


●ウホッ
『ウホウホッ!
ウホウホウホホホ。ゴリィ。ゴリ。ウホウホホ、ウホウホウホ。
ウホウホ、ウッ、ウホッ!ウホホォィ!ウホイイオトコ!ゴリゴリ。
ウホウホ、ゴリ。ゴリ、ウホウホ、ウホッ!!ウホウホ、ゴリ、ウホウホ!!!
ムホ、ウホ、ゴリ、ウホホ、ウホォ!!ウホィ、ウホ、ウホホ、ウホウホ、ウホォ!!!』
●ウホイ
自宅の郵便受けに突っ込まれていたチラシの意味が分からなさすぎた。
読めるんだけど、なんていうか、共通言語でおkって言いたくなるようなシロモノ。
分かるのはとりあえずゴリラなんだなってことだけだ。ゴリラの写真が印刷されてるし。
しかし、君はこれがオープンしたばかりのゴリラ・マスター・パークの宣伝なのだろうと推測できた。
それというのも、街で「とてもゴリラだった」「新世界のゴリラに俺はなる」「ここのおかげで、ゴリラへの道が拓けました!」という気になる評判ばかり耳にしていたのだ。
誰も詳しいことを教えてくれなかったというのも、君の興味を擽った。
蛇が出るのか鬼が出るのか魔物が出るのか。いや、ゴリラが出るんだろうけど。
頭の中でスケジュール帳を広げ、自分とパートナーの都合がいい日を検討していると、突然電話が鳴った。
チラシを片手に受話器を取ると――
「突然すみません、A.R.O.A.です!テーマパークにデミ・オーガが出たんです!討伐に向かっていただけませんか?」
テーマパークにオーガ!
それは一大事だと、君はすぐに了承する。
パートナーは一日中家にいると言っていたし、緊急の任務は積極的に受ける方針だ。
「ありがとうございます。人が多い場所なので、至急現地に向かっていただきたいんです。
場所は郊外に出来たゴリラ・マスター・パークです」
……ん?


●目標
デミ・ゴリラ×3の討伐
普通のゴリラに怪我をさせないこと
ゴリラになること
●ゴリラ
デミ・ゴリラ×3
ものすごい力だよ!結構素早いよ!ゴリラだよ!
普通のゴリラよりもウィンクルムを優先して攻撃してくるよ!
こまけぇことはいいんだよ!
ゴリラ×いっぱい
デミ・ゴリラたちが仲間なのか敵になってしまったのか判別できない模様
普通の説得は通用しません。人語のままだと縄張りを荒らしに来た敵だと認識されます
ゴリラになって彼らを説得し、守るんだ!
ゴリラしさが高ければ高いほど、彼らに信じてもらいやすくなるぞ☆
●場所
岩山と森を足して2で割った感じっぽく作ってる
戦闘そのものに影響はないんで細かいことは気にしない
●バナナ
なぜかバナナを持っています
ゴリラらしさをアピールする為の小道具としてお使いください
●その他
ゴリラと同じスペースにいる間は、全ての言語がゴリラになります
プロローグみたいな感じ
プランでは人語で書いて下さい
こちらで翻訳します
ウホ、ウホホ!!
ウホーーーーーーイ!!!!


◆アクション・プラン
田中太郎(黄泉)
|
ゴリラといえど、人といえど、筋肉は全てに公平である! 嗚呼、なんてゴリラの筋肉は美しいのだ! 吾輩のゴリラ姿を記念したい。 よし! 記念写真を一つ作ろうじゃないか まずはじめに、他のウィンクルムを新しい仲間と紹介するウホ 「新しい仲間だ!よろしく!記念にバナナを差し上げる!」 さすがはゴリラを模した、オーガ! まさしくゴリラである! なぁに、報告によればわざわざウィンクルを狙うらしいじゃないか! さぁ! ゴリラよ! オーガよ! 私に向かってくるものは公平に抱きしめてやろうぞ! 「ウホホーイウホウホ!」 「バナナもリンゴも大好きわし!」 「我が筋肉に勝るものありぃいいいいい!」 「ふん! オーガには加減せぬわ!」 |
|
ゴリラに危害が及ばないようにしたい 彼らは知能が高い 仲間になれればオーガより話が通じるだろう ◆準備 「ゴリラの着ぐるみを用意する暇などない」 ので、白の上下に着替え、墨汁を被る ゴリラのように肌も服も黒く …ま、黒く見えないと話しにならないからな 移動中に乾くさ ゴリラの命が懸かってるんだ 躊躇う時間なんて無い ◆戦闘 ハイトラ まず、俺達を囮にデミをゴリラから引き離すよ 喰らったら怪我するから間合いはしっかり 説得組とゴリラがデミの感知距離に入らないよう逆から大声と投石 十分距離が開いたら閃光の弓でデミを射る その光は攻撃と同時にOKの合図だ 矢でデミの視力を奪う 《天の川》壁も利用し倒す! ★早く帰って風呂に入りたいよ(苦笑 |
|
現地着いたらトランス。 そして脱ぐ。この為に海パン穿いて来た。 脱ぐことで説得しやすいなら脱ぐよ。 ゴリラに成りきれって言うなら、こっから全部ゴリラ語で。 つか、デミ化した原因ってなんだろうね。 俺は説得。 「あのゴリラ達は仲間じゃなくなった」 「戦ってるのは、俺らの仲間」 ってのをゴリラ達に伝える。 ゴリラの言葉とかわからないけど、こういうのはノリと勢いと熱意。(でも棒読み 仲間の説得時に何となくバナナを食べる。 あ、結構このバナナ美味い。 欲しそうなゴリラにバナナ渡す。 ゴリラ達を戦いの場から離れるように誘導する。 まあ、無理にとは言わないけど。 つか、俺自分でゴリラ語言えてるか不安なんだけど。伝わってるのかな、これ。 |
|
説得班 ゴリラを視認したらトランス まずは服を脱ぎます 丸腰であると身をもってアピール 大丈夫、見られて恥ずかしい身体はしていません! 次にゆっくりと仰向けで寝そべり 腹を掻きながらバナナを食べます 密林の午後を気怠く過ごすゴリラになりきるのです 目を合わせるのは威嚇のサイン 視線は常にそらします 彼らの警戒が解けたら語りかけます 「毛深き森の賢者たちよ… 我々はウィンクルム」 「オーガは危険な存在であり、我々にしか倒せません! せめて元の姿を保っている内に彼らを葬らせて下さい」 説得後は前衛として戦闘に参加 ゴリラは剛腕ゆえ攻撃はできるだけ避けるか受け流す ドラミングで威嚇してみます 怯んだ隙に精霊さんに攻撃を頼みましょう ウホ |
|
パークに着いたらすぐトランス。そして俺はパンツ一枚に。 田中さんが俺たちをゴリラとして紹介してくれるから、 その後、狼狽えるゴリラ達に 自分が持っているバナナの房からもぎ取ったバナナを渡し、自分も食べながら 「とりあえずバナナでも食って落ち着いてくれ、あの暴れているゴリラはヤバい奴らなんだ。元には戻らないウホ」 って伝える。 ゴリラ達が安全な場所に一か所にまとまって動かないように、一緒にバナナを食べながら戦闘班を見守る。 万一、デミゴリラがゴリラに向かってきたら身を挺して守りたい。(HPに自信がないから気絶すると思うけど) もし、デミゴリラが逆から奇襲を仕掛けるようなら「ウホホ!」とセレイヤに合図する。 |
●うん、ちょっと待とうか
「セイジ、何言ってんだ?」
「聞こえなかったのか?ゴリラのように見せかける為に墨汁を被りたいんだが足りないんだ、買ってきてくれ」
ヴェルトール・ランスはぽりぽりと頬を掻いた。
アキ・セイジは白いシャツとパンツの上下を着用した上で墨汁を被って全身を黒くしたいと言う。
ところが自宅に墨汁がないので買ってきて欲しいとのこと。
ランスはそれなら山ほど買ってくる必要があるなとぼんやり考えた。
全身を黒く見せかけるにはどれだけ少なく見積もっても、バケツ一杯じゃ済まないからね。
いや、それ以前に、だ。
「なぁ、セイジぃ……そんだけの量を被ったら乾くまでに時間かかるぜ?」
「問題ない、道中で乾く」
「いやいや、無理だろー。ただの水でもそんなすぐに乾くもんじゃないって。それに、仮に乾くとしてもさ、墨汁を垂らしながら街中移動したら迷惑になるし」
「む……」
服から墨汁が垂れ落ちるのは間違いないし、人の多い場所であれば市民や観光客の服に付いてしまう可能性は非常に高い。
それに墨って匂うんだよね。乾いてなければ余計に。どうでもいいけど書いてる人は五桁の墨を買ったはいいものの勿体無くて使えないせいで、匂いを嗅いでうっとりするだけになっちゃったよ。
指摘されて思い至ったセイジは「分かった」と答え、装備を整え始めた。
セイジが思いとどまったことにランスは胸を撫で下ろし、急いで残りの準備を進める。
急ぎの任務だ、余計な時間をかけていられない。
「なぁにぃ?一日家にいるってどういう事じゃ?」
「そのままの意味ですね。僕は家にいます」
黄泉がまさかの外出拒否を示した為、田中太郎は焦る。
どうも家から出たくないらしいが……今回はデートではなく任務なのだ。自ら受けた以上、行きたくないやりたくないは通用しない。
「ヲマエなら知っとるだろう。我が筋肉は確かに大抵のやつよりは大きいが所詮は見た目だけじゃ。
結局の所、80歳のお爺ちゃんの筋肉である事実は変わらないのじゃ!黄泉よ、どうか頼む!正直、ワシ一人じゃ不安なんじゃぁ!」
泣いてはいないが太郎の渾身の泣き落とし。正直言って暑苦しい、とても暑苦しい。
とうとう「だが、どうしても家にいるというならワシは諦める、一人でいくのじゃ」なんて言い出した。
黄泉は深い溜息を吐いた。もう折れるしかない。
「……分かりました。行きましょう」
「おお! 来てくれるのか! ワシは嬉しいぞ!」
大はしゃぎの太郎。やっぱり暑苦しい。
だけど間違えないでね。場所はテーマパークだけどデートじゃないからね。デミ・オーガの討伐だからね、うん。
●俺達は脱ぐ。野生に還る為に……な
ウィンクルム達がゴリラ・マスター・パークに集う。
何かのご都合主義的なあれそれで、全員が同じタイミングで到着だ、いいか、ここ突っ込んじゃいけないよ。
ゴリラのテーマパークだけあって、入り口からすでにゴリラの岩山っぽいものが見えた。
キラリ。三人の神人の目が輝いた。
「在るがままに在れ」
「天命に従い、守る」
「トランス」
柳 大樹とクラウディオ、石動かなめとセレイヤ、胡白眼とジェフリー・ブラックモアがそれぞれトランスしていく。
「コンタクト」
仲間に釣られてセイジはハイトランスしようとしたが、その前にトランスをする必要がある。
ランスの紋様に口付けしようとして気付き、すぐにインスパイア・スペルを唱えなおしてトランスし、ハイトランスへと移行した。
「おお、忘れておったわ!愛をこの手に」
ぽんと手を打ち、太郎と黄泉もトランスする。
と、ここまではいいんだよ、ここまでは。
問題は、大樹が、クラウディオが、かなめが、白眼が一斉に脱ぎ出したことだ。唐突に肌色が増したぞ、どうなってんだウィンクルム!
どきどき☆えろすの脱衣タイムの結果。
大樹は海パン。キャッチコピーは「夏がまだ来ないなら、俺が迎えに行く」。
濃紺のブーメランパンツが決まってるね☆
黒尽くめよりはマシだからということで脱衣を開始したクラウディオは、全裸……一歩手前で思いとどまる。
この最後の砦、下着だけは脱いではいけないと天啓がささやいたのだ。ちなみに、ブリーフかふんどしかトランクスかはひ・み・つ☆
かなめはパン一。つまりブリーフかトランクスかだがそこはやっぱりノータッチ。
黒い肌に下着の色という名の宝石が光り輝いている!
白眼も全裸になりかけてやっぱり天啓が舞い降りたので下着オンリー。
大丈夫、見られて恥ずかしい身体はしていません!
いや、待って。何故脱いだ。
「丸腰であると身をもってアピールした訳です」
成る程、斜め175度上の発想をありがとう。
「胡さん、誰と話してるんですか?」
「頭の中に声が聞こえたもので、つい」
「それは仕方ないですね」
こくこく、かなめは「それが世界の摂理ってもんですもんね、仕方ないですよね!」と頷いている。
大樹も仕方ないと同調しているが、そんな裸族達から距離を置いている男が一人いる。
青いつなぎを着たジェフリーだ。その心中をちょっと覗いて見よう。
建前:ゴリラらしさとか分かんないわー、だからこの格好で飼育員に見てもらえればいいなー
本音:すでにゴリラになる気満々の裸族達と一緒にされたくない
うん、諦めろん。
距離を置いているとはいえ、君も裸族と愉快な仲間達の一員だと見られるのは間違いない。
だってほら、逃げ遅れたらしき一般人が――
「ママー、あの人達なんで裸なのー?」
「しっ、見ちゃいけません!!」
ジェフリーの目が濁る。しかしまだ他にも一般人がいる。
ぎゃーすか騒ぎながら駆けて来た一般人を見て、ジェフリーは毅然と声を上げた。
「すまないがゴリラ以外は帰ってくれないか!」
「ウホッ!いいウィンクルム!!」
「いいですとも!!」
公園のベンチに堂々と腰掛けていれば燦然と輝くオーラのようなものを感じる。
いや、トランスのオーラは出てるんだけども。
オーラに気おされたのかなんだか知らないが、驚きの速度でゴリラ・マスター・パークから出て行く一般人。
これで心置きなく戦える。
そう、一般人が怪我しなくて済むとかそういうのもあるけど、それよりもこれか繰り広げられる、恐らく酷いことになるやり取りを見られなくて済むのだから――
●ウホ、ウホウホウホォォ!!
敵意を見せているデミ・ゴリラを、ゴリラ達は敵か味方か判別できずにいた。
戸惑うゴリラ達。そこへ飼育員用の通路から颯爽と現れる変t、じゃなかったウィンクルム達!
四人の神人達は近くにいたゴリラ達の元へ、セイジと精霊達は奥のデミ・ゴリラを引き付けるべく駆けた。
バナナの皮がデミ・ゴリラに投げつけられた。
「ウホッゴリィ!?(訳:バナナの皮だと!?)」
中身は無い。Oh バナナ!
中身を求めてデミ・ゴリラが視線を向ける。そこにはもしゃもしゃバナナを貪っているジェフリーが!
ごっくん、バナナを嚥下すると、びしりとデミ・ゴリラを指差す。
「ウホウホホホホイゴリゴリウホゴリ。ゴリウホホホイゴリウホ
(訳:中身は昼を食べ損ねた俺がおいしくいただきました。悪い子はおやつ抜きだよ)」
「ウホホホホホイゴリイイイイイイイ!(訳:バナナ返せえええええええええええええ!!)」
こうか は ばつぐん だ!
怒りのデミ・ゴリラ達はジェフリーを狙って走ってくる。
さっと、一陣の肌色の風がデミ・ゴリラ達とジェフリーの間に割って入る。
肌色の風――クラウディオはデミ・ゴリラである証の角へと視線を向けると、間髪を入れずにクナイを投げた。
二人目の肌色勢・セレイヤもクラウディオに続く。
矢筒から驚くべき速さで矢を引き抜き、一瞬も動きを止めることなく放って見せた。
その隙に、ジェフリーはセレイヤの横に並んだ。
遠距離攻撃を得意とするプレストガンナーである以上、距離を取るのは当然と言えば当然だが、二人の目的は他にある。
二人のおよそ10m後方には神人達とゴリラ達。彼らの盾となり、かつ、その姿を隠す為だ。
こういう配慮大事。ぐっじょぶ。
ランスは自分達が飼育員用通路への入り口で、魔力を練り上げていた。
あわよくば遊具や岩山を盾にしようと思っていたが、使えそうなものは無い。
うん、『戦闘そのものに影響はない』よ、うん。
装備もジョブスキルの準備も無い黄泉は、セレイヤの助言を受け、二人のプレストガンナーと並ぶ。
戦闘でどう動いて欲しいのか、そこもちゃんとお願いしとこうね。
「ゴリイイイイイイイ!」
デミ・ゴリラ達のさらに奥へ向かったセイジが大声を上げながらデミ・ゴリラ達へ石を投げた。
他の神人達やゴリラ達から、デミ・ゴリラを引き離したかったようだが、デミ・ゴリラ達は意に介さない。
ジェフリーさんにまっしぐら。うん、まっしぐらでよかったよ。
間合いをあけてようがデミ・ゴリラとセイジの間を遮る物には、何も、誰もいないんだからあっという間に接近されるからね。
仲間達の行動に沿っていない策は良策になり得ないよ。
んでまあ、それは置いといて。三頭のデミ・ゴリラのゴリラリアットがジェフリーの前に立ちはだかるクラウディオに襲い掛かる。
「ウホウホウホ(訳:お前達にバナナを食べる資格はない)」
クラウディオの挑発(大樹考案の台詞)に乗ったデミ・ゴリラ達は、標的を切り替えた。
唸りをあげて迫るゴリラリアットをひらりとかわすも、二頭目のゴリラットが直撃。
「ぐっ……!」
流石の豪腕だが、意識を持っていかれるほどではない。
クラウディオは腹部を押さえながらも、三投目のゴリラリアットをどうにか避ける。
「ゴリゴリ(訳:まずは一体)」
詠唱を終えたランスの呟きがクラウディオの耳を打つ。
巻き込まれぬようにクラウディオが飛び退くと同時に、ランスが両手で握った杖を振るう。
ランスの杖より解放されたエナジーは一直線にデミ・ゴリラへ。
「ぐ、が、がああああああああ!!」
凄まじい火力がデミ・ゴリラを襲う。デミ・ゴリラの絶叫が消えるまでには数秒も掛からなかった。
ところでゴリラを混乱させないようにゴリラ化すると考えていたランスさんですが、具体的な行動を考えていなかったために失敗したようです。残念。
近づいてきた神人達に、ゴリラ達は強い警戒を見せる。
「ウホホーイウホウホ!ウホ!ゴリウホ!ウホウホウホォ!ゴリゴリゥ!
(訳:バナナもリンゴも大好きわし!新しい仲間だ!よろしく!記念にバナナを差し上げる!他の皆もわしの仲間だ!)」
ゴリラ達にずずいとバナナを差し出す太郎。
敵ではないと判断したゴリラ達はバナナに手を伸ばしながらも、他のウィンクルム達への警戒は解こうとしない。
うん、初対面のゴリラにいきなり皆仲間だよ、なんて口だけで言っても信用はしてもらえないよね。
しかし、ここで一人の男が動いた。
大胆にゆっくりと仰向けで寝そべる男、その名は白眼。
ボリボリ腹をかき、むっしゃむっしゃとバナナを食べ始めたではないか!!
密林の午後を気怠く過ごすゴリラ(本人談)そのものである。確かに動物園で見たことある気がするね!
ゴリラ達の警戒心が緩んだのを見て、白眼は食っちゃ寝しながら話しかけた。
「ウホッ、ゴリィゴリゴリ、もぐもぐ、ウホホ(訳:毛深き森の賢者たちよ……もぐもぐ、我々はウィンクルム)」
ゴリラ達は静かに白眼の言葉に耳を傾けている。
目を合わせることは威嚇のサイン。ゆえに白眼は眼をあわせてはいないのだが……そのせいでシュールさが増している。
バナナの房をゴリラ達に手渡したかなめは、手元に残しておいたバナナをもっしゃもっしゃ食べ始める。大樹も同じようにもっしゃもしゃ。
バナナを友好の証と受け取ったのか、ゴリラ達はかなめと大樹への警戒心も解いた。
「ウホゴリィ(訳:あのゴリラ達は仲間じゃなくなった)」
「ゴリゴリゴリウホ。ウホホホ、ホーイ
(訳:とりあえずバナナでも食って落ち着いてくれ、あの暴れているゴリラはヤバい奴らなんだ。元には戻らない)」
がーん、ゴリラショック!!
仲間だったはずなのに何故ウホ何故ゴリとうろたえるゴリラ達。ごりごりしてる。
「ウホホホーイ、ゴリゴリゴリィ!ぐっ、げほごほ……ウホウホゴリウホホホイ!
(訳:オーガは危険な存在であり、我々にしか倒せません!ぐっ、げほごほ……せめて元の姿を保っている内に彼らを葬らせて下さい)」
あ、むせた。仰向けのままで食べるからだよ!!いい台詞台無しぃ!!
おろおろしていたゴリラ達の中で唯一落ち着いているゴリラが神人達の前へ進み出た。ボスゴリラに違いない。
大樹がさっとバナナを差し出すと、受け取ったボスゴリラはすかさずむしゃむしゃ。
「ゴリ、ゴリゴリ。ゴリィ……(訳:毛が無き仲間よ、悲しいが理解した。どうか頼む……)」
しんみりとバナナを食べるボスゴリラ。
状況の異常さに見合わぬ重たい雰囲気がのしかかる。皆バナナをもしゃもしゃ食べてるけど。
「ゴリゴリウホ。ウホホイゴリ(訳:少し離れよう。ここは近すぎて危ない)」
少しでもデミ・ゴリラ達から遠ざけようと大樹が促すと、ボスゴリラは悲しそうにデミ・ゴリラ達を一瞥して、大樹の誘導に応じ、隅へと移動したのであった。
ジェフリーに促され、プレストガンナー達と同じ位置へ移動したアキが矢を放つ。
クリスタルの煌きが刹那、デミ・ゴリラから視力を奪う。
この光は「OK」の合図も兼ねていたつもりのようだが、『何に対しての、どういう』目的での合図かを把握していた者はランスを含めて誰もいなかった。
音も無く、肌色が増えた。ジェフリーが眼を逸らす。
クラウディオが陽炎で分身しちゃった訳だが、視界の暴力だね!ジェフリーさん、後衛だから見ざるを得ないのが可哀想だね!
「ゴリィ……(訳:勘弁してくれ……)」
諦めろんpart2。
色んな意味で在るがままを受け入れなさい。
そんなクラウディオの邪魔にならないよう注意しながらセレイヤが弓を引いた。
裸族一歩手前から放たれた矢はヒュンと音を立て、デミ・ゴリラ目掛けて飛ぶ。
見た目のマッチョさに反した身軽さでデミ・ゴリラは飛び退く。
セレイヤの矢を避けたデミ・ゴリラを、もう一頭が庇うようにクラウディオへゴリライダーキック。
矢を番えたままデミ・ゴリラの攻撃を待っていたジェフリーは、それを妨害すべく、張り詰めていた弦を解放した。
体に受けた衝撃により、空中でデミ・ゴリラは姿勢を崩す。勢いの衰えたゴリライダーキックをクラウディオ×2は苦も無く避けて見せた。
目論見通りに言ったけども肌色×2が動き回るのを見てちょっぴりジェフリーさんあんにゅい。
分身に当たってたら一体消えたのにと思うものの、後悔先に立たず。
背中がどんよりしているジェフリーを追い越し、ゴリラ達の説得を終えた白眼と太郎が駆けつけた。
ぎろり、開いてんだか開いてないんだか分からない細い目でデミ・ゴリラを見据えた白眼。
デミ・ゴリラと視線が合った瞬間、ものすごいなんかよく分からない勢いでドンドコドコドコと激しくドラミングを始めた。
何故か隅に退避しているかなめとゴリラ達も釣られてドラミング。さらに便乗してセレイヤも(魚のくせに)ドラミング。
ドコドコうるせぇ。
突如始まったドラミング祭にデミ・ゴリラ達が怯む。
その隙を白眼は見逃さなかった。
「ウホホ!(今です!)」
促された精霊達が一斉に攻撃を仕掛ける。
既に傷を負っていたデミ・ゴリラ達は猛攻に耐え切れず、ぐっばいバナナぐっばい現世したのであった。
ごりー。
●ごり歴史
嗚呼、なんてゴリラの筋肉は美しいのだ!
ゴリラ達の姿を、惚れ惚れと太郎は眺める。氷とかが一瞬で溶けそうな熱視線である。
「ウホゴリウホイ。ウホ!ゴリゴリウホイ。ゴリ、ウホホ
(訳:吾輩のゴリラ姿を記念したい。よし!記念写真を一つ作ろうじゃないか。ほれ、黄泉、頼んだぞ)」
ゴリラ達と暑苦しくぎゅうぎゅうと抱き合う太郎は、大樹に撮影を依頼する。
本当は黄泉にも写るよう誘ったのだが、黄泉はゴリラらしい行動をしている訳では無かった。
その為、太郎withゴリラの構図での写真撮影となった。
「ウホホ、ゴリウホ(訳:いくよ、せーの)」
その様子を離れたところから黄泉とクラウディオが見守る。
よく分からない光景にクラウディオは首を傾げ、黄泉はやれやれと息を吐いたのであった。
印刷された写真からは熱気と汗の臭いを感じるとかなんとか。
セイジとランスはデミ・ゴリラ達を倒し終えると、早々に飼育引用通路に引っ込んだ。
二人ともゴリラらしい行動をしていなかった為、敵意を向けられそうになったからだ。
他のウィンクルム達も二人の後に続いて飼育引用通路に入ってくる。
ゴリラと交流できず、残念そうなランスにセイジはバナナを差し出した。
「ほら、お疲れ」
「お、ありがと」
ランスはにかっと笑い、バナナを受け取ったのであった。
飼育員用の通路でジェフリーは体中の澱みを吐き出すように大きな溜息を吐いた。
「ハアー……お疲れさま。このあと一杯やらないか」
くいと杯を傾ける仕草をすると、白眼が応じるよりも先に、後ろにいるセレイヤが食いついた。
「お、いいな。刺身と一緒にやりたい」
「おい魚類、共食いすんの?」
「なんだとこのヤロー!」
騒ぎ出したセレイヤとかなめを尻目に白眼は肩をすくめ、ふいに手をぽんと叩いた。
何事かとジェフリーが視線を向ける。
「ああ、そうです。折角ですから先にゴリラ・マスター・パークを見学しませんか?」
「ゴリラはもうこりゴリ……こりごりだよ」
| 名前:胡白眼 呼び名:フーくん |
名前:ジェフリー・ブラックモア 呼び名:ジェフリーさん |



エピソード情報 |
|
|---|---|
| マスター | こーや |
| エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
| 男性用or女性用 | 男性のみ |
| エピソードジャンル | 冒険 |
| エピソードタイプ | ショート |
| エピソードモード | ノーマル |
| シンパシー | 使用不可 |
| 難易度 | 簡単 |
| 参加費 | 1,000ハートコイン |
| 参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
| 報酬 | 多い |
| リリース日 | 04月09日 |
| 出発日 | 04月16日 00:00 |
| 予定納品日 | 04月26日 |

2015/04/15-22:59
ジェフリー:
(墨ってどこのご家庭にもあるものなのか…!?)
あ、アー…、皆やる気だねぇ。
俺はゴリラになりきる自信がないんで、飼育員っぽい格好で臨むよ。
ゴリラっていうと身体能力が高いイメージがあるなぁ。
デミ相手だけどトランスはしておこうかな。
じゃあ、当日はよろしくね。
2015/04/15-22:49
乾けばほぼ臭わないんだなこれが(笑
ホワイトアスパラガスがやってくるよりは良いだろうさ。
黒のスウエットを着込むってのも考えたんだが咄嗟に用意する時間(買いに行く時間)がなあ…。
水溶性インクってのも考えたんだが量が足りなさそうなんでな。
その点、墨ならどこのご家庭にもある
(俺の背後と聞き取りした友人数人の家にはあった)んで、黒くなっていくよ。
ま、道中乾くさ(観念した顔
2015/04/15-22:49
俺の方もプラン提出したよ。
後は結果を待つのみだね。
2015/04/15-21:49
>アキさん
墨!思い切りましたね!(笑)確かにアキさん、色白いもんなぁ。
墨汁……?なのかな?ゴリラに臭がられないといいけど、バナナ臭でかき消せるかな!?
俺もプランは提出済みです。
田中さんブートキャンプになっちゃうかもしんないね~(笑)
上手くいきますように!
2015/04/15-21:35
ゴリラは黒いんで、俺たちは墨でもかぶっとくよ。
白人の俺が真っ裸になってもゴリラには見えなさそうなんでな(笑
ペンキと違って皮膚呼吸もそう阻害しないし、匂いも少なめだしさ。
命がかかってるんだ。ためらってる暇はないからな。(後で洗うの大変だが)
プランは提出済みだ。上手くいくといいな。
2015/04/15-19:01
>かなめさん
脱ぐことにお礼言われる日が来るとは思ってなかった。
まあ、俺もクロちゃんも脱ぐよ。
クロちゃんが脱ぐのは、ほら。
その方が戦ってるのが仲間って思って貰えるかなー。とか、そんなん。
(精霊を脱がせるための、ただの後付)
2015/04/15-16:25
では諸君。
君たちがゴリラのように脱ぎ、その肉体を楽しみにしている。
なお、貧相なものはあとで、田中お爺ちゃんと一緒にブートキャンプだ☆
2015/04/15-15:12
>田中さん
すごく心強いです!俺も一生懸命ゴリりますね!
>胡さん
ありがとう……!心を尽くしてゴリる!これに尽きますよね!ウホ!
「お前こそノリノリじゃねぇか」
では、俺は説得(?)でバナナを勧めて、ゴリラ達がどこかに行かないよう
田中さんと共にうほうほします。
「俺は後衛だけど、ゴリラの盾になる位置にいるつもりだ。俺もしっかりデミゴリラを目で追うつもりだが、デミが普通のゴリラに向かってきたらゴリラ語で合図をくれれば、弓で牽制しようと思う。頼む」
プランはこれをもとにしていこうかなと思います。
補足提案等ありましたら、お願いします!うほ!
2015/04/15-14:04
アキさんとランスさんも宜しくお願いしますね。
戦闘班への加勢、痛み入ります。
>説得
これは心強い!すぐにでもプロゴリラーになれそうな田中さんの言ならば、
ゴリラたちもきっと納得してくれます!
では俺は「オーガになった仲間たちはウィンクルムにしか倒せない」ことを伝えますね。
説得のあとは俺は前衛として行動します。
>石動さん
最後に何がゴリラかを決めるのは、体格よりも心意気…ではないでしょうか。
石動さんのゴリラしさにかける思いこそが、ゴリラたちの心を動かすのです!
2015/04/15-04:51
仕方がない。間違いなくこのメンツで一番我輩がゴリラに近いと思う。
故に君たちをゴリラだと紹介しておくのじゃ
2015/04/15-00:35
アキさんはじめまして、よろしくお願いします。
え?脱ぐかって?俺は脱ぐ!よく考えたら俺体はそんなにたくましくないけど
「肌が褐色だからいけんじゃね?」
ウッホホ。
「俺は後衛とはいえデミゴリラ来たらやべーからとりあえず装備してていいか?」
>柳さん
柳さんも脱ぐんなら俺も脱ごっかなって気持ちになれた。ありがとう!
全然マッチョじゃないけど、ゴリラしさを出せるよう頑張るよ
2015/04/15-00:18
ギリで駆け込んだアキ・セイジだ。相棒はウイズのランス、よろしくな。
その班分けだと俺達は戦闘班になりそうだな。
普通のゴリラに危害が及ばないように気をつけるつもりだ。
え?脱がないといけないのか?(迷う
2015/04/14-22:51
戦闘と説得で分かれるのか。了解。
トランスは、現地についたら直ぐするね。
俺のとこは戦闘は、クロちゃん。
俺が説得側かな。
「あのゴリラ達は、仲間じゃなくなった」
「戦ってるのは、俺らの仲間」
って俺は伝えることにするよ。
食料を分け合うって意味で、俺もバナナあげるのは良いと思うよ。
なるほど。ゴリラに近づく為に脱ぐのか。
俺らも脱ごうかな。
2015/04/14-21:28
>胡さん
じゃあ、俺は戦力になれそうにないから説得組でもいいですか?
ゴリラは右往左往してるんじゃないかなって思うから、
「まずはバナナでも食って落ち着いてくれ、あのやばいゴリラは君らじゃどーしようもないんだ、守るから後ろに下がっててウホ」
って感じのことを伝えたい……かな。
人数少ないし、セレイヤは戦闘組の方がいいのかな?
先輩方、いろいろご指南お願いします。
田中さん、脱ぐんですか!カッコイイな……!
俺大した肉体してないけどゴリラに認めてもらえるかな……
2015/04/14-20:31
>説得
デミ・ゴリラは敵であることに加えて
・オーガは我々ウィンクルムにしか倒せない
・危険なので戦闘中は退避していてほしい
この二点も伝えるとスムーズにいくのではないでしょうか。
提案なのですが、説得班と戦闘班に分れるのはどうでしょう?
説得が完了するまで盾役がデミ引きつけておく、という感じです。
デミの相手をしながらゴリラになりきるのは、なかなか難しいものがあるかと…。
田中さんの仰るように、外見をゴリラに近づけるのもいい手ですね!
バナナも俺達とゴリラを結ぶ、いい橋渡し役になってくれるでしょう。
2015/04/14-14:38
ウホウホ。
しかしわしは思う。
ゴリラが服を着ているとはとても思えん。
黒ヒョウの毛皮のパンツを履いてワシは自慢の筋肉をゴリラに魅せつけるつもりじゃ。
さぁ、我が身体をどうやってゴリラにするか、考えねばならぬな。
ウホウホ。
2015/04/14-13:53
胡さん、ジェフリーさん、柳さん、クラウディオさんよろしくお願いします。
セレイヤ:
俺は弓だから後衛だよな。前に出てもデミゴリラにワンパンされそうでヤベェ。
普通のゴリラの盾になる感じで控えて、向かってくるデミゴリラを狙う感じか?
前衛がうまくデミゴリラを牽制してくれそうだけど、合図してくれたらすぐうつぞ。
俺はゴリラに落ち着くように説得しながらバナナを勧めてみようかなと思うんだけどどうかな?
はっきり言って火力にはなれないから、ゴリラたちと仲良くならなきゃなぁって思って。
2015/04/14-07:30
GMP(ゴリラ・マスター・パーク)。
今回の場所の頭文字取った略称かな。
2015/04/14-06:05
GMPとはなんぞい?
2015/04/14-06:05
GMPとはなんぞい?
2015/04/13-19:48
柳大樹とクラウディオでーす。
特にGMPに興味は無いけど、デミがいるんじゃ放って置けないよね。
って事で参加。
よろしく。(右手をひらひら振る
説得は、『デミ化したのは君らの仲間じゃなくなったんだよー』
って事を伝えれば良いのかね。
俺ゴリラに成りきれる気がしないからそれとなく、バナナでも横で食べてようか。
クロちゃんは、デミが向かって来たら。そうだなあ。
前衛いないみたいだし、前衛役でもして貰おうかな。
2015/04/13-18:57
ジェフリー:
…………。
アー…。ジェフリー・ブラックモアだよ。よろしく。
ジョブはセレイヤくんと同じプレストガンナー。
普段は銃を使ってるんだけど、今回は弓矢に持ち替えるつもりさ。
動物は破裂音を怖がるからねぇ…。
あいにくゴリラには疎くてね。
説得はフーくんにおまかせして、デミ・ゴリラとの戦闘に注力しようと思う。
………。
……………ハアー…。
2015/04/13-18:38
胡白眼(ふぅ・ぱいいぇん)と申します。
GMPにはかねてから興味を抱いていたのですが
よもやこんな事態になろうとは……。
森の賢者と呼ばれる彼らが瘴気に染まる姿など、一体誰が望むでしょう。
皆さん、一致団結してゴリラの平和を守りましょう!(ぐっ)
2015/04/13-17:57
えーと、はじめまして、石動かなめ(イスルギ・-)です。
初仕事で凄く緊張してるんだけど、よろしくお願いします。
って、会議室に来てみたらすごい筋肉の方がいたからびっくりしたぁぁああ!
田中さん、すごいですね!?ゴリラと渡り合えそうだ……。
俺、犬や猫とは結構仲良くできるんだけどゴリラはまだわかんないなぁ。
でも、動物を守る為ならちゃんとゴリりたいと思ってる!
こっちが精霊のセレイヤ。通称魚類です
「魚類言うな」
プレストガンナーで武器は弓、かな?
攻撃力、耐久共にへろっへろだけど、とにかく
「頑張るウホ」
おまえノリノリじゃねぇか。
2015/04/12-17:49
一日一筋肉。修練を頑張るぞい。
とりあえず吾輩はゴリラとして遊びに行くことにする。
片手にバナナでゴリラであるぞい。
2015/04/12-03:16
吾輩は田中太郎!
筋肉をこよなく愛する男じゃ!
よろしく!

