プロローグ
その日A.R.O.A.に一人の男が訪れた。
彼は自らを、すずらん商店街で果物屋を経営するハチだ、と名乗った。
「すずらん商店街に新しい夫婦が誕生するんだよ」
彼はいきなり言った。
「それはそれは! おめでとうございます!」
A.R.O.A.職員はにっこり笑顔を返した。どうしていきなりこんな世間話が始まっているのか謎ではあるが、職員の対人スキルは高い。ハチはありがとよ、となぜか完璧なウインクを見せた。ちなみにA.R.O.A.職員は男性である。
「で、式が明日なんだけど、天気予報だと雨みたいなんだな、これが」
「今の時期は雨が多いですからねえ……」
職員は窓から外を見た。空はどんより灰色雲でいっぱいだ。
「でな、なんとか晴れにならねえかと、俺は策を練ったわけよ。商店街の軒先はもうてるてるぼうずでいっぱいだ」
「そうですか」
「ああ、大小さまざまなてるてるぼうず。右も左もてるてるぼうず。なかなか壮観だぜ」
壮観なほどのてるてるぼうず。いったいどれほどだろう。軒下すべてにてるてるぼうず……。
「で、だよ。それでも天気は一向に雨から動かねえ。ということで、踊りが必要なんだよ」
「は?」
「だから、晴れ祈願の踊り! なんでも、踊ると雨降らねえとか言うからさ」
ハチの言葉に、条件反射で「誰が?」と聞き返す。
「誰がそんなこと言ったんですか?」
ハチは声を荒げた。
「知らねえよ! でも藁にもすがりてえんだよ。ほら、チャペルで式上げた後、ライスシャワーとかいうやつやるから! 結婚式っていったら一生に一度だろ、たいていは。気持ちよく祝ってやりてえじゃねえか!」
若干涙目のハチである。そうか、そこまで祝いたい相手なのか。娘だろうか。いや、でもそんな年には見えないな。よほど親しい人なのだろうか。職員は推察する。
そんなに言うのならと協力したくなる。しかし職員は、次の瞬間、自らの耳を疑った。
「で、だな。ここのウィンクルムと前に水鉄砲とか闇鍋とかしたんだけど、結構ノリよかったからさ、ずっと踊っててほしいんだよ。あとから紅白もちまいてやるから!」
「は? ずっと? 踊る?」
思わず大音声で問いかける。ハチはこっくり深く、うなずいた。
「式の後にな、まくの。それをみんなで拾って幸せのおすそわけーってな、それやるから、公園で。それともブーケトスのほうがいいか? 両方でもいいぞ」
「いや、そっちじゃなくてずっとって……。っていうか……それはウィンクルムに相談してみないとなんとも……」
「まあそうだよな。踊る時の曲と、餅がいいかブーケがいいか、両方がいいか。みんなで決めといてくれや。ああ別に雨が降っても責めやしねえ。ただな、やれるべきことはやっとかねえといけねえからな。……あっ!」
「な、なんですか?」
「いや、テンションあげたいんなら酒用意するぜ。あ、コスプレ衣装もな! 先に言っといてくれな」
じゃあよろしくな、と言って、ハチはにこにこ去って行ってしまった。
晴れを祈願して公園で踊る? 紅白の餅? ブーケトス?
すずらん商店街のハチ、なかなか強者である。
解説
結婚式の間、雨乞いならぬ、晴れ乞いの踊りを踊ってほしい。それがハチのお願いです。
踊りは上手じゃなくても構いません。適当でもいいです。とりあえず晴れを祈って踊ってあげてください。
踊りの間かける曲はどんなものがいいか。
紅白もちとブーケトス、どちらがいいか。両方でも構いません。
事前に皆さんで相談して決めてください。
おもちはあんこいりで、そのまま食べられます。
テンション高く踊れるように、お酒を用意してくれるようですよ。
飲まなきゃやってられねえよ!な成人済みの神人さん、精霊さんは飲んでみるのもいいかもしれません。
コスプレ衣装について、着替えたい方は服装をご指定ください。ハチが用意してくれます。
ジューンブライドにちなんでドレスでもタキシードでも、白無垢でも羽織袴でも、まったく違ったものでもご自由にどうぞ。
ゲームマスターより
ジューンブライドの素敵な話が並ぶ中、ギャグなお話をお届けします。
みんなで手を取り合って。あるいは各自のペアで。とりあえず踊ってくれれば問題ありません。
選ぶ曲によって、あるいはウィンクルムによって、違ったテイストになる……かな。
紅白もち、ブーケトス、どちらを選ぶにかかわらず、最後は花嫁さんと花婿さんが登場します。
幸せな二人を見て、ウィンクルムは何を思うのでしょうか。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
スウィン(イルド)
闇鍋の時は食材忘れちゃってごめんなさいね その分今日は精一杯躍らせてもらうわ! 雨、降らなきゃいいわね 不束・アイちゃん達と一緒にパラパラを踊るわよ 曲はテーマパーク 『マーメイド・レジェンディア』 の曲の中でノリがいい曲をチョイス 踊った事がないから、本番前に不束に簡単に教えてもらう予定 おっさん飲み込み早い方よ。ノリノリで踊っちゃうわ♪ 自分の番じゃない時は休憩・見学。あの踊りもいいわね~♪ 時間がある場合はベリーダンスも踊るわ 腰をくねらせればいいのよね? ブーケトスの時は不参加。欲しい人頑張って!取れた人には拍手! お餅はありがたく拾わせてもらうわ♪ ん、おいし~♪(頬に手をあて幸せそう) 結婚おめでと~! |
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
◆経緯 「マダムはご機嫌ななめ」で社交パーティに出た その時は幸い食事と歓談だったが、今後依頼でダンスがが必要になる事も有るだろう 俺は心得があるが(一般スキル)ランスにはない 良い機会なので手ほどきも兼ねよう ◆概要 ワルツを教え⇒踊る ◆詳細 社交ダンスで最もスタンダードなワルツからな(ラジカセON 2人共普段着でも良いじゃないか 俺が男性パートをソロで踊って見せ、ランスが覚える 覚えたらランスが男性、俺が女性パートを踊る 俺がリードするから曲を良く聞いて ステップはこう スジが良いじゃないか(嬉 雨があがるように 門出に祝福を…ってな(笑 一寸交替しろよ。俺ばかり女性パートは不公平 …って、ちょ 抱きしめるのはダンスじゃな… |
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
要は、結婚式盛り上げの余興だよな? チロル地方のレントラー(フォークダンス)を踊る。 ハチさんからアルプス地方の民族衣装を借りるぜ。 フォークダンスは男女ペアでなくっちゃな! 「女装は似合う方がするものだぜ」 とラキアに女性衣装を勧める。 え?男性衣装がサスペンダーつき半ズボン? そんなにラキアは半ズボン嫌か(笑。 スポーツのユニフォームは半ズボン多いから平気さ。 チロル帽も被って気分盛り上げるぜ。 音楽はスイスアルプス~バイエルンな民族音楽風のものを色々と。 ラキアの手を取って2人でダンスを踊ろう。 疲れたら一休みして他の人の踊りを楽しませてもらうぜ。 フラワーシャワーはラキアと一緒に花びら撒くぜ。 嫁さん可愛いなぁ。 |
アイオライト・セプテンバー(白露)
アイオライト・セプテンバー、新婚さんのために一発芸します! (白露にピンクのタオルケットを被せて、自分は白いタオルケットを被る) 紅白もち!(肌の色を餡子に見立てている。自分が漉し餡、白露が白餡) わーい、楽しかった-。それはともかくダンスだよね。 あたしダンス、ちょっと得意だよっ(一般スキル) 不束さんに習って皆でいっしょにパラパラするの。 アメノウズメっぽい衣装ってことはいつもの恰好かな。 ねー、パパ。あたし色っぽい? 紅白もち食べたーい。ブーケトスもしたいっ。 でも、ブーケ取るために他の人押し退けたりしないもん。 そういや、今日の結婚式って誰がするの? ハチさんの奥さんって見たことないし、もしかしてハチさん? |
不束 奏戯(艶村 雅)
様は踊り狂えって事だよな♪ 大丈夫! 俺ってばテンションの高さだけは自信があります! でも、俺が踊れるのってパラパラだけなんだよね~ 手の振りさえ覚えてしまえばあとは足でリズム取るだけだし、そんなに難易度高いダンスじゃないから付け焼刃でもきっといける! てことで、もし踊るなら俺がその場で皆に教えるからなー♪ はいまずは手を掲げて!(クワッ 曲はテーマパーク 『マーメイド・レジェンディア』のノリが良い曲をチョイス! 次のベリーダンスに合わせて、俺は敢えて、セクスィ☆腹だし衣装(ただし顔だけ出した着ぐるみで)参加するぜ!! あ、次のベリーダンスは全然うまくはないからバックダンサーとして一生懸命腰振るから宜しくぅ☆ |
当日は、曇天だった。
「すずらん公園で踊るってのが、今日のミッションだよな。よし、やってやるぜ!」
右手の親指と人差指、小指を立てて、他の指は曲げている。その手を顔の横に持ち上げて、不束 奏戯は明るく言った。ポーズはまるで、一昔前のアイドルだ。
「あたしもやってやる~!」
隣で両手を高く上げ、きゃあっと叫ぶのは、アイオライト・セプテンバー。艶村 雅と白露は、ご機嫌な二人の背中を眺め、片一方は呆れた顔、もう一方は苦笑の顔である。
「若いわねえ、二人とも。でも、俺も混ざっちゃうんだから。ねえイルド、奏戯がパラパラを教えてくれるらしいわよ。ベリーダンスもやるんですって。精いっぱい踊らせてもらいましょ」
スウィンはくねりと腰を揺らめかせたが、イルドは不満顔である。
「……新郎新婦を祝うのはいいが、なぜダンスなんだ……」
「だって、あのすずらん商店街よ? 思い出すわねえ、闇鍋」
「あれは最悪だった……」
くねくねと、スウィンが歩く。そんな彼を見ながら、セイリュー・グラシアはにこやかにラキア・ジェイドバインを見やった。
「要は結婚式盛り上げの余興だよな? だったらやっぱりフォークダンスだ。チロル地方のレントラー!」
「フォークダンスならいろいろと踊れるよ、楽しみだね」
笑顔の横で、アキ・セイジはヴェルトール・ランスに視線を向ける。
「俺たちはワルツを踊るぞ、ランス」
「……なんでそんないきなりハードル上がるわけ?」
ランスが問いかける。このメンバー、みんなで踊るものとしては、どうしたって違和感がある気がする。しかしセイジは平然と答えた。
「以前の任務で、社交パーティーに出ただろう。あの時は食事と歓談だったが、今後依頼でダンスが必要になることもあるかもしれない。俺は心得があるが、お前はないだろ」
まったく、熱心、真面目なことである。それはそれでセイジらしい……と思いながらも、はたと気づいたことがある。
「ってことは、セイジが手とり足とり腰とり教えてくれるんだよな?」
「腰……? まあワルツだから手は取るが……腰?」
セイジはランスの意味するところが、理解できていないようだ。腰……? と考え込んでいる。しかしランスは破顔一笑。
「そっか、なら頑張っちゃおう、俺!」
※
すずらん公園に行くと、入口でハチが迎えてくれた。タキシードを着たハチは馬子にも衣裳、それなりに格好よく見えた。しかし「ようっ!」と手を上げるしぐさは、やはり下町そのもので、なんというか、笑えてしまう。
「わあ、ハチさん久しぶり! ねえねえ、今日は誰の結婚式なの? その格好からするとハチさん……ではないみたいだけど」
「俺? 俺の魅力はそんじょそこらの女衆にはわからねえのさ」
アイオライトとハイタッチを決めながら、ハチは胸を張る。
「要するに相手がいないってことだろ」
独り言を漏らしたイルドの後頭部を、スウィンが、手のひらでぱちんとはたく。
「お久しぶりです、ハチさん。あの……ご祝儀はお包みした方が?」
一応祝儀袋は持って来たんですけど。取り出す白露に、ハチは大口を開けての大爆笑。
「前も思ったけど、律儀な兄さんだなあ。いらねえよ。その代わり踊ってやってくれや。なにせ今日は、靴屋の看板娘、ミーコの結婚式なんだから!」
ちなみにミーコはまだ準備中。あんたらの希望の品はそっち。着替える場所は……って準備するの忘れてたから、あっちの滑り台の方で着替えてくれ。まあ男だしいいだろ。お嬢ちゃんは着替えしねえもんな。
なあ? とハチはアイオライトを見た。相変わらず女性に間違えたままではあるが、アイオライトは気にしない。
「早く花嫁さん来ないかなあ。綺麗だろうなあ」
うきうきそわそわ、あたりをうろつくアイオライト。その横を通って、着替え組は場所を移動した。
「残った中で一番真面目そうなのはっと」
ハチはまっすぐセイジの元へと向かってきた。
「おう、兄さん。水鉄砲ぶりだな」
「その節はどうも。真面目そうって……年齢でいえば白露さんでは?」
「うーん、律儀で真面目……そうではあるが、天然じゃねえ?」
ひどい言いぐさである。
「こいつもなかなかだぞ」
ランスがセイジを指さす。その指を、セイジはてのひらで包み込んで折ってやる。痛えと叫ぶのは無視だ、無視。
「で、なんでしょうか、ハチさん?」
「いやな、この結婚式。ほんとはすずらん通りの建物ん中でやる予定だったのよ。で、ラストだけこっちのつもりだったんだけど、ウィンクルムが踊るって言ったらみんな『じゃあ公園で!』とか言い出して……」
「だからこんなピクニック状態なんですか」
「テーブルがキャンプ用だから、そう見えるわな。ま、一応は立食形式のつもりなんだけど。……そんな目で見るなよ。最初はビニールシートに飯広げてって案もあったんだ。こっちのほうがましだろ。で、踊ってるときな、たぶん商店街のみんなも邪魔すっから。よろしくな」
「……よろしくとは?」
「仲間に入れてやってくれってことだよ」
頼むな、とハチはセイジの背中をたたく。その強さに思わずよろめいた。
「……俺、ワルツ、ちゃんと習えるのか?」
ランスの問いに、セイジは無言。なにせ、にぎやか突飛なすずらん商店街だ。
※
さてこちらは着替え組のメンバーである。
「似合うじゃない、イルド」
スウィンはそう言って、タキシード姿となったイルドに視線を這わせた。頭のてっぺんからつま先まで、言葉をかえるならば舐めるように見つめている。
「お前もなかなかだな」
「そ? 嬉しいわ。でもダンスにしては、ちょっと動きにくかったかしら?」
腕を上げ腰を揺らして、無音の中で、スウィンが踊る。ちなみにこれは、滑り台の横である。
「で……かなちゃんはどうして着ぐるみなの?」
「雅ちゃんはなんで着替えてないんだ?」
奏戯と雅もまた滑り台の横で、こちらは顔を見合わせていた。
「ベリーダンスもあるのに、セクスィーな衣装、着てくれよっ!」
「祝う心があれば普段着で十分だよ。まったくこんなものを用意していただくなんて!」
雅が手に持っているのは、まるっきりベリーダンスの衣装である。ひらひらのロングスカート……というのか。しゃなりと揺れるスカートと、胸だけを覆う丈の短いブラトップ。これ女物だろと、見た瞬間に突っ込んだ。
「こんなもの、着れるわけないよ」
それと同じ声が、滑り台の中から聞こえた。
「いーやーだ!」
ラキアである。
滑り台は、階段の下が、ちょうど穴倉のようになっている。そこそこの高さがあり、外からは中が見えにくいので、セイリューとラキアはそこで着替えているのだが。
「女装は似合う方がするものだろ」
「セイリューよりは似合うと思う。でも抵抗あるよ」
スカートを押し付けてくるセイリューに、ラキアはぶんぶんと首を振る。それを無視して、セイリューはどんどん男性用の民族衣装に着替えてしまう。ラキアはスカートを手にそれを黙って見ていたのだが……。
「……俺、こっちの女装でいい」
突然そんなことを言い出すので、セイリューははたと首をかしげた。
「そんなに嫌か? このサスペンダーつき半ズボン」
「それならスカートの方が数倍まし!」
ラキアは用意されていた、女性服を離さない。濃藍ベストにふんわりスカート、真っ白エプロンの組み合わせだ。
「さっきまでは女装なんて嫌だって言っていたくせに」
「だってそれ、ズボンぴちぴちだし腿出てるし! セイリューは平気なの?」
「スポーツのユニフォームは、半ズボンが多いから平気さ」
※
ということで、ダンスである。
花嫁と花婿、そしてすずらん商店街のみんなは、少し離れたところで真面目に結婚式を進行している。
「新郎新婦の入場です!」
入場も何も、場所は公園である。スタンバイしているところまでばっちり見えているのだが、まあそれはそれ、気分の問題だ。
「これね、あとで花嫁さんたちに見せようと思ってるんだけど」
新郎新婦から十数メートルの先。アイオライトはぴっと背筋を伸ばした。
「アイオライト・セプテンバー、新婚さんのために一発芸します!」
白露にピンク色のタオルをかけ、自分は白いタオルをかぶる。
「紅白もち!……あたしが漉し餡で、パパが白あん!」
「……説明つきかよ」
ぷっと噴出す奏戯。ほかの面々は、子供のやることだからと温かいまなざしで見つめている。しかしタオルをかぶったアイオライトにはわからない。
「わーい、たのしかった!」
もぞもぞと、アイオライトが顔を出し、その横で白露がつぶやく。
「……私は30歳を超えて、何をしているんでしょうか」
「そんなことは考えちゃダメ。これからもっとはじけるんだから!」
「スウィンさん……」
同年代。分かり合える何かがある。
※
「よっし、パラパラ行くぜ~!」
着ぐるみの奏戯がおうっ! と手を上げると、アイオライトとスウィンもまた手を上げた。
「でも俺、踊ったことないのよ。大丈夫かしら?」
スウィンが少々不安そうに尋ねるが、奏戯はどーんと自らの胸を叩く。
「だいじょーぶ! 手の振りさえ覚えれば、後は足でリズムとるだけだし、そんなに難易度高いダンスじゃないから、付け焼刃でもきっといける! 練習なんていらない、そのままやっちゃおう」
テンション高い傍らで、雅が静かに口を開く。
「……パラパラというのは初めて見るのですが、手だけですか……それならいけるかもしれませんね」
「なに、雅ちゃん、踊ってくれるの? ……っておーい、そこ! イルド! そんな酒飲んで大丈夫? 酔い回るぞ」
「俺はそんなに弱くない。ったく……俺がなんでこんなこと……くそっ、もうどうにでもなれ!」
「じゃっ、スタート!」
奏戯が、ハチが用意したラジカセの再生ボタンを押した。そこから流れるのは『マーメイド・レジェンティア』で流れるテーマ曲の一つである。
「はいみなさーん、まずは手を上げて! 右、左、右、右、はい回して!」
軽快なリズムで奏戯は言う。確かにメインの動きは手だけではある。しかしそのスピードが――。
「早いですね。え? 右、右、え?」
「違うよパパ、こうだよこう!」
かつて踊り子をしていたというアイオライトは、さすがに呑み込みが早い。見事に奏戯と同じ動きをとっている。スウィンもまたなかなかのもので、大体似たような感じにはなっている。
「おっさんのみ込み早い方よ。ノリノリで踊っちゃうわ♪」
「俺は……くそ、俺は!」
むっつり不機嫌顔で体を動かすイルドの方は、新手の武道のようにも見える。しかし本人はいたって真剣にやっている。これは祝いだ。深く考えるな。無心だ。踊ることに不満はあるが、新婚夫婦は祝いたい。
それは雅も同じである。曲は半ば無視しているが、おっとりなんとなく踊ってはいる。
「よっし、次はベリーダンス!」
奏戯の掛け声に、アイオライトが腰を振る。
「ねーパパ、あたし色っぽい? ってなんで休んでるの、一緒に踊ろうよ!」
「年齢が年齢ですし、そんなに動けませんって……そういうのはアイにお任せします」
にっこり。アイオライトはその笑顔に弱い。パパが言うならと、腰をくねらせスウィンと踊る。バックダンサーは奏戯とイルドである。
「だからなぜ俺がっ!」
「すっげ不満そうだけど、その腹だしセクスィーだぜ!」
奏戯に指摘され、イルドはワイシャツの裾がズボンから出ていることに気付く。しまった、無心になりすぎたと突っ込みつつ、もう仕方ないかと自棄になる。
「白いワイシャツに黒い肌が映えるわね」
相棒が笑っていたことは、気づいていない。
「さて、次はオレらの番かな!」
それまで踊り狂うメンバーを見ていたセイリューとラキアが立ち上がったのは、ラジカセから、スイスアルプスの民族音楽が流れ始めたときだった。
二人は互いの手を取って、音楽に合わせて踊り始める。両手を上げたりくるくるまわったりのフォークダンス。動きはそんなに難しくはない。
「ねえパパ、あたしもパパと踊りたい!」
「……そうですか?」
アイオライトは、座り込んでいる白露の手を取った。
「セイジ、俺らも行こうぜ。なんか楽しそう!」
「おい、そんなに引っ張るな!」
ランスがセイジの手を握る。
スウィンとイルド、そして奏戯と、強引に連れ出された雅も加わって、全員で円をつくることになる。
そこにどかどかと人が入り込んできた。
「おう、盛り上がってんな!」
ハチと、すずらん商店街ご一行である。
「宣誓とか指輪の交換とかキスとか、大事なこと終わったから、ってことで!」
軽快なリズムに乗って、みんながにぎやかに踊りだす。花嫁も花婿も、その両親も、町の人も。老いも若きもパートナーと、体を揺らす。
向かい合って繋いだ手の間をくぐり、くるりと体を回転すれば、女性陣とラキアのスカートが舞う。花嫁のドレスがふわりと波打ち、曇天の地に太陽が降りたような華やかさだ。
「いいね、こういうの!」
「そうだな、ラキアのスカートも似合ってるし」
「もう、なにそれ!」
手を繋いで回りながら、セイリューとラキアは笑いあった。
にぎやかな時間の後は、しっとり落ち着いたものが欲しくなる。
セイジはここが出番とばかり、ランスと、有志一同の前に立った。ワルツを踊ると宣言したら、それなら教えてくれと言ってきたメンバーだ。その中には花婿もいる。
「では俺が、男性パートの手本を見せます」
セイジはそう言って、左右の手を肩のラインまで上げた。左手を伸ばし、右手は曲げる
「左手は相手と合わせて、右手は相手の背に沿わす。これが始まりの姿勢です。ステップはゆっくり大きく。左足を前に出して……次は右……左……右……。音楽に合わせて」
空気と踊るように、セイジは動く。それはしばらく続いたが、
「俺たぶんもう行けると思う」
ランスが立ち上がると、セイジはぴたりと動きを止めた。
「お前こういうのはほんと物覚えがいいな」
「まあね」
ランスはにこにこ笑いながら、セイジの手を取った。そして習った通り、ステップを踏んでいく。
ランスは覚えたての男性パートを踊るから、セイジは女性パートを踊ることになる。セイジはランスの動きについて行きながら「うまいじゃないか」と近くの顔を見た。ランスははにかむように笑い、周囲に目を向ける。
「みんなも一緒に踊りましょう!」
ワルツなど踊ったことのない人々は、一度の授業では不安があるようだ。はじめは顔を見合わせていたが、花婿が花嫁の手を取ると、みんなそれぞれ立ち上がった。各々パートナーと手を組み背を抱いて、ゆったり曲に合わせて踊り出す。
「痛っ! ちょっと足踏むなよ。ヒール痛ってえだろ」
「ちょっとあなた、背中擦るのやめてください!」
「だって素肌だから気になって……わっ、睨むなよ!」
とてもワルツを踊っているとは思えないような、にぎやかな会話が飛び交う。ステップは、正しかったりそうでなかったり。でも祝いの席なんてこれで十分だ。
「しかしランスはほんとよく覚えたな。俺の足を蹴ることもないし」
「まあね! だってこれで、堂々セイジとくっつけるし?」
背中に添えられていたランスの手が、するりと滑り、セイジの腰を抱く。
「おいっ!」
思わず叫んで睨みつけると、ランスは楽しそうに笑った。その顔があまりにも無邪気なので、とうてい無邪気な奴ではないと知りつつも、セイジの手には力がこもる。
この頭を撫ぜてやりたい。しかし今はダンス中……!
葛藤は、流れる曲が終わるまで続いた。
※
「結婚式の祝福には、フラワーシャワーは必須だよ!」
ラキアは両手いっぱいに花を持っている。ほかのウィンクルムも、すずらん商店街のメンバーもだ。ちなみにウィンクルムが持っている花は、ラキアが育てたもの。赤、黄色、
白、綺麗な花は、新しい夫婦を祝うにふさわしい。
「おめでとう!」
「おめでとう!」
「お幸せに!」
「みなさん、ありがとう!」
ドレス姿の花嫁が、にっこりと笑う。傍らに立つ新郎の髪の毛は、花びらが山と降り積もっている。
「……結婚か」
相変わらずの仏頂面で、イルドは満面笑顔のスウィンを見やった。タブロスでは、同性同士の婚姻も認められている。いつか……そんなことを真面目に考えていたのだが。
ガツン! 頭に何かがぶつかって、は? と大きな声を上げてしまった。そのまま足元に落ちたものを見れば。
「……餅?」
隣でスウィンが叫んでいる。
「ちょっと誰よ、お餅投げたの!」
「いいだろいいだろ、そろそろ餅にしようぜ! ほら花嫁花婿、受け取れよっ!」
ジャングルジムの上から、ハチが餅をまいている。美しく華やかな花弁のシャワーは、いつしかおいしい紅白もちの拾いっこへと変わっていく。
「ほうら、もういっちょ行くぜっ!」
「ハチ、あんた気合入れて投げすぎだよ! 当たる! 当たるって!」
「ハチさん、もっとぽーんって投げてくれよ、ぽーんって!」
セイリューは両手に紅色の餅を持ち、ひとつをラキアに差し出した。
「これ、あとで食おうぜ! ラキア、ハーブティー入れてくれる?」
「もちろん! あ、じゃあ白いのも拾おうよ。紅白揃った方がおめでたいでしょ?」
「よっしゃ、とった!」
片手で餅をキャッチして、ランスはにこにこご機嫌顔。しかしセイジはそうではない。自分の上に伸びてきて、今は下りてきた手が、いとも簡単にセイジを捕まえてしまったからだ。
「ランス! 俺の頭の上は俺がとる! ってか抱きしめるな、俺は餅じゃない!」
「ふむ……なぜかたくさん拾えちゃったけど……あれ? かなちゃん、なんでそんなへばってるの?」
餅を両手に、雅はくったり静かな相棒に目を向けた。
「この着ぐるみ、暑くって……」
「うわ、大変! もうそんなの着るから……飲み物! 飲み物ください!」
「ん~美味しい!」
拾ったばかりの餅を手に、頬を押さえるのはスウィンである。そのうっとりした笑顔に、花嫁の微笑みが重なって、イルドはなぜかスウィンの顔が見られない。
「ならもっと食え。この餅、やるから」
つっけんどんに差し出すのが精いっぱいだ。
「さて、餅は終わり! 次は花嫁の出番だぜ!」
ラストの餅を投げ、ハチはドレス姿の花嫁を呼ぶ。花嫁は、ブーケを持った手を上げて、それを大きく左右に振った。
「ブーケトスするわよ! 欲しい子集まって~! 行くわよ、せえのっ!」
ポーンと弧を描いたブーケは、既に嫁となっている一同の頭上を越えて、アイオライトの手元に落ちる。
「きゃーっ、取れた! 花嫁さん、ありがとう!」
アイオライトが叫ぶと、遠くの花嫁はウインクだ。
「ふふ、若い子狙ったのよ」
「おや、アイ。よかったですね」
白露は静かに笑いながら、アイオライトの頭を撫ぜた。結婚式がめでたいのはもちろんだが、アイオライトが楽しそうで何よりだ。踊り子時代を思い出して泣いていたこともあった子が、今日は元気に踊れてよかったと、完全に父親の目線で、アイオライトを見つめる。
「ほら、パパ、お餅もあるよ。……って、あ! 一発芸するの忘れた! 花嫁さーん、見て見て!」
「アイ! それはもういいですから!」
曇天の空の下。しかしすずらん商店街は、今日も平和でにぎやかである。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 瀬田一稀 |
エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | コメディ |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | とても簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | なし |
リリース日 | 06月13日 |
出発日 | 06月20日 00:00 |
予定納品日 | 06月30日 |
参加者
- スウィン(イルド)
- アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
- セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
- アイオライト・セプテンバー(白露)
- 不束 奏戯(艶村 雅)
会議室
-
2014/06/19-23:58
ありがと、アイちゃん♪
同じ30代として耳が痛いわ~。おっさんは腹出してないけどね!
まあいいじゃない、腹出してても。男の色気(?)ってやつよ。
それじゃ、楽しい式になるといいわね! -
2014/06/19-23:38
>不束さん
初めましてだなー!
雲に隠れた太陽を引っ張り出すために踊るんだから
アメノウズメでもあながち間違っていないはずだ。
(と言い張る。しかしベリーダンスは皆に任せた!)
>アイオライトさん
それ以上色っぽくなるつもりか。やるな。
プランは出せたぜ。
皆で色々と楽しい式に出来るといいよな。
一生に一度のいい思い出だものな! -
2014/06/19-23:22
>不束さん
そう言ってもらえると気が楽だよ。
一寸相棒に手解きするついでもあってさ。途中でタンゴになる可能性が微レ存だが。
>ALL
それではリザルトで会おう。 -
2014/06/19-23:08
『マーメイド・レジェンディア』の曲りょーかいっ。
多分ギリギリまで練ってます。
>スウィンさん
アイちゃんでどうぞー。ちゃん付け嬉しい♪
ところでうちのパパも全身図でおなかだしてるよ。
30歳を越えて(爆) -
2014/06/19-22:31
『マーメイド・レジェンディア』のノリがいい曲ね。りょーかいよ。
一応プランは提出したわ。ぎりぎりまで修正可能よ。 -
2014/06/19-20:42
あいよー!
任せとけー!
あ、それいいねぇ~♪
『マーメイド・レジェンディア』のテーマ曲でいこうかw
んーテーマパークだし、一曲くらいマーチ系の曲は入ってそうな気がするから
『マーメイド・レジェンディア』のノリがいい曲でいこうか?
あ、じゃあ俺もベリーダンスっぽく腹だし衣装でいこうか!(場違い
今日締めきりだし、俺も頑張ってプラン書くわ! -
2014/06/19-17:49
あ、でもネズミって書いてみるなら止めないわよ。
具体的に書かないで「楽しそうな曲」って書くのもありなのかしら。 -
2014/06/19-17:29
ご教授よろしく、不束センセ♪
アイオライトの事はアイちゃんって呼んでいいかしら?
一緒に頑張りましょうね~。
うう~ん、ネズミはどうなのかしらね…。同じテーマパークって事で、
テーマパーク 『マーメイド・レジェンディア』(ワールドガイド:デートスポット)
のテーマ曲ってのはどうかしら?どんな曲か分からないけど!
ベリーダンスもやった事ないけど、もしやるなら参加する、かな?
そっちはお腹出した方がいいのかしら?(ちらっとイルドを腹を見る)
イルド「俺を見るな!」
順番に踊るなら、自分が踊らない間は休憩・見学って感じかね? -
2014/06/19-16:53
アキさんもスウィンさんも毎度よろしくー♪
そんじゃあたし、アメノウズメっぽい恰好してパラパラ踊るーー♪
やったあ。色っぽくなれるかな?
あたしはお酒呑めないから、ふつーにおどるよーー♪
ながーい時間踊ることになったら、一曲じゃ大変だねー。
いろいろ交代しながらのがいい気もする。
ブーケトスは取れるかわかんないけど、参加しますっ。
夜にもう1回ぐらい見に来れるかな? -
2014/06/19-13:11
スウィンとセイリュー、アキはお初!
宜しくなー♪
お、気づいたら満員御礼!
こりゃどんな仕上がりになるか楽しみだぜー♪
衣装…どうすっかな…。
>スウィン
お、即興でいっちゃう?
大丈夫大丈夫♪
パラパラは大体腕と手の振り覚えちゃえば簡単にリズム取るだけて形になるからー!
よっしゃ、じゃあ俺も酒飲んで楽しく踊らせてもらうわー♪
はい!という訳で手を掲げてーーーっ(違
曲は…どうすっか?
催しとしてやるなら一曲ずつ流してやるのがいいと思うけど…。
あ、俺の頭の中だとパラパラは夢の国のネズミさんのあれがいいと思うんだ!(通るか微妙なところをチョイス
>アメノウズメ
あ、それ俺も知ってる!
偉い神様を踊りで引きずり出す(語弊がある)話だよな♪
ベリーダンス系…あの腰振って踊る奴か!
やってもいいけど、多分その日に覚えるから付け焼刃な感じでいいかw
PL:主に笑いを取る方向でいいなら、おで、全力、出す
>アキ
おおーワルツいいと思う!
うんうん、様は踊ればいいみたいだから、二人でワルツっていうのでもいいと思うぜ!
-
2014/06/19-00:31
ばんわ、スウィンよ。不束はお初よね。皆よろしく~♪
おっさん達も一緒にパラパラ踊っていい?
踊った事がないから、本番前に簡単に教えてくれると助かるんだけど。
おっさん、飲み込み早い方よ?
イルドはビール飲んでヤケクソで踊るんじゃないかしら。ド下手だと思うけど。
おっさん達の衣装はどうしようかねぇ。タキシードでパラパラってのも面白いかも?
パラパラ組で統一する場合は合わせるわよ。
曲はどうなるのかね?違うやつ一緒に流して大丈夫かしら。
ブーケトスと紅白餅は、花嫁花婿・商店街側がこっちに向かってやってくれる事で、
フラワーシャワーはこっちが花嫁花婿にやってあげる事、であってる?
全部ありでいいと思うわよ~。
ブーケトスの時はおっさん達は取らないから、欲しい人で頑張って! -
2014/06/18-20:37
>アイオライトさん
アメノウズメの踊りは要するにベリーダンス系。
なので絶対自分達じゃ無理・・・。
ブーケトスと紅白餅はどっちもするのでいいと思う。
ブーケトスは基本的に花嫁の投げるひとつだけになっちゃうから、
ラキアが「花びらを沢山まくフラワーシャワーも良いよね」と言うので
それも入れようかなと思っている。
踊りはチロルな衣装(コスプレ)でレントラーかな。
フォークダンスっぽい感じの物だよ。
結婚式の余興だからとラキアを説得して何とかする予定(おい)。 -
2014/06/18-18:09
アキ・セイジだ。
俺達が踊るのはワルツ。
パラパラでも民族舞踊でもないので、相棒と2人で踊るつもりだよ。ごめんな。
ともあれ、よろしく頼むよ。 -
2014/06/18-13:19
やったっ。ブーケも紅白もちもどっちもありがいいなっ♪
>不束さん♪
パラパラ踊るおどるーー♪
なんだかよくわかんないけど、楽しそうだしーーー♪
>セイリューさん
セイリューさんもおひさーー☆
アメノウズメの案もいいねっ。
素敵。教えてくれてありがとう。
パラパラと一緒にできないかな?
あたしは、民俗衣装+ダンスで「盆踊り」としか考えられませんでした……。
男の人のダンスって案外種類がないもんだね。 -
2014/06/18-01:20
セイリュー・グラシアだ。ヨロシク。
個人的には色々と超難易度高くてどうしよう。
隠れた太陽に出てきてもらうための踊りというと
極東地方の神話でそんなエピソードあるよな。
アメノウズメの踊り。
衣裳的にも、これアイオライトさん向き?
オレ達じゃ絶対無理・・・orz。
(自分達で使えない案しか出てこないあたり難易度高い)。
民族衣装と合わせて何かいいネタないかもう少し考える。 -
2014/06/17-14:01
もういっそ派手にブーケも紅白餅もバラまいちゃえばいいって俺思うんだ!(きりっ
ということで、アイオライトちゃんはこの前振りー♪
お、一緒にパラパラ踊っちゃう?
多分皆でパラパラとか踊ったらそれはそれで壮観(笑)な眺めになると思うんだ!(別の意味でな
え、結婚式に合わない?
大丈夫きっと大丈夫。
俺達に求められてるのは
踊る事だけ!!
なんだから!!(どやぁっ -
2014/06/17-00:38
紅白のおもち♪ ブーケ♪
そんなわけで来ちゃいましたアイオライト・セプテンバーですっ。
踊り子設定があったはずなのに、うしろの人が詳細決めてませんっ ←
不束さんもまたまたよろしくーー♪
パラパラかー。あたしもやってみよっかな? -
2014/06/16-17:19
こんにちわー♪
不束さん家の奏戯君が通りまーーっす♪
といっても俺しかまだ居ないみたいだからとりあえず挨拶を。
お嫁さんと旦那さんを祝って踊るなんてそうそうないからねぇ。
俺ってば張り切って踊っちゃうぜ☆(キラッ
あー…ところで踊りってパラパラしか踊れないけど大丈夫かなー?
晴れを祈って踊ればいいっていうから無駄に派手に踊っちゃうぜ♪
ということで、宜しくなー♪