかな)や、
    援護攻撃必要なら他の人お頼み申す。

  • そういえば、一般スキルの偽装って迷彩にも使えるんだね(女子側のスキル説明の掲示板みてきた)
    あたしとパパ? 持ってません(笑顔)
    はーい、最後尾のすることもちゃんと書きますー

    村人を一箇所に集めると、反乱集会とか、デミギルに疑われるかなと思ったんだけど、どうだろう。
    だから、ちょっと効率悪いのは承知で、各戸回るほうがいいかなと、あたしは思ってたんだけど…。うーん。
    って、とろとろしてたら羽瀬川さんも書いてるΣ

    村人に帰るところ残してあげたいから、できるだけ納屋燃やしたくないなー。
    その代わり、村のあちこちにデコイを置き回るとか
    村の人達の代わりにあたし達が残って、アキさんが書いたような工作するのもありかな?
    なわけで、村ですることは今からプランに入れてみる。できるかぎりだけど。

  • [24]羽瀬川 千代

    2015/04/29-20:56 

    動物対応有り難う御座います、文字数を圧迫しない程度に宜しくお願いします…!

    >村人について
    解説にて【僅かな生き残りの人間が、絶望の中で暮らしていると思われます。必ず救出に来る、と言う約束を信じており、合言葉を告げれば調査隊に協力してくれることでしょう】
    とあることから、今回村人の裏切りや脱出を拒む行動は考えなくても良いのではないでしょうか。
    どちらかと言えば俺たちに協力する為、頑張り過ぎたり自ら脱落を考える人が出ないように
    ケアをする方が大切かもしれません。

    >担当
    俺の方でも幾つか受け持てそうなところを挙げますね。
    第一村人との接触に立候補しようと思うので、主に村人対応部分を担当出来れば。
    文字数に空きが出次第、随時他の項目も入れていこうと思います。

    ・第1村人との接触方法と、説明
    ・村人全員への情報の周知方法
    →全員が集まると感づかれそうな気がするので、各自触れ回るで留めるのはどうでしょう?
    ・疲労等で脱落しそうな村人が出た場合の対処
    ・村人不在の発覚を遅らせる行動

    >村を脱出する手順と脱出行
    一連の流れはこれで問題無いように思います。
    集合地の確定は村人との接触前に行うイメージで合っていますか?

    >村人不在の発覚を遅らせる行動
    到着した時の時間、村人たちが日常何をしている時間なのか分かりませんが
    常に家に居るような状況であれば効果が期待出来そうです。

    デミ・ギルティにとって破壊されたりすると困るような物があるなら、
    そこに火を放ったりして混乱を招く…ような事も出来るかと思うのですが…。

  • [23]アキ・セイジ

    2015/04/29-20:24 

    おうふ。書いてるうちに羽瀬川さんの書き込みがあった。
    そうだな。では、動物に対する警戒と頭上注意についてはランスの欄に入れようと思う。

    ・疲労等で脱落しそうな村人が出た場合の対処
    は、羽瀬川さんお願いします。1人も脱落者がでないようにしたいけれど、万一ということで。

    ・脱出から生還までの移動中の数日間の行動
    の1つとして、「オートリデコイの活用」をいれよう。賛成だ。誰かたのめるだろうか…?


    まだ未定部分がかなりあったりする。

    ●特に、村を脱出する手順と脱出行(脱出から生還までの移動中の数日間の行動)が足りない。その内容もつめていきたい。

    ・災害弱者から集合地に順次移動
    ・集合地への移動には俺達が護衛につく
    ・集合地にも常に数人残るようにする
    ・万一集合地が襲われたら、第二集合地に集合地を変更
    ・先頭俺=村人の列の中に俺達が混ざる=最後尾アイちゃんで隊列を組み脱出開始
    ・脱出時に敵に見つかりそうになったらオートリデコイを活用し目をくらます
    ・移動の遅いものにあわせて移動
    ・交代で睡眠をとるが、見張りは村人にも担当して貰う
    ・脱落者が出ないよう元気付けたり、怪我の手当てをしたりする

    ザッと書くとこんなイメージかなあ。


    ●村がからっぽになったことがデミギルに発覚するのを遅らせるための行動
    も決めないとだな。
    ・明かりをつけておく
    ・生活で発声する煙(料理のときに出る煙)は出たままにしとく
    ・カーテンの内側に箒にシーツを被せるなどして人影を作り、外から見たら家の中に誰か居るように見せかける
    ・家の鍵は(あるんなら)かける

    とかしか思いつかなかった。


    ●さっきあげた記入者未定の項目を書く担当も、なんとなく分かると助かる。

  • [21]アキ・セイジ

    2015/04/29-19:59 

    >アイちゃん
    では俺達が最前列で。前後で警戒できそうだな。
    ということは、俺は村発見までについてプランにかくことになるのかな。
    書くのは主として、どう進むか、どう警戒するか、どう発見するか、になる。


    ●記入分担
    いまのところわかっているのはこのくらいかな。
    デミギルの調査は各自余力が会ったらガンバレ。

    ・セイジ
    村発見の方法(夜空観察以外。日記との照合、双眼鏡での観察、地形、オーガのつかう道の行き先を地形から読み取り推理)、
    移動中の留意点(交代や警戒や隠密関係)、医療行為と医療で使用するアイテムの申請

    ・アイちゃん
    村発見の方法(夜空観察部分)、帰り道用のナイフマーキング、装備品の支給について申請
    ☆大きな足跡とか痕跡つけちゃってたら枝でササッと土とか落葉をかけてカモフラするのって頼めるかな? 最後尾が適任だと思うので。


    ●以下の項目は誰かが書いておいた方がいいかな(担当したほうが良いかな)と思うものだ。
    これを書くとか宣言してくれるととてもありがたい。

    ・第1無村人との接触方法と、説明(村に最初に入る1組)

    ・村人全員への情報の周知方法(村人にも協力して貰い手分けして触れ回る。⇒村長の家か集会所に集め、全体説明)

    ・村を脱出する手順(災害弱者から順次集合地に移動とか、誰かが護衛に付くとかのアレだ)

    ・脱出から生還までの移動中の数日間の行動

    ・疲労等で脱落しそうな村人が出た場合の対処

    ・獣や倒せそうな魔物に襲われた時の対処

    ・デミギルに見つかった時の逃亡(村人への指示含む)についての記述

    ・村人に裏切者が出た場合の対処(その予防策も含めて)
     脱走をツゲグチして待遇改善を狙う奴が出てもおかしくないからさ。

    ・脱出の説得に応じなかった村人が居た場合の対処方法(どこまで説得をするか、どの段階で諦めるか)
     逃げたら殺される!だから行かない!…という反応をさせないようにどう説得するか、だな。

    ・村がからっぽになったことがデミギルに発覚するのを遅らせるための行動
     追っ手がかかるのは遅いほうがいいものな。

    ・その他(色々あるんで「これ書くよー」とか是非)

  • [20]羽瀬川 千代

    2015/04/29-19:58 

    遅くなりました…!五組が出揃ったようですね、見慣れたメンバーでとても心強いです。
    これから出発までなるべく会議室に張り付けるかと思います。
    改めまして、どうぞ宜しくお願い致します。

    >ギルティガルテンの動物
    プロローグを見る限り【蝙蝠のこども、闇鴉、狼、野犬】が登場していますね。
    頭上からの監視を警戒しておいて損は無さそうです。

    独自の種なのかは読み取れませんが、動物については
    スキルレベルの高いランスさんに適宜確認して頂くのが一番かと思います。

    >脱出行
    後を追う役、俺で良ければ立候補しても構いませんか?
    メンタルヘルスがあるので精神面で支えになれたらと。
    それと殺気感知で思い出したのですがラセルタさんも殺気感知の弓を持っていたので
    追手を気にしながら動くことも出来るかと思います。

    >追手対策
    行動ポイントの二つ目【村人をオーガ達の追っ手の目を欺き、どうやって脱出を成功させるか。】に
    ついてはもう少し詰めておきたいですね。
    俺が考え付くのはオ・トーリ・デコイを至るところに置いて時間を稼ぐ…くらいで…。
    せめて村人全員が外へ脱出完了するまでの間、不在を気取られないような対策が欲しいですね。

  • ほんとマジで文字数が足りないよねー(汗)
    今のところ「事前準備の細かい内訳」「短剣で印を付ける(さっきも書いたけど、あたし短剣装備してくし)」「夜空の観察」は、プランに書いたけど…。

    村へ侵入するのは誰が最適なのかな。
    合い言葉があるから、信頼してもらうのはわりと簡単かもしれないけど、脱出作戦とかを端的に説明できる人がいいのかな。

    >隊列
    アキさん、
    えっと、あたしとパパは最後尾希望してもいい?
    トランスの必要があるから最後の手段になる前提だけど、パパのジョブスキルにパルパティアンがあるから、それで後方を威嚇しやすいかなーと思うの。
    (パルパティアンは「逃走中でも振り返りざまに攻撃を加えることができる」「弓だとダメージボーナスがある」から)

  • [18]アキ・セイジ

    2015/04/29-18:19 

    ●移動
    足跡を残さないよう石づたいに歩けるといいんだけど…、ある気がしない。うーむ。
    ダメモトで可能なら石伝い、石がなくても足跡を極力残さないように注意して、移動したいな。


    >アイちゃん
    俺も殺気感知持ってるから、アイちゃんが最前列なら俺は最後尾、アイちゃんが最後尾なら俺は最前列でどうだろ?
    感知能力はバラして配置したいんだ。
    アイちゃん、どっちにする?


    ●村への侵入と説明
    まず俺達の誰か一組が村の誰かと会い、合言葉を伝え、説明する。
    で、村長(とか代表者に引き合わせてもらう)。
    村長が納得したら残りの皆も入る。


    ●脱出行
    子供や年寄り等の災害弱者から順に脱出たのための集合地に順番に移動して貰う。ウィンクルムは移動の護衛。
    全員集まったら、最初移動した俺達の隊列のとおりに、村人の塊と交互になるように俺達が入る形で再編成。
    行きに付けた印を辿って脱出。

    大人数の移動なので、移動速度は遅いし、休憩の回数も増えるだろう。
    行きが三日だった場合、帰りは五日くらいかける気持ちで行こう。
    交代の見張りは村人にも役割を割り振る。

    ☆もうだめだから置いていってくれと言いだす者が出たら、1組つけて、回復を待って後を追ってきてもらう必要も有るかもしれない。
    この役目、誰か志願してくれる人は居ないか?

    ☆軽い怪我や疲労は、ランスが医学スキルと救急箱を使って可能な限り手当て。

    ☆動物やオーガの襲撃は想定しておくべきだろう。
    勿論見つからず、戦わず、すませたいが…。
    しかし、どうしても動物と戦う場合は、全員で倒し、速やかに全速力でその場を離れたい。

    ☆デミギルに見つかったら全力で逃げよう。
    村人もちりぢりにならず俺達と一緒に逃げるよう叫ぼう。


    ●デミギルの調査
    あー…。やる余力有るか? これ…。(溜息)
    書ける人は何か捻じ込んでみよう。俺もなんとか何か捻じ込みたい。


    ◆プラン記入の分担
    絶対文字数が足りないぞ、これ。

    なので分担記入を提案し、
    またその際、「未記入部分は仲間の記載に準拠」の一文を入れることを提案する。

    さて、誰が何をやるか、行動の分担も決めていかねばいけないな。
    プラン記入の分担も、自分の行動部分を中心に書くことになると思うしさ。

    最初俺は、村を見つけるまでについて書こうか、と、発言した。
    だけど、アイちゃんが最前列の場合は、俺は村での説明や脱出を中心に書くことに変更したい。

  • やたーーっ
    ランスさん、スキルありがとーーっ。
    今回はなるべくトランス避けること前提だし、村人の脱出もあるから(怪我人や病人いるかもしんないし)、医学スキルはあったほうが断然いいと思うの。
    そんなわけで、医療キットの申請お任せします。

    で、あたしは天文学スキルをレベル2にしました。
    ずっと夜が続く世界だから、もし方位磁針が効かなかったとしても、空を観察してたら補助にならないかなって。
    所詮2だけどー。森の中だから、あんまりお星さま見えない気がするけどー。

    あ、さっき書き損ねてた。
    やっぱり森の中は固まって行動するほうが安全だと思う。
    パパは直感のステータスずばり低いけど、殺気感知+5の付いてる白き弓「スノーラビット」持ってくから、それが使えるかも。
    (他の殺気感知アイテム狙ってトレサ回して玉砕しましたなんて、とても云えない)←云ってる
    だから、隊列は最後尾か最前か希望しても大丈夫?

    ちなみに、あたしは多分ギリギリまでプラン書いてると思う
    そのたびに掲示板確認しにくるよー。

  • [16]アキ・セイジ

    2015/04/29-15:22 

    ちゃーす!セイジの相棒精霊のランスから報告な。
    動物の怪我とか診るのにも役立つんでいずれ医学も取ろうかと思ってたし丁度いい。
    ってわけで、医学を5レベルで習得してきたぜ。
    回復魔法がある世界だけど、ま、とりあえず、その辺りは任せろ!

  • [15]アキ・セイジ

    2015/04/29-15:11 

    あーそっかあ、明るい時間帯無いのか。
    昼に相当する動物が寝る時間帯が分かるといいんだけどなあ。
    ランスは動物学レベル5だけど、初めての地方の動物の生態はわからんのではないかと思うんだよ。
    狼は狼でもガルテン独自の狼とかだとお手上げだっていうね(万歳のポーズ

    と、すると、移動のペース配分的には数時間に一度休憩、何回かごとに睡眠、な感じでいいか。

    医学かあ…、振ってないスキルポイント少しあるし、最悪振ってもいいよ(←放置でためてた


    村での説明と、脱出についてはまた夕方に書き込めると思う。

  • インカム目当てでトレサ回したら結果は鞭だったよわーーいびしばしっ
    …違う、嬉しいけど、そうじゃない
    参加人数も上限に達したので、では改めて、喜びのボンダンスを…(保護者に引き摺られて、退場)

    >準備
    アキさん、まとめてくれてありがとうーー
    ナイフはあたしが短刀装備してくから、それで代用できないかな?
    といっても、これで省略できるのは3文字だけか(汗)
    さっきも書いたように、道具はあたしがまとめてプランに書いちゃうけど(そのほうが文字数節約になると思うし)医療キットは医学スキルある人が申請したほうがいいと思うけど…誰か、持ってる?
    一応、うちもパパが医学マニュアル持ってるけど、これだとレベル1だから、他の人がスキル持ってたらそっちのが確実だなーって。

    あと、村人の分まで用意するのはちょっときついかもしんない、人数が分かんないから。
    ちょっと多めには申請するつもりだけど、10人分×往復計8日分と考えても(本当は10日分は欲しい)、ウィンクルムの分だけでも結構な量になりそうなんだよねー…。
    あ、あたし、ダイエットするっ。


    >ギルティガルテンの時間
    ギルティガルテンは昼ないよー
    4月イベント情報ページの、「詳細情報」のギルティガルテンのところに、
    「ギルティの呪いにより永遠の夜が続く、ヨーロッパのような針葉樹林帯です。」
    って、あるの。
    さすがに動物が寝てる時間はあるだろうけど、素人のあたしじゃ分かんない……ランスさんなら分かる?
    そういえば、ずっと夜ってことは視界がききにくいから、高所からの急襲はあんまり警戒しなくてもよさげ?

  • [13]アキ・セイジ

    2015/04/29-09:34 

    隠密での村発見と村民脱出、やれるだけ頑張ろう。調査は可能なら頑張ろう。
    過去書き込みは大筋賛成。
    それの含めて、持ち物と探索について、俺の素案を書いておく。

    ●用具はこのあたりかな
    ・顔には泥をぬる
    ・肩とメットに葉っぱを張り付けた森林迷彩柄装備
    ・村人用の迷彩シャツ
    ・水と携帯食を必要量(帰りの分は村で汲む。食料には村人の分も見込む
    ・村人の分の水をいれる折りたたみ式水容器
    ・マントか毛布
    ・応急セット
    ・ナイフ
    ・インカム
    ・双眼鏡
    ・ライター(ただし火は可能な限り使用しない
    ・方位磁石
    ・日記の写し

    これだけで文字数を圧迫するなあ(汗

    ●探索
    隊列を決め固まって、(多少は明るいことと夜行性動物が寝ているので)昼に森内を静かに移動し探索
    枝葉や茂みを活用し空からの監視含め警戒
    時折幹にナイフで傷をつけ帰りの道標にする
    磁石で確認し簡易的にマッピングしながら日記の記述をたどる
    夜は交代で見張りし睡眠(乾いた土地が望ましい。樹上可。ナノーカで見張り補助。
    火は可能な限り使わない。特に、夜は厳禁
    双眼鏡で村の見張りの有無を確認し、見つからないよう、まず、一組が説明のために入村
    その一組が村の代表に説明する間は残り四組は周囲警戒(見張りがいるなら交代間隔の把握

    ☆脱出の手はずは次の書き込みで触れる予定(夜になる)
    ☆分担して書くなら、探索部分を希望(所持品は分散記入かな?
    ☆隊列未定(希望があればよろしく

  • [12]アキ・セイジ

    2015/04/29-02:46 

    さらに間際に滑り込んだセイジだ。
    相棒はウィズのランス。よろしくな。

    とりあえず、書き込みを把握してくる。

  • 間際にこそっと参加ゴメンよ!
    今回もヨロシク!

    会議室から把握してくるぜ。
    おおむね今までの流れを踏襲するつもり。

  • わあいわあいわあい♪└|∵|┐♪└|∵|┘♪┌|∵|┘♪
    人が増えたぞ増えたぞ増えたぞーー♪(oミ゜ロ゜ミ)o(ミ゜ロ゜ミo)♪

    あ、なるほどー。文献か-。
    逆に、元々の資料(アデン卿の日記でいいんだっけ)を持ってって、道々正誤を確認しながら進んでいくってのもありかな?
    これも、あんまり時間かけられないだろうけど。

    文字数厳しい気がするから、非常食とかの道具の申請あたしがしようか?
    あたし装備のインカム持ってないし(汗)
    プランに書くこと上手く分担できたらいいけど、そこまで頭がまわんなーい。う゛ー。
    〆切がしめきりがー。

  • [9]柊崎 直香

    2015/04/28-03:19 

    お仕事するにゃん。
    クキザキ・タダカと、精霊はエンドウィザードのゼク=ファル。よろしくどうぞ。
    ギリギリ参加でごめんなさい。

    >準備
    職員側から3~4日の距離って言われてるし、
    行軍に最低限必要な食糧等は所持可能と見なしていいと思う。
    帰り道は村人いるし村で僅かでも調達できるとしても残量考慮で。

    >(PL情報)解説欄の行動のポイント
    1、いかにして敵に発見されずに村を発見するか。
    2、村人をオーガ達の追っ手の目を欺き、どうやって脱出を成功させるか。

    この2点の問題クリアしていけば概ね。

    地図読み取りとか地形把握とか得意なひといらっしゃる?
    道中は狼に野犬かー……うん、千代さんの言うとおり音や匂いに敏感そうだね。
    見た目的には黒ずくめの服装で、ぐらいしか今のところ。
    確定人数が何人になるか不明だけど全員で固まって行動する?

    村到着後は分かれた方がいいように思うけど。
    村の概要……広さ、建物の位置、外に何者か居るか、村人は確認できるか、
    把握して村人に接触、かなあ。常に村内監視して仲間に状況伝える人はあった方が。
    連絡手段はやっぱり使えるならインカム頼りだね。

    >トランス
    作戦通して極力しない方がいい、と見たんだけど。オーラが目立つ気がする。
    トランスする事態ってつまり敵に発見された時だし。

    >調査
    村人救助と同時に文献その他持ち帰られるものあれば。
    あとは救助した村人から後で聞けばいいんじゃないかな!(投げた)
    ……んー、オーガ・ナノーカを村内に設置して、撤退時に回収、したら
    何か映ってたらいいですね、とか。(投げた)

    と挨拶がてら喋りはしたけど。
    二人が既に言ってること繰り返してる部分あるしで。あとで改めて見直すー。

  • [8]羽瀬川 千代

    2015/04/28-02:05 

    有り難うございます、アイさんに既に考えて頂いている分助かりまし、た…!
    挙げて頂いた項目に俺の方で気になった点を羅列してみますね。

    ------------------------

    【村まで】
    ・行きはトランス、戦闘に持ち込みたくないのは同意
    獣やオーガに見つからない工夫(主に明かり、音、匂い対策?)が必要かな。
    例えば厚手の上着を着用する、なるべく光は絞る、怪我をして血の匂いをさせないよう気を付ける…とか。

    ・今回使う経路は一応、道としては機能しているみたいだから多少探しやすそうだね
    先頭と殿を誰にするかは決めておく?直感が高い人を前に、とか
    俺とラセルタさんは発見に役立てるアイテムは持っていないからパラメータ頼りで…(肩落とし)

    【村へ着いてから】
    ・調査よりも残された村人さんの救助が優先、だから無暗に敵には近付かない方向で
    ・情報伝達については悩むね…直接伝えに行った方が信憑性は高いと思うけれど、敵に見つかる可能性も高くなる。
    ・敵の数が少なければ情報伝達組と、デミ・ギルティ調査兼見張り組に別れるのも一つの手?
    ・バラバラに動く瞬間があるなら、出来ればインカムを持ち込んで適宜連絡が取れるようにしたいな

    【脱出時】
    ・脱出する間、村人が消えたと気が付かれる前に別の事に敵の目を向けさせたい
    オ・トーリ・デコイを村の隅に置いて鳴かせておくとか?
    脱出したら誰も戻らないし納屋とか何かしらを壊す、燃やす…っていう手もあるかもしれないと背後から声が。

    ------------------------

    …書き方がふわっとしていて申し訳ない所が多々、なのだけれど。
    考えは出すだけ出して、後から削っていければと思っているよ。

  • やったー羽瀬川さん来てくれたーー\(^o^)/
    あたしはというと、下でぐだぐだ書いてるけど、もう少し整理しようとして…挫折した(ぁ
    あたしが今考えたのは、こんなかんじー。

    ------------------------------------------------------
    【村まで】
    ・あまり荷物は持ってけないみたいだけど、少なくとも種火(ライターかマッチ)と携帯食と水と毛布は確保したい
    ・非常時に備えて、道中でトランスはなるべく使いたくない
    ・だから、基本は隠密(あたりまえだった) できれば逃亡、本当にどうしようもないときだけ戦闘
    ・戦闘力のある精霊は周囲の警戒に集中、神人は荷物運び&道探し
    ・夜間は交替で見張り?

    うーん。もうちょっと具体的な方法あげたいなー。


    【村へ着いてから】
    ・先ず偵察(オーガ・ナノーカ使うのもいいかも) 確実に人のいる場所へ侵入。合い言葉。少人数のほうが目立たないかも。
    ・村民の内訳と人数を聞き込み。
    ・脱出計画を伝えるため、数人が散らばって、村人に情報を伝達(伝達係はウィンクルムがいいか、村人がいいかは、悩むところ)
    ・子供やお年寄りなど、社会的弱者から脱出を開始。時間差でバラバラと村を脱出(半日以内には村を空にしたい)
    ・村から少し離れたところで落ち合って、集合してから、すたこらさっさ

    むぅ。これもなんか他に方法ある気がする-。
    あ、オーガの調査がすっぽり抜けてる(汗)

  • [6]羽瀬川 千代

    2015/04/27-23:55 

    遅ればせながらお邪魔します、羽瀬川千代とパートナーのラセルタさんです。
    何が出来るかまだ分からないけれど…少しでも役に立てたら、と。
    ひとまず今は挨拶まで。考えがまとまり次第、また来ます…!

  • ┌(=^‥^=)┘♪└(=^‥^=)┐♪┌(=^‥^=)┘♪└(=^‥^=)┐♪

    ↑その2

  • ドンチキ♪♪└(^ω^ )┐♪┌( ^ω^)┘ドンチキ♪

    ↑「一人で寂しい」ダンス

  • そ、そうなんだ…。
    道具ってあんまり持ってけないんだ……。
    じゃあ、あたしがこのまえ書いたのは…強い子良い子のアイちゃんは気にしませんっ。

    ●村に着いてから
    ここ、全然いいアイディアが浮かばないのです。
    肝心のとこなのに
    ・合い言葉を言う
    ・村長さん(?)を見付ける。住人の数と構成を尋ねる。
    ・オーガの情報を尋ねる(←ここ、質問の内容をもっと具体的にしたほうがいい)

    調査は深入りしないほうがいいような気がするなあ…。
    村の人が分かんないことを、あたし達がちょっと調べても、
    でも、なんにも分からなかったってのも悔しいなー。むぅ。

    住人の数次第かなあ、脱出作戦の具体的な内容。
    ・ウィンクルムが村を回って脱出作戦を伝える(村の人に回ってもらったほうが速いかなーと思ったけど、それはそれで、オーガに怪しまれそうな)
    ・↑オーガのことを尋ねるなら、このあいだに?
    ・時間差でバラバラに村を脱出(やっぱり時間かかるだろうけど、一斉に行動しても目立つと思うの)
    ・村の外で落ち合う(何処で落ち合うか、もちろん予め決めといて)
    ・さあ逃げよう

    うーん、絶対穴があるぞこれは。

  • やれるだけのことはやっとこ。
    といっても「解説」でポイントを上手く纏めてもらってるから、それに沿って考えただけなんだけど。

    ●準備
    思い付くものだーっと、考えすぎなものもありそうだけど
    ・非常食&水…(人数×5日分もあれば、よさげ?)
    ・ゴミ袋…(行軍の痕跡を残さないように)
    ・燃料&マッチ…(念のため)
    ・毛布…(寝具にしたり身を隠したり)
    こんなもん? 精霊よりなるべく神人が荷物を持ってったほうがいいよね。

    ●道中
    基本、攻撃力のある精霊が周囲を警戒して、神人が進行方向に注意するほうがいいのかな
    夜の方角を知る助けになるかと思って、天文学スキルとったけど、ギルティガルテンで役に立つかどうかわかんないしなー森の中だし
    スキルポイント余らせてるから、キャンプスキルもLV1でよければ、取ろうと思えば取れるよ
    動物スキルがあれば、獣道にも詳しくなれるのかなあ?
    帰り道もたぶんおんなじ道通るだろうから、ちゃんと道を覚えておきたいかなあ…とすると、記憶力も?(混乱)

    ●到着
    合い言葉は当然として、村人が何人居るか、そのうち子供や老人の内訳は、そのへんを先ず把握しないといけないか。
    そのあとが正直一番難しい気がする
    だから、とにかく今日はここまでっ(こら

  • いっちばんのりーー♪

    …………………(ぽつねん)
    寂しい。
    退屈ーーーーー。

    一応、御挨拶だけしとこ。アイオライト・セプテンバーだよ毎度どもーー♪


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