ごり☆ちょこ~残りものには福がある!(柚烏 マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

 ――甘く、微かにほろ苦いバレンタインも、もう終わり。まるで恋の魔法をかけられたような、蕩けるチョコレートの味も名残り惜しいけれど、新たに気持ちを切り替えて頑張って行かなければ!
 ああ、そう思っていたのに――幸せなお祭りの置き土産が、あるお菓子屋さんを危機に陥れていたのだ。

「ゴリチョコです……正確に言うと、ゴリラのチョコです」
 依頼だと言われてやって来たウィンクルムたちに、A.R.O.A.職員はきりりとした顔で開口一番に告げた。何でも某テーマパークとコラボしたお菓子屋さんが、バレンタインのシーズンに合わせて特製チョコを販売したらしいのだ。それが、ゴリラの形をしたチョコ――ゴリチョコだったのだと言う。
「いやぁ、良く出来ているんですよコレ。手のひらサイズなのに、リアルなゴリラの形をしてて。インパクトもばっちりですしね、ナウなヤングにバカ受けの筈……だったんですけど!」
 ――と、其処で職員は芝居がかった様子で天を仰ぎ、打ちひしがれた様子でドラミングを開始した。もしかしてこの職員、以前ゴリラのテーマパークでデートしてきてと、酷い無茶ぶりをした人だっただろうか。
「発注する桁を間違えたらしいんです! で、あろうことかバレンタインを過ぎたゴリラさんが、沢山溢れてしまったんです……!」
 いや、それお菓子屋さんのミスじゃないのか――とウィンクルムは思ったが、鬼気迫る雰囲気に呑まれて何も言えずにいた。それをいいことに、職員はイベント時期を外したお菓子の辿る末路を訥々と訴える。
「半額以下、いやそれ以上の捨て値でゴリラがお店の隅っこに追いやられるんですよう! なんて酷い仕打ち! このままでは、お店もゴリラの尊厳も失われてしまうのですッ!」
 そこで、と職員は「くわっ」と目を見開いた。この危機を救えるのは、『らぶ』の力溢れるウィンクルムしか居ないのだと。
「ずばり、ミッションは『ろまんちっくにゴリチョコを味わうシチュエーションを演出すること』です!」
 ――場所は自由、何をするかも自由。ただし、効果的にゴリチョコをふたりで食べて「きゅん」と来る状況を作ることが必須である。普通に公園などでデートをし、ゴリチョコをプレゼントし合うのもいいし――或いは自宅でゆっくり、お互いにゴリチョコを「あーん」と食べさせっこしても良い。
「私のオススメは……猛吹雪の山で遭難したふたりが、『これを食べて生きるんだ!』とゴリチョコを食べて命を繋ぐシチュですかね。ぐっと来ませんか!?」
 何でチョコを食べる為に遭難までしないといけないのだろう、とそれはさておき。それぞれのチョコを味わうシチュエーションをウィンクルムたちが実践、後日写真とレポート付きでタウン誌に掲載されるのだそうだ。
 これを機にチョコの販売が促進されるのは勿論、ウィンクルムたちの貴重な素顔が見られることで、街の人々にも勇気を与えるとか、まあそんなもっともらしい理由もあるらしい。――突き詰めると、ゴリラのチョコの在庫処分なのだけれど。
(まあ、ひたすらゴリチョコを食べまくるとか、そんな無茶な欲求じゃないのなら……いいのか?)
 それに、ふたりの愛が本物であるのならば、何を食べたって素敵なムードに持って行ける筈! そう、例えそれがゴリラのチョコレートでも。
 ――そう、きっと自分たちは試されているのだとウィンクルムは思った。
「……俺と、食べてくれるか? ゴリチョコを」
 そして、貴女の出した答えは――。

解説

●成功条件
ろまんちっくなシチュエーションを作り、ゴリチョコ(ゴリラのチョコ)を食べる。素敵な記事が出来れば成功です。

●ゴリチョコ
某テーマパークとコラボしたお菓子屋さんが、バレンタインシーズンに発表したチョコです。手のひらサイズで、リアルなゴリラの形をしています。とっても美味しいのですが、発注ミスの所為で大量に余ってしまいました。

●ろまんしっくしちゅ
ふたり一緒にゴリチョコを食べる、甘々なシチュエーションを考えて実践してください。その様子は後日タウン誌に、お洒落に掲載されます。
場所や何をするかは自由、ただし必ずゴリチョコを食べてください。公園デートとか、それこそ雪山で遭難とか何でもアリです。
※出来たら、シチュエーションにキャッチコピーを付けて貰えると嬉しいです(例・恋するチョコはゴリラ味、など)。

●参加費
チョコは支給されますがシチュの準備費用などで、お二人で300ジェール消費します。

●お願いごと
今回のエピソードとは関係ない、違うエピソードで起こった出来事を前提としたプランは、採用出来ない恐れがあります(軽く触れる程度であれば大丈夫です)。今回のお話ならではの行動や関わりを、築いていってください。

ゲームマスターより

 柚烏と申します。ご無沙汰しておりましたが、新年早々のエピはゴリラになりました。今年は申年ですし、ね!
 バレンタインのシーズンからやや遅れてしまいましたが、愛に賞味期限切れはないぜ……とばかりに、甘々なシチュエーションを演出して頂けると嬉しいです。
 お洒落な雑誌の特集を飾るような、とっておきのチョコの楽しみ方を教えてください(ゴリチョコなのですが)。大真面目でもネタでも、らぶらぶなら問題なしですよ! それではよろしくお願いします。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

アイリス・ケリー(ラルク・ラエビガータ)

  G戦場のゴリラ

あの人が去ってから、どれくらい経ったのでしょうか…
帰ってきたら受け取ってほしいものがある、そう言っていたあの人
戦わなくてはいけない…その気持ちは分かりますが、私も連れて行ってほしかった

あら…あの岩にもたれかかってるのは、もしかして…!
ああ、やっぱり、ラルクさん…無事だったのですね
今なにか、ぬるっと…ああっ!このままでは…早くなんとかしないと!

ラルクさん…この箱は、まさか
分かってましたよ、貴方が渡そうとしてたものくらい
でも私一人でなんて、嫌です…
最後に、一緒に分かち合いましょう?ね?

なお、舞台はサバイバルゲームです
ラルクさんを盾にして反撃といきましょうか


桜倉 歌菜(月成 羽純)
  『恋の天使はゴリチョコ』

ロマンチック(重要)を目指して頑張りますっ

場所:足湯

のんびり足湯で日頃の疲れを取りたいなって…
羽純くん、普段はバーテンダーさんで立ち仕事だし、きっとリラックスできる筈
とはいえ、隣り合って足湯に浸かるの…結構緊張します
ああ、近い、近いです…!
恋人(照)同士とはいえ、会話に詰まってしまう私…
いや、会話なんてなくても幸せだけど…それだと彼が退屈ではないかと悩む乙女心…

でも、そんな乙女も安心して下さい!
ここにゴリチョコが
甘党な彼も喜ぶ美味しさ

羽純くん、これ…食べない?
そっと鞄から出せば、彼が笑ってくれる事、間違いなし
緊張した空気も和んで…
二人で齧るゴリチョコの甘さはプライスレス


瀬谷 瑞希(フェルン・ミュラー)
  『元気が出るゴリラの愛』な感じにしたいのですが。
どうしましょう(困惑。

生物繋がりで、水族館でデートでしょうか。
神秘的な海の生物が泳ぐのを見るのは楽しいです。
お魚だけじゃなくて、クラゲがふんわりふわふわ漂う姿に癒されます。
照明の控えめゾーンもあるし、少し涼しめな気温設定。
「フェルンさんの傍に居るとあったかいです」と彼にくっついて廻ります。
色々な姿や色々な色彩の魚が沢山いて生命の神秘を感じます。

「沢山歩いて疲れちゃいました」
ベンチに腰掛けたら、フェルンさんが「はい、あーん」って。
つい口を空けて待っていたらチョコがころんと口の中。
元気が出るよってチョコを見せてくれました。
ビターな感じで美味しいです。




マーベリィ・ハートベル(ユリシアン・クロスタッド)
  地味な田舎娘がタウン誌に載るなんて恐れ多い
テーマも…
「…私にはとても
活動の一環なら精一杯努めなければ
可愛らしいゴリチョコさんの為にも

②そこにメイド(マリィ)が控えている「休憩のお時間です
※ゴスロリドレスメイド衣装
ゆるウェーブ髪下ろしヘッドドレス装着
眼鏡外しナチュラル+どこかミステリアスな化粧
自分とは一見して分らない
別人だと思えば演じられる?

④手を重ね身を乗り出し差出すカクテルグラスには敷かれた光る石の上にゴリチョコがキラリ
「スイーツをどうぞ

⑥「私も…ではこうしましょう
チョコ咥え彼を見つめる(羞恥で泣きそうで瞳が潤む

終了
「お役に…立てましたか…?

撫でられ感情の昂り抑えられず
彼の胸で泣いてしまった


アリシエンテ(カデンツァ)
  長く眠っていた幼馴染が目を覚ました!
沢山たくさんお話したいの! そう、『ゴリチョコをお供に!!』

キャッチコピー: 【風と共にゴリチョコ】

屋敷から遠くない小高い丘を目指して
せっかく目を覚ました相手に、少しでも気に入って欲しくて
不慣れだけれども、少しでも可愛らしい春のコーディネートも揃えて来たわ

この丘には、子供の頃に一緒に良く来たわね
…起きたばかりだから、昨日の事の様でもおかしくないのね

丘の一番高い所の景色が好きで
二人で座ってバスケットを開ければ……【ゴリチョコ】

「はい…あーん」(チョコを摘んで)

そこで笑わない!台無しではない!

…あーん、か…。子供の頃のようにはいかないわね(顔を赤く思い切り照れて)


●レッツ、ゴリライフ
 バレンタインが終わっても、恋の魔法は終わらない――これはとっておきのチョコレートに秘められた、五つの素敵な恋物語。
 日々オーガの脅威に立ち向かうウィンクルムが、パートナーだけに見せる素顔とは? 今回は彼らウィンクルムの、貴重な休日の一コマをこっそりお見せします。
 ふたりの絆を繋ぐのは、勇ましくも可愛らしいゴリラのチョコレート――ゴリチョコ。え、ゴリラ!? なんて驚くことなかれ。このゴリチョコは、ふたりで過ごす時間をロマンチックに演出してくれる、今最高にホットなアイテムなのです。
 ――家族や友達、或いは恋人と。貴女もゴリチョコをお供に、こんな素敵な時間を過ごしてみるのは如何でしょう?
『タウン誌の特集ページ~ゴリチョコ☆パラダイス冒頭より』

●風と共にゴリチョコ
 ――七年間眠り続けていた幼馴染が、目を覚ました。まるで御伽噺のような出来事だけれど、これは紛れもない現実。目覚めた精霊――カデンツァは適合者として、神人たるアリシエンテと契約し、ふたりは空白の時間を乗り越え新たな時を紡ぎ出すのだ。
「でも、まずは……沢山たくさんお話したいの!」
 戦場での毅然とした態度の面影を見せず、アリシエンテは年頃の少女そのものの、無邪気な笑顔でカデンツァに向き合った。ああ、こうしている間にも話したいことは沢山――平静さを必死に保とうとするけれど、溢れる喜びがアリシエンテの心を浮き立たせていく。
「そう……『ゴリチョコをお供に!!』」
「……え?」
 花綻ぶような笑顔でアリシエンテが口にした言葉に、記憶より大人びた彼女を優しく見つめるカデンツァの表情が、不意に凍りついた。――何だ、一体何があったんだ。今、幼馴染が変な言葉を口にしたぞ。
「ゴリチョコ、ゴリラのチョコレートよ?」
「ああ……それは何となく理解したのだが」
 不思議そうな顔をして小首を傾げるアリシエンテに返事をしつつ、カデンツァは必死で現実を受け入れようとしていた。ああ、努力して七年のブランクを埋められたと思っていたのに、この世界は自分の予想以上に様変わりしていたのだろうか。
(いや……まずこれ、普通に『責任者呼べ』案件だろ)
 A.R.O.A.を通した正規の依頼とは聞いていたが、その仕事の選ばなさっぷりにカデンツァは真顔で突っ込みを入れつつ、時の流れをしみじみと噛みしめていた。
 起きるまで七年――まずは一昔と言うところなのだが、ウィンクルムは今までも、こんな色物な仕事をこなしていたのだろうか。自分の父親の苦労も今なら分かると言うもので、それでもカデンツァはアリシエンテと連れ立って屋敷を後にする。
「ああ……でも、この景色は変わらないな」
 ――目指すのは、屋敷からそう遠くない小高い丘。春の気配を感じさせる風に、草花がさわさわと揺れる様はまるで海のよう。そんな草原をアリシエンテは、可愛らしく春らしいコーデでゆっくりと歩く。
(こう言うのは不慣れだけど……少しでも気に入ってくれたらいいわね)
 折角目を覚ましてくれたのだから、ちょっぴり背伸びしてお洒落をして。アリシエンテの羽織るコートから漂う優しく甘い香りに、カデンツァは虚を突かれた様子でぱちぱちと瞬きをした。
(……アリシエの服の方向性が、俺が目を覚ました時と違う)
 ほんの僅かな時間に、彼女は愛らしく変貌を遂げたようだ。そのかけがえのない一瞬、自分は時間というものを無駄にしたらしいとカデンツァは自嘲し――アリシエンテはそんな彼へ、陽に透ける金の髪を揺らしながら呟いた。
「この丘には、子供の頃に一緒に良く来たわね。……起きたばかりだから、昨日の事の様でもおかしくないのね」
 ふたりの重ねた時間の差は、非情な現実として横たわるけれど。丘の一番高い場所の景色が好きだったと――ふたり座ってバスケットを開ければ、其処から顔を覗かせるのは、ゴリチョコである。
「はい……あーん」
「あー……って」
 ああ、チョコを摘まんでアリシエンテが「あーん」なんて言っただけで、カデンツァは多重に目が覚めるほど驚いたと言うのに。己の口元に運ばれたゴリチョコの、そのリアルなゴリラっぷりに彼は「ぶふー」と凄まじい顔をしてのけ反った。
「ちょ、待っ――!」
 ひくひくと小刻みに痙攣しつつ、カデンツァは襲い掛かる笑いの波に必死で耐える。何故アリシエンテはロマンチックな雰囲気を絶やさず、笑顔でゴリチョコを勧めることが出来るのだろう――やはり彼女の性格は、普通ではない育ち方をしたと言うのか。
「そこで笑わない! 台無しではない!」
「取り敢えず、これ笑い過ぎて、一日で七年分の割れてた腹筋取り戻せるから! ちょ待っ……!」
 ――ちょっぴり暗転。テイク2のスタートである。
「……美味いじゃないか。これなら何個でも食えそうだ」
 ゴリチョコを口に入れつつ、爽やかな笑顔でアリシエンテに頷くカデンツァ。ちょっぴり表情がぎこちないのはご愛敬である。しかしそんな彼に、アリシエンテは顔を赤くして――思いっきり照れた様子でぽつりと呟いた。
「……あーん、か……。子供の頃のようにはいかないわね」
 ――思い出の丘でふたり、過ぎ去りし日々を懐かしんで。新たな道を共に歩む記念に、風は優しくそよいでいく。風と共にゴリチョコ――その風の音は、まるでゴリラの雄叫びのように。

●G戦場のゴリラ
 あの人が去ってから、どれくらい経ったのだろう――憂いを帯びたまなざしで、アイリス・ケリーは遠い空を見上げていた。
「あの人も今、同じ空を見上げているのでしょうか……」
 ――去り際に彼は言っていた。帰ってきたら受け取って欲しいものがある、と。そう言って笑顔を見せた彼の姿が鮮やかに蘇り、アイリスはぎゅっと両手を握りしめながら、震える声で呟く。
「戦わなくてはいけない……その気持ちは分かりますが、私も連れて行ってほしかった」
 そして、所変わって別の場所では。はぁはぁと掠れた呼吸を繰り返しながら、ラルク・ラエビガータもまた、頭上に広がる広大な空を眺めていた。其処に己の片割れの姿が過ぎったような気がして――彼はふっと、疲れた顔で自嘲気味に笑う。
「……自分を奮い立たせるための、勝手な約束をしてきちまったな」
 俺が帰ったら、なんて約束で彼女を縛り付けて。ただ待つことを強いるなど、自分は何て酷い男なのだろう。しかし、打って出る必要があったのだ――『新ゴリラ説』なる論文を得る為には。
(大丈夫だ、世界はゴリラと共にある)
 それは最近、ゴリラ界で発表された新しい論文で、ゴリラはジェンマから形を授かったのではないかという新説なのだと言う。真偽のほどは良く分からないが、非常に興味深い。今回のテーマに活かせるだろうと理想に燃えるラルクを、止められる者は居なかった。
「が、何にしろ、ポーチにぶっこんできたこいつを渡さにゃならん」
 ぽん、と己のウエストポーチを叩いて、ラルクは気合を入れる。俺は、生きて帰ると決めたんだ――そう自身に言い聞かせたその時、非情な銃声が空に響き渡った。
「……どうか、どうか無事で。あら……あの岩にもたれかかってるのは、もしかして……!」
 息を弾ませながら、アイリスは走る。そんな彼女の視線の先、ふと目に着いたのはゴリラの顔によく似た岩だった。運命のようなものを感じて彼女がそちらを見遣れば――其処には、胸元を押さえてふらつくラルクの姿がある。
「ああ、やっぱり、ラルクさん……無事だったのですね」
 急いで彼に駆け寄るアイリスだが、背中に回した手にぬるりとした感触が伝わり、彼女は直ぐに顔色を変えた。
「……フラグって奴だってのは分かってたんだがな。まだ生きてるだけマシってとこなんだが……」
「ああっ! このままでは……早くなんとかしないと!」
 弾を喰らっちまった――そう言ったラルクの言葉通り、アイリスの手を染めていたのは蛍光ピンクのペイントだった。
「もう長くはもたないな……目立つから。だが……ハッ、このタイミングでアンタに会えるとは」
 幸運を全部使い切った気分だとラルクは言って、乾いた笑みを一転――真剣な表情でアイリスに向き直る。
「もう俺はどうにもならねぇよ。だから最後に、渡したいものがある」
「ラルクさん……この箱は、まさか」
 震える手でラルクはポーチから箱を取り出し、それを見たアイリスは思わず息を呑んだ。けれど彼女は、ゆっくりとかぶりを振って、今にも泣きだしそうな顔を歪めて必死に笑顔を作る。
「分かってましたよ、貴方が渡そうとしてたものくらい。でも私一人でなんて、嫌です……」
 ――最後に、一緒に分かち合いましょう? ね、と促しアイリスが開けた箱から覗くのは、ずらりと並んだゴリラのチョコレート。非情な戦場にもたらされた束の間の安らぎに、ふたりはゴリチョコを摘まんでもしゃもしゃと食す。
「甘いモンは苦手だが……ゴリラなら、俺はいくらでもいける」
 とっておきの決め台詞をラルクが放った直後、近くの茂みから「いたぞ!」と複数の声が響いた。
「あ、やべ、見つかっ……」
「なら、ラルクさんを盾にして反撃といきましょうか」
 ――今までのしおらしさは何処へやら。喜々とした表情でエアガンを構えるアイリスは、標的目掛けてペイント弾を放つ。
「おい、俺を盾にするな、あああ!」
 舞台はドキドキのサバイバルゲーム。優勝賞品はゴリラの論文!? 兵糧のゴリチョコを分け合って、ふたりの絆は戦場で花開く――それはちょっぴり刺激的な、G戦場のゴリラ。

●恋の天使はゴリチョコ
 ロマンチック(重要)を目指して頑張ろうと、意気込む桜倉 歌菜が選んだ場所は足湯だった。よく見ると、とっても可愛いゴリチョコの素晴らしさを伝えるのは勿論だけど――のんびり足湯で日頃の疲れを取れたら、と思ったから。
(羽純くん、普段はバーテンダーさんで立ち仕事だし、きっとリラックスできる筈)
 きらきらした瞳で自分を見上げる、歌菜の可愛らしさに早速参りつつ、月成 羽純は努めて冷静に彼女をエスコートしていった。
(なんか歌菜がやたら、ゴリチョコの価値を見せつけてみせると張り切っているが……)
 まあ任せてみるかと思いつつ、はしゃぐ歌菜に「落ち着け」といつものように突っ込んでみたりして。訪れた足湯は檜の香りが漂う、落ち着いた雰囲気の場所だった。
「……確かに、気持ち良くてリラックス出来るな」
 長閑な景色を眺めつつ、ふたりは並んで腰かけて足湯に浸かる。ちゃぷちゃぷと跳ねるお湯は、陽光を反射してゆらゆらと幻想的に波打って――ほぅ、と吐息を零す羽純だが、その隣では歌菜が、緊張した面持ちでお湯をじーっと見つめていた。
(う、隣り合って足湯に浸かるの……結構緊張します)
 互いに想いを伝え合い、恋人と呼べる関係になったふたりだけど、こうしてそっと寄り添うだけで胸はどくんと高鳴ってしまう。
(ああ、近い、近いです……!)
 未だ初々しく、恋に恋する乙女のように歌菜はまともに羽純の顔を見れなくて――そんな彼女を愛おしく思う羽純は、緊張を解そうと足を触れ合わせてみたけれど。
「……っ~!」
 ――更に真っ赤になられてしまった。イカン、可愛いなと思うが、努めて顔に出さないよう羽純はクールに振る舞う。
(恋人同士の筈なのに、会話に詰まってしまう私……。いや、会話なんてなくても幸せだけど……)
 無言のまま漂う沈黙は、言葉を伝え合わずとも繋がっている気がして心地よくもあるけれど――それでも、彼が退屈ではないかと悩む乙女心もあって。しかし、そんな乙女もご安心あれ!
「ここにゴリチョコが! 甘党な彼も喜ぶ美味しさ……と言う訳で、羽純くん、これ……食べない?」
 そっと歌菜が鞄から取り出したのは、威厳の中に愛嬌溢れるゴリラのチョコレート――ゴリチョコ。アカデミックに言うとゴリラゴリラのチョコだ。
「まさか、ここでゴリチョコ?」
 歌菜のサプライズに羽純は一瞬目を見開くが、しかし愛嬌あるゴリチョコに笑みが零れるのは確かだった。そっと微笑む羽純に歌菜も頷いて、緊張していた空気が和んでいくのを感じる。
「半分ずつ分けて食べるか」
 受け取ったチョコを口に咥えた羽純は、ほら――と言いながらそのまま顔を近づけて。ゴリチョコ越しに触れ合う唇を思い、顔を真っ赤にした歌菜へ羽純は「冗談だ」と呟き、その頭をぽんと撫でた。
「そんな顔するな。ゴリラには悪いが、半分に割って食べよう」
 ゴリッと音を立てて、胴体から真っ二つになるゴリチョコ。ちょっぴり刺激的な姿になったゴリチョコを仲良く分けて、ふたりの時間はゆっくりと流れていく。
「……甘いな」
 ――二人で齧るゴリチョコの甘さはプライスレス。互いの距離を縮めてくれる、恋のキューピッドはゴリラでした。恋の天使はゴリチョコ、貴女の元にも天使が舞い降りるかも……?

●ゴリランデブー、赤く染めて
 地味な田舎娘がタウン誌に載るなんて恐れ多い、とマーベリィ・ハートベルはおろおろした様子で、眼鏡の奥の瞳を潤ませる。しかもテーマは、人々に勇気を与える為とは言え――その、ウィンクルムのらぶらぶでろまんちっくな姿を演出しなければならない、と言うことで。
「……私にはとても」
「大丈夫だよ、ぼくに任せて! これもウィンクルム活動の一環なんだから、少しずつ慣れていかないとね」
 ぷるぷる震えるマーベリィを安心させるように、彼女のご主人様――精霊のユリシアン・クロスタッドは、柔らかな笑みを浮かべてみせる。本当は依頼にかこつけて彼女と遊びたいと言うのが、ユリシアンの本音なのだけれど――活動の一環、とマーベリィは生真面目に頷き、それならば精一杯努めなければと覚悟を決めたようだった。
「それに、可愛らしいゴリチョコさんの為にも……!」
(うん、流石はマリィだ)
 あのリアルなゴリチョコに可愛らしさを見出す彼女の感性に感心しつつ、早速ユリシアンは準備に取り掛かる。
 ――舞台は夕暮れの執務室。其処では執務をこなす貴族の青年――ユリシアンが一つ伸びをして、少し疲れた様子で椅子をくるりと回していた。
「休憩のお時間です」
 と、彼の傍に控えたメイド――マーベリィが、恭しく主人に向かって声を掛ける。しかし、その姿は普段の楚々としたものではなく、何処か艶美だ。纏うのは優雅なフリルをあしらった、ゴスロリ風のメイド衣装――普段おさげにしている髪は下ろし、緩くウェーブを描いている。
 その髪を纏めるのは精緻なヘッドドレス。大きめの丸眼鏡は外し、貌に施した薄化粧は何処かミステリアスだった。
(これが、私……)
 一見して自分だと分からない姿にマーベリィは微かに戸惑うも、別人だと思えば何とか演じられそうな気がする。
(……なんて美しさだ)
 一方のユリシアンは着飾ったマーベリィの姿を見て、必死にデレそうになるのを耐えていた。それでも微塵も動揺を見せずに、彼は微笑を浮かべ椅子に腰かけたまま、愛しいメイドに向かって優雅に手を差し出す。
「あ……」
 ――重なる手。主人に促される形で身を乗り出し、マーベリィが差し出すのはカクテルグラス。其処に敷かれた光る石の上で、キラリと輝くのは――黄昏に染まる高貴な執務室の中、圧倒的な存在感を放つゴリチョコだ。
「スイーツをどうぞ」
「ありがとう。……だけど生憎、今は手が塞がっていてね」
 優しくマーベリィを抱き寄せ、己の膝の上に彼女を座らせるユリシアン。私も、と其処で微かに身じろぎをしつつ、マーベリィはそっとゴリチョコに視線を落とした。
「……では、こうしましょう」
 ぱくりとゴリチョコを咥え、そのままマーベリィは潤んだ瞳でユリシアンを見上げる。とは言え、別にお色気を出そうとしている訳ではなく、ただただ羞恥の余りに泣きそうになっているだけなのだが。
(あ、その瞳……耐えろ紳士を貫け!)
 思わず抱きしめたくなる衝動と必死に戦い、ユリシアンは大人の余裕を見せてにっこり――とっておきの一言を囁いた。
「……頂くよ、君ごとね」
 マーベリィの唇に挟まれたゴリチョコへ、ユリシアンの顔がゆっくりと近づいていく。ぱくり、とチョコを味わいながら、ふたりの影はゆっくりと重なっていく――。
 窓から差し込む夕陽を背に、幻想的に浮かび上がるシルエット。ふたりは口づけを交わしたのか、それとも――それはゴリランデブー、赤く染めて。時にはゴリラのように、優しくも野性的な貴方に抱きしめられたい。
「お役に……立てましたか……?」
「最高だよ、ありがとうマリィ……って、泣かないで!」
 ――そして無事にシチュを演じきったメイドは、ご主人様に頭を撫でられ、感極まって涙を零したという。

●元気が出るゴリラの愛
 ゴリラと聞き、どうしましょうと悩んだ瀬谷 瑞希だったが――考えた末に生物繋がりで、水族館でデートをすることにした。
「わぁ……神秘的。海の生物が泳ぐのを見るのは楽しいです」
 透き通るクラゲがふんわりふわふわ漂う姿に癒されて、嬉しそうに瞳を細める瑞希に、フェルン・ミュラーもにっこりと頷く。やっぱり人気のある水槽の前は人も多いけれど、彼女と一緒なら何時間だって楽しく待てた。
「熱帯系の魚は、華やかで可愛い種類が多いよね」
 すいすいと色とりどりの魚たちが泳いでいく姿に、瑞希はすっかり夢中な様子。じーっと水槽の傍で食い入るように見つめる姿は、まるで小学生のようで――フェルンは彼女の新たな魅力を発見した嬉しさに、くすりと微笑んだ。
(ミズキは結構、子供っぽい所があるんだね)
 ――水族館の照明は控えめで、気温も少し涼しめに設定されているようだ。ひんやりとした空気にちょっぴりぬくもりが恋しくなった瑞希は、そっとフェルンにくっついて廻る。
「フェルンさんの傍に居るとあったかいです」
(あ……可愛い)
 おずおずと身を寄せてくる瑞希がいじらしくて、もうそのまま抱きしめてあげたいくらいだ。仲良く手を繋ぎながら、ふたりは館内をゆっくりと回って、様々な姿や色彩をした魚たちを眺めていった。
「……沢山歩いて、疲れちゃいました」
「おや、疲れちゃった?」
 さて、生命の神秘に触れた後は、ベンチに腰掛けての小休止。ふぅ、と小さく吐息を零す瑞希の肩をちょいちょいと突いて、フェルンは彼女の注意を此方に向けた。
「はい、あーん」
 あ、とフェルンのその言葉に、つい瑞希は反射的に口を開けて待っていると――其処にころんと転がり落ちるのは、ちょっぴりほろ苦いチョコレート。
「チョコで元気出すといいよ、カロリー補給」
「ふぁ……」
 もぐもぐと口の中でチョコが蕩け、芳醇な香りがふわりと鼻をくすぐる。瑞希がチョコを食べるのを微笑ましく見守っていたフェルンは「ほら」と言って、食べさせたチョコレートを見せてくれた。
 ――それは、ゴリラの形をしたチョコ。愛嬌と逞しさを兼ね揃えたその姿は、確かに元気を貰えそうだ。ふふと瑞希は微笑んで、ビターな感じで美味しいとフェルンに頷いたのだった。
「……さて、次はどこを見て回ろうか」
 生命の神秘に触れながら、アクアリウムの休日を君と過ごす。歩き疲れたその時に、元気をくれるゴリチョコをお供にして。元気が出るゴリラの愛――ゴリラはふたりの心を繋ぐ、最高の贈り物なのです。

 ――ウィンクルムの皆さんが提案する、ゴリチョコを味わうプライベートタイム。貴女も大切な人と、是非素敵なひとときをお過ごしください!



依頼結果:大成功
MVP
名前:アイリス・ケリー
呼び名:アイリス、アンタ
  名前:ラルク・ラエビガータ
呼び名:ラルクさん

 

名前:マーベリィ・ハートベル
呼び名:マリィ
  名前:ユリシアン・クロスタッド
呼び名:ユリアン様

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 柚烏
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル ロマンス
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 02月16日
出発日 02月24日 00:00
予定納品日 03月05日

参加者

会議室

  • [17]桜倉 歌菜

    2016/02/23-23:59 

    羽純:
    (ラルクさんからジュース(仮)を貰って飲みながら)
    バナナチョコ、美味しそうだ…。

    ゴリラチョコがどんな風にロマンチックになるか、楽しみにしてる。

  • [16]アイリス・ケリー

    2016/02/23-23:35 

    おい、カデンツァ…誰が、どうしてこんなことになったんだ!
    待ってろ、すぐにドラミングしてやるからな!心臓だってすぐ動くようになる、だから待ってろ!


    アイリス「ああ、バナナ味もいいですね。ゴリラとともに収穫したバナナフレーバーだなんて…考えただけで私、ドキドキしてしまいます…」

  • [15]アリシエンテ

    2016/02/23-21:40 

    カデンツァ:
    ……。つまり、

     女神 as ゴリラ

    実は、ウィンクルムは常『ゴリラ姿の女神の加護を受けて戦っている』と。
    (淡々と語った後、そのまま後ろにひっくり返った!)

    アリシエンテ:
    カデンツァ! 召されるには未だ早いわ!『チンパンジー姿の女神』よりは良いではない!
    ……チョコもフレーバーがあったら楽しかったかも知れないわね。『バナナチョコ味』とか
    (既に洗脳されている)

  • [14]アイリス・ケリー

    2016/02/23-14:10 

    最近、ゴリラ界で新しい論文が発表されてな。
    ゴリラはジェンマから形を授かったのではないかという新しい説だ。
    非常に興味深い、今回のテーマで活かせると思う。
    大丈夫だ、カデンツァ。世界はゴリラと共にある。
    ほら、バナナ食うか?それとも握りつぶしてジュース(仮)にしようか?
    羽純もいるか?ん?

  • [13]桜倉 歌菜

    2016/02/23-01:41 

  • [12]桜倉 歌菜

    2016/02/23-01:41 

  • [11]桜倉 歌菜

    2016/02/23-01:41 

    羽純:
    (カデンツァさんに大きく頷きながら)頑張りましょう(ほほえみ)
    ウィンクルムは表情筋と腹筋が鍛えられる…とか、なんとか(遠い目)

    歌菜:
    世の中には、イケメンゴリラさんの写真集まで出てますからねっ♪(アリシエンテさんに、コクコク頷き)
    ゴリラと一緒に楽しまなきゃ損です☆

    目指せ、ゴリラとろまんちっく!(拳を握って空を指差した)

    羽純:
    (俺の表情筋と腹筋は、今回何処までもつかな…とか思っている)

  • [10]アリシエンテ

    2016/02/22-07:51 

    >羽純さん・歌菜さん

    カデンツァ:
    いや、だが──これは、笑うだろう…!
    『ろまんてぃっくしちゅえーしょん』とやらを、狙えば狙うほど笑うだろう……っ!(羽純さんに縋るように訴えながら)

    アリシエンテ:
    (歌菜さんの言葉に)
    本当! 見れば見るほど愛着が湧くわね♪(こちらも輝く良い笑顔)
    カデンツァ、最近では女性の間で『そこらの男性よりも男前のゴリラ』が大人気なのよ!
    目覚めてしまった以上、世間知らずでは済まないのだから、そのダイナミックさに負けない位に頑張らなくては!

    カデンツァ:
    アリシエ……『夢だったウィンクルム業の実態』を見てしまった時──
    せめて、現実から立ち直るだけの時間をくれ。頼む(悟りの時間)

  • [9]桜倉 歌菜

    2016/02/22-01:46 

    羽純:
    朱に交われば赤くなるというし…まぁ、流れに身を任せてみるのも良いと、個人的には思うかな…。
    (ゴリチョコを手に張り切る歌菜を、少しだけ遠い目で見守っている)

    歌菜:
    ゴリラって、よく見ると可愛いですよね♪(よい笑顔で)
    ロマンチック×ゴリラを目指して、がんばりますっ

  • [8]アリシエンテ

    2016/02/20-05:32 

    >ラルク
    済まないが、俺にツッコミスキルを求めるのは──(振り返りながら、ラルクさんの瞳を見て。
    ……本気だと悟った。辺りを見渡せば、タイミング悪く桜倉さんが燃えている)

    何だ、この世界は──今度はゴリラの世界と流星融合でもしたのか……!
    それとも、○の惑星並みの出来事でも起こって…?
    アリシエ、これは一体──!

    アリシエンテ:…最近。『ゴリラのスーツアクターの方というのは凄い』と感動したのよね。
    (美味しいゴリチョコを、もそもそ食べながら)

    カデンツァ
    ……うわぁあぁ!!(常識のキャパを超えた)

    アリシエ:……心身共にゴリラ並に強くにならなければ、A.R.O.A.の依頼などこなしていけないわ……
    (哀愁を漂わせつつ、ゴリチョコへの手が止まらずもそもそ)

  • [7]アイリス・ケリー

    2016/02/19-15:33 

    よく分からんが、カデンツァ、大丈夫か?
    バナナ食うか?それともドラミングするか?
    ゴリラになれば心身ともに強くなれるぞ

  • [6]アリシエンテ

    2016/02/19-04:38 

  • [5]アリシエンテ

    2016/02/19-04:37 

    アリシエンテ:
    アリシエンテと、新たに契約したカデンツァよ!どうぞ宜しくお願いするわねっ!

    カデンツァ:
    7年間寝て、初めてまともに外に出たと思ったら、チョコ。時節的には分からなくないが、それでもチョコはともかくしかもゴリラとか。しかもプレゼンテーションか。
    なんだ、これは。これは起きてしまった俺への嫌がらせなのか?

    アリシエンテ:
    ん? A.R.O.A.に関わってからずっとこんな感じよっ!
    楽しそうではない。こうなったらゴリラで素敵なシチュエーションを作りましょう!

    カデンツァ:
    起きたそばからカルチャーショックで死にそうだ……誰か、助けてくれ……

  • [4]桜倉 歌菜

    2016/02/19-00:59 

  • [3]桜倉 歌菜

    2016/02/19-00:58 

    桜倉歌菜と申します。
    パートナーは羽純くんです。
    皆様、宜しくお願いいたします♪

    ゴリチョコ…折角美味しいのに、このままじゃかわいそうですっ
    よく見るととっても可愛いし! ゴリゴリ可愛いっ
    美味しくいただけることを、証明しましょうっ(ゴゴゴ

    よいゴリライフを…!(ぐぐっ

  • [2]アイリス・ケリー

    2016/02/19-00:40 

  • [1]アイリス・ケリー

    2016/02/19-00:40 

    アイリス・ゴリーとラルク・ゴリビガータだ。
    ゴリゴリしててとてもいいコラボだな、感動した!
    てな訳でよろしく。お互い、いいゴリライフを楽しもうぜ!!


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