【ギルティの復活】病の水(木口アキノ マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

 ここは、山間部にある名もない小さな集落。
 人々は、質素だが堅実な生活を送っていた。
 華やかな行楽地などはないけれど、たまに首都タブロスに出かけたり温泉郷に小旅行に出かけたりという楽しみがある。そんな日々に、皆満足していた。
 しかし、人々の気付かぬうちに、ミットランドはオーガの脅威に浸食されつつあり、この集落にも、それは手を伸ばしていたのだ。

 名もなき集落に、得体の知れない病が流行しだした。
 原因不明の熱、嘔吐、食欲不振に悩まされ、体力の少ない小さな子供や高齢者は床に伏した。
 看病する者もまた、病に侵されつつの看病であった。このままでは、共倒れも時間の問題である。
 いったい、この病はどこから来たのだ?
 この集落以外に、同様の症状に悩まされている町はない。
 だから、他の町に出入りした際に誰かが病原菌を持ってきたとか、仕入れた食材に病原菌が付着していたということは考えられない。
 なら、この土地にあるものが、急に毒性のあるものに変化したというのだろうか。
「もしかして、水じゃないのか?」
 誰かが言った。
 この集落は、山を30分ほど登った場所にある湧水を水源として、そこから用水路を引いている。
 水源池が原因だとしたら、この集落以外に同様の病の発症がないのもうなずける。
 そこで、集落の長を筆頭に、動ける男たちで水源池の調査に乗り出した。

 木々が鬱蒼と生い茂る山道を登ると、徐々に土に湿気が増え、水の匂いがしてくる。
 不気味なことに、水源池が近づくにつれ、鳥の声は消え、虫さえもその姿を見せなくなってきた。
「なんなんだ、この、奇妙な感じは……」
 さすがに調査の男たちも、異様さに気付く。
 そして、木々に囲まれるようにして半径10メートルほどの水源池が姿を現す。
 水面のところどころに蓮の葉が浮く水源池は、一見、なにも変化がないようだった。
「見たところ、おかしなところはなさそうだが」
「この水と土を持って、タブロスの専門機関で水質調査をしてもらいましょう」
 水筒を持った男が水源池に近づいた。
 その途端、水面を割るようにして、のっそりと大きな影が現れた!
「オ……オーガ……っ」
 カエルのような出で立ちに頭部に生えた角。
 毒を持つことで知られるオーガ、ヤグマアルだった。
 奴がこの水源池を根城にしていたのか。
「逃げろ、逃げるしかない!」
 集落の長が指示を出す。
 それと同時に、周囲の木々から、別のオーガが次々と飛び降りてきた。
 ハイエナに似た頭部を持つ、ヤックハルス。その数、5匹。
 男たちは必至で逃げた。後ろを振り返る余裕などない。その後ろをオーガが追う。オーガの手が、彼らに伸ばされる……!

 ほうほうの体で集落に帰り着いた時、彼らの人数は半分ほどに減っていた。
「オーガが……水源池に、巣食っていやがった!」
 その報告を聞き、彼らを出迎えた家族も顔色を失う。
 たった一つの水源地をオーガに奪われたのだ。
 しかも、今回のことで、付近に集落があることをオーガに知られてしまったのだ。
 オーガがその腹と欲望を満たすために集落を襲うかもしれない。
 しかし、集落の者は大半が病で満足に動けないのだ。逃げようにも逃げられない。
「そうだ……A.R.O.A.に助けを求めよう!」
 集落の長は休む間もなく馬を駆り、首都タブロスへと走った……。

解説

 オーガが棲んでいる場所は湧水の近く……ということは、属性はきっと……。
 ヤックハルスはジョブがアサシンで2回攻撃をしてきますが、攻撃自体は牙、爪による単純なものです。
 毒を持つオーガは少し厄介ですね。安易に近づくのは危険だと思われます。
 敵の属性、戦う地形を考慮した作戦が必要となりそうです。

ゲームマスターより

 とうとうミットランドにオーガが出現するようになってしまいました。
 平和な集落も、今やオーガの脅威にさらされています。
 どうかオーガを退治し集落に綺麗な水を取り戻してください。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

リーリア=エスペリット(ジャスティ=カレック)

  あの村は、なんだか故郷の村に似ている。
水源は大切なもの。それを汚すなんて許さない!
絶対にオーガを倒さないと!


2チームに分かれてヤックハルスをおびき寄せる。
チームは田口伊津美さんたちとAチーム。

ヤックハルスには複数方向から攻撃を仕掛けて相手の注意と攻撃回数を分散させて消耗させるように、ジャスティと連携をとって攻撃を仕掛ける。
(前に出過ぎないよう心がける)
なるべく集中攻撃を受けないように気を付けて戦う。

毒を使うヤグマアルについては接近戦をすぐ仕掛けるのは危険。
レインコートを着用して肌の露出を減らして毒の対策にする。
ヤグマアルの直接攻撃に注意しつつ、他の人たちと力を合わせて撃破するように頑張る。


田口 伊津美(ナハト)
  【心情】
そういえばオーガとの直接対決は初めてかな?デミじゃないんだよね
初のデビュー戦を飾っていただきますか!

【行動】
事前にA.R.O.A.職員らに対オーガ毒の解毒剤がないか聞いてみるよ
あとは露出の少なく、水源地でも動きやすい格好を心がける
ハンズフリーの通信機器を持ってチーム連携を取る

2チームに別れて、私はAチームでリーリアさんと行くよ
敵数次第で追加あり

【戦闘】
まずは森に隠れていたヤックハルスを各個撃破
合流前にヤグマアルと合わないように水源地に近づき過ぎないように森で戦闘

ハルスを減らせたら合流し、ヤグマアルと戦闘

主な戦闘は精霊に任せ、私は解毒と倒しもらしの援護
あまり前に出過ぎないようにする



ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)
  病で苦しむ人達の為にも早く解決できるよう頑張ろう
目的地に到着後すぐトランスするよ

☆ヤックハルス戦
水源地まで行って敵と遭遇したら、来た道に逃げるようにしてヤックハルスだけを連れてくるよ
そこからA・Bチームに分かれて各個撃破!
私達はコカコちゃん達と一緒のBチームだよ
不測の事態に備えてすぐフォローしあえるように2チームの位置は遠すぎず近すぎない位置で戦うよ
戦闘中 精霊達の邪魔しないように私は後方で木に背中をつけて防御に集中!

☆ヤグマアル戦
カエル…塩をかけてみるのはどうかな?
オーガに効くか分からないけど、水分を飛ばして弱らせられないかと思って

☆準備
インカム(仲間全員分用意して配る)
レインコート
大量の塩


あみ(ヴォルフガング)
  準備
本部の人に用意してもらって解毒薬と露出を少なくするためのレインコート、持てる限りの袋入りの塩を持っていきます~。

作戦
毒対策としてレインコートを着て向かいます。
ヤックハルス戦では二手別れます!私たちは二手に別れる直前に敵が多い方に付きます~。恥ずかしいけどトランス状態になります~!お互いのチームが付かず離れずの距離で戦闘するようにと…。
その後水源地で皆さんと合流。ヤグマアルに挑みます!私は戦闘の邪魔にならないように距離をとりつつ、ヤグマアルに口を開けた袋に入った塩を投げつけます~!効果あったらいいな…。精霊さんたちに当たらないように、が、頑張りますっ!

所持スキル
動物学Lv2


コカコ(ポヴァラ)
  『お水、は…生活の要、です…。
誰にも、冒されては、ダメなんです…っ』
『え、えーいっ』
『後ろっ…後ろにはいません、よね…!?』

●心境
育った街も川を中心に生活していたので共感している

●準備
職員にヤグマアルの解毒薬がないか確認、あれば持ち込み
レインコートを着込み露出を減らし接触方面の毒対策
インカム装着、連絡をスムーズに
大量の塩を布で包み持参

●作戦
木々に隠れつつ接近、近場で2手(コカコ→チームB)に分かれてヤックハルスを撃破
その後水源地で合流しヤグマアルと戦闘

●戦法
動き回りながら後側から足や背中を攻撃
常に臆病に背後を取られていないか確認
ヤグマアルには塩入りの布をぶつける


●作戦会議
 今回の依頼を引き受けた面々が、会議室に集まった。
 人見知りのコカコは、メンバーの中に知っている顔を見つけてほっとする。
「り、リーリアさん、こんにちは」
 声をかけられたリーリア=エスペリットは、
「こんにちは。あなたも、この任務に?」
 と訊く。
「わ、私……川のある街で育ったから……、今回のこと、他人事に思えなくて……」
「私もね、あの集落が、なんだか故郷の村に似ている気がして、放っておけないんだ。水源は大切なもの。それを汚すなんて許さない!絶対にオーガを倒さないと!」
「はい……っ。お水、は……生活の要、です……。誰にも、冒されては、ダメなんです……っ」
「美しい水をオーガに汚されるのは許せないですね」
 コカコのパートナー、ポヴァラが言うと、リーリアのパートナーのジャスティ=カレックも頷く。
「病で苦しむ人達の為にも早く解決できるよう頑張ろう!」
「水は人の生活に欠かせないものだ。一刻も早く解決しないといけないね」
 と、ミサとエミリオ。
「オーガはやっぱり怖いけれど……村の人たちのために、私たちも頑張ります~。ね、ヴォルフガングさん」
「ああ」
 あみとヴォルフガングも決意表明をする中……。
 決意とは違う、重く暗い空気を纏った精霊がいた。
 田口伊津美のパートナーのナハトだ。
「ちょっと馬鹿ロボット、あんた殺気だだ漏れなんだけど?」
 伊津美の指摘どおり、ナハトは触れなば斬れんばかりの眼光で佇んでいる。
「どうしてそこまでオーガ嫌いなんだろうねぇ。オーガなんて、倒せばお金がもらえる歩くATMじゃない」
 伊津美はぼそっと呟く。
 そんな伊津美に、あみが
「あ、あの……もしかして、あなたは、テレビとかに出てる……」
 と話しかける。
 すると伊津美は瞬時に超絶スマイルを作り上げる。
「その通りっ。巷で人気上昇中のアイドルIZUIZUだよ、よろしくっ」
「わぁ、本物のアイドルに会うなんて、初めてです~」
「しか~し、今は任務中だからね、アイドルIZUIZUではなく、『結寿音』と呼んでっ」
 伊津美は、すちゃ、と眼鏡をかけた。

 それからの話し合いで、今回の作戦が決まった。
 まず、二手に分かれてヤックハルスを撃破する。
 その後、全員でヤグマアルに挑む。
 準備するものは、インカムトランシーバー、レインコート、解毒剤、塩。
 レインコートと解毒剤はヤグマアルの毒対策。
 塩は、ヤグマアルが蛙に似ていることから、「塩をかけて体表の水分をとばせば弱るのではないか」との考えからだった。

●そして、任務当日……
「家にあるだけの塩、持ってきました~」
 あみが、2キロほどの塩を詰めた鞄を抱えるヴォルフガングと一緒にやって来た。
「私も、持ってきたよ!」
「私もです~」
 ミサとコカコも、塩を詰めた巾着袋をパートナーの精霊と一緒に持ってくる。
「本部から借りてきたインカムトランシーバーだよ」
 伊津美が全員にインカムを配る。
 リーリアとジャスティは、
「レインコートも本部から貰ってきたけど……これは消耗品だから実費っだって」
「戦闘時に着用して汚損してしまうものだから、仕方ないですね」
 と、レインコートを配る。
 伊津美がこっそり舌打ちしたことには、幸い誰も気付かなかった。
「解毒剤は、どうでしたか?」
 あみがコカコに訊く。
「本部に訊いてみたんですが……」
「相手の毒の性質がわからない以上、特効性のある解毒剤は無いそうです」
 コカコとポヴァラの答えに、一同は不安な表情になる。
「で、でも、毒全般に効く薬を貰ってきました」
 コカコは荷物の中から薬瓶を取り出す。
「効果は薄いので、もし毒に侵された場合は、任務終了後速やかに本部に立ち寄り適切な治療を受けてくださいね」
 と、ポヴァラが説明する。
「今回のヤグマアルの毒はすぐに命に係わるものでは無さそうだけど、毒を受けないにこしたことはないね」
 エミリオの言葉に全員が頷いた。

●水源池へ
 集落へ到着すると、そこは、しぃんと静まり返っていた。
 病に倒れ、仲間を失い、オーガの恐怖に晒され……数々の苦難が、人々から活気を奪ったのだ。
 覇気を失った集落の長に案内され、ウィンクルムたちは山道の入口に着く。
「ここから先は、僕たちだけで行きます」
 ジャスティが長を集落に帰す。
「この先に、オーガが……っ」
 奥へと続く道を睨みつけるナハト。
「またブチキレてる……。一人で突っ走って私のデビュー戦を台無しにしなきゃいいけど」
 伊津美が独り言ちる。
「ミサ、大丈夫か」
 微かに震えるミサに気付き、エミリオが声をかける。
「エミリオさん……」
 怖くないわけがない。これから、オーガが6体も待ち受ける山道へ入るのだ。けれど……。
「大丈夫だよ。集落の人のためにも、早くオーガを倒さないとね」
 明るく言うミサ。彼女が自分を奮い立たせ強がっているのが、エミリオにはわかる。
 エミリオは少しかがんでミサの目を見つめる。
「そうだな、大丈夫だよ」
 俺がいるから。
「うん、大丈夫」
 あなたがいるから。
 互いに台詞の後半は口にしなかったけれど、気持ちはしっかりと伝わる。
 そして、自然にインスパイアスペルが口をついて出る。
「絆を繋ぎ、想いを紡ごう」
 ミサの唇がそっとエミリオの頬に触れたと同時に、エミリオの左耳のピアスが赤い光を帯びる。
「ジャスティ、私たちも、トランスしよう」
「はい」
「……かがんでくれなきゃ届かないよ」
「すみません、こういうのは慣れていなくて……」
「わ、私だってだよっ」
 リーリアはぎこちなくジャスティの頬に口づける。
「エレウテリア」
 インスパイアスペルを唱えると、体に力が宿る。
「と、と、トランスですねっ」
 目の前で2組のキスを見て、真っ赤になるあみ。
「……あみ、俺たちも……」
「だ、だめです~、まだ心の準備が出来ていないんです~」
 あみが顔を覆う。
「わ、わ、私も、その、もう少し待ってください……」
 と、コカコ。
「さ、馬鹿ロボット、私たちはどうする……って、こら待てっ!!」
 伊津美の声が聞こえていないのか、ナハトはさっさと山道に足を踏み入れてしまう。
「周りが見えなくなってる……あのバカ!!」
 ナハトを追うような形で、一行は水源池への道を進み始めた。

●ヤックハルスとの戦い
「馬鹿ロボット、待ちなさい!待たないと一週間おやつ抜きだよ!」
 足早に進むナハトを追いかける伊津美。
 その後ろから他のウィンクルムたちがついてきているのだが、一見、2人だけで道を歩いているようにも見える。
 そのせいだろう、自分たちよりも弱かったり、自分たちよりも数の少ない相手に襲い掛かるという姑息な習性を持つヤックハルスがおびき寄せられたようだ。
 ガサガサと、前方の木々が大きく揺れ、ナハトが足を止める。
 追いついた伊津美も、不自然な葉擦れに気付く。
「この音……?」
 伊津美の予感は当たった。木の上から、5匹のヤックハルスが次々に降りてくる。
「ヤックハルスだよ!」
 すぐ後ろについてきていた仲間に敵の出現を告げる伊津美。
「馬鹿ロボット、作戦ちゃんと覚えてる?」
 ナハトの腕を引き、来た道を戻る。
 ここからは、二手に分かれる。
 リーリア、ジャスティ、伊津美、ナハトは右側へ。
 ミサ、エミリオ、コカコ、ポヴァラは左側へ。
 あみとヴォルフガングはひとまず木陰に隠れ、ヤックハルスの動向を見る。
 ヤックハルスも、思ったよりも相手の数が多いことに気付いたようだが、一度襲い掛かった足を止めるような知性は持ち合わせていない。
「ジャスティたちのチームに2匹、エミリオたちのチームに3匹、ついていっている」
 木陰から様子をうかがっていたヴォルフガングがあみに報告する。
「じゃあ、ミサさんたちのチームの応援に行きましょう!」
 ミサたちを追いかけようとするあみを、ヴォルフガングが呼び留める。
「……あみ」
「はいっ」
 あみを見つめるヴォルフガング。言いたいことは、わかる。
「トランス……ですよね」
「……無理はしなくていい」
「む、無理だなんて!そのぅ、少し恥ずかしいだけで……」
 しかし今は、そんな場合ではない。
「目、目を瞑っていてくださいね!」
 あみもぎゅうっと目を瞑り、ヴォルフガングの頬に口づける。
 体の奥でふつふつと力が湧いてくる。
「Gehen Wir!」
 その力はインスパイアスペルと共に、体の奥から一気に噴出する。
「と、トランス、できました~」
「よし、急ごう」
 あみとヴォルフガングは、ミサたちを追った。

 2つのチームが、近すぎず、遠すぎずの距離になったところで、戦闘を開始する。
「こちらは2匹……か」
 敵の数を確認し剣を構えるジャスティ。
「私も戦うよ!」
 リーリアもナイフを抜く。
「……オーガは全て、壊す!」
「馬鹿ロボット、冷静になれ!」
 ヤックハルス2匹が同時に襲い掛かってくる。
 ナハトも相手に突っ込んでいく。
 ヤックハルス2匹の攻撃をひらりと避け、片方に一撃与える。
 ナハトのダガーを受けた1匹が、反撃する。もう1匹も牙を剥いて飛びかかる。
「ナハトに集中攻撃されないようにしなきゃ!」
 リーリアとジャスティが飛び出し、ナハトに襲い掛かるヤックハルスに刃を浴びせた。
「リーリア、あまり前に出ないように」
「気を付けるよ」
 ナハトが1匹、リーリアとジャスティでもう1匹のヤックハルスと対峙する形になるが、トランスをしていないナハトの攻撃は有効打にならない。
「この馬鹿ロボット!馬鹿通り越してこのポンコツ!!」
 伊津美が戦いの渦中に飛び込んできた。ヤックハルスの爪が伊津美の腕をかすめたところで、ナハトは、はっとしてヤックハルスのもう一撃から伊津美をかばう。
「忘れ物だよ、馬鹿ロボット」
 伊津美はナハトを木陰に引き込み、その頬に唇を寄せる。
「It is show time」
 インスパイアスペルが、力を与える。
「1人で熱くなりすぎるな。焼却処分するよ!」
「ごめん。……ありがとう」
 ナハトは伊津美が口づけた頬にそっと触れる。
「さ、続き続き。あんたは火力がないんだから、火力のあるジャスティさんのサポートを心掛けて」
 ナハトは頷き、戦いに戻る。
 一度ナハトが戦線から離れたため、2匹のヤックハルスが背中合わせに立つリーリアとジャスティを狙っていた。ジャスティはリーリアをかばいながらの戦いで、若干負傷が目立つ。しかしその甲斐あって、リーリアはかすり傷程度で済んでいた。
 ナハトは2人に駆け寄り、スキル「エトワール」でヤックハルスを惑わす。
「……今です!タイガークロー!」
 ジャスティがスキルで2匹に大きなダメージを与える。
 ヤックハルスが弱ったところで、ナハトはエトワールを解除し、
「お前らは、壊されたということを理解すらできないだろうな」
 と呟きとどめを刺した。
「や、やった、なんとか、倒した……!」
 リーリアがほっとしてへたり込む。
「ミサさんたちの方はどうかな」
 伊津美がインカムトランシーバーでミサとの交信を始めた……。

 ミサ、エミリオ、コカコ、ポヴァラのチームは、3匹のヤックハルスと対峙していた。
 すでにトランスしているミサとエミリオの力を感じ取っているのだろうか、ヤックハルスは牙をむき出し唸ってはいるものの、すぐに飛びかかってくる様子はない。
「ぽ、ポヴァラさん……トランス……」
「コカコさんが嫌ならしないでおきましょう」
「ち、違いますっ。い、嫌とか、ではなく……やっぱり、初めてのことは、怖い、です……」
 もし失敗したら?自分に、トランスするだけの力がなかったら?
 不安な想像ばかりが膨らむ。
「怖くならないおまじない、してあげましょう」
「……え?」
「少し目を閉じていてください」
 コカコが目を閉じると、唇に何かが当たる。
「!」
 驚いて目をあけると、そこにポヴァラの頬があった。ポヴァラが自分から、頬を唇にあててくれたのだ。
「怖くなくなりましたか?」
「……少し、だけ」
 そして、インスパイアスペルを唱える。
「二人の、一人きりの為に」
 コカコとポヴァラがトランスを終えたところで、エミリオが言う。
「戦闘準備は整ったね。主な攻撃は俺とポヴァラに任せて、ミサとコカコは、敵に背後をとられないように気を付けて」
「わかったよ」
「は、はい!」
 ヤックハルスの後ろから、あみとヴォルフガングが現れた。
「あみ、下がっていろ……!」
 ヴォルフガングは、到着するなり3匹のうちの1匹に武器を振り下ろす。
「……水属性、か……」
 思ったより与えるダメージが少なかったことで、相手の属性が自分と相性が悪いことを悟る。
 攻撃をくらったヤックハルスはヴォルフガングに反撃する。
 残り2匹のうち1匹のヤックハルスを、エミリオとポヴァラが2方向から攻撃する。
 するとあとの1匹が、あろうことかミサとコカコのいる方向へ走り出した。
 エミリオがすかさず地を蹴り、ヤックハルスの横に並びダガーを突き出す。
 腹を突かれたヤックハルスはエミリオに噛みつく。エミリオはそれを紙一重でかわすがその直後に繰り出された爪で傷を負う。
「なるほど、そちらも素早さが売り、ってわけか。面白い、負けないよ」
 エミリオはヤックハルスをミサたちから離すように誘導しつつ、スキル「アルペジオⅡ」を発動した。
 ポヴァラも1匹のヤックハルスと戦うが、こちらも属性の相性が良くない。
 攻撃を与えては反撃されての繰り返しで、だんだんと体力が奪われる。
「全く……思い通りにならないものですね」
 と苛立ちを見せる。
「どうしよう……なんだか、苦戦してるみたい」
 ミサが不安そうに精霊たちの戦いを見ている。
 その時、伊津美からインカムで報告が入る。
『こっちは片付いたよ。そっちの様子はどう?』
「それが、属性の相性が悪いみたいで……」
『了解!すぐ行くよ!』
 エミリオ、ポヴァラ、ヴォルフガングは3人背を合わせて3匹のヤックハルスと対峙する。
 3匹の体力はあと半分程度だが、決定的なダメージを与えられない。
 そこへ、リーリアたちのチームが駆けつけてくる。
 ヤックハルスの背後からジャスティとナハトがそれぞれ攻撃!
 ヤックハルスが反撃すると今度はエミリオたちが攻撃を仕掛ける。
 ヤックハルスにしてみれば、挟み撃ちにあっているようなものだ。
 すっかり弱り果てたヤックハルスを、エミリオ、ポヴァラ、ヴォルフガングがそれぞれ撃破した。
「良かった……」
 ミサとあみはほっと胸を撫で下ろす。
「ポ、ポヴァラさん……大丈夫、ですか……?」
 コカコがポヴァラの元に駆け寄る。体力がかなり消耗しているようで、顔色が優れない。
「心配ないですよ」
 にっこり笑って答えるポヴァラ。
「早く水源池に向かいましょう。悪いカエルさんが待っていますよ」

●水源池にて
 ウィンクルムたちは、ヤグマアルの毒に備えて準備したレインコートを着込む。
「……あみ、足元に気を付けろ……滑りやすくなっている……」
 ヴォルフガングの言う通り、水源池に近づくにつれ、足元がぬかるんできている。
「いい?馬鹿ロボット。滑って転ばないように。むしろこの滑りを利用する気持ちで戦闘に挑むんだよ」
 と、伊津美はナハトに言い聞かせる。

 水源池付近は、不自然なほどに静かだった。
「動物たちの気配が全く無い……気味が悪いです……」
 あみが呟く。
「ポヴァラさん、一緒に塩をぶつけるの、手伝ってくれますか?ポヴァラさんなら私よりずっと素早いし、狙いも正確だと思うんです」
 と、コカコ。体力の残りが少ないポヴァラを前線に出さないのは賢明な判断だ。
「ミサたち神人は、あまり接近しないように。だが、ヤグマアルは唾液を飛ばして攻撃する。遠くまで飛ばすこともあるから、その時には、ポヴァラ、みんなのことを頼んでいいかい」
 エミリオが言う。
「……後方支援を、よろしく頼む」
 と、ヴォルフガング。
 ポヴァラは「ええ」と頷くと、コカコたち神人を木々の後ろに誘導する。
「さて、そろそろお出まし願おうか」
 ジャスティが足元に転がる石を拾い上げ、水源池に投げ入れる。
 水面に波紋が広がる。数秒後、石を投げいれた波紋とは全く違う揺れが生じる。
 ボゴボゴと水泡が湧きたち、どす黒い頭部が現れたかと思うと、それは大きく跳躍し、精霊たちの前に立った。
 2メートルほどの大きさ、カエルのような形。しかしその頭部には鋭い角が。
 ぬめぬめした体表は水に濡れててらてらと光る。粘液で覆われているのか、指先から垂れる滴は糸を引いている。
 そして、そいつは、人間の外套を首に巻いていた……。
「あれは……もしかして、集落の人の……?」
 あみが恐ろしい事実に気付く。
 ヤグマアルは、襲った相手の衣服を奪い身に着けているのだ。
「許せない……っ」
 リーリアは拳を握りしめ、ヤグマアルを睨む。
「醜悪なカエルめ、すぐに壊してやろう。全壊だ」
 ナハトがヤグマアルの足元に滑り込み、スキル「エトワール」で惑わす。
 ヤグマアルはナハトをぎょろりと睨む。
 そこへ、ヴォルフガングとジャスティが両側から武器を叩きこむ。
「ぐえっ」
 と、声をあげたヤグマアルは、ヴォルフガングに向かって唾液を射出する。
 予想していたよりずっと重い一撃だ。
「ヴォルフガングさぁんっ!」
 あみは木陰に身を潜めつつヤグマアルの右手側に回り込み、ヤグマアルに塩の入った袋をぶちまける。
「コカコちゃん、私たちも!」
「え、え~いっ」
 ミサとコカコもあみに続く。
 ポヴァラは木陰から出て神人たちよりも近い距離から、確実に塩を投げつける。
 ヤグマアルはダメージを受けていない様子だ。が、体表にへばりつく塩が相当煩わしいようで、しきりに体をさすり、動きが鈍くなっている。
 それを見逃さず、エミリオが正面からヤグマアルに突っ込み、至近距離でスキル「アルペジオⅡ」を発動。
 鋭く切りつけられたヤグマアルはエミリオに唾液を射出する。
「トルネードクラッシュ!」
 そこへ、ヴォルフガングがスキルを用いてヤグマアルを攻撃。
 ヤグマアルの片足を砕く。
「ヴォルフガングさん、無理しちゃダメです、毒が回っちゃいます~」
 あみはヴォルフガングの身体を心配する。
 ヴォルフガングに続き、ジャスティもスキルを発動させる。
「タイガークロー!!」
 タイガークローは体力を消費するスキルだ。ジャスティの体力が尽きてしまうのではないかとリーリアは気が気ではない。
 しかしジャスティの攻撃がヤグマアルへのとどめとなった。
 ヤグマアルが地面に崩れる。
「壊れた、か?」
 ナハトがダガーの先で突くとヤグマアルはひくひくと痙攣するが、やがてそれもなくなった。
「やった!デビュー戦、完全勝利ぃ~!」
 伊津美が飛び上がって喜ぶ。
 神人たちは、それぞれのパートナーに駆け寄った。
 ミサとあみは、ヤグマアルの攻撃を受けたエミリオとヴォルフガングに解毒剤を飲ませる。
「A.R.O.A.に戻ったら、ちゃんとした治療も受けてね」
 ミサはエミリオとヴォルフガングに念押しした。
「一時はどうなるかと思ったよ。私が顔に怪我でもしたら、どう責任とるつもり?」
 伊津美はナハトに詰め寄る。しかしナハトは
「おなかすいた……麩菓子……」
 と呟くのみ。
「ジャスティ、大丈夫?どこか痛む?歩ける?」
「そんなに心配しなくてもいいですよ」
 ふう、とため息をつくジャスティに
「心配するなって言う方が無理だよ」
 と反論するリーリア。
「終わった……終わったんですよ、ね?」
 コカコの目からぽろぽろと涙がこぼれる。
「次はコカコさんが泣かなくても済むように、もっとスマートに勝てるようにしますね」
 と言って、ポヴァラは微笑んだ。

●戦い終えて……
 今回の任務は、6体のオーガを相手にするという厳しいものであった。
 ウィンクルムたちは経験が少ないながらも、チームワークを活かし勝利したが、力不足も感じる結果であった。
 もっと強く深い絆が必要だと、皆が感じた。

 タブロスに戻り、エミリオとヴォルフガングはA.R.O.A.本部で毒の治療を受け、3日ほどで全快した。
 そして彼らから抽出したヤグマアルの毒を元に血清が作られ、集落の人々に配布された。
 水源池の毒が抜けるまでは、もうしばらく時間がかかるそうだが、近い将来、集落がかつての活気を取り戻すことは間違いないだろう。



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


( イラストレーター: 牡牛まる  )


エピソード情報

マスター 木口アキノ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 05月07日
出発日 05月14日 00:00
予定納品日 05月24日

参加者

会議室

  • [25]コカコ

    2014/05/13-22:00 

    お塩の件、プランに組み込め、ましたので…っお任せください>お二方

    あとは本番で、予定通りに行くのを祈る…いえ、がんばる、のみですねっ
    村の安全を確保して、わたしたちも無事、帰ってきましょう。
    よ…っよろしくお願い、いたします…!

  • 塩を試すのは面白そうね。

    私もやってみたいけど、ごめんなさい、文字数がいっぱいで…。
    みんなにお願いするわ…。

  • [23]田口 伊津美

    2014/05/13-20:32 

    私は文字数の問題で皆に任せたよー

    代わりにハンズフリーの通信機器を用意するね
    後解毒薬も用意

    戦闘中は解毒係と向かってきたらの迎撃になるかな?

  • [22]あみ

    2014/05/13-19:24 

    塩か~!
    それ、私も試したみたいですっ!普通のカエルなら塩は弱点のようなものですし…。
    私も袋に入った塩を多めに持っていって、遠くから投げてみますね!

    そろそろ、プラン提出してきます~。
    作戦が成功することを祈って…。皆さん頑張りましょ~!

  • [21]コカコ

    2014/05/13-15:33 

    【塩】
    は…っあ、な、るほど…見た目だけでなく性質も似ているなら…ダメージを与えられるかもしれませんね。
    口をあけた袋や布などに包んで投げる、という形ならあまり接近せず塩をかける事はできるので、そういう形なら比較的安全に試せるかな?と…思いますっ
    私はそれ、試してみたい、です…っ

  • [20]ミサ・フルール

    2014/05/13-12:57 

    ☆ヤグマアル戦について

    見事に接近戦タイプが揃ったことだし、集中攻撃の短期決戦になるのかな。
    長引いて状態異常になったら嫌だし、早めに終わらせたいよね。
    結寿音ちゃんが言ったように敵の毒と足場が塗れてるだろうから、滑らないように注意が必要だね。

    いつも戦闘は精霊達に任せっきりで神人の方も何か手助けできないかなーと思ってるんだ。
    そこでね、私ヤグマアルに『大量の塩』をかけてみようかなと思うんだけど、皆どう思う?
    オーガに効くかどうか非常~に、怪しいんだけど、水分飛ばして弱らせられないかと思って。
    危険なようなら大人しく防御に徹するよ。

  • [19]コカコ

    2014/05/13-09:01 

    あみさん方も、よろしくおねがいします、5組で挑めてとても心強いです…っ

    結寿音さん、エミリオさんのチーム分けに賛成です、提案ありがとうございましたっ
    相手の出方を見てあみさん方に移動してもらうのもいいと思います。

    そして、ミサさんは作戦のまとめ、ありがとうございます。
    インカム心強いです、あの、お言葉に甘えてお借りしたいと思います…っ

    みなさんもこの流れでよければ自分のプランを練ろうと思います。
    他に考え忘れていたり、合わせたりする作戦とか、あります、か…?

  • チーム分けとまとめありがとう。
    きっとみんなとなら勝てるわ!
    よーし、プランを今日中に仕上げなきゃ…!

  • [17]ミサ・フルール

    2014/05/13-01:58 

    ミサ:
    では、『ヤックハルス戦』まとめ!

    ・敵遭遇時、A・B チームに分かれて各個撃破!
    チーム分けは[15]の記事を確認してね。

    ・戦う位置は 不測の事態に備えてお互いフォローできるように遠すぎず近すぎずの距離で。

    ・ヤックハルスをどう倒すかは各自お任せ(※この後『ヤグマアル戦』があるのでMP残量注意)

    ・討伐後 水源地にて合流、『ヤグマアル戦』へ

    ・・・こんな感じかな?

    >コカコちゃん、結寿音ちゃん
    『レインコート』と『解毒薬』凄くいいと思う!
    毒への対策は重要だもんね、提案 有り難う。

    今回別行動する場面があるし、仲間との連絡手段に『インカム』を用意しようかなって思ってるよ。
    私 仲間全員分用意して皆に配るね。

  • [16]あみ

    2014/05/12-22:58 

    エミリオさん、提案ありがとうございます~。
    私達はその案で全然大丈夫です~。
    敵の数が偏ってしまうと危険ですもんね!
    敵の動きを見て、どっちのチームにつくか判断しますね。

  • [15]ミサ・フルール

    2014/05/12-21:26 

    エミリオ:
    皆どうも有り難う。
    では『ヤックハルス戦』は2チームに分かれる案で話を進めるよ。
    あみとヴォルフガングもよろしく。
    仲間が増えて心強いよ。

    では結寿音が提案した振り分けをもとに俺の考えを付け加えたチームを発表するよ。

    Aチーム:結寿音、リーリア
    Bチーム:ミサ、コカコ

    ここであみ達ウィンクルムに相談がある。
    当日敵がどの割合で散らばるか分からない。
    あみとヴォルフガングはここではあえて所属するチームを決めず、二手に分かれる直前、周囲の状況を確認して『敵が多くついたチーム』の方に加わってくれないか?
    少人数のチームに敵が多くついてしまったら危険だ。
    その解決策としてこのように考えたんだけど、どうかな?

  • [14]あみ

    2014/05/12-19:55 

    ぎりぎり参加申し訳ありませんっ!
    あみと申します。パートナーはハードブレイカーのヴォルフガングさんです。
    よろしくお願いします~!

    作戦進んでて乗り遅れてる感満載ですが…(汗)
    皆さん、作戦・提案感謝です~。
    二手に分かれてヤックハルス各個撃破から、ヤグマアル集中攻撃の作戦賛成ですっ!
    初めて相手にするオーガですけど、ヤグマアルはカエルに近いならば体液(粘液)に毒が含まれている可能性があるのかなと…。なので、攻撃時の接触も危険な可能性があるから露出を減らす毒対策はとてもいいと思います~。万が一の時のために解毒薬も忘れずに、ですね!

  • テンペストダンサーは素早く相手を翻弄する攻撃が魅力だから、多くいて助かるな。
    チーム分けについてはバランスよくでいいと思うわ。
    振り分けについてはみんなにまかせてもいいかな…。

    確かに解毒薬があれば安心できるわね。

    防具で覆われているところはともかく、やはり少しでも露出を減らすのは有効よね。

  • [12]コカコ

    2014/05/12-19:17 

    【他の毒対策】なんですが、薄まっているとは言え村の人たちの症状を見ると、
    触れただけですぐに溶けるような毒ではないのかな、と…、思うんです。

    レインコートなどで露出を減らしておくのは、少しは有効なのではないでしょうか…?
    もちろんこれは毒を飛ばされた場合の話なので、直接爪などでケガをしたら意味がないんですが…
    動きの邪魔にならないと思うので、私は用意していこうと思っています。

  • [11]コカコ

    2014/05/12-19:16 

    結寿音、さんですね…っはじめまして、よろしくお願いしますっ

    【チーム分け】の提案ありがとうございます、あの、えっと、その数字がレベルの事でしたらすみません、
    私はレベル1なので、『テンペストダンサー1,6,7』になるかと思います…っ

    分け方自体に異議はないですが、
    エミリオさんがチーム分けの方向で行くなら振り分けをすると提案して下さっていたので、
    他の方の案も聞きたいと思っています。


    【解毒薬】、なるほど…っ、掛け合ってみるのもいいですね、あると嬉しいです。

  • [10]田口 伊津美

    2014/05/12-18:08 

    遅くなりましたー、結寿音です!
    初めましての人は初めましてー、久しぶりの人はお久しぶりだよ

    えっと、今いるのが
    テンペストダンサー 2、6、7
    シンクロサモナー 2

    偏りすぎぃ!!驚きのテンペストダンサー率!
    これはレベルを揃えて2と6 2と7がバランスいいかな?

    後思いついた毒対策は…事前に解毒薬がないか職員にきくのと
    根性で避ける()しか(エトワール的な意味で)

    水源地で足元滑るだろうから実際地形不利だけど、しゃーなし

  • 二手に分かれるの、了解したわ。
    分断して撃破なら混戦もある程度避けられるだろうし、いいと思う。

    チーム分けはどうしようかしら。

  • [8]コカコ

    2014/05/12-14:27 

    ミサさん、初めましてコカコといいます…、よろしくお願いしますっ

    【戦法】の提案ありがとうございます、
    なるほど敵が集中して追いかけてこなくなるというのは安心ですね、
    ミサさんの提案とてもいいと思います。

    えっと、そこに追加…というか、少しだけ不安なのがヤグマアルがどう動くのかがまだわからないので、
    不利な状況になった時に両チーム共フォローができるように二手に分かれる位置をあまり遠くにしない、
    ようにできたらいいかなと…思うんですがどうでしょう?
    わたし達がフォローしやすいという事は相手も駆けつけやすい事にはなっちゃうんですが…

  • [7]ミサ・フルール

    2014/05/12-10:20 

    エミリオ:
    まずは『ヤックハルス』から、了解だよ。
    ならこんな戦法はどうだろう。

    1:敵遭遇時、来た道に逃げるようにして『ヤックハルス』だけを釣ってくる。

    2:そこから2チームに別れて『ヤックハルス』各個撃破

    3:水源地に合流して全員で『ヤグマアル』を討伐。

    二回攻撃を持つヤックハルスとの乱戦を避ける為に2チームに別れる方法を考えたよ。敵の数も分散させた方が戦いやすいんじゃないかと思って。

    皆の意見を聞かせて。
    あと突っ込みどころは遠慮せず突っ込んでくれると嬉しい。別の意見、提案も大歓迎だ。

    もし俺の提案に賛同してくれるなら、俺が今いるメンバーを2つに振り分けるよ。

  • ミサも久しぶり!

    みんな、よろしくね。

    やはり全部を相手するのは危険だし、分断させて個々にたたいて行く方がよさそうね…。
    ヤックハルスから相手することに賛成だわ。

    ヤックハルスは5体もいて2回攻撃が厄介だから、誰かが集中的に狙われるような状況になるのも避けないと…

  • [4]ミサ・フルール

    2014/05/12-01:38 

    途中参加失礼します!

    リーリアちゃん、久しぶり♪(嬉しそうに手を振る)
    コカコちゃんは初めまして!
    ミサ・フルールです。
    気楽にミサって呼んでほしいな(微笑み)

    パートナーのエミリオさんはテンペストダンサーです。
    どうぞよろしくお願いします(お辞儀)

  • [3]コカコ

    2014/05/11-21:57 

    わたしも住んでいた所が川に頼った文化だったので、この村のひとたちの辛さ、ちょっとわかります…
    怖い、ですけど、がんばります…!

    は、はい、少なくとも水が苦手ではない属性、ですもんね…
    水、だと思うんですけど、水に強い土…の可能性も、ちょっとだけ頭の隅に…と、思います…っ

    【接触】なんですが、いきなり囲まれないようにヤグマアルから遠いヤックハルスからちょっとずつ倒していくのはどうでしょう…?
    水源地は木が沢山あるみたいですし、隠れ気味にしていけば少し安全かな、と、か…。

  • あのときの!
    今回も一緒できて嬉しいわ。
    よろしくね。

    水源にオーガって厄介だわ…。
    早くなんとかして平和を取り戻さないと。

    オーガの属性って、水辺に現れたってことは水なのかしら…。

  • [1]コカコ

    2014/05/11-13:25 

    リ、リーリアさん…ですよね、えっと、フラワーガーデンでお会いしたコカコです…っ
    あの、あの…っ 出発まで、時間は少ないですが私にもできる事が、あればと思って……頼りないですけど、よろしくお願い、します…っ


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