プロローグ
●ポルタ村のスイーツフェスタ
タブロスの近郊に位置するポルタという小さな村。
普段は閑静なこの村、年に一度この時期だけは見違えたように姿を変えます。
歴史ある祭典、甘い物をたくさん集めたスイーツフェスタが開催されるのです。
タブロスや付近の町からも多数の屋台が出店されるスイーツフェスタ。
どうぞ皆様、心ゆくまで甘い時間を楽しんで。
※
「それはもう、すっごく美味しい砂糖なんですよ!」
そう言って、ファビオは拳を握って瞳を輝かせました。
「だから、是非、スイーツフェスタに出すスイーツにこの砂糖を使いたいんですっ!」
ファビオの手には、スイーツフェスタの広告。
どうやら彼は、ポルタ村のスイーツフェスタに屋台を出店する気のようでした。
けど、彼は普段タブロス市内でラーメン店を営んでいる筈……。
「俺が作れるのはラーメンだけじゃないですよっ」
A.R.O.A.職員の視線に、ファビオは慌てて付け加えます。
「師匠の言いつけなんです。これから先、ラーメンだけでは生き残れないかもしれませんからね!」
鼻息荒く言い切り、ファビオは地図を広げました。
「なので、美味しいスイーツを作るためにも、ウィンクルムの皆さんのお力をお借りしたいんです」
地図は、ポルタ村周辺の森のものでした。
鬱蒼と木々が立ち並ぶ森の奥に、貴重な砂糖『雪白砂糖』の材料となる雪白テンサイが生えていると言います。
「ただ、この森には最近、デミ・オーガが出るらしいんですよ」
そこで、ウィンクルム達に雪白テンサイを採って来て欲しいのだとファビオは懇願しました。
「お礼は勿論、皆さんが採ってきた雪白テンサイで美味しいスイーツを作って、スイーツフェスタで皆さんに試食……じゃなかった、ご馳走させて頂きます!」
解説
『ポルタ村のスイーツフェスタ』に参加するファビオのため、雪白テンサイを採りに行って頂くエピソードです。
<場所情報>
ポルタ村周辺の森。
鬱蒼と木々が立ち並んでおり、昼間でも薄暗いです。
木々が密集して生えているため、薄暗さと相まって視界が悪い状況です。
皆様は、ファビオからあらかじめ受け取った地図を頼りに、獣道を通って奥の雪白テンサイが生えている場所まで進む事となります。
雪白テンサイは、雪のように白い葉と根を持っています。
<敵情報>
・デミ・ボア
デミ・オーガ化した野生の猪。2匹がそれぞれウロウロしています。
強力な突進からの体当たりに注意が必要です。
属性:火
・デミ・ウルフ
デミ・オーガ化した野生の狼。周到なハンター的存在で、3匹の群れで行動しています。
デミ・ボアの攻撃を受けたウィンクルムの隙を狙ってくるので、ご注意ください。
属性:土
<登場NPC>
ファビオ(23)…普段はラーメン店店主。今回の依頼人。森には同行しません。持ち帰った雪白テンサイで、スイーツフェスタにて皆様にスイーツを振る舞います。
ゲームマスターより
ゲームマスターを務めさせていただく、『スイーツは別腹!』の雪花菜 凛(きらず りん)です。
巴めろGM主催【スイーツ!】連動エピソードです。
スイーツと聞いて、参加しない訳はありませんでしたっ。
(冒頭の素敵イントロダクションは、巴めろGM様に提供いただいたものを使わせていただきました!)
戦闘は簡単めだと思いますので、是非雪白テンサイをゲットして、美味しいスイーツを食べて頂けたらと思います♪
(どんなスイーツが作られるのかは、リザルトをお楽しみに♪)
お気軽にご参加ください!
皆様の素敵なアクションをお待ちしております♪
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ハティ(ブリンド)
収穫用に軍手とスコップ、袋を手配 マグナライトをベルトホルダーで提げ携行 接敵時までは黒い外套で包み持ち光量を絞っておく 他の灯りの後をついて進みながら奇襲を警戒 やや後方、即座に動ける位置に控えておく デミ・ウルフが動きを見せ次第間に入り集中攻撃を阻害 ライトで目眩ましを行いその隙にトランスを 俺はウルフ達の牽制に当たる 手が足りていれば消耗した個体から攻撃 数を減らすことで統率を崩していく 雪白テンサイのある奥地に戦線が及ばないよう立ち位置には注意 収穫は白い葉と根を目印に 作業中はリンに手元を照らしてもらい、傷つけないよう軍手も使って丁寧に収穫 菓子になる前の雪白砂糖の試食は…駄目だろうか? シュガーパイ……とか |
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
美味い物への欲求は本能だな(ふふ ◆移動と戦闘 地図は頭に叩き込み、ライトとトランス光を頼りに現地を目指す 夜行性のデミ達には常に警戒 鎧の「殺気感知」併用 察知したら声を上げランスの前に 獣からは絶対目を逸らさない! 槍で威嚇し薙ぎ払い、突き崩し、勢いを殺して衝撃に耐える 数が面倒ならランスに「壁を」と叫ぶ 悪いが、お前たちを救うすべは無いんだ… 渾身の力で腹部を貫こう! ◆現地で まず周辺の写真撮影、しかる後にスコップで収穫 何株かは土壌ごと掘り、別の麻袋に格納 取り尽くさないようにな ◆渡して 生育地環境をファビオに説明し参考用の写真と株を渡す 「栽培用だ」 上手く行けば危険を犯さず入手できるようになるだろう。頑張ってくれ |
アイオライト・セプテンバー(白露)
雪のように白い葉と根の甜菜だって パパみたいだねっ すっごい楽しみ 森は暗いみたいだし、マグナライトを点けてくね 敵に先に見付かっちゃうかもだけど だからお洋服でライトを覆ってなるべく灯りが拡がらないようにして、すぐ周りだけを照らせるといいな 敵に気付いたら、すぐトランス あたしはデミウルフを攻撃するよ 結構デミとか相手にしてきたけど、でも本当はやだな しようがないけどね 怪我したらパパに応急処置してもらうの パパー傷が痛いよー(甘えてごろごろ←実はあんまり痛くない 甜菜みーっけっ 真っ白いぱんつみたいっ(嬉々 どんなスイーツが出来るのかなーわくわく 試食させてもらったら、ちゃんと「いただきます」と「ごちそうさま」言います |
瑪瑙 瑠璃(瑪瑙 珊瑚)
甘いお菓子の材料探しといえど、依頼も甘いとは限らないか。 勿論、雪白テンサイ自体は無事に届けたい所。 デミオーガ達に遭遇するまでは、皆と固まって行動。 この時、蛍光塗料を塗っておいたオトーリ・デコイを放ち、 その後を追尾しつつ、懐中電灯で辺りも照らしながら歩く。 時々、背後から襲われないよう後方も見て、様子を知らせる。 狙いはデミウルフ。 予め持ってきた生肉を適当に置いて、叢の陰から待機。 その上で他のウィンクルムに接触する所を狙い、背後を攻撃。 なお、生肉を設置する前に食いつかれた場合は その状態で他のウィンクルムの所まで行って知らせる。 念の為だが、皆が怪我をした時の為に 簡易的な応急手当てセットも持って行こう。 |
天原 秋乃(イチカ・ククル)
ラーメン店主がスイーツ作りとは…色々と大変なんだな それはそうと、雪白テンサイから作った雪白砂糖ってどんな味がするんだろう? ◆準備 懐中電灯 ◆移動 他のみんなと離れないように一緒に移動 明かりは必要最低限あればいいかな。まったく見えないわけじゃなさそうだし ◆戦闘 下手に動きまわると、他のみんなの行動の妨げになりそうな気がする 周りをよく見て、敵の攻撃から身を守ることに集中 背中ががら空きだと心配だし、背中はイチカに任せるか ◆戦闘後 ファビオの作るスイーツへの見た目や味に対する反応は、すべてわかりやすく顔にだす 美味しかったら笑顔で「うまい!!」 微妙だったら苦い顔で「…わ、悪くはないと思う」 |
●1.
冷たく湿った空気。吐く息が闇に溶ける。
昼間でも薄暗い森の中、ウィンクルム達はその奥を目指して歩いていた。
「雪のように白い葉と根の甜菜だって、パパみたいだねっ」
白い息を吐きながら、アイオライト・セプテンバーはパートナーの白露を見上げる。
「私みたい、ですか?」
白露は目を丸くした後、やんわりと微笑んだ。
「ありがとう」
(一応お礼を言う所、ですよね)
「それにしても、木が邪魔だよねぇ……」
行く手を阻むように鬱蒼と生い茂る木々を見上げ、イチカ・ククルが小さな声で呟いた。
「密集してるからな。上ばっかり見てると、転ぶぞ」
木の根に足を取られないよう、慎重に足を運びながらイチカのパートナー、天原 秋乃が頷く。
「ん、そうだねぇ。気をつけなきゃ」
イチカが頷いて前を見やると、キラキラと輝く小さな二つの物体が、左右に揺れながら地面を這うように進んでいた。
アヒルの姿をしたそれは、仲間が放ったものだ。
その後を追うようにして、瑪瑙 瑠璃と瑪瑙 珊瑚の二人が警戒しながら歩いている。
「アキさん、道順はこちらであってますか?」
瑠璃の問い掛けに、アキ・セイジはしっかりと頷いた。
「ああ、そのまま右だ」
道なき獣道を歩く道順。セイジはファビオから受け取った地図を事前に頭に叩き込んでいる。
「そろそろ、デミ・オーガに遭遇するというスポットに入るな」
「了解だ」
セイジの言葉に、ハティはベルトホルダーに提げたマグライトに黒い外套を掛けて光量を絞った。
「宜しく」
「任せとけ」
後ろに下がるハティに、彼のパートナーのブリンドは頷いて、マグライトを一行の前方を照らすように持ち直す。
「よいしょ、あたしもこうしとこうっと」
アイオライトもまた、着ているコートで持っているマグライトで包み込んで、灯りが広がらないようにした。
「ますます暗くなりますから、足元に注意して下さいね」
「はーい、パパ!」
白露の声掛けに、アイオライトは大きく手を上げる。
「セイジ、宜しく」
ニコニコと微笑むヴェルトール・ランスに、セイジは無言で頷くと、そっと彼の肩へ手を置いて、その頬へ唇を寄せた。
「コンタクト」
口付けと力ある触神の言葉と共に、二人の身体を薄いオーラが包む。
「明かりは必要最低限あれば、まぁ、いいかな」
秋乃は持参していた懐中電灯は着けず、直ぐ武器を抜けるようにする事にした。
「そうだねぇ」
イチカも頷いてそれに同意する。
ブリンド、瑠璃と珊瑚の持つマグライトが前方を照らしていた。
瑠璃と珊瑚が交互に放っている蛍光塗料を塗られたアヒルも、ライトの灯りを受けキラキラ光り地面を照らしている。
光量を絞った状態だが、ハティとアイオライトの灯りも、一行の足元だけ照らすには十分。
そこへ、トランス化したセイジとランスのオーラの輝き。セイジの装備するジャックオーヘッドの目も光っている。
「よし! じゃあ、行きますか」
ランスが明るく言い、一同は顔を見合わせて頷いた。
一行は、オートリ・デコイを先頭に、瑠璃と珊瑚、セイジとランス、ブリンドとハティ、秋乃とイチカ、アイオライトと白露の順に固まって、奥へと進む。
●2.
森の奥は静まり返っていた。
デミ・オーガが出現する影響だろうか。生き物の気配が感じられない。一層暗く湿った空気が辺りを支配していた。
風で木々が揺れる音に、オートリ・デコイのゼンマイの音。ウィンクルム達の足音、息遣い。それだけが響く。
カタカタカタ……。
ゼンマイの切れたオートリ・デコイが足を止める。
瑠璃がそれを拾い上げると、珊瑚が入れ替わりに自分の持つオートリ・デコイを放った。
『道は合ってますか?』
ゼンマイを巻きながら、瑠璃がセイジを振り返ると、セイジは小さく頷く。
不意に、ピタッとブリンドが足を止めた。
『どうした?』
珊瑚が視線で訴えると、ブリンドは人差し指で自らの耳を示す。
『ナニカ、近付いてくるぜ』
ウィンクルム達の間に緊張が走った。耳を澄ませば聞こえてくるのは……足音だ。
『何処から来る?』
集中して、音の聞こえる方向を探る。
『前だ!』
ランスがすっと前方を指出した。
狭い木々の間を縫うようにして、影が移動して来ている。
『セイジ』
ランスがセイジを見つめた。
『ハイトランスを』
コクリ。
セイジは頷くと、ランスの手を取る。二度目となる触神の言葉を口にしながら、彼の手の甲にある文様に口付ける。
「コンタクト」
コーン!
その時、先行していたオートリ・デコイが吹き飛んだ。
「デミ・ボアか!」
その姿を捉え、ブリンドがHS・バイパー45口径パイレーツスペシャルを抜き、引き金を引く。
銃弾は突進してくる猪の胴体を捉えたが、勢いは止まらない。
珊瑚がダブルダガー「トリトン&ネリトン」を手に猪の前へと飛び出した。
「珊瑚!」
「シワサンケー!(心配するな)」
心配げな響きを含む瑠璃の声に、不敵に笑って返しながら、突進してくる猪を横に避けながら斬り付ける。
「そこだ!」
珊瑚の攻撃で速度が落ちた所を狙い、ブリンドは猪の頭部を狙って射撃した。
ギィイイイ!
弾丸が命中し、瘴気を上げながら、猪が崩れ落ちる。
「よし!」
「珊瑚! 危ない!」
瑠璃が鋭い声を上げると、崩れ落ちた猪の後ろから、新たな猪が珊瑚目掛けて突進してくる。
「シカマンサケー!(びっくりさせるな)」
珊瑚は間一髪、跳躍して木の枝にぶら下がり攻撃を避けた。
そのまま、一行目掛けて突進してくる猪の足元を狙って、ブリンドは銃を撃ち込む。
しかし、勢いは落ちるものの、猪は止まらない。絶命するまで突進すると、暗い双眸が鈍く輝く。
(止められないなら、盾で衝撃を殺す!)
ブリンドが決意して盾を構えた時、その隣に【ハイトランス・ジェミニ】を発動したセイジが並んだ。
互いの力を高め合う上位トランス。
セイジの身体には、ランスと分かち合った力が漲っている。
セイジはありったけの力を込めて、トライデント・テラーを一閃した。
オオオオオオオ!
魔力の宿る三叉の槍が咆哮を上げ、穂先が紅色に輝く。
槍の一撃は、猪の腹部を捉えた。グラリとその身体が傾く。
その頭上に、突如半透明の魔法陣が現れた。
魔法陣からの熱線が、狼の身体を襲う──ランスの魔法【お日様と散歩】だ。
程なくして、猪はどさりとその場に崩れ落ちる。と同時に魔法陣も消えた。
一方、その背後では、新たな襲撃者が現れていた。
●3.
白き弓「スノーラビット」の耳がピクピクと震える。
「皆さん、注意して下さい!」
弓の持ち主である白露が、ウィンクルム達に注意を促した。
ガサッ……。
茂みが怪しく揺れるのに、ハティは瞳を険しく細める。
「パパ!」
アイオライトは、即座に白露に手を伸ばした。
心得た白露がしゃがむと、その頬へ口付ける。
「ウィーウェ・メモル・モルティス」
「秋乃、お願い」
「分かってる。行くぞ」
秋乃もまた、イチカに請われるまま、その頬へ唇を寄せる。
「力よ集え」
触神の言葉と共に、二組のウィンクルムを暖かな光が包んだ。
ガサッ!
ほぼ同時に、銀色の毛皮に瘴気を纏った狼が茂みから飛び出してくる。デミ・ウルフだ。
「喰らえ」
このタイミングを狙っていた。
ハティは、今まで黒い外套を掛け光量を絞っていたマグライトを開放し、狼の顔を狙って照射する。
光に目が眩んだ狼の動きが、一瞬止まった。
その隙に、ハティはブリンドの元へと走る。
「えーい!」
アイオライトは短剣「クリアライト」を抜くと、狼へと斬り付けた。
短剣はその背中を傷付け、唸り声を上げた狼が一歩下がる。
(本当はやだな……でも、しようがないよね)
「アイ、新手が居ます、下がって!」
白露が叫びながら、【パルパティアン】を発動し、アイオライトの前へと出た。
更に茂みが揺れて、二体の狼が姿を現す。
「リン」
「来い」
目に見える位置にいるデミ・ボアを倒し終えたタイミング。
駆けて来たハティに、新手が居ると悟ったブリンドが手を差し伸べる。
「Báleygr」
引き寄せられるまま、ブリンドの頬へ口付けて、触神の言葉を響かせた。
「ンジ(早く)!瑠璃!」
瑠璃もまた、珊瑚に急かされるまま、駆け寄って来た彼の頬へ唇を贈る。
「ラピスアトゥイ・ウルマヌナダグァ」
二組のウィンクルムを輝きが包み込む。
イチカは【オブリガード】を発動し、向かってくる狼へカウンター攻撃を仕掛けていた。
双剣を構えて目を閉じ、狼が攻撃してきたら、双剣「穿つ月」を踊るように振って、攻撃を相殺し削っていく。
(木が邪魔で思うように動けないからね。派手に動き回ると、皆の邪魔になっちゃいけないし)
向かってくる狼は明らかに疲弊し始めた。
「秋乃の背中は僕が守るから安心してね~?」
「……」
隙無く双剣を構え、笑顔で後ろに居る秋乃をチラッと見遣れば、彼は思い切り半眼。
「って、あからさまに嫌そうな顔するなんてひどいなあ」
「ウルサイ。集中しろ、集中!」
「まあ、それはさておき、僕の背中は秋乃にまかせたからね!」
再び向かってくる狼へと意識を向けるイチカの背中を見つつ、秋乃は、
「仕方ないから、任されてやるよ」
そう小さく呟いた。
ハティの持つ、愛の女神のワンド「ジェンマ」が光った。
振るとキラキラと光の粒子が宙を舞い、闇を照らす。
「オラァ!」
その杖の力で、ブリンドに更なる力が与えられる。
素早く動き回る狼へ向け、【ダブルシューター】の連続射撃。
二つの弾丸は狼の逃げ場を潰し、炸裂する。
キャイン!
深手を追った狼は、逃げようと下がり始める。
「逃がしません!」
そこへ動きながら機会を伺っていた白露の弓が放たれた。矢は正確に眉間を捉える。
狼は瘴気を放ちながら、その場へ倒れ込んだ。
瑠璃は、新手の狼が来た場合におびき寄せるべく、生肉を茂みに置いていっていた。
その横では、珊瑚が敵を警戒する。
アオーン!
ついに一匹となった狼が、遠吠えを上げる。
「仲間を呼ぶ気か?」
セイジが警戒すると同時、ジャックオーボディに取り憑いているジャックオーランタンが「カカカ!」と笑った。
ジャックオーランタンが笑う時、それは背後から武器を持った者が近寄った時だ。
ガシャガシャ。
重そうな音を立てて、ボロボロの鎧を纏い、錆びた槍を持ったデミ・ゴブリンが歩いてくるのが、木々の隙間に見える。
新たなデミ・ウルフの姿も確認出来た。こちらは数匹居る。
「数が多い……ランス! 壁を!」
「了解!」
ランスは即座に詠唱を開始していた呪文を解き放った。
【天の川の彼方】──魔法でできた壁が、デミ・オーガ達とウィンクルム達の間に現れる。
キャイン!
壁を通り抜けようとした狼が、光の壁に弾き出された。
「今の内に体制を整えるんだ!」
セイジが叫ぶ。
散り散りになっていたウィンクルム達は一箇所に集まり、一斉に武器を構えた。
壁の向こうでは、デミ・オーガ達がこちらを見ている。幸いな事に、壁を避けて回り込むといった知恵は無いようだった。
「壁が消えたら、勝負だな!」
珊瑚の言葉に一同は頷く。
やがて、光る壁が徐々に薄れていき、消滅した瞬間。ウィンクルム達の猛攻が始まった。
「タックルサリンドー!(ぶっとばすぞ)」
珊瑚のダブルダガーが。
「させません!」
瑠璃の弓が。
「悪いが、お前たちを救うすべは無いんだ……!」
セイジの槍が。
「セイジが守ってくれる……それに答えないとな!」
ランスの魔法が。
「狙うなら、こっちに来やがれ!」
ブリンドの銃が。
「統率を、崩す」
ハティの短剣が。
「背中はイチカに任せる」
秋乃の杖が。
「守ってみせるよ!」
イチカの双剣が。
「負けないよー!」
アイオライトの短剣が。
「ええ、負けません!」
白露の弓が。
デミ・オーガ達を捉えて、倒す。
そして、森には静寂が戻ったのだった。
●4.
「皆さん、怪我はないですか?」
持参した応急手当てセットを手に、瑠璃が一同を見遣った。
「ヒージー!(平気)」
珊瑚が元気良く答えると、
「大丈夫だ」
「問題ないぜ」
ハティとブリンドが同じタイミングで首を振る。
「俺は大丈夫だよ~秋乃は?」
「ん、平気だ」
イチカが秋乃を振り返り、秋乃が頷いた。
「俺も問題ない。ランスは?」
「俺も大丈夫」
セイジの問い掛けに笑顔を見せつつ、ランスはセイジの状態チェックに余念がない。
「あたし、ちょっと指を切っちゃった~」
アイオライトは手を広げて、白露に見せた。
「パパー傷が痛いよー」
「はいはい。直ぐに手当しましょうね」
擦り寄るアイオライトの傷を確認して、大した事がないと判断した白露は微笑む。
瑠璃に応急手当セットを借りて、患部を消毒し絆創膏を貼ってやった。
「では、行きましょうか」
手当を完了した白露がそう促し、一同は警戒しながら、再び奥を目指して歩き出す。
それから少し経った頃、少し開けた場所へとウィンクルム達は辿り着いた。
そこだけ、木々の間から太陽の光が届いている。
「テンサイみーっけっ」
アイオライトが指差す先に、白い葉が見えた。
「おお……本当に白いな」
ブリンドが感心した声を上げる。
「沢山あるぜ!」
珊瑚がウキウキした様子で、一面を埋め尽くす白い葉を見渡した。
「綺麗なもんだな~……」
白い葉は花のようにも見えて、秋乃はほぅっと息を吐き出す。
カシャッ。
セイジは持参したカメラのシャッターを切った。
「セイジ、何してんだ?」
「今後の参考のため、だ」
不思議そうなランスに、セイジはそれだけ答えると、場所を変えて写真を撮っていく。
「こんなものか。じゃあ、収穫だな」
満足した様子で頷くと、カメラを仕舞って持参したスコップを取り出した。
「リン、手元を照らしててくれるか? 日は当たってるけど、少し暗いし」
「ああ。しっかり穫れよ」
ハティの依頼に頷くと、ブリンドは皆が収穫しやすいよう、マグライトで辺りを照らす。
「うん、これなら問題ない」
ハティは軍手を嵌める。ウィンクルム達は、それぞれスコップを手に収穫を開始した。
「わぁ~全部真っ白! 真っ白いぱんつみたいっ」
掘り出したテンサイを手に、アイオライトが瞳を輝かせる。
「アイ……その、なんでもぱんつに結びつける癖は止めましょうね」
白露は眉を下げながら、アイオライトからテンサイを受け取る。
「えーでも、ぱんつみたいだよっ」
「ぱんつで出来たスイーツは幾らなんでも御免です」
(アイの言い分を纏めると、私はぱんつに似てるのでしょうか……)
それはちょっぴり……いや、かなり問題がないだろうか?
白露は少し切ない気持ちになりながら、テンサイを袋に詰めた。
「菓子になる前の雪白砂糖の試食は……駄目だろうか?」
丁寧にテンサイを掘り出したハティは、まじまじとテンサイを眺めて呟く。
「頼めば、それくらい食わしてくれんじゃねーか? それにしても、どんなスイーツを作る気なんだろーな」
ハティの手の中のテンサイを見つめブリンドがそう言うと、ハティは少し考えてこう答えた。
「シュガーパイ……とか」
「お前ソレどっちにしても素材まんまじゃねーか」
思わずびしぃと手を振ってブリンドがツッコむ。
「でも、確かに雪白砂糖の味は気になる……」
秋乃もまた、掘り出したテンサイをじーっと見つめた。
「じゃあさ、皆でファビオに頼んでみようぜ! 砂糖も食わせてくれって」
珊瑚が提案すると、一同はウンウンと頷いた。
「さっきの続きになるけど、ファビオ君がこれで作るもの……」
テンサイから土を払いながら、イチカが微笑む。
「ラーメンみたいなスイーツだったりして。なんてね~♪」
「不吉な事言うな」
秋乃が嫌そうな顔をすると、イチカはハハッと笑った。
「苦労したんだから、美味しいもの作ってくれないとね?」
「不味かったら、しなす(殴る)」
「珊瑚、物騒な事は言わないように」
拳を握る珊瑚の肩を、瑠璃がポンポンと叩く。
「セイジはどんなスイーツだと思う?」
ランスの問い掛けに、土壌ごとテンサイを掘り出しているセイジは、少し考えるようにしてから、
「ラーメンに合うスイーツじゃないか? 団子とか月餅とか」
「なるほどな~! 俺はアイスかクレープと思うぜ」
その答えに感心しつつ、ランスは麻袋を広げて、セイジの採ったテンサイを入れるのを手伝った。
そうして、採り尽くさない程度にテンサイを収穫したウィンクルム達は、帰路に就いたのだった。
●5.
「皆さん、お疲れ様でした!!」
森から戻ったウィンクルム達を、笑顔でファビオが迎えた。
「これでスイーツフェスタに参加できますっ!」
収穫された雪白テンサイを見つめ、瞳をキラキラさせる。
「少し乾燥した温かい場所だったよ。そこだけ日が当たっていて」
セイジは説明しながら、撮ってきた写真をファビオに差し出した。
「現地の写真だ。後、これも」
土壌ごとテンサイを掘り出したものを一緒に渡す。
「栽培用だ」
「えっ?」
驚いた顔をするファビオに、セイジは微笑んだ。
「上手く行けば、危険を犯さず入手できるようになるだろう。頑張ってくれ」
「は、はいっ! 有難う御座います!」
ファビオは大事そうに貰ったものを胸元に抱きかかえる。
「これ、ポルタ村の人達にもお分けしていいですか!?」
「勿論だ」
「村の人達もすっごく喜ぶと思います!!」
ぺこりと深く頭を下げるファビオと、微笑むセイジを交互に眺め、ランスは感心した。
「だよなあ……砂糖はこれからも使うもんな」
それを考えていたセイジは、やっぱり凄い奴だとランスは思う。
「ところでセイジ」
「何だ?」
「テンサイから砂糖ってどうやって作るんだ?」
「それは──」
「俺が説明しますね! 大雑把に言うと、お湯で煮詰めた後に、布でこして取った汁を煮詰めて作ります」
セイジに代わってファビオが答えた。
「美味しい砂糖とスイーツを作りますね!」
「参考までに聞くが、なんて店名で出店してんだ?」
ブリンドが尋ねると、ファビオはにっこり笑う。
「『ファビオの面白スイーツ店』ですっ」
「おもしろ……」
ブリンドの表情が固まり、ハティは大きく瞬きした。
「あ、どんなスイーツを作るかは、秘密です♪ 当日をお楽しみに! スイーツも砂糖も、楽しみにしてて下さいね!」
一抹の不安を胸に、この日、ウィンクルム達はファビオと別れたのだった。
●6.
スイーツフェスタ当日は、とてもよく晴れて、青空が広がっていた。
ポルタ村の入り口で顔を合わせたウィンクルム達は、皆で揃ってファビオの出店スペースまで足を運ぶ。
沢山の店と、沢山の人々の笑顔が溢れていた。
「みなさ~ん! こっちです~!」
暫く歩くと、ぶんぶんと元気に手を振るファビオの姿が視界に入る。
ねじり鉢巻にエプロン。ラーメン屋台の時と同じ服装だ。
「わぁ~パパー! すっごく綺麗っ♪」
「鮮やかですねぇ……!」
アイオライトが歓声を上げ、白露が微笑んだ。
ファビオの店には、色とりどりの花や動物の形をしたフワフワしたものが並んでいる。
「これは……綿飴か?」
秋乃が首を傾けると、ファビオは頷いた。
「そうです、綿飴です♪」
「綿飴って、こんな風に出来るんだねぇ~」
イチカが感心した様子で、クマを形どった綿飴を眺める。
「で、これが雪白砂糖です」
器に入った白い砂糖が、ウィンクルム達の前に出された。
「どうぞ、舐めてみて下さい」
「それでは」
「クワッチーサビラ!(いただきます)」
瑠璃と珊瑚を先頭に、ウィンクルム達は砂糖を指に取って舐めてみる。
「上品な甘さだ」
「普通の砂糖より、なんつーかやさしい味だな」
ハティとブリンドは、思わず確かめるようにもう一度舐めた。
「うまい!」
「なかなか面白い味だよね~」
秋乃とイチカも微笑む。
「美味しいでしょ? 綿飴作っちゃうんで、皆さん、お好きな形を仰って下さい!」
「あたし、お星様がいいなっ!」
アイオライトがハイハイ!と手を上げる。
「セイジはどうする?」
「迷うな」
セイジが首を傾けると、ランスはハイ!と手を上げた。
「俺とセイジはハート!」
「は!?」
「俺と秋乃もハートにしよっか?」
「どーしてそうなる!」
「リン」
「間違ってもハートとか言わねーよ!」
「珊瑚……」
「ガンマリ言うなっ」
「あたしもハートにしようかな~」
「それも可愛いですね」
一同は甘い一時を楽しんだのだった。
Fin.
依頼結果:大成功
MVP:
名前:アキ・セイジ 呼び名:セイジ |
名前:ヴェルトール・ランス 呼び名:ランス |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 雪花菜 凛 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 01月16日 |
出発日 | 01月22日 00:00 |
予定納品日 | 02月01日 |
参加者
- ハティ(ブリンド)
- アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
- アイオライト・セプテンバー(白露)
- 瑪瑙 瑠璃(瑪瑙 珊瑚)
- 天原 秋乃(イチカ・ククル)
会議室
-
2015/01/21-23:27
>森を抜ける時間
なるほど…それもそうですね。どれくらいかかるかわかんないもんな
移動時の光源は懐中電灯、戦闘時の光源はトランスのオーラを頼りにって感じにしたほうがいいか
プラン提出してきたぜ。うまくいくといいな -
2015/01/21-22:59
白露:
そういえばトランスが…と思いましたけれども、森のなかを抜ける時間がよく分からないので、私たちは敵を見付けた時点でトランスすることにします
プランはほぼ提出いたしました。あとは微調整ですね
アイ:
クレープ♪ クレープ♪
いっただっきまーーすっ♪♪
【ダイスA(6面):2】 -
2015/01/21-22:49
>瑪瑙さん
お互い美味しいものを食べるためにも怪我せずに行きたいですね。頑張りましょう
なお、デミ達の連携は《天の川》で分断する予定です
>ALL
プランは提出できている。
うまくいくと良いな。
一息つこうか。(苺クレープを皿に乗せて差し出し
クレープの個数:4+Aダイス
【ダイスA(6面):1】 -
2015/01/21-22:38
珊瑚:
やさやさ!(※そうそう)
デミ達に会うまでは、まとまって行動するのに賛成やっさ。
オレは双剣でデミ・ボア。瑠璃は弓でデミ・ウルフを狙うぜ。
ライトの布覆いは……うーん、オレの意見としては、あんまいらねぇかなぁ。
光を見ただけでボアは突進してくるかと思う。
オレらはオ・トーリ・デコイに何か光るものを取り付けて、ボアをおびき寄せる予定。
ウルフのおびき寄せに関しては、わざとボアにやられるフリして誘い込むのも考えてる。 -
2015/01/21-22:29
いあいあ、こっちの勉強不足な。プランは今提出してきた。
スキルに関しては視界が悪くてスナイピングは使えねえだろうし、ダブルシューターにしてるぜ。
収穫もあるし本当に暗くなる前には辿り着きてえとこだなー。
いちおー軍手やらスコップやら袋やら申請してみた。
固まってたら攻撃もできねェだろし、戦闘が始まれば自然とある程度バラけると思うぜ。
ああトランスって手もあんのか。考えつかんかったわ。手持ちにマグナライトがあったんで俺んとこは(継続時間がイマイチわかんねえんで念の為)戦闘開始後にしてた。
ライトは任せる。俺もライトで引き付けるとは書いてねえが、結果的にそうなる可能性はあるかもしれねえとは思って書いた。 -
2015/01/21-22:28
秋乃さん、改めてよろしくお願いします。
アキさん、答えて下さってありがとうございます。
明かりは今回の地形上、必要だと思いますので自分達も懐中電灯を持参していきます。
武器については、自分は弓を、珊瑚は水攻の双剣を装備する予定です。 -
2015/01/21-17:01
白露:
ブリンドさん、こちらこそすいません。
まったく逆のこと書いてしまって(しかも、それに随分気付かなくって)混乱させて申し訳ありませんでした。
全員でまとまって移動…の認識でいいですよね?
戦闘が始まったら、ちょっとは(本当にちょっとは)ばらけたほうが、デミ・ボアに突撃された場合、被害を少なく出来るかもしれませんが
では、アイにもマグナライトを持ってもらいます
私のほうも布で覆おうかと思ってましたが、どうしましょう?
今のところ引き付けはなしの予定です
が、引き付けを狙うなら、アイ曰く「お歌も歌うよー」だそうです ←きっと、うるさい
あ、私はデミ・ボア対策になるかと思って、弓を持っていきます -
2015/01/21-02:01
瑠璃達は初めましてだな。改めてよろしく頼むぜ。
>明かり
分散…はしないよな?
だったら、全員がトランスすれば少しは明かりの足しになると思う。
確か、周囲をうっすら明るくする…くらいはできたような気がするんだが。
>戦闘
うーん、近接だとあまり動きまわらないほうがよさそうな感じか…?
イチカにはオブリガードのスキルをもたせて、カウンター狙いでいこうと思ってる。 -
2015/01/21-01:52
ブリンド:
んん?あっすまん。めっちゃすまん。寝ぼけてワールドガイドの属性逆に見てた。
相手が火なら水+でいいのか。むしろ防具で言うなら俺の場合土耐性か。
混乱させるような発言してワリ。とりあえず解決。 -
2015/01/21-01:30
白露:
す、すいません
前回の発言を訂正します(今更削除できない
「私が水属性なので、デミ・ボアから攻撃する」です
デミ・ボアは火属性ですものね
逆に言うと、土属性のデミ・ウルフは出来れば相手しないほうがよさげですよね -
2015/01/21-01:12
アイオライト達と瑪瑙さん達はこの間ぶり。またよろしく頼む。
・ライト点灯
分散するんでなければ10名全員が全員でなくてもいいんじゃないかとは思う。ある程度まとまって行動した方がいいとも。
引き寄せ効果を利用するなら、点けた者が先導する形をとるのはどうだろう?そしてその後をついていく形だな。
厳密に点ける、点けない役割を決めようというよりは、俺達はそうしようと思っているという程度なのだが。
ブリンドに点けてもらって、俺は点けたものを布で覆って持っていくつもりだ。
気付かれていなければ目晦ましにも使えるかもしれない。
・デミ
ブリンドも水属性だが、足止めは必要だと思うのでボアの方についてもらおうかと、火耐を気持ちばかり装備で上げている。
武器は水+だが、ボアには牽制&ウルフには効果的だと思えば現状でいける…だろうか。攻撃力と属性、どちらが重要なんだろう。
俺がジェンマを持つ予定なので、多少は応援できると思うが。
-
2015/01/20-23:06
>瑪瑙さん
ライトをつけずに俺達は、一体どうやって暗い中を目的地に進むことができるのだろうか?
暗視能力も無いのに。…という話です。
攻撃順はウイズは詠唱時間が必要なので、
その間に距離と状況を鑑みて攻撃すべきと判断した相手(可能であれば猪)に、
単体魔法をかける予定だよ。
範囲魔法なんて放ったら、森林破壊もんな(爆) -
2015/01/20-22:29
白露:
瑪瑙さんたちは今回もよろしくおねがいいたします
>マグナライト
そうですね…
目立った方が敵も引き寄せられますし、マグナライトは点けていってもいいかもしれません
(マグナライトのコーディネート効果「暗闇時発見」にはワールドガイドに「暗闇では使用者の位置も目立ちますので注意が必要です。」の注意書きが、あります。さっき気付いた・汗)
アイはおそらくクリアライトを使いますから、その意味でも多少の明かりは欲しいです
やはりマグナライトは使用してもいいでしょうか?>all
>武器
うーん。殺気感知効果のある弓と、森の中でも比較的使いやすい銃と、どちらにしようか迷うところですね……
私が水属性なので、デミ・ウルフから攻撃するのは決定なんですが -
2015/01/20-21:51
最後の一枠で参加させていただきました瑪瑙瑠璃とテンペストダンサーの珊瑚です。
秋乃さんは初めましてですね、他の方は今回もよろしくお願いします。
確認したいんですが、アキさんの言う、明かりを点けていかないか?というのは、
周りを照らすのではなく、自分達の場だけ点すという意味でしょうか? -
2015/01/20-20:29
アキ・セイジだ。相棒はウイズのランス。よろしくな。
◆明かりについて
デミの元は狼と猪。この二種の動物の嗅覚は大変優れている。
猪は元々昼間の動物だが夜でも平気で動く。そして狼は夜行性だ。
なので明かりが有っても無くても奴らには無問題。暗くて困るのは俺達だけだよ。
そんなわけなので、明かりは点けていかないか?
◆その他
鬱蒼と樹が茂ってる森なので、木の枝が色々邪魔になる。武器の取り回しにはお互い注意しよう。 -
2015/01/20-06:04
白露:
さて、先ほどは御挨拶のみで失礼しました
プレストガンナーの白露とアイオライト・セプテンバーです
この度もよろしくおねがいいたします
私は先ずデミボアから対処しましょうかね
デミボアの怖いところは、突進からの体当たりですから、プレストガンナーなら遠距離からの攻撃が可能ですし
視界対策のマグナライトはアイが所有してますが、向こうからも発見しやすくなりますから、今回は使わないほうがいいでしょうか -
2015/01/20-01:34
天原秋乃だ。あと、テンペストダンサーのイチカ。
今のところ初めましてはいないな。今回もよろしく頼む。
ラーメン店の店主が作るスイーツか…いろんな意味で不安はあるが、何はともあれ雪白テンサイ無事ゲットできるよう頑張ろうぜ。 -
2015/01/20-00:23
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2015/01/19-22:26
ハティとプレストガンナーのブリンドだ。アキさんと天原さんは今回もよろしく。
ああまで言われるとスイーツになる前の砂糖の味も知りたくなるな…フェアまであまり日がないみたいだが。
デミボアを足止めしつつ、デミウルフの数を減らして統率を崩していきたいところだな。
俺としてはデミウルフの対応、視界が悪いようなので囲まれないよう警戒に回れたらと思う。
ブリンドはメンバーが揃うまで保留で、ボアでもウルフでもどちらでも動けるように考えておくな。