悪しき夢からの解放(木乃 マスター) 【難易度:難しい】

プロローグ

A.R.O.A.に奇妙な依頼が舞い込んできた。

「とある村を調査して欲しい」

依頼人はバースト夫妻。
この夫妻の妻・ウェンディは幼少より病弱で、空気がキレイな土地でなければ体調を崩しやすいという。
調査して欲しい村というのは、ウェンディでも過ごしやすいために引越しを検討している村だというのだが……
その村の『異常な行動』が調査の理由だそうだ。
「以前、下見に旅行へ行ったことがあるのだが……夜な夜な、村の住民がどこかに集まっているようで」
夫のユーゴスは神妙な面持ちで説明をはじめる。
その村はルーリエ村といい、タブロスから車で3時間ほどかかる場所にある山の麓にあり木々に囲まれた閑散とした集落だそうだ。

一見すると、村人同士で顔を知らぬ者はいないような小さな村に見えたのだが
その夜の異常な光景を見てしまったために躊躇われているようだ。
夜な夜な出歩く住民は、老若男女問わず……小さな子供から年老いた老人も杖をついて向かっていたという。

「後になって聞いたのですが……噂では、オーガ信仰をしている邪教徒の村ではないかと言われています」
ウェンディは沈痛な面持ちで語る。
他の土地も探してみたが移動が困難になりやすい場所が多く、
病弱な妻が過ごしにくい生活環境になる場所しかなかったという。
「村は……森の奥深くにポツンとあるような、ホントに小さな村だ。以前買った
村の地図があるので活用してくれ」

ユーゴスは用意していた地図を取り出し、受付の職員に渡す。
地図を見ると村は全体で10kmほどの、村と呼ぶには小規模な集落だ。
村の周辺は木々で囲まれていて2kmほど離れた場所に小川が流れており、傍らには廃墟となった洋館があるようだ。
1km先の山の方にも洞窟があるのが気になるところで、
廃墟や小川がある方面に比べて道が整備されていたという。
村の中も雑貨店や、宿屋兼食堂に食料品店といった必要最低限の店しかない。

「念のため確認しますが、邪教徒であることが発覚した場合はどうされますか?」
「……いえ、逮捕はしないで欲しいんだ……なんだか、誰かに誘われているような……」
「村人の方々の意思で動いているように見えなかったんです……まるで、そう……夢遊病にかかっているような……」
受付の職員の問いかけに夫妻からはその異常行動を正確に伝えるための言葉が見つからないのか、曖昧な言葉がそぞろに出てくる……
しかし、これだけは共通してハッキリしているようだ。


『村人は、何者かに操られようとしているのではないか?』
そして、
『操っているのはオーガで、この小さな村を支配しようとしているのではないか?』と。


「もし、村人が巻き込まれているだけだったりオーガと無関係だったら……どうにか救って頂けないか?」
「昼間はとてもお優しい方々だったのです、病弱な私もこの村に引っ越したいとお話したら……いつでも歓迎するよって、言って下さって……」
ウェンディは悲しげに眉を寄せる。
「どこかへ向かいだした時間は午前1時……なんとか、村の皆さんのためにも調査をお願いしたい」

夫妻は深々と頭を下げて、依頼の前金を差し出した。
この狂気が眠る村の真実は一体なんなのか?オーガが引き起こしているのか?
いずれにしろ、オーガが関わっているとしたら一大事だ。

真相を解き明かすべく、ウィンクルム達に奇妙な調査依頼が伝えられた。

解説

成功条件:
ルーリエ村の異常の真相を突き止め、解決する

失敗条件:
ルーリエ村の異常の真相を突き止められなかった

村について:
人口は100人強の村というより集落に近く、
村人同士がほぼ全員知り合いで、閉鎖的な村にも関わらず旅人にも友好的です。

平屋の民家が多く、家の規模のもそこまで大きくはありません。
食料品店、宿屋兼食堂、雑貨屋以外のお店はないです。

村に教会はなく、一般的な薬は雑貨屋で販売していて
隣村まで行かなければ診療所はありません。
お店は基本的に1階に商店、2階に居住している者が多く
宿屋兼食堂は1階が食堂とロビーを兼ねて、2階に宿泊施設があります。
食堂には若い女性が12~20時までお手伝いしています。

周辺について:
村の南側が入口となっています。
北西2kmに小川があり、同じ方向に廃墟となった洋館があります。
この洋館は50年前に家主が引越しをして以来、誰も近づいていません。
小川には魚釣りなどをするために訪れる村人はいます。

村の背となる北には山が少し離れた位置にあり、その麓に洞窟があります。
その方向は獣道を慣らした程度ですが整備されていて多少は通りやすくなっています。

異常行動について:
奇妙な噂が立ちだしたのは半年前から。

OPにある通り、午前1時頃からどこかへ向かい午前3時には戻ってきます。
向かう人々は子供から老人まで幅広いです。
なにかに誘われるように動いているので、もし追いかける場合はひっそり尾行すると良いでしょう。
日中から調査をすることも出来ますが、訪問した理由をそのまま伝えたら……
村人はどう思うでしょうか?
訪問した理由を伝えるなら、考えたほうがよさそうです。

移動はA.R.O.A.から車で村の手前までお送りします。
到着時間は朝でもよし、夕方でもよし。
相談してアクションプランに盛り込んでください。

(描写の都合上、別個での来訪は不可とさせて頂きます)

ゲームマスターより

冒涜的な狂気を含んだお話も大好き、木乃です。
今回はダークな香りをまとったエピソードとなります。

この村は閉鎖的な集落にしては珍しく、来客に友好的です。
ウィンクルム達も暖かく迎え入れてくることでしょう。
……しかし正体を迂闊に明かすのはやめておいた方がいいかも?

狂気を秘めた者があなたの近くにいるかもしれません。
そう、 あなたの      う    しろ  に  も。


解説にヒントが盛り込んであるのでよく目を通して下さい。
難易度の高さも慎重さと綿密な作戦を要求されているから、とお考え下さい。

単独行動なプランより全員で作戦を立てたプランの方が活躍しやすいので
《相談をしっかり行うことを推奨させて頂きます》
(あまりに無茶なプランは失敗する可能性もありますので要注意!)

また、キャラクターのセリフなどを盛り込んで頂けると
リザルトで反映させて頂く場合もあります。

それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

油屋。(サマエル)

 

※サークル一員、生物学を学ぶ学生を装う、文様は隠す

【持ち物】 筆記用具・メモ帳・懐中電灯・服(暗色)

【行動】 

・集合時刻まで洞窟及び周辺を調査
・地図では読み取れない情報を主に、気になる点もあればメモ
・洞窟内も可能であれば慎重に潜入内部の構造も記す
・必要時に限り懐中電灯をつける 尾行中は×
・行動中に危険が無いとも限らないので警戒は怠らない
・19時に宿で合流し、結果を報告
・着替えて仲間と共に村人達の後を隠れて追う
・原因を解明、解決させる。

・戦闘時→村人がその場に居た時は避難させる・守るなどの行動
 他、サポートに回る。
 劣勢、ピンチに陥った場合 トランス

 考えたくはねぇが、人相手の時は軽~く、な?





ふぅ(定治)
  調査の為に早朝に着くように現地に行くの!

正体ばれない様に文様は隠すよ!

そこからは村や川、洞窟は皆に任せて、
ぼくは洋館の調査にいくよ!
隅々調べつつ、簡易地図を作っておくの!

「非現時的な事は信じないの!洋館は怖くないよ!」

集めた情報は、宿泊施設利用して
情報交換や作戦会議をするの!
でも、ぼくちっちゃくて予約できないかもしれないし
七草さんにお願いしちゃおうかな!

1時までは必要な場合、洋館の簡易地図を
見やすく整えて、みんなに配るの!

あとは尾行だね!
トランスは目立つし控えるよー

もし戦闘になったらぼくはよわよわだから
定治の後ろに隠れておくよー

ルーリエ村の異常を突き止めて
皆が幸せになれるように、ぼく頑張るよ!





七草・シエテ・イルゴ(翡翠・フェイツィ)
  ルーリエ村の人達に半年前、一体、何が……。
きっと、その先に偶像のような存在があるのかもしれません。
早くお調べして、ルーリエ村の人達を助けましょう。

朝早く着いたら、生物学サークル代表の「ナナ・チツァオ」という偽名で宿泊施設をお借りする手続き。

手続きが済んだら、小川へ周辺調査。
小川に水中の小型カメラで、ラジコンで操作。
深瀬から浅瀬までくまなく探索。
カメラに何かあった場合、水面からアンテナを出してくれるのでそこを調査。

夜は宿泊施設で調査結果を交換。その後、黒いローブに着替え。

深夜になりましたら、村の人達を尾行。

敵がいたら、問いただします。
「教えて下さい。村の人達をどうするおつもりか」と。



古浄 ミヨリ(イオ=ハンス)
  ▼目的
村の異変の原因の解明・排除

▼行動
文様は隠しておく
村には朝到着で
サークル仲間の小旅行って体で滞在するよ
私は主に対人の情報収集を担当
一般スキル『話術』を駆使

教会が無い…独自の神様がいるのかな?
その土地の文化・伝承に興味があって~って切り口から、独自の宗教・儀式などが無いか聞き出せたらいいな
村の歴史・事件等を纏めた文献があったら調べてみたいな

・夜(19時~
宿の一室に集まり、それぞれの得た情報を纏める
黒っぽい服に着替え、尾行に備える

・深夜(1時~
動き出した人々を尾行
距離を保ちつつ、行き先、何があるのかを確かめる
異変の要因を確認次第排除、必要であれば戦闘

戦闘は、巻き込まれないよう村人を避難させるね


◆餌場への潜伏
早朝、一台の車が森の道を駆ける。
向かう先はルーリエ村、半年前から奇妙な噂が流れている村だ。
この小規模な村の噂を調査し、解明・解決することが今回の『任務』。
ウィンクルム達は村に渦巻く狂気へ立ち向かおうと、決意を胸に村へと向かった。

***

「8人ですけど大丈夫ですか?」
代表者として最年長の七草・シエテ・イルゴがカウンターで応対する。
帳簿には『ナナ・チツァオ』と偽名で記入した。
「精霊と女の子って、なんかウィンクルムみたいね」
女将の呟きにシエテは内心ドキリとしたが、感想を呟いただけのようだ。
「アンタ達、なんの集まりだい?」
「生物学サークルよ!」
ふぅが女将の問いに元気よく答える。

「学生の割には年齢がバラバラのような……?」
シエテのような大人が精霊に多い中、外見が小学生くらいのふぅ、
高校生くらいの3人が『同じ学生』ということには疑問を持ったようだ。
「わ、私の妹なの!ナナちゃんに無理言って旅行に一緒に連れてきてもらったの」
慌てて古浄ミヨリがごまかす、話術の心得があったミヨリのごまかしと
ふぅと髪色も似ていたことから女将は納得したようだ。
「とても良いところですね。動植物を愛する私にとっては天国のような場所です!」
サマエルも調子を合わせて揚々と語りだす。
「のどかさだけが取り柄だけどね、ゆっくりしていきなよ」
女将から2本の部屋鍵を受け取ったシエテ達は2階の宿泊室へ向かう。

「……危なかった、一瞬バレたかと思ったぜ」
全員、部屋に集まると油屋。が深い溜め息を吐いて椅子に座る。
「学生では少々無理がありましたね」
「まぁ、いいじゃねーか!潜入できたしよ」
イオ=ハンスは考え込むように顎をなで、定治が強気な笑みを浮かべる。

「そうね、勝負はここからよ」
「だね、この村にどんな秘密があるのやら」
ミヨリの言葉に翡翠・フェイツィも同意する。
「では、調査開始ですね」
サマエルの一言に全員が頷き、各々が支度を済ませると各自で行動を開始した。

◆愚かな方策
最初に行動に出たのはミヨリだった、イオを連れて村人に声をかける。
村ではすでに旅行者が訪れたことが噂になっていたらしい。
(もう噂になっているとは、全員が顔見知りと言うだけありますね)
イオは繋がりの強い村だと感じた。

「私、文化とか伝承に興味があって。この村って、教会がないのよね?
それで、独自の宗教・儀式があるんじゃないかって思って!」

しかし、村人のほとんどはミヨリの問いにこう答えた。
『辺鄙な村だから簡単に神父様を派遣してはくれない』
『独自の宗教や儀式なんてものはない』

「……辺鄙な村だから神父を派遣されないだけ、ですか」
ミヨリの横でイオがボソリと呟く。
「教会がないのはそれが答えでしょう、後は文献がないか調べに行きましょうか」
聞き込みが難航するミヨリをイオが励まし、イオ達は文献探しにいった。

***

シエテが小川にやってきて5時間経過、陽も傾いてきた。
調査しようと水中用カメラとラジコンを自腹で150Jr使って用意した。
「……シエ、他行こうよ」
「いえ、まだ見つかってませんから」

翡翠は飽きて木に寄りかかり昼寝を始める。
焦るシエテも薄々気づいているだろう。

『川釣りをする村人がいるのに、川にモノを隠すことは不可能だ』と。

シエテは粘るも、長時間稼働したせいかカメラとラジコンは故障。
他ウィンクルムと一緒に調査した方が、彼女には有意義な時間になっていたに違いない。

◆狂気の片鱗
「非現実的な事は信じないの!洋館は怖くないよ!」
ミヨリ達に宣言して洋館までやってきたふぅ。
洋館は2階建ての一軒家だった、内部は蜘蛛の巣や埃まみれで長らく人の出入りがなかったのが伺える。
「さだはる、なにかあった?」
「いや、今んとこは……ん?なんだありゃ」

定治の視線の先には一冊の分厚い本があった、背だけ見えるが本の内容は解らなかった。
「さだはる、持ち上げて!」
しぶしぶ定治はふぅを抱え上げ、本を取らせる。
本にも埃や塵が積もっていて、ふぅは定治に降ろしてもらったところで埃を叩き落す。
定治が見つけたのは日記のようだ、恐らく最後の住人のものだろう。

『この村は非常に人当たりがよく、住み心地がいい』
『余所者も寛大に受け入れる姿勢を見習いたいものだ』

最初は村の寛容な姿勢に感銘を受けている様子が多く描かれていた。
しかし、読み進めていくと徐々に変化していった。
『山に近づいてはいけない、と言われた。何かあるのだろうか?』
『どうしても気になり、山へ行ってみた。』
ふぅと定治は固唾を飲んで日記を読み進めていく。
そして最後のページまできた。

『村人の忠告を聞いておくべきだった』
『あんな冒涜的な場所だったとは……』
『鬼の寝所には、行ってはいけない』

「おにのしんじょ?」
「どう言う意味だ」
ふぅは重要な手掛かりではないかと感じ、日記を回収して村へと戻った。

***

時は遡り昼のルーリエ村。
「どうもあの洞窟が気になるんだよなぁ」
油屋。とサマエルは村の北にある山を見つめていた。
「野生の勘でも働いたか?」
「誰が野生だよ!?さっさと行こうぜ」

そういって油屋。とサマエルが出発しようとしたとき。
「そっちへ行っちゃダメですよ?」

振り返ると、エプロンドレスを着た可愛らしい女性がいた。
女性は呼び止めるとサマエル達に近づいてきた。
「どういうことです?」
サマエルはすぐに外売りスマイルを浮かべ女性に質問する。
「うふふ♪前に村のお爺ちゃんに止められたんですよ、山を起こしちゃいけないって」
お二人の会話の内容が聞こえたのでつい、と女性は笑顔を浮かべる。
「起こすなってどう言う意味だよ?」
「…………私もよく知らないです、この村の決まりみたいですよ?」
「ふーん」
油屋。は人懐っこい笑顔を見せる彼女の話を鵜呑みにしていたが、サマエルは違った。
(現れたタイミングといい、都合が良すぎないか?)
「……お嬢さん、お名前を伺っても宜しいですか?」
「あ、申し遅れました。私はヒスと申します。兼用食堂でお手伝いしています」
うふっ♪と愛嬌のある笑みを浮かべる。
「ご忠告ありがとう。では山に行くのは止めますよ」
「はぁ!?」
「有難うございます、皆さんになにかあったら大変……大変、もうこんな時間!」
ヒスはじゃあね、と手を振り食堂に向かって走っていた。

「サマエル、どういうことだよ?」
「早瀬、あの女は怪しいぞ……なにか知っているかもしれん」

サマエルはヒスの走っていった方向を見つめていた。
油屋。は図らずしも重要な情報を得ることとなった。

『山を起こしてはいけない』とは一体。

◆不足する欠片
時刻は19時、日も落ちて外は油灯の明かりのみとなった。
「結局、小川は何もなかったです……150Jr……」
自腹で買ったカメラとラジコンが壊れて落ち込むシエテ。

「文献とか資料が置いてある場所もなかったわ」
「独自の宗教や儀式は行っていない、と解っただけ良しとしましょう」
ミヨリも成果はほとんど上がらなかったようだ、イオも渋い顔で調査結果を伝える。

「ぼくは日記を見つけたよ!山にはおにのしんじょがあるって!」
ふぅは洋館で見つけた日記を出して差し出す。
「山を起こすな、とはそう言う意味か」
サマエルは『山を起こすな』と言われた意味が『鬼の寝所』に繋がっていると考えついた。
「こっちも洞窟には入れなかったけど収穫はあったぜ」
油屋。は食堂の従業員・ヒスについて伝える。

「お二人の話を聞いていた、ですか」
「村のお爺ちゃんに止められた、って事は引っ越してきた人?」
シエテもミヨリも考えてみるが、ヒスについての情報があまりにも少なすぎた。
「村人について調べればよかったですね」
「だな、紛れ込んでるかもしれねぇし」
イオは眉間にシワを寄せ、貞治も頭の後ろで手を組んで天井を見上げる。

「でも、山の方に原因がありそうですね」
シエテは険しい表情を見せる。
「あとは時間になるまで休みましょう、早朝から活動していて疲れもあるでしょう」
イオは時計を見るとまだ時間が早いと感じ、休憩をとることを提案した。

ふぅ達はそれぞれ部屋に戻り仮眠をとる。
確証がないままだが、いよいよ真相に迫り始めた。

◆手招く深淵
午前1時。
村人達は火を灯したランプを手に家の外へ集まり始める。
そして人魂のように揺れる光が、ある方向に動き出す。

「何処へ行くのかしら」
ミヨリ達は闇に紛れ易い黒い服に着替えていた。
尾行がバレないようにと全員念入りに用意してきたのだ。

「山の方に向かっているようだね」
翡翠も村人の様子を窓の影から伺う、表情は薄暗い上に遠目で分からなかったが
その足取りはゆっくりしていてなにかに導かれるようだ。
「灯りを持ってるなら好都合だぜ、あの光を追って行こう」
このまま後を追おうぜ、と油屋。はニヤリと笑みを浮かべる。

尾行は容易く、のろのろ歩く村人達から少し離れて歩くだけで充分だった。
30分ほど歩いた所で山の麓にある洞窟が見えてきた、村人達は躊躇いなく入っていく。

「……行きましょう」
シエテ達は顔を見合わせ頷き、そのまま洞窟へと尾行を続けて行った。

◆狂信の宴
洞窟の中は一本道だった。
村人の灯りのおかげで見通しもよく精霊が4人横に並んでもまだ余裕があるほど。
尾行して進んでいくと、ほどなく広い空間が見えてきた。
入口に身を隠せそうな岩が転がっていて、ふぅ達は岩陰から中を見る。

空間はドーム状に広がっており、村人全員が入っているにも関わらずまだ余裕があった。
しかし、ただの洞窟ではなかった。
洞窟の奥にはピラミッド状に段を重ねられた祭壇のような場所があり
その上には3m程の巨大な岩が立っていた。
直立した棺のようにも見えるし、縦置きされた寝台のようにも見えた。
直線距離でだいたい150mぐらいだろうか……これだけ離れているのに、
岩の下から放たれる『禍々しい気』を油屋。達は感じていた。

そして岩の前に黒い外套を着た人物が岩を見つめていた。
村人達は祭壇に向かって一斉に膝をついて頭を下げ始める。

何十人もの人間が祭壇に向かって跪く様子は、あまりにも異様な光景だった。

「……あれが、鬼の寝所か?」
「寝床には見えねぇな」
定治と油屋。が声を潜めて呟く、すると黒い外套の人物が油屋。達の方に振り向く。

「遅ーい、待ちくたびれちゃいました♪」
「やはり貴様か」
サマエルの睨みつけた先にいたのは、食堂の従業員・ヒスだった。
相変わらず人懐っこい笑みを浮かべているヒスだが異様な光景をさも平然と見下ろす姿に異常性が伺える。
「精霊と人間の女が仲良く聞き込みしていると思ったら……やっぱりですね」
うふふ、と笑顔を見せるがジワリと狂気が滲むのを感じる。

「……教えて下さい。村の人達をどうするおつもりか」
隠れていても無駄だと、シエテは意を決し前に出る。
「ぶっ、キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
ヒスはシエテの言葉にゲラゲラと可笑しそう笑いだした。
「オーガにとって、より快適な世界を創るための犠牲になってもらいまーす!」
そして狂喜の笑みを浮かべてシエテを見下す。

……ヒスの正体はオーガ信仰の、狂信者だったのだ!

「人間はオーガの家畜なんですよ、そして私達のような選ばれた人間はオーガの慈悲を受けられるんです。
だからオーガの為に奉仕するのは当然の行いなんですよ?」
「じゃあこの村で何をしていたの?!」
ミヨリもヒスの言葉に怒りを覚えて声を上げる。
「デミ化させてオーガの為の村にしようと思ったんですけど……まぁ、今回はバレちゃったし失敗ですね」
テヘッ☆とふざけた態度を見せるヒス、追い詰められているにも関わらず余裕の態度だ。
「……ということは、そこにオーガが眠っているのですね」
イオは鋭い視線を禍々しい気の発生源である『鬼の寝所』に向ける。
「あら、お口が滑っちゃった。でも今の貴方達じゃ、この御方が寝てても倒せませんよ?うふふっ♪」
イオの一言にヒスは明るい口調とは裏腹な邪悪な笑みを浮かべる。

「ここは危険だわ、村人を避難させないと」
「あたしも行くぜ!」
ミヨリと油屋。は跪く村人に近づこうとするが、先に村人が立ち上がる。
虚ろな目をした村人達は両端にはけていく。

不可解な動きにうろたえる油屋。とミヨリ……しかし、次の瞬間。
「ガハッ!?」
「早瀬!!」
油屋。は村人に脇腹を殴られた……突如、村人が襲って来たのだ!

そしてギラギラと飢えた獣のような目をした村人が5人、手には鎌や金槌に鍬。
……村人はすでにヒスの術中にかかっていたのだ、ミヨリと油屋。は操られた村人から集中攻撃を受ける。
「ふざけやがって!?」
油屋。は脇腹を押さえつつ避けるもミヨリは武器も防具も持たずに来たのが致命的だった。
ミヨリは金槌で頭を打たれ、鮮やかな赤い液体が地面に飛び散る。

「主様から離れなさい!!」
イオは己の油断に怒りを覚える。
ミヨリを助けようと前に飛び出しロッドで振り払うも村人は軽々と避ける。
イオがミヨリの元へたどり着くと、ミヨリの額からは血が流れ出ていた。
「イオちゃん……大丈夫、よ」
既にボロボロのミヨリはイオに抱えられ後方に下がる。
「村の人達に何をしたのですか!?」
「見て解らないです?催眠術ですよ、毎日じっくりかけてた甲斐がありました☆」
シエテはヒスを睨みつけるが、ヒスはどこ吹く風という態度だ。
「まずは油屋の嬢ちゃんを救出しないとだろう?」
翡翠は油屋。と村人の間に割り込み、振り上げられた鍬を受け流しつつ脇腹に蹴りを一撃。
「舐めんじゃねぇぞ!」
油屋。も蹴られて体勢を崩した村人に反撃を試みるが痛みを忘れたかのように意に介さない。

「早瀬、無茶をするな」
サマエルは油屋。の後ろから襲い掛かってきた村人を蹴り飛ばす。
数m転がるもすぐに起き上がってきてしまう。
「どうやら武器で対抗せねば難しいようだな」
サマエルはチッと舌打ちして起き上がる村人を睨む。
「うふふっ☆」
ヒスはサマエル達の様子をVIP席から観劇するように祭壇から見下ろしている。

村人は目に入った人物を狙っているのか、今度は翡翠とサマエルに狙いを定めた。
翡翠は村人の攻撃に、徐々にダメージが蓄積されていく。
「おい、早瀬!このままでは押し負ける……トランスさせろ」
すでに仕立てのいい服をボロボロにされているサマエル、
予想外の苦戦を強いられ油屋。にトランス状態になることを要求する。

『さあ、はじめよう』

ミヨリは力を振り絞り、インスパイアスペルを唱えてイオの頬に口付ける。
トランス状態になったイオとミヨリは淡いオーラを纏う。
「ああ、ウィンクルムってそういう小細工も出来るんでしたっけぇ?」
面白いモノを見つけたかのようにヒスは呟く。
「……村の人を、早く助けてあげて」
「主様……すぐに、終わらせます」
イオはミヨリを降ろして、怒りを押さえながら意識をロッドに集中して詠唱を始める。
ロッドの宝玉に魔力が集中して光を収束する。

『交わるは――淡き雫』

シエテも翡翠に駆け寄ってインスパイアスペルを唱えてトランス状態に持ち込む。
「ナイスだ、シエ」
淡いオーラを纏う翡翠はロングソードを振りかぶり、刃ではなく側面を叩きつける。
鉄塊のような大剣で殴られた村人は吹っ飛んでいきそのまま倒れた。

『盲目の神よ、どうか力を』

油屋。は仲間の素早いトランス状態への移行をみて渋々サマエルとトランス状態に入り、後方へ下がる。
サマエルは大型ハンマーを横薙ぎに村人へぶち当てる。
当たりが良かったのか村人はきりもみに吹っ飛ばされて地面に叩きつけられる。
「……手加減はしないとなッ★」てへぺろ。

残るは3人、催眠術は解ける様子もなくギラギラとした目を向け続ける。

ここで詠唱を終えたイオのロッドから光が照射される。
イオの放った、『乙女の恋心』を受けた村人は内蔵が焼け付くような感覚に陥り
身悶えしてそのまま倒れ込んだ。

「うふっ♪分も悪くなってきましたし、今日は機嫌がイイから退散させてもらいましょう」
ヒスはいつの間にか祭壇を降りていて一気に洞窟の出口へと駆けていく。
「お、お待ちなさ……きゃあっ!?」
シエテがヒスを追いかけようとするが、村人に追走を阻止される。
「またお会いしましょう?……ヒヨっ子ウィンクルムさん♪うふふっ☆」
他の仲間も村人から受けたダメージが大きかったことと、村人の足止めによりヒスを捕り逃す。

「とっとと村人を鎮圧するぞ!」
「全く、厄介な相手だ」

残る村人達も翡翠とサマエルの強烈な一撃を浴びて倒れ込んだ。
急いで外に出るがヒスは既に行方をくらませており、ヒスの家もももぬけの殻となっていた。

◆悪夢からの目覚め
翌朝。
戦闘後、しばらく経って催眠術が解けた村人が不思議そうに辺りを見回していた。
ミヨリ達は痛む体を引き摺り村人達を鬼の寝所から避難させ、そのまま宿屋へ戻ってきた。

シエテは混乱する村人達に事情説明をするため代表者の村長の家へ向かった。
「だ、だいじょうぶ?」
ふぅと定治は宿屋の女将に救急箱を借りて負傷した仲間達の治療に当たっていた。
岩陰に隠れて続けていたことで仲間達の姿が見えなかったふぅは
ここまでボロボロになっているとは思わなかったようで顔面蒼白している。

「うん、まさか村の人に襲われるなんて思わなかったよ」
「イテテ……ったく、村人に催眠術なんて妙な真似しやがるぜ」
ミヨリにふぅに金槌で打たれた額にガーゼを貼ってもらう。
油屋。も苦い表情を浮かべながら殴打された脇腹に湿布を貼る。

「皆さん、お加減はどうですか?」
そこへ事情説明に行っていたシエテが戻ってきた。
「私達がウィンクルムだということには驚かれていましたが……今回の件で納得して頂けました」
シエテは村長もまだ混乱しているようで落ち着いて話すのに時間がかかったと言う。
「でも、『鬼の寝所』ってなんだったんだ?」
油屋。は不思議に思いシエテに問いかける。

「数百年前に東方の国から来たある男女が『山の鬼を寝かせたから起こしてはいけない』
と言い残していたと、村長の祖父から聞いたそうです。
……ウィンクルムが不安がらせないようごまかした話を、お伽噺として語り継がれたのではないかと」

「ヒスは『私達のような選ばれた人間』って言ってたけど他に仲間がいるってことかしら」
ミヨリはヒスの言葉を思い出し、どこかの組織に所属しているのかと考えた。

「……黒幕を、取り逃がしましたね」
「また同じような事をするのでしょうか」
サマエルは苛立ちを隠さずにいられなかった、イオも表情が曇る。



こうして、ルーリエ村の奇妙な噂は解明された。
この後、A.R.O.A.本部に報告し『鬼の寝所』を調査した結果、
オーガが封印されていることが確実と判明。これ以降、山の洞窟は立ち入り禁止となった。

黒幕である狂信者・ヒスはルーリエ村から脱出し、また『オーガの為の活動』をしているはず。
逃亡した狂信者・ヒスは、再びウィンクルム達の前に姿を現すだろう。



依頼結果:普通
MVP

メモリアルピンナップ


( イラストレーター: 紬凪  )


エピソード情報

マスター 木乃
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 恐怖
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 難しい
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 4 / 4 ~ 5
報酬 通常
リリース日 03月18日
出発日 03月28日 00:00
予定納品日 04月07日

参加者

会議室

  • 追記させていただきます。

    ルーリエ村の異常の真相が少なくとも、人かオーガであった場合、
    単独で襲ってくるのか、複数で襲ってくるのかわからないので、一意見を述べさせていただきますね。

    <単体の場合>1人ずつローテーションで攻撃。
    <複数の場合>それぞれの敵に対して1対1で攻撃。
           中に厄介だと思われる方がいた場合、その方を集中攻撃してから、他の敵へ攻撃する。

    というわけで私もプランを提出します……。

  • [31]油屋。

    2014/03/27-23:20 

    年齢の事調べてくれたんだ!ありがとう!!
    じゃあこんな感じのプランで提出してみるね。
    任務成功する事を祈って!

  • 遅くなって、すいません……。
    そしたら、生物学サークルという名目で宿泊施設を借りる手続きをとっておきますね。
    名義は、今のところ偽名を考えています。

    あと、お調べしたところ
    神人と精霊の成人年齢はどちらも20歳からだそうです。
    実際の年齢を書きたい人は、自己PR(マイページの自由設定)でお願いします。
    ……との事です。

  • [29]古浄 ミヨリ

    2014/03/27-22:35 

    油屋ちゃんはプランありがとう!
    その流れで問題ないと思うな。
    戦闘に関して、私も村人さんが巻き込まれないように退避させることを追記させてもらうねっ。

  • [28]油屋。

    2014/03/27-11:03 

    基本行動だけピックアップしてみたけど間違ってたら教えてね!
    当日は、『サークル一員で、生物学を学んでいる』って設定でいくよ。

    おー成程、文様か!確かに見つかったら大変だ。

  • [27]油屋。

    2014/03/27-11:01 

    持ち物:ペン・メモ帳・懐中電灯(洞窟調査時)・着替えの服(暗色)

    ・洞窟、その周辺調査、地図では読み取れない情報を主にメモ
    ・洞窟内も可能であれば侵入、内部の構造を記入
    ・必要時に懐中電灯をつける(調査の時のみ)
    ・宿に集合、報告
    ・着替えて村人を尾行


    戦闘: ・その場に村人が居た場合は避難させる、守る等の行動
        ・ピンチ!って時にはトランス・スキル使用

  • [25]ふぅ

    2014/03/27-04:52 

    なるほどなの!文様隠すようにするね!
    ミヨリさん「話術」スキル持ってるのいいなー

    レベルアップはまだ遠いの…(しょんぼりうな垂れて)

    中の人(確かに文字数足りないですねッ)

  • [24]古浄 ミヨリ

    2014/03/27-01:48 

    連投ごめんねっ。
    『正体を迂闊に明かさない方がいいかも』とのことなので、
    文様は隠すようにプランに盛り込んどこうかなって思ってるよ。

  • [23]古浄 ミヨリ

    2014/03/27-01:39 

    と、今現在でのアクションプラン投稿させてもらいましたー。
    何か勘違いとか、ご指摘アドバイスあったらよろしくねっ。

    しかし字数がぜんぜん足りない……ッ

  • [22]古浄 ミヨリ

    2014/03/27-01:39 

    ▼目的
    村の異変の原因の解明・排除

    ▼行動
    村には朝に到着するように送ってもらう
    サークル仲間の小旅行って体で滞在する
    主に対人の情報収集を担当
    一般スキル『話術』を駆使
    その土地の文化・伝承に興味があって~って切り口から、独自の宗教・儀式などが無いか聞き出せたらいいな
    教会が無い…独自の神様がいるのかな?
    この村の歴史・事件等を纏めた文献があったら調べてみたいな

    ・夜(19時~
    宿の一室に集まり、それぞれの得た情報を纏める
    黒っぽい服に着替え、尾行に備える

    ・深夜(1時~
    動き出した人々を尾行
    距離を保ちつつ、行き先、何があるのかを確かめる
    異変の要因を確認次第排除、必要であれば戦闘

    ※戦闘
    邪魔にならないよう退避

  • [21]ふぅ

    2014/03/27-00:08 

    七草さん了解なの!
    ぼくちっちゃいし、七草さんの方が適任だよね!

    トランスはぼくも出来るだけ控えるよー

  • [20]油屋。

    2014/03/26-01:03 

    >トランス

    そういう事ならちょっと様子見てみるね。オーラの事すっかり忘れてたよ(汗)
    お二人とも意見ありがとう!


  • そういえば、いくつから成人なのかわかりませんね……。
    皆さんの年齢は、あくまでも外見年齢ですから。

    お調べ(お問い合わせ)したい所ですが、出発日は明後日ですから、
    返信が間に合わないようでしたら、私が予約をしますね。

    暗闇でのトランス状態について、その可能性はありそうです。
    どうしても不安でしたら、フードの付いたローブを羽織る方がいいかもしれません。
    できれば光が透けず、黒い厚地の布なら身を潜められそう。

    その代わり、視界がとても悪くなりますから、足場がどんな所か頻繁に声をかけたりしないと、思わぬトラブルに。

  • [18]古浄 ミヨリ

    2014/03/25-19:48 

    えーと、世界観の読み込み不足だったらごめんね、この世界の成人って何歳からだろう?
    名義はグループの代表って名目になると思うし、年長の七草ちゃんのが自然だと思うな。

    トランス状態って薄くオーラを纏うことになるけど、これって光るのかな?
    光源になっちゃうなら、深夜だしすごく目立っちゃいそう。
    夢遊病状態ってことで、追跡自体はそんなに難しいものじゃなさそうだし、
    戦闘対象を見定めてから、でも遅くない……かな?
    もちろん、それまで見つかってないこと前提での話になっちゃうけど。

  • [17]油屋。

    2014/03/25-01:15 

    了解です!
    戦闘は一応相手も分からないしトランス状態になっておこうかな……。


  • [16]ふぅ

    2014/03/25-00:59 

    それじゃあ情報交換は、ぼくの名前で宿泊施設を借りておくよ!
    戦闘は七草さんの作戦に賛成なの!

  • 情報収集は、テントで全員集まるか、ふぅさん名義で2階の宿泊施設を借りられないでしょうか?
    村に空き部屋があれば、それに越した事はありませんが……。
    ミヨリさんの言う「サークル仲間」を装うのは、村人の目をごまかせそうですね。

    戦闘に関してですが……。
    定治さん、サマエルさん、翡翠さんは近距離攻撃に回り、イオさんは一歩下がって、魔法を放つ形になると思います。
    防御面が心配なので、なるべく短期決戦がいいかもしれません。

  • [14]ふぅ

    2014/03/25-00:47 

    油屋さんよろしくなの!
    またまた、まとめてみるね!

    ■基本の流れ
    早朝に到着→周辺調査→(夕)調査結果を元に聞き込み→(夜19:00)食堂で情報を纏める
    →いろいろ準備→(深夜1:00)住民を尾行

    ■調査場所

    ・洞窟
    油屋さん

    ・洋館
    ふぅ

    ・その他(村周辺、川、お店など)
    ミヨリさん(村で聞き込み調査)
    七草さん(川を調査)

    ■尾行
    19時から情報交換
    ただ食堂に集まるのでは、怪しまれるので、
    ぼくの名前で個室予約を取っておくよ!
    1時までは各自準備やお休みかな?

    今のところこんな感じなの!

    今回ハードブレイカー3人エンドウィザード1人で
    実はアタッカーチームなんだね!(皆を見ながら親近感でワクワク)

  • えっと、そしたら……

    ふぅさん(南の洋館を廃墟愛好会の人として調査)
    ・戦闘は定治さん担当。その間に逃げる。

    ミヨリさん
    ・伝承や文化に興味があるのを理由に、村周辺を聞き込み調査

    油屋さん
    ・北の洞窟を生物学者として調査

    私は小川を調べますね。
    もしかしたら、何か手掛かりがあるかもしれませんから……。

  • [12]油屋。

    2014/03/24-23:56 

    アタシは北の方角を調べてみようかな。集まるとしたらこの辺が怪しいよね。
    周辺と……、中は危険な感じもするしなぁ。

    サマエル「おっと、私とした事が挨拶が遅れてしまいました。サマエルと申します。乳女共々宜しくお願い致しますね!お嬢様方に何かあっては大変です。どうぞ無理はなさいませんように」

  • [10]古浄 ミヨリ

    2014/03/24-23:10 

    連投ごめんねっ。
    それじゃあ私は、みんなが周辺調査に向かった後も村に残って
    聞き込みやら村の周囲を見てみようかな。
    最初に言ったとおり、伝承やら文化やらに興味があってって切り口から
    宗教や儀式に持っていければいいな、と。

  • [9]古浄 ミヨリ

    2014/03/24-23:10 

    七草ちゃん油屋ちゃん、よろしくねっ。
    とりあえず、これで出発は確定だね。頑張ろうね!

    そうだね、情報交換は村人さんに聞かれたくないこともあるだろうし、
    食堂だとちょっと人目が気になるかなぁ。
    あらかじめ大部屋を取るか、サークル仲間なんです~ってことにしておけば
    一つの部屋に集まってても不審がられることはないんじゃないかな?

  • [8]油屋。

    2014/03/24-21:42 

    おっと、連続でごめんね。
    アタシもその作戦でOK!異論はないよ。
    集まって情報整理をするなら人目を気にしない場所が良いかも?考え過ぎかな。
    本当にオーガの仕業ならソイツを何とかしないと解決って事にはならないんだろうね。
    倒せる敵なら片づけておきたいところだけど無理は禁物!ヤバそうだったら逃げよう。

  • [7]油屋。

    2014/03/24-21:29 

    油屋。です! 宜しくな!!相方はハードブレイカーのサマエルだ。
    今のところ 生物学者を装ってみる予定。
    そうすれば洞窟近辺の調査もやりやすいかなって。
    ただ、昼間とはいえ洞窟は警戒した方が良いと思うんだよね……。

  • [6]ふぅ

    2014/03/24-21:20 

    七草さんよろしくなの!
    では、ちょっとまとめてみるね!

    ■基本の流れ
    ・早朝に到着
    ・周辺調査→(夕)調査結果を元に聞き込み→(夜)情報を纏める→(深夜)住民を尾行
    (ミヨリさんの作戦に賛成!)

    ■調査場所

    ・洞窟

    ・洋館
    ふぅ

    ・その他(村周辺、川、お店など)

    ぼくは洋館の調査に行って来るよ!

    ■尾行
    調査結果を19時くらいに食堂に集まって情報整理するのはどうかな?

    1時になったら、固まって尾行するとばれそうだし、
    少し距離を取って尾行するつもりなの!

    ■戦闘
    もし戦闘になったらどうしよう?
    ぼくは戦いはあまり得意じゃないの!逃げようと思うよ!

    (長文ごめんね!)

  • はじめまして、七草シエテと申します。どうぞ、よろしくお願いしますね。
    精霊はハートブレイカーの翡翠さんです。

    ミヨリさんのお考えは賛成ですね。
    調査は早い方が村の人達がいない間も何かが起こっているかもしれません。
    その時に話題で持ち込めば、新しい情報が聞けると思います。

    周辺(洞窟、洋館、お店、村周辺)に関しては、
    皆で調べるか、分かれて調べているか、悩む所ですが……。

  • [4]古浄 ミヨリ

    2014/03/24-20:16 

    ふぅちゃん、よろしくねっ。
    私も、村の人が異常行動を始めたら後をつけてみようと思ってるよ。
    (朝)明るいうちに周辺調査→(夕)調査結果を元に聞き込み→(夜)情報を纏める→(深夜)住民を尾行
    ……って流れで考えてたけど、どうかな?

    周辺調査にしても、それぞれの行く場所決めて手分けした方がいいよね。
    ふぅちゃんはどっち行きたいとかある?

  • [3]ふぅ

    2014/03/24-02:40 

    古浄・ミヨリさんよろしくなの~(嬉しそうに)
    朝に着くように送ってもらうの賛成なの!

    ところで、ミヨリさんは1時からどうするの?
    ぼくはこっそり後をつけようと思っているよ!

  • [2]古浄 ミヨリ

    2014/03/23-23:11 

    2ばーん。
    狂気の香りに釣られてきた古浄・ミヨリと、
    エンドウィザードのイオちゃんです、よろしくねっ。

    とりあえず、到着~夜までは情報収集って感じかな?
    洋館に洞窟、なるべく明るいうちがよさそうだし、
    朝に着くように送ってもらうのがいいかもね。

    対人の情報収集に関しては、
    私は「この地方の伝承を研究してる」って切り口で行ってみようかな。
    独自の食や芸術文化に興味があって~から、宗教や儀式に関して持っていければ。

  • [1]ふぅ

    2014/03/23-21:42 

    はじめましてなの!
    こんな非科学的な事は信じないの!真相をつきとめるの!
    ぼくは、廃墟愛好会と称して午前中に洋館について村人から情報収集してみようと思うの!

    怪しい情報があれば、午前一時には村へ戻れるように、怪しい情報の場所を下調べしようと思うの!
    特に怪しい情報がなければ、洞窟の方を調べてみるの!
    それからはこっそり後をつけるのはどうかな?

    戦闘になったら定治に時間を稼いでもらって逃げるの!


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