プロローグ
●カカオ香る店内と、二人のショコラティエ
バレンタイン城下から少し離れた距離にある、ショコラトリー『アンジュア』
ショコランドに数あるスイーツ店の中でも、若手シェフが堅実な仕事をする、ということで城から若干離れているにも関わらず、最近人気の出ているお店だ。
そこまで大きいお店ではないが、白を基調とした可愛い雰囲気。イートインスペースもあり、たくさんの人が訪れる。
「あれ?カッセルは?」
メインショコラティエのカッセルの姿が見えないことに気付いたのは、カッセルの片腕であるエメ。
厨房で作業中の手を休め、周りのシェフに聞いてみれば。
「さっき倉庫に材料を取りに行く、って出ていきましたが……それにしても遅いですね。もう一時間以上経ってますよ」
店からやや距離のある、チョコレートやチョコ作りの材料が置かれている倉庫。往復でも30分かからない程だ。
「んー、新作チョコの仕上げを確認したかったんだけどな。荷物が多いのかもしれんし、ちょっと見てくるわ」
そう言うとエメは店を出て、歩いて倉庫へと向かった。
一方その頃、倉庫では。
カッセルが倉庫で持っていくものをピックアップしていると、外からドスンドスン、と音が響いた。
棚に置いていた缶が落ち、中身が床などに広がる。
「地震…!?」
そう呟くも、振動は収まらない。そして外に何かいる気配がを感じた。
何事か、と窓から外の様子を覗けば……そこにはハイエナの頭を持つ怪物の姿が。
更に猪を更におどろおどろしくした怪物が数匹、ガンガンと倉庫の壁にぶつかっていた。
カッセルは慌ててドアの鍵を閉め、机や重い荷物をドア前に置き、突破されないように試みる。
あいにく連絡手段を持ち込んでいないため、店に連絡はできない。
このままでは倉庫が突破されてしまうのも時間の問題だ、と窓の外に目をやっていたのだった。
すると、カッセルは向こうからエメがやってくるのを見つけた。
そしてエメも、カッセルの姿を見つけた。勿論、倉庫の前のオーガの姿も……!
幸いオーガ達はエメに気付いていない。慌てて近寄ろうとする無謀なエメに、カッセルは窓から手で『こっちに来るな』と制す。『助けを呼んでくれ』と口をパクパク動かした。
それを理解したのか、エメは一目散に店へ戻っていった。
店へ戻ると、エメは慌てて連絡をした。
「助けてくれ、カッセルがいる倉庫に怪物が現れたんだ……!ハイエナみたいな頭のヤツと、変な猪が三匹位いて、倉庫のドアを破ろうとしてるんだ……どうか、早く助けてくれっっ」
泣きそうな声を出すエメ。
「カッセルは腕から血を流していて……あいつの腕に何かあったら、お店が……!俺達の夢が……!」
こうして連絡を受けたウィンクルム達は倉庫へと急行するのであった。
解説
●流れ
倉庫付近に着いたところから始まります。
トランスして戦ってくださいませ。
カッセルの腕を見たエメが今にも飛び出しそうな状況です。一般人なので邪魔です。
●敵
ヤックハルス 1体
ハイエナの頭を持つオーガ。動きが素早く攻撃が当てにくいです。
また狂ったように長い鉤爪を振り回してきます。
デミボア 3体
野生の猪がデミ化したものです。
ウィンクルムを狙うよりも倉庫のドアに向かってガシガシぶつかっていきます。
ドア壊されたらカッセル危うし!です。
●倉庫
そこまで大きい倉庫ではありません。
100人乗っても大丈夫!な倉庫ぐらいのイメージにて。
ただし火気厳禁。
●倉庫付近
見晴らしのいい草原の中にぽつんと可愛い倉庫が。
特に障害物もない平野です。
おまえ、店戻れ!言うてもエメがアワアワ、ウロウロしてます。
エメからチョコの香りがするので敵が寄ってくる可能性もありです。邪魔な男ですね。
守りつつ戦ったり説得して店へ戻らせてください。
●お礼チョコ
助けてくれたお礼にカッセル&エメがチョコレートやチョコレート菓子をプレゼントしますので
お店で召し上がっていってください。
どんなものが食べたいか、また苦手食材あらばぜひに。
【お任せ】ですと此方で考えて振る舞います。
お任せの場合【お任せ・甘さ控えめ】【お任せ・バナナNG】などあると有難いです。
バレンタイン前に相手の好みを探るといいよ!
●PL情報
カッセルの腕についた血……と思われるものは、振動で棚から落ちてぶちまけちゃったフランボワーズシロップです☆
PL情報につき、助けるまで真相はPCさんには秘密☆
ゲームマスターより
チョコ大好き上澤そらです。
ビターチョコ、そしてミントフレーバーが好きなのです。
それはさておき、バレンタインに王道の救出ものアドでございます……!
戦闘がスムーズにいけばその分チョコもぐもぐタイムが増えます。
王道に見えてなんだかんだ緩いかと思いますので、初心者さんも中級者さんも上級者さんもウェルカム!
自分の役割しっかりこなせば多分楽勝です、うふふん。
しかし油断もゲンキング。
精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします!
レッツチョコまみれ!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
クロス(オルクス)
お礼 【お任せ・甘さ控えめ】 行動 ・可能なら自分もエメを説得無理なら他の人に任せる ・敵が来たら守る様に前に出て敵を攻撃 ・敵⇒ウォルフ&クロス⇒扉になる様 ・扉を攻撃している敵が精霊の方へ行ったら直ぐに扉の前に立って魔守のオーブでバリア展開 説得 「おい、お前は店に戻れ カッセルが心配なのは分かるがお前がいちゃはっきり言って邪魔だ 助けるもんも助けられなくなる それにお前が怪我でもしたらカッセルが悲しむぜ? 無事を祈るなら店に戻ってカッセルの大切なもん守ってろ、夢もカッセルも俺達が必ず助けてやるよ」 討伐後 「おっ甘さ控えめのチョコだ 美味いな~(微笑 えっ?そうなのか!? 知らなかった… パフェとかケーキとか好きなのか?」 |
楓乃(ウォルフ)
●説得 ・エメの説得は一旦他の人に任せ、それでも応じないようならば自身も説得に加わる。 ・「貴方を護ることでカッセルさんの救出が遅くなるし、いらぬ危険を与えるかも知れない」と責任を感じさせるように強めに説得。 ・エメが店に戻るまで見守る。 ●戦闘 ・すぐにトランス ・シノビ2人がデミボア2体に攻撃を放つと同時に「オ・トーリ・デコイ」を残りの1体に向けて放つ。 ・デコイの成功に関わらず自身は説得側に移動し、エメがまだ説得に応じていないようならば説得に加わる。 ・説得が成功したら倉庫前に戻り、説得班の神人と固まって武器を構えて防御態勢。 ●チョコ 【お任せ】 口の周りにチョコがたくさんつきます 蕩けるような顔になります |
珠洲(ジオ)
カッセルさん、ご無事だといいのですが… 到着次第トランスします ジオくんに頑張ってと言葉を掛けたら私はエメさんの説得に向かいますね 敵の方に向かわないよう前側に立ち ここは危険なので店まで戻って欲しいことを伝えます 精霊さん達が気兼ねなく戦うためにもエメさんが傍をうろついていると 守る対象が増えて逆に討伐・救出に時間が掛かるかもしれないと カッセルさんは怪我をされているそうなので助け出したらすぐに手当てができるよう 店から治療に必要そうなものを見繕っておきませんかと伝えて誘導してみます なかなか動かない場合でも根気よく説得します なるべくお店まで送りますね チョコ お任せ・甘さ控えめ 美味しい… またきたくなる味ですね |
名生 佳代(花木 宏介)
宏介、シェフ達に怪我させるわけには行きませんわよ。 これから、お菓子を作ってもらう時期ですから。 …ゲフン、あれがデミボアと…ヤックハルス…オーガ…! ヤバイしぃ、急がなくちゃカッセル兄さんが危ないしぃ! んじゃ宏介「眼鏡で殴れ!」(トランス) エメ兄さんには店に戻ってもらうしぃ! 大丈夫、パートナーは強いしぃ! ウチラだってカッセル兄さんを助けたいしね。 エメ兄さんを店まで送り届けるしぃ。 これはアタイからのお願いなんだけど、 心配だろうけど絶対に店から出てきて欲しくないしぃ。 エメ兄さんを守る負担ができちゃうから。 甘い。…甘すぎだしぃ? 宏介、意外と甘いのイケるんだねぇ。 ちょっと早いけどうちのを分けてあげるしぃ! |
●やっぱりいない
ウィンクルム達がショコラトリー『アンジェリカ』に到着すると、エメは外に出ていったと報告を受けた。
「すみません、私たちも必死に止めたのですが……いてもたってもいられない、と」
戦闘に慣れ、敵の危険を十分に知っているウィンクルム達は一様に渋い顔を見せる。
店内に残るシェフに倉庫の場所を教えてもらい、8人は現場へと急いだ。
倉庫へ続く道を進むが、なかなかエメの姿を見つけることが出来ない。
「エメさんたら、いったいどこまで行ってしまったのかしら?ですわねぇ」
そう呟くのは名生 佳代。黒髪をおさげにし、眼鏡をかけた文学少女の雰囲気を醸し出す美少女だ。
そして隣にいるパートナー、花木 宏介に声をかける。
「宏介、シェフ達に怪我させるわけには行きませんわよ。これからお菓子を作ってもらう時期ですから」
「……俺ならやれる……あぁ動いたらこう返して……」
宏介は歩きながらも対オーガ戦のイメージトレーニングに励んでおり、佳代の言葉は耳に届いていない模様。
眼鏡をかけ理知的な雰囲気を持つ宏介。佳代と宏介はデミではないオーガ戦は初めての経験なのだ。
宏介はバレンタイン城下に向かう間実践書を読み込んできたらしい。
「……大丈夫。大丈夫、多分」
独りの世界に浸り、呟く宏介にシビレを切らした佳代。そして咳払い。
「ちょっと宏介!人の話はちゃんと聞けだしぃ!」
ゲフン、と清純派でお嬢様なイメージはあっさりと剥がれ落ち、本来の元ヤンモードに突入したわけで。
倉庫までの地図と歩いてきた距離を鑑みて、クロスのパートナーで銀狼族系テイルス、オルクスは皆に提案する。
「そろそろ倉庫に近づくハズだ。今のうちにトランスしておこう」
その言葉に皆が頷くのを確認し。
「オルク」
クロスは愛しい人の名を呼び、オルクスの頬に唇を寄せた。
男装の麗人を思わせるクロスのサラサラな青髪が風に揺れ。
『我等が絆、桜の如く永久に咲き誇れ』
クロスとオルクスの身体を、オーラとなった淡い水色の桜吹雪が包んだ。
倉庫にいるカッセルの安否を心配しつつ。
緩やかにウェーブがかったふんわりとした紫髪を持つ楓乃も、彼女のパートナーで狼系精霊のウォルフの頬に唇を。
『宵闇の月よ 光となって包み込んで』
楓乃とウォルフを漆黒の闇が包み込み、頭上に二人を柔らかに照らす満月が現れる。
その月から一つの滴が注がれれば、彼らは青白いオーラに包まれた。
その隣では銀髪をツインテールに結い上げ、青い瞳の輝く少女、珠州が。
しかし、一見少女に見える彼女だが、実年齢は……10歳程離れているかもしれなくもなく。
「カッセルさん、ご無事だといいのですが……」
そう不安げに眉を寄せる表情は守ってあげたくなる可憐な少女なわけで。
「急がないといけませんね」
珠州の隣で真剣な面持ちなのは、パートナーであるジオ。
長身のジオが珠州の声に答える。身長差実に40cmの二人。ジオが跪くように腰を屈める。
『祝福を』
トランスをし終わり、珠州は声をかける。
「ジオくん、頑張って」
真剣な表情を向ければ、大人びて見えるが実はまだ学生さんなジオはしっかりと頷いた。
「んじゃ、宏介」
来い来い、と佳代が手招きをすれば宏介は尚もイメトレ中。
「ちょっとぉ、宏介いつまでやってるんだしぃ!?」
そう言うと、佳代は宏介のネクタイを掴み、そのままグイッと引っ張る。
『メガネで殴れ!』
「……今回は間違えなかったのな」
「馬鹿にしないでほしいしぃ!」
こうしてそれぞれのトランスが済んだ。
●おまえは帰れ!
トランスを完了し、ほどなく進むと一行は草むらに座り込む男を見つけた。
「あの人……もしかして」
楓乃の声に男が振り返る。
「あぁ、君たちがウィンクルムだね!僕はエメ。待ってたよ、ありがとう!」
コック服に身を包んだエメは安堵の表情を見せる。
「敵はもうすぐだ。さぁ……」
当然のように共に進もうとするが
「おい、おまえは店に戻れ」
クロスの言葉がエメへと飛ぶ。
「いや、しかし……店にいてもあいつのことが心配で……」
「カッセルが心配なのは分かるがお前がいちゃはっきり言って邪魔だ。助けるもんも助けられなくなる」
更に続けるクロスの言葉に、エメは黙り込む。
他の皆もクロスと同じ気持ちだった。
さりげなく進行方向側に立ち、エメを前に進めないよう壁となるのは珠州。
「エメさんに傍に居られると、私達はあなたにも気をかけなければなりません。結果として救出に時間がかかってしまうでしょう」
珠州が壁となっているのを見届け、ジオが他の精霊たちに先へ進もう、と目で合図する。
エメのことは神人達に任せよう、と先を急ごうとすると……
「あ、ヤバ……あれ、多分ヤックハルスだしぃ!」
佳代が遥か彼方にヤックハルスいることを、また此方に向かってくるのを確認した。
「向かってくるのは一体だけのようだな。行こうっ」
ウォルフが片手斧、月皇兵「満」を握りしめ、ヤックハルスを迎え撃つように駆けて行く。
それに続いてオルクスも両手弓「迅雷のグリューン」を携え駆ける。
「花木さん、僕らはデミボアの方に向かいましょう」
「わかった」
ジオと宏介もウォルフ達の後を追った。
エメには珠州、佳代、そしてクロスがついている。
一瞬の間で楓乃はどちらにつこうか悩んだが、エメの説得は三人に任せ、楓乃は精霊達と共に前へと進んだ。
……小脇にアヒルちゃんを抱えて。
●安心しろよ
走り出す精霊達を見て、エメは着いていきたそうな表情を見せる。
しかし目の前には女性陣がいて動けない。
「大丈夫。パートナーは強いしぃ!」
安心させるように佳代がエメに向かい、親指を立てる。
「それに。お前が怪我でもしたらカッセルが悲しむぜ?」
クロスが真剣な表情を崩さない。そしてその言葉にエメは下を向く。
そんなエメの表情を見て、クロスは更に。
「無事を祈るなら店に戻ってカッセルの大切なもん守ってろ。……夢もカッセルも俺達が必ず助けてやるよ」
クールな表情に、ほんの少しの微笑みを添え。
「……取り乱して……すまなかった」
クロスの力強い言葉に、エメが改めて皆に頭を下げる。
「エメさん。カッセルさんは怪我をされてるんですよね?助け出したらすぐに手当てができるよう、店で治療に必要なものを見繕っておきませんか?」
珠州がそう提言すれば、佳代も手を上げ賛同する。
「アタイもエメ兄さんを店まで送り届けるしぃ!」
「そうだな。今日はライフビショップもいないことだし……楓乃、佳代、頼む」
クロスが頷く。そして、後は楓乃と佳代に任せた、と目で合図しクロスも倉庫へと向かっていった。
「すまない、頼む……」
クロスの後ろ姿にエメは呟き、珠州と佳代に守られながらエメは店へと戻っていった。
●ヤックハルスがやってきた
素早い動きで、向かってくるヤックハルス。
それを迎え撃つようにウォルフが斧を振りかぶる。
敵の鋭い鉤爪が襲い掛かってくるも、斧を一振りしヤックハルスの攻撃から間合いを取る。
ヤックハルスはウォルフを見据え、ゆらゆらと揺れながら動きを伺う。
しかし、後ろからやってきたジオ、宏介、そしてオルクスと楓乃の姿を見つけると、不利と感じたのか倉庫の方へと逃げていく。
「あ、待てっ」
皆が攻撃を加えようとする、ヤックハルスの動きは素早い。
ヤックハルスを追いかけるうちに、遠くに倉庫が見えてきた。
そしてドシンドシン、と重い音が響いてくるのがわかる。
逃げ行くヤックハルスにオルクスがパルパティアンを使い移動しながら攻撃を仕掛ける。
迅雷のグリューンから放たれた矢はヤックハルスの右肩に後ろから命中した。
ぐぎゃぁっ!と叫び声を上げ、スピードが落ちた。その隙にウォルフが敵との距離を詰める。
「くらえっっ!!」
しかし、まだまだ身のこなしが軽いヤックハルスはすんでの所でウォルフの鋭い一撃を避けた。
「俺達は予定通りデミボアに向かいますっ」
ジオが伝え、それに続いて宏介と楓乃もデミボアへと向かっていく。
(ウォルフ……頑張って……!)
不安げな瞳をウォルフに向ける楓乃だったが、その視線に気づいたウォルフは安心しろ、とばかりに軽くウィンク。
楓乃は微笑み返し、小脇に抱えたアヒルちゃん『オ・トーリ・デコイ』のぜんまいを巻きながら駆けて行った。
倉庫付近に近づくも、デミボアはウィンクルムの姿には目もくれず、全力で倉庫にぶつかり続けていた。
頑丈そうな倉庫ではあるが、どの位の時間衝撃に耐えていたのだろう。
デミボア達がぶつかるたびに倉庫が揺れているようにも見える。
「ひとまず扉からデミボア達を離しましょう」
楓乃がオ・トーリ・デコイをデミボア達に向かって放つ。
グワアグワッ、ガッガッガ!!と奇声を発しながら走るアヒル特攻隊。
その様子に三匹のデミボアは一瞬足を止める。
が、ひたすらに走り回るアヒルちゃんに興味は向かないようで、また扉への激突を始める。
仕方なく攻撃を始めようとしたジオを、宏介は手で制す。
「そこのデミボア、腹でも減ってるのか?菓子ならここにもあるぞ」
そう言うと、宏介は持参していたハロウィンのお菓子を草むらにバラまいた。
すると。
グ、グモモモモッ!!!
扉にばかり意識を向けていた三匹のデミボアがお菓子へと近寄ってきた。
「今のうちに扉をっ」
ジオの言葉に楓乃も頷き、扉を守るように移動する。
「あぁっ、残ったら拾って持って帰ろうと思ってるのに!」
宏介がそう言いながらお菓子をバクつく一体のデミボアに向かって双葉を使い左右同時に手裏剣を放つ。
お菓子に夢中なデミボアにザクザクッと手裏剣が当たり、グモアァッ!と叫び声があがる。
そしてデミボアは身体の向きを変え、宏介に向かって突進をしかけた。
「おぉっと!これが本当の猪突猛進か」
シノビである宏介はサラリとデミボアの攻撃をかわす。そして改めて手裏剣を構えた。
残る二頭のデミボアは近くのお菓子を食べ尽くしたのか、また扉へと意識を向けてきた。
それに対しジオは手裏剣「紅葉」を両手に構える。
楓乃も自身の剣、ブリザートデビルを構える……が、足元に落ちていたお菓子とぜんまいの切れたアヒルに視線を向けた。
砂を蹴り上げ、助走をつけるデミボア。
楓乃はアヒルを取り上げ、ぜんまいを巻き。背中にお菓子をくくりつけ、デミボア達に放った。
すると、デミボアの意識は動くお菓子へと向けられる。
「流石です、楓乃さんっ」
その瞬間を狙い、ジオの手から手裏剣が放たれ、一体のデミボアの腹にザックリと傷を与えた。
致命傷とはならないものの、デミボアの勢いが止まる。
そしてもう一体のデミボアはそのままアヒルを追いかけていったのだった。
●兄貴と舎弟
「ウロチョロするなっ!」
オルクスの矢が放たれる。足を狙った一撃は見事に敵の太腿に刺さった。
ヤックハルスは低い呻き声を上げるも、尚も倉庫の方へと向かっていく。
「流石にそう簡単にやられちゃくれねぇなっ」
ウォルフの斧の攻撃も敵の身体をかすめ、傷を付けるが致命傷には至らない。
戦線がジリジリと倉庫側に下がっていくうちに、オルクスとウォルフの視界に倉庫が入る。
三匹のデミボアと、仲間たちも。
そして一匹のデミボアがアヒルを追いかけ此方に向かってくるのが見えた。
「一気に始末しようぜ、ウォルフ」
ニヤリと笑うオルクスに
「了解、兄貴っ」
その意図に気付いたウォルフも笑みを返した。
オルクスがあえて距離を取らず、パルパティアンを使い近づきながらヤックハルスを射る。
ジリジリと後退するヤックハルスの腹部に勢いよく矢は当たり、ヤックハルスが後ろへよろけた。
それと同時に、向かってきていたデミボアがヤックハルスにぶつかりそうになった。その瞬間を狙って、ウォルフが前へと進み出た。
「行くぜっっ」
ウォルフの身体がコマのように回転し、ヤックハルスとデミボアの身体に激しく刃が刻み込まれる。
威力を増したその一撃により、デミボアは息絶えた。
ヤックハルスは倒れこむも瀕死の状態。
口から血を流しヒクヒクと体を動かし。それでもまだ逃げようとするヤックハルス。
オルクスはその足元に寄り、冷徹な瞳で弓矢を向けた。
そして放った矢はヤックハルスの心臓を捉えた。
「オルク!ウォルフ!」
エメの説得から倉庫へと向かってきていたクロスが2人の無事な姿と、動かない2体を見る。
そして更にクロスの視線に入る、倉庫の前で戦う仲間たち。
「行こうっ」
三人は倉庫に向かって駆け出した。
●決着
「くっ、意外と当たらないもんだな……」
デミボアの一体と対峙する宏介。
最初の双葉での攻撃はヒットしたが、なかなか攻撃が当たらない。
敵の攻撃を避けることは容易なのだが……
そう思っていると、遠くからヒュンッ!と矢が飛んできた。
その矢はデミボアの腹部に激しく刺さる。
グギャンッ!とその痛みにデミボアが倒れた所に、矢を射ったオルクスの激が飛ぶ。
「今だ、止めをさせ!」
その言葉通り、至近距離から宏介はデミボアへと手裏剣「氷海の旋律」を放つ。
眉間へと突き刺さり、デミボアは息絶えた。
「よくやったな。……いくら威力が強くても、命中させるのも大事だぞ」
オルクスが宏介に微かな笑みを見せる。そしてすぐに残りの一体へと向かっていった。
「楓乃、ジオ、よく耐えたっ」
クロスが2人が守る扉へと加勢する。
ジオによる手裏剣により扉へと近づけさせることはなかったが、まだ致命傷に至らず。
しかし明らかにデミボアの勢いがなくなっているのが見て取れる。
念のため、とクロスが宝玉「魔守のオーブ」を使用すると、半透明のオーラが扉の前のウィンクルム達を包んだ。
最後の力を振り絞り、突進してくるデミボア。
そこへウォルフが皆の壁となるように前へ出、勢いをつけ最後の一体に斧を振るう。
側面から放たれた強烈な一撃は、デミボアの身体を二つに割った。
●朱に染まる身体
「カッセルさん、助けにきましたっ」
ジオが声をかけるも、倉庫の中から反応がない。
ドアを皆で開けば、大量の荷物が倉庫のドアを防いでいた。
それらをどかし、中に足を踏み入れると……
真っ赤な海の中でカッセルが横たわっていた。
「大丈夫かっ」
オルクスが慌ててカッセルに近寄り、その身を確かめる。
楓乃は凄惨な光景に息を飲む。そして。
「……これは、酷い……」
ウォルフが口元を手でふさぐ。オルクスも己の鼻元を隠す。
「あぁ、これは酷いな。……酷く……甘い香りだ。甘いもの好きな俺でも、キツイ」
「あの、こっちに栓の抜けたフランボワーズのピューレ容器が落ちてる……」
「こっちはストロベリーの容器だ。しかも凄くへこんでいるな……」
宏介とクロスがそれぞれ容器を手に持てば。
「きっと、棚から落っこちてきて……頭に当たって気絶したんでしょうね……」
息のあるカッセルを見て、ジオと楓乃が安堵の溜息をついたのだった。
●お詫びチョコレート
「心配かけちゃってゴメンねぇ。エメも心配しすぎだよねぇ」
朗らかな表情でコロコロと笑うカッセルに、エメは申し訳なさそうな表情で頭を下げる。
「んもぉ、血まみれかと思って超心配したしぃ!」
「本当です、でも無事でよかった……」
先に店へと戻っていた佳代と珠州が息をつく。
「エメさん、お店に戻ってきてからも落ち着きがなくて大変でした」
苦笑まじりに珠州がエメを見れば、
「こいつ、昔からそうなんだよぉ。自分の怪我よりも僕のこと心配してさ。僕らからのお詫び……と言ってはなんだけど、ぜひお茶菓子でも食べてゆっくりしていってほしいな」
カッセルの言葉に、店内の各テーブルにウィンクルム達が座った。
佳代と宏介のテーブルにはシンプルなガトーショコラが置かれた。
濃厚なチョコレートに、無糖のホイップクリームが添えられ。
「あぁ、美味しいチョコレート菓子だ」
ほっこりとした表情の宏介とは逆に……
「甘い。…甘すぎだしぃ?」
甘いものは不得意らしい佳代が渋い顔を見せる。
「このぐらいなら普通に美味しいだろ」
そう言いながらバクバクと食べっぷりの良い宏介に佳代は意外そうな表情を見せる。
「宏介、意外と甘いのイケるんだねぇ。ちょっと早いけどうちのを分けてあげるしぃ!」
答えを聞く前に既にガトーショコラを皿へとドシッと乗せる佳代だった。
珠州とジオのテーブルにはロールケーキが供された。
ココアの生地でホイップクリームとチョコレートクリームが挟まれ、所々バナナやチェリーがアクセントとして入っている。
「美味しい……何度も食べたくなる味ですね」
甘さは控えめ、しかし素材の良さを感じられる上品な味に珠州はうっとりとした表情を見せた。
「本当ですね」
言葉少ななジオであるが、スプーンを運ぶペースは早く。
(……絶妙なフルーツとチョコのバランスですね……)
美味しい!そう思うもジオは年頃男子。甘いもの好きです!と公言するのやはり恥ずかしいわけで。
しかし、見た目は子供、中身は大人!な珠州にはジオの食べる勢いに甘いもの好きを見破られたのか、それとも只の気遣いか。
「ジオくん、お腹空いてましたか?よかったら私の分も食べますか?」
「あ、だ、大丈夫ですっ」
ほんのり耳を赤く染めつつ、慌ててドリンクに口を付け恥ずかしさを隠すジオであった。
クロスとオルクスにはチョコレートのタルトが。チョコレートにはほんのりとラム酒が効き、大人の味を醸し出す。
クロスにはミルクアイス、甘いものが好きと答えたオルクスにはキャラメルアイスが。
「お、甘さ控えめのチョコだ。美味いな」
クロスがにっこりと微笑みながらチョコレートタルトにフォークを落とす。ミルクアイスの冷たさとさっぱりとした味が喉を潤す。
見た目は濃厚で甘そうだが、ビターチョコレートを使用してるだけあって、ほんのりとした苦みとスッキリとした後味を感じられる。ミルクアイスも優しい味わいで牛乳の味が強い。
一方オルクスはチョコレート×キャラメルと、一見クドそうな組み合わせに見えるが、タルト生地の塩気もあり絶妙なバランスに仕上がっている。
「結構甘そうだな、オルクスの」
「ん、結構甘い。俺好みだ」
にっ、と笑いタルトを口に運ぶ。
「実はこう見えて甘党なんだよな」
「えっ?そうなのか?」
確かに以前、一緒にレモンタルトを食べた思い出などあるけれど……そこまで好きだとは知らなかったクロス。
「まぁ病気にならない程度には抑えてるけど……」
「パフェとかケーキとか、好きなのかっ?」
クロスの更なる問いにオルクスはニカッと笑顔を見せる。
付き合いが長くてもまだまだ知らない事はたくさんあるもんだ、とクロスは思うのであった。
そして……少量のラム酒にほんのりと良い気持ちになったのはもう少し後の話。
楓乃とウォルフの元には、チョコレートのミルクレープが。
「わぁあ……!」
ミルクレープ好きの楓乃には魅力的に映ったようで。
口に運ぶ前からその紫色の瞳は輝きを増している。
ウォルフには通常のチョコレートミルクレープだが、甘いもの好きの楓乃にはバニラアイスとチョコレートソースのトッピングが施されている。
いただきます、と手を合わせ口へ運ぶ二人。
「あぁ……美味しいですね」
うっとりと、しかしパクパク楓乃はケーキを口へと運ぶ。
「おい、そんなに慌てて食わなくてもケーキは逃げないぞ」
苦笑しつつウォルフもミルクレープを楽しむ。
「ん、美味いな」
クリームと生地の配分などを分析するように舌で味わうのは、彼の料理の腕が高いゆえか。
「楓乃、ちょっとアイスも一口くれな……」
「ふぁい?」
ミルクレープとバニラアイスはどんなバランスだろう、とウォルフが味見を申し出ながら楓乃を見ると……
「おい、口の周りチョコついてるぞ……」
気づかずキョトンとする楓乃に、ウォルフは己のハンカチを取り出し。
そっと楓乃の唇に充て、優しく拭き取った。
「あ、ありがとうございます……!」
恥ずかしそうな表情を見せつつも微笑む楓乃。
(こんなに喜ぶ楓乃の顔が見られるなら……バレンタインはチョコレートを作ろっかな)
ウォルフは幸せそうに食べる楓乃の姿に目を細めた。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 上澤そら |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 4 / 2 ~ 4 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 01月17日 |
出発日 | 01月23日 00:00 |
予定納品日 | 02月02日 |
参加者
会議室
-
2015/01/22-23:56
-
2015/01/22-23:54
クロス:
一応俺も説得可能なら言うようにプラン書いといた
あぁ怪我しねぇように気ぃ付けるよ
心配ありがとな(微笑)
という事で… -
2015/01/22-23:44
こちらもプラン提出しました。
お疲れ様でした。
ちょっと時間がなくて直近反応できていないですが、目は通していますので大丈夫です。
もうちょっと微修正してきますね。 -
2015/01/22-23:17
みんなおつかれー!
プラン提出完了だしぃ!
まだまだ、ギリまで変更できるけどぉ。
ヤックハルスとデミボアをぶつけるっていう作戦は可能ならやるって形にしておいたしぃ。
地道に各個撃破でもうまく連携取れれば大丈夫っしょ! -
2015/01/22-23:07
遅くなりました。
流れ把握です。
こちらもスキルは双葉をセットしていきますね。 -
2015/01/22-23:02
一旦、今の現状でプランをまとめて提出しました。
まだ後から変更可能なので、ちょこちょこ修正していきますね!
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2015/01/22-22:26
遅くなってしまってごめんなさい。(PL:仕事が長引いてしまいました…)
>作戦
「オ・トーリ・デコイ」は使う方向でプランに書いておきますね。
それじゃあ扉のガードはクロスちゃんにお願いするね。
クロスちゃんなら心配ないと思うけど、危ないかもしれないから気を付けてね?
一応ウォルフも状況見て前に出てもらうつもりだから、
敵⇒ウォルフ&クロスちゃん⇒扉
の体制で戦えるよう注意してみるね。
それとヤックハルスとデミボアをぶつけるっていう作戦だけど、
結構難しいんじゃないかと思っているんだけれどどうなのかしら…。
ヤックハルスの注意を常に反らしておかないと、素早いから気付いた瞬間突進を交わして、
こちらにデミボアが押し寄せてきちゃうなんてことも
あったりするんじゃないかなって思っちゃって…。
失敗した時のリスクを考えて、必須な作戦じゃなくて出来ればで実行くらいで考えておいた方がいいかも。
>説得
それじゃあクロスちゃん以外の神人は説得に回る、でいいかしら?
説得にちゃんと応じてくれなさそうだったら、お店まで戻るのを見届けた方がよさそうですね。
名生さんのお菓子を持参案はいいですね!
注意を向けさせるのにいいかもしれないですね。
私も何かなかったかな…(ごそごそ
既に食べきっちゃったみたい…。特にいいものが無かったです…。(しゅん
-
2015/01/22-21:32
オルクス:
あっオレのジョブスキルは今回弓矢持ってパルパティアンにした
パルパティアンならデミボアを誘導しながらヤックハルスに激突させる事出来るかも知れないからな
それにラピットファイアで命中率上げたし…
コレでイケルだろ…うん… -
2015/01/22-15:48
クロス:
>作戦
まとめると、ヤックハルスデミボア両方狙い攻撃
3体のデミボアをSI・PGが攻撃仕掛けヤックハルスの方へ注意を向けさせる
又は楓乃が持ってきた「オ・トーリ・デコイ」も使う
一応神人達も武器を持って応戦出来たらする
デミボアが扉からいなくなったら俺が直ぐにオーブのバリア展開し守る(←コレは決定で良いんだよな?)
>戦闘
SI×2で牽制して注意を逸らす→オルクが不意を付いて足狙い→機動力が落ちた所をウォルフが攻撃
↑の連携で常に攻撃
隙を見てデミボアをヤックハルスに激突させる
>エメ
取り敢えず説得
きつい言い方しても良いから店に戻るよう説得
説得組は手の空いた神人達で
今の所出ているのはこの位か?
簡単にまとめてみたが…
もしツッコミ所満載だったら遠慮なく言ってくれよな! -
2015/01/22-14:44
「両方狙う作戦で了解した。
俺は手裏剣での遠距離攻撃でデミボアの注意をコチラに引きつけるように尽力する。
デミボアをうまく倉庫から引き剥がせたら、ヤックハルスへの攻撃も加勢したい。
討伐は集中したほうがいち早く蹴りがつくと思うのでな。
スキルは「双葉」を持っていく。
オ・トーリ・デコイはお願いしたい。デミボアは3体居るしな、手は多いほうが助かる。」
んー、アタイもエメを説得する方向で動こうかなぁ。
精霊たちも強そうだし、みんなが言っている通りウチラは強いって納得させて店に戻すしぃ。
んー、ちゃんと最後まで店に送り届けたほうが良さそうだしぃ?
戻るところまで監視しておかないと、フラフラって再登場されても正直メーワクなんですけどぉ!
音の鳴るものはなかったしぃ。残念。
…甘いお菓子だったら、季節外れのクーヘンバスケットならあるけど一応持って行こうかなぁ?
宏介に持って行かせてばら撒いてもらおっと。
ふふーん、おいしーいチョコレート菓子のためにも頑張ろぉっと! -
2015/01/22-08:29
>作戦
デミボアとヤックハルスを並行して攻撃ですね。
わかりました。
私もその作戦に沿って行動しますね。
持ち物…持ち物…(ごそごそ
「オ・トーリ・デコイ」ならありますけど使います?
どこまで注意を反らしてくれるか分からないので、あまり頼り切れないとは思いますが、
だめもとでやってみましょうか。少しでも隙ができたらラッキー!な感じで…。
もし使ってもいいなら、シノビのお二方が牽制攻撃をする際に一緒に走らそうと思います。
>連携
そうですね。その連携でいきましょうか。
まずは敵の注意を扉からこちらに向ける必要がありますし、
そこは離れた所から攻撃できるシノビさんとプレストガンナーさんにお任せいたしますね。
あ、あとオ・トーリ・デコイ…。(こそっと出す
ウォルフは敵の注意がこちらに向くまで、
敵と皆さんの前に配置して防御を固めておきましょうかね。
一斉に敵がこちらに向かってきてしまった場合を考えて、
スキル「トルネードクラッシュⅡ(範囲攻撃)」をいつでも打てるよう体勢を整えておきます。
オルクスさんの攻撃で敵が弱って機動力が落ちてきたら、
一気に前へ出て再度範囲攻撃で畳みかけます。
まだそれでも扉への攻撃を敵が止めない場合は、前へ出た時に、
扉を背にして斧を振り、敵を扉から離すよう心がけますね。
>説得
私も手の空く神人で説得するで、同意見です。
念のため敵が来た場合に対応できるよう、近接武器を持っておきますね。
説得は、完全に店に戻ってもらう方向で説得、でいきますね。
-
2015/01/22-01:06
>作戦
私の意見としては【5】のままなので、扉を守る事とデミボアをヤックハルスに並行して攻撃するのに賛成です。
持ち物については急ぎの依頼ですし、準備している時間がないかもしれませんね。
私の持ち物だと特に音が鳴るものはないですね…。
ヤックハルスとの戦い方については、やはり素早い動きが問題になりそうですね。
デミボアを当てるのも回避される可能性もありますが、隙ができそうですし試してみて損はないと思います。
連携を取るのであれば、
シノビ×2で牽制して注意を逸らす→オルクスさんが不意を付いて足狙い→機動力が落ちた所をウォルフさんが攻撃
あたりができそうかなと思いました。
>説得
とりあえずエメさんに気づかれると困るので、精霊はすぐに敵を抑えに行って、
手のあいている神人達で押し戻しつつ説得して戻ってもらうという形でばらけた方がやりやすいかなと思いました。
ヤックハルスやデミボアがエメさんに向かう可能性もあるので、確実に離れるまでは安全のためにも傍にいたいなと…。
私もエメさん説得を行うつもりです。 -
2015/01/21-12:03
クロス:
最大の難関はデミボアをどうするか…だよなぁ…
確かに中衛後衛が3人いるし、距離を保ちながら攻撃は出来るな…
>作戦
基本的にヤックハルス重視で仕掛けるがデミボアにも攻撃仕掛ける
上手くデミボア3体がヤックハルスの方へ行く事が出来たら一緒に仕留められないか?
デミボアは猪突猛進、その特性を活かすならヤックハルスとごっつんこ!とかしてくれたら討伐も少しは楽に…
そんで3体全員そっちに向かったら俺が扉の所に立って魔守のオーブでバリアを張って討伐終わるまで耐えられないかな?
それか神人達がロケット花火とか音の出る物で注意を引くのもありかな?
出発迄時間ねぇし、どうにかしねぇとな…
>エメ
兎に角説得
多少きつい言い方になっても良いと思うから確実に店に戻ってもらわねェと…!
(背後:大変申し訳ございませんがこれから仕事なので次の書き込みは夜になってしまいます。帰ってきたら直ぐに覗きますので!) -
2015/01/21-00:10
初めまして、珠洲といいます。
パートナーはシノビのジオくんです。
よろしくお願いしますね。
>説得
現場は危険ですし、私も店に戻ってもらう方針で賛成です。
倉庫に閉じ込めるのは名生さんの言う通りのリスクがあるので、お店に戻って貰った方が安全そうです。
話に応じて貰えない場合でも、戦闘光景を見て一般人にできる事はないと悟って貰えれば
戻ることに納得してくれそうかなと思っています。
説得に関しては手のあいている神人が行えれば効率的になりそうですね。
>戦闘
戦闘面で厄介なのはヤックハルスだと思いますが、対応するのはデミボア優先の方がいいかなと思っていました。
扉がいつまでもつかわからないので、カッセルさんの安全を考えると扉の防衛を優先した方が、と。
扉が破壊されてしまったら状況的に救出が間に合わなそうなので、
カッセルさんを助けるとエメさんを説得する以上それは避けたいなと思いました。
説得が長引いた場合、デミボアを後回しにしている所を見られると心配して逆に居座られてしまいそうで…。
私も攻撃すればこちらに注意を向けてくれそうかなと思うので、
遠距離攻撃可能な方が多いですし、基本ヤックハルスと対峙しつつ、
射程内の人はデミボアにどんどん攻撃してこちら側に誘導しちゃった方がよさそうかなと思います。
引き付けられたら後はまた手のあいている人が倉庫に近づいて扉を守ったり、
カッセルさんに声を掛けて状況を確認したり励ましてみるのもいいんじゃないかなと思いました。
基本的にカッセルさんもへたに動かすよりは、討伐完了まで倉庫にいて貰ったほうが安全そうですね。
あと少し思ったのは、デミボアがウィンクルムより倉庫に反応するのは甘い匂いにつられているのかなと…。
エメさんのチョコの香りに敵が寄って来る事もある、とのことなので。 -
2015/01/20-23:14
おほほ、皆様、初めまして…わたくし、名生佳代と申しますわ。
…ゲフンゲフン、それとパートナーのシノビの花木宏介だしぃ。よろしくしぃ!
アタイはデミボアから片付けちゃえば、
カッセル兄さんの安全確保が楽になるかなーって思ったんだけど。
んんー…、全体的な意見に合わせるしぃ!
どっちにしろヤックハルスとデミボアの注意を倉庫とエメから逸らさなくちゃいけない気がするしぃ。
デミボアもこっちから攻撃すれば攻撃対象はウチラになるんじゃないかなぁ。
エメがどうしても店に戻ってくれないんだったら一緒に倉庫に閉じ込めちゃえー、
とか一瞬考えたけど…倉庫に閉じ込もうとしてる時にデミボアが突進してくるリスクがあるし、
やるんだったら普通に追い返すっぽい? -
2015/01/20-15:55
クロス:
楓乃、ウォルフ、久しぶり(微笑)
他は初めましてだ
そうだな、今回は一刻も争うな…
まず先に倒す相手、優先順位はヤックハルスだろう
しかしデミボアの扉攻撃にもどうにかしねぇと…
あぁもうこういう時ハイトランス習得出来てりゃ俺が何とかしたのに!!←
まぁ嘆いても仕方ねぇから黙る
んでエメにははっきりと言った方が良いな
きつい言い方になるけど、「カッセルが心配なのは分かるがお前がいちゃ邪魔だ。助けられるもんも助けられなくなる。それにお前が怪我でもしたらカッセルが悲しむぜ?無事を祈るなら店に戻ってカッセルの大切なもん守ってろ、必ずカッセルは助けるから!」とか言えば戻ってくれるはず…
作戦だけど、基本的に狙うのはヤックハルス
だが奴は素早い
先にオルクの拳銃又は弓で足を狙う
攻撃が当てにくいならスナイピングで確実に狙っていく
少しでも動きを抑える為に
動きが素早いなら動きを遅くさせれば良い
そして今回ジョブがシノビ×2とPG・HB
最悪デミボアをシノビ二人にヤックハルスを討伐する間だけでも制御してもらえれば、ヤックハルスを倒した後直ぐにそっちに向かい討伐する
と考えたが流石に無理があるよな…(苦笑)
あーでもデミボアが扉攻撃してるならデミボアを先にやっつけた方が良いのか?
デミボア3体…
神人達で対象出来りゃ分かれられるんだが… -
2015/01/20-15:22
-
2015/01/20-10:45
クロスちゃんは久しぶり!
他の皆さんは初めましてよね。
私は楓乃と言います。
そしてこちらがパートナーのウォルフです。
宜しくお願いいたしますね。
さて、何だか急を要する依頼みたいね。
倉庫に閉じ込められてしまったカッセルさんの怪我が心配ね…。
エメさんの今にも飛び出しそうな気持ちはわかるけれど、
エメさんを護っている余裕は私達には無さそうだし、
何とか説得してお店に戻っていただきたいところね…。
貴方を護ることでカッセルさんを早く救出することが出来なくなると、
重圧をかけて伝えればわかっていただけないかしら?
あまり厳しく言うのは得意では無いのですが、一刻を争うので……。
ええと、あと整理しておきたいのはどこかしら?
倉庫は見晴らしのいい草原にあるみたいだから、物陰に隠れて攻撃とか奇襲とかは出来ないと見ていいわね。
足元とかの地形も特に気にしなくても大丈夫そう。……ほっとしたわ。
ただし火気厳禁、と…。
敵はヤックハルス1体とデミボア3体……。
どちらを優先して倒すべきかしら?
倉庫を狙っているデミボアを早く倒しておきたい所だけれど、
動きが素早いヤックハルスは所々で邪魔してきそうなので
ヤックハルスから先に倒した方がいい気もするわね。
どちらから対応するかによって作戦が変わってきそうなので、
皆さんの意見を聞かせていただけると助かります。
あ、とりあえず私の意見を話してみただけなので、
皆さん遠慮せず思った事は言ってくださいね…!!
私、結構偏って考えちゃうことがあるみたいだから……。
色々議論できると嬉しいです。