【ギルティの復活】じーちゃんの為に(らんちゃむ マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

●あの山の上で
「いい天気ですね、お義父さん」
 嬉しそうに微笑む女性は、老人にお茶を渡すとそう告げる。
「ありがとうエリンさん…そうだね、きっとあそこから見る空は最高だろう」
「おじーちゃん!お山行かないの?」
老人の隣に座った少年は、お茶を受け取った老人を見上げて首を傾げた。
お茶を一口飲むと、はあとため息をついて老人は山を見上げた。
縁側から見える山は太陽の日を浴びて、綺麗な緑を輝かせていた。
ここはテルラ温泉郷の近くの山、温泉の湯気が程よい湿気を山に与え、他の山とは少し違う美しい緑の山。
老人は宝石のように光る山を眺め、ふう、とため息を吐いた。
「できれば近くで見たいものだねえ…あと何回見れるかも分からないのだから」
「お義父さん…」

●どうして?
「ねえママ、なんでおじーちゃんは山に行けないの?パパがおんぶしちゃダメなの?」
 少年は台所に立つ母親に聞いた。
「あの山には怖い化物がいるの、そんな所行けるわけないでしょう」
アンタも近寄ったらダメよと少年に注意した母親だが、少年はまた質問をする。
「どっか行ってくれないの?なんで化物がいるの?やっつけられないの?」
「ああもういろいろ言わないの!…できればそうしたいけど出来ないものは出来ないのよ」
「どうして?怖いのならやっつければいいじゃん!」
拳をあげヒーローのポーズを取る少年に母親はため息を吐いて言った。
「そんな事、誰にもできないのよ」
「…え?」
「もうあっち行ってなさい!ご飯作れないじゃないの」
納得の行く答えを貰えなかった少年は下を向いて台所を出て行った。
その日の夕飯が美味しそうな匂いがしても、少年はいつもみたいにはしゃいだりはしなかった。
「じーちゃん あの山のてっぺんはすごい?」
 老人の隣に寝転んだ少年は、ぽつりと呟いた。
老人は少年の問に、小さく頷いて勿論だと答える。
「お前がうちに泊まっている間に見せてやれればよかったんだがのう…すまないねえ」
「…じーちゃん?」
「あそこでお弁当をと思っていたんだが…すまないねえ」
老人が悪いわけではない、だが少年に謝った老人の表情は、山を見ていた時よりも寂しそうに見えた。
静かになった夜、誰もが寝静まる中、少年だけは大きく目を開けて天井を見つめていた。
それは、決意に満ちた眼差しだった。

●決意の失踪
「エリンさん、ジョセフは何処だね?」
「え?まだ起きてきて無いと思ったんですが…」
「ジョージ、お前川に釣りに行く約束しとらんかったか」
「そうだけど…俺の部屋には来てないよ」

 翌朝、少年は家から姿を消した。
両親が外へ出て近所に聞いて回るも、誰も少年を見た人はいなかった。
縁側に座って山を見つめる老人は、ふと寝る前に話したあの会話を思い出す。
まさか、そんなはずは…だがソレ以外に、少年が消える理由が思いつかなかった。
老人があわてて寝室へ戻れば、枕元に大きな紙が置いてあった。
「エリンさん!ジョージ!!山じゃ!ジョセフは…あの山の頂上に行ったんじゃ!」

両親の前に突き出すように出された紙には、赤いクレヨンで少年の意志が記されてあった。
ジョセフが大好きだと言っていた、ヒーローのシールが貼られた紙いっぱいに書かれる決意に、母親は口を押さえ涙した。

じーちゃんへ
一緒に山にいけるように、おれが化物たおしてくるね! ジョセフ

解説

●目的
 おじいちゃんの為に化物を倒すと家を飛び出した少年、ジョセフ君を保護してください。
・家を飛び出したのは昨夜の午前2~4時の間です。
・両親と祖父が気づいたのは午前10時です。
・頂上までの道筋は、看板が立てられているのでジョセフ君一人でも難なく迎えると思われます。
・道中で化物に出くわした際は速やかに戦闘を開始して下さい。

●化物について
山の中に生息するモンスターはデミ・コボルトが山頂付近をうろついており、頂上にはデミ・ベアーが存在しています。
山頂に向かったジョセフ君と鉢合わせしないように急いで向かって下さい

●少年について
・ジョセフ君は9歳、都会暮らしで休みの間に祖父の家へ遊びに来ていました。
・寂しそうに山を見るおじいちゃんを見ていられずに飛び出したようです。
・とても足が早くおじいちゃんが大好きな優しい子ですが、無茶だと分からずに突き進んでしまったようです。




ゲームマスターより

らんちゃむです。
子供の頃、大人の事情というものを押し付けられるとなんとも言い難い感じになりますよね。
怒っていいのやら、泣いていいのやら…でもどっちをしても、結局どうにかなるわけじゃなくて。
ジョセフ君はおじいちゃんの為に無謀な事をしました。
危ないじゃないかと怒るのが良いのか、もう大丈夫だからと叱らないであげるのが良いのか。
繊細で複雑な年頃の少年に皆様がどう対応するのか、楽しみにしています

リザルトノベル

◆アクション・プラン

夢路 希望(スノー・ラビット)

  目的:ジョセフくんの保護

準備:
救急セット
水入りペットボトル(傷口の洗浄

行動:
ジョセフくんの捜索を優先
かなり時間が経っていますから…急がないと
登山時は他の神人さん達と固まりながら
戦闘は体力と防御面に自信が無いため基本精霊さん頼り
数が多い場合などは応戦する覚悟

ジョセフくんを見つけたら怪我をしていないか確認
あれば応急手当(詳しい方がいればその方にお願い
無ければ安堵の胸を撫で下ろして
「無事で、良かったです」

保護後は他の神人さん達とジョセフくんを囲んで守るような形で

対応:
まずは話を聞いて
気持ちを汲みつつ、言葉優しく諭すように
「…ジョセフくんは、本当におじいさんのことが、大好きなんですね」



ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
  【支給品要請】
乗馬用の馬(鞍付)
ポンプアクション式散弾銃(弾はスラッグショット)
催涙スプレー

登頂中は馬は引いて歩くよ

練度や経験的に戦闘では率先して動いたほうがいいね
ジョセフ君、デミ・ベアに遭遇してないともわからない…
その時の行動を端的に書くよ

・ハロルド騎乗(一般スキル【騎乗】使用)、ディエゴを後ろに乗せる
・ディエゴ、散弾銃装備
・ジョセフ君の所まで飛ばし、その際ベアの近くを通るなら
催涙スプレーを吹きかける
・ディエゴをトランス状態にした上で馬から降ろし、代わりにジョセフ君を乗せる
・ハロルド戦線離脱、神人達の元へ…一緒にジョセフ君をかばいます。

帰る際はジョセフ君を馬に乗せるね、流石に疲れてるだろうし



八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
  持ち物:水筒にお茶、小さいお菓子、インカム、ポラロイドカメラ

出発前におじいさんに山への思い入れを聞きたいです
今回の件の原因の一端ですから

山道ではジョセフ君を探しながら精霊の後をついて行く
何かあったらインカムで連絡
戦闘になったら少し離れて身を隠します
ジョセフ君がいる場合は、庇って下がります

ジョセフ君保護後、スキル《会話術》使用&お菓子とお茶を渡して宥める
おじいさんから思い出が聞けていればそれを話します

ジョセフ君はおじいさんのヒーローになりたかったんですね
でも君がいなくなったら山に行けない事よりずっと寂しいですよ

山頂まで来てしまったら景色の写真を撮っておじいさんに渡します
慰めになるといいのですが…



クロス(オルクス)
  アドリブOK

オルク、どうして子供は無謀な事や危ない事をしたがるんだ?
心配する身にもなって欲しい位だよ(苦笑)
お祖父ちゃん思いなのは良い事だけど…
(昔歳の離れた妹がジョセフと同じ状況になった事を思い出しながら)

故郷が自然豊かな村だったから山道には慣れている
足の裏全体で一定の速度で丁寧に歩くと疲れにくいぞ
少しでも体力温存
山の中での戦闘は難しく疲れやすそうだしな

作戦
アスカを先頭に山頂迄一直線
敵は精霊任せ
ジョセフいる時は怖がらせない様囲み守る
ジョセフを保護したら抱きしめて怪我の確認、この場所が危険な事、家族が心配してる事、子供の意見を尊重しながら優しく分かり易く説明
デミベアーに警戒しながら降りる




リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
  目的:ジョゼフの保護
心情:分からなかったことを教えよう
手段:
事前準備:ボイスレコーダーに祖父の声(身分証明)
基本方針は
・保護優先
・護衛しながら戦闘
・ジョゼフに成長を促す
先行は得意な仲間に任せ、こちらは見落としがないよう進む
敵と遭遇時は銀雪とトランス、ジョゼフがいる場合は彼を視界に収めつつ戦闘
敵の動きに注意、銀雪が引きつけている間に攻撃集中
ジョゼフへは彼と皆の言い分が出終わってから言おう
「目の前にいる、山より大切な存在が失われることの方が家族には大きい。帰ったら、笑って、ただいまを言いなさい。おかえりを言う家族に抱きしめられなさい。その腕の強さから、多くを学びなさい。私が言うことはそれだけだ」



●おじいちゃんのお願い

「A.R.O.A.本部から派遣されました、依頼主のご家族でよろしいですね?」
 八神伊万里がそう尋ねれば、家の前でうろうろする両親はそうですと返事を返した。
「早速……と言いたい所ですが、おじいさんに会わせていただけますか?」
「親父にですか?」
「おじいさんはあの山に思い入れがあると伺いましたので……それと」
八神が後ろに視線を送ると、すっと前に出てきたのはリーヴェ・アレクシアだった。
「ジョセフには我々の事が分からないだろうから…コレに、おじいさんの声を録音させていただきたい」
取り出したのはボイスレコーダーだった、両親はお互いの顔を見るものの、小さく頷いて一同を奥へを案内した。

「お義父さん、A.R.O.A.本部の皆さんがお話したいと」
襖を開ければ、一枚の紙をじっと見つめていた老人が一同に目を向ける。
やんわりと目を細め「ようこそ遠い所へ」と微笑んだ。

「……あ、あの、ジョセフ君のおじいさん……ですよね」
夢路希望が尋ねれば、首をゆっくりと縦に動かして老人はそうだと答える。
「立ちっぱなしもなんですからお座りなさい……私に話があるのでしょう?」
リーヴェがボイスレコーダーの説明を老人にすれば、老人は快く録音を承諾した。
「ジョセフ、聞こえるかな?……お兄さんお姉さん達と帰って来なさい、おじいちゃんは家で待っておるよ」
「……確かに録音した、ありがとう」
「なんのなんの……で、そちらのお嬢さんは何が聞きたいのかの?」
 八神はゆっくりろ老人に問いかける。
「おじいさんにとって、あの山はどんなに大切なものかを……教えて欲しいと思いまして」
「ほお、そうじゃのう……お嬢さん達に聞こう、お嬢さん達は小さな頃からずっと大事にしているものはあるかね」
そう返す老人は、考えるウィンクルムを見て目を細めた。
「なら言い方を変えようかの……大切な人と出会った場所を、覚えているかい?」
大切な人と出会った場所。
自分のパートナーを目を合わせ、出会った日の事……場所の事をやんわりと思い出した一同に、老人は微笑んだ。
「私の奥さん……婆さんと出会ったのはあの山で、告白もプロポーズもあの山でしたんじゃよ」
「……そうだったんですか」
「あそこの夕焼けは日が沈む瞬間まで拝む事ができるし、夜空の星々は手を伸ばせば届くほど近くで輝いておったわい」
思い出話をする老人は山から見る風景を一同に説明した。
その一つ一つに、老人にはかけがえのない思い出が詰まっている事が、よく分かる程に。

「……じゃが化物が出てからというもの、誰もあの山に入らぬようになってしまった……私もその一人じゃよ」
「おじいさん……」
「若いの、心配せんでもいい……どうせ歳じゃ、山にも息子がいなければ登れやしない」
スノー・ラビットが老人を見れば、老人はくすりと笑って心配するなと笑ってみせる。
だがその瞳は、とても寂しそうに見えた。

「……さあ、もう良いじゃろう、孫の事をよろしくお願いします」
「任せてくれ!必ずジョセフ君を連れて帰る」
クロスがそう言えば、老人は頭を深く下げ、一同が部屋を出るまで上げようとはしなかった。
……小さく震えているのを、見ないふりをして部屋を出る。


●捜索開始
 家を出れば両親が外で山を見ていた。
一同に気づくと、かけよってくる。
「お話は終わったんですね……よろしくお願いします」
「分かりました」
「……ちょっといいか」
アスカ・ベルウィレッジが両親の前に立つ。
八神がどうしたのかと彼の服を掴むも、アスカは両親に向かって「先に言っておく」と切り出した。
「ジョセフは必ず俺たちが連れて帰るから……その、安心しろ」
「……アスカ君?」
「あと、俺はジョセフを叱るかもしれない……泣かせないようには配慮するが、それだけ言っておく」

アスカの言葉に目を丸くする両親。
母親は黙って頷いた後、深々と頭を下げると、隣に立っていた父親は申し訳なさそうにアスカに答えた。
「息子の事、お願いします……大丈夫、ある程度怒っても泣かない……僕達の自慢の息子なので」
「……息子自慢か」
呆れ笑いを浮かべるも、両親に見送られ一同はジョセフが向かった山へと急いだ。

「乗馬用の馬を支給してもらったので……一緒に連れて行きますね」
「了解した……よし、それじゃあ作戦通り行こう」
ハロルドにクロスがそう答えると、精霊が神人の前を進むようにして登り始める。
一歩、また一歩と前に進むが、木々に止まる鳥や動物の姿すら見かけない。
誰でも分かる、この状況は「おかしい」と。

「動物がいない……?」
「どういう事でしょう……」
「恐らくどこかに身を隠しているのだろうな、襲われたくないだろうから……っ!」

リーヴェが淡々と話していると、背後に気配を感じる
振り返ればそこに数体のデミ・コボルトの姿がある、狙いはこちらに向いているようだ。
「皆、後ろだ!」
オルクスの言葉に精霊達が神人とデミ・コボルトの間へ飛び込む。
ディエゴ・ルナ・クィンテロとオルクスで威嚇射撃をするが、動揺する事なくコボルト達が飛び込んでくる。
「まだジョセフ君見つかってないのに……!」
時間は待ってはくれない、刻一刻とジョセフが山へ入ってから時間が伸びていく。
伸びれば伸びる程、彼がデミ・コボルトやデミ・ベアーに遭遇しないという確率は下がり、そして0になるだろう。
「攻撃態勢に入るぞ!」

山頂付近に、新しい風が吹く。
神人とのトランスを終えた精霊が、襲い来るコボルトを排除していく。
淡い光を体にまとった精霊が駆け出せば、やんわりとそのオーラの残像が残った。
「……やっぱりその、慣れないですね」
「ど、動揺している場合じゃない!俺たちは道の確保だ」

 頬を赤らめる八神が言えば、同じように顔の赤いクロスが慌てて自分達の行動を決め動き出す。
精霊達は背後から襲撃するデミ・コボルトを、神人達は山頂への経路の確保へと回った。
「ちょろちょろ……すんな!」
アスカの一撃で最後の残ったコボルトが地面へと落ちる。

「……はあ、よし上へ」
「アスカさん後ろ!」
スノーの声に振り返れば、しぶとくもコボルトは口をあけ噛み付こうと飛びかかってきた。
身構えるアスカだが、後ろから一線の弾道がすりぬけ、そして
デミ・コボルトの額をきれいに射抜いた。

「悪い、助かった」
「怪我が無くてなにより……パートナーが山頂への経路を確保したようだから、急ごう」
ディエゴに感謝を述べれば、彼等と共に山頂へと向かった。


●ヒーローの救出
コボルトの残党はおらず戦闘にはならなかったものの……本来の目的である、ジョセフの姿は未だに見つからない。
道を外れていたら、足を踏み外してどこか別の場所にいたら。
考えられる万が一が頭のなかをぐるぐると回っていくと、山頂から少年の声が響いた。


「出て行け!……じーちゃんの大事な山を返せ!!」

「いました、ジョセフ君です」
「……っ、あれ」

ハロルドが指を差す先には、少し大きな木の枝を持って叫ぶ少年……ジョセフの姿。
そして少し離れた先には、口から大粒の唾液をこぼす……デミ・ベアーの姿があった。

「……銀雪!」
「ジョセフ君!」
リーヴェと銀雪が前に出る。
ウィンクルムの力に反応したデミ・ベアーは大きな声をあげ、その爪を空に掲げた。
あまりの轟音に、ジョセフはさっきまでの勢いを失い尻もちを付いてしまう。

「ひっ……!」

恐怖で体を強ばらせる少年に向けて、デミ・ベアーの爪が振り下ろされる。
刹那、ジョセフとデミ・ベアーの間に滑りこむように入った銀雪の防御でジョセフへの攻撃は免れた。
攻撃が防がれた事でできた隙を狙い、ディエゴが背後に周り狙いを定める。
放った銃弾は、デミ・ベアーの耳に命中した。
突然走る激痛にまた叫びをあげ、今度はぐるりと振り返りディエゴの方へと向かっていく。
「……やっと相手を理解したようだな、お前の相手は」
「俺たちだ!」

アスカとスノーが雄叫びをあげて突進するデミ・ベアーへと飛び込む。
後ろ足で踏ん張り、向かってくる二人を爪で仕留めようと振りかぶるデミ・ベアー。
……だが。
「アスカさん左!僕は右を!」
「よっしゃあ!」
ぶつかる寸前、突如左右に別れる二人に驚き動きを止める。
デミ・ベアーの目の前にいたのは、銃を構えるディエゴとオルクスだった。

「がら空きだぜ?くーまちゃん」

デミ・ベアーの腹部に直撃し、よろめくデミ・ベアー。
左右に別れた二人はくるりと旋回すると、腹部を押さえ呻くデミ・ベアーの腹部へ更に攻撃を追加していく。
アスカ・ディエゴの当てた場所を重点に……より確実な大ダメージを狙って。
だがデミ・ベアーは怒りに身を任せ腕を振り回す。
爪の攻撃に当たらないようアスカとスノーが回避すれば、前足を地面につけ腹部への攻撃を遮断させてしまった。
口から赤黒い血をこぼしながら、デミ・ベアーは大声をあげた。
「仲間を呼ぼうとしてるのか……?」
「考えられるのはデミ・コボルトですね……ジョセフ君をカバーしての長期戦は不利です!」

ジョセフの手当を終えた夢路が不安そうに戦闘を見つめる。
「なんとか留めの一撃を刺せるように……もう一度隙を作らなくちゃ」
「隙……!そうだ」
ハロルドは鞄からスプレー缶を出した、そこには「催涙スプレー」と書かれてある。
「散弾の支給をお願いしたんだけど……倉庫に無かったみたいで、これだけ持たせてもらえたんだった」
すっと立ち上がると、クロスと八神、そして夢路に催涙スプレーを見せる。
「隙……作れます!」

「アスカ君聞こえますか、デミ・ベアーの気を逸らしながらこちらに一人来てもらってください」
インカムから聞こえる八神の声に耳を傾け、隙を作る作戦を提示されたアスカは小さく頷いた。
「ディエゴ、気をそらしている間に頼む」

「催涙スプレーか……了解した」

痺れを切らしたデミ・ベアーが大声を上げアスカとスノーの元へ突進してきた。
「できるだけ交わして疲労を狙えって指示だ……いくぞ!」
「わかった!」

 銀雪が防御をしたままの状態で、ジョセフと神人のカバーをし続ける。
そこへディエゴがやって来た。
「催涙スプレーを」
「……お願い」
ハロルドの手から渡されたスプレー缶を受け取ると、ディエゴは小さく頷いた。

「……夢路、八神ここを頼む」
「疲労させるには数が必要だ……私達も行こう」

クロスとリーヴェが武器を構え、デミ・ベアーとの戦闘に飛び込む。
大きな手を振り回し暴れまわるその攻撃を交わし、小さな攻撃を繰り返していく。
怒りで動きまわったデミ・ベアーだが、舌を出して息を荒らげてる素振りを見せた。

 ──────疲労している。
誰が見ても分かるその状態に、ハロルドがパートナーの名前を呼んだ。
「……ディエゴさん!」
声と同時に放り投げられたスプレー缶。
デミ・ベアーの顔面へと放り投げられたその缶に狙いをさだめて……ディエゴが銃弾を放つ。

放たれた銃弾はスプレー缶に直撃し、その衝撃で空中爆発を起こした。
スプレー缶の中に入った催涙ガスが、デミ・ベアーの目や鼻を襲う。

ぐっと目を閉じ仰向けにのたうち回るデミ・ベアーに、他の精霊が武器を構えた。
振り下ろされ、放たれた一撃は、暴れ回ったデミ・ベアーの息の根を……止めた。


●じーちゃんの為に

「お前!自分が何したか分かってんのか!危ねえ事すんじゃねえよ!」
戦いを終えた後、擦り傷や顔についた土汚れを取ってもらったジョセフにアスカは怒鳴った。
その声は山頂にとてもよく響く大声で、隣にいたスノーは目を丸くして驚いていた。
「……あ、アスカさん」
「お前一人でなんとなかなる相手じゃない!あんなデカイ化け物俺達が来なかったらどうする気だったんだ!」

「……っ……ごめんなさい……」
「怒鳴る事はしない、ただ」
うつむくジョセフの両肩をガッと掴んだディエゴはじっとジョセフを見つめ……口を開いた。

「お前がした事で家族に心配をかけるだけじゃなく自身を危険に晒したという事は自覚すべきだ
 オーガでは無かったのが幸いだが今回のデミ・ベアーですら我々がいなかった、又は救出に間に合う事がなかった事を想像すれば君がどんな結末を迎えるか分かるだろう?命を無駄にするような危険な事は二度とすべきではない、それはどんなヒーローであれ絶対にしない事なのだ、ヒーローでありたいのなら危険な事はしてはいけない」

「えっ……あっ……」
「周りの人を泣かせたり心配をかけるのはヒーローとは言えない、笑顔にさせるのがヒーローなんだ」
「笑顔……」
「勇気と無鉄砲は、違うぞ……わかるな?分かるか」
「う、うん……」

「……ディエゴさん、ゆっくり、ゆっくりです」
ノンストップで行われたジョセフへの説教にジョセフだけではなく他の一同も目を丸くした。
言い終えてメガネをくい、と上げたディエゴは「以上だ」と告げ一歩下がった。

涙ぐむジョセフに言い過ぎたと口を押さえるアスカの肩を、オルクスがぽん、と叩く。
「まあまあ……ほら、泣くんじゃないぞ、男だろ?」
「うん……!」
「よし、いい子だ」
声を震わせ、泣かないと言ったジョセフの目からは大粒の涙がこぼれ落ちる。
クロスがそっと頭を撫で、八神がハンカチで涙を拭ってあげれば、ジョセフは必死に泣くのをやめようとしていた。

「……ジョセフ君、おじいさんの為に頑張ろうとしたんですよね」
「うん」
「でも、おじいさんは山に行けないよりも、もっと悲しくなってしまうかもしれなかったんですよ」
夢路がそう言うと、リーヴェがボイスレコーダーを取り出し、再生ボタンを押した。
流れたのはジョセフが大好きなおじいさんの声。
だがその声を聞いて、ジョセフはなにかに気づいたようだった。

「……じーちゃん、元気じゃない」
「ジョセフ、もし朝目を覚まして両親やおじいさんがいなくなっていたら……君だったら、平気だろうか」
リーヴェがジョセフをのぞきこむように見つめれば、ジョセフは首を横に振った。
「目の前にいる、山より大切な存在が失われることの方が家族には大きい」
「お母さんもお父さんも心配してたんだよ……だから、私達が呼ばれたの」
ハロルドがリーヴェに続くように話せば、ジョセフは首をかしげる。

「おとーさんとおかーさんに?」
「そうだよ……心配されるのは、どうしてだと思う」
「えっと……わかんない」

眉を下げるジョセフに、クロスはジョセフの頭を撫でた。
ゆっくり、ジョセフの心にちゃんと届くように気を配りながら、話していく。

「それは、大切だからだ」
「たいせつ?」
「ジョセフは、おじいさんやパパとママが好きか?」
「うん、すき」

即答するジョセフに、夢路はにっこりと笑って話しに加わる。
「大好きな人が危ない事してるとね?心配で心配で、ご飯も食べれないんだよ」
「……そして、思わず怒鳴ってしまう事もあるんですよ」
八神がちらりとアスカを横目で見るも、アスカは気まずそうに目を逸らしてしまった。

「……怒るのは、心配したから?」
「そう、心配は、大好きだから」

八神が鞄から小さなお菓子を取り出し、袋をあけてジョセフに差し出す。
「さあ、甘いお菓子です……もう泣き止んで、一緒に帰りましょう」
「ないてないもん……ないて……ないもん」

ぼとぼとと落ちる涙を必死に押さえ、八神からお菓子を受け取るジョセフ。
「帰ったら、笑って、ただいまを言い……おかえりを言う家族に抱きしめられなさいその腕の強さから、多くを学びなさい」
ジョセフは一同にごめんなさいと言いながら、自分がした事の危険さと家族に与えた心配さを知った。



「あそこから見る空が綺麗だよ!」
「なるほど……ふむ、確かに綺麗ですね」
「八神ー!こっちに綺麗な花が咲いてるぞ!」

泣き止み元気を取り戻したジョセフは山から見える綺麗な場所を案内してみせた。
足を踏み外しそうになったり転んだりと危なっかしい所はあるが、薦められた場所はどこも絶景だった。

「調子のいいガキめ」
「あはは……でもよかったね、無事で」

 精霊達が見守る中、ジョセフと神人達が八神の持ってきたポラロイドカメラで写真を撮っていく。
一枚、また一枚と増える、大好きな人に送るプレゼント。
木の根元に咲く花や、木に止まる小鳥の姿。
そして頂上を走るジョセフの姿など、八神は思い出になりそうな物を沢山撮った。

「カメラマン変わろう、疲れただろう」
「あ、ありがとうございます……それじゃあ」

リーヴェにカメラを渡した後、鞄から小さなお菓子を取り出し、リーヴェに差し出した。
「よかったらどうぞ、皆さんのも持ってきてあるんです」
「ほお……用意がいいんだな、ありがとう」

八神が全員にお菓子を配ると、八神の裾をひっぱるジョセフがいた。
どうしたのかと聞けば、お菓子を1つ欲しいと言う。

「いいですよ、はい」
「あ、ありがとう……」

お菓子を受け取ったジョセフは、そのお菓子を大事そうに持って走りだしてしまった。

「どうしたんだジョセフは」
「さあ……?」

クロスと八神が首を傾げるものの、その答えはすぐにわかった。
木によりかかるアスカ達の元へ、ジョセフが立っているのだ。

「あれ、どうしたの?ジョセフ君」
「えっと……えっと」
スノーが返事をするも、目を泳がせてもじもじとするジョセフは、アスカをじっと見た。
見られた本人は自分であることに驚き、びくりと体を動かす

「な、なんだよ」
「あのね……これ、あげる」
「あ?……ああ、アイツが持ってたやつか」

ちらりと八神へ視線を向けるものの、ジョセフがずいとお菓子をアスカに向けて渡し……そして。
「おにーちゃん、怒ってくれてありがとう」
「っ!」

恥ずかしそうに、自分を叱ったアスカへ感謝の気持ちを伝えたジョセフ。
どうしたらいいか分からない本人はと言えば……ちらり、と八神の方に視線を送った。

八神の側にいた夢路やハロルド、クロスも同じような顔をして
受け取りなさいとジェスチャーをしているではないか。

「……ぷふっ」
「おい」

オルクスが耐え切れず吹き出すと、顔を赤くしたアスカが小突く。

「……あ、あー……あり……サンキュー」
「やっと受け取った、僕受け取ってもらえなかった時のフォロー必死に考えちゃった」
「おい」
ほっと一安心したとスノーが笑えば、銀雪はジョセフに良かったね、と微笑んだ。
受け取って貰えて嬉しくなったのか、アスカの手を取りありがとうと言ったジョセフは、この日一番の笑顔を見せた。




「……よし、それじゃあ下山しましょう」
「ジョセフ君、おいで?お馬さん乗ろう」

ハロルドに手を引かれ、ジョセフは馬に乗って下山した。


家の前で待つ、大切な家族に元気な姿を見せる為に……



「ただいま!おとーさん!おかーさん!……じーちゃん!」
家の前で待つ両親に抱きつくジョセフを、二人は強く強く抱きしめた。
心配した、怪我はない?と聞く両親の言葉に、ジョセフは沢山頷いてみせる。

「……じゃあ、俺達は帰ろうか」
「そうですね……このまま帰りましょう」

クロスの提案に八神を始め全員が頷いて、ジョセフ宅をあとにした。



……後日、A.R.O.A.本部宛てに届いた手紙には、赤いクレヨンではなくちゃんとしたペンで書かれたジョセフと老人からの手紙が届いたとか……。


 おにーさんおねーさんへ
 じーちゃんとおとーさんとおかーさんと山に行きました!
 おれもじーちゃんも元気いっぱいです 助けてくれてありがとう
 えがおをおくれるヒーローになるために、これからもがんばります

                  ジョセフ
 



依頼結果:成功
MVP
名前:八神 伊万里
呼び名:伊万里
  名前:アスカ・ベルウィレッジ
呼び名:アスカ君

 

名前:クロス
呼び名:クー
  名前:オルクス
呼び名:オルク、ルク

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター らんちゃむ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 05月06日
出発日 05月14日 00:00
予定納品日 05月24日

参加者

会議室

  • [30]夢路 希望

    2014/05/13-18:54 

    わ……良かった、です。
    アレクシアさん、ハロルドさん、宜しくお願いします。

  • 了解。

  • [28]ハロルド

    2014/05/13-10:27 

    了解しましたー

  • [27]クロス

    2014/05/13-10:19 

    やっと揃ったな!
    ハロルド、リーヴェ、初めましてと宜しく!

    方針はリーヴェの認識で合ってるぜ。
    プランもそんな感じで提出してくれれば良いと思う。
    出発迄時間がねぇし、最終確認各自でやろう。
    任務頑張ろうな(微笑)

  • [26]八神 伊万里

    2014/05/13-08:21 

    わぁ、これで定員までそろいましたね!
    リーヴェさん、ハロルドさん、よろしくお願いします。

    行動方針ですが、リーヴェさんの認識で合っているかと思います。
    まずはジョセフ君の保護が第一だと。
    その後の対応も、叱りつけるだけでもなく優しくするだけでもなく、自分で気付いてほしいという考えです。
    ただ許してしまうだけでは根本的な解決になりませんものね…
    ハロルドさんには叱り役を押し付けてしまうかもしれませんが、お願いします。すみません。

  • [25]ハロルド

    2014/05/13-00:34 

    連投失礼します

    皆さんが優しく話す方向であれば、こちらは叱るというか少し厳しく諭す方向でいこうかなと思うのですが…

  • [24]ハロルド

    2014/05/13-00:20 

    後れ馳せながら参加させて頂きました、ハロルドと申します

    デミベアの討伐に集中したいと思います

  • 前日参加で申し訳ない。
    リーヴェだ、パートナーの銀雪はロイヤルナイト。

    行動としては
    ジョゼフを見つけることを優先する
    ジョゼフを守りつつ戦う
    ジョゼフには何が問題であったかを分かるよう優しく言葉を選び、自身で解決に誘導
    会議室を見て、こうかな、と思ったんだが、語彙がある場合は指摘してくれると助かる。

    飛び込みで来たが、出来る限りのことはしたい。
    よろしくな。

  • [22]クロス

    2014/05/12-09:19 

    おはよう!
    後1人位来ると思ってたんだが…(苦笑)
    まぁ三組で頑張ろうぜ!

    そうだな、囲む様に守ればジョセフも怖くなくなるだろう。
    万が一でも動けると思うぜ

    対応も叱るんじゃなく優しく声をかけて疑問を解決させ様かと俺は考えてる
    後は家族が心配してることもな
    勿論ジョセフの意見も尊重しながら
    出発迄日にちねぇし、詰めてプラン提出しようぜ!

  • [21]夢路 希望

    2014/05/12-07:02 

    (連投失礼します)

    そうですね。
    精霊さん達には戦闘に集中していただいて、私達は守る方向でいいと思います。
    一応、ジョセフくんを囲むようにすると
    万が一の時には前後左右に対応できる……でしょうか。

  • [20]夢路 希望

    2014/05/12-06:56 

    は、はい。頑張ります。(こくこく頷いて)


    お写真の案、いいと思います。
    ……おじいさんとジョセフくんの思い、叶えてあげられたら良かったんですけど、ね。
    私達のジョセフくんへの対応については、あまり叱らない方向で考えています。

    ……お菓子、私達もいいのですか?
    ありがとうございます。
    その時は、お言葉に甘えさせてもらいます。
    ……あ。私は、念のために、救急セットを持って行こうと思います。
    ただ、関連スキルは持っていないので、
    使うにしても簡単な手当てしかできませんが……
    備えあれば憂いなし、かな、と。

  • [19]八神 伊万里

    2014/05/12-06:54 

    おはようございます。
    12日出発する方が誰か入らないかなと思ったのですが、来ないみたいですね(苦笑)
    三組で頑張りましょう!

    ジョセフ君を守る件は了解しました。
    戦闘中は隠れているつもりだったので、そこに一緒に庇えばいいでしょうか。
    なんとか敵と鉢合わせする前に見つけられればいいのですが…

  • [18]クロス

    2014/05/11-12:57 

    あぁ頼んだ。
    ありがとな(微笑)
    その時は頂くよ(微笑)
    後思ったんだが、ジョセフが居る時にもし敵が来て精霊が敵を攻撃してる間皆でジョセフを守ることになるで良いか?
    怖い思いはなるべくさせたくねぇし…

  • [17]八神 伊万里

    2014/05/11-11:25 

    それではポラロイドカメラを持っていきますね。
    あ、ジョセフ君用にお茶と小さいお菓子も持って行ってます。
    よかったら一緒に召し上がってください。
    こちらはきっとアスカ君が怒ってしまうと思うので、それを宥めるために…と
    甘い物を食べたら少し落ち着いてくれるんじゃないかと思って…

  • [16]クロス

    2014/05/11-10:37 

    そうだな。
    山の写真…良いんじゃ無いか?
    確かに子供ってのは疑問が解決しないと又再発するしな
    子供の相手は俺に任せてくれないか?
    ジョセフ位の子供相手は得意だからな(微笑)
    後、持ち物はカメラだな。
    直ぐに渡せる様にポラロイドカメラが良いかも?

  • [15]八神 伊万里

    2014/05/11-10:03 

    連投失礼します。

    山に入ってからの行動は、これまで相談した方向で大丈夫だと思うんですが
    ジョセフ君への対応やその後のことについても
    考えておいた方がいいのかなと思ってるんです。

    今回無事に助けられても、それだけではそもそもの原因である
    『おじいさんの山への思い入れ』はそのままになってしまいますよね。
    もし山頂まで行けたら、風景写真を撮って、おじいさんに渡したいと思うんです。
    ジョセフ君に「もう寂しくないから山に行かなくても大丈夫だよ」って伝えられたら、
    もう再発はなくなるでしょうし……
    完全に寂しさを取り除くのは無理でも、慰めにはなるかもしれませんし。

  • [14]八神 伊万里

    2014/05/11-08:55 

    希望さん、よろしくお願いします。
    スノーさんはテンペストダンサーなんですね。
    これで前衛が増えたので、戦闘もだいぶ楽になりそうでよかったです…

  • [13]クロス

    2014/05/11-08:54 

    初めましてだな。
    俺はクロス、パートナーはオルクス。
    宜しくな♪
    夢路さんが参加してくれて良かったぜ(微笑)
    一緒に頑張ろうな!

  • [12]夢路 希望

    2014/05/11-06:09 

    遅めの参加、失礼します。
    ……えっと、夢路希望といいます。
    パートナーは、テンペストダンサーのユキ――ラビットさん、です。
    ……よ、宜しくお願いします。

  • [11]クロス

    2014/05/10-10:53 

    了解(微笑)
    だよな、微調整はその間やるとして…
    気長に待つとしますか(笑)

  • [10]八神 伊万里

    2014/05/10-10:50 

    はい、よろしくお願いします!
    あとはもう、この先人数が増えるとしても先行エピの出発後だと思うので
    微調整はその時にやることにしますね。
    それでは、出発した方が入って来てくれるのを期待しつつを待ちましょう。

  • [9]クロス

    2014/05/10-10:42 

    おはよう!
    遅くなってすまない(苦笑)
    中々増えないな…

    全然それで構わないぞ。
    オルクはそれで行こう。
    プランもその様に書き加えとくな!

  • [8]八神 伊万里

    2014/05/10-07:14 

    おはようございます。
    今日も増えませんでしたね…

    山登りはアスカ君先行で、その後をついて行くとして
    途中で戦闘になった場合も隊列はそのままで構いませんか?
    オルクスさんはプレストガンナーなので、後ろから援護射撃
    または敵が複数来た時の牽制・掃討役をしていただけるのがいいかなと思います。

  • [7]クロス

    2014/05/09-17:10 

    確かにそうだな…
    既に山頂に到着と言う可能性が高いよな…
    それもそうだ。
    優先は一刻も早く見つける事でプランに書いとくか
    おっそうなのか?
    なら頼む。
    先にアスカを向かわせて俺らは後ろを着いて行こう。

    しみじみスキルは大切だな…←

  • [6]八神 伊万里

    2014/05/09-16:26 

    うーん…家族が気付いてからA.R.O.A.に依頼するまでの時間もありますし、
    私たちが出発するのはそれより後になりますよね?
    道に迷うことはなさそうですし、追いつくころには既に山頂に着いてしまっているかもしれませんね…
    とにかくまずは、早く見つけることを優先させる方向で行きましょうか。
    アスカ君はサバイバルのスキルがあるので、山道も早く登れるかもしれません。
    私はそれについて行けるか分からないので、インカムをつけて連絡を取りながら
    アスカ君に先行してもらおうと思っています。

  • [5]クロス

    2014/05/09-14:25 

    足が速いと言っても所詮は子供…
    と言いたいが、解説の所に時間が書いてあるが出て行ってから結構時間が経ってる…
    こりゃ悠長にしてられないかも…
    最大8時間位は経ってるぜ?
    大人で山頂迄行くにはどの位時間かかるのか聞いてみた方が良いかもな
    まっ都会暮らしの子供ならまだまだ山頂には着いてないと思いたいな…
    途中合流で保護出来る事には越したことねぇんだがな…

  • [4]八神 伊万里

    2014/05/09-12:41 

    あっ!そうですね…私てっきり、山頂まで行ってしまっているのかと……
    途中で保護できたら、そのまま引き返す方が安全ですよね。
    む……これはもう少しプランを考えてみます。

  • [3]クロス

    2014/05/09-10:51 

    伊万里!又宜しくな(微笑)

    確かに今の所二組だけ…
    出発迄に増えてくれりゃ良いんだけど…
    最悪俺達だけの出発だったら、伊万里の作戦が1番だな。

    俺の故郷は少し山奥にある村だったから山道は任せてくれ。
    準備はそうだな…
    後で考えるとして、取り敢えずは山頂迄一直線。
    一刻も早くジョセフを保護しないと…
    デミオーガに見つかる前に…
    子供の歩くスピードを考えると、もしかしたら山頂迄行く間に見つかるかも知れねぇしな!
    あっでも足が速いのか…

  • [2]八神 伊万里

    2014/05/09-08:51 

    八神伊万里です。パートナーはハードブレイカーのアスカ君です。
    クロスさんとは以前ご一緒しましたね。今回もよろしくお願いします。

    今の時点では二組しかいないので、手広く山を探索するのは無理そうです。
    私としてはまっすぐ山頂を目指して
    戦闘は途中遭遇した場合のみ、ジョセフ君の安全を確認するまで深追いは厳禁。
    頂上についたら、ジョセフ君を保護しつつもデミ・ベアーの警戒…
    と言った方針で行こうと思っています。
    幸い、敵はデミ・オーガだけのようなのでそこが救いですね…

  • [1]クロス

    2014/05/09-08:23 

    (キョロキョロ)
    まだ誰も居ないか…
    取り敢えず自己紹介だな!
    俺はクロス、パートナーはプレストガンナーでテイルスのオルクスだ。
    宜しくな!
    まぁまだ人数確定してないみたいだし、プランは人数確定してからにするか…

    それにしても、一人で山に向かうなんて…
    どうして子供ってのは無謀な事をやるかな(溜息)
    あの子の二の舞にしないよう早急に対処しねぇとな(苦笑)
    (過去に1度歳の離れた妹がジョセフと同じ事をしたのを思い出しながら)


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