プロローグ
●飛び込んできた人々
ある日飛び込んできたのは全身擦り傷だらけで、さらに目元にこれでもかという黒い隈をつけた人々。
何事かと職員が怪我の手当てをしつつきけば、彼らは意識を朦朧とさせながら、今起こっている悲劇を切々と語り始めるのだった。
それから一時間後。
ウィンクルムを呼び止めた職員は、急遽作られた資料を片手に説明を始める。
「至急向かってほしい町があります。
町中のとあるかなり大きめの空き地に、ゴブリンの集団が現れました」
もちろん、ここでこうやって依頼するということは、ただのゴブリンではないと職員がウィンクルム達を見つめる。
「デミ・ゴブリン……魔法使いがデミ化しております。その魔法使いがですね、どうやらちょっと前にあった盆踊りを気に入ったようでして。
大音量で曲を流しながら、ゴブリン達と共にダンスをしているんです。
ラジカセ……皆様知ってますでしょうか? ラジオとカセットが一緒になった古いタイプのものなんですが、どうもそれも盗んできたようですね。
そのために流れているのはてんでばらばらの曲になっています」
てんでばらばら、というのにウィンクルム達がまさか……と職員を見れば、職員が重々しく頷いた。
「そのラジカセなんですが、どうも中央に大きめなのが1つ、空き地の角のところに小さ目なのが1つずつ……なので、4つですね。あとは手に持った音響係りというか……とにかくラジカセを持ったゴブリンが10体います。
まずはですね、そのラジカセを破壊していただきたいんです。
デミ・魔法使いのこともありますが、とにかくですね、この大音量の曲の所為で、近隣住人がもう死にそうなので、今回はとにかくまず最初に音楽を止めてください」
そりゃ、ラジカセが計15個もあれば通常音量でも頭おかしくなるな……とウィンクルム達も納得する。
「ラジカセ自体は普通のラジカセですので、遠距離攻撃でもあてれば一発で壊れます。
個人の所有物ではあると思うんですが、とりあえず今回は破壊するのかそれとも出来るだけ破壊せずに止めるのかは皆様にお任せしますね。
ただ、かなり広い空地ですので、広範囲魔法から外れることもありましょうし、何よりゴブリン達が大量にいましてね……少々大変かもしれません。
とりあえず、棍棒等持っていませんでしたので、攻撃を仕掛けては来ないでしょうが……邪魔になりそうですね。
魔法使いは入口に2体、中央に1体、あとは常に動き回ってるのが2体の合計5体います」
ちなみに空き地については地図をご覧ください、と手渡された。
「周りの建物のお蔭で壁になっていまして……丁度、壁がコの字型になっているので追いつめようと思えば追いつめることも可能でしょうね。
ゴブリン達はそのまま逃がしていただいても大丈夫ですので、魔法使いは出来るだけ倒すようにしてください。
最悪、魔法使いは3体倒せば、自然とゴブリン達も逃げ出しはじめるはずです」
では、皆様、近隣住人の安眠のためにも頑張ってくださいと送り出すのだった……。
解説
○○無双みたいなそんな爽快感は如何ですか? という依頼になっております。
ゴブリン達は「物凄くいっぱい」いますので、戦い方に凝ってみたりするのも楽しいかもしれません。
●戦闘場所
空き地は戦闘に支障はなく、広め。
一般的な小学校の校庭二つ分程。
周りの建物によりコの字に壁が出来ており、出入り自由なのは一箇所のみ。
普段そこは、お祭り会場になったり、町の運動会の会場になったりする場所のようだ。
●ゴブリン
デミ・魔法使い:5体 石礫による攻撃と、危なくなったすぐに逃げる習性をもつ。
入口を守る魔法使いが2体、中央に1体、残り2体は常に動き回っています。
ゴブリン達:物凄くいっぱい。
わらわらしています。今回はダンスをするのに夢中なため、棍棒などは持っておらず、とにかく逃げ回ります。
ラジカセを守ろうとしますので、ラジカセ持っているゴブリンは常に変動する可能性があります。
●ラジカセ
中央に大きめのラジカセが1個。
(※ゴブリンの壁がかなり厚い)
四隅に小さ目のが4個。
中ぐらいの大きさのラジカセは10個。
●曲
演歌やロックや邦楽や洋楽、さらにはなんか自作の歌(恋愛もの)とかいろいろあります。
ひょっとしたら皆様が聴いたことがある曲かもしれませんし、ないかもしれません。
ゲームマスターより
騒音は辞めてほしいですよね……。
というわけで、そんなゴブリンを倒してくださいませ!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ニーナ・ルアルディ(グレン・カーヴェル)
両手も使えるように、ラジカセ回収用リュックを持って行きたいです。 3つくらいなら入れられないでしょうか? 離れてても凄い音ですよね…うぅ、あんまり長居したくないかもです… 遊撃班で行動します、突入前にハイトランス・ジェミニは済ませておきますね。 ゴブリンの数を減らしつつ四隅のラジカセを回収していきましょう。 ラジカセを止めて確保する度に大きい声でカウントして、ラジカセの残り数を皆で共有できるようにします。 ラジカセを持ちきれなくなったらゴブリンの少ない場所へ移動して、魔守のオーブを展開してラジカセの一時保管場所を作ります。 持ちきれなくなったものは手が空いた時にここに集めてもらいます。 頑張って守りますねっ! |
ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
【トランス】 開幕ハイトランス 出入りできる場所に陣取り、護符「水龍宮」を展開しゴブリンの逃走を防ぐ。 デミ・魔法使いの石礫攻撃は全て自分が受け止めるようにする。(武器効果「水流楼:+25」使用) デミ・魔法使い2匹には当たるか当たらないかすれすれの威嚇攻撃で、注意をこちらに向けて広場の状況を分かりにくくする。 こちらに逃げてきたゴブリンはラジカセを持っていなければ容赦なく鞭で攻撃、撃破もしくは奥に追い返す。 こちらが圧倒的有利で魔法使いが逃げるような素振りを見せたらウィップ「ローズ・オブ・マッハ」の効果「拘束」を魔法使いに使用、とどめを刺してもらう。 (誰もいなければ蹴り飛ばし拘束解除&攻撃) |
八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
小ラジカセ収納用にリュックを用意 最初に村の人に断りを入れておきましょう もしラジカセを壊してしまったらごめんなさい、と トランスして中に入り、アスカ君の後ろについて まずは奥側の隅に設置したラジカセを狙いに行く 露払いは精霊に任せる 既に他の人が奥側ラジカセを確保していたら深追いせず 手前側>手持ちの順に向かう 取り返したラジカセは電源を切り、念のため電池とカセットテープを抜いてリュックに収納 ゴブリンから中ラジカセを奪う際、身体能力的に無理そうならハイトランス使用して蹴散らしてから確保 確保後はニーナさんと合流しラジカセを渡して守ってもらう あとは残りのラジカセ確保と魔法使い撃破支援のため敵の数を減らしに行く |
クロス(オルクス)
☆心情 「へぇゴブリンが大量にいるのか… こりゃ気合入れて殺るしかないな」 ☆担当 ・遊撃班 ☆行動 ・耳栓着用 ・威嚇しながら出入り口から敵を奥へ追いやる ・遊撃班はそのまま中へ ・最初に奥側の隅の小さいラジカセの確保を狙う ・そこへゴブリンを誘導し一気に数を減らす ・ある程度減り次第設置されているラジカセを先に確保向かう ・小さいラジカセは神人達で確保へ向かう ・ラジカセが電池式なら電池を抜いておく ☆戦闘 ・ハイトランス ・ラジカセには傷付けない様にする ・メインはゴブリン ・妖刀でゴブリン相手に斬る ・飛び具で魔法使いを狙い攻撃 ・オルクのフォローもする ・刀で相手の足や胴体を斬り裂く ・逃げるゴブリンを飛び具で攻撃 ・体術も使用 |
アイリス・ケリー(エリアス)
準備)鞄 はた迷惑なゴブリンですね 確実に目的を達成したいので、エリアスさん、出入り口を頼みます 突入前にトランス 最優先はラジカセの停止もしくは破壊、次点で全てのデミ・魔法使いの討伐 ラジカセは可能な限り確保、難しければ破壊 出入り口から遠ざけ、逃走が困難な状況にしたいですね 突入時、奥へ追いやるように刀を振るって威嚇し、奥のラジカセから狙う 逃走させたくないので、ゴブリンが減るまではデミ・魔法使いへの手出しは極力控えます ラジカセを確保を最優先に、ゴブリンの数を減らす 確保したラジカセの数は皆に聞こえるようカウント 電源を止め次第、鞄に入れニーナさんの下へ持っていきます そこにゴブリンが集中するならその場で迎撃へ |
●騒音とゴブリン達
まだまだ空き地よりも遠い場所。
それでもなぜか聞こえてくる音楽にウィンクルム達に衝撃が走った。
「これだけ離れてても聞こえるとかマジかよ頭いてぇ……」
「離れてても凄い音ですよね」
頭が割れそうな痛みに、眉をしかめるニーナ・ルアルディ。
「うぅ、あんまり長居したくないかもです」
「さっさと片付けて帰るぞー」
ニーナとグレン・カーヴェルのその言葉は、その場にいるウィンクルム、そして周辺に住む人々の心からの願いだっただろう。
そんな中、運よく依頼人達に会えた八神 伊万里は、アスカ・ベルウィレッジと共にもしラジカセを壊してしまったらごめんなさい、と断りを入れる。
壊れるのも已む無し、それよりもこの騒音を止めてくださいと再度頼まれたウィンクルム達は、足早に空地へと向かうのだった。
トランスやハイトランスを既に終え、ウィンクルム達は騒音に眉をひそめていた。
耳が、痛い。
いや、もう耳と言わず頭痛までする勢いだ。
「はた迷惑なゴブリンですね」
そんな中、アイリス・ケリーが冷静に呟く姿を心配げに見るエリアス。
戦うなという言う気はないけれど、せめて自分が守れる位置に居て欲しいと願うが、多分聞いてはくれないだろう。
ならば……。
(せめて無茶しないことだけを祈っとこう)
「エリアスさん、出入り口を頼みます」
確実に目的を達したいから、という言葉に頷くエリアス。
「分かった」
その視線の先では、空き地が広がっている。
出入口は一つ、されどその出入口は当たり前だがかなり大きい。
「私たちもいますし、出入り口はカバーできるでしょう」
ハロルドが言えば、ディエゴ・ルナ・クィンテロも頷きつつ普段は冷静を崩さないその顔も、今日は流石に眉が寄っている。
「そうだな、それにしても……」
それは本当に聞くに堪えない騒音だった。
はぁっと深く溜息つくディエゴ。
普通に喋っているように見えるかもしれないが、ウィンクルム達も自然と大声でしゃべって、漸く何か聞き取れる程度である。
演歌から始まり、ポップにジャズにと、判別がつくのはそれぐらいで、あとは一体なにがどうなっているのか。
「これでは近隣の人も辛いだろ」
クロスがぽつりとつぶやいた。
耳栓が、まるで耳栓の意味を成していない勢いの騒音で、これでは近隣住民の目の隈も分かるというものである。
「耳栓つけてもまだ聞こえるな……」
オルクスが耳栓をつけながら眉をしかめた。
そんな騒音の中、元凶のゴブリン達と言えばノリノリでダンスを踊っている。
騒音の元凶というのは常にダメージを受けないもののようだ。
歓声をあげるゴブリン達をいい加減成敗しなくては!
楽しげに踊るゴブリン達も、場所とそしてデミ・魔法使いさえいなければ、まだ良かったのかもしれない。
「さて、行きましょう」
アイリスの言葉に皆、動き始めた……。
●空き地の中では
ノリノリでダンスを踊るゴブリン達。
それは誰が教えたわけではないが、なぜか皆が同じように踊っていて、盆踊りのように見えなくもなかった。
「何者ー!」
入り口付近にいた魔法使い二体が突入してきたウィンクルム達に気がついた。
振りあげた杖からの石礫が脇をすり抜けて行くアイリスやクロス達に降り注ぐ。
石礫に邪魔され足を止めそうになる彼女達の間にハロルドとディエゴが割って入った。
「貴方がたの相手は私達ですよ」
「オ前ラナンゾ、スグニ倒シテヤルワ!」
憤怒したデミ・魔法使いにディエゴがブッシュマスターを向ける。
「ほぅ……試してみるか?」
馬鹿にしきったデミ・魔法使いが、その挑発に素直に二人の方を向くのに、ハロルドとディエゴが視線を交わす。
ここで魔法使いを足止めしなくては。
「さて、二人だけじゃなくて俺もいるんだよ?」
エリアスがそう言ってロッドを握り締める。
きらりと銀の飾りが発光し、軌跡を描く。
それはあくまでも威嚇のために放たれた物だけれど、魔法使いが一歩後ろにと下がった。
もう一体の魔法使いが突破しようと駆け寄ってきたのに気がついたハロルド。
展開される水龍宮。
きらきらと光るそれに、魔法使いの瞳が細められた。
「小賢シイ真似ヲ……!」
「すぐに倒せるんだろう?」
向けられた銃口に、魔法使いがゴブリン達を殺到させようと指示を出すのだった。
そうやって守っていてくれる出入り口班のおかげで、無事、中に入れたアイリス達。
わらわらと居るゴブリン達は、人間の姿に恐慌状態になっていた。
「コワイノキター!」
「逃ゲロー!」
音だけでなくゴブリン達の悲鳴まであるとなれば……。
「耳が痛いですね」
アイリスが、眉をしかめながらもどうにかぐるりと視線をやれば、隅の方のラジカセはノーマークだった。
伊万里や二ーナ達が向かって行くのとはまた別のラジカセに向かう。
「邪魔です!」
足元にわらわらと逃げようとしているのかそれとも逆に攻撃を仕掛けようとしているのか。
どちらか分からないけれど、とにかくまとわりつかれては動くことが出来ない。
振りあげた大刀に、ゴブリンが道を開けて行く間を走り抜けていけば、やがて目の前にラジカセが見えた。
アイリスの目的をようやく察したゴブリンが走り寄るのと、今流行のアイドルの曲を流すラジカセを止めたのはほぼ同時だった。
「止メルナー!」
ぷんすかと怒るゴブリンには攻撃手段がない。
「1つ、確保しました!」
泣きながら別のラジカセを守りに走りだしたゴブリンを見送りながら、鞄の中に1つ、ラジカセを確保しつつ思う。
多分これは、遠くの仲間には聞こえていないだろうな、と。
まだまだ大音量が響き渡る中、次なるラジカセ確保に走って行く。
同じように一つ止めたラジカセにほっと息を吐きつつ声を上げる者が1人。
「此方、1つ確保しましたよ!」
1つ、止めたニーナが数を皆に伝えようと声を上げるが、流石に空き地の広さとこの騒音により近くの仲間にしか届かなかった。
何か通信機器か、メールなどなら多くの仲間に伝わったかもしれないが、それでも数の把握はしやすい。
「ニーナ、あっちのラジカセはまだみたいだ」
辺りを見ていたグレンが誰もまだ向かっていないラジカセを見つけ、ニーナにと伝える。
武器を見せればどうにか寄ってこないけれど、ゴブリン達がじりじりと包囲網を縮めてくるのに気がつき、ニーナがさっと鞄にラジカセを仕舞いこんだ。
「行きましょう、グレン!」
行く道を作るためにグレンのファンネルソードに斬り伏せられるゴブリン達の間を潜り、四隅あるうちの2つ目を止めに向かう。
それを手に入れたら、3つ目を確保しつつラジカセを保護出来る所を探すのもいいかもしれない……。
そんな彼女達より少々離れた場所では、ゴブリン達に集られている者がいた。
「ラジカセ、渡サナイー!」
ゴブリンは攻撃を仕掛けてこないものの、わらわらと伊万里とアスカの周りをうろつき、まさに壁を作り出している。
意外と邪魔なそれに、アスカが武器を構える。
「四隅のラジカセはもう良さそうですね」
「じゃぁ、持ってる奴を狙うか」
その視線の先には、ラジカセを首から下げたゴブリンが何事かと近寄ってきていて。
「逃がしませんよ」
「あぁ、じゃぁ、ちょっとアンタら道を開けるんだな」
フレイム・チェリーを振り回されれば集まっていたゴブリン達が一気に吹っ飛んでいった。
寧ろ、集まってきてくれた方が好都合とばかりに出来た道を、伊万里が駆け抜けて行く……。
遊撃班として動くクロスとオルクスの目の前に、ラジカセを持ったゴブリンが横切っていく。
なにもそれを見送ることもない。
「さぁ、置いていけ!」
クロスがラジカセを持っていたゴブリンの目の前に躍り出る。
ポップな今流行の女性アイドルの曲にノリノリだったゴブリンは、うきゃーと逃げようとしっかりとラジカセを抱える。
近くにいたオルクスにと視線をやれば、その視線に気が付いたオルクスがゴブリンの背後に回りこむ!
「ヤダネー!」
パスしようと後ろを向いたゴブリンがオルクスの姿に驚き、ぽろりとラジカセを落とした。
さっと手に取ったのはオルクスが早く、ぽちりとボタンを押せば曲が止まった。
「ソレ、返セー!」
手をぶんぶん振って抗議するゴブリンを妖刀・恋慕で沈めながら、クロスがほっと息をつく。
これで少しは音が静かになっただろうか。
「これを」
オルクスがクロスにラジカセを頼めば、受け取りながら力強く頷くクロス。
(少しはこれで、静かになったかな……)
デミ・魔法使いのキーキー声が聞こえる程度には確実に静かになっている事実に、ほっと息を吐くのだった。
●消えて行く大音響
ちゃくちゃくとラジカセが確保されていくのが、徐々に静かになることで分かった。
未だ倒されたデミ・魔法使いはいないものの、その体には無数の傷が浮かんでいる。
確保されたラジカセの数も全員に周知されたとまではいかないものの、魔守のオーブを展開するニーナの元に来れば大体の数を把握することが可能だった。
「これで9個ですね」
ゴブリンが少ない所で展開しようと場所を探していたニーナは、出入り口に近づけないゴブリン達が奥へ奥へと散らばってくるために逆に、出入り口付近の方が少ないことに気がついたため、ハロルド達の近くで皆が確保するラジカセを守っていた。
ニーナを守るためにグレンが近付いて来るゴブリンに攻撃を仕掛けながら苦笑を零した。
「それにしても……言葉ばっかりで全然実力ないんだな」
デミ・魔法使いは満身創痍ながらもどうにか突破しようにも出来ず、かといって奥の方に行くことも出来ずでゴブリン達に八つ当たりを繰り返していた。
八つ当たりをされたゴブリンをさらに此方が攻撃するともなれば、ちょっとだけ可哀想な気がしないでもない。
「返セ、返セー!」
壊さぬようゆっくりと地面に置いて、クロスがニーナに頼めば目ざとく見つけたゴブリンがやってきた。
「ソレ、オイラ達ノー!」
「違いますよ」
「ここから先は立ち入り禁止だ」
ハロルドに阻まれ、ディエゴの銃撃に足元を狙われれば、怖いー! と逃げていく。
「ここは守りますから安心してください」
ニーナの言葉に、じゃぁまた行って来る! と戻っていくクロス。
入れ替わりにきたのはアイリスだった。
「宜しくお願いします」
任せて! と笑うニーナに手に持ったラジカセを渡す。
「アイリス、そろそろ終わりそう?」
「はい、あとは中央と手に持ってるゴブリン達ぐらいですね」
ならばそろそろ終わりだ、と皆で頷きあう。
「ここにあるのは11個だぜ」
グレンの言葉に、エリアスが威嚇していた杖をゆっくりと降ろす。
「11個なら、もういいよな」
半数以上のラジカセが確保されたとなれば、そろそろいいだろうかと詠唱し始める。
出入り口を塞ぐように天の川の彼方を展開すれば、簡単に逃げることなど出来ないだろう。
(それにしても、この感じだと壊滅も出来そうだね)
状況を把握するエリアスの目の前を、何かが過ぎって行く。
それは、泣きながら逃げるゴブリンだった。
アスカに追いかけられ、ラジカセを必死に抱きかかえながら泣きながら逃げるゴブリン。
流れる曲は哀愁漂う演歌で、まるでBGMのようだ。
「ラジカセ置いてけ。なぁ、ラジカセだ! ラジカセ持ってるだろう」
「コワイィィイー!!」
それは、妖怪おいてけのようにも感じられる光景である。
ちなみに妖怪おいてけとは魚を釣りすぎると「おいてけー」と脅されるものだが、なんとなく今の状態にあっているようにも見えた。
「とりあえずラジカセ置いてけ」
「ゴメンナサイィィィー!」
とうとう恐怖に耐えきれなかったのか、ゴブリンがぽーいっとラジカセを投げた。
だがしかし、泣くゴブリンが怖かったのか、仲間のゴブリン達もちょっと遠巻き気味だったため、そのラジカセを手に入れたのは伊万里だった。
(これはいいのか、悪いのかわからないわね……)
視線をアスカがゴブリン達に向ければ、ゴブリン達がさっと避けていく。
ちょっと想定とは違うが、ある意味いい結果がでたのかもしれない。
「アスカ君、あとはあっちのゴブリンが持ってるみたい」
「よし、行くか!」
そうして再び恐怖に泣きだすゴブリンが見られるのだった。
暫し後……。
最後まで残っていたのは、中央の大きなラジカセであった。
(数年後には、頭抱えてのた打ち回りそうな自作の歌をこれだけの大音量で流され続けるとか……)
物凄い大音量で流れるその曲に、何とも言えない感情がウィンクルムの皆に湧きあがる。
「軽く公開処刑みたいなモンだよな。いっそ気持ちよく壊してやった方がいいんじゃねーか?」
グレンのその言葉に頷きたくなるものの、流石にそれは……とニーナが首を振る。
「冗談だって、ちゃんと確保してくるっつーの」
既にラジカセではなく自分達が逃げること、生き延びることにシフトしたゴブリン達を見れば、大丈夫だと確信し、グレンが中央へと向かって行く。
手のあいたウィンクルム達が、その「とある男性の自作の愛の歌」を止めるために中央へと殺到していく……。
「これで最後だぜ!」
乱れに乱れた輪の中をすり抜け、中央に躍り出たのはアスカだった。
デミ・魔法使いがクロスやオルクス、グレンによって攻撃され逃げ回っている間にアスカがぽちりとボタンを押す。
「確保したぜ!!」
先程の歌声ではなく、アスカの声が響き渡る。
それは、漸く騒音による住民への被害が終結したことを示すモノであった。
「逃ゲロー!」
ゴブリン達がもう勝ち目はないと悟ったようだった。
「逃がしません!」
アイリスが大刀を向ければ、ゴブリン達がわっと散って行く。
だがしかし、逃すわけにはいかない。
出入り口はエリアスがしっかり守っていてくれるだろう、だから、心配はない。
ならば、と壁がある方に追い立てながら大刀を振るうのだった。
全てが確保された今、攻撃を躊躇することはない。
ハロルドの鞭先が、デミ・魔法使いを縛りあげればディエゴの銃撃が連続してデミ・魔法使いの体に吸い込まれていく。
追いかけまわされ、適度に痛めつけられていたデミ・魔法使いの体力はもうそこまでない。
「クッ……!」
ひとつ、苦しげな息を吐いて地面にとその身を横たえたのだった。
残されたデミ・魔法使いが我先に逃げようとするが、恐慌状態に陥ったゴブリン達に阻まれる。
「デレナイィィィー!!」
残ったゴブリン達は恐慌状態に陥っていて、これならばデミ・魔法使いの指示も聞かないだろう。
ラジカセを無事に確保し終わり、壊滅するためにもデミ・魔法使いを残していたウィンクルム達。
クロスとオルクスが視線を交わし合う。
「さて、終わりにしようか!」
ウィンクルム達が一斉に攻撃に転じる……!
●そして平和が訪れる
ゴブリン達があちらこちらと数を減らしながら右往左往して逃げ惑う。
数は少なくなったものの、広い空き地内を走り回るのは、やはり疲れるようで。
「オルク、そっちだ!」
クロスが追い立てたデミ・魔法使いが、オルクスの銃撃に身を地面に沈める。
かなり体力を消耗したのだろう。
動きがとても鈍い。
周りに居たゴブリン達も、2人の連携により確実に数を減らしていて。
「クー、大丈夫か?」
「大丈夫だ」
耳栓が入っているため上手く聞こえていないものの、その視線が、その仕草がお互いがお互いのことを思いやっているのが伝わってくる。
その近くでは、伊万里とアスカも攻撃に転じ、ゴブリン達を地面に転がしていく。
「かなり早くおわりそうね」
主に遊撃班が頑張って数を減らしていたおかげで、もう少しで終わりそうだと伊万里は思う。
そんな2人からなんとか逃げ出口へ向かったゴブリンやデミ・魔法使いも、エリアスの天の川の彼方に押し戻され、グレンのファンネルソードに斬り伏せられる。
「おわり……ですね?」
状況を見極めていたニーナが、最後のゴブリンが倒れたのを確認する。
「だと、思うけど……」
エリアスも確認しながら言う。
遠くの方まではよく見えないけれど、動くものはウィンクルム以外はいなさそうだ。
「お疲れ様だな」
エリアスの言葉に、集まってきた皆が笑って頷くのだった。
ゴブリン達が居なくなった空き地は、本来の静けさを取り戻す。
大音量がなくなったおかげで、やけに静かに感じられる空き地。
生活音が聞こえるから別に静寂ではないのだが、ほっと一息ついた。
クロスとオルクスの掌で、ころんと転がる耳栓。
「耳栓があってもあの大音量とは、ひどかったですね」
このお蔭でそこまで耳にダメージはないけれど、近隣の人たちも今はこの静寂を喜んでいるだろうか。
「静かになって良かったな」
オルクスが言うのに頷きながら伊万里がラジカセの山を見つめる。
このラジカセは、一体どこから持ってこられた物なのだろう?
「警察か住人に聞いてみましょうか」
保護していたラジカセの数を合わせて見ながら伊万里が言えば皆が頷いた。
それが一番いい方法だろう。
「名前がないかとか調べてみましょう」
手にとって調べ始めるアイリス。
そんなアイリスに怪我がないようだとエリアスがほっと息を付き、ニーナとグレンと共にラジカセを一つ一つ確認していく。
「ヒビ、ぐらいでしょうか」
ニーナがちょっと割れてしまっている所を手で触って言えば、エリアスがこれぐらいで済んでよかったと言葉を返す。
「鞄に入れれるのはいれるとして、他のは手分けしてもつか」
アスカの提案にディエゴが頷き、ハロルドが鞄に入れれるものを入れて行く。
出来うる限り壊さないようにとの頑張りがあって、多少ゴブリン達の波にもまれてヒビが入ってしまったものがあったもののそこまで大きな損傷は何一つなかった。
魔守のオーブを使っての一時保護や、鞄の中に入れるという判断、さらにラジオ確保班と遊撃班があったのも良かったのかもしれない。
(でも、自作のやつはやっぱり壊された方が良かったんじゃ……)
一番最後に残ってしまったラジオだ、持ち主が名乗りでるかは、持ち主次第だろうか。
彼が別の意味で悶絶するのが目の前で見えるようだとグレンは思う。
「まぁ、持ち主が分からないものもあるかもしれませんね」
とりなすようにアイリスが言って、さぁ行きましょうと歩き出す。
とりあえず、ラジカセが無事で良かったと報告へ行くウィンクルム達……。
数日後。
無事、全部のラジカセが持ち主に返ったとウィンクルムの皆に伝えられるのだった……。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 如月修羅 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 08月24日 |
出発日 | 09月01日 00:00 |
予定納品日 | 09月11日 |
参加者
会議室
-
2015/08/31-23:56
-
2015/08/31-23:55
-
2015/08/31-22:51
クロス:
俺達は周りにいるゴブリンと魔法使いをメインにプランを書いといた
勿論その場にいる皆のフォローもするようも付け加えているぜ
まだ時間あるしなにかあれば遠慮なく言ってくれて構わない -
2015/08/31-22:16
-
2015/08/31-22:15
そうか、わかった
アイリス、度々すまないな
こちらのプランはざっくりとだが
ハロルド
・出入り口にて護符を展開、魔法使い二匹の注意をこちらに向ける
・こちらに来たゴブリンはラジカセをもっていない限り攻撃
ディエゴ
・ラジカセ確保する神人のサポートを目的とした攻撃
・魔法使いが逃げる条件が揃ったら即座に撃破の為に動く
・ラジカセが集まった後持ち主を探す
こんな感じだ。 -
2015/08/31-21:31
-
2015/08/31-21:21
アイリスさんは仮プランありがとうございます。
これ、皆が一斉に奥側から狙っていったら、それ以外の場所や手持ちの敵をフリーにしてしまう可能性がありますね…
とりあえず、私たちは、まず最初に奥側を第一目標にというのは共通とさせていただきますが
先に他の人が確保してくれていたら遊撃を優先、としますね。
ラジカセを取り返したその都度ニーナさんのところに行く、のを繰り返して
戦場を往復して引っ掻き回しつつゴブリンの数を減らしていきます。
アスカ君に攻撃してもらって、その隙にラジカセを奪う役目を私が担当するので
私もハイトランス・ジェミニをセットして、自衛できるようにしていく予定です。
すみませんが、これ以降掲示板の確認ができないと思うので、プランを提出してしまいますね。 -
2015/08/31-21:04
仮プランはこのようになりました。心情だけは省いております。
細かい部分の修正はギリギリまで対応できるかとは思いますが、大きな変更が出来るかどうかは少々怪しいです。
申し訳ありません。
●アクション
準備)鞄
突入前にトランス
最優先はラジカセの停止もしくは破壊、次点で全てのデミ・魔法使いの討伐
ラジカセは可能な限り確保、難しければ破壊
出入り口から遠ざけ、逃走が困難な状況にしたいですね
突入時、奥へ追いやるように刀を振るって威嚇し、奥のラジカセから狙う
逃走させたくないので、デミ・魔法使いへの手出しは極力控えます
ラジカセを確保を最優先に、ゴブリンの数を減らしていく
確保したラジカセの数は皆に聞こえるようカウント
電源を止め次第、鞄に入れニーナさんの下へ持っていきます
そこにゴブリンが集中するなら、その場で迎撃へ
●ウィッシュ
敵の逃走を防ぐ為、入口で待機
魔法弾が届く届かないに関わらずその場から攻撃
空撃ちでも威嚇にはなるだろう
ラジカセを半数確保するか、デミ・魔法使いを二体倒したら、出入り口を塞ぐように天の川の彼方を使用
ディエゴが広場の内側に入るように展開する
塞いでしまえばそう簡単には逃げれないだろう
展開後は逃げてきたゴブリンを狙っていく
ラジカセを持っていても俺じゃあ破壊しないように倒すのは難しいだろうから、破壊も止む無しで
天の川の彼方の持続時間が切れたらすぐに展開しなおす
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2015/08/31-20:21
分かりました。それでは私は遊撃班へ移動しますね。
私自身が遊撃班に移動した方がいいと思った理由はもう述べてありますので、ハロルドさんにお任せします。
申し訳ありません、少々体調が思わしく無いので…プランのまとめではなく後ほど、仮プランそのものを貼り付けに参ります。 -
2015/08/31-15:05
クロス:
中々会議室で発言出来なくて御免な…
魔守のオーブ!
その発想は無かった!
ならニーナにそれでラジカセ守って貰うとして…
オルクはアスカと一緒にラジカセ持ってる奴を追いながら魔法使いを仕留めてもらおうかと考えてるよ
俺はハイトランスで周りのゴブリンメインの魔法使い仕留めるフォローかな
-
2015/08/31-13:08
連投すまない、恐らくこのシナリオの判定には関係はないだろうが
戦闘が終わったらラジカセを持ち主に返す旨を書いておいた。 -
2015/08/31-13:05
そのつもりだったが…神人は遊撃班に移動させた方が良いか?
俺はどっちでも良いぞ -
2015/08/31-09:36
リュックはいいですね。私もそうしましょう。
小さいのを二つずつくらいだったら入りそうな気がします。
手持ちの中くらいのラジカセはさすがに持ちきれないので、
ニーナさんのオーブで一時的に守るのがいいと思います。
グレンさんが力場周辺の護衛なら、アスカ君には遊撃に出てもらって
残りのラジカセを奪い返すのをやってもらいましょうか。
アスカ:
で、俺はラジカセ置いてけーってゴブリンを追っていけばいいのか。
魔法使いは遠距離で仕留めてもらうのがいいと思うから、後衛に任せてあんまり執拗に追わないようにしておく。
…ところで、ラジカセにグリップビートって効くと思うか?
でも『叩き落す』だから、うっかり壊しかねないよな…大人しくゴブリンを倒してから奪い返すか。 -
2015/08/31-08:44
すみません、確認なのですが、ディエゴさんだけでなくハロルドさんも出入り口組へ向かわれると言うことでしょうか?
そうであれば、私は遊撃班へと完全に移動しようかと。
奥へ追い立てるという流れですから出入り口側はあくまでも逃亡対策くらいのつもりでいますので、攻撃に加われないかもしれない場所にあまり人数を割くのもよくないかと思うので…。
魔守のオーブでの防衛、良いかと思います。
ゴブリンを誘き寄せる形にもなるでしょうが、グレンさんが迎撃にあたられるのでしたら問題はないでしょう。
>グレンさん
あ、リクエストがあれば、是非。
出来る限りいいお店で買わせますから、味は保証しますよ(にこ) -
2015/08/31-03:18
私もリュック背負っていきますね、これなら両手ばっちり使えますしっ!
そういえば魔守のオーブを持っていたのをすっかり忘れていたので、
ラジカセを持ちきれなくなったらゴブリンの少ない場所へ移動して、
ラジカセ置き場を作って魔守のオーブで防衛しようかなと。
場のラジカセ持ちゴブリンが減るまでグレンは余り派手に動けないと思うので
それまではグレンに力場まで敵が近づいて来ないように護衛をお願いする形になると思います。 -
2015/08/30-22:31
わかった、俺たちは出入り口でゴブリンを食い止めるために動くつもりだ
魔法使いの気をそらす目的もあるから、こちらにあまり大勢来られると困る…かもしれない -
2015/08/30-22:21
盗んだラジカセを広場で使ってることから、電池で間違いないでしょう。
破壊を避ける方針を維持するのであれば、素直に停止して確保が無難かと思います。
置いたままだと何かの拍子で踏んでしまったり踏まれつぃ待ったりで壊れたり、またゴブリンに回収されてとなるとハードブレイカーのお二人がやりにくくなるのではないかな、と。
出口はエリアスさんが常駐していますし、ディエゴさんも出入り口班へ移動で確定されるのでしたら、出入り口に集めてしまうのが面倒が無いかと思います。
ただ、そのラジカセを狙って出入り口へ集まるかもしれないことを思うと…いいとも悪いとも言い切れないところです。
伊万里さんとニーナさんはラジカセ回収を主に動いて頂ける様なので…
確保できるのであれば攻撃役の方も確保し、回収役のお二人に渡すようにすればいいのではないかと思います。
私は出入り口へ逃げるゴブリンの対応に動きますので、自主的に受け取りにいけませんが、近くにいる星霊の方がラジカセを確保していたらこちらで預かりにいこうかなと。 -
2015/08/30-22:09
ラジオで流している場合もあると思うぞ
使い方わかっているかは怪しいがな -
2015/08/30-21:56
>音楽を止める
今ふと思ったんですが、この音楽はカセットテープで流しているんでしょうか。
だとしたら、カセットを抜いてしまえば音楽は流れなくなるのでは… -
2015/08/30-20:41
ああ、すまない、また言葉が足りなかった
確実だといったのは確保の意味ではなく「音楽を止める」にはという事だ
どこかに置くにしろまた音楽を鳴らされては俺たちの耳も危ないしな。 -
2015/08/30-20:13
クロス:
鞄持って行くのはいい案だ
ならもう1人誰か鞄持っていったらどうだろう?
伊万里だけだと4つも持つのは大変そうだしな
俺が持っていけたら良いんだが、俺も戦うしなぁ…
戦うには邪魔だし…
もし、どこかに置くとしたら又盗まれないよう見張り役も必要になるな
>ラジカセ
持ち運びしてるらしいし、コンセントじゃ無いと、思う…
それに持って移動するにはコンセントじゃ邪魔だろうしね
だから電池式だと考えたい -
2015/08/30-20:10
そういえば、ラジカセってコンセントじゃなくて電池式…なんだろうか
電池式ならラジカセを確保し持ち歩くのではなく、電池を抜いてしまったほうがそちらの方が確実のような気がするが。 -
2015/08/30-19:23
グレン:
お、早速来たか、またよろしくなと伝えといてくれ(いいえがお)
ニーナ:
(上納金?を見て、何となく精霊2人の間でどういうやり取りがあったのかを察した)
場にどれくらいラジカセが残っているのか把握するために、
ラジカセを確保するたびに一応大きい声でカウントしていく予定です。
…ところでラジカセを手に入れる都度回収していくとして、
数が多いので、小さいやつ以外は2つや3つ以上持つのって難しそうですよね、
鞄を使うとしても、ある程度ラジカセを確保したら出口とかどこかに
置きに行ったほうがいいんでしょうか?
範囲攻撃でゴブリンが持ち運んでいるラジカセを巻き込んでしまうといけないので、
グレンにはある程度ゴブリンの持ち歩いている数が減ってきてから
トルネードクラッシュIIで攻撃に回ってもらおうと思います。 -
2015/08/30-16:03
なるほど、失礼致しました。
ではディエゴさんが出入り口へ回られるのでしたら、私は遊撃班寄りに行きますね。
極力逃げられないようにと言う事を考えると、出入り口へ向かわないようにすることも重要かと思いますので。
鞄、良いかと思います。
持ち運びやすくなりますし、むき出して持つよりも守りやすいでしょうから。
私はゴブリンへの対応重視になりますので…申し訳ありませんが、伊万里さんにお任せさせていただきます。 -
2015/08/30-11:18
アイリスさんは流れのまとめありがとうございます。
最初に【奥側の隅の小さいラジカセ】の確保を狙い、そこへゴブリンを誘導する、ということですね。
私たちは数を減らして以降、ラジカセ持ちゴブリンを狙って動きたいと思います。
あ、それから四隅の小さいラジカセなら神人でも回収して確保しておけるのではと思って
ラジカセを入れる大きい鞄を用意していこうかなと。
そのまま持っていたら取り返しに来られそうなので…
囮として使えるならそれでもいいんですが、アスカ君がいい顔をしなかったので。 -
2015/08/29-20:22
クロス:
アイリスは大まかな流れサンキュ!
確かに魔法使いはギリギリ迄手を出さない方が良いかもな
ある程度ゴブリン減らしてからの方が殺りやすいだろうし
ラジカセを最初に確保してから、と…
俺も戦うからプランに書いておこう -
2015/08/29-17:56
わかりにくてすまない、アイリス組と一緒に出入り口にいるという意味だった。
-
2015/08/29-17:44
ラルクさんがラルクさんなので、エリアスさんは通行人Aくらいの薄さでいてもらえると助かるのですが…あ、そうでした、忘れるところでした。
グレンさん、ラルクさんから上納金?口止め料?賄賂?
ちょっとよく分からないのですが、そういう名目でフィナンシェを預かってきています。
お納めください、お代官様。
すみません、確認したいのですが…
ディエゴさんが仰っているのは「ディエゴさんも出入り口班へ移動する」のと「私達と交代する」のどちらの意味でしょうか?
先のまとめでの、出入り口に追いやるのではなく奥へ追いやるという前提で行くのであれば…
エリアスさんが遊撃班に行くメリットと、出入り口班へ行くメリットであれば後者の方が大きいと思うのです。
ジョブスキルを他のものに変えたところで手数が少ないので倒せる数が圧倒的に少ないこと。
混戦になると思うのでカナリアの囀りだと近接攻撃で戦われる星霊の方を巻き込みかねない、またほぼ間違いなくラジカセを破壊してしまうこと。
広い場所なので、奥に追いやるのであれば出入り口待機班は攻撃が届かなくて手数を無駄にする可能性がありますが、エンドウィザードはもとより手数は少ないですから。
咄嗟に対応できないときに備えて私も出入り口の手前で待機するつもりなので…私達と交代するというおつもりで仰っているのでしたら、私達はこのまま出入り口班でいたいと思います。 -
2015/08/29-13:08
そういえばエンドウィザードは攻撃に時間がいるんだったな…
それなら、俺が逃走追撃として出入口にいても良いか?
どちらかといえば、全体が見渡せる場所で標的を狙う方が合っている様な気がするし。
神人も戦わせる予定だから討ち漏らしは殆ど無くなるとは思うんだがどうだろう。 -
2015/08/29-12:15
えへへー…(抱きつかれて嬉しそうにしている)
あ、ハロルドさんディエゴさん、
伊万里さんにアスカさんもこんにちはーっ!
心強いです、よろしくお願いしますねっ!
…そうですね、濃いですね(ある映像を頭の中から消しつつ)
はーい、それじゃあラジカセを巻き込まない辺りで範囲攻撃をして
一気に数を減らしていくよう伝えておきますねっ
…グレンだとちょこちょこ逃げ回られるといっそラジカセごと攻撃しかねないので、
設置してある物を回収していこうと思います。 -
2015/08/29-11:01
伊万里さん、アスカさん、お久しぶりです。今回もどうぞよろしくお願いいたします。
ディエゴさんはお気になさらず。
影が薄いエリアスさんに問題があるので。
エリアス:そもそもラルクのキャラが濃いのが問題なんだと思うよ。
伊万里さんが仰った形が良いかと思います。
出入り口へ追い立てるのではなく、広場の奥へ追い立てる方が逃走漏れはなくなるかと。
天の川の彼方を展開するとは言え、使用回数と持続時間の問題だけでなく、エリアスさんでは咄嗟に対応できない可能性が充分にありますので…。
逃走対策などを加えてまとめてみると、このような感じになるでしょうか。
>流れ
遊撃班:ニーナ組、ハロルド組、伊万里組、クロス組
出入り口班:アイリス組
1:威嚇し、出入り口からゴブリンを奥へ追いやる。遊撃班はそのまま奥へ、出入り口班は出入り口にて待機
↓
2:ラジカセ確保に動き、ゴブリンを密集させたところを狙って数を減らす
(最初に広場の奥のものを狙えば、ゴブリンも奥に固まる?)
↓
3:ある程度数が減り次第、設置されているラジカセを先に確保。その後、ラジカセ持ちゴブリンを追う
(設置しているものを確保する担当と、ラジカセ持ちゴブリンを追う担当を事前に決めておけば並行して進めれるので取り逃がしが減る?)
大まかな流れはこのような感じでしょうか。
デミ・魔法使いゴブリンは…数を減らすとゴブリン全体が逃げ出してしまうので、3まで手出しを控えておいた方が良いかと思います。
>出入り口班
私は出入り口よりも少し前で出入り口へ向かうゴブリンへの対応を考えております。
エリアスさんはデミ・魔法使いが二体倒れた時点で天の川の彼方を展開する予定です。
それまでは魔法弾を打つだけにとどめてもらおうかと。
射程的な問題で届かなければ、威嚇にでもなればいいのですが…。 -
2015/08/28-19:58
クロス:
会議室中々見れず御免な(苦笑)
ハル、ディエゴお兄ちゃん、伊万里、アスカ久々だなぁ!
今回も宜しく!(微笑
あーそういや盗んできた可能性もあったんだっけ…
悪ぃ、完全に忘れてた(汗
なら壊すのは極力避けよう
それと敢えての騒音をそのままってのも良いと思うぜ
耳栓なら申請出来そうな気がするし…
中の魔法使いはPGメインで攻撃って認識で良いのか?
>伊万里
なるほどな、ラジカセ確保すると匂わせてゴブリンを集まらせて叩くのか
それなら一気に倒せそうだし俺は賛成だぜ
チマチマ倒すより効率良いしな♪
伊万里、俺の事は好きに呼んでくれて良いぞ(優しい微笑みと頭を撫でる) -
2015/08/28-13:36
中にいる魔法使いは遠距離攻撃できる精霊で攻撃(追撃)していけばいいと思う
もし出入口に到達したとしても、アイリス達のだめ押しができるしな。
あえて、ラジカセの騒音をそのままにして魔法使いが自分達の劣勢に気付くのを遅らせても良いんじゃないか。
どれだけの知性があるのかはわからないが、状況判断して逃走するくらいの知性はあるようだし
自分達が鳴らしている音楽が止まったら何かしら感じるんじゃないかと。 -
2015/08/28-13:17
わるい、ラルクではなくエリアスだったか
-
2015/08/28-13:12
エリアスさんは初めまして、他の方は皆さん会ったことある方ばかりですね。
八神伊万里とハードブレイカーのアスカ君です。
よろしくお願いします。
戦力的には、前衛後衛揃って範囲攻撃も充実しているので、ゴブリン掃討については問題なさそうですね。
私たちは中に入って遊撃を担当したいと思っています。
ラジカセも、できるだけ破壊は避けるのに賛成です。
あらかじめ村の人に「もし壊してしまったらごめんなさい」と断りを入れておくべきでしょうか…
こちらがラジカセ確保に動くとゴブリンたちもそれを守るように動くようなので、そこを利用して
ラジカセに近づいて敵を集めて、そこを攻撃して数を減らしていきたいと思うんですが、どうでしょうか?
ある程度数が減らせたら、まずは設置されいてるものを確保して、それからラジカセ持ちゴブリンを追う
…という手順を考えてみたんですが、皆さんのご意見もうかがいたいです。
あと、気を付けるのはゴブリンがラジカセ持ったまま逃走してしまうのを防ぐことでしょうか。
出入り口付近はアイリスさんたちが担当されるとして、中にいる者は出入り口方面にゴブリンを追い立てて挟み撃ち?
…うーん、これだと間を抜けられたら逃がしてしまうかもしれません、厄介ですね。
騒音の中なのでインカムはあってもあまり役に立ちそうにないですし…
(ニーナさんをうらやましそうにじーっと見て)
あ、あのクロスさん…私も、その…
「クーさん」とお呼びしてもいいでしょうか…? -
2015/08/28-12:50
-
2015/08/28-11:22
ハロルドさん、ディエゴさん、お久しぶりです。
今回もよろしくお願いいたします。
ゴブリンに関しましては、ニーナさんに賛成です。
減らさないと、ラジカセを守る為の妨害も激しくなると思いますし。
デミ・魔法使いは…入口にいる二体を突入と同時に倒すのは少し、不安です。
すぐに二体を減らしてしまうと、敵全体の逃走を早めることに繋がるのではないかなと。
奥へ向かうよう威嚇し、ラジカセをある程度止めてからデミ・魔法使いを倒すようにしてはどうでしょうか。
ラジカセは「可能であれば確保&停止、即座に確保できないようであれば破壊」くらいが良いかと思います。
確保に拘って時間をかけたくはないな、と。
ラジカセを守るように動くとありますから一斉に妨害に動かれるでしょうし、そちらに対応している間にラジカセを持ったゴブリンに逃げられる可能性が否めませんので…。
それでは、私達は出入り口を塞ぐ側にまわりますね。
エリアスさんには出入り口前に陣取っていただき、私はそれよりも少し手前で逃げてきたゴブリンの相手をしようかと思います。
エリアスさんが天の川の彼方を用意できますので、出入り口のあたりで使えば逃走を止めれるかと。 -
2015/08/28-00:13
ハロルドとディエゴ・ルナ・クィンテロだ
よろしく頼む、アイリスとラルクはちょっとぶりか
ラジカセだが、個人の所有物をくすねてきた可能性もあるし、破壊は賛成しかねる
戦闘中いくつか破損してしまうかもしれないが、できれば確保し持ち主に返却したい
近隣住民も迷惑しているなら、耳栓等の防音グッズはもっているはず…それを借りたいな。
役割を分担するなら、遊撃隊で(ラジカセ確保及び停止)希望だ。 -
2015/08/27-22:17
クロス:
アイリス、久し振り! そしてエリアスさん、初めまして。
俺はクロス、こっちはPGのオルクスだ。宜しくな(微笑
(ニーナのお姉ちゃん呼びにキュンとしたので抱きついてみる)
ニーナっ! もう可愛いっ! 此れからはずっとそう呼んでくれな!
ラジカセ粉砕するのはオルクが適役だと思うんだ
遠距離攻撃出来るし…
それと魔法使いは入口に2体、中央に1体、他動き回ってるのが2体だろ?
動き回ってる奴と中央は中に入ってから殺るとして、先ずは入口を先に殺った方が良いな
今の所3組いるから、2:1に分けるのが良いだろうな
入口塞ぐのに1組、遊撃隊が2組か…
俺達は遊撃隊希望かな -
2015/08/27-22:04
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2015/08/27-13:36
アイリスさん今回もよろしくでーす!
…えっと、エリアスさんもはじめましてニーナですっ!
クロス…お姉ちゃん!(ありったけ勇気出して呼んでみた)
お久しぶりですよろしくお願いしますっ
ラジカセが色んなゴブリンの手に渡って常に移動し続けると大変そうだなって思うので
ゴブリンは減らしておくに越したことはないかなって思います。
それにあんまり密集されてるとこちらも動きづらそうですし、
あと魔法使い探すのもなかなか骨が折れそうですし… -
2015/08/27-11:30
アイリス・ケリーです。
こちらはお初にお目にかかります、エンドウィザードのエリアスです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ラジカセの停止、もしくは破壊と5体のデミ・魔法使いの討伐が今回の目的ですね。
デミ・魔法使いを最低3体倒せばゴブリン達は逃げ出すそうですが…全て倒しておきたいところです。
出入り口は一箇所ですが広い場所…となると、ある意味厄介ですね。
出入り口を塞ぐ組と、遊撃といいますか…積極的にデミ・魔法使いやゴブリン達に向かっていく組に分かれるとある程度のことには対応できるでしょうか。