『伝説の英雄達と、ギルティの記憶』

基本情報

用語解説

●ショコランドの住人

体長20~50cmくらいの羽のある妖精(飛行能力有り)が一番多く住んでいます。
種類はとても多く、蝶の羽、トンボの羽、光の羽など雑多です。
国によって、マシュマロの服を着ていたり、キャンディーの装身具をつけていたり、自己主張しています。
ショコランドの入り口(ショコランドの木が一番多い)付近にはカカオの精が住んでいます。
カカオの精は、チョコレート色の衣装を着て、それに合わせた装身具をつけているので一目瞭然です。
妖精たちは総じて好奇心旺盛で、少々いたずら好きです。

次に多いのが小人で、尖った帽子をかぶり、身長は50~1m程度です。

非常に稀ですが、人間が住んでいます。
貴族であることが多く、人里離れたところにお菓子の家を建てて、住んでいたりします。

●ショコランドの木

巨大な広葉樹で遠くからではなんの木かわかりませんが、実はカカオの巨木です。
お城より巨大で、てっぺんは低い位置の雲(雨雲)などよりも高い位置にあります。
地面の近くで幹の太さは直径40~50mほどあります。
地面の高さに4m×2mの大きさの穴が空いており、ここからショコランド世界へ入ることができます。
幹を登っていくと、枝の間に板を私て作ったカカオの精の街があります。

連邦内のカカオ豆生産の8割はこの一本の木から収穫されます。

●ヨミツキ

『サクラウヅキ』でしか咲かない、妖しいながらも美しい桜の品種名。
かつて起こったとされる大火による進化からか、火には滅法強く燃やすことは出来ない。
夜桜として他の追随を許さないほどの妖艶さを兼ね備えており、
その恐怖心と同時に、人を魅了する様子から、人々に神格化されている。
また、元々が『紅桜城』の内部から芽吹いたものだとされており、
町の人々は、この桜と『紅桜城』には畏怖と敬意を払っている。

●宝具『英霊ノ鏡』

イヌティリ・ボッカをかつて封印した英雄、
バレンタイン地方を護ってきた英雄達の魂が封印された宝具。

人物(NPC)紹介

●第一王子アーサー

長男、目立ちがり屋で新しい物好き、ちょっとだけお兄ちゃん風を吹かせたい21才。
母親はキャンディニアの女王です。
現在は、爵位を継承しバレンタイン地方を統治する王です。

●第二王子ジャック

次男、行動力溢れる正義漢、困っている人を見ると見境なく助けたくなる癖があります。
母親はクッキーラントの女王です。 細かいことは気にしない18才です。
現在は、アーサーとヘイドリックと力を合わせてバレンタイン地方を統治しています。

●第三王子ヘイドリック

三男、頭脳明晰で優秀だけど、引っ込み思案な性格の14才、なんと飛び級で現在大学生です。
母親はマシュマロニアの女王です。 内気で悩みの多い末っ子です。
現在は、アーサーとジャックと力を合わせてバレンタイン地方を統治しています。

●イヌティリ・ボッカ

A.R.O.A.の記録によれば、数百のウィンクルムが彼を封印するために命を落とし、
戦いに巻き込まれて地図上から消えた村も数十にのぼる、と言います。

現在、8割程度の力を取り戻しており、その実力は現在ヴェロニカを超えています。
攻撃の破壊力は、まともに受けてしまえば、ウィンクルムでも一瞬で気絶、最悪死亡してしまうでしょう。
対峙する場合、まともに攻撃されない工夫が必要だと思われます。

オーガ上位種のギルティで、過去に何度かウィンクルムと対決している敵です。
ギルティ・ストルゲを司るギルティですが、本人は自由奔放に行動しています。

●スガート

ボッカ様親衛隊隊員その1、デミ・ギルティ。
長い深緑髪で角が一本、中性的な美青年。曖昧な言い方が多く口癖は「多分」。

●デクニー

ボッカ様親衛隊隊員その2、デミ・ギルティ。
短い赤髪で角が二本、たくましい体つきのイケメン。あまり深く考えない所謂『脳筋』タイプ。

●セン

ボッカ様親衛隊隊員その3、デミ・ギルティ。
ゆるふわの水色ボブで角が三本、美少女にしか見えない青年。
普段は可愛らしく喋るが、手下のオーガや人間・精霊には辛辣です。

●リヴェラ・アリアンヌ

童謡のウィンクルム達と力を合わせて、その身と共にイヌティリ・ボッカを封印した女性。
封印されていた宝具『英霊ノ鏡』から魂が解き放たれ、
シュヴァリエ・グロリアの騎士達と、童謡のウィンクルムを見守っている。

●童謡のウィンクルム

かつてイヌティリ・ボッカの弱点を突き、その身と共に封印したウィンクルム。
神人は駄洒落好きの変わり者で、精霊は常識人だがむっつりな性格。
現在、封印されていた宝具『英霊ノ鏡』から魂が解き放たれ、
現代に生きるウィンクルム達へ武器となり力を貸している。

●ショコランドの英雄達

イヌティリ・ボッカを封印するため、リヴェラ・アリアンヌと童謡のウィンクルムが魂をささげた、
宝具『英霊ノ鏡』に魂を封印した騎士達。

三王子達の決定により、その魂が危機を救うために解放され、
大多数の英雄達は武器へと姿を変え、ウィンクルム達に力を貸している。

しかし、一部の魂が封印されてきたことへの不満などから、
デミ・オーガ化してバレンタイン地方に攻撃をしてしまっている。

●女神ジェンマ

スペクルム連邦全土のみならず異世界でも信仰される愛の女神。

●ジュリアーノ

六対の翼をもつジェンマに仕える『結界術の天使』です。
50年前の大敗で滅びかけたギルティガルテンの人を護るためにジェンマによって遣わされたが、
迫りくるギルティやオーガの前に自身も力の殆どを失いかけている。

地域情報

●スペクルム連邦

旧スペクルム連合王国の領土を引き継いだ世界国家、大陸の九割以上を領有し、五つの州に分かれた。
さらに、107の行政区に分かれている、それぞれ議員を選出し連邦を形成している。
実質的な行政、経済の中心地はミットランドである。

●ミットランド

古くから開けていた政治宗教の中心地で、スペクルム連合王国の首都タブロス(現連邦首都)が、最大都市である。人口170万人。
ミットランドの人口構成は99%が人類で、精霊などを見かけることは稀である。
全体人口は500万人程度、主産業は農業であったが、20年前より、工業やサービス業も盛んになっている。

●サクラウヅキ

ノースガルドとは間逆に位置する、一年中ぽかぽかとした気候が特徴的な町。
『紅桜城』を中心に栄えている城下町であり、タブロスほど近代化は進んでいないが、大体のデートスポットがある。
中でも、この町にしか存在しない桜『ヨミツキ』が町の至る所で咲き誇っており、デートスポットに美しいアクセントを施している。

●紅桜城(べにさくらじょう)

『ヨミツキ』が満開に開花した時に姿を見せる城。
『ヨミツキ』の原初の種を芽吹かせた城だとされている。

●バレンタイン地方

ミットランド南方に位置する妖精が多く住む地域です。
常夏のパシオン・シーより少々北に位置するものの、気候は温暖でカカオなどを中心に沢山のお菓子原材料の生産地になっています。
大部分がバレンタイン伯爵の領土で、ほぼ中心にバレンタイン城と城下町そしてショコランドの木があります。

●フラーム神殿

バレンタイン地方に存在する、古くから女神ジェンマ様を祀っている神殿。
古くから女神ジェンマ様を祀っている神殿。
悪しき心を持つものが足を踏み入れることは出来ないといわれており、
善と悪で心を迷わせている者の方向を決める場所ともされている。

●バレンタイン伯爵領

バレンタイン地方のほとんどがバレンタイン伯爵の領土で、スペクルム連邦内でも自治色が特に強い地域です。
伯爵領内では、連邦の法律以外に伯爵家が作った法令も同等の執行力をもっています。
A.R.O.A.の活動には規制はありませんが、伯爵家には敬意を払うのはお約束です。

●バレンタイン城

バレンタイン地方の中心にあり、政治経済の中心地でもあります。
城の周りには城下町が広がり、領内で豊富に取れるお菓子の原料からお菓子作りが盛んです。

城は高さ30mの分厚い城壁に囲まれていますが、さらに魔法障壁を設けて場内へ入れないように工夫されています。
正面の城門は特に堅固で、ここ数百年間あらゆる攻撃に耐えてきました。
巨大で分厚い城門は、その上にそびえる2本の楼閣とともにバレンタインに住む人たちの誇りの象徴でもあります。

城壁はほぼ正方形の形状で一遍は2kmほどあります。
内部には伯爵一族用の豪華な邸宅と政庁を兼ねた建物と、迎賓館などがあります。
また、その周辺には、大量のカカオやチョコレート、お菓子の材料各種がはいった倉庫が並びます。
城壁が完璧な防御施設なため、内部には防衛施設は全くなく、邸宅と庭園風の風景が広がっています。

●ショコランド

バレンタイン城の裏の丘にそびえる巨大な樹木「ショコランドの木」から繋がったメルヘンワールド(異空間)です。
ショコランドの木の幹に空いた穴からショコランド世界へ入ることができます。
このショコランドも名目上伯爵領なので、伯爵は連邦地図上に同土面積よりもずっと広い領土を持っていることになり、財政を潤してきました。

●ショコランド3王国

三王子の母親の治めていた王国でしたが、現在は三王子達がアーサーを筆頭に治めています。
王国といっても住人は妖精さんや小人さんがほとんどで、人口規模は村程度です。
面積もすごく田舎の村(面積は広いが人口はまばら)くらいなな感じです。

●キャンディニア王国

名前のとおり、キャンディでできたお城「ストラオプ城」を中心に、キャンディで飾り付けられた家々が城下町を作っています。
キャンディ類のお菓子の生産を手工業で生産しています。
お城の尖塔や町の大きな家々は、屋根の上に巨大なキャンディを使った飾りをつけており、夜はネオンのようにキラキラ輝きます。
赤の騎士団という、軍隊をもっていますが、猫に乗った小人騎士達で、やる気はともかく戦力としては役に立ちません。
一応、騎乗突撃を得意とし、キャンディのヤリで攻撃します。

●クッキーラント王国

小高いクッキー丘陵の上にそびえる城塞都市(町の周りをぐるりと城壁が囲っています)がクッキーラントです。
クッキーを使った高い城壁に囲まれた町は、もちろんクッキーの生産が主体です。
城壁には、投菓子器(1mくらいあるクッキーを飛ばす)などが装備され、まもりを固めています。
クッキーラントにも黄羽レンジャーという羽のある妖精たちの襲撃部隊があります。
偵察員としてはとても優秀ですが、戦力としてはほぼ頼りになりません。

城壁ないの町は迷路のように入り組んでいますが、
道幅は馬車が通れる程度に広いので幅自体はそれほど戦闘の障害にはなりません。
ただし、曲がりくねっていますので、見通しが悪く遭遇戦には注意すべきでしょう。

街中の主だった場所は街灯があり、夜でも明るく照らされています。
街灯は独立した魔法照明なため、一つずつ破壊しない限り道を照らします。

●マシュマロニア王国

柔らかいマシュマロの森(キノコの森のような感じ)の中にあるマシュマロタワーを中心に広がる村々がマシュマロニア王国です。
他の2つの王国の半分程度の小さな国ですが、マシュマロの段々畑が続く美しい国です。
静かな国ですが、産業がマシュマロ農業だけなので、裕福ではありません。
マシュマロパンチャーという戦闘部隊も持っていますが、名前のとおり戦力としては期待できません。

●シュヴァリエ・グロリア

バレンタイン城にある、様々な宝具が保管されている宝物庫。
バレンタイン城城前のちょうど真下付近に位置している。

現在、宝具『英霊ノ鏡』から解き放たれ、武器へと姿を変えた英雄達と、
リヴェラ・アリアンヌを匿うために女神ジェンマが異空間化している。

その他の情報

●ウィンクルム

契約した神人(プレイヤー)と精霊(パートナー)のことをウィンクルムと呼びます。

●A.R.O.A.

オーガに関する事件が急増する中、対オーガを目的として発足した組織が
Anti the
Risk of
Ogre
Agency
通称「A.R.O.A.」です。

●シンパシー

本格的なオーガの戦いのために女神ジェンマがウィンクルム達のために用意した新しい力です。
古代の伝承によると、女神はオーガと人間達の戦いを憂慮して、この力を生み出したと言われています。
※詳細情報はこちらからご確認ください。

●テルラ温泉郷に残る童謡

むかしむかし、この土地がテルラ温泉郷と呼ばれる前のお話。
大オーガが突然現れ、大暴れし始めました。
王様は大オーガを倒すべく、100万の軍勢を率いて戦いを挑みましたが、返り討ちに遭ってしまいます。
そこで立ち上がったのは、王子様とお姫様でした。
二人は大オーガからみんなを守るべく、大オーガに立ち向かいます。
しかし、大オーガの力を前に、二人はボロボロになってしまいました。
大オーガが拳を振り上げ、とうとう二人の最期が迫った時――大オーガは突然慌て始めたのです。
「あの声が……あの声が聞こえてしまう!」
その声と共に聞こえたのは、明朝を告げる鳥の声でした。
みるみるうちに大オーガの力が抜けていき、その場にへたり込んでしまいます。
この機を逃すまいと、王子様とお姫様は力を振り絞って、とうとう大オーガを封印することができました。
王子様とお姫様の愛の力が世界を救ったのです。


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