プロローグ
●漂着の入江
美しいロケーションで観光地として人気の高いパシオン・シー。
しかし、その何処もが観光客で賑わっているわけではない。
ここは、岩場に囲まれた漂着の入江。砂地が狭く、海も、干潮時ですら3メートルも進んだら足がつかないくらいに深くなる。しかも潮流の影響で、その名のとおり様々な物が漂着するのだ。
よって、レジャー地としての用をなさず、漂着の入江はパシオン・シーの中でも最も人気が少ない場所のひとつとなっている。
●神人マーレの石像
そんな寂しい場所に、ひっそりと、一つの石像が建っている。
神人マーレの石像。
漂着の入江付近にある漁村出身のウィンクルムであった彼女は、十数年前、漁村に現れたオーガから故郷を守る為精霊と共に戦線に立ち、そして散った。
村人たちは彼女を讃えて漂着の入江に像を建てた。彼女は幼少時この場所でよくガラス石を集め遊んでおり、大人になってからも、この漂着の入江を愛していたと言われているからだ。
いつしか石像は、彼女が好んでいたとされる、ガラス石で作られたネックレスやブレスレットが飾られるようになった。
そして石像が建てられて以来、村や入江がオーガに襲われることは無かった……。
●ヤグルロムの出現
ある日の未明、漁村に2人の若い男女が半狂乱で駆け込んできた。
このあたりでは珍しい観光客のようだ。
「い、入江に化け物がっ!」
化け物、死人、呪われるなどと口走る2人を村の保安官がなだめ、聞き出したところによると。
2人は人気の少ない入江で観光地の夜を楽しんでいた。
そこへ、突然海からデミ・リビングデッドが現れ、腐敗した手を伸ばしつつ2人に襲い掛かろうとしたというのだ。
話を聞いた保安官は、その晩入江を巡回することにした。
入江を目にした保安官は顔をしかめる。
漂着の入江が、荒らされていたのだ。
漂着物は、数日おきに村の子供たちが綺麗に片づける。だから、漂着物で荒れているということはなかった。
ただ……。
明らかに漂着物ではないアルコール飲料の空き缶、たばこの吸い殻が散乱しており、さらには、マーレの石像に供えられていたガラス石のアクセサリーがひとつも無くなっていた。
保安官は、石像の足元に転がるガラス石を拾い上げる。アクセサリーにするため加工された跡がある。
ガラス石は入江のあちこちに散乱していた。
「なんてこった……」
おそらく、あの観光客の男女2人の仕業だろう。保安官の頭に、罰当たり、という言葉が浮かんだ。
数時間おきに入江を巡回していた保安官は、夜半過ぎ、ついに異形の者を見つける。
岩場の影からのっそりと姿を現したそれは……デミ・リビングデッドではなかった。
1体の、ヤグルロム。
ヤグルロムはぐるりと首を回してこちらを見る。保安官は後ずさる。
その途端、ヤグルロムの頭部にある触手状の突起がほのかに光を放ち、その光からデミ・リビングデッドが生成された。
身の危険を感じた保安官は、村へ駆け戻り、大急ぎでA.R.O.Aに電話をかけた。
●A.R.O.Aへの依頼
保安官からA.R.O.Aへの報告は以下のとおり。
漂着の入江にヤグルロム1体が出現した。
出現時間は深夜。おそらく、岩場に潜んでいると思われる。
ヤグルロムはデミ・リビングデッドの幻影を見せる。
漂着の入江は、子供たちが漂着物を集めるため出入りする場所である。
漁村は、子供たちが集めた漂着物の中から使えそうなものを売ったり加工したりして、いくばくかの収益を得ている。
このままでは、子供たちが入江に行くことができず、村の収益も減ってしまう。これは、もともと豊かではない漁村にとって、大きな打撃である。
また、入江は遊び場でもある。
大人が立ち入り禁止を命じても、入江に入り込む子供がいずれ出て来るだろう。
そうなる前に、なんとかヤグルロムを駆除して欲しい。
さて、保安官からの報告の他にも、実は気になる電話が1本入っていた。
漁村の村長の息子を名乗る少年からだった。
「あのね……、マーレにガラス石を返してあげて欲しいんだ。ガラス石にはね、祈りの力が込められているんだよ。マーレが、村にオーガが来ませんようにって、ガラス石に祈っていたから、今までオーガが来なかったんだよ。だから、マーレのところに、たくさんガラス石を集めてあげて……」
●ガラス石
ガラス石とは、元はガラスの破片である。波や砂に揉まれた結果、角が取れ表面に細かく均一なざらつきが生まれ、独特の風合いを持った半透明の石のようになる。
元はガラス片とはいえ、その外観は子供たちには宝石のように見えるのだろう。漁村では、入江に行く際に好んでガラス石を集める子供も多いそうだ。
ちなみに、ガラス石に祈りの力が込められている、という話についてA.R.O.Aから村長に確認したところ、「子供の迷信」と一蹴されている。
●ヤグルロムの情報
現在A.R.O.Aで掌握しているヤグルロムについての情報は以下のとおり。
アンコウのような頭部を持ったオーガ。
頭部に触手状の突起があり、先に光体がついている、この魔力をおびた光体が、催眠効果を持ち幻覚を見せる。
ジョブスキル「ラ・カイテル」で幻影のデミオーガを出現させ、相手を攻撃させることができる。
幻影のデミオーガは実物同様の攻撃能力を持つが、攻撃を受けると自爆する。
術中本体は、背景に紛れて防御力が増す。
ちなみに、ヤグルロムが一度に出せる幻影は3体が限度だと思われる。
ブヨブヨした胴体は、弾力があり、表面を覆う粘液と相まって、ダメージをわずかであるが吸収する。
●デミ・リビングデッドの情報
同じく、A.R.O.Aで把握しているデミ・リビングデッドの情報については以下のとおり。
知性は犬並、動きは鈍く、性格は狂暴。
噛み付くなどの攻撃を繰り出す。
今回の事件では、海で亡くなり腐敗した者と思われる姿で出現した。
●現在の状況
現在漂着の入江は立ち入り禁止としているが、昼間、こっそり子供が忍びこみ、ほんの少しずつではあるが、入江のあちこちに散らばっているガラス石をマーレの足元に集めているらしい。
果たして、ガラス石の祈りは本当に効力があるのだろうか……?
解説
海辺に現れるオーガですから、属性はきっと……。幻覚のデミ・リビングデッドの属性もそれに準じると思います。
幻覚であっても攻撃力はありますので、気を付けてください。
オーガ本体は、HPは高くないですが、攻撃を吸収してしまうのが難点ですね。
ゲームマスターより
ガラス石の祈りなんて、本当に効果があるんでしょうか?
けれど、今回の敵はダメージを吸収してしまう厄介な敵。迷信でもなんでも、祈りの力を借りられるものなら借りたいですね。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
かのん(天藍)
昼間の早い内に現場へ 情報収集:村長、保安官、遭遇した男女、村長の息子等子供達 オーガの出現場所、特徴 デミの出現場所、進行方向 マーレの逸話、パートナーの精霊の事(何故マーレだけ像が?) ガラス石、特徴や当初の量、散らした・拾った場所 貸与希望、協力依頼 熊手・ざる(人数分)、ワイヤーかテグス糸 篝火設置 子供達の想いを尊重して砂浜でガラス石回収、像の元へ できればワイヤー等でガラス石を使いアクセサリー作成し像に戻す 余力があれば生花も使い像を綺麗に飾る この入り江の象徴となるように 戦闘時 幻影のリビングデッド出現後 安全な距離を取り幻影に対し、落ち着いて良く狙って弓で遠距離攻撃を図る 命中率次第で投石に変更 石は昼間確保 |
アマリリス(ヴェルナー)
罰当たりな方もいるものですのね してもいい事と悪い事の区別もつかないのでしょうか 明るいうちにガラス石を集めますわ 日が暮れるまでに拾いきってしまいたいです 一緒に投石に使えそうな石も拾い集めておきます ヴェルナーほど純粋にはなれませんが 平和だったのは本当にガラス石の祈りの効果だったら素敵ですわよね マーレ像にガラス石を返す際はこのようになってしまった事への謝罪とともに 村と入江を守るため力をお貸しくださいとお祈りしてみます オーガ戦では幻影をどうにかしない事には 攻撃を加える余地がなさそうですしわたくしも協力いたします 幻影にむけて投石しそれで自爆するか試してみます 精霊達の邪魔にならないよう配慮しますわ |
ユミル・イラストリアス(ドクター・ドレッドノート)
悲しいことですね 景観はマイナスになってしまいますが、こういうものは立て看板で注意を促せないものでしょうか? お昼のうちにガラスを集めてしまいましょうか 地元のお子さんたちにガラスを集めるコツや道具があればいいのですけど。 あとは、ヤグルロムの幻影対策として普通の石も集めておきます。 傷は付けられないでしょうが、私たち神人が投石攻撃を加えることで幻影の自爆を誘引し、精霊さんたちの攻撃を少しでも本体に回したいのです。 投石をする際は、リビングデッドと幻影が固まっているところを狙いたいですね。 リビングデッドさんは元は普通のご遺体だったのでしょうか…ごめんなさい! いつかは治す薬を作りたいものです。 |
●村人たちの話
「まずは情報収集ですね」
かのんと天藍は、午前中のうちに村の保安官の元を訪れた。
「オーガ出現時の状況について教えてください」
「俺たちは土地勘がないから、付近の地形についても知りたい」
保安官は、かのんと天藍の質問に協力的に答えてくれた。
ヤグルロムが出現したのは午前1時ころ。
漂着の入江は大小の岩で『C』の字のように囲まれており、東側が海、北西側がこの村である。満潮時は『C』の字の切れ目から海水が入り込み、様々な物を入江に残していくのだという。
村から入江に行くには岩場を乗り越えなくてはならないため、喜んで入江に行くのは子供たちくらいのものだそうだ。
マーレの像は、入江の西側、海とは反対側の端に海を見つめるようにして建っている。
ヤグルロムは北東側、つまり海側の北方向にある大きな岩の影から現れたという。
ヤグルロムは人の姿を発見すると襲ってくるらしく、その時に、デミ・リビングデッドも出現したそうだ。
「おそらくそのデミ・リビングデッドはヤグルロムが作り出した幻影だろうな」
天藍が言うと、保安官は
「じゃああのとき自分が見たデミ・リビングデッドは幻影だったんですね。本物かと思って逃げ出してしまいましたよ」
と、ばつが悪そうにする。
「いや、幻影とはいえ攻撃力もあるから、逃げるにこしたことはないだろう」
「ところで、最初にヤグルロムに遭遇した方々は今どちらにいるんでしょうか。彼らからもお話を伺いたいのですが」
かのんが訊くと、当該男女はゴールドビーチ付近のホテルに宿泊中だそうだ。
「こちらから連絡して、一旦村に来てもらうように依頼します」
保安官の言葉に、かのんは「よろしくお願いします」と頭を下げた。
次に2人が向かったのは村長の家。
かのんがマーレについて訊くと、村長は遠くを見るように目を細めた。
「マーレは私たちの世代みんなの、憧れのお姉さんだったんですよ。ガラス石でアクセサリーを作り始めたのはマーレが最初で、村の女の子たちはこぞって真似するようになった。今でも、村の女は大人も子供も、ガラス石でアクセサリーを作るのが上手でね。けど、マーレが神人になった時は驚きましたねぇ……。人一倍正義感が強くって、村を愛していたからなのかもしれないですね」
「マーレと契約した精霊はどうなったんだ?」
天藍が訊ねる。
「彼も大怪我を負ったが奇跡的に助かりました。あの後ウィンクルムを引退し、どこかで武器職人として過ごしているという噂なんだが……それ以降の消息はわからんのです」
「なるほど」
しかし、自分の神人を守れなかった精霊は、さぞかし無念であっただろう。
「マーレの石像に飾られていたガラス石には、マーレの祈りの力が宿っているというお話……村長さんはどう思ってらっしゃいますか」
かのんが訊くと、村長は苦笑する。
「ああ、あれは子供の言うことですから、話半分に聞いておいたほうが無難ですね。それより、私どもにも何かお手伝いできることはありませんかね」
「でしたら、篝火などを用意していただけませんか。オーガが現れるのは夜と聞いています。戦闘も夜になるでしょうから」
かのんがそう答えた時、家の奥から村長夫人の声がした。
「お昼ご飯できましたよー。お2人も、一緒に食べていってください」
●ガラス石を集めて
村長の家で昼食をご馳走になったかのんと天藍が漂着の入江に着くと、そこには、ガラス石を探しているユミル・イラストリアスとドクター・ドレッドノート、アマリリスとヴェルナーの姿があった。
「罰当たりな方もいるものですのね。してもいい事と悪い事の区別もつかないのでしょうか」
怒りと呆れが入り混じった様子でガラス石を探すアマリリス。彼女の気持ちを汲んでか、ヴェルナーも熱心にガラス石を探している。
「心無いいたずらをする人がいるなんて、悲しいことですね」
ユミルは今回の状況に胸を痛めている様子だ。
ドクターが砂の中から淡い桃色のガラス石を発見し、それを掲げて眺める。
「ふむ、退魔の効果があるかも知れないガラス石か……」
不思議な逸話のあるこの石に、ドクターは興味をそそられたようだ。
「村長さんはああ言っていたけれど、私はマーレの石像とガラス石に、なにかの力があると思います」
かのんと天藍もガラス石を探し始める。
ガラス石を探しつつ、2人は午前中に入手した情報を皆に話した。
「デミ・リビングデッドの幻影は確か、自爆するんでしたよね。少し、厄介ですね」
ヴェルナーが考え込む。
「遠くから攻撃するか、巻き込まれるのを覚悟で行くか、ですわね」
アマリリスが言うと、
「皆様の盾になれるのなら、多少巻き込まれてもかまいません」
と、ヴェルナー。見事な騎士精神である。
「遠隔攻撃なら、私の弓がありますが……命中に自信がないです」
かのんは肩をすくめる。
「師匠の魔法攻撃はどうでしょう」
「発動までに時間がかかるぞ」
「そうでしたね……でしたら私、投石攻撃で時間を稼ぎます」
と、ユミルとドクター。
アマリリスは手近にあったごつごつした石を拾い上げ、
「これなんて、当たったら痛そうですわね」
と笑顔で言う。その笑顔になんだか黒いものを感じるのは気のせいだろうか。
神人たちは、ガラス石を探すとともに、投石に使えそうな石も集めることにした。
少し経ったころ、人の気配を感じて天藍が顔をあげる。
「誰だ?」
村側の岩陰から数人の子供たちが頭を出してこちらを窺っていた。男の子も女の子もいる。どうやら学校帰りのようだ。
「お姉さんたちが、ウィンクルム?」
「ええ、そうですわ」
アマリリスがにっこり笑って答える。その笑顔に安心したのか、子供たちも笑顔になり駆け寄ってくる。
「ねぇねぇガラス石探してくれているの?」
小さな女の子が言う。
「僕の電話、信じてくれたんだね」
と、10歳前後の男の子。この子が村長の息子だろう。
「あたしたちも一緒にガラス石集める~!」
「俺、いいもの持ってきてるぜ」
体格のいい男の子が鞄の中から目の粗いざるを取り出す。これで砂を掬えばガラス石を選別しやすい。他の子供たちも、ざるや熊手を取り出した。
「お前たち……ここは今立ち入り禁止じゃなかったのか」
天藍が言うと、子供たちは
「内緒にしてね」
と悪戯っぽく笑う。
「あなたたち、ガラス石でアクセサリーも作れるかしら」
かのんが訊くと、女の子たちは元気よく
「作れるー!」
と返事をし、入江に漂着した釣り糸を集め、それで手際よくガラス石を縛り付けて繋いでいく。
「マーレの像にガラス石のアクセサリーを戻してあげられそうですね」
ユミルが安心して笑う。その横で、子供たちの様子を見つつぶつぶつ呟いているドクター。
「なるほど……ガラス石にマーレの石像、そして子供たちの想い……そういったものが関係して力を構築しているようだな。是非とも錬金術の素材として研究してみたい」
「さすが師匠ですね。いつでも錬金術の研究を忘れない……私も見習わなくては」
ドクターの錬金術に対する姿勢に感動するユミルには、後半の
「サンプルに少し持ち帰りたいものだが……石は誤魔化せそうだが、子供はさすがに誘拐か。これ以上前科を重ねるのも大儀だな」
という言葉は聞こえなかったようだ。前科数犯の錬金術師ドクター・ドレッドノート、なかなかの危険思想である。
子供たちのおかげで、ガラス石もかなり集まり、マーレ像にはブレスレットやネックレスがいくつも飾られた。
「お姉さんたちがガラス石の話を信じてくれて良かった」
子供たちが言う。
その時、入江に保安官が現れた。
「皆さん、オーガに遭遇した2人が村に来ました……って、こら、子供たち!ここは立ち入り禁止だぞ!」
子供たちは蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
件の男女は、保安官の事務所内で気まり悪そうにもじもじして座っていた。2人とも、ウィンクルムたちと視線を合わせようとしない。
当時のことは、デミ・リビングデッドの出現に矢も楯も無く逃げたことから、あまり覚えていないのだという。
この2人からはあまり有用な情報は得られ無さそうである。
「ところで、ガラス石のアクセサリーにいたずらをしたのもあなたたちですのね?」
アマリリスが穏やかに問う。男女は顔を見合わせた。
「いえ、その……いたずらというか、酔っていたので……」
「まあ、お酒に酔うとどのようないたずらも許されるというのですか。恐ろしいですわね」
口調は穏やかだが、ぐいぐいと責めるアマリリス。
「そういうつもりでは……」
口ごもる男性。女性が軽く鼻で笑った。
「だって、ガラス石ですよ。単なる割れたガラス、元はゴミ。それを大層に飾ってるなんて、おかしいじゃない」
アマリリスは、溜息をつく。
「あなたたちは、あの像とガラス石がどういう意味を持っているものかご存じかしら」
アマリリスはマーレについて男女に説明したのち、
「現世に残された強い意志というものを甘く見てはいけませんわ。相応の罰がくだることは覚悟しておくといいですわね。デミ・リビングデッドくらいで済むと良いのですけれど」
と含みのある笑みで言い放つと、他の皆を促して事務所を出た。
残された男女は、デミ・リビングデッドに襲い掛かられた時の恐怖を思い出し、ぶるりと震えた。
ウィンクルムたちが入江に戻るころには、陽も落ちかけてきていた。
村長が村の若者たちを引き連れて、岩場に篝火を設置してくれている。
天藍は村人から借りたポールを砂地に立て、それにマグナライトを括りつける。
「投石用の石も集めましたし、準備は万端ですね」
と、ユミル。
「オーガが現れる時間まで、少し休んでいましょうか」
かのんが言うと、入江近くの民家に住む村人が、自宅を休憩所として使用してくださいと申し出たので、皆はそれに甘えることにした。
●幻影使いのオーガ
深夜を回る頃、ウィンクルムたちは漂着の入江に向かう。
「オーガは人を見つけると襲ってくるんでしたよね」
とユミル。
「でも、大人数だと警戒して出てこないかもしれないですね」
かのんが言うと、
「では、初めに私とヴェルナーの2人で入江に入りますわ」
とアマリリス。ヴェルナーも心得たというように頷く。
「もしデミ・リビングデッドに襲われても、アマリリス様には指一本触れさせません」
「信じていますわよ、ヴェルナー」
アマリリスはヴェルナーの頬に口づける。
「汝、誠実たれ」
アマリリスとヴェルナーはトランスで力を呼び起こす。
「十分に気を付けてくださいね」
かのんは弓を用意しながら2人を送り出す。
アマリリスとヴェルナーが入江に出た後、それぞれトランスを終えたかのんとユミル、ドクターは岩陰に隠れ遠隔攻撃の準備をし、天藍はいつでも入江に飛び出せる場所へと移動した。
ヴェルナーは入江に設置した篝火とマグナライトの明かりを点ける。マーレ像が明かりに照らされる。
「ガラス石の祈りの力が村を守っている事、私は迷信とは思いません」
ヴェルナーはマーレ像の前に立つと、
「貴方が愛したこの地に今一度加護を」
と、祈りを捧げた。
「平和だったのが本当にガラス石の祈りの効果だったら素敵ですわよね」
アマリリスはヴェルナーの隣に並ぶと、共に祈りを捧げる。
「このようなことが起こってしまってごめんなさい。どうか、村と入江を守るため力をお貸しください……」
ふわりと風が生じ、マーレの像に飾られたアクセサリーが微かに揺れた。
20分ほど時間が過ぎただろうか。
海の方から、べしゃ、べしゃという水に濡れた足音が聞こえた。
「アマリリス様、下がっていてください」
一瞬にして厳しい表情になったヴェルナーがアマリリスの前に立つ。
大きな岩のてっぺんから、ひょこっと小さな提灯が現れる。提灯の明かりが大きくなったかと思うとたちまちのうちにそれはデミ・リビングデッドの形となり、2人の元へ飛びかかろうとする。
しかしその瞬間、後方から矢が飛んできて、デミ・リビングデッドを怯ませる。かのんの矢だ。
その隙に、ヴェルナーはアマリリスを連れて入江の南端へ行き岩場の影へ。
「アマリリス様は、ここにいてくださいね」
かのんはその間も次の矢を準備し、ユミルも懐中電灯で相手を照らしながら、石を投げつける。
しかしユミルの攻撃には若干迷いがあるようで、石の勢いも弱い。
「リビングデッドさんは元は普通のご遺体だったのでしょうか……ごめんなさい!」
「ユミル、そんな甘っちょろい事考えながら戦闘するなよ…そんなことは後でいくらでも考えられる」
ドクターはユミルの迷いを咎める。
「いつかは治す薬を作ってあげます……ごめんなさい!」
「それにあれは本物じゃないぞ、幻影だ。全く、素直というか単純というか……まぁ、だからこそ付け込みやすくて有難いんだがな」
「え、何か言いましたか、師匠」
「いいや、何も」
にやりと笑ってみせたドクターはマジックスタッフ『ダークブルー』を掲げ魔法の準備にとりかかった。
「幻影を一か所に集めた方が良さそうですね。アマリリス様は岩陰にいてください」
ヴェルナーはそう言うと、デミ・リビングデッドたちの前に出て盾を構え、スキル『アプローチⅡ』を発動させる。かのんとユミルは攻撃の手を止める。アマリリスはいつでも支援攻撃ができるように、昼間のうちに用意しておいた投石用の石を握りしめた。
ヴェルナーのオーラが周囲に広がり、デミ・リビングデッドを取り込んでゆく。
デミ・リビングデッドはヴェルナーに引き寄せられるが、彼が放つオーラの力に負け、次々と自爆した。
「くっ」
ヴェルナーは盾の後ろで身を屈め、自爆の衝撃に耐えた。
一方天藍は、オーガ出現と共に岩場を跳ぶようにしてヤグルロムが出現した付近へ移動していた。
「どこだ……?」
ヤグルロムがいたと思しき場所に目をこらすと、ぼんやりとした輪郭がそこにあった。
幻影を出現させると同時に、自らの姿を風景に溶け込ませていたようだ。
ヤグルロムの輪郭は、天藍の姿を見つけると2、3歩後ずさる。彼の身につけている防具『フレーダーマオス・ジャケット』は、オーガが苦手とする素材で作られているのだ。
「逃がすか」
天藍は見えにくい相手を必死で目で追いダブルダガーを繰り出すと、刃はぬるりとした皮膚の上を滑った。
ヤグルロムは幻影のデミ・リビングデッドを呼び寄せ自らの盾にしようとするも、デミ・リビングデッドはヴェルナーのオーラに魅せられ自爆していくところであった。
幻影が消えると同時に術が切れたのか、ヤグルロムの姿が明確に見えるようになる。
天藍は再度ダガーを振りかざすが、ヤグルロムのぶよぶよと弾力のある胴体は、その威力を半減させる。
海へと逃走を試みるヤグルロムであったが、天藍もそれを見過ごすつもりはない。
すかさず退路に回り込み、そこからスキル『スタッカート』を発動させる。天藍の装備するダブルダガー『トリトン&ネリトン』は彼の持つ水属性の力を増幅させ、さらにオーガへの威力も増す。放たれる連撃は確実にヤグルロムの体力を奪っていった。
天藍の攻撃が止むとヤグルロムはすかさず鋭い爪で反撃するが、そこへ、ドクターの魔法攻撃が襲い掛かった。
魔法エネルギーに腹を貫かれたヤグルロムは、それでもなお最後の抵抗で天藍の脚に噛みつくも、その顎にはすでに力がない。天藍は冷静に、ヤグルロムの背にとどめの一撃を振り下ろした。
●祈りよ永遠に
一夜明け、漂着の入江はオーガとの戦闘が夢だったかのような静寂に包まれていた。
「弓、当たりませんでした……」
しょんぼりとするかのんに、
「かのん様の矢のおかげで、敵に隙ができたんですよ」
とヴェルナーが励まし、天藍も微笑む。
「もっと滅茶苦茶な方向に飛んでいくかと思ってたんだが、なかなかいい腕だった。まあ、今後に期待というところだ」
「ヴェルナーさんは、幻影が自爆したときすぐ近くにいましたが、体は大丈夫だったんですか?」
ユミルが訊く。
「それがですね、ほとんど、なんともなかったんです。ほんの少し、打撲があるくらいでした」
「元が頑丈ですものね」
アマリリスはそう言って笑うが、「だけど……」と続ける。
「だけど、それだけではない何かが、あったのかもしれませんわね」
全員の視線がマーレの石像に集まる。
「確かに、少し敵の歯応えが無かったようには感じるね」
ドクターが言う。
マーレの像は何も言わないが、海風に吹かれたガラス石のアクセサリーが、応えるようにきらきらと輝いた。
その後、かのんは村の子供と共に花を摘み、マーレの像に飾った。子供たちには、花の生け方のコツを伝授してあげた。
「マーレの像が、この入江の象徴になるといいですね」
と、かのんは微笑む。
「また同じことが起こらないように、注意書きなども必要かもしれませんね。でも、景観を損ねるようなものだといけないですし……」
ユミルは考え込む。
「そうだ、石碑なんてどうでしょうか」
ユミルの考えを村長に伝えると、村長も、それはいい案ですね、と賛成した。
後日、ウィンクルムの元に、マーレの偉業と祈りの力について刻まれた石碑が建てられたとの知らせが届いた。石碑建設に伴い、例の入江を荒らした男女から寄付金があったことも。
「ふふ、あの2人、少し脅しすぎてしまったかしら」
アマリリスは笑い、ヴェルナーは
「不届きな者たちを更生させるなんて、さすがはアマリリス様ですね」
と、彼女を尊敬の眼差しで見つめる。
アマリリスがあの男女を更生させるつもりはなく、ただ脅して反応を楽しみたかっただけかもしれないなんてことは、ヴェルナーには微塵も思いつかないのであった。
ともあれ、漂着の入江に平和は戻った。願わくば、この平和が永遠でありますように。
依頼結果:成功
MVP:
名前:かのん 呼び名:かのん |
名前:天藍 呼び名:天藍 |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 木口アキノ |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 3 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 07月28日 |
出発日 | 08月05日 00:00 |
予定納品日 | 08月15日 |
参加者
- かのん(天藍)
- アマリリス(ヴェルナー)
- ユミル・イラストリアス(ドクター・ドレッドノート)
会議室
-
2014/08/04-23:23
皆様お疲れ様です
もう少し時間はありますが、今までのご相談の内容でプラン提出致しました
書き漏れ等無いと良いのですが・・・
今日の夜になっての像への飾り付けの件、ご賛同ありがとうございます
人数少なめの今回ではありますが、元の静かな入り江になるよう頑張りましょう!
皆様よろしくお願いします -
2014/08/04-22:17
遅くなって申し訳ありません。
まとめありがとうございます、その方向性で異論ありませんわ。
アプローチは投石に効果があった場合は継続して使う予定ですわ。
逆に投石の効果が見込めない場合は精霊でなんとかしなくてはならないので
集団自爆に巻き込まれた際のリスクが大きいので控えます。
マーレ像に飾りつけはわたくしも一応プランに組み込んでみましたわ。 -
2014/08/04-21:46
わかりました、既にその方向でのプランを作成しましたので、修正などあればお願いします。
-
2014/08/04-19:09
いえいえ
こちらも読み違いや勘違いをよくするので、今回も何かやらかしているのではと怖いのです(苦笑)
幻影についてはさておき、討伐時については、
・投石優先で幻影に攻撃して自爆を促す、投石が効かないようなら精霊の攻撃
(恐らくこれを複数回繰り返し)
・ヤグルロムが出てきたら総力戦(このため幻影対応時、精霊のスキルはできるだけ温存)
の方向性で良いでしょうか。
あまり戦闘面の方で頭が回っていないのですが、時間に余裕があったら元通りにはならなくてもマーレ像を飾れないかなと思ってみたりしてます。 -
2014/08/04-18:52
あ!すみません私てっきりヤグルロムは自分自身の幻影を出すものかと早とちりしてました
リビングデッドの幻影を出すんですね、修正しておきます -
2014/08/04-18:43
ただいま戻りました
?えっとごめんなさい、今一度確認させてください
プロローグの所で「ヤグルロムはデミ・リビングデッドの幻影を見せる。」とあるので、
幻影=デミ・リビングデッド(幻影のくせに攻撃力有り、こちらが攻撃すると自爆する)
だと思っていました
なので、オーガ遭遇~幻影(デミ・リビングデッド)出現~投石、状況によって散らばりそうなら前衛組が牽制~自爆
※投石に効果がなさそうなら精霊達の攻撃に切り替えかなと・・・・・
とりあえず現在のプランで、投石とデミ・リビングデッドを牽制してひとまとめにするようにはしているので、どちらに転がっても差し支えはないかなと思います。
-
2014/08/04-08:04
いえいえ~
そうですね、温存できるならそれに越したことは無いと思います
流れとしては
リビングデッドまとめ→幻影出現→リビングデッドを幻影の所へ誘導→投石
が理想的かな?と思います -
2014/08/04-07:04
(少々時間に余裕があったので・・・)
あ、成る程。
すみませんこちらの読解力低くて;
確かに幻影の方は投石の攻撃で自爆してくれるのなら、精霊の力温存出来て良いですよね
対幻影に関しては、はじめ投石のみを行って、自爆に誘導する効果がないようなら精霊の攻撃に移行する感じでしょうか? -
2014/08/04-06:39
私もその認識なのですが、ドレッドノートさんや他の精霊の皆様の火力を幻影に使ってしまうよりかは
ダメージが通らないとしても投石による攻撃で幻影を自爆に追い込めないかなという意味でした
わかりにくくてすみません…; -
2014/08/04-05:55
ユミルさんはヤグルロム幻影≠デミ・リビングデッドということで、投石は幻覚に対して行うということで良いです?
えっと、こちらの認識なのですが、ヤグルロム幻影=デミ・リビングデッド
実物同様の攻撃能力を持つが、攻撃を受けると自爆=投石(攻撃)で自爆を誘発
だと思っていたのですが、違うのかな・・・
本日は申し訳ないのですが、後は夕方以降になってしまいます
夜の時間で何かあっても対応出来ると思いますのでよろしくお願いします -
2014/08/04-01:45
あ、すみません
投石はヤグルロム幻影への攻撃でした
ダメージ通らないとしても攻撃になるかなあと… -
2014/08/03-21:55
こんばんは
出発まで1日少々ですし、一度確認をと思い今までの内容をまとめてみました
こちらの勘違い等あると思いますので、何かありましたらお知らせください
現在の所ざっくりした内容かと思いますので、新たな作戦案、懸念事項等ありましたらよろしくお願いします
昼間
・(かのん)情報収集~村の子供、保安官等:ガラス石のありそうな場所確認、熊手・ざるの借入(人数分)
・(各自)ガラス石の探索、投石用石の確保
夜間
対デミ・リビングデッド
~(神人)投石等で攻撃
(ドレッドノートさん)魔法弾での攻撃
(ヴェルナーさん、天藍)3体一固まりにするよう牽制、アプローチ使用
対ヤグルロム
~(神人)?
(ドレッドノートさん)魔法弾での攻撃
(ヴェルナーさん、天藍)直接本体へ攻撃、スタッカート使用
戦闘時の明かりですが、こちらからは(冒険携帯品)の懐中電灯×2を持参します -
2014/08/03-20:04
なるほど、幻影はそういった扱いになりますのね。
持久戦になりそうですし、備えておく事にしますわ。
石についてもその通りですね。ガラス石と一緒にあつめておきます。
リビングデッドを集めるのでしたらアプローチが使えるかもしれません。
先ほどアプローチⅡが使えるようになりましたが、
そちらは微量のダメージ効果もあるようなので範囲内ならば自爆誘発ができるかもしれません。
ただ、物理的な攻撃のみで自爆するのなら効果は微妙そうですが集める分には問題ないかと思いますわ。
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2014/08/03-14:53
そうですね、いろんな準備は昼にしておきます
リビングデッドの誘引は私もやはり前衛の方による牽制しか思いついてません…すみません
知性がそこまで高くなく、鈍重だそうなのでそこまで苦労しそうなものではないとは予想しますが…
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2014/08/03-13:43
アマリリスさん、こちらこそよろしくお願いします
幻影については、ジョブスキルということなので、こちらの精霊と同じくMPの値に応じて複数回発動なのかなと思います(何だかメタな発言になっていますけど)
なので3体/回×複数回は想定していた方が良いのではと
攻撃回数等を考えると、こんな感じでしょうか
幻影出現 → 神人攻撃 → 自爆
幻影出現2回目(若しくは1回目の討ちとれなかった分) → ドレッドノートさんの魔法弾 → 自爆
以下、オーガ本体出てくるまで繰り返し
※ヴェルナーさんと天藍は幻覚に牽制をかけ分散を防ぐ(自爆の巻き添え要注意)
なるべく1度に複数体を倒す方向には賛成です
この場合、3体をなるべく1つにまとめておく必要があると思うのですが、方法があまり思いついていません(近接攻撃の精霊が2人が牽制かけて3体をまとめておくくらいしか)
それと投石用の石なのですが、その場で適当なサイズがあるか分かりませんし、ガラス石探しの際に、合わせて集めて置いた方が良いような気がします
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2014/08/03-13:18
宜しくお願い致します
リビングデッドは、どうにかまとめて幻影の自爆に巻き込めないでしょうか?
本体は巻き込めないまでも、取り巻きを一掃できたら幾分か楽になるかと -
2014/08/03-12:57
ごきげんよう、アマリリスと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
話の流れは確認済みです。まずガラス石を集める方針に異論ありません。
わたくし達もお手伝いさせて頂きますわ。
日のあるうちにたくさん集められればいいですわね。
リビングデッドに投石や遠距離攻撃は有効そうです。
自爆は厄介ですし、なるべくなら巻き込まれずに済ませたいですものね。
弓に関しては素人で自信がありませんのでわたくしも投石の方向で考えていますわ。
ヴェルナーに回避は期待できませんのでプロテクションで防御をあげて凌ぐ方向でいこうと考えています。
ヤグルロムに関してはリビングデッドをどうにかしないとまず攻撃すらできなそうですわね。
限度は3体までとありますが延々と補充されたりするのでしょうか…。
明らかに怪しい頭部の光体をどうにかして、それでも幻影を生み出せるのか様子を見てみたいとも思いますわ。
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2014/08/03-12:13
よろしくお願いします
確かに熊手とかご・ざるのような潮干狩りに使うような道具があると、砂の中から探すのにも良さそうですね
村の子供と保安官にガラス石を拾った・見つけた場所を尋ねようかと思っていましたので、その際に村から道具を借りれないかも一緒に聞いてみましょうか? -
2014/08/03-09:43
わかりました
それでは私は投石による幻影への攻撃にして
ドレッドノートさんには天藍さんの攻撃の合間か、幻影撃破に合わせて本体への魔法弾攻撃という方針で考えてみますね。
ガラス石探索は、なにか目の粗いざるみたいなものを貸出して頂けないものでしょうか?
それか子供達に収集のこつを聞くとか…少しでも時間を短縮したいですね。
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2014/08/03-08:16
やっかいそうですよね、ヤグルロム
天藍は近接攻撃なので、幻影が出てきた際はエトワール使いつつ、ヒットアンドアウェイで自爆の余波を避ける感じかなと思ってます
ヤグロム相手にする時点で、スタッカート活用かなと
私はショップで神人用の弓を見つけたので、これで幻影への攻撃を考えていますがはたして当たる物なのか甚だ疑問が・・・(苦笑)
エンドウィザードさんの攻撃はスキルじゃ無くても強力なので、心強いです、よろしくお願いしますね
手数が許すのであれば、対ヤグルロムでも魔法弾は有効だと思うので、こちらへの攻撃もお願い出来れば -
2014/08/03-01:53
ヤグルロム、厄介な相手ですね…
私のパートナーのドレッドノートさんはスキルが無いので
魔法弾での攻撃のみになりますね、手数が限りなく少ないですが
なので私共は幻影の対処に回ろうかなと思ってます
幻影のデミオーガは実物同様の攻撃能力を持つが、攻撃を受けると自爆する。
攻撃というのは、恐らく石をぶつけるだけでも効果があるんじゃないかな?と思ってます
魔法弾と石でなんとか幻影を掃除できないものかと…。 -
2014/08/03-01:23
はじめましてユミルさん、どうぞよろしくお願いします。
何というか、どこにでもこの手の方はいるのですね。
今後似たようなことが起きないように立て看板等が必要なのでしょうか・・・
(景観考えたら無い方が良いのですけどね)
効力どうこうはともかく、村の子供達の拠り所のような物だと思うので、ガラス石は可能な限り集められればと思います。
日のあるうちに手分けして探せば、ある程度見つけられるかなと。
可能であれば当事者の男女の方にお話聞いて、場所を絞りたいです。
それにしても、深夜に出てくるヤグルロムの対応が悩ましいですね・・・ -
2014/08/03-01:07
ユミル・イラストリアスです
はじめまして、宜しくお願い致します。
新米ですががんばります
こういうのは立て看板で注意を促しても無駄なんでしょうか・・・?
憤りを感じます。
とりあえずは盗まれてはいなさそうなので、手分けして探せば戦闘前には集まりますかね? -
2014/08/03-00:13
何方かがいらっしゃると良いなと思いつつ・・・
村のためにも何かできれば良いなと
とりあえず、ガラス石の回収を戦闘前に行いたいなと思っています