《strano》雀の子、そこのけそこのけ(青ネコ マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

「馬が通りまああああああぁぁぁぁぁぁぁす!!!!」
 絶叫と共に町中を馬達がドドドドッと駆け抜けた。
 遠くなる馬達を町の住民達は呆然と見送った。
「…………馬だ」


 閑話休題。


 そこは最近話題のお化け屋敷の一つ。
 メルヘンホラーをコンセプトに作られていて、あなた達がやってきたこの建物の中は『舌切り雀』の世界が広がっているらしい。
「舌切り雀はご存じですか?」
 白黒千鳥格子の着物に海老茶のコルセット、そして羽根飾りのついた片眼鏡をかけた受付の女が説明をする。

 怪我をしていた雀を見つけて助けた、心優しいお爺さん。
 障子張り替えの糊を食べられて雀の舌を鋏でちょん切った、いじわる欲深なお婆さん。
 恩返しにお爺さんは雀のお宿へ招かれてもてなされて、さらにお土産に大小二つのつづらが用意された。
 お爺さんが選んだ小さいつづらの中には金銀財宝がたっぷりと。
 話を聞いて無理やり雀のお宿へ押しかけ、奪うようにとった大きいつづらの中には魑魅魍魎がぎっしりと。
「酷い事はしてはいけないし、欲張ったりしてはいけないんだよ」という、御伽噺。

「ところが、お婆さんはちっとも反省しませんでした」
 受付の女はアンティーク調の鋏、スチームパンク調のゴーグル、そして簡単な衣装を渡しながら説明を続ける。もちろん、鋏は作り物で本物ではない。
 全て配り終えた受付の女は「ゴーグルをつけて下さい」と言う。それに従ってゴーグルをつければ、丸いコロンとしたちりめん細工の雀が女の周りをふよふよと浮いていた。
 映像だとわかったが、それにしては本物のようにはっきりと違和感なく映っていた。
『あなた達はお婆さんです。さぁ、この先は雀のお宿。雀達は財宝を隠しています。邪魔する雀達を鋏で切って、見事財宝を探し出してください』
 かけたゴーグルからガイドアナウンスが聞こえてくる。
 自力で探し出すのもいいけれど、簡単なのは雀を切ってしまう事。
 そうすると雀達は慌てて隠している財宝の方へ逃げるらしい。
 けれど、同時に切った者へ嘴でつつくという攻撃も始めるらしい。
 攻撃自体は大して痛くはないが……。
『沢山の雀に囲まれるのは、ちょっとした恐怖ですよ。しかも財宝に近づくほど攻撃は増して、雀の姿も変わってきます』
 どう変わっていくのかは、見てのお楽しみだという。きっとお化け屋敷に相応しい変化だろう。
『それでは、いってらっしゃいませ』


 ……そうしてスタートしたのが、五分前の事。


 どうしてこんなことになったのだろう。
 あなた達は沢山ある畳の部屋の一つ、雪洞が灯る薄暗い部屋の片隅で息をひそめている。
 部屋の中にはちりめん細工で出来た実物大のご馳走や玩具が並んでいて、通常ならば、よく出来ているなぁ、可愛いなぁ、などと思えただろうが、今はとても無理だ。
 ゴーグルから、小さなノイズが聞こえて、そしてはっきりとした声が流れてきた。
『―――……大変お待たせいたしました。まずは探索中断にご協力いただき、誠にありがとうございます。それでは現状の説明をさせていただきます』
 説明? そんなものはいらない。もうわかってる。
 だって、さっきから、聞こえている。
『ただ今、当施設には……ッ馬が数頭、入り込んでおります……!』
 廊下や畳を削るような蹄の音が、狂ったような嘶きが、柱や襖や壁にぶつかる音が、この薄暗い空間に響いている。
『先程、暴れ馬に主電源装置及びシステム操作機器を壊され、非常電源に切り替わりました。非常電源を切ると通信も途絶え施設内が暗闇となってしまいます。大変恐れ入りますが、お客様の安全を考え現状維持を取らせて頂きま……あ、ちょっと?!』
『すみません! 動物専門「まるはち」です! うちの馬がすみません!!』
 その名乗りを聞いて、頭痛がする者がいたりいなかったり。
「まるはち」は全国展開している動物に関する何でも屋だが、何故かA.R.O.A.やウィンクルムに厄介事を持ち込んだり巻き込んだり押し付けたり……そんな嫌な実績があるのだ。
『返してください! ……えー、今お聞きいただいた「まるはち」の方々と当スタッフで馬の取り押さえと皆様の誘導に向かっておりますが、非常通路や管理カメラも幾つか壊されており、お客様のもとへ向かうのに時間がかかる可能性がございます。幸い出口への通路は壊された気配はございません。ですので、お客様にお願いがございます』
 お願い? まさか……。
『非常事態なのでお教えしますが、財宝は出口のところにあります。つまり、雀を切っていただければ出口がどちらかわかります』
 まさかそんな。いや、この流れはどう考えても。
『馬に充分ご注意の上で、出口を目指してください! 音声にて誘導を行いますので、くれぐれもゴーグルは外されませんよう!』
 お化け屋敷、強制続行。プラス暴れ馬。精神的恐怖に肉体的恐怖が追加されました。
 ああ、どうしてこんなことになったのだろう!

解説

薄暗い和風の屋敷の中を急いで出口へ向かってください。

●脱出まで
基本的には自力で出口を探して下さい。
音声誘導はルートを外れた時、馬に遭遇しそうな時などに聞こえてくるようです。
もしも雀を切らなくても、出口に近づくと嘴攻撃が開始され雀も変化してきます。
スタッフが頑張るので、馬を取り押さえる必要はありません。
馬に恐怖を感じたり追いかけられたりはしても、怪我等の直接的被害は起こりません。

●モードと衣装
お化け屋敷は選んだモードによって怖さ(主に雀の切られ方や形状)が変わってきます。
 1 ハードモード
 2 ノーマルモード
 3 イージーモード
衣装は簡易衣装なので動きにくくなる事はありません。
 A 和風スチームパンクスタイル(男性向け)
 B 和風スチームパンクスタイル(女性向け)
 C 書生スタイル
 D 甚平
 E 和風ロリィタ
それぞれのプランの頭にモードと衣装を書いてください。
(例:1E)
服装にこだわりたい方はプランに書いてください。
無い場合はこちらで描写させて頂きます。

●入館料
一組500Jrいただきます

●スタッフから
『実は乱入した馬達に施設用の鋏が絡まったり嵌まったりしています。なので、馬が雀を踏みつぶしたり押しつぶしたりしてる映像を見ることになるかもしれません……』
おっと、精神的恐怖が更に追加!
ちなみにお詫びの品として和菓子詰め合わせが待っております。


ゲームマスターより

錘里GM主催の連動企画《strano》の一つです。

コメディ逃走劇・シリアス脱出劇・個別・一致団結、何でも来いです。
どうぞ皆さんのお好きなように出口を目指してください。
そして夏の終わりのホラーをお楽しみ下さい。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

(桐華)

  1A

か弱い雀を甚振るだけの簡単なお仕事
怖がりな桐華さんだけど、実戦演習だと思えば怖く無くない?
というわけでゴー桐華さん!
僕は迷子の迷子の望君を見守る作業に勤しむから!
攻撃さえしなきゃ僕の方には向かってこないはずだし
道が分からないとかで切羽詰まるまではノー手出し

音声案内は入るようだし、基本的にはイレイスさん判断にお任せで眺めるだけだけど、
あんまり遠ざかるようなら袖引いておこうかな
まー、僕も迷子常習犯だけどね
ふふ、君のおにーさんは心配してくれるのかな
よそんちの子が仲良くしてるのを、邪魔しない程度に眺めていたい
後ろから急に声掛けたら、びっくりするかな?

桐華さんお疲れ様ー
よしよし泣かなかったね偉い偉い


柳 大樹(クラウディオ)
  1A

色々と斬新過ぎてどうようかね、ほんと。
「クロちゃん、馬乗れたりする?」
「あー、必要無いから良いわ」(軽く首を横に振る

誰か一緒に行くなら歓迎するけど。
いないなら二人で行こうか。

「馬に注意っても」
通り過ぎるのを待つしかないような。
鳴き声とか破壊音とかに注意しなきゃなあ。
「修繕費用が大変なことになりそう」

壮絶……。(轢かれた雀を見て
「なんか違う」

「クロちゃん、斬る前に言おうか」(集られる姿に若干引く
逃げる雀追って出口に向かう。
「うわぁ、グロ進化……」(クラウの方を見て
ちりめん細工の雀なのに逆にすごいわ。
財宝は必要なら、大小あればお婆さん役だし大選んでおく。

「お、和菓子。クロちゃん家で食べようか」



フレディ・フットマン(フロックス・フォスター)
  1C
なんか、非常事態…?
出ないと、ずっとこんな状況だし…
独りになるの…嫌だな、早く出たい

行動
他の人達、大丈夫かな…?
僕も、はぐれないようにしよ…

雀、飛んできたら…鋏で切るよ…
逃げた雀を追いかける方を、優先で…
あんまり切ると、痛そうだし

馬は…突然遭遇したら、驚いて…足が止まっちゃうかも
しかも周りに怖い雀…オジさんの手も離れて
…暗い、独り…嫌な既視感を覚えて、恐い…!

オジさん…ごめんなさい、ありがとう
(独りにしない…生まれて初めて言われた

…オジさん、眼鏡…さっき落としたのかな
…和菓子詰め合わせ、全部オジさんにあげる
今日のお詫び…眼鏡も新品、用意しないと

反応
怖がりですが泣きません
甲高い声で絶叫します



終夜 望(イレイス)
  【3D・同行:叶】

何か恐怖のてんこ盛りで腹一杯、今すぐ家に帰りたい。
けど、迷路の中じゃなくても迷っちまうし、兎に角逸れない様に気を付けるぜ。
それにしても……映像って言われても雀を切るだけってのは躊躇っちまうな。
でも、兄貴はともかく叶や桐華が雀に襲われるのは嫌だからな、俺が切るしかないか。
逃げる時もしんがりやりたいけど……どうだろ。

『……雀。骨は細かいけど焼き鳥にしたら意外と美味いんだよな』(趣味:料理
『くっそ!お前らつっつきやがって!頭開いて脳まで食うぞ!』

……で、なんで兄貴はそんな素っ頓狂な服着てやがるんだよ!
変に似合うの腹立つなッ!?

『せめて脱出するくらいまでは覚えてやがれクソ兄貴ッ!』


咲月 光里(ルージェンク)
  1/A 絡みOK

…うわ、この展開マジ、なの?
探索中に馬って。馬だよ馬。やばいって
ルージェンクさぁ……落ち着きすぎでしょ
もっと焦るとかすれば

あ、そ(強がりなのは分かってるので知らぬ顔
もう…馬に蹴られれば?

落ち着いてるルージェンク、雀、切ってね(にっこー
え? だって焦ってないんでしょ

切ってよ、うん
怖いけど、なにか?(開き直り
大きな声でそのあだ名、呼ばないでくれない…恥ずかしいな

(そういえば、切ったら嘴でつつかれるんだよね、まあ…良いか)心の声

自分で切るのは…ちょっとグロくてね…
てか、馬が走る音とか、もろに聞こえてくるし…



■物語の始まる準備
「……で、なんで兄貴はそんな素っ頓狂な服着てやがるんだよ!」
 更衣室で思わず叫んだのは『終夜 望』だが、言われた『イレイス』は気にも留めない。
「この衣装が『着て!』と呼んでいたからな」
「呼んでねぇよッ!? 変に似合うの腹立つなッ!?」
 外見年齢十九歳の男であるイレイスが着ているのは、着物とロリータドレスが融合した着物ロリィタである。
 望はシンプルな甚平で、同じく甚平なのは『ルージェンク』。
「ぴかりん、まだー?」
「まだ。あと、その呼び方……」
 不満げに返す『咲月 光里』の横では、『フレディ・フットマン』が動きやすそうな書生スタイルに着替え終えていた。
「オジさん、似合ってるよ」
「そうか?」
『フロックス・フォスター』が着ているのは着物とスチームパンクが融合したもので、渋い色と柄の着物に、くびれのない革コルセットが帯代わり。
 光里と『柳 大樹』と『クラウディオ』と『叶』も同じだ。
「面白い格好ー。桐華さん、お揃いだよ」
 笑いながら振り返る叶の視線の先には、苦虫を噛み潰したような『桐華』がいた。
 確かに桐華の衣装も着物とスチームパンクの融合だ。しかし。
 しかしその艶やかな赤地に大輪の牡丹の着物はどう考えても女性のもので、革コルセットは叶達のそれに比べてくびれを無理矢理作り出すようなものだ。
「これは厳密にはお揃いじゃない」
 ぼそりと言うが、叶は「お揃いお揃い。はい、設定したよ」と笑ってゴーグルを渡してくる。
 ゴーグルの設定は、一番怖いハードモード。
 桐華がお化け屋敷が駄目だと知っている叶が設定しました。
「か弱い雀を甚振るだけの簡単なお仕事。怖がりな桐華さんだけど、実戦演習だと思えば怖く無くない?」
 笑顔で言う叶を見ながら、桐華は死を味わった夢や静かな旅館の布団の中でのひと時を思い出す。
 思い出し、一つ大きく溜息。
(いつも通り過ぎていっそ清々しいわ)
 頭の中でそう呟いて、意識を切り替えた。

「そういえば、誰か一緒に行くなら歓迎するけど」
 ゆるく提案したのは大樹だ。
「こっちも歓迎」
 光里が返せば、他の皆も喜んで受け入れ、皆一緒に行動することになった。
「さーて楽しい楽しい遊戯の始まりだ」
 そう言ったイレイスを始まりの合図に、雀のお宿へと足を踏み入れていった。


 ……そうして暴れ馬の登場である。
 混乱によりばらばらになったウィンクルム達は、改めてそれぞれ出口を目指す為に立ち上がる。


■フレディとフロックス
 非常事態、という事は悲しいかな分かってしまった。
(出ないと、ずっとこんな状況だし……)
 フレディは薄暗い部屋の片隅で座り込んでいる。
 皆とはぐれて今はフロックスと二人きり。また何かあったらフロックスともはぐれるのだろうか。
 そうしたら、独り。
(独りになるの……嫌だな、早く出たい)
 心が沈むのを感じながら、フレディはゆっくりと立ち上がった。同時にフロックスも立ち上がる。
(坊主と組んでからずっとこんな調子だ……)
 フロックスは溜息をつきながらも、怯えた様子のフレディを見て軽く頭を振る。
(怖いもの見たさの坊主に誘われたとは言え、ビビって腰抜かしてられんな)
 パートナーは自分なのだ。そう気を引き締める。
「他の人達、大丈夫かな……?」
「信じよう。さて、出口を探すか」
 動き出したフロックスをフレディが追えば、目の前に手がさし出される。
「ぼんやりするんじゃないぞ」
 差し出されたその手の意味は。
 フレディはこくりと小さく頷いてから、その手を握った。

「あ、雀……」
 廊下を出れば雀が一匹。フレディはそっと鋏で羽根を切る。
 ―――バヅンッ
「ひっ!?」
 羽根にしては肉を切るような感触と異様に大きな切断音。切られた雀は超音波にも似た悲鳴をあげた。
 二人は思わず耳を塞ぐ。雀はよろよろと廊下の奥へと飛んでいった。
「……あっちが、出口かな」
「そうみたいだな」
 そっと耳から手を離せば、背後から「ピィ、ピィ」と可愛らしい声。
 二人は、振り返る。
 背後には、目を赤く光らせている、十数匹の雀
「ピィ―――ッ!!」
 警笛のように鳴いて、一斉に雀がフレディ目掛けて飛んでくる。
「いやぁぁぁぁぁ?!」
 フレディが甲高い声で絶叫する。フロックスがフレディの手を引いて走り出す。
「い、痛いッ」
 フレディは雀の攻撃に耐えながら、ある曲がり角で進む方とは反対を何気無しに見た。
 見て、そして驚いて立ちすくむ。
 そこには興奮した様子の馬。
 突然立ち止まったフレディの手が離れ「坊主?!」と振り返り、そこでフロックスはようやく馬の存在に気付く。
 フレディを雀が取り囲み攻撃する。馬が走り出そうと嘶く。
(……暗い、独り……嫌だ)
 嫌な既視感を覚えて、フレディはギュッと強く目を瞑る。
(恐い……!)
「坊主!!」
 呼ばれた次の瞬間、フレディはフロックスに押し飛ばされ、覆い被さられた。
 そのフロックスのすぐ背後を馬が駆けていく。
 もし押し飛ばされなかったら……。
「オジさん……ごめんなさい、ありがとう」
 謝意を述べれば、フロックスは起き上がりながらフレディを立ち上がらせる。
(坊主の顔が青いな……)
 薄暗い室内でもわかるほどだ。
「安心しろ、独りにはしない」
 もう一度、安心させるようにフロックスはフレディと手を繋ぐ。
「手を離すなよ」
 そうしてまた走り出す。
(独りにしない……)
 走りながら、フレディは言われた言葉を反芻する。
(生まれて初めて言われた)


■咲月とルージェンク
「……うわ、この展開マジ、なの?」
「仕方ねぇじゃん? 馬が入ってんだし」
 聞こえた説明に咲月はガクリと脱力する。
「探索中に馬って。馬だよ馬。やばいって」
 ぼやくも、ルージェンクは既に雀を探している。
「ルージェンクさぁ……落ち着きすぎでしょ。もっと焦るとかすれば」
 少し悔しくて言ってみるが、ルージェンクはけろりとした様子。
「めちゃくちゃ新鮮なハプニングなのは認めるけどー、落ち着いてるも何も、怖くねぇしー」
 そう言って、けらけらと笑う。
 強がっている。それが咲月には分かったが、そ知らぬ顔で「あ、そ」と言って同じように雀を探し始める。
「もう……馬に蹴られれば?」
「嫌だ。馬に蹴られるとかゼッテーいてぇじゃん」
「痛いどころじゃないと思う」
「うわ、確かに。不穏な未来しか見出せねえ……」
 軽い会話をしながら動き出せば、目当ての雀が二人の前に現れた。
 あれを切ればいいのだ。そう思った二人は顔を見合わせ。
「落ち着いてるルージェンク、雀、切ってね」
 先手を打って咲月が、にっこー、と笑って鋏を押し付けた。
「……は、俺が切んの……?」
「え? だって焦ってないんでしょ、はい決まり」
「勝手に完結すんなっておい」
「早く切ってよ」
「おーい、ぴかりんー! あ、お前怖い、とか?」
 からかうように言うが、返ってきたのは潔い態度。
「うん、怖いけど、なにか?」
 見事な開き直り。
 何か怒らせている、と気付いたルージェンクがしばし黙れば。
「大きな声でそのあだ名、呼ばないでくれない……恥ずかしいな」
「……俺が悪かったから機嫌直せって」
「切って」
 あ、これはもう無理だ。
 自分が切らなければ事態は動かない、そう悟ったルージェンクが鋏を雀に向ける。
(そういえば、切ったら嘴でつつかれるんだよね、まあ……良いか)
 思い切りよく雀を切るルージェンクを見ながらそう思った咲月だったが、次の瞬間見ていた事を後悔する。
 ―――ピシャ!
「……え?」
 映像としてゴーグルにかかったのは真っ赤な血。
 見ればルージェンクも「うっわ……!」と身をのけぞらせている。
 雀は血を振り撒き、金切り声のような鳴き声で飛び回る。
「うわ、血、血ぃ?!」
「ていうかうるさい!」
「ピィ―――ッ!!」
「うわぁ?!」
 頭が痛くなるほどの声で鳴きながら、雀は廊下の向こうへ飛んでいく。つまり出口はあっちだ。
「……怖いっていうか、これは……次雀見つけたら切る?」
「いや、自分で切るのは……ちょっとグロくてね……」
「お前……やっぱ自分の切るの嫌なだけじゃんか」
 疲れたように話すルージェンクの周囲に雀が集まってきている。
「あ、やばい、さっきの雀追わないと攻撃される」
「てか、馬が走る音とか、もろに聞こえてくるし……」
 動き出そうとした二人の耳に、軽快にして重い蹄の音が聞こえてくる。
「馬、近くにいるんじゃね?」
「え、やばくね」
 などと話しているうちにも音は大きくなり、そしてついに。
「やばくねっていうかやばいよこれぇ!!」
 叫んで二人は走り出す。雀達も攻撃しようと追いかける。そしてけたたましい嘶きと共に馬が現れて二人を追いかけ始めた。


■叶と桐華・望とイレイス
「何か恐怖のてんこ盛りで腹一杯、今すぐ家に帰りたい」
 虚ろな目をして呟いているのは望。
 そんな望に同情の目を向けてしまうのは桐華。
 だって自分の神人と望の精霊はこんな状況なのに楽しそうだ。すごく楽しそうだ。
「ますます実践演習っぽくなってきたね! さぁさぁ、桐華さんのー! ちょっと頑張るとこ見てみたいー!」
 はしゃぐ叶に上手く反応できずにいる桐華を誰が責められよう。
 そんな桐華を気遣うように、イレイスはそっと笑顔でハリセンを手渡す。
「お兄ちゃんが良い事を教えてやろう。大体の事はこれで神人を殴れば万事解決するぞ」
 解決しなくても気分が晴れるぞ、と言われて、手に力が入った桐華を誰が責められよう。
 そんな桐華に気付いているのかいないのか、叶は廊下をふよふよ飛んでいる雀を見つけて声をかける。
「雀だよ! というわけでゴー桐華さん!」
「叶は?」
「僕は迷子の迷子の望君を見守る作業に勤しむから!」
 まだ迷子になってない、そこにいる。
 さらに本人は「兎に角逸れない様に気を付けないと……」と気合を入れているところだ。
 そう突っ込みたかったが、無駄だと判断して雀の方へと向かう。
(分かってんだ、分かってんだよ)
 望が本当に迷子になったとして。そうしたら次に来る展開は分かっている。
(迷子の終夜を保護するとかいう名目で自分が姿晦まして俺を動揺させようって魂胆なんだろ)
 あまりにもありえそうな未来に泣きたくなる。
(乗せられてたまるか。こちとらテンペストダンサーだ。異様だろうが異形だろうが敵なら斬れる馬ぐらい避けれるこれは実戦演習実戦演習……)
 人はこれを自己暗示といいます。
「……よし」
 実践演習と思い込むことに見事成功した桐華は、鋏を片手に雀へと向かう。
 その後ろで叶が楽しそうに見物してる事は……なんとなく気付いていた。
(攻撃さえしなきゃ僕の方には向かってこないはずだし、道が分からないとかで切羽詰まるまではノー手出しで)
 さぁさぁ、楽しい遊戯は続行だ。

 そんな桐華を助けるように、望もまた鋏を片手に雀へと向かう。
「それにしても……映像って言われても雀を切るだけってのは躊躇っちまうな」
 けれど、兄貴はともかく叶や桐華が雀に襲われるのは嫌だから。
「俺が切るしかないか」
 桐華も切るつもりなら、せめて一緒に。
「そうだ! 雀を倒せ! 切れ!!」
「……雀。骨は細かいけど焼き鳥にしたら意外と美味いんだよな」
「おっと何だその想像以上にとんでもない発言」
 煽った結果がまさかの料理話。これだから趣味が料理の奴は。
 イレイスが次はどう煽ろうか考えている間に、二人はほぼ同時に雀を切りつけた。
 桐華と叶のゴーグルには、バッと飛び散る鮮血が見え、空気を切り裂くような鋭い悲鳴が聞こえてきた。
 望とイレイスのゴーグルには、もこっと中の白い綿が飛び出るのが見え、水笛のようなか弱くもうるさい鳴き声が聞こえてきた。
 そしてすぐに雀が集まってきて望と桐華の二人を攻撃していく。
「くっそ! お前らつっつきやがって! 頭開いて脳まで食うぞ!」
「おっとまたそうきたか、お兄ちゃん何とも言えない顔するぞ」
 望のお化け屋敷らしからぬ反応に、イレイスもまたお化け屋敷らしからぬ表情になった。

「ッ……!」
 辛うじて悲鳴を飲み込んだが、桐華の自己暗示は見事に解け、無理です怖いです帰らせて、という状況に陥っていた。
 望も桐華も攻撃してくる雀を迎撃するのに必死だった。けれど迎撃するほど雀は集まってくる。なんと完璧な悪循環。
 それをのんびり眺めているのは叶とイレイス。
 雀を迎撃しながらも出口へ突き進む二人を微笑ましく眺めていたが、とうとう二人の進む方向がバラバラになってきた。望の方向音痴が見事に炸裂したようだ。
「んー……あんまり遠ざかるようなら袖引いておこうかな」
 音声案内は入るようだし、基本的には大丈夫だろうとは思っていたが、あまりにも見当違いの方向へ進む望を見て叶はポツリ呟く。
 けれどそれに対してイレイスは笑顔でぐっと親指を突きたてた。
「大丈夫大丈夫、あのアホは丈夫だし、事態が収束すれば係員さんがきっと助けてくれるさ」
 見事な切り捨てである。
「まー、僕も迷子常習犯だけどね」
 叶はふふ、と笑ってから、必死になってる二人を見る。
 迷子になる自分を追いかける桐華。迷子になる望を笑顔で見ているイレイス。
(君のおにーさんは心配してくれるのかな)
 叶はそれぞれの繋がりを感じながら、後ろから急に声掛けたらびっくりするかな? と悪戯のようなことを考え、けれど実行せず動き出す。
「じゃあ出口へ行こうか。望、お前の尊い犠牲は十分くらいは忘れないぞ」
「え、そっち?! ていうかせめて脱出するくらいまでは覚えてやがれクソ兄貴ッ!」
 自分が進む方向とは違う方向から聞こえた声に、望は焦りと怒りの声をぶつけた。
「桐華さん頑張れー」
「叶?!」
 自分を置いていく楽しそうな声に、桐華は泣く一歩手前のような声を投げかけた。
 遠ざかる気配。結果としてパートナーとはぐれてしまった望と桐華の心が、今、一つになる。
 ―――ああ、帰りたい。


■大樹とクラウディオ
(色々と斬新過ぎてどうしようかね、ほんと)
 聞こえてくる馬の鳴き声やら誰かの悲鳴やら。
 お化け屋敷として正しいが、何かが違うだろう。
「想定とは違うのだろうが、肝は冷えるのではないか」
 同じことを思っていたのか、クラウディオが現状を冷静に判断する。
 あくまで冷静な声に、大樹はじとりとクラウディオを見てしまう。
「クロちゃん、馬乗れたりする?」
「いや、だが必要なのであれば取得しよう」
 周りを見回し、聞こえてくる馬の方角を見定める。
 うん、別にそこで本気にしなくていい。
「あー、必要無いから良いわ」
 大樹は軽く首を横に振って気持ちを切り替える。伸びをするように立ち上がれば、クラウディオもまた「そうか」と答えながら立ち上がる。
 出口を目指して二人は歩き出す。まず探すのは雀だが、いかんせん目立つのは馬の声だ。
「馬に注意っても」
 通り過ぎるのを待つしかないような気がする。だってこの狭い室内で暴れ馬を相手って無理だ。
 クラウディオは大樹の一歩前を歩いて馬を警戒しているようだ。
(鳴き声とか破壊音とかに注意しなきゃなあ)
 そして何よりも、出口にたどり着くためには、雀だ。
 クラウディオが周囲の音に慎重になっている後ろで、大樹は雀を探すべく周囲を見ながら進む。既に馬が暴れまわった施設を。
「修繕費用が大変なことになりそう」
 他人事だからこその率直な意見。そんな事を口にしながら進めば、前のクラウディオが立ち止まって前を睨んでいた。
「クロちゃん?」
 前から音が近づいてくる。ドカドカぶつかりながらヒヒーンと鳴きながら何かがやってくる。どう考えても馬だ。
「……うわ」
 馬は突き当たりの廊下を左から右へと横切っていく。
 蹄に引っかかった鋏、それのせいで雀を何羽も踏みつけながら。
 ピィピィと金切り声で何匹も雀が喚く、馬に攻撃する、そして潰される。
 見た目はちりめん細工なのに、踏み潰された雀からは血が、肉が、骨が本物のようにはみ出て飛び出している。
「壮絶……」
 思わず出た言葉に、クラウディオも一つ頷く。
「視界の暴力とはこういったものか」
「なんか違う」
 思わず突っ込んだ。視界の暴力っていうのは誰かさんの全裸一歩手前とかの事だ。
 そんな事を考えていると、不意に、耳障りなバヅンッと肉を断つ音が聞こえた。
 音の方を見れば、そこにはキーキー鳴く雀に攻撃されている血塗れクラウディオ。
「大樹、雀がいた」
「クロちゃん、斬る前に言おうか」
 集まる雀に囲まれるクラウディオを見て、大樹はちょっと、いや、大分引きながら言った。
「まぁこれで出口の方角が分かったし、馬に気をつけながら進もうか……クロちゃんそれ前見えてる?」
「正直に言ってしまえばあまり見えない」
 雀が多い方が出口へも分かりやすいと思ったのだが、これは逆に行動に支障が出る。やりすぎた。
「わかった、俺の声の方にきて」
 いくよー、と声をかけて大樹は進む。逃げる雀の後を追う。そして出口に近づいていけば……。
「うわぁ、グロ進化……」
 クラウディオに群がる雀が酷い状態になる。どろりと溶けたような見かけ、目は白く濁り、声は金切り声から呪うような不気味な声に。
「ちりめん細工の雀なのに逆にすごいわ」
 もうこれただのリアルなゾンビ人形だ。
 大樹は気が遠くなりかけながらそう思った。


■最後の関門
 そこはスタート地点によく似た場所。少し広がった部屋に閉じた扉。
「逃げ切ったぁ!」
「暴れ馬ほんとヤダ!」
 まず部屋へ飛び込んできたのは、どちらかと言えば命の危機的な怖さを味わってきた咲月とルージェンク。
 それとほぼ同時にフレディとフロックスが来た。
「もうやめてぇぇぇ!!」
「大丈夫だ多分もうここが出口だ!」
 フレディはグロテスクに変容した雀達にかなり参っていた。
「うわ、大丈夫?」
「揃ってるな」
 次にきたのは叶とイレイス。あれ、この人達が契約してましたっけ? あれ?
 ちなみにイージーモードを選んでいるイレイスには壊れた人形が見える。綿は出て、糸はほつれ、羽根は千切れかけ。ハードモードとはまた違う怖さがある。
「あれ? 扉開かないよ?」
 咲月は出口らしき扉を開けようとするが、どうしても開かない。
「ついたー、って、何してるの?」
「出口が開かなーい!」
 そこへ辿り着いたのが大樹とクラウディオ。仲間達を見てから、ふと、気付く。
 扉とは別の、雀が集まっている場所に。
 雀達を無理矢理どかせば、そこには大きなつづらと小さなつづら。
「んー、お婆さん役だし、大かな」
 そして大樹が大きなつづらの蓋を取った瞬間。
「あ!!」
 部屋に、光が差し込む。
 出口の扉が開いたのだった。


■めでたしめでたし
「お疲れさまー」
 咲月とルージェンク、大樹とクラウディオが声を掛け合う。
 そこへスタッフがやってきて、お詫びの品を渡しながら謝罪を始める。
「お、和菓子。クロちゃん家で食べようか」
「大樹の分の食器を買う必要がある」
 変わらぬ調子のクラウディオに、大樹は「じゃあ買おう」とやはり変わらない調子で返した。

「桐華さんお疲れ様ー」
 叶達から遅れること数分。
 よろよろと出てきた桐華は、それでも叶を見つけると足早に近づく。
「よしよし泣かなかったね偉い偉い」
 どっと疲れたようにしゃがみこむ桐華に、叶は優しい声で頭を撫でた。
 撫でるなと、言いたかったけれど。普段なら言っていたけれど。
 今はそんな事は、言えなかった。
(子供扱いでも良い。叶に触れて安心したい)
 桐華のそんな心が読まれたのか、叶は笑顔でずっと頭を撫で続けるのだった。

 フロックスは一息つく。
 ゴーグルを外して伸びをし、そこで眼鏡が無いことに気がつく。
 暴れ馬からフレディを庇った時にゴーグルごと眼鏡がおちたが、どうやら咄嗟に拾ってかけなおせたのはゴーグルだけだったようだ。
「……和菓子詰め合わせ、全部オジさんにあげる」
 気付いたフレディが言う。
「今日のお詫び……眼鏡も新品、用意しないと」
 しょんぼりしているフレディにフロックスは苦笑する。
「詫びなら受け取るが眼鏡は気にすんな。後日送ってもらうか新しいの頼む」
 そう優しく言った。

 さて、早速お詫びの品の和菓子をもっさもっさと食べているのが、一人。
「どんな顔で出てくるやら」
 イレイスは笑いながら、迷った末にようやく出てくるであろう望を待つのだった。



依頼結果:大成功
MVP
名前:
呼び名:叶
  名前:桐華
呼び名:桐華、桐華さん

 

名前:柳 大樹
呼び名:大樹
  名前:クラウディオ
呼び名:クラウ、クロちゃん

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 青ネコ
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 09月03日
出発日 09月10日 00:00
予定納品日 09月20日

参加者

会議室

  • んーむ。 わかった、方針被らない可能性があるから個別って明記しておくわ
    脱出後に会えたらいいなーくらいにしておく

    道中気をつけていこうな

  • [21]叶

    2015/09/09-20:54 

    僕も同じく全員一緒というよりは、一緒に行く想定の子でまとまるーとか、
    雰囲気の似通った子で接触するーくらいの感覚でした。
    一致団結って程も詰めてないし、ほぼほぼ個別だと思ってまーした。

    んでも接触あるならご機嫌如何なお声掛けは勿論するつもりだし、
    その辺はやっぱり天に任せる感じになるのかなぁとも。
    僕はただの賑やかしのつもりでいるし、個別にしたいことあるなら削ってまで合わせる必要はないと思うよー?

  • [20]終夜 望

    2015/09/09-19:33 

    望:
    ……え?全員一緒なのか?
    俺てっきりシリアスやりたい組とコミカルやりたい組とかで解れるもんだと思ってたんだけど……。
    っていうかそのノリでアクション書いちまったけど……

    イレイス:
    まあ此方は当初の予定通り叶との絡みを推定したもので書く予定だ。
    後は天(GM)に任せる。

  • [19]咲月 光里

    2015/09/08-21:57 

    ごめん、下の書き込み。

    「見つけたら追っかけてルージェンクが、切る」

    は正確には「雀は見つけたらルージェンクが追っかけて切る」
    だよ。

  • [18]咲月 光里

    2015/09/08-21:23 

    わ、気づいたら進んでた。
    モード、ね。…うん、ハード(ちらっと確認
    こっちは是非ともご一緒に! お願いしたいかな、うん。

    行動はそんなに決まってないけど、
    見つけたら追っかけてルージェンクが、切る、かな。

    ルージェンク:
    「ちょっかい……。是非かけてやってーぴかりんに!」

    促さないで。
    …ちなみに、俺も微妙に「全員一緒」かなとも思ってた。

  • 連続でスマン。

    個別団結とも全員バラバラともよく解らん状態だったので
    最終的に希望の多かった『全員で一緒に動く』モンだと思ってたんだが、勘違いならスマン

  • モードか、俺らはどんな設定にしてたっけ
    ……(ハードモードの文字を確認)
    ……俺らんとこも同じだな、うん
    とりあえず迷子にだけは気をつける

  • [15]終夜 望

    2015/09/08-20:42 

    望:
     おーらい、じゃ、叶、一緒に行こうぜー!
     一人だったら泣きしか見ねえけど……二人だったら何だって乗り越えられる……!はずだぜ!

    イレイス:
     色々願望なあたりもう駄目だと思うのだが。
     こちらのアクションだが……そうだな。雀を見つけ次第なんとしても望に舌を斬らせる。なんとしてもだ。
     そして馬やらスズメやらに襲われている望をお兄ちゃんは全力でせせら笑う。(真顔
     まあ協力して望を囮にして脱出しよう、そんなアクションになる予定だな。

    望:
     おい兄貴ふざけんな。協力って辞書で調べろや!
     ……方向性としてはあれだよな、兄貴と一緒に俺を全力で陥れるか、俺に救いの手を伸べるか。
     それとももっと別な絡み方をするか、って感じだよな……。自分で言ってて嫌になってきたぜ。
     まあでもそっちの書き込みを見る限り俺に協力してくれる……ってことだよな!(ぱああ

    イレイス:
     あ、そっちがどういう行動をとるにしてもいざとなったら望は自分から肉壁してくれるぞ。
     安定の自己犠牲精神スタイルだ。ははは。
     ……ま、よろしくたのむさ。 あ、難易度はハードモードで構わないな?(ニコォ

  • [14]叶

    2015/09/08-20:40 

    は。間が空いてないけど、そう言えばモード一緒じゃない子は一緒になれるのかな。
    特に内容変わらずゴーグル越しの映像だけ変わる感じって解釈してるけど…
    僕もハードモードでいくつもりだったからなぁ。
    え?なに桐華さん。聞いてないって?うん、言う気はなかった。知ってるくせにー。
    まーともかく、そんなご予定だし、ご一緒出来る子のモードも一応聞いておきたい感じー。

  • [13]柳 大樹

    2015/09/08-20:15 

    それじゃ、俺らも一緒に行動な方向で。

    動きか。
    とりあえず、クロちゃんが雀見つけ次第容赦なく切ると思う。
    その後は雀追っかける、っていうぐらいしか決まってないかなあ。

    あ、ちなみに俺はハードモードの予定。

  • [12]叶

    2015/09/08-19:43 

    あ。一杯になってた。ふふー、毎度おなじみのお顔も、お久しぶりの子も初めましての子も、宜しくね。

    んーと。まぁ、お仕事みたいに切羽詰まった感じじゃないし、
    団結!ってほどがっちりじゃなくて、一緒に行こうよくらいの感覚でいる僕だよ。

    望君が道に迷いやすいのはこないだ遊んだ時に知ったし、迷子防止も兼ねてご一緒しませんかっ。
    ご一緒ー、じゃなくても、僕個人的には絡み歓迎ですって天に声を飛ばしつつー。
    とりあえず望君達とは接触する前提で賑やかしつつそっちじゃないよしつつな感じで考えてるよ。そんなでも大丈夫?
    光里君達とも初めましてーだから、ぜひぜひ親交を深める感じで積極的にちょっかいかk

    桐華:「かけんな」

    …積極的にお喋りしたりしたいなーと思ってます!

  • 出発は明日の23時59分か。

    団体行動ならこちらも合わせるように善処するが全員どんな感じで動くのか聴いておいた方が合わせやすいんで教えてもらえると助かる。
    今の状態で行く予定なら個別の状態で俺らんとこはプラン書いちまおうと思う

    フレ:
    僕は…ギャー!って騒いじゃうことはあるけど…泣いたり、足が止まっちゃったりは…しないよ
    オジさんも…ビックリすると黙っちゃう、みたいだけど…ちゃんと、動けるみたい…

    行動方針は…雀を切るより、逃げていく雀を…追いかける方に重視、します

  • [10]咲月 光里

    2015/09/08-10:09 

    ルージェンク:
    こっちはこっちで深刻なドタバタになるかもしんねぇ。
    あ、ドタバタっつてもシリアスじゃなくってコミカルだけど。

    光里:
    ルージェンクの所為でね。
    えっと、こっちは団結OKだよ。
    ルージェンクが言ったように傾向としてはコミカルだよ。

  • [9]終夜 望

    2015/09/07-21:27 

    個別団結かあ……。
    んー、俺らはどっちでも、って言いたい所だけど、折角だから協力したいぜ。
    まあなんつーか、どうがんばっても囮からの方向音痴コースしか見えないけどな……(しんみり

    (白いのがのっそりと)
    『此方は団結希望だ。
     が、フレディが言うように話の空気が合う物同士でやるべきだろうから、強制はしない。
     誰か適当に一組二組一緒にどうだといった感じだな。無理なら無理で望が可哀想な目に合う』

    (やめろや!というツッコミが入ったとか入らなかったとか)

    『あ、ご覧のとおり私ら問答無用でコミカル系だからシクヨロ』(び、と親指を立てた)

  • [8]柳 大樹

    2015/09/07-19:44 

    お婆さん役とか斬新だわー。
    柳大樹でーす。よろしく。

    俺も個別でも一緒でもどっちでもいいけど。
    たぶんシュールな感じになると思う。

  • 僕が書生で、オジさんがスチパン男性用…かな?

    …んと、シリアスな感じなら、一緒に行きたいんだけど…
    コミカルな印象で行きたい…って方だと、合わなくなっちゃうかも…
    だから…個別で希望を、出させてもらう…ね?

  • よかった…叶さんは続けてだね、望さんはお久しぶり、です…光里さんと、大樹さんは、初めまして…。

    んと、僕もどっちも…っていうと決まらなくなっちゃう、かな…?
    ちょ、ちょっとシリアスな感じになるかも…しれないので、ダイスでお洋服を決めてから、にします…
    Aが僕で、Bがオジさん…

    フロ:
    待て、勝手に決めるな…

    【ダイスA(6面):3】【ダイスB(6面):1】

  • [5]咲月 光里

    2015/09/07-11:12 

    うわ、悲惨……。
    ていうか怖すぎ。

    どうも、初めまして咲月光里だよよろしく。
    相方、は…ルージェンク。うるさいけどこっちもよろしくね。

    >個別・団結
    あー…俺たちは、てか俺たちもどっちでも良いけど…。うん、考えとく。
    なのでまだ未定ってことで。

    ところで再投稿、申し訳ない…。

  • [3]叶

    2015/09/07-03:34 

    よいしょー。
    お洒落な雀さんに釣られてきたら大変な事になってるね!
    ふふ、でも楽しそう。
    そんな感じで叶と愉快な桐華さんだよー宜しくねー。

    そう言えば別々でもみんな一緒でも良いらしいけど、その辺希望ある子っていたりするのかな?
    ちなみに僕らはどちらでもー。

  • [2]終夜 望

    2015/09/06-21:56 

    おいおい、なんかすげーことになってんぞこれ、無事に出られるのか……?

    ま、兎に角自己紹介だけ簡単にやっとくな。
    俺は終夜 望。んで、こっちが精霊の兄……じゃないんだって、イレイス。よろしくな。

    (しろいのがのっそり現れる)
    『望、私は常日頃から思っているんだが。 お前はエンターテイメントが良く似合うと思うんだ』

    おい兄貴今回も何やらせるつもりだ!?(ガタッ

  • な、な、なんか、すごいことに、なってる…?
    えと、フレディ・フットマンだよ…オジさんと一緒に、来ました…よろしくお願いします
    …怖いもの見たさ、で来たら…とんでもないことに…

    フロ:
    とりあえず参加メンツが集まるまで待つとしようかね


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