プロローグ
華麗という言葉を使いたい。
その華麗な曲線は夜の海、渦潮のように螺旋を描きその尾は外側に跳ねている。
しかもそれが両サイド、鏡に映したかのごとくそっくり同じ形同じ位置で左右にあるのだ。
これが彼の髪型の、最も際立った特徴である。
そもそも彼の薄藤色の髪は肩甲骨の辺りまで長く、目立つものなのだが、こめかみ付近の両渦(ダブルタイフーン)の存在により、いっそう印象的なものとなっている。
育ちの良さそうな整った顔立ち、傲慢そうな口元と、目尻の下がった大きな瞳、すらりとした長身で肩幅があるため徽章のたくさんついた特注の軍服がやけに似合っている。常にうす笑みを浮かべており、頭が切れそうである一方、若すぎるせいか危なげな雰囲気もあった。
名はパル。姓はバラ。続けて呼べばバル・バラ。『マントゥール教団の貴公子』と自ら名乗る下級幹部である。
「準備は整ったか……」
バルバラはオーク材製の教務机に片膝をつき、じっくりと目で計画書を読み終えた。
「はいっ……!」
直立姿勢で返事をするのはバル・バラの副官のサンチェス、まだ二十歳に手が届いていないような淡いブロンドの若年で、女の子に間違われそうな結構な美少年だったりするのだが、なにぶんトゥー・マッチなバルと比べると、随分と地味な印象である。
「いい計画だ。我が初陣にふさわしい」
「ありがとうございます。けれどお言葉ですが、バル様ご自身が出なくても……」
「サンチェス!」
「はい」
急に大声出されたので、少年は文字通り飛び上がった。
「我ら、マントゥール教団テューダー派は超俗の信教集団ではない。むしろ民衆の支持を得ることにこそ、その目的がある」
毅然とした目でバラは言う。ガタッと立ち上がっていた。
「後方に引きこもり安全圏から声を上げるだけの指導層を、民衆が支持しようか!? むしろ指揮官こそ、陣頭に立ち血を流して範を示さねばならん!」
「私が間違っておりました、バル・バラ様!」
サンチェスの目は、バルへの敬意と憧れで、食洗機から出してきたばかりの皿のようにぴかぴかである。
わかればいい、と、乱れた前髪を手で直しながらバラは言うのだった。
「では教団兵を集めよ」
ずらり集まった兵たちを前にして、バルバラはやはり堂々と、あふれる情熱を隠すことなく演説するのである。
「兵士諸君! これは正義である! 正義の戦いである!」
ちなみにここは屋外だ。日差しの中、横列を組む教団兵のなかには、サンチェス同様に憧れの眼差しでバルと彼のダブル渦巻きを見ている者もあれば、ちょっとうんざりした様子の者もあった。
「それではこれより準備に入る……銀行強盗、いや、正義の大銀行強盗の!」
と驚くような声でバルバラは叫んだ。
「なお正義のふるまいゆえ、決して殺生はしないことを先に明言しておく。そして……」
「バル様!」
ここで遮る声があった。
「なんだサンチェス」
「ここは屋外です……声が大きいかと」
「ふむ。まあそうだな」
案の定バルバラの自信たっぷりの声は外にダダ漏れだった。
漏れ聞いてこれを、A.R.O.Aに通報する者があったようである。
***************************************
「……」
A.R.O.A.の葵は今日も今日とて、偏頭痛をこらえるようにこめかみに手を当てていた。肌はロウのように白いがどこか、血圧が低そうな印象を受ける。
「本気なのかどうか判らないが……銀行強盗を企む一団があるという。愚かなのか大胆なのか、そんな計画を大きな声で宣言したらしい」
半分、デマだと信じたいような様子の葵なのだった。
「近頃マントゥール教団に新しい一派が現れたという噂を、聞いたことがあるかもしれない。報道もされたようだ。誠に遺憾だが……噂は真実だった」
テューダー派と名乗る宗派で、強者から富を奪い弱者に分け与える、そうした活動を通じて支持者を増やす、という目的を持っているらしい。
「義賊気取りというわけだ。お題目は立派だが、それで行うのが銀行強盗では話になるまい。狙われる銀行の所在、そして決行日時もだいたいのところが伝わっている。……なにせその計画者というのが、ずいぶん声の大きい男だそうでな……」
もしかしたら、派手に行動を起こして宣伝を行う気なのかもしれなかった。
「ただ、計画しているらしいという伝聞だけで我々が行動を起こすわけにはいかない。決行日とされている日に銀行に客または行員として紛れ込み、連中が本当にしかけてきたら撃退するというやや消極的な策を取りたい」
解説
●目的
もちろんバル・バラ一派は銀行強盗を計画通りの日にしかけてきます。
これを撃退し、連中を一網打尽にしましょう!
銀行強盗を撃退できれば成功とします。
●バル・バラ
ご覧の通り駄目な感じの人ですが、とりあえず男前です。そして、幹部クラスなので腕も立つのは事実です。フェンシング、銃撃に通じており、一対一の戦いとなれば手こずりそうです。
といっても底抜けにプライドが高かったりしますので、名前を問えばちゃんと名乗るでしょう。からかわれるとすぐ熱くなったりします。
副官のサンチェスは、こんな上司に(なぜか)心酔している様子なので、状況によっては身を挺して彼をかばおうとします。
●銀行側の協力について
銀行側にもA.R.O.Aから情報は伝わっていますが、あまり本気にしていないようで通常営業を続けています。
動揺を防ぐという理由で、一般の客にはこのことは伝えられていません。
なので、罠を仕掛けるのは一般客を巻き込みかねないので推奨できません。
●攻略のポイント
あまりものものしい装備で警護にあたっていたら、さすがのバル・バラも計画を中断して帰ってしまうことでしょう。あえて『緩んだ』ところを見せておびきだすのも良いでしょう。一般のお客さんを巻き込まないよう注意して下さい。
ご健闘をお祈りしています。
ゲームマスターより
GMの桂木京介と申します。よろしくお願いします。
コミカルテイストな冒険譚です。初心者の人も、上級者の人もお待ちしております。お話の性質上、激しく負傷するような展開にはしないと思います。
どう警護するか、どう戦うかを考えてみましょう。変装も推奨です。
アホな自信家のバル・バラの計画を打ち破っちゃってください。なお、彼はよくしゃべるので、言い負かすというのも面白そうですね。
それでは、素敵なプランをお待ち申し上げております。
桂木京介でした。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
テレーズ(山吹)
義賊… 山吹さんはそういうの好きそうですね ●事前 手袋で紋様隠し変装し下見 散歩を装い銀行周辺を歩き地理把握 後ほどAROA本部に集合し情報共有し作戦会議 備えはしましたし後は当日を待つのみですね 頑張りましょう ●当日 精霊共々服装は私服で手袋着用 武器は鞄に隠す 銀行の待合場所で自然に待機 なるべくお客の多い場所にいるようにしいざという時に守れるように 歌菜さんの様子や窓から外をみて状況確認 客がバルの思想に染まらないように 変な箇所は棘なく本当に不思議な風を装い容赦なく指摘 人によって色々な正義がありますものね 否定はしませんが、共感はできません 戦闘の気配や危険を感じたらトランス 手袋外し客に正体を明かしチャーチ内に誘導 |
ガートルード・フレイム(レオン・フラガラッハ)
レオン…一応、犯罪なんだ 油断せずいくぞ ■下見(手袋着用) 銀行内部・周辺施設と道路・最寄り警察を下見 見取り図・地図を作成(地理学3)皆に配る 事前に強盗計画の日時・場所・予想逃走経路を警察に伝える ■変装 黒い帽子に切り込み入れパンダ耳を通し パンダ耳つき帽子を装う マスクでインカムごまかす 手袋着用、武器は鞄に ■待機時 誰がリリーだ…と思いつつ話を合わせる ■敵出現時 敵の数・配置をインカムで連絡 通報装置ない場合、最寄りの電話のある施設か警察に走る 精霊が敵と談笑する隙に 馬車なら馬から綱を外す 車ならタイヤの溝に釘を挟み、動かすとパンクするように ■警察到着後 行内に連絡しトランス 精霊が引き付けた敵を背後から鈍器で殴る |
桜倉 歌菜(月成 羽純)
言い負かして平和的に帰って貰います 事前:手袋着用。銀行訪れ カウンター下等に武器装備隠す場所 非常通報ボタンの場所を確認 当日:銀行員に扮しカウンターに 制服、髪は一つに纏め、眼鏡 仕事用と偽装し手袋、申請し借りたインカム着用 偽名:サタケ あれば非常通報ボタン近くで待ち構え バルバラ達来たら押す 怯えた演技 「何故こんな事を?」尋ね 「人質を取って逃げて殺す気なんでしょう?」 殺生しない意思確認 「義賊は市民のお金は盗みません」反撃 皆で『義賊じゃない、カエレ』コール カンケツセンでバルバラさんを狙う 敵退却時はインカムでガートルードさんとレオンさんに連絡 合図決めておき、こっそり身振り手振りでインカム無しの人へ伝わるよう |
瀬谷 瑞希(フェルン・ミュラー)
神人・精霊とも: 手袋で手の文様を隠す。 武器や盾は各々大きい鞄に入れて隠し持つ。 鞄の横ポケットに小型ビデオカメラを撮影出来るように隠し、銀行到着時からこっそり撮影。 (銀行側には事前に説明しておく) ICレコーダーも録音状態で同様に。 これは銀行強盗が現行犯である言質を取るためと 彼らの発言内容の正確な記録のため。 皆さんと協力して銀行強盗を捕まえましょう! 客としてロビーに待機。 お年寄りと世間話して人質に取られないようにします。 襲撃時は一般客へそっと「大丈夫」と告げ安心させます。 敵が武力行使するならトランス。 「犯罪で手に入れた、汚れたお金で喜ぶ人は居ません」 と会話の様子を見ながら非難の合いの手を入れます。 |
ヒヨリ=パケット(ジルベール=アリストフ)
事前に銀行内の出口・非常口・階段 間取り、避難誘導経路を確認 ★変装 ツインテール ロングのサロペットスカート 短剣はスカートの中 文様には小鳥シール ★当日 仲間と情報共有 ハリセンを振り回しながら鼻歌 合図用:鼻眼鏡のマーチ やんちゃすぎる子ども役 ★敵出現 一般人が人質にならないように 教団員に絡んで注意を引く バルに不満を持つ団員の方が荒っぽいかもしれない ★人質 怯えて号泣 正義のためと思っているバルや団員を動揺させる 「ママ助けて!悪いおじさんたちがあぁ」 「強盗嫌い!カッコワルイ!」 ハリセンで顔を一撃 隙を作って抜け出す 必要がなくなるまで少女Hになりきる 普通の子ども?って自由で楽しい クセになってしまいそうですわ |
●Rainy day
まだ夜が続いているのかと、錯覚するような昏(くら)い空だった。
厚い雲からは霧のような雨が、止むでもなく本降りになるでもなく、ただいつまでも降り続ける。
雨下に傘が開いていた。
藤色の傘がひとつ、寄り添うように黒い傘もひとつ。
藤色の傘の下には、同じ色の瞳をした麗人があり、黒い傘の下には、すらりとした長身の青年があった。
テレーズと山吹である。
太陽の光乏しく、薄暗がりの空の下であってもなお、テレーズの銀の髪には天の川のようななめらかさがある。
「義賊……山吹さんはそういうの好きそうですね」
白い手袋をした人差し指で、テレーズは自身の頬を拭った。頬に雫が、触れたような気がしたのだ。
「物語の中でなら、ですね」
山吹は穏やかに笑んだ。優しげな目を彼は彼女に向けるも、しかし彼が本当に見ているのはテレーズではない。周囲の様子だ。とりわけ、不審な人物がないか注意を払っている。
――あの少年……?
黒檀のような山吹の瞳が、とらえたのは金髪の少年だった。
二十歳前くらいだろうか、紺色の傘を差してなにやらきょろきょろと、秘密の手紙で呼び出したガールフレンドでも探すかのように周囲を探っている。といっても少年の周囲には、山吹とテレーズを含むまばらな通行人しかいないのだ。知り合いがいるのであれば、とっくに見つかっているはずだ。
噂に聞くバル・バラ一味かもしれない。山吹は少年の、まだあどけなさの残る顔立ちを覚えておくことにする。
「……地理は、だいたい把握しましたね」
テレーズに声をかけられ、山吹は少年から視線を外した。注視はしたがほんの一瞬だ。あの少年には気取られていまい。
「ええ、本部に戻りましょう」
A.R.O.A本部に複数ある会議室、その一つにテレーズと山吹が入ると間もなく、ジルベール=アリストフが姿を見せた。彼の手には、濡れた傘を入れたビニール袋があった。
「お疲れ様です」
ジルベールの髪の色は鮮やかすぎるほどの金色ゆえ、彼が部屋に入ってきただけで思わず、照明が明るくなったように感じて山吹は目を細めていた。
ジルベールの陰から現れるようにして、ヒヨリ=パケットも会釈する。
「銀行内の出口・非常口・階段、それと間取りや避難誘導経路を確認して参りましたわ」
見ればヒヨリの手には傘がなかった。一方で、軽くではあるがジルベールの肩口は濡れている。
続いて桜倉 歌菜が着席した。
「じっくり観察してきました。カウンター下には武器が隠せそうですし、非常通報ボタンは……」
歌菜の声はどことなく弾んでいる。ところがその様子とはまるで正反対、実に地味な本日の歌菜なのである。服装は白いワイシャツに濃い群青色のベスト、同じ色のタイトスカート、首元にリボンはあるが、それがまた控えめのギンガムチェック柄だ。これは襲撃が計画されている銀行の女子制服なのだった。さらに歌菜は黒フレームの伊達眼鏡をかけ、髪も束ねてひとつにまとめているため、ほとんど別人のルックスだった。
報告は歌菜に任せる、とばかりに月成 羽純は黙って聞いていた。ときおり彼女の説明に注釈を加える。
羽純も銀行員に変装済みだ。いかにも『いいガッコウ出てますヨ』といわんばかりのカッチリしたオールバックにセルロイド眼鏡、やはり群青色のジャケット、胸ポケットには『オノ』と大書きされたバッジをつけていた。この偽名で本日、彼は歌菜と昼前まで銀行にいたのである。
軽く前髪をかきあげて、ガートルード・フレイムがペンを握った。
「よし、じゃあ皆の集めた情報を書き込んでいこうか」
彼女がテーブルにくるっと広げたのは、銀行とその周辺を描いた白地図だ。銀行は内部構造までわかる透視図にしてある。
やや首を左に傾け、ガートルードは地図上に情報を書き込んでいく。どんな些細な情報でも、何が役立つかわからない。なるだけ丁寧に記すように努めてもいた。
レオン・フラガラッハは特に口を挟まず椅子に背を預け、腕組みしてガートルードを観察していた。
ガーティー、集中しているんだな――レオンにはすぐに判った。
なにかに集中しているときガートルードは、対象を左目の正面から捉え、軽く唇を噛むようにして真剣な顔つきになる。今回の銀行強盗騒ぎは、レオンにとっては冗談半分で参加したような作戦だったが、彼女にとってはそうではないらしい。
そういえば――レオンは回想する。
『お前をオーガにしない為にも、私は生きないと駄目なんだな』
あの言葉を口にしたときも、たしかにガートルードは、こんな表情をしていた。
あのときと今とは真剣さの度合いが違うかもしれないがいずれにせよ、こうした何気ない表情にも、ガートルードの生真面目なところが出ているようにレオンは思うのである。
ドアが開き、フェルン・ミュラーが入室した。
「遅くなった。これの準備に手間取ってね」
ミュラーが颯爽と歩みを進めれば、長いエメラルドグリーンの髪が春の小川のように波打つ。
彼の片手には旅行にでも行けそうな大きな鞄があった。革製で分厚く、いかにも中身が詰まっているように見える。
「大きな鞄ですわね。私一人くらいなら入ってしまいそうですわ」
ヒヨリが冗談めかして言った。実際、それくらい容易にこなせそうだ。
しかもその鞄がもう一つあるのだ。いずれにも荷が入っており、決して軽いものではなかろう。されどこれを二つとも、ミュラーはひょいと片手で提げているのだった。
ミュラーが鞄を机に置くと、彼とともに入室した瀬谷 瑞希が、にこっと口元を緩めた。
「カメラ、仕掛けられているように見えます?」
「ぱっと見ではわかりませんね。いえ、じっくり見ても同じです。前知識がなければ、夢にもそのようなことは思わないでしょう……」
口を開いたのは羽純だ。えっ、という目をする歌菜に気付いたか、
「おっと」
と彼は眼鏡を外して苦笑いした。
「……ったく、服装に引っ張られるな。どうもこういう堅苦しい格好だと、銀行員みたいな口をきいてしまう」
「いや、なかなかの銀行員口調だと思うよ。お年玉とか、預けたくなる」
ミュラーが言ったので今度はレオンがぎょっとして、
「お年玉……!? もらっているのか!?」
ところがミュラーはあくまで穏やかに、ふふと微笑を浮かべて答えたのである。
「俺のじゃないよ。ミズキの分さ」
「ちょ……ミュラーさん! 私ももらってないですよっ!」
本当に驚いたらしく、瑞希は椅子から飛び上がらんばかりの勢いだ。どっと一同は笑った。
かくて作戦会議は進んだ。やがて、
「備えはしましたし後は当日を待つのみですね。頑張りましょう」
テレーズの言葉とともに、その日は一同解散となったのである。
●当日
「やー♪」
髪はツインテール、服装たるやロングのサロペットスカート、おまけに文様の上に張ったシールは、ぱたぱた羽ばたくまん丸お目々の太っちょヒヨコ、それで握っているのが、白く大きく堂々たるハリセンなのだから、これはもう『やんちゃ娘大地に立つ』とのタイトルを献上したくなる勢いだ。いや待てここは銀行だから、『大地に立つ』ではなく『都市銀行窓口フロアーに立つ』とするべきだろうか。
やんちゃ娘は小学校低学年くらいだろうか。もっと幼く見えなくもない。どうやらこのハリセンがいたくお気に入りらしく、「やー♪」のかけ声もろとも、ぶんぶん振り回しながら歩くのである。母親に手を引かれて……いや、母親の手を引いてずんずんとゆく。
「ママー、早く早くー!」
鈴を転がすような声でやんちゃ娘は言った。
「ダメよ、そんなに振り回しちゃ……」
若い母親は長いブロンドで、花が咲いたような美女だった。ミセスらしからぬスリットのあるスカートから、ちらりちらりと顔を出す脚はなにげに美脚でちとけしからん感じ。とはいえ妖艶というよりは健康的な美貌であり、なんだかあと三人くらい子どもを産んでくれそうな雰囲気だ。
ハリセン娘の前を横切って、大きな鞄を二つも提げた青年が待合のソファに腰を下ろした。
「…………」
緑玉色の髪をした青年は、膝の上に鞄を置く。そうして両手で、左右をしっかりと押さえた。そっと置いたはずなのだが、ずしんと重々しげに鞄は沈んだ。青年は奇妙なことに、こんな季節なのにトレンチコートを着ている。
読みかけの文庫本から目を上げたのは、彼のすぐ隣に座っていた若い女性だ。彼女は黒髪をポニーテールにくくっている。なお本は、抄訳の『南総里見八犬伝』であった。
「大丈夫……?」
女性は本にしおりを挟むと、ハンドバッグにするりとしまった。
「ああ、いつも緊張するな……現金を運ぶというのは」
青年は言った。力が入りすぎているのか動きが硬い。まるで、砂でできた巨人が身をかがめたかのようだ。
ところが黒髪の女性のほうは笑う。
「いつものことじゃないですか」
そう言って彼女は、彼とは反対側の隣に座る老婆に話しかけていた。
「彼ね、店の売り上げを預けにくるといつもこうなんですよ」
毎月のことですのに、などと言い、これをきっかけに彼女は、老婆との世間話をはじめていた。
午前中の銀行はなかなかの盛況だ。月末が近いからだろうか、少なからず人の出入りがある。
順番待ちの客も多く、ロビーに腰掛けている顔ぶれも様々だ。サラリーマン風、主婦っぽい女性、商店街の店主風、老人も少なくない。少々変わったところでは、ターバンを巻いた国籍不明の男や日本髪を結った着物姿の女性などもある。
このとき、あまり色っぽくない合成音声がロビー内に流れた。
「待合番号 314 番のお客様ー」
この『~番号』と『314』の間、さらに『番の~』以降の言葉との間にも気持ちの悪い変な間があったりする。
「私たちですね」
広いロビーの反対側の隅で、若い女性がうなずいた。しっとりした銀の髪をしている。先に立ち上がったのは彼女の連れだ。
「さあマリーさん、私の手を」
「マリー?」
「フランス革命期の王女様から頂いた洒落です」
――ああ、マリー・『テレーズ』・シャルロット・ド・フランス、というわけですね?
仮称マリーは優雅に彼の手を取った。
「では、参りましょうか。山彦さん」
「山彦……ですか」
ぷっと吹き出しそうになった青年(仮称山彦)であったが、すぐに穏やかな表情に戻って彼女をエスコートし、受付へ向かう。
「……?」
このときふと、仮称山彦の視界の隅に引っかかるものがあった。
金髪の、少年。
育ちはよさそうだが頼りなくも見える……その姿には見覚えがあった。
できるだけ自然な動きで、仮称山彦は少年の姿を目で追う。ブロンドの少年は銀行の出口へと向かっていた。
「はい、新婚様、新生活の口座をお作りでしたね?」
地味目の女性係員が窓口の向こうから声をかけた。分厚い眼鏡をかけている。彼女は胸に『サタケ』と書いた名札を下げていた。
「新婚……!」
その言葉になにやら思うところがあったのか、ちょっと息を飲む仮称マリーだが、気を取り直して窓口の前に立つと、係員『サタケ』に向かって声を潜めた。
「どうやら、山吹、もとい山彦さんが何か気付かれたようです」
続けて仮称山彦が続ける。
「見えますか? いま、出口に向かっている少年です。下見の際……」
サタケはうなずきつつも、口調は実に窓口らしく愛想良く、
「ありがとうございます。こちらにご署名をお願いします」
などと言いながら少年が自動ドアの向こうに消えるのを確認し、右の手で自分の左耳を軽くつまんだ。
何気ない仕草である。
けれども、サタケの後方で書類を整理していた若い銀行員『オノ』は彼女の動きを見てすぐに察した。
オノは机の上の電卓に肘をぶつけた。落ちた電卓を拾おうとかがみ込む。けれどもその姿勢のまま彼は電卓をそっちのけにして、係員用のインカムになにかそっと囁いたのだった。
ここは銀行の外である。
実にいい天気だ。ここ数日ずっと雨模様だっただけに、空の青さがすがすがしい。
ところがそんな好天白日そっちのけ、銀行そばの街路樹木陰で、互いに夢中になっているカップルがいる。
男性のほうは一目でそれと判る仕立ての良い服に袖を通しており、そばに大きな鞄を立てかけ猫なで声で、
「もーリリーったらぁ」
などと、聞いているほうが恥ずかしくなるような甘えた口調である。
――誰がリリーだ……。
一瞬ぶっ飛ばしてやろうかと思った仮称リリーであるが目立つわけにもいかないので、彼に負けずみたらし団子みたいに甘い声で、
「やーん、ボッブのえっちー」
なんて返すのである。
「……上手だな、ガ……リリー。なんか俺、興奮してきたかも……」
「オマエはこういうので興奮するのか……! ちょっと引いたぞ……」
「引くとか言うなー……じゃなくて、リリー! 愛してるチューさせてー!」
「えーでもマスクしてるからできなーい♪」
実際、現在の仮称リリーはインカムをごまかすためのマスクで口元を隠しているのである。そればかりではない。黒い帽子に切り込みを入れパンダ耳を通し、パンダ耳付き帽子を装ってもいた。おまけに手には手袋、これでは唇や頬はおろか、耳や手の甲にすらキスできないではないか。
――か……完全防備!
少なからずショックを受ける仮称ボッブ……いや、もういいか、わかってるよねみんな? というわけで以後は本来名で記すことにする……つまり、少なからずショックを受けるレオンであったが、すぐにガートルードが、
「しっ、インカムに連絡が入った」
と片手を挙げたので口を閉ざした。
「そうか、あいつか……」
にしても随分シロウトくさい奴だな――という言葉は口に出さず、レオンは銀行から出てきたばかりのブロンドの少年を目で追った。
なにせその少年ときたら、やたらときょろきょろしており、冷や汗でもかいているのか頻繁にハンカチで額を拭ったりしていて、どう見ても『そうです私が怪しい者です』という雰囲気だったのだ。
「賊の一味、と見てよさそうね」
「ああ、それに、他の見張りもないようだ。あれじゃ銀行強盗もごっこ遊びみたいに見えるな。なんつーか楽しそーな連中だが……」
「レオン…一応、犯罪なんだ。油断せずいくぞ」
「わかってる」
ここにいてくれ、とガートルードに手振りで示すとレオンは足を速めた。
「どうする気だ?」
「ま、見てろって」
前のめりの早足で少年がどこかへ向かいつつあるのを、レオンはあえて呼び止めた。
「すいませーん」
えっ、とガートルードは声を上げそうになったが口をつぐんだ。レオンに任せると決めたのだ。彼を信じよう。
声をかけられてまるで心臓が飛び出したかのように、ビクッと少年は硬直した。そこに、
「あのー、教団のテューダー派の方ですよね?」
小走りでレオンは少年に追いついた。警戒させないよう笑顔ではっきりと告げる。
「俺、あの人の遠縁の親戚なんだ」
「バル・バラ様の!?」
なんと口の軽いことよ、苦笑しそうになるが我慢してレオンは続けた。
「そう! 遠縁の……まあ従兄弟みたいなもんだ」
「そういえばいくらか……バル様に似ていらっしゃるような……」
バル様、と口にしたとき、少年の目がキラッと光ったのをレオンは見逃さない。
「いやあ、俺なんかあの方に比べたら蟻んこみたいなもんだよ。君は?」
「私ですか? 私は、バル様の副官、サンチェスでありますっ!」
こんなうっかり坊やが副官で大丈夫か――と敵ながらレオンは心配になってきた。しかしそんな様子はおくびにも出さずヒソヒソ話のように、
「……で、今回のこと、実は俺も参加させてもらおうと思って来たんだけど、今からアジトにでも行って決起するのかな?」
するとサンチェスは、また目をキラキラさせて言ったのである。
「いいえ、もうはじまっているはずです。私が銀行を出るのが決行の合図でしたから! 私もほどなく現場に戻って合流します!」
「しまったーーっ!」
●大銀行強盗ッ!
その頃銀行では。
ツインテールにサロペットスカートの女の子、しかしてその正体ヒヨリは、相変わらず母親を困らせるおてんばぶりであったが、突然、ハリセンを振り回す手を一瞬止めていた。
このとき彼女が適当に節をつけて歌っていた謎の鼻歌が、オリジナル楽曲『鼻眼鏡のマーチ』に変調したのを彼女の母親……役のジルベールは聞き逃さない。
「……鼻眼鏡はレンズがバッラ・バラ……ということは!」
歌詞を知るジルベールである。はっとなってスカート内の杖に手を伸ばすも、敵の行動はそれより早かった。
どすんと銃声が轟いた。まさしく青天の霹靂というやつで、たちまち銀行内は騒然となった。
同時に銀行内の二カ所の出入り口から、覆面姿の暴漢が何人もなだれ込んでくる! 暴漢はすべて手に、剣やナイフなど物騒な物を握っていた。一般客と思われていた男たちが何人も、次々と覆面を取り出して被り、暴漢の一味に加わった。
「静粛に! どうか静粛に願いたい!」
ひらりと机の上に飛び乗って、一人の青年が声を上げた。
青年の右手には拳銃があり、これが煙を上げている。もう一発撃った。雷のような音だ。恐怖でしゃがみこむ者、硬直する者多数、一気に場は静まりかえる。
青年は着ていたローブをかなぐり捨て、頭のターバンを放り投げた。するとその下から薄藤色の髪が現れる。セミロングだが、その髪型には妙な特徴があった。左右こめかみのあたりで、髪がぐるぐると大きな渦を描いているのだ。場所を間違ったつむじなのか、それとも強烈な癖毛なのか。なお彼のローブの下は謎の軍服である。
どうやらこの男が実行犯のリーダーらしかった。顔を隠すつもりはないらしい。ちょっと癖があるが美形といっていい顔立ちに余裕の笑みを浮かべて言った。
「突然、皆の平穏を破ったことをお詫び申し上げる! 自分はマントゥール教団テューダー派幹部が一人、名はパル、姓はバラ、続けて呼べばバル・バラという! 人呼んで『マントゥール教団の貴公子』である!」
――じ……自分で『貴公子』って名乗るか!?
ミュラーは目を丸くした。よっぽどの自信家なのか、それとも色んな意味でズレた子なのか。
バル・バラは正々堂々、笑みすら浮かべながら言う。
「これは我らの活動、世のため人のため行う正義の銀行強盗である。いくばく資金を借り受けていく。床に伏せるかしゃがみこむかして、そのまま静かにしていただければ誰にも危害は加えない!」
ミュラーは鞄を後生大事に抱くようにしながら、瑞希に小声で呼びかけた。
「ミズキ、無関係な人に危険がないように……」
「はい、打ち合わせ通りに。ミュラーさん」
瑞希も承知している。彼女は銀行強盗が勃発するまであえて、ロビーで周囲の一般客に話しかけるようにして信頼を得るよう努めていたのだ。すぐに行動に移した。
「みなさん、こっちに来て下さい……そう、ここです。この長椅子の陰なら目立ちません。じっとしていて下さいね。大丈夫ですから」
顔見知りになった客たちに瑞希は声をかけ、そっと移動を促して彼らの安全を確保した。その間ずっと、安心させるべく優しい口調を忘れない。
そればかりではない。瑞希はミュラーのところまで音もなく戻ると、彼が抱く鞄に手を伸ばし、仕掛けておいた小型ビデオカメラのスイッチを確かめた。きちんと録画は続いているようだ。同様に、やはり鞄にしかけたICレコーダーもきちんと動いている。
これら仕掛けは銀行側には事前に説明しておいたものである。銀行強盗が現行犯である言質を取るためと、彼らの発言内容の正確な記録のために用意したものだ。
一般客の誘導も機器のチェックも、ほとんど音を立てず瑞希は実行していた。ずっと冷静沈着だったからこそなしえたものといえよう。今、このロビーにいる中で、一番落ち着いている人物は瑞希かもしれない。
テレーズと山吹もすぐに周囲に働きかけた。
「危険だから従ったほうがいいでしょう。犯人を刺激しないように……」
こう告げて回り、山吹は率先して床に伏せたのである。彼らの周囲の一般客が従ったのは言うまでもない。
一方このとき、
「し……静かにしていれば危害は加えない、って!? 信用できるかっ!」
頭をかばうようにしてしゃがみながらも大声を上げたのは、オールバックに眼鏡の銀行員だ。名札は『オノ』、つまり羽純である。羽純は精一杯震えてみせ、あえて過呼吸気味にして怯えた雰囲気をかもしだしている。
バルは不敵な笑みを崩さず言った。
「ほう、そこのミスターは、我々とは見解が異なるようだな」
「泥棒の言い分を信じろというほうが無理だ!」
「義賊と呼んでいただきたいな、ミスター。一般的には悪行かもしれないが、これも大業の前の小事、やがてこの資金を我らは恵まれぬ人々、社会悪の犠牲になった人々に分配するであろう。これぞ……」
しかしバルの演説は、けたたましく鳴ったベルの音にかき消されてしまった。
同時に銀行の窓という窓に、自動でシャッターが落ちる。ごとんごとんと、まるでギロチンの刃が落下するよう。あっという間のことであった。
「くっ……そこのレディー!」
バルはすぐに、誰がベルを鳴らしたか気付いたようだ。女子行員サタケ、すなわち歌菜をにらみ付ける。歌菜は羽純が作った隙をとらえ、柱に駆け寄って非常通報ボタンを叩いたのであった。
「レディー、早まった行動は歓迎しない結果を招くと覚えておきたまえ!」
さすがに怒ったのだろう。垂れ目はあいかわらずだが顔を赤くして、バルは吼えるがごとく言う。歌菜は怯えた演技で、甲高い声を上げ頭をかばって床にしゃがんだ。
「待てっ」
しかしバルは、手下の覆面が歌菜に棍棒を振り上げたのを一声で制止させてもいた。
「それは我らの主義に反する」
ところがここでまた、主義に反せざるを得ない展開が勃発する。
「ママ助けて! 悪いおじさんたちがあぁ」
ツインテールがなんともかわいらしい今日のヒヨリであるが、普通の子どもを装っているだけに普通の子どもらしい行動に出ていた。つまり、怯えて号泣を開始したのである。
「こらっ! 黙れっ!」
覆面の男がヒヨリの腕をつかむ。ところがこれで黙るわけがないではないか。さらにヒヨリはけたたましい悲鳴を上げた。
いくら事前の段取りがあったといっても、これを目にしてジルベールは平穏ではいられない。
「きゃあっ!」
反射的に駆け出そうとして、スカートが脚にもつれて転倒してしまう。床に両手をついて、潤んだ目でヒヨリだけを見つめる彼は、まさしく『悲劇に巻き込まれた母親』そのものだった。
「娘を、娘を返してよおお!」
裏声で叫んでいるところだけは演技だが、ジルベールが感じている恐怖、胸がはち切れそうな思いはすべて本物だ。ピヨ……ヒヨリ――いとおしき存在が遠くにある。窮地にある。もしヒヨリに何かあれば、ジルベールの心はたちどころに砕けてしまうことだろう。ゆえにジルベールの声が、作り物でない切実感を持ったのは当然のことだった。
すると相乗効果というのか、これを見てヒヨリも感情が高ぶり、心は千々に乱れ、ジルベールが実の母であるかのような錯覚を抱きはじめていた。なぜなのだろう。ジルベールは本当の母ではない。そればかりか肉親ですらないというのに。最初は演技で泣いたふりをしていたにもかかわらず、いつの間にか両眼よりあふれるものが、どこまでが嘘で、どこまでが本当の熱を持っているのか、もはやヒヨリ自身にもわからなくなっていた。
瞬時にして客たちの視線が、敵意のこもったものに変化したのをバルは察知したようだ。
「一般人、それも子どもにそのような暴挙を……やめんか!」
ところがこの覆面男はバルに反感を抱く部下らしい。負けじと言い返す。
「人質を取るのはこうした場合のセオリーだろ!」
今だ、とばかりに歌菜が声を上げる。
「やっぱり、人質を取って逃げて殺す気なんでしょう!」
この言葉にバルは大きく反応した。
「違う! 我々は正義だ! そのような蛮行を行うものではない!」
されど覆面男がヒヨリを捕まえている以上、その言葉に説得力は欠けていた。
このやりとりを見て、テレーズはいち早く感づいたようだ。床に伏せたまま山吹に耳打ちした。
「どうやら、あの指揮官格の下に一枚板となった集団ではないようです。忠実な部下もいるようですが……」
山吹はうなずくと、ここで両手を頭に置いたまますっくと立ったのである。
「バル・バラさん。あなたは私利私欲に走った強盗犯ではないようですね。それは理解しました」
バルは「おお」とつぶやいて振り返った。
「平等な世の中とは言えません。富の再分配を行うとするその思想そのものには興味があります」
「そうか、ミスター……」
――またこの名前を使うのですか、と内心ため息する山吹であるがそれを抑えて言った。
「山彦です」
「ミスター山彦、貴殿は理解があるようだな」
「ありがとうございます。しかしバラさん、これは正義の行いなのでしょうか?」
ここでテレーズが立って加わった。
「人によって色々な正義がありますものね……それを否定はしませんが、共感はできません」
テレーズの言葉を受け山吹は、はっきりとこう断じる。
「私は正義とは振りかざすものではないと思っています。正義を盾にこのような行いをすることも」
優しい視線をもつ山吹であるが、その凜然とした言葉はナイフよりも鋭い。
「私とあなたの正義は違った、それだけのことです」
バルは、黙ってしまった。返す言葉がないのだろう。
現在、ヒヨリが覆面男に腕をつかまれ、それをじりじりしながら見守る構図がまずある。
そこに、徒手空拳ながら立ち上がって、バルに非を唱えるテレーズと山吹という構図もある。
ここにさらに構図を一つ追加しよう。
「そうだ! そんな正義があっていいはずがない!」
立って抗議する銀行員があった。羽純である。
彼はもう眼鏡を外しており、固めた髪もくしゃっと手櫛して普段に近い状態に戻している。堅苦しいジャケットは脱いでしまった。
「銀行が潰れたらどうしてくれるんだ。仕事が失くなったら生活していけない。義賊が、正当な報酬を得ている一般人を苦しめるのか!」
言いながら羽純はネクタイを緩め、首の下のボタンを外す。
歌菜も立ち上がった。腹の底から沸き立つような感情に駆られ、彼女も眼鏡をはずして髪を解いていた。
「義賊は市民のお金は盗みません!」
羽純が呼びかけた。
「ここにいる全員、あんたらを義賊だなんて認めない! なぁ、そうだろ? 犯罪者だ!」
瑞希もしっかり参加する。
「犯罪で手に入れた、汚れたお金で喜ぶ人はいません!」
そうだ、とどこからか声が上がった。そうよ、という声も。老若男女、つぎつぎと続いた。
「義賊じゃない!」
「帰れ!」
たちまち銀行中に満ちるのは非難ばかりとなる。いつしかそれは怒号のような、恐るべき帰れコールへと変化しているのだった。
「カ・エ・レ!」
「カ・エ・レ!」
ここでもなお瑞希は冷静だった。
「でもこれ以上、追い詰めると逆上する恐れもありますね」
彼女はいちはやく論理的に考えをまとめた。
「ミュラーさん」
「え?」
「鞄、渡しちゃって下さい。彼らに」
「どうして?」
「この状態で追い詰められた犯人側がどんな行動に出るかわかりません。追い込みすぎは危険です」
「なるほど……」
あいかわらずミズキは頭が切れる――という言葉は口に出さず、ミュラーは長い髪をなびかせて立った。
そして、ヒヨリをとらえている覆面男に呼びかける。
「これは店の売上金なんだが……これで勘弁してもらえないだろうか」
瑞希がすぐに立って言い添えた。
「今から金庫を開けようとしても時間がかかります。警察が駆けつけるまでもう間もありません。逃走するなら今ではありませんか? ただし、その人質の子は渡してもらいます」
「なんだと?」
気色ばむ覆面男だったが、さっとミュラーが鞄を開けて見せると息を飲んだ。
鞄にはぎっしりと札束が詰まっていたのである。それこそはちきれんばかりだ。しかもそんな重そうな鞄が二つもある。
「もらっておく」
ヒヨリのことには一切触れず犯人は手を伸ばそうとするも、そこで生じた気の緩みをヒヨリは見逃さない。
「強盗嫌い! カッコワルイ!」
しぱーん!
叫びながらハリセンで犯人の即頭部を激しく一打した。わっと倒れる犯人が、駆け寄った仲間に助け起こされたときにはもう、ヒヨリは彼から離れ母……つまりジルベールの腕に抱かれていた。
「ママー!」
「よしよし、もう大丈夫だからね……」
――僕、母性本能を感じているんでしょうか……?
生まれて初めての奇妙な感情に戸惑いながらも、ジルベールはしっかりヒヨリを抱き犯人を見据えていた。
「そのお金を持って逃げたらいかがです? もう警察に包囲されるのも時間の問題ですよ……!」
ジルベールの声にまっさきに応えたのが、なんとバル・バラであったりする。
「彼女の言う通りだ。市民諸君、ご協力感謝する! この金は必ず、貧しき者のために使うと約束しようッ!」
ひらりとバルは机から飛び降りて高笑いした。
「フハハハ、当初の予定よりは小さいが、これでひとまずは成功ぞ! 撤退する!」
「そうはいくか!」
ところがこのとき、バルの後頭部を剣の柄で殴りつけた者があった。バル・バラはどさっと倒れる。
ヒヨリを捕らえていた覆面男だ。
「バカな若造め! 根こそぎいただくんだよ! その準備も、逃走の切り札も用意してんだ!」
賛同者が他にもいるらしい。男の考えを支持するように、その隣にも、背後にも、腕組みして覆面が立った。倒れたままバルが反論する。
「それでは私利私欲の窃盗団と同じではないか……」
「馬鹿野郎! 私利私欲の窃盗団なんだよ、最初っから俺たちはな!」
「くっ……恥さらしめ……」
這いつくばったまま銃を抜いたバルだが、彼は顎を別の男によって蹴り飛ばされてしまった。
「そいつは空砲だろうが!」
その声がするが早いか。
激しい音がして銀行の窓が砕けた。シャッターが下りているにもかかわらず、である。
砕けたガラスを背に敷くようにして床に倒れた姿は……外にいたレオンではないか!
●ACTION!
ガラスの海に横たわっていたのはほんの一瞬、レオンはさっと立ち上がった。
「大したケガじゃない。激突の衝撃を殺すために背中に盾を敷いていたんでな! 伊達にウィンクルムをやっちゃいないさ」
レオンが立ち上がるとばらばらと硝子の破片が散る。たしかに彼は背に盾を用意していた。既にトランス状態でもある。おかげで多少は切り傷ができたものの、致命的な負傷はしていない。続けて、
「話が違うじゃないか!」
と声を上げながらガートルードがレオンを追い銀行内に飛び込んできた。彼女は左手にフライパンを握り、右手で金髪の少年……サンチェスの手首をつかんでいる。問答無用で連れてきたらしい。
「サンチェスさん! 君のところのボスは、こういう過激な手段はしないって話じゃなかったのか!?」
ガートルードに詰め寄られるサンチェスである。彼としても予想外の事態だったらしい。
「そ、それは……」
サンチェスはいささか口ごもるも、気を取り直しすぐに断言した。
「バル様は、一般の人を巻き込みそうな場面でこんな手を使う方ではありません!」
ええい、とサンチェスを放すと、ガートルードはさっと仲間たちを見回し声を上げた。
「すまん。シャッターがインカムの電波を遮断したらしい……中に声が届かなかった! 連中、デミ・オーガを用意して……」
とまで言いかけたところで、さっとガートルードはフライパンを両手で構えた。
「来るぞ!」
「さっさと片付けよーぜ!」
レオンはガートルードの一歩前に立ち、レイピアの先端をぴいんと指で弾く。
彼らを追って、割れた窓から次々と醜悪な小鬼が飛び込んできた。一匹や二匹ではない、ざっと十はいようか。いずれもシュウシュウと甲高い声を上げている。目つきが尋常ではないところからして、デミ・オーガ化しているのは明白だった。
だが勢いがいいのは最初だけ、先頭のデミ・ゴブリンはたちまち、レオンによって突き倒されていた。
「あれが裏切り者たちの『切り札』のようですね」
ぱっと片手をついて机を越え、歌菜は羽純に向かって飛んだ。
「羽純くん!」
羽純も心得たものである。左腕だけで歌菜を受け止めると、その唇を受けた。
「茜さす」
インスパイアスペルはただの言葉ではない。ウィンクルムの力を最大限に発揮するための鍵語である。たちまち超常なる力が茜色のオーラとなって場に満ち、彼と彼女を包み込んで一体化した。
羽純が放ったのは防護主体の光の輪、シャイニングアローであった。輝く光輪が彼の周囲を巡る。羽純に襲いかかる者があれば、その威力を身をもって知ることになるだろう。
軌を一にして、テレーズの唇が山吹の頬に接していた。
「全ては未来のために」
導かれるは光、光は力となり、力は戦う意志として結実する。
山吹が展開したのはチャーチだ。
「味方と客・銀行員のみ内部に出入可とします」
言いながら彼は、わずかのためらいののち、昏倒しているバルを一瞥して付け加えた。
「……それと、バラさんも」
その頃ジルベールも、ヒヨリからのキスを受け終えている。
「さあ、参りましょう」
ひとつひとつが手で握れそうなほどはっきりとした光の粒子が一瞬、二人の間を駆け巡り、やがてヒヨリとジルベールの体に吸い込まれていった。最終的にこの現象は、乳白色のオーラとなって安定したのである。
「あなた、サンチェスさんとおっしゃいましたわね?」
ヒヨリはサンチェスに駆け寄り、彼をしっかりと見上げて言った。
「あなたとバル・バラさんがデミ・オーガのことを聞いていなかったというお話……信じることにしますわ」
「それは絶対です! はい!」
「良い返事ですね」
と声をかけたのはジルベールだった。このときにはもう、彼らの周囲にもシャイニングアローが飛び交っている。
「あと、サンチェスさん……」
思いだしたようにヒヨリは言い加えた。
「バル・バラさんの頭の渦巻き、パンダの耳のようで可愛いですわね」
なんとなく、言っておきたかったのだ。
インスパイアスペル「皆を、護って」で覚醒したのは瑞希とミュラーだ。
「こういった武力行使はさすがに予想していませんでしたが……」
と瑞希は言うものの、戦闘のフォーメーションについては打ち合わせ済みだったため、迷わずミュラーと共に前に出る。
「やっと脱げる」
解放されたようにミュラーは両腕を広げた。長いトレンチコートが舞った。それはサナギが、古い皮を脱いで蝶になるところを思い起こさせる。
ミュラーのコートの下には鎧があった。
腰には長剣、『ブルーアンカー』と名付けられたカットラスもあった。
ミュラーは手慣れた動きで剣を抜き払い跳んだ。大鷲を思わせる力強い跳躍だ。彼は空中で右の指に握りをひっかけ、くるくると三回転させぴたりと柄を握った。そのときにはもう、彼の脇をすり抜けようとしたゴブリンは両断されている。
デミ・オーガ化しようがしょせんはゴブリンだ。いくら攻め寄せようとあっという間に返り討ちになっていく。だがここで、
「さて……来やがった」
へっ、と嬉しそうにレオンはレイピアを構え直した。順手で握った右手、肘を曲げてこれを頭の真横にすっと固定し、挑戦するように左手をまっすぐに伸ばす。右足を前、左足は後ろ、右の爪先で軽く地面を踏む。フェンシングの練習なら指導が入りそうな変則的な構えだが、このほうが実践向けだとレオンは体で覚えていた。
「あれがそうか」
ミュラーは言った。
レオンを吹き飛ばして銀行に叩き込んだ相手だ。
ごつごつした岩のような皮膚、いや、それは岩そのものかもしれない。身長は軽くミュラーの倍はあろう。丸太のように太い腕を持つ巨人だ。
「デミ・トロール」
ミュラーはフォトンサークルを展開する。用心するにこしたことはない。
あんなものまで用意できるというのは、教団マントゥール教団テューダー派というのが、決して侮れない勢力であるということの証拠であろう。バル・バラのようなタイプのほうがむしろ少数派で、本当はもっと残忍な組織なのかもしれない。
吠え声を上げデミ・トロールが突進してきた。銀行の床が揺れる。伏せている一般客たちが恐怖の声を上げる。
「もっと楽チンな事件になると思ってたけどな……」
レオンは構えの姿勢のまま、これを真正面から迎え撃つ。身にまとう冷ややかな蒼炎のオーラが、一瞬、大きく揺れた。
「だが、これくらいのほうがやりがいがあるってもんだぜ!」
デミ・トロールの拳。
風圧だけでレオンの髪が逆立った。
しかし衝撃はない。紙一重、彼はこれをかわしたのだ。同時にレイピアがしなった。
狙うは岩の肌の継ぎ目、脆い部分!
ぴぃん、と剣は、見事そのピンポイントに突き立っていた。深く。
さらに、
「これぞ正当防衛!」
ミュラーだ。彼の刃はトロールの硬い皮膚に喰らいついた。
並の刃であれば折れただろう。
されど剣は銘刀『ブルーアンカー』だ。
だがいかにブルーアンカーであろうと、ふるうのが並の使い手であれば弾かれただろう。
けれども彼はウィンクルム、フェルン・ミュラーだ!
ごりっと手応えがあり、刃はトロールに深い傷を与えた。
デミ・ゴブリンが片付くと同時に、二人のフォローにジルベール、羽純、山吹も加わる。
どうしてこれでなお抵抗できよう。
デミ・トロールが砕けた岩に帰すまでに、それほど時間はかからなかった。
●閉幕
「しまった……!」
ガートルードが慌てて周囲を調べている。そんな彼女を、
「仕方がありませんよ」
と慰めるのはテレーズだった。
「まさか最後にもう一波乱あるとは、思ってもみませんでしたもの」
デミ・オーガの襲撃は撃退した。これを使って強盗を成そうとたくらむ裏切り者たちは、デミ・トロールが倒れるのを目の当たりにしてたちまち戦意を喪失、へたへたとその場に座り込んで全員御用となった。(なお彼らは逃走用の車両を用意していたようだが、ガートルードがしっかりパンクさせていたので、逃げようとしても無駄に終わったことだろう)
けれどもバル・バラとサンチェス、そしてバル・バラに忠実だったテューダー派の構成員は全員、このどさくさに紛れて姿をくらませてしまったのである。
「まあ、いいんじゃないでしょうか」
歌菜が言った。
「なんというか、もっとも悪い人たちは一網打尽にできましたし」
「そう、それに」
瑞希はポケットから一枚、紙幣を取り出して見せる。
「盗られたの、これですから」
それは高額のジェール紙幣だった。ぱっと見、本物に似ている。
けれども手に取ってみれば一目瞭然だ。手触りがぜんぜん違うし、描かれた絵もでたらめだ。しかもご丁寧に『偽物です。使こうたらアカンで』と書かれているのである。ジョークグッズのニセモノだったというわけだ。
「これ、紙だから束になるとけっこう重いんだよな」
ミュラーが苦笑いした。
「運ぶバル・バラ一派には、お気の毒としか言いようがない」
羽純が言うと、これには皆笑ってしまった。
「ひとつ、心残りがあるんだよなあ」
ロビーの椅子に背を預けレオンがぼやいた。
「どうしました?」
と聞く山吹に、レオンはため息してみせる。
「いや、俺、副官のサンチェスに、『俺はバル・バラの遠縁の親戚だ』って大嘘ついちゃったんだよな。余裕があったらバルにもオレオレ詐欺を噛ますつもりだったんだけど……」
「それができず残念だったというわけですか?」
あいかわらず美人ママ姿のままジルベールが問うたが、レオンは首を振る。
「いや、まさかとは思うが……サンチェスが信じたままこれをバル・バラに伝えて、バルまで信じ込んでしまったとしたら……次会ったらどうしたもんだろう」
「次!?」
男性陣も女性陣も一斉に振り向いた。
次があるのか、ないのか…それはリクエスト次第だとか、掟破りのメタ発言でここは締めくくるとしよう!
さてヒヨリは一緒になって笑いながらも、なんだかすがすがしい気持ちにもなっていた。
今日、ヒヨリは普通の子どもを演じた。少なくとも、彼女が普通だと思う姿を。
率直に言って楽しかった。だから思う。
――クセになってしまいそうですわ。
依頼結果:成功
MVP:
名前:ガートルード・フレイム 呼び名:お前、ガーティー |
名前:レオン・フラガラッハ 呼び名:お前、レオン |
名前:ヒヨリ=パケット 呼び名:ピヨ |
名前:ジルベール=アリストフ 呼び名:ジルさま |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 桂木京介 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 冒険 |
エピソードタイプ | EX |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,500ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | なし |
リリース日 | 05月30日 |
出発日 | 06月07日 00:00 |
予定納品日 | 06月17日 |
参加者
- テレーズ(山吹)
- ガートルード・フレイム(レオン・フラガラッハ)
- 桜倉 歌菜(月成 羽純)
- 瀬谷 瑞希(フェルン・ミュラー)
- ヒヨリ=パケット(ジルベール=アリストフ)
会議室
-
2015/06/06-23:59
なんだかんだでギリギリまで調整してました…!おのれ、文字数っ!
瑞希さん、証拠固め凄い…!
外にはガートルードさん達が控え、中にはテレーズさん達の鉄壁防御に、
ヒヨリさんの説得!
頼もしい皆様と一緒ですから、何が遭っても大丈夫っって思えます♪
>ヒヨリさん
説得でこっそり頼りにさせていただきますっ
こちらこそ、色々拙い身ですが、宜しくお願いします♪
あらためまして、よろしくお願いします!
上手く行きますようにっ! -
2015/06/06-23:46
-
2015/06/06-23:46
-
2015/06/06-23:43
人質と説得についてで文字が一杯になってしまいましたが
なんとか提出してきました。
なんて頼もしい先輩方なのでしょうか。
みなさまがいれば、絶対大丈夫ですね!
>歌菜さま
いえいえ!とんでもないです。
こちらこそ良い案が出せず申し訳ありません;
今回は装備だけでなく行動も一般人なので
ご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします
-
2015/06/06-23:31
-
2015/06/06-23:17
レオン:
わー証拠保存までしてるー(笑)
たいしたものだな、皆。
あれから少しプランいじったけども、基本的にはああいう感じでプラン提出済みだ。
EXだからドタバタや皆の活躍をたっぷり読ませてもらうよ。
それでは、幸運を祈って! -
2015/06/06-23:14
更に遅くなりました。
プラン提出しました。
現行犯の証拠固めにこっそりと
ICレコーダーで録音&小型ビデオカメラで撮影をしてみました。
これで敵が喋った内容は一言一句記録に残せます。
後はその…皆さんの足を引っ張っていませんように。
-
2015/06/06-22:23
遅くなりました!
プラン提出済です。
文字数厳しかった…!
非常通報ボタンを押すのと、
一応、合図を決めておいて、インカムがない人にこっそり合図をする旨も盛り込みました。
う、上手く言い負かし出来るか…ドキドキです…!
そしてヒヨリさん有難う御座います!
装備の事、スコーンと抜けておりました!
何かありましたら、直前まで調整いたしますっ -
2015/06/06-22:01
遅くなりました。
流れ把握です。この方向でプラン作成してきますね。
まだ書いていないのでおおまかにですが。
事前は色々と下見。
特に人とは接しない予定なので偽名は入ったらで。
そういえば紋様はメイクスキルがあれば化粧でも誤魔化せるらしいのですが、特にスキルはないので素直に手袋していきます。
下見段階では全員別行動ですし、一応各自情報持ち寄って本部あたりで情報共有して作戦会議といれておこうかなと。
当日については以前述べた通りお客に紛れ込みますね。
待合場所などの人が多そうな場所に留まるようにして、お客と一緒に行動するようにしようかと思っています。
私と山吹さんとで礼法3、メンタルヘルス4、会話術4、接待5などがあるので、場の雰囲気調整を行う予定です。
武器は本と短剣なので荷物に入れて持ち込み、話し合いの流れ次第でトランスしてチャーチして篭城する方向です。
どのタイミングで行うのかよく分からない箇所についてはふわっと記載しておきますね。
お客側なのと耳付きインカムは持っていない事から、こちらはインカムはしない事にします。
インカム着用の歌菜さん達の様子や、外の状況から状況判断の予定です。
おそらく1階ですよね。なるべく窓側にいようかと。 -
2015/06/06-20:32
>レオンさま
ご返答と仮プランありがとうございました。
参考にさせていただきます! -
2015/06/06-20:10
あ、俺らのプランざっくり書くとこんな感じ―
具体的な方法とかは省いている。
(神人)
■事前に銀行内部・周辺施設と道路・最寄り警察を下見(手袋着用)
見取り図・地図を作成し皆と共有
事前に強盗計画の日時・場所・予想逃走経路を警察に伝える
■帽子・マスク・手袋で変装
■敵出現時
敵の数・配置をインカムで連絡
通報装置ない場合、最寄りの電話のある施設か警察に走る
精霊が敵と談笑する隙に逃走の足を破壊
■警察到着後
行内に連絡しトランス、警察に協力
(精霊)
■手袋で変装・武器・盾は大きめ鞄に
■敵出現時
神人の動きが目立たぬよう前に立つ
賊の見張り役に話しかける
バルや教団に関する情報引き出す
■敵撤退時
引き出した情報使い足止め
警察到着後アプローチで逮捕に協力 -
2015/06/06-20:00
レオン:
歌菜ちゃん達、ありがとうな!
やーやっぱり字数きつかったー!
仮プラン提出完了ー
「事前に強盗計画の日時・場所・予想逃走経路を警察に伝える」
はこちらのプランに入ったから入れておいた。
説得組で字数足りない人は削っても大丈夫と言うことで-。
【装備】
うん、外しておけば問題ないと思うぜ―。
また、夜に来るので、変更には対応するな。 -
2015/06/06-07:23
あまり相談に参加できず申し訳ありません。
レオンさま、配置の纏めをありがとうございます。
下見時の手袋と偽名の件、承知いたしました。
書き加えておきます。
【装備】
人質にとられながら防具を着けるのは難しそうなので
武器意外は、ほぼ私服で行くことになりそうなのですが
この場合、アイテム欄から装備を外した状態でプランを提出すればいいのでしょうか。
【行動】
私は落ち着きのない無謀な少女Hとして、銀行内をうろうろしながら様子を探ります
一般の方が人質にならないように、あえて喧嘩をうったりして目立ってみます。
ジルさまは相手の説得と
戦闘になった場合にシールドなどでお客さまを護る予定のようです
-
2015/06/06-00:26
羽純:歌菜の奴、慌てて色々忘れてるな…。
スキルだが、俺はいざという時の目眩ましに「シャインスパーク」と、攻撃反射で盾になるべく「シャイニングアロー」をセットしていく。
カウンターの中に居る事になると思うから、銀行員側の防御に回るつもりだ。 -
2015/06/06-00:22
レオンさん、配置の分かりやすい纏め、有難う御座います♪
私と羽純くんは、【13】で発言した会話中心のプランで文字数ギチギチになりそうなので、
銀行内での立ち回りは、皆様にお任せできたらなって思ってます。
武器は、私が2丁拳銃「カンケツセン」、羽純くんは魔法用に杖と、小剣「リーンの棘」を念の為持つつもりです。
(温泉水ぶしゃー!で、バルバラさんの髪の毛を乱したいとかなんとか←)
皆様、よろしくお願いします…!
>非常通報ボタン
「非常通報ボタンを押す」了解しました!
プランに記載、お任せくださいっ(ぐっ)
>下見と偽名
下見段階で、手袋着用了解です♪
私と羽純くんも一応偽名を名乗る事にしますね。
銀行員に扮する際は、眼鏡と髪型を弄って、変装するつもりです。
インカムは堂々と仕事用と見せかけて着用します。
>正面から来る
インカムでのご連絡はお任せください。
敵の退却時は、ガートルードさんとレオンさんにお知らせしますねっ。
えへへ、楽しくなってきましたね♪ -
2015/06/05-17:58
レオン:
遅くなってすまんな!
これまでの流れに異議なしだぜ―
やー、ライフビショップとロイヤルナイトの編成って正義や道徳を説くのに最強の組み合わせだな!
>配置
【銀行内】
■客に変装:
ヒヨリちゃん&ジルベールペア、テレーズちゃん&山吹ペア、瑞希ちゃん&ミュラーペア
■銀行員に変装:
歌菜ちゃん&羽純ペア
【銀行外】
■見張り:
ガーティー&レオンペア
ってな感じかな?
瑞希ちゃんところはそうだなぁ…俺らが外に回ると、
銀行内での近接武器の使い手が一組になってしまうから、
確かに、いざってときに動きやすそうなお客さん側が良いかもしれないな。
>非常通報ボタン
ああ…そうか。あるかもしれない。この銀行本当どこの地域にあるんだろうな(笑)
なんとなく今までの依頼の傾向から見るに、
・「タブロス市内」と明記していない限り、携帯電話は使えない依頼が多い
・その地域の文明レベルが書いていない依頼は、携帯電話の使用以外は現代文明に準じる場合が多い
な感じなので、それからすると、通報ボタンも固定電話もありそうだよな―。
うーんと、取り敢えず、下見をするなら装置の有無は事前に判明してるよな。
銀行員に扮する歌菜ちゃん&羽純ペアのどちらかに、「非常通報ボタンを押す」って書いてもらって、
念のため、俺達は「通報装置ない場合、最寄りの電話のある施設か警察に走る」って書いておこうかな。
歌菜ちゃん達、お願いしてもいいかな?
>下見
下見の段階でも手袋な。了解。
…事前の逃走予想経路も警察に伝えておく、なんと用意周到な(笑)りょーかいー
>正面から来る
大体怪しそうなのが入ってくるのはわかりそうな感じだよな(笑)
んじゃ、インカムで連絡入れるわー。人数とか配置もわかる範囲でな。
そちらも、敵さんの退却時は、知らせてくれると嬉しいな。
俺らは外にいる部下に話しかけて情報引き出しつつ、その隙に足(自動車か馬車?)の破壊を試みようかと。
>偽名
そういや偽名とか使う?
俺ら情報引き出し中は偽名を名乗る予定だ。
…あれ、「説得組じゃないなら俺らプランスカスカだな!」と思っていたが、キッチキチになりそうな予感。
中で、皆が言い負かしてる様子見て、「そうだそうだ!」ってはやし立てるのもすげー楽しそうだけどなー(・ー・)ノ♪
しかし、逆に言うとそれしかできそうにないので(笑)、外で色々小細工してるぜ。
現行犯なら私人でも逮捕できるから警察の逮捕に強力するかねー(ワクワク) -
2015/06/04-03:21
名前の件、返答ありがとうございます。
文字数足りなかったら名前だけに略そうかと思っていたので、少し気になりまして。
濁点で大丈夫そうですね。
>準備
ガートルードさんの仰っている警察や逃走経路も調べるに賛成です。
相手も準備期間のようですし、この間に逃走経路は目星を付けられるかもしれませんね。
となると、この時点で紋様を隠すだけでも変装はしておいた方がよさそうでしょうか?
ウィンクルムがよく出入りしていると伝わってしまうとまずそうなので、注意しておいた方がよさそうです。
>見張り
派手に行動を起こして宣伝を行う気があるかもしれないとの事ですし、こそこそとはこなそうですね。
歌菜さんに同じく、正面から乗り込んできそうな予感がします。
どういった配置や状況になるか曖昧ですし、柔軟に外での対応をできる方がいると心強いと思います。
>警察
銀行ですとカウンター下に非常通報ボタンがあったりもしますが、
特に記載もありませんし、ないと考えて対策を練っておいた方が安全そうですね。
警察には調べて置いた逃走経路予想なども伝えられれば、いい感じに捕まえられそうです。
携帯は不可かもしれませんが、固定電話ならあるかも知れませんね。
銀行がぽつんとあるのみの立地というのはあまりない気がしまして、近隣になにかしら建物はあるのではないかなと。
時間短縮的には、近所で電話を借りるのがその場からあまり動かずに済ませられるかなと思いました。
このあたりも準備の段階で電話を借りられそうか調べて置いたらやりやすそうかなと。
>作戦
平和的に済ませる、というのが全員共通の意思で大丈夫そうですね。
歌菜さんが【13】で仰っている流れで問題ないと思います。
捕縛も行い戦闘は極力避ける方向でいくのなら、
自分達で全部済ませるよりかは話を引き伸ばして警察の到着を待ち、協力して貰った方が安全そうかと思っています。
お帰り頂いた所を警察に取り押さえて貰うパターンですね。
外と中で連絡を取り合ってタイミングを合わせていければと。
殺生はしないとの事ですから、それなりに時間が掛かっても大丈夫そうかなと。
とは言っても、殺生はしないとは言っていますがそれはバルさんの意思なんですよね。
部下は一枚岩ではないようなので、遵守しない人もいたりするのかなと考えたりもしてしまいまして。
その辺りは少し不安要素かなと思いましたが、単なる考えすぎな気もしています。 -
2015/06/03-22:26
文字数に怒られたので、連投失礼します!
>見張り
バルバラさん達、どんな風に強盗に来るのでしょう…!
何だか正面玄関から正々堂々バーン!と来そうな気がしている私が。
外で見張って下さる方が居れば、来た時に合図して貰えたりとか、
店内に入って来ない部下達が居れば、その数とか動向とか教えて貰えるっていうメリットもありますよね。
逃走の足を潰せれば、捕縛に有利になりそうです。
そんな訳で、私は異議はありません!
>インカム
ガートルードさんの仰るとおり、銀行員ならインカムしてても大丈夫そうですよね♪
それでお客さんがインカム…について、考えていたんですが、
大きめマスクに帽子でカモフラージュ、アクセサリーとしてカモフラージュくらいしか思いつきませんでしたorz -
2015/06/03-22:25
バルバラさん、両方濁点で大丈夫と思いますっ
組み合わせると何かがきっと違うんですよ(ぐっ)
(とか言いつつ、細かい事は気にしてなかった系←)
わーい、皆さん有り難う御座いますっ!
(ガートルードさんに呼び捨てして貰えたっ♪)
バルバラさん達をギャフンと言わせちゃいましょうねっ♪
>準備
テレーズさんのご意見素敵ですっ
バルバラさんが『今から準備』と言っているのを聞いた人が直ぐ通報してくれたとして、
バッチリ数日時間はありそうな気がします。
是非やっておきたいです!
>目的
瑞希さんの仰るとおり、銀行の設備・備品を壊しても被害が大きくなるのは避けたいですし、
バルバラさんもサンチェスさんも憎めない…っていう、ヒヨリさんの気持ち、すっごく分かります!
なるべく平和的に行きたいですね!
>作戦
(ぶるぶる武者震い)よし、言い負かし作戦、がんばりますよー!(ぐぐっ)
テレーズさんの仰る通り、『なぜ銀行強盗が正義となるのか?』ってポイントですよね。
銀行員として怯えた演技をしながら、「何故こんな事(銀行強盗)するんですか」
と、まず聞いてみようかなって思います。
そこで『正義』とか『義賊』とかいうキーワードが出たら、
「でも、人質とか取って逃げる気なんでしょう? そして殺す気なんでしょう?」
と、殺生をしないという宣言を誘導したらどうかなって思いました。
「殺さないなんて信用できない!」と更に怯えてみせて、
『民衆の支持』を取ることに拘ってる所も引き出せたら、反撃(言い負かし)の好機となるかなって。
皆で上手に誘導して、バルバラさんにペラペラ喋って貰えたら、他のお客さん達も安心出来ますよね。
ヒヨリさんにトドメを刺して貰い、
そして、皆で『カエレ』コールできたらなぁ…と! -
2015/06/03-12:52
やあ、皆さん頼もしい。バルバラ大ピンチだな。
正式名称はたぶん「バル・バラ」でいいのかと思うが…。
>準備
下見をするというテレーズさんの案いいな!
できれば最寄りの警察とか、逃走経路とかも見られたら見ておきたいな。
>作戦
歌菜(照)…、とテレーズさんの案に賛成だ。
論客がそろっていそうなのですごく頼もしく見える。
チャーチも強力だな。
ヒヨリさんが人質になるのもいいと思う。子供に正論言われるのってグサッとくるよな。
>見張り
んーと、ちょっと考えたんだが、捕まえて警察に突き出す、なら、
銀行の外で様子を見張る役も必要だろうか…
この依頼の場所が分からないんだが、タブロス市内でないと携帯電話は使えないし、
誰か走って警察に通報にいく役がいてもいいのかな、と思って。
銀行内のメンバーが頼もしいというのもあるし。
あと、バルバラたちが銀行に入って以降、事情を知らないお客さんが銀行に入るのをとめる、とか。
銀行強盗ってことは、ふつうは逃走のための足を用意していると思うんだが、それを封じる、とか…。
私たちはそういう役に回ってもいいかな、と思ってな。
必要無さそうであれば、銀行内に回ろうと思うが。 -
2015/06/03-07:17
みなさま、いろいろな事をお考えになっていて本当にすごいです。
私も見習わなければなりませんね(尊敬の眼差し
>準備
テレーズさまのおっしゃるとおり
実際に行って銀行内を見せていただけると、当日動きやすそうですね。
>目的
私も戦闘をさけて平和的に解決したいです。
バル・バラさんもサンチェスさんも憎めない方のようですし、考え直してくださるといいのですけれど・・。
>作戦
子どもが相手だと一番油断すると思うので、必要があれば私が人質になってもよろしいでしょうか。
当日は話し方も普通の子どものように
「おにいちゃん、銀行強盗カッコワルイ!」などと言ってみようかと・・・
-
2015/06/03-00:40
こんばんは、瀬谷瑞希です。
パートナーはロイヤルナイトのミュラーさんです。
ヒヨリさんは初めまして。
他の皆さまにはまたお世話になります。
今回もご指導、よろしくお願いします。
一般のお客さんに怖い思いをさせたくないですし、
銀行の設備・備品を壊しても被害が大きくなるので
戦闘は避ける方が良さそうです。
再犯防止のために逮捕や身柄確保をしたいですね。
(でも保釈金払ってすぐ出てきそうです)
バル・バラさん達がお客さんを人質に取ったら
「卑怯者」や「義賊のする事じゃない」と非難できそう。
他には…まだ全然思いつかないです。
アドエピって難しいですね。
銀行員として潜り込むか
お客さんとして居合わせるか迷っている所です。
ミュラーさんが近接武器だから
お客様ロビーに居る方がいいのかな?
いざという時『カウンター乗り越えて』だと後手に回りそう。
-
2015/06/02-23:20
テレーズと申します。
パートナーは山吹さんです。
どうぞよろしくお願い致します。
ところですごく細かい事なんですが「名はパル。姓はバラ。続けて呼べばバル・バラ。」
とありますが、他の文も見る限り両方濁点で大丈夫、ですよね?(組み合わせると変わるのかと真面目に考えてしまいました)
>構成
なかなか珍しい構成ですね。滅多にないでしょうしお得な気分です。
防戦よりの構成ですが、今回の相手はオーガではなく人間なので逆にいい塩梅ではないでしょうか。
戦う場合は室内戦になる可能性もありますから小回りのきく武器とは相性がよさそうかと。
>準備
解説等を読む限り、まだ計画の日まで若干間があるとの解釈で大丈夫でしょうか。
でしたら決行日までに地図も含めて色々と準備を済ませてしまえればよさそうですね。
時間がある場合は、事前に銀行を訪れて実際に目で間取りの把握ができればより動きやすくなりそうかなと。
持ち物もこの間に隠す場所を検討しておけばよさそうと思います。
>目的
相手の人数が多そうな事を考えますと言い負かしの方が安全そうですね。
ただ銀行強盗を行っている時点で犯罪ですので、再犯の可能性もありますし捕まえてしまいたい気もします。
この辺りは撃退すれば成功との事ですし作戦次第でいいのではと。
>変装
トランスは同じく後々で問題ないと思います。
一応人間より精霊の方が身体能力は高いようなので、スキルが使えるだけでもかなり有利になりそうですね。
人間相手になりますがこの構成なら、特にスキルの使い方に気をつけなくてもやりすぎとなってしまう事もなさそうですし。
>作戦
歌菜さんの案いいと思います。
プライドが高いという事は自分を否定される事に弱そうですし。
それに義賊は銀行は襲わないですよね…。
この場合開き直られてしまうと面倒かなと思います。
一応、正義のを強調しているように見受けられるので、
口軽そうですしなぜ銀行強盗が正義となるのか?あたりを掘り下げて聞き出せればなと思います。
独自の考え方のようですし彼なりには筋の通った行動なのかもしれませんので、先に裏を取っておければと。
あとは殺生はしないとの事なので、早いうちに本人の口からその言葉を引き出せればと思います。
プライドが高い分、口に出した事は反故にしなさそうですしそれだけでも銀行内の人もそこそこ落ち着けるかと。
一応私達はお客に紛れ、危なそうなときはチャーチで篭城の方向で考えていました。 -
2015/06/02-22:23
私もいただいた内容で思い付いた事を発言させて貰いますね!
>見取り図
わあ、あるとすっごく助かります!
ガートルードさん、よろしくお願いします♪
>目的→銀行強盗の撃退
敵の数が分からない所がありますし、取り敢えず銀行強盗を阻止出来れば目的達成かなって思ってます。
『銀行強盗を撃退できれば成功』とありますし、
一般人の皆さんに被害が及ばないのが一番ですので、平和的にお帰りいただく方向がいいかなって思いました。
>敵戦力→バルバラ・サンチェス・その他大勢(教団兵)
そうですね、バルバラさんを退却させれば、一網打尽って思います!
>変装・トランス
事前のトランス化はしない、賛成です!
武器は銀行員に扮する人が、机の下などに隠しておく、または各自大きな鞄などに隠すので問題ないかと。
>作戦
えーっと、少し考えている事があるんです。
バルバラさん達は『義賊気取り』という事なので、『この銀行強盗は、義賊がやる事じゃない』と言い負かせられないかなって。
私と羽純くんは銀行員に扮する事を考えているのですが、銀行員の立場でこんな事を言ってみるとか。
「こんな事になって、銀行が潰れたらどうしてくれるんだ。仕事が失くなったら生活していけない」
「義賊が、正当な報酬を得ている一般人を苦しめるんですか」
「義賊は、市民のお金は盗まないものでしょう」
で、お客として潜んでいる方たちも、「私達が預けているお金を盗むなんて義賊じゃない」とお客の皆さんを煽動して、
皆で『義賊じゃない、カエレ!』コールをしてみるのはどうかな…って、薄ぼんやり考えました。
うっ…文字にすると微妙な気がしてきました…!
皆様のご意見もお伺いしたいですっ
>レイピア
うんうん、決闘を申しこめば、拒まない性格の方のように見えますよね。
意外と決闘で満足して、帰ってくれたりしないかなぁ…← -
2015/06/02-15:13
気になっていることをいくつか、書かせてもらうな。
>見取り図
事前に銀行の方にお願いして地図が入手できれば警備に役立つかな…とか。
これは私が申請しようかと思ってる。
>目的→銀行強盗の撃退
これは、言い負かして平和的にお帰り願えればOKなのだろうか?
それとも、捕縛して警察に引き渡すまでしたほうがいい?
>敵戦力→バルバラ・サンチェス・その他大勢(教団兵)
「その他大勢」の数が不明なのだよな…
バルバラが退却すれば、他のメンバーも退却してくれるとは思うが…。
>変装・トランス
手の模様からウィンクルムとばれないためにも、手袋は必須だな。
あと、あらかじめトランスしておくとオーラでウィンクルムとばれてしまうから、
事前のトランスはしないほうがいいかな。
銀行員に変装するのであれば、インカムつけてても業務用と思われて違和感がないだろうか。
パンダ耳インカムなら持っているが、パンダ耳付いていると変に思われるかな?(汗)
盾は大きめのスポーツバッグにでも入れるか、銀行員に変装するなら机の下に隠せばいいかな?
>作戦
あまりドンパチするのに向いた編成じゃないから、
言い負かしてお帰り願えるならそれが平和的でいいかと思うが…
その辺は私たちは全くノープランだったりする。(汗)
どなたか良い作戦があれば、乗っからせてもらうな。
>レイピア
レオンがレイピアを持っていく予定。
平和的にお帰り願えなかった場合、「貴様! 聞き捨てならん。決闘だ、表へ出ろ!立会人に部下も連れてこい!」
などと言えば、この性格ならのこのこ表へ出てくれるんじゃないかと…
ただ、レオンはスポーツのスキルは持っていないし、どこまで通用するかは謎なので、
平和的に解決ができればそれが一番かと思ってる。 -
2015/06/02-14:05
皆様、ごきげんよう、ヒヨリ=パケットと申します。
お会い出来まして、嬉しゅう存じます。
こちらはパートナーのジルベール=アリストフさまです。
どうぞよろしくお願いいたします。
まあ!本当ですわね。(ジョブ確認)
みなさまとご一緒なら、誰一人怪我することなく解決できそうです。
私はジルさまと一緒にお客さまに変装しようと思っております。 -
2015/06/02-13:55
-
2015/06/02-00:32
-
2015/06/02-00:31
桜倉歌菜と申します。パートナーは羽純くんです。
ヒヨリさんとジルベールさんははじめまして♪
テレーズさんと山吹さん、ガートルードとレオンさん、瑞希さんとミュラーさん、またご一緒できて嬉しいです!
皆様、よろしくお願いいたしますっ!
レオンさんのご指摘でジョブを確認して、おおっと!
護衛&回復チーム、いけるっ(ぐっ←
思いっきり楽しんでいきたいです!
銀行に潜んで迎え撃つ事になりますが、お客となるか、行員となるか…迷っちゃいますね…! -
2015/06/02-00:19
わぉ(笑)
ライフビショップ×3
ロイヤルナイト×2
回復部隊とその護衛って感じだな!
教会とか解放して回っても評判良さそう(笑)←何のゲームだ
とりあえず、ヒヨリちゃんたちははじめまして、他の皆は久しぶり。
詳しい話はまた明日だけど、楽しくやろうな! -
2015/06/02-00:14