プロローグ
「そういう訳で、この祠は封鎖させていただきます!」
びしっと指差して宣言した幼女に、中骨を抜いた和傘を頭に被り、提灯を持った少年のような妖怪──『雨降小僧』は、首を傾けました。
「よろしくお願いしますわ!」
「塞! 塞! 塞!」
幼女の後ろから、岩石で出来た土偶みたいな外見の大きな影がぬっと現れると、出入りが出来ないよう祠の周囲を縄で封鎖し始めます。
チリン!チリン!
和傘についた鈴を揺らし、雨降小僧は慌てて幼女と土偶のようなものを止めようとしますが、
「『人間界風紀粛清大作戦』のため、貴方に拒否権はありませんッ! すべてはカガヤ姫様のためにっ」
幼女が仁王立ちで雨降小僧の前に立ち塞がります。
チリン……。
雨降小僧は途方に暮れる鈴の音を響かせました。
幼女は、甕星香々屋姫(みかぼしかがやひめ)が派遣した童子(どうじ)。そして、付き従うは塞の神(さいのかみ)。
恋愛について勘違いしまくっている甕星香々屋姫は、風紀を正す為という理由で、恋人達が立ち寄るスポットを尽く封鎖しています。
『雨降小僧の祠』も、そのターゲットになったのでした。
『雨降小僧の祠』は、以前ウィンクルム達が1000年鏡で100年時を遡り、雨降小僧の涙を止めたエピソードがある場所です。
その時のウィンクルム達の活躍が言い伝えられて、気付けば『恋人と訪れると末永く幸せになれる』という噂が広まり、人気スポットとなっていました。
引っ切り無しに訪れる恋人達──その幸せそうな姿を眺めて、雨降小僧は平和に過ごしていたのですが……。
「塞! 塞! 塞! とうさぬぞう!」
やって来る恋人達を追い払う塞の神に、ついに人足も途絶えてしまう始末。
チリン、チリン……。
雨降小僧は寂しそうに鈴を鳴らす事しか出来ません。
「神様、どうしたの?」
塞の神が張った縄を潜って、一人の青年が雨降小僧に歩み寄りました。──カップルでなければ素通り出来るようです。
チリン!
縋るような雨降小僧の眼差しに青年はポリポリと頬を掻きました。
「成程──最近やたら通行止めにされてる奴が、ここまで来た訳か」
「いーことじゃないか! 景友!」
「そうともさ! リア充爆発しろ!!」
「お前ら……デズとダグ」
賑やかなハモる声に、景友と呼ばれた青年は、少しうんざりした顔で振り返ります。
そこには、まるで子供向けヒーローショーのようなポーズを取った、赤髪と青髪の青年二人が居ました。
「バカ双子、こんな所で何してるんだ?」
「バカとはなんだ、バカとは!」
「リア充が爆発する様を見に来たに決まってるだろう!」
双子はプンプン肩を怒らせながら、完璧に縄を張り終わった塞の神を、キラキラした眼差しで見上げます。
「強そうで実に結構!……だが、その顔に書いている文字は何なんだ?」
「『いくらよんでもへんじをしないものはなーんだ?』???」
「これはなぞなぞです」
エヘンと胸を張って童子が答えました。
「このなぞなぞに正解すると、神の鎧が砕ける仕組みなのですよ」
「えー!」「ダメじゃん!!」
双子は声を揃えて渋い顔をします。
「こんなのカンタンだし!」「直ぐに解けちゃうよ!」
それだと、ウィンクルム達の爆発する様が見れないではないか!
美男美女カップルを羨むばかり、双子はウィンクルム達の不幸な姿を見たがっていました。
「お前ら、セイテー」
「景友に!」「俺らの気持ちが分かるか!」
ガムを食べながら、ちょっとエッチな雑誌を手にしている双子を、景友は生暖かい目で見ています。
「俺達がもっと面白いクイズを考えてやるよ!」
「例えば、今日のパンツ何色?とか」
「いや、最早それは、単にお前らの聞きたい事だろ」
景友が頭を抱えた時でした。一際大きな風が吹いて──。
「塞!? 塞!? 塞!?」
塞の神の顔面に、双子が持っていたちょっとエッチな雑誌が張り付いていました。
双子の吐き出したガムを間に挟んで、べったり。
「塞ーッ!?」
視界を塞がれ混乱した塞の神が暴れ出しました。
童子と双子が、その拳圧に吹き飛ばされます。景友は咄嗟に雨降小僧を抱えて、後ろへ飛んでいました。
「きゅ~……」
童子と双子は、地面に倒れて意識を失います。童子の声が聞こえなくなり、塞の神はますます混乱して暴れ始めました。
「……大変だ!」
景友は雨降小僧の手を引いて、走り出します。
A.R.O.A.へ助けを求める連絡が来たのは、それから直ぐに事でした。
解説
『雨降小僧の祠』で暴れる塞の神を止めていただくエピソードです。
<場所情報>
巨大岩の岩肌を抉るように形成されたくぼみの中に、木製の社殿。その社殿の前は開けており、ちょっとしたお祭りが出来るくらいのスペースがあります。
周囲は森で、木々に囲まれています。少し人里離れた、ひっそりとした場所です。
塞の神は、現在のところ、社殿前のスペースで暴れています。
社殿が破壊されないよう、周囲の森に被害が出ないよう、配慮が必要です。
<敵情報>
・塞の神
神の鎧を身に纏っており、とてもタフです。
顔の部分になぞなぞが書かれており、そのなぞなぞを解けば、神の鎧が砕けて、普通にダメージが通るようになります。(それでもかなりタフです)
ウィンクルム到着時は、顔面にちょっとエッチな雑誌が張り付いており、混乱して暴れています。
何とかちょっとエッチな雑誌を剥がして、顔部分のなぞなぞを確認する必要があるでしょう。
闇属性が弱点です。
なお、ちょっとエッチな雑誌を剥がすと、雑誌の影響か、はたまた双子の怨念か、なぞなぞは以下のものに変化しております。
『きょうのぱんつのいろは、なにいろ?』
クイズというより、質問です。
誰のとは記載されておりませんので、勇気ある誰かの答えで、神の鎧が砕けて塞の神は我に返る筈です。
<登場NPC>
・童子(外見8歳)……社殿前で気絶中。安全な場所まで運んであげてください。
・デズ&ダグ(17歳)……双子のチャラい外見の色々残念な青年。同じく社殿前で気絶中。気が向いたら、安全な場所まで運んであげてください。
・景友(かげとも)(17歳)……刀鍛冶の卵。双子とは腐れ縁。双子を助けてあげようと機会を伺いますが、基本、ウィンクルム達に委ねます。
・雨降小僧(?)……祠の主。景友やウィンクルム達に協力します。基本は、ウィンクルム達にお任せ。
ゲームマスターより
ゲームマスターを務めさせていただく、『お正月はひたすら餅とみかんを食べてた』方の雪花菜 凛(きらず りん)です。
コメディなアドベンチャーをお届け致します。
皆様のお力で、『雨降小僧の祠』を無事守り通して下さい!
戦いの中、皆様の絆を見せつける事で、童子を通して甕星香々屋姫へよい影響を与える事も出来ます。
皆様の素敵なアクションをお待ちしております!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
淡島 咲(イヴェリア・ルーツ)
現場に到着後状況が確認でき次第トランス。 精霊さん達が賽の神を担当、神人は救出を担当予定。 ガムを剥がすための油を準備。 賽の神さんすっかり混乱してますね。 えっちな雑誌の影響でしょうか…もともと風紀の取り締まりに来たようですし。 賽の神にはさらに混乱してもらうためにも精霊さん達で四方を囲み攻撃。撃破が目的ではなく転倒が目的。 転倒後はもってきた油で剥がす。 油はガムが取れやすくなると聞いたので事前に準備し精霊さんに渡します。 私は童子ちゃんが巻き込まれないように賽の神から距離を取る様に救出。 若干不安ですが八歳くらいの子ならおんぶで運べるでしょう。 ウィンクルムの絆、見て行ってくださいね。 ってイヴェさ…! |
月野 輝(アルベルト)
雨降小僧さんの祠、賑やかになって良かったって思ってたのに何てこと 頑張って平和を取り戻さないとっ(握り拳ぐっ (雨降小僧と一緒にいる景友を見て) あら?景友さん?…のはずないわよね でもどことなく似てる気が…もしかして? 名前、聞いてもいいかしら 護り刀は元気? ■行動 景友に気絶者を運ぶのを手伝って欲しいと頼みデズを二人で運ぶ 運び終わった時に他の組がまだ運んでたら手伝う ■なぞなぞ これ、なぞなぞじゃなくない? パ……下着の色なんて聞いてどうするのよ、全く 見せろって言われてる訳じゃないし色くらいなら答えても… そ、そうよね、誰のって言われてないもの ええっ!?どうして知ってるのよ!? (ホッとした後の不意打ちに真っ赤に |
日向 悠夜(降矢 弓弦)
●心情 あらら…色々と大変な事になったね 思い出がある雨降小僧さんや景友さん達の為に頑張ろっか 最初に油を弓弦さんへ渡しておくね 私達は救出へ 担架を使いダグさんを珠洲さんアメリアさんと協力して運ぶね 担架が無い場合は…引き摺ってでも、ね? 運搬後又は運搬前に雨降小僧さんに少し声を掛けたいな 「かみさま、きっと大丈夫だから…皆の応援をよろしくね」 全員運んだら賽の神がこちらへ向かってきても 時間を稼げるように、守れるように盾を構え待機するよ なぞなぞは… なるほど…賽の神の心情と連動しているんだねぇ 最後に雨降小僧さんへ弓弦さんと一緒に話しかけたいな 「今年もよろしくお願いするね、かみさま」 ●申請 担架 家庭用食用油 応急道具 |
珠洲(ジオ)
初依頼ですね… 緊張しますが頑張らないと 現地についたらかがんでもらってトランスします 少し不安ですが…ジオくんならきっと大丈夫だと思います その後は気絶している人の救助に向かいますね 私は3人がかりでダグさんを運びます どちらか区別が付かないなら確認 運ぶ前に軽く声を掛けたり頬をはたいたりして意識の有無を確かめます 担架があるならそれに乗せて安全な場所まで避難します ないなら持ち上げて、難しそうなら引きずってでも現場から離しますね 精霊さん達は大丈夫でしょうか… 何事もなければいいのですけど 目が覚めたようなら怪我はないか確認しておきますね お説教は得意ではないのでお任せします とりあえず…無事でよかったです |
アメリア・ジョーンズ(ユークレース)
まったくもう、新年早々嫌な依頼来ちゃったわねぇ…。 えーっと、今回の目標は…なるほど、エッチな雑誌ねぇ…。 兄の部屋で何度か見たことあるけど、あーゆーのに頼るより、実際の彼女作った方が楽なのにね。 え?なに?…自分も似たようなものじゃないですか…って!別にあたしそんな雑誌に頼ったりなんかしないわよ! 頼るとしたらファッション雑誌くらいよ! さてと、コイツを運べばいいの? へー顔はいいのに残念なイケメンって、こーゆー奴らね。 とりあえず、運ぼーっと(軽々とダグを持ち上げる) おっ、双子起きたわね。 って、ちょっと寝ぼけてないであたしの話聞きなさい! アンタらね、ちょっと色々言わせてもらうわよ! ※叱り方はお任せします |
●1.
(雨降小僧さんの祠、賑やかになって良かったって思ってたのに何てこと)
月野 輝は小さく拳を握り締めた。
懐かしい雨降小僧の祠は、塞の神が振り上げる拳で暴風が吹いていた。
「兄の部屋で何度か見たことあるけど、あーゆーのに頼るより、実際の彼女作った方が楽なのにね」
そう言い切るアメリア・ジョーンズの視界の先には、水着の女性が大胆なポーズを取った写真が目立つ雑誌。それがべっとり塞の神の顔面に貼り付いている。
ふと隣から突き刺さる視線を感じて、アメリアはそちらに視線を向けた。
「何よ、ユーク」
「いや、エイミーさんも似たようなものじゃないかなーって」
ユークレースはニコニコとアメリアを指差す。
「べ、別にあたしそんな雑誌に頼ったりなんかしないわよ! 頼るとしたらファッション雑誌くらいよ!」
赤くなって吃るアメリアだが、ユークレースは『へーそーなんですかー』と生返事だ。
「ウィンクルムの皆さんですか?」
祠の入り口に立つウィンクルム達に、少し遠慮がちな声が掛かる。
「ええ、そうですよ」
アルベルトが答えると、木々の影から、一人の青年が姿を現した。
「俺が通報しました。来て下さって有難う御座います!」
礼儀正しくお辞儀をする青年に、輝は懐かしさを覚える。
(景友さん?……の筈ないわよね)
それは1000年鏡を使った依頼での事。500年前の人喰い刀誕生を巡る騒動の中、刀鍛冶の景友という男性と出会った。
(でもどことなく似てる気が……もしかして?)
「名前、聞いてもいいかしら」
輝の問い掛けに、青年は笑顔で答えた。
「景友といいます。よろしくお願いします」
「景友、さん?」
輝の隣で、日向 悠夜も大きく瞬きをする。思わず輝と顔を見合わせた。
その後ろでは、アルベルトと降矢 弓弦も視線を交えている。──四人とも、人喰い刀誕生を巡る騒動で景友と出会っていた。
「護り刀は元気?」
予感に僅か震えながら輝が尋ねると、景友は嬉しそうに微笑んだ。
「はい! 毎日磨いてますよ。大事な刀ですから……って、どうして刀の事を?」
不思議そうに首を傾ける景友に、輝は瞳を細める。
「この件を片付けたら、お話しましょう」
チリン! チリン!
その時、鈴の音と共に、小さな妖怪が景友の後ろから姿を現した。
「かみさま」「雨降小僧さん」
悠夜と輝の声が重なる。
雨降小僧は、チリン!と嬉しそうに鈴を鳴らしてから、深刻そうな顔で社殿の方向を指差した。
「大変、です……!」
その方向を見た珠洲が、思わず声を上げる。
同じ場所をぐるぐる回っていた塞の神が、ゆっくりと社殿の方向へ向かい始めていた。
「まずいですね」
ジオは表情を険しくした。社殿の前には、気絶している三人も居る。
「賽の神さん、すっかり混乱してますね。えっちな雑誌の影響でしょうか……まず、あの雑誌を剥がさないと」
淡島 咲は用意してきた油を、イヴェリア・ルーツに手渡す。
「油はガムが取れやすくなると聞いたので」
「ああ、たっぷり掛けて雑誌を剥がそう」
イヴェリアは、咲を安心させるように微笑んだ。
「ジオくん、お願いします」
「はい」
ジオもしっかりと頷くと、用意してきた食用油のボトルを取り出す。
他のウィンクルム達も、精霊達が油のボトルを持った。
「社殿と森に被害が出ない様にしないとね」
弓弦の言葉に悠夜が頷き、二人は気絶者を運ぶためにA.R.O.A.から借りてきた担架を手に、周囲を慎重に見渡した。
幸い、塞の神は同じ場所をぐるぐる回っており、まだ社殿や森には被害は出ていなかったのだが、社殿の方向に傾き出したので、方向転換させる必要がある。
「精霊の皆さんが塞の神を止めている間に、私達で童子さん達を助けるんですよね」
行き掛けに話し合った手順、それを確認するように珠洲が言うと、咲は頷いた。
「私が童子さんを、珠洲さん達で手分けして双子さん、ですね」
「その事で、景友さんにお願いがあるの」
輝は景友を見上げる。
「私と一緒に、双子さんを運ぶのを手伝って貰えないかしら?」
「勿論です!」
景友は力強く頷き快諾した。
「かみさま」
心配そうに傘を揺らす雨降小僧の前に、悠夜はしゃがんで視線を合わせる。
「きっと大丈夫だから…皆の応援をよろしくね」
チリン!
鈴の音に悠夜は微笑んだ。
「さぁ、行こうか」
「ええ」
「はい!」
「よーしっ」
「は、はい!」
ウィンクルム達は頷き合い、それぞれ触神の言霊を響かせる。
「友よ、共に進もうぞ。」
「友の力をこの身に」
「貴方にすべてを捧げる」
「さぁ、マジックショーの始まりです。」
「珠洲さん」
ぎこちなく見つめ合った後、珠洲の前でジオが身を屈めた。
珠洲とジオにとっては、初めての任務。緊張しない訳がない。
けれど、頑張らないと。
覚悟を決めた眼差しで、珠洲の唇が近付く。
ドキドキと勝手に早くなる鼓動に、ジオは必要な事だから、と自分に言い聞かせた。
「祝福を」
力ある言葉と共に、頬に柔らかい感触。次の瞬間、ジオの身体には不思議な力が満ちる。
「参りましょう」
アルベルトの声と共に、それぞれのオーラに包まれたウィンクルム達と、緊張した面持ちの景友は、大地を蹴って駆け出した。
●2.
「社殿の方向には、行かせない!」
弓弦は狙いを絞って、長弓『ダークムーン』を射る。
澄んだ音を響かせ、弓矢は塞の神の足元へと突き刺さった。
「塞!?」
「降矢さん!」
続けて、ジオが手裏剣『紅葉』を打つ。それに気が向き、驚いた塞の神の足が止まった瞬間を狙って、弓弦は社殿の方向へと走った。
そうして、精霊達は四方に散って、神の周囲を取り囲む。
弓弦は、塞の神の正面となる社殿の前へ。
イヴェリアは、向かって右側。
ユークレースは、左側。
ジオは塞の神の背後。ジオの更に後ろに、アルベルトが潜む。
「ここまでだ」
2丁拳銃「百花」を構え、イヴェリアが足元を集中的に狙い撃つ。
キン!キン!
神の鎧が銃弾を弾き返すのを確認し、イヴェリアは眉を顰めた。通常攻撃では通りそうにない。
「塞!? 塞!? 塞!?」
攻撃を受け、塞の神が地団駄を踏んだ。ぐらりと地面が揺らぐ。
「大人しくしてくださいね!」
ユークレースのマジックブック『目眩』が、神の頭へ体当たりした。
「塞~っ!?」
衝撃にくわんくわんと神の頭が揺れる。
「今の内に!」
ジオの言葉に、神人達と景友は、担架を手に一気に社殿へ駆け抜けようとする。
「塞! 塞! 塞!」
気配を感じたのか、神が神人達の方向へと向いた。
「貴方の相手は」
「こちらだ!」
ジオの手裏剣とイヴェリアの銃が、塞の神の胴体を捉える。
「させない!」
「だから大人しくして下さいって」
怒りに任せて振り上げられる腕へは、弓弦の弓矢とユークレースのマジックブックが当たって止めた。
アルベルトに庇われながら、神人達は社殿の前まで辿り着く。
「景友さんは、私と一緒に赤髪の方を」
「俺がおぶります。手伝って下さい!」
景友は、輝に手伝って貰い、双子の赤髪の方──デズを背負う。
「よいしょ……! あ、凄く軽いです」
咲は童子をおんぶした。軽さにびっくりしてしまう。
「へー顔はいいのに残念なイケメンって、こーゆー奴らね」
アメリアはだらしない顔で気を失っている双子の青髪の方──ダグをじっと見つめた。
「ダグさん? ダグさん?」
珠洲は名前を呼んで、軽く彼の頬を叩いてみるが、反応はない。
「意識……ないみたいですね」
「じゃあ、三人でタイミングを合わせて、担架に乗せようか」
「はい、頑張りましょう……!」
「あ、へーきへーき。これくらい軽いもんだよ」
アメリアは、悠夜と珠洲にヒラヒラと手を振ると、一人でダグを軽々と持ち上げ、担架へと乗せた。
「凄いね……!」
「力持ちさん、です……!」
目を丸くする悠夜と珠洲に、アメリアはパチンと片目を閉じた。
「力仕事なら任せて。さっさと運んじゃおー」
担架の前をアメリア、後方を悠夜と珠洲が担当する事にする。
「皆、大丈夫?」
輝の声に、一同は頷いた。
それを確認して、輝はアルベルトの方を見遣る。アルベルトが軽く片手を挙げた。
『隙を作りますから、その間に』
言葉は無くとも伝わった。輝は頷く。
「避難のタイミングが来るまで、皆は私の後ろへ」
盾『食いしん坊なお化け』を構えて、悠夜が前に出た。
●3.
精霊達の攻撃は的確だったが、神の鎧のせいでダメージはほとんど通っていない様子だった。
「皆さん」
アルベルトが手を挙げるのに、精霊達は頷く。
神人達が気絶者を確保した。彼女達が逃げる隙を作るタイミングが来たのだ。
素早く銃に弾丸を装填し、イヴェリアは金色の瞳を細める。
向かい側に居るユークレースと視線を合わせた。ユークレースが青色の瞳を煌かせ頷く。その手から、マジックブックが放たれた。
困惑と錯乱の力を持つマジックブックが、塞の神を弄ぶように、体当たりを繰り返し纏わり付く。
「塞~ッ!!」
マジックブックを振り払おうと放たれた拳へ、イヴェリアが放った銃弾が正確に着弾し、それを妨害した。
「足元がガラ空き、です!」
ユークレースとイヴェリアの攻撃に翻弄される神の足首を狙い、ジオが手裏剣を打つ。
「塞!? 塞~!!」
ダメージは通らないが、危険を感じた塞の神は、攻撃を避けようとジャンプする。
「今だ!」
そこへ、ラピットファイアで命中精度を上げ狙っていた弓弦が、必殺の一矢を放った。
ダブルシューターの連続弓撃。
二本の弓矢が左右から神の足を捉えた。
傷こそ入らないものの、衝撃は大きく、神が蹈鞴を踏む。
その瞬間を、アルベルトは待っていた。
ジオの後ろから密かに飛び出し、神の膝裏へ狙い澄ました太刀『婀娜の蛟』の一撃を叩き込む。
ぐらりと神の身体が傾いた。
「これで、どうです!!」
アルベルトは、渾身の力で太刀を一線する。
「塞~ッ!?」
ズズーン!
砂埃を上げて、塞の神の身体が仰向けに倒れた。
「輝!!」
「皆、今よ!!」
輝の声に、神人達と景友は全速力で、祠の入り口まで駆け抜ける。
「今、その雑誌を取ってやるからな」
一方、精霊達は、イヴェリアを先頭に一斉に持っていた油を塞の神の顔に掛けていた。
ガムには、油と混ざると溶けるという性質がある。
「さ、塞~ッ!!」
ガバッと神が身を起こすのに、精霊達は再び四方に散った。
固唾を呑んで、神の顔に張り付いた雑誌の様子を伺う。
ずるり。
「やった……!!」
祠の入り口に辿り着いた神人達が、手を叩き合う。
雑誌は剥がれ落ち、神の顔が顕となっていた。
「……ナニアレ?」
しかし、次の瞬間、アメリアの言葉と共に、一同は沈黙する事となる。
『きょうのぱんつのいろは、なにいろ?』
現れた塞の神の顔には、そんな質問が書かれていたのだ。
●4.
「なるほど……賽の神の心情と連動しているんだねぇ」
悠夜が感心した様子で言う隣で、咲と珠洲がふるふると震えた。
「で、でも、こんな質問って……!」
「最早、なぞなぞじゃない、です……」
「パ……下着の色なんて聞いてどうするのよ、全く」
輝も呆れ顔が息を吐き出す。
「ナンカ、本当にスミマセン!」
景友が、呑気に気絶している双子を恨めしげに見つめ、恐縮しきりに頭を下げた。
「別にそれくらい教えてもいいわよ、減るものじゃないし」
アメリアはあっけらかんと言い切った。輝も少し悩みつつも頷く。
「そうね。見せろって言われてる訳じゃないし色くらいなら答えても……」
取り敢えず、質問に答えるべく、神人達は精霊の元へと駆け出す。
「は、はれんちなー!!」
神人達の背中を見送っていると、幼女の声が聞こえ景友は振り向いた。
意識を取り戻した童子が、顔を真っ赤にしてプルプル震えている。
「答えてあげるから、耳をかっぽじってよく聞きなさい!」
駆け寄ってきたアメリアが、びしっと神を指差した。
「待って下さい、エイミーさん」
その前ににょきっと現れたユークレースが、人差し指を立てる。
「ここで僕から問題です。手品師の好きな文房具は?」
「……」
ブブーッ!
塞の神の顔に、バツ印が浮かぶ。どうやら駄目らしい。
「何で問題なんて出してんのよ!」
「因みに、答えは『マジック』です。冴えてるでしょう?」
カメラ目線でにっこり笑うユークレースの後ろ頭に、アメリアのツッコミチョップが炸裂した。
「「次は私が答え―……」」
同時に前に出ようとした咲と輝を、イヴェリアとアルベルトが止める。
「『誰の』との指定はない」
「女性のとは書いてませんから」
「あ、成程……」
質問に面食らっていたジオが、ぽつりと呟いた。
弓弦は同意を示し、コクコクと頷く。
(けど、僕はパンツじゃないから答えられないなぁ)
ポリポリと頬を掻く弓弦さんの、今日の下着は『白のふんどし』だそうです。
イヴェリアとアルベルト、二人の精霊は、前へ出て塞の神を見上げた。
「答えてやろう、俺の今日のパンツはシャンパンゴールドだ!」
「今日は黒ですが何か?」
(しゃ、シャンパンゴールド……)
どうしてこんなにドキドキしてしまうんだろう?
咲が胸を押さえていると、
「お前などにサクの下着の色を知られる訳にはいかないからな、むしろ俺がしりた……」
「きゃー!!?」
とんでもないイヴェリアの言葉が聞こえて、咲は慌てて後ろから背伸びして、彼の口を両手で塞いだ。
ぷるぷると足が震える。
「すまない。だがこれも純粋な思いだ」
そんな彼女を抱き留めて、イヴェリアは耳元で言う。咲の顔がこれ以上ない程、真っ赤に染まった。
一方、アルベルトは輝に顔を寄せ、こっそりと囁く。
「今日の色は白ですよね」
「ええっ!? どうして知ってるのよ!?」
思わず大声を上げて、輝の顔も赤く赤く染まる。
「おや、当たってしまいましたか」
にっこりとアルベルトが微笑んだ。とても良い笑顔だ。
ピンポンパンポーン!
場違いなくらい明るい音がすると同時に、ボロッと塞の神の身体を覆っていた鎧が崩れ落ちる。
「男のでも良かったんだ」
アメリアが何だか悔しそうに言った。
「さて、鎧は崩れましたが……油断はしないで下さいね」
くいっと眼鏡を上げて、アルベルトが輝を庇うようにして前に出る。
「珠洲さんも下がって」
手裏剣を構え、ジオも油断なく神の様子を伺った。
「サク、下がっていろ」
イヴェリアも咲を開放すると、銃を構える。
「エイミーさんも下がってた方がいいですよ」
「……気を付けなさいよ」
マジックブックを開くユークレースは、アメリアににっこり笑顔を見せた。
「悠夜さん、頼みます」
「皆!」
弓弦の言葉に頷き、悠夜は盾を構えて、神人達を呼び寄せる。
ゆらり。
神が立ち上がる。
精霊達が武器を構えた時、
ばさっ!
神の手に白旗が握られていた。
「私達の、負け、ですわ」
景友に付き添われるようにして、童子が歩み寄ってきていた。
●5.
「塞の神が暴走した挙句、あんな質問まで──大失態ですわ。そして、止めて下さった皆様へは感謝しかありません」
深々と童子は頭を下げる。
「怪我がなくて、本当によかったです」
珠洲は穏やかに微笑んだ。
「うぅ……優しい! 天使だ……!」
後ろでは、双子が感涙にむせている。
「あんな状態の塞の神を止めるとは、皆様の力は凄いですわね」
童子は感心した眼差しを神人達へ向けた。
「ウィンクルムの絆の力です」
咲はぐっと拳を握る。
「だから、わかって欲しいんです。その、こ、恋人は悪いものではないって……」
「……そうですね。考えを改めざるを得ません」
童子はそう頷いた。
「では?」
「祠の封鎖は解除しますわ」
「よかったね、かみさま!」
ウィンクルム達は、手を叩き合って喜ぶ。
チリン!
雨降小僧も鈴を鳴らして、嬉しそうにピョンピョン跳ねた。
「ただ……」
チラリと童子が、後ろの方で小さくなっている双子に視線を向ける。
「あの方達には、反省をして頂きたいです」
「そういうことなら任せて! 兄の悪さをしょっちゅう指摘してたから!」
ダンッと大地を蹴って、アメリアは双子の前に仁王立ちした。
「アンタらね、ちょっと色々言わせてもらうわよ!」
「「は、はいぃ!」」
「ガムはちゃんと紙に包んで捨てる! これ常識!」
「は、はい!」「気をつけます!」
「えっちな雑誌は、人の迷惑が掛からない場所でこっそり楽しみなさい!」
「こ、今度から」「そうします!」
双子は小さく小さくなりながら、アメリアの説教を聞いている。
(可愛いですね。張り切っちゃって)
肩を怒らせて注意するアメリアを、瞳を細めて眺めていたユークレースは、双子に視線を向けてピタッと止まった。
鼻の下が、完全に伸びている。
双子の視線の先には……アメリアの胸。
「エイミーさん」
すっとユークレースが、アメリアと双子の前に割って入った。
「あ!」「何でそこに立つの!」
双子が声を上げる。
「ユーク? どうしたの?」
首を傾けるアメリアに片手を挙げて、ユークレースはにっこりと双子へ笑顔を向けた。
「ここに立ったら、何か問題でも?」
「だって!」「おねーさんのおっぱいが見えな……」
ゴゴゴゴゴゴ。
刹那、立ち上るどす黒いオーラに、双子は石化する。
「全然反省していないようですねぇ?」
アルベルトの眼鏡の奥の瞳がキラッと光る。
「輝。この方達には近付かないように」
「サク、絶対にこいつらに近寄るな」
イヴェリアの金の瞳も強い光を宿している。
「えーっと……これはフォローできないかな」
「……ですね」
弓弦とジオは顔を見合わせて眉を下げる。
「エイミーさん、後は任せちゃって下さい」
ユークレースに背中を押され、アメリアは退場。
「楽しいお仕置きの時間です」
「どう料理して欲しい?」
笑顔のアルベルトと無表情のイヴェリアに囲まれ、双子の悲鳴が響いたとか、響かなかったとか。
●6.
「何だか悪いわねぇ、奢りだなんて!」
アメリアはご機嫌に、柚子庵あんみつを口に運んだ。
「甘さ控えめで美味しいわね」
輝もほっこりと口元を緩ませる。
「舌触りが滑らかで美味しいです!」
抹茶アイスを口に入れて、咲は瞳を輝かせた。
「……双子さん、大丈夫でしょうか?」
抹茶を飲んで、珠洲が祠の方向を心配そうに見つめる。
「たっぷり反省はさせられると思うけど、大丈夫だと思うよ?」
悠夜は珠洲を安心させるように微笑んで、湯呑を撫でた。
ウィンクルム達は、祠近くの村にあるカフェに来ている。
「あいつらああ見えてボンボンなんで、おかわり遠慮なくどうぞ」
双子の財布を持った景友が明るく告げた。
「ねぇ、アル」
抹茶パフェを突付きながら、輝は上目遣いにアルベルトを見た。
「どうして知ってたの?」
主語が無くても、アルベルトには質問の意味は分かっている。
「さぁ、何ででしょうね」
笑って窓の外へ視線を向ける。夕焼けの色に、輝の髪がキラキラと光っていた。
「本当に、知りたいんですか? その、私のなんか……」
抹茶クリームあんみつを口に運ぶ手を止めて、咲はイヴェリアを上目遣いで見た。
「知りたい」
サクの事なら、何でも。
真っ直ぐ見つめてくるイヴェリアに、咲は今が夕暮れで良かったと思う。
真っ赤になった顔に、気付かれないから。
抹茶パフェを懸命に食べている雨降小僧の様子に、悠夜は瞳を細めた。
「かみさま、美味しい?」
チリン!
鈴を鳴らして雨降小僧は頷く。
「改めて、今年もよろしくお願いするね、かみさま」
パフェを食べる手を止めて、雨降小僧は悠夜を見上げた。
「ヨロ、シク……!」
チリン!
二人の様子を眺めながら、弓弦は自然と頬が緩むのを感じていた。
「今年のお祭りも楽しみにしているよ」
出来れば、また悠夜と共にお祭りを楽しみたい。
「ユーク、どうしてアンタあの時、質問返しなんてしたのよ?」
濃茶パフェを口に運びつつ、アメリアは疑問に思っていた事を問い掛けた。
ゴクンと抹茶を飲み込んで、ユークレースはにっこり微笑む。
「質問されるより、する方が面白いからです」
「そういうもの?」
首を傾げるアメリアを、ユークレースは瞳を細めて見つめていた。
「初任務」「お疲れ様でした」
珠洲とジオは抹茶の入った湯呑で乾杯する。
「緊張しましたけど……皆さんが、ジオくんが無事で良かったです」
心から安堵した様子の珠洲に、ジオは僅か頬を染めて湯呑に視線を落とした。
「珠洲さんを守れてよかった……」
Fin.
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 雪花菜 凛 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 01月07日 |
出発日 | 01月13日 00:00 |
予定納品日 | 01月23日 |
参加者
- 淡島 咲(イヴェリア・ルーツ)
- 月野 輝(アルベルト)
- 日向 悠夜(降矢 弓弦)
- 珠洲(ジオ)
- アメリア・ジョーンズ(ユークレース)
会議室
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2015/01/12-23:14
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2015/01/12-23:14
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2015/01/12-23:14
もう変更はないかしら?
なら、プランはこのままで行かせて貰うわね。
それでは皆さんお疲れ様でした。 -
2015/01/12-22:59
降矢さんが回りこみ、そして運ぶのはダグさんですね。把握しました。
武器は一つしかないのでこのままいきますね。
では、成功しますように。 -
2015/01/12-22:38
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2015/01/12-22:38
プラン、完成しました。
光攻が付いている武器は残念ながら持っていないけれど、弓弦さんは闇属性なので頑張って攻撃してもらうね。
ぎりぎりまで対応はするけれど、一応… -
2015/01/12-20:47
>戦闘
後方支援了解したわ!
どんな時でも支援必要!だよね!(予定してることが合ってたので凄く嬉しいらしい)
なるほどお説教か…それなら任せて!兄の悪さをしょっちゅう指摘してたから!
よーし頑張るぞー!
ユーク:(何処からこのやる気が出てるのか…) -
2015/01/12-20:38
相変わらず書き忘れてるわね…何度も連投ごめんなさい。
>双子
悠夜さん達がダグさんね。
それじゃあ、私は景友さんに言ってデズさんの方へ行くわね。
>アメリアさん
後方支援は有難いわよ。
気を逸らして貰えれば、その分前衛は動きやすいもの。
やることは……そうね、双子が起きたらお説教でもしてみる?(笑) -
2015/01/12-20:30
弓弦さんが社との間に回り込むの、いいと思うわ。
大変だけどよろしくお願いします。
それと、たぶん皆さん判ってるとは思うんだけど、一応。
質問の回答をして鎧が剥がれた後も戦闘は続くはずなので、そこも忘れないでプランに入れておいてね。
アルはブラッディローズとウルフファングを使用予定。
一応コスモ・ノバも付けてはいるんだけど、これは周りを巻き込むので使わないつもりでいるわ。
あと、弱点が闇属性って事なので、もし「光攻」効果のある武器を持ってたら装備するといいかも。
闇属性が弱点って事は闇属性の武器で攻撃した方がいいって事で、
「ワールドガイド」によると「光攻」効果のある武器は闇アイテムですって書いてるので、
たぶん、合ってると思うんだけど……
私が読み違えてると思ったら突っ込んでね; -
2015/01/12-20:25
みんなまとめてくれてありがとう!
>運搬
あたし相変わらずなにも考えらず、案すら出せないんだけど、人運びなら任せて!
これでも米俵くらいは軽く持てるから!
で、あたし他になにかすることある?
>戦闘
ユークは後方支援でしか使えないからなぁ…。
あ、でも錯乱させて、その間に雑誌引っぺがす手伝いは出来そう! -
2015/01/12-19:19
連投ごめんね。ちょっと間違いを見つけちゃって…
>四方を囲む時、一番周りにくい(であろう)社側を担当させて貰っていいかな。
賽の神と社殿の間を位置取ろうと思うよ。
社殿を壊されない様にしないといけないからね。
それと、スキルはパルパディアンではなくダブルシューターを付けて行こうと思うよ。 -
2015/01/12-19:12
>運搬
じゃあ言い出した私が担架を申請するね。
受理されなかったら…まあ、引きずってでも運ぶって事で。
私たちが3人で運ぶのは…ダグさんでいいかな?
指定した方が文字数を圧迫しないと思うからね。
雨降り小僧さんへのお話は、運搬する際にちょっと声を掛ける位だから…あんまり時間を取らせないとは思う、かな。
>油
じゃあ食用油をこちらでも申請して弓弦さんに持っていてもらうね。
他の人が掛けた後、足りなかったら追加で掛けるようにするね。
>戦闘
四方を囲む時、一番周りにくい(であろう)社側を担当させて貰っていいかな。
移動中にパルパディアンで攻撃を加え、惑わせるのに一役買えるかなって思うんだ。 -
2015/01/12-17:11
ごめんなさい!
童子ちゃんと雨降小僧さんは別の子ですね!
混同しちゃいました(><)
作戦の方は先ほどのもので大丈夫です。
童子ちゃんにも目が覚めたらいろいろ分かってもらえると良いのですが…。
その辺のアプローチもできたらいいなと思ってます。 -
2015/01/12-13:30
>咲さん
えと、雨降小僧さんと気絶してる童子ちゃんは別人なの。
童子ちゃんは、塞の神のパートナーの子供(?)ね。
雨降小僧さんは、先に景友さんが避難させてるみたいだから大丈夫だと思うわ。
プランに雨降小僧さんって書いちゃうと、違う行動になっちゃうと思うので気を付けて。
>行動
流れは咲さんが言ってくれたので大丈夫だと思うわ。
それで、私、景友さんにお願いに行ってそのまま一緒に双子の片方を運ぼうかなと思うので……
童子ちゃん→咲さん
双子の片方→景友さん+輝
双子のもう片方→悠夜さん、珠洲さん、アメリアさん
という分かれ方になる訳だけど、いいかしら?
他の役がいいと思う方は早めに言ってね。 -
2015/01/12-11:48
遅くなりました(><)
・精霊さん達には賽の神に四方から攻撃して惑わせる。
・点灯後ガムは油で剥がす
・質問回答
と言うのが賽の神に対する全体の流れでしょうか?
質問…イヴェさんが答える気まんまんで不安なのですがとりあえず他の神人さんの迷惑にはならない答えみたいなので…むぐぐ。
救出の方は景友さん2人で双子1人、3人で双子もう一人、後は雨降小僧さん救出ですね。
では今私はまだきまっていない雨降小僧さんの方をお手伝いさせてもらいますね。
あまり自信はないのですが八歳くらいの子とのことなので頑張ってみます。
月野さんが景友さんとの会話
日向さんが雨降小僧さんとの会話を希望。
といった感じでしょうか?
-
2015/01/12-09:43
あ、ごめんなさい、悠夜さんへの返答が抜けてたわ(汗)
>悠夜さん
雨降小僧さんともお話したいわよね、判るわ。いいんじゃないかしら。
ただ戦闘中はそれほど話してる暇ないかもだから、積もる話は事が片づいてからゆっくり…がいいかも。 -
2015/01/12-09:40
ありがとう、じゃあ私、景友さんに頼んで一緒に双子の片方を運ぶわね。
>担架
用意できるなら確かに楽かも。
申請するならどなたか一人でいいと思うわ。
用意できなくても、引きずっていっても大丈夫かなとは思うんだけど……
一応、こちら運び終わったら、そちらのお手伝いするようにしておくわね。
>油
食用油って認識で大丈夫かしら?
これだとどこの家庭にもあるものだし、特に申請しなくても大丈夫かしらね。
コンビニでも買える品物だし。
一応アルには2本くらい持ってって貰おうと思ってるけど、全員持っていって試してもいいかなって私も思うわ。 -
2015/01/12-01:24
あ、すみません。
同時刻帯で日向さんの発言確認していませんでした…。
>気絶者運搬
私も担架が準備できるならそれがいいと思います。
>液
掛けるのはジオくんでも大丈夫ですし、他に適任の方がいたらそちらの方でも…と。
ただ液はどれぐらいかければ剥がれるかわからないので、
一応全員持っていって剥がれるまでどんどん掛けてしまっていいんじゃないかなとも思います。 -
2015/01/12-01:04
>行動
はい、私もそれに賛成です。
ではジオくんには四方からの攻撃に加わってもらうようお願いしておきます。
顔になぞなぞですから、その辺りへの攻撃は避けておきますね。
>運ぶ
月野さんが景友さんですね。
私の力だと1人で童子さんを運べるか不安なので、私は3人で運ぶ側に混ぜて頂ければと…。
もし持てなくても引きずっていけば現場から遠ざけられそうだと思います。
一応運ぶ前に声を掛けてみたりして目を覚まさないか確かめてみますね。 -
2015/01/12-01:01
>気絶者運搬
気絶している人を運ぶのは大変だって聞くけれど…上手に役割分担して運べばなんとか…あ、担架を使うのはどうかな?女性3人でもそれならなんとか…
とりあえず、私は双子運搬の方に回るね。
>景友さんへお願い
私は大丈夫だよ。月野さん、お願いします。
ただ、私も少し雨降り小僧さんとお話したいと思うんだ。…いいかな?
液なんだけれど、顔に掛けるのだから除光液よりも油の方が良いかな…?
そちらの方が量も手に入りやすそうだし、意思のあるものにそういったものを掛けるよりも、心情的に良いかなと思うんだ。
あと、転倒した時に液を掛けてもらう役を誰が担うのかだけれど…。
私としては隠密性に優れているシノビのジオさんにお願いしたいなぁって思ったけれど…
誰の立候補もないなら転倒狙いのアルベルトさんの次に素早さが高い弓弦さんにやってもらおうと思うよ。 -
2015/01/12-00:00
そうね、四方から4人が交互に攻撃してくれると塞の神を惑わせられるかもしれないわね。
その隙にアルが近づいて足を攻撃すれば…鎧でダメージは与えられないかもだけど、
足払いのように攻撃すれば転ばせるくらいできるかもよね。
精霊さん達の行動の方はそんな感じでも大丈夫かしら?
気絶者を運ぶ方だけど、童子ちゃんを抱えて運ぶ人が一人、景友さんと一緒に双子の片割れを運ぶ人が一人、
残った三人で双子のもう一人を運ぶってどうかしら?三人なら男性でも何とか運べるかなって思ったんだけど、厳しい?
もし良かったら、景友さんにお願いするの、私やらせて貰っていいかしら?
ちょっと、お話したいのよね……。 -
2015/01/11-16:31
遅くなってごめんね、日向 悠夜です。
パートナーはプレストガンナーの降矢 弓弦さん。
初めましての子もお久しぶりの人もよろしくお願いするね。
雨降り小僧さんの祠にはそんな言い伝えが出来たんだね…
彼らの為に頑張らないとだ。
除光液なら割れやすいガラス瓶に入れたものを弓矢の先に取りつけて顔を狙うのはどうかなって考えたけれど…割れない場合もあるだろうからね…
アルベルトさんに賽の神を転ばせてもらってから液などをかける方が確実かもしれないね。
視界が制限されているから、色んな方向から攻撃してその場をぐるぐる回らせたりすると狙いは集中させやすいかな…?
>双子運びを景朋さんに手伝ってもらう
良いと思うな。
私は最初にウィンクルムを『賽の神足止め組』と『気絶者避難組』の二手に分けて行動して、気絶組の避難を完了したら賽の神の方に向かう。というのを考えていたんだけれど、手伝ってもらって精霊達を賽の神に集中してもらう方が安全だね。
下着…うーん、精霊の誰かが頑張ってくれるよね…あはは。 -
2015/01/11-00:27
ガムの取り方……除光液使うと剥がれやすくなると聞いた事あるけど……
油にしても除光液にしても氷にしても、結構大量に使わないといけなそうよね。
塞の神は暴れてる訳だから……
アル:
「油瓶や除光液の瓶を顔めがけて投げつかるか、武器に仕込んでおいて攻撃するしかないでしょうね。
ガンナーがお二人、シノビとトリックスター、サモナーと言う組み合わせですから、命中が高くて
素早い動きが出来る皆さんにそちらをお願いして、私は前衛で塞の神を抑えておきましょうか。
近くにいれば、雑誌が剥がれそうになった時に引っぺがす事もできそうですし」
そうね…とりあえず、アルも命中を高くして、足狙いで行ったらどうかしらね。
転ばせられれば何とかなりそうかもって思うし。
それから、童子ちゃんと双子さんは、私達神人で何とか出来ればと思うの。
子供の童子ちゃんはともかく、問題は双子よね。
景友さんに頼んで運ぶの手伝って貰ったらどうかしら? -
2015/01/10-19:14
初めまして、今回はよろしくお願いします。
私は珠洲でパートナーはシノビのジオくんです。
ガムで雑誌が張り付いているとなると、なかなか剥がすのは手間取りそうですね…。
混乱して暴れているようですし一筋縄ではいかなそうです。
ガムは冷やしたり油を使うといいとは、聞きますね。
下着の色は、その、反応に困る問題ですね…。
私も女性よりかは男性の方が…と。 -
2015/01/10-18:32
こんばんは、皆さんよろしくお願いします(ぺこり)
淡島咲とパートナーはブレストガンナーのイヴェリア・ルーツさんです。
とりあえず雑誌を取り外さないといけませんね。
ガムでべったりだそうですのでガムの取り方を調べるとか…。
下着の色…下着の…特に「誰の」という指定はないので誰の…そう男性でもいいのかもしれませんが…うむむ。
イヴェ:サクの下着の色は死守したいが…
いえ私だけでなく他の神人さんのも守ってください…。 -
2015/01/10-16:21
アメリア・ジョーンズよ、パートナーの名前はユークレース。
みんなよろしくね、輝は久しぶり!
しっかし、新年早々変な任務だこと…まっ、男なら誰もがこーなりそうだけどね。
下着の色とか聞くなんて、普段で考えたら出来ないことだもんね。
え?あたし?あたしは聞かれても別に問題無いけど。
ユーク:男兄弟しか居ないとこーなるんですね~恥じらいくらいは持ってください。
うるさいユーク!黙ってなさいよぉ! -
2015/01/10-00:29
こんばんは、初めての方は初めまして、そうじゃない方にはお久しぶりです。
私は月野輝、パートナーはシンクロサモナーのアルベルトです。
皆さん、どうぞよろしくね。
それにしても…何ともめんどくさい事になってるわね。
雑誌をどうやって剥がすか、と、あとはなぞなぞと言うか質問の答えよね。
パ……下着の色なんて聞いてどうするのかしら、ほんと;
アルベルト:
「まあ、『誰の』とは言われてないようですし。何でしたら私のをお答えしますよ。
その方が女性陣も安心でしょう」
ほんとにそれで大丈夫なのかしら……