プロローグ
●キノックマを救出せよ!
キャンディニア王国の奥地には隠れた人気スポットがある。
その名は「キノックマ牧場」
キャンディニア王国にしか存在しない、ピンク色の綿菓子のボディ……ならぬ頭部を持つ、いやむしろ頭部しかない、キノックマなる生物。
性格はのんびり屋で非常に穏やか。
綿菓子ボディはふわふわやわらか、そしてほんのり甘い。
金平糖や苺など甘いものを手に持てば、ぷいっきゅー!ぷいっきゅー!と子供用のサンダルのような音を立て、跳ねながら近寄ってくる。
「ぐまー、ぐままー!」
愛らしい瞳でキュルキュルと人に懐く姿は訪れた人の心を暖めていく。
しかし最近はオーガの瘴気の影響もあってか、この牧場に訪れる人が少なくなっている。
どうかウィンクルムに来てもらい、キノックマと戯れて瘴気を払ってほしい、という要請が来たのだ。
へい喜んで!とウィンクルム達が向かうと……更に大変な事態となっていた。
牧場には、キノックマが一体もいなかった。そして柵も壊されている。
「み、皆さん……!!!」
ウィンクルム達の姿を見つけた牧場主が慌ててやってきて、事情を説明した。
話を聞けば、ウィンクルムが到着する少し前、通常より大きなサイズを持つ野生のキノックマが牧場に現れたらしい。
「斧を持った2メートルぐらいの犬のような顔を持った怪物と、剣や槍を持った、小さいサイズの怪物が3体ほど現れて……キノックマを連れ去ったんだっっ」
必死に抵抗したらしく、牧場主の身体には傷が。
「野生のキノックマも、牧場のキノックマ同様穏やかなのに……飴で出来た柵をバリバリ喰らい、止めようとした私を押しつぶそうとしてきました……」
悲しそうな表情を見せる牧場主。
普段大人しい生物がオーガの瘴気で狂暴化する事件が多発しているのを知っているウィンクルム達はそのことを伝える。
「そうなんですね……!どうか、オーガを倒してください……牧場の子も、野生の子も含めてキノックマを助けてくださいっっ」
大きく頭を下げる牧場主に、ウィンクルムは勿論、と頷く。
「そ、そうだっ」
そう言うと、牧場主はリュックサックを一つ持ってくる。
中を覗けば、手のひら大の真っ赤なボールが詰められていた。
「キノックマは辛いものが苦手なんです。これは本来、悪戯が過ぎたりしたキノックマに躾する際に使うものなのですが……」
どうやら中身は唐辛子パウダーがたっぷり入っているらしい。
「これをキノックマに食べさせれば、動きをしばらく止められると思いますっ。今から車を出せばキノックマ達に追いつけるかもしれませんっ。行きましょう!!」
そう言うと牧場主はウィンクルム達を車に乗せ、キノックマ達の後を追ったのだった。
解説
●流れ
車が敵の姿を見つけ、ウィンクルムが地面に降り立つあたりからのスタート。
トランスされる場合は車内でぜひ。
車はその後戦線を離れるので、車の守りは考えなくてよきかと!
帰りもキノックマと一緒に牧場まで送ってくれます。
敵を全て倒せば野生キノックマさんの狂暴化は終わります。
コボルド以上にウィンクルムを狙って攻撃してきます。
野生も牧場キノックマも出来るだけ傷つけず救出していただければっ。
戦闘後はキノックマたんとキャッキャウフフしてくだせぇ!
●敵
コボルドボスが1体。
カタコトの人語を話すことが出来、身長2メートルのイケコボルドマッチョマンです。斧装備。
コボルド戦士が3体。剣、槍を持つものと、残る1体は荷台を引く係り。
全体的にそこまで強くないですが、割と姑息です。
戦場は郊外へと続く一般的な街道。人の気配はありません。
見晴らし良く遮るものも特になし。
敵は郊外へ進んでますが、ウィンクルムに気付いたら野生キノックマは襲ってきます。
コボルド達は牧場キノックマを運び、逃げて行こうするでしょう。
逃げるスピードは極遅です。
●キノックマ
野生キノックマは直径2メートル程の球体で1体。
囚われ牧場キノックマは直径1メートル程の球体で、コボルドが運ぶ荷台に4体程。
「ぐまーぐままー」と悲しそうに鳴いています。
ふわふわもふもふ!ぜひ牧場で甘いもの片手に、愛でまくって癒されてください。
●足止め唐辛子ボール
キノックマの苦手な唐辛子パウダー120パーセント。
いっぱい入ったリュックは4つほどありますが全部使わなくてもオッケィ。
キノックマの口に入れば悶絶し、動きが止まります。が、しばらくするとまた動き攻撃してきます。
お口小さいので投げ入れて入る確率はそこまで高くないかと。
一般スキルの『ビリヤード・ダーツ』『スポーツ』『ハンティング』あたりあると少し有利。
勿論、ボール使わないぜ!投げないぜ!もオッケィです。
ゲームマスターより
え?聞いたことあるネーミング?何の話ですかね、はっはっは!
新米ヘッポコうえさふぁ……上澤そらです。
戦闘難易度はそこまで高くありませんので、戦闘経験浅い方から癒されたいベテランさんまでウェルカム!
ぜひチャチャっと戦闘終わらせていただき、木乃ック……キノックマさんと遊んでいただければ幸いですっ。
残念ながらキノックマさんは綿菓子製ですが食べられません。多分。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
篠宮潤(ヒュリアス)
車中から遠目にコボルト認識でトランス 「あっ可愛い…けど大き…っ!」 唐辛子ボール投入されるまで精霊たちの後方待機 悶絶中見守り 再び動き始めたら、 「もも、もう少し大人しく、しててくれ、る…っ?」 もの凄く可哀想になりつつ皆と武器刀身反射攻撃(=ただの全力目晦まし) 夢路さんのリュック重そうなら交代申し出 ●戦闘後 「口の中、大丈、夫?ごめん…ね?」 撫でさせてくれそうなら野生キノックマなでなでもふー (…気持ちいい…) 撫でる手が止まらない 怖い思いしたであろう牧場キノックマ達とも 忘れさせる様に全力で戯れる 「ヒューリ?何、してる、の?」 勢い余って牧場キノックマと一緒に精霊へ突撃もふー!かましたり←精霊から説教コース |
夢路 希望(スノー・ラビット)
心情: キノックマさん達、大丈夫でしょうか… 行動: トランスは車内で 皆さん一緒の時は…は、恥ずかしいですが、頑張ります ボール入りリュックは私が持ちます 第一投を投げるヒュリアスさんには 事前にお渡しできればと 野生キノックマを目視次第 すぐにボールを渡せるよう準備 誰か成功した場合は 篠宮さんと彩夢さんと協力してクリアライトでの目眩まし作戦 剣先は向けず表面に環境光を反射させて使用 悶絶から回復しそうな時を狙います 任務後: 職員さんに金平糖を頂けたら手渡ししてみます 近寄って来てくれたら笑顔 抱っこもさせてもらえたら、手触りと愛らしさにすりすり ふふっ、可愛いです ね、ユキ… っ!? え、えっと…あの、えっと…っ(赤面 |
アマリリス(ヴェルナー)
こんな所にも瘴気の影響がありますのね どうにかなる前に救出しなければなりませんね 車内でトランス 野生キノックマに遭遇したら一旦止まる アプローチの効果確認してから他の他の精霊の後に付いてコボルドの元へ 先走らないよう注意 追いついたらパペットの様子確認しつつクリアレインで攻撃 目晦ましを意識しつつ支援しコボルドの足を止める キノックマに当てないように荷台を引いている以外のを狙う 牧場キノックマには通じるかわかりませんが 助けに来たからもう大丈夫と声を掛けておきますわ 討伐完了後 もう悲しそうにも見えませんし無事でよかったですね 甘い物ちらつかせ、様子に微笑む ヴェルナーも立ち尽くしていないで傍によってはいかが? あらあら |
紫月 彩夢(紫月 咲姫)
車内でトランス キノックマの突撃に注意しながら、夢路さんからボールを受け取る 投げるのは、ヒュリアスさんのボールが口に入らなかった場合 ボールは出来るだけ少ない数で済ませたいし、 悶絶から回復しそうな時はクリアライトで目晦ましを狙う クリアライト使う場合は攻撃当てちゃわないように、近くの地面とか無機物を狙う 目晦まし上手く行かなかったらボール投げるしかないわね! キノックマの方で派手目に騒いで、足止めされてる素振り コボルトに隙が出来れば吉 無事に保護できたら、キノックマ抱っこさせて貰えるかしら ふかふかで柔らかそうだし 野良の子には、辛いの食べさせてごめんねって謝れたらいいな ぐままー …なによ、笑ってんじゃないわよ |
●ドナドナ
平坦な道を走る一台の大型トラック。
後部には8人の男女が乗り込んでいた。
「こんな所にも瘴気の影響がありますのね」
外の景色に目をやり、アマリリスは悲しげに呟く。
パステルカラー溢れるショコランドだが、今は空気が澱んでいるようで、仄かに薄暗い。
「キノックマさん達、大丈夫でしょうか……」
夢路 希望も不安そうな表情を見せた。普段は伏し目がちな彼女だが、一刻も早く敵達を見つけるために、視線は車の進む方向へ向けている。
そんな希望の隣に寄り添うのは、彼女のパートナーで白兎テイルスのスノー・ラビット。
「大丈夫だよ、ノゾミさん。皆で頑張ろう」
真剣な表情であったが、希望の不安げな表情を見れば柔和で人懐こい笑みを見せ、彼女を落ち着かせた。
「どうにかなる前に救出せねばなりませんわね」
アマリリスの言葉に、車中の全員が頷いた。
彼女のパートナーであるロイヤルナイト、ヴェルナーは真剣な表情は崩さずに。
「はい、迅速に動きましょう」
と、手に持つ武器の柄を握った。
「ヒューリ……あ、れ……」
青紫色の髪を持ち、少女のような外見を持つ篠宮潤。
何かを見つけた彼女は狼系テイルスのヒュリアスの服の袖をクイクイ、と引っ張った。
ヒュリアスが潤の言葉に視線を向けると、遠くに大きくピンクな物体が見え隠れしているのを見つけた。
「皆、見えてきたのだよ」
そしてヒュリアスが皆にトランスを促した。
『運命を、嗤おう』
そうインスパイアスペルを唱えたのは紫月 彩夢と紫月 咲姫。
ボーイッシュなイメージの彩夢に、柔らかでお淑やかな印象を与える咲姫。
美人姉妹だ。どう見ても美人姉妹だ。だが忘れてはならない。精霊は現在男性しか見つかっていない。
子供の頃ならまだしも、それなりの年齢の兄妹でほっぺにチュー。しかし彩夢も仕事だから、と感情は見せず彩夢は咲姫の頬に口づける。
姉のように見える美麗な兄の嬉しそうな表情がダダ漏れなのは妹には内緒だよ!
『汝、誠実たれ』
アマリリスが瞳を閉じ、ヴェルナーの頬に口づける。
お姫様が騎士に激励を贈るかのような2人の身体を、トランスのオーラが優しく包み込んだ。
『バイス・エル』
目の前に敵が見えてきたこともあり、スムーズに潤はヒュリアスの頬に口づける。
普段は対人関係が苦手な潤だが、思考よりも直観による行動が早い。今はトランスの気恥ずかしさよりも依頼の遂行が最優先。ためらいもなく彼の頬に唇を寄せた。
何度トランスを行っても、やはり他人がいる前では恥ずかしさを隠せない希望。
頬を染めながらスノーの頬に唇を寄せようとした瞬間、彼女の顔に当たる光が遮断された。
希望が瞳を開けば、スノーが被る帽子「ファルコニア」が2人の顔を周りから遮っていた。
(ありがとう、ユキ……)
『あなたに、力を』
スノーの頬に希望が口づけた。いつまでも可愛らしい希望を大事に想い、スノーは微笑んだ。
4組のウィンクルムがトランスを済ますと、牧場主が運転するトラックが停止した。
「すまない、近づけるのはここまでだ。どうか、頼みます……!」
●キノックマ、襲来
希望が唐辛子がたーーっぷり詰まったボールの入ったリュックを背負った。それなりに重さはあるが、彼女もこれまでの経験で見た目よりも力は付いている。
あらかじめ数個のボールをヴェルナーやヒュリアス、彩夢へと手渡す。
「ありがとうだよ、希望嬢」
そう言いヒュリアスは己の懐に素早く隠した。
キノックマがこのボールを見たら警戒してしまうかもしれない、とのヒュリアスの言葉にヴェルナーも同様にボールを仕舞った。
今回、ボールが詰まったリュックを背負うのは希望のみ。
「出来るだけ少ない数で済ませたいわね」
彩夢がボールを仕舞いつつ発する想いは、皆一緒。
「あ、あの、夢路、さん。ボール……重かった、ら……いつでも変わる、ね……です」
希望に向かって気持ちを伝える潤に希望は伏し目がちな瞳を上げ、微笑んだ。
「……ありがとうございます。もしもの時は、お願いします……!」
ペコペコと頭を下げる希望につられて潤も頭をペコペコ下げる。
そんなやりとりを咲姫は「可愛いわねぇ」と呟き、クスリと笑った。
その時。
「ぐーまーまーー!」
野生キノックマがぽいーーん、ぽいーーん、と飛び跳ねながら近づいてきた。
地面に下りるたびに『ぷいっきゅー』と子供用サンダルのステップのような音が聞こえてくる。
一見とてもとても可愛らしい音なのだが……キノックマが跳ねた後の地面を見ると、ボッコリとした穴が。
「結構な破壊力だね……ひとまず、向かおうっ」
スノーの言葉に、皆がキノックマ達へと走り寄った。
「ぐままー!」
野生キノックマの進路を塞ぐようにヴェルナーが前へと進み出る。
「元のキノックマに戻ってくださいっ」
叫びながらアプローチを発動すると、キノックマはヴェルナーを凝視する。
他のウィンクルムは視界に入らないようで、ヴェルナーに向かって「ぐまま……」と低く唸る。
ヴェルナーのアプローチが効果を出していることを確認すると、スノー、咲姫、次いでアマリリスがキノックマの横を走り抜け、先に居るコボルトの元へと向かう。
その際、アマリリスがヴェルナーに視線を向ければ……ヴェルナーはそれに気づき、頷いた。
「ぐま、ぐまままーー!!」
どこ見てんのよーー!!と言わんばかりにキノックマが口を大きく開き咆哮を上げた。
その瞬間、ヴェルナーの後ろで気配を隠していたヒュリアスが二つの唐辛子ボールをキノックマの開いた口へと投げつけた。
「ぐ、ぐま……?ぐぐぐ、ぐままーーー!!」
日頃からダーツやビリヤードに長けているヒュリアス。
二つ投げた唐辛子ボールは見事にどちらも口の中へと吸い込まれていき……キノックマの身体がピンクから真っ赤に変化していく。
「ギミャアァァァッッッ!」
あまりの辛さにピョコピョコ飛び跳ねるキノックマ。火でも噴くのか!?と思うほど真っ赤なバディに染まっている。
悶絶するキノックマに、ヒュリアスは「すまん……!」と謝った。彼自身、まさか二個とも入るとは、と思ったようで。
ボールが入ったのを見てヴェルナーはアプローチを解き、ヒュリアスと共にコボルド達の方へと向かった。
残った潤、希望、彩夢はキノックマのランダムボディプレスを避けつつ様子を伺った。
潤の身の丈を悠に超えるキノックマ。
「あっ、可愛い……けど大き、いっ……!」
見た目は非常にプリチーだが、どんどこ飛び跳ねる姿は割と恐怖だ。
「ギミャアー」
辛さに悶えるキノックマを不憫に思う女性陣だった。
●モルスァ
後ろを着いてきてはプイッキューと音を鳴らしていた野生のキノックマ。
しかしその音が遠ざかっていくことにコボルドボスが気が付き、振り返る。
すると視界に入ってきたのは全長180cm程の美しいツバメ……の人形がコボルド達に向かってきた。
それはトリックスターである咲姫がパペットマペットⅡで作り出した鳥のぬいぐるみ。大きいと結構な迫力だ。
先頭を歩いていたコボルドボスにツバメ人形が追いつくと、バッサバッサと羽を広げ地面に下りてきた。
「ナンヤネン、コレー」
ボスの言葉に、他のコボルド達の視線も引き付けられ。コボルドの集団は歩みを止めた。
頭上から降りてくるツバメ人形に、ワケもわからずコボルドの一体が手に持つ剣でツバメを突くと。
「ファー!……ブルスコ……モルスアーー!」
と、ツバメ人形は盛大に爆発したのだった。
咲姫が絶妙な位置にツバメを下したこともあり、牧場キノックマの荷台に影響はなかった。
爆撃を真正面に受けた、剣を持ったコボルドはそのまま倒れ……息絶えた。
爆発の衝撃で砂煙が巻き起こる。
その隙にコボルドへ近づくのはテンペストダンサーのスノー。
スポーツスキルの高いスノーはコボルドボスに容易に追いつき、両手剣でスタッカートを繰り出した。
両利きのスノーの双月「白黒」から放たれる素早い刃。時に満月の形を浮かび上がらせながらボスの身体を切り刻む。
突然のことに驚きを隠せないコボルドボスは慌てて盾を向ける。
その様子を見た荷台を引くコボルドは更に郊外へと歩みを進めようとするが、いかんせん遅い。
斧を持ったコボルドは、ボスを助けに行こうとスノーへ斧を振り上げ向かって行くが。
「そうはさせませんわよ!」
「これでも喰らいなさい!」
斧コボルドが声に振り向くと、目に眩しい光が当たる。
それはアマリリスが掲げた短剣「クリアライト」から発せられた、強い光。
そして彼女を護るような立ち位置で、咲姫がコボルドにマジックブック「トリニティーサイン」の魔法を浴びせる。
味方との連携で更に効果を上げるこの魔法本の魔法を直撃し、斧を持ったコボルドは苦しそうに顔を歪め倒れ……そのまま動かなくなった。
●突撃!隣のキノックマ
一方その頃、野生キノックマの真っ赤に染まっていた身体が元のピンク色へと戻っていく。非常にわかりやすい。
「そろそろ回復かしらねっ」
彩夢が潤と希望に目配せをする。そして各々が自分の短剣を手に握り。
キノックマが動きを落ち着かせた瞬間に彼女たちは三方向に別れ、クリアライトでの目晦ましを試みた。
「もも、もう少し大人しく、しててくれ、る…っ?」
「ごめんなさい、私達の仲間があなたの仲間を助けるためなんです……!」
「ギミャ……ぐまーー!!」
潤、希望、彩夢から放たれる、剣の矛先を向けず自然光を利用したクリアライトの光は優しさに溢れ、それでいて力強い。
キノックマはその光に視界を奪われた。だが、野生の勘なのかカパッと口を開け……一直線に彩夢に突進を仕掛けた。
動けずにいる彩夢。
「彩夢さんっっ」
希望が叫び、潤も急いで彩夢の元へ駆け寄った。
●キノックマ質
コボルドボスと一騎打ち中のスノー。
流石ボスというだけあって他のコボルドよりは戦闘力があるが、華麗な軍服姿で素早く動く白兎を捉えることは出来ない。
スノーが通常攻撃でダメージを更に加えつつ、エトワールにて舞うように、誘うように動き、コボルドボスを荷台から遠ざけていく。
それに慌てたのは荷台を運ぶコボルド。
人質ならぬキノックマ質を取ろうと、剣を手に持ち荷台に乗り込もうとする。
その姿にアマリリスと咲姫が駆け寄る。
すると。
「お待たせしましたっ」
「俺たちから逃げられると思ってるのかね」
コボルド集団に追いついたヴェルナーとヒュリアス。
ヴェルナーが再度アプローチを使用すれば、コボルドの足が止まる。
そしてヒュリアスが手に持つ太刀「婀娜の蛟」にシンクロサモナーのスキルであるタイガークローⅡを宿す。
大きな爪と変化した重たく鋭いヒュリアスの一撃は、コボルドの身体に大打撃を与え……コボルドは撃沈した。
「ふん、準備運動にもならぬのだよ」
荷台を引くコボルドが倒れ、アマリリスは牧場キノックマの荷台に近寄り、柔らかく微笑んだ。
「助けに来たから、もう大丈夫ですわ」
怯える牧場キノックマ達が安心した表情を見せぐま、ぐままと可愛らしく声を上げた。
「怖かったわね、もう大丈夫よ」
咲姫も牧場キノックマを安心させるように微笑み、柔らかく撫でる。
ヒュリアスとヴェルナーはそのままスノーの援護へ。
アプローチを解除したヴェルナーは念のためにフォトンサークルを、ヒュリアスもローズガーデンを発動させ、ボスに近づく。
スノーの攻撃に困憊していたボスは更なる援軍の登場に慌て、逃げ出そうと走る。が。
「逃がさないよっ」
「今更後悔しても、遅いですっ」
「来世で悔い改めるのだ」
スノー、ヴェルナー、ヒュリアスの猛攻に、遂にコボルトボスの命が尽きたのだった。
●生命の誕生
「ぐままーーー!」
威嚇しながら迫りくるキノックマから彩夢は目を逸らさず、スゥッと息を吸う。
そして強い視線を向けたまま、キノックマをギリギリまで引き付け……彼女は隠し持っていた唐辛子ボールを一つ、キノックマの口へと集中して投げた。
そのボールは綺麗に口の中へ入り込んだ。だが、唐辛子ボールを喰らいキノックマの体は赤く染まるものの、突撃の勢いは止まらない。
避けきれない!?と彩夢が思った瞬間、潤がグイッと彼女の腕を引っ張った。
2人は寸前でキノックマ体当たりは避けきった。が、先程キノックマプレスで地面に開いた穴に足を取られ、2人はは転倒する。
「お二人共、大丈夫ですかっ」
慌てて2人の手を取り、立ち上がらせる希望。
「大丈夫よ、ありがとう」
「彩夢さん、よかったん、だ、よ……」
2人の笑みに安心する希望。
そしてキノックマへ視線をやると……何やら様子がおかしい。
また回復するのでは、と希望がすぐに唐辛子ボールを投げられるようリュックに手をかける……が、どうやら襲ってくる気配はない。キノックマはその場でフルフルと震えていた。
「どうしたのでしょう……?」
希望が不安げな表情でキノックマを見る。
赤く染まった身体はすぐにピンク色へと戻った。そして先程のような狂暴的なオーラがなくなっているようにも思える。
「……オーガ、倒され、て……野生、化、終わっ、た?」
潤が小首を傾げた、その時。
――シュポポン、シュポポンッ
突然の、異音。
三人が見守る前で、野生キノックマが口から何かを吹きだしていた。
そこには薄い桃色をした……
「ぐまっ。ぐままっ。ぐまー!」
直径30cm程の小さなキノックマが4匹程。
可愛らしく鳴いてはプイッキュプイッキュ跳ねている。
野生キノックマも大人しくなり、穏やかな目で小さな4匹を見つめている。
子キノックマの身体がところどころ真っ赤なのは、恐らく先程入った唐辛子ボールの唐辛子なのかもしれない。
そこへ。
「皆様、お疲れ様ですわ。無事にコボルドは退治できましたわ……って、あら?」
コボルドを無事に倒した精霊達やアマリリスが戻ってきた。
ヴェルナー、ヒュリアス、スノーが荷台を誘導し、咲姫は荷台の上で牧場キノックマと戯れ……ではなく、彼らに怪我はないかチェックしていた。
「え?どうしたの?キノックマの数増えてないかしら?」
荷台の中の牧場キノックマは勿論無事。精霊男子ズは新たなキノックマの出現に目を丸くしたのだった。
咲姫が野生キノックマや子キノックマをチェックするも、目立った怪我はなかった。
唐辛子パウダーによる子キノックマの赤いブチ柄も、手で撫でるようにこすれば消えていった。
無事を知り、ウィンクルムは安堵する。そして野生キノックマもすっかり大人しくなった。
「口の中、大丈、夫?ごめん…ね?」
潤の言葉に、此方こそごめんね、と言うように野生キノックマが「ぐまま、ぐまー」と鳴く。ヒュリアスも潤と共に改めて頭を下げた。
潤がそっと手を差し出せば、野生キノックマが体を近寄せる。そして潤がその柔らかなバディをふんわりと撫でる。
(……気持ちいい……!)
キノックマの背中に回り、にっこにこと無言で撫でもふる潤の笑顔はとてもとても幸せそうだ。
「辛いの、食べさせてごめんね」
彩夢も野生キノックマに向かい、謝りながら身体を撫でる。
するとキノックマは嬉しそうに「ぐまま」と鳴き、ぷいっきゅー!と軽く跳ねた。その姿に彩夢も微笑み、こっそりと。
「ぐま、ぐままー」
周りに聞こえないように、キノックマ語を伝えてみる彩夢。
言葉が伝わったのか、キノックマは彩夢に寄り添う。
「ふふ、ぐままー」
ひとしきりぐまぐまと撫で遊んでいると、視線を感じ。振り向けばそこにニヤニヤ笑顔満載の咲姫。
「ちょっ……何笑ってんのよ!」
「えー笑ってなんかないわよー」
赤くなる彩夢を暖かく見守り……ながらもニヤニヤが止まらない咲姫だった。
●別れ
戦いが終わったことで牧場主がウィンクルム達の元へと戻ってきた。
「本当にありがとう…おや、子キノックマ!?」
新たなキノックマに目を見張る牧場主。
牧場主が野生キノックマに「おまえも牧場に来るかい?」とジェスチャーしてみるもフルフルと震える。
そして野生キノックマの周りにプイッキューと集う子キノックマを牧場主の方へと押し出した。
「子供は託す……ってこと、かな?」
スノーの言葉に頷くようにキノックマが跳ねる。
子キノックマ達はその小さく柔らかなボディを野生キノックマにポフン、と当てる。
そして牧場キノックマ達の元へと跳ねて行った。
「もう悲しそうにも見えませんし……皆さん無事でよかったですわね」
アマリリスがキノックマ達の別れを見守り、呟いた。
「お別れは少し、寂しそうですけど……」
そんな言葉にヴェルナーも同意しつつ
「野生には野生なりの生き方があるんでしょうね……」
安心した気持ちを織り交ぜながら、感慨深げに頷いた。
こうして、野生キノックマは里へ戻った。
それを見えなくなるまで見届けた後、一向も車で牧場へと戻る。
帰りの車は後部に8人プラス8体と大所帯となっていたことは言うまでもなく。
●もふれ!
牧場にキノックマと子キノックマが戻ってくれば、瘴気も消えたように明るい空気。
改めてキノックマや子キノックマと戯れるウィンクルム達。
やはり女性陣はふわふわもこもこ大好きなのか、キャッキャとはしゃぎもふる。
そんな様子をやや離れた場所で見守るのは精霊達。
全力で戯れる潤を見ながら
「あれは一体どんな生態なのか……」
ヒュリアスはキノックマの綿菓子バディが気になる様子。
幸せそうな笑顔でキノックマを抱きしめ、スリスリと頬を寄せる希望に、スノーもつられて笑顔になる。
希望と愛らしいぬいぐるみのようにも見えるキノックマ、そしてメルヘンな背景はとてもとても似合っていて。
(ノゾミさん、可愛いなぁ……)
戦闘の際とは打って変わって目尻が下がるスノー。しかしそれと同時に
(僕の方、あんまり見てくれないや……)
と、寂しがる白兎さん。
「ショコランドは変わった生物が多いようですね」
と、そんなスノーの苦悩には全く気付かず、微笑みを浮かべ神人達を見るヴェルナー。更に。
「……咲姫様は、あちら側ではないのですか?」
ヴェルナーが子キノックマを抱っこして幸せそうな彩夢と、今隣に居る咲姫を見比べる。
「さっき、彩夢ちゃんのすっっっごく可愛い所を見せてもらったから、私はもう満足なの」
ぐままー、な彩夢を思い出せばご飯は三杯いけそうな咲姫だった。
そんな中、いつの間にかヒュリアスに忍び寄る影。
「ヒューリ?何、してる、の?」
勢いよく駆け寄ってきた潤&キノックマは生態観察に夢中だったヒュリアスの背中にバイーーン!とドフモフアタック!
「ご、ごめん、なさ……い!」
アワアワと謝る潤。しかしヒュリアスのこめかみに、はっきり見える筋。
「……ウル、仮にも成人女性が……」
お説教モードに突入する。彼らの通常運営である。
「ふふ、可愛いです……!」
金平糖を片手に、キノックマともふ戯れる希望。
(ユキは一緒に遊ばないのかな?)
と先程まで彼がいた場所を見ると……姿が見えない。
そのことに不安になり、立ち上がろうとした瞬間。
「ノゾミさん」
温かな体温と柔らかな声、そして優しい笑顔がキノックマもろとも希望を包んだ。
「っ!?」
そこに居たのは、勿論スノー。彼は寂しさを感じた気持ちは心に仕舞い、しっかりと抱きしめた。
「可愛い」
その瞳は希望に向けられ、真っ直ぐで。
「ユキ……えっと、あの……えっと」
真っ赤に染まる希望の頬。しかしそのはにかむ笑顔も可愛らしい、と思うスノーだった。
相変わらず離れた距離を取っていたヴェルナーにアマリリスが近づいてくる。
「ヴェルナーも立ち尽くしていないで、傍に寄ってみてはいかが?」
アマリリスは柔らかな笑みを浮かべ、返事を聞かずにヴェルナーの手に金平糖を握らせた。
えっ、と思うと同時にヴェルナーに子キノックマ達がわらわらと近づいてきた。
可愛い、確かに可愛いけれど……と思いつつ対応の仕方がわからないヴェルナーの戸惑い。
「あらあら。年の離れた家族と思えばよろしいのよ?」
クスリと微笑むアマリリスの言葉に、ヴェルナーは柔らかな笑顔を見せ。
足元の彼らに手を伸ばした。
「ぐままー」
ありがとうと伝えるように、キノックマは鳴いた。
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 上澤そら |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 4 / 2 ~ 4 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 02月10日 |
出発日 | 02月16日 00:00 |
予定納品日 | 02月26日 |
参加者
会議室
-
2015/02/15-23:57
確認有り難う。大丈夫そうだし、あたしもこのまま、完成で。
頼もしい人達とご一緒できて、心強いわ。
お疲れ様、ありがとう。良い結果になるよう、祈ってる。 -
2015/02/15-23:48
遅くなりましたが、会議室の内容確認した上でプラン提出済みですわ。
希望さんはリュックありがとうございます。
ヴェルナーにはボールが口に入り次第、アプローチの効果を切ってからコボルド方面に向かわせますわ。
では、いい結果になるといいですね。 -
2015/02/15-23:19
-
2015/02/15-21:33
(そ、とまだまだあるおにぎり、会議室テーブルの上に差し出してみたり←)
僕、の、方でプランに書いておく、から、夢路さ、ん、どうか気にせず、ね!>リュック交代の件
ぅぅ…あ、ありがとう…っ(話しやすい口調で~、に嬉し涙目)
彩夢さ、ん、プランまとめ…上、手!
(お言葉に甘えちゃっかりお名前呼び)
うん、僕は、問題ない、と、思うよ…っ
刀身光らせるだけ、だと思って…攻撃当てちゃわないように、まで…僕、考えて、なかった、よorz
…彩夢さんが、書いて、くれてる、から…へへへ平気、かなぁぁっ(字数…入らない…!;)
咲姫さん、の方で、僕たち、庇うことま、でっ(ヒュ:「すまんな、助かる」)
戦闘後、みんなでキノックマと、楽しくもふれるよう、頑張ろうっ(←相当楽しみにしているようだ) -
2015/02/15-19:26
字数のあまり分は、キノックマときゃっきゃうふふ出来たらなーって願望を詰めようと思う。
あ、と…
あたしんとこ、あたしも星霊も紫月で一緒だから、紛らわしいなって思ったら
名前で呼んでくれて、構わないわ。呼び捨てでも良いし、姉と妹でも良いし。
大体返事するのあたしだし。まぁ、咲姫名指しって判れば、咲姫が返事するかもだけど。
うん、そんな感じだから、特に気にしないで。 -
2015/02/15-19:24
一応、プラン、纏めてみたんだけど、こんな感じで齟齬ないかしらって、ちょっとだけ見て貰って良いかしら?
【アクション】
車内でトランス
キノックマの突撃に注意しながら、夢路さんからボールを受け取る
投げるのは、ヒュリアスさんのボールが口に入らなかった場合
ボールは出来るだけ少ない数で済ませたいし、
悶絶から回復しそうな時はクリアライトで目晦ましを狙う
クリアライト使う場合は攻撃当てちゃわないように、近くの地面とか無機物を狙う
目晦まし上手く行かなかったらボール投げるしかないわね!
キノックマの方で派手目に騒いで、足止めされてる素振り
コボルトに隙が出来れば吉
【ウィッシュ】
トランスの後はパペットマペットⅡで鳥を召喚
立ち位置は野生のキノックマに邪魔されない場所ならどこでも
出来るだけ早くコボルトの足を止めたい
他の精霊さんが攻撃する隙を作るのが私のお仕事
余裕あれば、万が一の時に神人の子を庇えたらなお良し、ね
集団の先頭に居るコボルトの頭上で少し気を引きつけてから足元に落ちるように降下させる
万が一攻撃を受けて破裂しても荷車のキノックマに被害が行かないようにしたいわ
破裂しなくても、慌てて足が止まれば良し -
2015/02/15-16:21
(篠宮さんとヒュリアスさんの会話に、ちらりと顔を上げ。和んで、小さく笑った)
ご指摘ありがとうございます。
改めて、ラビットさんに伝えておきますね。
こちらこそ、宜しくお願いします。
ラビットさんは手数勝負になるので、
ダメージを狙うというよりは、とにかく注意を引くように動くと思います。
では、リュックはこちらの方で。
ボールは、車内か車から降りてから、投げる方々へ配ろうかと思っています。
篠宮さんは、お気遣いありがとうございます。
大丈夫、だとは思いますが……も、もしもの時は、すみません。(先に謝りながら)
……あ。話しやすい口調で、大丈夫、ですよ。(正された口調に、柔らかな口調で返して)
あ、と。
紫月さんの精霊さん、先程([14])は下の名前で呼んでしまって、すみません。(気付いて、もじもじ)
名字が分かる方はそちらで呼ぶようにしていたのですが……。(確認して、同じなのに気付き、どう呼ぼうかと迷い) -
2015/02/15-02:06
(おにぎり美味しそうだなーとか言う顔で見てる)
あたしはっていうか、咲姫は先頭足元狙って鳥を飛ばすわ。
スノーさんが近づきやすいように、出来るだけ気を引きつけてから足元に降りるようにしようと思う
邪魔にはならないように努めるから、スノーさん、宜しくお願いします。
あ。そう言えば、あたしもクリアライト持ってるわ。
一つより二つ、二つより三つ…あっても損は無いわよね。きっと。
クリアライト、あたしも持ってくことにする。
野生のキノックマが悶絶から回復しそうになったら、よね。合わせる。
夢路さんは、リュックお願いします。第一投はヒュリアスさん、
それで入らなかったら、二投目くらいにあたし投げてみていい?
精霊さんには出来るだけ早く先に向かってほしいし。 -
2015/02/15-01:03
うんっ、スノーさん、そんな感じ、で良いと思う、よ!
荷台役、というか、荷台を囲んでると思われ、る、コボルト2体+コボルトボス、を荷台から引き離す、感じか、な。
そこに、ヒューリもなるべく早、く、応戦に駆けつけるつもり、だと思うからっ、無理のない範囲で、ねっ。
(もちろんっ、他にいい案あったら!スノーさんの考え、で、動いて、ねっ?アワワッ)
紫月さ、ん、突然言い出した、パペット案、了承ありがとう、だ…!
咲姫さん、どうぞ、よろしく、ねっ。
…コボルトボス、に、キノックマ質された、ら、厄介そう…だね…
もうとにかく、早く追いつくしかない…かな……(むーん)
>唐辛子ボール
そしたら、投げる、のは、
ヒュリアス、ヴェルナーさん、紫月(彩夢)さん、っていう感じ、かな。
紫月さ、ん、スポーツスキル、構わないのであれば助かる、よっ。
出来るだけ早く、動き止められるよう、頑張ろうっ
>リュック
夢路、さん、平気?じゃあ、よろしく、だ。じゃないっ、ですっ;(敬語苦手な残念な成人)
夢路さんから唐辛子ボール受け取って、ヒューリに手渡しておく、ね。
重かったら、交代も、するよっ。
コボルトとの戦闘、は、ヒューリのジョブスキル、が、ちょっと衝撃大きいかも、で、
荷台に近い間、は、キノックマに衝撃行かない、よう、当てやすそうな(大きさ的に)コボルトボス、中心に攻撃する予定、みたいだけ、ど
良い……かな?
(ヒュ「…で。ウルはなにをしながら今喋っとるのかね…」 潤「Σお、お腹がすい、て…(もぐもぐ)」) -
2015/02/14-23:49
では、ラビットさんにはコボルト達の方へ向かってもらうようにお願いしますね。
スキルについてのお気遣い、ありがとうございます。
キノックマ質は……ありえそうですね。
えっと、
咲姫さんがパペットマペットⅡの鳥でコボルト達の気を引いている隙に、
ラビットさんが近付いて……
まずは荷台役のコボルトを狙ってもらうといいのでしょうか?
……ま、間違っていたらすみません。ご指摘いただけますと幸いです。
あ、私は、そのまま野生キノックマの対応に当たりますね。
クリアライトを試すタイミングは、
『野生キノックマが悶絶から回復しそうになったら』で了解です。
リュックは、私で良ければ持ちましょうか?
一応、力は28あるので……多分、大丈夫だと、思います。 -
2015/02/14-22:13
そういえばヴェルナーもスポーツ2な事を言い忘れていました。
スキル持ちの人が多いようですし、少人数でも問題なく対処できそうですね。
スキル取得に付いては変更のできない箇所ですし、本人の意向にお任せいたしますわ。
リュックは4つありますが誰が持ちましょうか。
重さが不明なので移動の妨げになるかもしれませんし、神人が背負って精霊に適量手渡しておくあたりでしょうか?
ボールは少なめ方針ですし、背負うのは1人だけでも大丈夫かもしれませんね。
わたくしはコボルドの元に向かう精霊に付いていこうかと思います。
クリアレインがありますので、コボルドあてに目晦ましを行えればと。
>キノックマ質
鳥のパペットに賛成ですわ。
わたくしも正面足元あたりからならばキノックマへの影響はほぼなさそうに思います。
パペットのみに限りませんが、ついでに荷台の車輪も巻き込めれば機動力を削げそうですね。 -
2015/02/14-19:15
あ、そっか…街道は見晴らしが良いんだったら、回り込みは難しいか…
他の手段…えーと、パペットで鳥、一応出せるわね。
うん、行動したらすぐ消えちゃうし、攻撃受けたら破裂しちゃうから、攪乱できるほど万能でもないけど…
キノックマ質を取られる前に、先頭に威嚇も兼ねて飛ばせたら、その隙にスノーさんに近づいて貰えるかしら。
先頭のコボルトの、正面…上手く足元まで回り込ませる事が出来たら、破裂してもキノックマまで被害いかないかなとも思うし。
足元に行くんだったら蛇とかの方がいいかなとかも一瞬思ったけど、鳥の方が野良キノックマに邪魔されないか。
咲姫がパペット使う分には全く問題ないわ。
パペット使うなら、ボール投げてる暇ないだろうし、咲姫にスキル取らせるのはやめて、
あたしがスポーツを取ろうかしら。次何にするかあんまり決めてなかったから、スポーツ、挑戦してみるのもありだと思うし。 -
2015/02/14-13:09
あ……。
パペットマペット、行動したら瞬時で消えちゃう、のか…な?;
錯乱させる程は、むずかし、そう…?;
攻撃された、ら、破裂して敵にダメージ、与えられるみたい、だけど…
…荷車のキノックマ、にも、余波いっちゃう…かな…?;
やるとした、ら、先頭のコボルトだけ…が、無難だろう、か……
よ、よく考えてなく、て、ご、ごめん…だっ; -
2015/02/14-12:56
紫月さ、ん、分かりやすくしてくれて、助かる、よ!
アマリリス、さん、アプローチ承諾、ありがとう、だっ。
スノーさん、や、咲姫さん、のスキル、も、あれば心強い、とは思うけど…無理に取る必要もない、とは思う、よ。
今後の為に、大事にとっておい、てっ。
素早い攻撃が出来るスノーさんに、は、やっぱりいち早く、コボルトに向かって欲しい気持ち、かな。ぼ、僕は、だけど…っ
(周囲を伺うようにちらっちらっ)
ヒューリが第一投、OK、だよ!(ヒュ:「…他に言い回しは無かったのかね…」)
僕、も、クリアライトある、から…野生キノックマ、悶絶から回復しそうに、なったら、
夢路さん、と、2人がかり、で、目晦まししたりも、出来る、かも?
コボルトボス、いること考えると、防御高いヴェルナーさんにも、やっぱり戦いに専念してもらった方が、よい、よね。
>キノックマ質(←)
……僕、すごく、ありそう…に、思っちゃった、よ…;
先回り出来れば、いいな、と思うけど…、街道、見晴らしいい…みたいだよ、ね;
・・・・、咲姫さ、ん、の、パペットマペットⅡ、って…鳥も…出せるの、かな?(瞳が期待で輝いた←)
荷車、引くコボルト、は…鳥さんで、先手攻撃…で、できない、かなぁ…なんて(全力人頼み)
もしくは鳥さんで、錯乱、させてるうちに、スノーさんに追いついてもらって、
荷車のキノックマを真っ先に確保、とか……?
う、あ、甘い…かなぁぁ;
(また削除ごめんよ…僕、見直し、ちゃんとしよう…orz) -
2015/02/14-11:00
夢路さんも、初めましてね。どうぞ宜しく。
んと、それじゃぁボールは出来るだけ少ない数でって事で。
ヴェルナーさんのアプローチで引きつけて貰った上で、
一個目は一番確率の高そうなヒュリアスさんにお願い出来たらいいなと思ってる。
そんで、その一個目が入っても入らなくても、後は極力神人で賄って、
ヒュリアスさんにはコボルトを追いかけて貰えたらいいかな、と。
今の所までのお話でイメージしてる大雑把な流れだと、
ヴェルナーさんのアプローチでキノックマ引付ける
→ヒュリアスさんにボールを投げて貰う(その間にスノーさんと咲姫でコボルトの足止めに)
→キノックマを止められればヒュリアスさんも参戦(止められなくても通り抜け可能なら参戦)
→ボールを投げなくてもキノックマの口に直接入れられそうならヴェルナーさんも参戦
→神人でキノックマ対処中に精霊にコボルト退治して貰う
こんな感じで大丈夫かしら。
本当なら咲姫がボール投げられたら、ヒュリアスさんに即向かって貰えていいんだろうけど…
ボールを入れられるかどうかはちょっと自信ないし、それこそ無駄なラウンドになるかなー
って思ったら、先に向かわせた方がいいのかなって。
んー、でもひょっとしたら、咲姫ならキノックマ対処する位置からでもコボルト狙えるかも知れないし、
咲姫にスポーツかハンティング辺り取らせるのも、あたしは大丈夫なんだけど…どっちがスムーズだろ。
>コボルト
キノックマを人質に取ってきそうってのは、少しあるかも。
んー、キノックマの所で派手目に騒いで、足止めされてる振りしてる隙に、正面まで回り込むとか?
あっちが追い付かれてないと思ってれば、先手打てるかなーって。
今のところそれくらいしか思いつかないなぁ… -
2015/02/14-01:20
ごきげんよう、アマリリスと申します。
パートナーはロイヤルナイトのヴェルナーです。
皆様にまたお会いできて光栄ですわ。
今回もどうぞよろしくお願いいたします。
わたくしも現状の案に賛成です。
アプローチを使う事も問題ありませんわ。ダメージ効果がない方をセットしておきます。
唐辛子ボールもなるべく少ない数で済ませられればいいですね。
完全に使わないという場合には、ヴェルナーが延々とアプローチで引き付け続けるという手段もあるにはありますが。
状況的にはまずアプローチで野生キノックマを引き付けて、ボールを投げる人は投げる、でしょうか。
コボルドの足は激遅とはいえ、投げない人はすぐに追いかけた方がよさそうですね。
食べさせた後ですが、神人が何人か残ってキノックマが動き出した時にすぐ対応できればと思いました。
投げ入れて入る確率がそこまで高くないとの事なので、近くで待機しておけば口をこじ開けてボールを入れられそうかと。
それならスキルがなくても問題なく行えると思います。
絵面は少しあれですけどね。
なので精霊は最終的には全員コボルド対応にまわって迅速に片を付けられれば、と。
野生キノックマを無人放置するのもありだと思うのですが、
追いつかれてコボルドとの戦闘中に乱入されると不意に怪我をさせてしまう可能性もあるのが少し怖いかしら。
>コボルド
わりと姑息、というのが気になる所ですわね。
人語は話せるようですし、牧場キノックマを人質(?)にして脅してくる事があるかもしれませんね。 -
2015/02/14-00:12
えっと、夢路希望、です。
パートナーは、テンペストダンサーのラビットさん、です。
紫月さんは、初めまして、ですね。
アマリリスさんは、お久しぶりです。
篠宮さんは……あ、覚えていて下さったんですね。(その日の事を思い出してしまい、赤面しつつ)
えっと、改めて、宜しくお願いします。
唐辛子ボールは、もし使うのなら、
私もできるだけ少ない数で済ませてあげたいです。
ボールを投げるのに役に立ちそうなスキルは……
ラビットさんが『スポーツ Lv.1』を持っているみたいです。
2~3までなら上げられるそうですが、
他に得意な方がいらっしゃれば、コボルトの対応に回るみたいです。
私は、役に立ちそうなスキルが無いので……もし投げる時は、とにかく頑張る、くらいしか。
それなら、クリアライトで目眩ましができないかな、と。
一瞬でも動きを止められたら……あ、でも、もし口を閉じられたら意味ありませんね……。
『アプローチ』の案は、アマリリスさん達のお考え次第ですが、あったら心強いなと思いました。
(※誤字があったので再投稿しました) -
2015/02/13-08:01
それ、と、神人の、篠宮潤(しのみや うる)、だよ。
うん、紫月さ、ん、初めまして、だ。
・・・・(うわー…綺麗なお姉さん…、という顔ダダ漏れ。精霊=男、ということ完全に失念中←)
夢路さん、は、夢羊牧場で…お見かけした、ような?改めて、よろしく、だ。
アマリリスさ、ん、討伐依頼では、よく、お世話になってる、ね。またご一緒、嬉しい、よ(照笑い)
僕、も、紫月さんと、ほぼ全く同じこ、と、考えてた、よ。
えっと、一応…ヒューリが、『ビリヤード・ダーツ』スキル、Lv.4、持ってる、かな。
それで、も、一発で入るとも限らない、し、あともう一人くらい、と2人で投げ、て、
野生キノックマがこっち、注意向けてる隙に、少しでも早、く、他の皆はコボルトの足を止めに行く、感じかな、って。
ヒューリ+神人全員、でも…いいかな?って思う、けど…野生キノックマ、の凶暴さと攻撃力、が
ちょっと分からない、から…危ない、かなぁ…?
唐辛子ボールで動き止まり次第、ヒューリもコボルト討伐に、向かう、よ。
もしく、は、ヴェルナーさんのアプローチと組んで、唐辛子ボール投げ、たら…少し、は
入る確率、も、上がる…かな…。
…苦手、な、唐辛子口にするの…出来れば一回で終わらせて、あげたい…ね。
コボルトと、戦ってるうち、に、また野生キノックマ、動き始めた、ら……
ヴェ、ヴェルナーさ、ん、またアプローチ…で、惹きつけられた、り、出来る、かな…なんて…(もごもご)
ヒュリアス:
…毎度頼りっきりでスマンな、ヴェルナー…
勿論、そちらで考えがあればそっち優先で、な。
テンペストダンサー、ロイヤルナイト、トリックスター、そしてシンクロサモナーか。
なんともこれは心強い。改めて俺の方も、よろしく頼む。
※(いきなり誤字いっぱい、でっ、一回削除した、よ…!そして長文ごめん、だっ;) -
2015/02/13-07:42
-
2015/02/13-03:02
紫月彩夢。こっちは姉の咲姫。トリックスターよ。
篠宮さんとは初めましてね。アマリリスさんは…夏のお祭で姿を見かけた覚えがあるわ。
お仕事でご一緒できる機会に恵まれて、光栄よ。
どうぞ宜しくね。
えっと、一先ず…
あたし、ボールを投げるのに役立ちそうなスキルは無いけど、
野生キノックマをボールとかで大人しくさせつつコボルトに集中できたら、
キノックマを無暗に傷つけなくて済むかなって思ってるわ。
既に取得してる人って、居たりするかしら。
一応ポイントは余らせてあるから、レベル1で良ければ、無いよりマシにはなってこれるわ。
その辺は、作戦次第、かな。