プロローグ
●若草色の着物を着たアイツ〈トラブルメーカー〉
ある寒い日の昼過ぎ、A.R.O.A.事務所に若草色の着物を着たサラサラの髪の青年がやってきた。
「お久し振りでござるよ」
にっこりと満面の笑みを向けてくるこの青年の名前は山葵。
職業はデミオーガハンターのサムライ。
実力はデミ・ゴブリン程度。
性格は楽観的で調子に乗りやすく、中々目が離せないと言った所。
「お久し振りっす」
対応する事になった女性職員ナカムラは愛想笑いで返す。
愛想笑いの理由はこの男〈山葵〉がここ〈A.R.O.A.〉に来たという事は何かしら厄介事を持ってきたに違いないからである。
「こ、今回はどういうご用件っすか?」
引き攣りそうな表情筋を必死で堪えつつ、ナカムラは恐る恐るといった感じで山葵に聞いてみる。
「うむ。これは先日の事でござるよ……」
「(回想からっすか……)」
「ドンブラ湖という湖にてデミオーガが目撃されたと聞いて拙者が赴いたのでござる。そこで拙者の目的のデミ・ベアーを発見したのでござるが、何と言ったか……饅頭食う教団とか言う巫山戯た名前の者に邪魔をされた挙句拙者の自慢の刀〈月光〉が奪われてしまったのでござるよ」
「(それマントゥール教団の事っすね……)え、えーっと、それはつまり……」
「うむ。拙者の刀、長刀〈月光〉の奪還とデミ・ベアーの討伐をするにあたって人員不足な為に助太刀を頼みに参ったのでござる」
満足気な顔で山葵は頷いた。
「(うわぁい)」
飽くまでも笑顔を貫くナカムラだった。
解説
●目的
山葵の長刀〈月光〉の奪還。
デミ・ベアーの討伐。
●ドンブラ湖
広くて綺麗な湖。
周りには草原や森が広がってます。
●デミ・ベアー
デミオーガ化した熊。
●饅頭食う教団
デミオーガを操る事が出来る邪眼のオーブ等を使ったりしてくるオーガを崇める集団。
山葵が出会ったのは怪しげな老人だったらしい。
●山葵
髷を結っていないさらさらの黒髪の好青年で身長は175cm程、長刀『月光』を腰に佩いています。
この長刀はデミオーガの角を簡単に斬り落とせる程の業物です。
自信満々のようですが、彼はあまり強くありません(笑)
困った事に自分の実力が分かっていないようですが、彼は至って真面目に無謀な突撃を仕掛けたりします。
それと彼は精神力が弱く、本当の事を言うとショックで落ち込んでしまい、依頼は失敗になってしまう可能性がありますので、出来るだけ穏便に敵の討伐の補佐をしてあげて下さい。
何度も言うような形になりますが彼は至って真面目です。
今回の山葵は刀を奪われた事で積極的に戦闘には参加しませんが、刀を取り戻そうと我武者羅に頑張ります。
山葵の行動を制限する事は恐らく出来ないでしょう。
ゲームマスターより
山葵の動きを制限するよりも先回りしたりして一緒に頑張ってあげて下さい。
戦闘以外では旅慣れしてるので役に立ちますよ。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
【貸出申請】 インカム×10 【役割】 信者拘束、月光奪還 【手段】 刀を奪った信者が、身を潜めている可能性有 こちらも隠密で信者捜索 湖に入る前に山葵達と別れ森の中に入り気配を殺し辺りを探る(殺気感知) 別動隊は視認できる程度に離れる、インカムで情報共有 お互いの位置は常に把握 オーブ狙撃成功後 ハイトランスをして一気に信者との距離を詰める (PG射線上は走らず) 探知できた信者が一人の場合鞭で拘束 月光を持っていれば押収 複数人だった場合、オーブを持っていた信者の鳩尾を殴り気絶させてから他信者対応 鞭の範囲を使いアウトレンジに回りながら攻撃 月光を装備していた時は鞭を柄に巻き付け引っ張る 【使用スキル】 スポーツ ストレッチ |
八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
山葵さんは旅は慣れているのですね サバイバルやキャンプの知識等も豊富なんでしょうか 現場までの道案内と旅慣れない者のサポートをお願いしますね あ、奇襲を受けるかもしれないので静かにしてくださいね 道中は、案内や小さな用事を頼んだりしてそれらに集中してもらい、彼が先走らないよう努める ハロルドさん達信者対応組のことを聞かれたら 「彼らは遠くから狙撃するので刀の奪還は自分達と一緒の方がやりやすい」と説得 戦闘中は山葵さんを止めるのは私の力では無理なので、見張っておき、インカムで彼の位置を常に皆に周知 精霊のMPが尽きたら、下がるのを待ってディスペンサ使用 即下がって魔力のオーブでMPを補充、再度使用できるようにする |
クロス(オルクス)
両人アドリブ可 担当 ・デミ・ベアー討伐サポート&山葵行動制御(一応 行動 ・デミの所に行くまでに山葵に刀を取られた状況を聞き注意事項を伝える 注意事項 ・神人達から離れない ・敵の挑発は乗っからない様気を付ける ・バリアから出ない 「今回はなるべく俺達から離れないでくれ 刀は必ず取り返すから! 取り返してた後はその場で待機 人の戦い方見て参考にするのも良いと思うんだ 山葵は今でも充分強いけどもっと高みを目指すなら大切な事だと思うんだ(微笑」 心情 「オルク、前回のリベンジだ! 勝つぞ!」 戦闘 ・敵を発見したらトランス ・精霊がデミへ行ったら山葵達を守る様に魔守のオーブでバリアを展開 ・山葵を監視し特攻させぬ様随時インカムで報告 |
Elly Schwarz(Curt)
・連絡手段のインカムを受けとる 山葵への印象 ・報告書で知ってるが、初対面なので依頼主として信用 山葵さんは一生懸命なだけかもしれません サポートでどうにかしてあげたいものですが… 一緒に頑張りましょうね! ・作戦に合わせて行動 ・ベアー組からは少し離れたところで 周囲に警戒しつつ信者の捜索 ・トランスへは躊躇いなく行いたい あまり目立たないよう行動しなければですね。 (もうこれ以上足手まといになるのは嫌です。 トランス、速やかに行いましょう) ・敵からの攻撃を仕掛けられた場合、反撃 僕にも武器はあります、戦わなければ! 一掠りでも出来れば…。 へ!?わわっ 突然は驚きます! ※山葵さんへの依頼後の印象はGMさんにお任せします。 |
ミヤ・カルディナ(ユウキ・アヤト)
一緒に行ってくれる? このままだと山葵さんって人が死んじゃうかもなの… 【行動】 山葵さんと一緒に行動 無謀の短所は自信の長所と裏表ですし、 刀を取り戻したい気持ちはとてもよく分かるので、 私は山葵さんに好意的です 何を取られたのか、今からどうするのか、刀への思い入れ等をお聞きします 時間稼ぎの意味も有るけど、皆の行動に山葵さんのペースをあわせたいのです 戦闘では冷静に護衛です 「一撃くらいは入れて見せますよ」と横で頑張る 信者の無力化とか刀の奪取に全力よ 刀が安置されてたらこっそりと奪取 誰かが持ってたら脚を狙って転倒させ、その隙に強奪! 「山葵さん、刀です!」って渡したい 成功させて山葵さんも一緒に笑いあえたら嬉しいわ |
●道中
天気は曇り、はっきりと肌寒さを感じながらも山葵〈トラブルメーカー〉に連れられウィンクルム達はドンブラ湖を目指す。
同行する山葵の顔色も天気と同様に些か曇り気味と言った塩梅で、理由は恐らく己の刀を失くした喪失感。
「しょもーん」
下を向いて歩く、今までにない山葵の微妙に元気のない雰囲気を感じ取ったのか保護欲を掻き立てられたのか『八神 伊万里』は元気付けるように声を掛ける。
「山葵さんは旅に慣れているのですよね。役に立つサバイバル知識なんかを教えてもらっても良いですか?」
「うぅむ、そうでござるな……白い斑点があるキノコなんかは食べない方が良いでござるよ。少し前に食べてしまって大変な目にあったでござる」
「」
伊万里から擦り寄られ、少し気を良くした山葵は少しだけ表情が柔らかくなる。
「(またアイツは……っ!)」
代わりと言っては何だが伊万里のパートナーである『アスカ・ベルウィレッジ』の機嫌は悪くなっているようではあるが……。
「なぁ山葵さん、敵の人数なんかの把握はしときたいからさ、刀が取られた時の状況を詳しく教えてくれないか?」
山葵の機嫌が上向きになった所でタイミングよく『クロス』が質問してみる。
「そうでござるな。拙者がデミ・ベアーを探して湖周りを歩き回っていた所、ご老人を見つけたでござる……今思うと怪しげな雰囲気があったのでござるが、年配の方をこのような場所で見つけてしまっては放っておけず、近くの村まで送って行こうとした矢先の事でござる。ばったりと件のデミ・ベアーと出会ってしまったのでござるよ」
ここまで話して山葵はその時の状況を思い出したのか苦虫を噛み潰したような顔になる。
「デミ・ベアーと対峙して刀を抜こうとした時、後ろ向けたのをいい事にご老人から投げ飛ばされてしまい、拙者の刀〈月光〉が奪われてしまったのでござるよ。あの時のご老人の表情ときたら、それはもう悪鬼のような形相でござった。あれは間違いなく物の怪の類でござるよ」
「投げ……か、近づくのは危険かもしれねぇな」
山葵の話を聞いて『オルクス』は顎に手をやりながら神妙な顔をしながらそう呟く。
「……それじゃあ相手は一人だったんだな?」
「うむ」
念を押すように『ディエゴ・ルナ・クィンテロ』が聞き直し、山葵は頷きで返す。
「そうなると、ハロルドが接近する作戦は辞めた方が良いかもしれないな」
「そう……ですね。そのご老人には出来るだけ近寄らないようにしましょう」
予め決めていた作戦だと『ハロルド』が危険だと判断したディエゴの提案で二人は作戦を練り直す事に。
「あの、山葵さん」
「む、どうしたでござるかミヤ殿?」
お淑やかな口調の『ミヤ・カルディナ』に話し掛けられ山葵の機嫌も更に上がり調子だ。
「今回の作戦では山葵さんはどの様に動かれるおつもりですか?」
「先ずは拙者の刀の奪還をしない事には戦う事すらままならないでござる……」
「(ミヤはこいつと連携を取れって言ってるけど……)分かってる。その辺りは俺達が協力してやるから任せとけって、なっ」
少し不安を感じながらも『ユウキ・アヤト』は朗らかに笑い掛けながら山葵の方を叩く。
「山葵さん、コロコロと表情が変わって……とても純粋な人なんですね」
そんな山葵達の会話を遠巻きに聞いていた『Elly Schwarz』は微笑ましそうにパートナーの『Curt』に話し掛ける。
「あぁ? ……まぁ、そうなんじゃないか?(仕事だから仕方ないが、俺としては積極的にあんなのと関わる気にはなれねぇけどな)」
割りと不意打ち気味に聞かれたせいで戸惑うクルトではあったが、言葉を濁す感じで切り抜けた。
相も変わらず男性からは警戒されているらしいが当の本人は殆ど気付いていない様子だ。
「見えてきたでござる。あれがドンブラ湖でござる」
そうこうしてる内にも目的地であるドンブラ湖が見えてきたようだ。
●熊と老人と湖と
日が登り切る時間となっても天気は曇天、湖周りの気温は下がって行くばかり、気が付くと吐く息が白く目に映るようになってきた。
予め決めていた通り、ウィンクルム達はデミ・ベアーを請け負う班とマントゥール教団員であるらしい老人を狙う班の二手に分かれる。
デミ・ベアー班であるアスカ、伊万里、オルクス、クロス、ミヤ、ユウキはそのまま道なりに、老人斑のディエゴ、ハロルド、エリー、クルトは湖に隣接している森にそれぞれ分かれていく。
人数の少ない老人斑に山葵が着いて行こうとしたので隙かさず伊万里、クロスが説得をする。
「彼らは遠くから狙撃する役なので山葵さんは私達とこっちに来てください」
「今回は成る可く俺達から離れないでくれ、刀は必ず取り戻す為に山葵も協力してくれ」
「しかし……」
「大丈夫です。私達を信じて下さい」
ミヤが納得出来ない様子の山葵の手を握る。
「わ、分かったでござるよ……」
山葵には作戦の事を伝えず、出来るだけ飼い殺しにする作戦なのだ。
「(う、作戦だって分かっているけど伊万里がアイツに近づくともやもやする……)」
一部、胸にモヤモヤとしたものを抱えている者も居るようだが……。
いざ湖に来たら刀を奪われた時の怒りを思い出したようで山葵のやる気は一気に最高潮に、自然と作った握り拳を振り上げて大きく口を開こうとして。
「あ、奇襲を受けるかもしれないので静かにしてくださいね」
「むぅ、すまぬでござる」
即座に伊万里から貼り付けたような笑顔を向けられ、釘を刺された山葵は素直に頷くしかなかった。
「伊万里の言う通り、ここから先は常に警戒しながら進んでいこう」
クロスの言に皆が無言で頷き、静かに自然に山葵の周りを囲むような陣形を取るように動く。
前衛はアスカ、ユウキが固め、後衛はオルクス、更に輪を小さくするように伊万里、ミヤ、クロスと言った配置だ。
森に入っていった老人斑もデミ・ベアー班とインカムを通じて目視は出来ないがお互いの位置を把握しながら進んでいく。
とはいえ隠密を心掛けるとしても、その道のプロという訳でもないので完全に気配を殺す事は出来ない。
飽くまでも目視し難い位置取りを心掛けるしかないので下手に動き回る訳にもいかず、当然老人斑の歩みは牛歩の如くゆったりとしたものになる。
「ぁ、ちょっとクルトさんいきなり止まらないで下さいよ」
「わりぃ、前の樹の枝が邪魔でよぉ……」
とか。
「(密着状態だとエクレールの胸が背中に当ってしまうな……)」
「……ディエゴさん?」
「いや、なんでもない(いかんな、集中しろ)」
などと言った事がありつつも恙無く作戦は進行する。
湖の道なりに進むデミ・ベアー班の前にそれは不意に現れた。
「ふぉっふぉっふぉ、先日の童〈わっぱ〉が又候何用かな?」
道の端で俯き気味の老人がこちらを見上げるようにしてにたりと嗤っている。
「あ、あのご老人でござるよ! 拙者の刀を奪ったのはっ!!」
「ほーぅ、刀を取り戻しに来たとな……だが童よ、先日は命は見逃してやったが次も見逃してもらえるとは思うてはおるまいな?」
ぎらりと眼の奥に怪しげなものを持つ老人の雰囲気に山葵は少しばかり押されるが。
「ぐ、それでもその刀の為ならば拙者は退く訳には行かぬでござる……」
決して退かぬ意思をその瞳に宿らせ、山葵は老人を睨み返す。
「儂とて無駄な殺生はしたくはなかったが、こればかりは仕方があるまいな……」
惜しそうな素振りを見せながらもぎらりとした瞳の輝きはそのままで老人は嗤う。
懐からオーブ〈邪眼のオーブ〉を取り出すなり、何やら呪文めいた言霊を発す。
すると老人の背にしている森から1体の巨大なデミ・ベアーがのそりと現れる。
「……こいつは、でけぇなッ!」
従来のデミ・ベアーの大きさを二回りほど上回る大きさで、オルクスは目を見開く。
「オルクっ前回のリベンジだ、勝つぞ! 『集え奇跡の絆、インフィニティレガルジーア!』」
クロスは飛び付くようにオルクスの頬に口付けをし、二人の周りを水色の桜吹雪が舞う。
「あぁ勿論だクー、前回は手酷くやられたが今回はそうはいかねぇよっ!!」
オルクスとクロスは蒼と紅に輝く、その瞳に意思を載せ、敵であるデミ・ベアーを射抜くように見る。
咄嗟にトランスしたのはオルクスだけ、アスカとユウキは巨大なデミ・ベアーに面食らってしまったのかトランス出来ずに戦闘へと突入してしまう。
「ガァァァァ」
四つ足で地を蹴るデミ・ベアーの突進力は誰よりも早い、一気に間合いまで迫り前足を力一杯振るう。
前衛のユウキとアスカは大剣〈ギル〉と大剣〈ヒュッテガルド〉を斜めに構えてその攻撃を防ぐ。
しかし、デミ・ベアーの豪腕は二人の踏ん張りを超え、ユウキとアスカは蹈鞴を踏ませられ、後退させられる。
「っとと、コイツは手を焼きそうだ……」
「無理せずヒットアンドアウェイを狙うっ! オルクスっ!」
アスカの合図で左右に二人は分かれ、その間隙を縫って後衛のオルクスの二丁拳銃〈ユスティーツの雷鳴〉が火を噴く。
「任せろっ! 食らいやがれっ!」
狙いは足だったが、デミ・ベアーは前傾姿勢だった為、2発中1発は外れる。
銃弾一発程度では止まる事はないが、二手に分かれたことによってデミ・ベアーの攻撃目標は絞られる。
「狙いは俺かっ!」
操っている老人の知恵なのか、デミ・ベアーは迷いなくユウキを狙うが―――。
「ここだっ!」
デミ・ベアーの視線から外れた事で死角になった位置からアスカは隙かさず大剣を振るう。
大剣の一撃で少し怯んだか、デミ・ベアーは後退る。
しかし、アスカ達は当初の予定通りここで畳み掛ける事はせず、様子見も兼ねて一旦退く。
その判断は正しかったようで、デミ・ベアーはすぐに反撃を行おうとするがユウキもアスカも既にデミ・ベアーの射程圏外だ。
「どうやら場馴れしているようだな……」
老人はそう呟き、デミ・ベアーに体勢を立て直させる。
大分遅れる形となったが絶好の位置に付けた老人狙撃班は茂みに隠れながらトランス状態へ移行する。
「『共に力とならん!』」
手早くキスをし、エリーはクルトの後ろに着く。
ゆらりとした陽炎の如きオーラをその身に纏い、すらりと長い己の銃〈聖域の鐘〉を取り出す。
「『Semper fidelis〈常に忠実であれ〉』」
静かに且つ素早く詠唱を終え、ハロルドもまたディエゴの頬に口付けをする。
トランス状態になると共に流れるような動作で両手弓〈迅雷のグリューン〉に矢を番える。
位置取りは老人の側方、まだこちらに気付かれている様子はない。
「目標は前方の爺さんが持つオーブ」
「……『スナイピング』」
クルトに観測手を任せ、ディエゴはぎりぎりと弓の弦を引き絞る。
老人の動きが止まった瞬間を狙ってクルトが合図を送る。
「今だっ!」
「ッ!」
風切り音を唸らせ矢が発射される。
「なんとッ!!?」
完全に意識の外からの狙撃に老人は反応出来ず、手に持っていたオーブは射抜かれ粉々になった。
射線を予測してか老人は直ぐ様、木の影に隠れるように動く。
「場所を移動するぞ!」
言いながらクルトは後ろのエリーの手を引き、森の中を駆ける。
クルト達は左回り、ディエゴ達は右回りで左右から挟み込むような形になるように立ち回る。
移動する直前、ハロルドはディエゴの手の甲の紋様に口付けを行い、トランス状態の段階〈ギア〉を上げる。
『ハイトランス・ジェミニ』によって神人と精霊の力を分かち合う。
ハロルドの髪色の先端が薄柿色と水色の階調〈グラデーション〉となり、力強いオーラを発する。
一方、オーブによる制御が効かなくなったデミ・ベアーは統制の取れた先程とは打って変わって荒々しくその豪腕を振るう。
「『ダブルシューターⅡ』」
クロスがステップを踏みながら二丁拳銃を乱射し、デミ・ベアーの動きを止めるのに合わせて。
「うっらぁぁぁっ!!」
「はぁぁぁっ!」
アスカとユウキが攻撃を叩き込み、後退する。
手に汗握るような状況だが、3人は注文通りのヒットアンドアウェイ〈一撃離脱戦法〉を堅実に行っていく。
流石に全てを避けるとまではいかないが、それでも大剣で防御を行いながら出来るだけダメージを殺す。
「あっ、山葵さん!」
「拙者の刀を返すでござるよっ!」
伊万里の静止を振り切り、山葵は隙を見てデミ・ベアーの脇を抜けて逃げようとする老人を追い掛けて行く。
「私がフォローに回りますっ!」
言うが早いかミヤが山葵の後を追う。
デミ・ベアーも二人目は通さないとミヤの方へ向き―――。
「お前の相手はこっちだろうっ!」
ユウキが横合いから大剣で斬り掛かり、デミ・ベアーの視線を釘付けにする。
「アヤトっ!」
「止まるなミヤっ!」
立ち止まりかけたミヤを怒鳴りながらユウキはデミ・ベアーの攻撃を払い除ける。
ユウキの声を背中で聞いて、立ち止まる事なく真っ直ぐ走って行く山葵をミヤは追い掛けていく。
「おのれ……老体に鞭打つような真似をしてくれるわい……」
木の影に隠れた老人は追い縋ってきている追手の気配に冷や汗を垂らす。
「『ファスト・ガン』」
クルトの抜き打ち気味に放たれる2連射が老人の肩を掠めていく。
「ぐっ……」
「『ファスト・ガン』」
体勢を崩した所で逆方向からのディエゴの矢が老人の背に命中し、ここぞとばかりにハロルドが鞭を振るう。
「ぐぁぁっ!」
老人は苦悶の声を上げながら持っていた長刀〈月光〉を取り落とす。
「山葵さん、刀ですっ!」
そこに丁度駆け寄って来た山葵が刀〈月光〉を拾い。
「拙者の刀は返してもらったでござるよっ!」
くるりと回って今走ってきた道を引き返していく。
「山葵さん、無茶はしないでっ!」
「分かっているでござるよっ!」
倒れた老人をハロルドが捕縛したのを確認し、ディエゴとクルトも急いでデミ・ベアーの方へと駆け寄っていく。
散々振り回した為かダメージの蓄積の為か、デミ・ベアーの体力〈スタミナ〉も切れてきたようで最初のような勢いが無くなってきた。
「最初の頃より弱ってきてるみたいだ」
注意深くデミ・ベアーの様子を見ていたクロスの言葉に後押しされるようにオルクスが射撃を入れる。
「いい加減に倒れやがれっ!」
「これでどうだっ!」
そしてオルクスの射撃の合間を縫ってアスカとユウキの渾身の一撃が同時に入る。
ここにきて漸くデミ・ベアーの巨体がグラつく。
「もらったでござる!」
絶好のタイミングでその場に戻ってきた山葵がデミ・ベアーの後ろから長刀〈月光〉を振るう。
弱ったデミ・ベアーはその攻撃を避ける事など出来ず、ばっさりと後ろから斬られたデミ・ベアーはゆっくりとその場に倒れ伏した。
「デミ・ベアー、討ち取ったでござるーっ!」
そして山葵は高らかに取り戻した刀を掲げ、鬨の声を上げた。
そんな山葵の鬨に合わせるかのようにぱらりぱらりと雪がドンブラ湖周辺に降ってくる。
●戦闘終了
山葵の長刀〈月光〉も取り戻し、当初の目的であるデミ・ベアーを倒す事が出来た。
「皆ご苦労でござる。皆のお陰で拙者の刀も取り戻せたでござるよーっ」
「良かったですね山葵さんっ!」
我が事のように喜ぶミヤを隣に一緒に笑い合う。
「ふふっ山葵さん、本当に嬉しそうですね」
刀〈月光〉を抱くようにして燥ぐ山葵を遠巻きに眺めながらエリーはそう呟いた。
「あぁ、そうだな」
相槌を打ちながらクルトも無事に任務が終わった事にフッと柔らかく笑い返す。
激戦の地を覆うように降り注ぐ雪に背を向け、ウィンクルム達はタブロス市への岐路に着いた。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | うち |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 12月21日 |
出発日 | 12月28日 00:00 |
予定納品日 | 01月07日 |
参加者
- ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
- 八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
- クロス(オルクス)
- Elly Schwarz(Curt)
- ミヤ・カルディナ(ユウキ・アヤト)
会議室
-
2014/12/27-23:12
-
2014/12/27-22:54
-
2014/12/27-22:12
ミヤ、菓子をありがとう
こちらも準備は出来ている
うまくいくよう祈ろう -
2014/12/27-21:31
あっ!自分の分しかない!私ッたら超ダメダメですorz
サイコロ:乗算で追加の個数
【ダイスA(10面):8】【ダイスB(10面):5】 -
2014/12/27-21:30
プラン提出できました。
山葵さんにも一寸だけ頑張ってもらえるよう自然な感じになるように連携を組み込んでみました。
マカロンで一息つきましょう。
サイコロ:お皿に盛ってくるマカロンの「種類」と「種類ごとの個数」
【ダイスA(10面):1】【ダイスB(6面):2】 -
2014/12/27-21:13
-
2014/12/26-23:17
オルクス:
>伊万里
返答サンキュ!
確認しといて良かった…
プランの修正完了したぜ! -
2014/12/26-23:00
>オルクスさん
あ、いえ二回攻撃ということではなく
2Rに一回の攻撃になる【可能性がある】…ということです。
1Rのうちの、こちらの攻撃のターンでヒット、相手の攻撃のターンでアウェイ
…という風にジャッジしてくれるのなら、いつも通り1Rに一回の攻撃ができるのですが
今回は回避行動を大きめにとって、その隙に射撃をしてもらいたいんです。
1R目
オルクスさんがラピッドファイアで足を攻撃、
続いてアスカ君がグラビティブレイクで攻撃
オルクスさんが二回目の攻撃でアスカ君のアウェイをサポート
2R目
アスカ君は一旦ベアーと距離を取る
オルクスさんは急所を狙って二回攻撃
…という流れで考えています。
奇数ラウンドがアスカ君メイン、
偶数ラウンドがオルクスさんメインでダメージを与えていく感じです。
今からでも修正は大丈夫でしょうか? -
2014/12/26-22:26
オルクス:
遅くなってすまないな!
>ディエゴ
まとめサンキュ!
それを見ながらプラン書くな!
>伊万里
つまり2回分攻撃するって事か?
ならオレが先に先手必勝でラピットファイアで命中率上げた攻撃を足に射撃するよ
その後直ぐにアスカが2回分攻撃する
2回分攻撃した後アスカが離れたらオレが又射撃…今度は目を狙う
これを繰り返す認識で大丈夫か? -
2014/12/26-21:19
ディエゴさん、纏めありがとうございました。
僕たちの方もその纏めを参考に
プランを書き始めていきますね。 -
2014/12/26-20:31
>インカム
わかりました、重ねてありがとうございます。 -
2014/12/26-20:22
すまん、インカムは俺が人数分と書いておいた
確かにインカムと言う装備ではあるが、一応申請しておいた方がよいと思う -
2014/12/26-20:17
ディエゴさん、まとめありがとうございます。
私の方はそれで問題ありません。
インカムですが、どなたか申請されましたか?
まだでしたら私の方で申請しておこうと思いますが大丈夫でしょうか。
ところで「サイバースノーヘッド」を装備している人の分は申請しなくてもいいのでしょうか…? -
2014/12/26-17:23
-
2014/12/26-10:18
では今回の纏めを
信者班(信者の捜索、オーブの狙撃、信者の無力化)
・ハロルド&ディエゴ
(森の中に入り隠密行動、エリーたちの情報をもとに信者を捜索しオーブ狙撃)
・エリー&クルト
(森の外にて信者捜索、狙撃のサポート)
デミベアー&山葵班(デミベアーの討伐、山葵の護衛及びサポート)
・伊万里&アスカ
(クロス組と連携しベアー討伐、情報共有化、山葵の行動制御?)
・クロス&オルクス
(伊万里組と以下略、バリア展開)
・ミヤ&ユウキ
(山葵の護衛)
必要と思われる道具貸出申請
・インカム
見落としがあったらすまない -
2014/12/26-00:39
はっ、大変なことを忘れていました。
>オルクスさん
ハードブレイカーの攻撃は1Rに一回だけなので、アスカ君の行動は
ヒットとアウェイで2Rかかることになると思います。
もう一人のHBであるアヤトさんの行動がどうなるか、まだ詳しくわからないので何とも言えませんが、
今回は防御、回復役がいないためにこの戦法をと考えました。
なのでそこだけ気を付けてくださいね、お願いします。 -
2014/12/25-18:26
>ディエゴさん
今のところ異論はありません。
いえ、寧ろあまり発言できておらず、申し訳ないです。
その役割、わかりました。
クルトさんにも伝えておきますね。 -
2014/12/25-12:18
まあそもそも信者が俺たちの目の間に表れているかどうかもわからないんだけどな
俺たちはわかれて森に入り、信者の捜索し狙撃をする
片が付いたらベアーの援護に回るさ
エリーたちは今の案に異議や他の案が無ければ
森の外…ベアー組からは少し離れたところで信者の捜索と、狙撃の観測手をやってもらいたいんだが -
2014/12/25-10:43
オルクス:
それもそうだよな…
奴の暴走なんて…誰にも止められはしないんだ…(真顔 ゲン○ウポーズ)
こりゃいかにデミ・ベアーの先手が打てるかが肝になってきそうだ
クーのクリアレインで目くらましと思ったが、今回はオーブのバリアが良さそうかな
>アスカ
(初めて名前を呼ばれ滅茶苦茶嬉しそうな笑顔)
実はオレもアスカと連携してみたいと常々思っていたんだ(微笑
なる程、ヒット&アウェイ、か…
ならばオレの射撃はなるべく足や目を狙っていこう
そうなるとスナイピングをセットしていくか…
>山葵対応
クーにも伊万里同様山葵の見張り役が適任だろう
デミ・ベアーがそっちに行かないとは限らないからやはりバリアが必要になりそうだな
-
2014/12/25-10:24
アスカ:
連投悪いな。ベアーへの対応について。
ベアーが盾になってると予想するなら、俺達ベアー対応組の立ち回り如何で山葵の進路をある程度制限できるんじゃないかと思う。
山葵より先行してベアーに当たり、戦線を横方向に取ることで信者側に行きづらくなるかと思ったんだがどうかな。
信者を取り押さえる組は、あらかじめ狙撃班と一緒に潜んでおいて、ベアーの戦線より向こう側へ飛び出せば邪魔にならない。
この場合、山葵が「拙者も狙撃班に行くでござる」とか言い出さないか懸念があるが…
それからこれは個人的なことになるけど…その、
(少し照れて言いよどむ)
…オルクスと連携を試してみたい。
アンタの射撃でベアーが怯んだ所に俺が切りつけてヒット&アウェイ、
俺が離れた瞬間を狙ってまたオルクスの射撃…っていうのを繰り返してベアーに隙を作らせない
っていうのをやってみたいんだが…どうかな?
あ、それからベアー対応するプレストガンナーは信者狙撃組とは別の所にいた方がいいかな。
山葵には、信者狙撃組は文字通り狙撃するだけだから、刀奪還はこっち担当だ…とか言っといて
初期位置を少しでも引き離せるかなと考えたんだ。 -
2014/12/25-10:11
山葵さんの先手…骨が折れそうですね。
今の所思いついたのは、
・道中、山歩きについて質問したり道案内を頼んだり、細かい用事を言いつけてそれに集中してもらう(遭遇前の先走り防止)
・戦闘中は、私の力や体力では直接止められないし山葵さんに先行もできないので、常に彼の位置を見張ってインカムで周知する
私個人でできるのはこのくらいでしょうか…他にも良い案があれば言ってくださいね。 -
2014/12/25-09:41
ハロルド「ええ、伊万里さんも初めまして、宜しくお願いいたします」
山葵の行動…いや暴走を止めるのは無理だろう
GMの解説にもそう書いてある
つまり俺たちに必要なのは先手を打ち山葵に危険が及ぶ要素を排除することだ
伊万里の言う通り山葵が接近しようとするのはベアーではなく信者だろう
だが信者と俺たちの間にベアーを挟む場合、山葵は恐らくすぐには特攻しない
…と思う、さすがに素手で熊の傍を通り過ぎようとするほど愚かではないだろう
(>今回の山葵は刀を奪われた事で積極的に戦闘には参加しません)
オルクスとアスカがベアーを応対するならば安心して隠密できるな
オーブの狙撃は俺が、信者の拘束はハロルドが担当する、一人ならば良いんだがな…油断できない
-
2014/12/24-22:27
オルクス:
遅くなってすまない!
そうか、今回山葵に倒させなくて良いのか
なら二手に別れるのも良いと思うぜ
そうなるならオレもデミ・ベアー討伐に行っても構わないか?
別件のリベンジじゃねぇけど、晴らしたいからな
後、クーがクリアレイン持ってるからそれを利用した戦法を取りたいと思うけど、それよりも魔守のオーブで神人や山葵を守ったほうが良い気もする…
さてどうしたものか…
山葵が暴走しないようにするならバリアで守ったほうが良い様な気もしなくもない… -
2014/12/24-13:00
ミヤさん方とは初めまして、でしょうか?
把握違いでしたら申し訳なく。
他の皆さんはお久しぶりになります。
改めまして僕はElly Schwarz、パートナーはCurtさんです。
よろしくお願いします。
皆さんの案に賛成の方向です。
山葵さんにベアーを倒させなくて良いのでしたら
厄介なのはやはり山葵さんの精神的な部分になるのでしょうか。
難易度:簡単でも判定に響きそうですし。
報告書はありますが、実際お会いした事がないので
どんな感じの方なんでしょう?
検討違いだったら申し訳なく……。
他の事はもう少し考えて……になります。(汗 -
2014/12/24-12:59
(クロス達を見てはっとして)
そういえば、ハル…ええと、今のハロルドさんとは初めましてでしたね…
改めてよろしくお願いします。
オーブの破壊、老人の無力化を担当してくださるなら
こちらはデミベアーの討伐に回ろうと思います。
刀の奪還前に倒せればそれもよし、間に合わなくても
「刀を取り返せた」なら信者側も抑えられている、と思うので
山葵さんに無茶な突撃などをさせなければ十分勝ち目はあるかと。
信者側がデミベアーを盾にしていた場合、ハードブレイカーの前衛火力はデミベアーが押さえておける格好の餌だと思わせられますし
何よりアスカ君を山葵さんと引き離しておけるので彼の精神衛生上にもいいかと… -
2014/12/24-12:36
連続投稿すまない、一応報告しておく
山葵にベアーを倒させる必要はないとのこと -
2014/12/24-12:13
(∑リロードせずに投稿しちゃいましたすみません)
ええ、初めましてクロスさん
よろしくお願いいたします。 -
2014/12/24-12:10
デミオーガを操るオーブ…
その怪しげな老人が持っているのだとしたら
デミベアーを盾に使うだろうな
そうなら一組か二組、隠密で信者側に回り込んでオーブを破壊そして無力化する必要があると思う。
その案が通れば、俺はそちらの方の行動を希望したい
【偽装】のスキル(まだ1レベルではありますが)、鎧の効果(不意打ち成功補正)と【ファストガン】でまずオーブを狙い打ちたい
オーブを隠し持っているなら体術で対応しねじ伏せようと思う。 -
2014/12/24-12:10
クロス:
ミヤ達は初めまして
伊万里、アスカ、エリー、クルト、ディエゴお兄ちゃん久しぶりだな!
ハル…いやハロルド、初めまして、一緒に頑張ろうな!
宜しく、ハロルド…(握手求め手を出す
皆も宜しくな(微笑)
俺達もディエゴお兄ちゃんが言うようにデミ・ベアーの動きを封じたい
別件でデミ・ベアーと戦ったことあるが、強いよ、奴は…
別件ではオルクが足を狙って弓を放ったがあまり効いていなかった気が…
それに加えオーブで攻撃力上がるなら先にオーブをどうにかしたいとも考えているけど…
山葵の事も考えないといけないから結構慎重な作戦練らないと…
老人がオーブ持っているなら近くに隠れている可能性があるだろう
あぁ老人だけじゃなくて他にもいたかも知れないのか…
ディエゴお兄ちゃんが言うように山葵から話を聞いてから行動に移したほうが良いのかな
後、伊万里が言っている懸念も対策練らないと…
主に話し合うのは
・山葵の刀をどうやって奪い返すか
・教団員が持っているオーブをいかにして壊すか
・デミ・ベアー討伐作戦
大体はこの三つかな…?
もし間違ってたり変な事書いてたら遠慮なく突っ込んでくれ
それと、俺達このあと別件の仕事があるから会議室来れるのが夜になってしまう(汗)
本当にゴメンな!
帰ってきたら直ぐ会議室に来るから!! -
2014/12/24-11:47
-
2014/12/24-11:27
こちらこそ宜しく御願い致します。
八神さんの懸念は同感です。
山葵さんについては近くからの脅威は私達が護衛し排除いたしますが、
遠くからの脅威の排除としてはハロルドさんの仰ってる「デミベアーさんの目を潰す」も、とても良いお考えだと思います。
その他には、信者さんの足止めとか撃退でしょうか…。
邪眼のオーブにつきましては、発見できたら取り上げたいところですね。
強度がさほどありませんから、無理をせず、割ってしまっても問題無いと思います。
使用スキルにつきましては、まだレベルが2なものですから私の精霊には1つしかございません。
使うとしたらそれ(トルネードクラッシュ)ですが、位置取りが山葵さんの近くになりますので、迎撃が基本の応戦になると思います。 -
2014/12/24-09:18
あぁ…確かにそうでしたね。
それにどのみちデミ・ベアーは倒さないといけませんし。
今までの依頼を見るに、やっぱり山葵さん的にベストなのは
・老人(信者)から刀を奪い返すでござる
・その間ウィンクルム達がデミ・ベアーを押さえていて大ピンチでござる
・刀を取り返した拙者、デミ・ベアーを討伐でござる
…という流れを想定(希望)しているのでしょうか。
暴走が抑えられないなら、なんとか安全な方向に誘導したいものですね…
どう暴走してもいいように、と言ったら何ですが、ディエゴさんの言うように
デミ・ベアーがどんな動きを見せてもいいように目と手足を潰しておいて
山葵さんに被害が行かないようにしないといけませんね。
うーん…どうしたものでしょう… -
2014/12/24-08:28
言葉が足りなかったな
信者のところに行こうがデミベアーのところに行こうが
想定外の動きをするかもしれないベアーの攻撃手段を封じておきたいという意味の発言だった
デミベアーに100%の制御を想定しないなら尚更
うちGMのエピソードだ、慎重すぎるということはないと思う。
(タイプミス有再投稿させて頂きました) -
2014/12/24-07:55
八神伊万里とパートナーはハードブレイカーのアスカ君です。
ミヤさんは初めましてですね、他の方はお久しぶりです。
今回もよろしくお願いします。
>当時の状況
「デミ・ベアーを発見したけど邪魔された」
ということなので、オーブを使ってけしかけたわけではないような気がします。
オーブだけで邪魔をしたのなら、「武器だけ奪う」なんて細かい命令をデミ・ベアーが聞くかどうかわかりません。
それにデミ・ベアーにやられたのならそういう風に言ってくるのではないでしょうか?
おそらく知能のある相手…その老人か、あるいは他の信者の仕業だと思います。
山葵さんも、ある程度の実力は一応あるので、それを相手に武器だけを奪うとなると
信者もかなりの実力を持っていると見た方がいいですね。
今回は山葵さんは武器がないので、デミ・ベアーの討伐ではなく信者の方に行きそうな気がしますね。
奪った武器をちらつかせて煽ってくるかもしれませんし、他の信者の奇襲の可能性もありますしね。
そして「行動を制限する事は恐らく出来ないでしょう」と…
信者への対処も必要になってきますね。
オーブはアスカ君がグリップビートで叩き落すか、隠れてスナイピングかというところでしょうか。
プレストガンナーが三人もいるので、狙撃は難しくないと思います。
ただ、その分前衛不足ですからいかに狙撃を邪魔されないようにするかが重要ですね。
…それなら、こちらは念のためにグリップビートはセットしておいて、デミ・ベアーへの攻撃役に回ろうかと思います。
まだまとまっていなくて、気になった点を挙げてみただけですが、何か気になるところ等あればご指摘ください。 -
2014/12/24-03:11
よろしく頼む
難易度は簡単、敵も確認されているのはデミベアーではあるが油断せず行こう
まずは刀を奪われた当時の詳細を詳しく聞いてみたい
恐らくオーガを守ろうとした信者が山葵の邪魔をしたんだろうが
山葵はウィンクルムと比べたら弱いとはいえ、老人に不覚を取るだろうか?
邪眼のオーブを使ってオーガに山葵の邪魔をしたか、それとも他に複数人の信者がいたのか
あるいはその老人が手練れの可能性もある。
俺としては、ベアーはなんとかなるとは思っている
だからこそオーブを破壊しておきたい
偽装スキルとヴァンパイア鎧の効果を使って狙撃…とか
(雑感ではありますが、デミベアーを操っているもしくは監視しているのならそう遠くない位置に隠れている可能性があります)
山葵をどうするかだな…恐らくじっとはしていない
気持ちはわかるがな
特攻させてもいいが先手を打ってベアーの両目と腕をつぶして置くのが安全だと思う。 -
2014/12/24-00:13
御世話になります。ミヤと申します。どうぞよろしくお願いします。
教団に刀を取り戻しに行って、そのうえでデミベアーさんを退治するという流れでよろしいのでしょうか?
私は教団の場所を知りませんので、山葵さんにそのあたりをお聞きしてみたいと思っています。
レベルも低く、攻撃力もございませんが、
山葵さんが危ない目に逢わないようにさりげなーく護衛していくことは出来ると思います。
山葵さんを頼るというスタンス形で対応したいと思います。
戦闘そのものは皆様のお力に頼る部分が多分にあると思いますが…