プロローグ
●人騒がせ研究者コンビの受難? (別名:発端)
「もうすぐ完成ですね、ミツキさんっ!」
「ええ、これもサージさんのご協力のお陰ですよ」
ここは怪しさ溢れるタブロス市内の小さな研究所、ストレンジラボ。
謎の研究に勤しむのは白衣姿の2人の青年――A.R.O.A.の科学班に所属するサージと、ストレンジラボ代表のミツキである。
「あ、でも……僕がここに通っていること、科学班の皆――特にクレオナ先輩にはご内密にお願いしますね! 叱られてしまうので……!」
次にフラスコに注ぐ禍々しい紫色の液体を用意しながら、サージはふにゃりと苦い微笑を零した。「ええ、心得ていますよ」というミツキの返事に安堵したように、フラスコに満ち満ちる透明の液体へと、サージは試験管から紫の雫を垂らす。と、
「うわっ!?」
フラスコから淡いラベンダー色の煙がもくもくと立ち上がり、あっという間に研究室中を満たした。
「あああっ、失敗!? どこがいけなかったんだろう……?」
「とにかく窓を開けましょう! 万一人体に影響があっては危険です!」
あわあわとしてサージは背中を背後の鳥籠に強かにぶつけ、白衣の袖で鼻と口を抑えたミツキは手探りで窓を探し一気に開け放つ。その瞬間、煙と一緒に幾らもの小鳥が窓から外の世界へと飛び立っていった。先程のごたごたで、研究用に小鳥を飼育していた鳥籠の扉が開いてしまっていたらしい。
「ど、どうしよう……先輩に怒られる……!」
「そうですね、これは……」
なかったことにしましょう、とミツキは言った。
「えええっ、なかったことって、どういう……」
「科学の進歩に失敗は付き物です。あの煙も幸い人体に影響はないようですし、この件は僕たち2人の胸の内に留めておくのが良いかと」
2人は知らない。
人体には影響を与えなかったあの煙が、青空の向こうに消えた小鳥たちの鳴き声に不思議な効果を纏わせてしまったことを……。
●案の定……(訳:ウィンクルム巻き込み)
復活した『ムーン・アンバー号』は月の世界も駅にして繋ぐ。
ここ、ルーメンでも一足早い収穫祭にてウィンクルムたちを歓迎していた。
はずなのだが。
突如その様子がおかしくなった。
数匹のラビットたちが暴れ出し、まだまだ祭りの準備をしている他のラビットたちを妨害し出したのである。
更に、ラビットたちと共存していた大人しいルナ・ウルフたちも、ラビットたちを追いかけ始め
今にもウィンクルムたちも標的にし襲い掛かる動きを見せる。その頭には無かったはずの角が生えていた。
ウィンクルムたちは目撃した!
小規模の爆煙が巻き上がった瞬間、その周辺にいたラビットたちが正気を失い暴れ出したのを。
あたりを見渡すと、明らかに怪しい物体が目に入るだろう。
色は白く、形は林檎型の手榴弾である。
祭りを妨害しようとするオーガ側の人間、マントゥール教団員がどうやら仕掛けていたらしい『マイアズアボム』と呼ばれるその爆弾は時限式らしく、爆煙が上がる箇所には時間差があるようだ。
爆発した瞬間半径3m程を正気で満たし、近くにいる生命体に影響を与えてしまう。
それに気付いた、まだ正気のラビットが懇願する。
これ以上被害を広げないよう、爆発する前の爆弾があればすぐ近くの池に投げてほしいっ、と。
水の中で爆発すれば、瘴気は表には出てこないみたいだと。
インスパイア・スペルが次々と唱えられる。
しかし別の異変がウィンクルムたち、正確には精霊たちを襲った。
「ちょ、ちょっと! 敵はあっちよ!?」
「あ、あれ……??」
精霊がウルフがいる方向とは明後日な方に剣を構える。
暴れるラビットを取り押さえに向かおうとした精霊も、何故かラビットのいない方へ走り出してしまう。
自分の意思とは全く違う方向へ動く体に、動揺する精霊たち。
ワケが分からず仕方なく背中を押して促したり、手を引いてやる神人たち。
ラビット、デミ・ルナウルフ、戸惑うウィンクルムたち、それぞれが一糸乱れる半ばパニック気味のとあるルーメンの一角に
時折響く不思議な鳥の声あり。
『ピーピョロロ……プッチョ!』
インコのような大きさで愛嬌ある顔の小鳥だが、鳴き声は聴いたことの無いおかしさである。
パニック地帯が見渡せる小枝に止まっていたかと思えば、時に楽しそうにその上空を舞って歌う。
加勢しようと後からやってきた精霊が、その小鳥が上空を舞った途端あらぬ方向へUターンしてしまったのは
果たして気のせいだろうか……――
解説
●目的:爆弾処理しつつ、暴れるラビットの捕獲&デミ・ルナウルフの討伐
・農地、四方約100m程の場所にて
・爆弾は意外と簡単に発見可能。1組1個見つけて下さい(草むら、木陰などお好きに発見場所設定可)
時限を止めることは不可能。必ず爆発してしまうので、頑張って池に投げましょう
・池は四方の中央付近。
・暴れラビットたち捕獲の際、<農業用縄>を借りられます。
周囲から瘴気さえ消えればその内ラビットたちは元に戻る模様。
・デミ・ルナウルフは、ご参加ウィンクルムの組数+1体(例:参加数4組=ウルフ5体)
・全ての行動中、精霊たちのみ方向音痴を通り越して「全方位感覚音痴」状態。神人のフォロー必須。
さぁ、パートナーの目となり手となり密着するなら今!(戦う為ですともええ)
●件の小鳥(メス1羽)
・鳴き声に「方向音痴」効果を持っている、精霊たちの異変の元凶。
イケメン精霊さんたちを気に入ってしまった模様(故に声の効果が精霊たちのみ)
・必ず視認出来る所に居ます。
怪しい鳴き声に気付く・気付かない、戦闘後捕獲・放っておく、など自由。捕獲した場合本部が引き取ります。
小鳥に気付いた云々は「成功判定・MVP」等には影響しません。あくまで目的は上記の通りです。
ウィンクルムが帰れば、そのうち列車に紛れて勝手にタブロスに戻るでしょう。
★今回はすでにトランス済とします。ので、プランに記載不要。
(自分のタイミングでトランスしたい!という場合のみ、どの行動でトランスするか等ご記載下さい)
精霊さんが方向音痴になって一手間かかる以外、戦闘自体は初心者様でも優しくなっております☆
是非、初心者様~上級者様まで、一クセある戦闘に挑んでみて下さいっ。
※初心者様向け・当舞台簡単解説※
・空に浮かぶ月「ルーメン」:地下都市が存在。
・「Love-Bit」(ラビット・うさぎ):ルーメンにて数千年暮らしている機械生命体。しかし彼らにその自覚はない。
ゲームマスターより
巴めろGM&蒼色クレヨン共催!《bird》エピ始動!ちゃきーんっ
人騒がせ科学者コンビが、とうとう連動エピになってしまいましたコンニチハ。
いつも大変お世話になっております、改めまして蒼色クレヨンです。
プロローグ発端部分は巴めろGMのご執筆☆
迅速且つ効率的進行9割巴めろGM担当。残り1割で茶々入れ&雑談担当が自分でした、な連動エピ。
主催に名前が入っていいのかクレヨン!(挙句、先陣切った上イベントとまで絡める暴挙っぷり)
知ってる方も知らない方も、とくにNPCたちの存在は気にせず、鳴き声に不思議効果をもった小鳥たちの騒動を
楽しんで(?)いって頂ければと思います。
各GM様によって、鳴き声効果は代わりますのでお楽しみに!(=当エピ内効果は、当エピのみとなります)
リザルトノベル
◆アクション・プラン
月野 輝(アルベルト)
精霊さん達が…?アルは大丈夫? ええ、私は何ともないけど…って、アル!? 明後日の方向に動くアルを慌てて引き留め さっきまで普通だったのに、どうして? 記憶を探る 精霊達がおかしくなる前に何か無かったか 何となく、あの小鳥が必ず鳴いてたような 天藍さんならあの小鳥が何なのか知ってるかしら 話を聞いて怪しいと感じたの 後で捕獲して調べて貰いましょ ■行動 ハイトランス使用 まず爆弾探し アルの手首を掴んで一緒に動くわ ラビットさんは仕方ないから私の鈍器で押しのけるか足で蹴らせて貰うわね 道具箱の中に爆弾を発見 アルの手を引いたまま池へ え、いつの間にか手がしっかり繋がれて… 嫌じゃない、けど 握り返しかけてハッ! 慌ててラビット捕獲に |
かのん(天藍)
縄を借用 現場にてハイトランスジェミニを 宝玉の力場展開 天藍の誘導 双剣の扱いの邪魔にならないよう、背中の左右を押す力加減で進行方向へ誘導 それでも異なる方向へ向きそうな時は宝玉の力場を壁にして本来の方向へ向ける 爆弾捜索 畑と通路の間の茂みの下に発見 回収し池を目指す 爆弾を池の中に投げ込むまで、デミ・ラビット共に回避の方向で最短距離にて走る 対デミ 天藍の死角からの攻撃を防御しつつ反撃 天藍が方向間違えラビットに攻撃を向けないよう留意 ラビット確保 立ち止まった精霊を壁にして挟み撃ちに 同時に宝玉の力場でラビットの退路塞ぎ確保 仲間との連携も視野に 一段落後天藍に体調等確認 方向音痴はともかく他に不調は無さそうな様子に安堵 |
アマリリス(ヴェルナー)
ハイトランス・ジェミニ使用 縄持つ 何を遊んでいるのかしら …いえ、そんな事できる性格はしていませんでしたね 一向に改善されない様子見て仕方なしに精霊の盾側の腕掴み誘導 では、ちゃんと従ってくださいね? 更なる被害防ぐ為爆弾発見優先 爆弾探しつつラビットの数を把握し デミ退治完了まではなるべくラビットから距離取る ラビットが近づいてきたら腕離して自分の盾で受け流し 怪我はさせないよう注意 爆弾発見したら今の精霊に投げられそうにないので 自分で池に投げる デミと爆弾対処終了後ラビット捕獲 ラビットの意識が精霊に向いている隙に死角から近づき捕獲 全て捕獲するまで繰り返し 捕獲したら瘴気が薄そうな所に動かし正気になるのを待つ |
豊村 刹那(逆月)
爆弾処理を優先。次点でデミ・ウルフ討伐。 ラビットは最後。 先に捕獲して的になったら困る。 (周囲警戒 「逆月、具合悪いとかは無いんだよな?」 離れないように、逆月の背を押して移動。 行く方向に腕を引き、向きを変える。 「爆弾探すから、ラビットかデミ・ウルフが来たら教えてくれ」 あの草むら辺り探すか。 見つけたら、さっさと池に捨てないと。 デミ・ウルフは逆月に遠距離攻撃してもらう。動作は補助する。 爆弾処理前は牽制。 接敵されそうなら逆月を護る為に前に出る。 「させっかよ!」 ラビットは逆月の方に追い詰める。 できれば近くの味方と協力して挟み撃ち。 捕獲後、借りた縄で縛る。 「その、気をつける」(赤くなるのを自覚し、目を逸らす |
ニーナ・ルアルディ(カイ・ラドフォード)
優先順位は 爆弾>デミ退治>ラビット 大変なことになってきちゃいましたね…? トランス後カイ君の手を引いてあげつつ 爆弾を探しにいきます。 バランス感覚がいつもと勝手が違うみたいです、 転んだりしないようにしっかり見ていて上げないと… ハッ、今私なんだか凄くしっかりしてるように思えます! 爆弾見つけたら処理は私に任せてくださいっ! ウルフが減るまではカイ君のそばにいます。 ウルフと爆弾を処理し終わったらラビットさん達を捕獲していきましょう。 まず私が縄を持ったまま捕まえに行って押さえたら、 ロープの片方をカイ君に投げてそれを辿って来て貰いましょう。 縛るお手伝い、お願いしますね。 カイ君と…少しでも仲良くなれた、かな? |
「せ、精霊さんたちが……?」
「何を遊んでいるのかしら」
「いえ、遊んでいるわけでは……」
「……そうですわね、そんな事出来る性格はしていませんでしたね」
心配そうに呟く 月野 輝 と、自パートナーが明後日な方向に盾を構える様に淡々と漏らす アマリリス。
ヴェルナーも否定はするも、自身の動きにクエスチョンマークいっぱいといった顔である。
足を引っ張らないようにしないと……と、実戦経験の少なさから気を張る カイ・ラドフォードも
思った向きとは反対側が映った視界に『あれ、何で敵がそっちに?』と不思議な表情を浮かべていた。
異変に少しずつ気付く神人たち。
「アルは大丈夫?」
「大丈夫、……ではないようだ。輝は何ともないのか?」
「ええ、私は何ともないけど……って、アル!?」
返答しようと輝へ向いたつもりが、全く別方向へ首が動いたことにアルベルトも早々に訂正する。
デミ・ルナウルフがこちらを窺っているのに気付き、輝を庇うように前に出ようとするも、やはり足が別方向へ行ってしまい
慌ててそれを輝が引き止めたり。
そんな光景を自分のことも含め冷静に観察していた天藍が口を開く。
「かのん、ハイトランスしてもいいか?」
「わたくしも賛成です。神人は自分で身を守る必要がどうやらありそうですから」
「そうですね。と……天藍、私はこっちですよ」
「アル、私たちも」
天藍の提案に、かのん、アマリリス、輝が同意しハイトランス・ジェミニを完了させた。
やっぱり明後日な方向に文様ある手を差し伸ばす精霊たちに、神人がその手を取りに、唇を寄せに、自らいそいそ動くという
ある種切ない光景があったのは言うまでもない。
ラビットの更なる被害拡大を防ぐ為、神人たちはまず爆弾を探すことにする。
ニーナ・ルアルディ と 豊村 刹那 は、互いにフォローし合える距離を保つことにした。
「大変なことになってきちゃいましたね……?」
「原因が分からないんじゃ仕方ない。逆月、具合悪いとかは無いんだよな?」
「思った処へ、行けぬだけだ」
「ニーナ、手なんか引かなくたって俺一人で何とかするってば!」
「逆月さんもですか……精霊さんは全員みたいですね。バランス感覚がいつもと勝手が違うみたいです、しっかり見ていてあげないと……」
「だからっ、人の話ちゃんと……!」
爆弾を探索しながらも精霊を気遣う。
―― ハッ、今私なんだか凄くしっかりしてるように思えます!
(気のせいだろ)
―― 相変わらず夢中になると全然人の話聞かなくなるんだから……
(全くだな)
一部、気遣いがカラ回っている気がしなくもない。
きりっと張り切るニーナ。遠い目をするカイ。
プラス、二人の脳裏に茶々を入れるもう一人の精霊の声が響いた気がして、ニーナとカイ、思わず仲良く辺りをキョロキョロ窺ったとか。
「爆弾探すから、ラビットかデミ・ウルフが来たら教えてくれ」
刹那の言葉に了承の意で頷く逆月。向きは反対を向いているが。
草むらの中を食い入るように探す刹那は、方向を変えるたび逆月の腕をしっかり引いて離れぬよう注意する。
(常の刹那は、必要以上触れようとせぬ)
己の過去の傷に対する、それが刹那なりの気遣いだと薄々分かってはいる。
(だが……やはり刹那に触れられるのは心地よい)
非常事態ゆえの与えられたその温もりに、改めて湧き上がるこの気持ちはなんなのか、まだ逆月には判断出来なかった。
「あ!ありました!」
「あった!」
ほぼ同時にニーナと刹那から声が上がる。
白い林檎型のそれを手に持つと、全速力で池に向かった。
「ニーナは危ないから下がってて。俺が……」
「もう違う方向進もうとしてるじゃないですか。ウルフが居る間は私、カイ君から離れません!」
「逆月このまま走れるか?」
「刹那が誘導してくれている。方向としては問題ない。が、ラビットが突進してきている」
「えっ?」
進行方向から両手を振り回し特攻してくるラビット二匹の姿を、逆月が伝える。
「逆月頼む!ルアルディさんすまない避けてくれ!」
「は、はい!カイ君あぶなーーい!」
「ごっふ!?」
刹那の声にニーナが反射的にカイをド突き、もとい体当たりで真横に突き飛ばした。
その瞬間、ラビットの目前でブレーキをかけた逆月の大きく長い白尾が、ラビットの足元に横たえられる。
ステテーーーンッ☆
「よし今だっ」
ラビットが逆月の尾に足を引っ掛け盛大に転んだ隙に、ニーナと刹那は池へ駆け出し爆弾を放った。
二つの爆弾が宙を舞い無事池へと落ちていく。
よく私の意図が分かったな、と嬉しそうに微笑む刹那へただ頷く逆月と、
もうちょっと他に避ける方法は無かったのかとヨロヨロ身を起こすカイに、慌てて手を貸すニーナの姿があるのだった。
一方こちら、全く意思とは違う方向に動く体にひたすら首を傾げるヴェルナー。
では、ちゃんと従って下さいね?と有無を言わせぬ笑顔にてヴェルナーの盾持つ右手を掴み、誘導役を担うアマリリス。
迷惑をかけて申し訳ないという気持ち抱えつつ、それでもこれ以上アマリリスの手を煩わせないよう
ヴェルナーはフォトンサークルを展開し、常にデミの動きを注視する。
「ありましたわ、これが爆弾ですわね」
茂みに隠すように埋められていた爆弾を慎重に手に取り、辺りにデミや暴れるラビットがいないことを確認してから
アマリリスは池の方向へ踏み出す。
「アマリリス、私が」
「今のヴェルナーより、私が行った方が断然速いと思うわよ?」
ヴェルナーの前でのみ出る素の言葉遣いを一瞬垣間見せ、グウの音も言わせないアマリリス。
じゃあせめて自分の背後を見ててと、くるっと向きを変えられ固定されればヴェルナーも動くに動けずである。
そうして、直線にして約50m程を一気にアマリリスは駆け出した。
走っている僅かな時間も無駄にはしない。暴れるラビットの数や、デミが今どの位置を動いているか、少しでも記憶していく。
池に到着し爆弾を放ったそのアマリリスの視界が、身を低くして蠢く影が輝やかのんの方面へと
近づいていくのを捉えるのは間もなくのこと ――。
「さっきまで普通だったのに、どうしてかしら?」
「天藍、何か心当たり無いですか?」
アルベルトの手首を引いて、天藍の背中へ回って左右を誘導して、
輝とかのんは爆弾を探しながらも、精霊たちがこうなった原因を気にしていた。
精霊たちがおかしくなる前に何か無かったか、輝は必死に記憶を辿る。
「そういえば……何となく、あの小鳥が必ず鳴いてたような」
「ああ、あの妙な囀りなら確かに俺も聞いたな」
輝の呟きに思い返すようにしながら天藍が同意する。
「天藍さんならあの小鳥が何なのか知ってるかしら」
「タブロス付近では少なくとも聞いたことがない。ルーメン特有の種なのかもしれないな」
「……怪しくない?」
「怪しいな」
輝と天藍、少し離れた上空を丁度舞っている小鳥を視野に捉え一度凝視。
『ピーピョロロロー♪プッチョ♪』
小鳥、現在棒立ち中のヴェルナーの頭上を楽しそうに飛んでいる。
「後で捕獲出来そうなら捕獲して、調べて貰いましょ」
「こんな能力を持った鳥が多数いたら厄介ですしね」
輝の提案に、話を聞いていたアルベルトも頷いた。
後でラビットにも尋ねてみようと、小鳥の外見特徴を覚えるために天藍もしばし見上げたまま。
その後、効率も考え二組は別々に分かれた。
歩みを進め、かのんたちは畑の横の通路に入り調べ始める。
「天藍はそこで待っていて下さい」
「……すまない」
畑と通路の間の茂みに分け入るかのんを申し訳なさそうに見つめながら、しかしどうしようもないとも理解している天藍は
周囲の見張りに回る。と、顔を上げた瞬間、
ポコポコポコーッ!
「……」
背の高い天藍から死角になるすぐ足元、いつの間にか正気を失った暴れラビットが一心不乱に天藍の両足を殴っていた。
しかして。新緑のオーラの息吹を纏った上、その足を覆う漆黒の鉄壁はラビットパンチをものともしない。
「ありました爆弾っ、……天藍、何してるんです?」
「……何してるんだろうな」
いまだ天藍の足を殴り続けるラビットの動作に、爆弾を抱き戻ってきたかのん、思わずほっこり。
してから、徐ろにラビットの後ろに移動すればあっさり縄をかけた。
「少し可哀想ですけれど……元に戻ったらすぐ解いてあげますからね」
「こいつは見てるから、気にせず行ってきてくれ。……気をつけてな」
「ありがとう。すぐ戻ります」
宝玉の力場を万が一の防御代わりとして発動させて、池までの最短距離をかのんは走り出す。
そこへ同じく爆弾抱え、アルベルトの手を引いたまま走ってきた輝と再び合流した。
「輝さんもありましたか」
「ええ、農具入れる道具箱の中に入ってたわ。急ぎましょ!」
池まであと数m。駆ける3人の背中に、遠くからアマリリスの声が響いたのはまさにその時だった――。
◆
「アルベルトさん後ろです……!」
「!」
神人たちよりやや後ろに居たアルベルトに、ずっと機会を窺いついてきていたウルフが茂みから飛び出し襲いかかったのだ。
アマリリスの声で、コンマ数秒早くアルベルトが振り返り体を捻った。
輝が思わず足を止め叫ぶ。
「っアル!!」
「行け!」
「……分かった!かのんさん今のうち!」
「はい!」
一瞬のアイコンタクト。パートナーの意思を悟った輝が再びかのんと池へ向かう。
その行動を満足そうに見つめてから、アルベルトはあえて肩にウルフの体当たりを受け仰向けに傾く。
肩に爪をくい込ませようとウルフが前足に力を込めた。
「そんなことしたら危ないですよ?」
月色の瞳がうっすら笑みを浮かべるように細められる。
瞬間、アルベルトの纏う三日月映す鎧が青白い光を発したと思うと、バチッと音を立てウルフを弾いた。
ぎゃんっ、と喚いたウルフの体を追うように、今度は禍々しい蔦が巻き付く。
ブラッディ・ローズ。暗闇よりいでし深紅の薔薇の狂気は、容赦なくウルフを締め上げ捉える。
「振り上げるだけなので外してあげませんよ」
スチームウィールソードを両手で勢いよく伸ばすと、大きな鋼の刃はウルフを月の大地へと還すのだった。
「アル!無事!?」
爆弾を池に処理し終えた輝とかのんが戻ってくる。
問題ないと身を起こし片手あげるアルベルトを見て、輝もホッとした表情を浮かべた。
そこへヴェルナーを引き連れたアマリリスも合流する。そのもう片側にはグルグル巻きのラビット抱えた天藍も。
「途方に暮れていらっしゃるように見えたので、つい引っ張ってきてしまいました。ご迷惑でしたでしょうか」
「いやすまない、助かった」
「アマリリスさん、天藍を連れて来て下さってありがとうございます。先程の声も」
アマリリスの声は天藍の方へも響いていたのだ。
かのんたちに何かあったのかと気が気で無かった天藍だが、姿を確認すれば安堵してからすぐに双剣を構えた。
仲間がやられたことで、残ったデミ・ルナウルフたちの殺意全てがこの場に集まってきていた。
すっかり臨戦態勢となったウルフたちは完全に身を隠しその姿が確認出来ず、空気がピリピリと緊張をはらむ。
その時だった。
「シャインスパーク!」
「ぎゃうっ!」
神々しい光が広がったと思うと、その眩しさにウルフ数匹から唸り声が上がった。それは予想より遥か近くから。
ヴェルナーが咄嗟に盾を引くと、その腕を掴んでいたアマリリスごと引っ張ってしまいゴツンッと鈍い音がした。
「アイタッ」
「あ!申し訳ありませんっ」
「いえ……不可抗力だとわたくしも分かってますわ」
盾にぶつかった額をさすりながら見渡すと、ニーナとカイ、刹那と逆月が此方へ駆けてくるのが見えた。
「先程の光はカイさんですのね」
「ああ!せめて少しでも被弾確率下げられればと思って……」
「おかげで何匹か位置が分かりました」
「カイ君!褒められましたよ!良かったですねっ」
「ニーナ……ちょっと黙ってて……」
折角役立ったのに……と、緊張感を削られがっくりしているカイへ礼を述べてから。
アルベルトは唸り声のした左右を確認する。
「天藍さん、右のお任せします」
「分かった」
囁かれた言葉を合図に、天藍が最初に飛び出す。
かのんが予測位置へ押し出してくれた方向がブレて誤らないよう、余計な方向転換は一切加えずに。
野生故の完璧に消されていた気配が今僅かに漏れているあたりへ、一気に高速で畳み掛けるはオスティナートⅡ。
二刀の鷲が爪のように刃を翻し、生い茂るしげみごと鋭利に切り裂いた。
「ギャワン!!」
どさっと音がし、やがてウルフの呼吸が途絶えた。
その横で着地した天藍がどこか不思議そうな顔をしている。
「牽制のつもりでとりあえず茂みから追い出そうとしたんだが……」
「運が良かったみたいですね」
安堵を浮かべ微笑むかのんのポケットの中。懐中時計が一度カチリと優しい音を立てた気がした。
「多分もうじき……ああやっぱり。ヴェルナー、こちらです」
「アプローチ!」
騒ぎの中心となる音に寄ってくる暴れラビットたちの数と位置を確認済だったアマリリスは、ヴェルナーの体を反転させた。
その先に、手を振り回し突進してくるラビット数匹の姿が今見え始めたところだった。
すかさずフォトンサークルを解除し、ラビットへ向けて自らへ気を引き付ける言霊が放たれる。
「動物は動くモノを捉えがちですからね」
「アマリリスさん、詳しいですね」
「野生動物と戦うことが何故か多いんです。このコたちが動き回って標的にならないよう、縛っておきましょうか」
「手伝いますっ」
ニーナが縄を引き受けてくれたのを見て、アマリリスは頷くとアプローチからもがき逸れようとするラビットを
怪我をさせないようブーケ盾でそっと受け流しながら、ふわもこの体をニーナの方へ押して寄せる。
ヴェルナーも混戦にならないよう、ラビットたちがある程度固まったのを認めてからすぐにアプローチを切った。
そんなヴェルナーの視界に、もう一匹のウルフがアルベルトに倒されるのが目に入る。
(あと残りは……)
ヴェルナーの気が一瞬の思考で逸れたのと、二匹のウルフが、ヴェルナーと縄かけに動いていたニーナへ飛び掛ったのは同時だった。
「ヴェルナー!」
「ニーナ!」
アマリリスとカイの声が上がる。
すぐに反応し斧や盾で防戦しようとするも、体は言うことをきかずウルフの方向とは逸れてしまう。
恐らく、自身の防御力ならしばし耐えることは可能だろうと瞬時に判断したヴェルナーが、
避けるのをやめ衝撃に耐えようとしたその時だった。
「!? アマリリス!?」
「ま、間に合ってしまったのも不可抗力ですのよ」
精霊のピンチと、想いやる気持ちとに反応したブーケ盾「ロサイナ」を持ったアマリリスが、
瞬時にヴェルナーとウルフの間に割って入っていたのだ。
真心の光がヴェールとなってウルフの爪を、牙を防ぎ、横に流す。
その隙を無駄にすることなく、アマリリスの肩を掴んで方向を合わせると、ヴェルナーは躊躇わず片手斧「ガルメニオン」をウルフの胴体へ振り下ろすのだった。
「くっ……シャイニングアロー!」
カウンターの光の輪を具現化し、ニーナとウルフの間にこちらも割って入ろうとするカイだったが、
どうしても足が違う方向に駆け出そうとしてしまう。
ふと、握っていた縄の感触に気付いた。それはラビットを縛っていたニーナを手伝う為持っていた物。
その縄の先はニーナの小柄な手へと繋がっている。考えるより早く、カイはその縄を辿ってまさに牙を剥こうとしているウルフから
ニーナを庇うように背中へと押しやった。
目前の獲物を、邪魔するように遮る光の輪にウルフが警戒し一歩下がる。
その瞬間、
「疾く、散れ」
ニーナとカイの真横を一陣の風が吹き抜け、ウルフが断末魔を上げる間もなく事切れた。
その額には一本の矢。
集団の場から距離を取り、援護のタイミングを見定めていた逆月の弓「カラコラム」が
射られたのだ。
スナイピングで狙いすまされたとはいえ、一筋の閃光となって一撃で仕留められたのは刹那による補助の功績だった。
逆月の弓矢握る手にしっかり両手を重ね、ウルフへと照準を合わせたのである。
ニーナがホッとしたように刹那へと手を振った。
「おかしいですわね……あと一匹いたはずです」
「! 刹那さん!!」
ウルフの数も記憶していたアマリリスが漏らした声に、ニーナの叫びが重なった。
最後のウルフは、この集団に挑むは不利と踏んで、孤立していた刹那と逆月を狙いにかかったのだ。
「させっかよ!」
刹那は咄嗟に逆月を護るように前へ出た。逆月の瞳が僅かに見開かれる。
ウルフが刹那の眼前で地を蹴った。……が、その体は刹那に届く前にドサリッと鈍い音をたて落ちた。
「天藍、無茶しますね……投げられた瞬間ちょっとハラハラしました」
「いや。今日は当たる気がして……」
落ちたウルフの背には二刀の片割れが深々と急所を貫いていた。
珍しくも大胆な行動に面食らうも、それでも皆の無事を確認したかのんは優しい微笑みへ戻るのだった。
●
デミの危険が無くなったのを確認し、各自が残った暴れラビットの捕獲にいそしむ。
捕獲したラビットを、瘴気の薄そうな所へ運ぶアマリリスへとバケツリレーの如く渡しながら
皆もラビットさんも無事で良かったですね、とニーナは笑顔で話す。
その表情につられるように、カイの口からポソリと言葉が紡がれた。
「色々……補助してくれて助かったよ、ありがとう」
ニーナ、大きな空色の目をパチパチ瞬かせた。彼にはどこか距離を置かれていると思っていた。
素直な言葉がとても意外だったのだ。
「……ねえ、何その顔。俺、あいつと違って一応礼はわきまえてるつもりなんだけど」
不貞腐れたようにそっぽを向いてしまった端正な横顔へ、あああスイマセン!と謝罪しながらもチラリと見つめ
ニーナはこっそりと頬を緩める。
(カイ君と……少しでも仲良くなれた、かな?)
「あ、あの……アル?」
「嫌か?」
「い、嫌じゃない、けど」
ずっと自分が引いていたはずの掌が、いつの間にやら力強く握り返されていたことに輝は気付いて、落ち着かなそうにソワソワし出す。
その様子を楽しそうに見つめながら、時折向かってくる暴れラビットをころんと足で転がすアルベルト。
恥ずかしそうに、しかしどこか嬉しそうに、温かな広い手を改めて握り返そうとして、転がったラビットにハッ!
今は捕獲に集中!と慌てて動き出す輝へ、まだ視線は注がれているのだった。
―― たまには手を繋いで戦うのも悪くはないな。
そんな微笑み含んだ思考と共に。
「体調は何ともないんですか?」
「ああ、相変わらず方向感覚はおかしいが、他に問題は無い」
心から安堵の色を浮かべるかのんの優しさが、天藍の胸にじんわりと染み渡っていた。
かのんの宝玉の力場の壁へラビットを追い詰める刹那を、じっと逆月は見つめていた。
その視線にようやく気づけば、うん?と顔上げる。
何か言いたそうにしている逆月なんて珍しい……。
「刹那、」
「どうした?」
「刹那が怪我をする様は、見たくはない」
刹那は守らせてくれぬが。なのに己を守りに飛び出した刹那の背中が今もなお脳裏から消えない。
あの心の臓が冷えつく感覚、あれはもう味わいたくないものだ、と逆月は本能的に感じたのだ。
なんのことかとポカンとする刹那へ、逸らされぬ赤い瞳の奥が伝えてくる。
ようやく合点がいった。同時に、刹那の頬が徐々に顔を赤らめる。
「その、気をつける」
それだけ言えれば、作業に戻るフリをして視線をそらす刹那がいた。
刹那たちの会話が聞こえたヴェルナーからこちらも珍しく語調強めに、貴方もですよ、と
とばっちり的にお小言を言われているアマリリスの姿もあったとか。
その後、天藍から外見特徴、輝から鳴き声や不思議な効果の鳥の話を聞いたラビットたち一同は、ぷるぷる首に振る。
ならばと、ウィンクルムたちは件の小鳥を引き連れて、本部へ報告に行くのだった。
ちなみの捕獲方法。
推測と仮定から精霊たちを固まらせてみたら、あっさり小鳥が懐いて
止まり木(=精霊たちの頭や肩)を替え替え自らついてきたという話 ――。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:ニーナ・ルアルディ 呼び名:ニーナ、姉ちゃん |
名前:カイ・ラドフォード 呼び名:カイ君 |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 蒼色クレヨン |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 09月05日 |
出発日 | 09月12日 00:00 |
予定納品日 | 09月22日 |
参加者
会議室
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2015/09/11-23:37
-
2015/09/11-23:36
こんばんは
今までの皆さんのお話参考にプラン提出してきました
無事に目的が達せられる事を祈って、皆さんと一緒に頑張りたいと思います -
2015/09/11-00:26
同じくになりますが、優先順位は爆弾>討伐>捕獲の予定です。
戦闘中にラビットが寄ってきた場合は、片方が除けておく感じでいこうかと。
捕獲に関して個人としてはこちらも似たような形になりますが、皆さんも捕獲は後回しのようなので、
討伐後にラビットのみになったら、以前使わないといいましたがアプローチを使用してみようかと。
縄はわたくしが持って、注意が逸れているうちに捕獲を試みようかと思っています。
ラビットは同じく5体前後のイメージでした。
こちらやデミと大体同じ数なのかなと。 -
2015/09/10-23:50
>かのんさん
判ったわ、ありがとう。
その答えに合わせるようにこちらも反応してみるわね。
>ラビットの数
「数匹のラビット達」ってなってるから、手に負えないほど多くはないと思うのよね。
メタな考え方だと、なんとなく、参加組数分はいるんじゃないかなと思うわよね。
だから最低5人。もしかしたら2倍で10人?
難易度考えても、さすがに二桁はいないような気がするわ。 -
2015/09/10-22:18
>輝さん
天藍は
タブロス付近では聞いた事が無い妙な鳴き声なので、ルーメン固有の種なのかもといったような事を答えるつもりらしいですけれど、この様な感じで良いでしょうか?
>ラビット
デミ相手にしている間に元に戻ってくれているのが一番良いんですけれど、たぶん暴れているんでしょうね……
なるほど、精霊さんにはその場から動かないで壁になって貰うのは良さそうですね
これなら私達神人は自由に動けますし、参考にさせて貰っても良いでしょうか?
ちなみになのですが、ラビットさん達って何人位暴れていると思います?
なんとなく5人+αなのかなと漠然と思っているのですけれど -
2015/09/10-21:51
>かのんさん
わ、ありがとう!それじゃあ、
「なんか変な小鳥がいるんだけど、天藍さんなら何て鳥か判る?」
って振ってみてもいいかしら。
そこから、そう言えばあの小鳥が鳴くと……って持って行こうかなと思うわ。
>ラビット
瘴気が消えれば元に戻ってくれるらしいから、爆弾やデミを片付けてる間に戻ってくれれば
いいなとは思うんだけど、ニーナさんが言うとおり、そんなすぐには戻らないわよね、たぶん。
個人で考えてた方法は刹那さんと一緒ね。
アルにはじっとしてて貰って、私がそこへラビットを追い込んで、アルに捕まえて貰おうと思ってたのよね。
みんなで協力するとしても、この方法は有効じゃないかなと思うのだけど、どうかしら? -
2015/09/10-20:52
うちもラビットさんには申し訳ないんですけど
爆弾の確保とデミ退治を最優先の予定ですね。
爆弾放置すると更に確保するラビットさん達が増えてしまうのと、
敵がいる状態であの状態のカイ君連れまわすのは危ないかなと思ったので。
ラビットさん達、退治が終わる頃には自然治癒してくれてればいいんですけど
そう簡単にはいきませんよね…?
捕まえる時はまず自分で縄を持ってラビットさんを捕まえに行って、
その後カイ君の方に縄を投げて、それを辿ってきてもらって
縛るのを手伝いに来てもらおうかなと考えてます。 -
2015/09/10-20:42
ラビットの捕獲は、月野さんやかのんさんと同じで後回しの予定でいる。
方法は、立ってる逆月の側に追い詰めて捕獲とかしか浮かんでない。
農業用縄で囲いながらっていうのも、難しいだろうし。
もう少し考えてみる。
協力して捕獲する場合は、勿論手伝うよ。 -
2015/09/10-06:57
度々すみません、皆さんの考え伺いたくて
ラビットさんの確保はどのように対応予定でしょうか?
こちらはデミの討伐終わるまでは、避けるか怪我しないように牽制かなと思っているのですけど、確保となると天藍誘導しながらだとどうしようかしらと思ってしまって
皆さんと囲むとか挟み撃ちにして行動範囲狭めてから捕まえるというのも手段の一つかなと思ったのですけど
>小鳥
輝さん、天藍が気付くに立候補(笑)させてください
ルーメンには、変な鳴き声の鳥がいるんだな的な感じになりそうですけれど -
2015/09/09-22:06
>優先順位
爆弾は簡単に発見できるそうだし、爆弾が先がよさそうかしらね。
何より爆発されたら大変な事になるんだし。
その間、邪魔になりそうならデミを倒しつつ……かしら。
ラビット達はとりあえず素手か足で避けさせて貰うしかないわね……痛い思いさせちゃうけど。
>小鳥
皆さん、ありがと。
それじゃ、「なんかあの鳥変よね」と気付く方向で行こうと思うわ。
どなたか一緒に気づいてくれる方募集しても?(募集する物かどうかは謎だけど(笑)
>スキル
とりあえず私は前回言ったとおりハイトランス・ジェミニで、
アルは【ブラッディローズ】で身を守りつつ……【デーモンズアイ】で鳴き声に対抗できたりしないか試してみるわ
そう言えば、前回ロープで手を括るって言ったけど、離れられないと不便だし、アルの武器両手剣だし、
私がアルの腕をつかむ、くらいにしておくわ。
(誤字見つけて一度削除しました。すみません) -
2015/09/09-07:23
こんにちは
ひとまず現在の考えている事をお知らせしますね
戦闘時の連携等これからご相談できればと思います
>小鳥
こちらは、あれだけ妙な鳴き声なので、動物学スキル持ちの天藍が聞いたら興味を持ちそうです
字数が許すなら全て片づいた後で、正気なラビットさんにルーメン独特の小鳥だと思って、名称等尋ねたいかなと
>動き
効果範囲も広く爆発してしまうと大変そうなので、爆弾の捜索処分がまず優先かと思っています
処分先の池が現場中央とのことなので、池に近づく際、デミに攻撃された場合は応戦しつつ
爆弾処理後はデミの対応を優先して、その後にラビットさん確保かしらとなんとなく思い描いている所です
デミとの戦闘の際にラビットさんを巻き込まないようにしたい所ですが、具体的にどうしたものか悩み中です
>誘導
天藍が双剣を使うので、邪魔にならないように背中を押して方向の誘導できないか検討中です
移動途中で明後日の方向に向かわないように、宝玉の力場を壁にしてしまおうかとも思っています
>スキル
戦闘に対応出来る頭数を増やすのと、誘導する精霊さんとの能力の平準化できることで、ハイトランス・ジェミニ有効そうですね
こちらも戦闘中は使用を考えようと思います
天藍のジョブスキルは、回避とカウンター、パッシブで手数が増す確率を上昇させる感じでしょうか -
2015/09/09-00:22
アマリリスとヴェルナーです。
どうぞよろしくお願いいたします。
精霊にだけ、とはまた妙な事になっているようですね。
わたくしはヴェルナーの盾を持つ側の手を掴んで誘導しようかと考えています。
小鳥に関しては、原因と気づけそうな要素は色々とありますし、気づいても大丈夫ではないでしょうか。
爆弾は時間差があるにしろ、既に爆発しているものがある以上あまり猶予はなさそうですわね。
1組1個、との事ですのでこちらは爆弾を優先して探しつつ戦闘・捕獲の合間にささっと対処できればなと。
戦闘中はハイトランス・ジェミニを使用予定です。
今回は討伐と捕獲を同時にという事ですので、アプローチは使わず補助系のスキルで固めようかと。 -
2015/09/08-22:53
ニーナ・ルアルディですっ!
あと…あ、こちらはカイ君ですっ!
えっと…戦闘に不慣れなカイ君の練習になればと思ったんですけど
どうしてこんなことに…
爆弾が破裂するとちょっと大変なことになりますし、
私はカイ君の手を引いてあげつつ爆弾の回収に向かおうかなと思います。
少しでも敵の動きを鈍らせることが出来るなら
途中カイ君にシャインスパークを使ってもらうことも考えてます。
(それどころではないので全く小鳥に気付く気配がない様子) -
2015/09/08-20:40
豊村刹那と、プレスとガンナーの逆月だ。
よろしく頼む。
色々と厄介な状況だな。(溜息
逆月は弓を使うから、背中押して移動させるつもりでいる。
支えれば戦えるらしいから、デミ・ウルフの討伐に立候補させて貰うよ。
小鳥は視認できるところにいるようだし。気づいても良いんじゃないか?
私は別に構わないけど。 -
2015/09/08-19:34
こんばんは、皆さんお久しぶり……あら?ニーナさんの所は新しい精霊さんね。
カイさんには初めまして、月野輝とパートナーのアルベルトです。
皆さん、どうぞよろしくね。
ほんと、どうしたのかしらね、精霊さん達……
神人は何ともないから、精霊にだけ影響する何かがあるんでしょうけど、瘴気じゃないし、何なのかしら……
(メタな話、小鳥に気付いた方がいいと思われますか?反対がなければ気付く方向でいきたいと思うのですが)
私たち、去年の夏祭りで手が繋がったまま戦った事があるので、その時を思い出して手をロープで括って行こうと思うわ。
それで誘導するしかなさそうだものね。
一応、私はハイトランス・ジェミニを使用する予定よ。
デミ・ルナウルフが6体に、暴れるラビット多数なら、火力よりも手数が必要そうだものね。
優先順位はどうしましょ?
やっぱりデミ討伐かしら。爆弾が先かしら……?
精霊さん達が普通なら、デミ任せて私たちで爆弾探せるのに…… -
2015/09/08-06:57
こんにちは、かのんとパートナーの天藍です
それにしても……精霊さん達どうしてしまったのでしょう?
とにもかくにも、明後日の方向へ行ってしまわないように誘導は必須でしょうか
今回は、
・爆弾発見・処理(各自)
・暴れラビット捕獲
・デミ・ルナウルフ討伐
を、精霊さんを何とかしつつ行う感じですよね
ラビットとルナウルフの対応については、皆さんと段取りと分担のご相談が必要かなと思ってみたりしています
どうぞよろしくお願いしますね
口には出さないけれど↓
(なんとなく、多少天藍放っておいてもハイトランスオーバー使って私が対応する方が手っ取り早い気がしないでもないですが……
天藍、表面上は何も言わないでしょうけど、内心凹みそうな気がしますし一緒に頑張る方が良いのでしょうね……)