プロローグ
盗まれた教会の鐘が隠されていると聞いた神人が森へと進んでいくと、そこには青年たちが立っておりました。
どうやら、道に迷って途方に暮れているよう……。
どうしたのかと問いかけると
「出口がどこかわからず、困っているんです」
と答えるディアボロの青年……。と、よくよく目を凝らして見て見るとその背には大きな翼が。
瞬間、頭がぼうっとして目の前がかすみます。
体が言うことを聞かず、何故だかその青年がとても魅力的に見えるのです。
精霊の声も届かず、ただ翻弄されるばかり。
「さあ、醜く潰しあうがいい!」
一人の青年がそう叫べば、神人は精霊に腕を振り上げる。
惑わされた神人は、哀しい哉、愛しい精霊に牙をむくのであった……。
*******************
「で?最近風変わりな男が“パートナーを攻撃させるたちの悪い術”を使ってくるってことだね?」
A.R.O.A.職員の女性がメモを取りながらつぶやく。
「何か特徴は?」
本部を訪れたウィンクルムの、精霊の方が答えた。
「風貌はディアボロでしたが、背に大きな黒い翼が」
「それ、ディアボロじゃないじゃない」
「まあ……他の外見は、ディアボロの物だと思います。角、とか」
ふぅん、と頷くと、彼は続けた。
「こいつの様子がおかしくなったのは、その翼の色が暗いオーロラ色に光りだしたときなんです」
「私、それからの記憶がないんです」
なるほどね、と職員は頷き、情報を更新した。
「わかった。ディアボロ風の青年、背に黒い翼、その翼が光りだしたときに注意、ね」
「すみません……」
腕に大きな切り傷を負った精霊は頭を下げる。職員は険しい顔で答えた。
「命があっただけ良い。今は休め。鐘の回収は他のウィンクルムに頼むから、気にするな」
そもそも、お前たち二人だけで行かせたのにも問題があったな。とつづけ、彼女も頭を下げた。
「すまなかった」
「くれぐれも、気を付けるようお伝えください」
「ああ、わかった」
解説
☆目的:幻惑から抜けて、森の奥の鐘を取り戻せ!
状況:皆さんは森の奥で謎の青年に遭うところからスタートします。
(参加組数現れます)
彼らはどうやら鐘の隠し場所を攪乱するための要員らしく、幻術で神人を惑わします。
術者は直接攻撃はしてきません。神人に指示をだすのみです。
幻術の効果:
発動は翼が光った瞬間。避けることはできません。
(どんなに絆が強くとも、術にかかります)
惑わされると、術者の言いなりになり、自我を奪われ青年の指示のまま精霊に襲い掛かるようになります。
継続時間は10分程度とのことです。術が切れても、再度仕掛けてくるようです。
被害者によれば、10回近く何度も何度もしつこく術をかけられたとの情報も。
一度魅了された者は、効果時間(約10分)を過ぎるか、強烈なショック(物理、精神どちらでもOK)で目が覚めます。
*ヒント:術者のどこかを上手く攻撃すると、術の発生源を断つことができるかも?
プランには、惑わされた神人が精霊に仕掛ける攻撃と、その攻撃を受けての精霊の反応(物理的ショック?精神的ショック?ただ、10分耐える?)をお書きください。
術が解けましたら、今度は鐘探しです。青年らが立っているすぐそばにありますので探すのは簡単です。また、青年らは命がけでは戦いませんので、ある程度攻撃を食らわせれば自分から逃げていきます。
神人からの攻撃を避けつつ、青年らを追い払い、鐘を回収してください。
ゲームマスターより
寒いですね!寿の近所では吹雪でございます。
絆を試されるシビアなエピソードかもしれませんが、奮ってご参加ください。
命を狙われることはありませんが大けがの危険性もありますので
うまく立ち回ってくださいね。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)
☆心情 (術をかけられ、青年をエミリオだと思い込んでしまう) …私の大切な人に剣を向けるのは誰? エミリオさんは私が守るんだから! ☆対エミリオ ・剣を叩き落されないよう注意しながら戦う ・素早く精霊の懐へ潜り込み攻撃、足を狙う ・逆に精霊が自分の懐に潜り込み攻撃してきた時は宝玉を使って バリアを展開して防御、一旦後方に下がり体勢を立て直す ☆術解除 (精霊の腕の中で目覚め、精霊の傷を見て自分がしたことを察する)「っ、バカだ私、大好きな人に剣を向けちゃった…ごめんなさい、ごめんなさい…っ」 ※青年達がまだ退却しておらず、再度術をかけられそうになった場合は、精霊が青年を追い払うまで地面に伏せて翼を直視しないようにする |
油屋。(サマエル)
事前にトランス クリアライトで光を反射、精霊を怯ませる もしくは、光を反射させるフリで相手が目を閉じた瞬間に攻撃 (アイツは戦闘に関しては何も考えず、ただ攻撃が当たれば良いと思っている。神人が相手だからと油断しているだろう。その隙を突く) 休む暇を与えず攻撃を仕掛ける 精霊の攻撃は盾で受け流しつつ回避 武器を振り下ろされる直前 本物の恐怖を感じる ※「その後も意識があれば」翼を見ないように精霊の後方へ 他の神人を介抱 鐘を回収 サマエルは怪我してないかな?(涙目) |
クロス(オルクス)
両人アドリブ可 行動 ・事前にトランス可能ならする 対精霊 ・基本自身の刀や飛び具を使い斬りかかる ・軍人なので全力で精霊に対しぶつける ・勝負に対しては真っ向から向かっていくが、回避数値が低いのでゴリ押しか力任せで押し通す勢い ・刀で攻撃するがフェイントで蹴り技や体術も織り交ぜる ・隙を見つけたら一気に間合いを詰め一突きで仕留めようとする ・背負投をされ強い衝撃だったら気絶してしまう ・精霊を傷付けるなら肩や脇腹等の場所 ・団体戦の場合は前衛として率先して精霊達へ攻撃を仕掛けるが標的は自身の精霊 ・気絶せず正気に戻ったら青年の翼を見ないよう心がけ精霊の後ろに控える ・又は、そばを離れるなら目を瞑り危険があれば声かけ |
ロア・ディヒラー(クレドリック)
事前にトランスしておく。 もし私が操られてクレちゃんを攻撃しちゃっても、容赦なく止めてくれて良いからね。怪我とか無茶しないでね 惑わされている間主に拳と蹴りで攻撃 拳で顔面、首狙い、蹴りで背中、間接を狙う 何度も立ちあがる姿を見て自我がないが少々たじろぐ (途中で正気に戻すのに成功した場合) あ、あれクレちゃん!?まさか私の攻撃で…(…?血の味がする。私は怪我してない…クレちゃんの血?なんで) 正気に戻ったら手足を大人しくロープで縛られる。 戦闘終了後解いてもらいクレちゃんを支える 怪我しないでって言ったのに(涙があふれる、嫌だよこんなの)(血の味と会話から連想して)え、あの、え!? 敵のいた辺りで鐘を探す |
100000774(驟雨)
・幻術時精霊への攻撃法:足蹴り ・可能であれば意識があり、実際幻術に抗えないでも心情的には抗う ・攻撃は主に驟雨へ※GMさんの方で決める場合はその限り (この私が幻術如きでどうにかされるとは…気に食わんっ) ・物理ショックを受け元に戻る ・その後青年を見ないよう心がける 意外に痛くしてくれるな。まぁお陰で戻れたようだが。 ナイスフォローだったぞ! あの青年にかけられてたのか…よくもまぁ私を操ってくれたものだ。 お返しはどんな拷問にしてやろう?(黒笑) ・青年への攻撃をする際は自らも参加 自分で戦わない、と言う事に腹が立ってる。 私達に戦わせて潰し合わせようと言う魂胆も気に入らない。 所詮は弱い者が考えそうな事…軽蔑だ。 |
一同が鐘の回収のため森を進んでいく。
「万が一のことがあっては困る、先にトランスしておこうか」
「そうだね」
提案したのは精霊のクレドリック。彼の神人であるロア・ディヒラーはうなずき、その頬に口づけた。
「永久に誓う」
オーラが二人の周りに浮かび上がる。
「もし私が操られてクレちゃんを攻撃しちゃっても、容赦なく止めてくれて良いからね。怪我とか無茶しないでね」
ロアが真剣なまなざしでクレドリックを見つめる。彼はあいまいな笑みで返した。
「ああ」
油屋。とその精霊、サマエルもトランスを済ませ、慎重に歩みを進める。クロスとオルクス、100000774(ナナシ)と驟雨も続いてトランスを済ませた。トランス状態に入っていないミサ・フルールとエミリオが、前方に人影を見つける。
「ディアボロ……?」
森の奥の大きな木の下に、ディアボロの青年が五人、途方に暮れた顔で佇んでいる。
「背中に翼は?」
油屋の問いかけに、サマエルが答える。
「ない」
「……ディアボロ風、という情報があったからな、油断はするな」
ナナシの発言に一同はうなずく。
「彼らがなんであったにせよ、話しかけなければ道は開けなさそうですね」
驟雨がそういうと、ロアは静かにうなずいて一歩前へ歩み出た。それに続くように、全員が青年に近づく。
「何か、お困りですか?」
「……道に、迷ってしまって」
黒髪の青年が苦笑しながら答える。
「こんなところで?」
クロスの怪訝そうな目に、白髪の青年が答えた。
「近くの村まで、親戚の子供にプレゼントを届けようと思ったんですけどこの森複雑で」
ミサが小さく声を上げ、赤い髪の青年が持つ紙袋に目をやった。
「そうなんですか、きっと待ってますよね」
「あぁ、ずっと欲しがっていたぬいぐるみなんだけど」
一同が少しディアボロの青年に気を許した時、青い髪の青年がニッと笑う。
「で、僕たちを案内なんて、してくれないかなって思いまして」
「ねぇ?」
緑色の長髪を持つ青年が背中から大きな黒い翼を開いた。精霊たちはハッと息をのむ。
「伏せろ、ミサ!」
「え、あっ!」
瞬間、暗い虹色のオーラが翼から発せられる。間に合わない。
「さあ、踊れ!醜くつぶしあえ!」
黒髪の青年が叫ぶ。各青年の翼が光り、神人は一瞬だけふらりとよろめき精霊に向き直った。
「ロア!……っく、やはり届かないか」
ロアは容赦なくクレドリックの足元を崩そうと関節を狙って蹴りを入れてくる。なかなかに重い音がしているところを見ると、かなり本気のようだ。しかし、当のクレドリックは全く避けようとする気配がない。
(ロアの身体は今無理矢理操られている、全力の攻撃を避ければ怪我をする、攻撃するなど論外だ)
歯を食いしばり、クレドリックはひたすら痛みに耐えた。すべては彼女のために。
ガクリ、と膝が力を失いクレドリックはその場に頽れる。そこを狙ってロアは彼の顔面右頬に拳で殴りかかった。ドス、と耳を塞ぎたくなるような鈍い音。クレドリックは地に倒れ伏せる。
「さぁ、立てなくなるまで!もっと!」
黒髪の青年の声に、ロアは立ち上がりかけたクレドリックにもう一度拳を入れる。彼はどさりと反対側に倒れこむも、また立ち上がり、薄く暗い笑みを浮かべた。
「……!?」
操られているはずのロアが、一瞬手を止める。彼の切れた唇から伝う血が、不気味に光っていた。
サマエルを見据える油屋はクリアライトを構え、その光で彼の視界を奪おうとする。怯んで目を閉じたすきを狙い、容赦なく切りかかっていった。サマエルは、油屋が別の精霊に攻撃を加えないようほかのウィンクルムから遠ざかるように彼女の攻撃を誘導していく。降りかかる刃を己の大槌で流しながら、少しずつ、少しずつ。十分なところまで引き離すと、フェイクの攻撃で油屋の足元を掠めた。
「!」
油屋が一瞬足元をぐらつかせる。その一瞬の隙に合わせ、サマエルは油屋の手首を軽く叩き、その凶器を地に落とした。
「っ、この」
油屋が素手で殴りかかろうとしたその手首を、サマエルがつかむ。
「この薄汚い駄犬が 主に手を上げるとは良い度胸だ」
そのままひねりあげると、油屋が小さく悲鳴を上げる。地にねじ伏せ、サマエルは所持していたロープでやすやすと彼女を後ろ手に縛りあげてしまった。
「離せ!解け!……ん、ぐっ」
喚く油屋の口に布をかませ、そのまま後頭部で結べば彼女から言語が失われる。
「死ぬ覚悟はできているね?」
ニヤリ、と笑みを浮かべた彼が急に真顔に戻る。そして、この上なく冷酷な顔でその大槌を彼女に向かい振り下ろした。
「ん……!!」
声にならない叫びが上がる。ギュッと目をつむり、と同時に彼女は意識を手放した。
「はぁ……ッ。その怯えた表情がたまらない」
ぺろ、と舌を出し、サマエルは彼女に直撃する直前で止めた大槌をおろし、笑った。
「なんちゃって★」
固く拘束していた縄をほどき、同じく猿轡も取り去れば、意識を失ってぐったりとした彼女の体が両腕に重くのしかかる。ふかふかの胸の感触を背中に感じながら、サマエルは彼女を背負って戦闘の最中から離れた。
「クー!……ほんとに、聞こえないんだな」
刃の金属音が森に響く。オルクスはクロスの刀と飛び道具を己のナイフで受け流しながら、後方へと避ける。彼女を傷つけないため、極力反撃はせずに。あまりに近くなりすぎたときは肩を狙い体術で押し戻す。それを続けて早五分程度経過したろうか。そろそろ、ケリをつけなければとオルクスはある判断に出た。わざと、一瞬の隙を作る。
「!」
クロスが一気に間合いを詰めてきた。そう、これを狙ってのことだ。オルクスの懐めがけて致命傷を狙って飛び込んできたところを、彼は勢いよく屈んでかわし、刀を持っている腕をつかんで彼女を投げ飛ばしたのだ。
「っぅ!」
低いうめき声をあげ、彼女が背中から落ちる。強い衝撃に、起き上がることができない。
「……クー!?」
気絶させるつもりでやったことではあるが、そこは大切なパートナーだ。身を案じ覗き込めば、彼女が薄く瞳を開く。
「……オルク」
「クー!大丈夫か?オレがわかるか?」
抱き起せば、小さくうなずく。
「ん、あぁ、……すまない。頬に傷がついてる。もしかして」
「うん。気にするな。かすり傷だし」
クロスの指先が優しく傷跡をなぞると、オルクスは擽ったそうに笑った。
「しかし、あれは厄介だな」
「見ないようにするしかない。目を瞑って後ろに控えていてくれるか」
「なるほど。……任せた!オルク」
フッと笑ってクロスが目を閉じる。そして、その手をオルクスの肩へ。心と魂を預けあった関係だからこそできることだ。二人はまた戦場へ向かって駆け出した。白髪の青年が迎え撃つ。
「おや、醒めてしまったんですね」
「ああ、先刻のようにはいかないぞ」
オルクスが睨みつけると青年が静かに笑う。
「もう一度、かけてあげましょう」
「……残念ながら、見えないな!」
目を瞑ったまま、クロスが飛び道具を青年に向かってオルクスの背後から投げつけた。
「!!」
まっすぐに青年の翼めがけて飛んで行ったそれは、翼を少しかすり地面に落ちる。
(……目を、閉じている?)
人の背後から目を閉じたまま刃物を投げるなど、危険なこと。もし仲間に当たったらどうするのか。信頼関係が成り立っていないと到底無理なことだろう。
青年は少し狼狽え、オルクスとクロスにもう一度視線を戻した。明らかな殺気に少し身震いし、その翼を広げる。
「……クロ!アカ!私は引きます!」
後方に向かい叫べば、黒髪の青年と赤い髪の青年がうなずく。
「……逃げるのか!」
「逃げます。自分の命が一番大切ですから」
にっこりと笑い、白髪の青年は飛び立っていった。残る敵は、四人。
一方、ナナシと驟雨も大分離れたところまで行っていた。それを薄笑いで見つめ、ナナシに指示を出し続けるのが青い髪の青年。
「がんばれー!あっはは!面白いなぁ、お姉さん!足癖わるいんだねぇ!?」
下衆な笑みを浮かべた青年は、ナナシの蹴りを野次りながらずいずいと二人を森の奥へと追いやる。いや、……二人に、森の奥へと誘導される。
「あのナナさんまで操られてるとは……この術、少し興味ありますねぇ」
驟雨が真っ黒な笑みを浮かべながらナナシの攻撃を避けつつ青い髪の青年を見据えた。
何が発生源なのかはわからないが、いけ好かない笑みの男だ。
「ナナさんには悪いですが、これも仕事……なんです、よ」
十分に間合いを詰め、引き寄せてナナシの腹部に強烈な一発を喰らわせれば、小さくせき込み、彼女がその場に頽れた。
「あれっ!?大事なお姉さんにパンチ食らわせちゃっていいのかな?」
青い髪の青年がニコニコしているのをよそに、ナナシはゆらりと立ち上がった。
「意外に痛くしてくれるな。まぁお陰で戻れたようだが」
ぽんぽん、と軽く埃を払ってギッと青年をにらみつける。そして、驟雨を見ずにその労を背中でねぎらった。
「ナイスフォローだったぞ!」
「いえ……」
「あの青年にかけられてたのか……よくもまぁ私を操ってくれたものだ」
「あら!起きちゃったんだお姉さん。すっごいねぇ、結構なみぞおちパンチだったのにね?」
かわいらしく笑って見せても悪は悪。その瞳には暗い影が宿っている。
「お返しはどんな拷問にしてやろう?」
負けないほどにどす黒い笑みを浮かべるナナシ。驟雨は密かにその身を震わせた。
(……悪意込みで殴ってた場合、僕も拷問にかけられていたんでしょうか)
冷や汗が額を伝う。
「お姉さん、こっわいかお~!何?お姉さんも戦うの?」
ナナシはこの卑怯なやり口にかなり苛立っているようで、鋭い眼光をかの青年に向ける。
(私達に戦わせて潰し合わせようと言う魂胆も気に入らない。所詮は弱い者が考えそうな事……)
軽蔑の視線を向けながらナナシはずいと前に歩み出た。
「ナナさん!またかけられてしまっては危ない……」
「私も戦わずにいられるか!」
ナナシの前に立ちはだかり、驟雨は青年の術を遮ろうとする。それを超えるようにナナシは前に歩み出た。
「お姉さん、攻めるだけじゃ勝てないこともあるんだよぉ?」
ケラケラと笑って青年は翼を光らせた。
「ナナさん!下がってください!」
ぐい、とナナシの腕を引き、その光からかばう。それと同時に間合いを詰め、驟雨は青年の翼に切りかかった。カシャン、と音を立てて翼についていたアクセサリーが地に落ち、崩れる。
「あっ……」
「僕にとっては、あなたはやっかいでしたよ……」
驟雨はそのまま距離を詰めていく。
「さあ、火責めか!?水責めか!」
腕組みをして青年の前にナナシが立ちはだかった。
「ッハハ、分が悪いね。僕も引くよ!」
大きな声で後方に叫んで、青年の体がふわりと浮いた。
「っく、卑怯者が!」
ナナシの憎悪に満ちた声が青年の背中に降りかかる。青年は苦笑いしながら、手を振ってどこかへ消えてしまった。
光を受けて一度膝をついたミサが、ゆっくりと立ち上がる。そして、剣を構えて見据えた先は、エミリオだった。
(……私の大切な人に剣を向けるのは誰?エミリオさんは私が守るんだから!)
「ミサ……!?」
腕組みして見つめる赤い髪の青年は、同色の瞳を細めほほ笑む。
「俺を守ってくれるよね?……ミサ」
エミリオと違う声色でその名前を呼べば、ミサの瞳が鈍く光る。
「待て、ミサ!そいつは“俺”じゃない!」
「……さん、は……」
振り上げた片手剣が怪しく煌めいた。エミリオは声が届かないことを悟り、寸でのところでバックステップでそれをかわす。
「……守る、の」
操られながらも俊敏な動きで、ミサはエミリオに次々技を繰り出す。執拗にエミリオの足を狙い、転倒を期待する技を繰り出すも、持ち前の機動力でエミリオはすべて軽々と避けてみせる。
「へぇ、なかなか面白いものが見れるね」
赤い髪の青年はのんきに笑いながらその様子を見ていた。
エミリオはずっとミサの消耗と隙を狙っていた。彼女を傷つける気など、毛頭ない。ただ、本気で攻撃する“ふり”をしなければきっと彼女は戦いをあきらめないだろう。
大切な“何か”を守ろうとしているから……。
ミサの額にうっすらと汗がにじんだ頃、エミリオはその懐に潜り込み切りかかるふりをした。素早くミサが宝玉でバリアを展開する。エミリオを弾き、後方へ下がって体制を立て直そうとしたその時、前方にいたはずの彼がミサの視界から消えた。
トン、と首の後ろを手刀で一撃。ミサは軽く意識を手放す。
「おお、お見事だね」
そんな青年の声に、エミリオは眉を吊り上げた。
「……」
エミリオの腕の中で、すぐにミサは意識を取り戻す。そして、まだ少しぼやける視界の中にエミリオの姿を見つけた。その肩と頬にはうっすらと血がにじんでいる。
とっさに指先を伸ばし、その頬に触れる。エミリオは安堵したような顔でミサに微笑みかけた。
「よかった」
ミサの指先に、わずかに愛しい人の血液が付着する。そして、すぐにその傷は自分がつけたものと気づいた。
「っ、バカだ私、大好きな人に剣を向けちゃった……ごめんなさい、ごめんなさい……っ」
ぼろぼろと涙が頬を伝う。その涙をぬぐいもせず、ミサはエミリオの傷を撫で続けひたすらに謝り続けた。エミリオは彼女の頭を優しくなでながら、宥める。
「大丈夫だよ」
そっと頭を抱きしめるようにして、青年の幻術から守る。ミサの涙が胸元を濡らしていくのも気にせず、エミリオは次の動きを練っていた。
「大丈夫だよ。待ってて、お前を泣かせた奴をシメてくる」
敵を見ないように、と言い聞かせ、エミリオはそっとミサの額に口づけ、彼女をその場に座らせた。
「見せつけてくれるじゃん」
赤い髪の青年が下品な口笛を吹く。
エミリオは勢いよく間合いを詰め、青年の翼めがけて斬撃を放った。
「っと……!?」
ぱりん、と音を立てて翼のアクセサリーが地に落ちる。
「お前は喧嘩を売る相手を間違えたんじゃない、傷つける相手を間違えたんだ」
青年の喉元に剣を突き付け、エミリオは凄みを利かせる。
「これ以上切り刻まれたくなければここから去れ!」
青年の背筋に悪寒が走った。
「……わかったよ。お前たち、ほんとに信頼しあってるんだね。……悪かったよ。じゃね」
とん、と一つバックステップのあと、青年は空高く舞い上がり、姿を晦ませた。
ふ、とエミリオが息をつく。ミサが走り寄ってくるのが見えた。
「エミリオさん、……ごめんなさい」
ぎゅ、と握られた手のひらを握り返し、そっと視線を合わせる。
「ミサの居場所は俺の隣でしょ。……帰ってきてくれて、よかった」
一同は、初めの木が怪しいとみて元の場所へと走る。……残る敵は2人。ロアに幻術をかけた男と、油屋に幻術をかけた男だ。木の下で悠々と腕組みをしながら、ロアがクレドリックを殴るのを見ている。
「ねえ、クロ、あいついつまでたっても伸びないですね」
緑色の髪の青年はふう、とため息をつく。
「さっさと引いてくれればいいものを」
クロ、と呼ばれた青年は痛々しい程に腫れ上がったクレドリックの頬を見ていられないとばかりに目を覆う。
何度張り倒されようと、クレドリックは立ち上がる。緑色の髪の青年が、一度解かれた幻術をもう一度かけたらしく、もうかれこれ15分はこんな調子だ。そろそろ、攻撃する側のロアにも疲労の色が見え始めるころ。不意にクレドリックが彼女の腕を引いた。
「!?」
ロアにより負傷した唇が、ロアの唇に重なる。ほのかな鉄の味が共有され、ゆっくりと唇が離れた。
「え……!?」
緑色の髪の青年が驚きに目を見開いた。
「これで正気に戻す、だと!?」
クロが声を上げる。
ロアが本来の瞳の色を取り戻し、クレドリックの上に馬乗りになったまま慌てる。
「あ、あれクレちゃん!?まさか私の攻撃で……」
(……?血の味がする。私は怪我してない……)
ニィ、と笑ったクレドリックの顔を見て、その顔が血で汚れているのに気づく。
(クレちゃんの血?なんで)
「不本意ではあるが、また惑わされては厄介だ」
手早くロアの手足をロープで拘束し、その場に座らせる。
「いってくるとするよ」
そして、青年に向き直り、『小さな出会い』を放つ。見事羽に命中すると、クロはその場にしゃがみ込んだ。
「……っ」
同時に、後方から殴りかかったサマエルの大槌に緑色の髪の青年が飛び退く。
「あちゃぁ……油断しましたね、クロ。引きましょうか」
「……っくそ!」
緑色の髪の青年がクロを抱えて飛び立つ。
「すいませんね、……もう私たちが“何をしていたか”おわかりでしょう?」
「ああ、なんとなくは、ね」
クレドリックが力なく笑う。
「どうぞ。その辺探せば出てきますよ」
自嘲にも近い笑みを浮かべた青年は低空飛行でそそくさと逃げて行った。サマエルも、深追いはしない。今回の目的は“鐘”である。
それを確認し、クレドリックはロアのロープを即座に解きに行く。ロアが土をはらって立ち上がった瞬間、クレドリックの体が傾いた。
「怪我しないでって言ったのに」
気丈なロアの瞳から、大粒の涙があふれ出す。
(嫌だよ、こんなの……)
「怪我はしたが止められはした。私の初めての味はどうだったかね?」
不敵に笑ったクレドリックの口の端から一筋、血が伝っていった。
「はじ、めて?」
そういえば、気になってはいたけれど……この鉄の味と。
「初めて唇を奪われるというのは女子には、とても衝撃があると読んだことがあったのだよ」
(……初めての口付けが血の味とは)
ふ、とクレドリックが笑みを深めた。
「え、あの、え!?」
全てを察してしまった。
それって、つまり。
―そういうことだ。
(サマエルは怪我してないかな?)
ようやく意識を取り戻し立って歩けるようになった油屋は、涙目でサマエルを見上げた。
「ん、どうした」
「途中から記憶がないから……怪我、させてないかなって思って」
くしゃり、と油屋の頭を押し付けるように撫でてサマエルは笑った。
「貴様のような乳女がいくら暴れたところで?この俺が怪我などするわけないだろう」
「っ、なんてことを」
ぐぬぬ、と睨みつけるも、その瞳には安堵が宿っていた。
そうして、鐘は五人の青年が立っていた木の洞から発見され、無事教会へと届けられた。ボロボロのなりでA.R.O.A.本部にたどり着いた精霊に、受付嬢は目を丸くして声をかけた。
「おまえら……大丈夫か」
一同が苦笑いで答える。
「だ、大丈夫です」
あるものは切り傷、あるものは打撲、あるものは流血。随分とけが人が出たものだ。
「……なんだ、そのシビアな戦いだったな。……ありがとう」
帰ったら、各々けがの手当てやアフターフォローで大変だろうな。消毒液を手渡しながら、受付嬢は小さくため息をついた。
「なにはともあれ、鐘は奪還、か」
依頼結果:成功
MVP:
名前:ロア・ディヒラー 呼び名:ロア |
名前:クレドリック 呼び名:クレちゃん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 寿ゆかり |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 12月17日 |
出発日 | 12月22日 00:00 |
予定納品日 | 01月01日 |
参加者
会議室
-
2014/12/21-23:47
-
2014/12/21-18:40
クレドリック:
承知した。武器について各々考えがあるだろうから、自由でよいだろう。
ロアには一応クリアレインを外してもらった。さすがに遠距離から何度も矢で射られては私も無事ではいられなさそうなのでね。防具はそのまま装備している。
個人戦を想定し、かつサポートで朝霧の戸惑いを使う旨プランにまとめた。
…?(エミリオとオルクスの言葉に無表情のまま不思議そうに首をかしげ)
ロアが無事なら私はそれで良いだけなのだがね。…何かおかしなことを言っただろうか。
まだ調整はきく、何かあれば言いたまえ。
-
2014/12/21-17:22
オルクス:
遅くなってすまん!
了解した
なら個人戦でプランを確認するな
しかしクレドリックは格好良いな
オレには無い格好良さだ…
ちょっと羨ましいな(苦笑)
オレの所も背後が戦わせたいらしいから武器はそのまま
防具もそのままにしとくか
怪我させない様にはするが万が一があるからな
プラン提出はしてあるが最終調整は時間ギリギリ迄行う
何かあったら遠慮なく言ってくれ
-
2014/12/21-07:11
驟雨:
僕達の方もプラン完了です。
ただナナさんが青年達に対して、出しゃばるかもしれません……。
(マスタリングされるかもなので、あまりお気になさらずと(汗)
今回は意見どころか混乱を招いてしまい、申し訳ありませんでした。
次参加する依頼では報告書をよく読んで発言したいですね。
反省です。
それでは武運を祈ります。 -
2014/12/21-06:02
では個人戦を想定したプランを書いて、各時自分のパートナーを対処した時他の仲間が苦戦していたらフォローするという流れでいいのかな。
神人の対応は各自自由でいいと思うよ。
どんなに傷ついてもパートナーの為に立ち上がる・・・素敵じゃないか。
武器を外すか外さないかはこれも自由でいいと思うな。
俺達は背後の希望で剣と剣で戦わせたいらしく、武器は解除しないつもりだ。
もちろん団体戦になった場合、剣を持ったミサが他の組へ行かないよう、何度も言うようだけど引き離すつもりだよ。
プラン提出完了した。
まだ時間もあるし他に何か協力できることがあればプランを調整するよ。 -
2014/12/20-23:03
失礼、会議室に顔を出すのが遅れてしまった。
ふむ、全員依頼で以前一緒になった顔ぶれのようだ。改めてよろしく。
私は10分間ロアの攻撃を受けきろうと思っていた。
…避けたりすれば多少なりとも操られて無理矢理動かされているロアの身体が負傷するのではないかと考えたのだよ。
能力も上がっていないようだ、問題ない。
たとえ手酷くやられたとしても私は何度でも立ちあがる。
私には気絶させる術も無し…多少荒い手を使うなら正気に戻ったところをロープで縛るぐらいしかないが。精神的な面でショックを与えることを試みてみようではないか。
その辺りがなんとかなれば朝霧の戸惑いでサポートが多少なりとも出来るかもしれない。
団体戦になるとすれば狙われるだろうな。
一応防御面を考慮した装備にしておこうではないか。
…装備で思い出したのだが、今回の依頼、神人の武器装備ははずしておいたほうがいいのだろうか。そうすれば少しでも精霊へのダメージが少なくなるのでは?
防御の装備は念のため変えなくても良いとは思う。 -
2014/12/20-21:25
驟雨:
連携を妨害するには、やはり引き離す事が重要ですね。
ただどうしても青年達の指示の内容が気になってしまったのです。
ですが……指示が出来ないように、ナナさんを気絶させるのも手、ですね。
力づくでも、2対1の状況もないよう出来る限りつくします。
あと発言を振り返れば、僕達指摘ばかりで対策意見がありませんでした。反省です。
僕はアプローチでナナさんを引きつけて、物理的ショックで気絶させる動きでいきます。
その後はナナさんに術がかからないよう考慮、と言う感じですね。
>青年の術
ウィンクルム同数としているところを見ると
1人にしかかけられない術なんですかね。……油断は出来ませんけれども。
(もし複数可との事であれば、「難しい」のような気がし無くも……汗)
作戦を考えるのはなかなか難しいですね……。
いろいろ失礼しました。 -
2014/12/20-21:07
オルクス:
取り敢えずオレはクーに物理ショック与えた後直ぐに青年の翼を狙い撃つ様にプランに書いといた
多分神人一人に対して青年一人と考えているんだが合ってるか?
それで翼が使えなくなったなら術はかからないと思うんだが安易かな?(苦笑)
オレもクーを気絶させる勢いで挑むが…
オレもクーも軍人だからなぁ
男女の差があるとしても手強そうだ(汗)
それにそんな簡単に気絶させられるかどうか分からねぇしなー
取り敢えずプランには書いとくよ、気絶させるって -
2014/12/20-20:47
青年達は確か、「神人を操って戦わせ、一方自分達の方は命がけでは戦わない」ようですね。
神人を相手している間は青年の事は置いても良いかと。
さて、問題のコントロールされた神人の方ですが
例えば連携で(特定の相手を狙って)来た場合は エミリオさん・ミサさんが提案して下さったように各々、神人を引き剥がす事で連携を崩せると考えていますが如何でしょう?
(要するに、【21】でミサさんが仰ったように 強制的に個人戦へと持ち込むわけです)
とはいえ、1対1は中々難しいという方もいらっしゃると思うので、
乳ゴリラを早急にKOしてサポートに向かわせて頂くつもりです。
……と、私の中ではこのように考えていました。
再度、術にかからないような工夫も出来ますね。
例えば、神人は精霊の後ろに控えて貰い、青年を直視しないように心がける。
精霊が傍から離れる間は目を閉じる。危険があれば精霊が声で伝える……等。
気絶して伸びててくれればそれが一番いいんですケドねぇ ギャハハッ
油「何か言ったかクソ悪魔。あ、コイツの言ってること 間違ってたらビシバシ言ってやって!(ぷんすか)」
-
2014/12/20-19:04
うむ、そうだな……。
個人的見解としては神人は攻撃法を書くだけと言う認識だった。
クロス達の報告書の中にある別件と違う事を上げるとすれば
・指示者が居る
・能力上昇はなし
・難易度「普通」
と言う事で心配している。
その別件は「能力上昇があったが、植物の匂いの範囲外に出れば問題ない」と言う事だったようだが
本件は「指示者(ウィンクルム同数)が居て何度でも術をかける」と言う事の難易度の差だと思われる。
指示者が居るのであれば、また複数なのであれば
攻撃回数が少ないクレドリックや、レベルの低い驟雨が
青年達の連携で、且つ集中的に狙われてもおかしくないと考えていた。
把握違いであれば、また考え過ぎであれば……混乱を招いた事、お詫びしたい。
-
2014/12/20-18:36
んーまたまたメタな話になってしまって申し訳ないけど、
団体戦も想定するとなると、神人のプランに自分の精霊以外の人達にもどう攻撃するか、他の神人とどう連携するか考えて書かないといけなくなる訳で。
なら最初から個人戦を想定してプラン書いておけば団体戦にはならないと思ったのだけど…って、容易に考えすぎかな(頬を搔く)
「プランには、惑わされた神人が精霊に仕掛ける攻撃をお書きください」ってあるのは神人の行動はPLが自由に設定できるってことじゃないのかな…?
自分の精霊だけを攻撃するプラン書いても、他の精霊さんを攻撃しちゃう感じ? -
2014/12/20-17:47
驟雨:
>物理か精神か
僕も物理的、になりますかね。あの人への精神的なものは今のところ思い当たらないので。(苦笑)
ナナさんには悪いですが、これも任務です。
>敵
僕的には一番怖いのは団体戦でしょうか。
青年達が連携して神人さんを操ってくる……となると厄介だと。
各自個人戦に持ち込もうとするにしても
青年達は「戦闘外から指示のみ」ですから……何かと心配になりますね。
難しく考え過ぎでしょうか……心配性で申し訳なく。
>トランス
事前に知っているなら心配はなさそう……な気もしますが
念の為にトランス済みの文字をプランに書くべきでしょうか。悩みどころですね。
(誤字がありましたので再投稿しました。) -
2014/12/20-16:47
オルクス:
……エミリオ、それは某伯爵ファータと某ウキョウさんの口ぐ…いやなんでもねぇわ(遠目)
オレもクーを物理ショックさせるぜ
オレもアイツも軍人だから早々に退却させないと色々問題が…
絶対に全力で来るから…
この中で厄介なのはクーな気がする
もし早くに片付けられたらオレもフォローしに回るわ -
2014/12/20-16:20
エミリオ:
>トランス
そうだね、事前に知っているのなら森に入る前に済ませておけばいいか。
余計なことを言って申し訳ないね、細かい事が気になるのが俺の悪い癖・・
ミサ:
…エミリオさん、ウキョウさんみた・・あいららら(エミリオに頬を抓られる)
エミリオ:
…こほん、失礼。
ちなみに俺はミサを物理的ショックで気絶させようと思ってるよ。
団体戦になった場合はミサを他の神人達から引き離して対処しようと思う。
サマエルが言ったように苦戦している仲間がいたらフォローできるようプランに書いておくよ。 -
2014/12/20-16:14
オルクス:
連投失礼
>サマエル
確かに事前情報として色々聞き出しているからもしかしたら、事前にトランス出来る可能性はあるが…
しかし、解説の所に『状況:皆さんは森の奥で謎の青年に遭うところからスタートします。』と書いてあるからどうだろう…
トランス出来た状態で会えるのか分からねぇな(汗)
まぁ一応プランに練り込む事は出来るだろうし、書いといても損は無いだろ
うん後はGM頼みで…(遠目)
それと、前回の報告書読み返したらスナイピング出来ていた
という事は前回はトランス状態でしていたことになるよな?
認識間違っていたらすまん(汗) -
2014/12/20-15:53
オルクス:
>個人戦、団体戦
オレも個人戦だと思って考えていた
しかし個人戦になるとEWのクレドリックが少し不利になるんじゃないかと思ったりもしている
だが今回は神人達の能力は上がっていない
だからEWのクレドリックでも10分間耐え忍ぶことが出来るんじゃ無いかと…
まぁあくまでオレの推測だしクレドリック自身どうするか分からないからな
そうなるともし団体戦になった場合の事も考えといた方が良い気がするが…
>トランス
確か前回のもトランスしないで戦ったんだ
クーは刀と飛び具を使い攻撃してきたから…
それに加え能力も数段に上がっていただろ?
アレは死を予感したな…(遠目)
ディエゴがいなかったらどうなっていた事か(小声
今回も多分クーは刀と飛び具を屈指して攻撃してくるだろうなー
-
2014/12/20-15:52
マ ジ か よ
……コホン、失礼。
しかし、前情報として前回被害に遭われた方の話を聞いているのなら
警戒して、事前にトランスをする事は可能ではないでしょうか?
そ、そうだと良いな(ふるえごえ)
-
2014/12/20-15:49
なるほどー。 精神的ショックってその相方の精霊さんじゃないと無理そうだよね。
(←という事で個人戦を想定していたヤツ)
団体戦……もし仮に相方の精霊さんの声が届かなかったとしたら、物理ショックで止めて貰うしかないのかなぁ……。
うう、仮にも女だし……痛いのは苦手だよぉ。お手柔らかにオネガイシマス
サ「あれ、お前乙女だっけ(耳ホジ」
サマエル:
言い忘れていましたが、私はスキル『クリップビート』で神人から武器を取り上げる方法で対処したいと思います。成功率は60パーセント、何とも言えない数値な上に回避率が下がってしまいますが致し方ありませんね。団体・個人 どちらにしても終わり次第 苦戦している方がいれば、そちらの援助に回りたいと考えています。
-
2014/12/20-15:40
エミリオ:
連続投稿失礼するよ。
依頼書を読んでて疑問に思ったのだけど、今回俺達がトランスすることはできるのかな?
先に被害を受けたウィンクルムはトランスする暇なく神人が術をかけられてしまったみたいだね。
トランスができないとスキルは使えないな・・・。 -
2014/12/20-15:28
連続ですまない。
説明力が足りない気がした。
要するに青年が指示すれば「団体戦」も「個人戦」もありえる。と見ていると言う事になる。 -
2014/12/20-15:26
>団体戦か個人戦か
私は「どうなるか解らない」と見ていた。
今回「青年の指示で襲う」のであれば、予想外の展開もあり得るのではと警戒して欲しいところ。
以上を踏まえて、私自身は両面を考慮の上書いていくつもりでいた。
攻撃がいった精霊には申し訳ないが。
しかし、操られるとは情けない話だ。 -
2014/12/20-15:04
ミサ:
突然横からごめんなさいー!
私達 神人の対応は団体戦ではなく、個人戦だと勝手に認識していたのだけど他の皆はどう思ってた・・・?
メタな話になってしまうけど、私エミリオさんだけ攻撃することしかプランに書いてないんだ。
認識間違いだったらごめんなさい。
エミリオ:
もし団体戦だったとしたら連携されると厄介だから神人達を引き離して対処した方がいいと考えているよ。 -
2014/12/20-14:32
驟雨:
>エミリオさん
そうですよね。その件はあまり深く考えないようにしましょうか。
ありがとう御座います。
>スキル
あとやはりアプローチをセットして
僕が神人さん達を引き寄せている間に、皆さんに術者の翼を狙ってもらった方が良いと思いましたが
安易でしょうか?
なかなかうまい作戦が思い浮かびませんね……。(苦笑) -
2014/12/20-14:25
エミリオ:
>驟雨
青年達の目的は俺達を殺す為ではなく、鐘の隠し場所を攪乱する為だとあるから神人の能力を強化するといったことは今回はないんじゃないかな。
依頼書にも特にそういった記載はないし大丈夫だと思うよ。 -
2014/12/20-14:01
驟雨:
ロアさん方はお久しぶりです。
その他の皆さんは初めまして、神人ナナシのパートナー驟雨と言います。
どうぞ宜しくお願いしますね。
(※神人の名前はどうかお気になさらず)
本当に面倒な事になりました。
あのナナさんとやり合う事になるとは……レベルが低いと言えど、一筋縄ではいかないでしょうね。
ところで別件は神人の能力が上がったそうですが、今回はどうなんでしょうね?
まぁ、先輩方はまずレベルが高いので苦戦には違いないと思いますが……。
記載は「青年の指示のまま精霊に襲い掛かる」とだけ……どうなんでしょう?
>翼を狙う
僕もそれに賛成です。術の発生源が翼な気もしますし。
神人達の攻撃も気になりますから、早めに落としたいですね。
この場合アプローチではなく、アーマードマスターで行くべきでしょうか……?
出発も早いですし、早々に考えなくては。 -
2014/12/20-13:00
オルクス:
皆久しぶりだな。
っと100000774は初めましてか、宜しくな
さてと、神人と戦うなんて二度目なんだが…
あんときは匂いだったから、遠くまで引き離すことで事なきを得たが…
今回は青年か…
ったく前回だって大変だったのに(溜息)
前は連携でなんとか凌いだけど、今回はそうも行かない気がするしな…
サマエルの言う通り翼を狙うのが良い気がするな
だが狙うとしても神人達が邪魔してくるだろうし…
10分間耐えて途切れたところを狙うか?
いやそうすると…
出発迄時間がねぇしある程度煮詰めとかねぇとなー…(汗) -
2014/12/20-13:00
エミリオ:
・・・・・・。
・・・ああ、ごめん。
エミリオ・シュトルツだ。
久しぶりの人は久しぶり、また会えて嬉しいよ。
初めましての人はどうぞよろしく(一礼)
サマエルが言ったように俺も翼を狙った方がいいと思うな。
お互い頑張ろう。 -
2014/12/20-12:54
-
2014/12/20-12:34
はーろあ~ 撲殺悪魔 サマエルちゃんでぇ~っす★
さて、面倒な事になってしまいましたねぇ。
乳ゴリラが全力で襲い掛かってくるとか
か弱い文系男子、絶体絶命の危機!ふええっ(≧ω≦)
幻術にかかった神人は各々で対処するとして、
謎の青年たちは翼から発する光で神人を操っているようですから
まずは翼を狙うのが良さそうですね。
-
2014/12/20-11:30