プロローグ
●真夜中のショコランド
昼は賑やかなショコランドだが、夜は一転して静かなショコランド。
そんな静かになったショコランドの森の中で黒ずくめのローブを羽織った男達が弁当箱程度の大きさの箱をそっと静かにスポンジケーキの切り株の上に置いた。
「本当にこんな物で大丈夫なのでしょうか?」
「……あの方の命令だ、問題ない。それに俺達がそのような事を気にしても仕方がない」
「そ、そうですね……」
「オーガ様の為に」
「オーガ様の為に」
男達の会話はそれで終わり、その場には男達が置いた箱だけが残された。
●朝日が上って
夜明けのショコランドの森の中で男達が置き去った箱がカタカタと動き始める。
「ヨ゛ン~」
箱の中から蓋を押し上げるようにして出て来たのは7色7本のクレヨンの形をした飴細工達だ。
箱からむくりと立ち上がるクレヨン達のコミカルな目が怪しく光る。
「「我ら七色戦隊クレンジャー!」」
7体の飴細工達がそれぞれポーズを取りながら叫ぶ。
それがこの騒ぎの幕開けとなるのだった。
●A.R.O.A.にて
「大変ですショコランドで角の付いた動物達が大量発生しました!」
午前中に届いたショコランドからの報告書によると。
ショコランドにある森の中から妙な色をした角付きの動物達が現れ、暴れ回っているようです。
原因はクレヨンの形をした飴達、どうやら“虚空に絵を描いてそれを具現化”させる事が出来るようです。
このままではチョコレートを略奪するオーガ達とは別の派閥が出来てしまうかもしれません。
一刻も早く、この動物達を生み出しているクレヨンの飴細工達を退治して下さい。
解説
●目的
妙な色の角付きの動物達を描いて生み出す7色のクレヨン達の討伐。
●妙な色の角付き動物
見た目はファンシーな動物達ですが、デミオーガ程度の強さはあります。
結構色んな種類が居るようです。
●七色クレヨン
20cm程の大きさの飴細工。
「(>ワ<)」このような顔付きをしていて七色〈それぞれ赤、橙、黄、緑、青、藍、紫〉のクレヨンのような見た目をしている。
虚空に絵を描いてそれを具現化させる力がある。
このクレヨン達に戦闘力は殆ど無く、神人の攻撃でも倒せると思われるが、絵を描いて出てくる角付きの動物達には油断はしないように。
ゲームマスターより
ご無沙汰しております。
先ずはプロローグの閲覧に感謝を。
敵の名前がおかしい?お菓子だけに?(遠い目
いえ、なんでもありません。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
篠宮潤(ヒュリアス)
「召喚…するっていうけど、その時、気合の声とか…出してない、かな」 森移動中、耳すませてみたり もしも『ヨ゛ンー』が聞こえたら「!?」と耳を疑いつつ「あっ、あっち…っ?」 かのんさんの力場に入れてもらい バリアの無い左右・背後から来る敵の動き注視&避けたり庇ったり 背中合わせにお互いフォロー 新たに召喚される様を特に観察 すぐに形状など情報を仲間に伝える 「…あれって、と、鳥っ?…来るよ…!」 色によってへたっぴな絵のが居たりしたら一瞬何の動物か迷ったり←クレヨン飴に失敬 飴2本以下になったら(またはかのんさんに合わせ)飴攻撃参戦 「その能力…もっと、素敵な使い道…あったと思う、のに…」 名残押しそうに杖で叩きに |
かのん(天藍)
ショコランド到着後、角付き動物に近づく前にトランス ハイトランスはクレヨン飴発見後 角付き動物が現れた森の中、足跡等を確認 角付きの進行方向を遡りクレヨン飴を探す 角付きの色数確認、クレヨン飴の数類推 クレヨン飴捜索中に宝玉の力場を展開 攻撃から周囲の仲間を庇い防御 鳥型等上空からの角付きの攻撃も警戒 クレヨン飴発見後 絵の具現化を妨害するため遠距離攻撃を行う仲間を周囲の角付き動物から防御 クレヨン飴の数が減ったらクレヨン飴に攻撃 潤さんと連携し背中を合わせる位置取りで攻撃 お互いの死角からの攻撃を防ぐ 近くで具現化した場合は宝玉で防御しつつ、角付きを攻撃 倒したクレヨンの色確認 7色未満であれば周囲を捜索、討伐を繰り返す |
日向 悠夜(降矢 弓弦)
●心情 絵の具現化…素晴らしい能力だけど、暴れてしまうのはやっかいだね 具現化した数も多いだろうし…七色クレヨンを倒したら全部消えるとかないかなぁ? 最初の敵遭遇時にトランス 七色クレヨン捜索中、遭遇した角付きの動物達へは属性耐性の弱体化を狙って攻撃を当てる為に前に出る ただし深追いはせず、突出して囲まれる事を避ける 前線に出ている他の神人がそんな状況にならないかの注意や声掛けも可能ならば行う 七色クレヨンと遭遇したら弓弦さん達の位置まで下がる 盾を構えて他の角付き達が飛び出して来ないか周囲を警戒 何か飛び出してきた場合は盾で一時的に対処と共に 七色クレヨンが全滅したら道中と同じ様に前へ出て角付きの残党討伐を行う |
八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
七色のクレヨン飴、それぞれ味が違ったりするんでしょうか ショコランドの生き物って本当に不思議 それにしてもこのクレヨン飴、どこから来たんでしょう… 森に入ってトランス 道中は弓弦さんやサフィールさん後衛組の近くに位置 アスカ君は前衛組として少し先行しててもらう デミもどきが向かってくる方向等を見て、クレヨン飴の場所を探す クレヨン飴発見後は後衛組と一緒にクリアレインで射撃 優先目標は クレヨン飴本体>近くの地面等>デミもどき デミもどきが私を標的にしないための順位付け 閃光効果での攪乱・牽制と、デミもどきを描かれて戦力増強されるのを防ぐことが主目的 特にクレヨン飴を直接狙いに行く神人が他の敵に狙われないように援護する |
アンダンテ(サフィール)
不思議なクレヨンもあるのね 退治してしまうのが少し勿体ない気もするけど… 迷惑を掛けているのなら仕方ないわね まずはデミもどきを辿ってクレヨンの居場所を探すわ 味方から離れないよう注意しつつ 急になにか飛び出してきたりしないか空含め周辺警戒しながら進む 途中でトランスが切れても困るしクレヨン飴と遭遇したらトランスするわね 私は遠距離組の人達と一緒に行動するわ 射線に立たないよう注意しつつ武器を持って奇襲に注意しつつ防衛 ある程度片付いたら味方にくっついていってクレヨン飴退治 孤立しないよう気をつけて横沸き注意しつつ攻撃 硬そうな場合は柄で叩く そういえば飴なのよね? 大丈夫よ、さすがに食べないわ 興味はあるけど |
●ショコランドのお菓子の森
A.R.O.A.からの要請を受け、ショコランドのお菓子の森に出動したウィンクルム達は5組、お菓子の森の入口前で各々武器を取り出して身構える。
「七色のクレヨン飴……それぞれ味が違ったりするのでしょうか?」
「飴って言っても森を徘徊してるんだろ? そんなモン、口に入れたら腹壊すだろ。俺も甘い物は好きだけど流石に舐める気にはならないな」
くすりと笑い、冗談交じりの『八神 伊万里』の言葉に『アスカ・ベルウィレッジ』は苦笑いで返す。
「ふふふ、でもここはショコランドのお菓子の森みたいだからね。そこのスポンジケーキの木だったりこのグミの草とかを見る限り、案外美味しく食べられるのかもね」
まじまじと周囲の様子を見ていた『日向 悠夜』はそう言ってアスカににこりと笑い掛ける。
「それにしても絵を具現化するなんて面白い能力だけど、暴れてしまうのは厄介だね。クレヨン飴達が描き続けていたら具現化した数も多くなってるだろうし、早めに見つけたい所だね」
「うーん。無尽蔵に出し続けられるのなら脅威だけど、相手はクレヨンらしいからね、描き続けてたら自分の身が削れて自滅とかしてね。あははは」
悠夜の考察に『降矢 弓弦』が自分の考察を足して笑う。
「夢のあるクレヨンだから退治してしまうのが少し勿体無い気もするけど、迷惑を掛けているなら仕方ないわね」
『アンダンテ』は短剣〈クリアライト〉をいつでも抜けるように準備しながらそう呟く。
「そうですね。色々やらかしているようですし倒すしかないでしょう」
「でも飴なのよね……」
「そうですけど……アンダンテ、まさか食べたいのですか?」
「だ、大丈夫よ。流石に食べたりはしないわ(興味はあるけどね)」
既に魔法杖〈高峰の賢者クラバード〉を持っている『サフィール』はアンダンテの死角をカバーしながらそう答える。
「……本当に殴りに行く気かね?」
『ヒュリアス』はやる気満々の様子で祈雨杖〈小雪〉を持つ『篠宮 潤』と同じく女神杖〈ジェンマ〉を振るう『かのん』を見て溜め息を吐く。
「(こんな危なっかしい神人はウルだけかと思っていたのだがね……)」
つい、と視線を『天藍』へと向けると天藍の方も同じ事を考えていたようで済まないがフォローを頼むと頭を下げられる。
各々準備を終え、いざ森の中に入ろうと足を踏みだそうとした時だった。
「あれって……う、馬? でも、角があるからユニコーン……?」
潤が前方から走ってくる赤一色の馬を見つけ、指差す。
「……いや違うな。あれは2本角、つまり正確にはバイコーンと言うのだが……これでは単純に“馬に角が付いたもの”だろうかね」
潤の指した方向を見たヒュリアスは冷静にその赤い馬の事を言葉にする。
その赤い馬は走り書きをしたのか所々歪な線で描かれておりヒュリアスの言葉通り、“馬を描いて角を足したもの”のようだ。
「早速お出ましか。……何にせよ、かのん!」
「はいっ! 『共に最善を尽くしましょう』」
『天藍』が戦闘態勢に入るなり、隣に居たかのんはすぐにインスパイアスペルを唱える。
「天藍、気をつけて」
無事にトランス状態へと移行し、かのんの言葉に心配するなと頷きで返した天藍は双剣〈チェリーベリー〉を交差させて地を蹴った。
「『運命を切り拓く』」
天藍とかのんの対応も早かったが、伊万里とアスカの対応も早かった。
頬を差し出すアスカとそれにピッタリ合わせる伊万里、湧き上がる2匹の朱い火の鳥のようなオーラが飛び立つのと同時にアスカは真っ直ぐに走り始める。
そして伊万里はいつでもアスカをフォローするようにアスカの走る周囲を注意深く見張る。
「『友よ、共に進もうぞ。』」
天藍やアスカに少し遅れて悠夜もインスパイアスペルを唱え、口付けをする。
さぁ、と青暗い風のオーラが弓弦を中心に巻き起こり、凛々しく変わった弓弦の表情と共に長弓〈ダークムーン〉の弦を引き絞る。
先手を取ったのは天藍、描き殴った落書きのような赤い馬に飛び掛かり、双剣〈チェリーベリー〉を振り下ろす。
しかしその双剣の攻撃を赤い馬は足を曲げて躱し、下からえぐり込むような鋭い頭突きを放ってくる。
「くっ」
すぐに反応した天藍は左の双剣を斜に構えてなんとか受け、離れ際に右の双剣で反撃を行う。
すると、双剣で軽く切り裂いた部分から甘い香りがしたかと思うと、赤い馬は溶けるように消えていった。
「……意外と脆いみたいだな」
天藍がそう呟くと赤い馬が来た方向から次々と単色の落書きのような動物達が姿を現し始める。
「あぁ~っ! 僕の動物が消えちゃったヨンー!」
更にそこには動物達の頭や背に乗ったクレヨン飴達も居るようで、自分の描いた馬が消えていくのを見た赤いクレヨンが悲痛な声を上げる。
クレヨン飴達を確認するとかのんは迷わず宝玉〈魔守のオーブ〉を発動させ、盾のような力場〈バリア〉を発生させ、神人達を守るように前に立つ。
「わわっ、沢山、出て来た!」
「ウル、驚いている場合ではない。俺達も早くトランスを」
ヒュリアスは慌てる潤を一言で落ち着かせ、潤の前から隣へと立ち位置を変える。
「あ、う、うんっごめんヒューリ『バイス・エル』」
口付けの瞬間、ヒュリアスの身体がカッと光ったかと思うと緩やかな風が周囲を巻き上げる。
「アンダンテ、俺達も行きます」
「えぇ、『星の導きのままに』」
後方で様子を窺っていたアンダンテ達も、クレヨン飴を確認するとすぐにトランス状態へと移行する。
足元を中心に力強いオーラを沸き上がらせたサフィールは足を広げ、魔法杖〈高峰の賢者クラバード〉を前に突き出してどっしりと身構える。
「むむ、僕らも負けてられないヨン!」
赤いクレヨンの言葉にそれぞれのクレヨン達が頷きで返す。
「動物達を虐める悪い奴は僕ら七色戦隊クレンジャーが許さな―――」
そう言いながら赤いクレヨンが前に出て来た所を弓弦が放った長弓〈ダークムーン〉の矢が襲う。
隙だらけの赤いクレヨンは避けるとか考える暇もなくあっさりと撃ち抜かれる。
「ヨ゛ンー!?」
弓弦に軽く撃ち抜かれた赤いクレヨン〈レッド〉は断末魔を上げながらバタリと倒れ、動かなくなった。
「あ、あれ? 牽制射のつもりだったのに当たっちゃったよ……」
あまりにもあっさり命中してしまったので弓弦本人も驚いている。
それと同時に赤い落書き動物達は赤い馬を倒した時と同じように溶けるように消えていった。
「「レッド~!!」」
「いきなりレッドがやられたヨン!」
藍色のクレヨンがオロオロしながらそう言う。
「インディゴ落ち着くヨン。レッドがやられてしまったけどレッドは僕らの中では最弱だヨン。レッドの敵は僕達が取れば良いヨン」
「そ、そうだったヨン……」
紫のクレヨンの声で藍色クレヨン〈インディゴ〉は落ち着きを取り戻し、浮き足立っていたクレヨン達は一斉に敵意をウィンクルム達に向けてくる。
ウィンクルム達の周囲を取り囲むように現れた落書き動物達は猫や犬、蛇に牛など種類も豊富だ。
「なら纏めてぶっ飛ばす!」
数の差に臆せず、最初に落書き動物達の中に突っ込んでいったのはアスカ。
「『トルネードクラッシュⅡ』」
大剣〈ヒュッテガルド〉を構え、落書き動物達の間に入るなりアスカは回転、同時に大剣を振るっての回転斬りを放つ。
盛大に4~5体の落書き動物達を巻き込んで弾き飛ばす。
そして弾き飛ばされた落書き動物達は溶けるように消えていく。
「なら俺は反対側を請け負う『エトワール』」
アスカに続く形で天藍も反対側飛び出し、ステップを踏みながら通り過ぎ様に落書き動物達を切りつけていく。
「『ウルフファング』」
ヒュリアスは両手で持った太刀〈婀娜の蛟〉にオーラを纏わせ、狼の頭部に模した形状に変化させる。
そのままアスカや天藍と同じように落書き動物達の群れの中に突撃し、近くの落書き動物を片っ端から喰らい尽くしていく。
「紛い物の動物では俺の牙は防げんよ」
次々と消されていく動物達を見て焦ったのかクレヨン達は後ろに下がって新しく動物の絵を描き始めようとする。
「させないっ!」
隙かさず伊万里は構えた鉱弓〈クリアレイン〉の矢をクレヨン達に向けて放つ。
「ヨン!?」
その矢は弓弦のように綺麗に命中する事はなかったが、クレヨン達の絵の邪魔をするには十分だ。
ビクッと足を止めた藍色クレヨン〈インディゴ〉目掛けて弓弦の矢が放たれ、的中する。
「ヨ゛ン~」
レッドと同じように断末魔を上げ、インディゴはその場に倒れ動かなくなる。
同時に藍色の落書き動物達は霧散するように消えていった。
「うん。やっぱり大元のクレヨン飴を倒すとその色の動物達は消えていくようだ。僕はこのままクレヨン飴達を狙い続けるから周りの動物達の対処は任せるよ!」
赤色クレヨンを倒した時の推察が確信へと変わり、弓弦はクレヨン飴達の特性を全員に伝える。
「うぅ、インディゴもやられちゃったヨン! 皆、もっと動物達を出すヨン!」
その間にも絵を描いていた他のクレヨン達は絵を完成させ、新たな動物を具現化させる。
「へぇ、あんな風に動物を出すのね」
興味深そうにクレヨン達が動物を具現化させる様子を見ながらアンダンテは後衛組〈弓弦やサフィール達〉に近付いて来る落書き動物達を短剣〈クリアライト〉を牽制で振るいながら追い払う。
「この動物達は精霊さん達の攻撃ではすぐ倒せるみたいだけど、私達の攻撃ぐらいじゃ簡単には倒れてくれないみたいだね」
アンダンテのすぐ隣で悠夜はそう言いながら片手剣〈破邪〉で橙の山羊を切りつけ、黄色い猿からの攻撃を盾〈食いしん坊お化け〉で防ぎ、動物達の接近を防ぐ。
「……詠唱完了。全員クレヨン飴から離れて下さい! 『カナリアの囀り』」
アンダンテや悠夜に守って貰っていたサフィールは漸く詠唱を終え、集中した魔力を雷球として杖先から放つ。
ふわりと浮き上がった雷球は空中で弧を描きながら動物の絵を描き続けるクレヨン達の方へと飛来する。
「拙いヨン! 何か飛んでくるヨン!」
その雷球の事に逸早く気付いた紫色クレヨンは夢中で絵を描くクレヨン達を守るように飛び上がり身を挺して仲間のクレヨンを守る。
雷球はクレヨン達の上空まで飛ぶと一際大きく輝きその場で炸裂する。
バリリッと甲高い絹を裂いたような音と共に纏まっていたクレヨン達に拡散した電撃が襲い掛かる。
「ヨ゛ォン~!!」
「う、うわぁぁぁパープルーオレンジー!」
紫色クレヨン〈パープル〉が守れたのは青色クレヨンと黄色クレヨンと緑色クレヨンの3本だけ、少し離れていた橙色クレヨン〈オレンジ〉はパープルと同じく電撃を浴びてしまいよろよろと後退った後、コロリと倒れて動かなくなってしまう。
7色だったクレヨン達も残る所3色まで減り、それに伴い落書き動物の数も大分減ってきている。
これを好機と見た天藍は自分のやや後方で潤と死角をフォローし合うように背中を向け合い落書き動物達と対峙しているかのんの方へと後退する。
「かのん、ハイトランスをするぞ」
「はいっ! 『共に最善を尽くしましょう』」
阿吽の呼吸とはこの事だろう。
迅雷の衣〈グローム〉を翻して後退した天藍はくるりと向きを変えるなりかのんの居る方へと移動し、かのんは流れるような動作でインスパイアスペルを唱え、天藍の手の甲の紋様に口付けをする。
水面に雫が落ち、ゆっくりと波紋が広がっていくようにかのんと天藍を包むオーラの光が徐々に強さを増していく。
ここに『ハイトランス・ジェミニ』は完成する。
「潤さん、一気に行きます。私に続いて下さい!」
穏やかな水のオーラを身に纏ったかのんが女神杖〈ジェンマ〉を構えて残るクレヨン達の方へと走り始める。
「は、はい……!」
言われて潤も置いていかれないようにかのんの後ろに続く。
そしてそれを援護するように天藍はかのん達の周りの落書き動物達を抑えに行く。
「『エトワール』」
一方、落書き動物達を倒しながら突き進むアスカとヒュリアスは背中合わせに息を整え、周りの落書き動物達の数が減ってる事に気付く。
「なぁ、なんか敵の数減ってないか?」
「どうやら順調に倒せては居るようだ、俺達はこのまま動物達の注意を惹くとしようかね」
言うが早いかヒュリアスは地を蹴って動物達の真っ只中に切り込んでいく。
少し遅れてアスカも大剣〈ヒュッテガルド〉を振り回しながら動物の群れに突撃する。
クレヨンの数が減った事で後衛組〈サフィールと弓弦達〉の方へ来ていた落書き動物達の数も大分減ってきていた。
「『ダブルシューター』」
弓弦の放つ矢が近付いて来る落書き動物達を次々と射抜いて倒す。
その隙に魔力を集中させたサフィールが魔法弾を放ち落書き動物達を蹴散らす。
それでもまだ集まってくる落書き動物達は伊万里が鉱弓で閃光効果のある矢を放ち、怯ませてから悠夜とアンダンテが片手剣と短剣で攻撃を畳み掛けて後退させるのを繰り返す。
そうやって後衛組も少しずつ少しずつ敵の最後方のクレヨン達の方へと詰め寄っていく。
●残るクレヨンは3色
「うぅ、皆やられちゃったヨン……」
仲間に助けられ追い詰められながらも残った青、緑、黄のクレヨン達は後退しつつ次の作戦を立てる。
「こうなったら奥の手ヨン!」
「奥の手?」
青色クレヨンが言う奥の手とは……。
ウィンクルム達の先頭を行くのは天藍、ハイトランスを行ったかのんと潤を引き連れてクレヨン達の方に接近していく。
「……!」
何かに嫌な予感のようなものに気付いて天藍が足を止めると、クレヨン達が逃げた方向から残った3色〈青、緑、黄〉の色を使った2m程の大型の熊が現れる。
少しだけ先行していた天藍は手だけでかのん達を制して少し下がらせ、3色の落書き熊と対峙する。
「今までの動物達とは違うな……」
「見たかヨン、これが僕達の合作ヨン!」
天藍は油断なく双剣〈チェリーベリー〉を構え、腰を落として地を滑るように3色の熊との距離を詰める。
3色の熊の豪腕を軽やかに躱し、接近と同時に天藍の双剣〈チェリーベリー〉の刃がオーラを帯びて煌めく。
「『ユニゾン』」
3色の熊の伸び切った腕、ガラ空きになった脇、そして最後は弱点である眉間へと流れるような剣捌きを以って即座に3色の熊を倒してしまう。
「ヨ、ヨ、ヨン~!!」
それを見て勝ち誇っていたクレヨン達の顔色が一気に青ざめる。
くるりと180度反転して逃げようとするが、その方向からは単色の落書き動物達を蹴散らしながら進むアスカとヒュリアスが現れる。
「こっちは通行止めだぜ」
「やれやれ、逃げられると思っているのかね」
逃げ場の無くなったクレヨン達は今度は単色の鳥を描いて空から逃げようとして―――。
「悪いクレヨン飴君達はお仕置きをしないとね『ダブルシューター』」
弓弦の放つ矢で単色の鳥達は射抜かれ、溶けるように消えていく。
逃走用の鳥達が消え、為す術の無くなったクレヨン達はかのん、潤、アンダンテの攻撃をそれぞれ受けて断末魔を上げながらその場に倒れた。
「「ヨ゛ン~!」」
「その能力……もっと、素敵な使い道、あったと思う、のに……」
名残惜しそうに動かなくなったクレヨンを眺めながら潤は最後にそう言った。
こうして甘い香りの漂うお菓子の森の騒動は迅速に終息したのだった。
●飴達の後始末
クレヨン達を倒した事で落書き動物達は消え、この事件は解決……と言いたい所だが、倒したクレヨン達は倒れて動かなくなってしまっただけで飴細工としてのクレヨン達は残っている。
A.R.O.A.に持ち帰って調べた所、魔法の痕跡はあったが普通の飴になっていると言う事なのでクレヨン飴達は神人達が美味しくいただきました。
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | うち |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 01月27日 |
出発日 | 02月03日 00:00 |
予定納品日 | 02月13日 |
参加者
会議室
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2015/02/02-23:37
皆、お疲れだ。
……ウルは結局、素振りしてプランを書いていただけ、かね…?(潤「ぎくっ;」)
やれやれ。その分依頼当日は存分に動いていただこう。
では、出かける準備でもするかね……(すたすた) -
2015/02/02-23:37
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2015/02/02-23:36
私たちの方もプラン、提出しました!
任務成功します様に…! -
2015/02/02-23:32
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2015/02/02-23:32
先の発言元に、こちらもプラン提出しました
今回の依頼上手くいくと良いですよね
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2015/02/02-23:28
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2015/02/02-23:23
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2015/02/02-23:13
お疲れ様、プラン提出してきたわ。
良い結果になるといいわね。
こちらの行動としては前回言った事から特に変化はないわね。
私は孤立しないように、かのんさんと潤さんのあとをこそこそ付いていく感じになりそうだわ。
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2015/02/02-20:20
>かのん嬢
力場発動時に合わせるつもりだったので、探索時に発動するならそれで構わんよ。
すまんな、助かる。
うちの神人はかのん嬢の背後で何かしらやっているので、特にそちらのプランで割く必要はないのでな。
背中合わせの件については、ウルもしっかりそうする予定のようだ。
日向嬢の属性低下試み、承知。無理せん範囲で頼む。 -
2015/02/02-19:47
>オーブの力場について
はい、わかりました
ヒュアリスさんのお話、クレヨン飴探索の時の認識で良いでしょうか?
潤さんに隣に居て頂いて、デミもどきの様子を見て頂けるのなら心強いです
クレヨン飴叩きに行く際は、潤さんと背中合わせてお互いの死角からの攻撃を防ぎつつ攻撃を行えたらと思っていた所です
あと私達の行動ですが、安全策をと言いますか、クレヨン飴を見つけた時点でハイトランスをかけようと思っています
神人がクレヨン飴叩きに行った際に、タイミング悪く具現化したとしても多少は対応出来ると思いますので
天藍のジョブスキルは、直接攻撃のスキル外して、数が多いと思うのでアナリーゼで手数を増やしつつ、回避とカウンターを行う構成にしています
(わかりにくい所があったので、一旦削除再投稿しています) -
2015/02/02-17:19
かのんさん、まとめありがとう。
遠距離攻撃の人は固まって行動、だね。了解です。
牽制は基本的に通常攻撃だけれど、万が一クレヨン飴が逃げ出すそぶりを見せたのならダブルシューターを使用して行動を制限する予定だよ。
ダブルシューターⅡじゃないのは、威力よりも回数重視で。
クレヨン飴が居ない時の戦闘は通常攻撃で参加するね。
あと、私も属性耐性低下を狙って前に出ようと考えていてね…。
闇耐性低下の方が良いかと思ったけれど、盾が装備出来るから風耐性の低下を狙って行く予定だよ。
深追いはしないから低下できる数は少ないと思うけれど、よかったら役立てて欲しいな。
道中は前へ出て、クレヨン飴発見後は後ろに下がって周囲からデミもどきの奇襲が無いか警戒する予定です。 -
2015/02/02-13:24
そういえば。
かのん嬢、そのオーブによる力場、うちの神人も入れて頂いていいだろうかね?
オーブ正面に盾状のバリアとのことなので(補完スレ1[93]参照)、正面バリアの恩恵に預かりつつ、
バリアの無いかのん嬢の背後は守る、というかデミもどきの動きに注意しておく気でいるようなのだが。
周囲を守ろうとするかのん嬢の動きの邪魔はせんよう、よく言っておくので。
(そうなれば、何しでかすか分からん自神人から多少目を離して戦闘に集中出来そうだ…とか考えている狼) -
2015/02/02-01:01
かのんさん、まとめありがとうございます。
そうですね…遠距離攻撃可能な人たちでまとまっていましょうか。
その方が射線が分かりやすいですし。
分担は、アスカ君には主に
クレヨン飴を見付ける前段階での、道中に遭遇したデミもどきの対応をやってもらおうと思っています。
スキルはトルネードクラッシュⅡをセットしてスピード殲滅を重視
クレヨン飴を発見したら一旦後衛組の私の所へ寄ってもらいディスペンサを使用
それからまた、クレヨン飴がデミもどきを描いた際に備えて周囲への対応を、と考えています。
ウィッシュプランに書く比重は、前半の遭遇戦の方を多くとるつもりです。
役割としては露払いですね。 -
2015/02/02-00:06
かのんさんまとめありがとう。
一連の流れ了解よ。
サフィールさんにはカナリアの囀りを使ってもらう予定よ。
MP的に1回しか使えないけど、初撃で多めに敵を巻き込めたらと思っているわ。
確か識別とかできないのよね?発動前には声を掛けるようにするわ。
私は弓だと命中が不安だからナイフにしておこうかしら。
行動的には、同じくだけど数が減ったところを見てクレヨン飴の所に向かおうかと思っているわ。 -
2015/02/01-23:25
かのん嬢、まとめ感謝する。
それぞれが役割を書けば、そのまとめは大体網羅出来る…だろうかね…
うっかり誰も書かず抜けが出そうな所は、無いように思うが
気付いた方いれば教えてくれ。字数が辛いようなら此方に記載させて頂くのでな。
ちなみに俺は主にデミもどき対応させていただこう。
降矢・サフィールが牽制やクレヨン飴を狙う際には、デミもどきからの攻撃を防ぎに行く予定でおるよ。
八神嬢がクリアレイン使用、承知。
アスカが前衛に行っているなら、降矢たちのそばに居て頂ければ、まとめて護りやすいかと思われる。
それは神人全員に言えることだろうかね。
まぁそこは、アスカと相談していただければと。 -
2015/01/31-18:45
現在のお話伺う感じですと
○まず、現地で遭遇したデミもどきに対応
○デミもどきの進行方向を遡り、クレヨン飴を捜索
○クレヨン飴発見後は、クレヨン飴の討伐を優先
・遠距離攻撃を行う者が絵を描くことを妨害
・クレヨン飴への攻撃
・周囲のデミもどきへ対応 (防御、牽制、攻撃)
※神人がクレヨン飴への攻撃を行う際はある程度数が減ってから等、デミもどきが具現化する事への対応の上で行う
○クレヨン飴討伐後、デミもどき駆逐
※クレヨン飴が7体まとまっていない場合は、見つけた分から討伐、その後デミもどきの出所遡って再び捜索の繰り返し
こんな感じでしょうか?
この場合だと、天藍はデミもどきへの対応を行い、私は宝玉の力場を使って周囲の防御を行いつつ、数が減った所を見てクレヨン飴に攻撃を行おうかなと思っています -
2015/01/31-14:50
私も、対応案2に賛成です。
後衛もあまり離れずに前衛の後ろについて、
前衛とデミもどきとの戦闘中はクレヨン飴の捜索を担当、という感じでしょうか。
>神人の攻撃
ヒュリアスさんの仰る通り、7色揃っているうちは神人が前線に立って殴りに行くのは
少々危険かもしれませんね。
一体を攻撃している間に他のクレヨン飴がデミもどきを作ったら、一気に狙われてしまいそうです。
クレヨン飴を発見したら、まずは遠距離攻撃の手段を持つ人が攻撃して数を減らす方が確実ですね。
このメンバーですと…弓弦さんが牽制射撃を与えて、サフィールさんの魔法で吹き飛ばすのが定石かと。
あ、それから私も当初の予定通りクリアレインで遠距離攻撃に加わりますね。 -
2015/01/31-13:48
>対応
俺も「2」だろうかね。
飴は7本いるようだしな……神人の数より多いことを考えると、神人だけでは危険が大きかろうと思う。
日向嬢の案を推させて頂こう。
全員でデミもどきを退治しながら進み、出処に近づいていく流れだろうかね。
7本固まっている、と思いたいが。固まってなかったとしても
デミもどきの数的にパーティがバラけるのは危険であろう。全員で固まって進むのが無難に思う。
>天藍
……かのん嬢もかね?(ものっそい意外そうに見ながら←)
背中合わせは、ウルは飛びつくと思われる……(浮き足立ちそうだから当人には後で言おう、とか考えてる顔)
俺の方も止めはせんがね……
ただし7本のままでは何本ものクレヨン飴が同時にデミもどきを召喚するのを止められん可能性もあるので
神人がクレヨン飴を攻撃するのは、せめて残り2、3本に減ってからに、と一応言っておくつもりでおるよ。 -
2015/01/31-01:50
初めまして、私はアンダンテ。
パートナーはエンドウィザードのサフィールさんよ。
よろしくね。
そうね、発生源が多いしデミもどきの数も多そう。
延々とデミもどきを作られて持久戦になっちゃうとつらそうだし、早く発生源を経ちたいわね。
私も遠距離攻撃ができる人は妨害しつつの形を取るのがいいと思うわ。
一気に全部といかなくても、倒せるのからじわじわと数を減らしていければいいわね。
居場所はそういえば書いてないみたいね。
デミもどきを辿っていけばそのうち遭遇できそうかしら?
難易度が簡単だし、ばらばらに行動しているっていうのはなさそうよね。 -
2015/01/30-21:38
こんにちは、日向 悠夜です。パートナーはプレストガンナーの降矢 弓弦さん。
アンダンテさんとは初めましてだね。よろしくお願いします!
他の皆とは過去にご一緒した事があるね。改めて、よろしくね。
>対応
そうだなぁ…その中だと、私としては確実性を取りたいから2番かな。
ただ、近付くにも先ずはデミもどきを数体倒してからじゃないとと思うんだ。
デミもどきが何体いるか分からないけれど、天藍さんが言う通り20体以上は居るだろうからね…。
だから、私からも流れを提案させてもらうね。
デミの数をある程度減らす(倒した数>新規具現化数が好ましい)
その間、遠距離攻撃が可能な人は七色クレヨンの妨害
↓
ある程度減らした後、天藍さんが提案された作戦2へ移行
…そういえば、七色クレヨン達が居る場所って分かっているのかな…?
デミもどきを倒しながら七色クレヨンが居る場所を目指す形なんじゃ…? -
2015/01/30-18:47
さっきは挨拶だけだったんで、とりあえず思ってることを
デミもどきとクレヨン飴の対応
1 デミもどきを精霊が押さえ、その間にクレヨン飴を神人が倒す
(効率的だが、神人が具現化したデミもどきに襲われる可能性あり)
2 精霊も加わりクレヨン飴討伐を優先(一部の精霊でデミもどき押さえておく)、発生源を絶ってからデミもどき退治
(確実ではあるが、デミもどきを押さえられないと混戦になる恐れ)
どっちもメッリトデメリットがあるから、他に良い案が出て来ると良いなと思っている所だ
ところで皆は、このデミもどき何匹いると考えている?
大量発生したという報告と、発生源が7体ある事を考えると、それなりの数(20位?)は少なくてもいると思っておいた方が良いんだろうか
>ヒュリアス
うちのかのんは、既に片手杖持って叩きに行く気でいる
神人でも何とかなりそうだから、まあそれも有りかとは思うが・・・
そっちの話聞いて、潤さんと背中合わせて共闘できたりするんでしょうかと、目輝かせているんだよな・・・(額に手をやり溜息) -
2015/01/30-09:53
アンダンテ嬢、サフィールには初めましてだろうかね。
神人・篠宮潤(しのみや うる)のパートナー、ヒュリアスだ。以後お見知りおきを。
ふむ、良きバランスではなかろうかと。
前衛火力たちでデミ・オーガもどきの動物たちをなるべく引き受けつつ、
サフィールや降矢に、クレヨン飴とやらが絵を描くのを阻止して頂く感じだろうか?
天藍あたりは素早さで直接クレヨン飴狙いにいけそうにも思うが。
目晦ましのナイフや弓はウルも所持してはいるが、
八神嬢が可能であるなら、此方は別な方法を考えておいた方がよかろうかね。
……なにやら、うちの神人は
杖で殴ってみたい衝動に駆られているようなのだが……
(後方で、どこかウキウキと素振りしている様子を眺め 遠い目) -
2015/01/30-09:40
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2015/01/30-08:25
アンダンテさんは初めまして、八神伊万里です。
パートナーはハードブレイカーのアスカ君です。
皆さん、よろしくお願いします。
布陣を見ると、やや前のめりですがかなりバランスがいいと思います。
デミオーガもどきに関しては、油断なくしっかり役割分担すれば大丈夫ではないかと。
問題はクレヨン飴ですね…
退治、というと倒さなくてはいけないんでしょうか…
ちょっと絵面的にどうかなと思ったのですが、所詮は飴、炙って溶かすとか…?
うーん、でも火を出せるものが持ち込めるかにもよりますね。
20cmだと普通のライターでは難しいです、いっそ舐めますか…?
アスカ:
いや確かに飴だけど!変なもの口に入れるなよ!?
腹壊したらどうすんだ!
…えーと、伊万里はクリアレインを持ってるから
遠くからクレヨン飴に攻撃して、ついでに閃光効果で絵を描く邪魔をすればいいんじゃないか? -
2015/01/30-07:23
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2015/01/30-07:23
さて、久しぶりな感じの面子だな、サフィールとは初めて会うか
・・・妙な色の角付き動物にクレヨン型の飴細工の討伐か
戦闘中もこの色つきデミもどき?が増えるとしたら結構厄介かもな
まずはかのん共々