プロローグ
●われら、白猫ほかく隊!
緑の大きな葉、空に向け黄色の花びらを目一杯に広げた花々。途切れることなくどこまでも続く、ひまわりの垣根。
黄色い絨毯の上をひらひらと舞うのは、空飛ぶ宝石と呼ばれるモルフォ蝶だろうか。
「あっ! 白猫のお兄ちゃんみっけ!」
お父さんこっちこっち! と少女が同行の父親を呼ぶ。彼女が指差す先には、年の頃16ほどの少年。
襟足だけ長い金髪を後ろで結び、服装は白と灰色。ツナギに見えるが、ベストが燕尾服のようにも見える。そのベストの裾の間から覗くのは、真っ白な猫のしっぽ。
少年は大きな緑の目をぱちりと瞬くと、少女へにかりと笑った。
「おっと、見つかっちまった! けど残念、オレはまだ捕まらねーぜっ」
金髪の中から覗く白い猫耳がぴこりと動き、しなやかな脚が分かれ道を曲がる。
これは昨年の夏から始まった、どのひまわりよりも高く上がり目印となるモルフォ蝶の風船を持った1人を、参加者たちが迷路の中で捕まえる鬼ごっこだ。
「白猫のにーちゃんいた!」
曲がった先から別の参加者が現れ、白い猫の格好をした少年が足を止めた。
「おっ、挟み撃ちか。これはピンチ!」
しかしその表情は愉快げだ。
鬼ごっこの鬼が勝つ条件は、逃げる白猫の身体の一部を掴んで逃げられないようにするか、あるいはその白い尻尾を奪い取ること。
尻尾はホラー的なものではなく、しっぽ取りゲームだと思ってもらえると分かりやすい。
じりじり、と包囲網が狭まる中、白猫の少年はにやりと笑った。
「ピンチはチャンス!」
行く先に立ち塞がっている少年が走ってくるところへ反復横跳びの要領でステップを踏めば、案の定相手の足が止まった。動く相手を掴まえるのは難しい。
こちらへ腕を伸ばすために身体が固まる一瞬、するりと少年の横をすり抜けた。
「あっ?!」
さらに待ち構えるのは少年の父親。同じ方法で惑わされてはくれない。脚のリズムを刻むまま、身を低くしてダッシュを決める。お父さんはどっしりと構え、相撲取りのような不動の構えだ。
(分かってるねえ! けど、)
右足が強く地を蹴る。
「甘いね!」
駆け抜けるのではない。向こうの手が届く範囲の手前で踏み切り、猫が塀を飛び渡るように相手の右肩に両手をつき重力に逆らう。
くるん、すとん!
そんな擬音が表示されたようだった。
「すっげぇえええ!!!」
先ほど脇を突破された少年が、大きな歓声を上げた。彼の父親の肩を足場に、白猫の少年は向こう側へ見事な宙返りを決めてみせたのだ。
「本物のお猫サマも、みんなの足元をすり抜けてくだろ?」
じゃ、オレはまだ逃げるな!
しゅたたっと駆け出した白猫の少年を、ハッと我に返った参加者たちが追いかける。
昨年から始まった、ひまわり迷路の風物詩『白猫の追いかけっこ』。
朝と昼、夕方に1回ずつ行われるこのイベントは、目下『白猫』である少年の勝ち越し中で、19勝5敗。
「今日も良い走りっぷりでしたね」
本日最後の追いかけっこを終え、<さつきのきつさ>店長からカフェオレを渡された少年はにかっと笑う。
「へへっ! けどリピーター入ってると結構ヤバイかな」
「なるほど」
その店長はというと、新たな氷菓を試行錯誤しているようだ。
「ウィティカット君。夏のお菓子といえば?」
「え? うーん、かき氷?」
白猫と呼ばれていた少年の名は、ウィティカットという。彼の祖母の母国の言葉で、『白猫』という意味らしい。
蛇足だが。
ぴょこぴょこと彼の頭の上で動く白い猫耳と尻尾は、当然のことながら本物ではない。例えよく似合っていたとしても。
●不思議な喫茶からのご案内
<さつきの喫茶より、ひまわり迷路のご案内>
みなさま、元気にお過ごしでしょうか? <さつきのきつさ>店長でございます。
今年もまた、太陽の輝く夏の季節がやって参りました。
燦然と輝く太陽のもと、のびのびと咲き誇るひまわりの棲み家へご招待いたしましょう。
皆様により一層ひまわりを楽しんで頂くため、パズル好きの店主がとっておきの迷路でおもてなしいたします。
ひまわり迷路を駆け抜けた後は、当喫茶にてお茶菓子でおくつろぎください。
場所 タブロス市郊外『さつきの喫茶』
開催 ひまわり迷路で白猫を追いかける会
開催名がおかしい? いいえ、読んで字のごとくです。
もし迷路から出られなくなっても、当店店員がお迎えに上がりますのでご安心ください。
※時折、ひまわり迷路に店長が出没します。出くわしましたら、追いかけっこのヒントをせがむなど、ご自由にどうぞ。
店長はノリが良いです(p*・ω・)p
※店長による解説講座は、予告なく開かれる場合があります。あしらかず(^ω^)
※当店店長はひまわりだけでなく、多くの花を愛しております。
そのため、愛ゆえに暴走してひまわりでない話が出てくるかもしれません(๑˃́ꇴ˂̀๑)
解説
ひまわりと迷路を一緒に楽しむ、一粒で2度美味しい感じの鑑賞会。
どうやら今回は、迷路を脱出するのではなく白猫(※人間です)を追いかける趣旨のようです。
・朝一番の「ひまわり迷路で白猫を追いかける会」
おいしい水とお茶菓子のセットで、参加費320Jrとなります。
・大小様々なひまわりに囲まれた迷路の中を、白猫君を捜して歩いて走り倒します。迷路の中で鬼ごっこ!
どれだけ迷っても、目的を達せられなくても大丈夫です(笑)
他の参加者さんと出くわすこともありますので、チームワークで捕まえに行くのももちろんOK。
迷路からもう出られない! となったら、入り口で最初に渡される合図を出すことで店員のミユキが迎えに来てくれます。
ちなみに、鬼ごっこを無視してひまわり鑑賞に没頭するのももちろんアリです。
●プランについて
・通常のハピネスプランに加えて、迷路(パズル)に対する反応を少し記載して頂けますと助かります。
(記載がない場合は、皆様のプロフィールを元にアドリブで書かせていただきます)
関連する一般スキルをお持ちの場合はそちらも考慮いたします。
※白猫を捕まえたor捕まえられなかった場合の記載がプランにある場合、迷路の参加結果はそちらを優先いたします。
例1)方向音痴。でも遊びに来たんだし、適当に行ってればいいかな!
例2)パズルは好きだけど、自分が迷路に入ったらたぶん迷う…。
ゲームマスターより
キユキと申します。
初めましての方もそうでない方も、エピソードをご覧下さりありがとうございました。
またまたお久しぶりの<さつきのきつさ>、これまた昨年機会を逃したひまわりの出番でございます!
店長にミユキ、とアクの強いNPCが出てくるこのシリーズですが、夏休みということでアルバイト君の登場です。
どうやらまともな元気少年に見えますが、侮るなかれ。あのミユキとまともに会話ができ……、
おっと、それ以上は参加してのお楽しみ!(๑•̀ㅁ•́๑)✧
リザルトノベル
◆アクション・プラン
フィーリア・セオフィラス(ジュスト・レヴィン)
「…ひまわりの、迷路?…ジュスト、行ってみて、いい…?」 パズルは好きだけど…、ひまわりに気を取られたら迷う、かも…。 …鬼ごっこも、迷路の一部なら…、その、頑張る…。チームワーク、に混ぜてもらう、ね。 …、…え、…わ、私、も、捕まえる役…? えっと、その、…最後の、尻尾を取りに行くまでは…、目立たないように、してて…? 不意をつけたら、いい、かもだけど…。 全員共通(分担分) 3.白猫さんを発見した組は、共有した迷路情報を元に、距離を保ちつつ追い立てる。 白猫さん追い立て組から連絡入ったら、共有したルートに何人かが1人ずつ身を隠す形で待機。 波状で登場し、逃げる方向をコントロールする。 |
リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
目的:勝つ ※下記以外は皆と同じ方針 ・伏兵役は各所へ1人ずつ待機 波状登場 ※出来れば高身長が徐々に出て、高身長を意識付け ・上記を行い逃走をコントロール、全ての逃げ場を潰す ・理想は四方囲み ・通路の狭さ、花の並びに注意 花を飛び越えようとしたら 「迷路での壁越えはどこでも反則技…そうでもしないと勝てない子猫ちゃんは自信がないんだな。可愛いものだ」と挑発 逃走手段を潰す 伏兵・取り囲みは率先 高身長を利用、視界を狭める 「子猫ちゃん、向日葵の高さに憧れるかい?」と挑発 自分に意識を向けさせる ※挑発は感情的にさせ判断を狂わせる狙い 別に本心ではない 銀雪の進言あれば褒め殺しへ変更 終われば皆で楽しむ 銀雪の質問は、割と呆れ |
桜倉 歌菜(月成 羽純)
白猫捕獲作戦・全員参加 プランに作戦を分担して記載(1~5) 1.スタートは一緒。分かれ道ごとに、各ウィンクルムが別れて探索 携帯電話の通話・テキストチャットを活用。連絡可にしておく ※ 皆で力を合わせて、白猫さんを捕まえよう! 少々方向音痴 絶対に羽純くんから逸れないようにしなきゃ …服の裾、持ってていい? 店長見かけたら、追いかけっこのヒントをお願いします! 白猫さんを皆で囲んだら、可能なら羽純くんの背後に隠れる 羽純くんが白猫さんを引き付けたら、隙を狙い後ろから飛び出し、白猫さんに奇襲を仕掛けます! フィーリアさんとオデットさんが隙を狙いやすいように陽動です! 失敗でも成功でも楽しかった♪ 喫茶店で余韻に浸りお茶を |
瀬谷 瑞希(フェルン・ミュラー)
皆で協力し白猫さん捕獲→迷路脱出を目指します。 (結果GM様お任せ、プラン分担:2は参加者全員の行動) 2.迷路で各自辿った部分の地図をメモ帳等にマッピング。写メで送信。皆が同じ地図情報を共有し迷路の全体像を早期に掌握。白猫さんを見付けた場合もチャットで即情報を共有→分担3へ 「開花後は東向き」や迷路ひまわりの個々の高さや花の大きさ、傾き、品種等で迷路内の特徴を把握、現在地確定の一助に。店長のアドバイスも共有。 店長さんに遭ったら白猫さんの弱点とか、足を止めるヒントを聞きます。パズル的ヒントは色々と考えて解き、問題・回答情報を共有。 パズルは興味あります。一度見たことは忘れません(暗号解読1、記憶力5) |
オデット・リーベンス(テオ・シャンテ)
共通 5 背が高い人達が伏兵や取り囲みをし白猫の意識を向けさせる 隙を狙いフィーリアとオデットが尻尾を取りに行く 個人 方向音痴だけどやる気は充分 白猫さん、首を洗ってまってなさい! 参加者と打ち合わせ作戦通りに動く 難しくてよく分からなかった箇所は精霊に説明求める なるほどなるほど まあ頑張ればいいって事だね 店長見つけたらこんにちは!と元気よく挨拶 ヒント下さい!と直球で聞く 捕まえる役だし背に隠れつつ慎重に…慎重に… と考えつつもチャンスが来たら覚悟!と声上げつつ飛び掛り尻尾取りに行く 運動した後のお菓子って最高だよねっ あ、そういえばひまわり全然見てない気がする まあ、花より団子って言うし! 楽しかったからいいよね?ねっ |
●いちについて
燦々と照りつける太陽は、朝ゆえに少しだけ優しい。
「皆様、本日はようこそいらっしゃいました」
白髪混じりの紳士然とした男性が、庭園<さつきのきつさ>の向日葵(ひまわり)広場前で参加者たちを出迎えた。首の手拭いと麦わら帽子が、あまりに夏らしい。
「私がさつきのきつさ店長です。以降、お見知りおきを」
「で、オレが白猫! ウィティカットっていうんだけど、舌噛むと思うから白猫で良いよ!」
店長の隣で、金髪の少年がにかりと笑った。夏の日差しに笑顔が眩しい。
次いで彼の頭上にある白い猫耳がぴこりと動き、興味深げに誰もの視線が向かう。
「これは脳波を受信して、感情にあった動きをする玩具です。あまり派手ではありませんが、喜怒哀楽くらいなら分かりますよ」
店長が解説する。
白猫が満面の笑みを浮かべ、参加者たちを見回した。
「皆さんめっちゃくちゃやる気だ! すっげー楽しみ!!」
それこそ向日葵の如く満面の笑み。参加者たちは十人十色の反応を示した。
『瀬谷 瑞希』はにっこりと笑みを返す。
(ミズキが白猫君捕獲になぜか超ヤル気だ…!)
なぜだ、と逆に戸惑う隣の『フェルン・ミュラー』は、来る前に話していたことを思い出した。
『屋内追跡仮想演習と思えば良いんです。負けたくないですし。本気で行きましょう!』
良い笑顔の瑞希を。
『オデット・リーベンス』はビシリ、と指先を白猫へ突きつける。
「白猫さん、首を洗って待ってなさい!」
『テオ・シャンテ』はその言動に半分呆れ、半分納得した。
(そっちか……)
彼女が花の鑑賞に行きたい、なんて。珍しいこともあるものだと思っていたら、目的は花ではなく鬼ごっこか。
他の参加者へ会釈しつつ、テオは店長へ意識を戻す。
『フィーリア・セオフィラス』と『ジュスト・レヴィン』は、こんな会話をしてからここへ来た。
『向日葵の、迷路? ……ジュスト、行ってみて、いい……?』
『さつきのきつさ……、言うと思った』
すでに何度か交わしている会話である。もっとも、追いかけっこは想定外だった。
「鬼ごっこも、迷路の一部なら……、その、頑張る……。チームワーク、に混ぜてもらう、ね」
ただフィーリアがやる気を見せているので、良しとしよう。
「折角だし、向日葵も楽しみながら進もう」
ゲームも花も両方楽しまないと損だ、と『月成 羽純』が『桜倉 歌菜』を見れば、彼女はじっと白猫を見て宣言した。
「皆で力を合わせて、白猫さんを捕まえよう!」
歌菜のやる気モードもかなり高めだ。
『リーヴェ・アレクシア』は白猫と目が合うと、少年らしい輝きのそれを真っ直ぐに見つめ返し、一言。
「勝つ」
ぱちくりと目を瞬く白猫に、『銀雪・レクアイア』はリーヴェと彼を見比べた。
(リーヴェが本気だ……)
「ウィティカット君の10分後に、皆さんがスタートとなります」
制限時間は30分。ストップウォッチは皆さんが入ってからONになります、と店長が説明する。
スマホでの連絡はすべてNGで、曰く迷路と鬼ごっこは向日葵のオマケであるという。
正論だ。
「それじゃ、オレ本気出して逃げるなー!」
キラキラしい笑みで、白猫が一面の向日葵の間に消える。
作戦を相談して10分後、それぞれにペットボトルの水を受け取った参加者たちも向日葵の中へと足を踏み入れた。
●よーい、どん!
やや小ぶりの花が軸から幾つも咲き分かれている大雪山。互い違いに重なる花弁と大きな花のロシア。この2種類が一番外側の壁だ。
直線の通路を見通してみると、濃赤の花弁を持つプラドレッドの生えている地点が分岐点のようだった。
まずは迷路を分岐ごとに行くと決めており、最初に分かれたのはリーヴェと銀雪。
10分の間に白猫がどこへ行ったのか捜そうにも、意外と向日葵に隠されて見通しが悪い。
「ここは通路が狭いな」
「うん。大人2人で横幅がギリギリだ」
携帯電話は使えないが、白猫を四方から囲むのが理想ゆえに各々が追い込むことは皆に伝えている。
進路が左に折れ、次のT字路でリーヴェは立ち止まった。
銀雪は皆にも配った傘を使い、やや踏み締められた土に文字を書く。
(こんなものかな)
端的に、けれど正確に。これで情報の共有が可能だろう。
「いたぞ!」
リーヴェの声に視線を上げれば、彼女の指差す方向にキラリと風船が光った。
2番目に分かれたのは瑞希とフェルンだ。
フェルンは迷路が好きな上、方向感覚が良い。瑞希もパズルに興味があり、一度見たことは忘れない。と揃えば、良い勝負が出来そうな気がする。
「向日葵は咲いた後、東を向いているんだよね」
先を歩きながら壁の向日葵を見上げる瑞希に、しかしフェルンが下方を指差す。
「いや、あの背の低い向日葵は逆を向いているぞ……?」
「えっ」
背の高いものの影になっている向日葵が、反対側を向いて咲いていた。大きな葉に小さな花が複数咲くサンステーション。
「一概に東とは言えない、ということか」
右への分岐が現れ、瑞希が手帳に道順を記す。フェルンは傘を使用し、地面に最低限の情報を書いておいた。
「白猫君を追い詰めるには、まず見つけないとな」
「そうですね!」
向日葵の隙間から、先を見通すことも忘れずに。
3番目に分かれたのはフィーリアとジュスト。
『……え、……わ、私、も、捕まえる役……?』
白猫確保の大役を担ってしまったフィーリアは、驚き冷めやらぬ状態で迷路に入ってしまった。が、オレンジの細やかな花弁が八重に咲いたテディベアに、彼女は足を止める。
「これも、向日葵……」
右手に三叉路があり、ジュストは3方向とも覗いてみたが白猫の姿は見えない。フィーリアがこちらへタタッと寄ってくる。
(リアが捕まえる役の1人……)
やる気はあるようだが、フォローはやはりいるかと考える。
「白猫に、なぞなぞみたいなのでも仕掛けてみるか……?」
「なぞなぞ……。捕まえる、とき、不意をつけたら、いい、かもだけど……」
三叉路の地面に情報を記し、角を曲がる。
「えっと、その、……最後の、尻尾を取りに行くまでは……、目立たないように、してて……?」
「ああ。それで行き止まりや、挟み撃ちを躱された所を狙って尻尾を取るとか」
捕まえるのがフィーリアなら、ジュストは白猫の追い立てと注意を引くことが役目になる。
メモ帳に分岐を記した傍から、赤よりも黒に近い向日葵の地点があった。向日葵の名はココア。
「風船、は、見えない……ね」
視線を上げても、まだ黄と青のコントラストしかない。
次に道を分かれたのはオデットとテオだ。前の組よりも随分まっすぐ来てから左へ曲がった。
「入り口で相談したこと、ちゃんと解ってるか?」
テオがオデットへ問うと、彼女は曖昧に笑う。
「難しくて、あんまり」
溜め息が出そうだ。いいか、と念を押してテオは説明してやった。
「基本は情報を共有しつつ、白猫を追い立てる。連絡はそうそう取れないが、理想は四方から波状で登場して逃げ道をコントロール。かつ高身長のやつ……この場合は俺もか? が前に出て、オデットとセオフィラスさんが隙を突く」
「なるほどなるほど」
判ったと返すべきところで、微妙に噛み合わない返事。テオはお前理解出来てないだろ、と軽くチョップをかましてやった。
オデットはむ、と唇を尖らせたが、すぐに笑みを戻る。
「まあ、頑張れば良いってことだよね!」
彼女はどこまでもポジティブだ。
前方に左右の分かれ道が現れる。
「よし、じゃあ左に……」
「待て。また入り口の方に戻ってどうするんだ」
やる気があっても、方向音痴ではどうにもいけない。傘で地面に情報を記してから、テオはオデットを右へ行かせた。もっとも、テオも左手法くらいは知ってるが実物の迷路にはそう自信はない。
2人の後ろ姿を、白に近い黄色のイタリアンホワイトが見送っていた。
オデットたちに背を向ける形で右へ曲がったのは歌菜と羽純。この左右の分かれ道が、実質的に入り口から見える行き止まりになる。
(絶対に羽純くんから逸れないようにしなきゃ)
自分が少々方向音痴であると自覚している歌菜は、羽純へ尋ねた。
「……服の裾、持ってていい?」
彼女が逸れないように気をつけようと思った羽純に、断る理由はない。
「服の裾でいいのか?」
ほら、手、と片手を差し出せば、歌菜はやや迷ってからその手を握る。
(しっかり捕まえておかないと心配だからな)
手を引く羽純は迷路が得意な方なので、実体験する迷路もそこそこ出来るのではと考えている。方向感覚も良い。
続けざまに左右、三叉路と現れ、それぞれに地面へ情報を記すと左、まっすぐと進んだ。
背丈が歌菜より10cm程低い向日葵が、背の高いものを補うように植えられている。花弁の内側半分がバーントオレンジ、外側が淡黄。名前はルビーエクリプス。
色の鮮やかさに気を取られていると、向日葵の向こうを足音が駆けて行った。
「足音、2人分だな」
「……もしかして」
揃って空をぐるりと見渡せば、光ったのはモルフォ蝶風船。
「いた!」
歌菜と羽純もそちらへ走り出した。
前方には立ち止まった白猫。足音に気づきこちらを見た彼は、ひらりと手を振り別の通路へ。
「銀雪、急げ!」
情報を描いている銀雪を急かしつつ、リーヴェは風船を頼りに追い掛ける。足音が着いてくるのを確認し、次の角を曲がった。
周囲の向日葵は大小の2種類が二重に植えられ、小さなものは色濃いバーミリオン。チトニアとある立て札は、リーヴェの目には入らなかった。
銀雪がリーヴェを追っていると、次の角を曲がらず彼女は立ち止まった。ちらりと流し目を寄越され見惚れつつ、銀雪は風船を目印に手前の角を曲がる。彼の様子を目に留めてから、リーヴェは改めて正面を見た。
そこには、行き止まりらしい向日葵の垣根を見上げる白猫の姿。
「子猫ちゃん、向日葵の高さに憧れるかい?」
声を投げれば、彼は子猫? と疑問符を返した。
「オレのこと? うん、高いとこは好きかな!」
何だか回答がずれている。
周囲の向日葵は今までの壁と違い、背丈が半分程しかない。少し助走を付ければ飛び越えられる高さ、しかも白猫の目線は左右に振れている。
(させるか)
徐々に距離を詰めながら、リーヴェは言葉を重ねた。
「迷路での壁越えはどこでも反則技……。そうでもしないと勝てない子猫ちゃんは、自信がないんだな」
可愛いものだと続けてやると、またも白猫がきょとりと首を傾げた。
「えー、壁超える迷路とか楽しくないよ。エッシャーならともかく」
「は?」
エッシャー?
意味が分からず、さすがの彼女も困惑する。そこへ銀雪の声が飛んだ。
「リーヴェ! その通路は行き止まりじゃない!」
ハッとしたリーヴェに、白猫はチェシャ猫の如く笑った。パッと身を翻した彼は行き止まりと思われた向日葵の垣根に突っ込む。
慌てて駆け寄ると、そこには元から大人1人が通れる程度の道があった。
「やられた……」
見せかけの行き止まり手前から銀雪が顔を出した。風船は物凄い勢いで2人から離れていく。
「横から見ると、向日葵の花が不自然に途切れていたんだ」
はあ、と息をついた銀雪は、別の誰かの声に顔を上げた。
「誰かいますかー? あっ、リーヴェさん、銀雪さん!」
銀雪が通ってきた道から、歌菜と羽純が姿を見せた。
「今、白猫さんが向こうに」
「ああ。逃げられた」
再び風船を追いながら、羽純は方角を確認する。
「あれは迷路の入り口方向だな」
「他のメンバーと鉢合わせしてくれるとありがたいが」
リーヴェが続ける。
「白猫だが、挑発と皮肉がまったく通じなかった」
「全然?」
「壁超えしないと勝てないのかと言ったら、エッシャーでもなければ壁超え迷路は楽しくないと答えた」
歌菜と羽純がぽかんと顔を見合わせる。
「意味が分からないな……」
「エッシャー?」
同じく混乱する銀雪は、早々に思考を切り替えた。
「答えの意味は分からないけど、挑発じゃなくて褒め殺しに変えてみる?」
「そうだな」
向日葵の隙間から違う色を見た気がして、瑞希とフェルンは急ぎ次の角を右へ折れた。
「店長さん!」
思った通り、そこには麦わら帽子を被った店長が。咲き終わった向日葵の剪定をしている。
「おや、瑞希さんにフェルンさん。向日葵はいかがですか?」
「赤い向日葵は初めて見ました。白も」
奥が深いんですね、と感想を述べたフェルンの横から、瑞希が目を輝かせて問い掛ける。
「店長さん! 白猫さんの弱点は何ですか?」
直球な問いに店長は苦笑した。
「1人よりも人が多い方が好きなようですよ」
ということは、こちらへ自ら寄ってくるかもしれない?
「どうやったら足を止めてくれるでしょう?」
「そうですねえ。手品でもしてみれば良いかもしれません」
それを無茶ぶりと言う。
(まさか、パズルみたいなヒントだったりする……?)
瑞希は疑ってしまった。
先客が去ってわずか2分ほど。
「店長さん、こんにちは! ヒントください!」
これまた直球なオデットを、テオは諦観の眼差しで見た。店長はそうですね、と指を1つ立てる。
「このひまわり迷路は行き止まりがなく、それに意外と狭いんです」
「えっ!」
「行き止まりへ追い詰めるのは無理でも、狭いから囲める……?」
次の分岐に貰ったヒントを残し右へ曲がると、青い空には光るもの。
「いたぞ!」
誰かの声が聞こえ、ジュストは空を見上げた。風船が近づいてくる。
「リア、君はここで隙を狙うんだ。僕は白猫の気を引いてくる」
「う、うん」
ステラゴールドと名札のある向日葵の横で、フィーリアは身を隠した。
足の早い白猫に、向日葵に遮られる歌菜たちは中々追いつけない。
「覚悟!」
だが風船のさらに向こうから声が上がり、姿は見えないが風船がルートを変えた。歌菜たちが走っている道に近い。
「今の声、オデットさんですよね」
「おそらくは」
言っている傍から、前方に白猫が現れた。まだ距離がある。
歌菜は身を隠す意図も含めて羽純の後ろへ回った。
オデットはテオが角を曲がる後ろにいたので、白猫からは見えていないはずだった。距離はひまわり2列分。
(いけるっ)
テオに着いて飛び出し、オデットが見えぬように走っていた彼の横から白い尻尾を狙う。
「覚悟!」
だが白猫は声に素早く反応し、くるりと半身になるとオデットを躱した。またあっという間に距離が空く。
「俺たちが追うから、君たちはここで進路を塞ぐんだ!」
1つ先の違う通路から、風船を回り込むようにフェルンと瑞希が走っていった。テオは了解と返し、オデットは惜しかった! と悔しがる。
T字路に出た白猫から見て、左に歌菜たちはいた。羽純は長い手足で構え、どの方向に来ても反応してやるとばかりに挑発的な笑みを浮かべる。
白猫が踵を返そうとすると、来た通路にはフェルンと瑞希が。
「おっと、これはピンチ!」
高い位置で手を伸ばしてきたフェルンを躱す。迫ってくる羽純とその背後から奇襲を仕掛けた歌菜からはバック転で身を返し、誰もいない方角へと走り出す。が、分岐2つ先にジュストが現れた。1つ手前を右に曲がるしかない。
ジュストは白猫と同じ方向へ、来た道を駆け戻った。
(奥へ行く進路には、リーヴェさんと銀雪さんがいたはず)
つまりジュストが白猫と同じ方向に走っていれば、彼はこちら側へ逃げられない。
「よし、囲んだ!」
「このまま入り口の方へ追い詰める!」
銀雪とリーヴェの声に、見えずとも皆が意気を高めた。
「うわぁ」
追い詰められながらも、向日葵の間を白猫は軽やかに駆ける。背の高い人が多くて視界が狭まり、結構厳しい。
「?!」
と、不意に後ろの僅かな重みが消えた。
「と、取った……」
白猫が慌てて振り返った先、座り込んでいるのはフィーリアだった。
彼女の手には白い尻尾。
フィーリアはジュストが走っていった通路から見えないよう、向日葵の植え込みにしゃがんでいた。足音が近づき茎の隙間から覗いて白猫だと判断した彼女は、角を曲がるためにスピードを落とした彼の尻尾に両手を伸ばしたのだ。
「やったぁ!」
「フィーリアさん凄い!」
皆の歓声を縫い、ジュストがやって来た。
「リア、君の勝ちだ」
手を差し出され、フィーリアはその手を借りて立ち上がる。
「うん。勝った、ね」
嬉しそうに、笑って。
歌菜と羽純は互いにハイタッチし、流れで他の皆ともハイタッチした。もちろん白猫とも。
「皆の協力があってこそだ。楽しかったな」
「うん!」
「負けたけど楽しかったぜ!」
相変わらず、白猫の笑顔は眩しい。
「やっぱり、予想通りって感じだね。リーヴェ」
銀雪の言に、リーヴェはどこか涼し気に返す。
「そうか?」
「出し抜かれたときも、負けるはずがないって思ってそうだったから」
迷路の出口までは、白猫が案内してくれるそうだ。
●運動の後は甘いお菓子で
辿り着いた小高い丘の上の喫茶店。
「流石に、走り回ったら疲れたな……」
テオは白猫が用意してくれた冷水のグラスを煽った。他の者も順にグラスを受け取り、涼しい店内でほっと息をつく。
店の奥から店長が出てきた。
「本日のお菓子はかき氷です」
口の広いパフェグラスに盛られているのは、屋台で見るかき氷とはまったく違うもの。
1つには抹茶と粒あん、白玉。もう1つにはマンゴー果実にシャーベット、マシュマロが乗っていて、どちらも氷は雪のようにふわふわだ。
「かき氷?!」
これが?! と主に女性陣が驚く。が、真っ先に声を上げたのは白猫だった。
「店長、オレ今日はマンゴー!」
彼は客ではないが、店長は頷く。
「皆さんはどちらにされますか?」
我に返り、皆は食べたい方を告げていった。
「運動した後のお菓子って最高だよねっ」
美味しい! とオデットはかき氷にご満悦だ。そこで彼女ははたと気づく。
「あ、そういえば向日葵、全然見てない気がする」
見る気は一応あったのか、とテオは遠目の向日葵畑を見つめた。まったく鑑賞している様子の無い鬼ごっこだったな、と。
彼の思考を悟ったオデットは、かき氷に意識を戻す。
「まあ、花より団子って言うし! 楽しかったからいいよね? ねっ」
「……まあ、そうだな」
皆で一丸となって頑張るのはなかなか熱かった。
テオは否定せずにかき氷を食べた。
リーヴェの分も一緒にかき氷を受け取った銀雪は、同じことをしている羽純、ジュスト、フェルンへやや声を潜めて問うてみた。
「あの、ちょっと聞きたいんだけど。女性への上手な対応方法ってどんなものかな?」
3人は突然何だ? と困惑したが、まずフェルンが答えた。
「こまめに言葉でちゃんと褒めることかな」
続いてジュスト。
「それは、相手の性格によると思うが……」
最後に羽純。
「美味しいものを分け合うのが一番だな」
彼の持っている2つのかき氷は味が違う。有限実行1分前といったところか。
3人の回答を聞いた銀雪は、ありがとうと礼を述べリーヴェの元へ戻った。
「お前は何を聞いているんだ……」
かき氷を受け取ったリーヴェは呆れ顔だが、銀雪は気にしなかった。
参考になるかは別問題だろう、と思わないでもないのだが、リーヴェは何も言わないことにする。
店長とウィティカットが何やら面白そうな話をしていて、かき氷を食しながら2人でそちらへ向かった。
「はい」
手渡されたかき氷を、歌菜は礼と共に羽純から受け取る。走り回った後の甘味は格別だ。楽しい気分もそれを後押しする。
「美味しい!」
羽純くんもどうぞ、とかき氷を差し出せば、彼も自分の分を差し出してくる。
「うん。美味しいものは分け合って食べるのがいいな」
彼の言葉に、歌菜は笑顔を返す。
瑞希へかき氷を渡したフェルンは、彼女がかき氷の興奮から冷めるのを待ってから告げた。
「君の冷静さは誇って良いと思う」
目を丸くした瑞希に、先ほどの迷路での話だと付け足した。
「周りをよく見て、冷静に考察する。今日のは鬼ごっこだったが、任務でだってそうだろう?」
瑞希が口に含んだ氷は、あっという間に解けていく。
(ミュラーさんに褒められた……!)
甘くて美味しいかき氷とは別の甘さが、瑞希の胸にじんわりと広がっていった。
End.
依頼結果:普通
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | キユキ |
エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | なし |
リリース日 | 08月23日 |
出発日 | 08月31日 00:00 |
予定納品日 | 09月10日 |
参加者
- フィーリア・セオフィラス(ジュスト・レヴィン)
- リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
- 桜倉 歌菜(月成 羽純)
- 瀬谷 瑞希(フェルン・ミュラー)
- オデット・リーベンス(テオ・シャンテ)
会議室
-
2015/08/30-23:19
-
2015/08/30-23:19
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2015/08/30-23:18
歌菜:
こちらもプラン提出しました!
結果はお任せですね♪
どうなるか、今から楽しみですっ
頑張りましょうねっ!
リーヴェさん、携帯禁止の際のフォロー、有難う御座いますっ
目から鱗でした…!
オデットさん、有難う御座います!
そうでした、成功判定前提の文章でしたねっ、削って頂き感謝です♪
羽純:
銀雪さん、上手な対応方法…かどうかはアレだが、俺で役に立てれば…
…立つのか…?(歌菜を見ながら←
歌菜:
頼もしい皆様とご一緒出来て嬉しいです♪
改めまして、皆様、宜しくお願いいたします!
上手く行きますように…! -
2015/08/30-22:28
銀雪:
(精霊の皆さんへこそこそ)
大したことじゃないけど、終わった後、女の子の上手な対応方法を聞きたく……!
あ、俺が聞きたいなって程度だし、出来ればという程度だから、何かあったらよろしくね…(ぐ) -
2015/08/30-22:21
3で、書いて…、一応、提出して、ます…。
…うまく…、捕まえられます、ように…。 -
2015/08/30-22:11
プラン提出、出来ています。
皆で楽しく迷路探索&白猫さん捕獲が出来ると良いですね。
-
2015/08/30-20:32
あ、とりあえず書き途中なので報告だけ。
5の分担を句点とか敬称とか削ってまるっと転載しようと思ってたんだけど
>尻尾取った後は、皆で協力し迷路を抜ける。
は、成功前提の書き方になっちゃうかなっと思ったので、一旦削っておくね。 -
2015/08/30-19:59
フィーリアさん、お気遣い有難う御座います!
ならば、私は1を担当しますね!
出先なので取り急ぎ宣言だけっ -
2015/08/30-19:23
プランは大体出来ているが。
4の方針主体で書いているが、逃げ場を潰すにしても3の内容に関連する為こちらでも触れている。
一応、「波状の理想は、徐々に高身長が出て高身長を意識付けられれば」というものを書いているが、まだ時間があるし、修正可能なので、その辺りは言ってくれると助かる。
あとは、情報共有に関連してメモ帳も持参するが、携帯禁止と言われたら怖いので、こちらで保険を掛けとく。
保険も…保険になれるかどうかちょっと分からないから、言いだしっぺがやる程度だが。 -
2015/08/30-19:11
桜倉さん、まとめありがとー。
じゃあ私は分担は5にしよっかな。
一巡したし、結果はお任せーな感じで行くのも了解だよー。 -
2015/08/30-17:58
…桜倉さん、まとめ、ありがとう、ございます…。
…ええと、分担…、私は、あまり提案とか、してない、から…。
その、どれでもいい、けど…。
…桜倉さんに、分担する、ことを、書いてもらうなら…、桜倉さんの分は、短いほうが、いいの、かしら…?
そのまま…、写させて、もらえるなら…、3でも、5でも、入ると、思う…。
結果は…、私も、お任せで、いい、です…。 -
2015/08/30-10:56
まとめありがとう、歌菜。
では、皆で協力という形でプランを書こう。
私は4を重点的に書こうかな。
結果は私もGMにお任せかな。
その方が面白そうだし。 -
2015/08/30-00:55
桜倉さん、まとめをありがとうございます。
そうですね、皆で協力という事で
大まかな流れは分担して書けば文字数減らせますね!
分割していただいた内容と提案内容を鑑み
私は2番の内容を書こうかと思います。
もし調整が必要な場合は言って下さいね。
結果はGMにお任せした方が
リザルトを待つワクワクが高まりますもの。
でも、捕まえるために連携を密にし全力で頑張りましょう。
-
2015/08/29-22:35
文字数に怒られちゃいました!おのれっ、モ=ジスウ!←
抜けがあったらご指摘ください!
あと、番号を振ったのは、プランを分担したらどうかなーというご提案だったりします。
文字数にムラがあって申し訳ないのですが、分担する事で、プラン文字数削減をと思いまして…
分担する旨は、言いだしっぺの私のプランに入れるつもりです。
毎度発言が長く申し訳なく…!
ご意見お待ちしておりますっ -
2015/08/29-22:34
皆様、本当に頼もしいですよねっ
イケる…!(ぐっ)
有難う御座います♪
『四方から』と私が提案した点は、瑞希さんのご指摘通りです!
壁を飛び越えて逃げちゃう事もあるかなって思いました。
背丈の低いひまわりの壁部分は、特に注意という事で!
リーヴェさんと瑞希さんの仰ってくれた通り、ひまわりも個性がありますもんね。
それを目印に迷路を攻略しちゃいましょう!
銀雪さんの記憶スキル、頼りにさせていただきますねっ
壁抜けを防ぐため、四方から囲みたいと思いますので、フィーリアさんは安心して追い詰めちゃってもよいかと!
店長さんの、追いかけっこのヒント…気になりますよね!
皆のヒントを組み合わせたら、何か見える系…とか。
ヒントを手に入れたら、共有して行きましょう(ぐっ)
オデットさんのご指摘くださった『白猫を捕まえたor捕まえられなかった場合の記載』については、
私は、特に結果を書かないで、GM様にお任せしたいなって思いました!
…が、やりたい事がある方が居たら、それに合わせたいなって思いますっ
締切も近付いて来てますので、ここらでここまで出た意見を一度纏めてみますね!
1.スタートは一緒。分かれ道ごとに、各ウィンクルムが別れて探索。
携帯電話の通話・テキストチャットを活用。連絡可にしておく。
2.メモ帳などに自分達の辿った道を書き留めて地図を作成。
それをお互いに写メることで、迷路の情報共有。
花の特徴「東に向く」。品種や場所で見分けを付け、迷路の並びを覚える。
店長のアドバイスも共有。
3.白猫さんを発見した組は、共有した迷路情報を元に、距離を保ちつつ追い立てる。
白猫さん追い立て組から連絡入ったら、共有したルートに何人かが1人ずつ身を隠す形で待機。
波状で登場し、逃げる方向をコントロールする。
4.白猫さんの逃げ場を全て潰す形で追い詰める。
壁飛び越えでの逃走も視野に入れて、四方からが理想。
通路部分の狭さに注意して立ち回る。
5.背が高い人達が伏兵や取り囲みをし、白猫さんの意識を向けさせる。
隙を狙って、フィーリアさんとオデットさんが、尻尾を取りに行く。
尻尾取った後は、皆で協力し迷路を抜ける。 -
2015/08/29-20:04
おー、作戦がいっぱーい。
やばい、みんな頼もしい。これはいける…!
私は特に何も思いついてないです!(何故か胸を張り)
えーと、携帯と分散とメモだね。了解ー。
好感度かぁ…。年下はちょっと…(選べる身分かと後ろから小突かれ)
捕まえにいくのは私でもフィーリアさんでもどちらでもおっけーだよー。
どちらかと限定せずに両者共捕まえる役って考えとけばいいんじゃないかなって思ったよ。
その時の位置関係がどうなってるかわかんないし、臨機応変にいければなって。
勝利条件は逃げられないよう掴むって方は神人だと結構難しそうだし、尻尾奪った方がよさそうだね。
朝一だし、白猫も体力有り余ってるよね。頑張らないと!
あとすごーくメタだけど
>●プランについて
> ※白猫を捕まえたor捕まえられなかった場合の記載がプランにある場合、迷路の参加結果はそちらを優先いたします。
ってあるから、今回は全員でチーム組むし、連動しそうだからここらへんの打ち合わせもいるかなーと。
私はどちらでもOKな感じなので、この結果でやりたい事があるって人がいたらそれに合わせて、
いなかったらプランには特に結果書かないで、GMさんにお任せでいいんじゃないかなと思ってるよ。 -
2015/08/29-19:46
…え、…わ、私も、捕まえる役…?
大丈夫、かしら…。
…壁抜け、される可能性もある、としたら…、行き止まりに、追い込む、のでもダメ、ね…。
店長さんの、追いかけっこのヒントって何、かしら…。
…白猫さんの、好きな物、とか…?
あ、でも…、逆にお花の話で、捕まってしまうことも、あるのかも…。 -
2015/08/29-13:49
迷路なので通路部分の狭さに注意した方が良さそうですね。
桜倉さんの言う『四方から』は通路の壁越しにも誰かいて
壁を抜けて逃げようとしても出来ないように、との事で良いでしょうか?
白猫さんも迷路のひまわりを痛めたくないでしょうから
ひまわりの密度の低い所は別ルートへ逃げられる可能性が高く
ひまわり植密度の高い所では無理な壁抜けをしないだろう
と考えるのですが、いかがでしょう。
リーヴェさんの「波状に登場し白猫さんの逃走方向をコントロール」案も
なかなか魅力的ですね。
尻尾とりにしても捕まえるにしても、
白猫さんへの接触は神人を中心に考えたほうがよさそうですね。
リーヴェさんの提唱通り、フィーリアさんやオデットさんにお願いしたいです。
私、あの白猫さんの動きについて行ける自信全然ないですし。
オデットさんは殿方への「モテたい」探究心も高いですし、
私達とは違った「白猫さんからの注意の引き方」の
何か良いアイデアをお持ちかもしれません。
女子力高そうな注意の引き方とか。
それに、他の人に注意を向けている間に
白猫さんを見事捕まえたら、
彼から一目置かれる存在になる事は可能性高いです。
つまり、私達の中で一番白猫さんからの好感度が高くなるかと。
(と考えると、オデットさんのモチベーション、上がらないでしょうか)
ひまわりはまとめて植わっているので、
個々の高さや花の大きさ、花の傾きが色々違いそうです。
その辺に着目すれば結構見分けがつくと思います。
-
2015/08/29-01:56
地の利は確実にあちらだろうな。
恐らく、全て頭に入っているだろうし、挟み撃ち狙いは何度も考案されているから、お決まりと思ってはいそうだ。
瑞希の情報共有や注意を引く、歌菜の最終的に四方に賛成かな。
合計10人……。
波状みたいな感じもいいかなと思う。
距離を保ちつつ追い立てる→共有したルートに何人かが1人ずつ身を隠す形で待機し、波状で登場し、逃げる方向をコントロールする→最終的に逃げ場を全て潰す形で追い詰め、尻尾を取りに行く。
恐らく、だが。
尻尾を最終的に取りに行くのは、フィーリアかオデットがいいのではと思う。
というのも、私と銀雪、羽純、フェルンの身長が抜きん出て高く、ジュスト、テオが続いて、瑞希、歌菜、フィーリア、オデットという順になる。
背が抜きん出て高い者が伏兵や取り囲みをすることで意識が背丈やそれを利用する動きを逆手に取る方へ向かうのではと。
意識をそちらに向かわせている間に2人が背後、出来れば背が高い者の陰から取りに行ってはどうかなと。
警戒はされる(迷路に入った時点で向こうもこちら全員の情報は持っている可能性がある為)と思うから、工夫がちょっと必要かもしれないが。
ひまわりは大小様々に組み合わされているそうだが、ひまわりの花の特徴は、「東に向く」というものらしい。
花開くと太陽を追いかけるように動くことはない……というのが大体らしい。
品種や場所(日光を遮る)の条件によってはそうではないみたいだが、迷路の並びを覚える足しになればと思う。
あ、そうそう。
スキル関係で言うと、銀雪が記憶Lv2なので、まぁ、少しは役に立つんじゃないかと。
店長のアドバイスを憶える(咄嗟に活用する)とかそういう方向だろうし、レベルが高い訳でもないから、ちょっとしたフォロー程度かもしれないが。 -
2015/08/29-00:30
瑞希さん、有難う御座います♪
そうですね!私たちは迷路については全く初めてですし、
地の利は白猫さんにあります。
そこを打開するには、少しでも迷路の構造を把握することが必要ですよねっ
うんうん、私も分散して迷路を進むのに賛成です!
スタートは一緒として、
分かれ道ごとに、別れて探索していく…といったカンジでしょうか。
迷路の情報はメモ帳や、携帯のメモに書き込んで、
メールやテキストチャットで共有し、
白猫さんを発見した組は、共有した迷路情報を元に、
出来るだけ仲間の皆様が居る方に追い詰める(微妙な距離感で、追い掛ける振りをして誘い込みたいところです)
理想は四方から囲めれば…!
とか、考えました。
白猫さんはとても身軽なので、瑞希さんの仰る通り、誰かが注意を引いて隙を突くのが良さそうですね!
猫だまし(目の前で大きな音を出す)で不意打ちとか、
きっと精霊さんの方が強敵と認識されそうですので、精霊さん達が気を引き、神人組が隙を突くとか…!
白猫さんの尻尾、耳が動くなら尻尾も動かせそうな気が何となくしています…!
というか、尻尾も動いたら可愛いですよね♪ いいなぁ…何処で売ってるんだろ?
…とと、話が脱線してしまいました…!
つらつらと思い付いた事を発言させて頂きました。
引き続き、ご意見いただけると嬉しいです! -
2015/08/28-21:38
白猫さんはこの迷路を24回は巡っているので
誰よりもこの迷路に詳しい=地の利がありますね。
私達はこの迷路初めてですし、
迷路の大まかな地図を把握するにも
ある程度分散した方が良さそうです。
単純な挟みうちでは
迷路を熟知している白猫さんが
隣の路へショートカットして逃亡しそう。
それを防いだり、白猫さんを追い詰めたりするには
こちらも迷路の地図を把握して情報の共有が必要です。
白猫さんは運動神経も良さそうなので、
誰かが白猫さんの注意を引いている間に
こっそり死角から素早く捕まえる、とか?
白猫さんの耳は動くけど、尻尾はどうなのでしょう。
自分で動かせないなら
「とっさに動かして避けられない」ので狙い所ですが
耳は本物じゃなくても動いてますし。うーん。
尻尾も他の部分も難易度的には同じかも? -
2015/08/28-16:58
わーい!皆様、有難う御座いますっ♪
頑張って、迷路クリアと白猫さん捕獲を目指しましょうねっ(拳ぐっ)
瑞希さんがご提案下さった、『スマフォなどで通話・テキストチャットで連絡可にしておく』
凄く良いですね♪ うんうん、これで連携していきましょうー!
メモ帳などで自分たちの辿った道を書き留めておいて、
それをお互いに写メることで、迷路の情報共有できるかなって思いました!
迷路ですから、固まって行動するより、それぞれで迷路に挑戦がよいでしょうか?
いざ白猫さんを見つけた際、直ぐに合流が難しいですが、
運よく、近くに居る組が居れば、駆け付けられますし、
白猫さんが逃げた方向に居る組に連絡することで、挟み撃ちも狙えるかなって。
何組かで固まっていくのもアリと思います。
ご意見いただけますと嬉しいです♪ -
2015/08/28-00:06
…えと、フィーリア・セオフィラス、です。
パートナーは、ジュスト・レヴィン…。
その、…よろしくお願い、します。(ぺこり)
…鬼ごっこも、迷路の一部なら…、その、頑張ります…。
チームワーク、に混ぜてもらえると、嬉しい、です。 -
2015/08/27-21:56
こんばんは、瀬谷瑞希です。
パートナーはファータのミュラーさんです。
皆さま、よろしくお願いいたします。
白猫さんを捕まえるのは難しそうですね。
私達もチームワーク大歓迎です。
迷路に入る前にお互いスマフォなどで
通話・テキストチャットで
連絡可にしておくと良いかも。
店長さんのヒントを皆で共有できますし。
連携も取り易くなるのでは。
迷路の地図作って、それも共有できると
未探索区域が明確になって良いかもしれません。
個別に行動が良いかたは
勿論それを優先して下さいませ。 -
2015/08/27-17:37
オデット・リーベンスでーす。
パートナーはそこのテオ・シャンテ。
よろしくねっ。
鬼ごっこかー。いいね、頑張って捕まえちゃうよ!
ひまわり迷路も面白そうだし、終わったあとのお菓子も楽しみだよね。
私の所もチームワーク歓迎だよ。
どうも相手も強敵のようだし、うまいこと連携できればーって。 -
2015/08/27-00:42
桜倉歌菜と申します。
パートナーは羽純くんです!
皆様、宜しくお願いいたしますっ♪
逃げるのがとっても上手な白猫さん…!
それを聞くと俄然捕まえてみたくなります…!(拳ぐっ)
そんな訳で、私と羽純くんは白猫さんを追い掛けようかと
今のところノープランですが(ぁ)
チームワーク、大歓迎です!
人数が多ければ多いほど、挟み撃ちとか少しでも有利になるかなって…
リーヴェさん、銀雪さん、よろしければ、是非一緒に追い掛けましょうっ
勿論、個別に行動したい場合はお気になさらず…!
ひまわりの迷路、とってもロマンチックですもんね♪ -
2015/08/26-21:59
リーヴェ・アレクシア。
パートナーは銀雪・レクアイアだ、よろしくな。
ひまわり迷路か……。
もし、チームワークでという方がいれば一緒にとお願いしたいし、それぞれ頑張ろうという形なら私達もひまわりを楽しみつつ、捕まえに行こうと思う。
楽しく過ごせるのが一番だからな。
そういう訳で皆よろしく。