【チョコ】ぞうさん、おやすみなさい(蒼鷹 マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

●懲りない男、再び現る
 ギルティである、イヌティリ・ボッカが、バレンタイン地方にあるバレンタイン城を乗っ取った――。
 バレンタイン地方と言えば、世界のチョコレート生産の八割を占める。
 ボッカはバレンタイン城を占拠することで、チョコレートを独り占めしようとしているのである。
 また、ボッカがやってきて以来、城下をオーガが荒らし回るようにもなった。

 このままボッカの好きなようにさせてしまえば、恋人たちがバレンタインに渡すチョコレートがなくなってしまう!
 そんなことをさせるわけにはいかない。

 このゆゆしき事態を受けて、バレンタイン城主の息子たち三人がA.R.O.A.に助力を求めてきた。
 息子たちはいずれも腹違いで、それぞれの母親は異世界ショコランドの三王国の女王であるという。
 異世界であるショコランドには、バレンタイン城の裏の丘にそびえる巨木「ショコランドの木」の幹にあいた穴から入ることができる。
 そこは、妖精たちが空を舞い、小人たちが暮らし、ソーダ水の川やチョコレートの滝がある、甘い物好きにとっては天国のような世界なのだ。

●王子の依頼
「ボクの母が治める国、マシュマロニア王国の危機を救ってくれませんか」
 バレンタイン城主三人の息子の一人、小柄で華奢な容姿の少年、ヘイドリック王子は、ちょっと困ったような眉をして、空色の丸い目でウィンクルムに訴えかけた。
「ボッカがやってきてからというもの、マシュマロニアのマシュマロ畑がオーガに荒らされ、困っているのです。
マシュマロニアは小さな国で、マシュマロ農業でもっているので、マシュマロが採れないと国の存亡にもかかわります。
オーガの瘴気に触れたマシュマロは駄目になってしまうので、荒らされる前に、無事な畑になっているマシュマロの収穫を一刻も早く行いたいのですが……。
そこにも困ったことが起きていまして……」
 困ったこととは? とウィンクルムの一人が訊くと、
「ピンクのぞうさんが、マシュマロ畑に居座っているのです」
 オーガ退治の依頼かと思っていたら、なにやらメルヘンな展開になってきた。
 ヘイドリック、眉をますます困ったようにして、
「このピンクのぞうさんは、とても人なつっこくて、マシュマロ畑に人が入るとやってきて、鼻でぐるぐる巻きにしてしまいます。悪気は全くないのですが、巻き付かれた人は鼻水まみれになってしまうのです。
これでは、収穫ができません」
 確かに、ぞうさんの鼻水まみれのマシュマロは、売り物にはならないだろう。
「しかも、一度捕まると数時間はじゃれ合うことになってしまい、とても作業にならないのです。
ウィンクルムの皆さん、お願いです。何とか知恵を絞って、マシュマロを収穫していただけないでしょうか?」
「ぞうさんを討伐してもいいんですか?」
「そのう、ぞうさんはオーガでもありませんし、無邪気で人なつっこいだけなので、できれば危害を加えずに何とかしていただきたいのですが……駄目でしょうか」
 ヘイドリック、自信がなさそうにうなだれた。
 ウィンクルムは目を見合わせた。オーガを直接退治する依頼ではないので、自分たちの分野外な気もするが、困っているマシュマロニアの王子を見捨てるわけにもいかないだろう。
「わかりました。なんとかしてみます」

解説

●目的
マシュマロ畑でマシュマロを収穫すること。
収穫量が成功判定に関わります。

●マシュマロ畑
2キロメートル四方ほどの段々畑で、真ん中にぞうさんが居座っています。
畑の向こう側は、ぞうさんがやってきたと思われる森です。森は木と木の間隔も広く、広々しています。
マシュマロは白いので、暗くても月の光があれば収穫できます。

●ぞうさん
普通の象の2倍から3倍はある大きなピンクのぞうさんです。嗅覚は鋭いです。
人間大好きです。
希にですが、鼻水を浴びて仲良しになると、背中に乗せて行きたいところに連れて行ってくれることがあります。
また、マシュマロニアの住人である妖精の情報によれば、この畑に居座っているぞうさんは音楽や歌が大好きで、聞くとパオパオ声を上げます。
また、スポーツも好きで、サッカーボールを投げると鼻で器用に投げ返したり、足でボールをとめたりします。
よい子なので夜は眠ります。ただ、ぞうさんは一日中畑にいて運動不足なので、そのままでは眠りはとても浅いです。

●その日の条件
ウィンクルムがマシュマロ畑に到着する時点はお昼ごろ、天気は晴れです。
天気予報では夜も一晩晴れます。月は満月です。

●持ち物
マシュマロニアの王子が協力してくれますので、収穫に必要なかごなど、普通の農村にあるような一般的なアイテムなら持ち込み可能です。

ゲームマスターより

こんにちは、蒼鷹です。今回はメルヘンな依頼へのお誘いです。
任務に失敗しても誰もかすり傷1つ負わないようなゆるいアドベンチャーで、初心者の方にもお入りいただけます。
とはいえ、判定を「成功」以上にするには多少の工夫が必要になります。
特別なスキルは必要ありませんので、お気軽にご参加下さい。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

霧白(クロスパール)

  ▼心情
……あの王子様は、何と言うか……
僕の弟に近しいものを感じる……

それは兎も角、……あれ、どうしようか……
(象を見上げ)


▼行動
象班で行動……森へ誘導……
雨合羽と、一応、下、学校のジャージ……

出来る事……
歌ってる人に合わせて手拍子、くらいかなあ……
体力あるわけでもないし……スポーツも歌も微妙……
……まあ象が遊び足りないと言うなら、

(象が遊べとせがむ場合)
……あっ(象に近付いた時点で何もなくても転ぶ)
(以降声も上げずぐったりしたままされるがまま)

適当なタイミングでサンドウィッチもぐもぐ
象が寝たら、収穫の方手伝おうか……
勿論、雨合羽は脱いでおくよ……

(象とダイレクトに遊んだ場合)
……明日筋肉痛かも



かのん(天藍)
  マシュマロが畑で採れるんですね(興味津々)

事前準備:全員分
カゴ等収穫に必要な道具一式
休憩・夕食用のお弁当、お茶、水
疲れた時用の甘い物も
ビニール袋に入れて匂いを遮断

個別用意
ビニール袋に入れた天藍の着替え一式
タオル(濡らした物と乾いている物)

道具借入の際、マシュマロの収穫方法、取り扱いの注意事項、収穫の際にしてはいけない事等確認
確認内容は皆さんに周知

収穫作業
象組と分かれ、象の風下側の一番端の畑から収穫作業開始
見つからない様にこっそりと
収穫作業は丁寧に、かつ素早く行います
ガーデニング、植物学スキル使用
長時間の連続作業は効率が落ちるので、適当なタイミングで休憩を
夕方にはお夕飯も食べて、夜まで頑張ります



エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
  心情
オーガ退治! ……ではないのですね。オーガの被害を事前に予防するお手伝いといった感じでしょうか。

持ち物
収穫道具、ジャムパンと紅茶の軽食、各二人分

行動
収穫組に参加します。
マシュマロの収穫なんて、はじめてですよ。マシュマロニアの人たちに、収穫作業の注意点やコツなどを聞いておきたいです。
象さんが森に移動した後、風下の位置から畑に向かいます。無風の場合は物音を立てないように静かに移動。
収穫作業がはじまったら黙々と作業に集中。最初は丁寧に、慣れてきたら効率的に素早くいきたいですね。
夜間も収穫を続行するので、適度に休息をはさむことで集中力のリフレッシュをはかります。軽食をとって栄養補給と気分転換です。


アイリス・ケリー(ラルク・ラエビガータ)
  すごく大きくて、ピンクの象ですか
仲良くなれれば背中にも乗せてもらえるかもしれないそうですし、とても楽しみです

準備)
雨合羽
ボール
タオル
林檎
柔らかいボール
タオルと林檎は袋に入れておく

行動)
トランス無し

象と交流
雨合羽を着用し、マシュマロ畑の手前へボールを転がす
象がボールに近づけばそれでよし
駄目ならばそのまま畑に入り巻きつかれる
洗礼には抵抗せず、雨合羽が嫌がられるならばすぐに脱ぐ

背中に乗れれば森を案内してほしいと頼み、誘導
濡れているなら移動中にタオルで体を拭く
出来なければボール遊びをし、投げ返す位置を徐々にずらして畑から森へ誘導
ラダが歌うならあわせて皆の周りを移動するように踊り、
象も動くよう促す



菫 離々(蓮)
  マシュマロ畑にピンクのぞうさん……とても愛らしいですね

とはいえお仕事です。私はマシュマロ収穫担当
タオルやシャツの入った荷物もお預かりしておきます

ぞうさんに畑を去って頂けたら作業開始
マシュマロの形を壊さないようかごに入れていきます
かごがいっぱいになったら別の場所へ運んだ方がいいでしょうか
指示があればその場所へ、なければ屋根のある建物へ。
役割は交替で行います。ずっと同じ体勢は辛いでしょうから

合流できたハチさんの服装は厳重チェック。不衛生はいけません
休憩は長めに取って頂いていいですよ。お疲れさまです
ぞうさんですか? 直接ふれあうのもいいですが、
ハチさんが全力でぶつかっていくのが楽しかったので満足です


●ぞうさん
 霧白は途方に暮れた顔で見上げている。
「……あれ、どうしようか……」
 天藍も思わず呟いた。
「……でかい……」
 動物好きのラダ・ブッチャーも。
「ウヒャァ……おっきいねぇ」
 蓮も呆然と、
「でかいとは聞いていましたが……間近で見ると想像以上ですね」
 アイリス・ケリーだけはドライかつ楽しげに、
「背中に乗れたら景色が良さそうですね」
 青空をバックに、建造物のようにそびえるピンクのぞうさん。巨大だが、人間達を見下ろしてつぶらな瞳を輝かせる様は天真爛漫。「危害を加えたくない」というヘイドリック王子の気持ちはもっともだ。そしてこのでかさでは、マシュマロニアの主な住人である小さな妖精や小人ではとても手に負えないだろう。A.R.O.A.に助けを求めてきた気持ちもわかる。
 ぞうさん、鼻をあげてパオーンと一声鳴くと、地響きを上げて一同の元に走ってきた。
 全速力のサラブレッド並のスピードで。
「はやっ?!」
 全員の声がハモる。
 天藍、やっぱりトランスしておくべきだったかと一瞬後悔する。エトワールが使えたら……。
 一行、重戦車のようなぞうさんの激走に思わず身構えた。



 ……事の始まりは、時を遡ること半日程前。



●なんだろう、このマッタリな空気は
 ヘイドリック王子から依頼を聞いたウィンクルム一同には、A.R.O.A.からの公式な依頼とは思えないほどゆったりな空気が漂っていた。
「オーガ退治! ……ではないのですね。オーガの被害を事前に予防するお手伝いといった感じでしょうか」
 エリー・アッシェンの幽霊っぽい外見に、王子は一瞬怯えるような顔つきをしたが、彼女の口から出たのは、依頼に理解を示す優しい言葉だった。少年の顔に安堵の色が浮かぶ。
「珍しい動物がいるんだねぇ! 仲良くなりたいなぁ」
 ちょっと怖そうなラダも、温和に理解を示してくれる。
「すごく大きくて、ピンクの象ですか。仲良くなれれば背中にも乗せてもらえるかもしれないなんて、とても楽しみです」
 物腰柔らかにアイリスが同調する。
「ありがとうございます。……オーガ退治ではないので、断られるかもしれないと心配していました」
 その言葉に、クロスパールは表情を崩さないながらも、丁寧に答える。
「戦闘らしい戦闘がないのはむしろ良い事だ。怪我人は……まあ下手したら出るかも知れないが、少なくとも悪意を以て傷付けられる事はないだろう」
「王子様、ご心配なさらなくても大丈夫ですよ。私たちで収穫します」
 同年代の菫 離々がふわりと微笑むと、ずっと緊張や心配続きだった王子の眼が一瞬潤んだ。感情を抑えて、深々とお辞儀をする。
「よろしくお願いします。菫さんや天霧さんのような年頃の方も、ウィンクルムとして戦っておられるのですね。……ボクもがんばらなくては」
 一方、かのんは植物の方に興味津々だ。
「マシュマロが畑で採れるんですね。収穫方法や取り扱い時に、特別な注意点はありますか?」
「ええと、難しいことは何もないと思います……。道具をお貸しするときに、畑の妖精から説明しますね」
 その顔は緊張しているし、心配性ではあるけれど、周囲から愛され大切にされて育てられた子供独特の雰囲気がある。霧白はそんな王子の様子を見て、
(……あの王子様は、何と言うか……僕の弟に近しいものを感じる……)
 黒髪に青い目の少年を重ねていた。だからだろうか。彼女は固く握りしめているヘイドリックの手にそっと触れた。
「……大変なこと……ばかりだけど……、王子様は一人じゃない……ですよ」
 少年は少し驚いたが、「はい!」と応えた。
 その言葉には感謝と、幼いながらも困難に立ち向かっていこうとする気概が感じられた。

●段々畑にて
「うわ……花のようだな」
 天藍が息を漏らす。よく晴れた空、生け垣の向こう、お茶畑のように茂った丈の低い木に、白い花のようなマシュマロがぽわぽわとついている。その様子はのどかで幻想的で、マシュマロは木に咲いた綿花のようでもある。
《植物によって、なるマシュマロの種類が違うんですよ。普通はこのように段々畑で栽培しています》
 案内してくれた精霊の言葉を、かのんが興味深そうに聞いている。
 生け垣越しにのぞくマシュマロ畑の真ん中に、ぽつんと一頭、ピンクのぞうさんが見える。
「マシュマロ畑にピンクのぞうさん……とても愛らしいですね」離々が呟く。
「確かにな」とラルク・ラエビガータが同意する。
「絵本のような光景だな」とはクロスパール。
「それに甘い香りがしますね。普通のマシュマロの匂いより、花の香りに近いみたい」とはかのん。
「美味しそうだねぇ。けど、チョコチップクッキーの畑だったらもっとよかったのにねぇ」のんびりとラダ。

 畑の側にある小屋で各自装備を調える。
 ぞうさん組は雨合羽着用だ。蓮は雨合羽の下は着替えやすいパーカー。持ち込んだ着替えは念のためだが、「服まで鼻水まみれになることを気にして、ためらっていたらナメられますからね」とのこと。霧白は下は汚れてもいいように学校のジャージ。用心深い一同の中で、アイリスは一人マイペース。合羽は着たものの、ぞうさんに嫌がられたら脱ぐ気満々である。その心意気はたいしたものだ。ラダと天藍も雨合羽上下でがっちりガードした。
 一方収穫組はかごやリヤカーなど、必要な道具を整えた。かのんとエリーの二人が、道具を運ぶ道すがら、畑の妖精に話を聞いた。それによれば、マシュマロは手袋をはめた手でそっと摘まみ、軽く引っ張れば採れるということ。デリケートなので、強い力を加えてはいけない。コツさえ掴めば、簡単に素早く収穫できるようになりますよ、とのことだ。
 あとは、ちょっとならつまみ食いもOK、と。

 ぞうさん組は森の方に回り込み、ぞうさんに近づくことにした。収穫組は生け垣の向こうから見守り、ぞうさんが森の方にいなくなったのを見計らって、風下から畑に入る作戦だ。
 ぞうさん組は蓮に請われ、動物に詳しいラダや天藍が象の話をした。
「異世界のぞうさんも同じかわからないけど、象はとても頭がいいんだよぉ」
「ああ、近づく人間を『いい人間』か『悪党』か判断して、悪党だと判断したら襲うらしいな」
「マジですか、天藍の旦那」
 外見的には悪党に入れられかねない蓮、同じく外見がちょっと怖いラダと顔を見合わせる。
「大丈夫だよぉ、優しく親切にすればいい人間だって思ってくれるよぉ」
 ラダはそう言ったが、少しだけ心配になる蓮。蹴られるだろうか。

●ぞうさん襲来
 ぞうさん組、すごい勢いで駆けてくるぞうさんにビビったものの、ぞうさんには人間を蹴散らす気は全くなかった。近くに来ると減速し、ゆっくりと歩いて、嬉しそうに鼻をぶらぶらさせている。
「ヒャッハーッ! ぞうさん、おいでー!」
 ラダが嬉しそうに手を振れば、天藍がボールを手に、行進曲のような楽しげなメロディーを口ずさみながら近づいていく。
「カモン、ぞうさん。熱い抱擁を交わしましょう」蓮がやる気満々で手招きする。
 ぞうさんの目が星のように輝いた。今までマシュマロ畑で待っていても、こんなに自分の事を構ってくれそうな人達に出会ったことはなかったのだ。
 パオーと鳴くと、天藍に向かって鼻を伸ばしてきた!
「うおっ、と、」
 天藍、いきなり鼻水まみれは嫌だったのでとっさに避けた。ぞうさん、同じくボールを持って近づいてきたアイリスにターゲット変更。
「ぞうさん、おいで」
 肝の据わったアイリス、ためらいなくぞうさんに手をさしのべる。

 ぐるーん。

 湿った生温かい、柔らかい鼻がアイリスの全身を包み込む。優しくはあるが、有無を言わせぬ勢い。そのままアイリスの身体は空中に浮いた。
 パオーン、パオーン、と嬉しそうに鼻を上下させるのに、アイリスの髪が激しくひらめく。
「アイリス姐さん!」
 心配して駆け寄る蓮。霧白も近寄るが、
「……あっ」
 何もないところで転んだ。ぞうさんそれに気がついて、アイリスを優しく背中に乗せると、霧白に鼻を伸ばす。
「ぞうさん、女の子ばかり構っちゃいけませんぜ! 構うなら俺を!」
 立ちふさがる蓮。
 ところが。

 ぐるーん。

 ぞうさんは器用に蓮と霧白を一緒に鼻に巻き込んだ。
 パオーン。
 二人合わせて嬉しそうに鼻を上下。
「大丈夫ですよ、柔らかいブランコみたいですから」
 背の上から平然とアイリスが声をかける。

「あの女、本当に目的の為なら手段選ばないな」
 風下で見守るラルクの声には呆れと同時に感心も混じる。「背中に乗せてもらえるなら鼻水塗れになっても構わない」そう言って依頼を引き受けたアイリスだが、有言実行のいい度胸っぷりに、ラルクはたいしたものだと一人ごちる。
「シロちゃん……大丈夫だろうか」
 クロスパールは心配そうだ。実戦経験のない二人には取っつきやすい依頼だったものの、あんなに空中を上下させられて……しかも男と密着状態で一緒に空を舞っているのがクロスパールには気がかりである。何が気がかりなのかは自分でもよくわかっていないが。
「ハチさん……楽しそうですね」
 こっちは割と泰然自若といった体で、微笑ましげに見守る離々。
「ほら、ブランコもいいけど、こっち! ボールだよ!」
 天藍が慌てたようにボールを上下に振ってぞうさんの気を引く。
「ぞうさん!」
 ラダも手拍子する。ぞうさん、今までのは歓迎の挨拶だったようで、目をボールに向けると、蓮と霧白を優しく地面に下ろした。
 パオー。
 一声鳴くのは「いいよ!」の合図。天藍のボールを鼻で器用に受け止め、ぽいっ、と投げ返す。
「いいぞー、上手だな!」
 天藍が褒めると、ぞうさんはとても嬉しそうだ。天藍は手で投げたり足で蹴ったりして、ぞうさんを飽きさせない。天藍とぞうさんのリズムにあわせるように、ラダが手拍子をすると、ぞうさんは嬉しそうに耳をぱたぱたさせた。
 やがてぞうさんは天藍の誘導に従い、ゆっくりと森へと歩き出した。ラダが楽しげにリズムを刻み、最初の洗礼でちょっとぐったり気味の蓮と霧白も手拍子しながら続く。
 アイリスだけはぞうさんの背中で、マシュマロの香りの甘い風に包まれながら、
「気持ちいい……」
 遙かに見下ろす人々や、広い段々畑。咲き乱れる花のようなマシュマロ。空には蝶が舞い、鳥が歌う。合羽についた鼻水をタオルで拭きつつ、そんな景色を楽しんでいた。

●マシュマロ畑に入り日薄れ
 手拍子と鼻歌と、ぞうさんの大きなピンク色のおしりが森へと完全に姿を消したのを見計らい、収穫組は風下から畑に入った。
「マシュマロの収穫なんて、初めてですよ」手袋をはめながら、楽しそうにエリー。
「マシュマロの形を壊さないように、そっと、ですね」かごを取り出しながら離々。
「効率よく収穫したいから、一塊にならずに、ある程度バラバラになって収穫しないか?」とはラルク。
「賛成だな。一人一列ずつ収穫しよう」とクロスパール。
「採れたらかごに入れて、かごもいっぱいになったら袋に詰めて、袋はリヤカーで運ぶんですね」と段取りをチェックしているのはかのん。
 全員の支度が終わると、かのんを先頭にそれぞれが畑に散っていった。

 マシュマロにも色んな種類がある。真っ白なのはバニラの香りのプレーン、ほんのりピンクはイチゴ味。バナナ味にソーダ味、チョコ味に抹茶味。混ざらないよう、別々のかごで収穫し、袋に収めていく。
 バニラの香りに眼を細めながら、丁寧に、かつ素早く収穫するのはかのん。彼女は植物に対する手際が手慣れており、コツもすぐに掴んで、次々と収穫していく。たまに森の方から賑やかな声が聞こえるのにちらっと目を向けることはあるが、手は休めない。
「天藍の声ね」
「楽しそうですね。ぞうさん組にすればよかったでしょうか」
 ふわり笑って、隣の列の離々。プロのかのんほど手早くはないにしろ、一つ一つ丁寧に、植物を大切に扱っている様子にかのんは好感を持った。その向こうの列では同じように丁寧に、黙々と作業に集中するエリー。彼女が手先を凝視しているとなんとなく怖く見えるが、本人は楽しんでいるのである。
 やがて、かのんをはじめ、皆のかごがいっぱいになってきた。
「別の場所へ運んだ方がいいでしょうか」離々が言うと、
「俺がやるよ、力仕事は男に任せろ」とラルクが手を挙げた。
「ありがとうございます、では、お言葉に甘えますね」
 ラルクとクロスパールは協力して採れたマシュマロをかごから袋に移し、袋の口を閉じると、形を崩さないようにそっとリヤカーまで運ぶ。二人の額にはじわり、汗がにじんだが、晴天の下での肉体労働は清々しかった。
 日が傾く頃、ラルクが「そろそろ休憩とった方がいいぜ」と呼びかけた。
 皆で畑の一角で車座になり、軽食をとることにした。ラルクやかのんが食物の匂い漏れ防止に気を遣ったために、ぞうさんには知られずに済んだようだ。
「象組の様子を見てこよう」
 そう言ってクロスパールが立ち上がると、エリーが、
「そうですね、最初のうちは賑やかだったのに、今は何か森が静かですし……クロスパールさん、ありがとうございます」と礼をした。
 ……本当は、彼は霧白が大丈夫か気になったので、軽食をとらせるため呼び戻すつもりだったのである。

●ぞうさん体力すごいのね
 クロスパールが森に着くと、そこにはなにかぐったりまったりしているウィンクルム5人と、満足しきった表情でほわーんと佇む大きなぞうさんの姿があった。
「……どうしたのだこれは」
 クロスパールの言葉にラダが、
「大変だったんだよぉ。ぞうさんってやっぱりすごいんだねぇ」
 そして昼間から夕方までの5人の格闘を物語り始めた。

 森でめいいっぱい遊ぶことにしたぞうさんと一同。まずはサッカー大会を開いたらしい。大会といっても、小さい子供と父親がやりとりするようなもので、皆でぞうさんとボールの投げあいっこをしただけなのだが。
 ぞうさんこれがいたくお気に召したようで、一時間経っても二時間経ってもやめようとしない。皆が疲れてきたので、背中に乗っていたアイリスが、森を案内してほしいと頼んだ。すっかり打ち解けたぞうさん、了解とばかりに、今度は一人ずつ鼻で巻き上げて背中に下ろし、5人全員を背中に乗せて運びだした。
 全員鼻水まみれになったとはいえ、高いところから見下ろす景色は素晴らしい。素晴らしかったのだが、マシュマロの森は足場が悪かった。
 めっちゃめちゃ揺れる。
 メンバーに乗り物酔いする人がいなくて良かった。揺れて揺れてしがみつくのに必死な上に、ぞうさんはサービス精神が旺盛なので、パオパオ鳴きながらトコトコ小走りに駆けだした。本格的に駆けると怖いだろう、という気遣いが感じられる走りだったが、実は、小走り(早足)は駆け足よりも余計に揺れるのである。
「ぞぅさぁああん」
 マイペースな霧白が悲鳴を上げるほどに素敵な揺れ具合で、ぞうさんは縦横無尽に森を駆け抜ける。
 小一時間駆け回り、やっとぞうさんはスタート地点に戻ってきた。全員降ろしてもらってへなへなと休憩をとっているところにクロスパールがやってきたのである。

 5人のウィンクルムの努力と犠牲のお陰で、ぞうさんは日没前に眠気が来ていた。ラダはそんなぞうさんの様子を見逃さなかった。
「ぞうさんぞうさん、あのねぇ、マシュマロ畑に入らないでほしいんだ。お願いだよぉ」
 ラダ、気持ちが通じ合った今ならと、身振り手振りも加えてお願いしてみる。ぞうさんはわかるようなわからないような顔をしてジェスチャーを見ていたが、何となく悲しそうな光がその目に浮かんだ。
「一人で寂しいのでしょうか」とアイリス。
「でも、森には仲間はいませんでしたね」と蓮。
「どうしたら、マシュマロ畑に入らないでいてくれるのかな…」と天藍。
 ともかくも、ぞうさんが眠そうなら、これはチャンスである。ラダは子供向けの元気な歌を、伸びやかな声で歌い始めた。その場にいる皆が手拍子をする。アイリスはリズムに合わせてひらり、踊り出した。ぞうさん、嬉しそうに頭を上下して、エスコートするように鼻を差し出す。アイリスはぞうさんの鼻を手にとって、歌にあわせて左右に揺らす。
 やがてハイテンポの歌からだんだん緩やかな歌に、歌声も徐々に小さくして。最後には眠りを誘う子守歌。父親が幼い子供に歌ってやるような、優しい歌声に、ぞうさんはウトウトと目を閉じ、やがてアイリスが手を離すと、大きな四つの脚を折りたたみ、ぐっすりとその場で眠りだした。
「ぞうさん、おやすみなさい」
  霧白が呟いた。ぞうさんが熟睡すると、ほっとした雰囲気がその場に広がった。

●合流と呼び声
 クロスパールと、ぞうさん組の五人は日没を待たずに畑へ戻ってきた。小屋で合羽を脱ぎ、着替えを持ってきた者は着替えたが、5人ともヘトヘトなため、まずはしばらく休憩することにした。

「ラダさん、お帰りなさい。お疲れさまでした」
 エリーがジャムパンと、ポットに入った温かい紅茶の軽食を勧める。
「ありがとぉ、エリー」
「それと、少しですけど、つまみ食いしてもいいと妖精さんが言っていたので」
 と、茶色いマシュマロを差し出す。
「チョコ味です。クッキーではありませんけど」
「ヒャッハーッ! 嬉しいよ。甘いもの食べたかったんだよぉ」
 ラダはエリーの隣に腰を下ろすと、美味しそうにマシュマロをほおばった。
 
 離々と蓮も並んでおやつタイムだ。離々はまず、蓮の衣装を厳重にチェックした。
「不衛生はいけません。……でも、大丈夫みたいですね。
休憩は長めに取って頂いていいですよ。お疲れさまです。ぞうさんと一緒、楽しそうでしたね」
 蓮は、はは……と力なく笑って、
「中々タフな御仁でした。ここは本当に甘い匂いがしますね」
 癒やされます、と笑う。そして離々に、
「お嬢も、ぞうさん組がよかったですか?」
 と聞いた。離々はさっきの話、聞いていたのかしらと思ったが、ふわりと笑って、
「直接ふれあうのもいいですが、ハチさんが全力でぶつかっていくのが楽しかったので満足です」
「お嬢に楽しんで頂けたのなら、何も言うことはありません」
 離々が蓮に差し出したのは、青リンゴ味のマシュマロだった。

「お疲れさま」
 ラルクはアイリスのために、持ってきたビニール袋を地面に敷いて席を作っていた。
「象に乗れたのか?」
「ええ。すごく高くて風が気持ちよくて、素晴らしかったですよ。ラルクも乗せてもらえばよかったのに」
 ラルク、頬を搔いて少し笑って、
「俺は結構。しばらく休めよ」
 はい、と答えたアイリスに軽食と共に差し出されたのは、星の形をした青いマシュマロ。
「アンタ、甘いもの好きだろ」
 アイリスはちょっとびっくりしたようだったが、やがて心底嬉しそうに微笑んで、マシュマロを口に運んだ。

 クロスパールは事前に、二人分のサンドウィッチを買っていた。
「シロちゃんはハム卵だったか、俺はクラブサンドかな」
 そして霧白に、温かい紅茶と一緒に差し出す。
「お疲れさま。よく頑張ったようだな」
「……明日筋肉痛かも」
 苦笑いする霧白にクロスパールが「食後に食べるようにな」と渡したのは、月の色をしたバナナ味のマシュマロ。
「……ありがとう」
 少女は少し意外そうに、だが少し嬉しそうに呟いた。

 かのんは二人分のお弁当を持ってきていた。二人で寄り添いながら、夕暮れの日差しを浴びる美しい段々畑を眺める。
 かのんは天藍の話を聞いて「大冒険でしたね」とクスクス笑った。
「誰も振り落とされなくてよかったよ」
「ぞうさん、迷子なのでしょうか。仲間が見つかるといいですね」
 かのんが選んでいたのは、甘いイチゴジャムが中に詰まった、ピンク色のマシュマロ。食後の天藍の口にもっていってあげると、少し照れながら食べた。

 夜、一同が作業していると、
 パオーン。
 ぞうさんの声が聞こえた。
 皆が慌てて森の方を振り返ると、ぞうさんが仲間達と一緒に、鼻を振っている。
「仲間が探しに来てくれたんですね」
 かのんが微笑む。
 ぞうさんはもう一度、皆に感謝するように声を上げると、名残惜しそうにしながらも、仲間と一緒に森へと帰っていった。



依頼結果:大成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 蒼鷹
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 少し
リリース日 01月18日
出発日 01月25日 00:00
予定納品日 02月04日

参加者

会議室

  • [22]かのん

    2015/01/24-23:17 

    さて、プラン提出してきた
    スキルはそれなりのレベルでそれなりの手際を求めるって時には便利だろうが、スキルがないから出来る事がないって事はないだろうよ

    折角の機会だ、楽しんで依頼の遂行にあたるとしようか

  • [21]かのん

    2015/01/24-23:17 

  • [20]アイリス・ケリー

    2015/01/24-22:29 

    やー、遊びにも収穫にも適したスキルのなさで言えばうちもだ(かんらかんら笑い)
    ボール遊びなんかはちびっこと父親がボールで遊ぶくらいの感じでいいだろうし、手拍子も盛り上げるにはいいと思うぜ。

    流れは俺もエリート同じ認識だ。
    ま、あとは楽しもう。

  • [19]霧白

    2015/01/24-20:16 

    霧白:

    ……うーん、どっちにしろ、あんまり、出来る事が、ない……
    あ、いや……単純にスキルが何もないっていう、問題で……

    でも、ちゃんと、出来るだけの事はやる……から。
    とは言え、歌ってる人に合わせて手拍子するとかくらいかな……
    あとは……象が遊び足りない遊べ言うなら鼻に巻かれるくらい……?

    ……が、がんばる……

  • [18]かのん

    2015/01/24-17:39 

    出発までもう少しですね
    こちらは[17]でエリーさんが言われている流れでイメージしています
    マシュマロがどんな風に実っているのか、楽しみです

  • [17]エリー・アッシェン

    2015/01/24-00:32 

    出発日が近づいて参りましたね!

    だいたいの行動の流れとしては……。
    収穫組は、象さんが畑からいなくなってから作業を開始し、各自適度に休憩をはさみながら夜間も作業を続ける。
    象さん組は、森への誘導後、象さんをたっぷり遊ばせて夜に熟睡するようにする。象さん就寝後は、雨合羽を脱いで収穫組の手伝い。
    ……という認識でOKでしょうか?

  • [16]かのん

    2015/01/23-23:36 

    なるほど、「収穫に必要な道具一式」が良さそうですね
    タオルと、着替えと・・・うん、これはぞうさん組の人達は必要ですよね
    天藍はボール使って森へぞうさんを誘導できないか考えているみたいです

  • [15]アイリス・ケリー

    2015/01/23-13:40 

    雨合羽いいな。
    うちもタオルは用意するつもりでいた
    軽食の匂いは、密封容器にいれた上でビニール袋につっこんで、さらに別の袋に入れればなんとかなるんじゃないか。

    収穫鋏はどうだろな。
    カゴはともかく、他にどんな道具がいるか分からんから
    「収穫に必要な道具一式」で纏めて申請すればいい気がする。

  • [14]エリー・アッシェン

    2015/01/23-00:54 

    ナイスアイディアだと思います! 雨合羽があれば、象チームも後で収穫チームの手伝いができますね!
    ……さすがに鼻水まみれ状態でマシュマロの収穫作業をするのは、衛生的にノーサンキューですから……。

    ピンクの象さんは嗅覚が鋭いそうなので、休憩時にエネルギー補給で食事をする場合は、匂いの薄いものをチョイスした方が良いかもしれませんね。

  • [13]菫 離々

    2015/01/22-23:43 

    蓮:
    うちは俺がぞうさん、お嬢が収穫に向かおうかと。

    雨合羽、いいと思いますよ。
    どちらにしろ簡易な着替えやタオルは必要だと思ったんで
    荷物類はまとめて大きめのビニル袋にでも突っ込んでおくつもりです。

    畑なら近くに道具類入れとく小屋でもあるかなーと。
    あればそちらに収穫できたマシュマロ避難させるべき? とも考えたり。

    俺個人の動きとしては。
    有用なスキルは無さそうです、すみません。演奏や歌って柄でもなかった。
    フレンドリーに体当たりで遊んで貰いに行く所存です。
    あ、体当たりって物理的にじゃなくて、心意気的な意味で。

  • [12]かのん

    2015/01/22-20:07 

    こんばんは
    今の感じだと、象に向かう人と収穫を行う人でだいたいバランスとれそうですね

    収穫作業等で幾つか思いつきましたので、どうでしょうか?
    ※思いつきを推敲せずに書いていますので、是非ツッコミ、異論お待ちしています

    象対策
    鼻水対策に雨合羽の上下を着用(蒸れそうですけれど)
    ぞうさん寝た後、合羽脱げば収穫作業も出来そうですし

    収穫作業
    クロスさんが既に言われていますが、最長で昼から夜までの作業になるので、
    お夕飯用の軽食と休憩用の甘いもの+飲み物は必須かと
    収穫したマシュマロ入れておくカゴも必要ですよね
    収穫鋏とかも必要でしょうか?
    初めて見るものなので、収穫の方法や取り扱い方を事前に確認しておきたいなと思っています

  • [11]霧白

    2015/01/22-18:58 

    クロス:

    ふむ、俺も今までの意見に異論はない。
    休憩の際は軽食か菓子か何かも持ち込んだ方が良いだろうか。
    象に関しては、好意を得て移動させ、音楽と運動で敵胴に疲労させ、
    夜には畑の外で眠って貰う、という認識で合っているかな?

    分担は、俺が収穫側、シロちゃんが象側で行こうと思っている。
    ……シロちゃんが、収穫作業を手際良くやれる自信がないそうだ。
    とは言え象担当が多いようならシロちゃんも収穫に回るらしいが。

  • [10]アイリス・ケリー

    2015/01/22-11:14 

    同じく二手に分かれるのに賛成だ。
    風下からってのもいいと思う。

    朝から夜までなら、俺も適度に休憩を挟んだ方がいいと思う。
    確かに休憩の時間分がロスになるっちゃなるが、休憩無しでずっと作業してると効率落ちるだろうしな。

    うちはアイリスが象、俺が収穫に向かう予定だ。
    鼻水まみれになろうがそれで仲良くなって背中に乗せてもらえるならなんのその、だそうだ。
    乗れればそのまま森に、乗れなきゃボール遊びで徐々に引き離すつもりらしい。

  • [9]エリー・アッシェン

    2015/01/22-00:07 

    二手にわかれるのに賛成です。
    収穫組は風下から畑に入るアイディア、良さそうですね!

    ウィンクルムが畑に到着するのはお昼ごろ。天候条件が良いので夜間の収穫もできますね。
    昼から夜明けまでずっとマシュマロ畑で働き続ける……。体力の限界がこないか心配です。
    適度に休憩を入れた方が、気力体力のリフレッシュになって良いかもしれません。ただ、休憩の分の時間をロスしてしまうことになるので、一長一短というところでしょうか……。



    私たちにできそうなことや、依頼の役に立ちそうなスキルをまとめてみました。

    エリー
    ・収穫側希望
    ・人数次第では象さん側に移行可能

    ラダ
    ・象さん側希望
    ・動物学LV5
    ・歌唱LV3

  • [8]かのん

    2015/01/21-23:28 

    さて、とりあえずどうしたもんかな
    まずゾウは何とかしなきゃいけないんだろうが、全員でゾウの対応して収穫できる人手がいなくなっても困るよな、2手に分かれるのが無難だろうか?

    かのんは、風下からゾウから離れた畑に入って早い内から収穫作業をしたがっている
    俺自身はゾウの対応で、何とかして森に誘導しながら然るべく動いてもらって、夜しっかり寝てもらう方法を考えようかと思っている所だ
    ・・・とは言え、皆の動向に合わせて動こうと思っているので、現在の行動予定を聞かせて貰えると有り難いな

  • [7]菫 離々

    2015/01/21-22:29 

    蓮:
    はい。どうも。スミレ・リリ嬢と、俺はハチスといいます。
    適当にハチとでも呼んでください。わん。
    天藍の旦那以外とはお初にお目に掛かります、ですかね。

    うちもお嬢がぞうさん可愛い可愛い言ってますが、
    鼻水まみれは阻止しなきゃいけない気がするんで
    まあ、頑張ります。俺が。

  • [6]菫 離々

    2015/01/21-22:28 

  • [5]エリー・アッシェン

    2015/01/21-21:21 

    うふふ……、エリー・アッシェンです!

    かのんさんと天藍さんとはまたご一緒になりましたね。この依頼でもよろしくお願いします。
    アイリスさんとラルクさんはクリスマスのクッキングスタジオの時以来でしょうか。
    霧白さんとクロスパールさん、菫さんと蓮さん、はじめまして!

  • [4]霧白

    2015/01/21-10:26 

    クロス:

    クロスパールと言う。宜しく。
    名前が長いから、クロでもクロスでも略称で構わない。

    工夫が必要、か。
    象に関して判っている情報から、象を移動させる有効な手段を
    考えていかなければならないか……
    あとは、より効率の良い収穫方法も、か。

    ともあれ、宜しく頼む。

  • [3]アイリス・ケリー

    2015/01/21-10:04 

    霧白と離久達は初めてだな
    シノビのラルクだ。パートナーはアイリス。
    エリーとかのん達は久しぶりだな。
    うちはうちでアイリスが背中に乗りたいと言い張ってるんで、まあ、好きにさせるつもりだ。
    よろしくな。

  • [2]かのん

    2015/01/21-07:12 

  • [1]かのん

    2015/01/21-07:12 

    ラダとは引き続きだな、ラルクと蓮は久しぶりか
    クロスパールとは初めて会うよな?

    ・・・かのんが、通常はお目にかかれない変わった植物?に興味を持っているので参加した
    まぁ、かのんをぞうの鼻水まみれにするわけにもいかないしな
    俺が体張るしかないんかね(溜息)
    それはさておき


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