邪悪の傀儡と正義の絆(巴めろ マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

●『永遠の幻想曲』エピソードⅡ?
「我が社のゲームのキャラクターが、ハッキングによってデータを書き換えられてしまったんです」
 ゲーム開発会社『キング・プロジェクト』を代表してやってきたというスーツ姿の男は本部の受付でそう言ったのだと、A.R.O.A.職員の男はウィンクルム達に説明した。ゲームのハッキング。大変な事態には違いないが、A.R.O.A.やウィンクルムの出番ではないのでは? そんな疑問に先回りして、男は言葉を継ぐ。
「データを書き換えられたキャラクター達は、自分達は天啓を受けた、我々は神たるオーガ様の使徒である、と宣言したのだそうだ。彼らは『永遠の幻想曲(えいえんのファンタジア)』という開発中の乙女ゲームの攻略対象で……えー……」
 メモを読み読み、所々言葉を詰まらせながら乙女ゲームには縁がないのであろう男が懸命に説明するところによると。中世ファンタジー風世界のとある王国を支える神子となり、神子を守る騎士との恋愛を体験する、それが『永遠の幻想曲』というゲームの概要らしい。ハッキングによりデータを書き換えられたのは攻略対象たる5人の騎士。
「ゲーム会社の代表の話によると、彼らはゲーム世界の住人でありながら己の『意思』を持つらしい。そこに、オーガ信仰に傾倒する何者か――恐らくはマントゥール教団の一員だろう――が目をつけた」
 彼らをオーガの忠実な下僕とすることで、ネット上を自由に行き来できる稀有な部下を得ようとしているのだと考えられると、男は難しい顔で説明した。これを見逃すことが、教団の、ひいてはオーガの凶行に繋がることは想像に難くない。
「幸い、騎士達がネット上を自らの意思で行き来できるようにデータを改竄するには、腕の良いハッカーが寝ずに働いても数日は掛かるのだとか」
 だから、今のうちに騎士達を正気に戻してほしいと、それが『キング・プロジェクト』からの依頼だ。
「特殊な装置でウィンクルムの意識をそのままゲームの世界に連れていく。ゲームの世界で動くのは、現実世界で行動するのとほぼ同じ感覚だそうだ。ウィンクルムの仕事は、ゲーム世界で騎士達を倒すこと」
 そうすれば、騎士達を正常な姿に戻すことができるらしい。
「騎士はハッカーの手によって強化されているようだ。どうか気をつけて任務に当たってほしい」
 武運を祈っていると言い添えて、A.R.O.A.職員の男は話を閉じた。

解説

●目的
『永遠の幻想曲』の世界にて5人の騎士を倒すこと。
リザルトはウィンクルムがそれぞれに騎士の元へ転送されたところからのスタートです。
ウィンクルム1組VS騎士1人(+α)の戦いとなりますので、どの騎士を相手取るかを会議室でご相談いただければと思います。
どの騎士と戦うのかを、必ずプランにてご指定くださいませ。

●敵
今回の敵はプロローグに説明のある5人の騎士です。詳細は後述。
どの騎士にもオーガのような角が生え、戦闘能力が上がっています。
記憶や性格にも歪みが生まれている模様。
また、『ウィンクルムは敵』とインプットされています。
対話は戦闘中・戦闘後問わず可能。
『意思』を持っていますので、挑発等の駆け引きも有効です。
オーガやデミ・オーガと異なり、倒すと角は消滅し騎士は我に返ります。
それぞれの騎士が、それぞれ対応するジョブの最初のスキルに似た技を使用してきます。
後衛ジョブの2人(ベルグとジュノ)の前には、バグから生まれた甲冑騎士×2が剣と盾を手に立ち塞がっています。
甲冑騎士は後衛の壁役であり、強くはありません。
戦闘場所は神殿内。明るさ・広さ共戦闘に支障はございません。

●5人の騎士
○アラン
オーガに絶対の忠誠を誓う青年騎士。
ハードブレイカーに似た戦闘スタイルです。
「全てはオーガ様のために!」

○シド
破壊衝動のままに動く壊し屋。
シンクロサモナーに似た戦闘スタイルです。
「ッハハハ! さァ、壊し合おうぜ!」

○エル
どんな時も笑顔を絶やさぬオーガの狂信者。
テンペストダンサーに似た戦闘スタイルです。
「さあ、貴方がたも共にオーガ様を崇めましょう!」

○ベルグ
オーガを讃えない者に鉄槌を下す審判者。
プレストガンナ―に似た戦闘スタイルです。
「俺様の前に散ることを誇りに思うんだな!」

○ジュノ
冷酷な殺戮者の顔を、軽薄な態度の裏に隠しています。
エンドウィザードに似た戦闘スタイルです。
「邪魔者は殺しちゃえー、ってね?」

ゲームマスターより

お世話になっております、巴めろです。
このページを開いてくださり、ありがとうございます!

久々に登場の『キング・プロジェクト』、今回はアドエピです!
5人の騎士は『【愛の鐘】囚われの神子と真実の騎士』にも登場しています。
ご参照いただかなくとも任務に支障はありませんが、平時の騎士の人となり等が分かりますので、ご一読いただきますとより本エピソードを楽しんでいただけるかもしれません。
また、騎士の強さは各ウィンクルムさんのレベル等を見て調整いたします。
きちんと戦略を練れば苦戦しないくらいの難易度にするつもりですので、全力を尽くしていただけましたらレベルに依らず良い結果が出せると思います!
皆さまに楽しんでいただけるよう力を尽くしますので、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします!

また、余談ですがGMページにちょっとした近況を載せております。
こちらもよろしくお願いいたします。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)

  ☆心情
あの5人の騎士さん達には本来守るべき大切な人がいた筈
たとえゲームの世界の人だったとしても、その人の意思を自分達の都合よく書き換えちゃうなんて許されたことじゃないよ
早く正気に戻してあげなくちゃ

☆戦闘
エミリオさん今回は前線には1人で立ちたいみたい
分かった、私は後方支援に徹するね
…愛の女神よ、彼に力を!(杖に祈りを込める)

・戦闘前にトランス
・後方で待機、敵が精霊ではなく自分を攻撃してきた場合は自力で回避するか、または【魔守のオーブ】で身を守ります
・精霊のMPが切れた場合は【ディスペンサ】使用、精霊の元に走ります
※MPを受け渡した後は一定の時間回避能力が下がるので敵から追撃を受けないよう注意する



ニーナ・ルアルディ(グレン・カーヴェル)
  乙女ゲーム…って何でしょうね?
ゲームの中の人とお話出来たりするんですよ、
何だか楽しそうじゃないですか?

角以外は私達と変わらないので変な感じです…
…似た者同士?(こっそり見比べ)

転送直前直後など、可能な限り早い段階でトランス。
戦闘では邪魔にならないように少し下がります。
グレンのMPが切れたらディスペンサ。

戦闘後はシドさんの怪我の様子を確認しに行きますね。
元に戻すためとはいえ怪我させてしまったことに
変わりはありませんし申し訳ないです…
うーん…グレンってシドさんと相性悪いんでしょうか?
ずっと機嫌悪いし…
とにかく今日はお疲れ様でした。
グレンが1対1で戦う所って初めて見ましたけど
凄く格好良かったです!



かのん(天藍)
  ベルグさん対応

ゲームの世界にまでオーガの脅威は及ぶのですね
お役に立てるよう頑張ります

転送直後ベルグさんとの位置を確認し即座に攻撃範囲外に離れ距離を取りトランス
ベルグさんの攻撃の照準がぶれる事を狙い
物陰からクリアレインでベルグさんに向け矢を放ち視界を奪う

天藍のMPがきれた際は彼に近寄りディスペンサ
回避が落ちる間はベルグさんの攻撃範囲から退避
その後天藍の攻撃に合わせ彼を邪魔しない位置でベルグさんの眼前に向け矢を放ちベルグさんの攻撃を妨害

移動はベルグさんの的にならないように、自分とベルグさんの間に柱等障害物を挟む
又は左右に細かく移動しながら前進する、時折フェイントを加える等一直線、単純な移動を避ける



夢路 希望(スノー・ラビット)
  【エル】


心情:
こんな形で、またお会いすることになるなんて…
エル様…いえ、エルさん
きっと元に戻してみせます

行動:
トランスは事前に
気を落ち着けて、エルと向き合う<メンタルヘルス

自衛に魔守のオーブを展開
後方で赤い鼻のキッスを構え、ユキの攻撃で隙が出来たら狙いを定めて射撃<サブカルチャー知識(ガンシューティングゲームの要領
こちらに注意を引いて隙を作る
反撃に来た際、回避が難しければ防御

目を覚まして…エル様っ!

任務後:
元に戻せたら一安心
ユキに急に抱きしめられたらびっくりして頬赤く
え、えぇと…
あの時はお別れもお礼も言えずにごめんなさい
エルさんと過ごした一時、楽しかったです


ファルファッラ(レオナルド・グリム)
  五人の騎士:ジュノ

ゲーム…したかったな。
デバックとかならするからよかったら誘ってね。
ハッキング状態のジュノも結構好きよ。
「死んじゃえー」とか言ってるのを逆に攻撃して調教するのがたn…まぁいいわ。

とりあえず今はゲーム出来ないからウィンクルムらしく頑張りましょう。

とりあえずレオが先制できるようにしないといけないわね。
ちょっと厄介だけど壁役の騎士の注意は私が引くわ…
武器も持ってきたのよ。ほら、これ、バトルフライパン。…ただのフライパンじゃないわ「バトル」フライパンなの。
これも上手くいくと気絶効果も与えられるみたいだから着実に倒していきましょう。

作戦はばっちりだもの上手くいく…はずよ。


●VSアラン
「来たな、オーガ様の敵め」
 大剣を構えて、角の生えた騎士が2人を睨み据える。刺すような視線の先には、手の甲のウィンクルムの証。ミサ・フルールは早口に力呼ぶスペルを唱えると、エミリオ・シュトルツの頬に口づけを零した。
「エミリオさん……どうか、気をつけて」
「大丈夫だよ、ミサ。俺は負けない」
 心配を含んだミサの言葉に応じたエミリオの赤の瞳には、強い決意の色が宿っている。すらりと双刀『カイン&アベル』を抜き放てば、アランも大剣を構え直して。ミサは愛の女神のワンド『ジェンマ』を握り締めて、後方から愛しい人の後姿を見守る。ゲーム世界に転送される前、エミリオはミサに1人で前線に立ちたいと言った。そしてミサは、その意思を尊重するつもりでいる。
(私は後方支援に徹しよう……愛の女神よ、彼に力を!)
 聖なるワンドに祈りを込めれば光の粉がふわりと舞い、エミリオに力を与えた。ウィンクルムへの憎しみを瞳に燃やすアランへと、ミサは栗色の視線を移す。
(騎士さん達には本来守るべき大切な人がいた筈。たとえゲームの世界の人だったとしても、その人の意思を自分達の都合よく書き換えちゃうなんて許されたことじゃないよ)
 早く正気に戻してあげなくちゃ、とミサは唇を引き結んだ。エミリオとアランは、互いに牽制し合うように睨み合いを続けている。先に痺れを切らせたのは、アランだった。
「食らえっ!」
 全ての力を得物に集約し叩き込む、渾身の一撃。エミリオはそれを、剣舞の如き動きで華麗に避けた。バランスを崩したアランが、神殿の床にまろぶ。その様子を、風圧で頬に散った血を拭いながらエミリオは冷静に観察していた。
(大振りの武器……威力が高い分、一つ一つの動作が大きくて隙が多い)
 アランが立ち上がり、またエミリオへと向かってくる。ぶんと大きく振るわれた一撃を軽くいなせば、相手に生まれる隙。エミリオは、それを見逃さない。2人に分身したエミリオが対の動きで鋭利な剣撃を繰り出せば、アランは成す術もなく鮮血を散らす。
「ぐっ……!」
 よろめきながらも、アランは膝を折ることはしなかった。敵意に満ちた眼差しで、エミリオを射殺さんばかりに睨む。
「まだだ……オーガ様の為、俺は負けるわけには……!」
 大剣で身体を支えながらもオーガへの忠誠を歪めようとしないアランに、エミリオは赤い視線と共に言葉を投げた。
「アラン、俺はミサに誓ったんだ。奪う為ではなく、守る為にこの力を振るうと」
 守るべきものを忘れた者に負けるわけにはいかないと静かに付け足せば、アランが噛み付くように怒鳴り返す。
「そんなの俺だって同じだ! 俺はオーガ様の為に……!」
「アラン、お前が心から守りたいと思ったものは本当にオーガなのか!?」
「なっ……!」
「騎士としての誇りを思い出せ!!」
 エミリオの叱咤に、アランの瞳が迷うように揺れた。
「俺は……俺は……っ!!」
 声にならない叫びを上げて、最後の足掻きとばかりに大剣を振り被ってエミリオへと向かってくるアラン。あまりにも粗いその攻撃を、エミリオは舞うように避けて――とす、とトドメの一撃を叩き込む。膝から崩れ落ちたアランの頭から角が消え、傷が消え、エミリオの頬の傷も元から存在しなかった物のように消えていた。
「エミリオさん!」
 ずっと2人の戦いを見守っていたミサが、エミリオの元へと駆けてくる。
「無事で良かった……はらはらしたけど、私、エミリオさんは負けないって信じてたよ」
「ありがとう、ミサ」
 双剣を仕舞うと、エミリオは目元を柔らかくしてミサの頬に慈しむように触れた。くすぐったいようにミサが笑う。その鈴の鳴るような声に釣られるようにして、アランが再び目を開いた。その瞳には、もう一点の曇りもない。
「思い出した……俺にもお前と同じで、守りたいものがある」
 騎士の言葉に2人は顔を見合わせて――どちらからともなく、ふわりと笑みを零した。

●VSシド
「乙女ゲーム……って何でしょうね?」
 ゲーム世界への転送直前。ことりと小首を傾げて、ニーナ・ルアルディは傍らのグレン・カーヴェルへと問いを向けた。グレンが、面倒臭そうに目を眇める。
「俺に聞くなって……何、お前こーゆーの興味あんの?」
「ゲームの中の人とお話出来たりするんですよ、何だか楽しそうじゃないですか?」
「ふーん……」
 何とはなしに苛々して、冷たいような反応を返すグレン。
「グレン? 何か、怒ってます?」
「あ? 怒ってねーよ、さっさと行くぞ」
 そうしてトランスを済ませた2人は、椅子に座って現実世界とゲーム世界を繋ぐ装置を頭に装着した。暗転する視界の中で、グレンは思う。
(純粋に話してみたいって気持ちで言ってんのは分かってるが、なんか面白くねー……)
 さっさと潰そう、そうしよう、と半ばやつあたりのように思い決めるグレンだった。

「あ? 何だお前ら?」
 ゲーム世界の神殿に到着するなり、大斧を携えた角の生えた騎士はニーナ達をギロリと睨み据えた。そして2人の纏うオーラに気付くや――そのかんばせに狂気じみた喜色を浮かべる。
「ウィンクルム……! ッハハ、何だよ、壊し甲斐のある玩具がとび込んでき……」
「ぐだぐだうるせーよ」
 シドが言い終える前に、相手の懐に飛び込んだグレンの太刀『婀娜の蛟』の重い一撃が炸裂し、その装甲を砕いた。太刀の刀身を艶めかせて、グレンは口の端を上げる。
「こっちはさっさとぶっ潰すって決めてんだよ、とっとと沈め」
「あァ? ぼろぼろに壊されんのはテメーの方だろーが」
 グレンの連撃を、今度は油断なく大斧で受け止めるシド。攻勢に転じんと、シドは自らの得物に異形を宿らせ、力任せのようにそれを振るった。刃と刃がかち合い、火花が散る。そんな2人の様子を、ニーナは後方から眺めていた。
「角以外は私達と変わらないので変な感じです……それにしても」
 舌戦を繰り広げながら刃を振るう2人をこっそりと見比べて、ニーナは思う。
「……もしかして、似た者同士?」
 一方のグレンは、隙なく太刀を振るい口からは暴言を零しながらも、冷静に思考を巡らす。
(憑依を解除されると厄介だ、解除する冷静さは与えねーってな。それに……)
 グレンは後ろでこの戦いを見守っているはずのニーナのことを思う。挑発には、自分にシドを引き付けニーナを守る意図もあった。
(ま、あいつは気付いてないかもしれねーが)
 ふっと口元を緩めると、グレンは巧みな太刀捌きで、シドの攻撃をいなし相手の隙を呼ぶ。そうして、
「そろそろ終わりにしようぜ、騎士サマ!」
 2度目の、破壊の一撃。口から血の赤を零して、シドが床に崩れ落ちる。荒く呼吸しながら、グレンは吐き捨てるように呟いた。
「俺は潰すって決めたら潰すんだよ、覚えとけ」
 シドの頭の角が消える、その傷が見る間に癒える、グレンの身体からも痛みが消えていく。ニーナがグレンの名を呼びながらぱたぱたと駆けてきた。
「グレン! 大丈夫ですか? 怪我は……」
「こいつを倒したら治った。何ともねーよ」
「そう、ですか……良かった」
 ほっと安堵の息を吐いて、グレンに笑みを向けるニーナ。グレンの無事を確かめると、ニーナはシドの様子を確認し始めた。
「おい、ほっとけ」
「でも、元に戻すためとはいえ怪我させてしまったことに変わりはありませんし……」
「……このお人好し」
 あからさまに不機嫌になるグレンの声に、
(うーん……グレンってシドさんと相性悪いんでしょうか? ずっと機嫌悪いし……)
 なんて思うニーナである。
「……うん、もう何ともないみたいですね」
「だからほっとけって……」
「グレン、とにかく今日はお疲れ様でした」
 言い掛けたところに花綻ぶような笑みを向けられて、グレンは押し黙る。
「グレンが1対1で戦うところって初めて見ましたけど、凄く格好良かったです!」
 ニーナがどこまでも真っ直ぐにそんなことを言うので、グレンは痛む頭を抑えてため息を零したのだった。

●VSエル
「おや、お客様ですか」
 整ったかんばせに聖者のような笑みを貼り付けたままで、角の生えた騎士は視線を神殿に降り立った2人へと遣る。既にトランスを済ませてきた2人が纏うオーラを見留めて、エルは殊更に笑みを深くした。
「成る程、貴方がたがウィンクルムですか」
「……だったらどうする?」
「さて……どうしましょうね?」
 夢路 希望を背に庇っていつでも剣を抜けるよう油断なく構えながら、スノー・ラビットは牽制するように不敵に言葉を返す。笑みを絶やさずのらりくらりと応じるエルを見遣って、スノーの後ろ、希望は武器を握る手にぎゅっと力を込めた。
「こんな形で、またお会いすることになるなんて……」
 以前、ゲーム世界でエルと共に時間を過ごしたことのある希望。胸が、つきりと痛んだ。
「エル様……いえ、エルさん。きっと元に戻してみせます」
 自分の心を落ち着かせて、希望は強い決意を胸に真っ直ぐにエルと向き合う。エルを案じる彼女の姿に、スノーの胸中は複雑だ。
(まさか、また来るとは思わなかったな……)
 もやもやが胸を過ぎるが、これは任務だと真摯にエルを見据える。エルが笑った。
「ふふ、怖い顔ですね、オーガ様に仇成す反逆者よ。ですが、我らが神は慈悲深い。悔い改めて、共にオーガ様を崇めませんか?」
「あいにく、そういうの興味ないから。邪教に傾倒する趣味はないんだ」
「……邪教、だと?」
 会話術に長けたスノーの挑発を受けて、エルの瞳がぎらりと輝く。
「異端者が、オーガ様を愚弄するなぁっ!!」
 次の瞬間、エルは双剣を抜き放つと真っ直ぐにスノーへと向かってきた。作戦通りだと仄か口の端を上げて、スノーは素早く双剣『ダイヤモンドダスト』をすらりと抜き、冷静さを欠いた連撃を剣舞の如き動きで避ける。双子の短剣を煌めかせて、スノーは攻勢に転じた。
「次は、こっちから行くよ」
 氷の短剣が、神殿に血の赤を散らす。殺意の矛先がスノーへと集中しているうちに、希望は後方に下がると、自衛のために宝玉『魔守のオーブ』を展開した。半透明の魔法の盾が希望の前に現れる。その盾の影から、銃器『赤い鼻のキッス』を構える希望。盾の向こうに、舞うようにして身を削り合う2人の姿が見えた。
(落ち着いて……ガンシューティングゲームの要領、です)
 スノーの一撃が、エルの双剣を弾く。生まれた隙を、希望は見逃さなかった。
「今、です! 目を覚まして……エル様っ!」
 ぽわん! という音と共に魔法銃からドーナツ状のビームがとび出す。その一撃は上手くかわされてしまったけれど、エルの注意を引くには充分だった。
「ほら、よそ見してたら危ないよ?」
 スノーの双剣が、エルの胸を抉る。鮮血を散らしながら、エルは唇を噛むと反撃の構えに出た。攻撃を避けようとしたスノーが、叶わず目を瞑った――ように傍目には見えたが、それはスノーの仕掛けた罠。
「――残念。これでお仕舞い」
 スノーの赤の瞳が開かれる。それと同時に、カウンター技を用いての優美な舞いの如き反撃が、エルに致命的なダメージを与えた。騎士が倒れる、角が消える、エルの傷が、スノーの傷が癒えていく。
「ユキ! エルさん!」
 戦いが決したのを見て取って駆けてきた希望は、2人の無事を確認して安堵の息を吐いた。短く唸って、正気に戻ったエルが身を起こす――のと同時に、スノーは半ば反射的に、希望のことを抱き締めた。以前、希望を取られそうになったことに起因する不安からの行動は、希望からしてみれば唐突で、驚きと照れ臭さにその頬が朱に染まる。そんな2人の様子に、我を取り戻したエルが優しい苦笑を漏らした。
「あの、え、えぇと……」
 スノーに抱き竦められたままで、どきどきする胸を持て余しながらも希望はエルへと言葉を手渡そうとする。
「あの時はお別れもお礼も言えずにごめんなさい。エルさんと過ごした一時、楽しかったです」
 希望の言葉にエルはふわりと笑み零し、スノーは希望を抱く腕に知らず力を込めた。

●VSベルグ
「ほう、今の一撃を避けるか。中々やるじゃねぇの」
 ゲーム世界に転送されるなり放たれた不意打ちの銃弾を、天藍はかのんを抱えて射線から身体をずらし、そのままするりと避けた。そのまま2人が身を隠した柱の陰に視線と銃口を向けたままで、角の生えた騎士は面白がっているように不敵に笑う。急ぎスペルを唱えてかのんが天藍の頬へと口づければ、翠雨の雫が水面をさざめかせた。
「天藍、武運を祈っています」
「ああ。お互いに、な」
「ええ、お役に立てるよう頑張ります」
 短く言葉を交わし終えれば、ベルグを守る甲冑騎士が敵の射線上に来るように注意しながら、天藍はテンペストダンサーらしい身のこなしで2体の甲冑騎士の元へと走り込む。
「させるかよ!」
 ベルグの銃口は、一瞬でも天藍が隙を見せれば彼を射抜かんと、真っ直ぐに甲冑騎士の向こうの天藍に向けられていて――けれど、その集中が、ウィンクルム2人を相手取る上での仇となった。ベルグが天藍の動きに気を取られているその隙に、かのんは柱の陰で鉱弓『クリアレイン』を構える。ベルグの頭に生えた角に、かのんは仄か眉根を寄せた。
(ゲームの世界にまでオーガの脅威は及ぶのですね……必ず、止めます)
 そして、ベルグに向かってえいとばかりに矢を放つ。矢はベルグに当たりこそしなかったものの、神殿に射し込む日を浴びた矢尻のクリスタルが、その光を反射して眩く輝きベルグの目を眩ませた。
「くっ……!」
 天藍を油断なく捉えていた銃口が、ぶれる。かのんのファインプレーに、天藍はそっとその口元を緩めた。自らを打ち倒そうと剣撃を放つ2体の甲冑騎士の攻撃を剣舞の如きしなやかな動きでかわしながら、天藍は双剣『サンクタム&サングウィス』を振るう。神殿に舞う、水晶の煌めきと血を思わせる赤。
(動きは鈍いが……中々しぶといな)
 だが、と天藍は軽く口の端を上げる。
(倒し甲斐があっていい)
 胸の内に呟いて、天藍は意識を集中させ、自然界の旋律に水の力を同調させる。振り下ろされた甲冑騎士の攻撃を弾き、水のオーラを纏った返す刃で1体目を打ち倒した。そのまま特別な足運びで音霊を呼び出し、霊と共に死の舞踏を踊って残る1体の生命力を吸い尽くす。かのんは視界を取り戻しつつあるベルグの足元へと再び光の矢を放つと、敵に軌道を読ませない動きで天藍の元へと走った。
「天藍!」
 名を呼び、身を屈めた天藍の額へと祝福の口付けを零せば、彼の内に再び力が溢れる。ベルグが苛立たしげに舌を打った。
「小賢しい!」
 未だ確りと焦点を定めることはできずも、ベルグの銃はかのんへと向けられる。銃口がかのんを捉えるより早く、天藍が声を張った。
「何だ? 先にあいつを潰さないと俺には勝てないと悟ったか?」
「誰に物を言ってやがる!」
 挑発に、既に余裕を失くしているベルグが標的を変える。放たれた銃弾を舞うように避けて、天藍は分身を生むと、踊るようにしてベルグとの距離を一気に詰めた。そのままその懐に入り、鋭利な剣撃を繰り出した後、騎士の手から銃を叩き落とす。
「これで終いだ!」
 双剣が踊り、神殿に血が散った。膝から崩れ落ちたベルグの頭から角が消え、見る間に傷が癒える。後方で弓を構えていたかのんは緊張を解き、天藍の元へと急いだ。
「天藍、怪我はありませんか?」
「大丈夫だ。かのんのサポートに助けられた」
 天藍の大きな手が、かのんの頭をぽんぽんとする。我を取り戻したベルグが、身を起こした。
「チッ……随分派手にやってくれるじゃねぇか。おい、女」
「わ、私ですか……?」
「跳ねっ返りは嫌いじゃねぇぜ。お前……」
 ベルグがそこまで言い掛けたところで、天藍はかのんの肩をぐいと抱き寄せる。ベルグを射る茶色の視線には、本気の殺意が籠っていた。
「て、天藍? どうしたんですか?」
 その視線の刃物のような鋭さには気付かずに、突然の出来事にかのんがわたわたとして問う。その様子に、ベルグは喉を鳴らして笑った。

●VSジュノ
「よーこそ、お客様。歓迎するぜ?」
 仰々しく頭を下げて、角の生えた騎士はにぃと笑った。杖を手にしたジュノの前には、2体の甲冑騎士が立ち塞がっている。牽制するように油断なく相手を見据えて、レオナルド・グリムは傍らのファルファッラへと低く言葉零した。
「先に言っておくが俺達は圧倒的火力不足だ。ファルもちょっとは覚悟しておけ」
「ゲーム……したかったな」
「は?」
 噛み合わない返事に思わず鋭い金の視線をファルファッラへと移せば、彼女は興味深そうにゲーム世界の神殿の様子を観察していて。
「デバックとかならするから誘ってほしい……」
「おい、嬢ちゃん」
「何? レオ」
「嬢ちゃんがゲーム好きなのは分かった……だが今は、ハッキングされて変わっているのは分かるな?」
「勿論よ。それでも面白そ……」
「それでも面白そうとか言うな」
「……作戦はばっちりだもの。上手くいく……はずよ」
 被せるようにぴしゃりとつっこみを入れられて、ファルファッラはとりあえずそれらしい応対をした。ジュノが、可笑しそうに笑う。
「いやぁ、あんたら面白いわ。殺しちゃうのが勿体ないくらい」
言って、やっとジュノは杖を構えた。余裕綽々のその姿に、レオナルドは眼鏡の奥の瞳を眇める。
「余裕だな、おい」
「だって、ちゃっちゃと潰しちゃったらつまんないでしょ。沢山苦しんでもらわないと、なぁ?」
 ギラリと瞳を光らせるジュノ。だが、彼が詠唱に入るよりも、レオナルドがマジックブック『目眩』の頁を繰る方が早かった。困惑と錯乱の書が、騎士の精神をかき乱す。
「っ……!?」
 ジュノが杖を取り落とし頭を抑えるのを見て、レオナルドはにやりと口の端を上げた。
「魔法を使うのが得手みたいだが、発動には時間が掛かるだろ。そこを突かせてもらう」
 厄介な魔法は使わせない、と付け足して、レオナルドはマジックブックを宙に放つ。魔本は生き物のように飛び回り、甲冑騎士に体当たりを食らわせ、或いは噛みついて、ジュノの守り人達をかく乱する。
「なりふりかまっちゃおられん、ってな。嬢ちゃん!」
「任せて。武器も持ってきたのよ。ほら、これ、バトルフライパン」
 ファルファッラのバトルフライパン『新婚さん』が、神殿に射し込む光に鈍く光った。魔本に翻弄される甲冑騎士達の元へと走り込むと、ファルファッラはフライパンの重い一撃をその内の1体へと叩き込む。耳が痛くなるような金属音が辺りに響き、1体の騎士を昏倒させた。
「……これ、ただのフライパンじゃなくて『バトル』フライパンなの」
 丁寧に説明してみせるが、崩れ落ちた騎士にはその声は届いていないだろう。もう1体の騎士も、魔本の猛攻の前に床に崩れた。
「後はジュノだけだな」
 レオナルドの手元に、魔本が戻ってくる。魔本の魔力から解放されたジュノは、既に詠唱を再開していた。杖が輝きを帯び、詠唱が終わる――。
「って、させるか! なに、受けた依頼はしっかりこなす主義なんでな」
 ジュノの頭上に、レオナルドが呼んだピコピコハンマーが現れて彼の頭を思い切りよく叩いた。集中が途切れ、詠唱が中断される。歯噛みをするジュノの元に、ファルファッラがフライパンを手に走り込んだ。
「ファル!」
「分かってる。とりあえず、今はゲーム出来ないからウィンクルムらしく頑張るわ」
 そして振るわれるフライパン。ファルファッラ渾身のフルスイングを食らって、ジュノが遂に沈んだ。
「私、ハッキング状態のあなたも結構好きよ。『殺す』とか『潰す』とか嬉々として言ってるのを逆に攻撃して調教するのが楽し……まぁいいわ」
 ファルファッラの台詞は、既に気を失っているジュノにも届かない。やれやれというふうに首を振る彼女の前で、ジュノの角が消え、その傷が癒えていく。
「任務完了、だな」
「みたいね。今度は是非デバックを……」
 相変わらずのファルファッラの言葉に、レオナルドは苦笑を一つ漏らしたのだった。



依頼結果:大成功
MVP
名前:かのん
呼び名:かのん
  名前:天藍
呼び名:天藍

 

名前:夢路 希望
呼び名:ノゾミさん
  名前:スノー・ラビット
呼び名:スノーくん

 

メモリアルピンナップ


( イラストレーター: 渡辺純子  )


エピソード情報

マスター 巴めろ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 04月13日
出発日 04月21日 00:00
予定納品日 05月01日

参加者

会議室

  • [16]かのん

    2015/04/20-23:38 

  • [15]かのん

    2015/04/20-23:37 

    こちらもプラン提出しました
    無事に騎士さん達が元に戻ると良いですよね

  • [14]ニーナ・ルアルディ

    2015/04/20-23:35 

  • [13]ミサ・フルール

    2015/04/20-23:10 

  • [12]ミサ・フルール

    2015/04/20-23:09 

    こんばんはー
    いよいよ明日出発ですね。
    お互い頑張りましょう(ぐっ)
    プラン作成お疲れ様でしたー!

  • [11]夢路 希望

    2015/04/18-00:51 

    ミサさん、まとめありがとうございます。

    希望の騎士について、こちらも大丈夫です。
    わがままを言ってしまってすみません。

    私も、対応策に行き詰った時は、相談させていただけましたら幸いです。

  • [10]かのん

    2015/04/17-20:58 

    わ、ミサさん騎士さんごとのまとめありがとうございます
    今回は皆さん相手のタイプが異なりますけど、わかりやすいです

    私も対応策の検討に煮詰まったら、相談に来たいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします

  • [9]ミサ・フルール

    2015/04/16-23:57 

    ([8]の続きです。以下敬称略)

    ~敵スキルまとめ~

    ★アラン(HB)
    L対戦する精霊:エミリオ(TD)
    【敵使用スキル:フロントアタック 威力:48 命中:-5 回避:-15 継続時間:瞬時
     正面から一直線に突撃してすべての力を敵に叩き込む技。
     攻撃が命中しなかった場合、バランスを崩し転倒となり、一時的に行動を行うことが出来なくなってしまう。(1R15秒行動不能) 】

    ★シド(SS)
    L対戦する精霊:グレン(HB)
    【敵使用スキル:スネイクヘッド 威力:59 継続時間:瞬時
     獄に住む白いワームのパワーを武器に憑依させ、威力を強化する技。
     武器が変形し、白い蛇のような形状になる。
     狙いすました一撃を与えることができる。
     攻撃は1R(15秒)ごとに行えるが1R(15秒)毎に憑依侵食現象により、体力、命中が減退していく。
     この現象は憑依を解除した段階で、体力を除き、元の命中能力に戻る。】

    ★エル(TD)
    L対戦する精霊:スノー(TD)
    【敵使用スキル:オブリガード 威力:13 防御:16 継続時間:3R(45秒)
     立ち止った状態で、敵の攻撃に対してカウンター攻撃をする技。
     武器を構えて目をつぶり、敵の攻撃を待ちます。
     踊りのような優雅な動きで反撃します。】

    ★ベルグ(PG)+甲冑騎士(剣&盾装備)×2
    L対戦する精霊:天藍(TD)
    【敵使用スキル:ファスト・ガン 威力:36 継続時間:瞬時
     武器をフォルダーに収めた状態から、いきなり武器を抜き攻撃に入れます。
     不意打ち修正がつきます。不意打ち成功+3】

    ★ジュノ(EW)+甲冑騎士(剣&盾装備)×2
    L対戦する精霊:レオナルド(TS)
    【敵使用スキル:小さな出会い 威力:85 回避:-10 継続時間:瞬時
     ソフトボール大のプラズマ球を作り出し、相手へ飛ばします。
     プラズマ球放物線を描いて飛び、命中すると弾けてダメージを与えます。
     同じ背の高さの敵なら、前衛の頭上を飛び越えて後衛が狙えます。】

    以上です。
    何か間違いありましたら教えてくださると嬉しいです。
    長文失礼しました。

  • [8]ミサ・フルール

    2015/04/16-23:41 

    こんばんは~。
    今回各自個別に戦うので残念ながら皆さんと連携はできないですけど、不安なこととかあったらここで相談できたらなと思っています。
    なので皆さんも何かあったらじゃんじゃん言ってくださいねっ(微笑み)

    依頼書には「それぞれの騎士が、それぞれ対応するジョブの最初のスキルに似た技を使用~」との記載があるので、各騎士さんが使用すると思われるスキルの情報をまとめておきますね。
    プラン作成時の参考までにどうぞ~
    長くなるので記事を変えます(連稿失礼します)

  • [7]かのん

    2015/04/16-21:23 

    こんばんは
    ミサさん、まとめありがとうございます

    丁度良い感じに希望がばらけたんですね
    では、他の皆さんが宜しければ、私達はベルグさんの対応に向かいたいと思います


    天藍:プレストガンナ―風と甲冑騎士×2、か、倒しがいがありそうだな
    (なにやらやる気に満ちた精霊がおります)

  • [6]ミサ・フルール

    2015/04/16-18:41 

    では、ちょっとまとめさせてくださいね。
    (敬称略)
    アラン(HB) :ミサ
    シド(SS):ニーナ
    エル(TD) :希望
    ベルグ(PG):かのん
    ジュノ(EW):ファルファッラ

    皆さん希望する騎士はこれで問題ないですか?
    かのんさんは重複してない騎士希望とのことだったので、ベルグさんと戦闘になりますけど、大丈夫です?

  • [5]ニーナ・ルアルディ

    2015/04/16-12:42 

    ニーナ・ルアルディです、よろしくお願いしまーす!

    えーっと…私達はシドさんの所に向かいたいと思います。
    この中だと…モニター体験された方は希望さんだけでしょうか?
    普通の状態のゲームの中も少し見てみたかったですね。

  • [4]ファルファッラ

    2015/04/16-08:09 

    こんにちは…はじめまして。
    ファルファッラだよ。
    パートナーはトリックスターのレオナルド。

    ん、私も特にこれというのは決まってないから。
    前の依頼とか参加してた人の意見を優先するよ。

    一応希望としてはジュノかなー。

  • [3]かのん

    2015/04/16-07:23 

    こんにちは
    かのんとパートナーの天藍(テンペストダンサー)です

    対応する騎士の方なのですが、実は私達どなたを希望するか絞りきれていなくて・・・
    皆さんの希望を伺って、重複しない方を担当できればと

    皆さんどうぞよろしくお願いします

  • [2]ミサ・フルール

    2015/04/16-06:17 

    ミサ・フルールとパートナーはテンペストダンサーのエミリオさんです。
    よろしくお願いしますね(にこ)
    私達は、

    第1希望:アラン
    第2希望:ベルグ
    第3希望:シド

    を希望しますが、他の皆さんの希望を聞いた上で誰かと被ってしまったら改めて考えようと思います。

  • [1]夢路 希望

    2015/04/16-01:48 

    夢路希望、です。
    パートナーは、テンペストダンサーのラビットさん、です。
    初めましての方も、お久しぶりの方も、宜しくお願いします。

    永遠の幻想曲は、以前、モニターをしたことがあって。
    お相手する騎士は……できれば『エル』を希望したいです。

    あくまで、希望、なので。
    重なった場合は、改めてご相談できればと思います。


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