プロローグ
●覚めない夢
「ハロウィンのときみたいだ……」
A.R.O.A.の職員の一人が呟いた。去年のハロウィンと同じように、タブロスの人たちが次々と、覚めない眠りの中に落ちこんでいるのだ。
今回の敵は、オルロック・オーガ。被害者を眠らせ、夢の中で襲うオーガだ。
このオーガを倒すことでピーサンカを入手することができ、復活祭の儀式に使うことができる。
今回の依頼の被害者は、18歳の狐のテイルス、ロベルト。茶色の髪に黒い瞳、ごく平均的なパン屋の家庭に一人息子として育った、未契約の精霊の少年である。
発見当時、彼のそばには、見慣れないプレゼントボックスが転がっていた。どうやらこの箱を開けて、オーガにやられてしまったようだ。
ウィンクルムは被害者の夢の中に入り、登場人物の一人となっているロベルトを探し出さなければならない。
また、同じく登場人物の一人になりすまし、被害者を襲おうとしているオーガを特定し、倒さなくてはならないのだ。
被害者ロベルトの夢は、以下のようなものである。
【夢の内容】
●森の粉ひき小屋
昔々のそのまた昔。その国の大半は、野の獣が跋扈する、黒い、深い森に覆われていた。
ある日、その森に一人の旅人が迷いこんだ。
旅人は三日三晩、狼の遠吠えに追われ、月のない夜の底知れない闇におびえ、森をあてどもなくさまよい歩いた。
三日目の夜遅くに、人家の灯りが見えた。そばを川が流れ、水車が回る音が聞こえる。
近くに村もない、森のまっただ中に、一軒だけたたずむその小屋に、旅人はいぶかしんだ。盗賊のすみかだろうか。
だが、おなかがへって仕方がなかった旅人は、小屋の戸をたたいた。
中から声が聞こえた。「どうぞ、お入り」
ギギィッ……。
耳障りな音を立てて開いた扉の向こう、ろうそくの明かりに照らされて、青ざめた、異様に光る目でこちらを見るのは、五人の男。
服装から、一人は、粉ひき小屋の親方で、残る四人は粉ひき職人と思われた。
「ようこそ、我らの粉ひき小屋へ。歓迎しよう」
恰幅のよい親方はニヤリと笑って、旅人を招き入れた。
旅人は、小屋の人たちの異様な雰囲気におののきながらも、温かいパンとスープをごちそうになり、生き返ったような心地がして、そのまま眠りについた。
翌朝、異様に見えたのは気のせいだとわかった。皆気持ちのいい連中だった。親方は、行くあてがないならここで働きな、と誘ってくれた。
だが、見習いとして働き始めた旅人は、おかしなことに気がついた。一人だけのときに小屋の周りから離れると、不思議な力に引き戻されるのだ。
それに、週に一回、深夜に、見習いをのぞく全員で、地下の物置でなにかやっているようなのだった。見習いは参加が許されなかったし、その時間になると、眠くてたまらずベッドから起きられなかった。
●粉ひき小屋の真実
見習いは小屋で働き続けた。小屋の仕事はきつかったが、時々親方に許可をもらって、近くの村に先輩と一緒に遊びに行くこともできた。
見習いになってから半年がたち、見習いは正式に職人として皆に認めてもらえた。
そして一人前の職人となったお祝いが済むと、ついに、先輩たちの口から、小屋の真実が明かされた。
「粉ひき小屋の親方も、職人も、全員が魔法使いであること。
職人たちは親方の魔法の支配下に置かれ、行動も制限されているかわり、親方に魔法を習っていること」
新米職人はその夜から、職人たちとともに、地下の物置で親方から魔法を習うことになった。
授業では、親方は主に、動物や植物、想像上の生き物に変化することで様々な力を発揮する魔法を皆に教えた。
●大晦日の怪事件
やがて年の暮れを迎えるころになった。
大晦日の朝、新米が朝食をとりにテーブルにつくと、皆は食欲もなく青ざめた様子だった。親方も青ざめ、恐ろしい顔をしていた。
新米は不思議に思った。しかし、わけを聞いても、誰も教えてくれないのだ。
大晦日の夜、新米は寝床で、奇妙な物音を聞いた。
しかし、異様なくらい体が重くて、眠くて、動けないのだった。
新年の朝、新米と職人たちは、仲間の職人の一人の無惨な姿を発見した。
彼は粉置き場に倒れていた。天井から天秤のさおが落ちて、首の骨を砕いたのだ。
皆は彼の亡骸を棺の中に納めて、近くの荒涼とした森の空き地に運んでいった。
新米はその場所をみてぞっとした。同じような墓が整然と一列に並んでいるのだ。まるで、毎年同じことが繰り返されているように。
そして新年の夜、ろうそくの灯りのもとに、皆が言葉も少なく夕食をとっていると、誰かが小屋の扉をたたいた。
旅人が一人、さまようようにやってきたのだ。
「ようこそ、我らの粉ひき小屋へ。歓迎しよう」
親方はニヤリと笑って、旅人を招き入れた。そして、新米は先輩となった。
●親方のまじない
半年が経ち、後から入った新入りも一人前と認められ、魔法を習う仲間入りを果たした頃。
職人たちは、事情を知らない二人に、親方のまじないについて話した。
「親方を含め、皆が魔法の力を使い続けるためには、毎年大晦日の晩に、粉ひき小屋の六人の中から一人、生け贄を選んで、殺さなければならない。
翌年、一人減って五人になると、必ず一人、どこかから仲間がやってきて、欠員が補充される。
生け贄は親方が選ぶ。
毎年繰りかえされるこのまじないを打ち破る儀式を行うためには、粉ひき職人を愛する村娘の力が必要である」
粉ひき職人たちは、この恐ろしいまじないに嫌気がさし、今年こそは愛の力でまじないを打ち破ろうとしていた。
●まじないを破る儀式
話を聞いた二人が儀式を行うことに同意すると、職人たちは続いて、儀式の内容について話した。
まじないを打ち破る儀式への承諾は、親方が魔法を使うための契約の内容となっているため、親方は職人たちの申し込みを断ることができないのだ。
「大晦日の夜、親方を含めた全員が、粉ひき小屋の地下の物置でカラスに変身する。
そこに、あらかじめ粉ひき職人たちから事情を聞かされた村娘たちがやってくる。
粉ひき職人を愛する娘たちは、六羽のカラスに一人につき一問だけ質問をすることができる。
カラスたちは『はい』か『いいえ』のみしゃべることができる。うそをつくことはできない。
質問の際、娘は恋人や自分の名前を口にすることはできない。
娘は、六羽の中から、自分の恋人と思われる一羽を選びだす。
正解なら、そのカラスは人間の姿に戻り、親方の支配から解放される。
娘たちが正しく恋人を選ぶたびに、親方の魔法の力は弱まっていき、最終的には職人たちの魔法で倒せるようになる。
しかし、娘がひとたび恋人を選び間違えれば、親方は力を回復し、間違えた娘とその恋人が次の『生け贄』となる。」
月日は流れた。ついにまじないを打ち破る儀式を行う本番の日、大晦日がやってきた。
日もとっぷり暮れた頃、ランプを手にした四人の村娘が粉ひき小屋を訪れた。
娘たちが、不思議な力に導かれるようにして、地下へと続く階段を下りると、彼女らの背後で独りでに扉が閉まった。
暗闇の中、四人の娘のランプだけが光る。
いや、光っているのはランプだけではなかった。
とまり木に留まった六羽のカラスの目が、光を反射して異様に輝いていた……。
解説
【目的】
オーガである親方のまじないを打ち破り、親方を倒し、被害者を救出すること
【カラス】
精霊は職人役で、カラスに変身しています。ロベルトと親方を加え、合計六羽となります。
カラスの外見は全く同じで、声にも魔法がかかっており、区別はつきません。
また、最初は親方の魔法の力が強いので、全羽同じ姿勢で動くこともできません。
娘たちが正解するたび、次第に自由がきくようになります。
【村娘】
神人は恋人の村娘役になっています。精霊たちには自分の神人がわかります。
こういう格好希望、というのがありましたら、プランにどうぞ。
【質問】
神人は精霊に、他の精霊やロベルトや親方は「いいえ」で、自分の精霊だけ「はい」と答える質問か、または逆に他の人はすべて「はい」で、自分の精霊だけ「いいえ」と答える質問をしなくてはなりません。
パートナーや自分の名前を口にすることはできません。
一人でも間違えると【任務失敗】となります。
【オーガ退治】
全ての娘が正解すると、親方は様々な生き物に変身する魔法を使い、攻撃してきます。
ウィンクルムは、夢の中では親方と同じ魔法使いですので、生き物(動物、植物、想像上の生き物など)に変身することで攻撃や魔法が可能です。
たとえば「ロイヤルナイトのアプローチであれば、鳴き声の大きな動物」というように、ジョブの特性を生かせそう・ジョブスキルを使いやすそうな生き物に変身してください。
短時間に何種類もの生き物に変化可能で、変化にMPは消費しません。
また、トランスすることで、職人は村娘に魔法をかけたことになり、神人も生き物に変身できるようになります。
残ったカラス一羽がロベルトです。魔法使いとしての力は弱いです。
【地下の物置】
魔法がかかっており中は広く、どんな魔法でも壊れません。
外に通じる階段と扉が一つありますが、儀式中は決して開きません。
【補足】
夢の中ではトランスしても光らず、また手に模様もありません。
ゲームマスターより
プロローグ長文でごめんなさい。読んで下さってありがとうございました。
本文の「●まじないを破る儀式」と、解説をよく読んで下されば、あとはさらっと目を通すだけで大丈夫です。
ドイツのクラバート伝説、好きなんです。
だいたい上に書いたような伝説ですが、エピソード用にいじってあります。
質問部分は、パートナーと多くの経験を積んだペアにとっては難しいお題ではありませんが、経験の浅いペアにとっては大変かもしれませんね。
もう一つの特色が、動物などの生き物に変化し戦う魔法戦です。
伝統的な魔法使いの力比べなので、一度やってみたかったのです。
考えることが多いので「難しい」としていますが、
拙作「氷の牙」シリーズのようなひねった内容ではないので、素直に考えて下さって大丈夫です。
オーガも、油断はできませんが強力ではありません。
四人揃わないと出発できないので、人数揃うか心配しています。(笑)
では、よろしくお願いします。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
叶(桐華)
質問は『大人ぶった泣き虫な子供の為に綺麗な灰白色の髪を伸ばしているね?』 桐華さんの「ハイ」が、『僕の為に伸ばしてる』って解釈の肯定であると受け取りたいとこ 一先ずは無事に儀式が終わるのを見届けるつもりだけど、 トランスは職人の無事を喜ぶ素振りで出来るかな? 無理でも、可能な時点から出来る限り早い段階でしておきたい 残った鴉のどちらが親方なのかを挙動などで見極めて、早期に行動阻害が出来れば理想 僕は蛇に変化して、こっそり足元から近づくよ 足に噛み付いて、親方の意識を逸らしたい 精霊の攻撃の邪魔にならないように、無理はせず、隙を見て噛んだり離れたり足元寄りでうろうろ コスモノヴァの合図が聞こえたら、すぐ離れるよ |
初瀬=秀(イグニス=アルデバラン)
(ベリーショートのスレンダー体型 胸?置いてきましたが?) 質問か……秘策はあるんだが、な 「黒髪短髪、銀色の鋭い目。薄い色付き眼鏡が特徴。 貴方はそんな「お姫様」の「騎士様」?」 これならまさか被らないだろう……!(ややヤケ) おーおー元気な返事だな……お前がパートナーだな? (「はい」と答えた烏を指して) 全員正解したら戦闘開始 ランプは床の隅にでも置いて光源確保 ロベルトはセラフィムに守ってもらう はいはい愛の奇跡なわかったわかった、落ち着け! 戦闘時はユニコーンに変身 角の威力、舐めてると痛い目見るぜ? (前足で軽く地面を掻いて突進) イグニスのMPが切れたら近寄って そっと角で触れ回復(ディスペンサ) |
セラフィム・ロイス(火山 タイガ)
打ち合わせは夢に入る前。不可なら質問クリア直後 ■セミロングの青ワンピースの清楚な村娘 女装よりは抵抗ないか 一人でも失敗できない。責任重大だ ■【20分でカレー20杯。デザートにシュークリームも食べれる自信はある?】 大食いを活かして『自信がある?』と聞いた所が要 タイガなら食べれるし自信家だから「はい」と言ってくれる…… っ不安になるな。切り抜けるんだ タイガ…当たり前(微笑 僕はロベルトを守る。任せたよ■トランスの魔法 ■ロベルトの手を取り隅の安全圏へ(攻撃がくるならすぐ)亀、ゾウガメになって防御 甲羅の下に避難してもらう ロベルトさん助けに来ました 離れないで後ろに隠れて …虫になれるのなら甲羅の中へ入れますか? |
天原 秋乃(イチカ・ククル)
●村娘 …なんで俺が「恋人の村娘」役なんだ… とはいえこれはロベルトの夢だ。 スカート丈は長め ●質問 イチカならきっとこの状況でもへらへらしてるに違いない まずはそういう雰囲気のカラスに目星をつけておく。で、だめ押しの質問 「花の雨を2人で見たことがある?」 「はい」って言った奴がイチカのはず。ここで間違えるわけにはいかない! ●オーガ退治 戦闘になったらまずトランス サボテンに変身。後方から針を飛ばして支援する 針が刺さればイチカも匂いで追跡できるだろうか? 敵に距離を詰められたら、ハリネズミに変身 針を逆立てて、身を守りつつ逃げて距離をとる 相手と十分な距離をとることができたら、またサボテンに変身して支援攻撃 |
●対峙する鳥と娘
閉ざされた地下の闇の中。
ジジジ、とランプの炎が音を立てた。
そんな音すら聞こえるほどの沈黙が、止まり木の六羽のカラスと、四人の村娘の間に降りていた。
うかつに口を開くことはできない。
村娘たちが言葉を発し、それがカラスに対する質問とみなされれば、それだけで自分の質問権を喪失してしまうからだ。
…………。
…………。
娘たち、沈黙したまま互いを見やる。
(誰? 誰が最初に質問するんだ?)
(もう質問してもいいの?)
(そういえば、順番決めてこなかったな)
儀式がどう進むのかわからなかったのだ、仕方ない。
しびれを切らし、一歩前に出ることで1番手を宣言したのは、最も素早い者だった。
白いブラウスに花の刺繍が施された茶色のベスト、青いスカート。栗色の髪をベリーショートにして、胸はどっかに置いてきたようなスレンダー体型。碧眼はちょっと目つきが悪い。
(質問か……秘策はあるんだが、な)
少女、ふっとややヤケ気味に微笑する。
対峙する六羽のカラスは、皆それぞれの思惑を胸に、固唾を飲んで見守っていた。
(一人でも失敗したらアウトか、信じてっけどさ!)
(皆……皆大丈夫だろうか)
(外れろ外れろ)
(ああ、後ろのあの娘だな……わかりやすい)
(あの子だ! 可愛いなぁ)
(ううむ声も違うし動けない。意外に不便ですねえ)
中でも不便さをぼやいていた一羽は、最初に歩み出た娘にぱっ!と目を輝かせた。
(あ、秀様! 若い! 髪の毛明るい色も新鮮ですね! でも相変わらずつるぺt いえなんでもないです)
内心テンション上がりまくりの一羽。
(質問には正直に答えればいいんですよね……!? なんて言うんだろう?)
そんなカラスの心中を知ってか知らずか、彼女は口を開き、キッパリと言った。
「黒髪短髪、銀色の鋭い目。薄い色付き眼鏡が特徴。貴方はそんな「お姫様」の「騎士様」?」
(これならまさか被らないだろう……!)
「はい!」
残り五羽の「いいえ」をかき消すような弾んだ声を上げる。
(私です! それ私ですって言いたいけど言えない!)
と、叫んだカラスが、痙攣するようにカタカタ動き始めた。
村娘、苦笑して、
「おーおー、頑張らなくてもわかってるよ……元気な返事だな。お前がパートナーだな?」
彼女がカラスを指さすと、カラスは光り輝き、次の瞬間には金髪碧眼の美青年へと変化する。
「秀様! 信じていました!!」
両手を広げて突進してきたのはイグニス=アルデバラン、娘姿の初瀬=秀は苦笑しつつも抱擁を受け止め、最初の関門を無事にクリアしたことに安堵した。
次に前に出たのは黒い長髪に銀色の瞳、菫色のスカートに白いブラウス、赤いベストの少女。とらえどころのない微笑を浮かべ、人命のかかる緊張する場面でも、怯えた顔一つせずに堂々と振る舞っている。
少女は自信満々に、
「大人ぶった泣き虫な子供の為に、綺麗な灰白色の髪を伸ばしているね?」
カラスの中の一羽がため息をつく。少女は、もうわかっちゃった、と言わんばかりにそのカラスを見た。
(娘たちが入ってきた時からわかっていた。可愛いくせに可愛げがなさ過ぎて)
質問のときの立ち振る舞いも予想通り。
他のカラスたちの「いいえ」の合唱の後に、「はい」と答える。
少女がその手を差し出すと、カラスはその腕にとまった。その爪で可愛げのない村娘を傷つけないようにしながら。
「お帰り、僕の精霊さん」
カラスが光り輝いて、灰白色の髪に緋色の目をした細身の青年、桐華に変化する。少女姿の叶は満面の笑みで抱きつき、青年の無事を喜ぶ。
「おいで、遊ぼう」
耳元でそう囁いて、頬に口づけする。この夢の中ではトランスしても光らないことを利用した、自然で抜け目のない戦闘準備だった。
(桐華さんの「ハイ」が、『僕の為に伸ばしてる』って解釈の肯定であると受け取りたいとこ)
叶、心中でそう呟いた。
そして視線だけそっと、残されたカラスに泳がす。どれが親方か見極めるために。
セミロングの青ワンピースには、忘れな草の花の刺繍があしらわれている。どことなく儚げな、プラチナブロンドの清楚な村娘、セラフィム・ロイスは、先ほど村の鏡で見た自分の姿を思いだし、女装よりは抵抗ないかと微苦笑していた。
(一人でも失敗できない。責任重大だ)
一方、カラス姿の火山 タイガ、一歩前に歩み出た少女に、だいぶ自由がきくようになった身を乗り出した。
(おお! 女のセラも可愛い! すっげーいい。金髪も似合うな!
いや、でもやっぱり美人な普段のセラも捨てがたい……)
注目していると、緊張した少女の可愛らしい唇が開いた。
(よし! ドンと来い!)
タイガは身構える。
考えに考えぬいた、彼女の質問とは……。
「20分でカレー20杯。デザートにシュークリームも食べれる自信はある?」
(大食いを活かして「自信がある?」と聞いた所が要。
タイガなら食べれるし自信家だから「はい」と言ってくれる……)
しかし、直後に少女は不安になった。
具体的な容姿を絡めた先の二人の質問とは違い、この質問の場合、親方やロベルトが大食漢であれば、「はい」と答えられる可能性もあるからだ。
(……っ不安になるな。切り抜けるんだ)
一羽目、二羽目、そして三羽目のカラスが、自信なさげに「いいえ」と答える。
「はいはい!」
最後のカラス、羽根を広げてアピール。その明るい声にセラフィムは、緊張した身体が一気に温かくなるのを感じた。
そのとき、残されたカラスのうち右端の一羽が、ちっ、と小さく舌打ちしたのを、叶は見逃さなかった。
セラフィムが翼を広げたカラスの前に歩み寄れば、カラスは飛びあがって輝き、金色に翠の目をした活発な少年へと変貌する。
「もっと厳しいのでもいける! 終わったらカツサンド山盛りいきてぇな」
「タイガ……」
「セラ! やってくれると思った!」
細身の金髪少女を抱きしめれば、セラフィムは安堵し、当たり前、とくすぐったそうに微笑む。そして耳元で、親方に聞こえないよう囁く。
「僕はロベルトを守る。任せたよ」
「ああ前線は任せろ! 俺の番だ!」
タイガも小声で元気よく答えた。
抱き合う二人に叶と桐華が近寄ってきた。
「二人ともよかったね!」
叶、大きな声でそう言って、親方に見えないようウインク。
意図を察したセラフィムとタイガは、さりげなく秀・イグニスペアにも手招きする。残された最後の一人の少女にも。
――最後の村娘、天原 秋乃が正解すれば、残りは親方とロベルトのみ。
切羽詰まった親方は、攻撃を仕掛けてくるだろう。できればその前に、敵と味方、要保護者の目星をつけておきたい。
それが、この段階で皆が集まった理由だった。
皆でひとかたまりになって祝福し合うふりをしながら、叶は皆に囁いた。
『右端が親方みたいだ』
セラフィムとタイガ、秀とイグニスが頷く。
残された最後の一人の村娘はそれを聞くと、意味ありげな目線を真ん中のカラスに送った。
『秋乃、真ん中がイチカなのか?』
囁いたタイガに、村娘はこくりと頷いた。
輝く翠色の長髪に明るい焔のような瞳、スカート丈長めの萌葱色のワンピースに身を包んだ、天原 秋乃は、
(……なんで俺が「恋人の村娘」役なんだ……)
と遠い目をしながらも、最後をきっちり締めるべく、カラスたちの前に歩み出た。
これはロベルトの夢だ、と自分に言い聞かせながら。
先に皆に示唆したとおり、残る三羽のうち、イチカ・ククルが誰なのかはもう目星がついていた。
右端のカラスは緊張している。
左端のカラスは怯えている。
しかし、真ん中のカラスはこんな状況にも拘わらず、マイペースにくつろいだ様子だ。
(思った通り、へらへらしてる)
実際彼が思ったとおり、イチカは、
(秋乃の村娘姿可愛いなあ~。こういうのもたまにはいいな!
まあ秋乃はどんな姿でも可愛いんだけどね!)
といたってのんきに神人を眺めていたのだ。
「花の雨を2人で見たことがある?」
だめ押しの質問が秋乃の口から放たれる。
(「はい」って言った奴がイチカのはず。ここで間違えるわけにはいかない!)
真ん中のカラス、くっと胸を張った。「花の雨」はつい最近のことだから覚えていた。自信満々と言った様子で、「はい」と答える。
(秋乃、ちゃんと僕を選んでくれるよね?)
村娘は、残りのカラスの返事も待たずに、真ん中のカラスを指さした。
「真ん中のあんたが、俺の……」
しかし、秋乃は全てを喋ることはできなかった。
右端のカラスが巨大な漆黒の豹に変貌し、顎(あぎと)を広げてイチカに襲いかかってきたからだ。
●魔法使いたちの力比べ
「……っ!」
イチカ、精霊に戻る変化の瞬間を狙われて、慌てて両腕でガードをとる。
だが、黒豹のスピードは彼を上回っていた。喉元目がけて恐ろしい牙が放たれる。
しかし。
喉に牙がかかる寸前、黒豹はビクッと震えて後ろを振り返った。
蛇だ。
黒い蛇に変身した叶が、紫色の目を細めて黒豹の後ろ脚にかみついていた。
黒豹は荒々しく吠えて、前脚で蛇に襲いかかる。
パンッ。
黒豹の額を蝙蝠の羽根が叩いた。桐華だ。わざとらしい動きで視界をふさぐ。
スタッカートでひっかく予定がアルペジオⅡになった。蝙蝠の翼と後ろ脚の爪が、次第に加速して黒い毛皮をえぐる。
痛みと煩わしさに吠え声を上げ、黒豹は蛇から蝙蝠へと標的を変える。飛び回る蝙蝠めがけ、ネコ科の俊敏さと跳躍力で襲いかかる。
蝙蝠は天井付近をエトワールでひらり、ひらりと逃げ回る。
「的はここだ、よく狙え」
冷ややかな声で敵を挑発しながら。
もちろん他のウィンクルムにとっては、これだけの時間があれば十分だった。
「顕現せよ、天球の焔!」
「絆の誓いを」
「力よ集え」
秀はじめ神人たちはランプを床の隅に置き、次々とトランスする。
「行きましょう秀様! 大丈夫です愛の魔法で秀様も変身できます!」
「はいはい愛の奇跡なわかったわかった、落ち着け!」
イグニスの身体が黄金色の炎に包まれ、フェニックスへと変身する。神々しいその両翼から火の粉を散らしながら飛び立つと、天井付近を明るく照らしながら呪文の詠唱を開始する。
秀はすらりとしたユニコーンに変身した。燃えるような美しいたてがみの白馬だ。
「角の威力、舐めてると痛い目見るぜ?」
前足で軽く地面を掻いて突進する。
秋乃はサボテンに変身し、ぎゅっと収縮すると、黒豹に向かって針を飛ばした。ランプの光を反射してキラキラと輝く針は黒豹の目をくらませ、毛皮に突き刺さる。
タイガは毛並み輝く翠眼の大虎に変身し、一声すさまじい声で吠え、ハンターの鋭い視線で黒豹の動きを予測すると、一気に跳躍して黒豹の退路に回り込んだ。
ユニコーンは目元をおさえている黒豹に駆け寄り、白い角を突き立てようとしたが、黒豹の毛皮が突如、鋼鉄のような漆黒の鱗に変貌するのを見て、ばっと退いた。
みるみる膨れあがるその姿。
天井を壊さんばかりに巨大化して、漆黒の竜は雄叫びを上げた。昏い色をした黒炎のブレスが、蝙蝠に、虎に、ユニコーンに襲いかかる。
「真っ向勝負いいじゃねぇか!」
虎は光り輝くと、こちらも膨れあがり、山のようにそびえる黄金色の竜に転じて、黒いブレス吐く竜の喉元めがけて襲いかかった。黒竜の鱗がどれほど硬かろうと、同じ竜の牙なら引き裂けるはずだ。黒竜はそうはさせじと前脚で黄金竜をはじき飛ばそうとする。しかし、タイガは力勝負では一歩も退かない。二頭の竜は、叫び、ぶつかり合い、上になり下になりしながら大地を揺るがして格闘する。タイガのウルフファングが黒竜の翼を、しっぽをかみ砕く。
「おっと!」
サボテンになっていた秋乃、押しつぶされる危険を感じて、ハリネズミへと姿を変え急いで離れる。十分距離をとってから再びサボテンへと変化する。
力と力のぶつかり合いに、残りの動物たちも巻き込まれないように距離をとり、固唾をのんで見守った。
その間にセラフィムは、止まり木にとまったまま息を殺していた最後のカラスに歩み寄った。
「ロベルトさん助けに来ました」
金髪の娘の囁き声に、カラスはほっとした様子で、
「ありがとう。……僕はどうすれば」
「今から僕が亀に変身します。離れないで後ろに隠れて。……虫になれるのなら甲羅の中へ入れますか?」
「多分なれると思います」
セラフィムがゾウガメに変化する。ロベルトはテントウムシとなり、その甲羅の中に潜り込む。
二頭のドラゴンの格闘の均衡を破ったのは、フェニックスの鮮やかな翼だった。イグニスは俊敏に二頭の合間を縫い、黒竜の心臓をめがけて突撃する。
「今日は全力で攻撃です! これが私の乙女の恋心Ⅱです!」
この攻撃からは逃れられないはず。
誰もがそう思った瞬間、黒竜の胴体から、もう一つ首がにょきっと生えて、その牙がフェニックスに襲いかかった。間一髪で身を翻すフェニックス。首はさらに次々と生え、八つの首が四方八方を油断なく睨む。
「ならば、全部ぶっつぶす!」
黄金の竜は叫び、臆することなく、八つの首の蠢く中に正面から自分の首を突っ込んだ。黒竜の八つの頭が一斉にタイガの体に襲いかかった。
「タイガ」
セラフィムが心配そうに声を上げる。
「大丈夫! 八つに分かれてるぶん、一つ一つの攻撃力は弱まってる!」
タイガはそう返事をすると、黒竜の首のうちの一つを捕らえてくわえこんだ。そのまま、巨大な体を生かして黒竜の上にのしかかる。
「皆いいか!」
タイガが叫ぶ。勿論、もちろん皆、避難は完了済みだ。
コスモ・ノバが炸裂した。まばゆい紅蓮の炎が地下を照らし出す。花火のようにはじけ散り、大気が熱気でゆがみ、近くの物がはじき飛ばされる。溶岩流の中にいるようなすさまじさだ。
グォオ。
ヤマタノオロチの絶叫が響いた。そして、直後、突然その姿がかき消えた。
「?!」
タイガ、戸惑って周囲を見回す。
かつんっ、と蹄の音がして、黄金竜の隣に並んだのはユニコーンの秀だ。馬の広い視野と鋭い耳で、まだコスモ・ノバの熱気が漂う周囲を窺う。
「やっつけたか?」とタイガが聞くと、
「いや、まだ夢が続いているってことは、オーガは死んでいないんだろう」と秀が分析する。
スマートなシェパードに変身したイチカが、軽くしっぽを振りながらやってきた。
「注意して見てたけど、凄い勢いで縮んでた。小さくなってコスモ・ノバで散乱した物の陰に隠れたんだよ。
僕が探すよ。敵さんにさっきのお礼をしなきゃね!」
言うと、やけどに注意しつつ、ふんふんと散乱した物の陰を嗅ぎ回る。
(秋乃の針飛ばしは成功してたみたいだ。僅かな秋乃の匂いで追跡できるかな?)
「タイガ様のコスモ・ノバでもとどめを刺せないとは……思った以上に強敵ですね」
イグニスはそう呟く。イチカの頭上を飛び、炎の翼の明るさで、目でも探せるようフォローする。
ドラゴンの巨体では、小さな敵と戦うには向いていない。タイガは再び虎へと姿を変える。
そのころ、ロベルトの防衛に徹していたセラフィムだったが、1つだけ誤算があった。
(くっ……くすぐったい!!)
甲羅の中の柔らかい部分を虫が這うこそばゆい感覚に、セラフィムは前足のひれをモジモジと動かした。
「ロ、ロベルトさん、できれば動かないでもらえます?」
「は、はい」
それで少々マシになったが、服の下に虫がいるようないやーな感覚にセラフィムはじっと耐えることになった。
(人命救助だ、耐えなければ……)
蝙蝠の桐華は見えない敵を警戒して、超音波を飛ばしながらセラフィムの周りを飛び回る。
暗がりからゾウガメを襲うものがいないか、目でも確認するために、ランプを持つことも忘れない。
蛇の叶もその付近で舌をチロチロしながら警戒する。
「みーつけた」
シェパードが嬉しそうに吠えた。秋乃の匂いが頼りになった。小さなハツカネズミが、隅の方で震えていた。
オスティナートを発動し、分身するような素早い動作でネズミに襲いかかる。
「どこみてるのかな? よそ見は禁物だよっ!!」
しかし。
その牙が寸前で止まった。ネズミの身体が、みるみる変化してある植物へと変貌したからだ。
今までとがらりと変わった、深刻な声で、イチカが叫んだ。
「耳を塞いで!!」
次の瞬間、親方が変化した植物、マンドラゴラの恐るべき悲鳴が、物置を揺るがすように響き渡った。
●決着
すさまじい声だった。
地中から抜いた者を死に至らしめるというその絶叫は、耳をつんざくようであった。
幸いだったのは、親方にマンドラゴラの能力を十分に引き出すだけの力がもはや残されていなかったこと。
おかげで誰も死ななかった。
しかし、動物には耳が鋭いものが多い。
超音波を探知する蝙蝠の桐華は、完全に目を回して気絶していた。
蛇の叶、ユニコーンの秀、ゾウガメのセラフィム、虎のタイガも苦しそうに横たわっている。
間近で聞いた犬のイチカは息も絶え絶えといった様子で、完全に戦闘能力を失っていた。
ウィンクルムたちに沈黙がおりたのを見届け、二本の足を持つマンドラゴラはそうっと歩きだした。
狙うは、ゾウガメ。
正確にはその甲羅の中のテントウムシのロベルトだ。
そばまで行ってノミになれば、甲羅の隙間から侵入できる。
(ロベルトを殺してしまえば、俺の勝ちだ)
何とかそれまでもってくれと、堅牢な竜の鱗のお陰でかろうじて生き延びた、満身創痍の体を無理矢理動かす。
「待てよ」
その前に立ち塞がったものがある。
ハリネズミの秋乃だった。
彼は、サボテンに変身していたせいでマンドラゴラの悲鳴の影響から逃れていた。
秋乃は怒りに目をらんらんと輝かせて、
「さっきからイチカのことコケにしやがって……ふざけるなよ。許さねぇ」
「許さないだって?」
マンドラゴラの親方は、その日初めて言葉を喋った。
「許さなければどうするんだ? たかがハリネズミのくせしやがって。
さっきの針の攻撃、あんなんじゃ、一生かかっても俺を倒せねぇぜ?」
ハリネズミは親方を見据えていった。
「別に、何もしないさ」
その次の瞬間。
死を知らぬ鳥、フェニックスのくちばしが、マンドラゴラの胸を貫通した。
「これが! 愛の! 力ですよ!!」
乙女の恋心Ⅱが、燃えやすい植物の身体を業火で包み込み、一瞬で消し炭に変えたのであった。
●めでたしめでたし
ロベルトは無事に目を覚まし、両親の固い抱擁を受けた。
ウィンクルムはピーサンカをゲットし、意気揚々と帰路についた。
「女で金髪のセラも可愛いかった。でも普段の方がもっといいな」
セラフィムの顔をのぞき込んで、タイガ。
「そう?」
セラフィムは笑ってから、怪我は大丈夫?と聞いた。
「おう、ぜーんぜん。噛まれてみたら攻撃力はたいしたことなかった。もっとガンガン攻めてもよかったかもなー」
「でも、僕が人間に変身しているときに襲われたのはひやっとしたよ。叶君ありがとうね!」
イチカが言うと、叶が「どういたしまして、役に立ててよかったよ」と笑う。
「それにしても……」
イチカ、ほやーっと顔を緩めて、
「『イチカのことコケにしやがって……ふざけるなよ。許さねぇ』かぁ。嬉しいねぇ。あきのん格好いい」
「こら! 何覚えてんだよ、それにあきのんって呼ぶな!」
動揺して秋乃が叫ぶ。
「桐華さん、あのとき、なんでため息ついたの?」
叶が桐華に聞けば、
「夢の中でも、生意気な乙女があまりに叶らしすぎてな」
「ふぅん」
その二人の後ろでは、イグニスが上機嫌で歩いている。隣には秀。
「動けなくて不便でしたし、秀様早く来てくれないかなって、今か今かと待っていたんですよ!
女の子な秀様可愛かったですね! ちょっと目つきが悪かったあたりツボでした!」
でも、とイグニスは付け加える。
「今の秀様が一番ですけどね!」
秀は苦笑する。夢の中の秀はイグニスとそう変わらない年頃の娘、世の中から見れば、今の自分よりよほどイグニスと釣り合っている。それでも、イグニスは今の秀が好きだと言い切る。
「全くお前は……」
二人の上に、春の名残の八重桜の花びらが降り注ぐ。
暗い夢の中とはうって変わった、輝くような若葉と咲き乱れる花々が、帰り道を歩くウィンクルムたちを祝福していた。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:叶 呼び名:叶 |
名前:桐華 呼び名:桐華、桐華さん |
名前:初瀬=秀 呼び名:秀様 |
名前:イグニス=アルデバラン 呼び名:イグニス |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 蒼鷹 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 恐怖 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 難しい |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 4 / 4 ~ 4 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 04月12日 |
出発日 | 04月20日 00:00 |
予定納品日 | 04月30日 |
参加者
会議室
-
2015/04/19-23:59
了解だ。皆、お疲れ様。いい結果を祈ろう
-
2015/04/19-22:01
セラフィムはまとめありがとう。コスモノヴァ発動時のことも了解
>村娘
夢の中だから女体化してるイメージだったな……とはいえ俺は不本意なんだが……
いつぞやの女装依頼の時のような、目も当てられないような姿ではない、と思う -
2015/04/19-18:40
僕らはロベルトの夢の中に入りに行く、っていうお話だから、
夢の中に入る前に相談済ませてる感じでいいと思ってるよ?
まぁだから、皆の配置とか、大体の行動は把握してる心積もりでプラン作るよ。
あ、コスモノヴァの合図も了解。実際に見るの初めてだけど、どれくらいの威力だろね。
ふふ、きっと派手な魔法になるんだろうな。楽しみにしてる。 -
2015/04/19-17:19
そうか。個人的には泣き虫さんを押したい(こっそり)
決まってきてよかった。使い分けでやるのもまた魔法戦らしいものだし良いと思う
あ、コスモノヴァ(自爆系)は一声吼えてやるから。頭にいれててほしい
質問がクリアした後で「前線は任せろ!」「僕は守る」といって動物になったーー
と思っていいのだろうか。魔法(トランス)と打ち合わせ
時間あるのかわからなくて謎なんだが。細かいか・・・?
皆はどうしてる?
一応プランは完成済み。また〆切前に覗きに来る
>村娘
僕は完全な女の子になるものだ、と思っていた。
生まれ変わりみたいな(精霊にしかわからないので)
【オーガ戦】動物まとめ
セラ ■亀・・・ロベルトの守護。隅で守っている(ジェンマ装備)
タイガ ■虎(他・・・前線。肉食動物で火力から。押さえ込んだらコスモノヴァ
秀 ■バッファロー→ユニコーン・・・槍装備のため。つっこむ
イグニス■フェニックス・・・明り。乙女の恋心Ⅱ・朝霧の戸惑い・(天空の涙)予定
叶 ■蛇・・・足元で絡み付いて動きとめる
桐華 ■蝙蝠、梟・・・素早く攻撃する動物。ロベルト守護補佐、目くらまし
秋乃 ■サボテン、ハリネズミ・・・弓装備のため。後衛支援で針とばし
イチカ ■犬・・・素早さ重視の技でいくので。嗅覚での追跡も期待 -
2015/04/19-15:16
イグニス:
皆様助言ありがとうございます!
「黒髪短髪、銀の目で色付き眼鏡が特徴。貴方はそんな「お姫様」の「騎士様」?」
これで行くそうです!絶対被らないですね!!
戦闘では私はフェニックスに変身してみようかと思ってます。
恋心が炎っぽい感じですし、あと明かり代わりにもなれるでしょうか?
そういえば神人の皆様は最初は村娘の姿なんですよね?
つまりはあれですか、女体化?女の子?って思ってたんですが合ってますでしょうか? -
2015/04/19-12:32
おや。ふふ、セラフィム、わざわざありがとうね。
一先ずはロベルトの近くに寄ってほしいから、桐華さんには蝙蝠からお願いしようと思うよ
一つに限るわけじゃないし、折角だから状況に応じて梟もしようかなと。
秋乃君のサボテンとハリネズミ、ちくちくが怖いねぇ。
でも、折角だからサボテンはお花つきの可愛いのが良いなとか言っちゃいそう。(言ってる)
あと、質問に関してもありがとうね。
確かに『僕』はごもっとも。
だけれど『ある人』じゃぁ曖昧すぎて僕が気に入らないから…そうだね、試してみて、駄目なら、
名前や二人称以外で僕個人を特定できるものを口にしてみようと思うよ。
子供ぶった泣き虫の大人、とかね。桐華さんによく言われるしー。思ってないことないでしょー。(じとー) -
2015/04/19-11:54
>叶
んー・・・『僕』が怖いかも
自分を指してるって明確にわかるし名前は言ってないとはいえ。価値観かもしれないけれど。
『ある人の為に』でなら余裕でいけるとは思う
ざくっと調べての生態なら、参考に
■コウモリ
夜行性
自由な飛行が可能。すごい精度で急降下、急旋回をこなし、障害物を避け、花粉やフルーツを見つけ、逃げる回る小さな獲物を捉えれる飛膜(羽)をもつのが特性
鳥にはできない(飛行方が独自)
超音波を発して、まわりの木の枝や、虫の位置を知る(視力が塞がれても飛べる)
※地面から飛び立てない。はって(後ろ足が退化)木などからぶら下がり飛び立つ必要あり
■フクロウ
夜行性
羽音がしない。力強い鉤爪をもっていて虫、魚、小動物を絞め殺す肉食
フクロウの握力は猛禽類の中でも最も強く、人間の8倍
耳でひろう時間差で距離と方向が 立体的に判る
視力は人の20~100倍。視野は少し狭い(眼球が固定されてるため)。首は360度並に動くと言われてる
※長距離や素早くは飛べない動けない。獲物が近づくまで動かず距離を測りはじめて狩る
機動重視ならコウモリ
力強さならフクロウかな
技からみるとコウモリが適してる気がする。仲間もいるし好みでいいと思うよ
動きはーーどちらを選ぶかでできること変わりそうだね。任せるよ
>秋乃
想像上のもOKだしサボテンで針とばしは、何か心強いね(敵に回したくない) -
2015/04/19-11:03
いろいろ迷ったけど、俺は弓装備で行くからサボテンとハリネズミにしようかな
メインはサボテンで、針を飛ばして後方から支援するイメージ -
2015/04/18-23:21
はいはいはーい。僕もお姫様の騎士様?な質問してほしいー。イグニスの反応すっごく見たいー
僕んとこの質問もちょろっと変えて、
『僕だけの為に伸ばしてくれてる灰白色の髪』ってしたら、流石に親方さんにも付け入る隙はあるまい!
オーガ戦:
あ、じゃぁ桐華さんに蝙蝠して貰おうかな。
梟とどっちの方が早いかな。エトワールとスタッカートの予定でいるよ。
オーガが真っ先にロベルト狙うようなら、セラ君が来てくれるまで代わりにガードに入ってもいいかなって思ってるよ。
あるいは、目の前でばさばさして狙い点けないように邪魔するとかかな。
攻撃はどっちかって言うとお任せする方向になるかも知んなーい。 -
2015/04/18-11:18
【オーガ戦】ざっくり今のところの動物と動き。
セラ ■亀・・・ロベルトの守護。隅で守っている(ジェンマ装備)
タイガ ■虎(他・・・前線。肉食動物で火力から。押さえ込んだらコスモノヴァ
秀 ■バッファロー→ユニコーン・・・槍装備のため。つっこむ
イグニス■犬?・・・乙女の恋心Ⅱ・朝霧の戸惑い・(天空の涙)予定
叶 ■蛇・・・足元で絡み付いて動きとめる
桐華 ■鳥?・・・素早く攻撃する動物
秋乃 ■?・・・後衛支援できそうなもの
イチカ ■犬・・・素早さ重視の技でいくので。嗅覚での追跡も期待
まとめのセンスがないのでやり直してほしい。見にくかったら
細かい動きはどうしようか -
2015/04/18-10:44
>質問
初瀬のは・・・僕も同意見。「「お姫様」の「騎士様」?」
イグニスものすごくいい顔してくれそうだよね。確実に「はい」といってくれそう
>【オーガ戦】
暗い見渡せない地下の物置の中だったね。ランプはあるけれど夜目が利く動物がいいかも
それかランプの近くで戦うか
別ゲームで、鳥でやってるから夜目でみえないのは身にしみてる
フクロウやコウモリとか肉食獣なら問題なさそうか
『儀式中は魔法で開かない』らしいし問題ないとも思うけれどね
ロベルトは隅に居てもらおう
>犬は
ううん。個人的にはイチカでお願いしたいな
技もそれらしいし犬か狼などで。嗅覚のことも頼むね
>ロベルトの保護
僕がやろうか。まるまるそれだけになってしまいそうだけど
亀、ゾウガメで盾になろうと思っている。隅や移動の際は下を通ってもらって -
2015/04/18-01:35
>質問
名前ださなければ大丈夫そうだな。
セラフィムと秀さんの意見を参考に「花の雨を2人でみたことがある?」って質問に修正しておくぜ。
秀さんの質問どっちもよさそうだけど、個人的には後者の質問のほうを推したい気持ちが…
イグニスなら食い気味で「はい」って答えそう(ぼそり)
>オーガ戦
とりあえずもってくスキルはエトワールとオスティナートかな
このスキルならどっちも犬いけそうな気もするし、イチカでよければ番犬引き受けるぜ
ロベルトの保護はどうしようか…。守備に長けた植物とか動物になればいいのかな? -
2015/04/17-01:38
【質問】
大食いはうちのも該当しないな、さすがに早々該当はしないと思うが……
うーん、名前を口にしなければOKなら「2人で」とかはセーフ、か?
俺の方は「2人で秋薔薇を見た時に乗った馬の名前を憶えてる?」を想定。
問題は去年の話だから下手すると忘れてそうだな……
まあ他に直近で行った場所の思い出に絡めて質問かな。
……最終手段として
「黒髪短髪、銀色の鋭い目。貴方はそんな「お姫様」の「騎士様」?」
というものも用意はしているがな……!
【オーガ戦】
出口は階段と扉が一つってことだから戦闘開始と同時くらいに
そこを塞ぐように布陣すればよさそうかね。
セラフィムの案貰ってバッファロー辺りで突っ込んでみようと思う。
ディスペンサ使用時は……ユニコーンでいいかな……
イグニスは乙女の恋心Ⅱ・朝霧の戸惑い・(天空の涙)を持っていくつもり。
犬系が入り用なら乙女の恋心はそれで行ってみる。
神様のパン籠は何となく、屋内でやったら味方にまで被害が出そうなんだが……
範囲系スキルはその辺りが難しいな……
あぁ、あとロベルトを守ってやらんとまずいか。
儀式成功しても戦闘の巻き添え、は避けたい。 -
2015/04/16-23:41
:タイガ
特色も連携も心惹かれるもんなー
>オーガ戦
逃走や乱戦防止に、オーガ見失わねーように犬は誰かになっててもらいてーかも
嗅覚でさ。特に居なきゃこのまま俺でいく。前線で壁になれる形態のもう一つやるかも
技はウルフファングとコスモノヴァかなー
シンクロサモナーっぽい動物って謎だ・・・
ジェニミつかうからセラもどんどん戦ってもらうつもりだ。
『複数可能だし。蜘蛛で蜘蛛の巣はって(予備。小さい敵に有効)、子竜で火の玉だしてみようかと』 -
2015/04/16-23:24
あれ、それが意図だったのかな。何にしろ打ち合わせできて安堵できてる
質問は該当しなくてよかった(微笑)では、こちらは大食いで進めようと思う
>質問
容姿でいくのもありかなぁ。プラス習慣や特徴とかつければ問題ないと思う
桐華なら花飾りとかーーーえっと、一緒に暮らしてるんだったよね?
朝の習慣とか癖とかどうだろう
容姿を詳しく書くのも良いと思うよ。長い髪やよくする表情とか
『花の雨』は良いと思う。
中々ないし、魔法をつかえるなら似たような物も見たことはないか、と考え出したら厳しいけれど
『一緒に』かあ・・・これはどうなんだろうね
『2人で』なら少しは緩和されないかな。・・・いやうん、わからない
一つ思うのは、夢の中で容姿が違う?のかな・・・と(神人が村娘の容姿なので)
カラスなのもまあ、あるけども。
もしそうなら過去形にすればいいかな、って。記憶はあるのだし
『あなたは○○の容姿だった?』とか『過去、一緒に△△を見たことがある?』とか
些細だし、問題ないかもしれないけれどね -
2015/04/16-09:34
>質問
俺もみんなで摺り合わせるつもりでいたぜ。
最初は叶さんと同じで相手の容姿に関する質問にしようかと思ってたんだけど、ロベルトや親方の容姿がイマイチわからないんだよな
ロベルトは「狐のテイルス」「茶髪」「黒い瞳」ってことはわかってるけど、親方に関しては「恰幅のよい」くらいしか情報がないし、万が一被ってたらちょっと怖いかも
一応俺は「一緒に花の雨をみたことがあるか?」にしようと思ってる
「一緒に××したことがあるか?」って質問なら被らないかなーと思いつつ…これグレーゾーンな質問かな?とちょっと不安な気もしつつ…
あ、セラフィムの質問だけどイチカは該当しないぜ!
>オーガ戦
迷うな…。とりあえずイチカは素早く動ける動物、俺は後方支援できそうな植物(あるいは動物)って漠然と考えてはいるんだけど…… -
2015/04/16-02:15
質問】
質問の内容は皆で擦り合わせる前提だと思ってました!
二人だけに判る事だと思ったら該当する人が他にもいたーじゃ困るし。
んーで、僕んとこの質問は悩んでるけど…容姿で桐華さんと被る子はいなさそうだし、
『綺麗に手入れされた灰白色の髪を持ってるね?』
って聞こうかなーって。
ロベルトさんも茶髪だし、親方さんの容姿が悩ましいとこだけど、今のところそんな想定だよ。
セラフィムんとこの質問は、桐華さんはまず該当しないね!
やっぱり悩ましいのが、親方さんかなぁってところ、かな?
オーガ戦】
桐華さんはひらひらしてる印象があったから蝶々?とか思ったけど、
それより素早い感じで小回りの利く鳥の方がいいかなぁ?と考え中。
折角だからイチカさんと違うタイプになって特色だしたいような、
折角だからイチカさんと同じタイプになって連携したいような…悩み中!
僕はそろそろーっと蛇とかで近寄って足止めとか出来たらどうだろうって考えてたよ。 -
2015/04/16-01:33
2人しか知らないことは、質問が難しそうだから保留してた。自分や相手の名前だせないのは辛いね
好き嫌いは変わり者がいないとも限らないし
具体性や意外性が必要かな。一般で他の人がまず外れるもの・・・・・か
「○○した出来事しってる?」で「はい」と一人だけいいそうなら平気かな(ぐるぐる)
「バレンタインにチョコをあげた?」は駄目でも
「バレンタインに××でチョコをあげた?」ならいけそうな気もするけど。ううん
>自身の質問
(照れ、こほん)えっと、じゃあ言わせてもらうね
『20分でカレー20杯。デザートにシュークリームも食べれる自信はある?』だよ
色恋まったくない内容でごめん・・・
タイガの大食い特性いかして『自信がある?』と聞いているところが要なんだけれど
タイガなら食べれるし自信家だから「はい」と言ってくれると思って。
早々大食いの人もいないと思うし。
もっと別の確実性がもてるものがあるなら代えようとも思うけれど、・・・ね
>オーガ戦
蜂は暗躍しやすいかもね
他、刺す生き物なら、想像上でいいならユニコーン、バッファローや闘牛
マンモスも思いついたけれど。いや、うん最後のはサイズ的に無理か
反対に物凄く小さい物に化けて敵にとりついたり(ダニなど?)
一人がスピード型だったら乗って戦ったり、撹乱や、何度も化けてめまぐるしく対応するのもありだよねぇ -
2015/04/16-00:29
依頼を遡ったらセラフィム達とは久しぶりのアドエピだった。
ハロウィン振りか?あの時も夢の中に入ったんだったな……
改めて。初瀬と相方イグニスだ。
叶も秋乃もよろしくな。
*質問
基本は「自分と精霊しか知らない事」を聞くのが一番分かり易そうかね?
質問内容はまだ決めかねてるんで個人的にはセラフィムのを聞かせてもらえるとありがたい。
*オーガ退治
後ろの魔法使いがきゃっきゃしながら張り切ってるのは置いといて。
使う攻撃やスキルによって種類を分けてもいいみたいだな。
一応俺は槍装備の予定なんでこう、刺すような生き物を想定。蜂とか?
イグニスは……たぶん乙女の恋心メインの予定なんだが未定だ。被らないようにはしたい。 -
2015/04/15-23:19
うん。皆、経験豊富で心強いね。僕セラフィムとシンクロサモナーのタイガだ。よろしく
言われてみれば秋乃たちとアドエピ一緒になるのはじめてか
長い間やってたのに意外な感じだ
(PL:叶くんや初瀬くんともハピばかりであってる気がする;頑張らねば)
>>一人でも間違えると【任務失敗】となります。
責任重大だね。皆はもう質問は決めてる?
僕は暫定で決めてるんだけど・・・・・・・・・・・
できているか確証がほしい、気持ちがある。心配性でね(苦笑)
>提案
よければ、質問が良いか悪いか意見をもらいたい。
いや個人でしたい、各自責任でいこう、ならそれでも構わないけれど・・・
どうしたいか意見がほしい
>オーガ退治
変身の動物も迷うところだよね
僕は遠距離型の動物になりたいとは思ってるんだけど(銃で攻撃するので)
小型の竜か、種を飛ばす植物でいこうかと
タイガは・・・思いつかなくて虎の予定だ -
2015/04/15-22:47
もしかして、セラフィムとアドで一緒になるのは初めてかな?
とはいえ、見知った面々で心強い。
天原秋乃とパートナーのイチカだ。今回もよろしく頼む。
叶さんこないだはどうもー。イチカならもう大丈夫ですよ。
その様子だと桐華さんももう大丈夫そうですね。安心しました。
悪夢…か。
まじないを破る儀式でなんて質問するかがポイントになりそうだな。 -
2015/04/15-01:01
こんばんわー。叶と愉快な桐華さんだよー。
秋乃君はこないだお疲れ様だったねぇ。イチカさん元気?
秀君達もセラフィム君達もお久ー…かな?
なぁんか悪夢って聞くだに厄介なお話だけど、頑張って解決したいね。
宜しくお願いしまーす。