プロローグ
音楽堂の再建完成を間近にひかえ、盛り上がるイベリンの街。しかし、再建工事を妨害する不穏な活動が頻発していた。
A.R.O.A.からの依頼で、ウィンクルムたちはハルモニアホールの警戒任務にあたっている。一般人ではなくウィンクルムに警備を頼んでいるのは、一連の妨害活動にマントゥール教団が関与している疑いが濃厚なためだ。
マントゥール教団はオーガを神として崇拝する怪しげな宗教組織だ。彼らの考えでは人間はオーガの家畜であり、教団員は自分たちはオーガから特別に選ばれた存在なのだと信じきっている。
トランス状態のウィンクルムでなければ、オーガを倒すことはできない。ウィンクルムは再建工事がおこなわれているハルモニアホール周辺で、警備にあたっていた。
大型のコンテナトラックが、建設途中の工事現場に入ってきた。運転手は目深に帽子をかぶっている。
資材などを搬入するため、こういったトラックはよく工事現場に出入りしている。だが、このトラックが運んできたのは資材ではなかった。
トラックが止まると、四角いコンテナが重々しく揺れた。中からのそりと姿を現したのは、大型の人型モンスター。額には禍々しい角。デミ・トロールだ。その巨体は、4mはあるだろうか。
警備の依頼にきていたウィンクルムは、すぐに異常事態を察知して駆けつけた。
再建途中のハルモニアホールをうつろな瞳に映し、意地汚くヨダレを垂らすデミ・トロール。デミ・トロールは、岩石や金属を食べるのだ。このまま放置すれば、ハルモニアホールを壊して食べるつもりだろう。
一方、このとんでもない積荷をおろしたばかりのトラックの運転手は緊張のせいか、運転がおぼつかない様子だ。運転の態勢を立て直すのに手間取っている。このまま一般道路に逃げ込まれたら厄介だ。あいにく、カーチェイスができそうなスピードの出る車両は周囲にはない。トラックが工事現場敷地内に留まっている内に、なんとか決着をつけたいところだ。
デミ・トロールと大型トラックに、ウィンクルムたちは毅然とした眼差しを向けた。
解説
・デミ・トロール
本来は石だけを食べるのんきな性格のネイチャーモンスターだったが、デミ化したことで気性が荒くなり、また石だけでなく金属や肉までも食べるようになった。建造物さえも破壊して食べてしまうだろう。
頑丈で生命力が強い上に、再生能力を持つ。デミ・オーガの中では、かなり強い部類に含まれる。
・現場の状況
位置関係は、奥のエリアに音楽堂、中間地点に工事資材置場、手前に広い空き地スペース。空き地は道路に繋がっている。
現時点では、ウィンクルム、デミ・トロールとトラックの運転手は、全員空き地スペースにいる。
デミ・トロールはハルモニアホールを狙い、奥のエリアへと向かおうとする。
運転手は道路に出て逃げ切ろうとする。ただし、犯行のプレッシャーからか、運転の態勢を立て直すのに少々手間取っている模様。
・目的
デミ・トロールの討伐
運転手を生存状態で捕縛
音楽堂の破壊を防ぐ
ゲームマスターより
山内ヤトです!
防御力の高いデミ・トロールと、身体能力は人並みだけど卑怯な手段を使う運転手が相手です。それぞれのジョブの特徴を活かし、参加したウィンクルム同士で上手く連携や役割分担してみてください。ファイトです!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)
☆持ち物 縄 ☆運転手を捕縛 ・トランス後【ハイトランス・ジェミニ】に移行 ・【両手槍】を使いトラックのタイヤをパンクさせたと同時にエミリオに合図(運転手にこちらの行動を悟られないよう迅速に) ・運転手が気絶後縄で拘束、刃物など危険な物を持っていないかチェックする(※縄がない場合は運転手の上着を代用) ・万が一運転手が目覚めた時、自害しないよう口に縄(もしくは布)を噛ませる ・アイリスさんと共にトラックの傍で警戒 トロールがこちらにくる、第三者の介入等、不測の事態が起きた場合はすぐコンテナの中にいる精霊に知らせる ☆後方からトロールと戦う仲間を援護 【古文書ウィクネス】を使用し敵の弱点の箇所を特定、仲間に知らせる |
月野 輝(アルベルト)
再建しようとしてる音楽堂、頑張って守らないと 私達の役目はデミ・トロールを止める事 私に何ができるかしら ■行動 ・トランス後、オ・トーリ・デコイをデミ・トロールの脇から後方に向かって放ち、気を引けないか試す ・資材置き場でロープや持てる程度の金属や石材がないか探す ロープがあれば、多少でも足止めになればと資材置き場の入り口に二重三重に張っておく 好物らしい金属や石はトロールに向けて投げつける ・精霊達の戦闘の邪魔にならないように少し下がって弓で援護 「たいして効かないとは思うけど、気を逸らす事くらいはできるかもしれないわ」 ・精霊のMPが足りなくなるようならディスペンサ使用 ■戦闘終了後、A.R.O.Aに連絡を |
久野原 エリカ(久野木 佑)
心情: ……な?!(トラックからトロールが出て来たことに驚愕 ……驚いて固まっている場合じゃないな(剣を握る手が若干震えている 行動: 私達はトロール側につく。 引きつけ役として行動しようと考えている。 戦闘はバカ犬に全面的に任せるが、私も剣を振り回して気を引く側に回る。直接戦闘は難しいからな。 「バカ犬! そっちにキレてる場合じゃないぞ! ホールに行かれたらまずい!」(オーガ放った運転手にキレる佑に |
ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
トランス 今度はマントゥール教… 教団はあまり知らないけど迷惑な話ね ウィンクルムです、下がってください! 危ないので近付かないでっ!! 一般人が傍にいた場合はオーラや紋章を見せ被害が及ばぬよう呼掛け 関係ない人達を巻き添えにしたら大変だもの なるべくデミ・トロールが空地にいる間に精霊達で包囲をしたいわ 周辺の動きには注意 トラックやデミその他に何か異変があれば大声で皆に知らせる デミが資材置き場のモノを取ろうとしたり 包囲してる人達の体勢が崩れたら弓で攻撃 当たらなくても攻撃への隙が作れたらそれでいい もしトラックが一般道に出ようとしたら 手近な物をフロントガラスに投げて目晦まし…程度の足掻きはしてみるわ 人がいれば庇う |
アイリス・ケリー(ラルク・ラエビガータ)
自らデミ・オーガを運んでくるなんて…形振り構ってられないといった所でしょうか 近くに一般人が残っていれば空き地からの避難を促しつつ、トラックの対応に向かいます 短剣で陽光orマグナライトの光を運転席へ向けて反射 視界が眩ませて態勢を整えにくくし、足を潰すための時間稼ぎます タイヤがパンクしたらトランス トラックの正面に向かい、運転手の動向を注視 武器を取り出す、何らかの手段で荷台への脱出等の動きがあり次第、捕縛に向かった精霊達に警戒を促します 運転手を引きずり出したらトラックのキーを抜き、奪取を予防 トラックの荷台に運転手を隔離後、入口を警戒 異常があれば扉を叩いて内部に知らせます |
●唐突な襲撃
ハルモニアホールの再建を進める工事現場。そこに大型のコンテナトラックが入ってきた。その車両が運んできたのは資材ではなく、生きたデミ・トロールだった。工事中のハルモニアホールを見て、デミ・トロールは意地汚くヨダレを垂らす。
「……な!?」
その光景に『久野原 エリカ』は驚愕し、言葉を失い目を見開く。
「白昼堂々オーガを野放しにするとかイカれてるだろ……!」
怒りのせいで、普段は丁寧な『久野木 佑』の口調は荒くなっていた。
「……驚いて固まっている場合じゃないな」
エリカはまだ緊張しながらも、自分の武器の柄に手をかけた。
「再建しようとしてる音楽堂、頑張って守らないと。私達の役目はデミ・トロールを止める事」
『月野 輝』は現状や目的を改めて整理する。
「Ich kampfe mit Ihnen」
インスパイアスペルを唱えて『アルベルト』の頬にキスを。揺れる水面の輝きをまとったオーラに包まれる。
デミ・トロールを見て、『ラルク・ラエビガータ』はさらっとした調子で感想を述べた。
「なるほど、建物をぶっ壊すには打ってつけの奴だな」
『アイリス・ケリー』が冷静に分析する。
「自らデミ・オーガを運んでくるなんて……形振り構ってられないといった所でしょうか」
ラルクが同意するように頷く。
「連中も焦ってんのかね」
『ミオン・キャロル』と『アルヴィン・ブラッドロー』は即座にトランス状態へと移行した。
「選択の先へ」
赤い蝶と黄のオーラが交わり四散する。
「教団はあまり知らないけど迷惑な話ね」
ミオンは長い黒髪をパッと掻き上げながらそういった。状況的に、デミ・トロールを運んできた男はマントゥール教団員の可能性が極めて高い。
「絆を繋ぎ、想いを紡ごう」
通常のトランスからさらに、ハイトランス・ジェミニへ移行する。『ミサ・フルール』が『エミリオ・シュトルツ』の手の甲に唇を落とす。
ミサがまとうのは、舞う粉雪のような白い光のオーラ。
エミリオには、まとわりつく炎のような黒い光のオーラ。
対照的なオーラが、ウィンクルムを包む。
●即行の対応
真っ先にトラックに向かっていったのは、ラルクだ。
運転手が態勢を整える前に足を止めたい。そのためには、トランスを後回しにしても構わない。その心がけが最速の行動を実現させた。
手裏剣「グレイ・キャット」をトラックのタイヤめがけて放つ。飛び道具を使うため、対象近くまで移動して接敵する必要がないというのも、ラルクが迅速な行動とれた理由の一つだった。
「この精霊野郎が! なんてことしやがる!」
運転席からヤケクソ気味の罵声が飛んできた。効果ありだ。しかし相手は往生際が悪く、タイヤ一つが故障してもまだ強引に逃走を図ろうとしているようだ。
「そうはさせないよ!」
ミサの持つトライデント・テラーは、ハイトランスをしたことで本来の力に目覚めた。魔力の宿る三叉の槍。ミサはその強力な穂先をまだ無傷の別のタイヤに突き立てた。とても頑丈なはずの大型トラックのタイヤが、風船か何かのようにあっけなく突き破られる。
「緊急事態です。すみやかに逃げてください。ウィンクルムが対応中です」
一般人への警告の呼びかけをしながら、アイリスがトラック付近へと駆けつけてくる。
「猛き心を」
タイヤがパンクしたことを確認して、アイリスとラルクはトランスをした。
ミサは手早くエミリオへ合図を送る。運転手にこちらの意図を悟られると厄介だ。合図は迅速に済ませる。
エミリオは行動に移った。トラックの運転席側のドアから中に乗り込もうと試みる。
「!」
逆らうようなドアの取っ手の感触に、エミリオはかすかに眉をしかめた。ロックがかかっている。
「しまった。どうしようか……」
想定外の事態に直面し、ごくわずかなタイムロスが生じたが、エミリオはすぐに打開策をとった。彼は双刀「カイン&アベル」の柄をドアの窓に思いっ切り叩きつけ、ガラスを砕くことにした。
「うぉわあ!?」
運転手の野太い悲鳴が上がる。慌てて反対側のドアから逃げ出そうとするが、そちらにはすでにラルクが回り込んでいた。ラルクはシノビのジョブスキル忍法霞で煙とともに姿を消す。
「クソ、クソッ!! いったいなんだってんだ!?」
運転手は驚きと困惑の表情を浮かべた。男は忍法霞の詳細な効果内容をしらないのだろう。何が起きたのかはわからないが、精霊によって罠が仕掛けられたらしい。男はそう判断したようだ。車内で逡巡している。いや、ウィンクルムに囲まれたこの状況から、男が逆転するような小細工を弄そうとしているのかもしれない。
「不審な動き……。気になりますね」
アイリスは短剣「クリアライト」を軽く動かした。助手席側の窓ガラスを割るためではない。陽光を刀身で反射させ、運転手の視界を奪うためだ。
「ぐっ、目が見えねえ!」
男の手から、違法改造された強力なスタンガンが取り落とされた。
デミ・トロールの方に向かったメンバーの中では、アルベルトが一番素早さが高かった。デミ・トロールの行く手を阻むように、資材置き場と敵の間に入り込む。
続いてアルヴィンも最短距離で敵に近寄り、両手剣「サクリフィキウム」を構える。
輝はアヒル特務隊「オ・トーリ・デコイ」を放った。見た目はコミカルだが、囮効果があるアイテムだ。デミ・トロールの興味を引いたらしく、好奇心と残忍性の宿った視線がデコイの軌道を追いかける。その間、デミ・トロールは無防備になった。
「ウィンクルムです、下がってください! 危ないので近付かないでっ!!」
そう声を張り上げ、ミオンは無関係の者が傷つくような悲劇を未然に防ごうと努力する。トランスのオーラをまとい、手に紋章を宿した彼女は、どう見ても正真正銘ウィンクルムだ。現場周囲にいた作業員や通行人は素直にウィンクルムにその場を任せることにして、自分たちの身の安全を守ることに専念できた。
「んのヤロウ……!」
佑はトラックの運転手の方に猛烈な敵意を向けている。怒りにかられる佑に檄を飛ばしたのは、パートナーのエリカだった。
「バカ犬! そっちにキレてる場合じゃないぞ! ホールに行かれたらまずい!」
「……ハッ、そうですね! ホールを守らないと! まだ近くに残っている人がいたら、すぐに逃げてください! 危ないですからね!」
戦闘は精霊に任せる予定だが、エリカも剣を振り回すことで敵の気を引くつもりだ。護身用小刀「ライラック」を持つ彼女の手は若干震えている。それでもエリカは勇気を出して、前衛の精霊三人から少し後ろの位置につく。
アルベルトの位置を起点として、佑とアルヴィンがデミ・トロールを包囲するように左右に散っている。
「シンクロサモナーが三人、楽しい戦いになりそうですね」
佑とアルヴィンを横目で見ながら、アルベルトはかすかに微笑んだ。こんな状況で不謹慎だと自覚しつつも、同じジョブの精霊たちと共に戦うことに少し楽しみを感じているのも事実だった。
●勇敢に攻防
アイリスは状況を確認するためにトラックの正面に向かった。大きな車体の前に立つと潰されてしまいそうな威圧感があるが、タイヤがパンクしていることは確認済みだ。急発進したトラックにはねとばされる、といった危険性はまずない。
エミリオは、窓から手を入れてドアロックを解除する。運転手は強い光で視界を奪われていたため、エミリオは反撃されることなく楽にその作業を達成できた。
「忠告しておく。無駄な抵抗はやめた方が良いよ」
開けたドアから、エミリオは運転手を引きずり出す。
「俺に触るんじゃねえ! 汚れた紋章持ちがよぉ!」
運転手は口汚くウィンクルムたちを罵り、がむしゃらに手足を振り回して抵抗した。
エミリオは軽くため息をついてから、隙のない動作で一気に男の鳩尾を殴りつけた。ハイトランスした精霊の力は強い。エミリオは男に過度の重症を負わせないよう、力加減に気をつけた。
気絶した運転手を拘束したいところだが、今手持ちの道具に縄はない。資材置き場まで探しにいけば、ロープぐらい見つかるだろうが……。
「上着の袖を使って、縛れないかな?」
ミサは運転手の上着を縄の代用にすることにした。気候の関係で運転手が長袖を着ていたのは、ウィンクルムたちにとってラッキーだった。半袖の服なら、このアイディアは実行できなかったから。
ミサは男の口に布も噛ませておきたかった。男が目を覚ました時に、舌を噛んで自害を図ることを警戒したからだ。車内に放置されていた薄汚れたタオルを見つけて、それを猿轡の代わりにする。
危険物を隠し持っていないかは、ミサとラルクが二重にチェックした。ナイフと小型の催涙スプレーが見つかり、没収する。
アイリスはというと、トラックからキーを抜いていた。良い意味で抜け目がない。
気絶した運転手をトラックのコンテナに放り込み、エミリオもその中に入って見張り役につく。ミサとアイリスの二人は、トラックの外側の警備担当だ。
「それじゃ後はそっちに任せた。俺はデミ・トロールの方に合流する」
ラルクはシノビらしい機敏な動きで、デミ・トロールとの戦場に向かっていった。
トラックのそばに立ったまま、ミサは古文書ウィクネスを開き呪文を唱える。ミサの瞳に書の魔力が宿り、デミ・トロールの弱点を看破した。古文書ウィクネスの力を使うミサの支援で、デミ・トロールの岩のように頑強な守りは大幅に低下、元々低い回避はさらに下がることになった。
「再生能力がやっかいです。再生が追いつかないくらいの勢いで攻撃を叩き込みましょう」
アルベルトが仲間たちにそう告げた。
そしてシンクロサモナーのジョブスキル、ダブルハートを発動させる。白と黒の翼が背中から伸びていく。強大な力と引き換えに、発動中は意識の一部が支配される。完全に自我を失うわけではないが、綿密な連携プレイをしたり敵以外に注意を払うことは難しくなるだろう。アルベルトは戦意のおもむくまま、セイクリッドブレイドでデミ・トロールの足元をなぎ払った。
資材置き場の方から、魔弓「バチューン」の音の弾が飛来する。輝が放ったものだ。
本格的な戦闘がはじまる前に、輝は資材置き場で何か役立つものはないかと探していた。見つけたロープを足止め用に張り巡らせ、工事に不要そうなガラクタ金属や瓦礫を少し拝借してきた。いざとなったら、これをデミ・トロールに投げつけるつもりだ。
ミオンは敵の動向の警戒を重視した。何か異変があれば、すぐに大声で仲間たちにしらせようとスタンバイしている。魔弓「バチューン」を構えていたが、今はまだ攻撃する気はない。ミオンは弓を放つタイミングを慎重に見計らっていた。
デミ・トロールの下半身に、アルヴィンがウルフファングで猛攻をしかける。鋭い狼の牙がデミ・トロールの太った足に噛みついた。彼の狙いは、敵を走行不可にすること。デミ・トロールはそれほどスピードのある相手ではないが、この巨体で音楽堂まで走られたら厄介だ。
佑の振るう両手鈍器「ソウルシェイカー」が、デミ・トロールの体を激しく打ち据えた。攻撃後、すぐに飛び退って佑は柴犬の尻尾を振る。挑発しているのだ。デミ・トロールの意識をホールから逸らすことを念頭に置いて戦う。それが佑の作戦で、彼の挑発は成功した。
荒く生臭い息を吐きながら、デミ・トロールは近くにいる三人の精霊の中から佑をターゲットに定めて、その巨大な拳を無慈悲に叩きつけてきた。
巨体の攻撃で、周囲にもうもうと土煙が立ち込める。
「なっ!? バカ犬ッ、無事か!?」
土煙に向かって、エリカが叫ぶ。
精霊の包囲が一時的に崩れた。ここで、これまで攻撃の手を温存していたミオンが動く。魔弓「バチューン」でデミ・トロールに音弾を当てる。
「ゲホッ、ゴホッ……! エリカさん、大丈夫です。俺は……、まだ戦えます!」
苦しげに咳き込みながらも、佑から返事があった。ケガをしているが、意識はしっかりしているようだ。
挑発で注意を引く作戦はハルモニアホールを守るためには有効に働いた。しかし敵の注意を引けば引くだけ、挑発をした者は狙われるリスクが大きくなる。
ケガを負った佑は、よろめきながらもしっかりと立ち上がり武器を構え直した。誰かを守りたい。その思いと神人エリカの存在が、彼を支えているのだろう。
「よう。戦況はどんなだ?」
そこにラルクが参戦する。双葉弐式。手裏剣を両手で放つ。ラルクの狙いも、デミ・トロールの下半身だ。
戦いに一区切りがつき、デミ・トロールは己の傷が癒えるのを待った。だが、傷口からは赤い血がしたたるばかりで一向に治癒する気配がない。
「フ……、フゴォオーッ!」
憎しみと恨みに満ちた咆哮をウィンクルムたちにあげると、デミ・トロールの巨体はゆっくりと崩れ落ちた。
「これで倒したのか……?」
警戒しながら、エリカが仲間たちに問う。
「死んだフリってわけじゃなさそうね」
輝は離れた位置から、倒れたデミ・トロールを観察した。
「大丈夫。デミ・トロールは死んだわ」
ミオンは初歩的な医学の心得を持っている。再生が停止している傷の状態を見て、デミ・トロールは息絶えていると診断を下す。
「どうやら、あちらの戦いは済んだようです」
トラックの警戒役をしていたアイリスが、ミサに話しかける。
「良かった! 私も皆の役に立てたみたいで嬉しいな」
古文書ウィクネスを携えたミサが、柔らかな笑顔を浮かべた。コンテナの中にいるエミリオには、ミサが状況を報告した。
●善戦で終幕
デミ・トロールは本来なかなか侮れない強敵なのだが、それ以上に今回集まったウィンクルムが強者揃いだった、ということだろう。トロールの生命力と再生能力を上回る精霊たちの集中攻撃は圧巻だった。
デミ・トロールの暴食と破壊の行進は、ウィンクルムたちの連携と猛攻撃によって、空き地スペース内で喰い止められた。ハルモニアホールだけでなく資材置き場への被害もゼロだったのは、素晴らしい結果だ。
これだけの事件が突然起きたにも関わらず、一般市民へのマイナスの影響が最小限に抑えられた点も注目に値する。アイリス、ミオン、佑が周りの安全を考慮した行動をとっていたおかげだろう。
佑はデミ・トロールの攻撃で負傷していた。命に別状はなく、手当をすれば冒険や日常生活に何の支障もなく復帰できる。戦いが終わった今は、無理をせず体を休め、エリカから応急処置を受けている。
「まったく、無茶なことをして。このバカ犬!」
「ごめんなさい、エリカさん! でも俺、どうしてもハルモニアホールを守りたくて……」
「……佑」
ハルモニアホールを守りたい。そう口にした佑の表情は素直で明るくて。そこにデミ・オーガや運転手に対して見せたような、荒々しい凶暴さはまったくない。
「守る、か……」
佑のケガを清潔な布で抑えながら、エリカがポツリとつぶやいた。
戦闘終了後、輝はA.R.O.Aに連絡を入れていた。デミ・トロールの死体や捕縛した運転手はまだ残っている。これでアフターフォローも万全だ。
「思いのほか早く勝負がついたから、準備はしたけど結局実行しなかった案もあるのよね」
投擲するつもりで集めた金属や石は、使うタイミングがこなかったので、元の場所へと戻しておいた。それに輝は、長期戦にもつれ込みアルベルトのMPが枯渇した時に備えて、神人スキルのディスペンサをする準備もしていたのだが……。
「どうかしましたか? 輝」
輝の視線に気づいて、アルベルトが声をかける。
「なっ、なんでもないわよ? 気にしないで!」
そういって慌ててごまかした。
「順調にいきましたね。自己分析ですが、運転手が行動に出る前に光で視力を奪ったのが功を奏したようです」
手の中で短剣「クリアライト」をきらめかせながら、アイリスがいう。
実際、あの時の機転を利かせたアイリスの行動がなかったら、運転手はもっとしつこく卑怯な方法で、精霊たちに抵抗していただろう。
「たしか、あの男は改造スタンガンと催涙スプレー、ナイフを持っていたか。不意打ちでスタンガンやスプレーを使われてたら、ヤバかったかもな」
ラルクは少し感心したような表情で、アイリスの方を見た。
「関係ない人達が巻き添えにならなくて本当に良かったわ。音楽堂への被害も防げたし」
そういって、ミオンはホッと胸を撫で下ろす。
ミオンはかなり経験をつんだウィンクルムだが、彼女自身は戦闘は不得手だという自己評価を持っていた。自分の戦いぶりを頭の中で見返して、落ち度がなかったか探している。
「ミオン、どうした? 難しい顔して」
アルヴィンが近づき、ミオンの頭をポンポンと軽く叩いて、ニコッと微笑む。
「……ううん! なんでもないわ!」
アルヴィンの明るさで、ミオンの肩から緊張が抜けていった。
警察が到着するまで、エミリオは油断せずにコンテナ内で男の見張りを続けていた。トラックの外側には多くの仲間がいるので、外側の見張り役はもう充分そうだ。ミサはコンテナの中に入ることにした。
「エミリオさん。見張りお疲れさま。もうしばらくすれば、警察の人がくるみたいだよ」
「ああ、ミサ。教えてくれてありがとう」
ハイトランス状態になり高い戦闘能力を得た二人だが、今回の任務では補佐的ポジションで仲間たちのバックアップを担当する形になった。直接的な活躍ほど目立たないが、影で味方をサポートするのも重要な役割だ。
その後、A.R.O.A.職員とイベリン警察が現場に到着した。デミ・オーガの死体はA.R.O.A.の専門家に適切に片付けられ、運転手の男は警察に逮捕された。
ウィンクルムたちがちゃんと犯人を死亡させずに捕縛していたため、イベリン警察は男から犯行について詳しく取り調べをすることができるだろう。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:月野 輝 呼び名:輝 |
名前:アルベルト 呼び名:アル |
名前:アイリス・ケリー 呼び名:アイリス、アンタ |
名前:ラルク・ラエビガータ 呼び名:ラルクさん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 山内ヤト |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 05月03日 |
出発日 | 05月10日 00:00 |
予定納品日 | 05月20日 |
参加者
会議室
-
2015/05/09-23:59
-
2015/05/09-23:58
気にすんなー。
ところで、ここだけの話だが…俺はラルクじゃない。
ラノレクなんだ。
A.R.O.A.で書いた最初の書類で、字が汚かったから勘違いされてこうなったとかいう都市伝説を作ってみようかと思ってる。 -
2015/05/09-23:53
>ラルクさん
最期の確認と思って覗いたらありがとう
何か今回謝ってばっかりで…次は、次は頑張るわっ!
(なお、背後はあまりのやらかし具合にマントゥール教団がこの会議室にトレーラで乗り込んで破壊工作してくれないかなと切に願ってる模様) -
2015/05/09-23:53
-
2015/05/09-23:52
ラルクさん、ありがとうございます。
いよいよですね、頑張りましょう! -
2015/05/09-23:16
悪い、急用でごたごたしてて確認だけになっていた。
ミサ達の行動について了解。
捕縛に関しては
・足を止め次第、トランス
・俺は助手席側で忍法霞を使い煙幕の代わりにして、助手席側からの脱出を諦めさせる&撹乱
・運転席から引きずり出したら、すぐにトラックのキーを抜く
大雑把にはこんな感じか。
あとはそっちにあわせてる。
>ミオン
ん?自害そのものはあると思うし、余計ではないだろ。
いつもやり過ぎない範囲で細かいところまで目を向けてくれるんで助かってるぜ。
ありがとな。 -
2015/05/09-23:12
>久野原さん
お気になさらず
…私、名前まで間違えてたわ
本当に今回勘違いばっかりでごめんなさいっ! -
2015/05/09-22:29
……あまり顔出しできずに申し訳ない。
プラン提出した。
当日はよろしく頼む…… -
2015/05/09-20:47
-
2015/05/09-20:46
少し早めに帰ってこれたので顔出したのだけど……特に何もないみたい?
それじゃあ、今書いてるプランそのまま提出しちゃうわね。
皆様お疲れ様でした。成功すると良いわね。
>ミオン
スタンプ完成おめでとう!
可愛いわね、ハートのA!
アルヴィンさんのハート撃ち抜くのよね?(小声でひそひそ) -
2015/05/09-16:33
初めてスタンプ作ったのでぺたん
…「提出済み」って入れて貰えばよかったわ
とりあえずプラン提出よ
運転手さんについて余計な事を言ってしまってごめんなさい
成功祈って
-
2015/05/09-16:31
-
2015/05/09-09:05
更新忘れて、ミサちゃんの発言に気付かなかったわ……ごめんなさい。
でも特に問題はないかなと思うので、アルの発言そのままにしておくわね。
私達も今日はこの後夜まで顔出しできないと思うので。
仮プランはできてますが、修正できるとすれば21時過ぎかしら。
その時間になっても構わなければ修正入れるので、何かあったら言ってね。 -
2015/05/09-08:59
>エミリオさん
ええ、もちろんです。
自分の担当ではない部分に口出しは余計だったかとも思いましたので、使って頂けるなら幸いです。
考えるのは悪い事ではないと思いますよ。
先にも言いましたが、エミリオさんと同じ事は私達も考えましたし。
最初、輝が道路側を警戒しようかと言っていた中には、その辺の警戒も含まれてました。
警戒しといて、無駄だったなら「考え過ぎだった」と笑えばいいんですよ(にっこり)
>ALL
ああ、そう言えば僭越ながら、事が終わった後にA.R.O.Aへ連絡を入れる旨をプランに入れさせて頂きました。
連絡しなくても来るかもしれないとも思いましたが、運転手を引き取って貰わないとなりませんし、確実にと思いまして。
事後承諾で申し訳ありません。 -
2015/05/09-08:49
おはようございます。
いよいよ明日出発ですね、頑張りましょう。
まだアイリスさんのお返事聞いていないのに申し訳ないですが、これから仕事で帰宅が遅いのでプラン未完成のままは危険かなと思い、保険として先に仮プランを書き上げました。
運転手を拘束後のこちらの行動は昨日アルベルトさんがくださった案[会議室19番]の方向で書いています(運転手拘束後コンテナの中でエミリオが運転手を見張り、外でミサとアイリスさんが警戒)
何かあれば知らせてください、帰宅後(20時過ぎにはこれます)プランを修正します。 -
2015/05/08-20:51
>運転手の処遇
エミリオ:
やはり心配しすぎだったかな。
わざわざ依頼書に『生存状態で捕縛』って書かれていることが気になってしまったんだ。
こう書かれているのは『捕縛する際にやりすぎないように』って意味なんだろうとは思ったのだけど、ね。
ラルクは指摘どうも有り難う。
アルベルトも提案してくれて有り難う。
是非その案 使ってもいいかな。
言い出した俺が責任をもって運転手と一緒にいるよ。 -
2015/05/08-16:57
アルベルト:
>運転手の処遇
お二人の言ってる事、どちらも判ります。
エミリオさんが言ってる事は私もチラッと頭を過ぎりましたし、
ラルクさんの言ってる事も、メタな部分は除いても一理あります。
と言う事で、折衷案としてこんな案は如何でしょうか。
・運転手を拘束後、トラックのコンテナに入れ、エミリオさんが一緒に乗り込み見張り役
・コンテナの扉を閉め、その外側を神人二人が警戒
これなら銃や投げナイフ等で外から射撃する事はできませんし、
何者かが近づいてくれば神人の目に留まります。
大声で知らせれば、中にいる精霊にも伝わるでしょう。
教団員は人間ですし、精霊が一人付いてれば十分対処できるのではないかと。
見張り役をエミリオさんとしたのは、始末されるのではと考えてるのがエミリオさんだったから
ですので、お二人の話し合いでラルクさんがされても構わないと思います。
デミ・トロールの方は、最終的に精霊4人なら何とかなるでしょうしね。 -
2015/05/08-11:51
っと、漏れがあったんで削除した。
>運転手
デミ・トロールを倒す前に教団員をA.R.O.A.に連れて行くってのは反対だ。
自害はあると思うが、他の団員が乱入して始末ってのはないだろう。
今回、連中が取った手段と矛盾しすぎてる。
トラックでデミ・オーガを運んで下ろして逃げるっていうのが向こうの作戦。
それを監視して、失敗したら始末ってのはいろいろと無理がある。
わざわざ監視するくらいならこれよりももっと派手に、デカイ被害が出るような作戦にするだろうよ。
ましてやそこらへんを警戒し出したら、監視役が一人や二人ですむか、連れて行くのが一組・二組で万全かって話にもなってくる。
第一、過去のエピから見ても、この難易度で、解説で全く触れてないような事を仕込むマスターじゃない。
こちらが捕縛する時点で抵抗されることをしっかり警戒しとくべきだと思うぜ。 -
2015/05/08-10:29
>運転手を生存状態で捕縛
エミリオ:
確かに運転手が自害してしまう可能性も十分にありえるだろうね。
あと他に考えられるのは「作戦に失敗した運転手を他の教団員が始末する」可能性もあるんではないかと心配している。
まとめるとこんな感じかな。
・運転手が一般人(いた場合)もしくは神人を人質にとる
・運転手が自害する
・運転手が他の団員に始末される
当初の予定では運転手を気絶させた後ミサが人質を見張り、俺がトロール組の方へ合流するプランを立てていたけど、これらの危険性を考えると任務が終わるまで運転手をその場に拘束しておくよりも早々に本部に連れていった方がいいのではと考えているんだ。
もし運転手が狙われるとしたら俺達がトロールに集中している時が危ないと思う。
運転手を見張るプランを立てていたアイリスには本当に申し訳ないのだけど、運転手を気絶させた後 俺達が運転手をA.R.O.A.本部に連れていっていいかな? -
2015/05/08-07:51
皆さんありがとう
>運転手
運転手がマントゥール教団の人かは分らないけど
教団員は、ええっと…自分で命を絶ってしまう方が過去に何人かいた記憶があるので
猿ぐつわもした方が安全かも?
-
2015/05/08-00:09
>捕縛
こちらはトランス→ハイトランスに移行してからの行動になりますね(手持ちの槍がハイトランスしないと効果を発揮しないので)
エミリオさんが運転席側、ラルクさんが助手席側の挟み撃ち作戦ですね、了解です!
運転席突入後エミリオさんには運転手の鳩尾を殴って気絶させるようプランに書きました。
運転手気絶後は私もアイリスさんと一緒に運転手の見張りをしようと思っています。
>縄
やっぱり資材置き場に取りに行くのは時間が勿体無いですよね。
ならラルクさんが仰ったように今まで通りプランにアイテムを書いておいて、もし申請が通らなかったらミオンさん提案の服で縛る案を使わせていただこうと思います。
皆さん相談に乗ってくださってありがとうございました。 -
2015/05/07-12:42
>ミオン
えっと。どうして謝ってるの?(汗)
私が音楽堂側にいるものだって思い込んでただけで、ミオンが言うように回り込む必要があるかも
って言ったつもりだったんだけど、言い方が悪かったかしら。
責めてるように聞こえたらごめんね。
ハッキリ書かれてない事は色んな角度から考える方がいいもの。
謝る必要ないわよ。
>戦闘
とりあえず、「トランス後にデミ・トロールの前に立ちはだかる」って書いとくわ。
そのまま行けるにしろ回り込む事になるにしろ、これならどちらでも行けると思うの。
とりあえず何としてでも進行を止めないとね。
なんか私の行動どうしたらいいかで考えが迷走してたんだけど、
ミオンと同じく遠距離から武器で気を引くのと、好物らしい石を投げつけるとかしてみようと思うわ。
>縄
資材置き場にミサちゃん達が行くのは戦闘場所を通らないとだし時間もロスよね。
もし探した方がいいなら、私が行くけど。
ブルーシートなんかがあれば、簀巻にしておく事もできそうだし。
ミオンの服で縛る案の方が確実かなとは思うけどね。 -
2015/05/07-11:46
>捕縛
うちはタイヤをパンクさせ次第、助手席側に回り込むつもりだ。
反撃される可能性はあるだろうが、挟み込んでしまえばそう簡単には逃げられないだろう。
んでトランスだが、うちはタイヤを潰した後か捕縛後を考えてる。
一秒でも早く足を潰したいんで、そっちを優先したいんでな。
>拘束具
んー、ただの偶然で出くわしたってことなら無理だろうが、警備という名目で来て出くわしたんなら所持品に含んでもらえると思う。
マントゥール教団の妨害が考えられるからだからな、事前に準備してたという扱いになるんじゃないか。
無理だった場合でも、探しに行くのは時間的にも状況的にもよくない。
保険としてミオンの案も混ぜときゃいいだろう。上着を使うってのは良案だしな。
着てる上着をずらして袖口を縛れば簡単な拘束が出来るんで、縄を用意できればその上からも巻くくってすればいいと思う。
一応、捕縛後もアイリスには運転手の側に控えさせるつもりだ。
空き地なら、俺がそのままデミ・トロールの方へ向かっても充分視認は出来るだろう。
>ミオン
気にすんな、俺もよくやる。
むしろあれこれ確認しなおすいい機会になったぜ。 -
2015/05/07-07:26
>輝
重ね重ねごめんなさい
アルベルトさんが音楽堂とトロールの間に入るのをを起点として、囲む~みたいな感じにするので
行動の妨げにはならいと思うわ
>縛る
縄がなければ、運転手の服で一時的に縛るという手も -
2015/05/07-05:42
>[4]トラック側
アイリスさん、ラルクさん、よろしくお願いします。
一緒に犯人確保がんばりましょう!
私はハイトランスの槍の貫通効果でタイヤをパンクさせるお手伝いをしようかなと考えています。
了解です、ではエミリオさんにはタイヤがパンクしてすぐに動いてもらうようにしますね。
【不安な点:アイテムの申請】
ちょっと不安な点があるのでここで相談させてくださいね。
犯人を気絶させた後、【縄】で犯人を拘束しておきたいと思ったのですけど、
今回 敵も味方も全員空き地スペースにいる状態からのスタートですよね。
なので装備品以外のアイテムの申請はできないのでは不安に思っています。
そうなると中間地点の「工事資材置場」に縄を探しにいくか…なかったら拘束なしで私達が見張っておくか…犯人が何をするか分からないのでできれば縛っておきたいのですけど、むむむ… -
2015/05/06-23:43
>ミオン
どんまい!(笑)
音楽堂の方に回り込むというか……私達って、最初からホールの警戒任務の為にここにいるのよね。
だから元々音楽堂側にいるんだと思っていたのだけど。
それだと回り込まなくても、駆け付けた時点で自然と間に立ちはだかる形になるかなって。
ミオンの認識だと、デミ・トロールの方が奥で、私達が外側(道路側)なの?
それだと確かに回り込む必要があるわね。
どちらの場合でも大丈夫なようにプランを書く必要がありそうね。
デミ・トロールを攻撃する時は、まず足元を狙ってみてはどうかしら。
サモナーは命中あまり高くないし、体長4mだと、狙えるのはまずそこしかないかなと思うのよね。
で、再生能力が追いつかないくらいの火力で攻撃を叩き込むしかない……わよね、たぶん。
私の行動なんだけど……広場の道路側へ行って警戒しようかなと思ってたわ。
トラックの運転手、どうも姑息で卑怯者みたいだし、どんな手を使ってくるか判らないから……。
今回はアルの火力が必要だから、ハイトランスはしない予定だし。 -
2015/05/06-21:46
あぁ、ごめんなさいごめんなさいっ!
また勘違いしてたわ…
>輝
【7】了解よ。
資材置き場までデミ・トロール行くと
その辺の資材を放り投げたりして音楽堂に被害がでるのが心配なので
空地で足止め出来たら良いなぁと思うわ。
ええっと、アルベルトさんがトロールと音楽堂の間に周り込むって認識あってるかしら?
それならアルヴィンには最短距離でトロールに向かうよう頼むわね。
「回り込む」って表現が正しいか分らないけど…分かりづらかったらごめんなさい。
私は、一般人の人がいたら離れるように呼びかけるのと
剣じゃなくて弓でトロールの気を逸らそうかなと今の所考えてるわ。 -
2015/05/06-18:31
(誤字があったので一度削除してます。ごめんなさい)
デミ・トロールは一体って認識でよさそうね。良かった。
それじゃあ、シンクロサモナー3人でデミ・トロールの相手をしてる隙に、
ミサちゃん達とアイリスさん達がトラックへ向かって運転手を確保って事で良さそうね。
運転手を捕らえたら、縛るなりなんなりしてからトロールの方へ応援に来て貰えれば助かるわね。
>デミ・トロール戦
アルには、ハルモニアホールとトロールの間に立ち塞がって貰うつもりでいたわ。
アルベルト:
「使用スキルはどうしようか迷う所ですが、今のところダブルハートで火力を最大にで行こうかと。
ただ、ダブルハートをまだ実戦で使った事がないので
『一部の意識が支配され目の前の敵しか目に入らなくなる』(ジョブスキルの説明より)
のがどの程度なのかが謎でして。
今回の場合は戦闘場所が広いのでそこは問題はないと思いますが、アルヴィンと佑さんには、私から少し離れて
左右に展開して貰うといいのではないかと思っています」 -
2015/05/06-18:00
久野原エリカだ。パートナーはシンクロサモナーの久野木佑。
はじめましての人は、よろしく……
>組み分け
今のところの挙手状況を見ると、私たちはデミ・トロール側についた方がよさそうだな。ジョブ的にも火力的にも。
ホールから注意を逸らせるように攻撃で気を引こうと考えている。(攻撃を加えた後に後退して見せるなどして) -
2015/05/06-11:05
アイリス・ケリーと申します。
エリカさんと佑さん、初めまして。他の皆さんは今回もどうぞよろしくお願い致します。
三人のシンクロサモナーと、テンペストダンサー、シノビ…火力勝負のジョブと手数勝負のジョブが綺麗に揃いましたね。
>デミ・トロール
過去の山内GMのエピでは、複数いる場合は数が明記されているか「○○たち」という表記になっていましたが
今回はそれがないので、私も一体だと思います。
>役割分担
私達はトラック側を希望します。
私もミサさん同様、完全に体勢を整えるまでにタイヤを潰せればと思います。
体勢を整えにくいように、他にも何か…昼であれば効果はあまり期待できませんが、運転席へ向けてライトを照射するなどもしてみるつもりです。。
武器のことも考えると…ラルクさんがタイヤを潰している間にエミリオさんが接近、パンクさせ次第飛び乗って確保の流れがいいでしょうか? -
2015/05/06-10:07
おはようございます。
ミサ・フルールとパートナーのエミリオさんはテンペストダンサーです。
どうぞ宜しくお願いしますね(両手でスカートの裾をつかんでぺこり)
>デミ・トロール
難易度と依頼書を読んだ感じ的に私は1体の認識でいました。
【頑丈で生命力が強い上に、再生能力を持つ。デミ・オーガの中では、かなり強い部類】の4mの巨体な敵が何体もいたら難易度は普通ではなく、難しい分類になるんじゃないかな、と。
もし複数いるとしたら輝ちゃんが言ったように精霊さん達全員でデミ・トロールを対処した方がいいですね。
>組み分け
私達もどちらでも大丈夫ですが、とりあえず今は【トラック側】の方に挙手しておきますね。
トラック側で動くなら、私とエミリオさんでトラックのタイヤをパンクさせて逃走手段をなくした後、運転手さんを気絶させて捕縛しようかなと考えています。
犯人確保後トロールの方に合流しようかな、と。
以上です。
何か問題点がありましたら教えてくださると助かります。
仕事の休憩時間が終わるのでこれで一旦失礼しますね。
本日の帰宅は19時以降になります(お辞儀) -
2015/05/06-08:49
おはようございます。エリカさん達には初めまして。
私は月野輝、パートナーはシンクロサモナーのアルベルトです。
他のみんなはいつもお世話様。皆さん、どうぞよろしくね。
ごめんね、まず確認しておきたいのだけど、デミトロールって一体、よね?
デミとは言え、4mの巨体が四体もいたら、さすがに運転手まで手が回らないんじゃないかと……
四体いるのなら、精霊4人どころか精霊全員でデミに当たらないと無理かなと思うわ。
運転手確保は神人の役目になるかしらね。
デミが一体の認識で良いなら、精霊3人がデミトロールの相手、
精霊二人は運転手を止めて、神人はそれぞれのサポートがいいのではないかなと。
どちらにしても私達は、デミトロールの相手の方が向いてるかしら。
おそらく、この中では一番火力があると思うし。
運転手を止める役目も、それはそれで何とかするので、どちらの役目でも大丈夫よ。 -
2015/05/06-06:57
相談のあるアドではジェシカさん初めましてね
あとは見知ったメンバーで心強いわ
よろしくお願いします
今は全員、空きスペースにいるのね
・デミ・トロール4体を押える組と
・運転手を確保する組…1組+α(神人で望む人がいれば)
くらいで別れたらいいかなと思ったわ
1組でトラック止めるのは厳しい…かしら?
私達はトロールの方がアルヴィンの相性がいいかしら
シンクロサモナーが3人いるので火力十分という事だったらトラック側でも、どちらでも大丈夫よ
私はどちらにせよ正面から戦わないでサポートに回ると思うわ
装備もスキルも恐らく今と変更はなさそうね。