プロローグ
●依頼です
「イベリン王立音楽堂のハルモニアホールが20年ぶりに再建されるというお話は聞いていますか?」
ウィンクルム達にそういって職員が声をかけた。
ハルモニアホールは、20年前の流星融合の際に大きく損壊してしまった物がそろそろ再建完了しそうなのだという。
そのため街にはもう、音楽家たちが来ており賑やからしい。
「さて、皆様もお聞きになっていると思いますが、そんな作業員や音楽家をオーガが襲撃する事件が報告されております。
そして、その裏には1人の不審人物の姿もあるとのこと。
今回、皆様には作業員の警備をしつつ、もしも可能ならば不審人物について調査していただきたいのです」
なるほどと、頷くウィンクルムに頷き返し、職員がはらりと資料をめくった。
「数多くのウィンクルム達が既に任務に当たっています、貴方がたには、そんな彼らとはまた違う場所をお願いしますね」
紹介されたのは、工事をしているとある一角。
体格のいい人ばかり集まっている場所だという。
「気をつけて行ってらっしゃい」
その時、ウィンクルム達は知らなかったのだ。
自分達を待ちうける運命を……。
●やってきたのは
「アラァァ、イイ男沢山ジャナァイ?」
それは、デミ化したゴブリンの魔法使い達だった。
「本当! アノ女ノ言ウ通リダッタワネ!」
「アタシ、アノ子ガイイワァ!」
おねえ言葉かよ! という突っ込みすらする時間もなく、貞操の危機も感じた者が我先に逃げ出した。
「サァアンタタチ、行キナサイ!」
わぁっと飛びかかって行ったのは40体は越えるゴブリン達だ。
見つかった瞬間に逃げだした人達は大丈夫だったが、小屋の中に居た者、気がつかない死角にいた者……。
20人が取り残されてしまった。
「た、助けてくれぇぇ!」
そんな所に飛び込んだウィンクルム達は、取り残された人達を助けつつもこのゴブリン達を退治しなくてはならない。
それに、先程言っていた「あの女」とは誰なのだろうか。
「サッアノ女ガ来ル前ニ捕マエマショ」
そんな声が聞こえた。
解説
ギャグ依頼っぽいですが、油断すると危ないのでご注意ください。
●敵
デミ化した魔法使い3体に、ゴブリンが40体。
魔法使いこそ強いですが、ゴブリン自体はとても弱く、半分切ると逃走を始めます。
魔法使い:3体
石つぶてによる攻撃と杖の殴打
今回はなぜか「(がたいの)いい男」を特に狙っており、マッチョ>細マッチョ>普通>細身となっています。
最終的に「男ならばだれでもいいわ!」状態になることも考えられますので、色々ご注意ください。
ゴブリン:40体
棍棒による殴打の攻撃を仕掛けてきますが、1体1体は弱く、20体を切ると逃走を始めます。
●取り残された人々
体格のいい男性、20人。
小屋や積み上げられた石材や木材、機材等に隠れています。
そのまま隠れてて貰うのか、それとも救助するのかお任せ致します。
●場所
ホールより少し離れた資材場。
小屋は30人程入れる広さ。
小屋の中に7人、石材の所に6人、木材の所に6人、機材の影に1人居ます。
小屋を中心に時計回りに石材、木材、機材があり、小屋に避難する場合は、5m程走らなければならない。
ゲームマスターより
よろしくお願い致します!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
芹澤 奏(ラム・レイガード)
☆到着後トランス 初トランス、初戦闘に緊張 「うわ、ラムさんみたいなのいっぱいスね…」 ☆避難班 石材側へ移動しつつ 「小屋に避難してもらうッス」と声がけ 男性を小屋へ誘導。二刀流を構え、6人の殿を 避難中、敵への攻撃は火の粉を払う程度 戦闘は近くの仲間に頼り、小屋への避難を最優先 「すみません、お願いするっス。皆さん、小屋まで持ちこたえて欲しいス!」 完了後は「石材班、避難完了っス!」 その後はまだ避難完了してないポイントへの応援へ マッチョメンの避難が全て完了したら、ゴブリン撃退 神人だが非マッチョ、石材や木材に隠れつつ奇襲狙う 無事に戦闘終えられたら 「ラムさん、大丈夫スか。髪振り乱して…般若みたいだったッスね」 |
ハーケイン(シルフェレド)
◆行動 敵の数も多いが避難させる人数もそれなりにいる 手順はこうだ 1.現場到着直後にトランス。二人で石材の方へ。シルフェレドは敵の足止め、俺は避難誘導に行く 2.小屋を中心に回って隠れている連中を回収 3.小屋周辺の安全を確保して中に隠れさせる 4.避難が終わったら小屋の入口を封鎖して敵に集中 小屋の封鎖は全員が入ってからにする 遅れた奴がいたら合流できるまで小屋の安全確保に動くぞ ◆心境 全員筋骨隆々と言った体型ではないな 一般人の方が狙われるかもしれん 早めに逃がしても小屋に匿うぞ 終わったら俺もシルフェレドと共闘だ 俺の武器の方が小回りが利く シルフェレドのフォローをする |
ショーン(ケイン)
ドキッ☆ゴブリンの筋肉襲撃事件とか色々やばい 明日の新聞の一面が危ないことなりそう 隠れてる連中にその場を動かないように指示してからトランス こっちが迎えにいくまで動いちゃだめだよ、貞操がピンチだよ 僕は避難担当 機材のとこに向かって作業員と合流 身を屈めててささっと移動すると目立ちにくいかな 僕、細いし、スルーしてくれることに期待 ケインがある程度ひきつけたら、急いで作業員を小屋へ誘導 ショーン、避難完了って声をかける その後はイレイスと合流 逃がさない方がいいよね、包囲する感じで戦列に参加 戦列を乱さない程度に弱ってる奴を狙う あの女、ねぇ…うーん、物証は厳しいけども情報は欲しいね 嫌味な女に使われてご愁傷様? |
終夜 望(イレイス)
うん、俺は戦闘班だ。 避難所として使う屋周辺でやりあうつもりだから、本格的な囮は他の人に任せることになるかな? でも、ゴブリン達の意識をこっちに向ける為小屋方面に向かって全力疾走、派手に立ち回らせてもらうぜ。 もしも他の人達の誘導よりも先に自分達で避難してくる人がいれば小屋周辺で遊……いや、待機してる兄貴に合図を出して、小屋まで誘導してもらうかな。 俺が狙われてるままならいいんだけど、魔法使いが狙ってきだしたら身を挺してでも護るぜ。 小屋のゴブリンが減ってきたら木材方面へ走ろうかな。 ……出来るだけ、誰も怪我しない様に立ち回れればいんだけど。 『だーかーら!サボってないで働けつってんだろこのクソ兄貴ッ!』 |
川内 國孝(四季 雅近)
・現場到着次第トランス:任務の為だが震えながら ついたな。ト、トランス…。 (ウィンクルムだから…ウィンクルムだから…)念じ ・避難班として行動。まず木材へ急ぐ ・木材に残された人々を小屋へ避難誘導、機材と合流出来そうであれば共に行動 ・体格が関係ないゴブリンには要注意で行動 ・避難者に怪我人が居た場合、避難者からの協力も求める。おぶってもらう等 ・避難完了次第「木材避難完了」等の合図を送る ・合図後小屋に待機し。上記に怪我人が発覚した場合、事前に用意してた簡単な救急セットで応急処置を試みる 風変わりな敵も居たものだな。…風変わりな精霊も居たか。(雅近を見つつため息 おい、助けに来たぞ!ここからの避難、誘導する! |
●飛び込んだ先に
「サァアンタタチ、行キナサイ!」
そんな魔法使いの言葉と共にわっと散り散りになったゴブリン達が人が隠れていそうな場所へ向かって行く。
「た、助けてくれぇぇ!」
「サッアノ女ガ来ル前ニ捕マエマショ」
恐怖に駆られた作業員達が、逃げるべきか、それともこのまま隠れているべきかと考えあぐねたその瞬間。
「助けに来たよ!」
ショーンの声に魔法使い達と、そして作業員達の時が止まったのがウィンクルム達にも分かった。
その隙を見逃さす、トランスをしたウィンクルム達が、それぞれ動き出す!
今回の作業場は、ほぼ終わりかけなのか、それともこれから資材を搬入するのか……それはどちらか分からないが、とにかくこじんまりとした所だった。
ゴブリン達の妨害さえなければ、そこまで苦もなく小屋までいけそうではあるが、そう簡単に許しては貰えぬだろう。
「こっちが迎えにいくまで動いちゃだめだよ、貞操がピンチだよ!」
命じゃなくて貞操と言う言葉に、作業員達にさらなる衝撃が走った。
そんな中、ゴブリンよりも先に我に返ったのはやはり魔法使い達である。
ウィンクルム達をねっとりと見詰めた後、三人が騒ぎ出す。
「アラ、イイ男ガ来タワァ!」
なんというか、ハンターだった。
ハンターの視線を持つ魔法使いの視線から逃れるように、ショーンがケインにと声を掛ける。
「じゃぁ僕は機材の方に行くね、足止め頼むね」
「うむ、足止めは任された」
機材の方へ踏み出す2人の前に、ゴブリン達がわらわらと寄って行く。
「俺達は石材に行くとしよう」
「ふむ、一対一よりは私に向いた状況だな」
この多さでは相当連携が上手くなければ、互いの邪魔になるだろうと冷静に分析したシルフェレドが小さく口元を吊り上げる。
(ハーケインの方に来た連中はまとめて薙ぎ払ってやろう)
トランスを終え、状況を把握したハーケインとシルフェレドが石材の方に向かうと仲間に伝えるのと同じくして、芹澤 奏が向かおうと足を向けていた。
初トランス……そして、初戦闘の奏は、緊張に少し身を震わせる。
「うわ、ラムさんみたいなのいっぱいスね……」
そんな軽口を叩けば、緊張が程良く抜けた気がした。
そんな彼とは違い、相棒のラム・レイガードといえば……。
「やっだ、ゴブリンちゃん達贅沢よぉ! マッチョメンは渡さないわよ!」
なるほど、ウィンクルムの中にもマッチョマン好きが居たようだ。
初戦闘なのは彼らだけではなかった。
急ぎ木材の方に向かう川内 國孝と四季 雅近の所もだ。
(ウィンクルムだから……ウィンクルムだから……)
震える体を、そう念じることでなだめようとしながら行ったトランス。
そんな神人の様子に、可愛らしいと口元に笑みを載せる雅近。
「ふふ、そう怯えなくても良い。これは強くなる為のものなのだからな」
視線が絡みあう。
すぐに逸らされたが、少々トランスに向けての意識が変わったようでもあった。
最後に残った終夜 望とイレイスは小屋にと向かう。
避難所予定の小屋にも数人いることを知っているのか。
魔法使いと数人のゴブリン達が其方に向かって行くのに、走りだした望が声を張り上げた。
「ほらほら、こっちにも好みの男がいるぜ?」
そんな望の後ろを悠々と歩いていたイレイスの瞳が細められる。
「アラ、アナタモイイ筋肉ネェ」
纏わりつくような視線に、背筋にぞわりとしたものが走ってしまうのも仕方ないだろう。
少なくとも小屋に向かう魔法使いがそちらに意識を向けたのは確かだ。
機材の所に居た魔法使いに、ラムが追いつく。
「アラ、アンタモイイ男ネ、デモアタシハアッチノガ欲シイノヨ」
ラムがHS・アーミーM6-38口径×2を構えた。
「マッチョメンが欲しいんなら、あたしを倒してからにしなさいよ!」
助けに……来てくれたんだよね……? と作業員達の中に一抹の不安がよぎったというのはまた別のお話である。
かくして、戦闘が始まったのだった。
●男達とゴブリンと
石材へ向かったのは、奏とハーケインとシルフェレドだ。
「早めに逃がさないとな……」
「言っておくが、私が守るのはお前だけだからな」
向かう道すがらハーケインが呟けば、シルフェレドがそう答える。
不満げな紫色の瞳が、じっと見つめるのにシルフェレドが肩をすくめた。
隠れている作業員達が気になるならお前が守れ、と。
「どうしても私と戦いたいなら、いつでも側に来い」
そんな2人のやりとりをききつつ、最初についた奏が作業員達に声をかけた。
「小屋に避難してもらうッス」
助けに来てくれたとほっと息を吐く作業員達をみて、ハーケインが瞳を細めた。
彼らに比べて、今回居るウィンクルム達はやはり筋骨隆々と言った体型ではない。
(一般人の方が狙われるかもしれん)
「行けるか」
その言葉に作業員達が頷いたのを見て奏がナイフと短剣を今一度確認した後に声を掛けた。
「すみません、お願いするっス。皆さん、小屋まで持ちこたえて欲しいス!」
避難が完了するまでは火の粉を払う程度に。
奏がそっと皆の殿を務めようと後ろに回れば、先頭をハーレインが、周りをシルフェレドが担うことになった。
走り出す彼らを追いかけ、魔法使いとゴブリンが動き出す!
質のいいスーツの上からも分かる、筋肉の香り。
魔法使いの視線が、野太刀「護国坊」を振り回すシルフェレドをロックオンした。
というか、こんな重量ある武器を振り回す人に、筋肉がないわけがない。
「ほぅ……私が気になるか?」
弾き飛ばされながらもまた飛び込んでくるゴブリンを相手にしつつ、そう問えば、魔法使いがにんまりと笑った。
「エェ、素敵ネェ!」
容赦なくまかれる石つぶて。
それを受けながらもシルフェレドの容赦ない横薙ぎにより、右往左往するゴブリン達を見た後、魔法使いが小屋に向かおうとしているのに気が付いたようだ。
どうせならば小屋に居るのを一網打尽にした方が、やりやすいかもしれない……。
そう判断したのか、魔法使いがさっと身を翻し、石材班を追いかけるように今度は小屋の方へ向かったのだった。
その頃機材へと向かったショーンとケイン、そしてラムは、主にラムが魔法使いの足止めを、ケインがゴブリンを蹴散らすという役割に自然となった。
「ほらほら、あんたの相手はこっちよぉ♪」
胸元の筋肉に視線を奪われた魔法使いを見て、ショーンは思う。
(ドキッ☆ ゴブリンの筋肉襲撃事件とか色々やばい)
明日の新聞の一面が危ないことなりそうだと、身を屈めささっと移動するショーンは、出来るだけ魔法使いの興味を引かぬようにと願う。
自分よりは、ラムの方が、そしてケインの方が好みにあうだろうか。
「邪魔だよ!」
ショーンの足元にわらわらと寄るゴブリンが振りあげた棍棒を止めたのは、ケインだった。
(マッチョ? 筋肉に反応するゴブリンとは面妖な……)
内心そう思いながら、その重い一撃を盾が受ける。
腕に響く鈍痛に眉を顰めつつ、もっと他のゴブリン達をも引き受けようと、腕や胸筋に力を入れて隆起し、アピールしてみた。
「こういう筋肉はどうだ?」
ケインのその努力は、残念ながらゴブリンには効かなかった。
効かなかったが、ケインと魔法使いを交互に見て、これも捕獲対象? と疑問の表情を浮かべている。
「アラ、素敵ナ筋肉!」
その言葉に容赦ない銃撃を受けながらも眼見する魔法使いが、ラムへの攻撃を疎かにしたため結果的に注意を引きつけることとなった。
切れた頬を拭い、ラムが魔法使い相手に疑問を向ける。
ここで何か情報を得られれば、それに越したことはない。
「あんたたち、マッチョ捕まえて何したいわけ?」
「ハーレムヲ作ルノヨ!」
その答えに、機材班に居た全員に戦慄が走る。
ここで敗北したら、色々な意味で人生が終わるに違いがなかった。
「誰かの差し金? あたしもお話してみたいわねぇ♪」
「ソレハ、アンタタチニ関係ナイワヨ!」
答えを得ることは今の所は出来なさそうである。
そんな中、魔法使いの指示を受けることが出来ないゴブリンの隙をつき、ケインが剣を薙ぎいてゴブリンを蹴散らし、活路を見出した。
一番先に小屋へ来たのは、石材班だ。
ライラックに弾き飛ばされ、殿を務める奏のマシュマローンの威嚇にゴブリン達が逃げ惑うのを、的確に野太刀が払う。
ハーケインを先頭に小屋に向かってくるのを見て、小屋を守る望はイレイスにと目配せをしようとして……ゴブリンにたかられることもなく休むイレイスを見つけてしまった。
意識を向けるために派手に動く望と違い、イレイスは静かに挙動を見守っているため(さぼりともいうかもしれないが)さほど目立たない。
とはいえ、危険にさらされる望を助けるためにピコピコハンマーがピコピコと主に魔法使いの頭に炸裂されているのだが。
「望、余所見をしていると危ないぞ」
「ちげぇよ! 兄貴、ドア開けて!」
そんな軽口を叩きあっていた望とイレイスだったが、いち早く場の空気が変わったことに気がついた。
「アラ、早カッタノネ!」
魔法使いのその言葉に、望がはっとそちらを見る。
しかし、丁度物陰になって良く見えないが、影からそれがドレスに身を包んだ女性だということが察せられた。
「手間取ってるのかしら?」
「ソウネ、チョット邪魔ガ入ッテルレド……、ヤルコトハ変ワラナイワ」
男性とは違う少し甲高い声が、女性だと決定ずける。
そんなやりとりの中、石材班が無事終了したことをハーケインが皆へと伝える。
「避難が完了したぞ!」
小屋のことは任せ、ハーケインとシルフェレドが木材班の元へと向かう。
「ホラ、アンタ達、一斉ニ行キナサイ!」
明確な言葉で示してしまえば、やはり対策を採られてしまうのは仕方がなかった。
2体の魔法使いが、我先にと好みを男を漁りに、残っていたゴブリン達を引き連れ木材班へと向かって行く。
それがわかったのだろう。
多少まごついているものの、このままウィンクルム達を蹴散らせると確信したのか、影がゆらりと揺れた。
「ウィンクルムの皆様、早めに切り上げては如何かしら?」
「切りあげるとでも?」
一番近くに居た望のその言葉に、くすくすと笑い声が答える。
「あら、でもお辛そうよ。それではご機嫌よう」
影が遠のいて行く。
追いかけるか、それとも……。
でも、まだここを動くわけにはいかない。
避難が終わっていないのだ。
●終りの時
「おい、助けに来たぞ! ここからの避難、誘導する!」
時を同じくして、木材班は國孝を中心に怪我人が居ないかの確認が終了し、機材班との合流も視野に入れつつ小屋に向かおうと足を踏み出した所だった。
「2体か」
やってきた魔法使いに國孝の瞳がすっと細められた。
魔法使い2体から放たれた石つぶてが、容赦なく國孝と雅近とそして作業員をも襲う。
「……ほぉら魔法使いー。俺もそれなりに鍛えているぞー?」
戦闘班として、魔法使いを引き寄せる心づもりだった雅近が、もともと出ている腹部をさらに強調して見せつけ隙を作ろうと声を掛けた。
「アラァァァ!!!」
2体の瞳がきらーんと光ったのに、作業員達を中心に戦慄が走った。
「風変わりな敵も居たものだな。……風変わりな精霊も居たか」
雅近を見て溜息を吐きつつも、いついけるかと頃合いを図る。
「んー? 手厳しいなぁ、俺はただ自分の気持ちに忠実なだけだぞ?」
皆を避難させようと雅近も出来るだけ自分に興味を向かせるために魔法使いに近づいて行く。
「アノ男ヲ捕マエナサイ!」
ゆらりと揺れる美しい白い羽根に、ゴブリンの視線が向く……流石に大量に来られてしまえば少々拙いかと思った所で、ハーケインとシルフェレドがやってくる。
それに気をとられたのを合図に、今度こそ走り出すのだった。
その頃、ほぼ木材班に戦力を割り振ったお陰で、ゴブリンしか来なかった機材班の避難は比較的楽だった。
物証はなくとも情報ぐらいは、と思っていたショーンとケインではあったが、比較的楽になったといえども、避難誘導がまだ終わらない。
わらわらと寄ってくるゴブリンがちょっと……いや、かなり邪魔になったもののそれらを避けながら小屋の付近までくれば、望がイレイスに合図を出す。
「やれやれ……」
仕方ない、とばかりにゆるりと作業員の手を引き中へ誘導するのを見届け、ショーンが声をあげた。
「機材班も避難完了したよ!」
「木材の方は……」
一度、魔法使い2体の石つぶてに隠れることを余議失くされた物の、加勢も来ていたため無事、小屋へと向かってくるのが見えた。
國孝が少し遅れる作業員の手を引き、雅近がそんな2人を守るように近づいてくるゴブリンにギルを叩き落とす。
ラムがまだ追いすがろうとする魔法使いの気を引こうとするが、なかなかうまくいかない。
「てめぇらの相手はこの俺だって言ってんだろうがっっ!」
その怒声に、はっと今まさに杖を向け攻撃しようとしていた魔法使いが視線を向ける。
うっとりとした視線が舐めるように見ているのに、見出された活路を走る皆に戦慄が走った。
色々な意味で危険すぎる。
「ラムさん……」
ついでに奏も何とも言えない表情でラムを見ていたが、銃撃を繰り出す彼を援護しようと短剣を魔法使いの背後から切りつける。
そんな彼らのお蔭で、皆が無事小屋にと辿りついた。
「こっちだ!」
木材班が飛び込んだ先で、小屋に居た作業員達がほっとしたように無事を確かめあう。
「これで全員だな?」
小屋の中で数を確認した國孝がほっとしたように息を吐く。
「じゃぁ加勢にいくか」
加勢にいく國孝がドアをあけて出た瞬間。
一番先に悲鳴を上げて杖を地面に落としたのは、ラムが主に対峙していた魔法使いだった。
奏の短剣が攻撃が当たり、とうとう地面に片膝をつく。
「ネェ、貴方……アタシノ彼氏ニ……」
「断るっス!」
視線があってしまった奏がそう口説かれるが、視線をそらしながらも即答する。
「ちょっとカナちゃんは渡さないわよ!」
ダメ押しのラムの銃撃にとうとう地面に倒れたのだった。
1体の魔法使いがそうして倒されたのを見ながらも、2体の魔法使いはそれでも吟味に忙しい。
吟味している2体を視界に収めつつ、ショーンが息を吐いた。
「囲めたらと思ってたけど、逃げた奴もいるみたいだね」
出来る限り囲みこみを行っていたものの、完全に囲みこむことは出来ずに数体、逃してしまっていた。
最初から全員で囲み込むか、同時に小屋に避難者を誘導した後に一斉攻撃でもして居たら別だったろうが、守る者がある中では上出来であっただろう。
ショーンが棍棒を振りあげる力もないゴブリンに剣を叩きこめば、その近くで同じように囲みこむケインが頷く。
もう手下のゴブリンもほとんどおらず、劣勢に追い込まれているのだが、欲望に素直になっている魔法使いは、その身をぼろぼろにしながらも果敢にも向かってくる。
とはいえ、戦闘を主に担っていたウィンクルム達にも、打撲や切り傷は多少出来てしまっていた。
「まぁ、あとは全力で潰すだけだな」
ハーケインがマンゴーシュを、シルフェレドと共に魔法使いに切り込みながら言えば、楽しげにシルフェレドも頷く。
自然と肩を並べ斬撃を繰り出す2人に、魔法使いがなぜかうっとりしていた。
「イイ男ガ、並ブノイイワァ!」
魔法使いの本能がダダ漏れしたうきうきした声が聞こえる。
望がハーケインとシルフェレドに加勢に行こうとした所で、小屋の近くで状況を見詰めているイレイスにと声を掛ける。
「だーかーら! サボってないで働けつってんだろこのクソ兄貴ッ!」
「……サボってはいないぞ。きちんとお前の頑張りを無言で応援してやっている」
すぐに自分を犠牲にしたがる望にフォローを入れるために、お兄ちゃんとしては見守らないとというのがイレイスの主張だ。
「応援だけじゃなくて働け!!」
「しょうがないな……」
なんだかんだ言いながら、短剣を取り出したイレイスに望がにっと笑う。
2人、同時にクリスナイフと剣を繰り出した。
時を同じくして、残されたもう1体にせまるのは國孝と雅近だった。
「さて、避難誘導も済んだようだし……そろそろ本気で斬りに行くかな」
にこりと微笑んだ雅近が、白い蛇の形状になった剣を向ける。
的確に敵を狙うその白蛇が魔法使いの体を捉えた。
「終わりにしようか」
「ハーレム……作リタカッタワ……」
すでにぼろぼろだった魔法使いが、その攻撃に耐えることが出来ずに崩れ落ちる。
●これで本当のおしまい
どさり、と音を立てて倒れた魔法使い。
本能に忠実だった魔法使いが全て倒れ、立つのはウィンクルム達だけだ。
「これで終わったか?」
それを確認し、皆が集まってきた。
「そうだな、お前が無事でよかった」
ハーケインとシルフェレドが視線を交わしあい、微笑みを浮かべる。
「一応調べた方がいいんじゃないか」
イレイスがそう言えば、皆が頷く。
望とイレイスを小屋の前に残し、他のウィンクルム達全員で辺りを探ってみるが、大丈夫そうだ。
「じゃぁ、皆を呼ばないとな」
望がドアに手を掛け開けば、中で身を震わせていた作業員たちが外に出てくる。
「ありがとうございました!!」
地面に頭がつく勢いでお礼を言う作業員達は、貞操の危機も去ったことにも喜んでいるようだ。
作業に戻って行く作業員達を見送ればウィンクルム達にも安堵が広がる。
ようやく終わったことが実感できたのか、奏がほっと息を吐き隣に立つラムをじっくりと見つめた。
「ラムさん、大丈夫スか。髪振り乱して……般若みたいだったッスね」
「カナちゃん、喧嘩売ってるの?」
ち、違うっスよ~とラムから逃げる奏に、皆から笑いが上がる。
それにしても……とショーンが辺りを見渡した。
「逃げたゴブリン達、襲ってこないといいんだけどな」
その言葉に望が唇を開く。
「魔法使いは全員倒したし、大丈夫だと思うぜ」
「嫌味な女に使われてご愁傷様? ってことか」
「何か証拠でも……なさそうだな」
ケインの言葉に、イレイスが先程女性が居た場所を見た。
「ここには何もないな」
「まぁ、とりあえず今は警備をしましょうか」
「あぁ、そうだな」
雅近と國孝の言葉に皆が頷き再び警備に戻ったのと時を同じくして、悔しげに眉を顰める女性が、そんなウィンクルム達の背中を睨みつけ呟く。
「今回は運がよかったのですわね」
ここは、もう使えないと溜息を零しつつも次のことを考えているのか。
立ち止まることなく女性が待ち受ける場所に向かって歩いてく。
ここが襲われることはなさそうだが、次なる事件が起こることは逃れられないようである。
「早く、ここで演奏したいなぁ……!」
作業員達が頑張っているその傍で、楽しげに楽器を持った少年たちが笑いあう姿がみえた。
先程の騒ぎが収まり、人々が戻ってきたようである。
ウィンクルム達の活躍によって、見事、今回の事件は大きな怪我人もなく無事、終わりを迎えたのだった……。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 如月修羅 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 05月06日 |
出発日 | 05月13日 00:00 |
予定納品日 | 05月23日 |
参加者
会議室
-
2015/05/12-23:59
やぁん、ギリギリに提出よぉ!
迷惑かけたけど、楽しかったわぁ
うまくいきますよーうに!(ちゅ) -
2015/05/12-23:57
雅近:
>ショーン
いやいや、大丈夫だ。あまり気にしないでくれな。
さて出発間近だな。ぷらんは提出済みだ。
皆、お疲れ様であった。成功を祈ろう。 -
2015/05/12-22:23
そして忘れてた。
漏れがあったんで削除したよ。
あとラムがなんか変形しそうな名前に変わったように見えたのは気のせいかしら -
2015/05/12-22:22
あやや、認識ずれてた。
ごめん、ひっかきまわしたね。特に雅近はごめんよ。
>戦闘班
ひきつけてる間はあんまり身動きとれないだろうけども、避難が終わったら、ケインは振り切るかじりじりと移動するかどっちかして合流するつもりだってさ。
自慢して言うけどこの面子の精霊の中じゃダントツで火力低いから、人に頼んないと厳しいだろうしねー。
>避難班
えっと、んで避難順は設定しとくっていう認識でいいのかな?
逃がす→他地点に移動、そっちの補助or小屋の守り固め
っていうのは問題ないのかなーって思ってるけども。
とりあえず、僕は避難終わったらイレイスの手伝いにまわるつもり。
>ゴブリンor魔法使いゴブリン
んー、どうじゃろね。
そこんとは気になるんだけども…とりあえず、積極的に近付いてきた奴を払いのける気持ちでいる。
んで、ケインには攻撃できる範囲で多くのゴブリンに斬り付けて貰って、そのままひきつけてもらおうかなーって。 -
2015/05/12-21:59
雅近:
ラムは纏め、かたじけない。
>戦闘班
うむ。やはりバラけてーの方が良いのかの?
ただ俺達(後ろ)では判断しかねる故、ここは皆の意見に合わせようと思う。
おんぶに抱っこのようですまない。
あとは……そうだな。どの敵へ対応するかは、俺も個人の状況に応じての認識だった。
何か誤解を受ける書き方であったならば申し訳なかった。
まぁ全体的に優先すべきが魔法使いと言う事だろうから、個人的にも優先的にしようかと思っていたが
ジョブ的にレベル的に難しいと言う指摘があれば、魔法使いは任せゴブリンへ対応するつもりでいる。
何かまた違う事を書いていたら言ってくれー。 -
2015/05/12-20:39
あ、でも兄貴が小屋に居るから小屋周辺のゴブリン狙って動くわ。
その辺片付いたら木材の方に走るって事で。
こんな書き込みしちまってごめんなー! -
2015/05/12-20:37
……思ったんだけどよう、戦闘班、別れるって言うか片方だけ狙わない方がいいんじゃねぇの?
多分、ゴブリン狙いで動くと魔法使いが遠距離で避難中の人達襲ってきそうだし……
かといって魔法使いを狙うとゴブリンが避難中の人襲っちまいそうだし。
別れるって言うか、どっち狙いで動く、みたいなさ。
俺は一応ゴブリンの方に向かって動かせてもらうよ、あんまり実力もないしさ。(レベル的な意味で)
んで、木材方面方向に走らせてもらうな。 -
2015/05/12-20:23
ラ・ムー
あと……こんな時間での意見で申し訳ないんだけど、
戦闘班の動きについて思ったことを言うわね。
個人的には戦闘班も最初はバラけて、石材、木材、機材に別れたほうがいいのじゃないかな、と。
正直、小屋と石材等の詳しい位置関係や、ゴブリンの初期配置などわからないけれど
個人的に↓なイメージ。
木材
小
屋
石材 機材
あたし達がどの方向から来て、ゴブリンがどの方向から来るのか不明だけれど
こうなると、戦闘班を一つに固めてしまうと他方向の敵は
万が一逃げるマッチョメン見かけたらそちら(避難班)に向かってしまうのでは、と思うのよね。
第一目標を「小屋への避難」に据えて、各ポイントに戦闘班&避難班で向かい
戦闘班がなるだけゴブリンを引き付けて戦い、その間に避難班が男たちを小屋まで併走。
どのポイントも男6人だとかが隠れていられる位だから、それなりに大きさはあると思うの。
戦闘班が派手に引き付け、脱いだりはだけたりしつつ、避難班はこっそりと5m全力ダーーーシュ!
(2人で石材向かう、って宣言なハーケインさんはこういう認識かしら?とも思いつつ)
……あくまで一案よ。図とかわかりづらかったらごめんなさい。
っていうか図の認識を間違えまくってたら教えてね☆ -
2015/05/12-20:06
やぁん、帰りが遅くなっちゃったわぁ。雨に濡れてあたしビショビショー!超セクシー!どんだけー!
奏「ラムさん黙れっス」
【戦闘:全員一丸?】
雅近(シンクロサモナー)
ラム(プレストガンナー)
ケイン(ロイヤルナイト)
ハーケイン(神人)
シルフェレド(ハードブレイカー)
望(神人)
【避難:それぞれに別れる?】
小屋(7人):イレイス(そのまま小屋護る)
石材(6人):奏
木材(6人):國孝
機材(1人):ショーン(避難完了後、戦闘に合流)
【敵】
魔法使いゴブリン×3
投石、杖での殴打。マッチョ狙いがち
ゴブリン×40体
接近戦殴打。半数切ったら逃走!?
【合図】
取り残された人たちに「そのまま待ってて」
避難完了したら「ショーン、機材避難完了!」等聞こえるように宣言
小屋に全員避難したら「避難完了!一斉攻撃ウェーイ!」←意訳
【可能であれば】
ゴブリン殲滅
あの女って誰よ!?
えぇと……ひとまずこんな所かしら? -
2015/05/12-19:22
石材の方は俺とシルフェレドで向かおう。
途中別の方面の者と合流したら、小屋まで協力すればより安全に避難させられるな。
-
2015/05/12-16:53
雅近:
……なるほど。トランスの件は少し心配し過ぎたか。
であれば……うむ。纏まっての戦闘の方が良さそうかの。
手間を取らせてしまってすまんなぁ……。漸く後ろ共々理解した。 -
2015/05/12-16:23
トランスの距離は確かに有限だけど、お互いを視認できる範囲なら問題ないよ。
小屋と各隠れ場所からの距離が5mってあたりから、どれだけ広く見積もっても戦闘範囲が50mを超えることは無いだろうね。
それでアウトになることはないと思うよ。
んでもって、戦闘班がばらばらに動くと、それだけゴブリンも好き勝手動けるようになる。
んーっと、例えていうとさ、バケツの水をひっくり返すじゃん?
そのとき、五人分の手をくっつけてる方が水を広範囲の水を防げる。
ばらばらにやっちゃうと、水がかなり好き勝手流れちゃうような感じかな。 -
2015/05/12-16:01
雅近:
……うむ?
どうも俺の言葉が足りないのと、少し把握違いをしている可能性がある。本当にすまない。確認させてくれ。
>避難
まず俺が戦闘班と言う事は変わりない。國孝は避難班の木材班だ。
ただ避難班の近くにはいた方が良いと思い
あくまでも木材付近での戦闘と言う事であった。避難は避難班に任せるつもりだ。
避難中に敵に襲われないよう別の方向へ引き寄せられればと言うのもあるが
トランス状態は時間も範囲も有限と聞いたので、神人の近くで戦うべきかと思った次第だった。
これは言葉を省き過ぎた、すまない。
しかし戦闘班は戦闘班で纏まって戦闘すべきだろうか……?
他にも把握違いがあれば指摘してくれー。 -
2015/05/12-15:23
んーっと。
雅近が避難班にいくのは人数的にも戦力的にもジョブ的よくないんじゃないかなーって思う。
向こうは全部で43体。
何体か抜けるのは想定済みとはいえ、大多数を三人の精霊と二人の神人で押さえ込むってのは正直厳しいと思うよ。
押さえ込む人手が少なければ少ないほど、さらに突破するやつが増えるのは間違いないし。
それに相手がゴブリンとはいえやっぱり数が多いわけだし、個人の負担も大きいもん。
イレイスはトリックスターだから射程的にも手数的にも、命中的にも取りこぼしにすぐ対応できるだろうけど、
シンクロサモナーの雅近には厳しいように思うよ。 -
2015/05/12-14:53
雅近:
>避難
おお、すまない。
「どこに行くか~」と言うのは最初に誰がどこに行くかの事で、今全体で振り分けてるものになる。
抜いたつもりだったが、削除しきれていなかったようだ。混乱させてしまったな。
ふむ。では木材の方の避難と共に機材の方の者も合わせた方が良いか?
人数も多くなる……と思ったが、石材の人数とあまり変わらんし半々になれば良いか?
あとは小屋の見張りか。
そう言えば書き込み忘れていたが國孝の小屋待機理由について
ウィンクルムにしても避難者にしても怪我人がいた場合簡単な応急処置くらい当たれんかと思った次第だ。
完璧な対応は出来なくとも最低限の事が出来ると良いのだが。
俺自身は木材の方の避難が終わり次第小屋の見張りかと思っているが
状況次第では石材へも迎えるようにしようと思う。ただトランスの範囲がどのくらい有限なのかが気になるなぁ。
まぁ石材も終わっていた場合は戦闘に入る準備をしようと思う。
>ゴブリンの逃避
ふむ。必ず逃すなとはしていないようだが、俺も出来る限り討伐したい。
囲んでの戦闘、俺は賛成だぞ。 -
2015/05/12-13:36
>戦闘
あ、そうそう。
僕は避難が終わり次第、戦闘班に合流するつもり。
ゴブリンは半数きると逃げるっていう話だし、囲んだ方がそこんところも阻止しやすいかなーって思ってたり。
火力はすずめの涙以下だし、あくまでも逃走の妨害になればいいかなくらいだね。 -
2015/05/12-13:33
ラムのセクシーショー来た!
あ、でも、踊り子さんには手を触れないようにしてもらわないと。
>避難
小屋:イレイス
木材:國孝、(雅近?)
機材:ショーン
そだね、僕も今の人数だったらバラけた方がいいと思う。んじゃ僕は機材にいくや。
誘導が終わった人は、他のポイントに合流してもいいし、ラムが気にしてる取りこぼしの相手に向かってもいいし。
後回しの方を狙われちゃうんじゃないかなーっていう懸念はやっぱりあるんだけど、一斉に逃がしたらそれはそれで守りにくいかなーってのも気になってる。
どっちを取るかで悩むとこだね。
機材に隠れてるのは一人だし、機材からちょっと近そうな木材の六人と一緒に逃がしちゃうのも手かも?
んで、えっと、ごめん。
雅近のいう戦闘班の中でもどこに行くか~っていうのは、取りこぼしが出たときに誰がどこに向かうかを決めとこうってことかな?
ジョブの相性的な問題も出てくるし、そこまでがっちり決めなくていいんじゃないかな。
取りこぼしが出た場合、そっちを優先する人が二人か三人ほど決めとくくらいが良さそう。
ケインは手数が多いけども、今回の面子だと前衛職が動くのはまずそうなんで救援にはいかない予定。
>合図
ラムがいう感じがいいと思う。
こっちが誘導するまでは動かずに隠れててって促すくらいがいいかなって。
機材側の避難が終わったら「ショーン、機材避難完了!」くらいに声かければ次も動けそうかなん。
総攻撃の合図は素直に避難完了の声かけすればよさそう?
>望
ごめんねー。
囮と戦闘班が一緒になるかどうかまだはっきりする前の宣言だったから、入れんの控えちゃったんだ。 -
2015/05/12-12:16
雅近:
>避難
あー……確かにそうかもしれん。(バラけて)
ラムの懸念は確かになぁ。うむ。
ではやはり戦闘班の中でも、どこに行くか決めた方が効率よく動けそうだが如何か?
俺は何処でも構わないがー敢えて「木材」の方へ向かおうか。
國孝も共に「木材」の方へ向かい、避難が終わったら小屋で待機させておこうと思う。
何か他に行動出来る事があれば助言もらえると助かる。
>合図
うむ。合図と言うよりは呼びかけの方が良さそうか。了解したぞー。
さて……出発前日になったな。
俺は時間ギリギリまで見れる故、何かあった場合はよろしく頼むー。 -
2015/05/11-22:21
ラム:
うふふふふ、はぁい、ラム脱いじゃうー☆
それで少しは引き付けられればいいけど☆人生で一回ぐらいモテモテ気分味わってみたいわぁ♪
それはさておき。
>避難
個人的には各ポイント(小屋、石材、木材、機材)それぞれにバラけて向かうのがいいのでは、と思うわ。
小屋の警備も必要だと思うわ。
相手は40体以上いるし、此方に完璧「マッチョ」さんがいないから
戦闘(囮)班が引き付けてても、取りこぼしだとか
順番に回ってるうちに後回しの人達が多少なりとも攻撃加えられないか、ちょっと心配に思っちゃった。
避難組の人数少ないようだったら、あたしも避難に回るわよ☆
あぁでも、小屋まで走る距離5mって……そんなに遠くないわよ…ね?
結構こじんまりとした感じかしら?
>合図
ウィンクルム的な合図に関しては…うぅん、特に絶対必要!っていうイメージは無いかな、とも…。
取り残された人が全員避難できた際、総攻撃をしかけるための合図とか
取り残された人たちに
「今助けに行くから動かないで!」的な声かけは必要かな、とかほんのり。
疑問系ばかりで申し訳ないわ。
えぇと、逃がすのはバラバラでなくて、順番に行こうぜ!でもまったくもって構わないから☆(ウィンク) -
2015/05/11-21:36
雅近:
>担当
戦闘:雅近、ラム、ケイン、ハーケイン、シルフェレド、望
避難:國孝、奏、ショーン、イレイス
この把握で間違いないか?
>避難
俺はその順で問題ないぞー。意見が変わればそちらへ従うのも良し。
ただ確かに小屋前に敵が居ないとも限らないなぁ
……折角戦闘班が多いのだ、小屋の警備へ割り当てるのも1つかな?
まぁ不要であれば不要で構わないぞ。
あと合図の件は不要そうか?まぁ俺も腹を出してるからなぁ!ははっ
個人で引きつける形の方が良いかな。
何か抜け、確認違いがあれば指摘してくれー。 -
2015/05/11-20:58
んー、俺の宣言がちゃんととられてなかったみたいだから追記しておくぜ。
俺は囮として戦闘に参加な。真っ直ぐ行ってぶっとばす、って感じの単純なノリだけど。
兄貴は……
(白いのがのっそりやってきて)
私はそんな弟が痛い目に遭うのをせせら笑いながら避難誘導、もとい自分は安全な所で見守るスタイルだ。
総意としてはバラけた人間を小屋に避難させるのだろう?
ショーンの作戦を使うのであれば、私は小屋の警備を行いたい。
(望が出てくる)
うんそれぜってー働きたくないからだろ兄貴。
……まあ、俺らは動くとするならそんな感じかな。兄貴を避難誘導に追い立ててももちろん構わないぜ。
-
2015/05/11-20:10
俺とシルフェレドも戦闘班、と言うより足止めと言う考えだ。
今個人的に考えている行動なんだが
1.現場到着直後にトランス。シルフェレドは敵の足止め、俺は避難誘導に行く
2.小屋を中心に回って隠れている連中を回収し、小屋に隠れさせる
3.避難が完了したら小屋の外に出て入口を封鎖
3の後はシルフェレドに合流するか、そのまま小屋を守るかはまだ考え中だ。
これは最初小屋周辺に敵がいない事を前提にしている。
いた場合はシルフェレドと一緒に動くことになるな。
シルフェレドを盾にして戦わせて、その後ろで避難誘導といった形だ。 -
2015/05/11-17:43
むむ、見直したらなんか言葉が足りないところあったんで追加。
>『担当決めなら…小屋の警備?護衛をする人と避難担当で分かれるか、各ポイントに分かれて避難を促すか』
前者は、小屋の護衛にまわる人以外が纏まって、順番に各地点と小屋を往復して避難させる。
後者は、各地点にばらけて逃がしに行く感じ。
うーん、なんか言っててわかりにくい気がするけども、これで伝わるかな -
2015/05/11-16:23
いけいけー、脱いじゃえ脱いじゃえー!(片腕をぶんぶん振り)
ラムさんのー、ちょっといいとこみてみたーい♪
>担当
戦闘:雅近、ラム、ケイン
避難:國孝、奏、ショーン
はっきり分かる限りじゃこんな感じ?
シルフェレドと望やイレイスも戦闘組に行くのかなーって思ってるけど、勝手に振り分けるのはあれかなと思ってノータッチ。
>マッチョメン
細マッチョ組の優先度が特別低いわけじゃないし、追いかけなきゃならないマッチョ組と手近な細マッチョ組なら後者を選んでくれないかなー的な期待かな。
ちょっとでも悩んでくれると万々歳?
石つぶて投げてくるわけだし、マッチョメン達と細マッチョ組が一緒にいたら間違いなくそっち狙いに行く気もするし。
>避難
うんうん、担当は決めておいた方がいいね。逃がす順番も決めた方がいいかな?
決めるんなら、一番遠い機材側から逃がした方がよさげ。
機材>木材>石材な感じ。
担当決めなら…小屋の警備?護衛をする人と避難担当で分かれるか、各ポイントに分かれて避難を促すかってところ?
これは避難班の人数次第かなー。
今まとめた人数から増えないんだったら前者、増えるんだったら後者でいけるかなーと思ってたり。
>あの女
っと、ハーケインが拾ってくれてたのにこっちが見落としてたや、ごめん。
「あの女」がマッチョメンたちの存在をゴブリンに促したのは間違いないんだけども、何が目的か読めないよねー。
絶賛暗躍中なブリアンヌ伯爵夫人っぽいけども。
正体についてはこの際、考えても仕方ないし、マッチョメンだけじゃなくてハルモニアホールもきちんと守るようのが無難? -
2015/05/11-12:37
ラム:
あらやだ!相談は明日いっぱいまでね。顔出し遅くなってごめんなさいっ
まずは、小屋に避難していただくで了解よ。
あたしは2丁拳銃持って戦闘班希望ね。
細マッチョではあるけれど、肌をガッツリ露出してるわけではないし
狙われるかどうか…だけど、一般人に被害及びそうになったら
おもむろに脱いで気を引いて見ようかと思うわ☆
カナちゃんは…普通体系だし、避難班かしら?
石材、木材、機材にあらかじめ分けておいた方がいいかしら?
避難が多かったら戦闘に回るもおっけぃよ♪
-
2015/05/10-18:11
雅近:
>取り残された者
うむ。取り残された者への対処は「避難」の方向で決まりのようだな。
皆の意見を見る限り俺は戦闘班向きか。國孝には避難班に向かってもらおうと思う。
>避難法
囮と言っても
敵の集中が「細マッチョ」の俺達より「マッチョ」の避難者の方に見向き易いだろう
避難する際は何かしら合図の上移動した方が良いと思われるのだが……どうだろうか?
まぁ……これは魔法使いに限っての話?のようだから、心配し過ぎならばそれまでになるのだが。
確認違いがあれば言ってくれ。 -
2015/05/09-23:55
最初に入っといて挨拶が最後になってた!遅くなってごめん。
ショーンとロイヤルナイトだけどあまり大事なところは守らないケインだよん。
>マッチョメン
バラバラに隠れられらてると、こっちも迂闊に動けないもんね。
ちょっと避けた先にマッチョメンがこんにちは、とかいやんな予感。
そだねー、避難班と戦闘班に分かれるとよさげ。
ハーケインの言うように小屋にマッチョメンを逃がすとやりやすいと思う。
どう守ればいいか分かるしね。
戦闘班には餌もとい囮にうってつけな細マッチョ組も混ざっておけばなおよし?
逆に避難班に細マッチョ組がいると、戦闘班無視して食いついてきそうだからよくないかも。
どの道、連中の数が多いし、戦闘班は多目にしといた方がいい気がする。 -
2015/05/09-21:05
よーっす、初めまして……で、いいかな?
俺が望で、ウィンクルムがイレイス、よろしくな。
俺の案は……って言われても、実はあんまり頭が良くないからなんともなー。(しょっぱい顔
でも、ハーケインが言ってるみてぇに小屋に集めちまう、ってのはいいと思うぜ。
やっぱり一般人に被害が出るのはどうかと思うしな。
そうなったら俺は囮役かなあ……。
体型的にも良い餌って程でもないと思うけど、目を引くくらいならできるかも。
-
2015/05/09-18:35
ハーケインとシルフェレドだ、よろしく頼む。
敵の多い依頼を受けてみたいと来たんだが……。
ゴブリンどもの他にこちらにも約一名要注意人物がいるようだな。
敵はあまり強くないとは言っても数が多い。
誘導と戦闘に分かれ小屋に全員を誘導してはどうだ。
隠れていても見付かる可能性もある。
逃がしても敵の数匹がそれを追いかければ対応が難しいだろう。
全員を守りつつ小屋に誘導し、一まとめにした方が守りやすい。 -
2015/05/09-17:37
雅近:
皆、初めましてかな?
俺は四季 雅近と言う。相方は川内 國孝だ。
俺達も初めての戦闘任務だが、全力を尽くすぞ。
おお、細マッチョ勢は結構居るのだなぁ!
俺もその1人、油断しないようにしないとな。
敵も多い中大変だが
やはり優先すべきは取り残された者の対処だろうか。
避難させるか、隠れて貰うか……俺は5m程走らなければならないくらいなら
避難組と戦闘組に別れて連帯すれば、避難させた方が良いのかと思っているがー……
うむ……敵の多さで難しいようであれば、隠れて貰うのも1案だろうか。難しいところだな。 -
2015/05/09-14:36
ラム
はーい、どーもー♪
芹澤 奏ことカナちゃんの精霊、ラムでーすっ!
皆よろしくねぇ
初めてのアドだから、あたしドキドキよぉ!
奏
「ラムさんうるさいっス」
うふふ、ムキムキだんすぃーを助けるために頑張るわ☆
見たところ、マッチョなウィンクルムはいない感じかしら?
細マッチョは…ハーケインさんにシルフェレドさん、
望さんに雅近さん…あとアタシってところかしら。
でも最終的に見境なくなりそうよね、ヤダあたしみたい☆
とにかく、油断禁物よね!
ジョブはハードブレイカー、ロイヤルナイト、
トリックスターにシンクロサモナー、プレストガンナー。
見事にバラバラ、良いバランスっぽーい☆
敵は多いけど、頑張りましょ♪