年越し蕎麦と羽織(白羽瀬 理宇 マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

 Q 何故あなたは二人羽織をするのか?

 A そこに蕎麦と羽織があるから



 タブロス市の北、ビシル湖のほとり。
 そこに1軒の温泉旅館がある。
 今まさに年が変わろうとするその時、あなた達はその旅館の一室にいた。
 A.R.O.A.本部に張り出されていたミラクルトラベルカンパニーの年越しツアーのチラシを見て、やってきたのである。

 16畳ほどの広い和室の中央には大きなコタツが用意されており、
 あなた達は思い思いの姿勢でコタツに入ってくつろいでいる。
 年越しのカウントダウンまで、あと少し。
 年が変わるのと同時に、ビシル湖からは花火が上がるらしい。
 湖を望むこの部屋からであれば、きっと花火もよく見えることだろう。
 そこであなた達は、コタツでくつろぎながらカウントダウンを待っていたのだった。

 そこに……。

「失礼いたします」
 声と共に部屋の入り口の襖が引き開けられ、旅館の仲居が顔を出した。
「年越し蕎麦をお持ちしました」

 盆の上に乗せられた温かそうな蕎麦が5膳。

 と

 何故か羽織。

「せっかくの機会ですから『仲良く』食べてくださいね」
 意味ありげに笑って仲居は言った。
「終わった頃、もう一度人数分の蕎麦をお持ちいたしまね。どうぞごゆっくり」


 人数の半分しかない蕎麦と羽織。
 こうなったら二人羽織をするしかないだろう。
   

解説

●目的
二人羽織で蕎麦を食べ、年越しを迎えてください
流れとしては、二人羽織で早食い競争→改めて年越し蕎麦を食べる→蕎麦を食べていると新年を祝う花火が上がる、です。
今回は会議室では二人羽織の早食い勝負をしていただき、
リザルトでは勝負の結果と、蕎麦を食べながら花火を見ている様子を描写したいと思っています

●二人羽織のやり方
各ウィンクルムでペアになってください
羽織の中に入る人と食べる人、どちらを神人がやっても構いません
役割が決まったら、会議室でダイスを使用しながら参加者全員で勝負してください
その勝負の結果がリザルトに反映されます

●勝負の進め方
勝負はターン制で進めてください
蕎麦の総量を25とします
10面のダイスを振っていただき、A面で出た数字が1ターンに食べることのできた蕎麦の量です
1ターン毎に食べた量を総量から引いていき、一番最初に0になった人が優勝です
大変かもしれませんが、全員の順位が確定するまで頑張ってください
勝負中はPC同士のRPを楽しんでいただけると嬉しいです

●勝負の記入例(【ダイスA(10面):7】が出た時)
箸に大量に絡まった蕎麦が上手い具合に口に入る。むしゃむしゃモグモグ。
この調子だ!頑張るぞ!
【食べた量:7 蕎麦残量:12→5】

●プランに書いていただきたいこと
勝負の結果(自分の順位)
勝負中のライバルに向けて一言程度
勝負の結果を受けての感想
勝負が終わった後、改めて蕎麦を食べている時の様子など

●お代
蕎麦代、お部屋代として700Jrを頂戴いたします

●その他
勝負開始後に参加表明があった場合には、
勝負の進んでいるターン数まで連続で蕎麦を食べていただき、その後は一緒になって勝負をしてください
勝負が終わった後に参加表明があった場合には、二人羽織の勝負にはトイレにでも行っていて遅刻した描写になり、順位はつきません


ゲームマスターより

プロローグを読んでいただきありがとうございます

会議室に実装されたダイスを活用してみよう……という企画です。
二人羽織のRPを楽しみつつ、せっかくなので会議室でお喋りしながら新年を迎えていただければと思っています
勝負が終わった後は、掲示板代わりのような感じでお喋りを楽しんでみてください

どうぞよろしくお願いします

リザルトノベル

◆アクション・プラン

楓乃(ウォルフ)

  心情
・初のツアーで終始舞い上がっている

●早食い競争
私が食べさせる役をするわね。
…ふふふー♪
ばけばけばぁ~♪(羽織を被っておどける
はぁい…。(怒られて渋々座る

あ。難しくて口に無理やりねじ込んじゃった…

やっとコツを掴んできたけれど負けちゃいそうな予感…
こうなったら…!
みんな~ウォルフが面白い顔しますよ~!!(頬を左右に引っ張る

誰もひっかからない…(しゅん

でも2位になれたし、大満足!

●蕎麦を食す
やっと私も食べれるのね!いただきます!
うーん、つるっとしててコシがあって、あとはえーとえーと…。
うん…慣れない事はやめます。

●花火
綺麗…。私花火って初めて見たわ。
それにとっても…楽しか…すーっ(眠ってしまう



エメリ(イヴァン)
  順位:1位
ライバルへ一言:お互い頑張ろうね!
感想:僅差だったし1位になれてびっくり
これもイヴァンくんの手さばきのおかげだと思う!

あー、楽しかった
お蕎麦も美味しかったしいい記念になったね

だってその方が楽しそうだったから
何だか協力して作業するって素敵じゃない?
きっと今回の事で私達のチームワークもばっちり高まったはず!

うん、別腹だよ
美味しいからイヴァンくんも食べなよ
…え、私そんなに口あいてる?
ううん、それはちょっと恥ずかしいかも…

そろそろ花火の時間かな?
今年はお世話になりました
色々迷惑も掛けちゃってごめんね
でもすごく楽しくて充実した一年だった
イヴァンくんに会えてよかった
来年もよろしくね


水田 茉莉花(八月一日 智)
  ※アドリブ歓迎
2人羽織3位

蕎麦が有名だからって泊まりに来たのはよかったけど
こっちの意味で有名だったのね
…って、やっぱり食い意地で選んだのかこのバカチビ!!
(ハリセンでバチコーン)

全くもう、こっちは当てずっぽうで
お蕎麦を持っていくしかないから大変だったのよ
…って音立てすぎ!
何でこう食べ物関係になると
人何倍も張り切っちゃうんだろう…ほづみさんは…

ああうん、知ってます、あたしも秘書として企画書読んだし
…待って、確かあの企画書にあたしの名前があったような?!
ちょっと待って、あれ、上に通して決裁待ち…
こらぁバカチビ!何を通してきたのよー!

もうやぁ、何でこう振り回されるのよー!
(花火と友に打ち上がる文句)


椿姫桜 姫愛姫(麻琵 桜玉 殊月)
  皆さんには負けません!

結果:最下位

タマちゃんのリクエストにお応えしちゃいますぅ
(羽織に入る側)指示通りに手を動かす

殊月の尻尾が大きいので丁度顔に当たる くすぐったい

途中殊月の顔に熱々の麺をプレスする痛恨のミス
きゃあああッ!?タマちゃん死んじゃいやですうう(大げさ)

タマちゃんのキャワいいお顔が火傷でデロデロになっちゃったら
私、どうすれば良いんですかぁッ
(モザイク状態を想像して涙)

た、タマちゃん……よぉし!姫愛姫も頑張っちゃいますよぉっ



よよよ……私のせいですぅ!タマちゃんごめんなさい
無事で何よりです ぐすん

任せて下さぁい☆
ウィンクルム活動始まりの年なので気合い入れていきますよぉ



アンダンテ(サフィール)
  結果
4位

ライバルへ
みんな上手よね
何かコツとかあるのかしら?

感想
変顔を見逃したのが心残りね…
でもとても楽しい時間を過ごせたわ!

その後
二人羽織をする事になるとは思わなかったけど
楽しかったしまた機会があったらやってみたいわ
冷静?(首傾げ

お蕎麦をまだ食べてなかったから楽しみだったの
ああ、そういえばつけっぱなしね
なんだかもう体の一部みたいなものだから忘れていたわ
占い師をする事になってからずっと付けているからもう相棒のようなものね

どきりとするが仕事絡みだと解釈し納得
それでも褒められたのが何だか嬉しい

花火、綺麗ね
なんだか花火ってわくわくしない?
あけましておめでとう
今年もよろしくね
次は1位を目指しましょうね!


●蕎麦と羽織とハリセンと座布団

「蕎麦が有名だからって泊まりに来たのはよかったけど、こっちの意味で有名だったのね」
 仲居が持ってきた蕎麦5人前と羽織を前に、プルプルと肩と拳を震わせる水田 茉莉花。
「うおっしゃー!早食いでかっこよさゲット、更にもう一杯もゲット!いっぱい喰える温泉プラン大賛せーい!」
 そんな茉莉花の隣で、拳を突き上げつつ喜ぶ八月一日 智。
 が、そんな智の言葉に茉莉花の眉がピクリと揺れた。
「……って、やっぱり食い意地で選んだのかこのバカチビ!!」
 バチコーーン!!
 茉莉花がフルスイングしたハリセンが見事に智の側頭部を捉える。
 夫婦漫才……ならぬウィンクルム漫才は大晦日の今日も絶好調だった。

 一方こちらは麻琵 桜玉 殊月。
「ほっほっほっ。余と姫の友情パワー?というヤツを見せてやるのじゃ!」
 温泉宿の浴衣の袖で口元を隠しつつ鷹揚に笑う様は、少し古風なこの部屋の雰囲気に良く合っている。
「皆さんには負けません!」
 その隣では、椿姫桜 姫愛姫が他の面々に人差し指を突きつけつつ宣言していた。
 そんな姫愛姫の肩を軽くつつく殊月。
「姫っ、姫っ!私は『あーん』というものをして頂きたいのです」
『あーん』という擬音語の後にハートマークが見える。
 いちゃいちゃうふふな食べさせあいっこと二人羽織は違うのだが、大丈夫なのだろうか。
 しかし姫愛姫は拳を口元に当て、にっこり笑ってこう答えた。
「タマちゃんのリクエストにお応えしちゃいますぅ。タマちゃん、今日がお誕生日ですしぃ」
 そう。今日が殊月の誕生日なのだ。おめでとう、殊月。
「うむ、苦しゅうない」
 何だか哀れな事になる予感がひしひしとするが、今は口を噤んでおこう。

 そして楓乃は、初めてのツアー参加が嬉しいらしく舞い上がった様子を見せていた。
「私が食べさせる役をするわね。……ふふふー」
 仲居が持ってきた羽織を頭から被ると……。
「ばけばけばぁー」
 オバケのマネをしておどけてみせる。
「バカやってねーで、さっさとそこ座れ」
 そんな楓乃を見守っていたウォルフ。やれやれといった様子でコタツの横の座布団を指し示した。
「はぁい……」
 渋々腰を下ろす楓乃。
 溜め息をつきつつ楓乃の前に座り、楓乃が被る羽織の中に納まろうとしたウォルフだったが……。
「あ……」
 やおら立ち上がると、余っていた座布団を持ってきて自分と楓乃の間にそれを挟みこんだ。
 他のメンバー達の不思議そうな視線を受けたウォルフがやや不機嫌そうに言う。
「色々事情ってもんがあんだよ気にすんな」
 二人羽織ということは、羽織の中で二人の身体がイヤでも密着するということだ。
 そしてウォルフの後ろに入るのは楓乃、つまり若い女性。しかもいわゆる「ぐらまー」な部類の女性なのだ。
 つまり、豊かで柔らかな胸のふくらみが背中にギュッと……。
 それはもう……万年氷やドライアイス、いやいや液体窒素なみの心の持ち主でもない限り、冷静でいることは不可能だろう。
「……男共は察しろ」
 ボソリと言い足すウォルフの顔には、早くも疲労の色が浮かんでいた。

●今年最後の大波乱

「……帰りたいですがやるからには頑張りますので、よろしくお願いします」
 礼儀正しいイヴァンは羽織の中。
「お互い頑張ろうね」
 楽しげにコタツに座るエメリの両サイドからはイヴァンの腕がにゅっと伸びている。

「お互い怪我しないよう頑張りましょう」
 コタツにつき、淡々とそう述べるサフィール。だが、その内心は決して穏やかなものではなかった。
 なぜならそう、羽織の中に入ったアンダンテの体型、特にそのふっくらとした胸部が、背中越しにイヤというほど伝わってくるのである。
 サフィールは正直であるが故に、オブラートに包んだ物言いをすることが苦手だ。
 そのため、ウォルフの「察しろ」という忠告の真意を読み取り損ねてしまったのである。
 今更その意味に気づいても、もう遅い。
 サフィールの背中に密着するアンダンテの胸。サフィールの苦悩はまだ始まったばかりだ。

 エメリとサフィール、ウォルフと殊月がそれぞれの表情でコタツにつく中、一際ヤル気を見せているのは智である。
「おれはやるぜ、おれはやるぜ」
 そう繰り返す智は、青い瞳も相まって、まるで喜んで犬ぞりを曳くハスキー犬のようだった。

 そして始まるLets二人羽織De蕎麦早食い競争。
 
 手元が見えていないにも関わらず、正確かつ大胆な箸使いで、淡々と蕎麦をエメリの口に運び続けたイヴァン。
 そして箸一掴みの量が多かろうとも涼しい顔で蕎麦をすすり続けたエメリ。
 この二人のチームが僅差で2位を振りきり蕎麦を食べきった。
「早く終わらせたいの一心でしたがまさか1位とは……」
 いつも通りに少し冷めたイヴァンの感想。
「僅差だったし1位になれてびっくり。これもイヴァンくんの手さばきのおかげだと思う!」
「意外と嬉しいものですね」
 けれどエメリの褒め言葉に僅かに頬を染めるあたり、まだ純情さの残るイヴァンであった。

 二人羽織のコツは、羽織の中に入った者はあまり大きく手を動かさず、羽織から顔を出している方が相方の手の動きに顔の位置を合わせることなのだが……。
「ぶふぉっ……!」
 蕎麦をグイッと喉のほうまで押し込まれてウォルフが呻く。
「あ。難しくて口に無理やりねじ込んじゃった……」
 羽織の中で楓乃はそう呟いた。嘔吐中枢を刺激しなかったのは不幸中の幸いである。
「わざとやってんじゃねーだろーな……」
 座布団越しでは相手の体勢もイマイチ分かりづらいのだ。
 仕方がないので、楓乃は、蕎麦を持ち上げたらそこで手を止めるようにしてみる。
 それが幸いしたらしい。
「やっとコツを掴んできたけれど、負けちゃいそうな予感……」
 羽織の中にいるため外の様子は見えないが、何故か楓乃はそんな事を感じた。
「こうなったら……!」
 楓乃の決意の呟きに何か嫌な予感を感じたウォルフが身構えた直後。
「みんなーウォルフが面白い顔しますよー!!」
 ひょいと持ち上がってきた楓乃の白い手がウォルフの褐色の頬をつまんで左右に引っ張る。
 細く引き締まった体型のわりに、面白いように柔らかく伸びるウォルフの頬。
「ひゃめろー!負けほうらからって、変なふぉとすんなー!!」
 思わず叫ぶウォルフ。
 蕎麦が少し口から飛び出したが、そんな事に構っている余裕はない。
 だが、そんなウォルフのプチ修羅場も残念ながらあまり効果は無かったようだ。何故なら、みんな自分の事で手一杯だったからだ。
「誰もひっかからない……」
 少し落ち込んだ表情でウォルフの頬から手を放し、再び箸を取る楓乃。
 時間のロスが響いたのか、楓乃とウォルフは、エメリとイヴァンに続いて2位で蕎麦を食べ終えた。

 その後は、3位に茉莉花と智、4位にアンダンテとサフィールがつけた。
「変顔を見逃したのが心残りね……でもとても楽しい時間を過ごせたわ!」
 と羽織の中から這い出しつつ笑うアンダンテ。
 サフィールは。
「どうなる事かと思いましたが無事終わって安心しています」
 そう言って額の汗を拭った。

 そして最後に残るは姫愛姫と殊月のペアである。
 まるでお稲荷さんのようにちょこんと座り口を開ける殊月。
 もうちょっと上だとか、ほんのり右だとかの指示も二人羽織のコツそのもので上手く行くかに思えたのだが。
「んふふぅ……」
 問題は羽織の中にあった。
 殊月の背中に顔を寄せる形となった姫愛姫の顔の前。そこに殊月の尻尾があったのである。
 殊月は狐のティルスだ。
 狐といえば、ふっかふか、ふっさふさの尻尾。顔の前でふわふわと揺れる柔らかな毛束。
 そのくすぐったさに姫愛姫が軽く身をよじった拍子の事だった。
「おおっその調子で……」
 麺に向かって首を伸ばそうとした殊月の、眉間と鼻の頭の中間くらい。
 そこに熱々の麺が見事にプレスされるという痛恨のミスが起こったのである。
「ぐあああ!麺がああ!!麺がああああッ!!?」
 どこぞの大佐のように両手で顔を覆い、殊月は畳の上を転げまわる。
「きゃあああッ!?タマちゃん死んじゃいやですうう」
 殊月の身体に手を掛け、泣き出さんばかりに叫ぶ姫愛姫。
「タマちゃんのキャワいいお顔が火傷でデロデロになっちゃったら、私、どうすれば良いんですかぁッ」
 報道規制でモザイクが掛かってしまうような、そんな様子を勝手に想像して姫愛姫は涙を流す。
 傍から見ると「大袈裟な……」と冷たく突っ込みを入れてしまいたくなるような状況だったが、
 そんな姫愛姫の優しさらしきものが何故か殊月の心には響いたらしい。
「安心なされよ 姫を悲しませるような真似はしません。この蕎麦、見事食べきってみせましょう」
 覚悟を胸に不死鳥のごとく立ち上がった殊月が、再びコタツの前に座る。
「た、タマちゃん……よぉし!姫愛姫も頑張っちゃいますよぉっ」
 そして姫愛姫もまた殊月の後ろへと戻っていった。
 しかし途中の小劇場に費やされた時間が大きく響き、ビリとなる5位で蕎麦を食べ終えた殊月。
「よよよ……私のせいですぅ!タマちゃんごめんなさい」
 涙をこぼす姫愛姫に、しょんぼりと肩を落とした殊月が言う。
「姫を喜ばせたかったのじゃが……」
「無事で何よりですぅ。ぐすん」
「ひ、姫!そこまで私の事を思って……!」
 がっしりと手に手を握り合う二人。
 そんな二人を、イヴァンが冷めた目で静かに眺めていた。

●行く年

 勝負が一段落し、皆とともに改めてコタツにつきながらアンダンテが言う。
「二人羽織をする事になるとは思わなかったけど」
「俺もここに来て二人羽織をやらされるとは思いませんでした」
 同意するサフィールの表情には、疲労の色が濃い。
「楽しかったしまた機会があったらやってみたいわ」
「いや、もう充分です。わりと冷静を装うのも大変なので」
「冷静?」
 サフィールの言葉の意味を理解し損ねて、アンダンテは首を傾げる。
 ちょうどその時だ。部屋の外から声がかかり、仲居が再び顔を出した。人数分の蕎麦を持ってきたのである。
「それにしてもみんな上手だったわよね、何かコツとかあるのかしら?」
 配膳された蕎麦を前に、皆に訊ねるアンダンテ。
「無心でやることでしょうか」
 とイヴァン。
「食べる方の食い意地じゃない?」
 と茉莉花。
 二つの回答は参考にするには少々難のある回答だったが、アンダンテはとりあえず納得したようだった。
 視線を手元の蕎麦へと戻し、湯気を上げる器の中に箸を差し入れる。
「お蕎麦をまだ食べてなかったから楽しみだったの」
 嬉しそうに蕎麦を口に運び始めるアンダンテの隣。
 サフィールもまた、やっと落ち着いて食べられると笑みを浮かべながら蕎麦の器へと手を伸ばした。
 パートナーと同様、蕎麦をすすろうとしてふとある事に気が付く。
「それ、外さないんですか?」
 サフィールが指し示すのはアンダンテが頭に被ったままのベールだった。
 口元を隠すベールはさすがに外していたものの、アンダンテは頭のベールはそのままに蕎麦を食べていたのである。
 正直、少し邪魔そうに見えるのがサフィールには気になった。
「ああ、そういえばつけっぱなしね。なんだかもう体の一部みたいなものだから忘れていたわ」
 その言葉通り、今はじめて気づいたらしいアンダンテが頭のベールを外し、丁寧に畳んで自分の横に置く。
「占い師をする事になってからずっと付けているからもう相棒のようなものね」
 占い師を『する事になった』という何か事情のありそうな表現が、小さなささくれのように引っかかったもののサフィールは別の言葉を口にした。
「綺麗な髪色なのに隠してるのは勿体ないですね」
「え……?」
 毛先になるにつれ色がなくなる、濃淡のある艶やかな紫の髪。神秘的で美しいその髪を褒められたアンダンテが驚きに軽く目を見開く。
 甘いようなこそばゆいような鼓動。
 しかしサフィールの次の言葉は、そんな胸の高鳴りに水をさすようなものだった。
「こういう色合いの布があったら人気でそうですが」
 仕立て屋として独立を目指しているサフィール。
 仕事に対して常に真面目に取り組む彼らしいといえば彼らしい目の付け方だと、アンダンテは妙な納得をした。
 それでも……。
「何だか嬉しい」
「え?何ですか」
「何でもないわ」
 蕎麦つゆが甘く感じられるのは気のせいだろうか。

「あー、楽しかった。お蕎麦も美味しかったしいい記念になったね」
 にこにこと笑いながら言うエメリにイヴァンは溜め息をこぼす。
「僕は二人羽織しなくてもエメリさんが食べればと思っていたんですが押し切られてあんな事に……」
 いくら蕎麦が5膳しかなかったからといって、いくら大振りの羽織まで渡されたからと言って、普通に食べる選択肢が消えたわけじゃない。
「だってその方が楽しそうだったから」
 エメリにきっぱりと言い切られて、イヴァンはがっくりと肩を落とした。
「何だか協力して作業するって素敵じゃない?きっと今回の事で私達のチームワークもばっちり高まったはず!」
 そんなイヴァンを励ますように言うエメリ。
「そうですね、だといいんですが……」
 遠い目をして再び溜め息をついたイヴァンの目が、エメリの口に運ばれてゆく箸にとまる。
「先ほど食べたばかりなのにまだ食べれるんですか」
「うん、別腹だよ。美味しいからイヴァンくんも食べなよ」
 こちらも再び笑顔で言い切るエメリ。
 普通別腹に入るのは甘いものなんじゃないか?そんな突っ込みを胸にエメリが蕎麦を食べる姿を眺めていたイヴァンが言った。
「ああ、なんであんなにスムーズに進んだのかわかった気がします。エメリさんの一口が大きかったのが勝因じゃないでしょうか」
「……え、私そんなに口あいてる?ううん、それはちょっと恥ずかしいかも……」
 僅かに頬を染めてエメリはうつむく。だが蕎麦を口に運ぶ手は止まらないままだ。
 いつも延々と食べ続けているエメリ。その大量の栄養の行き先はエメリの豊かな胸であるに違いない。

 一方、エメリとは違い胃袋に限界を訴える者もいた。
「もう喰えねー!オレの分もやるよ」
 半分ほどを食した蕎麦を楓乃の方へと押しやるウォルフ。
 やっと私も食べれるのねと喜びながら蕎麦を食べていた楓乃が、嬉しそうにウォルフの分にまで手を伸ばす。
「改めていただきます!」
 ツルツルと麺をすすることしばし。
 パートナーは食べておらず、自分だけが食べているという状況が気になったのが、楓乃が口を開いた。
「うーん、つるっとしててコシがあって、あとはえーとえーと……」
 食レポをしてみようとしたらしいのだが、すぐに言葉に詰まってしまう。
「……」
 バカ楓乃が……と半眼で睨むウォルフ。
「慣れねーことはやめとけ」
 溜め息と共に楓乃の頭をポンと叩こうとした手を引っ込めて、ウォルフはそう言った。
 その事に気づいていないらしい楓乃が素直に頷く。
「うん……慣れない事はやめます」
 自分はあくまで楓乃のパートナーだ。頭を撫でるようなのはオレの役目じゃない。

「……結局3位か、可もなく不可もなしって奴だな。でもまあ、もう一杯来るんじゃあ食べ得だな食べ得!」
 5人中3位。まさにど真ん中となった戦績をそう評しながら、新たに届いた蕎麦に意気揚々と手を伸ばす智。
 その隣では茉莉花がブチブチと不満を述べつつ、蕎麦に箸をつけている。
「全くもう、こっちは当てずっぽうでお蕎麦を持っていくしかないから大変だったのよ。……って音立てすぎ!」
 ズルズルと部屋中に響く程の音を立てて蕎麦をすする智に、茉莉花は思わず突っ込みを入れた。
 しかし智の方はというと、茉莉花の言葉など蛙の面に水もいいところ。
「あんだよ、蕎麦は音で味わうモンだぜ、みずたまり」
 『みずたまり』の忠告を一言の元に切り捨てて、蕎麦をズルンと口の中へと引き込む。
「何でこう食べ物関係になると人何倍も張り切っちゃうんだろう……ほづみさんは」
「んあ、飯は全ての源だぜ。元気もやる気もぜーんぶ美味い喰いモンから来るモンなんだぜ」
 何だか脱力感が襲ってきて、茉莉花はがっくりと肩を落とす。
 そんな茉莉花の隣で、蕎麦を食べきった智が蕎麦湯に手を伸ばしながら言った。
「だから、おれ最近インターネット放送で料理番組やる企画立てたんだぜ」
「ああうん、知ってます、あたしも秘書として企画書読んだし……」
 ぐったりとしたまま頷いた茉莉花。だが、ふと記憶の中で何かが引っかかって眉を寄せる。
「……待って、確かあの企画書にあたしの名前があったような?!」
「あ、気がついたー?おれメイン、みずたまり助手!」
 歌うような調子で言いながら、立てた人差し指をまるで指揮棒のように振る智。
 そんな智の胸倉を茉莉花がかっしりと掴んだ。
「ちょっと待って、あれ、上に通して決裁待ち……」
「って、いだだ、いでいで、ちゃんと読んで上に出したんだからもう文句言うなよな」
 掴んだ胸倉をガクガクと揺さぶりつつ、茉莉花はハリセンで智の頭を乱打する。
「こらぁバカチビ!何を通してきたのよー!」
「てか、ハリセンは止めろって!いい加減暴力は止めt…」
 ツアーしかり、二人羽織しかり。挙句の果てにはインターネット放送への出演ときた。
「もうやぁ、何でこう毎度毎度、毎度毎度、毎度毎度振り回されるのよーーーー!!!」
 その他もろもろ、この一年で振り回された思い出の総決算。
 一際強烈な一撃を智の脳天に見舞い、茉莉花が絶叫した時だった。

 ドーン!!
 ドドーン!!

 客室の大きな窓をビリビリと震わせて、ビシル湖の上空に花火が打ち上がった。

●来る年

「花火、綺麗ね、 なんだか花火ってわくわくしない?」
 窓に寄り、次々にうち上がる花火を眺めながらアンダンテ。
「そうですね……」
 夜空を染める花火、湖面に映る花火、それからベールを脱いだままのアンダンテの髪を見ながらサフィールは頷く。
「あけましておめでとう今年もよろしくね」
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
 目が合い、自然と微笑みあう二人。
「次は1位を目指しましょうね!」
「あまりやりたくないですが次は羽織に入る方がいいです」
 或いはウォルフがしたように座布団を挟むのがいいだろう。

「もう花火の時間なんだね。今年はお世話になりました。色々迷惑も掛けちゃってごめんね」
 デザート代わりのみかんを食べていたエメリがそう言って小さく頭を下げる。
 頷くイヴァン。
「……あっという間の一年でした」
「そうだね。でもすごく楽しくて充実した一年だった。イヴァンくんに会えてよかった」
「いい一年だったと、思います」
 マイペースなエメリ。彼女の言葉通り、振り回されたことも数知れない。けれども最近、少しだけエメリの違う側面も見えてきた。
 ゆっくりと近づく距離。
「来年もよろしくね」
「来年もよろしくお願いします」
 今日の二人羽織でチームワークが高まったかどうかは分からないけれど、来年もまたいい一年になるだろう。

「やはり皆で食べる蕎麦が一番美味じゃのう」
 窓辺には寄らず、コタツの中で蕎麦をすする殊月。
 新年を告げる花火からパートナーへと視線を移して言った。
「姫、これより我らが進む道は長く険しいものとなりますが、互いを信じ、共に歩んで行きましょう」
「任せて下さぁい!ウィンクルム活動始まりの年なので気合い入れていきますよぉ」
 新年の清々しさのような二人……ではないが、ウィンクルムことはじめ。
 新しい歴史が、二人の間に積みあがってゆく一年になるだろう。

「綺麗……。私花火って初めて見たわ」
 お腹が満たされて心地良くなったのだろう、座椅子の背にもたれたまま花火を見上げて楓乃が言う。
 見えなかった目が見えるようになって初めてみるもの、花火もその一つだった、
「それにとっても……楽しか……」
 楓乃の言葉が不意に途切れる。
 ウォルフが花火から楓乃へと視線を移すと、楓乃は既に目を閉じていた。すーすーと規則的な寝息が聞こえてくる。
「……寝たのか?ったく無理しやがって」
 自然と楓乃へと伸びるウォルフの手。
「おやすみ」
 まるで羽根のように、ウォルフの手が楓乃の前髪を優しく撫でる。
 そのぬくもりを感じたのか、眠る楓乃がふんわりと微笑んだ。



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 白羽瀬 理宇
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル コメディ
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 12月29日
出発日 01月05日 00:00
予定納品日 01月15日

参加者

会議室

  • [59]アンダンテ

    2015/01/04-22:32 

    全員終わったのね、お疲れさま!
    白熱した戦いでとっても面白かったわ。

    じゃああとはこたつでゆっくりしているわね。

  • [58]楓乃

    2015/01/04-22:12 

  • [57]楓乃

    2015/01/04-22:10 

    皆無事に食べ終われましたね~!
    とっても面白かったです。

    後はのんびり花火をみつつ、まったり過ごしましょう♪

  • [56]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/04-18:19 

    よよよ……!ビリになっちゃいました!

    一位 エメリペア
    二位 楓乃ペア
    三位 茉莉花ペア
    四位 アンダンテペア
    五位 私たち

    ですかね〜皆さん凄いですぅ!

  • [55]アンダンテ

    2015/01/04-13:34 

    はっ、なんだかいい感じに取れた気がするわ!

    サフィール:
    全部取れましたね。4番です。

    【食べた量:6 蕎麦残量:6→0】

  • [54]アンダンテ

    2015/01/04-13:32 

    まあ、みなさん続々と食べ終えているわね。
    私も頑張らなくっちゃ!

    【蕎麦残量:6】

    【ダイスA(10面):6】

  • [53]水田 茉莉花

    2015/01/04-12:29 

    あ、なんかいっぱい取った気がするわ!
    はいどうぞ~!

    智:マテみずたまり、それ蕎麦の下に敷いてるヘンなのまでm・・・・・・
    (根性で蕎麦だけ食べきる)
    うをっひゃー、3位ー!

    【食べた量:10 蕎麦残量:4→0】

  • [52]水田 茉莉花

    2015/01/04-12:26 

    智:オイコラみずたまり、起きろーっ!
    (もぞもぞ動いて起こしている)

    【ダイスA(10面):10】

  • [51]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/04-02:21 


    麻琵:

    ……すぴー すぴー(コタツの魔力に負けて寝た)

    姫:

    んもう!お爺ちゃんじゃないんですからしっかりして下さぁい!!

    【食べた量:4 蕎麦残量:12→8】

  • [50]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/04-02:15 

    姫:

    はわわっ!?皆さん早いですよぅッ

    【蕎麦残量:12】

    【ダイスA(10面):4】

  • [49]楓乃

    2015/01/04-02:07 

    お…!蕎麦ちょうど無くなったぜ!
    つーことは、俺らが2番だな!

    イヴァンに負けちまったのはすげー悔しいけど…
    へへ♪楽しかったし悪くねーな!

    楓乃:
    あら…本当にお蕎麦無くなっちゃたのね。
    余ったら貰おうと思ったのだけれど…。

    ウォルフ:
    いやいや、お前が喰ったら趣旨かわっちまうから。

    それじゃあ俺らも傍観させてもらうぜ!

    【食べた量:8 蕎麦残量:8→0】

  • [48]楓乃

    2015/01/04-02:03 

    ウォルフの変顔にひっかからないなんて…!
    強者ぞろいね。

    …え?!
    もう食べ終わってしまったペアがいるの?!

    それじゃあ目指せ二番!
    ラストスパート行くわよ~

    【蕎麦残量:8】


    【ダイスA(10面):8】

  • [47]エメリ

    2015/01/04-01:48 

    あ、なくなった。やった、一番!
    すごいよイヴァンくん!全然やる気なさそうだったのに動きが的確だったよ。

    イヴァン:
    自分でも驚いています。
    お疲れ様でした。
    では、あとは全員終わるまで静観しています。

    【食べた量:7 蕎麦残量:6→0】

  • [46]エメリ

    2015/01/04-01:42 

    みんな僅差ですね(見ないよう目を逸らしつつ

    【蕎麦残量:6】

    【ダイスA(10面):7】

  • [45]アンダンテ

    2015/01/04-01:26 

    うんうん、順調に減ってるわね。
    私結構こういうの向いてるんじゃないかしら…!

    サフィール:
    変な自信つけないでください。

    【食べた量:7 蕎麦残量:13→6】

  • [44]アンダンテ

    2015/01/04-01:24 

    え、面白い顔?
    見たい、見たいのに見えないわ…!

    【蕎麦残量:13】

    【ダイスA(10面):7】

  • [43]水田 茉莉花

    2015/01/04-01:11 

    智:オイコラみずたまり、それは海苔のたbもげむが・・・・・・
    【食べた量:3 蕎麦残量:7→4】

  • [42]水田 茉莉花

    2015/01/04-01:09 

    智:ふむー、まじーな、どっしよーかなー?
    (あの変顔は見ねぇぞぜってーに・・・)

    茉莉花:ほづみさーん、次、行きますよー!

    【ダイスA(10面):3】

  • [41]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/04-01:02 

    姫:

    さぁ食えこの駄狐が!!(蕎麦無理矢理押し込み)

    麻琵:

    ふええッ そんな量無理でごふぉッ!?

    【食べた量:7 蕎麦残量:19→12】

  • [40]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/04-01:00 

    姫:

    タマちゃん!私達も負けてられませんよっ

    【蕎麦残量:19】

    【ダイスA(10面):7】

  • [39]楓乃

    2015/01/04-00:44 

    はぐはぐ…ぷはっ!
    ほとんど僅差だな…!

    楓乃:
    え?そうなの…?!

    ……。(考え込み

    みんな~ウォルフが面白い顔しますよ~~!!
    (ウォルフの両頬をぐいっと引っ張り)

    ウォルフ:
    ひゃめろ~!負けほうらからって、変なふぉとすんな~!!
    (訳:やめろー!負けそうだからって、変なことすんなー!!)


    【食べた量:7 蕎麦残量:15→8】

  • [38]楓乃

    2015/01/04-00:40 

    皆の蕎麦を啜る音がだんだん大きく…!
    私も頑張らなくちゃ!

    は!確かな手ごたえあり!!

    【蕎麦残量:15】


    【ダイスA(10面):7】

  • [37]エメリ

    2015/01/04-00:35 

    イヴァン:
    少しコツが掴めたような気がします。

    【食べた量:7 蕎麦残量:13→6】

  • [36]エメリ

    2015/01/04-00:34 

    そろそろ折り返しかな?
    あとちょっと!頑張ろうね。

    【蕎麦残量:13】

    【ダイスA(10面):7】

  • [35]アンダンテ

    2015/01/03-23:53 

    サフィール:
    まあ、じわじわ上達している感じはしますね(もぐもぐ
    俺としては酷い事になるよりは適量のままがいいんですが。

    【食べた量:6 蕎麦残量:19→13】

  • [34]アンダンテ

    2015/01/03-23:49 

    わ、結構差がついちゃったわね。
    よーし、もっと頑張ってみるわ!

    【蕎麦残量:19】

    【ダイスA(10面):6】

  • [33]水田 茉莉花

    2015/01/03-23:23 

    今度は大丈夫かな~?

    智:うぉ、いーぞいーぞ、結構つかめてる・・・ぐもぐも。
    【食べた量:6 蕎麦残量:13→7】

  • [32]水田 茉莉花

    2015/01/03-23:21 

    智:しゃーっ、次はおれ達な!
     みずたまり、右右、もーちょい右・・・・・・。

    【ダイスA(10面):6】

  • [31]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/03-22:36 


    麻琵:

    もきゅもきゅ(味わってる)

    姫:

    タマちゃん食べるの遅いですぅ!!

    【食べた量:2蕎麦残量:19】

  • [30]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/03-22:35 


    姫愛姫ちゃんのターンですぅ!

    【蕎麦残量:21】

    【ダイスA(10面):2】

  • [29]楓乃

    2015/01/03-22:28 

    むぐむぐ…

    今度はちゃんと口に入ったぜ!
    楓乃、この調子で頼むぜ!

    水田ペアとエメリペアが今んとこ同率一位か!
    イヴァンとかやる気なさそーなのに強ぇな…!

    こうゆう勝負毎は何か負けたくねー!!

    【食べた量:8 蕎麦残量:15】

  • [28]楓乃

    2015/01/03-22:24 

    おい、バカ楓乃!
    この調子じゃ負けちまうぞ!

    楓乃:
    だ、だってこれ難しいんだもの…!
    あ、慌てて指が震えちゃう…。

    こ、ここでいいのかしら?つかめた??
    えーい!

    【蕎麦残量:23】



    【ダイスA(10面):8】

  • [27]エメリ

    2015/01/03-22:08 

    あっすごい!そう、そこだよイヴァンくん。
    うん美味しい!

    【食べた量:9 蕎麦残量:22→13】

  • [26]エメリ

    2015/01/03-22:06 

    イヴァン:
    意外と掴めないものですね。
    …早く終わらせたい。

    【蕎麦残量:22】

    【ダイスA(10面):9】

  • [25]アンダンテ

    2015/01/03-21:58 

    サフィール:
    さっきよりは食べてる気がします(もぐもぐ

    【食べた量:4 蕎麦残量:23→19】

  • [24]アンダンテ

    2015/01/03-21:56 

    よし、次こそたくさん掴んでみせるわね!

    【蕎麦残量:23】

    【ダイスA(10面):4】

  • [23]水田 茉莉花

    2015/01/03-21:40 

    えーっと、このあたり、かなー?

    智:みず、みずたまり、そこ、鼻・・・・・・ぶげーっほがっほ!!
    (それでも端っこに執念で食いついた)
    【食べた量:2 蕎麦残量:15→13】

  • [22]水田 茉莉花

    2015/01/03-21:38 

    智:うっしゃ、ほんじゃー次はおれ達の番だな♪
    みずたまり、頼むぜー!

    【ダイスA(10面):2】

  • [21]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/03-21:12 


    麻琵:

    もきゅもきゅ この調子で食べ進めていきましょうぞ


    【食べた量:4 蕎麦残量 25→21】

  • [20]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/03-21:10 

    麻琵:

    姫ーっ!ファイトなのじゃーっ♪


    いきますよぉーっ えいっ☆

    【ダイスA(10面):4】

  • [19]楓乃

    2015/01/03-21:09 

    ウォルフ:

    うぐっ…!げほっげほっ!!

    おまっ…!勢いよくツッコミすぎだ…!
    むせちまってあんま食えなかったぜ…!

    【食べた量:2 蕎麦残量:25→23】

  • [18]楓乃

    2015/01/03-21:07 

    次は私達ね…!
    よーし頑張るわよ~

    ウォルフ、大きな口あけておいてね!

    ウォルフ:
    (頼むから変なことしないでくれよ…)

    【蕎麦残量:25】



    【ダイスA(10面):2】

  • [17]エメリ

    2015/01/03-20:49 

    ん、隅っこ取ったね。
    もっと食べたいかも…。

    【食べた量:3 蕎麦残量:25→22】

  • [16]エメリ

    2015/01/03-20:46 

    イヴァン:
    なぜわざわざ二人羽織なんか…。
    帰りたいです。

    エメリ:イヴァンくん早くー。
    【蕎麦残量:25】

    【ダイスA(10面):3】

  • [15]アンダンテ

    2015/01/03-20:25 

    サフィール:
    そこは蕎麦じゃなくて机です。

    アンダンテ:
    ええっ、そんな…。

    【食べた量:2 蕎麦残量:25→23】

  • [14]アンダンテ

    2015/01/03-20:21 

    じゃあ次は私ね。
    さて頑張らなきゃ…!
    こう、パッととってグッってやれば大丈夫かしら?

    サフィール:
    よくわからないですが安全第一でお願いします。

    【蕎麦残量:25】

    【ダイスA(10面):2】

  • [13]水田 茉莉花

    2015/01/03-18:58 

    智:お、そばがうまい具合に固まってる所取ったぞ!
      行け、そのまま口へ・・・・・・もがうがぎ、うがーふぁ!(みずたまり、うめーぞ!)
    【食べた量:10 蕎麦残量:25→15】

  • [12]水田 茉莉花

    2015/01/03-18:55 

    わわっ、そうするとあたし達が一番目ね
    ほ、ほづみさん、行きますよー!

    智:おっしゃー、バッチこーい♪
    【蕎麦残量:25】

    【ダイスA(10面):10】

  • [11]エメリ

    2015/01/03-12:16 

    うん、私もそれで問題ないよ。

  • [10]アンダンテ

    2015/01/03-00:20 

    私もその順番で大丈夫よ。
    ふふ、どうなるのか楽しみね。

  • [9]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/02-22:16 

    私の方は問題ありませんよぉ~
    いざ尋常に勝負ですぅ!

  • [8]楓乃

    2015/01/02-22:05 

    一応ダイスは振り終わったけれど、
    水田さんとアンダンテさんが被ってしまいましたね。
    うっかり同じ目を出した場合の考慮が抜けてしまってましたね。
    ごめんなさい…!

    早く大きい目を出した順で↓の順番にしてもよいかしら?

    1:水田茉莉花さん
    2:アンダンテさん
    3:エメリさん
    4:楓乃
    5:椿姫桜姫愛姫さん

  • [7]楓乃

    2015/01/02-22:00 

    皆さんありがとうございます!
    どうぞ宜しくお願いしますね。

    それじゃあ私もダイスを…そーれ♪


    【ダイスA(10面):5】

  • [6]エメリ

    2015/01/02-12:10 

    エメリとパートナーのイヴァンくんです。
    今回はよろしくね。

    私がお蕎麦を食べてイヴァンくんには羽織の中に入ってもらうよ。
    二人羽織は初めてだからわくわく。
    いっぱい食べれればいいなぁ。

    はーい、じゃあダイス振っておくね。

    【ダイスA(10面):8】

  • [5]アンダンテ

    2015/01/02-11:59 

    あら、水田さんと同じ数字ね。
    被っちゃうとあれかもだからもう一回振っておくわね。

    【ダイスA(10面):1】

  • [4]アンダンテ

    2015/01/02-11:58 

    初めまして、私はアンダンテ。
    パートナーはサフィールさんよ。
    よろしくね。

    こちらは私が羽織の中に入ってサフィールさんに食べて貰おうと思ってるの。
    頑張って口まで持っていくわね。

    ダイスで順番決めに賛成よ。
    よーし、それっ!

    【ダイスA(10面):9】

  • [3]水田 茉莉花

    2015/01/02-11:02 

    ふむ、みなさんはじめまして、かな?
    水田茉莉花です、パートナーは、マキナのほづみさん。よろしくお願いします。

    で、ウチはほづみさんが食べる役、あたしが羽織着て食べさせる役です・・・ってか、
    ほづみさんが食べたい食べたいって五月蠅くて(溜息)

    ダイスで順番決め、おっけー、了解したわ。
    えっと、これを転がして・・・よっと。

    【ダイスA(10面):9】

  • [2]椿姫桜 姫愛姫

    2015/01/02-10:52 

    はっじめましてぇ☆
    姫が三つでぇ~椿姫桜姫愛姫(ツバザクラヒメキ)ちゃんですよぉ~
    新年をキャワいい花火で祝っちゃうと聞いて参加しましたぁん。

    麻琵:

    ほほ、余は麻琵桜玉殊月(アケビオウギョクノコトツキ)じゃ。
    親しみを込め、タマちゃんと呼ぶが良いぞ。
    して、役割ですが……余が姫にあーん♡をして頂くという事で宜しいかな?


    OKでぇっす。で、私が羽織の中に入って食べさせてあげますぅ
    楓乃ちゃんの案に賛成なのでぇ、さっそくダイスを振らせて頂きますねぇ

    【ダイスA(10面):2】

  • [1]楓乃

    2015/01/02-00:16 

    エメリさんは砂漠の依頼の時ぶりですね。お久しぶりです。
    他の皆さんは今回が初めまして…よね?
    楓乃と精霊のウォルフです。どうぞよろしくお願いします。

    私達のところは、私が羽織の中に入ってウォルフに食べる役割をお願いしようと思っています。
    お菓子ならいっぱい食べれる自信があるんですけどね。ふふっ♪

    皆さんの役目が決まったら、まずダイスを振る順番をダイスで決めましょうか?
    10面ダイスの目を振って数が大きかった人順に、お蕎麦を食べるダイスを振るのはどうかしら?

    ……私、ダイス、ダイス言いすぎてますね。
    混乱させてしまったらごめんなさい。


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