プロローグ
秋晴れの空の澄み渡る、そんな清々しい朝。
A.R.O.A.の掲示板に依頼書を貼りだしながら、新人の男性職員が首を傾げる。
「……キノコ、怪人……?」
「おい、朝から難しい顔してどうしたんだ?」
そこへ、先輩の男性職員が、まだ眠たそうに頭を掻きながらやってくる。
「ああ、先輩、今回の依頼書を貼りだしてたんですよ」
「そうか、朝から仕事熱心で感心感心! で、どんな依頼なんだ?」
「ええと、村の村長さんからの依頼なんですが、それが……」
『依頼書 ―私たちの村は、名産のキノコがたくさん収穫できる、キノコ村として有名なところです。
今年の秋も、村近くの山へキノコ狩りに行って、村でキノコ料理を振る舞って大盛況そして大繁盛の予定でした。
ですが、その山に一般モンスターのネイチャーの一種である、キノコのネイチャーモンスターが大量に出現してしまいまして……。
危なくてキノコの採取ができず、村の人たちや、山に住む動物たちが怖がってしまっています。
ここは一つ、戦う腕をお持ちのウィンクルムの皆さまに、ご助力をお願いできないでしょうか?
名づけて、打倒、キノコ怪人軍団! 良いお返事をお待ちしております』
「……ということみたいです」
「なるほど。キノコ怪人の討伐依頼か! 秋だしキノコ狩りの季節だもんな」
「上手いこと言った! 先輩、座布団一枚どうぞ!」
「ありがとう! で、下に何か書き添えてあるぞ?」
先輩男性職員が依頼書を覗きこむと、下のほうに更に続きが書かれている。
「あ、はい。無事にキノコ怪人軍団をやっつけたら、その場でみなさんにキノコを採取していただいて、村でキノコ料理パーティを開催してくださるみたいです」
「お、いいなあ! 名産のキノコだもんな。きっと、勝利の後のキノコ料理は腹に染みわたるくらい美味しいだろうな」
「キノコ汁とかいいですよね! ああ、あったまりたい……」
こうして、A.R.O.A.にキノコ怪人討伐依頼が貼りだされた。
そして、キノコ怪人の脅威の能力が、ウィンクルムたちに炸裂することになる―……!
解説
【解説】
ご覧いただきありがとうございます。山崎つかさ(やまざき・―)です。
アドベンチャーっぽく見せたライトなアホベンチャー、キノコのネイチャー討伐の依頼です。
【概要】
・達成条件…キノコのネイチャー全撃破
・場所…キノコ村の裏にある山
・日にち…よく晴れた日の午前中くらい
・敵…キノコのネイチャー10体(全長約1m)
・キノコのネイチャーの能力
軽い頭突きと体当たり、あと、たくさんの胞子を放ってきます。
この胞子に当たると、副作用で皆さんの行動や性格が激変します。
1.普段クールな神人さんや精霊さんが、お腹を抱えて大声で笑い転げる。しかも止まらない。
2.普段明るい神人さんや精霊さんが、いきなり大号泣して嘆き始める。しかも止まらない。
3.普段戦闘で気を抜くことのない神人さんや精霊さんが爆睡しだす。しかも叩いても蹴っても起きない。
など、ある意味、本人が耐えがたい屈辱の状態に陥ります。
キノコ怪人を倒すと、何事もなかったように治ります。
キノコのネイチャー自体はかなり弱めですが、この胞子攻撃によって戦線大波乱が予想されます。
囮で誰か数名に胞子をくらってもらい、尊い犠牲になっていただいている間に一気に攻め込む、などの対策が必要です。
なお、ネイチャーモンスターなので、トランスしなくても戦えます。
みなさまの見事な連携攻撃で、キノコ怪人をヒーローのごとく追い払ってください。
・キノコ料理パーティ
見事撃退に成功した場合は、村でキノコ汁、キノコの炒め物、キノコの煮物などなどが振る舞われます。
謎のキノコ地獄鍋も出ますが、それを食べるとキノコ胞子をくらったような大惨事になるそうです。
皆さまの力があれば、キノコ村を救うことができるはずです。
どうか、よろしくお願いします。
ゲームマスターより
初のアドベンチャーエピソードです。
秋といえば、キノコ怪人狩りですね!
(ネイチャーモンスターとは、オーガ以外の一般モンスターの総称です)
リザルトノベル
◆アクション・プラン
篠宮潤(ヒュリアス)
「え?僕、囮っ?」 他の神人の皆も、それぞれ頑張るみたいだし…う、うん、やれる、よ! ・裏山入ったらトランス ・囮 ・笑う、踊る、「アハハハッ♪」と剣攻撃(味方の区別はつけばいいな←)、寝る ・(戦闘後起きれば)わくわくキノコ採取 ・キノコ料理興味津々 起きた直後 「…っ」 羞恥真っ只中。盛大に笑い声発してた自分が恥ずかしい 「ヒューリ…。ぅぅっ、で、でも、顔の筋肉が、ひくひくする…っ」 普段からもっと笑えって…でもこの笑い方は何か違うと、思う; キノコ料理 「わーっ……美味しい、よ!」 「ヒューリ…;前のデミ熊のとは、違う、よ?食べてみな、い…?」 あ、うん。地獄鍋は…また、笑いだしたら、僕、顔…筋肉痛になりそう… |
日向 悠夜(降矢 弓弦)
標的に会う前にトランスしておくよ 相手はネイチャーだけれど、念には念を入れないとね 他の皆が狙っていないキノコ怪人の前に出て戦うね わっ!胞子を吸っちゃっt……むにゃむにゃ…ぐーぐー …むにゃ……ハッ!シャッターチャンス!!!(ガバッ) …あれ?ここは…あ、そうだキノコ怪人は…? 起きたら運んでくれたらしいアルヴィンさんにお礼を言うよ 迷惑かけちゃってごめんね、ありがとう。 キノコ料理、美味しそうだね…でも、ふとした時に後悔しちゃうね… うう、降矢さんと共に頑張るって決めてたのに…うっかりしちゃったなぁ…ごめんね、降矢さん よっし、キノコ料理を楽しむぞー!って、地獄鍋は流石に遠慮しておくね…うん、気になるけれど… |
ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
シュールな光景ね 何よっ(むぅっとジト目で精霊を見 悪くはなかったわよね、潤?(依頼26:デミ熊鍋 トランス 精霊を庇い攻撃を盾で防ごうとし胞子(崩れ倒れる ふぇーん 大きなキノコ怖い無理、帰る帰りたいー(座りながら泣く 独り怖い、おいてかないで!(悠夜の保護に向かう精霊の足にしがみつく …私の事…嫌いなんだ 片足に両手で抱きついて上目使い、涙がぼろぼろ 精霊と前線から避難、悠夜の近くでめそめそ「の」の字 攻撃には剣を振り回す …私、何してるのかしら 屈辱だわ… 忘れないさい!全部、今すぐ消去よっ! ■鍋 何するのよっ(手を払いのけ コレ返すわ お母さん…亡くなってたの?ごめんな…むぐ (しょぼんとした瞬間、茸をつっこまれ笑い出す |
出石 香奈(レムレース・エーヴィヒカイト)
トランス後前へ 精霊が胞子に当たらないように神人が囮になるわ こちらに引き付けるために手前のから攻撃 フライパンでスタンも狙ってみる 胞子が当たると途端に臆病になり精霊の方向へ逃げだす …い、いやっ!怖い!こっち来ないで! レムぅ何とかしてぇ~(がたがた) まだ攻撃されるようなら涙目でフライパンを振り回す レムの背中、すごく頼もしい… 戦闘終了後元に戻る あら?あたし何して…もう! アイツにはこんな媚びた真似したくなかったのに! キノコパーティー 気恥ずかしくてあまりレムの隣にはいないように給仕を手伝ってちょこちょこ動き回る 座るよう勧められたら渋々皆と食べ始める …頼もしいと思ってるのは、本当よ って、レム!?寝ちゃった… |
菫 離々(蓮)
キノコさんキノコさん地獄にご案内です マスクに三角巾、エプロン。バトルフライパン装備です この格好なら戦闘後すぐに外して胞子も落とせます 山に入り、キノコ怪人発見次第トランスです。 私は胞子を避け戦闘に回ります。 まずは囮役としてハチさんが向かっていくので 足止め、胞子止め効果を確認後 フライパンで怪人の脳天(?)直撃してやるです。 ヒュリアス先生の指示をよく聞いてお料理しますね 笑いながら薔薇を纏い板を振り回してキノコの間で暴れている精霊さんですか? 特に何とも思いませんよ 討伐後はキノコパーティです 大皿やお鍋は均等に取り分けますね 地獄鍋って響きも見た目も愛らし……あら? オイそこの兄ちゃん私の鍋が食べられないのか |
●作戦
樹木の生い茂る山林を、ウィンクルムの一行は連れ立って歩いていた。
「予想以上に鬱蒼とした森だな」
「ああ。キノコのネイチャーが発生してもおかしくはないだろうな」
一行の先頭を歩くヒュリアスとレムレース・エーヴィヒカイトが、湿気に眉をしかめる。
「ネイチャーも長く瘴気に当てられるとデミ化するらしいな。案外、デミ・キノコが出るかもしれないぜ?」
「ありえますね。それにしても、デミ・キノコって結構美味しそうな響きですね」
一行の後方で雑談しているのは、アルヴィン・ブラッドローと蓮のイケメン二人組だ。
「みんな、止まってくれますか? そろそろ指定ポイントみたいなんだ」
黒髪を掻き上げながら、降矢 弓弦が依頼書の地図を確かめる。
弓弦が金の瞳を細める先、木々が捌け、腐葉土で踏み固められた開けた空間がある。
キノコのネイチャーの出現ポイントだ。
「僭越ながら、今日の作戦参謀は僕が担います。よろしくお願いするよ」
「ふふふ、頭脳派の降矢さんにぴったりのポジションだね」
「ありがとう、悠夜さん」
「日向さん、と、降矢、さん、良い雰囲気、だっ」
篠宮 潤の笑顔のツッコミに、日向 悠夜と弓弦がぎくりと固まる。
「はいはい参謀、作戦の確認をお願いしますね! 熱くて敵わないわ。ねえ、香奈さん」
「本当ですね。湿気のべたべたが、悠夜と弓弦のおかげで更にべたべただわ」
にやにや笑いながら、ミオン・キャロルと出石 香奈の美女二人組のからかいが飛ぶ。
「部隊を第1部隊と第2部隊に分けるんでしたよね?」
ぽん、と手を叩いて菫 離々が話を戻し、弓弦が後ろ頭を掻く。
「はい。キノコの出方が分からないから、先発と後発に分けて攻め込む予定なんだ」
「胞子攻撃の囮として神人もしくは精霊を突っ込ませ、その隙にもう片方がキノコを撃退するという作戦だったな」
レムレースの言葉に、弓弦が頷く。
「第1部隊は菫さん達と篠宮さん達、第2部隊はミオンさん達と出石さん達に出てもらいます。悠夜さんは遊撃部隊で、僕は後衛で射撃しながら戦況を把握するよ。それじゃあ、全員トランスしてもらえますか?」
弓弦の指示に従って、それぞれにトランスが完了する。
オーラの気配を嗅ぎつけて、うぞうぞとキノコのネイチャーが現れた。
「まずは第1部隊から出撃! 蓮さん、切り込み隊長をお願いします!」
「俺に任せてください、弓弦の旦那! お嬢をキノコ野郎の攻撃に晒すなんて以ての外、俺が囮役を担いますので!」
ローズガーデンを纏って単身突っ込んでいった蓮に、キノコのネイチャーが一斉に彼を標的にする。
――さあ、戦闘開始だ!
●珍闘!? 第1部隊
蓮が、板面に『るみのっくす』とイケてる筆文字で書かれた湯もみ板を振りかぶり、キノコに立ち向かっていく。
その姿は、思わず悠夜が「シャッターチャンス!」とカメラを取り出しちゃうほどの勇姿であった。
蓮に続いて、離々、潤、ヒュリアスも飛び出していく。
ぽひゅ、ぽひゅ、と間抜けな音を立ててキノコが身を震わせ、胞子が舞う。
「胞子程度、俺の敵ではありませんよ! ――ぶっ!?」
蓮の湯もみ板がキノコの脳天を叩いて1体撃破したと同時に、胞子が蓮の顔面にぶつかる。
さあ、何が起こるのかと、ごくりと息を呑む第2部隊の面々。
急に湯もみ板を持つ手をだらりと下げた蓮が、肩を震わせてクククッと妖しく笑いだす。
「く、くくく、ははHAHAHA! 胞子食らったら、テンション低めの俺なんでHAHAっ、えーWAHAHA笑い出すHAHAんじゃないかと思ってたんですが、ま、まじでしたフフフッ! じ、自分がどんな状態になろうがそれほど精神的ダメージはハハッ、ありませんからっ……!」
「涙拭けよ、蓮!」
強がって涙目になっている蓮に、笑いを堪えたアルヴィンのツッコミが飛ぶ。
「アイデンティティの崩壊って怖いわ」
「シュールな光景ね」
香奈がわざと冷め気味の視線を蓮に向ける中、隣のミオンも肩を竦める。
「あ、なんでしょう、フフッ香奈の奥さんの心なし冷めた視線を感じHAHAっ、ドキドキなんてそんなことはな……ぶふおっ!?」
「アハハハッ! アハハウフフウフッ! 楽しい、な! 僕、笑いながら踊っちゃう、よおッ!」
言いかけた蓮を蹴り飛ばして現れたのは、笑って踊れるアイドル潤ちゃん!
胞子にやられたのか、短剣を振り回しながら軽やかにステップを踏んでいる。
無情にも吹っ飛ばされた蓮は、地面を滑るようにしてぶっ倒れた。
「……最低限の意識はあるのでクックッ、板でバンバンキノコ叩いておきまフフフ……と思っていたんですが、そんな殺生な……!」
「蓮、うちの神人がすまん! 蓮の尊い犠牲は忘れんぞ……! ネイチャーならば何とかなろうと思ってウルに囮役を頼んだのだが、思わぬ暴走効果だったようだ。……まあ、本音は俺が胞子全力回避する気満々だっただけなのだがね」
「ヒューリ、それが本音だった、の!? 他の神人の皆みた、いに、僕もフフフッ頑張ろうと、思った、のに……! ヒューリ、いじわる、だあっ!」
潤が踊り狂いながら叫び声を上げつつ、キノコを2体撃破する。
「私も、フライパンで怪人の脳天直撃してやるです。ヒュリアス先生、お料理の指示をお願いします」
「承知した! ……菫嬢、蓮は大丈夫だろうか?」
「ああ、笑いながら薔薇を纏い板を振り回してキノコの間で暴れてただいま気絶している精霊さんですか? 大丈夫だと思います、特に何とも思いませんよ」
「そ、そうか。後で詫びさせて貰おう。では行くぞ、菫嬢!」
胞子回避でタートルネックで鼻口を覆ったヒュリアスと同時に、マスクに三角巾、エプロンにフライパンの完全給食装備の離々が飛び出す。
ごいいんっと離々のフライパンがキノコを殴打し、追撃でヒュリアスの大剣が閃いて一体撃破する。
「菫嬢、中々いい筋ではないかね。豪快なスイング、見事であったよ」
「ありがとうございます。キノコさんは地獄にご案内です」
「ヒューリ、僕の、こと、滅多に褒めてくれない、のに、ずる、い……うっ!?」
相変わらず剣舞していた潤が、突然地面に倒れて寝息を立て始める。
「ウル!? 今度は寝たのかね……! 菫嬢は弓弦の所へ頼む」
頷いた離々が弓弦の所に走る中、ヒュリアスは潤に駆け寄る。
そして、彼女の肩と腰の後ろに手を差し入れて、彼女を抱きかかえた。
華奢で軽い彼女の体に驚きながら、彼女を片手で抱え直して、気絶中の蓮を反対側の脇に抱えて、ヒュリアスは弓弦の許に帰還する。
第1部隊、5体撃破!
●激闘、第2部隊
胞子を吸わない様にと、手ぬぐいを蓮と潤の鼻と口元を覆う様に結んでいた弓弦が、あることに気付く。
「……第1部隊が倒した数は5体。今、場内にいるのは4体。全部で9体しかいない!? 出石さん達、ミオンさん達、1体がまだどこかに隠れているかもしれない」
「了解、警戒します。まず囮役のあたしから行くわね。フライパンでスタンを狙ってみるわ」
フライパンを振りかぶった香奈が、勇ましくキノコの頭をぶっ叩く。
だが、それと同時に見事に胞子をくらい、その途端がくがくと震えて後ずさる。
「い、いや、怖いっ! こっち来ないで! レムぅ何とかしてぇえええ!」
「香奈!? だから鈍器はやめておけとあれほど……仕方ない。香奈、下がれ」
レムレースが、震えている香奈の手を掴んで自分の背に庇い、しなやかにレイピアを繰り出してキノコを串刺しにしていく。
あっという間に2体撃破するレムレースに、彼の背中に守られながら、香奈は高鳴る気持ちを抑えきれずにいた。
(……レムの背中、すごく、頼もしい……)
「香奈、弓弦の所まで走れるか? 俺は次のキノコを倒しに行く」
レムレースが振り返り、いつも以上に男らしく見える彼に、香奈はうっすらと頬を染める。
そして、力強く頷いてから弓弦の所へ走り、レムレースは盾で胞子を防ぎながら風上を動く。
「ミオン、俺たちも出るぜ」
「わかったわ。――アルヴィンっ、危ない!」
続いて飛び出したアルヴィンとミオンへ、不意打ちのように横からキノコが胞子を放射する。
アルヴィンを庇うように盾を構えて立ちはだかったミオンに、容赦なく胞子が当てられる。
その衝撃に彼女の体が崩れ落ちるのを視界に入れ、アルヴィンは目を見開いた。
「ミオン! 俺を、庇って……!?」
彼女を抱き起こした瞬間、気が付いた彼女の瞳から大粒の涙が零れ落ちる。
「ふ、ふええんっ! 大きなキノコ怖い無理っ、帰る帰りたいい!」
「ミオン!? ちょっと待ってろ、ブラッディローズ!」
アルヴィンが黒薔薇を纏いながら太刀を振るい、キノコ1体を撃破する。
「ミオン、大丈夫か!? 俺、次は悠夜の援護に行くが……」
「アルヴィン、独り怖いっ、おいてかないで!」
踵を返そうとしたアルヴィンの足に、ミオンが必死にしがみつく。
「ミオン、落ち着け! 今は戦闘中で……はーなーせええ!」
「……わ、私の事……嫌いなんだ……アルヴィン……」
ミオンが上目遣いでアルヴィンを見上げ、その瞳からぽろぽろと涙が溢れだす。
まるで子鹿のような表情にどきりとしつつ、アルヴィンは煩悩を払おうと頭を振る。
「う……。ミオン、しっかりしろ。ほら、これ持っとけ」
泣きじゃくるミオンに、優しく目を細めたアルヴィンが、胸ポケットにしまっていたネックレスを彼女の手に握らせる。
「アルヴィン、これ……? すごく、綺麗……」
「このネックレスは、きっとお前を守ってくれる。だから安心しろ。な?」
ミオンの頭を撫でたアルヴィンが、彼女の手を引いて弓弦の所へ走り、すぐに前線へ戻っていく。
「……ねえ、悠夜さん。アルヴィン、私のことなんてどうでもいいのかしら……」
ミオンが悠夜の近くでめそめそと『の』の字を書くと、悠夜がくすりと笑う。
「そんなことはないと思いますよ。そのネックレス、きっとアルヴィンさんの大事な物ですよね。アルヴィンさんが、ミオンさんのことを大切に想っている証拠じゃないかな」
ミオンを励ますように優しく背中を擦った後、悠夜が後方の弓弦を振り返る。
「降矢さん、私は他の皆が狙っていないキノコ怪人の前に出て戦うね」
「気を付けてね、悠夜さん。無理だけはしないで」
弓弦の気遣いに頷いた悠夜が、腰のナイフを引き抜いてキノコに立ち向かっていく。
素早く体を捻って、振り向きざまにナイフでキノコの傘を斬りつけた後、踵で送りだすように蹴りつける。
見事な体術でキノコが後方に素っ飛んだが、その拍子に胞子が悠夜の顔に吹きかかる。
「わっ! 胞子を吸っちゃっ……むにゃむにゃ……ぐーぐー」
「悠夜さん!? 危ない!」
眠りこけた悠夜を狙って、致命傷を逃れたキノコが体当たりを仕掛けようとする。
弓弦が血相を変えて弓に矢を番えた瞬間、一人の男性が風のように悠夜の前に躍り出た。
「弓弦、俺に任せてくれ!」
アルヴィンの刀がキノコを切り裂き、それと同時に弓弦の放った連続射撃が飛び、キノコ1体が撃破される。
そして、アルヴィンが素早く悠夜を抱え上げて戦線から遠ざける。
「悠夜さんをありがとう、アルヴィンさん! これで9体撃破だ。残り1体、どこにいるんだろう?」
「弓弦、後ろだ!」
弓弦達の最も近くにいたレムレースの鋭い声音が飛ぶ。
弓弦が後方を振り向いた瞬間、真後ろから意表を突くように最後の1体が現れる。
「近い!? 交わしきれない……!」
それでも、弓弦の周囲には胞子にやられた神人と精霊が集まっている。
自分が、彼らを守るしかない……!
弓弦が弓をかなぐり捨てて、みんなを守ろうと両手を広げてキノコの前に立ちはだかった瞬間、後方から凛々しい声が響き渡った。
「させるかっ……! プロテクション!」
防御力を高めて必死に駆け出したレムレースが、決死の捨て身でキノコに体当たりする。
キノコと一緒に地面に転がり込んだレムレースを見て、仲間達が一斉に武器を構えた。
「レムレース、平気か!? アルヴィン、菫嬢、決めるぞ!」
「了解!」
「がってんです!」
ヒュリアスのスネイクヘッドがキノコに炸裂し、続いてアルヴィンが太刀で斜めに切り裂き、最後に離々のフライパンがキノコを押しつぶす。
1体撃破! これで10体、キノコのネイチャー全撃破だ!
弓弦がレムレースを助け起こす中、胞子にやられていた神人と精霊が次々と正気に戻る。
「……っ、あ、あれ? 正気に戻った?」
「ウル、気が付いたかね、よかったよ……。大変だったとは思うが、その、普段からもっと笑ってはどうだね?」
潤の笑顔も中々可愛らしいと思うぞ、という言葉を飲み込み、ヒュリアスが提案する。
「ぅぅっ、顔の筋肉が、ひくひくする……っ。普段からもっと笑えって、言われても……でも、あの笑い方は何か違うと、思う」
潤が自分の頬を擦る中、隣のミオンの涙がぴたりと止まる。
「……私、アルヴィンにしがみついてっ……。く、屈辱だわ! 忘れなさい、アルヴィン! 全部、今すぐ消去よ!」
「はいはい。わーってるって」
拗ねている彼女の頭をぽんぽんと撫でながら、アルヴィンが微笑む。
「……あれ? ここは……。あ、そうだキノコ怪人は?」
「悠夜さん、体調、どこかおかしいところはないかい?」
ふと目覚めた悠夜に、弓弦が身を屈めて彼女の顔を覗きこむ。
「う、うん、大丈夫だよ。アルヴィンさんがここまで運んでくれたのかな? 迷惑かけちゃってごめんね、ありがとう」
「なんの、お安い御用だ」
悠夜が深々と頭を下げると、アルヴィンが気さくに笑う。
「あら? あたし何して……?」
次に香奈が正気に戻り、レムレースがどこかほっとしたように息を吐いた。
「香奈、さきほどは俺の背中に必死にしがみついていたが、大丈夫だったか?」
「え!?」
ふと、逞しかったレムレースの背中を思い出し、香奈が視線を逸らす。
(も、もう! アイツにはあんな媚びた真似したくなかったのに……)
レムレースの頼りになる姿に、香奈の彼に対する意識が少しずつ変化し始めていく。
「ヒュリアスの旦那、お嬢のサポート、ありがとうございました」
「ヒュリアス先生、また一緒に戦闘訓練をお願いしたいです」
蓮がヒュリアスに頭を下げて、離々がその隣でふわふわと笑っている。
「いや、蓮こそ、見事な湯もみ板捌きであったよ。蓮の勇姿は一生忘れんだろうな」
「……それ、深い意味はありませんよね、旦那?」
「ヒューリ、みんな、敵もやっつけた、し、楽しくキノコ採取、しよ、う!」
「そうだね。みんな、せっかくだから記念写真を撮りませんか?」
潤の言葉にみんながキノコ採取を始める中、悠夜が自慢のカメラを取り出す。
「はい、みんな撮りますよ! キノコノコノコキノコのキー!」
「キノコのキー!」
――パシャ!
悠夜の掛け声に合わせて、みんながキノコを持ち上げながらイーっと元気に笑う。
こうして、みんなの思い出がまた一つ刻まれるのであった。
●帰還
村の集会場で、一行はキノコ料理パーティでもてなされていた。
様々なキノコ料理の中、どんっと例のキノコ地獄鍋が出される。
「わーっ、美味しそう、だよ! ヒューリ、このキノコ鍋、前のデミ熊のとは、違う、よ? 食べてみな、い?」
「食わん。断固拒否する」
ぴしゃりとヒュリアスが即答する中、隣に座っているアルヴィンがヒュリアスを見る。
「デミ熊って、鍋の具か? 今回は普通の鍋が食いたいよな、ヒューリ」
「そうかしら? デミ熊鍋も悪くはなかったわよね、潤?」
ミオンが潤に笑いかけて、潤も笑顔で頷く。
みんなが鍋を囲む後方で、香奈が給仕を手伝って、ちょこちょこ動き回っている。
「あら、香奈さんも一緒に召し上がりませんか? 大皿やお鍋は均等に取り分けますから」
離々が鍋を勧めると、香奈が照れ隠しか渋々とした表情で席につく。
実はさきほどのレムレースがかっこ良すぎて、気恥ずかしくて彼の隣に座れなかっただけなのだが、香奈はそのむずがゆい思いを胸に仕舞い込んだ。
「うう、降矢さんと共に頑張るって決めてたのに、うっかりしちゃったなぁ……ごめんね、降矢さん」
戦闘中に眠ってしまった自分を思い出して、悠夜が申し訳なさそうに弓弦を見る。
「ううん、悠夜さんはいつも一人で頑張りすぎだと思うよ。たまには、僕を頼って」
今回、作戦を指揮した弓弦は凛々しくてかっこよかった。
優しい笑顔の弓弦を見つめつつ、悠夜は彼とパートナーであることを誇りに思う。
その隣で、アルヴィンがミオンに視線を向ける。
さきほどの涙目のミオンの姿は、正直なところ、ぐっとくる可愛さがあった。
彼女の頭にぽんっと手を乗せると、彼女が「何するのよっ」とアルヴィンの手を払いのける。
やっぱりいつもの強気な彼女が一番だ。
「そういえば、コレ返すわ。大事なものなんでしょう?」
差し出されたのは、アルヴィンがミオンに手渡したネックレス。
「いや、いいんだ。それはミオンに持っていてほしい。母親の形見、お守りの様なモノだよ」
「え……」
ミオンが、ことりとお皿をテーブルに置いて、アルヴィンの顔を見つめる。
「……珍しい話じゃないだろ? 俺にとって、そのネックレスは大事な母親のモノだったんだ。だから今は、俺にとって大切な、お前に持っていてほしいんだ」
ネックレスを握るミオンの手をそっと包み込むように、アルヴィンが自分の手を重ねる。
「お母さん……亡くなってたの? ごめんなっ……むぐ!?」
「おいおい、そんなしんみりすんなって! ほら、キノコ、美味いだろ!」
ミオンがしょぼんとした瞬間、アルヴィンがいたずらに笑いながら、彼女の口にキノコを突っ込む。
途端に弾かれたように笑いだすミオンに、やっぱり笑った顔が一番可愛いと、アルヴィンは再度彼女の頭を撫でる。
「……ねえ、レム」
「どうした、香奈? 今回の戦いでは、香奈を守ることができてよかった。それとも、俺では頼りないか?」
真面目に問いかけてくるレムレースに、誤解を解くように香奈が首を振る。
「……いいえ、頼もしいと思ってるのは、本当よ。……本当に、かっこよかった」
ぽつりと呟いた香奈の言葉は、レムレースの耳に届いたのかもしれない。
何も答えず、どこか嬉しそうにレムレースが唇を持ち上げる。
「私、出されたものは全部食べますよ。地獄鍋って響きも見た目も愛らし……あら?」
離々が地獄鍋を食べた瞬間、豹変したような顔つきで「どんっ」と力いっぱいテーブルを叩き、ヒュリアスを可愛らしく睨みつける。
「オイそこの兄ちゃん私の鍋が食べられないのか!」
「お嬢!?」
「菫嬢、ちょっと待てっ……どうして俺に鍋の釜ごと向けてくるのかね!?」
真っ青になったヒュリアスが真顔で逃げだそうとし、すかさず離々が彼の服の裾を引っ張る。
「逃がしませんよおおお!」
「お嬢っ、落ちついてください! さっそく地獄鍋の効果ですかっ……!」
「ヒュリアス……諦めろ。仕方ない、俺も食うか」
首を振ってヒュリアスに答えたレムレースが、鍋を口に入れた瞬間、酩酊状態で真っ赤になってテーブルに突っ伏す。
「って、レム!? 寝ちゃった……」
どこか穏やかな笑顔で眠るレムレースを見て、香奈が優しく微笑む。
「兄ちゃん待ぁてえええっ!」
「ああ、走らないで、ヒュリアスさん、菫さん! ああもう、どうしてこうどんちゃん騒ぎになっちゃうんだ……」
「ふふ、賑やかだね」
弓弦が頭を抱えて、悠夜が笑う中、ヒュリアスが全力で逃げ惑い、その後ろを離々が追いかけ、更にそれを止めようと蓮が何事か叫びながら走る。
阿鼻叫喚の光景に、残された仲間たちが声を上げて笑いだす。
「楽しい戦いだったわ。またこの面子でパーティを組みたいですね」
「ぜひ、お願いしたいよ。僕たちの連携があれば、どんな敵にだって負けっこないですからね」
「うん! また、みんな、で、がんばろう!」
香奈の提案に、弓弦がにこやかに頷き、潤がえいえいおーっと腕を振り上げる。
こうして、キノコのネイチャー退治は大成功で終わりを向かえる。
みんなで力を合わせれば、どんな敵が現れたって怖くはない。
背中を任せられる仲間がいる、支えてくれるパートナーがいる。
それは、何よりも代えがたい、大切な宝物なのだから。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:菫 離々 呼び名:お嬢、お嬢さん |
名前:蓮 呼び名:ハチさん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 山崎つかさ |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 少し |
リリース日 | 11月12日 |
出発日 | 11月20日 00:00 |
予定納品日 | 11月30日 |
参加者
会議室
-
2014/11/19-23:55
-
2014/11/19-23:33
-
2014/11/19-23:33
蓮:
湯もみ板とフライパン持って山に登るウィンクルムになるわけで、
何しに来たんだって感じに……まあキノコ狩りですが。
離々:
悪いキノコはお料理して地獄にお連れしましょうね。 -
2014/11/19-23:08
弓弦:
プラン提出したよ。
僕たちも、ギリギリまで修正は可能だよ。
地獄鍋については興味津々なんだけれど…みんなの阿鼻叫喚(予想)を見たら…好奇心も抑える努力をするだろうね…。
悠夜:
ふふ、成功しますよーに!頑張ろうね! -
2014/11/19-20:40
ヒュリアス:
こちらもほぼプラン完成。
ぎりぎりまで何かあれば確認可能だ。
>蓮、菫嬢
心得た。怪我を負わせんよう努力しよう。
フライパンでも剣でもこちらは構わんよ。
(『キノコ相手でフライパン攻撃が個人的においしそうで見てみた…っ』という電波を、狼がグイグイ押し返している)
>レムレース
・・・・・・・・・
(あの表情(アイコン←)で言われた台詞に説得力。
瞳を閉じれば、自力回避を全力で誓っている大人げない方向で諦めの悪い男) -
2014/11/19-17:31
おっと、すまない。
アプローチ→神人の二段囮作戦は取り下げだったね…昨日書いた戦闘予定に書いてしまっていた。
ごめんよ、修正しておくね。
×アプローチに漏れた敵を標的にして悠夜が前に出る
↓
○他の人が向かっていない敵を標的にして悠夜が前に出る -
2014/11/19-14:59
レムレース:
うむ、こちらもプランは完成した。
まだ少し時間はあるので、何かあればなるべく対応できるようにしよう。
それから地獄鍋は誰かの勧めがあれば俺がいただくことになる。
副作用はともかく味は気になるのでな。
>ヒュリアス
(視線に気付いて頷く)
俺からこの言葉を贈ろう…『人生諦めが肝心』だ。 -
2014/11/19-08:25
PL:
皆さん、すみません。ありがとうございます。
急な用件がはいり勝手にパニックになってしまいました
本日は帰宅できそうにないので提出します。
申し訳ありません。 -
2014/11/19-02:52
蓮:
諸々了解です。
たぶん出発時刻ギリギリまでプラン調整してると思うんで、
後でまた取り落としがないよう皆さんの発言も確認します。
・敵発見次第トランス
・蓮がジョブスキル「ローズガーデン」纏いつつ敵に突っ込んでいく
・蓮が胞子の餌食になる(笑いだす)
・離々がフライパンでキノコ怪人料理しに前に出る
胞子にやられてる間も、攻撃可能なら板でバンバン叩いときます。
あと繰り返しますが邪魔だったら蹴り飛ばしてくださって結構です。
なんかこの流れだと俺、回収されないんで。
そして。
ヒュリアスの旦那……お嬢を宜しくお願いします……ッ!
離々:
足手まといにならないよう努めます。ありがとうございます。
こっちの方が向いていそうな気がしてフライパン持ってきましたが、
無難に短剣で刻みに行くべきでしょうか。
アドバイス頂ければ切り替えます。
どれほど有効なのかはわかりませんが、
私もマスクは念のため持っていきますね。 -
2014/11/18-23:54
弓弦:
アルヴィンさん、悠夜さんの保護に立候補してくれて、ありがとう。
援護は僕がするから…どうか彼女をよろしく頼むね。
念を入れて胞子を食らった人を確認した後に手ぬぐいなどを顔に巻きつけて胞子を吸い込まない様にしようかな。
敵から遠い場所に居るといっても、胞子がどの距離まで漂うか分からないからね。
戦闘時予定は僕たちも出しておくね
・戦闘前にトランス
・アプローチに漏れた敵を標的にして悠夜が前に出る
・悠夜が胞子で寝る
・アルヴィンさんに保護してもらうのを弓弦がスキルなどで援護
・悠夜を保護次第援護射撃(胞子にやられた人を優先)
戦闘後は悠夜さんがアルヴィンさんへお礼を言いたいそうだけれど、文字数の関係もあるから気にしないでおくれ。
悠夜:
あはは…キノコ鍋、美味しく食べられるといいね。
…地獄鍋、気になるけれど胞子を食らっちゃったからなぁ…。 -
2014/11/18-23:35
皆の会話、参考にしつつ…、僕たちの方の、プランは、こんな感じ…だよっ
潤
・裏山入ったらトランス
・囮
・笑う、踊る、どさくさに攻撃(味方の区別つけばいいな←)、寝る
・キノコ鍋興味津々
ヒュリアス
・デーモンズアイは念のためセット(もう一つは考え中)
・潤しばし放置(バーサク状態で味方も攻撃するようならその限りでなし)
・(アルヴィンが日向嬢へ向かうようなので)菫嬢のサポート兼キノコ撃破
・潤寝たら回収&その周辺キノコ撃破
・鍋、 全 力 回 避
幻覚、が…見えてるワケじゃ、ない、なら、
笑い転げてて、も、仲間のことは理解出来る、って、し…信じたい、なぁ……っ;(独り言)
キノコ、全部倒して、おいしくキノコ料理、みんなで食べたい、ね!
ヒュリアス:
アプローチがあると、レムレースも最終的に胞子の餌食、ということだろうかね…
香奈嬢(←お言葉に甘え名前)も囮になるようだし、大変であれば無くても構わんよ。
…と、言ってる間に。うむ。当初の予定通りで、承知した。
ミオン嬢、お気にせず、な。明日で大幅な作戦変更はこの様子だと無かろう。
………
(アルヴィンや菫嬢の「皆で~」に、耳だけぴこぴこ困惑反応。)
(して、レムレースの反応見れば、哀愁たっぷりの視線を飛ばす。※訳:たすけてくれ ←) -
2014/11/18-23:22
んー、それじゃあ今からがらりと行動を変えるのもなんだし
【16】のアプローチ→神人の二段囮作戦は詰められそうにないから取り下げさせてもらうわね。
当初の予定通り神人が囮になって各精霊が回収&撃破の方向で行くと想定して
プランを書くことにするわね。
あたし達の行動は
・香奈が先に攻撃
・胞子に当たると恐怖で逃げる
・レムレースが香奈を回収
・後ろに庇いながら戦闘
という感じになるわ。 -
2014/11/18-21:26
連投をすみません
現在の戦闘時の予定を
・戦闘前にトランス
・ミオンが胞子で泣く
・神人の周りの敵を排除後、悠夜さんの保護
・ミオンと前線から退避→前線復帰
私事なのですが、今夜、明日とあまり時間がとれないそうなので
方針が完全に定まってない中大変申し訳ありませんが
この発言以降は、明日の午前中に確認し、一旦提出致します
明日の夜以降も会議室が動きそうでしたら
「作戦に相違がある場合は他に合わせる」とします
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。 -
2014/11/18-21:22
蓮:
笑いによって命中率がた落ちしてそうなんで、
振り回せばとりあえずは当たりそうな湯もみ板持っていきますね。
ヒュリアスの旦那の言うよう、なぎ倒しや足止め狙いつつ。
態勢崩せたなら一気に叩けそうなんですけどね。
ノルマはこなせるよう頑張ります。
あとはお嬢が近接武器予定なんで、胞子にも気を付けます、と。
離々:
お鍋は皆で食べるとなお美味しいと思います。 -
2014/11/18-21:08
いくつか削除投稿を繰り返してしまいました。
あとから不要だと思ったので、削除を致しました。
無駄にレスを消費し申し訳ありません。 -
2014/11/18-15:46
レムレース:
>トランス
これについては、胞子を受ける戦闘前に手早く済ませておけば問題ないかと思う。
心配なら遭遇前に済ませておくといいかもしれない。
その分トランス効果が切れるのも早まるが…
そうだな…山に入り、採取場所の近くで、とでも書いておこうか。
向こうもこちらのオーラに気付いて近づいてくるかもしれん。
>アプローチ
む…それもそれで有効な戦法かもしれないが
それならまず俺だけでキノコを引き付けて釣られたものは精霊が手早く倒し
釣られなかったものを神人が攻撃して囮第二弾とした方が効率がいいかもしれん。
ちなみにもし俺が胞子を被ってしまった場合は
強い酩酊感を覚え酔いつぶれたようになって寝てしまうことになる…
…ああ、酒は全く飲めん。
俺が寝ることによってアプローチの効果が切れて、神人達が狙われる前に
引き付けておいた敵をいかに早く倒せるかが重要になってくる、か?
>地獄鍋
(ヒュリアスを見て力なく首を横に振る) -
2014/11/18-09:48
ミオン:
怖くてしがみつくとか…屈辱だわ
俺は悠夜の保護に行こうかな
ミオンが上の理由で少し遅れるかもしれない
余裕があれば、保護までに寝た悠夜が攻撃を受けそうなら援護を貰えると助かる
>戦闘方針
胞子もらったパートナーの前のキノコ撃破→フォローの流れで良いのかな?
>デーモンズアイ
あー、あれ、戦闘で役に立つか疑問だぜ?
ダメージもらって+5だろ。
抵抗上げてる間に敵を倒すか、胞子の被害にあいそうだ(苦笑
トランスなしでも…っていうのは
スキル使わなくても神人や通常攻撃で倒せるって事だよな
下手にタイガークローやらウルフファングで倒したら周囲に胞子が飛び散ったりは…気にし過ぎだな
最悪、前衛がやられても弓弦が無事なら退治できそうな気がする
アプローチしたレムレースが尊い犠牲第2段でキノコの胞子まみれ…ってのも
…悪い、好き勝手言いすぎた。忘れてくれ。
多分、そこまで問題なく倒せると思うのだけど
夜はあまり来れないので変更があれば
申し訳ないけど、今夜くらいに言ってもらえるとありがたい
>地獄鍋
ヒュリアス、皆の輪に入りたいなら
俺が無理やり食わせてやろうか?遠慮するなよ(にこっ
(ぺそっとなった耳を見て、違う方向に受け取ったらしい) -
2014/11/17-20:21
>戦闘方針
弓弦は後衛から皆をサポート、で俺の方も問題ない。むしろとても助かる。
蓮が囮でローズガーデンを纏って突っ込むならば、意外とそこで
囮以上の役割となって敵をなぎ倒しているのではなかろうかと期待←
うちの神人は、胞子受けた最初の内は笑い踊りながら剣振り回してるかと思われる…まるでバーサーカーだな。
(横で神人が『え…?;;』と衝撃を受けているのを丸っと無視し)
その間は放っておこうかと思っとるので(←酷)、菫嬢や日向嬢の援護も可能だ。
元気な個体担当も承知。
援護はあまり誰とは指定せず、「臨機応変に」動いている(=プランに書いてる)予定だが必要あれば申して頂ければ指定する。
笑いに笑って最後寝落ちた神人には、さすがに回収兼キノコ撃破に向かうつもりだ。
胞子の範囲が気になるところ…
アルヴィンと同じようにデーモンズアイは付けておきつつ
時間かけず一撃で撒き散らすならば、それにプラス、ウルフファングかタイガークローだろうか…
ローズガーデンだと攻撃受けた際胞子くらうかね…と(どんだけイヤなのか)
>キノコ鍋
…そういえば以前のはミオン嬢に食わされたのだったな…アルヴィン。
何故にそこでおかしな料理の味に目覚めてしまったのだね…
………(香奈嬢の視線、気付かないフリをしている)
(が、いたたまれないらしい。よく見ると心なし耳がぺそっとしている) -
2014/11/17-15:26
レムレース:
>戦闘方針
ふむ…確かに解説には「囮を立てての連携攻撃等の対策が必要」という風に書かれているな。
とすれば、敵はある程度まとまっていると考えてもいいのだろう。
それならばわざわざアプローチで引き付ける必要はなく、まとまりを一体ずつ倒していくのがいいのかもしれん。
胞子攻撃がどのくらいの範囲、時間に有効なのかは不明だが、
「尊い犠牲になっていただいている間に」ということは
ずっと撒き散らし続けるというわけでもないということだろうか。
攻撃の優先順位は
まずは囮となったパートナーの前にいるものを倒して戦線を構築。
それからさらに援護に向かうならば、攻撃力の高いSSが比較的元気な個体を、
残りがダメージを受けた個体を担当するというのはどうだろうか。
>胞子の犠牲
香奈は囮として前に出て、攻撃時に運悪く胞子に当たるといった感じだな。
すぐにキノコを怖がって逃げるような動きを取ることになるだろう。
俺はそれを回収してから攻撃に加わることになる。
香奈:
あら?あたし何してたのかしら…?(首かしげ)
会議の途中だったわね、ごめんなさい。
>地獄鍋
ちょっとだけ気になるわ…ちょっとだけ。
特に必死に回避しようとしている人が食べた時の反応が…(じーっとヒュリアスさんを見る)
ああ、それからあたしのことは香奈でかまわないわ。 -
2014/11/17-12:17
現時点の状況
分かりにくかったら悪い
■囮(胞子の犠牲?)
潤 :寝る
悠夜 :寝る→突出しすぎ
ミオン:泣く→盾で防ぐ時に胞子をもらう
香奈 :泣く
蓮 :笑う
■方針・戦闘
・ネイチャーはかたまり?連携?
・パートナーが胞子にやらた時に撃破→他の組の援護?
弓弦 :悠夜を前線から保護できれば弓による援護可能
アルヴィン:ミオンの周りを処理したら他の援護
悠夜と離々の援護はどうしようか?
俺は【1】のような感じになりそうなのでミオンの周りを倒したら援護にいくよ
悠夜を担当するなら、ミオンと一緒に弓弦の辺りに連れていって前線に戻る
離々の所なら、間に入るなり援護する感じかな?
>個々で処理
キノコはある程度まとまってると俺も思う。
何というか…
互いのパートナーが胞子貰って、何やかんやのやり取りがあるなら
囮の周りのキノコはパートナーが倒して、苦戦してそうな所に援護に行くのがいいのかなと思ったんだ
ネイチャー倒すのが第一だから、色々支障がでそうなら指摘してありがたい
他の方針でいくのも全然構わない
>ヒュリアス
新しい自分に会えるかも知れないぜ?(ちょっと楽しそう
…前にデミ熊鍋喰わされたな
ミオン:
…私、何してたのかしら。ごめんなさい失礼しました(瘴気に戻ったらしい -
2014/11/17-03:30
蓮:
皆さん頼もしいのでうちは俺が囮になってもいいですかね。
行動や性格が変わってもそう(精神的な)ダメージ受けない気がしますが
笑いが止まらなくなるとかだと思います。
敵発見次第トランス、で対応できるなら。
ジョブスキルはローズガーデンまとって突っ込んどきましょうか。
邪魔だったら適当に蹴り飛ばしてください。
あとは戦線大波乱だの連携攻撃で、だの言われてるんで
キノコネイチャーはバラバラで来るんじゃなく一かたまりなのかなと。
うちはお嬢が戦う気満々であらせられるので、
正直、精霊の旦那方と連携できると有難いです。
離々:
剣と弓とで悩んでいるところですが……。
あ、それと何通りかのプランというのは特別策があるわけではなく
神人と精霊どっちが囮になるか、あるいは二人ともならないかを
決めかねていただけなので、お役に立てずすみません。
地獄鍋って、ちょっと可愛らしい響きだなって思います。
蓮:
すみませんうちのお嬢ちょっと美意識ずれてるんです。 -
2014/11/16-21:26
発言、遅くなってごめんよ。
僕はプレストガンナーの降矢 弓弦。パートナーは日向 悠夜さん…なんだけれど、
僕が後衛という事で悠夜さんは前に出がちでね…今回はそれが災いして胞子を被って…寝てしまったみたいなんだ。
ああっと、出石さん達は初めまして。よろしくお願いするよ。
篠宮さん達、ミオンさん達、菫さん達は今回もよろしくお願いするよ。
彼女を前線から回収したら、攻撃に加わる事が出来るんだけれど…
僕はやはり後衛だから、他の精霊のサポートに回りたいなと思うんだ。
皆には「個々で処理」してもらいつつ、僕は「弓でサポート」するのに回らせてもらえないかい…?
サポートが必要無いのであれば、僕も「個々で処理」するよ。相手はネイチャーだからね…弓でもなんとかなるだろうから。
勿論、他の作戦で戦うというならばそれに沿った役割を担うよ。
実を言うと、地獄鍋には僕も興味があるんだよね。
いや勿論美味しい鍋の方が良いけれど、こう…好奇心がね…。 -
2014/11/16-19:20
なめこしめじは鍋よりお味噌汁~~~!!!
ハッ!
う、うわ……ごめ、ん!寝てたっ!?(寝言叫んで羞恥のあまりカァァァッと縮こまりながら)
えっとその、し、篠宮潤、だよ。ごめん、ほんと、ごめん、よ…っ
(こそこそと精霊に今までの話の流れを聞いてから)
うん、囮、なってても、寝ちゃわない限り動けるなら、僕も少しくら、い、攻撃頑張る、ねっ
…弓、持ってるから、胞子届かないところ、から…僕、攻撃出来るかも、だけど…
ヒューリ、囮……
ヒュリアス:
断る(きっぱり)(アイデンティティ崩壊を死ぬほど嫌がる身勝手な狼)
胞子自体は命に別状は無いが、キノコ怪人とやらの攻撃は神人にとってダメージあるかもしれんだろう。
(さもそれっぽいことを言いながら)
出石嬢、レムレースには久しぶりだな。よろしく頼む。
ふむ。アプローチは便利そうかと思ったが、トランスがそうだな……出来ん状態になるかもしれんのは理解。
菫嬢の何通りかの行動プランというのを聞いてみたい気もする。
(ああ、手数だったら無理せんで構わん、と片手上げ)
>アルヴィン
男に食べさせても楽しくなかろう。
ミオン嬢にやってあげたまえ(なんという回避必死さ) -
2014/11/16-08:50
人数揃ったな。香奈、レムレースよろしく。
悠夜の発言がまだだが
俺は皆がやりたいこと出来たらいいなと思ってるよ。
とりあえず、精霊3人は無事っぽいから
自分達の所終わったら、別のキノコ倒す「個々で処理」するでいくか?
作戦決めたほうがいいなら、もうちょい具体的に何か考えるが
ヒュリアスと同意見で個人でいけるんじゃないかと思ってる。
戦闘時は
胞子を貰ったら寝そうだけど、反撃のスキくらいは作れるよう努力する。
無駄っぽいが「デーモンズアイ」抵抗と(攻撃受けると抵抗+5、最大30)と
最悪、ブラッディローズ(カウンター)で倒せないまでもダメージは与えてから寝るよ(苦笑
…胞子って近接攻撃だよな、遠距離か?
>鍋
離々、喰うのか!?
好奇心て大事だよな
ヒュリアスもチャレンジしたらどうだ、食べさせてやろうか?(悪気のない笑顔
デミ熊鍋、割と美味かったよ。なんか痺れた気がするけど。
まぁ、普通にうまい鍋食べたい -
2014/11/16-00:18
途中参加、失礼するわね。
出石香奈とロイヤルナイトのレムよ、よろしくね。
んー、囮、か……
アプローチを使えば結構簡単に釣れそうではあるけど
メンバーの構成を見るに、どんどんカウンターで各個撃破していっちゃった方がいいかしら?
それなら神人がある程度前に出て囮役になった方がよさそうね。
…い、いやっ!怖い!
レムぅ何とかしてぇ~(がたがた)
レムレース:
お、おい!?
…どうやらうちの神人もやられるようだ(溜息)
今回はプロテクション、あるいはトランスはできないかもしれん。
すまないがヘイト稼ぎはできそうにない。 -
2014/11/16-00:02
こんにちは。スミレ・リリと、シンクロサモナーのハチスさんです。
キノコ怪人狩り……今年ももうそんな季節になったんですね。
ハチさんが犠牲になりたがっていますが、
彼はいちおう精霊なので、私が囮になった方がいいでしょうか……ふむ。
上記含め行動プランは何通りか考え中です。
とりあえずお料理に関しては、出されたものはちゃんと全部食べますよ。 -
2014/11/16-00:01
-
2014/11/15-15:24
精霊のヒュリアスだ。
皆見知った顔だろうかね。また世話になる。
そこで爆睡しているのがこちらの神人、篠宮潤なのだが…(起きたまえ、と額べしべししながら)
と、おそらくこのように、こちらも神人がどうにかなってしまってる間に
倒していくつもりでいる。
今現在、シンクロサモナー3名、プレストガンナー1名だろうか。
胞子の影響を受けずに、離れた所から安心して攻撃出来そうな弓弦には
キノコ近づけんようにした方がいいだろうかね。
……キノコが突拍子も無いところから出現しなければ、だが。
まぁ各自個々に撃破でも、問題はなさそうだとも思っとるよ。
キノコ鍋?普通のであれば頂くと思うが、『謎のキノコ地獄鍋』とやらは 断 固 拒 否 す る 。
(薬膳デミ・くまー料理見て以来、殊更警戒心が強くなっているようだ) -
2014/11/15-11:34
ミオンです。
悠夜さん、お久しぶり。
潤さん、離々さん、よくご一緒するわね。今回もよろしくお願いします。
あら、何かしら…涙が
ふぇーん、もうやだ、作戦なんか考えたくないー
私なんて、どーせ…帰る!帰りたいー!!(机に突っ伏して泣き出す)
アルヴィン:
ミオン、おい、どーした!?
あー、シンクロサモナーのアルヴィン・ブラッドローだ。よろしく。
今回って細かな作戦とか決めるのか?
まだ満員じゃないけど、キノコは1組あたり2~3体くらいかな
ミオンが尊い犠…じゃなくて囮になるみたいだから、アイツの周りの敵は俺が倒せるかな
他の組が苦戦してるようなら、ミオンがこんなだから多少時間が掛かりそうだが
フォローにいけると思う。
今の所、鍋より戦闘中の混乱に文字割きたいなと考えてる
まだ出発は先だが、皆はどんな感じに考えてるか教えてくれたら嬉しい。