プロローグ
●神聖の森
「炎龍王の篭もる古代の森の封印を弱めるため、封印石を破壊してほしい」
それは一見、ごくごくまともな種類の依頼のようだった。
「封印石自体はそれほど丈夫ではない。武器で叩けば破壊できるだろう」
ここまでも、まとも。
「但し、今回破壊を目指してもらう封印石があるスノーウッドの森の一部――通称『聖女の森』では、封印石を守るようにヤグルロムが待ち構えているらしい」
封印石の破壊の為にはオーガの討伐が必要、ここまでも、まあまとも。
「それと……」
ふと、A.R.O.A.職員の男が目を泳がせた。その顔に、言い出しにくい、こんなこと言いたくないと書いてある。それでも、やがて男は決心したように瞳に揺れる迷いを消して、ウィンクルムたちへと向き直った。
「聖女の森は地元では聖域とされていて……基本的に女性しか立ち入ることができない。緊急事態と言えど、男がそのまま森に足を踏み入れることは許されないらしい」
ウィンクルムたちに動揺が走る。そして紡がれる、辛く悲しい現実。
「ただひとつ、不慮の事態のための例外的な措置として……男でも、女性の格好をすれば森に入ることができる、とされている」
それは、つまり――。
「この依頼を受けるウィンクルムは――例外なく女装をしなくてはいけないということだ」
ウィンクルムたちを見る男の目に、同性としての憐憫と罪悪感の色が映っている。男が、深く頭を下げた。
「女装に必要な物はA.R.O.A.が用意する。諸君らにとっては辛い任務になるかもしれないが……よろしく頼む」
解説
●目的
聖女の森の封印石の破壊、及びオーガたちを退治すること。
●敵
ヤグルロム1体
幻影のデミ・オーガ(今回はデミ・ボア)を出現させる能力を持った、アンコウのような頭部をもつオーガです。
幻影は実物同様の攻撃力を持ちますが、攻撃されると自爆します。
幻影召喚時、ヤグルロム本体は背景に紛れてしまい防御力もUPするので、攻撃を当てるのは至難の業となります。
また、元々の防御力も中々のものです。
デミ・ボア数体
デミオーガ化した野生の猪。
強力な突進は読み易い攻撃でもありますが、食らうとダメージ大です。
●戦場
聖女の森の奥。
かなり拓けた場所で、戦闘に支障がない広さです。
特殊なヒカリゴケが生えていて、光源に困ることもありません。
●女装について
プロローグにある通り、男性が森へ入るには女装が必須となっております。
こんな恰好をさせたい! というご希望がございましたら、プランにてご指定を。
可能な限りリザルトに反映させていただきます。
ご指定ない場合の支給品はお任せとなることご了承くださいませ。
ゲームマスターより
お世話になっております、巴めろです。
このページを開いてくださりありがとうございます!!
相手はオーガですので勿論油断は禁物ですが、難しい成功条件等のない純戦です。
戦闘の方針等が問題なくプランに組み込まれていましたら、女装へのこだわりや女装に対する神人・精霊それぞれの反応などをプランに詰め込んでいただきましても、そのことがマイナスに働くことはございません。
むしろ、女装必須というシチュエーションを楽しんでくださるプラン大歓迎です!
ただ本当に、オーガには気をつけていただければと。
皆さまに楽しんでいただけるよう力を尽くしますので、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします!
また、余談ではありますがGMページにちょっとした近況を載せております。
こちらもよろしくお願いします。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
初瀬=秀(イグニス=アルデバラン)
……露出が嫌だとは言った、確かに言った だがせめてもう少し普通の服装が良かった (ロングスカートのクラシカルメイド服+ウイッグ) はいはい似合う似合う、あと20cm位低けりゃ立派な美少女だ ああもう、さっさと終わらせて帰るぞ! 褒めてるつもりか、そうだとしても嬉しくねえよ! 事前にトランスは済ませておく 幻影の自爆に巻き込まれんように警戒しつつ攻撃 攻撃して爆発しない(本物)デミボアにカラーボールを投げつけて 区別できるようにする 敵の動きを観察、デミボアとの間に遮蔽物を挟むようにするなど 突進の直撃を避ける工夫をする オーガを排除したら封印石を破壊 もろもろの鬱憤などを込めて破壊 俺は何も見なかった、今日は何もなかった |
栗花落 雨佳(アルヴァード=ヴィスナー)
森とか泉とかって女人禁制の所が多いけど、此処は逆なんだねー… ふふ、アルってばそんな目で睨まないでしょ 任務だから仕方がないよ。でも前のお茶会の時も思ったけど、アルのチャイナドレスも凄く似合ってるよ? ……うん、ごめん。そんな怖い顔しないで? …ふふふ、僕の方は…この格好久しぶりだなぁ… 昔はこういった神職服ばっかり着てたから…なんかだ懐かしい感じ… 女装 巫女服 全体的にシンプル故の清楚感 足元は動きやすいように地下足袋 長い黒髪のウィッグを付けている 本当に、見た目は女性そのもの 戦闘 デミボア・幻影を引き付け、出来るだけ一か所に纏める 回避・陽動重視 隙を付けそうなら攻撃 |
天原 秋乃(イチカ・ククル)
●服装 白いワンピースに茶色のロングカーディガン ゆるふわ森ガールスタイル 女装しないとだめだなんて、地獄のような依頼だ なんでイチカはノリノリなんだよ… …似合ってるとか言われても嬉しくないからな?っていうか似合ってねーし!! ●戦闘 イグニスのカナリアが当たる範囲にデミを集められるように、デミに直接当てないよう石を投げて牽制 カナリア発動後に残ったデミには、石をぶつけて確認する。偽物なら爆発して消えるだろ ヤグルロムが視認できるようになったら、精霊達に任せて、引き続きデミ撃破を狙う …それにしても、スカートがひらひらして動きづらいなこの格好 あと、やたらノリノリで動き回ってるイチカが気持ち悪い |
俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
シスター服 ウィンプルを深く被る …って何だこのスリット深い!? トランス後ネカの前に立って デミボア(本物、幻影問わず)の突進コースからネカがずれるような角度に隠す 牽制&幻影見分けのため、クリアレインでボアの足下あたりを狙って攻撃 できれば閃光効果でこちらに向かってくるのを目くらましがしたい 地面に当たっても閃光は出る…はず 幻影がカナリアくらって誘爆を起こしたら、 爆発の中にいてまだ残ってる奴が本物のデミボアだ カモフラがとけてヤグルロムが出てきたら後ろにいるネカに一瞬振り返って合図 俺の方は引き続き後衛に近づかせないよう足止めの攻撃 先制デバフと火力、後者を選んだんだから文句言うなよ お前の性に合ってると思うぞ |
アルクトゥルス(ベテルギウス)
■女装 「ベルたんの筋肉に繊細な女子服なんて背徳的で冒涜的でたまんないよぉぉ…! というわけで些か年齢に無理は有りますがJKでいきましょう」 ブレザーの女子高制服 スカート短 金髪ロングヘアウィッグ ニーソックス 顔の濃い美女風 「鏡を見たら妹そっくりでした」 「スカートだからパンツはけって?もー、ベルたんがそう言うなら仕方ないなぁ~」 ■作戦 即トランス 少し離れた位置からデミ(幻影含む)の足元を弓矢で狙い射ち牽制 範囲魔法の範囲に追い込みカナリヤで一斉攻撃して誘爆狙う その後以下優先順位で狙撃 爆発しそうな幻影(幻影の排除目的)>生き残っている本物のデミボア>ヤグルロムの頭の光体 ■余談 相方の雄叫びの勇ましさに胸が高鳴る |
●悲喜交々女装祭り!
「ふふふ、この格好久しぶりだなぁ……。昔はこういった神職服ばっかり着てたから……何だか懐かしい感じ……」
聖女の森の入り口にて。ぼんやりとそう感想を零したのは、長く艶やかな黒髪が巫女服の背に流れる清楚な印象の美女……に見える。一見とは言わず、じっくり・しっかり・具に観察しても美女そのものだが、彼――栗花落 雨佳はれっきとした男である。そんな彼の傍らで、低く唸るのはメイクばっちりの気の強そうな美人さん……だけれども、あれ? ちょっと肩幅が広いぞ?
「……お前は、何度言ったら分かるんだ……!」
「ふふ、アルってばそんな目で睨まないでよ」
「ふふ、じゃねーよ! またこんな依頼受けてきやがって……っ!」
『アル』と呼ばれた美人――もといアルヴァード=ヴィスナーが涙目でずいと身を乗り出せば、黒に金糸の刺繍が映える色っぽいチャイナドレスのスリットから、ばっちりすね毛処理(強制)されたおみ足がすらりと覗いた。雨佳が淡く微笑む。
「任務だから仕方がないよ。でも前のお茶会の時も思ったけど、アルのチャイナドレスも凄く似合ってるよ?」
赤い唇に蠱惑的でさえある笑みを浮かべて雨佳が言えば、アルヴァードの金の視線がじとーっと雨佳を睨みつけて。この無言の圧力に、さしもの雨佳もちょっと折れた。
「……うん、ごめん。そんな怖い顔しないで?」
そして、この状況を憂いているのは勿論アルヴァードひとりではなく。
「女装しないとだめだなんて、地獄のような依頼だ……」
「……露出が嫌だとは言った、確かに言った。だがせめてもう少し普通の服装が良かった……」
苦い顔でげんなりと零したのは天原 秋乃、色付き眼鏡の奥で遠い目をしたのは初瀬=秀だ。秋乃は真っ白なワンピースに茶色のロングカーディガンをコーディネートしたゆるふわな森ガールスタイル、秀の方はロングスカートのクラシカルメイド服にウィッグを合わせた正統派メイドさん。彼らの悲哀のこもった呟きは虚空に消え……ることはなかった。ばっちりレシーブされた。
「秀様大丈夫ですよ可愛いですよ!」
「秋乃も可愛いんだから、もっと自信持っていいんだよ?」
トス、そしてアタック。秀と秋乃が食らったダメージは如何ほどか。繰り出したのはイグニス=アルデバランとイチカ・ククル。秀と秋乃のパートナーだ。秀と秋乃の怒涛のつっこみがシンクロする。
「褒めてるつもりか、そうだとしても嬉しくねえよ!」
「似合ってるとか言われても嬉しくないからな? っていうか似合ってねーし!!」
イグニスがきょとん顔になり、イチカが悪びれもせずへらりと笑った。痛む頭を抑え天を仰ぐ秀と、わなわなと拳を震わせる秋乃である。
「いやー、秋乃が可愛いのはいつものこととして、みんなの女装姿素敵だね。とっても似合ってるよー。イグニス君のその衣装、かーわいー」
「ありがとうございますイチカ様! 魔法少女的なイメージでお送りしていますよ! イチカ様もミニスカート似合ってます!」
「わ、ほんと? アイドルをイメージしたんだけど見える?」
「はい! ばっちりアイドルです!」
盛り上がる魔法少女とニーハイアイドル(注:ミニスカートの中はスパッツです)。
「「「女子か!!」」」
3人分のつっこみがハモった。……あれ? 3人分?
「あ、悪い、つい……」
「流石私のシュン。今日もつっこみが冴え渡っていますね……!」
乱入してきたのはウィンブルを深く被ったシスター姿の俊・ブルックス、そんな俊にパチパチと拍手を送るのは赤の長袖ロングドレスに身を包んだネカット・グラキエスだ。キッ! と俊がネカットの方へと向き直る。
「どさくさに紛れて何が『私のシュン』だ!」
「あ、ちなみに私のドレスは実家から借りてきました。姉が長身で助かりました」
「聞けよ! っていうかこの服、妙にスリットが深いんだけど?!」
「シュンのはそういうお店で買ったので」
「そういう店って何?!」
きらり、ネカットの碧の瞳が光る。
「聞きたいですか?」
「……あ、いや、やっぱいい」
何かを察し、そっと視線を逸らす俊。世の中には、知らなくていいことが数多存在する、多分。その時、メンバーの中から「ふわあああぁぁ……!」と謎の声が上がった。が、この奇声ここに至るまでに既に何度も聞いているので、他のウィンクルムたちは特に反応しない。
「ベルたんの筋肉に繊細な女子服なんて背徳的で冒涜的でたまんないよぉぉ……!」
というわけで、些か年齢的に無理があるとは知りつつも、アルクトゥルスとそのパートナーたるベテルギウスは由緒正しいJKスタイルである。ブレザーの女子高校生制服にニーソックス姿(しかもスカートはミニ)は外見年齢20代後半の細マッチョにはやっぱりしっかり無理があるけれど、そのかんばせだけを見れば濃いめ顔の美女に見えてしまうアルクトゥルス(本人曰く、「鏡を見たら妹そっくりでした」)。でもアルクトゥルスさん、美女はきっとそんなふうに鼻の下伸ばしたりしませんよ……?
「……ッス(自分サイズがあるの不思議です)」
アルクトゥルスのちょっとアレな視線も何のその、無表情のままぼそりと天然全開な発言をするベテルギウス。つっこみどころは多分そこじゃない。さて、こちらはアルクトゥルスと同じJKスタイルと言えども、ミッション系のセーラー服のスカートは膝下10cmでしかもストッキング着用という清楚可憐っぷり。鬘は地毛に合わせた銀髪のお下げ頭とその清楚加減は徹底している。しかしてその格好がどうかというと、彼に全くと言っていいほど似合っていないのであった。でも本人は至って真面目に任務に臨む姿勢であるし、アルクトゥルスさんも楽しそうだしこれでいいのかな、うん。そんなこんなでカオスと化している空間をぐるり見渡して、イグニスは満足そうににっこりとした。
「やっぱり森の掟は守らなければなりませんよね!」
そして、パートナーたる秀に見せつけるようにくるりとターン! どうやら魔法少女は、何やらずっと渋い顔をして時折遠い目をするばかりの秀の感想が聞きたかったご様子。
「というわけで秀様、こんな感じでいかがでしょう!」
「はいはい似合う似合う、あと20cm位低けりゃ立派な美少女だ」
ごくごく投げやりに秀が返すも、「秀様に褒められました!」とばかりにイグニスは顔を輝かせている。すれ違う心。と、その時。
「ああもう! さっさとオーガをぶっ飛ばして封印とやらを破壊して帰るぞ!」
いつまでもこんな格好しててたまるかっ! と遂にアルヴァードが叫んだ。当然、同意者は多数。それじゃあトランスを済ませて森に入ろうか、という空気を打ち破ったのは――事もあろうにパンツだった。ベテルギウスがスッと取り出したのは、新品の、シンプルな黒のパンツ。無口で強面ながらも真面目だと信じていた青年の謎の行動に、その場にいた全員が固まる。アルクトゥルスへとパンツを差し出して、ベテルギウスが口を開いた。
「……ッス(スカートならパンツはいてください)」
「え? スカートだからパンツはけって? もー、ベルたんがそう言うなら仕方ないなぁ~」
すいません少々お待ち下さいねと、JKスタイルの紳士が茂みに消える。ほぅと無表情のまま安堵の息を吐くベテルギウス以外の面子に戦慄が走った。その格好(ミニ丈スカート着用)でノーパンだったのか、と。
「そういえば、森とか泉とかって女人禁制の所が多いけど、此処は逆なんだねー……」
天然なのか場の空気を変えようとしたのか。雨佳のずれまくった呟きが、森の入口に静かに響くのだった。
●さて、オーガ退治のお時間です
アルクトゥルスが戻ってきたので、トランスを済ませた一行は、気を取り直して封印石があるという森の奥へと向かった。ガサリ、茂みを揺らして森の最奥へと踏み入れば、そこは自然が生み出した拓けたキャンパス――もとい、今ばかりは観客不在のコロシアムだ。くるくると浮遊する封印石を守るようにしてのそりと立つヤグルロムが、頭部の触手を揺らして厭らしく嗤った。途端、触手の先端の光体が光り、殺気放つデミ・ボアの数が増えると同時にヤグルロムの姿がかき消える。ウィンクルムたちは、それぞれに油断なく武器を構えた。アルヴァード・ネカット・イグニスが魔法の詠唱に入る。魔法発動まで無防備になる彼らの邪魔はさせまいと、他のメンバーはすぐさま行動を開始した。デミ・ボアの数は幻影を入れて10体。双剣『アジンドゥバ』を手にしたイチカが先陣を切って、蹄を鳴らすデミ・ボアの群れの真ん中へととび込んだ。剣舞のような優美な動きが、デミ・ボアたちを翻弄する。ひらり、アイドル衣装の裾が揺れて中のスパッツが覗いた。
「せっかくアイドル風の衣装なんだし、ノリノリでいかないとね~♪」
と本人は至って楽しそうだが、相棒のスカートからスパッツがちらりとするのを見て、牽制用の石を手に握りつつも、痛む頭を抑えたい衝動に駆られる秋乃。
「なんでアイツはノリノリなんだよ……気持ち悪い」
呆れたような疲れたような苦い物を吐き捨てるような声音で呟いて、敢えて大袈裟な動きで立ち回るイチカ以外を狙わんとする聡い個体へと、秋乃は手にした石を鋭く投げつけた。足元を刺した石に怯んだデミ・ボアが急ブレーキで突進を止める。敢えて石を本体に当てないのは幻影の爆発による前衛へのダメージを防ぐため、デミ・ボアを1カ所に集めるのはイグニスが放つ『カナリアの囀り』の範囲内へと敵を留めるためだ。上々の出来に「よし!」と口の端を上げた後で、秋乃はぎこちなく白いワンピースの裾を弄った。
「……それにしても、スカートがひらひらして動きづらいなこの格好」
女の子って、大変なんですね。しかし、それをものともしない漢もいるのだった。膝下10cmの清楚なスカートも何のその、前線にて人の身長をゆうに超えるジャイアントハンマーをごうと振るうのはベテルギウス。文字通り地を揺らす一撃は、デミ・ボアを退かせるのには充分すぎるほどの威力だ。彼を援護するように、アルクトゥルスもデミ・ボアの足元を狙って弓矢を放つ。
「ああああぁぁ! ベルたんの躍動する筋肉堪らないよおぉぉ!」
あ、ちょっとアルクトゥルスさん、涼しげな口元から涎が垂れてますよ。
「もう少し、かな」
ちらとエンドウィザードたちの方へと視線を遣って、護身用小刀『湯煙』を手にデミ・ボアの陽動に加わっていた雨佳が呟いた。しかし、1体のデミ・ボアが死角から雨佳に迫って――。
「チッ! させるかよ!」
丁度詠唱を完成させたアルヴァードが叫びと共に魔法を放つ。キャンディーワンドの甘い香りと共に広がったのは、敵に纏わりつき自由を奪う魔法の霧。
「雨佳! 左に避けろ!」
秋乃に倣って投石を試みながら敵の動きを観察していた秀が叫んだ。仲間の声を信じて、雨佳は迷いなく左側へと身体を逸らす。ウィッグの黒髪が柔らかく揺れ、動きやすさを重視した地下足袋がザッと土を鳴らした。元より方向転換には向かないデミ・ボア、霧の影響を受けては雨佳の動きに対応できるはずもなく。雨佳の真横を空しく通り抜けた個体のその丁度足元を、俊が鉱弓『クリアレイン』から放った矢が過たず射止める。矢尻のクリスタルの輝きは敵の視界を奪い、デミ・ボアは急ブレーキで突進を止めた。イグニスが叫ぶ。
「カナリアが飛びます、避けて下さい!」
厳粛に輝くは星宿した杖。イグニスの指示を受けて、前衛に出てデミ・ボアを陽動していた者たちが一斉に離脱する。キューキューと鳴きながら、カナリアの名を冠したプラズマ球は真っ直ぐに群れの中央付近に位置するデミ・ボアへと飛び――命中するや否や四散して、10体全てのデミ・ボアにその囀りが炸裂した。ダメージを食らった幻影が爆発し、その爆発は本物のデミ・ボアたちをも巻き込んで、更にその轟音と爆風はウィンクルムたちにも襲い掛かる。揃って無事退避出来ていたため直接的なダメージこそ殆ど無いものの、全員が土埃まみれになった他、丈の長いスカートの裾やらがはたはたを通り越してバッサバッサとはためいたり、丈が短めの物ともなると完全にめくれちゃったりしてね! アルクトゥルスさんがパンツを履いてくれていて本当に良かった! パンツ、グッジョブ!
「グ、グギ?」
自身も爆風の余波を浴びながら、ヤグルロムが自分を守る幻影が消えたことをようやっと察知するも、その光体が再び光放つ前に、
「遅いよ」
土煙の中からとび出したアイドル・イチカの双剣が、頭部の触手をすぱりと切り落とした。ギィィィィィ! と絶叫するヤグルロム。
「これでもう幻影は出せねえな」
短剣を手にイグニスの前に立つクラシカルメイドさんが、くっと口の端を上げる。ネカットを守るように彼の前に立っていた俊が、その相棒に一瞬振り返り合図を送ると同時に身体をずらし、魔法の通る道を生んだ。ヤシの木の杖が過たずヤグルロムを捉える。
「すみません、本来は精霊が神人を守るものなんですが……」
「先制デバフと火力、後者を選んだんだから文句言うなよ」
「言いませんよ。私の防御は攻撃です!」
ふっと不敵に笑うネカット。術者の瞳よろしく杖のエメラルドが碧に煌めいた。
「行きますよ! 届け私の恋心(殺意)!」
高威力のエナジーが、炎のようにヤグルロムの身体の中心を焼き尽くす!
「グオオオオオオオオ……!」
断末魔の悲鳴を上げて、崩れ落ちるヤグルロム。けれど、まだデミ・ボアたちが数体残っている。生き残ったものも殆どが爆発のせいで満身創痍ではあるが、比較的ダメージの少ない、まだ戦意を衰えさせない個体もいた。そこへ、セーラー服へと薔薇を纏わせたベテルギウスが、銀のお下げを揺らして駆ける。ハンマーを唸らせ静かに猛れば、引き付けるようなその動きに、未だ魔法の霧に視界を曇らせているデミ・ボアも簡単に釣れた。
「ウオオオオオオオ!」
銀の目見開き、重低音の雄叫びを戦場に響かせて。突進してくるデミ・ボアを、腰を落として、ベテルギウスは避けることなく真正面から受け止める。激しい一撃に、楚々とした趣のセーラー服は破れ、鍛え抜かれた身体には激しく衝撃走るが、ベテルギウスは一歩も引かない。纏いし薔薇の力が、デミ・ボアを屠った。先の爆発で死に損なったデミ・ボアたちも、その頃にはイチカたちが片付け終えていて。
「ライブ終了、ってね」
アイドル姿のイチカが双剣をくるりと回して獣の血を飛ばしたのが、戦闘終了の合図となった。チャイナ美人が、シスターが、森ガールが、メイドさんが、示し合わせたように揃って疲れ切ったような息を吐く。そんな中、アルクトゥルスはひとり胸をトゥンクさせていた。
「ベルたんの雄叫び勇ましすぎるよぉぉ……!」
何ていうかもう流石だぜこの人!
●任務は無事完遂されました
オーガ退治が終われば次は封印石の破壊だ。秀が、短剣『マンゴーシュ』を封印石へと振り下ろす。石の破片が削れて落ちる。また短剣を振りかぶる秀の、色付き眼鏡の向こうの目が据わっているのは気のせいだろうか。
「俺は何も見なかった、今日は何もなかった……」
ぶつぶつと自分に言い聞かせるように呟きながら、封印石に鬱憤をぶつけるメイドさん。一心不乱に振り下ろされる短剣の何度目かの攻撃に耐えかねて封印石にはぴしりと亀裂が入り、そのまま光の欠片のように粉々になって忌々しき魔石は永遠にその形を失った。
「秀様お疲れさまです!」
土埃に塗れた顔をにぱーと輝かせてイグニスが秀を労う。「ああ、お疲れさん」と応えた秀は、しっかりばっちり視界に映ったパートナーの魔法少女姿を、自己暗示の力でなかったことにした。そう、今日は何もなかったのだ。男10人集まって女装パーティーを組んでスカートをひらひらさせながらオーガと戦っただなんて、そんな悲しい現実なんて存在しなかったのだと、そう信じたっていいじゃないか。
「あ、土埃でメイド服が汚れちゃいましたね。折角可愛いのに……」
「……思い出させるんじゃねえよ」
イグニスの邪気のない言葉に、秀は額を抑えてがっくりと項垂れた。
「ベルたぁぁぁぁん! あああぁぁ、ベルたんの至高の肉体美に傷がぁぁぁぁ!!」
涼やかイケメンフェイスを盛大に崩しながら、アルクトゥルスはおろおろとベテルギウスの身を案じる。心配ついでに患部にもちゃっかり、けれど優しく労わるような手つきで触れる。触れられれば走る鈍い痛みにほんの僅かだけ太い眉を顰めて、けれどその掌の温もりが運ぶ安堵にベテルギウスは息を漏らした。
「……ッス……シャス……」
訳すると多分、「大丈夫です、ありがとうございます」。デミ・ボアの突進をまともに受け止めたダメージは小さくはないけれど、致命的な程ではない。ベテルギウスの言葉に、幾らか落ち着きを取り戻すアルクトゥルス。しかしそうなると今度は、先の戦闘で破れたスカートから覗く彼の逞しい太腿が気になってしまうわけで。
(ベルたんの大腿四頭筋が悪魔で天使……! ああでもベルたんは怪我してるのにこんなことを考えてしまうなんて……!)
アルクトゥルスの懊悩は止まない。
「いやー、眼福だったねぇ。そうだ、秋乃、僕の勇姿見てくれた?」
「見た。最高に気持ち悪かった。目が腐る」
「わあ、秋乃ってば辛辣!」
すぱり、一刀両断! 加えて秋乃はイチカと目すら合わせてくれないが、イチカはそんな冷待遇を微塵も気に掛ける様子はなく、ニコニコと笑み零している。ところで、とイチカ。
「ねえ、見て見て秋乃。頑張ったからスカート破れちゃったよ。スパッツ穿いてるから平気だけど」
「見て見てじゃねえよ。見ねえよ。むしろ何で見ると思ったんだよ」
「あはは、やっぱり? でも、頑張ったのは本当だよ?」
「……」
秋乃、すぐには返す言葉を探しあぐねて口ごもる。見ていたから、ちゃんと知っているのだ。イチカのノリノリのアイドル姿が気持ち悪かったのも、ヤグルロムの光体を切り落とさんといち早く跳んだイチカの姿も。暫しの逡巡の後、秋乃はぽつりと口を開いた。
「……まあ、戦闘への貢献は評価できなくもないかもしれないというか……」
相変わらず、視線は逸らしたままだけれど。頭をがしがしとしたゆるふわ森ガールの言葉と態度に、イチカは緩く口の端を上げた。
「アル、お疲れさま」
「本ッ当に疲れた……っ」
美人巫女にそう声を掛けられて、アルヴァードは深い深い息をつく。雨佳が薄く微笑んだ。
「ねえ、アル」
「何だよ」
「ありがとう、助けてくれて」
アルヴァード、つと面を上げて雨佳の顔に視線を遣る。金の双眸に映ったのは、杳杳たる、それでいて見惚れるような笑みで。視線が絡みそうになって、アルヴァードはふいと視線を逸らした。
「別に、礼を言われるようなことじゃ……つーか、お前はもう少し危機感を持て」
うんと応じた雨佳の言葉にこいつは本当に分かっているんだろうかと胸の内にため息を沈めつつ、アルヴァードは思う。雨佳が無事で本当に良かった、と。
「シュン、大丈夫です?」
「ああ、見ての通り大丈夫だ服装以外はな」
小首を傾げて問う赤いドレス姿の相棒へと、台詞の後半に苦い色を滲ませながらセクシー路線のシスターが答える。
「大丈夫なら良かったです」
その大事な後半部分はまるっと聞かなかったことにして、ネカットはにっこりとした。「人の話は最後まで聞けよ」と疲れたようにつっこんで、俊はため息を零す。そして。
「……あのさぁ、ネカ」
「はい、何です?」
「お前の性に合ってると思うぞ」
言って、俊はすいと身を翻した。ネカット、碧の目をぱちぱちと瞬かせて――その台詞が先の戦いでの自分の言葉に返すものだと気づき、笑みを深くする。
「よし、帰るか!」
俊の台詞に、それぞれに頷きを返すウィンクルムたち。そうして、女装姿でオーガと戦い切った漢たちは、男子禁制の聖なる森を後にしたのだった。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:天原 秋乃 呼び名:秋乃、あきのん |
名前:イチカ・ククル 呼び名:イチカ |
名前:アルクトゥルス 呼び名:アルクさん |
名前:ベテルギウス 呼び名:ベルたん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 巴めろ |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 11月24日 |
出発日 | 12月03日 00:00 |
予定納品日 | 12月13日 |
参加者
会議室
-
2014/12/02-23:44
プラン提出してきた。
うまくいくといいな!
(女装という現実から目を逸らしつつ…) -
2014/12/02-20:16
アルクトゥルスはまとめ有り難う。
【16】をもとにプランを書いてみるな。
スキルだが結局恋心Ⅱにした。
仕留めきれなかったらイグニスの恋心Ⅱに頼ることになるかもしれないからその時は頼む。
>頭の光体
了解だ、それもプランに書いておく。 -
2014/12/02-19:19
あ、言い忘れてた。
ヤグルロム狙う時は頭の光体狙うようにしたほうがいいかも。
どうも、この部分に幻覚作用があるとかで…光体さえ切り落としてしまえば、再び幻影をだす確率は低くなるはず。 -
2014/12/02-15:51
流れは大体アルクトゥルスのでよさそうかね。
一応カナリアと恋心Ⅱを持っていく、
回数としてはカナリア2かカナリア1恋心1ってとこだな。
俺の方は遠距離武器がなかったので本物のボアにカラーボール投げたり
石でも投げとく。
イグニスはカナリア準備→味方を巻き込まないようなら発動を前提に、
一掃できればヤグルロムに恋心、残りが多けりゃもう一回カナリアの予定。
範囲が広すぎるようなら恋心2発ヤグルロムコースかね。 -
2014/12/02-13:41
爆発の威力や範囲は、出て来る幻影によりけりなのですね。
では、幻影排除後の本体の抑えはベルたんにお任せ下さい。
ベルたぁん!頑張ってェェ!
流れを纏めてみました。
勘違いや認識違い、不足点等ございましたらご指摘いただければと。
1】ククル様が囮としてボアを引き付ける
2】朝霧の戸惑い(ヴィスナー様)発動
3】幻影、本物含めボアを集める(神人、前衛)
4】カナリヤの囀り(アルデバラン様)発動
5】残った幻影の排除
6】ヤグルロムが姿を表したら追撃
7】乙女の恋心(グラキエス様)発動、残ったデミボア殲滅(ベルたん)、攻撃出来る方はヤグルロムフルボッコ?
幻影再登場迄に間に合わなかった場合に備え、本物のボアは排除しておきたいですね
以上から私共の方針と致しましては以下で進めて行こうかと。
プラン書いてる内に気付いたり不要な点も出て来ると思います。
■アルクトゥルス
弓矢でデミボアと幻影の足元を狙い射ち、カナリヤの範囲に集まる様に牽制
(直接射たないのは幻影だった場合の誤爆を防ぐため)
カナリヤ後残っていたら爆発しそうな幻影を優先で狙撃して爆破
乙女の恋心にあわせて幻影を排除
幻影の排除後は、残りのボアを射ち殲滅
■ベルたん
ククル様の囮から外れたボアは手前の地面を打ち、礫で牽制してカナリヤ範囲に追い込む
(命中低いのと幻影対策)
カナリヤ発動時は退避
カナリヤでの幻影排除後、残っている本物のデミボアを襲撃、抑えに回る(ローズガーデンのカウンター使用)
余談ですが、爆風やら戦闘で激しく動くことでスカートが捲れたりしそうですね -
2014/12/02-13:34
幻影が消えた後、本物のデミ・ボアだけなら俺達神人でも相手できるんじゃないか?
精霊達にはなるべくヤグルロムに集中してもらったほうがいいだろ。
本物のデミ・ボアが何体いるのかわかんねえから、念のために精霊1人にサポートに入ってもらうのもいいかも。 -
2014/12/02-09:56
んー。幻影の自爆の威力だが、かなり広範囲でダメージも大きい場合もあれば
体当たりやカウンター、バリア等で爆発させてもこちらが戦闘不能にならない程度のこともあったな。
けどさすがに、後衛にまで届くほどの大爆発まではいかないんじゃないかと勝手に思っているが…
とりあえず方針としては【13】の認識でいいんじゃないかと思う。
イチカの囮役は助かる。
カナリアのタイミングに合わせて離脱を頼むな。
うまく幻影を全て爆発させられれば、ヤグルロムのカモフラがとけて攻撃しにいけると思う。
その時にまだ本物のデミボアが残ってても、ある程度無視してヤグルロムを優先させることを推すぜ。
新しく幻影を出してくる前に倒してからの方がいいと思う。
幻影とは離れた場所にいたとかで無傷のがいるかもしれねえから、念のため最低一人は本物を押さえておく役もいるか? -
2014/12/01-23:32
あまり顔を出せずに申し訳ありません。
戦闘
うーん、機動力のある方を中心として1R稼いで霧を発生させ、カナリアでデミ・幻影を攻撃。逃れたデミと幻影を追撃、ヤグルロム討伐という感じでしょうか? -
2014/12/01-23:10
>幻影の爆発威力
この辺がどうにも曖昧なんだよな…。
確か、後衛に爆風が届く範囲だったと記憶しているが…俺の記憶違いだったらごめんな。
どちらにしても、至近距離で爆発されると結構なダメージ食らうはずだぜ。
デミ・ボアを纏めて排除という形で話を進めていくのなら、イチカは囮役にさせようか? -
2014/12/01-01:54
ああ、そういえば本物も混じっていたのでしたね……すっかり失念しておりました。
纏めたところにカナリヤの範囲攻撃魔法に加え、幻影の爆発を誘因できれば、本物のデミボアにもダメージを与えられそうです。
レベルが不足しているため閃光効果は有りませんが、私もクリアレインを入手したので遠隔攻撃が可能となりますので、牽制に回ろうと思います。
ベルたんはローズガーデンのカウンター壁をしつつ、幻影と本物の攻撃に備える方針で進めます。
合図が来たら離脱で。
その後、動けたらヤグルロムに斧をお見舞いいたしましょう。 -
2014/11/30-23:30
>カナリア
担当助かる。こっちはMPの関係で一回しか使えないからな、外した時が怖い。
つーわけでヤグルロムが姿を現したら即撃てるように恋心セットしていく。
ⅠにするかⅡにするかはまだ決まってないから、こっちの方がいいとかあったら教えてくれると嬉しい。
デミボアは本物と幻影の区別はたぶんつかないと思うしつけてる暇ねえだろうから
前衛の精霊二人は避け壁とカウンター狙いの防御重視で
遠距離攻撃できる神人は牽制&足止めの攻撃(幻影に当たればラッキー)
って感じで、イグニスのカナリア詠唱が完了したら合図の後一斉離脱…って感じになるか?
幻影時の威力については…どうなんだろうな。
ちょっとヤグルロムの出てきた過去の報告書を読んでくるか。 -
2014/11/30-11:48
幻影排除だけなら攻撃当てるだけで問題ないが、
秋乃も言ってるように本物も混ざってるのがな……
まあ一応持って行って、発動時に避難行動取れれば御の字か?
幻影の爆発の威力ってどんなもんだったか……
言いだしっぺだしカナリアはよけりゃうちで担当しようかと。
【女装】
ああ、大丈夫だ本気で言ったわけじゃねえから。提案もありがとな>俊
着ぐるみで回避できりゃ誰も苦労しねえよな(遠い目)
被らないように……(後方から「メイドさんとかどうです?」という声)
なんかフラグ立った気がするがもう少し考えとく。
-
2014/11/30-03:25
改めまして、天原秋乃だ。よろしくな
……しかしなんだよイチカの奴、ゆるふわ森ガールとか勝手なこと言いやがって…
>幻影について
ヤグルロムの幻影、相手の攻撃を凌げば爆発せずに自然消滅するってパターンが以前あったんだが…とはいえ、今回は本物のデミ・ボアも混ざってるんだよな…
排除を狙うなら、A案の纏めて排除を推しておくな
ああそうそう、セオリー通りならヤグルロムが一度に生み出せる幻影の数は最高3体のはずだぜ -
2014/11/30-00:56
皆様お揃いになられましたね。
幻影に神人の攻撃も通用するのであれば安心ですね。
幻影の攻撃時に爆発に巻き込まれないようにしなくてはなりませんが
【幻影の排除について】
A纏めて排除
複数いる幻影を爆発に巻き込むように出来ると理想的です。
朝霧で視界を塞ぐのであれば音で誘導して纏まったところに攻撃を加えて退避、連鎖爆発を起こす……とか
纏めることができればグラキエス様のカナリヤも打ちやすいかも知れませんね。
B分散して相手取る
後衛のエンドウィザードに行かないよう、ベルたんとククル様、神人で幻影の相手をする。
神人はできるだけ二人以上で相手をするようにして、誘導とアタッカーで役割分担する
という2案が思い付いております。
ベルたんはシンクロサモナーのスキルの浸食から時間がかかると不利なので、ジョブスキルの使用は幻影の排除後、ヤグルロムの攻撃時に使用したいと思います。
【女装】
勿論恥ずかしいですが、任務な以上は仕方がありません。
賑やかなパーティとなりそうですね(笑
機動性を重視して私共はスカートは短めにいたします。
-
2014/11/29-12:05
改めて、神人の俊・ブルックスだ。ここからは俺が。
>幻影
ヤグルロムが姿を現してから再び幻影を出すまでに精霊が攻撃できるようにタイミングを合わせるんだな。
幻影自体は、攻撃を当てさえすれば自爆するみたいだから、神人でも排除は可能だと思う。
とりあえず俺は詠唱に合わせてクリアレインで射撃を狙ってみるが、数体いるのが厄介だな…
>スキル
アルヴァードが朝霧を担当してくれるなら、こちらは攻撃系を持って行くことにするな。
ただヤグルロムは一体だけだから、カナリアを持って行くなら使いどころは幻影を一斉に排除ってことになる。
たぶん幻影が後衛に来ないように前衛が抑えてると思うから巻き込まれる可能性があるんだよな…
俺としてはあまりお勧めできない、かな。
>女装
俺も適当でいいとは思うんだが、ネカが何か張り切ってて…
そういう趣味はねえはずなんだけどな(溜息)
まあ着るとしたら、露出の少ないロングスカートとかになると思う。
シスター服ならウィンプルで頭まで隠せるから、深く被っとけば恥ずかしさも薄れるかなぁ…
あ、あと着ぐるみはちょっと厳しいんじゃないか。
明確に女物ってわけじゃないからな。中の人は男でも構わない衣装だし。
スカートが嫌なら、中にズボンはいとくとか?
女子高生とか、よくスカートの中にジャージはいてるだろ、ああいう感じのやつ。 -
2014/11/29-03:11
イチカ:
挨拶が遅くなっちゃったみたいだね。僕は精霊のイチカ。後ろでムスーッとしてるのが神人の天原秋乃だよー。よろしくね~
>戦闘
ヤグルロムとは何度か戦ったことあるよー
ちょっと情報整理したいから、戦闘については落ちついたらまた発言するね
>女装
みんないろいろ考えてるみたいだから、僕も考えてみたよー
僕は、アイドルのステージ衣装にしようかなーって思ってるよ。ミニスカで絶対領域で、動きやすいやつ!
秋乃には、ゆるふわ森ガール系の衣装を着てもらうつもりだよ -
2014/11/28-21:46
こんばんは。栗花落雨佳とアルヴァード・ヴィスナーです。
皆さんよろしくお願いします。
ふふふ、何だか凄い後ろから痛い視線を感じますが(後ろからどす黒いオーラを発して無言で睨みつけるアルヴァードがっ!)
困っている人をほっておけませんからね。頑張ります。
>戦闘
では、アルが朝霧を詠唱してもいいでしょうか?
何だか今回は目立ちたくないみたいなので、隠れる技の方がいいみたいです(笑)
>女装
…あ、なんだか皆さん凄く色々考えてらっしゃいますね…。特に凝った衣装とか考えてなかったな…普通にワンピースとかでいいかなと思ってたんだけど……。
アル『つーか…なんでこんなノリノリな奴が多いんだ……(頭抱え)』
僕達も何かインパクトがある衣装の方がいい?あ、アル、前に着たチャイナドレスとかどう?凄く似合ってたよ?
アル『うれしくねーよっ!』
-
2014/11/28-18:00
俊とネカットは初めまして、他は久しぶりだったり続けてだったりか。
初瀬と、相方のエンドウィザードのイグニスだ。よろしくな。
【戦闘】
こっちはエンドウィザード3・テンペストダンサー・シンクロサモナーか。
命中を補う意味でも朝霧、それと範囲攻撃のカナリアはあった方が良さそうだな。
いろいろ分担して持っていければ。
後は神人がどうにか攻撃を受けないように立ち回りたいところ。
オーガは勿論のこと、デミボアでもだいぶ危険そうだからな。
ぱっと思いついたのは天の川の彼方で壁を作るくらいだが……分断されるしな……
頑張って避けるを念頭に置くべきか。
【女装】
……(頭を抱えた)
ピンクのリボンのついたウサギの着ぐるみでどうにかならないだろうか。
ともかく、そこまで派手な格好にはならないというかしたくない。
希望があるやつ優先で、かぶらないような格好していく。
イグニスは……(後方できゃっきゃしている精霊を眺め)
なんか魔法少女的な方向に突き進みそうだ(遠い目) -
2014/11/27-23:43
ごきげんよう皆様。
初瀬様とブルックス様、パートナー様はお久しぶりです。
栗花落様とヴィスナー様、天原様とククル様はお初にお目にかかります、私はアルクトゥルス、こちらのナイスマッチョは筋肉天使(マッスルエンジェル)のベルたんことベテルギウスと申します。
何卒宜しくお願い致します。
エンドウィザードが三人もいらっしゃるので火力はとても頼もしい事ですね。
【オーガについて】
先ずは幻影の排除をせねばヤグルロムに攻撃が出来ないと見て良いでしょうね。
幻影は神人でも排除可能でしょうか?
ヤグルロムが姿を現した瞬間から幻影を再び出すまでに、精霊が速やかに攻撃を加えられるようにしたいので、
エンドウィザードの方の詠唱が終わるタイミングで幻影を排除して置きたい所ですね。
ベルたん、ククル様、我々神人でデミボアを排除する間に詠唱を進めて頂くのはいかがでしょうか。
数がどれほど出るかによりますが、多いようであれば(5体以上)お一人朝霧の戸惑いで撹乱していただくのはいかがでしょうか。
【出来ること】
私共は武器を振るう任務につくのはこれが初めてなので、先に出来ることをお伝え致します。
ベルたんはシンクロサモナーで、ローズガーデンかタイガークローで行く予定ですが、
大変命中が低い状態です。今回は動きの読みやすい相手と、動きの鈍いヤグルロムなので落ち着いて対処すればそう外すことは無いと思いますが……
ローズガーデンのカウンターも捨てがたいのですが、過去の任務から幻影は爆発するらしいのでカウンターにより爆発されたらベルたんの美しい筋肉に傷がついてしまうので避けようかと。
作戦次第で変更予定です
【女装】
年齢相応な普通の女性の服を着ても、私共では女性になりませんからね。
私はブレザー、ベルたんはセーラー服で女子高生になればどう見ても女性の格好をしていると解って頂けるかと。
もちろん、かつらも被りますとも。
ベルたんの天使ぶりに磨きがかかっちゃうよぉ……!
とは言え、まだ詳細は決めておりませんので、他にJKスタイルで行く方がいらっしゃるのでしたら変更致しますよ。 -
2014/11/27-15:49
こんにちは、精霊のネカットと神人のシュンです。
初瀬さんたちははじめましてですね、よろしくお願いします。
さて、ヤグルロムと戦うのは初めてですが…今回は前衛が少なめなので幻影が少々厄介ですね。
そのぶん火力に関しては十分高いですが、一発撃つのに時間がかかりますから
それまでにどうやって幻影を押さえておくかを考えておかないといけませんね。
こちらから攻撃すると自爆してしまうので、近接攻撃も危険です。
とりあえず一発でも当てれば自爆で消えるようなので、シュンがクリアレインで遠くから攻撃しようと思います。
それと、とても重要なことですが…
みなさん、何を着ますか?
できれば衣装が被るのは避けたいです。
俊:
そこかよ!?
何でもいいだろ服とか!
ネカット:
ダメですよ、シュン。せっかくだからバッチリコーディネートしましょう。
大丈夫、きっとかわいいです。
あっ、私、赤のロングドレスがいいです。
シュンは…あまり露出が高いのは他の人に見せたくなくなるので、シスターの格好なんてどうです?
俊:
もうどうにでもしてくれ…