プロローグ
●挑戦
ゴブリン。
茶色い肌の小人。
廃墟や荒野などの人の寄り付かない場所に小さな集落を作る。
相手が弱いと見るやいじめてやろうと近付いて来る事もあるので、あまり近付きたくはないネイチャーである。
ある日、ゴブリンについての資料を纏めながら受付窓口に座っていたA.R.O.A.の新人職員ナカムラの前にそいつは現れた。
「ここがA.R.O.A.カ?」
何処からともなく聞こえてくる低い声がナカムラの耳に入る。
すぐにマニュアル通りの口調で対応するのだが……。
「はいっす。こちらがA.R.O.A.で間違いないっすけど……へ?」
なんとそこに居たのは頭に紅いバンダナを巻いたゴブリンだったのだ。
しかもこのゴブリン。
「喋ってるっ!?」
資料では偶に喋るゴブリンが存在する、とは書いてあったのだが、初めて見たゴブリンがいきなり喋るとは誰も思わない。
吃驚仰天しているナカムラに畳み掛けるようにゴブリンは口を開く。
「オレの名前は『ダンゴ』強い奴を探してここに来た。ここには居るんだろウ? 強いウィンクルムって奴らがサァ……」
どうやらこのゴブリン、強い者を探しているらしいのだが、混乱しているナカムラの頭ではその情報を整理しきれないようだ。
「えっ、えぇっと、コレどうすればいいっすかぁ……?」
あたふたと対応に困るナカムラの後ろでそれを聞いていたベテラン精霊『ナギ』がナカムラの肩を叩いて。
「ここは俺に任せてくれ」
剣を突き付けてゴブリンを追い払おうとする。
しかし―――。
突き付けた剣の先には既にゴブリンは立って居らず、紅いバンダナを棚引かせてナギの剣の腹を叩いて弾き、そのまま床を蹴って跳躍するなりこめかみに回し蹴りを入れて、一撃で昏倒させてしまう。
―――そして。
「俺の実力〈ちから〉は分かっただろウ? 次は出し惜しみはしない事だナ……」
そう言ってダンゴはその場を後にした。
解説
●目的
A.R.O.A.に虚仮にした紅いバンダナのゴブリン『ダンゴ』にウィンクルムの力を見せてあげて下さい。
●戦う場所
調べた結果、ダンゴはタブロスの南にある丘陵でデミ・ゴブリン達に道場紛いの事をしているらしい。
小岩や草むらが数多く存在する見晴らしの良い場所。
参加人数に応じてダンゴの門下生〈デミ・ゴブリン〉が増えます。
●ダンゴ
何らかの格闘技を身に付け、人語を解す事の出来るゴブリン。
デミオーガですらないただのネイチャーなのだが、“ゴブリンだと思って甘く見ない方がいい”とナギが念を押して言っているらしい。
ゲームマスターより
ピキー、僕は悪いゴブリンじゃないよ。
じゃなかった、弱いゴブリンじゃないから全力で来ていいよ。
門下生のデミ・ゴブリンの数は精霊の数と同じになります。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
篠宮潤(ヒュリアス)
・名乗り皆に合わせ。戦い開始直前でトランス ・離れ待機 ●道中 そっか…門下生はデミ、なんだね… ダンゴさん…の思いは…、うん。考えちゃダメ…だね、ゴメンッ 気持ち切り替え己の頬バチン ●丘陵・精霊と事前に打ち合わせ 「もし途中で…デミが試合放棄してこっちに来たら、時間稼ぐ、ね」 む…無茶はしない、よ。本当だって、ば!(←前科いっぱい) ●戦闘中 「ダンゴ、さんも、門下生たち、も…、よく仲間の動き見てる…ね」 格闘に精通してるって聞いたけど 見守りながら思わず学び中 もしもデミが襲ってきたら クリアライトで目眩まし試み 粘る、よ! ●ダンゴ 仲間たちが会話しているのを静かに聞く 信念が感じ取れたら苦い顔 強さ…僕の求める強さ、は… |
エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
心情 私が力を求める理由は、その強さで物事を自分の思い通りにしたいからです。うふふ、我ながら利己的で小物臭いですね。 ダンゴはどんな気持ちで強者との戦いを求めているのでしょうか? 事の次第では、私はこのゴブリンに尊敬の念を抱くかもしれません。 行動 丘陵へ。A.R.O.A.から来たウィンクルムだと伝えます。 トランス状態へ移行し、後方に退避。 ダンゴを注視。警戒の意味もありますが、ダンゴが筋の通った武闘家なのか、暴力を好むだけのゴロツキなのか、見極めたいのです。 ダンゴに、オーガは生物全てへの憎悪を行動の根源にしており、デミはオーガになりかけだと説明します。それでもデミに武術を教える意味はあるのか尋ねます。 |
アマリリス(ヴェルナー)
以前にも人語を喋るゴブリンに会った事はありますが なぜ揃いも揃って厄介事を持ってくるのでしょうか 正面から正々堂々と向かいウィンクルムと伝える デミ化している以上、弟子は討伐すると通告 会話中の様子から統率は取れているのか確認 戦闘前にトランス ウィンクルムの力、見せてあげてくださいませ 相手がなんであれ敵には常に全力で臨んでくださいね 神人で固まり後方待機 敵の動きを注意深く観察 ダンゴの動きには特に注意し不穏な行動があったらすぐ精霊に伝達 神人側に向かってくるようなら協力して防衛し精霊の加勢まで凌ぐ ダンゴを倒したら説得の邪魔にならない範囲で話を聞く デミを門下生とする理由、強い者を探していた理由とは何か尋ねてみる |
出石 香奈(レムレース・エーヴィヒカイト)
ゴブリンが強くなってどうするつもりなのかしらね 協力してくれてもいいのに それとも特に何も考えてないとか? でもデミ・ゴブリンは放置はしておけないか 戦闘時は、トランス後念のため神人達でそれぞれ背中を守れるようにまとまっておく 基本は後方待機、(範囲外の場合や知能の関係で)アプローチⅡが効かないかもしれないダンゴを警戒 動きを見せたら精霊に伝える 自分からは手は出さないわ こっちの方が人数多くなっちゃうなんで卑怯でしょ ただしか弱い乙女から狙おうってんなら覚悟しなさいよ(指ポキポキ) このジェンマまだ完全には使いこなせないけど、当たると痛いわよ 勝てたらレムが何か言いたいことあるみたい …お、お説教…律儀よねーホント |
桜倉 歌菜(月成 羽純)
正々堂々ダンゴさんを倒して、お話聞きましょう! 戦闘開始時に名乗り 私は歌菜。こちらはパートナーの羽純くん 私達が勝ったら、お話聞かせて貰います! 羽純くん、お願い! トランス化したら、私は後方へ待機 可能な限り、後方から羽純くんへ敵の動きを伝える こちらへ向かってくる敵が居たら、フライパンでスタンを狙います 戦闘終了後、ダンゴさんと話します レムレースさん達の言葉に続けて、問いかけよう どうして強さを求めてるの? デミ・オーガを鍛えるのは何故? デミ・オーガより、私達を鍛えてみない? 私達にその力、貸してくれないかな 私ももっと強くなりたいの! ウィンクルムの皆さんは、ここに居る皆も含めて強い人多いから、きっと刺激的だよ |
●決戦場への道中
任務という形で集められたウィンクルム達は早速A.R.O.A.で暴れた『ダンゴ』と名乗ったゴブリンが居るらしい丘陵へと向かう。
「以前にも人語を喋るゴブリンにあった事はありますけど、何故揃いも揃って厄介事を持ってくるのでしょうか……」
「(ベテランの精霊を退ける程のゴブリン、どんな戦法を取るのだろうか……。しかし相手が何であろうと私は自分の出来る事を全力でやるまでだ……)」
丘陵に向かう道中、苦笑交じりの溜め息を吐いたのは『アマリリス』、戦いの場に赴くという事で真面目な顔をしている『ヴェルナー』の横顔にチラリと視線を向けたが、戦闘の事で頭が一杯といった様子だったのでアマリリスはもう一つ溜め息を吐いて口を噤む事にした。
そんなアマリリス達のやや後ろを歩く『出石 香奈』が頭の後ろで手を組みながら隣を歩く『レムレース・エーヴィヒカイト』に話し掛ける。
「ゴブリンが強くなってどうするつもりなのかしらね? それにデミ・ゴブリンを強くするぐらいならあたし達に協力してくれてもいいのに……」
「ダンゴは兎も角、門下生として集まっているのはデミ・ゴブリンだ、単なる試合ではなく間違いなく死合となるだろう。香奈も気は抜かないようにしてくれ」
「うん。何にせよデミ・ゴブリンは放置しては置けないからね」
気持ちを固めた香奈はグッと握り拳を作った。
「……ウル。いつにも増してオドオドしているがどうかしたのかね?」
「うん。今から戦う、相手はゴブリン……で門、下生、はデミ、なんだよね?」
様子がおかしいと『ヒュリアス』から気を使われた『篠宮 潤』はいつも通り歯切れの悪い返事を返す。
「そうらしいが、それがどうかしたのかね?」
「ダンゴ、さんの思いは……うん。考えちゃダメ、だね、ゴメン」
どうやら自己解決したようで、潤は自分の頬を両手でバチンと叩いて気持ちを切り替える。
「まぁ解決したのならいいがね……」
逆に消化不良気味のヒュリアスは苦い顔をして自分の後ろ頭をポリポリと掻いた。
「ねぇラダさん。ダンゴはどんな気持ちで戦いを求めているのでしょうかね?」
言いながら『エリー・アッシェン』は爛々と輝くような視線を『ラダ・ブッチャー』に向ける。
「うぅん。ボクはあんまり戦いが好きじゃないから分からないなぁ……」
「そう、ですね……では戦いが終わったら尋ねてみましょう」
ダンゴに会うのが待ち遠しいといった表情でエリーはにこやかに笑い、笑顔のエリーを見てラダも無邪気に微笑む。
「アヒャヒャ」
「正々堂々ダンゴさんを倒してお話を聞きましょう!」
「あぁ、正々堂々打ち勝つ。話が分かるようならダンゴにデミオーガを弟子にするのを止めさせる」
『桜倉 歌菜』と『月成 羽純』のやる気は十分、熟練〈ベテラン〉の精霊の言葉通り、油断も手加減もしないといった面持ちだ。
●決戦場は丘陵
天気は晴天、寒い季節ではあるが遮られる事のない陽の光のお陰か適度な緊張感のお陰か肌寒い感じはしない。
ダンゴとデミ・ゴブリン達が居るのはやや開けた場所で、辺りには小柄なゴブリン達が隠れられそうな小岩や草むらが散在している。
「……ム?」
赤いバンダナの下からギロリとした眼差しが縄張りの侵入者〈ウィンクルム〉達に突き刺さる。
「私は歌菜。こちらはパートナーの羽純くん。この勝負、私達が勝ったらお話を聞かせて貰います!」
そんな視線に怯む事なく歌菜は真正面から名乗りをあげる。
「俺達との戦いを所望ということなのだろう?」
レムレースが緩やかにカットラス〈ブルーアンカー〉を抜きながらそう続ける。
「そうカ、お前達がウィンクルムという奴らカ……」
ダンゴは少しだけ嬉しそうに口元を歪め、赤いバンダナを結び直し、軽く息を吐く。
その純粋な殺気を感じ取ったヴェルナーはアマリリスを庇うように無言で一歩前に出る。
「ヒャァ……。エリー、気をつけて。アイツ強いよ」
ラダはいつでも動けるようにクマのぬいぐるみのような鉄槌〈ベアザハンマー〉を構える。
「ふ、む……些か梃子摺りそうな手合のようだな」
身構え直したヒュリアスはダンゴの一挙手一投足を見逃さないように注視する。
「『身は土塊に、魂は灰に』」
インスパイア・スペルを唱えたエリーは身構えたラダの邪魔にならないように頬にキスをする。
身体から篝火のような炎のオーラが立ち昇り、ラダの顔付きが戦士のそれへと変わる。
きゅっと口元を締め、そのまま腰を少し落とし、重心を下げて油断のないどっしりとした迎撃の構えを取る。
「『茜さす』」
緊迫した雰囲気に呑まれないように気を張りながら歌菜はインスパイア・スペルを唱え、羽純の頬に口付けをする。
透き通るような綺麗な茜色のオーラを身体から発し、羽純は武器〈タートルワンド〉を右手で持つ。
「歌菜に手を出させるつもりはないけど、念の為下がっててくれ」
「う、うん。頑張ってね羽純くん!」
「あぁ、任せろ!」
「『汝、誠実たれ』」
ピリピリとした場の雰囲気に圧されずアマリリスはヴェルナーにキスをする。
輝きと共にオーラを沸き上がらせたヴェルナーは左に持った盾〈スカルナイト・シールド〉を突き出すように左足を前に身構え。
「手合わせ、よろしくお願いします」
丁寧に一礼する。
「『バイス・エル』」
皆と同じくインスパイア・スペルを唱え終えた潤は戦闘態勢を取るヒュリアスの頬に口を運ぶ。
ヒュリアスを中心に旋風のようなオーラが巻き起こる。
大剣〈バーリー〉を確認するように握り、目を細めて静かに身構える。
「ウル、分かってると思うが無茶はしないようにな」
「もし途中、で……デミ達がこっち、に来たら時間稼ぎ、ぐらいはやる、ね……」
「ウル、俺の話を聞いていたのかね?」
「む、無茶はしない、よ。ほ、本当だってば!」
前科が多く説得力の感じられない潤の言葉に溜め息を吐きながらヒュリアスは前へと進む。
「『やってやろうじゃない』」
インスパイア・スペルを唱え終えた香奈は敵を正面から見据えるレムレースの肩を自分の方へと引っ張り、口付けをする。
青白い靄を両断する光がレムレースの体から放たれ、同時に香奈の持つ片手杖〈ジェンマ〉も呼応するように光を放つ。
「レム、あたし達からは手を出すつもりはないから思いっきりやってきなさい」
「あぁ……もとよりそのつもりだ」
相手がゴブリンとは言え、試合形式のようなのでレムレースは一礼をする。
「色々と聞かねばならない事、言わねばならない事がある。この勝負に勝ったらそれを聞いてもらうぞ」
カットラスの刃先をダンゴに向け、レムレースは重心を前に前傾姿勢を取る。
敵〈ダンゴとデミ・ゴブリン達〉は5m程離れた所に一塊でウィンクルム達を睨みつけている。
先に仕掛けたのはヴェルナー、盾を前に出しながら真っ直ぐ距離を詰めていく。
対するダンゴ達は示し合わせたようにその場から四散し、草むらや岩陰に隠れる。
「『アプローチⅡ』」
盾を突き出して発せられるは気合のオーラ、ヴェルナーを中心に熱気にも似た波動が周囲に放たれる。
そのオーラに捕まったのか4体居たデミ・ゴブリンの内3体がヴェルナーにそれぞれ別方向から飛び掛ってくる。
「ギャギャァ!!」
「『プロテクション』」
自身の防御効果を高めるスキルを使用し、正面と左からのデミ・ゴブリンの攻撃は盾と片手斧で防ぐ。
「ぐ、……!」
流石に右から来たデミ・ゴブリンの攻撃は防ぎ切れずに石礫のような拳を受ける事になったがまだ倒れる程ではない。
「ヒャッハー『タイガークローⅡ』いっくよぉ~!」
ヴェルナーが3体の攻撃を凌ぎ切った所で、すぐ後ろに控えていたラダが攻撃に移る。
しかし自身の武器〈ベアザハンマー〉は両手鈍器、虎の爪を宿す事が出来ずにスキルは不発に終わる。
「あ、あれ……?」
力が宿らないままだったが振り上げた武器の攻撃力は十二分にある、ラダは熊の鉄槌〈ベアザハンマー〉をそのまま振り下ろす。
しかし、一瞬だけ迷いが生じたせいで反応が遅れてしまいギリギリの所で攻撃が躱されてしまう。
「『スネークヘッド』」
ヒュリアスの武器〈バーリー〉が蛇のような形状のオーラを纏う。
ラダの攻撃で無理な体勢となったデミ・ゴブリン達に追撃するように蛇の牙が放たれる。
冷静に、的確に、追い詰められた獲物を狙う一撃がデミ・ゴブリンを一撃で仕留める。
「ヒャァ……ごめんよぉ」
「何、補い合うのが仲間というものではないかね?」
頭を下げるラダにヒュリアスはニヤリと笑い返す。
そんな二人の隙を突くようにダンゴは草むらから姿を現す。
「レムっ!」
すぐに周囲を見渡していた香奈がレムレースに声を掛ける。
他のデミ・ゴブリン達も早かったがダンゴはそれよりも数段早い。
弾丸のような速度で飛び出し、握り固めた拳を振り抜く。
「やらせはしないっ!」
ヴェルナーのスキル〈アプローチⅡ〉の効果に掛からなかった敵の様子を窺っていたレムレースが割り込むように立ち塞がり、盾〈スクトゥレ〉を構える。
全体重を乗せたダンゴの拳をレムレースは盾で防ぐ。
「むン!」
だがダンゴの拳は単発では止まらず、防がれた右拳を下げながら体を捻って逆の左拳を突き上げる。
「なっ!?」
初撃とは違い今度は下から突き上げる攻撃にレムレースの盾は腕ごと上に弾かれる。
そして満を持してガラ空きになったレムレースの腹部にダンゴの後ろ回し蹴りが叩き込まれる。
「ぐ、ぅぅぅ」
後ろに仰け反りながらレムレースは歯を噛み締め、懸命に堪えるが受けたダメージは大きい。
「大丈夫かレムレースっ『シャインスパーク』」
レムレースが深手を負ったと見て羽純が光を放つ。
ダンゴ達〈敵〉にとってはその光は眩い閃光となり、味方にとっては回復効果のある温かい光となる。
「ッ!」
閃光で目が眩んだのかダンゴは距離を取るように後退し、小岩の影に身を隠す。
しかし、最初に仕掛けてきた2体デミ・ゴブリン、目が眩んでいるのか手で顔を覆いその場から動けていない。
「今っ!」
チャンスと見てヴェルナーとヒュリアスは動きの止まっているデミ・ゴブリンに追撃を仕掛ける。
ヴェルナーは焦って大振りにせず飽くまでも冷静に小さく素早く、確実に片手斧の2連撃を当てる。
ヒュリアスも確実に急所を狙い、蛇の牙を叩き込む。
2体のデミ・ゴブリン達を倒した瞬間、草むらに隠れていた最後のデミ・ゴブリンが姿を現す。
狙いは攻撃を終えてスキルの侵食現象で体力が減退しているヒュリアス。
「ギャウギャウ!」
素早く接近し、拳を放つ。
「『ブラッディローズ』」
奇襲に逸早く気付いたラダはデミ・ゴブリンとヒュリアスの間に割り入るように動き、己のローブに食人植物〈吸血バラ〉のオーラを憑依させる。
「避けたり防いだりは出来ないけど、動きを止める事ぐらいならっ!」
全身を覆うような荊棘でデミ・ゴブリンの突き出した拳を受け止める。
デミ・ゴブリンの拳を受けながら、ラダの体を覆う荊棘がデミ・ゴブリンの腕に絡み付きダメージを与える。
そいつに追撃を行うのは後方に控えている羽純、前進と同時に抜いた仕込み刀で仰け反っているデミ・ゴブリンを斬り付ける。
「ギャギィィィ」
断末魔の叫びを上げながら最後のデミ・ゴブリンはバタリと倒れた。
残るは今回の任務の原因であるダンゴだけ。
しかし姿を隠したダンゴの所在が分からず、前衛の精霊達だけでなく後方の神人達にも緊張が走る。
そんな膠着を先に崩したのは隠れていたダンゴ、人数差に尻込みをする事なく軽快なステップで羽純の後方へ回り込む。
「羽純くん後ろっ!」
「羽純さん後ろですっ!」
後方で広い視界を活かして周りを見ていた歌菜とアマリリスがそれを大声でそれの接近を知らせる。
「ッ!」
羽純は急いで目の前にバリアを貼るが、そんなものでダンゴが止まる筈はない。
ステップインと同時に全身を捻り、弓を引くように引かれた右腕も捻る。
捻〈ひね〉り捻〈ね〉じり螺子〈ねじ〉る。
引き絞られた全身を開放するように回転する貫通力のあるダンゴの掌打が羽純のバリアを穿つ。
バリアは粉砕され、掌打の衝撃に穿たれた羽純の目の前は真っ白になる―――。
「がっ、ふ」
「羽純くんっ!」
―――しかし、遠のく意識の中で歌菜の声が聞こえた羽純は倒れそうになる足に力を入れ直し、全力で倒れるのを拒否する。
「こ、のっ!」
そのまま左手に持っていた仕込み刀で反撃を試みるが如何せん足に力が入らず、狙いが定まらないまま空を切る。
一撃離脱といった形でダンゴは再び身を隠そうとするがレムレースがそれを許さない。
「逃しはしないっ『アプローチⅡ』」
遅れて盾を振り翳したレムレースが気合のオーラを放ち、ダンゴの後退を許さない。
ダンゴを包囲するようにヴェルナー、ラダ、ヒュリアスが退路を塞ぎ、同時に攻撃を仕掛ける。
ヴェルナーの片手斧の振り下ろし、ラダの鈍器の打ち下ろし、ヒュリアスの剣の刺突、そしてレムレースの片手剣の袈裟斬りを受ける。
いくつかの攻撃は避けたが流石に全ての攻撃を捌ききれず攻撃を受けて足を止めてしまった所にラダの鈍器の一撃を叩きこまれ、気を失ったダンゴは漸くその場で倒れた。
●事情聴取
「オレを殺さないのカ?」
戦闘終了後、気絶から目を覚ましたダンゴは傷らだけの自分の体を見て負けた事を悟り、がっくりと項垂れ、一言だけそう口にした。
「ふむ。潔いのはいい事なのだが些か誤解があるようだな……。俺達は別にデミオーガ以外を倒すつもりはないのだよ」
「……?」
ヒュリアスの言葉に疑問符を浮かべるダンゴ。
「兎に角、勝負は俺達の勝ちだ。最初に言ってた通り、俺達の話を聞いてもらう」
ダンゴの前で腕を組み仁王立ちをするレムレースがそう言ってダンゴを振り向かせる。
「なんダ?」
「デミ化した者に教えを授ける事はやめてもらいたい。弟子の本質を見抜き、教えを授けるべき相手かどうかを判断するのも師としての資質である、という事をどうか理解してほしい」
「デミ……?」
「……ダンゴは若しかしてデミオーガの事を知らないのでは?」
ダンゴはデミ化というモノ自体を知らないようでよく分からないと言った風に頭を傾げたのでエリーはオーガやデミオーガについての簡単な説明をする。
「なるほド。しかしオレは別に弟子を取っていた訳ではなイ。ただ強い奴と戦っている内にあいつらが集まってきただけダ」
「ダンゴさんは何故強い者を探していたのですか?」
「強さを追い求めるのに理由はいらなイ。自分の力を試したくなるのは普通の事ではないのカ?」
デミオーガについて理解した所で改めてアマリリスが質問をしてみるとダンゴはにべもなくそう答えた。
「ダンゴさんはデミ化してる訳じゃないんだし、私達を鍛えてみない? 私達の言葉も分かるんだし丁度いいと思うんだけど……。ウィンクルムの皆さんはここに居る皆も含めて強い人が多いからきっと刺激的だよ」
「そんなに沢山居るのカ?」
歌菜の提案に惹かれたのかダンゴは身を乗り出して聞き返す。
「あぁ、これだけの実力があれば歓迎されると思う」
「模擬戦でいいなら何度でも手合わせをしてくれると思うぞ」
強さに対して純粋なダンゴにヴェルナーと羽純はフッと柔らかく笑いそう付け足す。
「鍛えたり教えたりといった事はよく分からなイ。だが、A.R.O.A.に行くのは面白そうだナ……」
ウィンクルム達の説得の甲斐もあってダンゴはタブロス市の近くに移り住み、時折稽古と称してウィンクルム達と己を高め合う試合を行うようになったとか……。
「ヒューリ、強さ、ってなんなんだろうね」
依頼後、潤は苦い顔をしながらヒュリアスにそう問い掛ける。
「ふむ。なかなかに難しい質問だな。俺から言えるとすれば強さとは自分を納得させる為の力、ではないかね?」
その答えに納得したのか潤は少しだけ表情を柔らかくした。
「僕、も自分にとっての強さ、見つかるといい、な……」
依頼結果:成功
MVP:
名前:出石 香奈 呼び名:香奈 |
名前:レムレース・エーヴィヒカイト 呼び名:レム |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | うち |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 12月03日 |
出発日 | 12月08日 00:00 |
予定納品日 | 12月18日 |
参加者
会議室
-
2014/12/07-23:39
-
2014/12/07-23:29
>神人はある程度固まっておいて敵がこっちに来るのを警戒する
私もその方向で、プラン書いてます! 問題ないかと思いますっ
戦闘開始で名乗り
↓
トランス化
↓
私は、神人の皆さんと後方待機
↓
羽純くんは、精霊組後方から、シャインスパークを放つタイミングを図りつつ、
シールド魔法で敵の攻撃を受けながら、仕込み刀で援護攻撃
↓
戦闘後、説得
上記流れで、プラン提出済です! -
2014/12/07-22:23
【16】をもとにプランを書いてみたわ。
それから、神人はある程度固まっておいて敵がこっちに来るのを警戒するというようにしてみたんだけど
認識違いはないかしら?
大丈夫なようなら、このまま提出させてもらうわね。 -
2014/12/07-18:36
>戦闘開始
…い、いつも反応しそこねてて…ごめんorz
僕も正面からいくの、OK、だっ。
>アプローチのタイミング
うんっ。ヴェルナーさ、ん、と、レムレースさん、で、発動ずらしてもらう、の
こっちもヒューリに対応してもらうの、OK、だよ。
あ、あとちょっと…練らな、きゃ…っ(あたふた) -
2014/12/07-15:02
>戦闘開始
わたくしもエリーさんの案に賛成ですわ。
となると最初にダンゴさんにこちらが何者であるか説明する時間はありますね。
その時の様子から、デミ達は統率が取れているかどうか判断もできそうです。
>スキル
現地はそれなりの広さがありそうですものね。
アプローチの範囲外のデミもいそうですから、わたくしもタイミングをずらして使用で問題ないと思います。
効果は敵の知能に左右される事もあるそうなので、デミはともかくダンゴさんへの効果が不明瞭なので2段構えでいければそれなりに安全度は高まるかと。
防御は高い方が適用されるそうなので、プロテクションはアプローチⅡの後にすぐ使用するつもりですわ。
掛けなおしは、効果減退が始まる3分を目安にプロテクションの方にしておきますね。 -
2014/12/07-10:14
レムレース:
>戦闘開始
ふむ、良いな。一応形式上は試合だから奇襲よりは正々堂々と、だな。
承知した。
>スキル
こちらは特にこれといった作戦がないのだが…そうだな。
ヴェルナーのアプローチⅡから遠いものに、タイミングをずらしてこちらもアプローチⅡを使用して
神人側に向かわれるのを阻止する保険として動きたいと思う。
その上で、まずはヴェルナーが引き付けた側から倒し、その後俺が引き付けたものを…という順番はどうだろうか。
その際にかけ直すスキルはプロテクションにしておけば、敵のターゲットが移ることなく防御を高められる。
出発まであまり時間がないが、検討してくれると助かる。 -
2014/12/07-09:32
>戦闘開始
エリーさんのご提案に賛成です!
正々堂々の方が説得力がありますからね♪
>スキル
現在の羽純くんのMPだと、シャインスパーク撃てるの、一回だけでした…!
使いどころを見極めて、効果的に使っていけたらと!
回避が皆無なので、スキル使う以外は、向かってきた敵の攻撃をバリアで軽減しつつ、仕込み刀で迎撃という形で考えてます。
あと、以降レスは夜になります(土下座)
掲示版自体はマメに確認し、ぎりぎりまでプラン調整は可能にしますです! -
2014/12/07-09:12
こちらもアプローチⅡとシャインスパークのタイミングに合わせ動くよう
プラン練り中だ。
レムレースはすでに作戦があるならば無理にアプローチに切り替えんでもよいので、な。
俺の方はMPと狙い定めを考慮し、ローズガーデンとスネイクヘッドを付けていく予定。
火力(攻撃力)が必要ということならば言ってくれ。スネイクヘッドを変更可能だ。
…説得、仮にも家が道場ならば何か言えることはないのかね、ウルよ…
(潤「うっ……;;」 ← 一言くらい頑張るかも) -
2014/12/07-03:29
戦いの場は草むらなどがある丘陵ですね。
特にこちらから奇襲などはせず、A.R.O.A.から来たウィンクルムであることを告げてから開戦という認識で問題ないでしょうか?
正々堂々と戦った方が、後でダンゴの説得を成功させやすいと思うので。
戦闘での連携で、ヴェルナーさんがアプローチⅡを、月成さんがシャインスパークを使用してくださる前提でプラン製作中です。
ラダさんの動きは、すぐにブラッディローズ(カウンター技)発動、隙をついてタイガークローⅡで攻撃していく感じです。 -
2014/12/06-23:56
>神人戦闘
そ、そうだ、ねっ。
デミなら、いくらダンゴさ、んが、万が一統率していた、としても、戦いの本能に帰って神人に向かってくるかも、だし…
うん、僕も予定どおり離れて待機でいく、よ。みんな、ご意見ありがとう、だっ
>戦闘
ヒュリアス:
ヴェルナーが引きつけてもらえるならば大変ありがたい。
いつも危険な役目スマンな。引き付けられたゴブリンを優先して倒しに向かわせていただこう。
個人的に言うなら、レムレースのアプローチもあれば、ラダと手分けして撃破に行けるだろうか、とは思う。
神人へ危険がいかんよう、少しでも時間をかけずにデミ・ゴブリンは倒したいところ。
…ダンゴ…氏(一瞬名前呼び躊躇った←)にどこまで苦戦するか分からんので、な。
月成の回復はあれば大変助かると思う故、シャインスパークを推したい。
…まぁ、敵の頭脳次第では、発動して効果のある間に月成のそばへいかせてくれんかもしれんがね(苦笑) -
2014/12/06-23:46
>神人の戦闘関与
私も後方で待機する予定です。
もしゴブリン達がこっちに来たら、フライパンでスタンを狙っていきますね!(ぶんぶん
>説得
私も説得スキルはないので、邪魔にならない程度に、お話出来たらなって思いますっ
>戦闘
では、羽純くんには【シャインスパーク】をセットして貰って、敵の目眩ましと回復を担当出来たらなって思います。
命中率はそこそこあるので、上手く当てていきたいなと。
後方に下がって、臨機応変に動きたいと考えてます!
回復役に重点を置いた方が良い場合は、【サンクチュアリⅠ】か、【ファストエイド】への変更も可能です。
皆さんが思い切り戦えるよう、回復役がんばりたいですっ! -
2014/12/06-23:22
アマリリスと申します。
パートナーのヴェルナー共々よろしくお願い致します。
お問い合わせ回答はこちらにも届いていましたわ。ありがとうございます。
神人の戦闘関与についてはわたくしも直接戦闘には参加しない予定です。
ウィンクルムの力を見せるのならトランス自体も含まれると思いますので、充分力を示す事はできると思いますわ。
相手は格闘技との事ですし飛び道具はなさそうですから、距離さえ取っておけばそこまで危険はなさそうですね。
スキルはアプローチⅡとプロテクションをセットしていく予定です。
ゴブリンは相手が弱いと近づいてくるそうなので、神人に目を付けられても面倒ですしアプローチで注意を引いてみます。
釣られて意識がこちらに向いている間なら多少は命中も上乗せできると思いますわ。
>説得
わたくしも異論ありません。
強い人を探しているようですし、こちらの方が強いと示せれば話も聞いてくれやすそうですね。
個人的にはなぜ強い者を探しているのかやネイチャーではなくデミの弟子を取るのか気になりもします。
一応スキルが説得向きですので、本筋のレムレースさんの説得の邪魔にならない範囲で尋ねてみるつもりですわ。 -
2014/12/06-21:35
歌菜たちも久しぶりね、またよろしく。
レムの説得の言葉は賛同いただいたことだしこの方向で行くわね。
といっても、会話系のスキルは取っていないから
説得力を持たせるためにはダンゴを殺さずに倒してからってことになるかしら。
カウンターをセットしていくなら、無理にアプローチで敵を引き付ける必要は薄そう?
プロテクションにしておくことも検討してみるわ。
神人の戦闘については、あたしも無理に参加することはないっていうのに賛成よ。
5対10だとさすがにごちゃごちゃしちゃって戦いづらいだろうし…
あたしもスキルは持ってないから足手まといになるかもね。
デミゴブリンが神人の方に向かってきて、万が一精霊が間に合わなかった時に備えて自衛するくらいかしら。 -
2014/12/06-18:25
小柄なゴブリンでしかも身体能力が高い……、となるとやはり武器の命中率は気になりますよね。
ラダさんの命中率は……65です。相手の回避ステータスが高ければ、ここからさらに実際の命中確率が下がるのではないかと。
こちらから攻撃が当てられない事態への保険策として、ラダさんにはカウンター技をセットしてもらいます。
レムレースさんの説得案に同意します。
「弟子の本質を見抜き、教えを授けるべき相手かどうかを判断するのも師としての資質である」という言葉、良いですね。
レムレースさんのように実際に武術関係の人がおっしゃると、言葉の重みというか、説得力を感じますね。
篠宮さん、問い合わせ、ありがとうございます。
1対1方式ではなく、乱戦方式なのですね。
神人の参戦はそれなりの危険性も伴うようですし、神人スキルのない私は後方待機する予定です。
桜倉さん、よろしくお願いします。
ライフビショップの精霊さんがいると、本当に心強いです! シンクロサモナーはジョブスキルの代償で体力が減少していくので……。 -
2014/12/06-17:18
ごめんっ。反応忘れていた、よ…っっ
ダンゴ、さん?説得、僕も異論はない、よ!
……説得自体のお役には…、た、立てなそう、だけ、ど…(がっくりしている会話下手) -
2014/12/06-17:16
ぁ!歌菜さ、んっ、お久しぶり、だ。来てくれてありが、とう…!
なんだか…防御陣形がとっても、強そうな…メンバー、だね…(小さく笑い)
ところで、皆は、えっと、神人さんたち、は…戦うのどうするか、考えてたり…する?
僕は…今のところ、トランスしたら見学、かなぁ…と考えていた、んだけど。
ゴブリンの素早さの前、だと、僕の場合は、足でまとい…になっちゃう、かなぁ…って;
ただ、『ウィンクルムの力を見せる』っていうのが、パートナー同士での戦い、っていう意味も含むなら
一緒に戦うこと、に、抵抗自体は無い、よ。
ちょっと、みんなの考え聞いてから考えたい、かなと思うんだけ、ど…
(じ、時間あるかなぁぁぁ;;と会議室の時計見ながら ←プラン締切的に)
ヒュリアス:
精霊のヒュリアスだ。
入り乱れとのことなので、頼もしいメンツと連携が取れそうで何より。
ウルも言っていたが、それ程大きさも無さそうであり、素早さは高そうなゴブリン相手となると
俺の方も武器の大きさとして命中に少々不安はある。
ゴブリンが他の者を攻撃した瞬間を狙っていこうかと思っているが、防御高い面々はちなみに
前に出ることは可能だろうかね? -
2014/12/06-15:25
途中参加、失礼します!
桜倉歌菜と申します。パートナーはライフビショップの羽純くんです。
アマリリスさんは初めまして♪
エリーさん、香奈さん、潤さん、またお会いできて嬉しいです♪
皆様、よろしくお願い致します!
入り乱れバトルという事は、連携して対処出来ますねっ
潤さん、お問い合わせ有難う御座います♪
えっと、一応羽純くんは、シャイニングアローか、シャインスパークのどちらかをセットして
皆さんの盾、または後方支援が出来たらいいかなって考えています。
ダンゴさんは取り押さえて、レムレースさんの仰る通り、説得したいです…! -
2014/12/06-09:04
篠宮潤、と、精霊のヒューリだよ。
香奈さん、エリーさ、ん、またご一緒だ、ね。どうぞよろしく、だ。
アマリリスさん、は、黒馬以来か、な。お久しぶりだ…また会えて嬉しい、よっ。
そ、そう、か…っ
門下生はデミ、なんだ、ね… 僕、討伐はしないものと先入観あった、よ…;
エリーさ、ん、ありがとう、だ…;
えっと…実は…、他にも、僕…理解力が低くって…;、依頼書把握しきれなかった、ので
ご質問を通常参加前から投げちゃった、んだ…
(これで参加出来なかったら恥ずかしかった…ホッ ←何か電波漏れた)
お返事、きた、んだけど、これはみんなのところにタイミング的にいかなかった、っぽい?
ぺ…ぺた、り
――――――
Q. 戦う方式は、順番に1対1ですか?それとも5対5の入り乱れバトルですか?
また、戦う際は神人も参加可能でしょうか?
――――――
A. ゴブリンの数が精霊の数と同じになるだけで、戦闘方式は入り乱れバトルになると思います。
また、神人もバトル参加可能ですが、怪我をする可能性がある事を頭にプランを練って下さい。
――――――
(お忙しい中ご返答ありがとうございましたあああ!!orz ←どこかへ電波飛ばした) -
2014/12/06-08:57
レムレース:
神人出石香奈のパートナー、ロイヤルナイトのレムレースだ。
よろしく頼む。
ふむ…まさしく『死合』というわけだな。
相手がデミである以上、遠慮は無用。こちらも全力で相手をしよう。
さて…門下生のデミゴブリンとは一斉に戦うことになるのだろうか。
通常の試合のような一対一というわけではないのか。
形式としては複数対複数の方が連携が取れるのでありがたいが。
それから、ダンゴへの対処についてか。
こちらはデミ化していないから殺すまではいかなくても良いだろうが
最低でもデミを弟子に取って強化することだけは何としてもやめさせなければ…
弟子の本質を見抜き、教えを授けるべき相手かどうかを判断するのも師としての資質である、
ということを理解してもらわねばな。 -
2014/12/06-03:05
あ、「ダイゴ」は間違いです。正しい名前は「ダンゴ」でしたね。失礼しました。
それに作戦にご一緒する方々への挨拶も忘れておりました。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。 -
2014/12/06-03:02
うふふ……、エリー・アッシェンと申します。
精霊のラダさんは火属性のシンクロサモナーです。
ネイチャーゴブリンとのことですが、ダイゴの強さは未知数。ベテラン精霊ナギさんが念を押して警告しているぐらいなので、絶対に侮れない相手ですね。
門下生はデミ化している以上、討伐しなくてはなりません。デミ門下生とは「試合」ではなく「殺し合い」をしなくちゃいけないんですね……、くく……、うふふふふっ!!
(自分の低レベルなダジャレで笑っている)