プロローグ
オーガとデミオーガの混成部隊がタブロスに行軍してきている。数はおよそ数十体になると報告があった。
タブロスを防衛するために、それなりに権力のある人たちの間で、「あーでもない、こーでもない」とちょっとした会議が開かれることになった。
結論から言うと、今回はウィンクルムだけじゃ厳しいだろうという判断が下された。王国軍が支援攻撃を行うという方針になり、装甲車や、戦車などが導入される。
軍を今回指揮することになった、一人の男性がA.R.O.A.に訪ねてきていた。ウィンクルムと顔合わせをしておきたいらしい。
キミたちがA.R.O.A.の会議室で待っていると、指揮官が入ってきた。
筋骨が発達した体躯で、いかにも軍人といった厳しい表情をしている。耳と尻尾があり、銀狼のようなテイルスだった。
「今回、A.R.O.A.と共同作戦をとることになった王国軍中隊中隊長ブレイズ・マキシマ大尉だ。よろしく頼む」
軍服を身に纏ったブレイズはキミたちに敬礼する。
「中隊で行う支援攻撃について、キミたち、ウィンクルムに連絡をしようということで、今、集まってもらっている」
キミたちは、ウィンクルムの作戦まだっすよという感じで応対するが、それに関してはブレイズ大尉から謝罪後に説明があった。
軍は上層部が作戦を決めて、部隊が動くという手続きが必要なので、ウィンクルムのようにフットワークが軽く動けないとのことである。
「タブロス防衛部隊として中隊は活動することに、上層部で作戦決定が行われたのだ。俺達、中隊と共に戦ってもらうキミたちには悪いが、防衛部隊としてタブロス近郊でデミ・オーガのタブロス侵入阻止及び、撃破作戦に参加してもらいたい。
敵オーガ部隊のオーガに関しては強襲部隊が担当する手はずになっている。俺達はタブロスへ侵入しようとしてくるデミ・オーガたちの相手が主な任務となる」
ブレイズ大尉がここで、質問があるかとキミたちにいった。
中隊はなにしてくれんの? という質問をするキミたち。
「俺達はタブロスに向かってくるデミ・オーガ集団に対してライフル掃射及び、戦車砲撃でキミたちの作戦を支援する。タブロスに接近する前の段階で、デミ・オーガたちに大ダメージを与えることができると考えている。
中隊ができるのはデミ・オーガを弱らせることくらいだ。数十体のデミ・オーガと直接戦って、トドメを刺すのをキミたちに任せたいと考えている」
中隊の攻撃を受けたデミ・オーガはボロボロになっている。新米のウィンクルムでも簡単に倒せるくらい弱らせられるらしい。
「作戦の成功を祈る!」
デミ・オーガの種類はデミ・ゴブリン、デミ・トロールだ。通常よりかなり弱っているので、テンポよく倒していこう。
数十体いるが、弱ったデミ・オーガはウィンクルムの敵ではない。
4~5体で一つのグループにまとまってタブロスに向かってくる。グループは10~15組程度だ。
デミ・ゴブリンの集団にリーダーとしてデミ・トロールがいるグループ構成になっているようである。
決戦の場、タブロス近郊は草原になっている。機動力を上げるのに乗り物を使うのも悪くない。
戦闘が行われると考えられているスペースは、馬やバイクを使って戦うと、楽ができそうな程度の広さである。
乗り物に乗らなくても頑張って走れば問題はない。何もない場所なので、見通しは抜群である。
デミ・オーガを見落とす心配はなさそうだ。
●とある、一室の風景
「どうやら、オーガ様達がタブロスに来るらしいぜ」
「そいつは、いい話を聞いた。俺達、教団の信仰心が試されるときだ!」
「クックック、我ら暗黒三人衆(という脳内設定)の信仰心でオーガ様達を支援しようではないか」
マントゥール教信者の三名は、どこから手に入れた情報かわからないが、タブロスにオーガ、デミ・オーガがやってくることを知っていた。
解説
タブロスへデミ・オーガが侵入しようとしてきますので、撃破して下さい。
デミ・オーガの数は数十体いますが、軍の攻撃が冒頭に行われて、弱っています。
新米ウィンクルムでも、苦戦することなく撃破することができます。
★プレイヤー情報
マントゥール教信者の下っ端が、ちょっと偉い信者から授けられた特殊なオーブでデミ・オーガたちに入れ知恵をします。
デミ・オーガはウィンクルムたちが攻撃を始めた序盤では、マントゥール教の下っ端連中の情報に耳を傾けません。
デミ・オーガの数が減り始めると、マントゥール教の下っ端連中の作戦「一点突破作戦」を実行してきます。
縦一列になってデミ・オーガたちがタブロスに特攻してきます。このときだけデミ・オーガの攻撃力が上昇しますので、頑張ってタブロス侵入を防ぎましょう。
マントゥール教信者三名は、ウィンクルムの近くで支援してくれている中隊に混じって隠れています。
探そうと思えば簡単に発見できます。特徴は、この三名だけヘルメットが黄色の工事用ヘルメットです。中隊は黒い軍用ヘルメットをかぶっているので信者達は目立ってます。
オーブに「オーガ様、そこっ、右、右、ああ、もっと左から攻撃して下さい!」とか叫んでるので、普通にマントゥール教信者が何かしていると気がつきます。
信者を撃破するか、オーブを破壊すればデミ・オーガの統率はなくなり、「一点突破作戦」が失敗し、簡単に倒せるほど弱くなります。
信者はただの人なので、神人でも楽に倒せます。
●信者情報。暗黒三人衆(という彼らの脳内設定)
★隻眼のラムダ
普通に両目があるが、カッコいいという理由で眼帯をしている。とても弱い。
★モンスターパワーのオメガ
毎日、2kgのダンベルを10回持ち上げるトレーニングをしている自称力持ち。とても弱い。
★邪王のファイ
普段引きこもっているが、自信家で自分こそ暗黒三人衆(彼らの脳内設定)最強を自負している。とても弱い。
ゲームマスターより
タブロスがピンチですね。
マントゥール教団もちょっとでるので、相手してあげて下さい。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ニーナ・ルアルディ(グレン・カーヴェル)
まずは一緒に戦うんですし、挨拶は大事ですよね…軍の方へ皆と挨拶に向かいます。 うぅ、何だか空気がピリピリしてて緊張します… こういう風に混乱した場って、騒ぎに便乗して悪いことする人がたまにいるって聞いたことがあります。 悪い人だったら持ってる武器でカーンと一発。 あとは危ない物持ってたら没収とか、逃げそうなら捕まえたりとかも。 軍の方達は皆同じ格好ですし、違う人がいればすぐに分かるはずです。 たまたま避難経路から外れて迷い込む人がいたりするかもしれませんし、一応辺りはなるべく見回しておいて、もし見つけたら避難経路こっちじゃないですよーって声をかけてあげないとです。 |
吉坂心優音(五十嵐晃太)
アドリブOK 邪神降臨 任務6参照 目的 デミ・オーガのタブロス侵入阻止及び撃破 行動 ・軍の人達に挨拶し怪しい人をチェック ・「デミオーガが手ごわそうな場所を探して精霊たちを向かわせる」名目で戦場を広く見回る ・怪しい人達を見かけたら話しかけ撃退し縄で確保 「ねぇあなた達…何をしてるんですかぁ? 何故皆と違うヘルメットで先程オーガ様とか言ってたんですかぁ? うふっもしかしてぇマントゥールと言う馬鹿げた組織とか…言いませんよねぇ?(邪神降臨 うふふふふふっ黙ってちゃ分かりませんよぉ?(ニコニコニコニコ 後、その手に持ってる奴渡してくれません? 良いからわ・た・せ…?(ニッッッッコリ そうしないと…怪我(殺)しちゃうぞ★」 |
出石 香奈(レムレース・エーヴィヒカイト)
教団には何の因縁もないけど何故か心がざわつく 前回の任務でレムが重傷を負ったから? 今度は絶対にそんなことはさせないわ 申請:バイク、インカム人数分(事前配布) トランス後、主戦場までレムを後ろに乗せ、降ろしたら自分は乗ったまま後退 戦闘中は常に味方が見える場所をキープしつつバイクで逃げ回る 少し離れた所から周囲の敵の様子を見てインカムで皆に伝える 皆が戦っているのと別の集団がタブロス方面へ行きそうなら走り回って攪乱 轢けそうなら轢き逃げアタック 今回はあたしがレムの足役も兼ねる 次の敵集団が遠い時はすぐに近づいて再び後ろに乗せる 皆より先んじて盾の役をやってもらわないとね かといって仲間とあまり離れすぎないよう注意 |
アイリス・ケリー(ラルク・ラエビガータ)
持参品 ・双眼鏡 軍の協力があるとはいえ、責任重大ですね 支援中隊の隊長に挨拶しておきます 変わった人がいれば覚えておきましょう 戦闘開始後、精霊の位置把握及び伝達補助を行います 精霊によるオーガの位置伝達の際は、伝えられた方から見ての位置と距離に置き換え伝達 可能ならば双眼鏡で、出来なければ鎧などの光を反射を目印にします 精霊が気付いていない討ちもらしがいれば伝えます あら…オーガの動きが、変わった…? 精霊にオーガの動きを伝達後、気になるのでさっきの方々の下へ 念の為、中隊長には捕縛の手伝いをお願いします 私たちが動くまで手出ししないようにも 確信したら、全員に一回ずつ斬り付け目くらまし その隙にオーブを破壊 |
ジェシカ(ルイス)
移動手段的に全員で行く余裕はないわね トランスし中隊と一緒に行動 まずは協力する事だし中隊に挨拶にいくわ 不審者がいたら軍の人にあれは誰か確認 怪しいと確信できたらその時点で確保してもいいと思うわ 無理だったらとりあえずマークしつつ、戦況を把握ね 連絡があったら調査 木を隠すなら森って事で人の多い中隊にいるかもしれないわね 怪しいと感じたら確保 ヘルメットがあるから胴体狙ってバトルフライパンで叩きつけるわ 怪しいんだもの、殴られても文句言わないでよ! 後遺症が残りそうな事は避ける オーブは確かオーガを操れるのよね 持ってる人がいたら最優先で狙うって壊すわ 届かないようなら「動くな!」って叫んでみたらオーガに通じないかしら |
●
王国軍中隊がタブロス近郊の草原に構えていた。斥候部隊による情報で、タブロスにデミ・オーガの集団が向かってきているからだ。
黒塗りの装備に身を固めた王国軍中隊は二百名を超える集団である。
戦車を6門備えた攻撃的な編成である。もしもの時のために装甲車も大量に出動していて、デミ・オーガがタブロスに侵入するのを防ぐようになっている。
ウィンクルムたちはこの中隊と共闘することになっている。軍人特有の戦場の緊張感が漂う空間に、ウィンクルムたちも自然と緊張してくる。
「軍の皆さん、今日は一緒に頑張りましょうねぇ」
吉坂心優音は中隊に挨拶をして回る。軍人達の様子もついでに見て回った。
「いっしょにデミ・オーガ退治を頑張りましょうね!」
ジェシカは元気よく軍隊に挨拶する。これから始まるであろう大規模なデミ・オーガ戦を前にして、怯むわけにはいかないのだ。
軍との共闘という普段とは違った対デミ・オーガ戦に、ジェシカは軍隊がどういう人たちで構成されているのか、様子をみて回った。
「うぅ、なんだか空気がピリピリしてて緊張します……」
ニーナ・ルアルディは軍に挨拶して回っていると、彼らの緊張が移ったのか、普段のデミ・オーガ戦とは異質の緊張を感じる。
王国軍の中隊規模になると挨拶をして回るだけでも時間がかかった。
「よろしくお願いしますね。……、あら、変わった方も混じってますね」
アイリス・ケリーが挨拶の途中、色違いのヘルメットをかぶっている人を発見した。少し気になるが、今はデミ・オーガに集中しなくてはいけない。
「ウィンクルムのみんな、俺達中隊が全力でサポートをするから、きっちりと全部仕留めてきてくれよな!」
ブレイズ・マキシマ大尉がウィンクルムたち全員に声をかける。ブレイズ大尉は他の軍人とは装備が異なっている。指揮刀と思われる剣は刀身が巨体のブレイズ大尉の身長ほどもあった。
「インカムを用意してもらったから、みんな付けてね」
出石 香奈はウィンクルムたちにインカムを配る。
(軍の支援だってあるのに、何故かな? 心がざわつくよ……)
レムレース・エーヴィヒカイトの怪我する姿を見てから、香奈は少しナイーブになっている。しかし、表情はクールで他の人にはわからない程度の心の動きだった。
バイクは、軍から貸し出しがあった。オフロードバイクを改造し、草原でも素早く走れるように排気量を上げたモデルである。装甲を付けることでデミ・オーガを轢く攻撃も可能な作りになっている。
馬は装甲で守られた状態で貸し出された。軍用馬で騎兵が普段使っている馬である。馬車などに使われている馬よりサイズがずっと大きく、パワーとスタミナがあるのだ。騎乗戦闘を前提に品種改良された馬なので、A.R.O.A.で普段借りられる馬とは大きく見た目が異なっている。
ブレイズ大尉に動きがあった。
「どうやら、来たようだぞ」
ウィンクルムたちは草原を見つめる。目をこらすと数十体のデミ・オーガがタブロスに向かって侵攻してきているのが見えた。
『戦車隊6門全門斉射開始! 狙いは前方デミ・オーガ集団』
ブレイズ大尉が命令を下すと、中隊にいた6門の戦車が戦車砲を発射した。
地面にずんと響く大きい音がする。巨大な弾丸がオーガ集団に吸い込まれていく。
着弾と同時に土煙が一気に上がる。戦車砲によるデミ・オーガへの攻撃は有効で、倒すまでには至らなかったが、瀕死のダメージを与えている。
土煙が風で流されて、デミ・オーガの全貌が再び顔を見せたとき、ボロボロの変わり果てた姿に変わっていた。
『各小隊に連絡、アルファ小隊からデルタ小隊まで前進し、デミ・オーガを捕捉し、ライフル掃射開始』
中隊はバイクに乗ってアルファ小隊から、デルタ小隊までの4つの小隊にわかれて、デミ・オーガ集団に銃弾を浴びせていく。
ウィンクルムと違って、いわゆる普通の人たちにとっては、ここまでしなければデミ・オーガとまともに戦うことができない。
ウィンクルムとは優れたオーガハンターなのだ。
「さあ、俺達も戦闘に参加するで! トランスや!」
五十嵐晃太は心優音にいった。
「デミ・オーガの自由にはさせませんよぉ」
『さぁ真実を解き明かそう』
インスパイアスペルを唱えて、心優音が晃太の頬にキスをすると全身から力が漲りオーラが噴き出す。
「怪我しないでね……、なんか嫌な予感がするの」
「何度も下手は打たない。うまくやる」
香奈とレムレースはインスパイアスペルを唱える。
『やってやろうじゃない』
香奈がレムレースの頬にキスをすると、恐怖心や緊張感が和らぎ、体の底から力がわき上がってくるように感じた。
オーラに包まれた二人は闘志に満ちあふれている。
「張り切っていきましょう! デミ・オーガは思っていた以上に弱っているようだね」
「戦車、すごいなぁ……」
軍の攻撃をみながら、ジェシカとルイスはインスパイアスペルを唱えた。
『自分を信じて』
ジェシカはルイスの頬にキスをする。全身から力が漲ってきた。体からオーラが噴きだし、確かな力を感じる。
「今回は別行動になってしまいますけど、お互いに気を付けましょうね」
「弱っているとはいえ、デミ・トロールもいる。警戒は必要だぜ」
ニーナとグレン・カーヴェルはインスパイアスペルを唱える。
『持てる力の全てを託す』
ニーナがグレンの頬にキスをすると、爆発的に力が発生する。オーラが体を包み、臨戦態勢が整った。
「数の多いですから、確実にやっつけていきましょうね」
「しょせん、デミ・オーガ集団だ。計画性がない、派手なドンパチだな」
アイリスとラルク・ラエビガータはインスパイアスペルを唱えた。
『猛き心を』
力が嵐となって二人から溢れだし、オーラとなって身にまとわりつく。
こうして、ウィンクルムたちは全員トランス状態となった。
●
「グレン、行くで、しっかり掴まっとき」
軍から支給された装甲バイクに跨がる晃太。その後部シートにグレンが座っていた。
「行こう、軍の砲撃と射撃を受けて弱っている内にデミ・トロールを倒したいぜ」
晃太がクラッチを繋いで、アクセルを回すと爆発的なスピードで装甲バイクが草原を駆け抜けていく。
「なんつー、バカパワーのマシンなん!?」
軽く2千CC以上の排気量があると思う晃太だった。
「レム、準備はいい?」
「ああ、デミ・オーガの自由にはさせるわけにはいかない。行こう」
ハイパワーのマシンを香奈は上手に操り、デミ・オーガ集団と戦うことになる草原を駆ける。
「ラエビガータさん、ある程度接近したら馬を下りる予定です。軍馬ですが、脅えられたら足手まといになりますからね」
「了解した。馬を下りるタイミングはルイスに任せる。行こう」
ルイスの操る軍馬でルイスとラルクは戦場を駆ける。
晃太の運転するバイクがデミ・オーガグループに近づいたタイミングでグレンは飛び降りた。
晃太はバイクからは降りずに、双葉弐式で手裏剣攻撃をしながらオーガグループの周りを走る。
デミ・ゴブリンたちはデミ・トロールを守るように立ちはだかるが、晃太の放つ手裏剣は弱った体で耐えられず、絶命する。
「デミ・オーガ集団、こりゃ弱いな。軍隊様々やで。これなら、バイクでヤツらを轢くのもいけるんちゃう? 流石に倫理的にダメですよねぇ……、なーんて、轢くんやけどね」
装甲バイクの大質量にデミ・ゴブリン達は面白いようにはじき飛ばされていく。
通常のバイクならば運転手が反動で吹き飛んだだろう。装甲バイクの圧倒的な重量が、この攻撃を可能にしていた。
『デミ・オーガ集団は横並びで侵攻中ですねぇ。どこから攻撃しても簡単に倒せそうですぅ』
心優音はインカムでウィンクルムたちに、現在のデミ・オーガ集団の動きを伝えた。
香奈とレムレースはデミ・オーガグループの前まで来ている。
「今回は掃討作戦の一環だ。もうあんな怪我はしないから安心しろ」
レムレースは香奈の不安に曇った表情をみて、それだけいうとバイクを降りた。
「横並びで侵攻してきているなら突撃攻撃が有効そうね」
香奈はバイクをフルスロットルで発進させて、デミ・ゴブリンを派手に轢いて戦場を駆け抜ける。
レムレースはレイピア「そよ風」を構えた。
対峙しているグループはデミ・トロールが戦車砲の直撃を受けていて、瀕死の状態だ。
「そんな動きじゃ、いい的だ。タブロスまで無事にたどり着けると思うな」
レムレースの操るレイピアが美しい軌跡を描くと、向かい合っていたデミ・オーガ集団は全滅していた。
『香奈、次のグループを狙う。バイクで拾いに来てくれ』
レムレースはいった。
軍馬から降りて、軍馬は中隊本営に帰らせている。ルイスとラルクはデミ・オーガ集団と向かい合っていた。
「これだけ広くて、敵もたくさんいる。あの技を使うにはぴったりだよ」
体をコマのように回転させながら、バトルアクスを振り回す。トルネードクラッシュである。ルイスは竜巻になったかのように、デミ・オーガ集団を蹴散らしていった。
「弱ったデミ・トロールってこれほど楽に倒せるんだね。なんとかなりそうだよ」
ルイスが倒し損ねたデミ・ゴブリンに手裏剣を放つラルク。
一撃あてるだけで、簡単にデミ・ゴブリンは動かなくなった。
「ボロボロじゃないか。敵ながら惨めだな。お前達じゃ束になっても俺達には勝てないぞ」
ラルクはいった。
『デミ・オーガ集団は依然として、横一列に侵攻してきています。チャンスです! どんどん倒しちゃって下さい!』
アイリスは双眼鏡で状況を見ながらインカムで連絡を取った。
グレンは弱ったデミ・トロールの相手をしていた。場合によってはグラビディブレイクを使った方がいいかと思っていた。どうやらその必要はなさそうだ。
グレンがデミ・トロールの相手をしている間、軍から支援射撃があって、攻撃をもらうようなことはなかった。
「へぇ、後ろから援護射撃してくれんのか、こりゃ楽だな。遠慮なくおいしいところは持って行かせてもらうか。やっぱ、ここはでかいのを狙っていくしかねーだろ!」
デミ・トロールに日本刀「百虎」で斬りかかる。深々と刀身をめり込ませて、デミ・トロールを両断した。
「……それにしても、援護で弱ってるとはいえ、いくら何でも数が多すぎじゃねーか? あと何匹倒せばいーんだよ、さすがにあきるっつーの!」
グレンはいった。
デミ・オーガたちはウィンクルムたちの攻撃と軍による援護射撃で一方的に倒されていた。数が減ってきてあと少しというところで、突如、デミ・オーガグループの動きに変化が出る。
今まで横並びで真っ直ぐ歩いていたのとは違って、一列に並んでこちらに向かって突進してきている。まともに受けたら、軍に大打撃が出てしまう。
(急に統率がとれ始めた……、何が起きているかわからないけど気を引き締めていこう)
ルイスは頭を使った。
『本営の方に動きはない? デミ・オーガの動きがおかしいんだ。こちらの布陣が漏れているみたいに感じるんだけど調べられない?』
『中隊の中に、他の軍人さんと違う格好をしている人がさっきからいるんです。怪しいので声をかけてみますね』
ジェシカはインカムで中隊にスパイらしい人物がいないかチェックしようと神人たちに呼びかける。
念のため、情報が筒抜けになっているということをブレイズ大尉に話すと、同行してくれることになった。
「俺らの中に裏切り者がいるとは思えないがな……」
ブレイズ大尉はインカムで連絡を取りながら、中隊を指揮しつつ、軍の本営に連絡を取ったりしていた。
香奈は戦場を駆けているので、心優音と、ジェシカ、ニーナ、アイリスにブレイズ大尉がついてくる形で中隊を調査する。
すると、工事用ヘルメットをかぶった三人の男性が、
「デミ・オーガ様、やればできるじゃないですか! そうです、そのまま真っ直ぐ突撃すれば軍の本営なんて楽勝ですよ! デミ・トロール様が盾になって突っ込めば、戦車なんて敵じゃありません!」
「デミ・オーガ様、万歳! マントゥール教万歳! 俺達の作戦が成功してるぜ!」
「クックック、我ら暗黒三人衆の力にかかればはデミ・オーガ様をDスケールオーガ様クラスにまで、能力を引き出すことができるのさ」
明らかに怪しいこの三人を神人4人は囲んでいた。
「あなたたち軍人じゃないですよね? 避難経路はこっちじゃないですよ」
ニーナがいった。
『ニーナ、何かわかったか?』
ラルクからインカムで連絡が入る。
『ええ、ネズミが混じってたみたいです。すぐに終わらせるように頑張りますね』
『原因がわかったのか! 悪いが任せた。こっちはオーガの突撃を抑えるのに手一杯だ』
ラルクからの通信が終わる。
心優音は天使のような邪心の笑顔で口を開く。
「ねぇ、あなた達……何をしてるんですかぁ? どうして先ほどオーガ様とか言ってたんですかぁ? うふっ、もしかしてぇ、マントゥールとかいうバカげた組織とか……いいませんよねぇ?」
囲まれた三人のうち一人がオーブを懐にしまう。三人の怪しい連中は不敵な笑いを浮かべた。
「おやおや、俺達をマントゥール教と見破るとはたいした名推理だよ。冥土の土産に俺達のことを教えてやる。俺は隻眼のラムダ。暗黒三人衆の一人だ。横にいる巨漢がモンスターパワーのオメガ、オーブを持っているのが蛇王のファイだ」
ラムダはぺらぺらとよくしゃべる。どうやらマントゥール教信者がスパイ活動をしていたらしい。
「この程度の人数なら俺一人で余裕だな」
隻眼のラムダが神人たちと対峙した。
「あなた達になんて負けないです!」
アイリスが短剣「クリアライト」を握りしめる。
「俺が隻眼の理由を教えてやろう。――魔眼解放! 効果は、俺に見つめられたヤツは1分間、動けなくなる!」
ラムダが眼帯を外し、オッドアイの朱い瞳を晒した。
「なっ! 体が動かな……くない!」
アイリスはよくわからないが短剣「クリアライト」で隻眼のラムダを斬りつけた。
「そんなバカなあああ!」
ラムダは深い切り傷を受けて失神した。
「隻眼のラムダを倒したか。なぁに、ヤツは暗黒三人衆の中でも最弱」
「暗黒三人衆の面汚しだ、クックック」
暗黒三人衆は隻眼のラムダを倒されたにも関わらず、余裕の笑みを崩していない。
「今度は俺が相手をしよう。モンスターパワーのオメガだ。俺のモンスターパワーを前にして30秒立っていた者はいない」
「負けませんよ」
バトルフライパン「新婚さん」を構えてジェシカは深呼吸した。
オメガが拳を振り上げて走ってくる。
「喰らえ! モンスターパワーナックル!」
「きゃっ、……って遅っ!」
オメガの派手なテレフォンパンチに、カウンターで綺麗にバトルフライパンがヒットする。
「これはこれで、気持ちいい……ガクッ」
モンスターパワーのオメガも倒れた。
「クックック、どうやら俺を本気にさせたようだな。生きて帰れると思うなよ。俺こそは暗黒三人衆最強の男、蛇王のファイだ。最強といわれるのにはきちんとした理由がある。長年格闘技を研究し、ついに完成させた『形象拳ギルティ・ボッカ様の型』の使い手なのだ」
自慢げに蛇王のファイは説明する。
「けいしょうけん?」
ニーナは儀式杖「深海の掟」を握りながらファイに問いかける。
「簡単に言うと、俺はギルティ・ボッカ様の動きをまねすることによって、人間の力を凌駕することができるのだ!」
「そんな……!」
ニーナは恐怖に震える。
「行くぞ、『形象拳ギルティ・ボッカ様の型』奥義!」
蛇王のファイが自分の服に手をかける。そして……。
「『脱いでも凄いんです』!! 天然の造形美はいつでも、どこでも、どんな格好でさえ最強なのだ!」
全裸でポーズを決める、蛇王のファイの姿がその場にあった。
「うわあああ! 変態ですー」
ニーナはフルスイングで儀式杖「深海の掟」を振った。蛇王のファイはポージングに忙しく、回避どころではなくて直撃した。
「そんなっ、俺が負ける……、こんなことって……」
蛇王のファイは一糸まとわぬ姿で、仰向けに倒れた。
ブレイズ大尉はいたたまれなくなって、ファイの下半身に彼の脱いだ服を掛けてあげた。
「……マントゥール教信者らしいから、軍の方でこの三人は預かっておこう。そういえばオーブを持っていたな。……ああ、割れてるか。仕方ない」
ブレイズ大尉がインカムで部下を呼ぶと、暗黒三人衆はしょっ引かれていった。
デミ・オーガたちの動きは再び統率のとれていないものになっていた。
「ここからは楽な掃除になりそうだ」
レムレースはデミ・ゴブリンを蹴散らしながらいった。
軍の支援を受けたウィンクルムは圧倒的で、短時間でデミ・オーガ部隊を全滅させることに成功した。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:ニーナ・ルアルディ 呼び名:ニーナ |
名前:グレン・カーヴェル 呼び名:グレン |
名前:ジェシカ 呼び名:ジェシカ |
名前:ルイス 呼び名:ルイス |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 和歌祭 麒麟 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 多い |
リリース日 | 10月14日 |
出発日 | 10月22日 00:00 |
予定納品日 | 11月01日 |
参加者
会議室
-
2014/10/22-00:41
自動でついてきてくれるわけじゃないですもんね…
グレンは乗り物との距離が空いてたり、走ったほうが早そうだったら
あとは自分で何とかするそうです。
一応出発までは張り付いてる予定です、追加事項あれば対応できますー。
何か発言あんまりできてなくてごめんなさいっ -
2014/10/21-23:53
-
2014/10/21-23:53
晃太:
特に変更とか無さそうやし…
では… -
2014/10/21-23:31
自動でついてきてくれるわけじゃないですもんね…
グレンは乗り物との距離が空いてたり、走ったほうが早そうだったら
あとは自分で何とかするそうです。
一応出発までは張り付いてる予定です、追加事項あれば対応できますー。
何か発言あんまりできてなくてごめんなさいっ -
2014/10/21-22:48
晃太:
香奈さんの言う通りやね
最悪走って行けばえぇんやし…
もうあのプランでえぇや…
臨機応変に対応しよう!
-
2014/10/21-22:28
あたしたちはタンクの役割上、一足先にバイクで敵にたどり着きたいところだけど
あまり離れすぎないように注意しているわ。
突出しすぎて脇を抜けられてもいけないし。
それに、乗り物がなくても頑張って走れば大丈夫らしいから、
乗せていくか走ってもらうかは臨機応変に行きましょ。
要は敵がタブロスにつく前に倒せればいいのよ。こちらが焦って切り込む必要はないと思うわ。
あたしの方はプランは書けたけど、まだ少し時間はあるから
何か気になったことがあったら遠慮なく言ってね。 -
2014/10/21-22:22
晃太:
遅ぅなってすまんな!
確かに馬のを考えとくん忘れとったわ…
俺も馬を戻すのには賛成やで
その後は走るか俺のバイクに乗せるか…やね
まぁ乗るにも一人くらいが限度やけど(苦笑)
出発迄時間があらへんし…マジどないしよ… -
2014/10/21-22:14
インカムありがとう!助かるわ
馬は騎乗1で二人乗りの時点でうまく捌けるか不安だから、デミが見えて馬が怯えだす前に降りて走るつもりだったからそこらへんは大丈夫
戦闘前から落馬して怪我したら大変だものね
暴れ出したら制御できないだろうし安全第一って感じで書いてあるわ -
2014/10/21-15:48
悪い、言いそびれたことがあったので[39]は削除した。
俺も馬は戻す方がいいように思う。
A.R.O.A.から借りるのかはたまた軍に借りることになるのかは分からんが、訓練されてる馬ならそう逃げはしないだろうが…馬を守らなくてはいけないのはネックだな。
デミ・トロールを狙うルイスだと、デミ・ゴブリンに囲まれる状況もありうる。
デミ・トロールを攻撃しつつ、群れてくるデミ・ゴブリンから馬を守りきるってのは現実的じゃない。
そうならないよう、俺も出来るだけ気をつけはするが…正直、厳しいだろう。
足がないグレンや俺(本人の選択次第ではルイスもか)が晃太の近くにいればっていう条件が付くんだが、バイクに乗せてもらって再び移動ってのも手だな。
一点突破に動き始めた時に、向こうが集まり始めた位置まで距離がある場合だとかな。 -
2014/10/21-14:51
>馬
んー、降りて戦っている間馬はどうしておくつもりなのかしら。
バイクならともかく、馬だと戦場に一頭で放っておいたら危険だし、デミが近づいてきたら逃げると思うのよね。
一旦戦場についたらさっさと解放して戦場から遠ざけた方がいいと思うわ。
これだとその後の移動は自分の足でになってしまうけど、
バイク組がタンク担当のレムとあたし、遠距離から遊撃可能な晃太だから
乗り直さなくても足並みは揃えられるんじゃないかしら。 -
2014/10/21-12:28
晃太:
と思うたけどプロローグに移動手段の事書いとるから別段心配しなくてもえぇのか…
ゴメンな、変なこと書いてしもうて…(汗)
取り敢えず今後別のエピに入った際活かせると思うから発言はそのままにしとくな -
2014/10/21-12:17
晃太:
いよいよ明日出発やな!
頑張ろうな!
俺もバイクはレベル1やけど一々降りるんは面ど…(ごほん
まぁバイク乗りながら攻撃したりするんはなんとかなるやろ…多分
なるようになれや!
因みに心優音は、怪しい人や教団員見付けたら話しかけて説得(精神や物理)するみたいや
相手には、ご愁傷様と祈っとくか…(遠目)
んでな、今更遅いしなんで気付かなかったんやろと後悔しとるんやけどな…?
ちょろっと強襲側の会議室を覗いたんよ…そしたら…
【悲報】馬の申請通るには必要性を訴え無いと使えない疑惑&バイクや車の持参も必要性があると感じないと使えない疑惑【今更遅い】
あははー今更どないせいっちゅうねん……!!(机ドン
詳しくは、強襲会議室を覗いてみてくれ…… -
2014/10/21-09:50
インカムの申請、助かる。
そっちは任せた。
アイリスは教団の人間をとっ捕まえる前に中隊長に一応、捕縛の手伝いを頼んどくそうだ。
神人達が動き出すまでは手を出さないで貰いたいともいうつもりらしい。
ルイス、悪いな。頼む。
ルイスは戦闘時は降りるつもりらしい。
レベル1じゃ馬上からの戦闘は無理と判断したみたいだな。
[26]の感じだと、移動する際はまた馬に乗りなおすって感じじゃなかろうか。 -
2014/10/21-00:05
大変遅くなりましたがバイクの件了解ですっ、ありがとうございます!
-
2014/10/20-23:37
あ、そうだわ。インカムのことだけど
文字数に余裕があったからあたしの方で人数分申請しておいたわ。
事前に配布するので、皆は文字数を割かなくても大丈夫よ。 -
2014/10/20-23:13
レムレース:
>アプローチ
持続時間は長いが、釣れる敵は最初に「気合の言葉を放ち」それを聞いた対象であって
継続中別の敵にも引き付ける効果があるのかは解説文では分からなかったのでな。
念を入れさせてもらった。
防御力が上がる効果は続くので、使うタイミングは
『最初に別小隊がすり抜けて行こうとした時』で行こうと思う。
>移動
ふむ、では最初の状態は
【香奈・レムレース】【晃太・グレン】【ルイス・ラルク】
ということだな。
敵の姿が見え交戦距離に入ったらそれぞれ降りて…
俺達のバイクは香奈がそのまま乗っているが、晃太のバイクとルイスの馬はどうする?
晃太は得物が手裏剣なら乗った状態でも攻撃は出来ると思うが、
馬上で両手武器を振るうのは難しいだろう。 -
2014/10/20-22:26
>アプローチ
ああ、適宜使って解除の想定だったのね。
私はアプローチって継続時間が長いから使いっぱなのかなと思って、あんな感じで言ってたわ。
使うタイミング了解よ。
>移動手段
騎乗はルイスが取る予定。
ラルクさん乗せてく感じね、了解よ。
そういえば勘違いしてて、レベル1ならポイント1つでよかったのね。
もう取っちゃったからリザルトこなくても問題なさそうだわ。 -
2014/10/20-18:24
晃太:
俺も、一点突破の時だけにアプローチを使うんがえぇと思うで
タイミングが大事になりそうやな…コレは…
俺もグレンを後ろに乗せるんやと思うとったけど、本人から了承得てへんから分からんわ(汗)
取り敢えずプランにはグレンを乗せるって書いちまったけど…
乗らへんなら後で修正しとくわ! -
2014/10/20-17:35
アイリスは中隊の近くで、敵全体の動きと俺ら精霊の位置伝達をするそうだ。
それぞれのいる場所からどの方角に誰がいるかが分かれば、オーガの位置も把握し易いだろう。
一応、双眼鏡の支給を頼んでみて、駄目なら鎧や武器が反射する光なんかで判断するとさ。
バイクも馬も、一度下りればその周りからはあまり動けなくなるか。
すぐに追えない状況などもあるだろうから、俺は出来るだけつっこまず、騎乗組とバイク組が対処しきれない分を落としていくつもりでいる。
もし騎乗を取るのがルイスなら、最初だけ乗せてもらっていいか?
アプローチは一点突破時に使うぐらいで問題ないと思うぜ。
防御力が上がってもHPが上がるわけじゃないしな。
それまでに攻撃を引き受けまくってダメージを溜め込みすぎてたら、一点突破時に耐えれないことも考えられる。
一点突破に動かれた時、香奈が言ってるように動いてくれんなら頼もしい限りだ。
そういう技が俺にはないからな、助かる。
確認したいんだが、グレンは晃太のバイクの後ろに乗るということで問題ないか?
先も言ったが、状況的に車は難しいと思うんだが。 -
2014/10/20-14:12
連投失礼するわ。
ごめんなさい、さっき確認したらアプローチはMPの関係で二回が限度ね…
ここぞという時にしか使えないから、いざという時はあたしも一緒にバイクで攪乱することにするわ。
その分情報収集の精度は落ちてしまうけど… -
2014/10/20-14:09
まとめをありがとう。
手前側から1小隊ずつ、で了解よ。
アプローチの使用に関しては、主に追加で別小隊が来た場合の足止め用に使っていくつもり。
あと、最低でも一回分は不測の事態(一点突破)に備えて温存。
1小隊ずつ順に倒していける理想の展開なら、スキルを使ってまで引き付けるよりも
さっさと攻撃して倒してしまう方が手っ取り早いと思ったの。
だから、もし別小隊が来た場合は、やっぱりこちらの戦力は分散させずに
レムが引き付けている間に確実に四人で殲滅させちゃって欲しいわ。
その後、アプローチで引き付けていた小隊を倒す、と。
で、その時にまた別小隊が来たらその繰り返しね。
一点突破の時は、レムは敵の正面で待ち構えて、他の人は側面から攻撃ができたらいいかなと思ってるわ。
それから、あたしはレムの近くでバイクに乗ったまま敵の動きを見張っているから、何かあったらインカムで伝えるわね。
皆は戦いながらだから、情報収集ばかりに気を取られないと思うし。
>移動
騎乗スキルを取る予定なのって、ルイスの方かしら?
もしそうなら、後ろに精霊を乗せて移動すれば、デミオーガ対処組は全員足並みをそろえられるんだけど… -
2014/10/20-01:37
まとめありがとう!
流れ了解よ。
私も狙うのは手前やタブロス側優先でいいと思うわ。
一転突破作戦はPL情報だからそれを意識した対応は不可だし、近いところからってのが一番自然じゃないかしら。
1小隊ずつ順々に潰していけるのが理想よね。臨機応変に行きたい所。
個人的には追加がきた場合はレムレースさんも対応に行った方がいいと思うわ。
どのタイミングで使うかわからないけど、アプローチ有りだとレムレースさん基準に敵が集まってくるんじゃないかしら?
そこを基点に敵を集められるなら、分担しても動きが読めるから対処するのもやりやすくなるんじゃないかしらと。
同じような理由でアプローチがあればこちらをスルーして進まれたって事態もある程度緩和できると思うわ。
>移動
おそらくだけど、参加した依頼が提出済みらしいので出発前にレベルが上がりそうなのよね。
もともと取る予定だったしその時に騎乗スキル取っちゃおうと思うわ。
取れても1だから戦闘は一旦降りるとは思うけど。
(誤字のため一度削除しました。) -
2014/10/19-18:42
すまない、勘違いに気付いた。
持っていた本が、騎乗は騎乗でも特殊騎乗だった。
自分の足での移動になる、悪い。 -
2014/10/19-17:51
だいたいそんな流れでいいんじゃないか。
ただ明確に1小隊ごとに付くっていうのは、向こうが一点突破に動き出すまでは避けた方がいいと思う。
一点突破で来るまでは、広がってきているってことだろう。
弱っているとはいえ、圧倒的に向こうが多い。
二つの小隊についている間に残りの小隊が先に進む可能性も充分にある。
いっそ混戦になって俺らを囲んでくれればいいが、そこは期待しないほうがいいだろう。
素直に手前もといタブロス側にいるやつから落とした方がいいように思う。
悪い、見当たらないっていう言い方が悪いな。
選ぶ言葉の悪さもそうだが言葉が足りなくていかん。
手近なところにいないだとか、連中のど真ん中へ思いっきり突っ込まなくてはいけない状況なんかだな。
馬やバイクで移動できるんならいいが、自分の足で移動するんならあまり奥へ突っ込んでいかない方がいいと思う。
一点突破に動き出した時に対処しづらくなるだろうからな。 -
2014/10/19-16:04
晃太:
ほなここまでのをまとめてみるわ!
目的
・軍と協力してデミオーガの撃破
行動
・先に軍に挨拶をし、神人達はその時に怪しい人物がいないかを広く周りえを見てチェックする
・移動前にトランス移行
・移動はバイクか馬
・バイクか馬に乗る際後ろにHBを乗せる
戦闘
・デミ・トロール一体にデミ・ゴブリン数体で1グループとして小隊単位で行動しているので、シノビとロイヤルナイトはデミ・ゴブリンを主に殲滅
・デミ・トロールはハードブレイカーが担当
・一気に小隊が来たらSIとHBが一人づつ1小隊に付いて倒す
・インカムで情報を随時伝える
・一点突破が来たら神人と連絡取り合い原因を神人が探る
神人達
・原因の人物を探る
・元凶人物を見つけたら神人達が話しかける
・オーブを壊し元凶達を縄で捕まえる
・自害させないようにする
取り敢えずこんな感じやろか?
おかしな所や抜けとるのがあったら遠慮なく言うてな! -
2014/10/19-14:20
レムレース:
デミ・トロール一体にデミ・ゴブリン数体で1グループとして小隊単位で行動しているようだから
見当たらないということはあまりないだろうと思う。
シノビとロイヤルナイトでゴブリン数体を、ハードブレイカーでトロール一体を
理想は1グループずつ倒していければいいのだろうが、
複数の小隊が一気に来た場合はシノビとハードブレイカーが一人ずつで一小隊に当たり、
俺はどちらにも加勢できるよう中間点で動き回るか
もし3グループ目がきたらそちらの足止めをしようと思う。
まあ確実を期すためには1グループずつ倒していけるよう位置取りを気をつけなければな。
>乗り物
シノビの二人とも馬やバイクがあるのなら、最初だけ後ろにハードブレイカーを乗せて移動すれば
足並みをそろえられるな。その場合は移動前にトランスが必要だな。 -
2014/10/19-13:40
ジェシカの案が分かりやすそうだ。
それがいいと思う。
んでデミ・トロールが見当たらないうちは俺達と同じようにデミ・ゴブリンを減らす感じでいいんじゃないか?
レムレースも晃太や俺と同じようにデミ・ゴブリン側がいいと思う。
弱っているとはいえ敵が多いからな、戦闘開始時だけになるが、ハードブレイカー二人のどちらかを後ろに乗せてデミ・トロールの近くまで送れるかもしれん。
やってみるか? -
2014/10/19-12:27
晃太:
いや俺もややこしくしてしもうてすまん…
なる程な…
倒す敵を区別する…
俺は賛成やで!
となると、俺はシノビやさかいゴブリン相手やな
了解や! -
2014/10/19-10:20
レムレース:
成程…倒す敵を種類で区分けするのか、そちらの方が分かりやすくていいな。
ちょうどシノビの二人は機動力があることだし、遊撃に出てデミ・ゴブリンを中心に数を減らしていく…ということだろうか。
ハードブレイカーがデミ・トロールを担当することになるな。
それなら必ずしも削りに徹する必要はないと考える。
弱っているとはいえ奴らは防御力が高いゆえ、他の職では倒しきれるか分からない。
倒せるようなら倒してしまっても構わんだろう。
それを踏まえると、俺は機動力的にもシノビの二人と共にゴブリンたちを相手取った方がいいだろうか… -
2014/10/19-02:00
前衛中衛か、削り役と数減らし役か、な感じかしら?
敵の部隊はデミ・トロールとデミ・ゴブリンの構成よね。
個人的には、狙う敵は最初から固定でもいいんじゃないかしら。
ハードブレイカー:デミ・トロール
シノビ・ロイヤルナイト:デミ・ゴブリン
みたいな感じで。
確か別の依頼で見たけどトロールは自己回復ありなうえテンペストダンサーの攻撃がほぼ通らなかったみたいなのよね。
足は遅かったはずだけど、弱っているとはいえちょっと面倒そうな相手だと思うわ。
トロールをリーダーとするのならゴブリンは庇うように前に出る可能性もあるかしらね。
遠距離攻撃手段があるし接近する前にちゃちゃっとゴブリン始末しちゃってトロールを浮き彫りにするのもありだと思うわ。 -
2014/10/18-23:14
悪い、混乱させているな。
俺が言っていたのは
数減らし組:移動しながら、すぐに止めをさせそうなのを倒していきつつ敵情報(比較的余力のあるor防御力が高い)を収集、伝達
削り役:前述より受け取った敵情報及び目視で余力のあるor防御力が高い敵を優先して倒す
感じだな。
俺が中衛という考えがなかったのが混乱させた原因だな、悪い。
俺自身は馬で削り役よりも前方で動き回るつもりだった。
馬やバイクから完全に降りなくとも、攻撃するだけなら難しくないのが俺達の長所だと思うからな。 -
2014/10/18-21:54
晃太:
取り敢えずその作戦でプラン書くな!
>乗り物
俺もバイクでの移動やし最悪バイクでデミを轢いちゃアカン?←
と言う考えが浮かんだけどダメやよな
一々降りて止めてをするのが面倒臭いからとか思っとらんぞ←
心優音:
>香奈さん
教団員の事は任せてください!♪
香奈さんの分まで殺りますので(ニコニコ)← -
2014/10/18-21:23
レムレース:
ん…?ああそうか、すまない。
もともと敵に『すぐ倒せそうなもの』と『余力があるもの』がいて、余力があるものの場合のことだと勘違いしていた。
晃太達の言う作戦…前衛が削り役、中衛がとどめ役で了解した。
>乗り物
戦場は広いからな、完全に二手に分かれるというよりは適度にばらけて
情報収集等も全員で行い、適宜インカムで共有するのがいいと思う。
戦闘中でも移動手段が必要なら香奈には残ってもらい戦力が必要そうな所へは俺が向かおう。
香奈:
というわけだから、信者を捕まえるのは他の人に任せることになりそうね。
ふふっ、残念だわ…(微笑) -
2014/10/18-20:43
晃太:
いんや、俺もすまんかった
変にややこしくしてしもうて…(汗)
となると、前衛が削りシノビの俺らが素早く数を減らす連携と言う認識で平気か?
ほな動き回るならインカムで随時情報伝えるんがえぇな
ほんでその情報収集はシノビの俺らがやった方がえぇんとちゃうか?
と思うたんやが、連携取るなら前衛が情報収集して伝える方がえぇのか?
うーん…(頭を抱え悩む) -
2014/10/18-16:46
悪い、言葉が足りなかったな。
俺はどちらかというと晃太の【8】の連携してのイメージだな。
バイクや馬とあるからにはそれなりの範囲と数がいるだろうから
固まるよりは動き回った方がいいと思う。
そうなると動き回る側は敵の情報も伝えながらがいいか。
流石に車はどうだろうな。
運転しながらの戦闘は無理に感じる。
そらに最悪、弁償を求められるようなことにもなる気がする -
2014/10/18-16:16
晃太:
おっふ、すまん言葉が足りひんかった!
俺がイメージしてるんは、数を減らす組と削る組を完全に二手に別れる事やと思うとったわ…
せやけどそうやね…
スムーズにやるなら、レムさんが言うてくれた方がえぇのかなぁ…(悩)
【最初にシノビの俺とラルクが中距離攻撃】を仕掛けそれで倒せたら万々歳
【もし倒せなかったら後ろに控える前衛組】が応戦し攻撃
コレの方がスマートでやりやすいか…?
あっそうや、移動手段なんやけどな?
俺のスキルPが残っとるからバイクを取得したで
18になったしな -
2014/10/18-15:39
レムレース:
会議室で発言するのは初めてだな…レムレースだ、よろしく頼む。
>戦闘分担
近接組が敵とぶつかる前より、シノビによる中距離からの攻撃を加えていくイメージだろうか。
それで倒せればよし、倒しきれなければ改めて前衛職が攻撃という形になるか。
>乗り物
香奈はバイクの免許を持っている。俺はそれに乗せてもらうつもりだ。
走るよりは早く到着できるので、アプローチを使用しなるべく余力のありそうな敵を狙って集めようと思う。
敵の前まで来たら降りて香奈には下がってもらうつもりだが…何やら「轢く」という単語が聞こえた気がするぞ。
まあ、信者への対処を他の神人に任せても良いのなら、彼女については俺の方で見ておこう… -
2014/10/18-12:58
>神人の動き方
確かに精霊の皆さんに戦いを任せている間、
私達が辺りに注意しておくと混乱を防げるかもしれませんね。
デミオーガに気を取られてるうちにって
人混みに紛れてよくないことする人も出てくるかもしれませんし。
…あとはほら、うっかり戦闘の場に近くの工事現場の人とかが
迷い込んじゃう可能性とかだってありますし、そうなったら危険ですし!
もし悪い人だったらジェシカさんの言うとおりフライパンでカーンと一発…
>乗り物
グレンが自動車のマニュアル持ってるので車の運転なら出来るはずです -
2014/10/18-11:23
晃太:
そうやな…
それなら、シノビの俺とラルクが数を減らす組がえぇんとちゃうか?
中衛後衛である俺らなら素早く数を減らせるんと思うたんやが…
ハードブレイカーやロイヤルナイト達の前衛が削り、シノビの俺らが素早く数を減らす連携も取りやすいと思うねん
あっ俺は免許も持っておらんから、走って行くしかないかな(苦笑)
ちょっとした流れをまとめると
・事前に軍隊に挨拶をする(その際、軍の人達の顔を見て怪しい人物の目星をチェックする。怪しい人物を確認したら、軍の人に聞いたりしてみる)
↓
・トランスし、作戦決行
↓
・デミを削る組と数を減らす組に別れ戦う(又は連携しながら)
↓
・デミが一点突破作戦移行したら合流し食い止める
↓
・その時に神人達が異変に気づき教団員を探し撃退
↓
・教団員撃退出来たらそこから一気にカタを付ける
ざっと大雑把に言えばこないな感じやろか?
まぁまだ時間あるし、もうちょい作戦練らないとアカンな… -
2014/10/18-08:57
そうだな、教団は神人に対応してもらった方が助かる。
ジェシカが言うように予めマークをしておいて、オーガの動きが変わったら晃太の流れがいいだろう。
連中は弱いらしいし支援中隊の中に紛れ込んでいるなら、最悪の場合は神人連中が声をかければ周りの軍人も動いてくれるかもしれないな。
オーガは弱っているらしいが、数が多い。
とにかく数を減らすことを優先する奴と、削ることを優先する奴で分担してみちゃどうだろう?
数減らしを優先する奴は1、2撃で倒せそうなデミを。
削り優先の奴はもう少し余力のあるデミを相手にする感じだな。
んで一点突破に動き出してきたらその地点に集まるのがいいか。
今回は申請すれば馬やバイクが借りられそうか?
スキルはないが騎乗本はあるから馬には乗れる。 -
2014/10/18-01:55
ジェシカよ。パートナーはハードブレイカーのルイス。
初めましてとお久しぶり。アイリスさんは引き続きね!
よろしくお願いするわ。
軍隊も出てくるなんて、規模がすごい事になってるのね。
成功させられるよう頑張りましょうね。
ああ、私達は特に移動手段ないから走るわね。
>教団
私も教団員は神人でどうにかするのに賛成よ。
使いどころに迷って死蔵してたバトルフライパンを使う機会がついに…!
協力関係で近くにいるみたいな訳だし、最初に中隊によろしくお願いしますって挨拶しに顔を出すってのもありだと思うわ。
ヘルメットが明らかに違うみたいだしその時点でぱっと見でもおかしいなってわかりそうじゃない?
中隊の人達にあのヘルメット違う人達も軍人なんですか?とも聞くこともできるかなーと。
最初に目星をつけておけば、その時点では騒いでなかったとしてもマークしやすいと思うわ。
というか、ぶっちゃけ明らかに違う人が混じってるのに放置する軍隊もなかなかすごいわよね…。
-
2014/10/17-14:41
こんにちは、出石香奈とロイヤルナイトのレムよ。
心優音たちとアイリスたちはお久しぶり、皆よろしくね。
軍の出動か…かなりの大掛かりな戦いね。
というか軍にも精霊っているのね。もしかしてウィンクルムもいたりするのかしら。
と、まあ、これは今回関係ないことだから…
あたしたちのやることは、軍に協力してのデミオーガの排除と
紛れ込んできている教団を捕まえることよね。
ただし教団については最初はあくまでプレイヤー情報だから、
最初から彼らを意識して動くのはちょっと難しそうね。
とりあえず精霊は全員でデミオーガを倒す方に行ってもらうとして…
神人はそうね、「デミオーガが手ごわそうな場所を探して精霊たちを向かわせる」とでも名目をたてて
戦況を広く見まわっていれば、怪しい人にも気付けるんじゃないかしら?
発見してからの流れは[4]で晃太君が言っているものでいいと思うわ。
発見後即ボコ…いえ、捕まえる。
デミはシノビの遠距離攻撃とレムのアプローチで釣って集めて、
ハードブレイカーの範囲攻撃でまとめて倒しちゃうのがよさそう。 -
2014/10/17-11:59
晃太:
わぁっ!いきなり心優音が邪神降臨させてしもうて堪忍な!!
俺は五十嵐晃太、ディアボロのシノビや
神人が吉坂心優音、俺の幼馴染やねん
出石さん達はお久しぶりです!
他の人達は初めましてやね、宜しゅう頼んます(お辞儀
ホンマさっきはすんまへん…
色々思う所があったので(苦笑)
メタ発言になりますが、今回は教団も暗躍しとるさかい
信者達は神人でも倒せるらしいので、怪しい信者達がいたら神人達で撃退するってのはどうでっしゃろ?
勿論自害等させずに最終的には縄で捕獲出来たらと思うとります
それに今回は最初から敵が弱ってるみたいですけど、教団信者がオーブで指示をしていて特徴も分かりやすい
つまり俺らが撃破してるのにも関わらず敵が強くなって来ている事を怪しいと誰かが気づけば、後は紛れ込んでいる信者を見つけて退治する…
そうなるとデミ達を一気に叩きやすくなる
簡単に流れを言うとこんな感じ?
他に何か思いついたことや抜けてるところ等あったら遠慮なく言うてや!
マントゥールには、これ以上好き勝手させへんで…
覚悟しとき… -
2014/10/17-11:31
-
2014/10/17-09:48
アイリス・ケリーと申します。こちらはパートナーのラルク(後ろを示し)
初めてになる方も、引き続き御一緒させていただくジェシカさんも、よろしくお願いいたします(丁寧に頭を下げ)
状況が状況だけに、軍が動いのたですね。
頼もしい限りです。 -
2014/10/17-00:26
ニーナ・ルアルディです。
ジェシカさんはお久しぶりでーす、
他の皆さんもよろしくお願いしますねっ!
あの、私戦車って初めて見ました…おっきいですねぇ…