プロローグ
名前の由来には諸説あるものの、はっきりしているのはその峡谷が、『ブラック・ムーン』と呼ばれているということだけだ。
炭のように黒い岩肌では、かつてさかんに鉱石が採掘されたという。しかし鉱石は見た目に反して鉄の含有率が低く、やがて採掘は寂れていった。それはとりもなおさず、鉱夫が根城にしていた宿場町の衰退をも意味した。
現在のブラック・ムーンには、無秩序に穿たれた蟻の巣状の坑道が残るばかりだ。並ぶたくさんの入り口にしたところで、母鳥に向かって口を開ける燕の雛たちを想起させるのみである。
長く訪れる者もなきこの土地に、招かれざる客がやってきたのは最近のことだ。
オーガの集団だった。
攻めるに難き迷路状の坑道をもつこの場所は、砦にするにもってこいの場所だったのだろう。
オーガたちは日に日に数を増し、着実に力を蓄えつつある。一説には、小型の個体だけで三十数頭、大型のもの一頭の小集団を構成しているということだ。坑道の内部には盗品、略奪した食料などを蓄えていると思われる。
ここ数日は、周辺地域にオーガの目撃情報が絶えない。斥候を出して近隣の集落の様子をうかがっているものと思われた。夜間のうちに家畜が食い殺されたという情報もある。
付近の集落、すなわち、かつて賑わった宿場町が襲われるのも時間の問題ではなかろうか。
今回、A.R.O.A.にもたらされた依頼、それはブラック・ムーン鉱山跡を占拠するオーガの群れを強襲することである。
全滅させずとも、力の差を見せつけ追い払うことができればそれでいい。
とはいえ首領格だけは、確実に討ち果たすべきだろうか。
なお、その手段は問わない。
解説
●目的
ブラックムーン鉱山跡をねぐらとするオーガを攻撃することです。
全滅させることが最良ですが、少なくとも追い出すことができれば成功とします。
●オーガー
猪頭のオーガが目撃されています。
数は三十前後の見通しで、これを束ねる巨大な個体一頭の存在が噂されています。
●地形
ブラックムーン鉱山地帯は、総面積にして1000ヘクタール前後。
山あり谷ありの起伏に富んだ地形で、黒い岩山のほうぼうに穴が口を開けています。穴から入ると内部は立体迷路状になっていますが、いずれも経過的に掘られたものではないため、初見ではかなりの確率で迷ってしまうことでしょう。
●攻略のポイント
迷路状の坑道をどう攻略するかが、勝敗の分かれ目になりそうです。
坑道は敵にとってのホームグランドです。奇襲で先手をとったとしても長期戦となれば逆に追い詰められる可能性があります。
といっても見捨てられて久しい坑道なので、その地形を完璧に把握している地域住民情報は期待できそうもありません。
狭いところでは身をかがめて移動する必要がありますが、そんな状況でオーガに攻撃を受ければかなりの苦戦が予想されます。
とはいえあなたと精霊のような強いパートナーシップをオーガは持ち合わせていません。チームワークという概念もほとんどなさそう(ボスが無力化されると急に弱気になる)なので、いざ優位をとりさえすれば一気に勝利することも可能かと思われます。
ご健闘をお祈りしています。
ゲームマスターより
はじめまして。
GMの桂木京介と申します。今後ともよろしくお願い申し上げます。
今回、まったくの初挑戦ながら、戦闘中心のエピソードを組んでみました。
格好いい描写、美しい描写など、皆様(神人も精霊も)が際立つような内容にできたらいいいな……と思っております。
それでは、素敵なプランをお待ち申し上げております。
桂木京介でした。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ニーナ・ルアルディ(グレン・カーヴェル)
これだけ広いと誰でも迷いそうですよねぇ… オーガも迷子になったりしないんでしょうか? ・事前にチョークを購入、持参 ・アルヴィンさんからライトをお借りする オーガとの戦闘直前にトランス。 オーガ・ナノーカに手持ちのライトを取り付けて 先に行かせ、見つかったら囮用と割り切り迎撃準備。 纏う瘴気でスルーされたらそのまま偵察用として利用。 オトーリ・デコイはこちらの動きを制限されにくい 広い場所へ敵を誘き出したい場所で使用。 大型が奥まった狭い場所にいて自分達の近くへ 寄せたい場合もデコイを使用。 大型討伐後は輝さん達と行動、 大型との戦いで取り逃した小型を捜索。 移動中は迷子にならないよう壁の印付けを担当する。 |
月野 輝(アルベルト)
■共通認識(全員で共有 坑道内は精霊が前に三名後ろに二名、神人がその間に挟まる形で進行する 大型討伐後は前列・後列メンバーで二手に分かれ残党の捜索 ■個人行動 ・ライトに紐を付けて肩掛けができるようにしておく ・坑道内ではマッピング担当、周りを記憶しつつ手帳に地図を書き込む(記憶力スキル使用 目印になりそうな物、仲間が付けた印の位置、盗品等を見つけた時はその位置も記入 ・移動中は即トランスできるよう精霊の近くに ・精霊のMPが切れたらディスペンサ使用 ・戦闘時は盾で身を守る ・盗品の位置を書いた地図を村人に渡す 坑道内に村人のみで入るのが心配なら護衛を申し出る ■持ち物 方位磁石、水、クッキー(オーガを誘き寄せにも使用 |
ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
30体…くらくらするわね ■共通事項・方針 住民から情報収集後 街に近い入口から昼に進入(逃走したオーガが街を襲わない為 大型を目指す、遭遇時戦闘を長引かせ小型を誘う 遭遇した小型は極力倒す 大型討伐後は二手で捜索 逸れた時は最新の目印に集合 ■行動 皆の共通意識に精霊神人共に従う 坑道進入前にトランス 中列 マグナライトで敵に見つかるのを避け周囲なるべく足元を照らす 盾は背中 曲がり角では奇襲警戒で要確認 アマリリスさんと逆側の壁にチョーク又は剣で印 戦闘後に必要なら応急手当とデ、ディスペンサ…他に方法ないわけ!?(照 ■戦闘 邪魔にならない位置 援軍警戒 攻撃を受けそうな時や隙あれば電灯や剣で目潰しを狙う ■持物 チョーク、応急道具 |
ミヤ・カルディナ(ユウキ・アヤト)
私にも出来ることが有るわ絶対に 落ち着いて状況を見極めましょう… 【方針】 皆様と基本は同じ 集合場所以降はアヤトと共に前を担当 トランスは敵遭遇時 店舗購入でライトと熊撃退用スプレーと水中眼鏡持参 【行動】 ボスが先頭で出て来る可能性は低いわね(地図書き探索 狭い坑道で突撃されたら壁に張り付いて回避 猪は急停止も方向転換も実は得意だから、キッチリ避けざまザクリと斬る! ボスにはクリアライトで視覚奪取を狙うわ この狭い空間で範囲攻撃を放つと味方も自滅しかねない立ち回りに工夫を 味方危機には咄嗟に前に割り込んで熊スプレー(シュッ 猪の優れた目や鼻には効く筈よ! ●残数0を目指すわ 疲労もみながら撤収判断 仕上げはアヤトに任せるわ |
アマリリス(ヴェルナー)
持ち物 蛍光ペン、腕時計 昼の出発前に町で情報収集 収穫なくても時間になったら合流し情報共有 ・出入り口は全て内部が繋がっているか ・坑道のおおまかな内部状況、広さなど 坑道侵入時トランス マグナライトで足元照らす 輝さんのマッピングの付け方見て覚える 敵討伐数カウントし残り数を把握 坑道内は蛍光ペンで適宜目印 順次昇順で数字記入し出入り口方向に矢印 精霊のMP減少時ディスペンサ 交戦前に済ませて下がらせずにすむように 戦闘中は後方待機 照明係になり奇襲等に備え周囲警戒 遭遇数は共有し三十前後になったら再度報告 大型討伐後マッピング開始し残党討伐 盗品発見で場所記入 終了後地図と共に住人に伝える 全て終了でAROAに討伐状況等報告 |
●一
吸い込む空気にすら、硬質なものを感じる。
流れる風は透明なれど、そこに混じる目に見えぬ粒子ひとつひとつに、煮しめたような『黒』を見いだすことができるような気がした。
――黒い月(ブラックムーン)とはよく言ったものね。
ミヤ・カルディナは、ブーツの留め金をかけ直しながらふと思う。
不毛の地、その言葉がよく似合う。まるで月面、乾ききって荒涼とした鉱山跡だ。
濃淡の差こそあるものの、この土地を支配する色は黒ばかり、それも、ごつごつとした質感を持つ黒だ。黒い土、黒い岩、黒い砂……ほうぼうに見られるぽっかりと空いた穴のいずれも、ひとつ残らず涸れ井戸のごとく黒い。厚い雲に覆われた空すら、他の色の存在を否定しているように見える。
だけど――。
振り返ってミヤは、ユウキ・アヤトの姿を見上げた。
アヤトの髪は金色で、
肌は白く、透けるようで、
そして優しげな瞳には、静かな朱い輝きがたたえられている。
背負った白刃の光やジャケットのボタンも弱々しい陽光を反射しており、まるで彼は、このモノクロームの世界を彩りに来た光の使者のように思えるのだった。
「どうかした?」
アヤトに声をかけられ、ミヤは我に返った。
「え? いや、なんでも……」
慌ててとりつくろう。ここでようやくミヤは、自分が黙ってアヤトのことを見つめていたのだと思い至った。変に思われたかもしれない。
しかしアヤトは特に不審がるでもなく、涼やかな微笑を浮かべるだけだった。
「そろそろ、みんなと合流の時間だな」
行こう、とアヤトはミヤにうながした。
村で情報収集を行った者、必要な装備を求めてきた者、あるいは地形を下調べしてきた者……各人各様ではあるが、準備を整えた各神人、その精霊たちが合流した。
二人一組が五組、すなわち、総勢十名。
わずか十名、そう見ることもできよう。
敵の規模はある程度知られているとはいえ、それは決して実数ではない。もっと多い可能性は少なくないのだ。そも、確実に三十体だとしてもこちらに三倍する数ではないか。いくらこちらが寄せ手だからといって、これは絶望的なまでの戦力差だということもできる……一般的には。
だが世界は知っているだろう。彼らA.R.O.A.は、一見不可能な状況から可能性を見いだし、結果につなげることのできるプロフェッショナル集団なのだと。一人より二人、神人と精霊の意志が一つになるとき、その力は単なる足し算を超え累乗倍にもなる。しかもそれが複数組あるというのなら、生み出されるエネルギーは無限大にもなりえるのだ。
ゆえに彼らの目に迷いはない。
「磁石は、正しく北を指しているようね」
月野 輝が、胸元から方位磁針を取り出して見せた。
どう動かしても赤い針は、すうっと北を指して止まる。鉱山のことゆえ磁石が狂う可能性もないでもなかったが、この地域では使用可能のようだ。
「それと、これ」
さらに輝は、闇色の髪を払いのけて肩にかけた。つややかな黒髪が、さらさらと衣擦れのような音を立てる。
マグナライトを示して輝は続けた。
「ライトに紐を付けて、肩かけができるようにしておいたの。これで、坑道内でのマッピングにも困らないと思う」
「私から申し上げるのも僭越ではありますが、輝の記憶力は信頼に足るものがあります」
輝の精霊アルベルトが静うやうやしく補足する。
「ですから万が一、ライトを消す必要に迫られた場合や消えてしまった場合、あるいは敵の奇襲を受けなるなどして一時的に混乱した場合であっても、輝の描く地図は正確なものになるでしょう」
「ああ、うん。……ありがとう、アル」
その暗い過去ゆえか、年齢以上に大人びて見られがちな輝であるが、アルベルトの言葉を耳にするやはにかんだ。そうするとたちまち、歳相応の少女の顔つきとなる。
「輝さん、頼りにしていますわ」
かわって発言したのは、夢見るような緋色の髪の乙女、アマリリスだった。
「残念ながら、わたくしたちの情報収集は不首尾に終わったと言わざるを得ません。町で坑道の情報を集めたのですけれど、出入り口はすべて内部でつながっているのかどうか、明確な結論を導くことはできませんでしたの……」
「訊く相手によって回答が変わりました。すべての坑道が迷路状になっているという方もあれば、それは一部だけだとおっしゃる方も……工事によってすべてつながったと主張される方がいる反面、その工事は中途で破棄されたという情報もありました」
かく言葉を継ぐ青年はヴェルナーだ。困惑気味にサファイア色の目を曇らせている。生真面目なヴェルナーゆえ、かき集めた情報すべてを慎重に突き合わせ、比較検討して『決定的な情報はない』という意見を導いたものと思われる。
「ありがとう」
とミオン・キャロルは謝意を口にした。
「アマリリスさんたちが坑道の構造について、決定的な情報を入手できなかったのも仕方ないよね。なにせここ、相当長く放置されていた坑道みたいだから……」
ミオンのまとう銃士服は、目の覚めるような赤色だ。
赤、というならば彼女の精霊たるアルヴィン・ブラッドローもまた、赤みがかったブラウンの髪をしている。
「俺たちのほうはそれなりに首尾があったと言えそうだ。逃走したオーガが街を襲わないよう考慮すると、正面に見える坑道から当たるのが効率的と思われる」
「なにせ敵は軽く見積もって三十体……くらくらするほどいるわけじゃない? 危ういところから攻め寄せて、町のほうに連中を追い立てるような結果になったら目も当てられないし」
ゆえにミオンとアルヴィンは、慎重に侵入口を選んだという。本作戦は、仮に敵がすべて坑道の外に飛び出したとしても、町に到達するには大きく迂回ルートを取るほかないよう計画されている。
ニーナ・ルアルディは空を見上げた。ニーナの蜂蜜色の髪は、これほど弱い陽光の下であっても天使の輪のように豊かな光沢を宿している。
ニーナが見たところ、空は好天とは言いがたいが、雨が来る気配はなかった。少なくとも夜よりは、ずっと好条件といえるだろう。
「さてと、そうと決まれば……」
「行くとしようか」
すっと音もなくニーナの前に立ち、グレン・カーヴェルが宣言した。
「ちょ……グレン、それ私が言おうとしてた台詞ですっ!」
ニーナはぷっと頬を膨らませる。
「ああ……悪いな」
グレンはかすかに口元を緩めた。その目に、いたずらっぽい光が宿っているのをニーナは見逃さない。
――もうっ、グレンったら私の反応を見たくてからかったでしょ!
●二
坑道は、土と錆の匂いがした。
足元にはいくばくかの湿り気があるものの、足跡が残るほど柔軟ではない。壁や天井も乾いており、硬く冷たかった。
一同は、卵形の一集団をつくってこれを歩む。
ヴェルナー、アルヴィン、アヤトの三名が前列を、グレン、アルベルトが後列を、神人五人は固まって中央を進むという布陣だ。
「これだけ広いと誰でも迷いそうですよねぇ……オーガも迷子になったりしないんでしょうか?」
ニーナが率直な思いを口にした。彼女は、アルヴィンに手渡されたマグナライトで壁や天井を照らしながら歩いている。
ニーナの言う通りだった。坑道は複雑怪奇な重層構造になっており、上下の傾斜や急なカーブ、不規則な分岐、唐突な行き止まりなどに満ちていた。よく言えば緩急自在、悪く言えば、無秩序だ。
「さあな。ただ、この穴を掘った連中がほとんど行き当たりばったりだった、ってのだけは想像がつくぜ」
言いながらグレンは、しばしば振り返って後方を警戒する。
真昼であるが坑内は明るいとは言いがたい。当然、ライトを点けた状態で進む必要があった。
明かりを灯して行軍している以上、隠密行動は最初から諦めている。ゆえに敵の界内に入ったら、自分たちの位置は常に相手に知られていると考えるべきなのだ。
一時間弱ほど歩んだ頃だろうか。
「そうですか……」
ヴェルナーの、盾(パヴィス)を握る手に力がこもった。
「いよいよ、だな」
と言い、アヤトも足を止める。
最初の考えどころであろう。
進行方向の天井は極端に低くなっていた。背をかがめなくてはまともに進めそうもない。この状態の道がどれほど続いているのかはうかがえず、当然、その先に何があるのかは皆目見当もつかない。
このとき、いち早く黙ってうずくまっていたアルヴィンが、身を起こして一同に告げた。
「例によって足跡を見つけることはできないが、この低い天井にあちこち削られた痕跡があるのはわかった」
「つまり、オーガたちがここを通っているという証拠ね」
ミオンが言うと、すぐにアルヴィンは応じた。
「ご名答。それも、なかなかの頻度のようだな」
なるほど、とつぶやくとアルベルトは告げた。
「オーガにとっても、あまり快適な通路ではないでしょう。けれども近道か何か、進む価値のあるルートとは言えそうです。だとすれば……決めなければなりませんねえ、行くか戻るか」
生死にかかわりかねない選択の話であるにもかかわらず、アルベルトの口ぶりはどことなく楽しそうである。といってもふざけているような響きはない。深刻になりすぎないよう、意識してこういう口調を選んでいるのだろう。
「私としては、さきほどの分岐点まで戻るのは気が進みませんね。また十数分も曲がりくねった道を戻ることを考えると気が滅入ります」
アルベルトに答えたのは輝だ。
「でも……どうかしら? この道に入って、不自由な状況で敵と鉢合わせたら……? 行く手で待ち伏せされている可能性もあるし、そればかりか前後をふさがれたりしたら目も当てられない……」
輝の懸念ももっともだろう。
ただ、と輝は言い加えるのを忘れなかった。描いてきた地図を広げ、ライトを当てて示しつつ、
「ここまでマッピングしてきたものを信じるなら、さっきの分岐点に戻っても、いくつかの出口に当たっておしまい、という可能性が高いわ」
「わたくしも輝さんと同意見ですの」
アマリリスも、輝同様に地図をつけて進んでいた。なお彼女は、進行に合わせて適宜蛍光ペンを使い、坑道内の分岐点に直接印を描いて道しるべを作っている。
「ですからやはり、ここを進むのが一番いいと思えますわ」
アマリリスの口調は、育ちの良さを感じさせる丁寧なもので、そこには生粋のお嬢様でしか持ち得ない気品がうかがえる。しかしどことなく仰々しい響きが混じっているのは、アマリリス自身が意図的に『お嬢様』のステレオタイプを演じているからだろうか。
「なら私は、あえてこう言いたい」
涼やかな声でミヤは語った。
「『虎穴に入らずんば虎児を得ず』、と」
片手を上げてミオンが一同に問う。
「うん。とりあえず民主的に行こうよ。反対の人は?」
誰も声を上げなかった。
「なら、虎穴に入ってみようじゃない?」
ミオンに応じてヴェルナーが先頭に立つ。
「では皆様、この私が最初に入ります。といってもさすがにトラはいないと思いますが……」
「トラ?」
アヤトが問うとヴェルナーは淀みなく答えた。
「『虎穴』とおっしゃいましたので」
ヴェルナーは真顔だ。高級ホテルのフロントマンのように、まったく冗談めかした様子がない。
一瞬戸惑ったようにアヤトは言葉に詰まったが、すぐに言った。
「はは、『虎穴』って言うが確かに、本当にトラがいるはずはないよな」
「ええ、出るとしたら、イノシシのオーガかデミ・ボアでしょうね」
「そうだな。だとすりゃ、『虎穴』というよりは『猪穴(ちょけつ)』? とでも言ったほうがいいかもしれない、うん」
と笑顔でうなずきながらもアヤトは内心、小首をかしげてもいた。
多分……ヴェルナーは冗談を言っているのだと思うのだが――それにしては口調が大真面目なような……?
やがて一同は、隘路への侵入を開始した。
先頭はヴェルナーだ。といっても正確に言えば、先頭を進むのはヴェルナーではない。
「それでは、行ってらっしゃいまし」
とニーナが送り出したオーガ・ナノーカなのだった。
一見、ゼンマイつきのアヒルの玩具にすぎないナノーカだが、実際のところ、これはなかなか精巧なお役立ちアイテムなのである。
ある理由によってナノーカは瘴気を帯びており、オーガに気づかれにくいという性質を持つ。ちょこちょことした歩みとはいえその足取りは正確で、その上、目には小型カメラが搭載されてもいる。さらにニーナはこのアヒルに、アルヴィンから借りた手持ち用のライトをくくりつけてもいた。ゆえに発見されたとしても、囮とすることができるだろう。
かなり前方をゆくナノーカは、ニーナの位置からは小さな明るい『点』のようにしか見えない。
「さて……私たちの命運は、あのオーガ・ナノーカに託された、というわけですよねぇ……?」
緊張ゆえか唇を舐めつつニーナは言う。
実際に手をさしのべたわけではない。けれどもニーナの精霊であるグレンは、彼女の背を支えるように言ったのである。
「そうだな。だとすれば、あのちょこちょこ歩きもなんだか、頼もしいものに見えるじゃないか」
●三
「もうじき抜けそうだ」
前列のアヤトが声を上げたとき、後方からすかさずグレンが言った。
「天井が高くなるわけか……ということは」
この言葉を引き取ったのはヴェルナーだ。
「上から奇襲を受けないよう警戒、ということでしたね。手はずは覚えています」
まるでその言葉を待っていたかのように、前方に見えていた『点』が転倒した。
倒れて動かなくなったのだ。
「……!」
アヤトは無意識のうちに、ミヤをかばうような姿勢を取っている。
「普通じゃありえない状況だ」
小声で、しかもやや早口で告げた。普段快活なアヤトなだけに、それが嘘偽りのない言葉だと、ミヤは理解している。
これが何を意味しているか、それは明白だ。
来たのだ。
敵が。
――あのときと、同じ。
ミヤは腹の底に、重く冷え冷えとしたものを感じた。
それは彼女が、能力を顕現させたときの記憶。
A.R.O.A.本部を見学に訪れていたあのとき、ギルティの復活に伴うボッカからの空間通信を目の当たりにしたことをきっかけにミヤは覚醒した。己の宿命を知り、それを背負う覚悟をした瞬間だった。
なしたのは大きな決断であり、間違いなく、そこからミヤの人生は変わった。
そのとき感じたものは、今感じているものと近い。
いくばくかの緊張感と少しの恐怖と、強い意志。
大切な人を、ものを、世界を守るという意志だ。
敵との遭遇、それを前にしてミヤは今日もまた、重く冷え冷えとして、それでいて強く燃える青い炎を感じていた。
「貴方に力を」
ミヤの唇が、触神の言霊を紡ぎ出した。
次の瞬間その唇は、アヤトの頬を捕らえている。
トランス状態がもたらされた。
ミヤとアヤトだけではない。このとき、ニーナ、輝、アマリリス、ミオンは立て続けにトランスを導き、戦闘態勢に入っている。
「ライトを前方に向けないほうがいいわ。敵はナノーカを破壊したものの、きっと戸惑っているはずだから」
ミオンは言いながらライトを消した。我知らず、自身の紋様に手を触れている。
「だろうな」
アルヴィンは落ち着いた口調で短く応じると、ロングソードを両手に握った。
「頭上より奇襲しようとしていたのでしょうが、オーガが壊せたのはナノーカだけ……お生憎様というやつですね」
アルベルトは最後尾という危険なポジションを任されているが、むしろその危険を楽しんでいる風もあった。
「とにかくこの、天井がつっかえる状態から抜けてしまいましょう。輝、走れますか?」
「ええ……!」
ついに訪れた戦闘の予感に輝の胸は高ぶるが、それでも彼女は、内心の変化を表に出さない。むしろ、かなり平静に近い見た目なのだった。急いでいるとはいってもせいぜい、映画の開演が迫っていて、小走りでホールの階段を降りているとでもいう程度だ。
「行きましょう」
ヴェルナーが最初に走り出し、すぐに全員が続いた。
最も危険な立場となるのはやはり、先陣を切ったヴェルナーであろう。
隘路を抜けたその先に、何が待ち構えているのか正確なところはわからない。けれどもヴェルナーは行かねばならぬのだ。それが騎士というもの。騎士はたとえそこに死地が待っているとしても、闇に飛び込まねばならない。
このときヴェルナーが持っているのは盾と騎士の誇り、そして仲間、とりわけアマリリスへの信頼だけである……!
天井がひらけた。
しかしそこにはもう、敵も到達している。間一髪、腰をかがめた状態で敵を迎えるという最悪の事態だけは避けられたのだ。
――来る!
白い。
ヴェルナーを襲った初撃は、白い刃のように見えた。
その正体は角だ。オーガの頭部に生えた、巨大で鋭い角の先端である。
角を先にした鋭い突進、されどもそれは、ヴェルナーの急迫に対し反射的に繰り出されたものに過ぎず、盾で受け止めることは難くない。
「っ……!」
だが困難なのはそこからだ。繰り出したのは騎士用の厚い盾でありながら、巨大な角による一撃はこれを通して伝わってくるほどの強さで、ヴェルナーははじき飛ばされそうになる。
「通しはしません!」
こらえた。ヴェルナーはこらえた。奥歯を噛みしめ両足に力を込める。
されどそこで終わりではない。オーガは押す。押して押して押しまくる。まるで機関車ではないか。なんという重さ! 四肢がちぎれて飛んでしまいそうだ。
しかしヴェルナーには意地がある。騎士の使命がある。ここを突破されてなるものか。
突破されたら――。
ヴェルナーの背後には、アマリリスがいるのだ。
――たとえこの身が砕けようとも……!
競り勝った。腕が痺れ骨が悲鳴を上げるも、ついにヴェルナーはオーガ……ヤックアドガの突進を止めたのである。
「こいつが『大型』か!?」
アルヴィンはロングソードを振るい、オーガの肩口に斬り付ける。そこから軸足を踏ん張り叩き落とすように一撃した。瞬時、武器が青いオオカミの頭部に姿を変えた。アルヴィンの両腕に、真芯を打ち抜いた反動が伝わる。
これはヴェルナーから敵を離すための一撃。アルヴィンの狙いは的中し、ヤックアドガは低い声で大きく吼えながら数歩後退した。
「大型のやつかどうかはわからん。だが全力で行く!」
アヤトはクレイモアを握ったまま高速で回転する。その真っ直ぐな刀身は稲妻のように輝き、ヤックアドガをさらに責め立てた。
敵はすでに、ヤックアドガだけではなかった。オーガの影響でデミオーガ化した猪、すなわちデミ・ボアの集団も出現していたのである。総勢五頭といったところだろうか。回転するアヤトの刃は、何者をも見逃さぬといった風に集団を薙いでゆく。
そこは数本の通路が交錯する広間のような場所で、集団が切り結ぶには十分なスペースがあった。
悲鳴やうなり声、威嚇の声、むっとする獣臭、刃のもたらす金属臭、そこにアドレナリンや血の匂いが混じって、坑道が『戦闘空間』へと結実していくのをアルベルトは体感している。舌にその味が感じられるほどに。
決して気持ちの良いものではないはずだが、不思議と落ち着く。
「やはり私は、こういう世界に生きる運命のようですね……」
口を突いて出た言葉をかき消すかのように、黄金の瞳でとらえたものをアルベルトは告げる。
「私見ですが、どうやらここのオーガは目指す『大型』ではなさそうですね」
「同感ね」
盾で身を守りながら輝が告げた。
「無論、可能性はゼロではないけれど、敵が少なすぎるような気がするから……」
「……だな。一緒に出てきたデミ・ボアに必死さがない」
グレンが応じる。
無論すべて直観に過ぎないものの、これまでの経験からグレンは学んでいた。首領格を守る兵であれば、もっと背水の陣というか、捨て身に近い攻撃をかけてくるはずだ。ところがヤックアドガは別にしても、デミ・ボアたちにはそこまでの熱意はない。どこか様子見のような、今ひとつ踏み出せないものを感じる。
「だとしても、私たちの目的は敵の掃討。こちらは総攻撃でいくべきね」
と言うミオンにニーナもうなずいた。
「もちろんですよ。むしろ敵は、全力でかかってこなかったことを後悔することになるでしょう」
うっすらと微笑むニーナの手には、護身刀が閃いている。ニーナは前線に立たないものの、合間を狙ってくるボアの攻撃をしのぐにはこれで十分だ。
数分にわたる濃密な攻防が続いた後、やがて戦況は確実に味方有利の色彩を帯びていった。
「たとえボスじゃなかったとしても、こっちは手抜きするつもりはないんでね!」
グレンは一歩、大きく踏み出す。振りかぶった巨大剣が、ヤックアドガの頭部を直撃した。敵はなんとかこらえたようだが、すでに足元がふらついているのが確認できる。
「そういうことだ!」
とアヤトがそこに一刀を加えたところで、勝機を悟ったアルヴィンはデミ・ボアの掃討に回った。
同時にアマリリスが告げる。
「デミ・ボアを逃がさないほうがよさそうですわ」
ふっとアマリリスに笑みが浮かんだ。どことなく黒い笑みである。遊びたい盛りの子猫がときどき、こういう表情をする。アマリリスがいつもつけている『お嬢様』の仮面の下から、素の彼女が少しだけ姿を見せたのかもしれない。
「首領格にご注進に行かれたらいけませんもの」
「そのようですね」
ヴェルナーは盾を前面に出し、もう一度ヤックアドガの突進を受けた。だが今度は、正面から防ぐのではなく受け流す体勢を取る。数度の攻防で、防御専念するにしてもこの方法がもっとも効果があることを彼は会得していた。
「ほらっ!」
ミオンはマグナライトの出力を最大にして、眼前のデミ・ボアに浴びせた。これはたまらなかったようで、敵はくるくるとその場を旋回した。
「助かる!」
これをアルヴィンが一撃して仕留めた。
やがてミヤは、ヤックアドガ以外の個体が全滅したことを悟った。
「もういいわ、お願い!」
ミヤが閃かせたのはクリアライト、ルミノックスのクリスタルを加工して作られたこの短剣は、光を激しく反射するという性質を持つ。ミヤはこれを逆手に握って、ライトの光を強く反射させた。
「これでも喰らえ!」
まさに阿吽の呼吸、アヤトは身をかがめてクレイモアを、ヤックアドガの腹部に突き上げた。刃は滑るようにしてずぶずぶと突き刺さり、敵の背を貫いてようやく停止した。
アヤトが剣を抜いたと同時に、どっとヤックアドガはうつぶせに倒れた。
●幕間
「行軍を早めない?」
と提案したのはミオンだ。
今の戦闘を、残敵が察知しなかったとは思えない。
「敵が体勢を整えないうちに動いたほうがいいわ」
「そうですね。ヤックアドガが一体仕留められて、敵も少なからず動揺しているはずです」
アルベルトが即応した。一行は総意として、先ほど倒したヤックアドガがいわゆる『首領』だとはみなしていない。
「ならば迅速を尊ぶべし、です。浮き足だったところを叩くのは、兵法の定石というものですから」
言いながらアルベルトは、つい、と人差し指と中指をそろえて眼鏡を直した。
これを見て、グレンはふっと笑ってしまう。
「おや、どうかしましたか? カーヴェルさん?」
「いや失敬。もちろんその提案には賛成だ。だがなんというか、アルベルト、さらりと作戦を述べて眼鏡を直すその姿がなんというか、実に軍師っぽいというか……」
「悪徳参謀、ですか?」
「悪徳とまでは言わないが……まあ、そんな感じだ」
「いえいえ、悪徳で大いに結構ですよ。『腹黒眼鏡』、このあだ名は私にとって、これ以上ない褒め言葉と思っております」
悠然と微笑むアルベルトなのである。
「腹黒が褒め言葉か……うん、なるほど」
グレンは得たりとばかりに口の端を上げた。
それが、『清濁併せ呑む』というモットーの表明であれば、グレンにも相通じるものがある。
●四
先行させていたオーガ・ナノーカは回収した。以後、彼らの歩みは早く、それでいて着実なものへと変化する。
途上、何度かデミ・ボアとの戦闘を経験した。確かに敵は狼狽しているようだ。右往左往するものばかりで、いずれも比較的楽に、そして素早く倒すことができた。
その頃には坑道にも慣れ、ニーナは圧迫感や恐怖感よりも、洞窟探検のわくわくした感じを覚えるようになっていた。
行き止まりや回り道、低い天井、逆に高い天井、広場があったり高低差のあるスロープがあったり……と、決して単調にならず退屈しない。
「ここって、かつての鉱山が寂れた場所というのは事実ですけれども……整備次第で絶好の遊び場にもなりそうですよねぇ……。あっ、不謹慎でしたか?」
「いえいえ、決してそのようなことはなくってよ」
アマリリスが優雅に微笑む。
「作りもしっかりして落盤の危険もないようですし、もしかしたらそれが、この土地の再利用のヒントになるかもしれませんわ」
「そうね。だとしたら……」
ミオンはうなずいた。
「なおさら、オーガは片付けなくっちゃね! 仮に全滅させられなかったとしても、連中が二度と、この土地に足を踏み入れようとなんて思わないくらい徹底して叩いたほうが良さそうよ」
「いい感じだ」
アルヴィンが笑った。
「いい感じ? 何が?」
むっ、と聞き返すミオンをなだめるようにアルヴィンはうなずいて、
「ミオンが前向きなことを言うと、きっと実現する、って気がしてくる。つまり、頼もしいという感じだな」
「なによそれ、根拠のない話ね」
とは言ってみたものの、ミオンは内心、悪い気はしていなかった。いやむしろ、信頼されていることがわかって、嬉しい。本当ならここで、頬のひとつでも染めてみたほうがよいのだろうけれど、ミオンはどうしても素直になれない。意に反して、ちょっとむくれてみるほうが性にあっているのだ。
ところがここまでの雰囲気は、地響きによってたちまち打ち砕かれた。
「敵です!」
鋭い声を上げたのはヴェルナーだ。盾を構え、デミ・ボアの奇襲を防ぐ。
「これはまた随分と……!」
アヤトも剣をめぐらせ、ミヤを守りながら敵を防ぐ。
狭い通路だった。そこまで来て四方の物陰から、デミ・ボアが次々と飛び出してきたのだ。
「これって……待ち伏せ!?」
ミヤが声を上げると、輝はもしかすると、と前置きしてそれに応えた。
「逆に、私たちが敵を追い詰めた、って考えることはできない?」
窮鼠猫を噛むというか、塊になって襲いかかってくるデミ・ボアたちは、これまでとは違い凶悪なまでの攻め寄せ方をしてくる。それこそ、多少の傷などものともしない様子だ。
「だとしたら、こんな狭いところでやりあうのは歓迎しないな。腹黒眼鏡さんよ、どうさばく!?」
グレンはニーナを抱くようにして守りながら、襲ってくる敵を剣で遠ざけている。彼は脚を咬まれるなどして少なからず怪我をしていた。
「いくらか下がったところに広いスペースがありました。無我夢中の敵に密集されるのは良くない。ここは後退を提案します」
口調こそ余裕があるようだが、すでにアルベルトも身を挺して、輝をかばう格好だ。飛んできたデミ・ボアが掠めたせいで、頬から軽く出血していた。
「三十六計逃げるにしかず、ってことだな! ミオン、下がるぞ!」
アルヴィンはじりじりと後退を開始した。彼はミオンの手を引いている。
「けど、ただ逃げるだけってのは芸がない」
と不敵な笑みを浮かべたのはアヤトだ。彼はすでにミヤを逃し、敵の猛攻に耐えながら用意してきたものを取り出していた。
「こいつは……隠れ潜む残党がいれば燻し出すつもりで用意したもんだが……」
それは小型のガソリン発電機だった。紐を強く引っ張って、アヤトはこれを一発で起動させた。ぶるると震える発電機を片手でつかむと、まだ見えぬ奥部をめがけこれを投げ込む。
ぼっ、と煙が上がった。刺激臭を伴う煙だ。
それは、発電機に仕込んだ大量のハバネロと干し草の混合物が引火した証拠だった。
「どうだ? 猪の嗅覚にこの刺激煙はキツイだろ? どうやら首領格が奥に隠れてるみたいだな。なら言いたい。手下をけしかけてないで出てこいよ、ってな。広い場所で待っててやる!」
これを聞いてアルベルトは、我が身の怪我も忘れて笑った。
「キツいお仕置きですね。アヤトさん、あなたもなかなかの腹黒のご様子」
「はは、そりゃどうも!」
後方から煙が押し寄せてきて、デミ・ボアたちも脚が鈍った。
そこに飛び出し威風堂々、構えたのは守護神ヴェルナーだ。
「ここは私が食い止めてます! 全員、後退に成功したら追いますから!」
このときもヴェルナーは、自ら率先してチームの盾となった。盾も鎧も、ヴェルナーの防具はすべて青白い光を帯びている。プロテクションを発動したのだ。
●五
ヴェルナーを除く全員が、広い空間にたどり着いた。
彼らを追ってくるのはデミ・ボアの集団だ。
「ヴェルナー……じゃないな!」
アルヴィンは長剣を構える。北欧神話の神、ヒュッテガルドの名を冠した剣を。
彼の眼前、巨躯の怪物が飛び出してきた。
それはオーガ。
長い角を持つヤックアドガ、その前に交戦した個体よりずっと大きい。
天井に支えそうなほどのその姿が、角を先にして凄まじい勢いで突進してくるではないか!
「アルヴィン! 真正面から受けちゃ駄目!」
ミオンは声を上げた。盾を持たぬアルヴィンでは、あの突進を防ぐのは無理だ。彼はすでに食人植物を防具に憑依させている(ブラッディローズ)が、それでも足りないに違いない。
「わかってるさ」
無論アルヴィンもそのつもりだ。ぎりぎりまで引きつけ、ぱっと横飛びして攻撃をかわした。オーガは洞窟全体が震えるほどの声で叫び、壁面に頭からぶつかった。
「突進の推進力はオーガの足、優先的に狙います!」
言うが早いかアルベルトが、後方からオーガの足にウルフファングをぶつけた。
「オーガめ、怒りすぎて我を失ってるみたいだな! こっちにとっちゃ好都合だが!」
グレンが攻撃に加わる。さらにアヤトも、
「足を集中攻撃だな! 心得た!」
と渾身の力を込めてクレイモアで突きを入れた。
そこにヴェルナーが戻ってきた。負傷し疲労もしているが命には別状ない。
「突然のことで受け流すのに失敗し、オーガを通してしまいました! ですがもっけの幸い、おかげで勢いを削ぐことができたようです」
不利な状況ゆえ躊躇はなかった。ヴェルナーの霊斧も、オーガに深々と突き刺さるものとなった。
「想像以上に大きな姿ね! 輝、みんなには、小型よりオーガを優先して倒す方針にしてもらわない!?」
「ええ、私もそう提案しようと思ってたの!」
ミオンと輝はうなずきあって同時に行動に出た。
ミオンはクリアライトの短剣をオーガの目に向け、輝はメインで戦う精霊たちを補佐すべく、デミ・ボアを追い払うように護身刀をふりかざした。
「ここで必要なのは誘導でしょうか」
このときニーナは、オトーリ・デコイを起動していた。これはオーガ・ナノーカ同様、ぜんまい仕掛けのアイテムだ。しかしナノーカとは違い、独特の鳴き声を発して移動することで囮に使うためのものである。
「お願いしますね」
ニーナが放ったデコイはよちよちと歩いて行った。別のヤックアドガがいるとすれば足どめができるし、デミ・ボアにとっても混乱の元となるだろう。
「しっかりして下さいまし」
アマリリスは、消耗し後退してきたヴェルナーの両肩に手を添えた。
一時的とはいえ、一人で戦線を支えたヴェルナーだ。疲労の色が濃い。膝を突いて立つ彼の額に、アマリリスは迷わず口づけを与えた。
ディスペンサだ。たちまちヴェルナーの身に、スキルを発動する活力が蘇った。
「申し訳ありません……」
「謝る必要はありません。わたくしとヴェルナーは……」
「アマリリスと私は?」
アマリリスは口ごもった。
ヴェルナーの視線が、まっすぐに自分を見上げている。エーゲ海の海のように透明感のある青い瞳、一転の曇りもないその輝き――そんな目をされて、どう答えればいいというのか。
「わ、わたくしとヴェルナーは支えあう関係……そう! 相互扶助関係ですわ! いい……」
思わず『いい言葉を思いつきました、我ながら』と、思わず言いそうになってアマリリスは早口で修正を入れた。
「いい……いい意味ですからね、これは!」
「はい、理解しております」
ヴェルナーはまた、寸毫の迷いもない視線でそう答えた。
それはそれで少し寂しい気もするが……今はそんなことは言っていられない。
「お行きなさい」
そういうのがアマリリスの精一杯だった。
「はい!」
ヴェルナーはうなずくと、もう一度盾を握って最前線に戻って行く。
このときアマリリスの真横に、デミ・ボアが一頭飛び出してきた。
「危ない!」
しかしそれをミヤが救う。
シュッ、と音を立てたのはスプレー、それも熊撃退用の超強力唐辛子スプレーだ。とたん情けない声を上げ、デミ・ボアはぴょんぴょん跳ねながら逃げていった。
「予想以上のこの効力……! 猪は目や鼻が優れているだけに、これはかなりきつかったと思う」
ミヤはふふっと笑みを浮かべた。まだスプレーには十分残量がある。この戦闘が終わるまでなら、これで対処できることだろう。
オーガは確かに強敵だ。しかも一般的なヤックアドガより大きな個体である。楽な戦いではなかった。
しかし精霊五人、力を合わせてこれにあたり、常に包囲の輪を緩めないという策が図に当たった。
オーガがアヤトを体当たりで吹き飛ばすとする。しかしそこに空いた穴には、すぐにグレンが入ってオーガの動きを阻害する。次にオーガがアルヴィンを狙おうとも、その突進はヴェルナーの盾に流され、しかもアルヴィンが逆襲の一撃を食らわせる。さらにその合間合間に、アルベルトがウルフファングを用いて大きなダメージを与えていくのだ。そうこうしている間にアヤトが戦列復帰して、ヤックアドガはさらに窮地に陥るはめになった……。
「ダブルハートまで使う必要はなさそうですね」
アルベルトがそうつぶやいたとき、すでにヤックアドガは瀕死の状態であった。突進ももはや精彩を欠いている。頭に血が上るあまり、逃走などは考えていられないようだ。
「なら始末をつけるとするか。デミ・ボアもむやみに集まってきたようだしな!」
グレンはそう言って反転すると、さっそく剣で手近なボアの首をきれいに刎ねた。
「小型の連中は任せろ!」
アヤトの生み出す回転は、刃の螺旋トルネードクラッシュ。ヤックアドガはもちろん、デミ・ボアたちにとっても死の舞踏だ。
「いけるか!」
「はい、いつでも!」
アルヴィンの流した視線と、ヴェルナーの眼光が一瞬確かに交差した。
次の瞬間、
「覚悟して下さい!」
ヴェルナー が盾を前面に押し出し霊斧を叩きつける。打擲! 並の斧であれば刃が砕けるほどの強打だ。
ぴったり同じタイミングで、アルヴィンが両手で袈裟懸けた。ヒュッテガルドの白刃が、吼えて青狼の牙を剥く! 冷たい炎が一瞬、斜めに奔ったごとくに見えた。
このときヤックアドガが上げた断末魔の絶叫は、あらゆるデミ・ボア、それも、熊撃退スプレーの後遺症でもがく一頭まで数秒硬直させるほど、激しく大きなものであった。
●カーテンコール
「あった! ありました!」
ニーナは洞窟の行き止まりでオトーリ・デコイを抱き上げた。
そう、これはニーナが戦闘中に放ったデコイである。どこへ消えたかと探していたら、かなり進んだところで見つかったのだ。なお、デコイはまだ歩み続けるつもりらしく、壁につっかえながらも、じたばたと足を左右させていた。
「あれだけ混戦になったのに、こうして無傷で残っていたなんて奇跡的ですわよね」
アマリリスは相好を崩した。よくやってくださいました、と彼(彼女かも)にねぎらいの言葉をかけてあげたい。
彼らはヤックアドガの撃破後、算を乱し逃げ始めたデミ・ボアを追って、二手に分かれて坑道内を探索した。生き残りのデミ・ボア数頭を討ち取ったが、残念ながら数頭は逃したようである。また、ヤックアドガの姿は他にみつからなかった。
「任務は成功ね。完璧中の完璧、とは言わないけれど……」
輝が取り出したものは、ずっとつけていた地図である。
「これがあるから、好成績とはいっていいと思うよ。近隣の町に贈呈するつもり」
地図は輝がつけていたものが中心になっているが、アマリリスが見つけたものや気づいたことも付け加えて、より完璧な内容になっている。
「すごいな!」
アルヴィンは地図を手にして感嘆の声を漏らした。
「これ、売り物にしてもいいくらいだと思う」
ほら、とアルヴィンが地図を手渡すと、アヤトも目を丸くした。
「さすがだ」
「ふふ……私も鼻が高いですよ」
アルベルトの眼鏡の奥の瞳は、その言葉が嘘でないことを物語っている。
「そ、それほどでも……」
正面から褒められると気恥ずかしいので、ちょっと輝は下を向いてしまった。そうすると彼女はやはり、歳相応の可憐な少女なのである。
ただの地図ではない。それは、坑道の詳細をつぶさに記した地図であった。
彼らが歩いた道のりすべてが、きれいに整理されて描かれている。オーガが盗んだと思われる盗品の隠し場所も書き込まれているため、町の人々には大いに感謝されることだろう。
「地図によると……おっと、町に近い出口はすぐそこじゃない」
ミオンは声を上げた。
「これなら、思っていたよりずっと早くブラックムーンを後にすることができそうよ」
戻るときは、アマリリスがつけてきた目印が役立ってくれるだろう。
「それは助かる。ずいぶん長くこの坑道にこもっていた気がする……外に出たらもう、季節は夏になってるかもしれないな」
とグレンが軽口したところ、ヴェルナーがぎょっとしたように声を上げた。
「そんなに! せいぜい数時間と思っていましたが……!」
「あ、いや、ジョークだから、ジョーク」
「冗談……? ということは、それどころかもう秋になっているとか……?」
などと言うヴェルナーの顔つきは、これ以上ないほどに真顔だ。このときヴェルナーの肩を、アマリリスがぽんぽんと叩いた。
「はい、はい。ヴェルナーのその天然ぶり、ご存じない皆様を驚かすばかりですからこのへんにいたしましょうね」
「いやしかし……」
ヴェルナーはまだ、アルヴィンの言葉を真剣にとらえているようで不思議そうな顔をするばかりだ。坑道から外に出て本当に夏になっていたら、どうしたらいいのだろう。
「ま、これで任務完了! ってとこだな」
ぱん、と手を叩いてアヤトは提案した。
「にしても腹が減った。打ち上げをかねて夕食を食べて帰らないか? というか食べて帰ったほうがいい。ミヤは空腹になると機嫌が悪くなるんだ」
「失礼ね。そんなことないわ」
と言っておいて、ミヤは一言付け加えた。
「まあ……機嫌が悪いときも、美味しいものを食べると直るのは、事実だけど」
依頼結果:成功
MVP:
名前:ミオン・キャロル 呼び名:ミオン |
名前:アルヴィン・ブラッドロー 呼び名:アルヴィン |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 桂木京介 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 冒険 |
エピソードタイプ | EX |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,500ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 03月18日 |
出発日 | 03月26日 00:00 |
予定納品日 | 04月05日 |
参加者
会議室
-
2015/03/25-23:54
>ミオンさん
急な発言で申し訳ありませんでした。
ありがとうございます。
あと一応腕時計も持ち物に含めています。
こちらもプラン提出いたしました。
いい結果が迎えられるといいですね。 -
2015/03/25-23:50
>アマリリスさん
了解したわ。
私もプラン提出するわね。
お疲れ様でした。 -
2015/03/25-23:47
>ミオンさん
お願いしてもよろしいでしょうか?
少しこちらには入りそうにありませんでした。 -
2015/03/25-23:46
-
2015/03/25-23:38
アマリリスさん文字数は大丈夫かしら?
「逸れた時は最新の目印に集合」程度なら入りそうだけど、私の方で記載しましょうか?
印はアマリリスさんと逆側の壁に、としています。
無くても良いかなと思ってきたけど一応。 -
2015/03/25-23:38
-
2015/03/25-23:38
もうちょっとで出発だし、最後の挨拶しておくわね。
皆さん、相談お疲れ様でした。
みんなで作戦話し合うのがとても楽しくて時間があっと言う間だったわ。
ありがとう。
何とか成功してくれるといいわね。 -
2015/03/25-23:02
一応プラン提出しましたがもう少し詰めてきます。
ざっくり個人行動としては
・情報収集
昼間から坑道のようなので、朝方の内に情報収集としておきました。
基本収穫がなくても出発前には合流し情報共有としてあります。
・目印
1つあればいいかと思いましたので、コンビニにも売っていますし蛍光ペンのみにしました。
記入についてはわかりやすいかと思ったので順次昇順で数字をふって、出入り口方向に矢印を引くとなっています。
・大型討伐時
切り上げは以前述べましたが、問題ない場合の時は
坑道侵入時から遭遇したオーガの数をカウントしておきますので
数が報告されている三十前後になったら声を掛け討伐に切り替えといった形にしてあります。
詰め中なので何かありましたらご指摘ください。
書いていて思いましたが、迷路状なので戦闘のいざこざではぐれる場合もあるかもしれませんね。
その場合は最新の目印に集合して合流を目指すあたりかなと(入るかはわからないです)。 -
2015/03/25-22:48
プラン書けました。
ライトは市販の物を持っていく予定です。
私のトランスは持続時間が短いので相手を見つけた後になります。
あと、残った魔物の探索と処理についてアヤトの欄に一寸補足を入れました。 -
2015/03/25-22:33
では、こちらで「ライトを渡す」とプランに書いておくわね!
-
2015/03/25-22:20
わ、ミオンさんアルヴィンさんありがとうございます、お借りしますねっ!
-
2015/03/25-21:53
>ニーナさんへ
アルヴィンが持物として「マグナライト」持ってるけど、使います?
もし良ければ「アルヴィンからニーナさんへマグナライト渡す」と頼んでおくわね。 -
2015/03/25-21:44
一応完了、です。
一応こちらのプランは
・チョークと偵察用アヒルを持参、使用。懐中電灯は借りられたら持っていく。
・アヒルはライトを取り付けて放つ、見つかったら囮用として割り切る、
運よく瘴気で気付かれなかったら偵察用として頑張ってもらう
・大型戦後はチョークで印付け担当
…大体こんな感じです。
えっと、大型との戦闘でグレンは小型が集まってくるまでは
グラビティブレイクの後ある程度は攻撃を控えてくれるそうですが、
・精霊の重傷2名以上
・小型殲滅速度が追いつかず神人に危険が及ぶ場合
があれば大型を積極的に攻撃していく方針に切り替えるらしいです。
一応それだけ急ぎで、また何か変更があったら来ますね。 -
2015/03/25-20:44
アマリリスさんもニーナさんもありがとう!
マッピングと印付けお願いしますね。
ミオンが「時間を決めて地上出入り口で集合」と書いてくれたのなら、私、そこ削っちゃうわね。
(仮プランに書いてました)
その分他に文字数使わせて貰うわ。
たぶんこの先大きく変更はしないと思うので、ザックリとしたプラン内容を。
『 』の部分は説明の為に入れてるので、プランには書いてないわ。
出発まで何度か見に来るので、もし認識違いとかあったら指摘してね。
■共通認識(全員で共有
坑道内は精霊が前に三名後ろに二名、神人がその間に挟まる形で進行する
大型討伐後は前列・後列メンバーで二手に分かれ残党の捜索
■個人行動
輝:
・マッピング:目印になりそうなもの、仲間が付けた印の場所、盗品のあった場所等書き込み
・持ち物:水、クッキー(オーガ誘き寄せにも使用)、コンパス 『←一応入れてみました』
アルベルト:
・隊列では後列担当
・トランスは基本敵発見時
・狭い場所ではトランスして殿でブラッディローズ使用
・大型捜索中に後ろから小型が来たら応戦
・大型には手足を狙って攻撃(戦闘を長引かせる為) -
2015/03/25-12:36
ミヤさん、よろしくお願いします
大きな変更が無いようなので、少し早いけれどプラン提出するわね。
ギリギリまでは無理かもだけど、出発前に確認に来ます。
相談お疲れ様でした。
>アマリリスさん
討伐切り上げ、マッピング等、ありがとう。助かるわ!
>集合場所
ざっくりと「時間を決めて地上出入り口で集合」と書いてみたわ。
共通の部分を多少変更したので原文のまま張るわね。何か指摘があればお願いします。
共通事項・方針
住民から情報収集後
街に近い入口から昼に進入(逃走したオーガが街を襲わない為
大型を目指す、遭遇時戦闘を長引かせ小型を誘う
遭遇した小型は極力倒す
大型討伐後は二手で捜索 -
2015/03/25-09:41
おはようございます。ミヤです。よろしくお願いします。
流れに異論は有りません。
自分のできる事はレベル的にもそれほど多くないので、足を引っ張らないようにはしたいと思います。
-
2015/03/25-00:28
>輝さん
はーいっ、それじゃあ何か印付けられそうな物持っていきますね!
アヒル2匹のことを色々プランに書いていこうと思います。
大型との戦闘を長引かせて小型を集める感じになるみたいなので
囮用アヒルは通路を見つからずに渡りたい時だけ使うことにしますね。
偵察用アヒルさんにはライトを取り付けられそうだったら取り付けるかんじで。 -
2015/03/25-00:03
>討伐
望んだ効果がでない場合もありますので、
小型があまり集まってこない、地形(こちらが不利)などによりこちらの負傷が大きすぎるなどの場合は
長引かせるのを中断して討伐してしまって、体力を残したまま残党討伐に切り替えた方が安全そうでしょうか。
こちらに不都合が大きそうなら切り上げる、というような形で記入して保険をかけておこうと思います。
討伐中の動きとしては、ヴェルナーは大型の引きつけ予定です。
長期間耐えられるよう防御重視のプランにしておきますね。
小型の方は皆様にお願いできればと。
わたくしの方は照明係と周辺確認等のサポートのみになるかと。
>集合場所
地上の方が安全そうですよね。
無難にどこかの出入り口あたりがよさそうでしょうか。
>目印
では分かれたあとのマッピングはわたくしが行いますね。
特に生かせそうなスキルはありませんので、
全員で行動している間に輝さんのやり方をみて覚えておくといった感じで記載しておきます。
>狭いところ
ではヴェルナーを先に行かせます。
とりあえず現状の方針でプランを作成しておきます。 -
2015/03/24-22:41
あのね、ちょっと気になったんだけど、二手に分かれた後も、印付けとかマッピングは必要よね?
前列・後列のメンバーでそのまま残党捜索に入ると、
前列チーム:蛍光ペンで印付け・アマリリスさん、チョークで印付け・ミオン
後列チーム:マッピング・輝
に分かれる事になるのよね。
なので、ニーナさん、もしこのチーム分けで行くなら、二手に分かれた後の印付けお任せしていいかしら?
マジックとかチョークで構わないので。
前列チームも、誰かマッピングしなくて平気?
討伐後の組み分け、隊列と同じでいいのなら、隊列を書いた時にこちらで書いておくわよ。
「二手に分かれる際も同じメンバーで組む」と追記しとけば大丈夫かしら。
>身を屈める場所
そうね、ヴェルナーさんに先行して貰うと安心かもしれないわね。
後列はアルがブラッディローズを発動させたまま、しんがりを務めると言ってるわ。
それなら後ろから襲われても、とりあえずカウンターを返せるので。 -
2015/03/24-22:12
残り時間少ないので連投気味でごめんなさい
アルベルトさんありがとう
奇襲を受けそうだけど、見つからないよう行動できるようプランを書いてみるわね
とりあえず
・大型討伐は小型を集める為長引かす
・討伐後2手に別れる
で仮プランを進めるわ
共通事項・方針】(←原文、何かあれば変更します)
住民から情報収集後
街から近い入口から進入(逃走したオーガが街を襲わない為
大型討伐を目指し進む
遭遇した小型は極力倒す
大型討伐後は二手で捜索
大型遭遇時に長引かし小型を引き寄せる(←精霊側にはいりました)
↑共通事項、受け持つといったけど
「討伐後の組分け」が入らないので誰かお願いできるかしら?
>狭いところでは身をかがめて移動する
攻略のポイントにある↑みたいな場所はどうします?
ヴェルナーさんに先行して貰ったら安全かしら?(防御的な意味で)
アヒルを使っての誘導や偵察は文字オーバで無理なので、申し訳ないけど他の方にお任せします。
>行動予定(読み飛ばし可
■ミオン
・坑道進入前にトランス
・応急手当(lv1
・マグナライトで照らす(発見率を減らす為なるべく足元
・チョークで印(不可なら剣で印
■アルヴィン
・奇襲を受ける事前提
・前列で防御に不安ならブラッディローズ(防御UP&カウンター)迅速に倒す必要があれば攻撃スキル
・足跡や痕跡をみて探索(ハンティング、サバイバルスキル
・突進攻撃は坑道が崩れたら怖いので受け止める方針
・大型遭遇時は小型を迎撃 -
2015/03/24-21:49
ミオンさん、纏めを有難うございます。
認識はそれで大丈夫だと思います。
>討伐
そうですね……大型を攻撃してると小型が集まってくると言うなら、捜す面倒が減っていいかもしれません。
火力は、まあ、ハードブレイカー二人とシンクロサモナー二人ですから大丈夫では。
では、大型討伐後は二手に分かれて坑道内を更に捜索、と言う事にしましょうか。
現状、お一方が全く顔を出されてないので、三手に分かれる方法は不安が残りますし。
二組の内片方のチームは一旦外に出て、違う入り口から入ってみてもいいかもしれませんね。
あとは分かれ方と集合時間を決めればいいでしょうか。
分かれ方は大型との戦闘後に皆さんの状態がどうなってるかにもよるかとも思うのですが……
とりあえず前列・後列に分かれた組み合わせと同じでは如何でしょうか。
>時間
普通に昼間だと思っていました。
夜はオーガの動きが活発になる時間ですし、夜に行くのは危険が増す気がします。
>ナノーカ
そもそもナノーカが何なのかをオーガが理解してるとも思えないのですよね。
明かりを付けてきたのを見て「何だ、こいつ」と思っても、瘴気に騙されて特に何もしないかもしれませんし。
とりあえず敵がいるかどうかの目安にはなるでしょうから、使ってみて損はないのでは。
>トランス
少し考えてみて、私の担当が後列なのですから、最初からトランスしなくてもいいかなと思い直しました。
オーガ発見次第トランス、に変えたいと思います。
そう言えばトランスすると我々の身体はオーラで光りますよね。
そうなると明かりがあってもなくても敵には我々の事はバレそうですし、その前提で動いた方がいいかもしれません。 -
2015/03/24-08:32
>討伐後
【18】のニーナが提案してくれたデコイ案が出来なくなるけど…
「わざと長引かせて~」が良いじゃないか?
守りはヴェルナーがいれば大丈夫だと思うんだ!(ステの防御200をみたら全てが無傷な気がする)
問題は迎撃する側の火力だけど、どうだろ。他の人の意見を聞きたい。
上記が却下なら「坑道内で二手に分かれて退治」を推すよ。
>時間
帰ってきたオーガと挟みうちになるなら、昼間がいいじゃないかなと思う
>ナノーカのライト
ライト点けてたら確かにみつかると思う…。
潰されたら、まぁ、敵が居るってのは分かるよな。こっちもバレるけど(苦笑
>オ・トーリ・デコイ
誘導!
どうしても迂回できなくて敵が多かった場合とかも誘導で戦闘を避けれたりするのかな?
(アイテムはミオンが持っていく予定だ、有効活用できる案が思いつかないので尊敬の眼差し)
-
2015/03/24-08:05
必要か分らないけど、一旦まとめ。間違いがあったらごめんなさい。
隊列(アルベルト)・基本方針(ミオン【15】参照)は手分けして共有認識する予定よ。
未定部分については改めて来るわね。
>方針
・大型・小型、全てヤックアドガと想定
・明りはマグナライト持ちの神人が使用?
・坑道内は目印付け、マッピングで対策
→蛍光ペンorテープ(アマリリス
チョーク(ミオン
記憶術でマッピング(輝
1、事前に住民に情報収集(アマリリス
2、街の入口側から進入(オーガが街側へ逃亡を防ぐ為
3、大型のリーダー格を捜索・討伐
・捜索中に小型と遭遇したら、その場で討伐
・オーガ・ナノーカ、オ・トーリ・デコイ使用?
4、大型を討伐できたら、できうる限り小型を捜し出して討伐する(方法未定
>隊列
前列:ヴェルナー、アルヴィン、(ユウキ←勝手にいれてごめんなさい)
中列:神人
後列:グレン、アルベルト
→前or後列の記載をお願いします(共通としてアルベルトが記載予定)
>未定
・坑道への突入時間(昼か夜か
・大型討伐後の小型について
→二手に分かれる?
→大型の戦いを長引かせて引付ける? -
2015/03/24-04:28
あれ、今ふと思ったんですけど坑道への突入時間とかって決めたほうがいいんでしょうか?
どうやら家畜の被害状況的にオーガは夜間に外へ出ているようなので
夜に突入すると坑道内に敵の数が少ない(ただし帰って来たオーガとの挟み撃ちの危険アリ)とか
昼の突入すると行動内の敵の数が多いよとか…? -
2015/03/24-04:21
>トランス
どれくらいの戦いになるか分かりませんし、
オーガとの戦闘直前でトランスしようかなと思います。
>隊列
背後から来られた時のために、後列にいようと思います。
前での戦いはあまり参加できなくなりそうなので、
スキルを大型との戦闘に備えて温存していく方針で行きます。
もし前列の方の消耗が激しかったら交代も大丈夫です。
>持ち物
(1)オーガ・ナノーカ(暗所ではライトを取り付けて使用)
オーガに気付かれ難いっていう特性があるそうですけど、
ライトを取り付けると敵に見つかりやすくなるでしょうか…?
(2)オ・トーリ・デコイ
ふと思ったんですけど、
コレ敵の動きをある程度誘導するのに使えないでしょうか?
坑道内にバラバラにいられると逃げられる時にどこにいったか
見当がつかなくなるので、アヒルを放って敵に追わせていけば
「大体こっちの方向に複数体いた」というのが分かるかなと。
勿論敵だって移動するので大まかな目安にしかならないとは思いますが。
ただ大型オーガ居場所がはっきりしていないうちにやると、
運が悪ければ「大型のところに小型大集合!」ってことになりかねないので
使うとしたら大型と接触した直後、大型とは別方向に放つ感じ…? -
2015/03/24-03:07
>基本方針
では情報収集部分を受け持ちます。
現状上がっているものだとこのあたりでしょうか。
・出入り口は繋がっているのか
・大まかな内部状況と広い空間はあるのか
>隊列
その分かれ方ならヴェルナーは前列でいきますわ。
>討伐後
大型討伐後は分かれていいと思います。
弱体化していますし、手分けできればよさそうですね。
わかれる場合は連絡手段がありませんし、時間で区切って集合するのがいいかと思います。
個人的には大型討伐後は外には出ず、坑道内で二手に別れて残りを退治がいいかなと。
もしくは三手に別れて探索2組と町側の入り口が1組でしょうか。
出入り口が複数ある事を考えると、待機した所に追い込めるかどうかが気になっていますわ。
どこにいるかが不明なので、袋小路ならいいのですが奥にも逃げ道があると色々とややこしくなりそうと思っています。
相手は斥候を出してくる知性もありますし、町側の出入り口から入り戦闘を仕掛けるのなら、敵はその逆を目指して逃げる気がしています。
坑道は相手のテリトリーなので追いかけっこになった場合はこちらが不利でしょうし。
あとは負担が大きいですが、わざと大型との戦いを長引かせて小型を誘き寄せるというのもあるでしょうか。
リーダーが襲撃されていれば残りが集まってきそうな気はします。
>スキル
こちらとしては道中は基本スキルの使用はなしか、数が多ければプロテクション。
大型討伐中とその後の残党討伐中はアプローチⅡを中心に使用してなるべく逃がさない方向で考えています。
残りはパッシブにしておきます。 -
2015/03/24-00:08
>分担
それでは、隊列については私の方で書きましょうか。
「坑道内は前に3名、後ろに2名の精霊を置き、神人はその間に挟まる形で隊列を組み行動する」
と言った所でしょうか。
あとはそれぞれが自分の位置(前列か後列か)を書き込んでくれればいいのではないかと。
>大型討伐後
そうですね、確かにどのタイミングで小型が逃げ出すのかは謎ですよね……
二手に分かれるとしても、どんな風に分かれるかも問題でしょうし。
この辺は皆さんの意見待ちですかね。 -
2015/03/23-22:05
出発までもう少しだから、気になる事があったら発言多くなりそうだ
>討伐後
大型倒したことを、他の小型がどうやって察知するか分らないから
一斉に外に逃げ出すか…って言われたらどうなんだろうな。
外に出る組と中から追い立てる組が居た方がいい気がする。
範囲も広いし逃げたの捕まえるのも大変そうなので、街側に来たやつを倒すとか…
>分担
分担するなら「基本方針」を受持とうかと思う
隊列までは…厳しいかな、いけるかな?
「事前情報収集後、街に近い入口から進入、大型討伐を目指し道中の小型は極力倒す」
プラン書いてみないと分らないけど↑みたいな感じかな
大型討伐後は、皆の意見聞いてから必要なら足すつもりだ。 -
2015/03/23-21:25
>隊列
では、同じ職が並ぶよりもバラけた方がいいでしょうし、私は後方を担当しましょうか。
もし後ろから敵が来た場合の盾になれそうですし。
アルヴィンの方針も了解しました。前方から小型が来た時はお任せします。
>持ち物
では、水と食料は私達が。
あって困るものでもないでしょうから、他にも持っていく方がいらっしゃると心強いかもしれません。
食料は、クッキーあたりが軽くてかさばらず、腹持ちもいいので向いてそうですね。
>盗品
では見つけたら、輝がマッピングしてる地図に場所を書き込んでおきましょうか。
あとで町の方に地図ごとお渡しすれば判りやすいでしょうし。
>トランス
なるほど、皆さん結構長めにトランス持続するようなら心配は無用でしょうか。
私達も今の状態ならおそらく9~10時間持つと思いますし、最初からトランスするつもりでした。
輝の神人スキルは、今回はディスペンサの予定です。
ハイトランスは持続時間が短いので得策ではないのと、敵の数が多いですからMP切れの可能性が否めませんので。
>出入口、他
では、町に一番近い出入口から進入にしましょうか。それなら少しでも心配が減らせそうです。
大型を討伐した後なのですが、全員、一旦外へ出てはどうでしょうか。
逃げ出してくるのを外で倒した方が、中を捜して歩くよりも楽なのではないかと思ったのですが……。
二手に分かれて、外へ出る組と中を捜索する組に分かれた方がいいでしょうか。 -
2015/03/23-19:14
次に会議室来れるのが深夜以降になりそうなので、気になった所だけ
変な箇所があったらごめん
>方針・隊列(【10】【11】)
了解。
俺、前を希望していいか?
最初でちょっと言ったけど
小型にスキル使って大型ではフォローに回ろうかなって考えてるけどいいかな?
>トランス
6時間くらい継続可なので最初から…って考えてる
事前の情報収集や盗掘の報告はアマリリスに任せていいのかな?
隊列と、基本方針は共通事項として分担できるならしとく?
あと、気になるのは
・大型を討伐後も5組で行動するか、2組くらいに別れるか
街に近い入口から入って小型の数減らすとして
大型討伐後に1組が街側担当したらオーガの街側への逃亡は防げるかなって思った
負傷具合とか、連絡がネックだけど -
2015/03/23-02:49
>方針
異議なしです。
>目印
では蛍光系は持ち込めない可能性もありますし、わたくしの方で記載しておきますわ。
>出入り口
わたくしとしては逃げ出した時点で力の差を見せ付けられる事になりそうなので大丈夫かと考えていました。
しかし確かに街に向かってしまう可能性もありますね。
坑道に入る際には街に一番近い出入り口から入り、通さないようにするあたりでしょうか。
>坑道
わたくしも全員一緒に行動に賛成です。
わかれると連絡手段がほぼなさそうなのがネックになるでしょうか。
隊列も輝さんがあげているもので異論ありません。
負傷具合によって適宜前列後列の精霊を交換しつつ進めば体力も温存できるかもしれませんね。
あとは本文を読む限り盗品等があるそうなので、場所が判明した場合は持ち帰らずとも報告はしておいた方がよさそうかと。
>持ち物
そうですね、食料と水もあると心強そうです。
猪の好物を調べてみましたが、雑食性で何でも食べるようですね。
となると持ち込みやすくてかさばらないものにしておけば通りそうでしょうか。
>トランス
時間が乗っているものもあったのでそちらも貼っておきますね。
これでいくとこちらは9時間程持続しそうなので、最初からの使用を考えています。
ハイトランスにするかディスペンサにするかは未定ですが、今の所ディスペンサの方がよさそうという気はしています。
【ワールド設定補完スレ】【52】
親密度50→3時間程度
親密度100→6時間程度 -
2015/03/23-00:57
一つ、忘れていました。
皆さん、トランスするタイミングをどうされますか?
トランスは持続時間が限られていますので、最初からトランスしてると大型を見つける前にトランスが切れる可能性があります。
小型と遭遇した時に、小型がデミだった場合はトランスしないで戦う、等の対策が必要かもしれません。
【ワールド設定補完スレより抜粋】
Q.トランス状態の持続時間について
A.トランスの持続時間に関しましては、
基本的に「二人の気持ち」が重要な要素となりますので、
その日の体調や状態、環境によってかなり変化が御座います。
基本的な継続時間は概ね1~2時間ほどで御座います。
親密度が上がるにつれ段々時間も延長され、トランスそのものも安定していきます。
(例:親密度20程度で「二人の気持ちが」通常の場合、おおよそ2時間継続する)
-
2015/03/23-00:47
えっと……
>方針
「大型・小型、全てヤックアドガと想定」
「まず大型のリーダー格を捜索・討伐」
「捜索中に小型と遭遇したら、その場で討伐」
「大型を討伐できたら、できうる限り小型を捜し出して討伐する」
「坑道内は目印付け、マッピングで対策」
とりあえずはこの方向でOK?
>目印
坑道がもっと狭ければ、出入口からロープを張っていく手もあるけど、さすがに長さ足りなさそうよね……。
今のところ、
・チョークで印付け→ミオン ・マッピング→輝 が名乗り出てるわ。
蛍光ペンやテープは目立って判りやすいわね。いい手だと思うわ。
>出入口
アルがあんな事言いだしたけど、全部塞ぐのは無理そうよね。時間も人手も足りないし。
逃げられても失敗ではないのだからいいのかしら……
逃げ出してきたついでに町を襲わないかなって少し心配だったんだけど、考え過ぎかもよね。
>坑道内
皆さんに異論がなければ、皆一緒でいいのではないかと思ってたわ。
もっと狭いのなら別々の出入口から入って挟み撃ちなんて手もあったでしょうけど、1000ヘクタールではね。
進むのには順番決めて隊列を組んだ方がいいのではないかと思うんだけど、どうかしら。
前に精霊が三人、後ろに二人、その間に明かりを持った神人、がいいんじゃないかなって。
住民に情報を聞いてみるのは賛成だわ。
細かい事は判らなくても、戦闘できそうな広さがあるかとか、それくらいなら判るかもしれないし。
>明かり
マグナライトを持ってる人が持ってくるだけでいいかもしれないわね。
それと精霊さん達は装備で両手塞がるでしょうし、明かりは神人が担当ではどうかしら?
今回の精霊さんのジョブ、ハードブレイカー×2、シンクロサモナー×2(両手武器持ちが4人)
ロイヤルナイト(剣と盾装備) だものね。
>応急手当
一応、アルが医学5なので、戦闘終了後に治療を行うつもりではいたみたいだけど、
そうね、救急セットも持っていった方が助かりそうよね。
そうすると、長時間の探索を想定して、水や簡単に食べられそうな食料も持っていった方がいいかしら。
食料はアドガを誘き出すのにも使えないかなってちょっと思ったわ。
アルベルト:
>アルヴィン
突き用、なるほど。それなら縦長の場所で使うのに邪魔になりにくそうですね。
そうなると、フレイムチェリーよりもミスティクリスタが良さそうですね。
有難うございます。 -
2015/03/22-23:10
書き忘れ
>アルベルト
武器は突くタイプの大剣持って行く予定。
狭くても多少、融通がききそうな気がする。 -
2015/03/22-21:33
ひとつ確認したい事が、
坑道は狭い道もあるようだけど、大型までは皆で一緒に行動でいいのよね?
10人でライト持ちながら移動だと、相手に見つかる事前提…になるのかしら?
分かれ道でアヒル等を使ってオーガの数が多いのが分かれば、道を戻るなりして避けたいわね。
2、3体くらいだったら倒していきたいと思うわ。もっと倒せそう?
>目印
蛍光テープやペンは良いわね!
光ってオーガの目について消された場合に別の印があったら良いかなって(←考えすぎ?
私もチョークで印つけて行こうと思うわ。
>坑道
穴塞ぐのは確かに難しそう。
塞ぐ材料がその辺にあればいいけど…
リーダ倒した後に、手分けして倒すって流れになるのかしら
私が思いつくのは外に1組居て外にでてきたら倒す…くらいだけど、広すぎると無理そうね。
皆で地下から倒していくのが現実的かしら?
>住民情報
確かに、多少でも教えてくれたらありがたいわ!
内部は分からなくても簡単なMAPや大型が居そうな場所とか分ったら楽に進めそう。
>応急手当
手当も大事そう!医療1だけど多少役に立てるかしら。 -
2015/03/22-04:20
アマリリスと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
>オーガ
同じく全てアドガの想定で問題ないと思います。
群れているのかそうでないのか、大型を優先して狙えるようなスペースはあるのか、
と色々状況要素が大きそうなことになりそうですわね。
攻略のポイントを見るに大型と小型はある程度纏まって行動していそうな気配はありますが。
>方針
小型も見つけ次第討伐がいいと思います。
坑道の構造も具体的にはわかりませんし、狭い所では戦闘を回避するのも難しそうですわね。
数が三十前後と確定の数が出ていない事と、坑道の規模が大きいので確実に全滅させられたと確証を得る事も難しそうなので
見つけ次第で順次数を減らしていくのがよいのではと。
>目印
帰り道がわからないなどになると悲惨なので積極的に行った方がよいと思います。
持ち込めるかわかりませんが蛍光テープや蛍光ペンだと暗闇でも識別しやすそうです。
>坑道
総面積としても1000ヘクタールとは相当規模が大きいですね。
探索にどれほど時間がかかるかもわかりませんし、一応応急手当の道具もあった方が安全でしょうか。
大型付近に小型もそれなりに集まっているとは思いますが、度々戦闘になると負傷も嵩みそうですね。
あまり回避しない方がよさそうとなると特に。
明かりはわたくしもマグナライトを持っているのでそれで。
>出入り口
繋がっていそうな気はしますがどうなのでしょうね。
ただ面積からして塞ぐだけで相当な時間がかかりそうなので、それを見越しての追い出せれば成功というのもあるのかとも。
完璧に把握している地域住民情報は期待できない、との事ですがおぼろげな情報なら得られるのでしょうか。
一応おぼろげな情報だとしても住民の方に確認を取った方が、情報ゼロの状態で乗り込むよりは安全かもしれません。 -
2015/03/21-23:15
アルベルト:
すみません、私も長いです。
>オーガ
難易度的に、リーダーがアスで小型がアドガ……は無いと思いたいですね。
ヤックドロア・アス+三十体のアドガを5組で倒すのはかなり難しいでしょうし。
とりあえず「全部アドガ」を想定して作戦を組むのに賛同します。
デミボアだったらその時は、思ってたより難易度が下がったラッキー、と言う事でいいのではないかと。
>方針
リーダーを捜しに行く際に小型と遭遇した場合は、その場で倒してしまった方がいいかと思っていました。
やり過ごすにしても内部を熟知しているオーガ達には見つかる可能性の方が高いのではないかと。
ヘタをすると挟み撃ちを喰らう危険もありそうな気がします。
>目印
一応輝が、チョークかマジックを持っていってつけるつもりで居たようです。
オーガに壊されないような目印にした方が良いでしょうしね。
他の方が印付けをなさるのでしたら、輝は記憶力スキルを使ってマッピングしてみると言ってます。
>坑道
そうですね、囮用アヒル、偵察用アヒル、共に使える物は使ってみた方が良いと思います。
偵察用の方、暗いとダメだと言うなら、頭の部分に小型ライトでも貼り付けましょうか。
「見捨てられて久しい坑道」とありますから、坑道内部には明かりはないものと思っていました。
それと、明かりでこちらの位置を知られて襲ってくるなら、討伐する上ではむしろ好都合かと。
神人がいれば、逃げるよりも襲ってくるのでは…と。
戦闘する上でも明かりがないのはこちらに不利だと思います。
避けると天井が崩れるはあり得ますね……
坑道は狭いようですので避けるスペースが無い事も考えられますが。
と言うか、現在、武器をどうしようか少々迷っています。
大剣だと邪魔にならないかなと。
それと、出入口が複数あるとの事ですが、この出入口は全部繋がってるのでしょうか。
繋がってるとすれば、何らかの方法で塞いでおかないと、そこから逃げられてしまう可能性も考えられないでしょうか。 -
2015/03/21-22:02
シンクロサモナーのアルヴィンだ、よろしく。
長々申し訳ない。
>オーガ
ヤックアドガと統率してる個体がヤックドロア・アスかと思ってたが
言われてみたら、難易度「普通」だし、デミボアと統率がアドガな気がしてきた
全部オーガだった時が怖いので、大型小型供ににアドガと想定して考えてる。
>方針
「リーダー格の巨大な個体を捜して討伐」に賛成
30体討伐目指すのも異論なし
統率者を倒したら、地下と地上(穴からでてきたやつ狙い)で2手に別れて30体倒すのを目指す…とか?
統率者迄の道中に出合った敵は、避けれるならやり過ごすか?
全討伐目指すなら、発見次第、積極的に討伐するのも良いかなと思った。
>目印
チョークやナイフ系で印つけるとか、石を置くとか…かな?
マッピング、やれる事はやって損はないと思うよ。
時間がかかって不利益になるとかだったら、止めた方がいいのかな?
>坑道
オ・トーリ・デコイ、良いと思う。
オーガ・ナノーカ(偵察)も合わせて使えないかな、狭い道とかあるみたいだし
ただ光がなくて前が見えません…だったら偵察の意味はないか。
光はどうだろな、有ればありがたいけど
2.3人が光源持って足元照らしながら進む…か?
アドガは猪と似た性質。角があり頭部が堅い、高火力型…だったよな。
光で位置がばれたら突進してきそうな気がするんだ。
避けて坑道の壁に当たり天井が崩れたら嫌だな、と思った。
で、俺は回避より防御重視だから、道中で襲われたら積極的にスキル併用で小型を倒して
皆には大型倒す時の為にSPとか温存…と考えたんだけど
盾なら本職のヴェルナーがいるし、皆防御が高めなので…どうしようかな、と。
全体の方針を決める前に、個人の行動を出してごめん。 -
2015/03/21-14:14
ニーナ・ルアルディです、よろしくお願いしますねっ!
>オーガ
私も一瞬どっちかなぁと思いましたけど、デミボアとアドガだと思いたいです…
どちらにせよなるべく戦闘を最小限で抑えつつ大きいのを倒しに行きたいですね。
>坑道
目印付けていくのが簡単かなと思います。
相手のほうが場所のことは良く知ってますし、
少人数での行動だと囲まれちゃった時に不利ですし…
曲がり角の先に敵が隠れてるか分からない時とかに
オ・トーリ・デコイ使えないでしょうか?
何度もその手を使ってると覚えられちゃう気がするので
1、2回くらいに留めておいたほうがいいかもしれませんけど。
あと坑道の中に点々と灯りが点いててくれればありがたいんですけど、
全く明かりがない場合は私達の灯りが相手に見られる可能性がありますよね…?
灯りはどのくらい使いましょうか… -
2015/03/21-08:45
おはようございます。今回は初めてお会いする方はいらっしゃらないわね。
皆さん、よろしくお願いします。
>オーガ
敵、猪頭のオーガと言う事は、ヤックアドガよね。
リーダー格の巨大なのはそうだとして、小さい方もアドガなのかしら。デミボアって事はないかしら。
できれば全部倒したいなと思うのだけど、アドガが三十体以上だとかなり大変そう。
まずはリーダー格の巨大な個体を捜して討伐すべきかしら?どう思います?
>坑道
住民からの情報が期待できそうにないと言う事は、マッピングしながら進むのと、
途中に目印を残しながら進むのが定番かしら。
坑道ってどこも同じような感じでしょうし、覚えるのはなかなか大変そうだものね。
手分けした方が効率はいいんでしょけど、恐らく通信手段無いでしょうし、あまり離れずに行動した方がいいわよね。
それと、中は暗いでしょうから、灯りは必須よね。私達はマグナライトを持っていくつもりでいるわ。