プロローグ
●本日はおひとりさまです
「おはようございます、お疲れさまです」
その日A.R.O.A.本部の受付へとやってきた謎の研究所ストレンジラボの代表――ミツキ=ストレンジは、その整ったかんばせに胡散臭いような笑みではなく、憂いを帯びた表情を湛えていた。
「あ、どうもミツキ様……あれ、今日はおひとりですか?」
「ええ、まあ……」
目を伏せて、言葉を濁すミツキ。常とは違うその様子をいぶかしみながらも、受付の男はもう慣れた調子で彼の応対を始める。
「それで、今日の発明品は?」
「本日は……別件で参りました」
「別件? 珍しいですね」
目を丸くする受付の男。ミツキが顔を上げて、受付の男の顔を真っ直ぐに見た。
「……今日は、デミ・オーガ退治を依頼しにきたのです」
「デミ・オーガ退治、ですか」
「ただのデミ・オーガではありません。我が研究所の発明品DCBを食べた、オーガに勝るとも劣らない恐ろしいデミ・オーガなのです」
「でぃーしーびー?」
「ドーピングクッキーバーの略称です」
「ドーピング……」
この男はまたどうして厄介な物ばかり発明するんだと、受付の男は心内で嘆息する。だがしかし、今はそれを憂いている場合ではない。ミツキが言った。
「昨日、僕とシャトラは野生動物でDCBの効果を実証するため森へと向かいました。そこに、デミ・ベアーが現れたのです」
シャトラというのは、筋骨隆々の大男でいつもミツキに付き従っている彼の下僕――もとい忠実な部下である。
「DCBを貪り食った奴は僕に襲い掛かろうとし、僕を庇ったシャトラは……!」
ミツキの声が揺らぐ。受付の男は目を見開いた。
「そ、それでシャトラ様は……」
「……3日です」
「はい?」
「3日間の入院を余儀なくされました。全くもって遺憾です。昨日から何と不便なことか」
「……一般の方がデミ・オーガに襲われて3日で退院ですか。すごいですね。いえ、大事がなくて本当に良かったですけれど」
「ええ。やっぱりあれですかね、毎日の食事にこっそりしっかりばっちりとあの薬を混ぜていたのが良かったのかもしれません。そう考えるとこれもいい研究材料に……」
受付の男、どんな薬を混ぜてたんだよ! とは尋ねない。まるっと聞かなかったことにした。
「えーと、では、場所や個体の詳細をお教え願えますでしょうか? すぐに資料を作成いたしますので」
「勿論です。あ、それと」
「はい? 何でしょうか?」
「デミ・オーガ退治、僕も同行させていただきますので。DCBの効果、この目でしかと確かめなければ」
にっこりと、そりゃあもうにっこりとミツキが言った。
解説
●目的
DCBの効果で更に凶暴化したデミ・ベアー1体の退治及びミツキを守ること。
危ないですよと受付の男を始めとするA.R.O.A.のスタッフが散々説得したのですが、ミツキは自分も付いていくと言い張っています。行く気満々。
事前に説得して同行を思い留まらせることは不可能となっておりますのでご了承くださいませ。
●敵
デミ・ベアー1体
DCBを食べて益々強く凶暴になったデミ・ベアー。
強さは大体Dスケールオーガくらいです。
攻撃力・防御力・素早さ等がUPしておりますが、特殊な技などは使用しません。
●戦場
タブロス近郊の森の中。
森の奥に洞窟がありそこを住処にしているので、何かプランによって特別な事情が発生しなければそこでの戦闘になります。
洞窟の中は広く、戦闘に支障はございません。
ヒカリゴケが生えているので、やや薄暗くはありますが明るさも戦闘に支障のない程度には確保されております。
●ミツキについて
後述ストレンジラボの代表です。
美青年で研究者としても優秀ですが性格にだいぶ難アリ。
今回の任務に無理矢理同行しますので、お手数お掛けいたしますが守ってやってください。
ウィンクルムの指示には基本的に従いますが、傍迷惑なことに研究のこととなると周りが見えなくなります。
研究に夢中になってうっかりデミ・オーガに近づいていってしまう可能性等もありますので、何らかの対策を講じていただけますと安心かと思われます。
『性格反転?ミラクルドロップ』『貴方の心を暴きます』『性別逆転?まじかるビスケット』のプロローグにも登場していますが、該当エピソードをご参照いただかなくとも支障はございません。
●ストレンジラボについて
すごいのはすごいのだけれどもよくわからない物を研究開発しているタブロス市内の小さな小さな研究所。
ミツキと、研究員という名の雑用係兼実験体のシャトラが2人で頑張っています。
ゲームマスターより
お世話になっております、巴めろです。
このページを開いてくださり、ありがとうございます!
ストレンジラボ、初めてのアドベンチャーです。
今回はミツキが同行いたします。迷惑な話ですね申し訳ありません。
妙にメンタルがタフな男なので、彼の研究の被害にあった方も今までご縁がなかった方も、文句の1つや2つや3つや4つ、言ってやっても問題ないです。
心証が悪くなって任務に悪影響が……とかはありません。
でも全然危機感がないのでどうか気をつけてやってくださいすいません。
また、文句以外にも言ってやりたいことがありましたら是非どうぞ。
なお、難易度は簡単と普通の間くらいになるかと思います。
皆さまに楽しんでいただけるよう力を尽くしますので、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします!
また、余談ではありますがGMページにちょっとした近況を載せております。
こちらもよろしくお願いいたします。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
キアラ(アミルカレ・フランチェスコ)
※アドリブ歓迎 ▼心境 …とにかく今は、熊はなんとかしなきゃだけどさ なんというか、ミツキの頭…もう少しマシな使い方があるんじゃないのかね? 全く、せめて報酬増やせって要求してやるかな ▼行動 時期的に寒そうなので暖かい服装 後方で控えミツキから少し離れた位置から、ミツキを見張る もし前に出そうになった場合、他神人と共に押さえつける・羽交い締めにする等で止める それでも暴れるようなら、腕を後ろでひねり上げるなりして痛みで止める 「これ以上、皆に迷惑をかけないでくれるかい? 特に精霊達には、アンタに構ってる余裕はないんだ」 ▼事後 温かい飲み物(事前に大きめの水筒に用意)を皆に 「お疲れ様、ありがとうね」 ミツキにはやらん |
篠宮潤(ヒュリアス)
「ミツキさ、ん?お、お噂、は、かねがね、だっ」 ・道中は素で研究について好奇心いっぱいに尋ねてる ・戦闘中は近寄らせないよう、意図的に研究詳細を突っ込む(必死) ・仲間の会話にも相槌援護(超必死) ●デミ・ベアーが神人たち狙って来たら 「ミツキさ、ん!離れない、と、死んじゃう…よ!」 ・説得聞かなければキアラさんと共に押さえたり ・ベアーへ、クリアレインで目眩まし試み。すぐ距離取る ●戦闘後 「研究は…命あって、だ」 「僕、は、ミツキさんの研究、いつか絶対…皆の役に立つと、思う、よ」 「アイタッ!…ヒュ、ヒューリっ?」 ミツキさん励まし過ぎて調子に乗らせたら 戦闘中迷惑被った(かもしれない)精霊にゲンコツ受け首傾げ涙目 |
リゼット(アンリ)
洞窟に入る時にトランスを済ませておく 戦闘中は後衛のさらに後ろの敵の視界に入らないような位置で待機 もし敵が前衛を突破して後衛やミツキさん狙いで仕掛けてきたら アンリに追撃の指示を出しつつ、弓で攻撃して敵の接近を妨害する 「くまさんになんか負けるんじゃないわよバカ犬!」 ミツキさんが敵に近づいて行こうとしたら 「少し離れた位置からなら、視野を広く持てて 行動の分析がしやすいと思うんです 私も先程からずっと観察していますから 後で気づいたことをお互い出し合って分析しませんか?」 …とでも言っておこうかしら そのためにも敵の行動はしっかり観察しておくわ 悪い人ではないみたいだし、少しは本人の気持ちも尊重してあげたいし |
アマリリス(ヴェルナー)
相変わらず変わったものを作っていますのね 毎回思うのだけれどその完成品を買うのは一体どの層なのかしら 戦闘中は神人とミツキさんで後方へ デミ・ベアーの時点で強敵ですが今回はDCBの効果で強化されていますものね ミツキさんという不穏分子もいる事ですしなるべく戦域からは離れておきたいですわ 付いて来る事はこっそり付いてきていたよりましと割り切りましょう 必ずわたくし達の指示に従ってくださいと念を押します ミツキさんが興奮しているようなら一般スキル活用で落ち着かせてみます 前に出るようなら羽交い絞めのお手伝いを 戦闘の様子は随時把握しこちらにくるようなら 数人で固まって散りましょう 精霊が割って入るまで逃げの一手です |
春加賀 渚(レイン・アルカード)
人で試さなかっただけましかなとは思うけど、実際迷惑だね 戦闘中は神人とミツキで固まり後方に控える 双眼鏡持参しミツキに渡す 遠くからのが全貌がよく見えていいんじゃないかな? 近くでの様子や手ごたえは討伐が終わったら 精霊さん達に直接聞けばいいデータが取れるんじゃないかな 前に出るようなら神人で協力し羽交い絞めにしてでも阻止 シャトラさんは3日の入院で済んだみたいだけどミツキさんはどうだろう 庇ったミツキさんが怪我していたらシャトラさんも浮かばれないと思うよ でも暴れちゃってるしDCBはまだ改良の余地ありだよね もっと安全性が高くなったらレインさんが試してくれるそうだから 今回は大人しく待ってましょうよ |
●ウィンクルムと問題児研究者
「ミツキさ、ん? お、お噂、は、かねがね、だっ」
「おや、嬉しいお言葉ですね」
周囲に気を配りながら森を行く一行の中で、積極的にミツキに声をかけたのは篠宮潤だ。黒の瞳をきらきらと輝かせながら話し掛けられて、口元に整った笑みを浮かべるミツキ。
「色んな研究、してるんだ、よね。お話、聞かせてほしい、な」
「ええ、構いませんよ。そう、つい先日完成したのは……」
好奇心いっぱいの潤の態度は、ミツキの口を滑らかにした。こくこくと相槌を打ちながら、潤は興味深そうにミツキの話を聞く。
「ウルよ……ミツキ氏には案内に専念を……」
ヒュリアスが諌めるように言うが、その言葉、研究話に花を咲かせる2人の耳には届かず。やれやれと頭を振って、疲れたようなため息を零すヒュリアス。
(同じ研究肌から息が合ってしまったのだろうかね……)
まあしかし、彼女の存在が場の空気を和らげているのも確かかとヒュリアスは思う。面倒の種となったミツキに、潤のような好意的な感情を抱いている者はあまり多くない。
「ドーピングは、あまり好ましくないと思いますが……」
ごくごく真面目に、軽く眉根を寄せるのはヴェルナーだ。その傍らで、アマリリスはミツキのこれまでの発明品のことを思う。
「相変わらず変わったものを作っていますのね。毎回思うのだけれど、その完成品を買うのは一体どの層なのかしら」
ことり、軽く小首を傾げるアマリリス。丁度その呟きを耳に捉えて、前を行くミツキがアマリリスの方を振り返った。
「色んな方がおいでますよ。『変わりたい』『変えたい』と思ってらっしゃる方は案外多いものです」
だから自分の作る物は『何かを変える』物が多いのだとミツキはふっと笑う。
「成る程。まあ、分からなくはない気はしますわ」
「私も、分かるような気がいたします」
「あら? ヴェルナーも?」
赤の瞳をくるりと丸くしたアマリリスに、ヴェルナーは真っ直ぐに前を見て応えた。
「はい。向上心なくして進歩はないかと」
青の視線は、これから起こる戦いを油断なく見据えている。以前の戦いで、デミ・ベアーに薙ぎ払われたヴェルナー。しかも今回の敵は、DCBによって強化されているという。今度は後れを取るまいと、ヴェルナーは唇をきゅっと噛み気を引き締めるのだった。
「人で試さなかっただけましかなとは思うけど、実際迷惑だね」
ばっさりと切って捨てるのは春加賀 渚。隣を歩くレイン・アルカードが苦笑を漏らす。
「だよな、強くなれるっつっても理性なくなるのはやばい……あ、でも」
ぼそり、ふと思いついたように小さく言葉を続けるレイン。
「楽して強くなれるってのはいいな……」
お調子者のレインらしいその呟きを渚は聞き逃さず、そしてこう解釈した。レインには、理性云々の件さえなければDCBを試す意思があるらしい、と。そんな渚たちの後ろ、キアラとアミルカレ・フランチェスコは、この任務に対する複雑な思いを抱えながら最後尾を行く。
「……とにかく今は、熊はなんとかしなきゃだけどさ。なんというか、ミツキの頭……もう少しマシな使い方があるんじゃないのかね?」
冬の森の寒さを思って厚着をしてきたキアラ、上着の前をかき合せながら険しい表情でそう零した。嗅ぎ慣れない匂いがデミ・ベアーを刺激しては拙いと控えている煙草を、今すぐに吹かしたいような気分だ。傍らのアミルカレが、苛立ちを取り越して呆れ果てたという様子で言葉を吐く。
「その馬鹿の自業自得じゃないか。報酬も出るし、放っておくのも危険だから出るが……全く、やってられない」
「同意見だね。せめて報酬増やせって要求してやるかな」
応じて、キアラは年若い相棒の背をとんと叩くのだった。一方、一番前を歩くのはリゼットとアンリ。リゼット、後方で潤と会話を弾ませているミツキの方をちらと振り返った後、傍らのパートナーへと小さな声で、ぽつり。
「悪い人ではないみたいよね。少しは本人の気持ちも尊重してあげたいところだわ」
「いいんじゃねぇか? ま、迷惑な奴ってことには変わりないけどな」
と、からりと笑ったアンリの目が、洞窟の入り口を捉える。一旦止まるようにと、後ろを行く仲間たちに合図を送るアンリ。
「遂にですね。それでは行きましょうか」
無駄に意気揚々と洞窟に向かおうとするミツキの白衣の首元を、アミルカレが無言でぐいと掴んだ。ミツキの口から「ぐっ」と短い声が漏れる。
「ちょっと、急に何を……!」
「この際、付いてきたことはこっそり付いてきていたよりましと割り切りましょう」
涙目で振り返ったミツキに、とてもいい笑顔で言うアマリリス。
「ですが、必ずわたくし達の指示に従ってくださいね。お約束願えますか?」
「ええまあ、勿論そのつもりですよ……一応」
ぼそりと付け足された不穏な一言に、キアラがバキリと拳を鳴らす。
「これ以上、皆に迷惑をかけないでくれるかい? 戦闘となれば、特に精霊達にはアンタに構ってる余裕はないんだからね」
鋭い琥珀の視線に真っ直ぐに射抜かれて、ミツキはじりとたじろいだ。普段人を脅すことはあっても、こうやって脅されることはないのだろう。しかも今日は、シャトラという後ろ盾もないときている。ミツキ、頬につうと冷や汗を伝わせて、
「……分かりました、全面的に皆さんの指示に従います。万一僕が暴走したら、力尽くで止めていただいて結構です」
とやや不服げな面持ちながらも請け負った。そんな彼の手に、渚が手渡したのは双眼鏡。
「これは……?」
「遠くからのが全貌がよく見えていいんじゃないかな? って」
渚の言葉に、リゼットも全力で同意を示した。
「少し離れた位置からなら、視野を広く持てて行動の分析がしやすいと思うんです。私もずっと観察していますから、後で気づいたことをお互い出し合って分析しませんか?」
「それは有り難い申し出ですが……出来れば近くでDCBの効果を……」
「近くでの様子や手ごたえは討伐が終わったら、精霊さん達に直接聞けばいいデータが取れるんじゃないかな」
言って、ミツキに向かってふんわりと笑みを向ける渚。説得力のある言葉に、ミツキがようやく頷いた。
「確かに、お嬢さん方のおっしゃる通りかもしれません。お心遣いに感謝いたします」
穏便(?)に厄介者の説得が終わったことに安堵の息をつき、アンリに目配せをするリゼット。その意図に気づいて、アンリがにっと笑み零す。
「了解、トランスだな」
「ここから先は危険でしょうしね」
2人のやり取りを皮切りにして全員がトランス状態に移行すれば、いよいよ戦闘の準備は整った。ロングソード『ヒュッテガルド』でヒュン! と風を切って、ヒュリアスが金の眼を光らせる。
「それでは、行くとするかね」
「う、ん。怪我しないように、頑張ろう、ね」
潤の言葉に全員が頷きを返し、一行はデミ・ベアーの巣食う洞窟へと足を踏み入れた。
●ウィンクルムと問題児研究者とクマさん
ヒカリゴケが仄か輝きを放つ洞窟の奥にて、件のデミ・ベアーはウィンクルムたちを待ち受けていた。
「グルルルルル……」
低く喉を鳴らすデミ・ベアーの口の端からは涎が滴り、血走ったその目には狂気の色が映っている。
「明らかに正気じゃないな……」
頬を伝った汗をぐいと掌で拭って、レインはマジックスタッフ『高峰の賢者クラバード』をくるりと回しその先端をデミ・ベアーへと向けた。その少し前に立つのはアミルカレ。マジックブック『癒手』を開き、癒しの力を持つエナジーフィールドを展開する彼のすぐ横を、ヒュリアスとヴェルナーがデミ・ベアーへと向かって駆けていく。
「負担をかけてすまない……代わりというわけじゃないが援護は頑張らせてもらう、皆は攻撃に専念してくれ」
「頼んだぜ、こっちは任せろ!」
ふっと口の端を上げてアミルカレへと紫の視線一つ、ムーンスカルを煌めかせてアンリもまた彼の脇を抜けていった。精霊3人に囲まれながらも、鋭敏になった感覚で魔法の気配を感じ取ってか、それともデミ・オーガの本能で後衛の2人よりも更に後方に位置取る神人たちの匂いを嗅ぎ取ってか。
「グオオオオオオオッ!」
耳が麻痺しそうなほどの叫び声を上げて、前衛を突破しようとするデミ・ベアー。しかし、身に付けた防具に青白い光を纏ったヴェルナーが、
「行かせません!」
という叫びと共に気合のオーラを放てば、デミ・ベアーの意識は護りの騎士へと引き付けられる。ヴェルナー、デミ・ベアーの薙ぐような一撃を避け切れぬと判断してスカルナイト・シールドで受け止めようとするも、想像以上の衝撃に気が付けば壁に叩き付けられていて。ぐらり、揺れる視界の中にこちらへとのそり向かってくるデミ・ベアーの姿を見留めて、ヴェルナーは僅か口元を緩めた。デミ・ベアーの背後に、大幅の剣を手に跳び上がるアンリの姿が見えたから。
「うらああああっ!」
アンリの一撃は過たずデミ・ベアーを捉え、ダメージを与えると共にその固い守りを崩すことにも成功する。咆哮を一つ、デミ・ベアーが無茶苦茶に振るった腕が、アンリを後衛近くまで吹き飛ばした。デミ・ベアーの注意が後衛へと逸れる。
「ぐっ……!」
「ちょっと! くまさんになんか負けるんじゃないわよバカ犬!」
「リゼットさん、僕、も、加勢する……よ!」
叱咤激励の言葉と共に宙を走ったのは、リゼットが鉱弓『クリアレイン』から放った鋭い矢。リゼットに続いて、潤もルミノックスの鉱石をあしらった弓から矢を飛ばす。デミ・ベアーに浅く刺さった2本の矢、その矢尻のクリスタルは洞窟の光を集めて、凶暴グマの視界を奪う。
「大丈夫か?」
「いてて……ああ、これくらい何ともない」
アミルカレの展開する癒しの力の恩恵を受けて、アンリはゆらりと立ち上がった。その口元に浮かぶのは、強い意志を孕んだ笑み。
「リズめ、言われなくても分かってるっての」
口の中で呟いて、アンリはまた立ち塞がる敵の元へと向かっていく。
「さて、利はこちらにあり、といったところかね」
不敵な笑みを零しデミ・ベアーと後衛の間に立つのはロングソードを構えたヒュリアスだ。吸血薔薇の蔓をその身に纏って、防御を崩され、視界を奪われたデミ・ベアーへと斬り掛かる。その身から鮮血を滴らせて、デミ・ベアーが闇雲に振るう風切る重い一撃がその胴を抉らんとするも、
「ぐ……流石に、堪えたがね。が……、ただでは転ばんよ」
防具に絡み付いた薔薇の蔓が、獲物を見つけたりとばかりにデミ・ベアーへと襲い掛かった。足元にじとりと血溜まりを作りながらも、デミ・ベアーは未だ倒れる気配はない。
「……やれやれ。しつこい輩は好かんよ」
「しぶといですね……ですが、ここより先には進ませません!」
バッドエクゼキュータを油断なく構え、ヴェルナーが再び敵の注意を引き付けんと声を張った。
一方の神人たちは。リゼットが洞窟に入る前の約束通りにミツキと共に敵の行動を観察し、潤が彼の様子を見ては適宜研究の詳細を尋ねることでミツキを抑えることに成功していた……のだが。
「DCB……予測以上の効果ですね。もっとデータを……!」
戦闘が白熱するのに比例して、傍迷惑なことにミツキのテンションも急上昇。瞳に狂気じみた輝きを宿して我が身も戦況も省みずふらりと前に出ようとするミツキを、全員で協力して抑え込む。しかし、地に組み伏せられてなお、ずるずると這うようにして前に進もうとするミツキ。
「離してください……! 研究が、科学の進歩が……!」
「ああもう! 迷惑掛けるなって言ってるだろ!」
キアラが、苛立ちに声を荒げてミツキの腕を後ろに捻り上げた。痛みに声にならない叫びを上げたミツキが、とりあえず大人しくなる。
「ミツキさん、落ち着いてください」
ミツキの目前へとしゃがみ込んで、言い聞かせるような声でアマリリスが言った。感情をコントロールするための心得のあるアマリリスの呼び掛け、その声音は、言葉の通りにミツキの心を落ち着かせる。後方の騒ぎに気づいたアミルカレが静かに用いた精神を安息させる効果を持つマジックブックも、ミツキを落ち着かせるのに一役買ったようだった。ミツキが大人しくなったのを見届けて、ため息一つ、アミルカレはまた戦場へと視線を戻す。
「ミツキさ、ん! 無茶した、ら、死んじゃう……よ!」
ミツキの瞳を真っ直ぐに見て、懸命に訴える潤。
「研究は……命あって、だ」
その言葉には、どこまでも真摯な響きが宿っていた。ミツキの瞳が、揺らぐ。
「ねえ、ミツキさん。シャトラさんは3日の入院で済んだみたいだけど、ミツキさんはどうだろう」
凪いだような渚の言葉に、冷静さを取り戻したミツキが僅か目を見開いた。
「庇ったミツキさんが怪我していたらシャトラさんも浮かばれないと思うよ?」
「そう……ですね。シャトラの犠牲を無駄にしないためにも、僕は死ぬわけにはいきません」
「うん、そうだよ。その方が、きっとシャトラさんも喜ぶ」
ふわり、渚は柔らかくミツキへと笑み掛ける。何となくしんみりとした空気が流れる中、少し前で魔法の詠唱に集中していたレインはそのやり取りを耳に留めてうずうずとした。
(いやいやいや! え、シャトラって死んでなくね?)
思うも、レイン、詠唱を放棄するわけにはいかないのでつっこむこと叶わず。
「まあでも、暴れちゃってるしDCBはまだ改良の余地ありだよね。だけど、もっと安全性が高くなったらレインさんが試してくれるそうだから今回は大人しく待ってましょうよ」
ね? と軽く首を傾げた渚の長い黒髪がはんなりと揺れる。レインの心中は穏やかではない。
(って、試す約束もしてない!)
が、例によって言い返すことが出来ないレイン。もどかしさを感じながらも、詠唱を続けるレインのマジックスタッフに、魔法を発動するのに十分な魔力が遂に充填された。
「よっしゃあ! 皆、大技行くぜ!」
杖の先端から照射されたエナジーが、デミ・ベアーを真っ直ぐに狙う!
「グオオオオオオッ……!」
レインの魔法を胸に受け、たたらを踏むデミ・ベアー。しかし、まだ沈むことはなく。
「うげ、まじかよ……!」
そのタフさに辟易しながらも、再びスタッフを構えるレイン。倒れる寸前まで傷付きながらも唸り声を上げるデミ・ベアーに、タイミングを合わせてヒュリアスとアンリが迫る。
「そろそろ終わらせてやるのだよ!」
「だな。これでラストだ!」
ロングソードを猛獣の爪に宿して駆けるヒュリアスと、大幅の剣を轟と唸らせるアンリ。前後から鋭い攻撃を浴び、断末魔の叫びを洞窟に響かせてデミ・ベアーは遂に地に崩れ落ちたのだった。
●ウィンクルムと問題児研究者、再び
「皆、大事はないようだな」
簡単な医療の知識を持っているアミルカレが、持ち込んでいた救急箱を開いて手際よく傷付いた前衛組に応急手当を施していく。鋭い深緑の瞳に柔らかい色が宿るのは、回復の要として仲間を守り切れた安堵からか。そんな相棒の姿に笑みを一つ零し、キアラは持参した大きめの水筒から注いだ温かなお茶を皆に配る。
「お疲れ様、ありがとうね」
労わりの言葉と心癒す温もりは、ミツキ以外の全員に手渡されたものだ。明確な拒絶にミツキは僅か難しいような顔をしたが、彼は特に何を言うこともなく。文句を言う代わりに、傷付いた精霊たちを、彼らを気遣う仲間たちを見渡して――ミツキはおもむろに深く頭を下げた。
「この度は、ご迷惑をお掛けしました……申し訳ありません」
ここにきて初めて聞く詫びの言葉に、目を瞠る一行。キアラが薄く笑った。
「何だい、その口は殊勝なことも言えるんじゃないか」
「……省みることなしに研究の進歩はありませんので」
弱弱しいような笑みを返すミツキに向かって、潤が懸命に言葉を紡ぐ。
「僕、は、ミツキさんの研究、いつか絶対……皆の役に立つと、思う、よ」
励ますようにそう言った潤の頭に、間髪入れずにヒュリアスの拳固が降った。
「アイタッ! ……ヒュ、ヒューリっ?」
「ウルよ、あまり調子に乗らせるな。それに、無茶はするなとあれ程……」
頭を抑え涙目で首を傾げる潤と、お説教モードに入るヒュリアス。縮こまる潤を見て、ミツキが淡く微笑んだ。
「ありがとうございます、潤さん。この研究は――DCBの開発は絶対に成功させます。皆さんのようなウィンクルムの力になる物に、必ず仕上げます」
「ミツキさ、ん……」
ふわり表情を和らげる潤の後方で、ヴェルナーが真面目な顔でぽつりと呟く。
「しかし私はやはり、ドーピングは好ましくないと思うのですが……」
「ヴェルナー、その是非は今は横に置いておきましょう」
折角彼の心持ちが変わったのですからとアマリリスはお茶をそっと口に運び、主の言葉をやはりどこまでも真面目に受けて、ヴェルナーが真摯な面持ちで口を閉じた。
「頑張ってね、ミツキさん。レインさんも協力してくれるみたいだし」
「いや、だから俺は実験体になるつもりは……」
「大丈夫、レインさん。要は気合いだよ。その献身的な姿勢、カッコいいと思うよ?」
「え、そ、そうか……?」
渚の言葉にやっと反論の機会を得るも、上手く丸め込まれるレイン。このコンビ、どうも渚の方が上手のようである。和やかになる空気の中、リゼットが安堵にその表情を柔らかくする。
「とりあえず一件落着って感じかしら」
「だな。……そういや、DCBって美味いのかね?」
「私に聞かれても知らないわよ」
「それもそうだな。なあ、ミツキ! DCBの予備とか持ってねぇのか?」
「ちょっと、アンリ!」
リゼットの肘がアンリの鳩尾に入った。声にならない悲鳴を上げて背を丸めるアンリ。
「じ、冗談だって……皆、さっさと帰って普通のメシ食おうぜ……!」
涙目になったアンリが震える声でそう訴えれば、一行はそれぞれに諾の返事をする。人騒がせな依頼を無事に片付けて、5組のウィンクルムと1人の傍迷惑な研究者は森を後にしたのだった。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:リゼット 呼び名:リズ |
名前:アンリ 呼び名:アンリ |
名前:春加賀 渚 呼び名:渚 |
名前:レイン・アルカード 呼び名:レインさん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 巴めろ |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 12月05日 |
出発日 | 12月16日 00:00 |
予定納品日 | 12月26日 |
参加者
会議室
-
2014/12/15-23:58
-
2014/12/15-23:21
-
2014/12/15-22:16
あんまり顔出せてなくてごめんね。
流れは了解したよ。
レインさんの行動は以前言ったのと特に変化なして後衛位置から詠唱だよ。
発動準備が出来たら声を掛けて知らせるね。 -
2014/12/15-21:43
盾職ですし、そのあたりの覚悟は出来ているはずですわ。
気にせず盾にして下さいませ。
では前衛の前提でプラン仕上げてきますね。 -
2014/12/15-21:40
なかなか顔が出せず申し訳ない。
流れは改めて一通り確認した、現状で異論はない。
それだけアプローチが強力なら大丈夫だろう……負担をかけて済まないが、宜しく頼む。
こちらだが、回復以外にあの馬鹿(※ミツキ)の対応もしたい。
キアラは羽交い締めに参加と……あと『あまり暴れるようならちょっと締め上げる』との事だ……。
俺の方はマジックブック「癒手」(精神を安息させる効果がある)を利用して、落ち着かせられないかとも考えている。
それと、医学はLv1だが覚えてはいる。
終わった後、必要なら応急手当くらいはやってみるつもりだ。 -
2014/12/15-20:53
適材適所、確かにな(微か笑んで)
うむ。3人で囲む方向で問題ない。
こちらはアプローチが効いている間は、後ろ足狙いで通常攻撃の予定。
レインの魔法攻撃を合図にジョブスキルにて一気に行くつもりでいる。
レインやアミルカレの方へ向かいそうな際は、カウンターにて立ち塞がる予定でおるよ。 -
2014/12/15-19:37
まあ負担は負担だが、涼しい顔して俺らの中では一番タフだからな。適材適所ってやつかね。
すまんがよろしく頼むわ。終わったら一杯やろうぜ。
俺の方は前に張り付いてひたすら殴る。
スキル連発して片付けるかどうかは敵の力量がわからんから悩みどころだが。
前衛はとりあえず三人で敵を囲んでいく形でいいんだよな? -
2014/12/15-16:45
最前衛となり、ヴェルナーにかなり負担と危険が行きそうではあるが…
本人が良いというのであれば、俺の方も異論は無い。一刻も早く撃破するよう尽力しよう。
アミルカレが回復行う際は、俺がベアーとの間に入るとしようかね。
(↑ 侵食によるHP減退にて恐らく一番回復必要としそうな面もあり) -
2014/12/15-15:16
正直アプローチのスキルのことがすっかり頭から抜けていたので
アプローチを使うのであれば、前衛で使い続ける方がいいと思います。
使用の際の立ち位置は、できるだけ後衛が敵の視界に入らない位置がいいかと。 -
2014/12/15-00:06
参加したアドではよくアプローチを使用していますが、今の所効かなかったことはないですね。
直前に参加した別のデミ・ベアー戦でも効果ありでした。
人間にも効果がありましたので、範囲内であれば大抵は効果があるものと思いますわ。
なので最初からアプローチ使用しつつ前衛の方が、
デミの注意がヴェルナーに向く分他の方が継続して攻撃しやすそうなので楽かとは思います。
スキルは使用後に解除できるので、
アプローチ→グラビティブレイク命中→アプローチ解除して中衛へ
というのも可能ではあると思います。 -
2014/12/13-23:22
アプローチを使うのであれば、ヴェルナーさんには前衛に入ってもらう方がいいかと。
中衛が敵を引きつけたら突破を誘うことになりますし。
というよりも、アプローチの効果が無事に決まれば中衛を作らずとも
前衛で敵を抑えられそうですね。
効かないという状況があるのかどうかは知識不足でわからないんですが…。
アプローチで引きつけ→後ろを取ってグラビティブレイクなら
確かに命中率をあげられそうですね。 -
2014/12/13-21:12
ロイヤルナイトのヴェルナーが来てくれたか。ありがたい。
役割分担が明確になってきたようだ。
アミルカレには回復専念して頂く方向で構わんよ。
アンリのグラビティブレイクは、アプローチの効果中が当てやすいのではなかろうかね。
ヴェルナー中衛位置へはその後移動、という形で俺も賛同する。
吹っ飛ばされる覚悟で、こちらもカウンター技は持っていくとしよう。ただでは転ばん…(切実) -
2014/12/13-20:37
おや、いつの間にか満員か。
改めて、みんなヨロシクね。
しかし話聞くだけでもとんでもないねぇ、さすがは熊と言うべきか。
どうあったってダメージ受けるのは避けられそうにないね。
やっぱ出来れば回復持っていきたいところだ。
と、私の方も現状ので異論はないよ。
あと中衛は出来ればあった方が嬉しいね、その方が安心して回復に専念出来るし。 -
2014/12/13-19:11
アマリリスさんもよろしくお願いしますね。
敵の素早さが気にかかっているんだけど
人数も揃ったし、前衛の少し後ろに中衛を作って
前衛が突破された時のフォローを後衛の少し前に入れた方が
一気に後衛まで到達されるのを防げないかしら?
行動回数や防御力で考えるとロイヤルナイトのヴェルナーさんなら
能力を活かせるかと思うんですが、いかがでしょうか。 -
2014/12/13-15:01
満員になったね。
キアラさんとアマリリスさん、よろしくお願いします。
ライフビショップ、シンクロサモナー、ハードブレイカー、ロイヤルナイト、エンドウィザードかな。
前衛、後衛、支援で火力も充分とかなりバランスいい感じだね。
じゃあレインさんは神人前あたりから詠唱を始めるね。
グラビティブレイクが入ったのを見届けてから攻撃するようタイミングは確認しとく。
神人が増えたからミツキさんが前に出そうになっても、5人がかりなら結構時間は稼げそうだね。
一応私会話術2だからリゼットさんの言ってるあたりを踏まえて遠くからの観察をお願いしてみるよ。
それにしてもシャトラさんの全治三日がどれだけ異常な事なのか今更実感できたり。 -
2014/12/13-00:38
途中参加失礼致します。
アマリリスとパートナーのロイヤルナイト、ヴェルナーですわ。
今回はよろしくお願いいたします。
これまでの話し合いは確認済みです。
現状の流れで特に異論ありません。
戦闘ではアプローチで注意を引き付けつつ前衛をと思っていますわ。
効果が効いている間ならば突破される可能性はだいぶ下げられるものと思います。
ちなみに別の依頼でデミ・ベアーと戦いましたが、
プロテクションで防御を上乗せしているヴェルナーを弾き飛ばしていましたわ。
今回は更にDCBで強化されているようなので、難易度的にどうなるのかは分かりませんがかなりの強敵になりそうですね。 -
2014/12/12-00:59
キアラ殿、アミルカレ、久しいな。よろしく頼む。
アンリのグラビティブレイクはとても助かる。
ではその一撃を優先させて、出だしは援護に回ろうかね。左右転回も承知。
リゼット嬢、春加賀嬢の言うように、ミツキ氏はなるべく離れてもらった方がこちらもやりやすい。
レインには神人より一歩前に居てもらうとして、
問題は俺とアンリだけで神人の方へ行かせんように出来るかどうか、だが……
個人的にはアミルカレの回復が欲しいところではある。
が、素早さが読めん故、俺とアンリが突破された際の一壁として
デミ・ベアーとレインの間、中間距離あたりにカウンター待機で構えていてもらいたい、とも思うところ…。
これは、もう一組来る可能性も考えまだ保留、でもいいだろうかね。
ミツキ氏が力づくで前に出ようとした場合は、女性陣で遠慮なく羽交い締めにして良いのではなかろうかね… -
2014/12/11-23:46
キアラさんいらっしゃい。よろしくお願いしますね。
ミツキさんの扱いについては
神人が敵から狙われやすいのであれば
後衛の精霊がミツキさんのそばについて、神人は少し離れて見張るのがいいかしら。
近くで見るのもいいだろうけど、遠くから観察するのも
研究にとっては大事なんじゃない?とか言ってみたりして
それなりに本人の探究心は尊重するような感じでいけば少しはやりやすくなる?
まあ、ストレートに危ない邪魔だ!って言ってしまってもいいでしょうね。 -
2014/12/11-01:03
どーも、私はキアラってもんだよ。
で、そっちがライフビショップのアミルカレ。
はじめての人もそーでない人も宜しくね。
んー、このメンバーなら火力は大丈夫そうかな。
カウンターじゃなくて回復持っていって、支援する形にしようかと思ってるよ。
とりあえず、取り急ぎこれだけね。 -
2014/12/11-01:00
-
2014/12/11-00:42
春加賀 渚と申します。
パートナーはエンドウィザードのレインさん。
よろしくお願いしますね。
DCB…。うん、まあ人体実験しなかっただけましかな。
オーガなみの強さになってるみたいだけど頑張ろうね。
私もヒュリアスさんとリゼットさんが仰ってる形で問題ないと思うよ。
防御も上がってるみたいだしグラビティブレイクが入れば
もともと火力職が揃っているからかなり戦いやすくなりそうだね。
こちらのスキルは乙女の恋心×2になるかな。
レインさんは後衛位置から目立たないよう詠唱しててもらうね。
突破されるで言えばデミは神人を狙いやすいって聞くし、その場合神人側にきてしまう事もあるのかな。
場所は広いみたいだし双眼鏡でも持っていってなるべく遠くから眺めさせたいね。
ミツキさんが承諾してくれる気は全くしないけど…。 -
2014/12/10-21:32
リゼットよ。連れはハードブレイカーのアンリ。
お久しぶりです潤さん。渚さんもよろしくお願いします。
そうですね、ヒュリアスさんの仰る形が基本になると思います。
アンリにはグラビティブレイクで敵の防御力を削がせますから
当てることができたらそれ以降はダメージを大きくできるかしら。
相手は素早そうなので、正面から二人でかかるよりも
前後か左右に分かれて攻撃を仕掛ける方が
動きづらくさせられたりする、かも?
前衛を突破して後衛のレインさんを狙われないように気をつけないといけないけど。 -
2014/12/10-09:23
ヒュリアス:
……(自神人を半目で見てから)、精霊のヒュリアスだ。世話になる。
うちの神人には、ミツキ氏を調子にのらせた際責任持ってデミ・ベアーから遠ざけるようさせようかね…。
現段階で考え得るのは、アンリと共にデミ・ベアーの注意を引き、
レインの魔法攻撃が来てデミ・ベアーがひるんだ瞬間、攻撃力のあるジョブスキルで一気に、くらいだろうかね…
しかしDスケールオーガ並となったらしいデミ・ベアー、魔法発動されるまでどこまで持ち堪えられるか。
時間との勝負、だろうかね。
文句? 戦闘の邪魔をされたらば遠慮なく言わせて頂こう ← -
2014/12/10-09:19
えっと、篠宮潤(しのみや うる)、と、パートナーのヒュリアス、だよ。
春加賀さ、ん、初めましてだ、ね。どうぞよろしく、だ。
リゼットさん、ショーウィンドウディスプレイ、の、石の仕分け…ご一緒した以来、かなっ。
また会え、て、嬉しい、よ。
デミ・ベアー、が…凶暴化…(汗)
ま、まだ、お人、増える…かな。誰か、来てくれると、いい、ね。
森までは、ミツキ、さん?についてい、って、デミ・ベアーがいる洞窟を探す感じ、なのか、な。
お名前、は、噂で聞いてた、かもっ。わぁ…ど、どんな研究なの、か、お話…き、聞ける…かな…っ
(目的が逸れている)