【月見・リエーヴル】丸くて平たい可愛い子(瀬田一稀 マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

「やばい、やばいやばいって!」
 子供ラビット・ププは走っていた。いつも潜り込んでは遊んでいた、キャロットピット。ママは「ヴァーミンが出るから行っちゃだめよ」なんて言ってたけれど、そんなの見たことなかった。
 だってママが悪いんだ。妹のミミは怒らないのに、僕だけを怒るから。お兄ちゃんでしょっていうけど、お兄ちゃんにだって我慢の限界があるんだ。
 ここにはミミは来れない。だからこそププ一人の王国だ、なんて思っていたし、今日も親の目を盗んで来たのだけれど。
「曲がり角一本、間違えただけなのに!」
 追われている。丸くて平たい機械に。

 きらきらと黄色に光る壁。ここに来るまでの間に、青く光る壁と、赤く光る壁と、他にも緑と橙に光る道を抜けてきた。
 ゴゴゴ、と猛スピードで、ヴァーミンは追いかけてきている。
 最初は動いてなかった。ボタンがあったから押してみたら、星を模した光が飛び出した。その後、いきなり猛スピードで動き出したのだ。ププを弾き飛ばしたくせに、ひたすら追いかけてくる。
 ぜえぜえと、荒い呼吸をする胸が痛い。物陰に隠れても、そのヴァーミンはどうしてか、ププを見つけることができた。なにかのセンサーがついているとしか思えない。ちなみにこのヴァーミンが動いた道筋は、チリひとつ落ちていない。掃除機、なのだろうか。
 それにしては、綺麗な星の光を出し続けているけれど。
「……ンバ、ンバ」
 ヴァーミンが鳴き声のような音を出す。
「もう、誰でもいいから助けてよっ!」
 ププは叫んだ。
 しかしその声に答えたのは機械音。
「……ンバ、ンバ」
「ひええ、増えたっ! 回りこまれた! 囲まれたっ! ああでも、星が綺麗だ! プラネタリウム……なのかな。掃除してるけど!」

 ※

「お願いです、ププを助けてください!」
 ププの両親は、そう言ってウィンクルムに頭を下げた。
「ププさえ戻ればいいんです!」
「……キャロットピットは随分広いと聞きますが、ウィンクルムに追うことができるでしょうか」
 迷子になっては意味がないと、ウィンクルムが尋ねる。すると両親は、一枚の紙を出してきた。
「これ、ププが描いた地図だと思うんです。ほら、このクレヨンが壁の色でしょう。赤と青……ほかにもたくさん。これはきっと、あの子がいるところが描かれているんですわ。また8歳なのに、あんなに叱るなんて……私がいけなかったんです。どうか、あの子を助けてください」

解説

ヴァーミンを破壊し、追われているププを助けてあげてください。

ヴァーミンは3体。直径50センチ程度で、丸く平たい形をしています。
特に攻撃はしてきません。強いて言うなら、猛スピードでの突撃くらいでしょうか。
上に乗ると急カーブを切ったりして、振り落とされます。
下手に近づくと、弾き飛ばされます。
でも星の映像を映し出しているので、見た感じはとても綺麗です。
センサーで人がいる(物がある)場所はわかっているようです。本来はそれを避けるべくつけられたセンサーなのですが、今はひたすら人に向かってきます。
※高速の某お掃除ロボをご想像ください。

強度はそんなにありません。
攻撃がまともに直撃すれば、(ある程度のレベル以上の)精霊の一撃で壊すことはできるでしょう。

ププが描いた地図がありますので、それと物音を参考に、ププを見つけてください。
壁の色は、赤、青、緑、橙、黄色。この順番で、ププのいる場所に近くなります。
紫になると間違いの道。白は出口が近い証拠です。


ゲームマスターより

問題はププのいる場所までたどり着く方法と、ヴァーミンを捕まえる方法です。
ちなみにこのヴァーミンはバックはできません。
猪突猛進の可愛い奴です。
そして可愛い子なので、マキナが呼ぶと気まぐれで返事をします。返事をするだけで、命令はききません。

それでは皆さま、健闘をお祈りします。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)

  俺の両親も生きてたら俺が危険な活動をしてる事を心配したかもしれない、
と、よぎる想いを振り切って…

◆目的
ププの速やかな救助

◆詳細
ミミにププの好きな色は何か参考に聞く

地図を手にププを呼ぶ

色が「虹」のようだと思う
なら、赤の向こうの白と青の向こうの紫の、一方が出口で他方が誤った道になるかもな
…なんて閃きに導かれるように、
かつ、床の埃が少ない道を辿って捜索

●ププを見つけたら
こちらへ!と呼びつつ庇い、フライパンでヴァーミンを強打しよう

ププを抱き「よく頑張ったな。立派だぞ」と褒める
じっくり話を聞きたい
お兄ちゃんって辛いよな

「心配してるご両親にゴメンが言えたらもっと立派だぞ」にこ
ププの成長に一役買えたら幸いだ



アイオライト・セプテンバー(白露)
  まず妹のミミちゃんに尋ねてみようかな
パパに質問してもらってもいいし(スキル「子ども好き」
地図の色のことなにか聞いてない?って
きっとお兄ちゃん見付けてくるからね!

ププ君の名前を呼びながら、キャロットピットを移動
見付けたら、まずこっちに急いで来てもらお
で、神人のあたし達でかばいながら、精霊さん達がヴァーミンを攻撃
といっても、ププ君の前に出られたらだけど
ププ君の後ろに出たら、まずはヴァーミンを攻撃…かなあ
ププ君に弾が当たらないようなら、だけど
ヴァーミンを壁ドンとか…うん、無理だよね
かわいいのに

でも、ヴァーミンいいなー
いつでもお星さまペカペカできるのいいなー
おうちに欲しいなー(白露の方をチラッ



不束 奏戯(艶村 雅)
  森の中を歩いてるんだったよな
だとしたらそれなりに歩いた形跡とかあるはずだよなー
俺の野生の勘【ハンティング】でその形跡を探し当ててやるぜ!

まずは地図順に歩いていってププちゃんの名前呼んでいこうぜー
そんでもって物音が聞こえるか、確かめて行くぜ
もしかしたら襲われてる可能性もあるから…
声だけじゃなくてちゃんと物音が聞こえる方を確かめながら進むぜ

あとは、何か不自然な形跡がないか、例えば物が散乱してるとか、何か争った形跡がないかとか、その他不自然だと思う事は見逃さないようにしっかりと見ていくぜ

あ、そうそう
探索する前に雅ちゃんに熱いキッスを…あ、やめてそんな嫌そうな顔するの…結構傷つく(しゅんっ


エルド・Y・ルーク(ディナス・フォーシス)
  「クレヨンが壁の色」とお伺いし、
皆さんがミミさんにお話を伺っている間に、ププさんの地図を人数分コピーさせて頂きましょう

コピー機が無ければ、簡易ながらも即席に各ウィンクルムに1枚行き渡るように畏れながらも同じものとなるように、私が模写をしてみましょう
この間に、ミミさんから何かを聞き出せれば良いのですが……

まずは家から一番近い色と地図の色を照らし合わせて、道が伸びている方角へ、地図の方角を合わせます

後は、その色の区間は道なりに、

道の色が変わる境目で、一度立ち止まり聞き耳を立ててから、機械音や悲鳴が聞こえないか確認して、大声を上げて名前を呼び、

地図と合わせ音や声の響いて来る方向の色壁の方へ向かいます



フラル(サウセ)
  ププの両親に、「息子さんが帰ってきたら抱きしめて安心させてあげてください」と伝えたい。
きっと、ププもわかってくれると思うから。

地図に従い、ププを探しに行く。
探す際、ププの名前を呼び、探している人がいることをアピールしていく。
掃除ロボットが通った後なら、おそらくそこはキレイになっているだろう。
地図と壁の色、道の状態を確認しつつ進む。

サウセに、マキナが呼びかけたら返事するらしいので、やってみてほしいと頼んでみる。
どんな返事をするのだろうか…。

ヴァーミンの突進を受けないように、注意する。
できるだけ破壊せず、一時的な機能停止に追い込むのを目標にしたい。



 俺の両親も生きてたら、俺が危険な活動をしてることを心配したかもしれない。
 涙を流すププの母親を見、アキ・セイジは思う。表情には出していないはずだった。それでも何かを察したのか、ヴェルトール・ランスはセイジの肩に手を置いた。
 その手の温かさに、今は感傷的になっているときではなかったと知る。セイジは小さなミミに目を向けた。
「お兄ちゃんが好きな色を知ってるか?」
 ミミはセイジを見上げたが、すぐに母親の後ろへと隠れてしまった。
「すみません、この子人見知りなんです」
「そうなの? ミミちゃん」
 アイオライト・セプテンバーは少女の前にしゃがみこむと、その顔を覗き込んだ。
「……きらきらしてる。お兄ちゃんの絵みたい」
「……お兄ちゃんの絵? 黄色か?」
 ミミはセイジの問いには答えずに、アイオライトの髪に手を伸ばす。これは話を聞くには難しそうだと、ウィンクルムは思った。……白露が、ミミの頭に手を置くまでは。
「ねえミミちゃん、これ可愛いでしょう?」
 白露はどこからか、黄色いアヒルのマスコットを取り出した。それをミミに渡して、にっこり笑う。
「私たちがお兄ちゃんを連れて帰ってくるまで、この子と遊んでいてくれませんか? 連れて行くのは危なそうなので」
「いいよ!」
 ミミは両手でアヒルを握った。笑顔である。相当気に入ったようだ。
「お兄ちゃんは、アヒルさんみたいな黄色が好きなの」
「黄色、綺麗ですからね。ねえミミちゃん、お兄ちゃんが描いた地図、見たことありますか?」
 白露が続けて聞くと、ミミは大きくうなずいた。
「うん。お兄ちゃんの地図ね、にんじんの絵があるの。壁にもおっきなにんじんがあるんだって。にんじん、たくさんあってとってもおいしそうなんだって。ミミも見たいって言ったんだけど、だめって言われちゃった」
『おっきくなったら一緒に行けるよ!』
 ミミの手の中のアヒルを動かして、ちょっと高めの声で白露が言う。アテレコである。
「本当? アヒルさん」
『本当だよ!』


 その間に、エルド・Y・ルークは相棒ディナス・フォーシスとともに、全員分の地図をコピー……もとい、手描きで描き写していた。
「ミスター、今度は子供の救出ですか。仕事にせいが出ますね」
 ディナスの言葉に、エルドは手を止めぬままに答える。
「まさか、あなたが子供を見捨てるわけがありませんよね」
「ええ、まさか」
 ディナスは微笑み、しかしすぐに不思議そうにエルドの手元を見やる。
「もしかして絵が苦手なんですか?」
「おや、どうしてです?」
「少年と寸分違わぬ絵を描いているので」
 要は、レベルが同じと言いたいのだろう。たしかにディナスの方は一般的意味でうまいのだが。
「ディナス、同じランクだったら、同じようにはできないのですよ」

 エルドとディナスが地図を写し終わり、白露がそれにミミに聞いたことを書き終えると、一行はいよいよ出発となった。
「それなりに歩いた形跡とかあるはずだよなー。よし、俺の野性の勘『ハンティング』で探し当ててやるぜ!」
 不束 奏戯がやるぜ! と手を上げる横で、艶村 雅は開いていた扇子をパチンと閉じる。
「子供が一人でいなくなって帰ってこないというのは、心配ですからね。なんとか見つけ出せると良いのですが。……でも」
 ここで、キッと奏戯を睨んだ。奏戯が肩を掴んできたからである。
「捜索前に雅ちゃんに熱いキッスを……!」
 雅は扇子で奏戯の額をはたいた。
「トランスする必要は確かにあるよ。でも流石に人前で言われるのはどうかと思うんだよね」
「やめてその顔、さすがにへこむし……」
 周りを見てもへこんでしまうし、状況的に。

「パパ、ちゅーしよ!」
「はいはい、しゃがみますから、ちょっと待ってくださいね」

「ディナス、失礼しますよ」
「いつも思いますが、ひげってくすぐったいですよね」

「仮面に当たるんだよな。眼鏡、外すか」
「……お手数おかけします」

「セイジ」
「ああ」

 なんだこれは! 阿吽の呼吸か!

「……雅ちゃあん」
「仕方のない人だよね、かなちゃんって」
 雅はため息とともに、奏戯の頬に唇を寄せた。

 ※

 ラビットピットの道は一本に伸びていた。エルドが壁と地図を見比べる。
「地図だと……おや、最初は塗られていませんね。でもこの壁は」
「藍色ですね。青よりも深みがありますから」
 壁を見上げる雅に、奏戯が聞く。
「なんで塗られてないんだろうな?」
「ミミちゃんが見せてくれたクレヨンは十二色でしたから、色がなかったのかもしれませんね」
 白露がおっとりと言う。まあなくても道は一本だ。問題はない。

 壁の色が突然鮮やかな赤色に切り替わったところで、セイジは地図に視線を落とした。
 さっきの壁が藍、そしてここが赤。他に青、緑、橙、黄色、そして紫ということは……。
「虹の色が使われているのか。とはいっても並びは違っているようだが」
「並び方に決まりがあるのか?」
 ランスが問う。セイジはああ、と頷いた。
「暖色から寒色へと変わっていくんだ。それで」
 地図の一番隅。白い道を指で指す。
「白はない。たぶんここは出口だろう」
「……で、ププはどこにいるんだ?」
 ランスは続けて尋ねるが、セイジにわかるはずもない。
「呼んでみればいいだろ?」
 奏戯はそう言って、大きく息を吸い込んだ。アイオライトもそれに続く。
「ププー!」
「ププ―、どこにいるのー!」
 返事を探して耳を澄ませてみても、音は何も聞えなかった。もしかしたら、相当奥に入り込んでいるのだろうか。そうだとしたら、地図があっても厄介だ。
「とりあえず、歩きましょう」
 エルドに従い足を進める。廊下の色が青へと変わる。
「ププ―!」
 奏戯は再び呼んだ。雅が手を耳に当てて音の変化を聞くが、精霊の耳でも何の音も拾えないようだ。
「まだ先に行かないと駄目なんですかねえ?」
 アイオライトに地図係として渡された地図を見……白露は顔を上げた。
「角ににんじんがあります?」
 アイオライトが一本道を走っていく。五十メートルほど先で「あるよ!」と手を振った。皆が進めば、確かにそこにはリアルなにんじん像があった。メンバーの中でも長身な白露と奏戯の背を超える大きさである。そしてそこは、分かれ道でもあった。
 ディナスが左右の奥を覗き込む。道はどちらも緑色。さてどちらに行くのが正しいのか。地図には……。
「描いてありませんねえ」
「ミスター、写し間違えたなんてことは……」
「ありませんよ」
「でも、にんじんがたくさんあるって書いてあるぞ」
 フラルは白露が全員分の地図へと書きこんだ文字を読み上げた。
「にんじんか……」
 今度は奏戯が通路を見。
「あるぜ、にんじん」

 にんじんは床の模様のことだった。右の道に、ひたすら延々にんじん模様。もしかしたら、ププはこれをたどっているのかもしれない。
 しかし、壁が橙に変わるときに、その考えは違っているとわかった。道はまた左右に別れていたが、今度はどちらの道にもにんじんがなかったからだ。そして地図は、相変わらずの一本道。ぶっちゃけ、役に立たない。
 フラルが口を開く。
「たしか、マキナが呼ぶと返事するかもしれないんだよな。ヴァーミンって。サウセ、呼んでみてくれないか?」
「私、ですか?」
 今まで黙っていたサウセである。ほかにも適任がと言いかけ、やめた。マキナが自分しかいないことに気付いたからだ。こうなっては仕方がない。
「フラルさん、なんて呼べばいいでしょうか?」
「ヴァーミンでいいんじゃないのか?」
 他のメンバーもうなずく。というか、他に呼び名がないからそれしかない。
「ヴァーミン!!」
 ミン、ミン、と道に反響する。それほどの声で呼んだのに、耳を澄ませても何の音も聞こえなかった。これは駄目だったか、と一行は地図に視線を落とした、が。

『ンンンッ、バアアアアアーーーー!!』

「耳がっ!」
 頭の上、ぴんと立っている耳をぺたりと倒すランス。他の精霊はもちろんのこと、神人達も自分の耳を押さえている。
「なんだこれはっ!」
 奏戯は叫んだが、それよりも響く『ンバ』の方がはるかに大きい。
 しかし数分経過し、その余韻が消えた頃だ。
「音がします。機械音です」
 雅が左の道を指し示した。
「ほんと? 雅ちゃん」
「うん、ほんとだよ」
「……たしかに何か聞こえますね」
「ええ、聞こえます」
「ブーンっていってるな」
「低い位置ですね」
 白露、ディナス、ランス、サウセ。精霊たちは皆肯定したが、神人達には聞こえない。ただ、彼らの身体能力は十分信頼に足るものである。
 一行は道を左へ折れた。橙の道を十分ほども歩いた頃だろうか。
「なんかすごい綺麗じゃねえ? この道」
 奏戯が床を指で指し示す。
「……言われてみればそうだね」
 雅は足元に目を向けた。さっきまでの道は隅に埃があったが、ここにはそれが何もない。
「綺麗な道を行けば、もしかして?」

 延々と橙の道を進む。一度分かれ道があったので、埃のない道を選んだ。その後はどれほどまっすぐ来たのかもうよくわからない。道は完璧なまでに美しく、チリひとつ見えなかった。機械音は、精霊達が言うにはだんだん大きくなっているとのことだった。そこでまた、分かれ道である。続く道はまだ橙。そして地図は相変わらずの一本道。さらに埃は、両方にない。
「……また、呼んでみましょうか?」
 サウセは恐る恐る口にした。さっきの二の舞になるかもしれず、あまりしたくないことではあるが、万が一ということもある。
「頼む」
 フラルが言い、他に意見もなかったので、再び「ヴァーミン」と呼んでみた。今度は念のため、小さな声にしてみたところ。

『ンバ♪ ンバ♪ ンバ♪』

「歌ってる?」
「歌ってますね」
「なんか可愛い!」
 白露とアイオライトはくすくすと笑った。一度聞こえ始めた歌は、止まることがない。もちろん音の出どころもわかる。右だ。
 通路を曲がり、歩くうち。歌は輪唱になった。
『ンバンバンバ♪』
 アイオライトは歌に合わせてスキップで進み、白露とエルドはそれを柔らかいまなざしで眺めている。
「ディナスはやらないんですか?」
「……ミスター。僕をいくつだと思っているんですか」

 さて、またも曲がり角である。
 左右。共に黄色。地図は一本道のまま。お決まりのパターンだ。しかし今回は音が聞こえているから問題はない。
 一行は迷わず右へと進み、そこで。
『ンバンバンバンバッ!』
 きらきらと光を放つ丸くて平たい物体三台に囲まれて、半泣きになっている少年を見つけた。


 今までの廊下よりも、少しばかり広い部屋。壁に映るは星の瞬き。
「助けて!」
 ププにはすぐにでも、こちらへ来いと言いたいところ。しかし円形ヴァーミンは、ププの足のまわりをぐるぐるとまわっている。
「かごめかごめみたいですね」
 雅が言うが、そんなに平和っぽいものでもない。
 セイジが武器を手に、一歩足を踏み出す。その歩みに、ヴァーミンは、はたと動きを止めた。
『ンバ』
 一台から音がして、そいつがセイジの元へと向かってくる。ほかの二台も止まっている。様子見、だろうか。どっちにしろ。
「今のうちにこちらへ!」
 セイジが呼ぶと、ププは恐ろしげに丸い物体の横を抜け、セイジの隣へとやってきた。さっきまであんなにぐるぐる動いていたものは、セイジの足の周りに集まり静止している。壁に映し出された光は消えていた。
「……なんだ?」
 調子がすっかりくるってしまうが、これはヴァーミンだ。倒すべき相手である。
「上についているのは、もしかしなくてもスイッチか?」
 あからさまにON、OFFと書かれている。しゃがんでそこに触れようとすると、その瞬間。

『ンンンンンン、バアアアア!!』

「うわっ!」
 誰もが耳を塞ぐ中、セイジはバトルフライパンを取り出した。鳴いただけだ、動いてはいない。だったらと、騒音に眉間にしわを寄せながらも、がん! とヴァーミンを叩きつけた。
 セイジが叩いたヴァーミンは、まるで目眩でも起こしているかのように、よろよろと壁に向かう。


 他の二台のヴァーミンはまたもぐるぐると、その辺を走り回り始めた。壁に星が散る。恐怖を思い出したらしく、ひっ、と喉を鳴らしたププを、セイジが抱き上げた。
「よく頑張ったな、立派だぞ」
「このヴァーミン、パぺットで引きつけられませんかね?」
 雅の前に、和柄の黒猫ぬいぐるみが現れる。
 続いてサウセの前には、クマのぬいぐるみだ。
「やってみましょう」
 しかしサウセの、この一言がいけなかった。
 サウセの声を聞いた二台のヴァーミンは、回るのをやめ、すごい勢いでサウセに向かってきたのだ。
「えっ、これ、どういうことなんです?」
 足元をヴァーミンに囲まれて、サウセは目を丸くする。ヴァーミンはサウセが話すと、きらきらとした光を放った。ンバンバとまた歌も始まっているし、これはまるで――。
「懐かれているんでしょうか? アイにそっくりです」
 白露の言葉にアイオライトが頬を膨らめる。
「あたし、あんなに聞き分けなくないもん!」
「きらきらしてて賑やかで、愛らしいじゃないですか」
「ってことは、ププにも遊んでほしかったのかもな」
 セイジが言うが、その腕の中でププはぶんぶんと首を振った。
「確かに遊ぶのは無理ですよ、これでは」
 サウセは眉を寄せる。その前で、クマのパペットが足を振り上げた。ヴァーミンを踏みつけようというのだ。
 勢いがあるから難しいかと思いきや、クマの足は平たいヴァーミンの上には乗った。乗ったが。
「あっ!」
 サウセが切ない声を上げる。それもそのはず、ヴァーミンは回っている勢いで、クマを弾き飛ばしたのだ。そしてそれは一回転して、術をかけた本人へと飛んでいく。
 攻撃されればパペットは……フラルの体に、ジワリと汗がにじむ。
 いくらなんでも、サウセに近い。
 フラルが思わず腕を伸ばすのと、黒猫のパペットが動くのが同時だった。
 猫パペットはクマパペットを横から抱きしめた。そのまま押し倒すように地面に転がり込む。が、これは攻撃とカウントされるだろうか。抑え込んだつもりで爆発二倍になるのではあるまいか。
「ちょっと、雅ちゃん!」
「衝撃を吸収したつもりだったんだよ!」
「もうこれは責任取って、俺が盾に……っ」
 ぬいぐるみに向かう奏戯の手を、雅が引く。
「かなちゃん、危ないから!」
 その二人の前に光輪を纏わせたディナスが走りこむ。
 しかしそれより早く。

『ンンン、バアアアアアアッ!』

 先ほどパペットを弾き飛ばしたのとは違うヴァーミンが、二体のパペットに思いきりぶち当たった。
 激しい音を立てて数メートルも遠くへ飛ばされたパペットたちは、中空で爆発した。そして、急ブレーキの機能がなく、バックの機能もないヴァーミンは、直進を続けて壁に激突し、見るも無残に壊れてしまった。
 壁際で静止していた、セイジに叩かれた一体が、よろよろと近くにやってくる。ンバンバと泣いているようにも聞こえる音。そのヴァーミンを、ランスは持ち上げ、てっぺんにあるスイッチをあっさりオフにした。凶暴だろうと可愛かろうと、所詮は機械。しゅん、と機能が停止する。
「なんか……すごい罪悪感なんだけど」
 複雑な顔でヴァーミンを見つめるランス。しかしまだ一体が残っている。
 それは、ンバンバ音を出しながら、星を壁に映し出しながら、すごい勢いでウィンクルムの足元をジグザグに走り回った。このヴァーミンには感情があるのだ、怒っているのだと誰もが感じた。ぎゅんぎゅん動いている、白露が狙いを定めるも、丸い体をかすめるのみ。直撃はしないから、動きが静止することはない。
「パパ、いっそこっちから突っ込んでった方が早く捕獲できる気、しない?」
 アイオライトは白露を見上げた。
「誰がつっこむんですか?」
「……あたしがヴァーミン壁どん……」
 言いかけたのに、速攻「やめなさい」と言われてしまう。
「僕のシャイニングアローではじけないでしょうか?」
「しかしディナス、あのヴァーミンはさっきパペットを飛ばしたのですよ。それほどの勢いがあるのですから……」
 そこに、セイジとランスが提案する。
「任せてもらえないか?」
「俺の天の川だな」

 ただ、詠唱には時間がかかる。そしてきっと、ヴァーミンを破壊してしまう。
 壊れた仲間に泣くヴァーミンを見た後である。気が引ける。いっそ退治せずに、ププを連れて帰ってしまってもいい気すらしてくる。
「やっぱり、シャイニングアローにしませんか。その方が威力が低いですから、破壊する可能性が低くなると思うんです」
 ディナスが言ったが、エルドは首を振った。
「シャイニングアローは光輪に反射させる技。あちらは壁に反射させる技。どちらが危険が少ないか、わかりますよね?」
 結局最初の作戦通り、ランスの天の川の彼方で対処することになった。その代り、詠唱する時間は、戦い以外に当てることになった。せめてもの、ヴァーミンの慰めに。

「ヴァーミン」
 サウセが小さく呼べば、ンバンバ♪ と歌いだす。きらきら、きらきら。壁に舞う星を、アイオライトは白露と見つめる。
「綺麗だねえ……パパ、あたしやっぱこの子連れ帰りたい」
「今度プラネタリウムに連れて行ってあげますから。ヴァーミンは諦めなさい」

 奏戯は、扇子を持ってヴァーミンを眺めている雅を見やった。
「雅ちゃん、その扇子もって踊れば? こう、ひらひら~って」
「ヴァーミンの歌うリズムで? 嫌だよ」

「ほら、こちらへもいらっしゃい」
 エルドはぱん、とヴァーミンに向かって手を叩いた。
「ミスター、動物を呼ぶんじゃないんですから」

 セイジは、ププと話をしている。
「心配してるご両親にごめんって言えるか?」
「うん、言える」
「偉いな」
 そう言って、ププの頭を撫ぜる。


 術が完成した。
 はたしてランスの生み出した壁は、見事にヴァーミンをはじき、壊した。
 任務はこれで完了だ。ププがいるから、帰り道に迷うこともない。
 複雑な思いを抱え、一行は道を歩いた。しかしその重苦しい雰囲気を、ププが壊す。
「そのヴァーミン、直るかな?」
 ププはランスが抱えている一台を指さした。スイッチを切ったものである。セイジは機械の修理ができるから、持ち帰って中を開けてみようということになったのだ。
「見てみないとわからないが、やってはみるよ」
 ププと手をつなぐセイジは楽しそうで、ランスは思わず口を尖らせる。
「ウサギがいいのか?」
「は? 何言ってんだよ?」
 セイジはつないでいないほうの手で、ランスの耳をくしゅりと撫ぜた。

 ※

「うわ、動いた!」
 ガガガ、と動き出したヴァーミンを見、ププは拍手をして喜んだ。セイジが中を開けたとき、あまりにも高度な技術が詰まっていたから、到底直せるとは思わなかった。赤いハート形のブラックボックスをかえれば、あるいは。でもかえるための物がない――そうなったとき、ミミが渡してくれたのだ。
「ミミの宝物、あげる! あひるさん貸してくれたお礼よ。この前、畑から出てきたの」
 いったいどうして畑に落ちていたのかは置いておき、ブラックボックスをセイジが交換すると、ヴァーミンはまた動き始めた。残念ながら、鳴くことはない。感情も消えてしまったようではある。でも、掃除はできるし、星も浮かぶ。


「あの、今更なんですけど、庇ってくれようとしてありがとうございました」
 サウセはフラルに小さく頭を下げた。
 当たり前だろと、サウセが笑う。後ろでは、アイオライトが「プラネタリウムいつー?」と白露の袖を引いている。そして奏戯は、またも雅に叩かれている。何をしたというのだろう。

「にしても、あんなの直せるなんてすごいよな、セイジは!」
「あの技術、ぜひ解明したいな」

「ディナスが飛び出していったときは、心臓が止まりそうでしたよ」
「……すみません」

 丸くて平たい可愛いヴァーミン。それをつくったこの月の技術は、なかなか奥が深そうである。



依頼結果:大成功
MVP
名前:アキ・セイジ
呼び名:セイジ
  名前:ヴェルトール・ランス
呼び名:ランス

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 瀬田一稀
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル 冒険
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 09月13日
出発日 09月20日 00:00
予定納品日 09月30日

参加者

会議室

  • ヴァーミンごっこ(キリッ

  • [19]エルド・Y・ルーク

    2014/09/19-23:19 

    おや、不束さん奇遇です。必然的に新たに現れ、ヴァーミンさんを攻撃してきた「ひと」に反応して来るだろうと思っていたところですよ。

    たまには、神人が段取りをし、精霊が戦闘に出るまったりな普通のアドもよろしいものかと。

    (これで、ヴァーミンさんが予想以上に強かったらどうしよう等は今回余り考えていないようだ)

  • [18]不束 奏戯

    2014/09/19-22:18 

    俺もプラン提出ー!

    いや、物体に向かって進むんなら俺達が囮になった時点で標的俺らになるからある程度いけるかなーって希望的観測で居た!!!(きりっ

    頑張ろうーーー(震える声

  • 一応プラン提出したよー。
    で、悩んでたんだけど、ププ君見付けるのも大変だけど、ププ君見付けて連れて逃げながらヴァーミン破壊するのって大変そうだね…。

    精霊さんたちがんばってーー(逃げた)

  • [16]フラル

    2014/09/19-09:36 

    おそらく、ある程度のダメージを与えて壊すとはいかなくても機能停止ぐらいに追い込まないときついだろうな…。

    クマのぬいぐるみに突進するヴァーミン。
    想像したらなんだか楽しくなってきた気がする…。
    よし、サウセにパペットマペット使うよう頼んでおくな。



    >アイオライト
    子供好きな人なら安心して子供も話しできるだろうし、頼む。
    小さい子はやはり大人に囲まれたら落ち着かないだろうし…。

  • ヴァーミンの拿捕はちょっときついよね。
    あとで直せる程度の(動きを止められる程度の)破壊がいいのかな。
    ってわけで、パパのスキルは命中率重視で、ラピットファイア(パッシブ)とダブルシューターIIです♪
    ダブルシューターIIはスナイピングアイにするかも。

    パペットマペットは使えそうな気がするな-。
    …かわいいもんの対決みたいわけじゃないよ?

    >道が綺麗になってる
    なるほどー。誰も通ってなければ埃とかありそうだもんね。
    不遇……不束さんあったまいい♪

    パパが「子ども好き」スキルあるからミミちゃんの質問おねがいしようと思うんだけど、大丈夫?

  • [14]不束 奏戯

    2014/09/19-03:55 

    >捕獲or破壊
    あー…確かに。
    捕まえるのと破壊するのだったら確実に破壊の方が楽なんだよな。
    じゃあ出来るだけ破壊しないっていうか原型をとどめるように心がける、くらいに目標を設置しとくぜー♪


    >地図
    「道が綺麗になってる」ていうのは結構な情報だと思うんだ。
    出来るかどうか判らないけど、「ハンティング」で歩いた形跡が綺麗になくなってるところを探ってみようと思う!

    あと黄色い道の辺りで探すのが多分ベストなんだろうなー。
    ガイドで明確に書いてる最後の色の描写が黄色の道っぽかったし。

    【PLより】
    明日遅番だから朝9時くらいと夜9時くらいからしか相談参加できないかもしれないです;すいません;

  • [12]エルド・Y・ルーク

    2014/09/19-02:30 

    >破壊orほかく
    恐らく捕獲しようとすると、一気に難易度が上がるような気がするのですよ。
    簡単な網では突き破られてしまうでしょうしねぇ……

    ヴァーミンである以上、ププさんの安全を第一に考えて、破損後ご希望者各位が修理を依頼してダウングレードしたお星様の出る掃除機として有効活用するのが一番安全な気がするのですが、如何でしょうか?


    >プラン方向性
    そうですねぇ、これ以上、人がたくさん囲んでミミさんにお伺いするのも、子供心に難ではありますでしょうから……
    それでは、そちらは私とディナスは間違って紫の道に踏み込まないように、そして出口前で見つけられるように、必要以上の注意をもってそちらをプランの優先といたしましょう。

    こちらもPL情報ですが、ププさんは「曲がり角一本、間違えた」と仰っておられたので、今更ながら白の道も行き過ぎなのですよね。
    そうなりますと、白の道の手前、黄色のエリア内でププさんを見つける必要がありそうですねぇ。

    ……ふむ。何やら色々間違っているような気がいたしますので、お時間があられましたら、遠慮なくご教示の程をいただけましたら幸いです。どうかよろしくお願いいたしますよ。

  • [11]不束 奏戯

    2014/09/19-01:05 

    >地図
    ですね。
    出来るだけ情報を絞り取…ごほごほ。
    情報を集めていきたいですし、ミミさんにお話を聞くのは私も賛成です。

    >スキル
    なるほど。センサーがあるなら幻影よりも物理的に存在してるパペットマペットの方が確かに有効ですよね。

    となると…捕獲するに当たっての行動も考えていった方がいいのかな?
    もし可能なら、誘導して罠を張りたいところではありますが…。

  • [10]フラル

    2014/09/18-08:55 

    やはり、地図のことはPL情報なのだろうな…。
    オレもまずは妹のミミに話を聞くのには賛成だ。

    トリックスターのスキルのパペットマペットって、囮に使えたりしないだろうか…。
    ぬいぐるみに向かって突進させるようにし、当たってカウンターをヴァーミンに喰らわせてひるんだら、そこを狙って追い打ちや捕まえたりなどなど…。

    みんなヴァーミンの鹵獲に本気を出しそうだな。
    確かに、掃除ロボットは役立つし、星が出るのは面白い…。

  • [9]エルド・Y・ルーク

    2014/09/18-00:58 

    >地図の色と壁の色

    ええ、困ったことにPL情報の様ですねぇ。
    確かにアイオライトさんの言うとおり妹さんとかが何かをご存知かも知れませんね。聞いてみる価値はあるかと。

    地図が壁の色と対応しているなら、
    ○呼びかけつつも、その色の境目で一度しっかり立ち止まって、耳を澄まして改めて呼び掛ければ、
    距離が近い色の道からの、音か声が聞こえる事が可能かと思われますので、

    紫の道に迷い込むのだけは避けられるかと思われますが、こちらは如何でしょうか……?


    >某掃除機
    あれは可愛いですよねぇ。最近の亜種は拭き掃除に乾拭きまでしてくれるそうですよ。任務達成したら出来たら改造してお星様と外装を残して、掃除機にしてもらえませんかねぇ……
    (文字数が余ったら本気でやりかねない)

    しかし、捕獲しても強固な網が無ければ破られてしまうでしょう。
    やはりここは、ププさんの安全を優先し、やはり一度破損させるべきなのでしょうか。

    ヴァーミンさんの回避はかなり高そうですから、白露さんのパッシブスキルは安心出来ますねぇ。
    こちらは、無難に本の付随能力に期待して魔力攻撃が良いところでしょう。

    それにしても、直線でしか動けないとは、何とも更に愛くるしさを体感出来ます。
    やはりお星様のでる掃除機として是非自宅での活躍をさせたいところです(本気で思慮)

  • ヴァーミンちょっとかわいいよねえ(うんうん)
    お星さまの機能だけでもあとで使えたらって思うよねえ。

    あ、勘違いしてたかも。
    色のことっていわゆるPL情報になるんだっけ?
    そしたら、かなり手探りだねー。やっぱり声出して行くしかないのかなー。
    それとも、地図のこと、妹さんとかが聞いてないかな?

    あんまり派手にがんがんいけそうにないから、パパのジョブスキル、片っぽはパッシブスキルで命中率あげるつもり。
    もうひとつはまだ決まってないけど。

  • [7]不束 奏戯

    2014/09/17-00:12 

    なんだか、可愛らしい方でしたものね、あのヴァーミン(微笑み
    できれば、破壊はしたくないんですが…。
    そうするならば捕獲の方向に持って行く必要があるかも?

    >精霊スキル
    うーん、今回捕獲に持って行くなら逆にシャイニングアローの方がいいかもしれませんね。
    攻撃されない限りは攻撃を加えられないですし…。
    私もタロットダンスは覚えてますから、使ってみたいんですが…。
    センサー有りの無機物に効くのかどうか(汗

    >地図
    ですねぇ…。
    白は出口が近いという事が判るなら、その前までの道のりを探さなきゃいけなくなると思うんです。
    それまでに出合わない可能性が高そうですし、声を出して探してみてププかヴァーミンが声を上げるのを辿っていく必要があるのかなぁって考えてました。

    時間がかかっちゃいますけど
    道順通りに歩く→声を出して探す→ププかヴァーミンの声を辿る

    そこに行動予測を入れて探すのが一番近いかもしれませんね。
    現場まで行けたら異様に綺麗になった道があるだろうからそれを辿っていけばいいのでしょうけれど…。
    そこまで辿りつくのが難しいですね(困

  • [6]アキ・セイジ

    2014/09/16-21:41 

    アキ・セイジだ。

    …ヴァーミン…、お持ち帰りしたいな(どきどき
    あ、いや、可愛いなとかそんなことを思ったわけではなくて(ちらちら
    勿論依頼はちゃんと果たすよ。うん。

    呼びかけながらだな、うん、頑張ろう。

  • [5]エルド・Y・ルーク

    2014/09/16-21:34 

    御邪魔しますよ、私エルド・Y・ルークと申します。
    いつもお世話になっております方も含めまして、皆様、どうか宜しくお願いし致しますよ。

    マキナさんとは縁近い場所のようで。呼んでいただけたら楽しそうですねぇ。何か情報が少しでも……おや、つい浅はかな方へ思考が飛んでしまいました。

    まずは、急ぎたいのも山々、ププさんの絵をコピーするところから始めましょうか。
    全員が持っていないとはぐれてしまいそうですからねぇ。

    >名前を呼びながら
    こちらは私も賛成です。声に反応してププさんを囲んでいるヴァーミンさんをおびき寄せる事も可能かも知れません。そうすれば、彼を狙うヴァーミンが減り、ププさんも反応してくださるかもと。

    >精霊スキル
    ライフビショップですので、安定でシャイニングアローⅡを使用しようかと。
    ……これが最大の攻撃力というのが切ない話ですが、ヴァーミンさんはバックが出来ないとの事ですので、これで事足りるかとも思っておりますよ。

    >地図
    問題は地図ですねぇ。

    『壁の色は、赤、青、緑、橙、黄色。この順番で、ププのいる場所に近くなります。
    紫になると間違いの道。白は出口が近い証拠です。』

    これをPC情報としてうまく流し込みたいのですが……こればかりはスタートから声を上げつつ、地図と現在地を照らし合わせて、予想を立てるしかなさそうですかねぇ……

  • 白露:
    このたびも皆様よろしくおねがいします。
    そうですね、名前を呼びながら、というのはいいと思います。
    でも、こっちが機械音を聞き取れるよう、時々は耳を澄ませたほうがいいかもしれませんね。
    で、地図に添いながら進むかんじですかね?
    光源はなくてもなんとかなりそうですね。

    下手に発砲したらププさんにあたりそうですし。
    先ずはププさんの確保が第一ですね。

    キャロットピットの通路がどれくらいの規模か分からないのが、ちょっと難しいですね。
    ある程度の大きさの洞窟を想像すれば、いいんでしょうか。

  • [3]フラル

    2014/09/16-10:18 

    こんにちは。
    オレはフラル。相棒はマキナのサウセだ。

    マキナが呼べばヴァーミンが返事するかもしれないのか。
    サウセに頼んでみるか。どういう反応をするのか少し楽しみだ。

    ププに助けが来たことを少しでも早くわからせるために名前を呼びながらってのはいいな。

    ププとヴァーミンを見つけたら、とりあえずヴァーミンの狙いをこっちに向けさせて、ププを少しでも安全な状態にさせた方がいいな。

    結構なスピードで突進するみたいだから、壁際でヴァーミンをおびき寄せ、ぶつかる直前でよける。で、ヴァーミンは壁にぶつかる、とかできたらいいが、急カーブされるかわからないのがな…。

  • [2]不束 奏戯

    2014/09/16-02:08 

    皆さまお久しぶりです。
    今回もまたおかしな事件が起こってるようですが…。
    また、宜しくお願いしますね(にっこり

    さて、どうやら今回は破壊してしまって構わないようですが…。
    問題はどうやって辿りつくかになってきそうですね。

    今現在も動いている事を考えると、地図通りに行きながらププさんの名前を呼んで歩くのはどうでしょうか?

    ププさんが襲われてる可能性があるなら逆にこちらに注意を惹けたらなと。

    あと、人に向かってくる習性があるようですし…。
    子供に向かっていかせるよりはこちらに向かってきて貰う方が捕まえるという観点で考えても効率が良さそうですし。

    とりあえず…どなたかマキナの方きたら是非呼んで欲しいですよねっ!


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