あけおめっ（うち マスター） 【難易度：難しい】
プロローグ
●大晦日の夜
ここはタブロス市の端にぽつりと存在を許された小さな神社。
大きな神社とは違い行列が出来る程の参拝客は居ないがこんな小さな神社の境内にもこの日だけはそこそこの参拝客が訪れる。
そしてもうすぐ除夜の鐘の108回目、つまり新年を迎えようとしている。
「あ、もうすぐ新年みたいっすよ」
A.R.O.A.事務所で働く女性職員のナカムラが時計を見ながら一緒に神社に来ていたウィンクルム達にカウントをやろうと声を掛ける。
ウィンクルム達は「お、そうなの？」とナカムラに言われるがままカウントを始める。
「3」
「2」
「1」
ゴォォォン。
最後〈108回目〉の除夜の鐘が鳴り終わり。
「「あけましておめでとう」っす」
ウィンクルム達とナカムラは新年の挨拶を言い合ったその時である。
「う、うわぁぁぁぁぁ！！」
神社の東側の手水舎の方から悲鳴と共に重々しい音と雄叫びのようなものが聞こえてくる。
「ブモォォォォォ！！」
更に反対の西側にあるお神籤を結ぶ神籤掛けがある方からもけたたましい声と悲鳴が木霊する。
「ギュアァァァァァ！」
「な、何っすかー！！？」
慌てるナカムラだったが居合わせたウィンクルム達はすぐに雄叫びやけたたましい声を聞いてそれらがオーガだと気付いたらしく、冷静に戦闘態勢を取って現場に駆けつけて行った。
解説
●目的
新年と同時に突如として神社に現れたオーガを倒せ。
参拝客や神社に被害が出ないように心掛けろ。
●現れたオーガ
ヤグナム〈雄叫びのオーガ〉。
豚頭のオーガ。
全身を覆う分厚い装甲のような皮膚に自信があり、最前列で戦うことを好む。
体に似合わない細長い腕を持っており、鞭のように撓らせて近寄るものに攻撃する。
声には魔力があり、このボォーというほら貝の音のような声で鳴く。
魔力を含んだ奇怪な鳴き声を上げることで相手の命中や回避を下げる。
動きが鈍いため、攻撃は当てやすいが、鞭のような腕からのカウンターに注意。
ヤックドロア〈けたたましい声のオーガ〉。
爬虫類頭のオーガ。
全身を鱗に覆われたずんぐりとしたオーガ。
分厚い装甲が特徴で、多少の攻撃は受け付けない。
1分ほどの間、自分の周り3m四方に力場を形成し、敵の攻撃を防御する事が出来る。
この力場＋装甲を打ち破るにはかなりの破壊力が必要である。
魔力を持っており攻撃してきた者に本能的に魔法で反撃をする。
●注意事項
突発的な任務なので装備品一式ぐらいしか所持品はない（要はアイテム申請などは出来ない）。
東と西、それぞれ違う場所にオーガが現れたようなので二手に分かれ、何とかして参拝客を守らないといけないだろう。
●おまけ
俺達、参拝客として訪れただけなので武器防具持って来てないです、っていう個別の演出ペナルティが欲しい場合は序盤で武器なしで戦っても良いですよ（ペナやるならトラブルにならないように会議室で参加者に伝えておく方がいいでしょう）。
その場合は精霊さん達に苦しい時間稼ぎをしてもらいつつ神人さん辺りが武器防具を取りに走る事になるかな（往復3～5分ぐらいの時間稼ぎをしてもらいます）。
装備なしペナルティ欲しい場合はプランの最初か最後に『ペナ』の一言を下さい。
念を押して言いますが他のウィンクルムさんに迷惑が掛かるので会議室で『俺ペナ付けていい？』とか聞いておきましょう。
ゲームマスターより
初めましての人は初めまして。
まぁ、こちら〈男性側〉では大体初めてになるでしょうが、新年と共に男性神人側にて初エピ投入してみました。
ドーモ、GMのうちと申します。
色々条件などはありますが基本的には純粋な戦闘エピです。
別にペナ無しでも一向にOKです。
普通に難しめのアドエピとなるので二手に分かれる人員の選出や作戦など、しっかり考えてみてくださいネ。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
叶（桐華）
|
シグマ君達と東のヤグナム対応 駆け付ける前にトランスして、オーラでウィンクルムって主張しつつ 参拝客に神社の中央に避難するように呼びかけながら移動 敵の姿が確認出来たら、人＞設備の優先でオーガに近い物を保護 僕は初めの内にエムシで一撃でも当てて防御力下げるのを狙うよ 当てられたら、後は精霊の子にお任せして避難誘導を優先に動く できそうなら、敵も少しでも広い所に移動させたい 神人って存在で意識が釣れそうなら、少し積極的にちょっかいかけるよ 敵の腕は特に注視して、攻撃範囲にも注意 防御低下効果も持続させていきたい 無事に２体とも倒せたら、怪我した人が居ないか、壊れた物がないかチェック 応急処置くらいなら、手伝えると思う |
天原 秋乃（イチカ・ククル）
|
新年早々オーガ退治かよ。まったくツイてないな… ●戦闘 即座にトランス。イチカには西側のヤックドロアの元に先に向かってもらう 俺は、参拝客の避難誘導を優先 この際、ナカムラにも手伝ってもらう 逃げ遅れた客がいないか確認し、もしいたら敵の攻撃が当たらないよう気をつけながら逃がす 参拝客に被害が及びそうな時は、クリアレインを放って敵の視界を奪い、その隙に逃がす 参拝客の避難が完了し次第、イチカ達の元に駆けつけてバックアップにまわる 連携を崩さないように注意しつつ、攻撃できそうであれば攻撃。後衛から援護 戦闘後、東側のオーガがまだ顕在であれば救援に向かう |
不束 奏戯（艶村 雅）
|
新年早々何かを予感させるような事はやめて！まだおみくじ引く前なのにぃ！（半泣 二方向から聞こえたけど、とりあえず西でいい？雅ちゃん 良かった、他の人も居るみたいで とりあえず現場に着き次第雅ちゃんトランスしてもらって 様子を見ながら戦闘に一般人が巻き込まれてないか 巻き込まれてたら誘導してる人のとこまで逃がせるよう 逃げる進路は確保しておくわ 後は…俺も様子を見てコネクトハーツで攻撃してみるぜ そうすりゃ雅ちゃんの攻撃も強くなるだろうし まぁ、うまく行くか判らない上に、俺あんまり戦闘向きじゃないから とりあえず安全第一で動くけどな 上手くいきそうならばって事で一つ宜しく☆ ってなんか死亡フラグみたいだけど違うからな！ |
俊・ブルックス（ネカット・グラキエス）
|
ボーナスなわけねえだろ 普通に時間外労働だわ！？ トランスでウィンクルムであることを周囲に知らせ 神社中央に向かって避難するよう呼びかけつつ西側に向かう ナカムラにも誘導の手伝いを頼む 前衛のイチカと雅のパペットより少し手前のあたりに位置 オ・トーリ・デコイも使いヤックドロアの攻撃を分散させて ネカの詠唱サポート＆周囲の被害拡大への阻止 力場展開されたらそこから60カウント開始 余裕があれば腕時計をチラ見しつつ、力場が消える『一分程度』のタイミングを観察 正確には計れなくても目安にする 0カウントに合わせて前衛の陰に隠れながら接近 力場が消えたらコネクトハーツを当てるだけ当てて ネカに大声で今だと合図してすぐに後退 |
シグマ（オルガ）
|
・トランスはまだ戸惑うが、蹴りが怖いので我慢して済ませる。 ・ナカムラさんと共に避難活動に協力する ハイハイわかってるよ。どうせ戸惑ったら蹴られるんでしょ(ため息) 俺も避難活動手伝うよ！ この前みたいに戦闘では足手まといかもだし。ナカムラちん、行こう！ 避難活動にオーガが気づいた場合 ・参列者をナカムラさんに任せ、出来る限り気を引く ・もしくは弓矢を撃ち気をそらす ・避難活動がある程度済んだ場合トランスが解けないよう距離を取りつつ隠れる 俺って本当ダメダメかも。だからオルちん、あんななのかなー。 皆みたいに戦えるようにならないと、だよね？ 戦闘後 ねぇ、なんでウィンクルムになったの？ そう。もう解ったよ「オルガさん」 |
●年始めのオーガ
「はは……今年も波乱に満ちた幕開けだね、かなちゃん」
「新年早々何かを予感させるような事はやめてっ！ そして憐れみの目でこっち見ないで！ まだお神籤だって引いてないのにぃっ！！」
半泣きの『不束 奏戯』を憐憫の目で見る『艶村 雅』。
雅が言う通り、今年も波乱の幕開けになるようだ……。
「シュン、これは年越しのボーナスステージです？」
「ボーナスな訳ねぇだろ！ どう考えても時間外労働だ！」
にこりと本当に嬉しそうにニヤける『ネカット・グラキエス』に隙かさず突っ込みを入れる『俊・ブルックス』。
「まぁどちらにせよこの事態に一番早く対応出来るのは私達だけのようですから行くしか無いんですけどね～」
「はぁ……初詣に来ただけなのに何でこんな……」
俊が苦い顔をするのに比例してネカットのニコニコ度合いが上がっていく。
雄叫びとけたたましい声でそれ等がオーガだと判断したウィンクルム達は軽く組み分けを行い、それぞれの戦地へと走る。
『シグマ』と『オルガ』、『叶』と『桐華』は東のヤグナム〈雄叫びのオーガ〉に。
奏戯と雅、俊とネカット、『天原 秋乃』と『イチカ・クルル』は西のヤックドロア〈けたたましい声のオーガ〉へと向かう。
「よしシグマぁ、トランスするぞっ！」
「ハイハイわかってるよ。どうせ戸惑ったら蹴られるんでしょ」
「（なんだぁ、このシグマの態度は？ ……まぁいい今は任務が優先だ）」
いつもと様子の違うシグマにオルガは違和感を覚えたが、今は非常事態だと頭を切り替える。
「『立ちふさがる敵を切り裂け！』」
普段よりトーン低めでインスパイアスペルを唱えたシグマはオルガの頬に口を付ける。
カッと一際強い光を発し、オルガは力強いオーラを全身に帯びる。
「シグマは下がってろよ」
「う、うん。この前みたいに戦闘では足手まといかも……だし、俺は避難活動を手伝ってくる！」
トランス状態に移行するのとほぼ同時にシグマはオルガから後退るように離れ、参拝客達の方へと走っていった。
「叶っ！」
「トランスだね、分かってる！ 『おいで、遊ぼう』」
フッと柔らかく笑った叶は流れるような動作で桐華の頬に口付けをする。
桐華は透き通るような澄んだ色のオーラを身に纏う。
「参拝客を守るのが最優先、他にも壊れそうな物があるなら避けずに守る事も考えて！」「ったく叶は無茶ばかり……チ、やれるだけはやってやるよっ！」
桐華は迷いを吹っ切るように己が双剣〈ダイヤモンドダスト〉を抜き放ち、暴れるヤグナムの方へと駆け寄っていく。
「新年早々オーガ退治かよ。まったくツイてないな……」
「そうだね。新年早々暴れるなんて本当に迷惑な奴らだよね」
イチカは溜め息を吐く秋乃を元気付けるように背中をポンポンと叩く。
「『力よ集え』」
手早くインスパイアスペルを唱えた秋乃は隣で待機するイチカにサッと口付ける。
バリリとまるでイチカが全身から放電をしているような威勢の良いオーラを発し始め、ヤックドロアの前へと躍り出る。
「それじゃ、さっさと倒しちゃおうか」
イチカはにやっと口元を歪め、八重歯をチラリと覗かせる。
「ほらシュン、トランスしますよ」
偶発的とはいえ戦える事と俊の嫌そうな顔を見て、ネカットは楽しそうに笑う。
「あぁもう、わかってるよ！ 『輝け、凍てつく虹光』」
やや諦め気味の嘆息を吐き、俊はネカットにキスをする。
途端、ネカットの周りの空気が止まったかのように静まり返ったかと思うと次の瞬間に薄く輝く青白いダイヤモンドダストのようなオーラを身に纏う。
ネカットは両手杖〈泉の貴婦人〉を手元でくるりくるりと回して杖先をヤックドロアへと向ける。
「それではボーナスステージ、始まりです」
「だーかーらっ、違うって言ってるだろ！ っと、ナカムラは避難誘導頼むな」
「はいっす」
最後にナカムラにそう言って俊はくるりと反転してヤックドロアの方へ走るネカットを追う。
「雅ちゃん、俺達も援護するよ『浅き夢見じ酔ひもせず』」
奏戯からの口付けを受け、雅は妖しげな風のオーラをフワリと身に纏う。
「うん。その前にかなちゃんは参拝客の避難をお願い」
「了解っ！」
奏戯に指示を出しながら雅は魔本〈トリニティーサイン〉を取り出し、魔本に力を込める。
魔力を込められた魔本は雅の手を離れ、浮遊する。
シグマ、叶、ナカムラは東側の避難誘導を。
「俺達はA.R.O.A.のウィンクルムです。あ、慌てないで進んで下さい！」
「あちらに進んで下さい」
「皆さんこっちっすー！」
秋乃、俊、奏戯は西側の避難誘導に走り回る。
「逃げ遅れてる人は居ないかーっ！」
「西と東にオーガが居ます、落ち着いて階段の方へ避難して下さい」
「あ、そこの巫女服の女の子もこっちに……って男ぉ！？ あ、そうじゃない。こっちですーっ！」
東のヤグナムに向かったオルガと桐華はヤグナムの左右に回り込むように分かれ、それぞれ接近を試みる。
対するヤグナムは接近するオーラを纏った敵〈精霊〉に気付いたのか、左右の腕を鞭のように撓らせオルガと桐華を同時に攻撃する。
「ッ！？」
多少の攻撃なら避けるつもりで居た二人だったが、思った以上に早いヤグナムの腕の攻撃を受け、面食らう。
接近しようと前傾姿勢で走っていたオルガはカウンター気味で攻撃を受けてしまい、後ろに仰け反らされる。
「そもそも攻撃全部避けれるとは思ってないッ！」
軽く心構えの出来ていた桐華は怯まず更に接近する。
姿勢を低くして駆ける桐華はヤグナムの脇を通り過ぎ様に双剣を振るう。
境内の明かりを反射して桐華の双剣〈ダイヤモンドダスト〉はキラリと煌めき―――。 ヤグナムの左脇に2撃入れる。
「ブゴォォ」
ヤグナムは苦悶の声を上げながらも、離れようとする桐華の背中に腕を伸ばして攻撃してくる。
桐華はそれを寸前で回避し、同時にヤグナムの死角となった方から今度はオルガが接近する。
「『アルペジオ』」
両手に取り付けたカタール〈ターム〉を高速で振るい、ヤグナムの右腕を斬り飛ばす。
「ボォォォォォォォォォォ」
途端、頭に叩きつけてくるような声でヤグナムが奇怪な鳴き声を上げる。
平衡感覚を失わせるこの鳴き声を間近で受けてしまったオルガはぐらりと蹈鞴を踏む。
その隙をヤグナムが逃す筈もなく、残った左腕を弧を描くように振るってオルガを弾き飛ばす。
「ぐぁぁっ！」
「ブゴッブゴッ！」
派手に弾き飛ばされたオルガの方へ行かせないように桐華がヤグナムの前に立ち塞がる。
「お前の相手は俺だぞ豚野郎」
警戒を強め、双剣を自分の前で交差するように構えた桐華はそのままヤグナムの注意を惹くようにじりじりと近付いて行く。
右腕を斬り落とされ興奮状態になったヤグナムは我武者羅に左腕を振るう。
集中してヤグナムの動きを見ていた桐華はギリギリの距離でその左腕を躱し、ヤグナムを中心に時計回りに回る。
弾き飛ばされたオルガも立ち上がり、桐華とは逆の反時計回りに回り込む。
二人はじりじりと距離を詰めようと動くが、奇っ怪な雄叫びを受けて未だ不調の最中の二人にヤグナムの鞭のような腕の攻撃全てを避ける事など不可能に近い。
少し近付いては牽制攻撃で引き離され、無理に近づこうとすれば手痛いダメージを負う。
「腕一本の癖にしぶとい奴だ……」
「そう、だな……」
ジリ貧を感じたオルガの呟きに桐華が返す。
そこで避難誘導をしていた叶も後方から駆け付けて来ているのをアイコンタクトで確認し合い、桐華は即座に攻撃に転ずる。
「『オスティナート』」
接近と同時に分身するかのような動きで桐華はヤグナムからの視線を集める。
「『アルペジオ』」
呼応するように反対側でオルガも地を蹴って矢のような速度で急接近する。
「（避難誘導は大体終わったし、シグマ君に任せてきたけど桐華達は苦戦してるみたいだね……幸いこちらには気付かれてないみたいだし不意打ちで攻撃出来そうかな？）」
そしてヤグナムの完全な死角になっている方向からは儀礼刀〈エムシ〉を持った叶が極力目立たないように接近する。
3方向からの同時攻撃、正面の桐華はヤグナムからの迎撃を受けて攻撃は失敗したが、寧ろそちらは囮。
ヤグナムのガラ空きになった背中にオルガの斬撃と叶の刺突が命中する。
「食らえっ！」
「それっ！」
「ブゴォォ！？」
完全に意識の外からの攻撃に狼狽えたヤグナムは後退り、漸く自身の負った深いダメージに気付いたらしく片膝を付く。
「チャンスだよ桐華っ！」
叶はそう言いながら後ろに下がり、代わりに前に出てきた桐華の刃がヤグナムを襲う
「おうっ！ 『オスティナート』」
「ぶごぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
五月雨の如き斬撃を受け、ヤグナムはゆっくりと仰向けに倒れ伏した。
西のヤックドロアに向かった組の作戦は回避力の高いイチカを先頭にヤックドロアと戦い、雅が援護及び遊撃を担当し、ネカットの高火力を打ち込む。
と言った実にシンプル且つ効果的な作戦である。
たんたん、とリズムを刻んで右へ左へステップを踏み、イチカはヤックドロアとの距離を詰めていく。
じんわりと湿気を帯びた双剣〈トリトン＆ネリトン〉をそれぞれ順手に持ち、接近と同時にそれらを突き入れる。
しかし―――。
ヤックドロアの全身を覆うような鱗に阻まれ、刃が通らない。
「硬っ！」
隙かさずヤックドロアも反撃を試みる。
「ギャルルゥ」
しかし、既に体勢を立て直したイチカは身を捻ってのバックステップで大きく動き、ヤックドロアの攻撃を危な気もなく避ける。
「『エトワール』っとと、危ないっ！ けど、鈍いよっ！」
にやりと笑うイチカが下がるのと同時に入れ替わる〈スイッチする〉ような形で雅の魔本が翼を開いた鳥のように羽ばたきヤックドロアの方へと飛翔していく。
魔本はヤックドロアの顔の前でビタリと止まって視界を遮ったり、ヤックドロアの手元や頭付近をぶんぶんと飛び回ったり、噛み付いて攻撃したりと、ヤックドロアにとっての鬱陶しい動きをして翻弄する。
雅の魔本がヤックドロアの足を止めている内にイチカは再びヤックドロアに接近していく。
そしてネカットは後方から様子を窺いながら杖を構えて詠唱を始める。
「ネカの詠唱が始まったな……よし、行けっ」
避難誘導を終えた俊はネカットの少し前でゼンマイを巻いたアヒル特攻隊〈オ・トーリ・デコイ〉を設置し、それを走らせる。
グァ～グァ～と、独特な鳴き声を上げながら走るアヒルと共に奏戯は短剣〈コネクトハーツ〉を腰溜めに持ってヤックドロアに突撃する。
「うぉぉぉぉ！」
奏戯の攻撃は勿論ヤックドロアの鱗に阻まれたが、同時に命中した雅の魔本の攻撃が奏戯の短剣〈コネクトハーツ〉の効果で強化される。
更に別の方向からは秋乃が鉱弓〈クリアレイン〉で矢を放つ。
秋乃の攻撃自体には攻撃力は殆ど無く、ヤックドロアにダメージは与えられないようだが矢尻に付いたクリスタルが閃光を放ちヤックドロアの目を眩ませる。
「ギャゥゥルァァ！」
断続的に続く攻撃に痺れを切らしたヤックドロアは腕をブンブンと振り回しながら自分を中心にした力場を発生させる。
それにより接近することすら困難になったイチカは雅の位置まで一旦距離を取る。
「この力場の持続時間は大体1分らしい、カウントは俺がする。……6……7……」
俊がカウントをし始めると、ヤックドロアは両手に魔力を集中し始める。
そして力場の中から2発の魔法弾を放つ。
一つはイチカに、もう一つは奏戯に。
イチカはサイドステップで躱す事が出来たが、奏戯は咄嗟に避ける事が出来ず―――。
「くッ！」
「かなちゃんっ！！」
奏戯が衝撃に備えて身を固くした所で雅が奏戯を突き飛ばして代わりに自分がヤックドロアの魔法弾を受ける。
「～～～っ！！」
「なッ、雅っ！」
魔法弾で吹き飛ばされた雅を奏戯が抱き起こす。
「大丈夫か！？」
「ぁ痛たた……ふふ、大丈夫だよ。かなちゃんは心配性だね」
雅は痛々しく苦笑いをしながらゆらりと起き上がって服の埃を払った。
そして攻撃に使っていた魔本を手元に戻し、雅は軽く詠唱を行う。
「ぬいぐるみさん、力を借りるね……『パペットマペットⅡ』」
ポン、とコミカルな音の後、黒猫のぬいぐるみが雅の前に出現し、バビューンとヤックドロアの方へと飛んで行く。
「58……59……60。そろそろ力場が消える筈だ！」
カウントしていたその俊の声を聞いてか聞かずか、ヤックドロアの力場は徐々に薄まり消えた。
その間隙を縫うようにぴょこんとヤックドロアの顔先まで飛び上がり、そのまま思いっ切り横っ面を叩いた。
それでヤックドロアの怒りは心頭したようでギロリとぬいぐるみを睨み、振り被った腕を乱暴に叩き付ける。
ぬいぐるみの身体が少しだけ膨らんだかと思うとヤックドロアの腕の下で爆発を起こす。
「今だっ！」
俊の合図で詠唱を済ませていたネカットの魔法が発動する。
「胸に秘める……熱く、激しいこの想い……『乙女の恋心Ⅱ』」
杖先から熱線が照射され、突然の爆発に怯んだヤックドロアの胸をズドンと貫く。
ヤックドロアはかなりの大ダメージを受けたようでよろよろと一歩、二歩と後退り、剥き出しにしていた歯を食い縛っている。
「ギュルルル……」
意を決したのか、ヤックドロアはその場でぐるりと反転した。
「ッ、逃げる気ですっ！」
逸早く気付いたネカットがそう叫び、ハッとしたイチカは双剣〈トリトン＆ネリトン〉を構え直しながら退路を塞ぐように回り込む。
「残念だけど、ここは通行止めだよ」
イチカは口で笑い、目で敵を射抜く。
そこでヤックドロアは観念したのか自棄になったのか両手から魔法弾を投げ付けるように放った。
「『エトワール』」
イチカはその魔法弾を体ごと避け、ヤックドロアの側面に回り込んで構えた剣で狙いを定める。
「鈍かった動きがこれだけ遅くなってるなら……」
鱗と鱗の継ぎ目に狙いを定め、双剣〈トリトン＆ネリトン〉を慎重に突き入れる。
「『パペットマペットⅡ』」
更にそこに畳み掛けるかのように雅の召喚した黒猫のぬいぐるみが突撃を仕掛け、ヤックドロアの顎をかち上げた。
ネカットもダメ押しの魔法弾を命中させた所でヤックドロアはゆっくりとその場に倒れた。
●改めて、あけましておめでとう
突然現れた2体のオーガ〈ヤグナムとヤックドロア〉は偶然居合わせたウィンクルム達が苦戦しつつも倒す事が出来た。
事後処理はナカムラが「自分がやってくるっす」と言っていたのでそちらに任せ、戦闘を終えたウィンクルム達は改めて当初の目的〈初詣〉に戻る。
「怪我した人は居ないかな？」
精霊達は大体ボロボロになって軽傷を負っては居るがどうやら全員無事のようで、心配をしていた叶は軽く安堵の息を吐いた。
「叶こそ怪我してないのかよ」
一人安堵してる叶を見て桐華はそう言う。
「はは、僕は最後に後ろから攻撃しただけだから大丈夫」
「……ならいいけど」
「ふーん、心配してくれたんだ？」
「う、うるせぇ！ 怪我が無いんならさっさとお参りに行くぞ」
誂われると思ったのか桐華はフンとそっぽを向いて先に進んでいく。
「あぁ、待って待って！」
「はぁ……（俺って本当ダメダメかも。だからオルちんあんななのかなぁ）」
賑やかにしながら境内を進んでいく他のウィンクルム達とは少し離れ、シグマは一人溜め息を吐く。
精霊達と一緒に戦う神人達の姿を思い返してモヤモヤとしたものが溜まっていく。
「……どうかしたのかシグマ？」
戦闘前に感じた違和感の正体が分からず、オルガは元気の無さそうなシグマに声を掛ける。
すると。
「……ねぇ、なんでウィンクルムになったの？」
ぽつりとシグマはそう聞いてきた。
「俺が何故ウィンクルムになったか、だと？ 勘だと言った筈だが？」
咄嗟の質問にオルガはなんとなしに答えるが。
シグマはその答えにショックを受けたようで。
「……そう。もう解ったよ“オルガさん”」
溜め息を吐いてそのまま帰路についた。
「……俺は何か間違ったのか？」
一人残されたオルガは訳が分からないと言った風で呆然とその場に立ち尽くすしかなかった。
依頼結果：大成功
ＭＶＰ：
メモリアルピンナップ
エピソード情報 |
|
|---|---|
| マスター | うち |
| エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
| 男性用or女性用 | 男性のみ |
| エピソードジャンル | 戦闘 |
| エピソードタイプ | ショート |
| エピソードモード | ノーマル |
| シンパシー | 使用不可 |
| 難易度 | 難しい |
| 参加費 | 1,000ハートコイン |
| 参加人数 | 5 / 4 ～ 5 |
| 報酬 | 通常 |
| リリース日 | 01月01日 |
| 出発日 | 01月09日 00:00 |
| 予定納品日 | 01月19日 |
参加者
会議室
-
2015/01/08-23:59
俺もリロードしないで発言してたな（汗）
さて、プラン提出してきた。
うまくいくといいな！ -
2015/01/08-23:48
わわっリロードしないで発言しちゃってたね。
ごめんねー！
＞秋乃ちん
そう言ってもらえると嬉しいね。ありがとう(照笑
オルちんに怒られてばっかりだったから
ちょっと消極的になり過ぎちゃったかも。
俺が出来る事、背一杯頑張るよ！ -
2015/01/08-23:34
俺も参拝客の避難誘導するつもりだし、オーガが参拝客に気づいて襲ってきた…なんてことがあったらクリアレインで視界を奪えないか試みるつもりだぜ。
閃光効果が有効かよくわからないし、俺自身弓が得意ってわけでもないから、シグマも弓持っていってくれるなら有難い。
俺が言うのもなんだが、シグマはもっと自信持っていいんじゃないか？
…と、プラン修正してこなきゃだな -
2015/01/08-23:34
＞叶ちん
意見ありがとう！
そうだよね！難易度が高いものだから心配になっちゃって……。
ちょっと確認しておきたかったんだ。
そっか、神人ってだけで狙われるの忘れてた。(
んじゃ避難活動中にオーガ来た時は
参拝者をナカムラちんに任せて、俺が離れればある程度は気を引く事が出来るのかな。
念の為にクリアレインも持っていって、どちらでも対応出来るようにはしようと思う。
あとフォロー、よろしくお願いしますっ！
て感じで俺の方もプランは出来たかな。うん。
改めて皆、よろしくね！ -
2015/01/08-23:31
俺もプラン提出してきたぞ。
避難についてはみんな書いてると思うし重複すると思ったから簡単にしか書いてないけど。
そういえばアヒル持ってたのをすっかり忘れてたので囮に使うって慌てて書き足した。
敵のの意識を向けさせる役には立つんじゃないかとは思う。
まあヤックドロア側は人数が多いから、その分だけでも一般参拝客に向かうのを防げるしな。 -
2015/01/08-23:20
＞連携
ふんふん、なるほど…。
攻撃を繋ぐか…。
叶ありがとー！
ちょい意識して少しプラン変えてくる！
-
2015/01/08-23:13
んー。オーガが避難してる方を気にし出すのはある程度想定済みのつもりだよ。
一応、僕の方で敵側の誘導を試みるつもりだよ。
神人に意識が釣られてることがあったから、回りちょろちょろしてれば少しは気にしてもらえないかなって。
それでもシグマ君が弓持てるなら、ありがたいからお願いしたいな。
当たらなくても、参拝客の方から視線逸らせれば上々だし。
それでシグマ君の方が執拗に狙われたりしないようには、フォローできると思う。
連繋については、なんとなーく、お互いの動きを補佐したりする意識の事だと思ってるよ。
他の子の攻撃を当たりやすくなるよう努めたり、避け壁もその一種だと思う。
トリニティサインの効果に関係してきそうなのは、攻撃を繋ぐこととかかなー？と。
使ってる子の報告書見た印象だけどね、感覚的にはコネクトハーツとかと似た感じなのかなーって。 -
2015/01/08-22:26
俺もプラン提出！
避難は誘導してる所までの進路確保するとだけは書いた…モジスウ…強敵だった（震
俺も一応ギリギリまで見るつもりだから修正等あれば言っちゃってーｗ
＞連携について
一応運営さんに失敗判定の是非があるか申請してんだけどまだ返信きてなかった…。
まぁ、ダメ元って感じではあるから、失敗しても泣かないくらいの気持ちで…居た（がくぶる
-
2015/01/08-20:59
プランはあとちょっとかな。
俺の行動はナカムラちんと避難活動
活動がある程度済めば隠れる、かな。
皆みたいに戦えればと思うんだけど、やっぱ自信ないかな。
あと土壇場で気づいちゃったんだけど
もしオーガが俺達と避難活動中の参拝者に気づいた場合は
どうしたら良いかなと少し気になっちゃったり。
俺的には弓矢をどっかに打って視線そらせないかなーとか思ったけど
レベル不足も加わって命中が著しく低いからね。不安要素がある。
試しても大丈夫って事だったらプランに組み込めるけど、皆の意見が欲しい。
本当急でごめんね。
あ、ちなみにオルちんの行動は前回の発言した通りだよ。 -
2015/01/08-18:44
こっちも仮プラン提出済みだ。
俺は一般客の避難誘導優先、イチカはエトワールを使用しつつの避け壁として、ネカットさんの攻撃の邪魔にならないように動くつもり。
効果があるかわからないが、いざというときは、俺のクリアレインで敵の視界を奪えないか狙ってみようと思ってる。
背後が出先にいるから修正がギリギリになるかもしれないが、一応、修正可能だぜ。何かあれば遠慮なく言ってくれ。 -
2015/01/08-08:06
こっちも仮プランは書いてみたぜ。
ナカムラに誘導手伝ってもらうのはこちらでも一言入れておいた。
連携の効果か…これって具体的にはどういう連携なんだろうな？
ただ『連携を取る』と書くだけじゃうまく伝わらないと思うんだよな。
前衛が避け壁＋パペットマペットで的を分散させて後衛の攻撃の邪魔をさせないようにする…
こんな感じでいいんだろうか？
ウィッシュにはまだ余裕があるから、ネカの目から前衛の動きをよく見て
連携を意識してもらうよう書いておくな。 -
2015/01/08-07:35
ざっくりとした仮プランだけは書いてみて、
とりあえずトランスしたら桐華だけでもダッシュして貰う方向にしてみたよ。
僕はちょっと誘導しながらの移動になるだろうし、先に対峙していてもらおうかと
そんで、無事に倒せた後は反対側にも加勢に行くってちらりと書いて置いたよ。
どっちが先に片付くかは判んないけど、お互い状況判んないし、保険に
ナカムラさんに誘導のお手伝い頼むのは俊君の方で書いてるかな。
今のところ文字数に少し余裕あるから、無理そうなら一言添えるのも可能だよー -
2015/01/08-00:58
遅くなってごめん！
了解！俺も組分けそれでいいと思う！
うっし、じゃあ俺達もネカットさん達の「避け壁」って感じになると思う！
一応考えてるのはパペットマペットを囮として動かしてみるかってとこかな？
現在の装備が「トリニティーサイン」で連携の効果が発動した際には相手の動きを鈍らせる事が出来るって書いてるから…うまくいけば相手の動きをある程度鈍らせる事ができるかも？
頑張ってみる！ -
2015/01/07-08:59
オルガ：
組分け感謝します。
叶さん方、こちらこそよろしくお願いします。
叶さん方の動きも承知しました。
こちらはアルペジオをセットし、戦闘に挑みます。
俺の狙う優先箇所は腕になりますね。
やはり厄介だと思うので早急に斬り落としておきたいです。
その腕に一般の参列者の方が巻き込まれない保証もないと思うので。
シグマには参列者の避難誘導の手伝いに向かわせます。
武器はありますが、攻撃力、命中力共に心許ないですから。
もし他に出来る事があれば、助言くださると有りがたいです。
こんなところですかね。
何か把握違い等指摘箇所がありましたら、俺も助かります。
改めてよろしくお願いします。 -
2015/01/07-07:06
＞組み分け
俺もそれで異存はない。
こっちはスキルは恋心Ⅱの予定だ。
EWはどうしても攻撃が後手に回ってしまうから、バリアを張られる前に撃つのは難しい。
バリアが展開されたら、俺が（適当だけど）60秒のカウントをとりつつ
タイミングをネカに知らせようと思う。
効果時間の終わり近くになったら、俺も前に出てコネクトハーツを当ててすぐに後退かな。
恋心Ⅱはその時に使用。他は通常の魔法弾と使い分ける。
最大火力を効果的に叩きこむのが仕事だ。皆改めてよろしく頼む。 -
2015/01/07-03:47
班分けに関しては先に希望出させて貰った身だし、みんなオッケーなら秋乃君が纏めてくれた感じで良いと思う。
シグマ君達はヤグナム対応、ご一緒宜しくねー頑張ろうー。
神社の備品とかにも影響ないように、ちょっとでも広い所があったら誘導したいけど…
んー、長い鞭みたいな腕でカウンター、だったら、あんまり自分から動いてはこないかなぁ。
誘導よりは、あんまり近いようなら割り込んで押しやる感じの方が確実、ぽい？
そんな感じで試してみようと思ってるけどいいかな。
とりあえずは僕もエムシに武器変えたし、攻撃当てられれば防御力下げれるはず！
桐華さんは現状で出来る回避特化にシフトチェンジするか、防御力固めて殴られるの覚悟で行くか迷い中。
背後に神社の設備背負っちゃったら、迂闊に避けるのもまずいかなーとも、ね。
スキルはパッシブのアナリーゼがいつの間にか使えるようになってたから、それで手数増やしていきたい。
攻撃スキルはオスティナートがぎりぎり３回使えるから、それにしようと思ってる、ところ！ -
2015/01/06-11:31
今までの意見を参考に俺の方で適当に割り振ってみるが、問題があったら言って欲しい
ヤグナム：桐華さん、オルガさん
ヤックドロア：ネカットさん、雅、イチカ
で、どうだろう？
とりあえず、ネカットさんと桐華さんに関してはこのままがいいと思うんだが、他は変動しても問題ないような気もする
俊の提案してくれた「避け壁」だが、イチカでいいなら引き受けさせてもらうぜ -
2015/01/05-23:51
連投ごめん！
今皆のステータス見て思ったんだけど
ネカットさんの攻撃力：３２４
桐華さんの攻撃力：１１４
雅ちゃん攻撃力：５８
イチカさんの攻撃力：４０
オルガさんの攻撃力：３１
でとりあえず１００超えしてるネカットさんと桐華さんは戦力分散した方がいいような気がする！
で、ネカットさんの方は２ターン消費で攻撃を行うから、それを考えるとネカットさん側に詠唱中邪魔されないよう二人入った方がいいんじゃないかな？
桐華さんはテンペストダンサーだから回避も俺達の中で一番高いし、アルペジオⅡあるからどうだろ？
-
2015/01/05-23:06
組分け結構難しいなぁ…。
うーん、俺達もどっちでもいいと言えばどっちでもいいんだけど。
というのも、ヤックドロアの力場は１分間という事だったから
それさえ凌げれば～って気持ちではいたんだよな。
勿論、それでも防御固いぜっていうのはあるとは思うんだけど。
ただ、この感じだと全体的に戦力が足りない方に入るのが無難、なような気がしてきた。
とりあえずは、どちらに入っても俺達は問題ない、かな。
-
2015/01/05-17:11
お、人数揃ったな。
叶たちはまたよろしく頼む。
組み分け…そうだよなー、確かにヤックドロアに挑むにはテンペストダンサーでは火力が不足気味になると思う。
ただ、ネカの攻撃の邪魔をされないためにも前衛はどうしても必要になって来るからな。
俺としては、イチカにヤックドロア側に来てもらって、エトワールで回避を上げ
ヤックドロアの攻撃の的を分散させる役をやってほしいと思ってる。
いわゆる避け壁ってやつだな。どうだろうか？
エトワールなら桐華でも使えるが、そうすると今度はヤグナム側の火力が足りなくなる。
ヤックドロア程じゃないが、ヤグナムも結構固いからな。 -
2015/01/05-14:37
わわっ満員やったー！
叶ちん、桐華ちん、初めましてよろしくね！
(PL：今更ながら皆さんを勝手に呼ばせて頂く次第すみませんです。)
そしてヤグナムの人気！
ただ俺はヤックドロアは分厚い装甲があるから
高火力さんに担当してもらえたらーと言う意見だったり。
もしくは3人係りかなーと。魔法反射？的なのも怖い。
勿論ヤグナムも油断できない敵ではあるけどね。
ヤグナムは手で耳を塞いで乗りきるしかないねー。
あと早めに腕も切り落としておいた方がいいかも。
耳を塞いでる隙とか狙って攻撃してきそうだし。
今の意見だと(敬称略)
ヤグナム：桐華、イチカ(どちらでも)、雅
ヤックドロア：ネカット
あと実は火力で言ったら
多分オルちんが一番低いって言ってたから
オルちんもヤグナムに立候補しようとしてたんだよね……。
でも3人でならヤックドロアとでも大丈夫なのかなっても思う。
心配性でごめんよ。
いろいろ言ったけど
何か把握違いがあったらご指摘よろしくね？ -
2015/01/04-22:05
こんばんわーｗ
後ろの人が帰って来たら人が増えてたいやっふー♪
秋乃はひっさしぶりｗ
ラミア以来ー♪
その他の人は初めましてー！
不束さん家の奏戯君ですよー♪
パートナーはディアボロでトリスタの雅ちゃんだぜー。
はははｗただでさえこの前の任務で死にかけたからなー…。
ペナルティはなしでいきたい！切実に！（半泣き
＞戦闘
だよなー。
確実に２組分ける必要はあるよな。
俺達もどちかというと火力に難があると思ってたからヤグナムの方に回ろうかなーと思ってた。
前線で立つタイプじゃないから多分皆の命中率対策してるかもだけど。 -
2015/01/04-16:53
初めまして、の奴はいないみたいだな。
天原秋乃だ。今回もよろしくな。
俺達もペナルティは無しでいくぜ。
＞戦闘
班を２組にわけるのは必須だろうな。
２：３でわけるのもいいと思うし、２：２でわけておいて残り１組を一般客の避難誘導に徹底させるのもありかなとも思う。
で、希望する相手なんだが……
戦いやすそうなのはヤグナムのほうなんだが、どうしてもこいつと戦いたいってわけでもないから、ぶっちゃけ俺はどっちでもいいぜ。言い出しっぺだし、一般客の避難誘導に徹底してもいいしな -
2015/01/04-11:59
よいしょっとお邪魔しまーす。秋乃君達と俊君達はお久しぶりかなその節はお世話になりました。
そんな感じの叶とテンペストダンサーの桐華さんです。
空気読まずに三組目のテンペストダンサーでごめん！
初めましてのお二組も宜しくね。
一先ずペナルティは無いよってのを告げとくね。こんな事もあろうかと！です。
流れ】
お外は暗そうだけど、除夜の鐘突きやってた直後なら、少しくらいは明かりがついてるかなって期待
避難誘導は神社中央に向かって貰う形で同意だよ。
移動中も誘導は要るだろうけど、本格的に避難誘導オーガの姿確認してから、
オーガに近い人を優先的に守りつつーってイメージでいいのかな？
戦闘】
班分け必須だし、少しでも有利な方に回れたらいいかなと思ってるのと、
５組を２：３に分けることになるだろうから、どっちに一組多く配置するかーだけど、
どっちでもそんな変わんない気がしてきたから一先ず希望聞けたらいいかなって思ってます。
俊君たちがヤックドロア希望なんだよね。
僕と桐華さんはヤグナムの方に回ろうかなーって思ってるよ。
急なお話だしヤグナムに有効そうな耳栓とかも準備できないだろうから、
回避と命中が下がるのは覚悟の上で、って感じ -
2015/01/04-10:14
秋乃たちは久しぶり、他は初めましてか。
俊・ブルックスと相方はエンドウィザードのネカットだ。
ネカット：
よろしくお願いします。
まずペナルティに関してですが、私達は特にありません。
こんな事もあろうかと装備を持ち込んでおきました！
俊：
こんな事ってどんなことだよ！？
まあ結果的には助かったが…
流れの認識としては、
神社の境内にいるところで東西からオーガが来て
俺達は二手に分かれて現場に向かう…ってとこだな。
シグマの認識で合っていると思う。
別方向からの同時攻撃だから、片方ずつ倒すのは無理だな。
現在分かっている情報として
・除夜の鐘を突き終わったところだから夜であること
・小さめの神社ということでオーガまでの距離はそれほど遠くなさそうなこと
・ただし境内を挟んで反対方向に出ているため、互いの状況などの確認はできないこと
・それなりに人がいるため、現場に向かいながらも参拝客の誘導が必要なこと
オーガについては
・東側がヤグナム（雄叫びを聞くと命中回避ダウン、耳をふさぐことで対処可能）
・西側がヤックドロア（強力なバリアを展開＋防御力が高い）
ってところか。
今いる中で一番攻撃力が高いのはネカ、俺はコネクトハーツでネカの攻撃力を上乗せできるから
ヤックドロアを担当するのがいいか。
それと避難誘導については
俺達がトランスを見せてウィンクルムであることを知らせ、
オーガの方に走りながら「俺達の反対方向、神社中央に向かって避難」するよう呼びかけるつもりだ。
あとナカムラに誘導の手伝いを頼んでみる。
とりあえず現時点で出てきたのはこのくらいか。
他にも何か気付いたことや指摘があれば遠慮なく頼む。 -
2015/01/04-08:42
秋乃ちん達以外の人とは初めまして……かな？
会ってるよー！って方いたらごめんね(汗
改めて俺はシグマ。パートナーはオルちんだよ。
今回よろしくね。
オルガ：
今紹介に預かったオルガ、です。(シグマにギロッ
さて俺の認識では
ヤグナム組とヤックドロア組に別れ
神人達が参拝客の避難を誘導とみていますが
把握違いがあれば、ご指摘願います。
あと俺の方はペナルティはない予定です。
