


紅月ノ神社周辺に広がる鎮守の森には小さな小神たちの祠が点在し、年末になると一部の和風妖怪たちが大掃除をして回っています。
事の発端は、全ての掃除を終えて紅月ノ神社に戻ってきた和風妖怪の一人が呟いた一言でした。
「折角来るならここだけじゃなくてあっちもお参りしていけばいいのに。一応参道もあるし、お参りして貰えば神様も喜ぶだろうに」
「でも、足場が悪いところもあるし……なぁ」
「ウィンクルムなら大丈夫じゃないか?」
数日後、紅月ノ神社の初縁日の日を伝えるポスターの横に張り紙が貼られました。
そこには筆で『ウィンクルム様専用』と書かれています。
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三社参りノススメ
三社参りとはその名の通り、初詣の際に神社を三つ詣でる初詣のスタイルです。
鎮守の森には小神様の祠がいくつもあります。
今年の初詣は紅月ノ神社以外の祠にも詣でて見ませんか?
三つも詣でるとあまり良くないのではないか。と感じる方もいるかもしれませんが、らぶてぃめっと世界の神様はそんなに心が狭くはありません。
それに神様だって得意分野があります。恋を頑張りたい貴方は縁結びの神へ、健康祈願なら健康の神へ、金運アップなら商売繁盛の神へ。今年は貴方のお願いしたい分野が得意な神様へお参りしてみませんか?
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年が明け初詣に来た貴方は手元にある鎮守の森にある祠の地図を見ながら今年をどんな年にしたいのか考えながら三社参りをして見ることにしました。


紅月ノ神社の他に、お願いに応じて二つ祠を巡りましょう。
雪が積もった森の中にある参道を歩きながらお二人で前の年を振り返りこれからの一年を語り合うのもいいかもしれません。
どんな事をお願いするのか、どんな一年にしたいのかしっかり決まっていなくても紅月ノ神社の神職さんがオススメの祠を教えてくれます。
お賽銭として三箇所合わせて一人当たり300ジェールかかります。
こんにちは、または初めまして。龍川那月と申します。
今回は年末年始直前という事で少し早いですが初詣のエピソードになります。
三社参りは西日本の一部地域で本当にある風習です。地域によって色々な決まりごともありますが、その辺りまでは考えず一つの神社と二つの祠を詣でてみて下さい。
年が明けて一つ目のお願いは何ですか?
まだ年は明けていませんがリザルトノベル公開は来年になりますので、一年の抱負等考えてみてはいかがでしょうか?


◆アクション・プラン
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
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神様に願うなら、やっぱ幸運だろ。 「ヤバい時こそ、幸運を授けて下さい」と。 ヤバい時ってのは、色々とピンチな時。 自分で出来る限りの努力はする。 でもラッキーか否かは、努力で何とかできるってのじゃないし。 カミサマの得意分野じゃん?なのでヨロシク!と。 他には、ラキアがいつも元気に笑顔ですごせますように! コレって健康祈願とかそういう系の神様か? レカーロや猫達も健やかに1年過ごせるよう、願いたい。 自分達も健康に気をつけるカラ、ヨロシクと。 もうひとつ大事なお願いが! もっと皆を守れる強さが欲しいぜ。 当然そのための努力は今まで通り続ける。 今度は敵に逃げられたくないからさ。 後に憂いを残さずに済むように。頑張ろうぜ。 |
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あたしがお参りしたいところはね、美容の神様! 残りの神様はじーじにあげるね 去年のあたしも可愛かったけど(多分) 今年はもーっともーっときれいでセクシーでグラマーな悪女になりたいんだもん あ、でもでも、ちゃんと自分でもがんばるよ? だって努力しないと神様は来ないんだよね? だから、じーじの為にも出来るだけ早寝早起きして、元気いっぱいになるぞっ 二礼二拍手一礼だったっけ…お手々をパンパン… えーと、今年もいい年になりますように お胸がおっきくなりますように ぼんきゅっぼんになれますように おみくじは…中吉だって まあまあかな 足りない分は自分でがんばればいいの あ、じーじも同じ? わーい、だったら1人で大吉よりずっといいなっ |
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久しぶりの連休だ 大体いつも兄が監視でもしているかの様に予定を入れてくるから、エルディスが先に初詣を、と口にしてきた時には驚いた 初詣には余り縁が無い だから、興味と同時に誘ってくれた相手への安心感が増す 相手は行事慣れしているから、きっとついていけば楽しめるだろう 社の説明を見て行く先を決める 特に行き先の話を告げていないのに、相手と行く先は同じ お詣りを終えたら、自分が参っているのを見た相手がやはり不思議そうに問い掛けてきたので答えた 「『おまえと過す二人の時間が、ただ、長く続けば良い』──と、そう思った」 …そこ、何故、もんどりを打っている。 事実を告げているだけなのに、天ボケと言われるのは甚だ不本意だ。 |
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年始の挨拶を交わし 紅月ノ神社で参拝 参る祠決める為に2人でおみくじを引く 渋い顔の彼の手には大凶のみくじ 結果よりも中身が大切なんですよ? 微笑 夏の凶事を鎮めて下さったウィンクルムのお陰でこうして参拝が出来るのですね 感謝し森を静々歩く 祠で参拝 彼の顔は神妙でどこか怯えの色…? 占いの本質は可能性を提示しそれに備える又は回避する働きに活用して頂く事ですよ 何事か考えているのを見守る 了承前に手を取られ引かれるままに(楽し気 どうかしましたか? ええ、共に立ち向かいましょう 占いは気にする方なんですね 彼の頬を染め拗ねた仏頂顔が可愛らしい 祠前 おや(察し顔 そこにご配慮下さるとは では私も同じく祈願しましょう ふふ よろしくね |
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三社参りかあ。初めてする。 「ここと、ここかな」(地図上の祠を二か所指差す 「そ。先生が別のとこがいいなら、そっちでもいいけど」 順番は、紅月ノ神社に行った後に近い祠から。 紅月ノ神社には『今年一年よろしくお願いします』で挨拶だけ。 健康運は、『体調崩しませんように』。 対人運は、『仲たがいはしないように、したい』。 移動中は足元に注意して、偶に先生を確認する。 気配薄いから。いるかわかんなくなるんだよな。 「理由っても、別に大したもんじゃないけど」 「顕現時のがあれだったから、あんま体調崩すと母さんとか心配するし」 「対人運は……、まあ。色々」どうしたいんだろうな、俺。(もう一人の精霊が浮かぶ 「今日はありがとう」 |
●いつかのための備え(ルゥ・ラーン&コーディ 編)
ルゥ・ラーンとコーディの新年は年始の挨拶から始まり紅月ノ神社で参拝。と言うお正月らしいスタートになった。
参る祠を決める為に、と引いたおみくじ。
渋い顔のコーディの手には大凶。ルゥ・ラーンの手元には小吉の文字が書かれた紙が見える。ルゥ・ラーンの結果をみてやれやれと笑うコーディに
「結果よりも中身が大切なんですよ?」
微笑し、ルゥ・ラーンはどの祠へ行くか決めましょうか。と地図を広げる。おみくじの内容によると共通しておもわしくないのは健康運。運が上がるようにおみくじを結ぶと二人は健康祈願の祠へ向かった。
「この森も戦場に……」
先のノースガルドの戦場を思い出し目を伏せるコーディにルゥ・ラーンの感謝に満ちた声。
「夏の凶事を鎮めて下さったウィンクルムのお陰でこうして参拝が出来るのですね」
同じウィンクルム達に感謝しながら、森を静かに歩いて行く姿は祭事を行う神官のようにも見える。
祠の前で瞳を閉じ無病息災を祈るコーディの表情を
(ウィンクルムとなった以上この先戦場で……)
そんな思いが強張らせる。
(……?)
占い師と言う職業柄他人の表情を見ることに長けているルゥ・ラーンは相棒の神妙な顔にどこか怯えの色があるのを感じ取っていた。
「……大凶なんてバリバリ死亡フラグじゃん」
縁起でもない。と呟きとともにコーディから溜息が漏れる。
「占いの本質は可能性を提示しそれに備える又は回避する働きに活用して頂く事ですよ」
ルゥ・ラーンは何か未来を見据え重大な意思を持って行動しているのだと言うことをコーディは最近知った。曰く付きの部屋へ移り住みそこに巣食う瘴気を払う事もその一環らしい。その時の彼の説明には納得出来ていない部分が多く、胸いっぱいに広がった違和感も払えていないが、漠然とした恐怖からそれ以上詳しくは聞けていない。
(備える、か)
「……次は縁結びでいいよね」
神妙な面持ちで暫く考えて、コーディはまだ決めていなかった次の目的地を提案する。
考える相棒を見守っていたルゥ・ラーンの了承を聞く前に手を取ると少し強く引き歩き出す。
「どうかしましたか?」
嫌がる様子もなく引かれるままにしながらルゥ・ラーンはコーディに声をかける。その声はどこか楽しげだ。
「ウィンクルムパワー高めたくなった。上手く言えないけどそれが大凶対策になる気がする」
「ええ、共に立ち向かいましょう」
(占いは気にする方なんですね)
ふふ……と微笑むのはいつもの意味深な微笑みとは少し趣が違う、愛らしいものを見た時の微笑み。
「……」
その声にコーディの拗ねた仏頂面の頬がさらに染まる。
手を引いたままやってきた祠の前で
(長屋の瘴気をさっさと払える位には良好な関係築けます様に)
神人の力は精霊との関係が影響する。良好な関係になればなるほど瘴気がなくなるまでの時間は短くなる。そういう思いの様だ。
(おや、そこにご配慮下さるとは。では私も同じく祈願しましょう)
祈願している自分の精霊の横顔から願いの内容を察したルゥ・ラーンは同じ内容を念じた。
「ふふ、よろしくね」
長屋へと帰る道。
ルゥ・ラーンの意味深な笑い方に意味を分からないまま気恥ずかしくなったコーディは目をそらしたまま一言。
「こっちこそよろしく」
そう返すしかなかった。
●同じ願い(カイエル&エルディス 編)
今回の年末年始はカイエル・シェナーにとって久しぶりに訪れる連休と重なった。
その事を聞いた瞬間、エルディス・シュアの脳裏にカイエルの兄でありもう一人の契約精霊の顔が思い浮かぶ。
そして、現実の彼が現れる前に口を開く。
「じゃあ、初詣行こうぜ!」
兄はカイエルの監視でもしているのかと思う程、タイミングよく予定を入れてくる。エルディスよりも先に。
(これでこいつと過ごす時間を奪われることもない。……いいだろ、同居してるんだから、初詣位初めて一緒に行ったって)
誰かが何か言うわけでもないが、もう一人の精霊に心で弁解をする。先に知ればきっと彼も同じ様に誘っただろう。
貴族から軍人になったカイエルは今まで初詣と言うものに余り縁が無かった。
(エルディスは行事慣れしているから、きっとついていけば楽しめるだろう)
そう思うと、初詣というものへの純粋な興味と一緒に行けば楽しめる。という安心感は高まるばかりだ。
紅月ノ神社に貼られた三社参りの説明を見ながらどの神を参ろうか考えるカイエルの側で、エルディスは周りを見渡した。
「…こいつと…ずっと一緒に居たいんだけどこの場合の願掛けってどことどこ巡ればいい?」
分からないように小声で近くにいた神職に尋ねると、持っていた地図の中から二つの祠に指が指される。そこに行こうとエルディスは心の中で決め、森へと入る。
互いに願いは違うだろうから、詣でたい祠が近くなったら言い合おう。と話していたにも関わらずエルディスとカイエルは並んで同じ祠の前でお賽銭を投げ二礼二拍手一礼。
勿論地図には何が得意な神なのか書かれているが、道中互いに何の神を詣でるのか。という話はないまま二つ目の祠。
数多くある祠の中で偶然二つとも同じになると言うことは考えにくい。
(エルディスも同じ祠を詣でているな…)
隣で手を合わせる相手を見てカイエルは不思議に思う。
エルディスはカイエルの願いを知らない。もちろんカイエルもエルディスの願いを知らない。
(エルディスは何を……?)
「二つとも同じ祠詣でてるけど、何をお願いしたんだ?」
カイエルがそう考えていたところに不思議そうな声と表情を投げられる。
「『おまえと過す二人の時間が、ただ、長く続けば良い』──と、そう思った」
特に隠すことでもないな。と口をついて出たのは誤魔化しも嘘もないまっすぐな言葉。
「……っ!!」
「……そこ、何故もんどりを打っている」
自分が黙っていたものよりもストレートな言葉が来てしまったエルディスは恥ずかしさとその他色々な感情が一気に込み上げてきて冷ややかな視線と少しムッとした様な声にも上手く反応できない。
「……黙っておくか、誤魔化す位しろ!正面から言われたら恥ずかしいだろうが!この天(然)ボケが!!」
「事実を告げているだけなのに、天ボケと言われるのは甚だ不本意だ」
真っ赤な顔のままなんとか突っ込むが、カイエルは解せぬといった顔。
「カイエル、今年もよろしく!」
「ああ。よろしく」
その言葉と共に二人は笑い合う。願いが叶う様に。と心で強く思いながら。
●お揃いのおみくじ(アイオライト&ヴァンデミエール 編)
紅月ノ神社を詣で、あと何の神を参ろうかと尋ねるヴァンデミエールにアイオライト・セプテンバーが元気よく答える。
「あたしがお参りしたいところはね、美容の神様!残りの神様はじーじにあげるね」
「美容の神様……どうだろうね、いらっしゃるのかな?……まあ、僕のお願いも嬢と似たようなものだから、何処を訪ねればいいか、神主さんに訊いてみよう」
どんなお願い事か興味津々のアイオライトにヴァンデミエールはニコリと微笑んだ。
「僕の願い事?そりゃこの年になると無病息災を祈るばかりだよ。皆が健康でいられれば贅沢は言わない」
ヴァンデミエールのお願い事にアイオライトは花が咲いた様に笑顔になる。みんなが健康でなければアイオライトの好きなハッピーエンドにはならないのだ。
社務所でもらった地図を見ると美容の神は健康の神の祠の近くにある様だった。
「去年のあたしも可愛かったけど、今年はもーっともーっときれいでセクシーでグラマーな悪女になりたいんだもん」
「そうだね、神様はあまり細かく気を遣うほうではないみたいだ」
去年の自分の可愛らしさを断言した後、多分。と小さく付け加えるところが彼のいいところだと、ヴァンデミエールは思う。
「何処かのムスビヨミ様とか……ね」
お膝元であまり話してはバチが当たるかもしれないと、ヴァンデミエールが少し声を潜めるとアイオライトが内緒話みたいだと笑った。
「あ、でもでも、ちゃんと自分でもがんばるよ?だって努力しないと神様は来ないんだよね?」
「そうだね。僕たちは僕たちでがんばらなきゃいけない」
少しの内緒話の後、思い出した様にアイオライトが発した言葉にヴァンデミエールが頷く。
「うん。だから、じーじの為にも出来るだけ早寝早起きして、元気いっぱいになるぞっ」
そう言うや否や駆け出そうとするアイオライトを優しい手がとめる。
「先ずは足もとから。嬢、神様へ行く途中で怪我をしたら……」
そう言って指差した先、アイオライトの足元には大きな石があった。
「二礼二拍手一礼だったっけ……で、お手々をパンパン……えーと、今年もいい年になりますように。お胸がおっきくなりますように。ぼんきゅっぼんになれますように」
手順を確認しお願い事を声に出しながらも一生懸命にお参りをする神人の隣で、ヴァンデミエールは静かに手を合わせた。
「おみくじは…中吉だって。まあまあかな」
二つの祠を巡り紅月ノ神社へと戻ってくるとおみくじがアイオライトの目に入った。
「足りない分は自分でがんばればいいの」
「僕も嬢にならっておみくじを引こう」
引き当てた運勢を見ながらそう頷くアイオライトの隣でヴァンデミエールも御籤箱を振り、出てきたのは……
「おや中吉だ」
「あ、じーじも同じ?」
細かい内容こそ違うが、二人のおみくじはどちらにも中吉と書かれている。
「嬢とおそろいということは、今年も嬢と一緒に過ごせるということかな」
「わーい、だったら一人で大吉よりずっといいなっ」
大喜びするアイオライトと、笑い皺を濃くするヴァンデミエール。
「だったら幸せに仲良しにならないといけないね」
うんっ。と破顔するアイオライトに微笑み返し、さて今年は何をして遊ぼうか。と作戦会議を始める二人だった。
●拳合わせ(セイリュー&ラキア 編)
参道を歩きながらの話題は神様への願い事。
「神様に願うなら、やっぱ幸運だろ」
セイリュー・グラシアがびしっと人差し指で地図上にある幸運の神様の祠を指す。
なるほどね。と頷くのは契約精霊のラキア・ジェイドバイン。
ウィンクルムの任務には危険なものも多く存在する。特に相棒は危険を承知で飛び込んでいく性格であることをラキアは知っている。
「ヤバい時こそ、幸運を授けて下さい」
元気よくお参りするセイリューの横で静かに強い気持ちでラキアはそう願う。
(セイリューが大怪我したりしないように万一の時は幸運を授けて下さいね)
「あ、ヤバい時ってのは、色々とピンチな時。自分で出来る限りの努力はする。でもラッキーか否かは、努力で何とかできるってのじゃないしカミサマの得意分野じゃん?なのでヨロシク!」
と付け加える姿に
「去年はどれだけ君にハラハラさせられたことか」
とぼやいてから念を押す様にもう一度同じことをお願いし直すラキアだった。
「他には、ラキアがいつも元気に笑顔ですごせますように!ってのもあるな。コレって健康祈願とかそういう系の神様か?」
「健康なら、セイリューのためにこそ祈ってあげたいよ。うーん。この神様なんてぴったりじゃないかな」
ラキアが指差したのは健康祈願・足腰健康の神と書かれた祠。
「家族みんなでずっと過ごしたいからね。足腰が丈夫だと長生きするって言うし、いいんじゃないかと思うけど」
お賽銭を入れ二人はそれぞれ、レカーロや猫達が健やかに1年過ごせるよう長生き出来る様に。と願った。
(セイリューがいつも元気で過ごせますように)
と祈る横でラキアの笑顔を心から祈念するセイリュー。
(自分達も健康に気をつけるから、ヨロシク)
そう強く思いながら小さくお辞儀をして神人は祠を後にした。
セイリューにはもうひとつ大事なお願いがある。それは言わなくてもラキアには伝わったようだった。
二人はどちらからいうこともなく向かうのは戦いの神。
手を尽くしても倒せなかった敵の後ろ姿を、去り際のセリフを、悔しさを覚えている。
もう逃げられたくない。後に憂いを残すようなことはしたくない。
(皆を護るため、自分達はもっともっと努力するので、見守っていて下さい)
大切な人を守れるようにと、ラキアは祈る。
「もっと、皆を守れる強さが欲しいぜ。当然そのための努力は今まで通り続ける」
手を合わせるどころか、握り込んだ手にグッと力を入れるその姿は祈りには程遠く、固い意志のこもった声は願いというより誓いのように聞こえる。
その姿にラキアは彼の精神的な強さを見た。
「だから、もっと頑張ろうぜ」
「そうだね。今年もよろしく」
セイリューとラキアの拳がこつんと合わさった。
●それぞれの誓い(大樹&アルベリヒ 編)
「三社参りかあ。初めてする」
柳 大樹が広げた地図の上。
大樹の視線とアルベリヒ・V・エーベルハルトの視線が縦横無尽に動く。
「どのような一年とは。なかなか悩ましいね」
「……ここと、ここかな」
先に目的地を見つけたのは大樹の方だった。
地図上で指差された二つの祠を目で確認するアルベリヒ。
「健康運に、対人運かね」
「そ。先生が別のとこがいいなら、そっちでもいいけど」
「どちらも大事に違いない。この二つへ行こうか」
紅月ノ神社を参拝し、そこから近い方の祠へと足を向ける
近いのは健康運の祠だった。
参道とは言え人の通りが多くないところもある。片目を覆っている大樹は足場が悪くない場所も注意しながら歩いていく。
その視界に時折アルベリヒをうつすことも忘れない。
(先生気配薄いから。いるかわかんなくなるんだよな)
気配を消すのが上手いのではなく、数年前にかかった呪いによって常時気配が薄いのが今の彼なのだ。
(こうして気にかけて来るとは。本当に良い子だ)
感心しながら、アルベリヒは振り返る度に微笑みを返していた。
(体調崩しませんように)
祠の前で最後の一礼をしながら心で念じる大樹。
(確か、自分への誓いを伝えるのだったかな?)
記憶の中にある参拝方法を確認し、アルベリヒは念じる。
『怪我の無いように注意して過ごす』
「道すがら、選んだ理由を聞いても良いかね?」
次の祠に行こうと歩き出したところでアルベリヒが大樹に声をかけた。話していればいるかわからなくなることもない。
「理由っても、別に大したもんじゃないけど」
そう断ってから、少し間を置いて大樹は再び口を開いた。
「顕現時のがあれだったから、あんま体調崩すと母さんとか心配するし」
顕現時と聞いて記憶に浮かぶのは、顔の半分を包帯で覆った姿。確かに、あれを見たら母親でなくても近しい人は皆過保護にもなるだろう。アルベリヒの所感では目の前の青年はあの時よりも随分強くなっている。
「対人運は……、まあ。色々」
そう言って浮かぶのはここにはいないもう一人の契約精霊。
(どうしたいんだろうな、俺)
「……」
声を出しても、気配が消えてもきっと彼の考え事は途切れてしまうだろうと、邪魔をしないよう口を閉じたままアルベリヒは大樹の横を歩いていった。
『仲たがいはしないように、したい』
考えあぐねた結果大樹の祈念は自分への誓いのような形になっていた。その隣でアルベリヒも誓いを念じる。
『変わらず人の話に耳を傾ける』
「今日はありがとう」
「初詣は初めてだったからね、楽しませて貰ったよ」
帰り道、そんな言葉を交わしながら、紅月ノ神社で自分が祈念したことをアルベリヒは思い返していた。
『若い二人の行く道を見守る』
隣にいる大樹と彼の契約精霊との関係だけでなく、彼らがどう変わっていくのかも含めて見守ろう。そうアルベリヒは誓ったのだ。
その時大樹は、頭を下げ心の中でこう言っていた。
『今年一年よろしくお願いします』



エピソード情報 |
|
|---|---|
| マスター | 龍川 那月 |
| エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
| 男性用or女性用 | 男性のみ |
| エピソードジャンル | イベント |
| エピソードタイプ | ショート |
| エピソードモード | ビギナー |
| シンパシー | 使用可 |
| 難易度 | とても簡単 |
| 参加費 | 1,000ハートコイン |
| 参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
| 報酬 | なし |
| リリース日 | 12月23日 |
| 出発日 | 12月31日 00:00 |
| 予定納品日 | 01月10日 |

2016/12/30-22:19
最後ーっ
アイオライト・セプテンバーとじーじです
よろしくおねがいしまーす
あたしも真似しておみくじぽい
【ダイスA(6面):3】【ダイスB(6面):3】
2016/12/30-18:09
柳大樹と、アルベリヒでーす。
よろしく。
へえ、三社参りね。初めてするわ。
願い事か。えーと。(地図で目的の祠を探す
2016/12/29-01:07
2016/12/28-21:00
2016/12/28-13:38
ルゥ・ラーンとパートナーはコーディ。
よろしくお願いしますよ。
神社ではみくじを引いてみましょうか、
こちらの賽を利用させて貰いましょうかね。
それっ(精霊も一緒に引いている)
A神人 B精霊
1大吉 2吉 3中吉 4小吉 5凶 6大凶
【ダイスA(6面):4】【ダイスB(6面):6】

