プロローグ
●やってきたモノ
とある村で、村人たちが頭を抱えていた。
「桜の季節だってのに……」
「これじゃ、商売あがったりだべ」
この村では桜の時期に、桜の花を使った料理やお菓子で賑わいを見せるという。
今年もそろそろそんな時期……というのに、一つの問題を抱えていた。
「今日もきたんだべか?」
「んだ、とっちゃんの牧場もやられたっぺよー」
「困ったなぁ……」
村人同士で頭を悩ましている時に、一人が閃いた。
「そうだ、A.R.O.A.に頼んでみるか! オーガ関連なら、取り扱ってくれるさ」
「そうだ、そうだなぁ! かっちゃん頭えぇな! でも、報酬とかどないすっぺな?」
「んだなぁ……。あまり村からはだせねぇが、この村の名産品食ってもらったりすればいいべな!」
「と、なったら、勿論……」
皆が大きく頷く。
そう、この村は桜が名産。
名産となれば、桜に纏わるあれやこれが商品化されて一年中売りだされているわけである。
それを報酬にお願いしよう、という算段だ。
すでに村はかなりの被害がでている……これ以上広げるわけにもいかないだろう。
そうなると話は早い。
一人の青年が、A.R.O.A.のドアを叩いたのだった……。
●A.R.O.A.にて
「あぁ、今回の件を受ける方ですね?」
やってきたウィンクルム達をみて、A.R.O.A.職員が今回の件について話始める。
「ここから少し北の村なのですが、丁度、桜の時期に当たるんです。
その村は桜が名産品でして……一年中、例えば桜の木のタンスや桜の木を使った工芸品、あとは今の時期ですと桜の料理やお菓子なんかで生計をたてているんですよ。
そのために、今の時期だと丁度お花見も兼ねて、かなりの観光客がやってくるそうで……」
勿論、ただそんなことを伝えたいわけではない。
「今回は、どうもデミ・ベアーが一体出ているようなんです。オーガ化はしてはいないようですね……」
ぺらりと資料を捲ってそう言い添える。
「すでに村の牧場に居た動物たちは全て食べ散らかされ、村人にも被害がでているようです。怪我人等も多いとか」
そして建物の被害もそれなりにあるという。
「そこで皆様にデミ・ベアーを倒していただきたく思います。必ず倒すのが絶対条件ですよ。
現れるのは午前中に多いそうです……。
戦闘場所は動物達が全滅してしまった牧場辺りが、良いかと思います」
誘き寄せ方法は貴方方にお任せ致しますねと言い、あぁ、そうそうと微笑んだ。
「今は先ほどもいいましたが桜が見頃ですよ。
戦闘が終ったら、思う存分みてきてくださいね? 村の中央広場にある桜は千年桜、とも呼ばれています。
壮観ですよ……!
依頼成功報酬として、桜を使ったお菓子を頂けるそうです。
お店の方に、一言ウィンクルムであることを伝えてくれれば、無料で頂けるそうですよ。
桜の木を使った家具や、桜の木を使ったブレスレットみたいなアクセサリーは個人でお買い下さいね?
今回は皆様のために一律でお安く値段設定をしているようですよ。
ですので、此方も買うときはウィンクルムであることをお伝え下さいね。
ふふ、今あの村は痛手も受けておりますから、皆様がお買い物なさったり、お店に寄ったりするだけで活気づくでしょう」
皆が買物すれば、村の復興の手助けにもなるだろう。
なにより、観光客相手の商売をしている人が多い村である。
お客さんが入って楽しそうにしていれば、それだけで村人のやる気もかなり上がるだろう。
「村人達の今後のやる気のためにも、是非楽しんできて下さいませ」
では、いってらっしゃいませ、と送りだされた。
解説
デミ・ベアーがでました。
皆様よろしくお願い致します。
・とある村
桜の木が名産の、小さな村です。
村のあちこちに桜の木があり、今の時期、お花見客でにぎわいます。
・戦闘場所
なんの気兼ねなく戦えるのは、村のはしっこにある牧場でしょう。
そちらは戦闘に支障ない大きさになっており、周りにはなにもありません。
また、小屋がありそこから木の柵に囲まれた牧場を見ることも可能です。
ここ以外で戦うとなりましたら、村人と話し合いをして決めるようになります。
・デミ・ベアー
元々は雑食でしたが、今は特に肉に最大の興味を示します。
また、小動物も人間も区別がついておりません。
今回は数は1匹になります。
・戦闘後の報酬について
今回、アクセサリーなど買うことはできますが、お土産として配布することはできません、ご了承ください。
また、ここにあがってませんが、常識内でしたら、多分なんでもあります。
お店は料理屋さんが5件に、工芸品を売るお店が10件程、そしてそこかしこに桜があります。
のんびり見て歩きながらお楽しみください。
また、基本どのお店でも同じようなメニューがあります。
買う前に、ウィンクルムであることを一言告げると、今回は無料だったり値引きされた値段で買うことができますので、是非、一言お申し付けください。
~料理~
桜ごはん、桜パン、桜のジェラート、桜のパフェ、桜のお茶、桜のジュース、桜のクッキー、桜のマフィン、桜のゼリー 等
※上記は報酬に含まれるため、お代は一切とられません。
~工芸品~
桜の籠、桜の箸、桜の棚、桜のテーブル&椅子 等
※此方は、今回皆様のために一律60ジェールになっております。
桜のブレスレット、桜のネックレス 等
※此方は、今回皆様のために一律50ジェールになっております。
ゲームマスターより
如月修羅です。
今回はお花見を楽しむためにもちょっと、お仕事をしてからになります…。
よろしくお願い致します。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
セイヤ・ツァーリス(エリクシア)
ぼくは罠の仕掛けを猟師さんに借りにいって猟師さんに設置を手伝ってもらえるようにおねがいする、です。 ぼくでも作れる罠とかあるかな? 戦いに関して、今回の熊さんはデミベアさんみたいだから、トランスは必要ない、です? でもトランス状態の方が多分、良い、よね。 エリクとトランス状態になったら、ぼくは出来るだけ自衛します、です。 変に注意を引いちゃったりすると狙われちゃうし…動物って弱い物、動くものから狙う習性ある、ですし? ぼく一番ちいさいから…。 終わったら牧場の片付け手伝い、ます お花見では桜のお菓子とブレスレット買うの ※緊張したりエリクシアや家族以外の年上を前にすると「~、です」というぎこちない敬語になります |
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
軽く村と牧場を下見 退治が終わるまで家から出ないよう指示 俺は屠畜場(か相当する施設)に行き殺畜時に出る血をポリタンクに貰う 訳を話せば理解して貰えると思う。捨てる物だし 肉屋でブロック肉を買う 肉は罠に設置し、血は罠周囲にまく *ハンティング技能活用 身を隠し熊を双眼鏡で探す 血の一部を水で薄めて霧吹に入れておいた物から放出し香りをたたせ、熊を誘導する ◆戦闘 ランスの魔法完成までガード キスを煽られたら「相棒としてだからな!」と半ばヤケでキス←w 必要性を判断し、即断即決 熊の眉間にボーンナイフを渾身の力で叩き、刺す 刺さらなければ柄で強打 「熊は額が弱点なんだよ」 ・後片付けを手伝う ・ケガ人は持参した包帯と軟膏で手当て |
大槻 一輝(ガロン・エンヴィニオ)
く、熊・・・・? いや、桜の花見は悪くはないけどさ・・・・ (頭掻いて) いや…まあ、見捨てられない、か。 罠の作成・配置・特に該当時間に出歩かない事への徹底 報告を行う 後は隠れて待機 罠にかかったら殲滅 戦闘中は極力安全圏に ガロンの指示に従い行動 俺は、戦闘をしてきた訳じゃない。 動ける訳でも、武器が上手く扱える訳でもない。 だから、お前の指示に従う。 走れと言うなら全力で走る だから、協力、してくれ。 (トランスするの_?) ぇ?__ぃや_その…ちょ!ガロン(引っ張って行く (隠れてトランス) うぉぉぉぉぉぉ!!死ぬ!恥ずか死ぬ! 死因は羞恥による発狂死や!! 終われば花見、お土産等 …御免、危ない役、させた。 |
鹿鳴館・リュウ・凛玖義(琥珀・アンブラー)
デミ・ベアー……死んだフリして誘いたいが、無理かな 人と小動物の区別もつかないようだし ……琥珀、何か言った? 罠の設置に協力 漁師さんに罠を借り、生肉を餌にした括り罠をトラバサミと併用したのを牧場奥に設置してもらうよう頼む予定 断られたらスコップで落とし穴掘って、集めた牧草でフタするしかないかも 完成したら琥珀と罠の近くで待機 念の為、襲われる前にトランス状態になり、デミ・ベアーから離れる 迫ってきたら逃走だ 死んだフリは万が一襲われた時の最終手段ね その後、無傷であればアレックス君と牧場の片づけ 負傷してもある程度動けるなら、できる範囲で手伝うさ 料理:桜ごはん、梅干、桜の沢庵漬け 購入:桜のテーブル&イス、桜の箸 |
アレクサンドル・リシャール(クレメンス・ヴァイス)
■心情 牧場生まれだから他人事じゃない 絶対に解決したい でも熊は超怖い ■前準備 セイヤと協力して近隣の猟師に声をかけ 熊捕獲用の罠を借り、設置手伝いを依頼 素人なので専門家の力を借りたいと頭を下げる 罠は牧場中央に設置、肉塊を囮に置く ■トランスを躊躇う人に え?確実に戦力アップするんだろ?ライオンはウサギも全力っていうし、いっとけよー。と強く勧める ■戦闘中 罠が壊されないよう注意 ネットを張って熊を牽制 ■戦闘後 「片付手伝う」人達と一緒に 柵を直し地面を掃除し 借りた罠も掃除して返す 猟師他協力頂いた方に報告とお礼 その後二人で花見 (依頼に)付き合わせてごめんな? ありがとう。 あ、おやつ貰って来ようぜ? (腕とって走る) |
●厄介者を誘きだそう!
暖かな春の日差しの中、そんな日差しと正反対に村に漂う空気はどこかぎすぎすしており冷たく感じる。
やはりデミ・ウルフによる影響だろうか。
ウィンクルム達が村へと入れば、A.R.O.A.のドアを叩いた青年と、村長が出迎えた。
それぞれ挨拶をした後、時間ももったいないとさっそく本題に入る。
「あの、猟師さんに頼んで……デミ・ベアーに罠をしかけたい、です」
人見知り気味なセイヤ・ツァーリスが、おずおずとそう言えば、村長が頷いた。
「分かりました、んじゃ、お前行ってくれるか?」
青年に問いかければ、快く頷かれる。
道をよく知る青年の案内ならば、時間をロスすることもないだろう。
「あのね、エリク。手伝って欲しいんだ」
「勿論、お手伝いいたしますよ」
とエリクシアが微笑んだ。
また、猟師の元に行くのは鹿鳴館・リュウ・凛玖義と琥珀・アンブラーが手を挙げて一緒にいくことになった。
その際、できるだけ村の人々に声を掛けて行ってもいいかというのに、村長は快く頷いた。
「出来れば、あんさん達からもお願いしてもらいたんやけど……」
はんなりとそういうクレメンス・ヴァイスに、村長がもちろんですと頷いた。
そしてそんなことをいう彼は、自分の見た目が犯罪者に見えることを承知していた。
いつだったか声をかけた子が泣いた記憶は色あせない。
「……アレクスとあたしは罠のほうにでもまわろか」
名前を呼ばれたアレクサンドル・ リシャールと言えば、頷きつつも少々思う所があった。
牧場生まれであり、これは他人事ではない。
絶対に解決したいと意気込みつつも……。
(でも熊は超怖い)
なんて、ちょっと思ったとしてもそれは仕方ないことであろう。
「……」
視線を合わせようとせず、フードを深く被った己の精霊に村長が戸惑っていることに気がついたアレクサンドルは、微笑を浮かべた。
彼は照れ屋なもので、と伝えれば何か怒らせたかと思った村長がほっとしたように微笑んだ。
それに、クレメンスが怒っていないのは伝わっているだろう。
「罠として、肉の塊だけじゃなく血の匂いをさせたらいいと思うんだが」
だから、出来るだけの大量の血が欲しいと、アキ・セイジの提案の血については、一泡吹かせたい、ととっちゃんと呼ばれる牧場主が伝手を使ってすぐに準備が出来るようだった。
「では、俺は肉屋に行かせてもらおう」
「俺も行く」
精霊であるヴェルトール・ランスがはいはい! とついて行こうすれば、アキが頷いた。
「当たり前だろう」
ついでに、村の中や牧場の下見をしよう……心に決める。
(熊……)
改めて現状を把握する大槻 一輝。
熊、そう熊である。
(いや、桜の花見は悪くはないけどさ)
ぽりぽりと頭を掻きながら、呟く。
「いや……まあ、見捨てられない、か」
「そうだな」
それに頷くのは精霊であるガロン・エンヴィニオだ。
彼は静かに事の成り行きを見守っている。
やがて話も纏まり、それぞれ動き出した。
暫し後、猟師を伴って帰ってきたセイヤ達は猟師の監修の元、罠を設置し始めた。
さりげなくエリクシアが直してやりながらセイヤもせっせと設置していく。
「こんな感じかな?」
「えぇ……そうですね。間違いないと思います」
エリクシアに褒められどこか嬉しそうにセイヤが微笑む。
猟師に確認してもらえば太鼓判が押された。
不自然にならない程度にぽんぽんと藁などをしいていけば、同じように罠を設置しながら、凛玖義がぽつりと呟く。
「デミ・ベアーか……死んだフリして誘いたいが、無理かな」
罠をじーっと見つめ、人と小動物の区別もつかないようだし……と言葉を紡げは、琥珀がにこにこ微笑みながら凛玖義を見つめた。
どでーんと倒れる凛玖義。
その姿はひょっとしたら仲間 と思われないだろうか?
「りくぅ、くま似てる。大きい、ひげもある」
琥珀もそう思ったようで、にこにこしていた。
「あ、でも、くまよりは、りくぅの方が……」
「……琥珀、何か言った?」
じーっと見つめてみれば、琥珀は首を傾げるばかり。
「どしたの? りくぅ?」
そんな可愛らしく首を傾げられたら、それ以上何を言えるというのか。
琥珀に甘いことを自覚しながら、はぁーっと溜息ついた。
その頃のアレクサンドルとクレメンスは力仕事をしていた。
穴掘りである。
流石に牧場に何個も何個も掘ってしまったら、後々大変であろう……と、経営主であるとっちゃんの許可を得て、2個程掘ることになった。
「あー……風が気持ちいい」
「そうやなぁ……」
2人、じんわりとかいた汗をぬぐいつつ言葉を漏らす。
あとは軽く藁でもしこうか、と休むまもなく動き出した。
そんな風に罠を作っている時、村の中では主に一輝達が警告して回っていた。
面倒なことは好きじゃない。
けれど、だからといって放ってもおけない……。
人間が嫌いだが、だからといって仏頂面でもなく愛想良く。
そんな一輝の説明に、村の老人達は素直に従っていく。
ガロンは持ち前の爽 やかな外見を活かし、主に女性達が熱心に説明を聞いて行く。
勿論、男性に対する説明も理路整然としていて好評である。
ある程度回ったのを確認した後、2人は牧場へと帰っていくのだった。
肉屋から肉の塊を貰って戻ってきたアキとランス。
今回のことに使うのならば、お金も何も要らないと、肉がどどーんと寄こされた。
「食べたら、美味しそう、だね」
それを見た琥珀がぽつりと呟いた。
肉をここが良いだろう、と皆で決めた場所に設置する。
ハンティング能力も惜しみなく駆使して、アキはとっちゃんが持ってきた血の匂いをデミ・ベアーがそそるようにと、充満させていく。
「…………」
「…………」
ここが外でよかったなぁ……。
と誰からともなく思ったのは否めないかもしれない。
すでに罠も設置し終わり、肉もいい感じになっている。
そろそろ目撃情報が多い時間になったのを確認して、皆が忘れ物がないかと視線を走らせた。
「とりあえず……罠以外には、不自然なもんはないね」
凛玖義が言えば、そうだよね……と皆が頷く。
すでに近くに来ている可能性もあるし、猟師には終わるちょっと前ぐらいから家にと戻って貰っていたため、あとは皆で隠れるだけだ。
「あとは、待つだけだね!」
ランスの言葉に、皆がそっと待機場所へと向かうのだった。
●厄介者よ、こい!
置いた罠を少し離れた所から見ながら、息をひそめるウィンクルム達。
さりげなくアキが双眼鏡でどこから来てもいいようにあちらこちらと見ていた。
じーっと一輝達を見て、首を傾げる。
「え、なに?」
気がついた一輝と、そしてガロンも不思議そうに見返す。
「いや、しないのかなーって、トランス」
アレクサンドルが世間話をするかのように言う。
ある意味世間話なのだろうが……。
「え?」
「え?」
見つめあうこと暫し。
「確実に戦力アップするんだろ? ライオンはウサギも全力っていうし、いっとけよー」
強く進められて、わたわたとしている一輝を楽しそうにガロンが見詰める。
言葉にしないが、正直言うと。
(カズキがわたわたする姿は楽しいしな……)
である。そしてその頃の一輝は見事わたわた継続中。
(トランスするの……?)
そして、視線が合えばガロンが何も言わず……でもしないのか? とでもいうように見つめ返す。
「ぇ? ……ぃや……その…ちょ! ガロン」
ぐいっと手を引っ張って、物陰に連れ込む。
「絶えざる光を我等が上に」
隠れていたが、声は聞こえた。
皆に微笑ましいなぁ……とでもいうように微笑みが浮かぶ。
(うぉぉぉぉぉぉ!! 死ぬ! 恥ずか死ぬ! 死因は羞恥による発狂死や!!)
多分これが戦闘前じゃなければ……いや、そうだとしたらこんなことはしないのだが……悶絶してごろごろ転がりまわっていたかもしれない。
そしてガロンは涼しい表情である。
「で、そっちはどうなの?」
じぃーっと見つめられ、瞳を瞬いたアキの袖をくいっと引いたのはランスだ。
「……え?」
他人事だと見ていたのに、まさかの自分にまできたアキ。
「あ、相棒としてだからな!!」
そこは譲らない。
「相棒……かぁ」
ここの所はなんだかんだといいつつもしてくれるようになったアキに、ほわんと微笑みをこぼす。
「コンタクト」
半ばヤケクソ気味ではあったが、こうして二組、トランス状態になったのだった。
ところで煽るだけ煽って、そして今もまたアキ達を見守るアレクサンドル達と言えばしないのか、というと……。
クレメンスがフードの下からちょっと見詰めていた気がしないでもなかった。
だがしかし今回はデミ・ウルフの一撃を受けたら即効重症になりそうなため、戦闘には参加せず 見守ることになる。
一応嫌と言うほど伝えはしたが、誰かがくるかもしれない。
そうとなれば自分達が誘導すればいいだろう……。
そのことを伝えれば、さらにクレメンスが言葉を紡ぐ。
「役にたてんで、申し訳ない。 他の事で協力惜しまんから、言うてや」
その言葉に、皆が頷いた。
村人達への心配事が一つ減ったとなれば、戦闘に集中出来るだろう。
「よろしくお願いいたしますね」
エリクシアの言葉に、アレクサンドルとクレメンスが任せろ! と大きく頷く。
そして、アキの双眼鏡に何か……大きく黒い物がやってくるのが見えたのだった。
●厄介者を倒そう!
やってきたデミ・ベアーはとても大きかった。
黒々とした毛並みは今まで沢山の獲物を食べていたかだろうか? つやつやと輝く。
どしーん、どしーんという音が聞こえそうな程、その体格は良い。
「大きい、ですね」
「大きい、ね」
セイヤや琥珀のような小さな者たちからすれば、それは脅威だろう。
セイヤと琥珀が瞳を瞬きながらそんな姿を見ている。
そんな風に毛並みを輝かせ、存在感を示しながらやってきたデミ・ベアーと言えば、血の匂いと新たな肉。
なぜそこに置いてあるのかという点は気にしないのだろう。
もう獲物しか見て居なかった。
逃がすまいとばかりにぐわっと声をあげて駆け寄っていく。
気が付かれないように、気が付かれないように……。
皆の緊張が最高潮まで達したその瞬間!
ギャン!!
と悲痛な声があがった。
それはトラバサミが足にはまった証。
「掛かったな」
凛玖義が無事トラバサミが機能したことに安堵の息を吐く。
今までこんなことなどなく暴れていたデミ・ベアーは突然のことに流石に茫然としたようである。
だがしかし、すでにトランスを済ませていた一輝達が駆け出して行った。
「少々可愛らしくみえなもくないが……」
アキが苦笑交じりに言いつつも、すぐに奴が態勢を立て直すことも、そして他の罠に嵌ってくれるとも限らないことは分かっていた。
「まぁ、倒すだけだろう」
ガロンの一撃が決まり、トラバサミを馬鹿力で破壊したデミ・ベアーの横っ腹に深々とあたったのだった。
そんな中、じりじりと寄って行ったのは琥珀だ。
「ん?」
トランスしよう? と声をひそめて言えば、それはすぐに叶えられた。
「活きがれ! 生命の血潮!」
屈んだ凛玖義の唇の温もりが、琥珀の頬にと移る。
お互いに漲る力が、それが上手く言ったことを示す……が、お互いが感じたその温もりこそが、成功を伝えているだろう。
そんな中、同じくトランスしたのはセイヤ達である。
凛玖義とは違い、精霊であるエリクシアの方が屈みこむ。
「絆の誓いを貴方に」
触れた温もりは、エリクシアがセイヤを守るための力となる。
自分が守れば、彼が怪我をすることもないだろう。
一歩踏み出した。
ガロンの指示の元、一輝の攻撃がなんとか当たる。
「……っと」
戦闘したことがない、だからガロンの指示に従う……それは忠実だからこそぶれもなくダメージを与えていて。
デミ・ベアーが振り上げた爪が、壁になるようにガードしていたアキを切り裂く。
「アキ!」
「いいから集中しろ!」
集中が途切れ、魔法は完成しなかったようだが判断は誤らない。
とっさに向けた魔法弾に体をよじらせ、アキから引き剥がすことに成功した。
トランスしているため、此方の攻撃力は上がっている……。
それは皆感じてはいたが、デミ・ベアーの死に物狂いの攻撃があっては油断は出来ない。
「エリク!」
振り上げた爪が彼に当たる前に、気が付いたら割り込んでいた。
とっさに抱き寄せた腕とセイヤの体が切り裂かれる……!
「だめ!」
琥珀が割り込ませたショートソードと爪が当たり火花が散る。
そのままなんとかはじけば、ぐらりと体が不安定になり……エリクシアとセイヤの息を合わせた一撃によりバランスを崩した足が、穴にと嵌る。
ずぼり!
な、なんだってー!
という表情をした……ように見えたデミ・ベアー。
「やっておくものだなぁ」
凛玖義がぽつりと呟いた。
そんな皆を見守り、アレクサンドルとクレメンスは辺りを警戒する。
人間は当たり前だが、戦いの喧騒に気が付いているのか虫一匹、そして鳥一匹も見当たらない。
「そっちはどうや?」
「今のところ大丈夫そう」
2人、言葉少なに確認しあう。
視線が自然と戦っているメンバーの元へ向かえば、戦況が変わろうとしていた。
アキのボーンナイフが眉間にすぱぁぁんと当たった。
「熊は額が弱点なんだよ」
何とも言えない呻き声を漏らした後、デミ・ベアーは何をしても動かなくなった。
やはりトランス状態であったことが功を奏したのだろう。
アレクサンドルとクレメンスが中心になっててきぱきと片づけを始める。
怪我人の手当てもして、勿論黙ってみているわけではなく、皆が役割分担をして片づけをすれば……時間をかけずに終了した。
「花を見るがてらきちんと伝えておくか」
その言葉に、賛成の声が上がりとりあえず村長に言いに行こうと歩き出した。
さぁ……これから楽しみの時間がやってくる!
●桜が薫る頃に君と
はらり。
はらり。
薄いピンクの花弁が風に舞い、地面にと降り積もっている。
それは、村の真ん中にある千年桜。
千年はあるというその桜の幹は、大人が数人手を伸ばして囲むのが必要な程の太さをもっていた。
そしてそれに見合った桜の花は、青い青い空の下、ピンクの色彩を際立たせてそこにある。
マフィンを手にそんな桜の下にやってきたのはランスだ。
桜を見上げるアキの姿を、暫し見つめた後声をかけた。
「来たか……って、ランス」
同じ袋を持っている。それに気がつき2人から笑いが毀れた。
「トランスしてくれて、ありがとう」
人目憚らずぎゅーっとされてわたわたしつつ、も小さくバカ……と呟く。
(さっき少しドキドキしたのは、戦闘の緊張からだ。この俺が男にときめくとかありえないし!)
なんて思いつつも一緒に花を見るために歩き出す。
「さっきの、心配したんだからな? 無茶するなよー」
「無茶じゃない。勝算は計算済みだ」
ランスの魔法だけに頼りたくなかった……それは、まだ、心の中だけで。
まずは腹ごしらえか、それとも家具を見るか……。
どちらにするかは歩きながら。
琥珀が凛玖義の近くをうろちょろしつつ、桜を楽しそうに見上げる。
やがて、少し歩いた先で目に入ったのはお店の前に置かれたテーブルとイス。
それはどうも商品のようで。
店の中に入れば出迎えられた家具達を2人で吟味して、桜の木の木目が美しいテーブルとイス、そして箸を手に入れる。
無料で配送もしてくれると聞いて、お願いしつつ外に出れば、あとは腹ごしらえだけ。
「どうせなら、桜見ながら食べるのもよさそうだねぇ」
彫りの深い顔立ちの凛玖義が笑うと、豪快、という印象が強い。
そんな笑顔の二人に声をかけたのは近くに居たお店の店主。
「うちのお店はどう?」
誘われて入ったお店はご飯のメニューが豊富で。
「アツアツを持って行ってよ!」
これまた豪快な店主がセレクトされた桜ごはんと梅干、そしてちょっと変わった桜の沢庵漬けを沢山袋にと入れていく。
せっかくだからさっき買ったお箸を使おうか……?
2人、楽しい話はまだまだ続く。
少し時間がたってから千年桜の元にやってきたのはアレクサンドル達だ。
「付き合わせてごめんな? ありがとう」
戦闘に参加できなかった分、裏方はお任せあれ、とばかりに頑張っていたのだ。
少々遅れてのお花見だ。
そしてアレクサンドルとしてはそんな風に今回の依頼に突き合わせてしまったことを謝る。
「別に後悔はしてへんよ、こまい事気ぃせんでええし」
フードの下、微笑を浮かべながらそういうクレメンスはそれが契約に対してのものだと解釈していた。
お互いにそれ以上の言葉もなく、桜を見上げ……舞い落ちる花弁を見た先。
「あ、おやつ貰って来ようぜ?」
「おやつて……あれ全部?」
並ぶ店先を見ていたのクレメンスの腕をとって走り出す。
のちに残されたのは、耳まで真っ赤になって一緒に走り出したクレメンスの言葉だけだ。
「いや無理、て、半分こ!? え、ちょ、腕……!」
桜達が、そんな2人を見送って笑い合っているようだった。
●桜と君と優しい時間
「いらっしゃいませー」
元気な声が、ドアを開けた一輝達を迎えた。
その表情はデミ・ベアーにこれ以上脅かされることもないからか晴れ渡っているようにも見える。
「あぁ、あんた達かい!」
ウィンクルムであることを告げれば、どうぞどうぞなんでも持って行ってちょうだい! と豪快に店主が笑った。
「何にする?」
「そうだな……」
2人、店主のお勧めも加味しながら桜のご飯や、桜が上にちょこんと乗っている和え物、さらに桜のゼリーとフルコース貰って出ることになった。
はらり、はらりと桜が舞っている中、少し無言で歩いて行けば、意を決したように……視線は桜の木を見つめたまま。
「 ……御免、危ない役、させた」
ガロンはその言葉に瞳を瞬くと、ただただ微笑むことで答えたのだった。
「……綺麗だな」
はらり、はらりと舞う桜が、お疲れ様……と2人を包み込む。
桜のゼリーに桜のチョコレート。
他にも沢山のお菓子達に見送られ、エリクシアが開けたドアをセイヤがするりと出ていく。
「ありがとうございました!」
「此方こそ、ありがとうございます、です」
「また来て頂戴ね!」
セイヤが振り返り、微笑みを浮かべる。
お礼の一つして貰った桜の花がのっかった、チョコレートは今は可愛い箱の中。
その箱をエリクシアが持ち、桜が舞う中歩いて行く。
隣を歩くセイヤの肩に、ひらりと桜の花弁が落ちたのをすいっと白い手袋をはめた指先が拾い上げていく。
「綺麗だよね」
ふわりと微笑んだセイヤにエリクシアも微笑みを浮かべ二人、桜を見上げる。
そんな中、ぽつりとつぶやいた。
「ごめんね」
それにエリクシアは微笑むことで答えを 返す。
じっとその微笑みを見つめた後、どこか感じる胸の高鳴りを意識しながらもう一つの目的を口にする。
「桜、ぼく、大好きだから。桜のモチーフのカフスとか売ってないかな……」
「行ってみますか? セイヤ様」
エリクシアの視線の先にはショーウィンドウに並べられたアクセサリーの数々が。
その中の一つにあるだろうか……?
「勿論!」
入ったお店の中には、桜の木で作られた、一つとして同じものがない桜の飾りボタンがセイヤ達を今か今かと待っていた……。
楽しく、優しい時間はそうやって過ぎていく……。
村人たちの心からの笑顔が、これからこの村がさらなる発展していくことを、伝えているだろう。
「ありがとう、ありがとう、また来てね!」
桜の花弁が舞う中を、そんな威勢のいい声が響き渡る。
桜がはらり。
はらり、はらり……。
幸せな時間と共に、村にやってきた人々の思いを乗せて舞い続ける。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 如月修羅 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | とても簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | ほんの少し |
リリース日 | 04月03日 |
出発日 | 04月11日 00:00 |
予定納品日 | 04月21日 |
参加者
- セイヤ・ツァーリス(エリクシア)
- アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
- 大槻 一輝(ガロン・エンヴィニオ)
- 鹿鳴館・リュウ・凛玖義(琥珀・アンブラー)
- アレクサンドル・リシャール(クレメンス・ヴァイス)
会議室
-
2014/04/10-21:20
あと2時間くらいだよねぇ
プランは300文字ジャストで提出したよ
罠の内容は具体的に書いとくけど、1つ疑問があってね。
返事できればでいいんだけど、小動物も人間も区別がつかないデミ・ベアーっていうなら、
死んだフリするより逃げ回った方がいいのかな? -
2014/04/08-18:56
>凛玖義
なんとか成功させてのんびり楽しみたいところだな。
>アレクサンドル
片づけを手伝う件俺も書かせてもらうよ。
>セイヤ
罠を借りてくれるそうだな。有難う。
>ALL
血の臭いが漂えば寄って来やすいと思うので、屠畜場と肉屋に寄ってくる。
肉屋からはブロック肉を、屠畜場からは食用家畜の放血殺のときに大量に出る「生血」を譲り受けてくるよ。
PL:この世界に屠畜場があるかは不明なので、屠畜場に相当する施設ということで試みます。
戦闘での俺の役割は、相棒の魔法発動までの盾…かな。
カナリアの囀りを使ってくれると思うから。
怪我しないよう気をつけよう(汗 -
2014/04/08-18:31
アキ君>
おお!早速ありがとう!
……って、えぇ!? 何それ? 本当なの!?
うーん、そしたら前言撤回するよ……。
襲われてしまう時の体力温存を考えても、牧場の罠の近くで待機するのが正解そうだ。
アレックス君>
当日、どうなるかわからないんだけど、なるべく牧場の後片付け、手伝うよ。
今の身なりじゃ、出来る事がこれくらいしかないモンだから。 -
2014/04/08-10:02
個人行動報告するぞ
俺は相棒(精霊)込みで罠の設置と
かかった後、罠を壊して森や町に逃げないようにする方にかからせてもらうな。
……まあ、我侭ごめん。無茶させたくないってのはあるんだ。
なに、諸先輩方なら2Rあれば余裕だろ?
その分、俺が先輩になったら後輩に優しくするって約束するよ。
あ、それと我侭ついでにもう一つ。
熊退治が終わったら、牧場の後片付けしていこうと思うんだ。
で、手伝ってもいいなーって人は「片付手伝う」ってだけ書いてくれたら嬉しい。
俺も片付で終了~じゃなくて花見に行きたいから、よろしくな。 -
2014/04/08-07:47
>アレクサンドル
PL:有難うございます。逆に書いてほしい事などありましたら是非。
>熊を誘う方法
出来るかどうか気になるとのことなので意見を書くよ。すまない。
熊は100mを6.4~7秒で走るから、ロープで誘うなら勢い(速さ)が要る。
人間が肉体で引く程度の力と距離では間に合わない。
勿論、走って競える相手でも無い。
ラジコンの音は熊鈴と同じ効果になる可能性が高い。逆効果かもしれない。
音や臭いに敏感で、動物も人間も区別が付かないのだから、
牧場の罠の近くで俺達が待機していれば寄ってくるんじゃないか?
「今日もきた」というレベルに頻繁にくるのだし、それでいける気もするよ。 -
2014/04/08-03:15
牧場への誘い込みは僕がやるよ、2点ほど案があってね
できるかどうか気になる所なんだ
1つはラジコンに肉を乗せて、牧場に誘い込む方法。
出来るだけ大き目の機体を用意するよ。
機体の速度は、熊には目に見えるけど、走られても追いつかない程度かな。
もう1つは肉が入った袋をロープで引きながら、誘う方法かな。
猫のおもちゃみたいな要領だけど、食べられると思わせて、サッとロープを引き、焦らす。
それを繰り返しながら、牧場に誘えないかってね。
成功するかどうかわかんないけど、警戒されるよりはまだイイしね -
2014/04/07-08:53
>アキ
(PL:じゃあプランで全員煽っておきます)
>鹿鳴館
俺初陣だからなあ、だから今回まだ容易いって言われてる依頼を受けたんだ。
そんなわけで、罠専門が安全かな。
怪我したら依頼も失敗扱いになりそうだし。
>セイヤ
じゃあ、一緒に罠がんばろうな。
でもトランスはいっとけー。
俺みたいな初心者混じってるんだから、戦力は高い方がいいぞー。
>大槻
スキルの件了解。
猟師さんに罠を借りて、設置もお手伝いお願いするって事でいいんだな。
とりあえず、その流れで一度プラン書いてみるな。
誘い込みは罠の所に肉を置くって言うのは書いておくから、
牧場にどうやって誘い込むかは、誰かにお願いしてもいいだろうか。 -
2014/04/07-08:01
やっとゆっくりみれました……。
大体の作戦の流れをみつつ了解、です。
そっか、デミってトランスなしでも倒せたんだね。
えと、それなら、ぼくは罠の設置や設置する為の道具を漁師さんから借りてくる
(罠の設置の為に呼びに行く)方にまわろうかなって思います。
……設置する罠、むずかしくないといいな。
お花見もたのしみ、です、ね。 -
2014/04/07-03:35
連投失礼~
でも僕自身は、もっとヒドい身なりだ……。
今のところは、戦闘以外で協力するよ。
出来る事としたら、罠の手伝いをするか、生肉で気を惹かせるぐらいだけど。
参考になるかわからないけど、神人と精霊別に足の速さ(攻撃順)をメモしとく
左から早い神人(精霊)順ね
・神人:アキ君>僕>一輝君>アレックス君=セイヤ君
・精霊:エリク君>ランス君=ガロン君>琥珀>クレミー君
これ、俊敏な身のこなしや手先の器用さにも通じるらしいよ
僕自身、あんま実感ないけどね -
2014/04/07-03:13
アキ君>
やだなぁ~、そんなに強く問い詰めたつもりないぞ?
あ、牧場の入り口は人が出入りする所でもあるし、やめとくよ
罠の内容は、僕もそれでいいかな
アレックス君>
罠専門に回るのかな?
仮に攻撃するとしたら当たると思うけど、される事になったら避けられない……かも。
(ステータスを見た限り) -
2014/04/07-00:32
ああ、そういえば罠という考え方がありましたね。
…全く以て1ミクロンたりとも考えてませんでした。
サバイバル、とか、ハンティング、とかの技術・スキルを問われるかもしれませんので
猟師さんに借りる申請をするついでに仕掛けを手伝って貰うのも良いかもしれませんね。
>個人行動
基本的に私のパートナーにはカウンター魔法+盾で、火力はあるけど2Rかかるアキさんの精霊さんのガードとかに回ろうかな、と。攻撃されたらそのまま此方の攻撃になるパターンですね。
相手が動けない状態でしたら恐らく大丈夫だとは思いますが
>アレクサンドルさん
・・・・・何という国際間ギャップ。
これが外国人のおおさかさととでも言うのでしょうか。
-
2014/04/06-23:46
ふぁ……で、出遅れちゃったかな?
セイヤ、です。よろしく、です。
い、今は挨拶だけ、先に……後で相談も、みます、ですっ
-
2014/04/06-23:27
>アレクサンドル
ちょ…えっ(汗
PL:煽られたら、ヤケクソでキスすると思います(爆
では流れはそんな感じでいこう
頑張ろうな
罠はコンビニレベルじゃないから、既に持っているわけじゃない
アレクサンドルの言うとおり猟師に借りるなどして用意すべきだと思う
猟師から調達できなかった場合は、落とし穴でも掘るか
スコップも借りれない場合?
それは…依頼を受けた組織の、組織としてのバックアップ体制に問題大有りだな(苦笑 -
2014/04/06-21:49
>大槻・アキ
えー、うちと違ってトランスしたら確実に戦力アップになるんだろ?
ほら、なんだっけ、ライオンはウサギも全力?だっけ?
出し惜しみしてないでいっとけよー。
(って煽るプランでもいいものかどうか)
>プラン
アキの流れでいいと俺も思うぞ。場所は牧場の中央か?
ただ、括り罠もトラバサミも、コンビニレベルで買えるものじゃないから、そこが心配なんだ。
周囲の猟師に借りてくるとか、通用しないだろうか。
どちらにしても、俺も相棒も足が速い方じゃないし
誘導側には回れそうにないから、罠の方担当させて貰えたらありがたいな。 -
2014/04/06-09:52
>アレクサンドル
「生肉を餌にした括り罠をトラバサミと併用して牧場奥に設置。熊を捕え倒そうと試みる」
てな感じでどうだろう(39文字)
村人に危害が及ばないようにするには、罠の設置は牧場の入口では駄目だよな
牧場の中の、ここで戦おうって決めた場所にエサとなる生肉と共に仕掛ける
…って感じでどうかな?
熊を探して発見
→牧場に誘き寄せ、誘い込む(囮になるとか牧場の入口で注意を引くとか方法は工夫:安全注意)
→罠にかけて移動力を削ぐ
→協力して倒す
という流れを目指したいなと思ってる
>大槻
「デミ」ならトランスしなくても倒せるとマニュアルにあるから
多分大丈夫…かな(←キスに抵抗が有る人 -
2014/04/06-08:52
連投すまん
>罠作り
地面に輪にしたロープを敷いておいて
その中央を熊の頭が入る程度に掘って中に肉、柵の向こうに丈夫な支点を杭打っておいて
熊が来て食べた所を引いて柵に押し付けるようにする。
とか。
……うーん、柵位壊すし、力負けするかなあ。
あ、ちなみに上の説明だけで82文字も使うんだ。簡素化したいところだよな。
動きが制限できたらいいって事で上にネットを吊っておいて、
肉食べてる隙に上から被せるっていう方がまだ説明が簡素で成功率高そうかな。
ネットが手に入るかどうかっていうのが心配だが。 -
2014/04/06-08:49
>鹿鳴館
奇襲・待ち伏せじゃないと、俺ガチンコで熊に勝てる自信ないんだ
うまく気が付かれないような作戦一緒に考えてくれよ
括り罠も見てきた。これで捕えられたら後楽そうだな。
買ってくるっていうプランが通れば楽だけどどうだろう
似た物は説得力ある作成法が示せれば設置できると思うけど、
後で花見デートもできる依頼だし、罠作成でプラン終わっても惜しい気もする。 -
2014/04/06-02:06
>凛玖義
ざっくりと一案を出しただけなんだがなあ(ニガワライ
分担してことに当たりたいと思うよ。
幾つかの策の複合が望ましいしね。
つまり、誘うのも罠もどちらもやったほうがより確実だろ?ってことだ。
それを分担して行えたらいいんじゃないかな。 -
2014/04/06-02:02
>遠くにいる場所のみ肉を置くなりして誘導
どこまで離れるかわからないけど、多分3~4くらい?
それくらいだったら、いきなり飛びかかったり、襲われてもすぐに逃げられそうだが……。 -
2014/04/06-01:50
お初だね、鹿鳴館・リュウ・凛玖義っていうよ。
呼び方は特にないから自由に呼んでね、よろしく。
アレックス君>
待ち伏せして倒すか、奇襲をかけるって考えでいいの?
殴り倒して即気絶してくれたらいいけど、熊が先に気づいて反撃されないか心配だなぁ
アキ君>
大胆な行動だけど、それは5人全員でやるの? それとも一部?
生肉でより誘導させるのはイイ案だけどさ
個人的に牧場の入り口付近に括り罠を仕掛けられないかな?
あるいは、中に生肉を入れて熊を誘い出し、食いついた所を捕獲するとか。 -
2014/04/06-01:23
>私達がエサ・囮
不可能ではないと思いますし、動ける囮役は上手く出来たらベスト…だとは思いますが…
ベアー…熊に追われて無事に誘い込み場所まで走れる自信が無いですね…。
私だと文字通り追いつかれて餌になりそうです。
囮として肉を配置しておいて。
我々は袋か何かに入れて匂いが漏れない様に肉を持ち隠れておいて
予想外の方向へベアーが行きそうになった場合、誘い込むより遠くに居る場合にのみ
我々が動いて肉を置くなりして誘導、の方が良い気も。
追われるのは最終手段にしておいた方が、きっと安全だと思います。
勿論、出来るとかなり優位に進められると思いますので、出来る方が居るなら御願いしたいぐらいです、が。
-
2014/04/06-01:22
大槻です。
宜しくお願いします。
…。これ、やっぱりトランス、必要なんですよね…多分。
>>小動物も人間も区別がついておりません
>誘い込み
先ずは他の所へ行かない様に外的要因の排除…
要は掃除と、該当時間に出歩かない事の徹底
その後に料理屋か何処かで肉を調達。
囮として配置、が先ず考えられますね。
>戦闘
基本的に私達(神人)は、極力安全圏に居て自衛に徹した方が、良いとは思います、ね…
攻撃も防御も全てが精霊に劣っていますし、ただ…何か、は、やりたいな…とは。
どちらにせよ、各自精霊の攻撃能力・防御能力は今一度確認しておいた方が良さそう、です。
個人方針については、少し考えさせて頂きたいので、また後程。
-
2014/04/06-00:30
アキ・セイジだ。よろしく。
>小動物も人間も区別がついておりません。
だから、俺達自身がエサとして熊を牧場に誘い込む。とかどうだろう?
念の為生肉なりもっつていけば更に効果的かもな。
そのへんの肉屋で買ってくるか、自宅の冷蔵庫を開けて持って来るかな(笑
熊は、走るのがかなり速いし、腕力も強いので、
「どうやって誘い込むか」というのと「どうやって退治するか」は軽く決めておきたいかな。
怪我しないよう頑張ろう。 -
2014/04/06-00:19
アレックスだ、よろしくな。
相棒はライフビショップ…だけど
初陣だからノースキルで、鈍器で殴るしかできない。
戦闘に関しては、先輩方の胸を借りる事になってしまうと思うが、よろしくな。
牧場の側の小屋に隠れて、熊来るの待って殴り倒す…でいいんだろうか。
囮に肉がいるんだっけ。
肉って言われても……熊が誘われるほどの塊肉って、なかなか用意できないよな。
かといって、いろいろ犠牲になってる牧場の人に、もう一頭何かっていうのは心情的にも心苦しいし、囮に肉塊置きますで、通るといいんだが。