プロローグ
●発端
ーーー旧市街の地下からは、獣の唸り声が聴こえる。
*****
かくれんぼをしていた子どもたちが揃って旧市街の大通りを渡る、それが切っ掛け。
大通りはいつも人が多く、また様々な交通機関がもっとも行き交う場所である。
1人の少年が、すぐ傍を走り抜けた車に反応が遅れ尻餅をついた。
カンッ! と音を立て、少年のポケットから何かが滑り落ちる。
「あっ!」
時間に遅れないように、と少年が母親から持たされた、少し年季の入った懐中時計だった。
時計は固い金属の音を2、3回上げて、カラリと道路の上を転がる。
転がった先は人の多く渡っていた箇所で、そこで誰かに蹴られてしまう。
「待って!」
少年と彼の仲間たちは、蹴られてさらに跳ねていった懐中時計を追い掛ける。
懐中時計が転がる先には、旧市街地の中でも相当古い街道跡があった。
大通りとは隣合わせで、観光客たちの撮影スポットだ。
側溝には水捌け用の穴が幾つも並んでおり、造りとしては現在の道路と変わらない。
「あぁっ?!」
カラン! と音が落ちる。
続いてカシャーン! と、少し小さな音が上がってきた。
水に落ちたわけではないようだ。
子どもたちは慌てて懐中時計の落ちた穴へ駆け寄る。
「どうしよう…あれ、父さんのなのに」
怒られる、と青褪めた少年に、仲間の1人が声を上げた。
「おれ、ここの下に繋がる階段知ってる!」
過去の偉人を象る柱が幾つも並ぶ公園の端(ここも遺跡の一部だ)、年月と蔦ですっかり褪せた石壁の影。
子ども4人でようやく動かせる嵌め石を動かすと、古びた地下への階段が現れた。
仲間たちをここへ案内してきた少年が、一番幼い少女を見張りに指名する。
「誰か来たら、かくれんぼしてるって答えるんだぞ!」
「わかった!」
地下は少しジメッとしていて、空気がむわりと生温い。
真っ暗かと警戒した地下道は、一定間隔で並ぶ水捌けの穴が地上の光を取り込み、十分とは言えないまでも明るい。
「こっちだ」
地下へ降りる階段は、通り向こうの行商の親爺が使っているのを見たという。
誰にも言うなよ! というお決まりの文句と共に少年は焼き菓子を手に入れたのだが、黙秘は大人だって難しい。
「ここを使うと、大通り渡って新市街行くより早いんだって」
子どもが4人、手を繋いで通れるくらいの地下道は、背の高い大人が手を伸ばせば天井に手が届きそうだ。
車輪の轍が見え隠れするのは、そこそこの頻度でここが使われている証である。
キラ、と子どもたちの向かう先で何かが光った。
「あっ、ボクの時計!」
距離にしておよそ50m先に、懐中時計らしきものが落ちている。
だが駆け出そうとした子どもたちは、一斉に足を竦ませた。
何かが、聴こえた。
「ねえ、何か、いる…?」
「いねえよ! たぶん通りのバスの音さ!」
『ーーーヴォォ……ン!』
今度こそ『何か』がはっきりと聴こえ、ヒッ! と身を寄せ合う。
地下道は幾つもの分かれ道があり、子どもたちが向かう落ちた時計の先も、行き止まりの壁と左右に分かれる道が見えた。
ぽつぽつと明かり採りのように水捌けの穴が並ぶのも同じで、明るければ影も出来る。
『ーーーオォォーン!』
行き止まりの壁に映った、到底人間の姿には見えない影。
ジャリ、と砂を踏む音が反響する。
ゆらりと影が蠢いたと視認した瞬間、子どもたちは悲鳴を上げ一目散に来た道を逃げ出した。
●依頼
ーーー旧市街の地下から、獣の唸り声が聴こえる。
今回の依頼は、そんな文言から始まった。
「旧市街の地下が迷宮のようになっていることは、すでにご存知かと思います」
A.R.O.A.本部会議室にて、担当職員(今回は女性だ)が詳細を話し始める。
「『地下道から獣のような声がする』という話は、以前からちらほらと上がっていました。
当然、『人間じゃない影を見た』という話も」
今まで、この手の依頼でA.R.O.A.が動くことはなかった。
対オーガの可能性がない限り、市内のこういった話は警察の管轄となる為である。
また、地下道は全面的に通行禁止・使用禁止であり、声と影の目撃者も大っぴらに相談し難いだろう。
ですが、と女性職員は続けた。
「今回は、目撃者が子どもであるということを差し引いても、看過できないものです」
子どもたちは心配した大人たちへ次々と泣き喚いた。
『狼みたいな唸り声がしたんだ!』
『おっきい影がうごいて、ほかにもいた!!』
かねがね似たような目撃情報だが、女性職員は息を吐いた。
「A.R.O.A.として見過ごせない点が、一点」
子どもたちの内、少女がガタガタと震えながらこう言ったのだ。
『角みたいなのがあったの…!』
犬に近かったという獣の鳴き声からは、ネイチャーの『ワイルドドッグ』が連想された。
しかし角があるとなると、話は途端に深刻となる。
女性職員は非常に簡易な地図を2枚、手渡してきた。
「子どもたちから聞いた地下道の地図です。もう1枚はその上…旧市街のものとなります」
旧市街の地図の下に地下道の地図を重ね合わせれば、そのまま立体地図となる。
地図を配り終えた女性職員は、指を2本立てた。
「今回の依頼は2つです。1つ、子どもたちが落とした懐中時計の回収。
2つ、『獣の唸り声』の解明。獣は可能であれば排除、となります」
地下道は広くはなく、下手をすれば迷子になってしまう。
派手に戦えば地上……旧市街に被害を及ぼす可能性もある。
「危険だと判断したら、すぐに引き返してください。相手がデミ・オーガである可能性は、決して忘れないように。
それから、依頼完了後に、当事者の子どもたちへの報告もお願いするかもしれません」
どうやら子どもたちには、『危険な場所へ調査へ行く』者がヒーローに見えるらしい。
A.R.O.A.女性職員は、そう締め括った。
解説
・地下道は多少のことでは崩れないが、強い魔法を天井へ向けて数発放つと崩れる。
・地下道の内、上下水道跡は川のように水が流れている。
・参加人数が2〜3名なのは、精霊を含めて4もしくは6名となり、地下道で動きにくくなるため。
子ども4人が手を繋いで横並びなので、大人は横並びで3人が限界。
ゲームマスターより
みなさま初めまして、キユキと申します。
この度はエピソードをご覧いただき、ありがとうございました!
みなさまにお楽しみ頂けるよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
セリス(三ツ矢 光)
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セリス(三ツ矢 光)
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セリス(三ツ矢 光)
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良い天気だ。
地下に潜るのが勿体ないくらいに。
「ねえ、イヅ……」
ドス! と良い音がして、ナハトの腹にグーパンが決まった。プルプルと腹を押さえるナハトを見下ろし、田口伊津美…いや結寿音はひくりと口許を引き攣らせる。
『結寿音』はプライベート専用の愛称のようなものだ。
「ねえ、ナハト? あんたは一体いつになったら私のグーパン食らわなくなるのかしら?」
「ご、ごめん……結寿音……」
「謝って済む回数越えてるのよ、この馬鹿ロボット!」
まったくもう! と顔を背けた結寿音の背に、少し離れた場所から声が掛かった。
「結寿音さん、結寿音のパートナーさん。最後の確認をするから、集まってもらえるかしら?」
フィロメナ・フェルディナンドが呼んでいる。
順花の姿も見えるので、集まっていないのは自分とナハトだけだ。
「はーい! ほら行くよ、馬鹿ロボット!」
結寿音はナハトと共に彼女の元へ走った。
「考え事をしていたの。私が獣であれば、どこに潜んで獲物を襲うか」
旧市街の地図と、聞き取り調査を元に書き出された地下道の地図。
懐中時計の落ちている箇所は、子どもたちの証言で判明している。
「私なら、袋小路に追い込むわ」
フィロメナの白い指先が、地下の地図を辿った。
理に適った話だ、とヒューゴ・ハーディは頷く。
「十分にあり得るね。この地図に袋小路は書かれてないけど、行き止まりが無いのも考えにくい」
その点は同感だ、と向かいで順花も首肯した。
「A.R.O.R.で資料見せてもらったんだ。ワイルドドッグってのは、野生化した犬だって」
「……ということは、習性はほぼ犬ということね」
フィロメナの言葉を受けて、順花は隣のロビンフッドを見る。
「そう。で、俺とロビィで罠を張る場所を考えた」
フィロメナに断りを入れ、彼女の地下地図に蛍光ペンで丸を入れていく。
「用心に、地下への階段を下りた傍に1つ。で、」
懐中時計までの道のりに1つ、その先にも出来れば2つ。
「壁際の暗がりなら、掛かりやすいと思う」
犬の散歩を思い描いてもらえると分かりやすいな。
結寿音はふむ、と顎に指を触れ散歩中の犬を思い浮かべる。
「あっ、確かに。道のど真ん中は歩かないね」
「ああ。それで、地下を行くときの隊列なんだが……」
順花の視線を受けて、フィロメナが改めて話を続けた。
「結寿音さんのパートナーさんを先頭に、結寿音さん、順花のパートナーさん、順花さん」
殿(しんがり)は私とヒューくんで。
「良いんじゃないか? 俺は異論なしだ」
「オレもお嬢に同意見さ」
「私も特にないよ〜」
「ない」
全員の意見が纏まったため、作戦会議はこれにて終了だ。順花とロビンフッドは立ち上がる。
「それじゃ、ちょっと罠を調達してくる」
結寿音が手を振り、彼らを見送った。
「うん、2人共よろしくねー!」
ついでに、いつの間にかキャンディを舐めていたナハトをペシンと叩(はた)いて窘めた。
*****
地下道は暗いが、水捌け穴からの光で不自由はしない。日が落ちる前に戻る予定のため、各々が持つネックライトやカンテラで十分だ。
「よし、2つ目の設置完了だ」
ロビンフッドが罠を仕掛け終え、ふぅと息をつく。
順花とロビンフッドが用意した罠は、簡易なタイプのトラバサミだった。
「これ、罠が発動すると結構でかい音が鳴るのさ」
「なるほど。それなら合図みたいにもなるな」
ヒューゴが感心したように呟く。
「あ、」
先行していたナハトが立ち止まり、声を上げた。
「あった。懐中時計」
駆け寄った結寿音は彼の手から拾った懐中時計を受け取り、ポケットから地下地図を取り出す。
「…うん。場所もほぼ同じだし、懐中時計の特徴も聞いてたのと一致してる」
これでミッションその1は完了! と、緊張を続けて凝ってしまった肩を回す。
しかし、彼女はそこでギクリと身を強ばらせた。
「……聴こえた?」
問うた先のナハトは、視線の先にある地下道を睨みつけている。
『ーーーオォォーン!』
順花やフィロメナたちも追い付いてきた。
「不味いな……。この先にはまだ罠がない」
「子どもたちの話だと、彼らもここで獣の声を聞いたのではなかったかしら?」
フィロメナの言葉に、ロビンフッドがふと気づいた。
「縄張りの境界線……?」
「ってことは、この先に出るってこと?」
結寿音は僅かに寒気を覚え、片腕を擦る。
地図には、この先の突き当たりがT字路であることしか書かれていない。
T字路の先は、空白だ。
「……行きましょう。地図の途切れているT字路に罠を仕掛けて、後は探索に」
フィロメナは懐中時計を見つけた位置の壁に、蛍光スプレーで×印を書いた。
ここへ来る途中にも、曲がり角や分岐に同じ印がある。
先のT字路へ入ったナハトが、左右を確認した。
「大丈夫だ」
順花とロビンフッドは足早にT字路へ近づき、罠の設置箇所を決める。
「よし、右に張ろう。それで、俺たちは左を探索する」
順花がフィロメナとヒューゴを振り仰げば、彼女たちにも異論は無かった。ナハトと結寿音は通路を左へ折れ、先に進む。
すると不意にナハトが立ち止まり、結寿音はその背にぶつかりかけた。
「ちょっと! いきなり危な……」
文句を言おうとした口は、ナハトがブロードソードを構えたことで噤まれた。
(うわ、マジで居た!)
ウゥ、と低い唸り声が這い上がってくる。
剣を構えるナハトの数m先、ゴールデンレトリバー程度の大きさの獣がこちらを睨んでいた。
(目つきわっる!)
余りに可愛げのない凶悪な面相に、結寿音は眉を寄せる。
ただの犬にしては牙と爪が長く、尖すぎる。おそらく、これが『ワイルドドッグ』だ。
「ワイルドドッグを1体発見! 気をつけろ!」
ナハトは相手から視線を外さず、声を上げた。罠の具合をチェックしていた順花たちが、弾かれたように顔を上げる。
「ヒューくん、後ろは?」
「まだ何も居ない。オレたちが来た道も、右の通路も」
「1体しか見えないから、こっちで倒しちゃうよ!」
結寿音の声に、一瞬迷ったもののフィロメナは返した。
「お願い! すぐに加勢に行くわ!」
仲間の了解を得た結寿音は、ビシリとワイルドドッグへ指を突きつける。
「さあナハト! あんな犬っころに負けないかんね!」
「当然!」
ナハトはグッと踏み込み、相手が動くよりも先に斬りつけた。ギャッ! とワイルドドッグが顔を仰け反らせるが、一撃目以外は躱されてしまう。鋭い牙の生えた口が、ぐわりとナハトへ襲い掛かる。
「……っ!」
腕を掠った。
じわ、と血が滲むが、掠り傷だ。
「ナハト?!」
「大丈夫!」
もう一度斬り込む、今度は深く入った。
返す刃で同じ箇所を斬り付け、流れる動きを淀ませることなく引いた剣を突き入れた。
『ギャウン!』
突きの衝撃で、ワイルドドッグの身体が後ろへ跳ね飛ぶ。たが傷を負わされ飛ばされたワイルドドッグは、ナハトへ飛び掛かるのではなく喉を反らし、啼いた。
『オォオーーン!』
遠吠えは狭い地下道に反響し、離れた位置のフィロメナや順花にも大き過ぎる程よく聞こえた。
「な、なんだ?!」
ちょうど3つ目の罠の設置が終わったところだ。ハッと息を飲んだヒューゴが、ロングソードを抜く。
「不味い、仲間を呼ばれた!」
先程の遠吠えに応えるように、別の遠吠えが響いてくる。
方向は判別出来ない。
「作戦変更だ! 残りの罠もここに設置して誘い込む!」
「分かったわ。結寿音さん! そちらから応援が来たら、こちらまで引き寄せて!」
「わ、分かった! 馬鹿ロボット、深追いするな!」
ダメージを与えたワイルドドッグを追撃しようとしたナハトは、結寿音の声ともう1つの音に身を反転させた。
「別のヤツの足音だ! 結寿音、早く奥に!!」
4つ目の罠を、壁際ではなく通路の中央へ設置する。
「ロビィ、固定出来たか?」
「あともうちょいだ。お嬢、先に向こう側に!」
「けど!」
「ロビンくんの言う通りだよ、順花さん。フィロメナ、きみもだ」
反対側の警戒を頼む。
T字路の中央に立ったヒューゴをじっと見つめ、フィロメナは口を開く。
「無理は駄目。怪我もなるべくしないで。不衛生な場所での傷は、後々大変なことになる」
「うーん。無理はしないけど、怪我は保証できないな」
まあ、大丈夫だよ。
「ここに居るのは、オレたちだけじゃあないからね」
ライトを揺らし、結寿音が走ってきた。
「ストップ、結寿音! そこ罠!」
「えっ?! ……とと、」
バランスを崩しかけた彼女の手を、順花は咄嗟に引いた。
罠に引っ掛かるという危うい事態を逃れ、結寿音は礼を言う。
「……ありがと、順花」
「礼には及ばない。それより結寿音も剣を抜きなよ」
「えっ?」
戸惑う彼女を他所に、順花は自身のウィンクルムソードを抜き、構えた。ナハトが駆けてくるのが、ロビンフッドとヒューゴの肩越しに見える。
「こっちの奥には何もないわ。2人共もっと下がって!」
フィロメナの声に、順花と結寿音はさらに奥へと進む。
この先は地上に道路が敷いてあるわけではないらしく、水捌け穴もなく暗闇だけが広がっていた。
「わ、私、剣なんて使えないよ?!」
「振り回すだけでも、そこそこ効果あるから!」
順花に諭され、結寿音はとりあえずウィンクルムソードを手にした。
武器を持たないフィロメナは、いざとなれば、と鞄の中へ手を伸ばす。
バチン! と何かの音が弾けた。
『ギャアゥ!』
悲鳴と怒声を合わせたような声が、獣から発せられた。
「よし、1匹掛かった!」
ナハトを追ってきた2体のワイルドドッグの内、片方が通路端の罠に前足を噛まれている。
「これでアイツはあそこから動けない! アンタらはもう1匹を頼む!」
その間にオレはコイツを!
ロビンフッドは忍者刀を抜き払った。
前足の片方を罠に取られたワイルドドッグに、避ける隙があるわけもなく。2度の斬撃を受けた身体は倒れ、動かなくなった。
「やった!」
順花と結寿音が、喜色の交じる声を上げる。
罠よりも向こう側の通路では、ヒューゴとナハトが残りの1体と対峙していた。
「はあっ!」
ヒューゴの薙いだロングソードが、ワイルドドッグの腹を抉る。ギャンッ! と悲鳴を上げたワイルドドッグが体勢を崩した。
「ナハトくん!」
彼の声に応え、ナハトは思い切り剣の切っ先を突き出す。剣は獣の身体を見事に貫き、ドサリと崩れ落ちた獣は、もう動かない。
「お前は、壊されたということを理解すらできないだろうな」
「……?」
ぽつり、と彼の口から零された言葉に、ヒューゴは首を傾げる。
「お、終わったの…?」
恐る恐るT字路まで戻ってきた結寿音たちは、ワイルドドッグの死骸を見下ろす。ロビンフッドはその場へしゃがみ、1体を捕らえていた罠を外した。
「先にナハトが追い詰めた1匹、見当たらないな」
ワイルドドッグたちが飛び出してきた地下道の先を見据えるが、何も動くものはない。
「じゃあ、罠を回収して撤収か?」
ソードを収めた順花が懐中時計は? とフィロメナと結寿音を振り返る。
「懐中時計は私!」
結寿音はポケットから懐中時計を出してみせた。
「これで依頼は完了、ということかしら」
目印の塗料も消さないと、と呟いたフィロメナの耳に、先刻聞いたばかりの音がまた聞こえた。
ーーーバチンッ!
「え?」
同時に響いてきたのは、背筋にゾッと悪寒を生む声。
『ガァアアッ、オォオーーン!』
全員に再びの緊張が走る。
「これは、入り口の方の罠に掛かったのか……?」
誰宛てとも判らぬヒューゴの問いに、ロビンフッドは忍者刀を握り直した。
「他に罠を仕掛けた場所はないさ。とにかく、用心して戻るしか無い」
「そうだな。オレは殿(しんがり)に着く。前はきみとナハトくん、頼む」
「ああ」
「分かった」
先頭にナハト、そのやや後ろをロビンフッドが固め、一同は来た道を戻り始めた。
懐中時計を拾った場所まで戻り、フィロメナが蛍光スプレーの目印を消す。
「罠は入り口の階段傍と、そこの曲がり角の…」
『グルゥウウ…』
低い唸り声が反響してきた。
カチン、カシャン! と金属のぶつかる音も一緒に響いてくる。
「みんな、下がって!」
曲がり角に差し掛かったナハトが叫び、飛び退いた。
『ワゥ、ガアッ!』
ガチン! とナハトの顔のあった位置を、鋭い牙が空振りした。なおも噛み付いてこようとした獣の口に、ガキンとナハトのブロードソードがぶつかる。
獣が前足を着地させる度に、カシャンカシャンと耳障りな音がする。
「罠ごと…?!」
先に倒したワイルドドッグよりもやや大型。固定された罠を無理やり引き千切り、左前足に罠が取り付いたままだ。
「くっ、コイツ……頭に角!」
「デミ・オーガ?!」
凶暴さがワイルドドッグの比ではない。
ダメージを負っているにも関わらず、こちらに対する敵意は衰えることを知らぬようだ。
ナハトとロビンフッドの刃を受けながら、デミ・ワイルドドッグが後衛の順花たちへ突進してくる。飛び掛かってきた爪が、彼女らの間から飛び出したヒューゴのロングソードとぶつかり火花が散った。結寿音は小さく悲鳴を上げ、順花は険しい表情でソードを向ける。
ひとり、フィロメナだけは様子が違った。
カチ、と異質な音が聴こえ彼女を見た順花と結寿音は、え? と目が点になる。
なぜ、左手にライター?
「みんな、耳を塞いで!」
あとヒューくん、避けて!
言うなりフィロメナが大きく手を振り被り、何かをデミ・ワイルドドッグへ投げつけた。
「先に避けろって言うべきだよね?!」
デミ・ワイルドドッグの爪を弾き返したヒューゴは横手へ飛び込み、受け身ついでに耳を塞いだ。
パパパパンッ、パァンッ!!
デミ・ワイルドドッグの目と鼻の先で強烈な破裂音がし、火花が視界を奪う。
『ギャオン?!』
獣が怯んだ隙を、逃さない。
「トドメだ!」
ロビンフッドとナハトの剣が、デミ・ワイルドドッグの身体を切り裂いた。ぐら、と獣が数歩たたらを踏む。
ややして、その身体はどさり、とその場へ倒れ伏した。
「お、終わり……?」
「ああ。他に獣の気配はなさそうだ」
順花が剣を仕舞い、倣うようにロビンフッドも剣を収めた。
「お嬢もみんなも、怪我はないか?」
「俺たちは大丈夫だ。けどそっちの方が」
ハッと結寿音が我に返った。
「そうだ、馬鹿ロボット! あんた怪我……!」
「掠り傷だ。もう血も止まってる」
「バカ! そういう問題じゃ……!」
「そうね、早く地上へ戻りましょう。獣の骸は、A.R.O.Rに連絡すれば片付けてくれるそうよ」
警戒を怠らずに戻ることを決め、一同は順花とロビンフッドによる罠の回収を待つ。
もう1体、倒し損じたワイルドドッグが居るが、幾ら耳を澄ませても声や足音はしなかった。
「ねえ、フィロメナ。さっきぶん投げたのってなに?」
「あれは爆竹よ。効いたでしょう?」
「確かに効いたけど……。涼しい顔して結構大胆なんだな、フィロメナ」
でも、爆竹はこの先の任務でも使えそうだ。
手元の地図に書き込みを入れながら答えるフィロメナに、結寿音と順花は関心したように息を吐く。
「ほら。考え事より、ちゃんと前見ないと危ないよ」
ヒューゴに言われフィロメナは顔を上げるが、すぐに手元へ視線を戻してしまった。
「今書かないと、地上へ出たら忘れてしまうわ」
彼女はA.R.O.Rから受け取った地下の地図に、今回の探索で解った道を書き込んでいく。
「ロビィ。罠の具合はどうだ?」
「2つは歪んじまったから、もう一度使えるのは残り2つさ。どした? お嬢」
「いや、ほら。今後の任務のために、罠と爆竹は常備しとこうかと」
火遊びはやめよう、と順花へ進言すべきか、ロビンフッドはとても迷った。
そういえば随分と派手な音を立ててしまったが、地上で騒ぎになっていないだろうか?
「もう、なんで1匹取り逃がしちゃったのよ。馬鹿ロボット」
「え、俺のせい……?」
「そうよ! またアイツが仲間呼んできたら不味いじゃん!」
結寿音は真っ当な意見を突き付けたのだが、ナハトの返答は斜め上だった。
「じゃあ、今から探しに行……」
「何でそうなるのよ馬鹿ロボ!」
あんたの治療が先でしょ! と、結寿音は彼の腹にグーパン(かなり弱め)を食らわせてやった。
*****
懐中時計は、無事に持ち主たる少年の手元へと還った。
「ありがとう、姉ちゃんたち!」
もう勝手に地下へ行かないように、と念押しをして、皆は駆けて行く子どもたちを見送る。
「本部への報告も終わったし、オレたちも帰るか」
「そうね。明日はのんびり引き籠もって、読みかけの本を読みましょう」
「えっ、フィロメナって引き籠もり気質?」
「そうなんだよ。こっちが止めないと、ずっっっと本読んでるんだよ」
「へえ、だからあんなに物知りなんだな。俺は外に出る方が落ち着くなあ」
「お嬢はアグレッシブなのさ。悪いことじゃない」
「あっ、そうだ。結寿音ってステージ出たりするんだよな? 見に行っても良いか?」
「良いよー! でも、そのときは『結寿音』って呼んじゃ駄目だかんね!」
「……イヅ、事務所から電……グフッ」
「あんたは言った傍から! ……ま、ごほーびにケーキくらい買って帰っても良いけどね」
若干1名が回復しきれていないが、一同はそれぞれに向き合った。
「それじゃあ皆さん。また任務が一緒になったら、そのときはよろしくね」
「おう、こちらこそ! 俺も、他にもっと良い装備とか考えとく」
「そんじゃ、私のステージも今度見てってね!」
みんなで片手を重ね、せぇの、で声を合わせて。
『お疲れさまでした!』
*****
A.R.O.R本部、会議室。
今回の報告書をまとめ、担当職員の女性はふっと息を吐く。
束になった書類の一番上には、今回で新たに描き起こされた旧市街地下の地図が。
「この手の依頼は、今後も発生が考えられますね」
旧市街各施設への協力も、早めに仰いだ方が良いのかもしれない。
会議室を後にした彼女のヒールの音が、コツコツと遠ざかっていった。
ーーー
地下の呼び声/旧市街にて…End.
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | キユキ |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 冒険 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 3 / 2 ~ 3 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 02月16日 |
出発日 | 02月24日 00:00 |
予定納品日 | 03月06日 |
参加者
会議室
-
2014/02/23-23:41
プラン提出完了、かしら。無事に届いているかしら。
思ったより添削しないといけなくて、これで大丈夫かちょっと不安だけれど…
とにもかくにも、改めてよろしくおねがいします。
皆がそれぞれの力を活かせますように。成功しますように…。 -
2014/02/23-22:19
りょーかいでっす!
もし獣に遭遇したら、無理せずに一旦引いたりしても大丈夫だからなー。
子供が歩いて行ける距離にはあるみたいだし
時計はすぐに見つかると信じたいな。
と、俺はプラン無事提出したぜ。
改めまして、よろしくお願いします。 -
2014/02/23-21:54
ういっす、だいたい書けました!
ナハトは早さを活かすためにちょっと回収だけ離れるかもしれないね
アイツが罠にはまんなきゃいいけど
フィルちゃんたちに護衛任せましたっ
さくっと回収できる場所にあればいいなー -
2014/02/23-15:43
俺も団体行動の方が助かるかな。
フィロメナの指摘通り罠設置中は俺もロビィも索敵はちと手薄になるし。
えと、仕掛けた罠に引っ掛かってくれればそこでタコ殴りでも良いかも?
設置中だと時間稼ぎしてもらえれば、設置完了直後に追い込めば多分何とかいけるかも? -
2014/02/23-00:39
人もよく使うみたいだし、そうね、塗料と一緒にとって行きましょう。>罠
仮プランわかりやすいわ、ありがとう
まず時計を回収するのは、
団体で行動or各組で別れて捜索
のどちらかになるかと思うのだけど。私はなるべく最初は団体で動いた方がいいのではと思うの。
罠設置している間の順花組は索敵しづらいでしょうし
その後か、その最中かで獣を見つけて、罠に誘導。
まだ時計が見つかってない・罠が十分に設置出来ていなかった場合で獣がこちらに向かって来るようだったら、ヒューくんと私は足止めと時間稼ぎに回るわ。
…と考えているのだけど、どうかしら。 -
2014/02/22-22:18
っと、地図上で広い場所や獣が潜めそうな箇所の目星をつけるよな?
それでな、俺とロビンは時計捜索と同時進行で
そこに罠仕掛けていこうと思うんだが、どうだろうか?
んで、帰還時には罠は解除するってことも書いとかないと
後々危ないと思って入れてあるよ。 -
2014/02/22-22:11
魔法役職とは思わず忍者刀かって後悔しました(遠い目)
いまさら買うにもジュール足りないよー(orz
今んとこは、罠を仕掛けていく方向で基本は動いてもらおうと思ってるんで、
変更はしなくても大丈夫かも。
一応、現時点のでも十分な作戦にはなってるかと。
えと、仮プランかいてみたんでブログにあげとくな。
指摘してくれれば修正はできるぜ。
罠を仕掛けるって書いたら字数ギリになってるけども。
俺のマイページにURL貼っておくね。 -
2014/02/22-21:58
トリックスターって魔法役職だったのね…。
でも今回は魔法は使わない方向で考えていたし、なにもなければこのまま、かしら?
戦闘はいわゆるRPGのターン制なのね。
できればスキルはLv1からでも少しくらい振れるようにしてもらいたかった、かも(後々実装される?)
盾役を引き受けたいのだけど、そういうスキルがない場合そういう行動とれないのかしら…。その場合は前線に立って戦うのみね…
そろそろ作戦も決めないといけないわね。やりたいこと、他の人の協力が必要なこととか、あれば発言しましょう。 -
2014/02/22-19:34
戦闘まとめありがと!
だいたいそれで良さそうかな?
戦闘詳細きたねー、ターン制かぁ…
プランが若干書きにくくなったぞ(
ショップ前にあの詳細欲しかったよね!
武器って安い買い物じゃないし、むむむ… -
2014/02/22-09:03
フィロメナは纏めありがとなー。
大体そんな感じで良いかと。
ロビィは罠を張り終えたら、遊撃に入れるとは思う。
ただ、背後さんが計算ミスって武器選択ミスったので、あまりあてにはならないけど。
デミ・オーガはトランスしなくても勝てるらしいぜ。
今回のそのデミ・オーガの可能性がありってだけだし、
ただの獣ならそこまでしなくても行けるからなぁ。 -
2014/02/22-01:32
現在出ている案のまとめ。
●持ち物
・地図
・光源(体につけるタイプを推奨)
・水性蛍光塗料
●事前にやるべきこと。
・地図上で広い場所の目星をつける。
・獣が潜めそうな箇所の目星をつける。
●決定事項
・懐中時計の回収は最優先。
・獣との遭遇時はまず様子見。
●現在発案されている作戦
・罠をしかける
-獣を追い込んで罠にかけるor獣をおびき寄せて罠にかける
-罠担当:ロビンフッド 囮:ナハト
・戦闘
-盾担当:ヒューゴ 遊撃担当:ナハト
こんな感じかしら。他に案があれば提示をおねがい。
各作戦の担当名はとりあえず名前があがったものを書いているだけ。作戦決定時に担当を改めて考えましょう。 -
2014/02/22-00:06
ば、爆薬はやばいって…この通路結構使われてるっぽいし、穏便にいこう!
というかオーガだった場合はトランス状態の精霊しか倒せないんだし、圧死はしないっぽいね
遭遇しても様子見はもちオッケー!
確定ではないしね、子どもたちが無事に帰ってきた点も気になるし、遠距離攻撃がいないけど、まぁ大丈夫っしょ!
あ、あと武器は絶対持っといたほうがいいよ…
命中率が4とかになるわ…元攻撃力乗ってないっぽいからナハト大勝利だった。なんぞこれ。 -
2014/02/21-10:01
装備実装は嬉しい。だが、防具装備で回避が下がるのが痛い。
割と真面目に装備させるか悩むなぁ。
メンバーに魔術師タイプいなくて良かったと安心したらいいんだろうか、今回とれる戦術的には。
爆薬は取り扱い難しいし、使えるのは癇癪玉や爆竹くらいかと。
あと、わざと崩すのは止めた方が良いと思うぜ。最終手段程度には考えた方が良いかもだが。
地下道崩せば旧市街に被害でるし、あまりやりたくはない戦法なのは確かだな。
まあ、デミ・オーガって確定してはいないし、ただの獣かもしれないしな。
遭遇しても、少し様子見するのは賛成だぜ。 -
2014/02/20-22:31
装備実装と、能力値アップで少し安心した、かも。
(でもRP的に武器は外そうかと悩む背後)
魔法以外で威力のあるものだと…爆薬とかかしら。
威嚇用に癇癪玉や爆竹は使えそうだけど、流石に壁や天井が崩れるようなものは持ち込めないわね。
…ん、でも場合によっては、天井をわざと崩して獣を下敷きにしたり閉じ込めたり、という手が使えたかもしれない。
どっちにしろ危ないから、まずできない戦法だけれど。
獣が好戦的かどうかも曖昧なのよね、犬ならこどもにすぐに追いつけるでしょうに、皆無事に逃げ切れたのだし。
獣と遭遇しても、少し様子を見るべきかしら。 -
2014/02/20-20:28
武器防具きたぁ!
……大剣つっよ……間違いなく向いてないからスルーだけど!
16になってちょっとは援護できるようになったかな…?
強い魔法は私達だと打てるのいなさそうだなぁ
ウィザードさんいないし、気をつけて戦えば大丈夫そうだね -
2014/02/20-10:00
んじゃ、先に時計探す方向で作戦組んでこっか。
光源や物音で獣がくる可能性もあるし、警戒しつつ行動だな。
光源は頭や胸に付けるタイプのが良いかもな。
戦闘中に松明が落とされたら光源無くなっちゃうし、ライトの方が安全策かも。
あ、強い魔法放つと数発あれば地下道が崩れるらいいんで、
武器に頼るタイプの方が今回は適任だと思うぞ?
たしか、出てくる可能性があるのは「ワイルドドッグ」だっけ。ドッグ…犬や狼、かな?
そっちの狩猟装備も参考にはなるかもな。 -
2014/02/19-22:56
順花…ふふ、ありがとう。そうね、臨機応変に。
ただちょっと、イジるネタが出来たなって思っただけなの。
シンプルだからこそ、行動選択がしやすいのは良いことだわ、結寿音。
確かに、自分の力がよく分かってないのは困るけれど……頑張りましょう。
逆に考えましょう。スキルに縛られないと…思えば…
ヒューく…私のパートナーは、体力があるから、いざ戦う時になったら盾役を頼もうと思うの。
獣に対応できそうな装備、考えておく。
確かに片手が塞がるのは不安かもしれない…
ん、でも松明とかなら武器代わりになるかしら?獣なら火を怖がりそうだし -
2014/02/19-22:31
ただ問題は武器攻撃だよりっぽいナハト
そして二人はスキルで輝くタイプだと思うし…
せめてスキル実装後にエピソード欲しかったかも
ま、まぁそれでも挑んでしまったんだからプラン勝負で頑張るっきゃないね!
光源はホームセンターとかで売ってる頭や胸につけるタイプのライトで行くつもり!
直接戦わないとはいえ、片手塞がるのはマイナスあるからね! -
2014/02/19-21:26
旧市街の地図の下に地下道の地図を重ね合わせれば、そのまま立体地図なるし、
地図は事前に覚えといた方が動きやすいだろうな。
罠を張るにしても、仕掛けた場所も覚える必要あるしね。
フィロメナの言うように、事前に獣が居そうな場所の目星つけた方が良いしな。
うん、ロビィはトリックスターだし、罠を張るのは得意だな。
使う作戦になったら俺とロビィが適任だし、任せてくれ。
シンクロサモナーは憑依させるモンスターによっては戦術が幅広く取れるし、
臨機応変に対応できるオールラウンダーとか行けそうだと思うぞ?
テンペストダンサーは機動力活かした遊撃(囮役)や
ヒット&アウェイ戦法とか行けそうだと思うな。
と、名前の方はりょーかいだ。
-
2014/02/19-19:56
まとめ、ありがとう。
懐中時計の回収が最優先には同意だわ。ただ、獣との遭遇が先になる可能性もあるから慎重にいきましょう。
とりあえず事前に地図を読んで広い場所と、獣が居そうな場所をいくつか見つけましょうか。
順花のパートナーは確か罠を張るのが得意なジョブなのよね?
もし罠を使う作戦でいくのなら、任せても大丈夫かしら
…こうステータスとジョブを見比べてみると私のパートナーってあまり面白味ないのね(・-・)
うん、でも、接近戦は任せて -
2014/02/19-16:19
い、伊津美じゃないよー、結寿音ダヨー(今は気にすんな
プランでは結寿音って呼んでほしいな!
ナハトは見ての通りスピード特化で攻撃力とかが面白いことになってるから懐中時計回収か、囮役を担ったほうがいいと思うの
時計を先に回収した方がいいと思うな。落ちたまんまだともし敵だった時に壊されかねないしね
というわけで機動力活かして回収ならやらせるぞー
罠とかはわかんないけど、戦い易い場所があればおびき寄せられれば万々歳って感じで3がいいかな、私は -
2014/02/19-14:22
連投失礼します。
目的(確認用に)
・子どもたちが落とした懐中時計を回収。
・『獣の唸り声』の解明。獣は可能であれば排除。
作戦・隊列
1.時計と獣の唸り声(おそらくデミ・オーガのワイルドドック)の両方を探す。
2.先に獣の唸り声の方を片してから、改めて懐中時計を探す。
3.先に時計を探してから、罠を張って、獣の唸り声の小隊をおびき寄せる。
他にも選択肢はあるけど、大まかに分けるとこの三つかな。
どれにするかで隊列や作戦も変わってくると思うぜ。 -
2014/02/19-14:21
あ、魔法系統と精霊はジョブも把握してた方が良いかも。
スキルはともかく、ジョブは知ってたほうが作戦も組みやすいだろ?
てことで、キャラページ確認して纏めてみたぜ。
間違ってたり、誤字あったらすまん。
順花:闇・火
ロビンフッド(ロビィ):ディアボロのトリックスター、闇・風
伊津美:闇・風
ナハト:マキナのテンペストダンサー、光・水
フィロメナ:光・土
ヒューゴ:ディアボロのシンクロサモナー、闇・火
蛍光塗料
そうだな、水性の方が落としやすいし、そっちにしよっか。 -
2014/02/19-08:46
フィロメナ・フェルディナンド。よろしくおねがいします(ぺこり)
通路は狭いとのことだから、ペア3組が縦に並んで歩く感じになるのかしら。
各人と精霊の能力を考えて隊列を考えるのも必要になるわ。…まだこの辺り、凄く曖昧だけれど。
蛍光塗料は水性の落としやすいものを用意すれば、帰りに時間はかからない、はず。
挟み撃ちは…空間把握ができれば可能かもしれないけれど、相手が袋小路に居たら難しいわ。
…でも、罠をかけるとか、おびき出す仕掛けを考えるのも、いいかもしれない。
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2014/02/19-07:37
俺は順花(じゅんか)だ。よろしくな。(基本学生なので、見た目は変えてません)
そうだなー、初戦、上手くいくように頑張ろうな。
たしかに、スキル把握できてないし、偵察はしっかりとしなきゃだな。
光源はプランでランプ持って行くとか、魔法で照らすとか、になるかな?
迷子防止は、入口から通った道の壁に蛍光ペンキで線を書いて行く、とかかな。
あとで帰り際にペンキ落とすこと前提になるけどな。 -
2014/02/19-01:42
田口 結寿音だよ!(アイドルということを隠して参加します。メガネを掛けて髪型も変えています)
初の戦い、うまくいくといいね!
正直どんなスキルもってるのか、武器があるのか全然わかってない状態で戦いという戦いがかけないけど…もしかしたら牛だった説もあるし、まずは偵察したほうが良さそうだね
光源の確保と迷わない工夫と狭い空間での連携が求められるかなー
迷いやすいとなると挟み撃ちも無理そうだね…