プロローグ
「ボッカ様復活のため、A.R.O.A.のウィンクルム共を足止めしなければならない」
とあるマントゥール教団の根城。
教団中堅幹部の一人、アーガトンの言葉に、暗い室内でに蝋燭の炎が揺らめきました。
マントゥール教団とは、オーガを崇拝する狂信者教団です。
彼らは、オーガの存在が人類より優れているとし、上級のオーガを神と崇めています。
いずれ世界はオーガが支配し、選ばれた人間だけが生存を認められる正しい時代がやってくる。
それが彼らの考えです。
このため、ギルティであるボッカの復活を願っています。
「どのように足止めをする?」
「デミ・オーガ達を使って、妨害するか?」
教団員達の意見に、アーガトンは口の端を上げました。
「それもいい。……が、折角奴らの動きが分かっているのだ。それを利用しない手はあるまい」
「というと?」
「罠を、仕掛けるのだよ」
蝋燭の火に、アーガトンの瞳が怪しく光ります。
テルラ温泉郷近くの村は、次々と集まってくるオーガ、デミ・オーガ達の脅威に晒されていました。
その中の一つ、バルテル村は、とてもとても小さな村でした。
小さな森に囲まれた村で、過疎化が進み、住んでいるのは自給自足で農作物を作って暮らしているお年寄りばかりです。
その村にオーガが現れたと、A.R.O.A.へ救助要請が出されました。
避難が遅れたため、村に逃げ遅れた老人達が残っているといいます。
要請を受け、A.R.O.A.からウィンクルム達が派遣されました。
ウィンクルム達が森の中を進み、村の近くまでやって来た時、一人の青年が走り寄って来ます。
彼の服は汚れ破け、顔は真っ青になっていました。
「A.R.O.A.から来た方達ですか? 僕はバルテル村の者です。
お待ちしておりました。村まで案内しますので、付いて来て下さい!」
青年はウィンクルム達に急ぐよう促し、一行は青年の案内で先を急ぎます。
小さな森を抜けると川をまたぐ吊り橋が姿を現しました。
「あの橋を渡れば、もうすぐ村です……!」
そう言うと青年は、その場に膝を着きました。小刻みに震える身体から、無理をしていたようです。
「僕は大丈夫です。お願いします、村を助けてください!」
青年は涙ながらに訴えます。
ウィンクルム達は青年に頷くと、吊り橋へ向かいました。
「……バカめ」
ウィンクルム達が全員吊り橋へ足を踏み入れた事を確認してから、ゆらりと青年が立ち上がります。
そして吊り橋のロープにナイフをあてがいました。
ブチッ!
音を立ててロープは切れ、吊り橋が傾きます。
咄嗟に互いの手をとるウィンクルム達。
眼下に川が広がっていました。
解説
マントゥール教団の企みで、ピンチとなった状態でスタートするエピソードです。
以下、二つの立場で参加が可能です。
・マントゥール教団の企みにより、川に落下した状態
吊り橋の下には深い川があり、川に転落した状態からスタートとなります。
パートナーや仲間と協力し、川を泳ぎ切り脱出する事が必要となります。
川から上って来た所に、デミ・ゴブリンの集団が待ち構えています。
・川に落下したウィンクルム達を救援に来た状態
ウィンクルム達が川に落ちたのを目撃した本当の村人が、A.R.O.A.へ連絡を入れました。
その連絡を受け、偶々近くに居た所、急遽救援に来た状態でのスタートです。
デミ・ゴブリンの集団が足止めに来ますので、対処が必要です。
・デミ・ゴブリンは、錆びた剣や鎧で武装しています。
川から脱出し、デミ・ゴブリン達を退けた後は、バルテル村を襲っているオーガを倒しに行く必要があります。
ただし、村へたどり着くまで時間が掛かり過ぎると、村を壊滅させたオーガが去ってしまう可能性がありますので、ご注意ください。
・出現するオーガは、『ヤックハルス』と呼ばれるDスケールオーガです。
ハイエナの頭部を持ち、鋭い嗅覚で獲物を追跡して、相手が疲労をした所を襲う性質があります。
・攻撃手段は、牙と爪です。
・トランス状態でのウィンクルムの攻撃スキル以外、効果がありませんので、ご注意ください。
なお、プランに記載出来るのは、川に落とされた後の状態からとなります。
それ以前の行動についてのプランは採用いたしかねますので、ご理解の程お願い申し上げます。
※罠に嵌る事を事前に察知していたような行動は、採用できません。
疲弊した状態での戦いとなりますが、オーガを止められるのは皆さんしか居ません。
皆さんで力を合わせて、この危機を乗り切ってください!
ゲームマスターより
ゲームマスターを務めさせていただく、雪花菜 凛(きらず りん)です。
今回はシビアな状態での戦いとなります。
ウィンクルム達の絆で逆境を跳ね返し、村を救って頂けたらと思います。
エピソードの性質上、どの立場で参加するか、掲示板での宣言をお勧めいたします。
※シナリオ上、川に落下した状態でスタートする方が必ず必要となります。
ご協力をよろしくお願い申し上げます。
皆様の素敵なアクションをお待ちしております!
※ゲームマスター情報の個人ページに、雪花菜の傾向と対策を記載しております。
ご参照いただけますと幸いです。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
セイヤ・ツァーリス(エリクシア)
◆目標 村人たちに怪我なく事態を押さえたい ◆行動 えと、ぼくらは川に落ちたウィンクルムさんを助けにいくね。 急がなきゃいけないから今日はぼくも頑張ってたたかってみるっ。 足止めのデミゴブリンが来たらトランス状態になるよ。 でもぼくが怪我するとエリクも僕を護りに来ちゃうから無理はしないようにしなくっちゃ。 もしも川の近くに来てまだ戦闘が終わってないようなら、他のウィンクルムさん達に加勢するね。 えと、濡れちゃったウィンクルムさん達にタオルは持っていったほうがよい、です、よね。 ぼくは逃げ遅れた人の誘導と護衛に専念するの。 …エリクがきっとぼくも皆も守ってくれるもの。だからぼくはぼくができる事をがんばるんだ。 |
高原 晃司(アイン=ストレイフ)
俺は川に落下した状態でのスタートだ びっくりはしたがこんな事をしてる場合じゃねぇ 一般スキルのスポーツを使って成るべく早く泳ぐ! 岸に上がる際には敵が居ないか安全に上がれるかをいったん確認。 上がれるようであれば一気に上がる デミオーガ戦はトランスしないで通常攻撃で倒す 前衛で戦うぜ 恐らく仲間もついてるだろうから大丈夫なはず 服に関しては防具以外は脱いでおく なるべく急がなきゃいけねぇから 靴も脱いでおくぜ 多少きついけど走って村まで移動する 村手前でトランスをするぜ オーガ戦は基本防御主体で戦う 俺の攻撃力は低いから囮になる事で アインの攻撃を当てやすくするぜ あと包囲陣形で包囲しておくぜ 「こんな所で…負けられるかよ!」 |
スウィン(イルド)
罠ってわけ?やってくれるじゃない 落下後岸を目指し泳ぐ 仲間の様子を確認し問題が発生している場合助けに向かう 自分に問題が発生した場合助けを要請 岸に上がる前に様子を確認 敵がいる場合上がる間アインに敵を牽制してもらう イルドが戦闘に入るまで突っ込まない 敵がいない場合先に上がった人が後の人に手を貸す 即トランス デミ戦 前衛でなるべくばらけないよう戦う 防御重視 戦闘後濡れて重くなった上着を脱ぎ 靴の中の水を出す 救援班と合流後 タオルを借りて顔や手を簡単に拭きつつ村へ急ぐ オーガ戦 前衛で、体力が危なくなったら安全な場所まで下がる 下がった後も可能なら砂等投げて援護 防御重視 着替えの服を借りられたらいいんだけど はっくしゅん! |
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
◆川原まで 綱を片手に他の救出組と現場に急ぐ デミオーガは全員で戦って撃退したい ・バラバラに戦わず一対多数 ・川付近のデミを挟撃できるよう迅速に 仲間の無事を確認 拳大の石を拾い綱の両端に結ぶ ◆対オーガ戦 大勢なのに気付くと逃げるかもしれない 物陰に隠れてオーガを探そう 囲むように静かに接近し、合図して一気に襲撃だ …っと、トランスしとくよ(静かにキス 俺は、斬りつけて即離れる…を繰り返す 位置取りは奴とランスの間だ ランスを背負って俺は戦う 交互に攻撃するんだ 一撃が重いから掠っただけでヤバい 奴に狙いを定めさせるな 隙を見て石付き綱を奴の足に投げ、絡める! 機動力を削げば勝機も上がる 解こうと屈めば攻撃のチャンスにもなるしな |
東雲 燈夜(テオドール=フェーエンベルガー)
目的:落ちたウィンクルム達の救助及びオーガの討伐 取り敢えず邪魔してくるゴブリンたちを倒して早く皆と合流する、その為にもトランスを行う 恥ずかしいとか言ってられるか。 スピードが大事だと思うからゴブリンとの戦闘には俺も参加する 数人で一匹を倒す方向で、敵がばらけないように気をつける 救出組の皆が早く岸に上れるように連携をとっていきたい、そうすれば早く殲滅出来るだろ 上手く合流出来たら村に急いで、オーガ戦に加勢する。 疲れてる奴を狙うらしいから、川に落ちた皆の方に行かないように足止めしたい |
●1.
水飛沫。冷たい水の感覚。
衝撃と空気の泡に一瞬、視界が閉ざされながらも、水を掻き分けるようにして、高原 晃司は水面へ顔を出した。
「何なんだ!?」
隣ではパートナーのアイン=ストレイフが、同様に川に浮かんでいる。
「おっさん、大丈夫か?」
パートナーであるスウィンを守ろうとその身体を抱き寄せた状態のまま、イルドは心配そうに彼の様子を見遣った。
「平気よ。ありがと……」
少しだけ飲んでしまった水に咳き込んでから、スウィンは首を振って上に視線を向ける。
「罠って訳? やってくれるじゃない……!」
視界の端に、こちらの様子を確認して去っていく青年の姿が映った。
手には光るナイフ。
あの道案内をしてくれた青年が、吊り橋のロープを切ったのだと一同は認識する。
「なんだって、こんな真似……」
「私達がオーガを倒したら、都合が悪い……という事でしょうね」
アインの言葉に晃司の眉間に深く皺が刻まれた。
「ちっ、あのやろう……ッ!」
イルドもまた瞳を怒りに揺らす。
「だとしたら、こんな事をしてる場合じゃねぇ! 一刻も早く岸に上がって、思い通りにはさせないぜ!」
晃司はそう吠えるように言うと、岸を目指して泳ぎ出した。
スポーツ全般が得意な晃司は、勿論水泳だってお手の物だ。
幸い、水深こそあるものの、川の流れは穏やかだった。
晃司が掻き分けていく水の流れに乗るように、後を三人が続く。
「焦りは禁物だ。その分、体力が奪われる。ペースを保って、確実に行くぞ」
サバイバル知識を持つイルドの助言に従い、一行は岸を目指して泳いでいく。
一方、A.R.O.A.からの救援要請を受け、バルテル村へと急ぐウィンクルム達が居た。
小さな森の中へ足を踏み入れた一行は、事件のあった川を目指して進む。
村人からの情報で、橋を渡らずに村側へ行けるルートは分かっていた。
「セイヤ様、大丈夫ですか?」
足早に進む主を見つめ、エリクシアが尋ねる。
「平気、だよ。早く助けに行かなきゃ……!」
セイヤ・ツァーリスはふるっと首を振ると、真っ直ぐに前を向いて足を前へ運んだ。
エリクシアは僅かに瞳を和らげると、その隣で周囲を警戒しながら進む。
「橋は人為的に落とされたと聞いた。罠だったとしたら、危険だ。急ぐ必要がある」
綱を片手に前を歩くアキ・セイジが、眼差し険しくそう言った。
「オーガ退治の妨害なんて、どうしてそんな事を……」
東雲 燈夜が顎に手を当て、小さく唸る。
「マントゥール教団、の仕業かもしれない」
燈夜のパートナーであるテオドール=フェーエンベルガーが、瞳を細めた。
「オーガを崇拝する狂信者教団、か」
セイジの言葉にテオドールは眼差しを引き締めて頷く。
「他にも罠があるかもしれない。無事だといいんだが……急ごう」
「大丈夫だよ。ウィンクルムは、オーガには負けない!」
明るくそう言い切ったのは、セイジのパートナーであるヴェルトール・ランスだった。
「仲間も、村も、皆で助ける! だろ?」
「……だな」
セイジが小さく目を瞠り、燈夜とテオドールは微笑んで頷く。
「はい、です!」
セイヤが拳を握ってコクコクと頷き、エリクシアが微笑むと、一同は顔を見合わせた。
力強く微笑み合う。
その時、強い風が周囲の木々を揺らした。
「……警戒してください」
エリクシアが鋭い声を上げる。
風に乗って、禍々しい気配が近付いていた。
●2.
「クソッ……待ち構えてやがる!」
岸に近付いて来た一行を待ち構えるように姿を現したものに、晃司は立泳ぎに切り替えてギリッと歯噛みした
そこには、錆びた剣や鎧で武装したデミ・ゴブリン達が居たのだ。
「これじゃ、上がれないじゃない!」
スウィンは、どうする?と一同の顔を見遣る。
「私が射撃で攻撃しましょう」
そう言うと、アインが懐からHS・アーミーM6-38口径を取り出した。
「その隙に岸へ上がってください」
「アイン、任せた!」
晃司は頷くと、いつでも一気に岸へ上がれるよう体制を整える。
「俺が先に上がって蹴散らす。おっさんと晃司は後に続いてくれ」
イルドが眼差しを強くそう告げると、スウィンは少し心配そうに眉根を寄せた。
「無理、するんじゃないわよ」
「まぁ、見てろよ。おっさん……アレ、頼む」
少しだけ赤くなったイルドの言葉に、スウィンは小さく頷くと彼の頬に唇を寄せる。
『燃え上がれ炎』
力ある言葉が紡がれ、唇が頬に触れた瞬間、スウィンとイルドの身体が赤い光に包まれた。
それを合図に、アインが銃を構え狙いを付けると、岸辺に集まるデミ・ゴブリン達へ向けて引き金を引く。
鎧で防御されていない顔や武器を持つ手を狙って、弾丸を次々と撃ち込む。
「ギィィィイ!」
弾丸に当たったデミ・ゴブリンが悲鳴を上げ、それ以外のゴブリン達も怯んだように後退る。
その隙を見逃さず、イルドは一気へ岸へと泳ぎ陸へ上がろうとした。
ゴブリン達が慌てて妨害しようと錆びた剣を振り上げるが、
「させませんよ」
悉く撃ち込まれるアインの銃弾に阻まれる。
「待ち伏せか? ごくろーなこった!」
岸辺に手を付き腕力で跳躍すると、ダンッと力強くイルドは陸地に降り立った。
「これはその礼だ! 受け取れッ!」
イルドの身体が一瞬沈むと、鞭のようにしなり全身を回転させて、周囲のデミ・ゴブリン達を吹き飛ばしていく。
森の中を進んでいた一行は、デミ・ゴブリンの集団に囲まれていた。
「東雲」
テオドールの呼び掛けに、燈夜はデミ・ゴブリン達を睨みながら頷く。
「恥ずかしいとか言ってられるか」
「エリク」
セイヤが決意を秘めた眼差しでエリクシアを見上げると、彼はふっと微笑んだ。
「参りましょう、セイヤ様」
『俺はお前と共に』
『絆の誓いを貴方に』
二組の影が重なり、インスパイアスペルが響く。
そして、輝きを纏った二人のテンペストダンサーが、優雅さすら感じさせる滑らかな動きで前へ出た。
テオドールとエリクシアはお互いの目を見て頷くと、ダブルダガー「ハイ&ロー」を抜き放つ。
「はぁあ!」
「参ります!」
左右からの挟撃。
エリクシアがエトワールと呼ばれる技で敵を惑わすと、テオドールがアルペシオの高速剣技で仕留める。
舞い踊るような剣技でデミ・ゴブリン達を翻弄し攻撃していく。
「ランス、お前は温存だ」
セイジはそう言うと、ランスの前に出た。
「オーガと戦うには、ランスの魔法が必要なんだ」
「……そういう事なら、仕方ないか」
ランスは少しだけ不服そうにするも、すぐに納得したように頷く。
「じゃあ、行こうか、セイジ!」
「あぁ、背中は任せたよ」
護身用小刀「湯煙」を抜いてセイジがデミ・ゴブリンを斬り付けると、ランスはマジックスタッフ「ダークブルー」でデミ・ゴブリンの頭を殴り付けた。
燈夜もまた、ボーンナイフを手にデミ・ゴブリンへ斬り掛かる。
「次から次へと、どっから湧いてくるんだ、コイツら!」
「あ、危ない……です!」
燈夜を狙うデミ・ゴブリンを、セイヤが護身用小刀「湯煙」で斬り払った。
「ありがとな、セイヤ!」
ウインクしてお礼を言うと、燈夜はデミ・ゴブリンにトドメを刺す。
「燈夜! 囲まれないように戦え!」
燈夜の無事を確認したテオドールは、僅かに安堵の表情を浮かべながら叫んだ。
一行は確実にデミ・ゴブリンを倒していっているのが、増援が次々やって来る。
「切りがない、ですね」
エリクシアは眉根を寄せながら、ダガーを振るった。
●3.
「オラオラオラァ!!」
イルドの猛攻に、吹き飛ばされたデミ・ゴブリン達が地面に叩き付けられ、あるいは川へ落下する。
「派手だねぇ!」
その隙に晃司は、難なく川から岸へ上がる事に成功した。
続いてスウィンの手を引き、上がるのを手伝う。
勿論、それを黙って見ているデミ・ゴブリン達ではないが、アインの射撃に阻まれた。
「……数が減ってきたみたいですね」
先ほどに比べて、デミ・ゴブリン達の数が明らかに減ってきている事にアインは首を傾げる。
好都合ではあるが。
「イルド、お待たせ!」
「たっぷりお礼をしなきゃな!」
晃司とスウィンがイルドの背後に並んで、ボーンナイフと護身用小刀「湯煙」を抜いた。
「ここからは、俺達の番だ!」
荒くなった息を整えながら、イルドはデミ・ゴブリン達を睨み付ける。
「アイン!」
晃司はアインの目を見ると、『隙を作るから、その内に上がれ』と瞳で訴える。
アインは頷くと、銃は構えたまま様子を伺いながら岸へ向かい始めた。
デミ・ゴブリン達は混乱していた。
数の優位があった筈なのに、気付けば随分と数が減らされてしまっている。
川と森の二箇所に分かれて戦っていた彼らは、自然と一箇所に集まって固まって戦おうと動き出していた。
「もう弾切れか?」
後退を始めたデミ・ゴブリン達に、テオドールはダガーを向けて問い掛ける。
「深追いは……と言いたい所だが、この先に例の川がある筈だ」
「なら、ここで殲滅しといた方がいいよな?」
セイジの言葉に、燈夜はそう言うとナイフを持つ手に力を込めた。
川に落ちたウィンクルム達の元へ、行かせる訳にはいかない。
じりっと一同がデミ・ゴブリン達との距離を縮めようとした時、デミ・ゴブリン達は突然背を向け走り出した。
「待て!!」
テオドールとエリクシアを先頭に、一同はデミ・ゴブリン達を追う。
森を抜け、視界が開けると川が見えてきた。
その岸辺に、戦うウィンクルム達とデミ・ゴブリンの集団が居た。
「皆、無事か!?」
テオドールがアルペシオを発動し、高速の連続剣技でデミ・ゴブリン達を切り伏せながら叫ぶ。
「救援……!?」
荒い息を吐きながら、イルドが目を見開いた。
「有り難いわ! 皆、無事よ!!」
スウィンは瞳を輝かせ叫び返すと、小刀で押し寄せてくるデミ・ゴブリン達を牽制する。
「ちょっとばかし、水も滴る……イイ漢、になってるけどなッ!!」
晃司もナイフでデミ・ゴブリンの剣を持つ手を薙ぎながら叫んだ。
「こちらも無事ですよ」
岸へ上がるタイミングを図りつつ、アインも頷いた。
「よかった……、です……!」
セイヤはホッと安堵しながら、小刀をぎゅっと握り締める。
「セイヤ様、下がっていてください」
エリクシアは優しくセイヤの肩を叩くと、エトワールを発動し、一箇所に固まったデミ・ゴブリン達へ向かっていった。
テオドールと二人で、次々とデミ・ゴブリン達を切り伏せていく。
「負けてられねぇなッ! お前らに構ってる暇はねーんだよ!」
イルドもまた、スウィンと晃司と力を合わせ、デミ・ゴブリン達を倒していく。
「今の内に!」
燈夜とセイヤ、セイジが岸辺の安全を確保し、ランスがアインへ手を差し伸べた。
●4.
「本当に助かったわ、ありがとう」
デミ・ゴブリン達を殲滅させた後。
セイヤから貰ったタオルで濡れた身体を拭きながら、スウィンは笑顔で礼を言う。
セイヤはぶんぶんと首を振って、頬を紅潮させた。
イルドもまた、濡れた服を拭きながら、靴に入った水を捨てている。
その横で、晃司とアインは濡れた服と靴を脱ぎ捨てていた。
「よし、じゃあ、行くぜ!」
下着と防具だけ身に付けた状態となった晃司がそう言ったのに、燈夜は目を丸くした。
「裸足で大丈夫、なのか?」
「時間がねぇ! 早く村へ行ってオーガを倒さねぇと!」
「無茶をさせて悪いが……その通りだ。急いで村へ向かおう」
そう同意したセイジの手には、拳大の石が両端に結ばれた綱が持たれていた。
一行が居た岸辺から村へは、然程距離は無かった。
晃司の提案で、小走りに村へやって来た一行は、辿り着くなり言葉を失う。
「…………なんて、事……」
スウィンの呆然とした呟きが、静かな空気を震わせる。
村の入口に、奇妙な石の彫刻が佇んでいた。
いや、それは彫刻ではない。
苦悶と恐怖に歪んだ表情のそれは、紛れも無く生きていた人間に相違なかった。
「オーガに魂を抜き取られたんだ……」
晃司が呟くように言う。
その握り締められた拳はワナワナと震えていた。
村の中へ入ると、更に無数の石像が一行を迎える。
ほとんどが老人であるそれは、間違いなくバルテル村の村人達であろう。
「そんな……」
間に合わなかったのか。
セイヤの瞳に涙が浮かんだ。エリクシアがそっとその肩に手を置く。
「ちくしょう……!」
燈夜が唇を噛み締めた。
「……まだです。まだ、間に合います」
強い口調でそう言ったのは、アインだった。
「魂を吸い取ったオーガを討伐すれば、魂は元に戻る可能性があります」
ウォオオオオオオオオン
その時、咆哮が響き渡った。
一同はハッと顔を見合わせる。
オーガはまだ、村の中に居るのだ。
「必ず元に戻るとは限りません。時間が経てば、元に戻り難くなる……成功するかにも個人差があると聞いています」
「けど、可能性があるなら、俺は諦めない! アイン!」
名前を呼ばれ、アインは晃司を見遣る。
「行くぜ!」
アインが頷くと、晃司は彼に歩み寄り身を寄せた。
『覚醒の誓いを今ここに』
晃司の唇がアインの頬に触れたと同時に、二人を光が包み込む。
「行こう、オーガを倒しに!」
拳を握った晃司の言葉に一同は頷く。
「作戦がある」
一歩前に出たセイジが静か強くにそう告げた。
●5.
異形の影は、獲物を求めて村の中を歩いていた。
ハイエナの頭部に光る濁った瞳がギョロリと蠢く。
その前後左右に、ウィンクルム達は身を潜めた。
『大勢なのに気付くと逃げるかもしれない。
囲むように静かに接近し、合図して一気に襲撃だ』
それがセイジの提案した作戦だった。
前に、晃司とアイン。
後に、セイジとランス。
左に、スウィンとイルド。
右に、燈夜とテオドール。
セイヤとエリクシアは、逃げ遅れた村人を確保する役目を請け負った。
(逃がす訳には行かない)
セイジはオーガ・ヤックハルスの背中を睨みながら、小さく深呼吸した。
「トランスしとくよ」
ランスに声を掛けると、出来るだけ自然な動作で彼の肩に手を掛け、頬へ唇を寄せる。
『コンタクト』
静かに紡がれた言葉に、二人の身体に不思議な力が湧いてくる。
「行こう」
セイジは建物の影から飛び出すと、ヤックハルスの背中へ小刀を振り下ろした。
それが合図。
「化け物、こっちだ!」
セイジを振り返ろうとしたヤックハルスへ、右からテオドールの高速での連続剣技が叩き込まれる。
ヤックハルスは呻き声を上げ、テオドールへ鉤爪を伸ばした。
「させるかよッ!」
そこへ、前方から晃司がナイフでその爪を弾く。
「そこです!」
更に晃司の後ろから、アインのダブルシューターによる挟撃の弾丸が襲い掛かった。
ヤックハルスの口から、悲鳴のような声が漏れる。
「まだまだぁ!!」
左から、今度はイルドのロングソード「ギル」が、ヤックハルスへ打ち下ろされた。
『交互に攻撃するんだ。
奴に狙いを定めさせるな』
これも作戦の一つである。
「今だ……!」
連続攻撃で怯んだ瞬間を見逃さず、セイジは石付きの綱をヤックハルスの足目掛けて投げた。
綱が足に絡みつき、戸惑うようにヤックハルスがたたらを踏む。
上手く行った!
セイジがそう拳を握った時、ヤックハルスの鉤爪が長く伸びた。
「危ないわ!!」
スウィンが叫ぶと同時に、怒り狂ったヤックハルスの鉤爪がセイジに振り下ろされる。
「くッ……!」
辛うじて致命傷は避けたが、左肩口を引き裂かれ血が滴った。
セイジの後方で魔法の詠唱をしていたランスの顔から血の気が引く。
「来るな! 俺は大丈夫だから!」
思わず一歩踏み出したランスへ、セイジは叫んだ。
「ここは、任せろ!」
続いてセイジに狙いを定めるヤックハルスだが、その間にテオドールが飛び込み、鉤爪をダガーで受ける。
「くッ!」
ギリギリとテオドールの身体が押されていく。
「テオ!!」
「この野郎!!」
横から燈夜と晃司が、その腕に狙いを付けてナイフを突き刺した。
ヤックハルスは腕を大きく振り、燈夜と晃司、テオドールを吹き飛ばす。
「皆!!」
「コイツッ!!」
スウィンとイルドは同時に武器を構え、セイジの前に出た。
振り下ろされる鉤爪を一緒に受け止める。
そこへ、狙い澄ましたアインのダブルシューターの弾丸が、ヤックハルスの頭へ命中した。
頭部へのダメージに、流石のヤックハルスも身体をグラつかせる。
そして、足に絡まる綱のせいで、その場へ膝を付いた。
正にそのタイミングで、ランスが杖を前に一歩踏み出す。
魔法の詠唱が終わったのだ。
「皆、離れろ!」
セイジが叫ぶと同時に、スウィンとイルドはヤックハルスから離れた。
「喰らえ!!」
ランスの杖からオーガの体躯の中心へ向け、強烈なエナジーが照射される。
それはじりじりとヤックハルスの体を加熱させ、やがて炎のように燃やしていった。
グゥオオオオオオオオオ
断末魔の叫びを上げ、ヤックハルスの身体がゆっくりと崩れ落ちる。
その身体から、ぽうっと何かが放出されるのをウィンクルム達は見た。
●6.
セイヤとエリクシアは、その瞬間を目撃した。
石像と化していた人々が突如色を取り戻し、動き始めたのを。
「じーちゃぁあん!!」
避難誘導していた少年の一人が走り出し、石像だったその人へ抱き着いた。
「おお、おお……神様……!」
老人と少年は、固く抱き合って涙を流す。
あちこちで、元に戻った人達が喜びの声を上げていた。
奇跡は起こったのだ。
「エリク……!」
「皆さんが、オーガを倒してくれたようですね」
セイヤが涙を浮かべてエリクシアを見上げると、彼は微笑んでその涙を拭ってくれた。
「セイジ、大丈夫か!」
ランスはセイジに駆け寄ると、血が滴る左手を見て泣きそうな顔になった。
「すぐ止血するから……!」
大判のハンカチを取り出すと、セイジの肩の傷の止血に掛かる。
「大丈夫だから……そんな顔、するな」
セイジはそう言うと、微笑みを浮かべた。
「詠唱を続けてくれて、有難う」
「晃司、しっかりしてください」
「……いってぇ」
アインに揺さぶられ、晃司は背中の痛みに顔を顰めながら身を起こす。
「随分と無茶をしましたね」
「こんな所で……負けられねぇからな」
その言葉に、アインは小さく口元に笑みを浮かべた。
「立てますか?」
「あぁ」
晃司はアインの手を借りて立ち上がる。
そして、倒れているヤックハルスの身体をじっと見つめたのだった。
「貴方達、大丈夫?」
「おい、しっかりしろ!」
スウィンとイルドに肩を揺さぶられ、燈夜とテオドールは身を起こす。
「……燈夜! 無事かッ?」
身を起こすなり、テオドールは燈夜の様子を確認する。
「ちょっと背中が痛いけど、平気だ」
背中をさすりながら笑う燈夜に、テオドールはホッと息を吐き出した。
しかし、次の瞬間には、燈夜にびしっと指を突き付ける。
「お前は無理をし過ぎだ、東雲。無事だからよかったものの……」
「無茶と言えば、テオの方だろ?」
燈夜は眉根を寄せて、テオドールを見つめた。
「俺がああしたのだって、テオが危なかったから、だしさ」
「俺はいいんだよ」
「ムッ。何だよ、それ!」
「言葉のままだ」
「納得できないっつーの!」
「仲良き事は美しき哉、ね~♪」
言い合いを眺めながら、スウィンとイルドは燈夜とテオドールからそっと離れた。
「怪我はないかよ?」
上から下までその身体に怪我がないか眺めながら、イルドが尋ねる。
「おっさんは平気よ。イルドこそ平気?」
「俺は問題ねーよ」
「イルド、頑張ったわよね」
スウィンが微笑んで覗き込むと、イルドは照れ臭そうに視線を逸らした。
「お疲れ様でした」
そこへエリクシアが、セイヤを両手で抱えた状態で歩いてくる。
「あらら、セイヤ、寝ちゃったの?」
すやすやと眠るセイヤを覗き込んで、スウィンが笑った。
「緊張の糸が切れたようです」
エリクシアはセイヤの寝顔を見つめ、やんわりと微笑む。
「村長さんとお会いしました。怪我人が居れば治療をして下さるそうです。着替えも用意してくれるとか」
「助かるわ~! もう寒くて……はっくしゅん!」
「こっちも寝ちゃったから、治療は勿論だけど、休める場所が欲しいな」
そこに眠ったセイジを両腕に抱えたランスが歩いてくる。
「セイジの怪我は平気?」
「見た目よりは酷くなかったよ」
ランスはそう答えると、愛おしそうにセイジの髪を撫でたのだった。
Fin
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 雪花菜 凛 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 難しい |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 多い |
リリース日 | 05月05日 |
出発日 | 05月12日 00:00 |
予定納品日 | 05月22日 |
参加者
会議室
-
2014/05/11-23:59
っとプラン完成してるから大丈夫だぜー!
アインに牽制してもらうのは大丈夫だ
俺もそのように頼んでおいたー
最終日相談参加できなくてもうしわけねー! -
2014/05/11-23:59
多分大丈夫だと思う。
そして時間だ。上手く行くと良いな。 -
2014/05/11-23:49
どっちでも大丈夫なのね、りょーかい。セイジの方が呼びやすいかな。
ウィッシュプランの方に「敵を逃がさないよう包囲陣形」って書いてみたわ。
まだ高原きてないけど、「敵がいる場合、岸に上がる間アインに牽制してもらう」
ってプランのままで大丈夫かしら…? -
2014/05/11-22:20
あと、大勢でワーーーーッと村に入ると逆から逃げてしまうかもしれない(爆笑)から、
できたらオーガは囲み討ちしたいんだが、よかったら…って文字数がギチギチだなあ。(汗
俺のほうで一寸、オーガ戦の戦法的な言及はしておくよ。
>トランス
了解だ。2人共ありがとう。
これでランスが失敗したら目も当てられないなあ。頑張ります。はい(ぺこぺこ -
2014/05/11-22:15
遅くなって悪い
複数で一つを倒す方向で、敵がばらけないように、だな 了解した。
制限がないならデミ戦の最初からトランスで行こうかな
少しでも早く倒すことが出来ればって思うしな… -
2014/05/11-21:43
えと、ぼくはデミの方で多分文字を使い切ってしまうので
オーガの方は細部に関しては皆の作戦に合わせる感じで
プランをかかせてもらい、ます、ね……?
アキさん>
了解、です。
じゃあ複数対単体に持ち込めるようにプランに記入しておき、ます。
んー……時間制限がないなら……なるべくすぐに動けるように
ぼくとエリクはトランス状態になっておきますね。
つ、つかれちゃったらよろしくおねがいします……(汗) -
2014/05/11-21:42
>スウィン
ランスはセイジって呼んでるかな。でも好きなほうでいいよ。
どっちが苗字か分からない名前なのは背後の所為だ(笑
>対オーガ
範囲魔法である囀りでは無く、単体魔法の乙女の恋心2をセットしたよ。
近くで戦う皆に、これで魔法の被害は及ばないはずだ。
今からアクションを書くよ。 -
2014/05/11-20:36
ん?「アキ」と「セイジ」ってどっちが名前かしら?セイジって呼んだ方がいい?
-
2014/05/11-18:43
じゃあ、アキの案でいく?
イルドは遠距離攻撃がなくて牽制に向かないから、アインにお願いする事になるかも。
上がる前に岸の様子を見て、敵がいなければついた順に上がる。
敵がいるようならアインに牽制してもらってる間に他の皆が上がって、
皆が戦ってる間にアインに上がってもらう…って感じで。
とりあえずこんな感じでプラン書き始めるけど、修正はできるわ。
川班のデミ戦では範囲攻撃を使うから、あまりばらけないように戦えたら助かるわ。
トランスは時間制限なかったはずよ。おっさんは岸に上がってすぐを予定してるけど、遅いかしら?
-
2014/05/11-18:37
セイヤ、意見ありがとう。
うん。セイヤの言うように、敵との距離が近い場合は支援しながら交互に上がるのがよさそうだ。
MPは温存の方向で行ってみようかと思うよ。
デミならトランスしなくても戦い方によっては倒せるしな。
複数で一つをボコる形でいいかな。
囲まれないように、ばらけないようにさ。
トランスに時間制限はないきがする。
けど、ずっとなってると疲れそうな気もするから迷うよ。
俺は長期戦になりそうな場合する予定でいるよ。無論オーガ戦では最初からだけどな。
依頼の成功条件と難易度を鑑みて、すまないが俺には村人の避難に言及するゆとりはない。
戦いが始まれば自力で避難してくれと祈るばかりだよ…。 -
2014/05/11-13:53
あとトランス状態へのタイミング、ですね。
初め(デミオーガ戦)からトランスで行く感じで大丈夫でしょうか……?
トランス状態に時間制限とかはなかったですよ、ね…… -
2014/05/11-13:40
川から上がる時>
そう、ですね。
着衣水泳の時のようになると思うので一気に上がるのは難しい、かと。
泳げないということがないのでしたら、精霊さんに先に上がって貰って
戦っている際に神人さんが上がるのがいいかも、です。
……って思ったら防御力の問題があった、でした。
なら防御力の高い方が先に上がったほうがいいのかなあ……(首傾げ)
-
2014/05/11-13:39
えと、プランを書いてるんですが……ちょっと間違っていたところがあったら
教えてください、ね。
救出組は一掃法としてテンペストダンサーが2人なので
一人が散らして一人ずつ倒していくか
エンドウィザードさんに止めを任せて「カナリヤの囀り」の効果範囲になる
10m以内に動かすかなんですが
出来るだけウィザードさんにはオーガにMPを
もっていてほしいですから一人が散らして一人が倒す感じ、で、大丈夫、ですか?
突撃してもいいんですけど、HPを削られるのは避けたい、ですし……。
-
2014/05/11-08:37
プールからあがるときと同じだよな。あがるにはそれなりに時間を要する。
川の深さが深いので、
川べりに張り付いて川の壁に足をかけるようにして体を引き上げなくてはならないしな。
リアルで想像してもらったら分かると思うけど、
素早く一気というのは、言うは易し行うは難しで、すごく難しいぞ。
質問なのだが、あがろうとしているところを斬られたら、具体的にはどうするんだ? -
2014/05/11-00:58
岸に上がる時は素早く一気に、ね。りょーかい。
合流後に上着を脱ぐのはいいけど、靴下を履き替えるのは
靴が濡れてるからあんまり効果がない気がする?靴の中に水が入ってたら出したいとこ。
イルドは前衛だけど、防御力は低いのよね。おっさんも可能な限りは前にいるわ。
危なくなったら下がらせてもらうけどね。イルドは…下がれないわねぇ。
タオル以外に持ってきてもらう物は今のとこ思いつかないわ。
着替えの服や手当て道具なんかは、オーガ倒した後に村で借りられたら(貰えたら?)って思ってる。 -
2014/05/10-22:48
ああ、救出組は素早く合流してもらえると助かる
俺のほうも可能な限りは早く岸にあがるから
初手の相手が何人かはわからないけど
岸に上がる時は一気に上がって一気に体制を立て直したほうがよさそうだな
不利な状態や体勢での戦闘になるのは目に見えてる訳だしな
対オーガに関してはまず狙う相手が決まってるのであれば
囮になりつつランスの魔法とイルドの火力で押し切るのも手だと思った!
相手は1体だからどのくらい攻撃が痛いのかもわからないけど
畳み掛ければ倒せない相手ではねぇと思う -
2014/05/10-22:21
えええと
落下組は
ハードブレイカー
プレストガンナー
救出組は
テンペストダンサー2
エンドウィザード
になるのかな?
確かにスピードは大事だと思う。
救出組にはテンペストダンサーが二人いるから、やろうと思えば素早く倒せるかな
あ、そうかオーガとの戦闘も考えた方が良いよな
俺の相棒はテンペストダンサーだから、素早い動きでオーガをかく乱したりできると思うけど…
-
2014/05/10-00:44
この依頼は「スピードも大切」だと思う。
なので、救出組は迅速に駆けつけたい。
足止めデミを早期に突破し挟撃できたらベスト。
バラバラにならないようにチームとして戦いたい。
落水組は川からあがる時が一番無防備になるので、上がり方を一寸決めておくといいかもな。
例えば、
・誰かが攻撃して牽制している間に残りが上がり、
・上がった人がデミとやりあう間に最初は攻撃して上陸援護していた人が上がり加勢
とかさ。
まあ、一案な。
合流後は、落水組は上着は脱いで靴下は履き替えた方がいいかもしれない。
濡れた衣服は重たいし動きを鈍らせる。足元が濡れていては踏ん張れないからさ。
ところで、オーガ戦の戦法も軽く決めた方がいいか? -
2014/05/10-00:32
じゃあ俺は戦闘は相棒に任せて
村での避難誘導をメインに行動するかな…
疲れやすい老人や子供には注意しないといけないかもな
スウィンに甘えてスキルはオーガまで温存させてもらうな。ありがとう
あ、俺も手が空いてるから何かあったら持っていくぞ! -
2014/05/10-00:04
アキ・セイジだ。よろしく。
今の所、落下が2組、救助が2組、か。
どちらか少ない方に行こうと思っていたんだよな(笑
マイナス補正がかかる人員を減らすという意味で救助側で行動することにするよ。
相棒はウイザードなのでスキルは温存したい。
なので、デミ戦では俺も頑張って前に出るつもりだ。(短剣ぶんぶん
俺も注意する。皆も、怪我しないように気をつけような。
連絡を受けて駆けつけるという流れなので、一寸だけなら何か持っていけると思う。
タオル以外に持ってきてほしいものは有るか?
有れば俺はまだ手が開いてるから遠慮なく言ってほしい。 -
2014/05/09-23:19
俺に認識としては前者だな
まず救助班にデミ妨害があって
川泳ぎ班にも岸に上がったらデミ妨害がある感じ
まぁ、向こうは狙ってるんだから妨害がない方がちょっとおかしいんだがな…
なんで今の所川泳ぎ班がイルド(前衛)とアイン(後衛)でいい感じだから
他が救助班でデミを一気に殲滅して素早く合流できれば挟撃できそうかもしれねぇな -
2014/05/09-21:04
ジョブスキルだけど、イルドの技は範囲攻撃+隙が大きいから
逆にデミ戦で積極的に使った方がいいのかも?
皆はオーガ戦まで温存しといていいと思うわ。
おっさんも狙われ候補なら、村人の対応は他の皆に任せた方がよさそうね。よろしく! -
2014/05/09-21:02
流れは「川班:泳いで岸へ→待ち構えているデミAグループと戦闘」
「救援班:川班の所へ向かう→足止めしてくるデミBグループと戦闘」
「戦闘後合流し、村へ行ってオーガ(単体?)と戦闘」
って感じ?それともデミABは同じグループで、デミ戦中に班合流?
川班は敵が待ち構えてて危ないから、なるべく皆同じくらいに岸に上がった方がいいのかね?
少なくともパートナーとは一緒に上がりたいとこ。
役に立ちそうな一般スキル…イルドのサバイバルくらい?
タオルは村まで走る間に顔や手を簡単に拭くくらいを想像してたわ。 -
2014/05/09-03:41
そして文字制限…
>オーガ戦闘
まず、トランスは必須だとして
恐らく優先的に狙ってくるのは俺かアイン、スウィンかイルドって事になるだろうな
予め防御しておくってのも手な気がする -
2014/05/09-03:41
おっとっと!!もう相談までの時間がねぇのか…
泳ぎきった後の消耗した状態(恐らく命中か回避、HPあたりにマイナス補正)で
ゴブリンと戦うはめになるだろうからトランスはしておいたほうがいいんだろうが…
その後のオーガでスキルは取っておきたい感じなんだよな
俺は泳ぐ時には一応一般スキルのスポーツで有利にならないか試してみるつもりだ
なるべく早く泳ぎきらないといけねぇしな
タオルで拭いてる時間があるかがちょいと微妙だけどな…
>村人の対応
俺達ウィンクルムの指示には従うだろうから避難誘導をしてもいいとは思うが
相手のオーガが疲労した奴を襲うって書いてあるから
俺らより疲労させないように気を配る必要があるだろうな -
2014/05/09-01:52
東雲燈夜だ。よろしくな
俺は救助側に回ろうかな。
村を助けるためにもゴブリン達も素早く倒さないといけないし、トランス状態になろうと思ってる
戦闘ではテオが前線、俺はテオのサポートかな?
村人の救助が必要な場合はそっちに回ろうとも考えてるけど…そこはどうなんだろうな。 -
2014/05/08-23:30
セイヤ、です。よろしく、です。
ぼくは救援側で行こうかなっておもってるの。
だから、タオルとかもっていきます、ね。
エリクの後ろからついていく形で、がんばる、です。
-
2014/05/08-13:16
スウィンよ、今回もよろしく~♪メンバーは
ハードブレイカー1
テンペストダンサー2
プレストガンナー1
エンドウィザード1
で、バランスよさそうね!おっさんも落下した方希望よ。
もし救援の方希望の人がいれば、だけど、タオルを持ってきてもらえると助かるわねぇ。
戦闘ではイルドは前衛、おっさんは中衛で敵の妨害でもするかね。 -
2014/05/08-01:04
うっす!晃司だ。
立ち位置は川に落下した状態を希望するぜー
よろしくな!