プロローグ
●狂信者は考える
マントゥール教団に所属するとある男はオーガに憧れていました。
男が憧れるのは頭部に雄々しく屹立するオーガの角であり、人間の魂を喰らうオーガの在り方、羨望にも似た気持ちを抑えきれなくなった男は、ある頃からこう考え始めます。
「俺もオーガ様に成れたら……」
男は考えます。
オーガに成る為の方法を。
そして沢山の書物を読み漁った結果、この結論に行き当たった。
「オーガ様のように魂を喰らえば、俺もオーガ様に……!」
魂魄論で言うと、魂は精神を支える気、魄は肉体を支える気。
「つまり、魂は血に宿る……っ!」
男、ゼルメキアはにたりと凄惨な笑みを浮かべ、消えていきました。
●夜のA.R.O.A.事務所
「……おいナカムラ。こんな時間なのにまだ居たのか」
事務所の戸締まりをしにきたA.R.O.A.職員スギバヤシが残っていた新人職員ナカムラを見つけて声を掛ける。
「あ、スギバヤシさん、おつかれっす。いやぁ少しだけ書類の整理しようと思ったらこんな時間に、なんて本当にあるんっすねぇ」
それをへへぇ、と屈託のない笑みでナカムラは返す。
「お前なぁ、最近のタブロスの夜は結構危ないんだぞ?」
「へ? 何かあったんすか?」
そんな気楽な笑顔に危機感を覚えたスギバヤシは溜め息を吐いて話し始める。
「はぁ……偶には新聞かニュースを見ろよな。最近は夜のタブロスでは黒マントの吸血鬼が出るんだとよ、なんでも首や手を切ってそこから血を抜いていくんだそうだ……。今日は俺が送って行くからすぐに帰宅の準備をしろ」
「は、はいっす。すみませんスギバヤシさん」
●???
その日の夜も公園で手首を切られ、致死量に近い血を抜かれた女性が発見された。
傷口から推測するに、犯人は複数犯の可能性が高いとの事である。
解説
●目的
夜のタブロスに現れた黒マントの吸血鬼〈ゼルメキア〉を探せ。
●目撃情報
路地裏や薄暗い公園、人の通りが少ない所に現れるらしい。
最初は1人だった筈だが、最近では賛同者が増えたのか手下が2~3人以上は増えているらしい。
更に人間離れした動きをしていたらしい。
ゲームマスターより
ハロウィン終わったかもしれないけどまだ間に合う(震え
囮を使って犯人〈ゼルメキア〉を誘き寄せたり、路地裏などで逆に待ちぶせたりして接触しましょう。
倒すにしろ逮捕するにしろ襲い掛かってくると思うので注意して下さい。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
油屋。(サマエル)
人の形をしたオーガの仕業? 計画性が見られる辺り、人間ぽいけど この血を抜くってのが引っかかる 普通に人を傷つけたいならこんな手の込んだ事しないよね 何かそこに意味があるのかな 事前に事件について調査(PC・哲学スキル使用) ネットに情報やAROAデータベースを頼りに 事件に関連した情報がないかを調べる 犯人の特徴を推論 仲間と情報共有 集めたものから被害者の特徴や襲われた時間・場所・状況等 洗い出す ここから地図を使用して範囲を絞り込み、場所を決めて調査 人通りが少ない場所や公園・路地裏など (夜) 物陰に身を潜めて待機 トランス 犯人が現れたらアイリスさんと朱音の保護優先 犯人が逃走しないように牽制 持ち物:縄 |
ひろの(ルシエロ=ザガン)
犯人は、たぶん。 血を入れる容器と、抜くための道具を持ってるはず。(噛み付き痕が無いことから判断 致死量がどのくらいかは知らないけど。限度が判るってことは医療関係の人が犯人の中にいる……? 昼の内に図書館で、事件が起き始めた少し前から当日までの新聞を調査。 図書館にタブロスの地図があればコピー。 コピーした紙に被害現場を書き込み、犯人の行動範囲を絞り込む。 図書館で会話しても良い場所に移動し、情報共有。 戦闘では邪魔にならないように後方で待機。 伸した犯人の両手首を後ろ手で縛り、両足首も縛る。更に手首と足首も縛り動きづらくする。 猿轡も噛ませる。 囮に犯人がかかれば、懐中電灯を点ける。 所持:捕縛用縄、手拭数本。 |
空朱音(鴇色 灯火)
主様、女性の血を抜かれてる事件があるんだって ちょっと気になる…かな だって、私の姉様がこの事件に関わってる可能性は0じゃないもん 0じゃない限り、私は調べてみたい…かな 【申請】 ・懐中電灯 【昼】 情報を集めるよ 被害者の特徴と、犯人の犯行時刻の割り出し あとは場所も探してみようかな 範囲を絞れたらできれば犯人を挑発できるような発言をしたいよね えっと…情報収集しながら「私は神人…です。女性ばかり狙ってるような卑怯な人達には負けないよ。私が…捕まえてみせるよ」って言って皆には安心させて…あげないとだね 【夜】 アイリス姉様と一緒に夜道を歩くよ 手首はブレスレットで保護して 敵を見つけたら素早く明りを点滅させるよ |
アイリス・ケリー(ラルク・ラエビガータ)
力がつけば、より派手になりかねませんね… 貸出申請) 手錠 昼夜共通) 手袋着用 昼) ラルクと共に犯行現場となる可能性のある場所を探す 夜) 防具の上からコートを着用し偽装 武器は靴下止めを使ってスカートの中に 予測した場所で朱音と共に囮として行動 保護者のように振る舞う 子供と一緒であれば不自然ではない為、懐中電灯はつけて歩く 敵と接触したら素早く懐中電灯を二度点滅し合図 仲間が接敵次第、懐中電灯をベルトで腰に固定 ラルクと共に攻撃役が狙う敵以外の足止め 当てて目くらましをすることに専念 敵が5人以上いるのであれば単独もしくは他の神人と共同で足止め 倒れた敵は手錠で拘束してすぐに戦闘へ戻る 戦える敵が5人以上いる間は足止め優先 |
七瀬 琴子(エディス・アスター)
吸血鬼、ね… ウィンクルムってこういう仕事もやるの? 報酬も出るしネタにもなるけど割に合わない気が 懐中電灯申請 新聞やニュースから犯行現場を確認 昼の内に現場を回ってみて何か共通点がないか目で確認 付近を歩いてみて近隣の住民がいたら何か目撃しなかったか聞き込み 警察がいたらお疲れ様ですと労いつつ首尾はどんなものか聞いてみる 夜になる前に図書館に集合して情報共有 見聞きした事を伝え次の犯行現場を予測する 囮作戦中は囮役からは距離を開けて行動し様子を見守る 吸血鬼が現れるまではライトオフ 自分達の周囲にも不振な人影や気配はないか常に警戒しておく 合図があった・緊急事態と判断したら駆けつけて加勢 懐中電灯で照らしてサポート |
●事前調査
噂の吸血鬼事件の解決に集まったウィンクルム達は5組。
A.R.O.A.に集まり、軽く挨拶を交わした後、昼の内に各々は情報収集に奔走する。
『油屋。』と『サマエル』、『アイリス・ケリー』と『ラルク・ラエビガータ』は先ず手近なA.R.O.A.で過去の事件についての資料を調べ始める。
「……んぅー」
A.R.O.A.会議室に備え付けられているパソコンの前で油屋は唸る。
「どうした乳女、何か分かったのか?」
情報収集は油屋に任せる事を早々に決めたサマエルはパソコンに向かう油屋の後ろでまったりと紅茶を飲んでいたのだが、油屋の唸り声を聞いて振り返った。
「ん、過去に起きた事件の事が載ってたんだけど、目撃者は被害者しかいないみたいでこんな計画性が見られる辺り人間ぽいけど、人の形をしたオーガの仕業とか色々書かれてる。でもこの血を抜くってのが引っ掛かるんだよね。普通に人を傷付けたいだけならこんな手の込んだ事しなくてもいいし、何かそこに意味があるのかな……」
油屋はそう言いながら更に過去の事件の記事を読んでいく。
「被害者は全員が失血によるショックで気絶か。まるで本物の吸血鬼のようだな。しかも人間離れした動きをするんだろう? 案外本物だったりしてな、或いは特殊な思考をお持ちのオーガ様大好き集団の仕業だったりして、な……」
そう言ってサマエルは面白そうに笑った。
そんな二人のやりとりの後ろでアイリスはA.R.O.A.の事務員〈ナカムラ〉を呼び出していた。
「成る程。念には念を入れるって事っすね。タブロス市民への注意勧告の件、了解したっす」
「はい、お願いします。私達もなるべく早く解決を試みるつもりですけど、犯人を捕まえるまではやはり危険ですから……」
アイリスはぺこりと丁寧に頭を下げる。
「よしアイリス、それを付けたら行くぞ」
そう言ってラルクはアイリスに手袋をひょいっと投げる。
「え? 行くって何処にですか?」
「決まってるだろ、犯行現場だ。過去に事件が起きた場所を回る。こういった儀式的な事で血を覚えた奴はタチが悪い、止まろうって気が最初から無いからな」
「力がつけばその分より派手になりかねませんからね……」
「分かってるとは思うがアイリス、十分に気をつけろよ?」
「はい、ラルクさん」
言われた通りにアイリスは手袋を付け、ラルクは耳が隠れるニット帽を被り、二人は会議室を後にした。
一方、『ひろの』と『ルシエロ=ザガン』は事件が起き始めた頃からの新聞を調査する為に図書館を訪れていた。
「はい、ルシェ。コピー取ってきた、よ?」
「おう、サンキュ」
ひろのが持ってきたタブロス市の地図のコピーを広げてルシエロは赤ペンで事件の場所に丸を付け、時間を書いていく。
「調べるのは事件が起き始めた少し前から当日まで……」
事件が起きた回数は6回。
1件目は公園、被害者は仕事帰りのOL。
2件目は路地裏、被害者はバイト帰りの大学生女子。
3件目は三叉路の小道、被害者は塾帰りの高校生男子。
4件目は路地裏、被害者はバイトに出勤中の女性。
5件目は自然公園、買い物帰りの主婦。
そして6件目は公園、飲み会からの帰りのOL。
「目撃された犯人の特徴、は……襟を立てた黒いマントの集団、で武器は短刀みたい、だね……」
「3件目だけは被害者が男なんだな」
「……そう、だね」
「オレ達はこれ以上の被害拡大を防ぐ為に今回で捕まえる必要がある。噂の吸血鬼も人間離れした動きをするらしいがオレ達と同等なのかそれ以上なのかが問題だな。まぁ被害者が死なない程度に抑えているみたいだからオーガではないんだろうが……厄介な敵になるだろうな」
そう言ってルシエロはついっと一度ひろのに視線を移して。
「(相手がなんにせよこいつ〈ヒロノ〉だけは守り切るがな……)」
意識せず力んでいた拳を開いた。
そして『七瀬 琴子』と『エディス・アスター』は新聞やニュースの情報から犯行現場に足を運んでいた。
「吸血鬼、ね……ウィンクルムの仕事ってこういうのもあるのね。報酬も出るしネタにもなるけどあまり割に合わないわね」
琴子は1件目の犯行現場の公園を見渡しながら溜め息混じりにそう言った。
「僕らに仕事が来るという事は何かオーガ絡みだったりするのでしょうか。どちらにせよこれ以上の犠牲者を出さない為にも気を引き締めていきましょう」
「……そうね」
至極まっとうなエディスの意見に琴子は裏があるような気がしてやや懐疑的な視線を送るが、エディス本人は気付いていないようだ。
現場を回りながら分かった事は事件が起きた場所がタブロス市の西側に集中している事。
ならばタブロス市の西側に吸血鬼が網を張っている可能性が高いのだろうか、と琴子はメモ帳にしている手帳を睨みながら情報を整理しつつ、次に吸血鬼が出そうな場所を見回っていく。
『空朱音』と『鴇色 灯火』は被害者が運び込まれた病院へと足を運んでいた。
『女性を中心に血を抜いていく吸血鬼……私の姉様がこの事件に関わっている可能性は殆ど無いかもしれないけど可能性が0じゃない限りは調べてみたい』
この依頼を受ける前日に空朱音とのやりとりを灯火は思い返していた。
『自分から言い出すのはあまり関心はしないが、気持ちは理解出来なくもない。少し不服な部分もあるが、協力しよう……ただ一つだけいいだろうか? アキは死に急ごうとして危険な依頼を受けているのではないか?』
『ううん、そんな事ない……と思う』
『少々気掛かりだが、出来る限り俺が守ろう。だからアキも無理はするなよ』
『はい』
素直にそう答えていた空朱音の顔を思い出しつつ灯火と空朱音は被害者の病室に到着した。
念の為に顔が割れないよう狐面を付けた灯火と一緒に空朱音は意識が戻った被害者に挨拶をし、事件の事を質問していく。
「私はA.R.O.A.の神人、です。私と主様は女性ばかり狙ってるような卑怯な人達には負けないよ。そんな人達は私達が……捕まえてみせるよ」
そして最後に色々とショックを受けている被害者を安心させるように空朱音は力強くそう言葉にする。
「(アキ……)」
空朱音の静かに燃えるような闘志に感化されたのか一歩引き気味だった灯火の方にも自然と熱が入ってきているようだ。
日が沈みかけて夜の帳が下りる頃、ウィンクルム達は図書館に再集合していた。
「それじゃあ集めてきた情報を纏めるわね」
片手で手帳を開いた琴子が集まった情報を纏める。
1.犯人は血に固執している。
2.何れの犯行現場も目撃者は被害者しか居ないぐらいの人気のない場所。
3.被害者は女性中心だが、一度だけ男性も狙われている。
4.犯人の特徴は黒マントの集団で武器は短刀、一人だけ人間離れした動きをする。
5.犯行現場はタブロス市の西側に集中している。
以上の情報から神人を囮にした囮作戦を空朱音が立案、空朱音とアイリスの二人を囮に立てた囮作戦を決行する手筈となった。
●作戦開始
地図で絞ったタブロス西区で人気のない場所を空朱音とアイリスは二人で歩き回り。
それをやや遠くから灯火とラルクが尾行する。
囮作戦の作戦内容は非常にシンプルかつ合理的。
見回りによる事件の予防ではなく、囮を立てて犯人達を一網打尽にする作戦だ。
昨今の薄ら寒い気温の事もあり、アイリスは防具の上からロングコートを着ても違和感はない。
小さな空朱音と一緒という事で懐中電灯を持っている事も違和感を取り除いていた。
大小のか弱い女性二人、標的としてはこれ以上ない事もあったのか予測値点の通り道になる薄暗い公園を歩いていると、そいつは直ぐに現れた。
「やぁお嬢さん方、今宵の月はとても綺麗ですね」
黒いマントの男が目の前の道を塞ぐように現れた。
揉み上げが長く、蓄えられた顎鬚に繋がっているが際立った顔立ちの所為か不潔感はなく、寧ろ男らしさが感じられる。
「ッ!」
直ぐに空赤音は持っていた懐中電灯を素早く点滅させる。
「合図だっ!」
空朱音の合図を見て灯火は他のウィンクルム達に合図を出し、自身は空朱音の元へと駆け寄っていく。
「『誓いをここに』」
あまりに早い犯人の登場に意表を突かれた形になったがひろのは直ぐに対応する。
金色の粒子がひろのとルシエロの周りを荒々しく舞い、ひろのは蒲公英色のオーラを、ルシエロは鶸色のオーラを纏う。
「ルシェ、行って」
「おう」
ひろのの声に答えつつ夫婦剣〈白黒〉を抜剣し、空朱音とアイリスの方へと駆けて行く。
「『物語を紡ぎましょう』」
ひろの達に少し遅れて琴子もインスパイア・スペルを唱える。
まだあまりこのキス〈トランス状態への移行〉に慣れてないのかぎこちなくエディスの頬に口を寄せる。
ぱぁ、とした輝きの後、緩やかに暖かな風のようなオーラがエディスの身体を包む。
「それじゃあ琴子さん、行ってきますっ!」
そう言ってエディスは曲剣〈カットラス〉を抜き、駈け出した。
「『盲目の神よ、彼の者達に死の快楽を与え賜え』」
急いで唱え終えた油屋は手早く寄り添うサマエルの頬に口付けをする。
サマエルの全身に魔的な刺青が浮かび上がり、黒炎のオーラを立ち昇ると同時に刺青が消えていく。
敵を前にして喜んでいるのか歓喜の表情を浮かべて、己が鉄槌〈ジャックオーハンマー〉を握り締めた。
「サマエルっ! 相手は人間だ、手加減はするんだよ!」
「分かってる分かってる。峰打ちするから☆」
ニコッと笑顔で返すサマエル。
「それなら大丈夫か……」
「あの、ハンマーで峰打ちは出来ないんじゃ……?」
何故かホッとする油屋に琴子がツッコミを入れる。
「あ゛っ!?」
黒マントの男〈ゼルメキア〉を前に怯えた視線ではなく、キッと鋭い視線を投げ掛ける空朱音とアイリスの様子にゼルメキアは不穏なものを感じ取ったのかマントから刃渡り10cm程の短刀を抜いて二人に近付いて行く。
ゼルメキアが一歩、踏み出そうとした所で後方から朱い手裏剣〈紅葉〉と見え難い手裏剣〈サクリティ〉が飛来し、ゼルメキアは飛び退く。
駆け付けて来た灯火とラルクが空朱音とアイリスを庇うように前に立ち、ゼルメキアと睨み合う。
「『汀で踊る月の如く』」
ブレスレットで隠していた神人の紋様を顕わにしながら空朱音はインスパイア・スペルを唱え切り、前に立つ灯火の頬にキスをする。
めらめらと猛る炎のようなオーラを纏った灯火はいつでも動けるように重心を下げるように少し屈む。
「俺の前に現れてしまった貴殿の悪運を呪え」
「『猛き心を』」
武器を抜いた敵〈ゼルメキア〉を前にしても一歩も引かない意思を見せ付けるようにアイリスも雄々しいインスパイア・スペルを唱える。
キスと同時に赤と黒が交じり合ったような暗い光のオーラをその身に灯したラルクはただただ冷静に、冷酷に敵〈ゼルメキア〉を射抜くような視線を向け、小太刀〈時雨〉を左手に、手裏剣〈サクリティ〉を右手に構える。
「ウィンクルム、オーガ様の敵……か。ふ、フフ、フハハ……ウィンクルム、神人の血ならば更に濃度の高い魂が得られる筈だ……これは僥倖、僥倖なのだ……」
奇襲を受けた筈のゼルメキアは戸惑いではなく寧ろ歓喜、悦に入ったような表情で逆手に構えた短刀を構え直した。
それと同時に辺りに隠れていた黒マントの取り巻き達がウィンクルム達を取り囲むように現れる。
ゼルメキアを含めて総勢6名、黒マントの男達は口元を覆うような仮面を付け、血走った目でウィンクルム達を睨め付ける。
「こういうのはボスを倒したら楽になるのがセオリーだ」
一直線にボス〈ゼルメキア〉の方へ踏み込んでいくサマエル。
しかし、取り巻き2名がそれを許さないと言うようにサマエルの横から攻撃を仕掛けてくる。
「ゼルメキア様に手は出させん!」
ゼルメキアの持つ短刀よりも長い短刀を順手で持ち、左右から袈裟懸けに斬り掛かってくる。
流石に避け切る事は出来ないと判断したサマエルは足を止めて鉄槌を斜めに構えてそれらの斬撃を受け止める。
隙かさずエディスがフォローに入ろうと駆け寄っていき、更に他の取り巻き達がその中に入っていき乱戦状態へ。
その乱戦地帯を遠巻きから灯火とラルクが的確に手裏剣を投げて援護をしていく。
「『双葉』」
弧を描く2つの手裏剣がサマエルとエディスを避けるように飛び、黒マントの取り巻き達だけを的確に捉えていく。
「『陽炎』」
小太刀を突き出したラルクが真っ直ぐに突撃するが、流石に直線的な動きだった為、取り巻き達が短刀で迎撃をする。
しかし、それは実体のないラルクの分身、迎撃によって隙だらけになった所に間断なく手裏剣を入れていく。
「『アーマードマスター』」
一方的に攻撃されないように取り巻き達も反撃を行うが、その悉くをエディスが円盾〈ターゲットシールド〉で弾いていく。
「はぁぁっ!」
エディスの裂帛の気合を込めた斬り払いで押し返した所で鉄槌を振り被ったサマエルが合わせる。
取り巻き二人が弾き飛ばされる。
「血、血、血が欲しい……」
ゼルメキアの狙いは飽くまでも神人、取り巻き達の乱戦には目もくれず一直線に神人達の居る所に走り寄っていく。
地を這い蹲るように身体を低くし、地を滑るように近付いて来る。
それは並外れた身体能力の所為か、それとも特殊な歩法の所為か、何れにしても離れていたと思っていた位置からぬるりと滑るように近寄ってくる。
ひろの達神人達の前に立つのはルシエロただ一人、交差するように構えた白と黒の夫婦剣で地を滑るゼルメキアを迎撃する。
「シャッ!」
急激な踏み込みにより一瞬でルシエロの足元〈懐〉まで間合いを詰められ、ルシエロはギョッとしてしまい思わず右手の剣を振るう。
瞬間、ルシエロは一際大きな自分の鼓動が聞こえた。
それはまるで危険を知らせる警鐘のようだ。
「(拙いっ!)」
ルシエロの意識が下に向いたその一瞬の隙を突いて空中前転の容量でゼルメキアはルシエロの剣を躱し、更に真上を取ったゼルメキアはルシエロの死角〈後頭部〉を狙って短刀を振るう。
これが人間の動きではないと言われる所以、ゼルメキアの蜘蛛のような動きだ。
ギィン。
ルシエロの頭上で火花が散る。
ルシエロは殆ど無意識で左手の夫婦剣を振り上げており、ゼルメキアの必殺の一撃を寸での所で防いでいた。
「ッ―――『エトワール』」
後ろに回り込んだゼルメキアの更に後ろを取るようにルシエロは円を描くように回り込み、斬撃を放つ。
しかし、軽やかな横ステップと短刀の横薙ぎで躱され、逆に逆手から順手に持ち替えた短刀の突きがルシエロは脇腹を抉る。
「ぐ、うぅぅ!!」
倒れないように歯を食いしばってみるが満身創痍なのは誰が見ても明らかだ。
「やはり、男の血は不味いな……」
短刀に付着したルシエロの血をぺろりと舐め、唾棄しながらゼルメキアは溜め息を吐いた。
「ハッ、そうかよ! 『エトワール』」
再び円の動きで接近し、双剣を振るうが先程と同じように横ステップと横薙ぎで完全に躱される。
だが、先程と今とでは状況が違う。
そう、取り巻き達を軒並み倒してしまった他の精霊達が後ろからゼルメキアの方へ駆け寄ってきているのが見えていたのだ。
「『双葉』」
「『陽炎』」
左右から飛来する灯火の手裏剣と左右から小太刀を構えて突撃するラルクがゼルメキアを死角から狙う。
「ッ!!」
寸前で気付いたゼルメキアは体を捻じり手裏剣を弾くが、突撃したラルクの刺突を肩に受け、仰け反る。
その間隙を縫って接近していたエディスの曲剣に短刀を弾き飛ばされ、サマエルが大きく振り被った鉄槌を叩き込む。
「『グラビティブレイク』」
精霊達の連続攻撃を受け、体勢を崩したゼルメキアはその攻撃を避ける事が出来ず、軽々と弾き飛ばされる。
しかし、ゼルメキアはそれで倒れる事はなく、左手だけで受け身を取って即座に体勢を立て直す。
「ハァ……ハァ……、ちっ、足止めすらも出来ないとは……」
そこでゼルメキアは自分の右腕が不自然な方向へと曲がっている事に気付いた。
「ぐ、……右腕が使えなくなったか。仕方ない、今日の所は退かせてもらうとしよう」
そう言い放ち、足元に転がった自分の短刀を左手で拾い、脱兎の如き速度で去っていった。
それ見届けて気力で立っていたルシエロはその場に崩れ落ちた。
「ルシェっ……!」
●後日談
ゼルメキアに刺されたルシエロの傷は幸いにも“殆ど傷も残らないぐらい綺麗に斬られていた”為に大事にはならなかったようだ。
今回の吸血鬼事件は一夜にして主犯格〈ゼルメキア〉以外の確保に成功し、主犯格に多大なダメージを与える事が出来た為、次の被害者が出る事はなくなった。
しかし、主犯格のゼルメキアは未だに行方を追えず、確保は出来ていないようだ……。
依頼結果:成功
MVP:
名前:ひろの 呼び名:ヒロノ |
名前:ルシエロ=ザガン 呼び名:ルシェ |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | うち |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 恐怖 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 11月03日 |
出発日 | 11月09日 00:00 |
予定納品日 | 11月19日 |
参加者
会議室
-
2014/11/08-23:37
-
2014/11/08-23:21
アイリスさんのスタンプかわいい~(´ω`)
Σハッ! 作戦、上手く行くと良いね!! -
2014/11/08-23:09
すみません、一度使ってみたくて……。
とにもかくにも、サマエルさんが仰る流れでプランをだしてあります。
字数がかなりぎりぎりなので、追加は厳しいかもしれませんが、可能な限り対応しますので。 -
2014/11/08-22:55
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2014/11/08-22:29
プラン完成…です!
まだ時間はあるからギリギリまでプラン変更は対応…します! -
2014/11/08-21:00
この後も修正が可能ですので、何か御座いましたらご指摘頂ければと。
>囮
承知致しました。我々は物陰に隠れて様子を伺い
その合図と共に犯人の元へ→攻撃、という事になりますかね。 -
2014/11/08-20:57
流れとして、このように書かせて頂きました。
1 調査
2 情報共有・地図で範囲の絞り込み
3 地図で絞り込んだ範囲から人通りの少ない場所を調査(日が落ちる前までに)
4 犯人確保のための囮捜査
-
2014/11/08-20:55
>A.R.O.A.
夜間の外出に関して、盛り込めました。
>囮
暗がりで敵と接触したことが分かりにくいかもしれないので
合図として懐中電灯を素早く二度点滅するようにしてあります。
声を上げることも考えたのですが……人が来るかもしれないので、こちらの方がよいかなと思いまして。 -
2014/11/08-20:37
>囮
空朱音さんとケリーさんね。了解よ。
よろしくお願いします。
>明かり
私は特にもってないから、支給されるかはわからないけど申請だけはしておくわ。
>作戦
私もその流れで問題ないと思うわ。
じゃあ私は実際犯行があった場所をまわって何か共通点がないか目で探ってみるわね。 -
2014/11/08-20:34
-
2014/11/08-11:23
>情報収集
では、A.R.O.A.での情報収集はこちらで受け持ちますね。
集めた後は人通りが少ない場所を探った後、図書館へ向かうつもりです。
夜歩きはできるだけ控えるよう呼びかけれないかも入れてみますが、ちょっと字数が厳しいので……
入れれたか入れれなかったかは、後で改めて報告いたします。
>囮
それでは朱音さん、よろしくお願いしますね。
お母さん役は厳しい、かもしれませんが、保護者っぽく見せれるよう頑張ります。
手袋をつけようかと思ってます。
近頃寒いですし、不審がられはしないかなと。
>作戦
油屋さんの流れで問題ないと思います。
挑発は……露骨なものは反応が読めないので難しいところですが、
「早く警察かA.R.O.A.が捕まえてくれないかな」だとか「すぐに警察が捕まえてくれるさ!」というニュアンスのことを
街中で会話しながら歩くくらいならどうでしょうか。
>戦闘
私はラルクさんと共に足止めへと回りますね。
武器はスカートの下に隠しやすいクリアライトを持とうかと思っております。 -
2014/11/08-10:38
>情報収集
図書館で、事件が起き始めた少し前から。当日までの新聞を調べようと、思います。
A.R.O.A.の方へは、誰か、お願いします。(小さく頭を下げる
>捕縛
私一人だと、うまく縛れる気がしない、ので。
縛るとき、ルシェに手伝って貰おうと思ってます。 -
2014/11/08-02:43
>保護者と一緒に
…!そうだよね…危ないって言われてるのに私が一人で歩くのは確かに不自然…だよね。
うん、できればアイリスさんも一緒に囮をやってもらえると心強いかも。
>リストバンド
…リストバンド…デートコーデで何かいいのが無いか探してみるね。
>作戦
油屋ねぇさまの案で、大丈夫だと…思います(こくこく
あとは調査、できるだけ多く情報を集められるよう頑張るしか…私は思いつかないかな?
うん、頑張って…みる(撫でられ嬉しそうに -
2014/11/07-21:37
あわわ、こっちこそごめんなさい!
そっか、二人で一緒に歩いていれば親子とか姉妹と見てくれそうだね
>戦闘
アイリスさん、改めてありがとう!
サマエルは火力だけが取り柄だし、その案で行くなら攻撃に集中させるね。
サ「やだぁ ゴリラのくせに生意気ぃ~★」
懐中電灯はアタシも持ってるからそれを持って行くね!
-
2014/11/07-20:42
わ、わ、ごめんなさい、タイミングが被ってしまいました……;
えっと、囮に関しては朱音さんお一人でも、私も一緒でも構いません。
失礼な言い方とは思うのですが、物騒な夜に可愛らしい小さな女の子が一人でいるよりも、保護者役っぽい人間も一緒に歩いている方が自然かもとは思います。
小さな女の子と歩いているという状況ならば、懐中電灯をつけながらでもおかしくはないでしょうし…… -
2014/11/07-20:36
>囮
二人ともありがとう!
本当は安全のために二人で行っても良い気がするんだけど
やっぱりおびき寄せるなら一人って事になるのかなぁ
えっと、今までの流れで言うと囮役は朱音って事でおっけー?
(朱音ちゃんの頭をナデナデしつつ)
★ 提案
囮役の人は手首を保護する……
サポーターとかリストバンドとかしていっても良いかも?
>情報収集
じゃあ、アタシはネットに情報が転がってないか調べてみるよ(PCスキル4)
ひろのが言う通り現場の調査も含めて情報共有した方が良さそうだ
>犯人
うん、個人的には出来るなら捕まえたい。
逃がしたらまたどこかで被害にあう人も出てくるだろうし
>作戦
「挑発」が上手く出来ればこれを利用しない手はないと思うんだけどなー。
ただ、犯人たちがこの挑発に乗るかと言われると微妙なところかな、と……。
場所の特定かー まずは素直に『路地裏・公園』から当たってみるのが良いかな
犯人は現場に戻ってくるなんて言うけど、同じ現場で人を襲う事は……無いと考えてる
1 地図を見て、範囲の絞り込みをして、そこから路地裏や公園、人通りが少なくなる場所を調査(昼)
2 その中からさらに絞り込んで(昼)囮を使った捜査(夜)
3 犯人がかかれば作戦に従って確保(夜)
こんな流れを考えてみました。問題点とかツッコミとかあればお願い! -
2014/11/07-20:30
>囮
二人でも問題ないのでしたら、私もそのままで。
朱音さんのお歳を考えれば、二人でいる方が自然にみえるかもしれませんしね。
防具及び武器を隠すようにコートを着用しようかと思います。
レベル1ではありますが、ラルクさんに変装と偽装スキルで補助してもらえば、多少は誤魔化せるかなと。
どちらも本来の効果とは離れてしまいますが、効果があればいいなくらいのつもりでいます。
>情報収集
そうですね、一度、集まって情報交換したほうが良さそうです。
その場合は図書館に集まる方が無駄が無いでしょうか?
>戦闘
手下は2、3人以上ということは最低でも3人で、5人以上もあり得る、と。
数を減らしていけば逃亡も阻止しやすくなりますので、一人ずつ確実に倒せればいいかなと思います。
集中攻撃で数を減らす撃破役と、それ以外の敵に対する足止め役と分かれるという形はいかがでしょうか?
「行動が早い>攻撃力が高い>防御力が高い」くらいを目安にすれば逃走を阻止しやすいかと思います。
私も捕まえる認識です。
手錠を申請する予定です。
手錠で行動を制限した後、縄による拘束はひろのさんにお任せして私は戦闘に戻ろうかと考えております。
本当は拘束のお手伝いをする方が良いかとも思ったのですが……敵の数が分からないので、戦闘を優先しようかと思いまして……。
申し訳ありませんが、お願いいたします。 -
2014/11/07-13:10
>期間
私も、一夜と思ってました。
>囮
立候補が二人とも。パートナーがシノビ。
隠れて行動するのに、向いてます。
私は、二人がすることに問題無いです。
>明かり
私もマグナライト持ってます、から。
用意しておきます。
>情報収集
A.R.O.A.の方に聞くつもりでいました。
依頼として来てるなら、基本的な情報は入手してるかな、って。
でも、ニュースになってるなら。
図書館で過去の新聞とかで調べたい、です。
集めた情報は、一度集まって共有した方がいいと、思います。
犯人は捕まえる認識で合ってます、か?
捕まえるなら、縛る為の縄を。用意して行こうと思います。 -
2014/11/07-09:17
>呼びかけ
A.R.O.A.に頼んでおくといいと思います。
警察の仕事の範疇でも、A.R.O.A.を通じて依頼できるかもしれませんし。
それとは別に昼間、黒マントのニュース見た?怖いね!と言った感じで
雑談を装って多くの方の耳に入れるのも手かなと。
プロローグを見る限りでは、新聞やニュースにもなっている時点で被害に合われた方もいらっしゃるのであまり楽観はしたくないと思います。
一般人の方を狙われれば、被害を増やしたくないというのも理由ではありますが、こちらにとって有利な点が全て無くなってしまうので……。
>囮&明かり
朱音さんがよろしいのでしたら、異論はありません。
武器は隠すかどなたかに預けるかすれば良いでしょうし、明かりは……囮役の方は持たなくとも大丈夫かなとは思いますが
戦闘中のことを考えると、出来るだけ多目に用意したいですね。
一応、マグナライトを持参するつもりです。
>情報収集
昼間にニュースや新聞……あと、注意喚起を頼む際にA.R.O.A.に聞いておくのも手でしょうか。
時間に余裕があれば、絞った範囲内にある人気が少ない場所も探しておければよいでしょうか。
集めた情報次第では次の犯行場所も予測出来ますし、囮にかからなかった場合は敵を探す場所を少なく出来るかなと思います。
私も一夜のうちだと認識しておりました。 -
2014/11/07-00:20
>呼びかけ
うん、恐らくテレビやニュースでも報道されてるから…そこで注意喚起はされてそう。
でも、念には念を入れてAROAでも注意喚起してくれたらいいなぁ。
頼むだけ頼んでみるのは…ありかも(こくこく
>囮
えっと、もしよかったら囮役買って出てみようかなって思って…ました。
私は、背が小さいし…油断してくれるかもって。
どう…かな?
>一夜のうちに
うん、私もその認識で…いました。
恐らく呼びかけするにしても早い段階で決着つけなきゃ
…もっと相手が血を吸って強くなってそうな気がして…。
>明り
明り…ペンライトか懐中電灯…。申請、通るかな?
>事前準備+挑発
昼間のうちに情報収集して、できるだけ範囲を絞って挑発…していったらいいかなぁ…?
-
2014/11/06-21:49
遅くなってごめんなさいね。
七瀬琴子です。パートナーはロイヤルナイトのアスターさん。
よろしくお願いするわ。
既にニュースや新聞沙汰にはなってるみたいだから結構話は広まってそうね。
被害者や犯行場所・時刻の報道もされてるだろうから情報収集は問題なく行えそう。
犯行は夜に行うみたいだし昼の間にみんなで手分けすれば結構進みそうね。
結構話題になってるみたいだから、一般人はやむを得ない理由がない限りは夜の外出や一人歩きは控えてそうだと思ったわ。
勿論例外もあるとは思うけど。
とりあえず囮は立てる方向でいいのかしら。
一番手っ取り早くて確実な方法だと思うから、囮役の人は危険だろうけど私も賛成よ。
どう立てるかはどれもメリデメリあるしもうちょっと考えてみるわ。
あとは夜だと視界が悪いだろうから何か明かりがいるかしら。
照明がある所に誘き出せればと思ったけど、相手が相手だから明るい所に向かうと出てこなそうよね。
ところでこれって一夜のうちに解決するって認識でいいのかしら? -
2014/11/06-20:16
皆ありがとッ!ちょっと整理?するね
まずは【4】でひろのや空朱音が言ってくれた通り(※以下引用)
事前に準備だね
1.被害にあった方の「年齢」「性別」「外見」の共通事項。
2.被害にあった「時間」「場所」
3.目撃した犯人の「髪の色」「目の色」「肌の色」「身長」等の外見。
(被害者がヒール等の背を高くするものをはいていたらその点も考慮)
4.被害のあった場所を地図に書き込み、範囲を絞る
調査項目についてはこの辺りで。
次に空朱音が提案してくれた「挑発」については
・調査中に犯人がその様子を見ている可能性があるかも?これを利用する
今のところはこれぐらいか
一般人への被害も心配だよね。ニュースにもなっているぐらいだし、
気をつけている人も多いだろうけど一応「AROAからに市民に対して注意を呼び掛けて貰う」って事は出来ないかな? -
2014/11/06-14:16
続けて失礼します。
ちょっと長くなってしまったので。
被害者と、犯行地点の情報は集められると良いかと思います。
情報を収集する際、ラルクさんには離れたところから、その様子を窺っている人がいないかを見ておいてもらいますね。
ただ、外見に共通点があった場合、私たちの誰も条件を満たせない可能性もあるので
明確に囮役は決めておいた方がいいかと思います。
満たしている方がいるのでしたらその方にお願いすればよいかなと。
一応、囮役に立候補しておきますが、他に希望される方がいるのでしたらそちらにお任せします。 -
2014/11/06-14:15
琴子さんとエディスさんがまだなのに何度も申し訳ありません。
夜になるとあまり顔を出せなくなるので、今のうちに。
>囮作戦
一度、私が気付いた範囲内ではありますが既に挙がってる案のメリットとデメリットを纏めてみますね。
1:前半は少数の神人だけで行動し、後半は襲ってきた所で精霊と残りの神人が間に入る
メリット→戦力がまとまっているので戦闘面の負担を減らせる
デメリット→一箇所のみとなるのでかかってくれない可能性が他案に比べて高い
2:一人で歩かせて(神人?)敵を何処かへ誘い込む
メリット→こちらで戦場を選べる。戦力がまとまっているので戦闘面の負担を減らせる
デメリット→1案に同じ
3:二組くらいに分かれて、それぞれ神人を一人で歩かせて誘い込む
メリット→二手に分かれることで行動範囲が広がる為、敵がかかりやすく、一般人への被害も抑えやすくなる
デメリット→戦力を分散する事になる為、もう一組と合流するまでの戦闘が厳し目
4:あえてバレバレな囮を一人用意し、その囮とは別の地点に本命の囮を置く
メリット→意図通りに運べば、分かりやすい囮の周辺が安全になる為、一般人への被害の可能性を下げられる
デメリット→分かりやすい囮に掛かってしまった場合、その囮が非常に危険
5:昼のうちに犯人を挑発し、囮にかかるように誘導
メリット→意図通りに運べば、一般人への被害の可能性が皆無。戦力がまとまっている為、戦闘面の負担を減らせる。
戦場もこちらで選択できる。
デメリット→敵の居場所が分かっていない為、敵が乗るか乗らないかが読みきれない。
タブロス自体が広い為、広範囲で挑発もしくは作戦漏洩を行わなくてはいけない。
全案共通→一般人が被害にあう可能性がある
でしょうか。
私としては、戦力の不安よりも一般人への被害の可能性を抑える方で動きたいと思います。 -
2014/11/06-10:46
ひろの、です。
パートナーは、テンペストダンサーのルシエロ=ザガン、です。
よろしくお願いします。(小さくお辞儀)
>複数の囮
目撃情報から、人間離れした動きって、あります。
複数犯の全員が、人間離れした動きをすることも考えられます。
私も、戦力を分散するのは危険だと。思います。
>昼間に挑発
犯人達が聞いてる可能性と、聞いてない可能性。両方、あります。
作戦が漏れる事も考えると、挑発の為のダミーの。ちょっと穴のある作戦を聞こえるように言って。
実際には、その穴を埋める作戦を取る形……です?
私は、更に情報を集められないかな、と。思ってます。
1.被害にあった方の「年齢」「性別」「外見」の共通事項。
2.被害にあった「時間」「場所」
3.目撃した犯人の「髪の色」「目の色」「肌の色」「身長」等の外見。
(被害者がヒール等の背を高くするものをはいていたらその点も考慮)
最初に目撃された一人だけが黒マントをしている可能性もあります。
被害の場所を地図に記載して、犯人の行動範囲の確認すれば。
待ち伏せするにも、囮をするにも範囲が絞れます。
時間がわかれば、よく襲われる時間に作戦を開始できます。
被害者の特徴がわかれば、囮の人に惹きつけやすくなると、思います。
後は、囮に気づかれなくて。一般人が襲われる場合も、あると思います。 -
2014/11/06-10:24
えっと、皆さん初めまして…かな?
神人の空朱音…です。
主様はテイルスでシノビの鴇色灯火様で、お狐様…です。
宜しくお願いします(ぺこり
作戦…一個考えたんだけど…。
犯人は複数犯の可能性が高い事と、夜の人気のない所で犯行に及ぶ…だったよね?
なら、お昼のうちに皆で犯人を挑発してみたらどうかなぁって思ってね?
複数人潜んでる=町のどこかで聞いてる可能性があるのなら
こっちを襲うように誘導できそうな気も…するんだけど…。
>二手に分かれる
うん、あまり戦力を分散させるとおっかない…かな?
相手がどれだけ強いのか判らないし、どんな人なのかも判らないから…
念には念を、入れたい…です(こくこく
≪メタ発言≫
オーガに憧れるマントゥールマンセーさん(仮)
オーガに憧れる=A.R.O.A.を嫌ってる可能性あり
ガイドにて「魂は血に宿る」と言ってる事
「魂は血に宿る」と言いながら複数人居るはずなのに強い相手を狙わず敢えて女性を今回も狙ってる事
以上の3点から考えて、ターゲットは「何かしら力のある女性」なのではないかと(そして卑怯な可能性あり
と、考えると全て丁度当てはまるのが神人なので、神人である事をさり気なくアピールしつつオーガをけなすような発言をすればこちらを狙ってくれるんじゃないかなぁとか、思ったり思わなかったり。ラジバンダリ。
-
2014/11/06-09:32
ラルクだ。
こっちは相方のアイリス。
油屋とサマエルは久しぶりだな。他の皆は初めましてか。
よろしく頼む。
そうさなぁ……俺はまず二組くらいに分かれて、
それぞれ神人を一人で歩かせて、誘い込むってのを考えたな。
人通りが少ない場所に出るみたいだが、絶対にここに出るって訳じゃない。
なら囮は複数欲しいところだが、三組以上は多いだろう。
全員で後をつけるのは気づかれやすいだろうから、囮の神人を精霊一人が距離を取りつつ尾行。
残りの神人及び精霊は公園か路地裏の周辺に待機……くらいがいいかもしれん。
他に思いついたのは、あえてバレバレな囮を一人用意し、その囮とは別の地点に本命の囮を置くことか。
神人の文様を見えるようにして歩かせ、露骨に囮作戦実行中とアピールし、本命の囮に食いつきやすくするって感じだな。 -
2014/11/06-00:40
琴子さん達は初めまして、それ以外の方はお久しぶりですね。
マントゥール絶対撲滅させる(ブチコロ)マンこと、サマエルと油屋で御座います。
どうぞ宜しくお願い致します。
吸血鬼の真似ごとですか、やれやれ。
現時点で思いついた行動ですが
■ 前半は神人(2人ほど)だけで行動して貰い、後半は襲ってきた所で
精霊と残りの神人が間に入る
■ 一人で歩かせて(神人?)敵を何処かへ誘い込む
等々 もう少し考えてみる事にしますね。