【交錯する刃】切っ先と切っ先(こーや マスター) 【難易度:とても簡単】

プロローグ

●二度目の交錯
「これは……」
「どうしたの?」
 二人で眺めていた任務一覧。パートナーの気をひく任務があったようだ。
肩越しに彼が見ていた一覧を覗いてみる。どれ?と、聞く前にパートナーが一つを指差した。
『戦闘訓練用ヴァーチャルシミレーションのテスト』とある。
 君はすぐに受付娘に詳細を求めた。
分厚いファイルの中から、受付娘は素早く該当任務に関する書類を引き出した。
「リンドブルム社という会社が仮想空間を用いたヴァーチャルシミレーションが開発したっていう話、御存知ですか?」
「噂程度には」
「そのテストがこの任務ですね。といっても、することといえばウィンクルム同士で四対四の戦闘を行う、それだけです。
ただ生身での戦闘と違うことは、命に関わる事態が起こらないくらいでしょうか」
「四対四……?」
 噂では精霊二人でチームを組んで、だったはず。
首を傾げる君に受付嬢がすぐに説明を付け足した。
「今回のテストからは神人の皆さんにも仮想空間へ入っていただくそうです。ですので、四対四」
「ということは、私達も戦うと?」
「そういうことになりますね。神人も前線に出なくてはいけないことがありますから、その際のデータも欲しいようです。
四対四の状況で、神人がどう動くかを知ることが出来れば次の段階に活かせるでしょうから。
でも、安心してくださいね。先にも言いましたように、命に関わる事態も怪我の心配もありません」
 『非現実のこと』を頭に『現実のこと』と錯覚させることで、経験したと体に記憶させる……それによって生身での訓練が難しい現状を解消させる。
それがこのヴァーチャルシミレーションの目的ですから。
「どうしますか?」
 言いながらも、受付娘の口元は緩い弧を描いている。
答えは分かっている、そう言わんばかりに。

解説

四対四の戦闘訓練です。
レベルが高い方は下方修正、低い方は上方修正が入ります。
ステータスの上昇値及び下降値はジョブで変化します。
なお、装備の特殊効果は変化しません。

○目的
このヴァーチャルシミレーションはウィンクルムに経験を積ませることを目的として作られたものです
なので、神人を含めた4対4という状況下でどう戦うかをお考えください
参加者の皆様にとっても、開発した会社にとっても実りの多い戦闘訓練にすることが今回の判定に影響します


○チーム
希望が無ければ挨拶順に
1・3番目
2・4番目
でチームとなります。
皆さんの希望がありましたらそのチームで行われます。
ジョブが偏っても実戦でどう対処すればいいかのいい訓練になると思います。


○ジョブスキル
実際のレベルに関係なく、『レベル5』までのものを『一つだけ』使えます。
実際のレベルより上のスキルを使われる場合はジョブスキルをセット『せず』
プランに『「○○をセット」と明記』をお願いします。
もともと使えるのであればセットしておくだけで大丈夫です。


○その他
仮想空間に入れば強制的にトランス状態へと突入します。
インスパイア・スペルを唱えての口付けは不要です。

ゲームマスターより

連想ゲーム、いえええええええ!
『豆腐』!!!

リザルトノベル

◆アクション・プラン

手屋 笹(カガヤ・アクショア)

  戦闘訓練も2回目。
今回はわたくし達も参加ですし、気合を入れなくてはなりませんね。

チームはリヴィエラさん達とご一緒ですね。
よろしくお願いします。
開始前にわたくし達の行動を軽く説明します。

わたくし達が前衛となります。
わたくしはカガヤの死角を守るように
若干後方の配置に付きます。

ヒット&アウェイの要領で
今攻撃すべき相手にしっかり近づいて
御幣を振るって風耐性を下げ、
すぐ後ろに下がるを繰り返します。

カガヤの若干後方に居る間は周辺を注意し、
後方から攻撃を仕掛ける方が居れば盾で防いでカガヤの攻撃を邪魔させないようにします。

訓練終了後
感想と反省点を言い合いたいですね。
失敗できるのが特権だと思って頑張りましょう。



リヴィエラ(ロジェ)
  ・ジェンマを構えて、後方に下がる。
・盾を構えて防御。



クロス(オルクス)
  アドリブ可

スキル
フェイク使用

目的
連携重視の勝ちに行く

作戦
・己が囮となりカガヤと笹の方へ向かう
・フリオがカガヤの死角を取れる様にする
・笹にも目を向けながらカガヤの攻撃を盾で受け流したり自らも攻撃する
・ロジェの銃撃にも気を付け盾や刀で銃弾を凌ぐ
・フリオと声を掛けながら連携し、相手には的確に急所へ攻撃
・カガヤのトルネードⅡが来たら冷静に対処し素早く回避
・全力で本気を出していく(殺気纏う

「オルク、ロジェに対して言いたい事あるなら存分にぶつけてこい!
スッキリさせて来い!」

貢献
・PGとRNの連携データの提供
・実戦想定で神人が前線に出る場合の立ち回り

成果
・実戦を想定した作戦と連携からの学び
・感想反省言い合う



ハガネ(フリオ・クルーエル)
  豆腐はツマミ

スキル:フェイク(フェイク対策含)メンタルヘルス(動揺対策)
前提:手段は選ばない、呼び捨て
作戦:連携重視で勝ちに行く為速攻をかける
実戦に準え相手はオーガ(精霊)とマントゥール(神人)と想定する

戦略データの貢献を視野に
人数が少ないなら神人が前線に出るパターン
状況に応じてパートナーを入れ替えている

■実行
クロス囮にフリオがカガヤ笹の足止めと削り
オルクスの援護で相手神人が射線に行くよう襲撃

ロジェはクリアライトで環境光を反射させ目眩まし
リヴィエラを襲撃してジェンマの無効化のため攻撃

訓練後
「人に背中を預けるのも悪くない」
「庇うだけが護る事じゃないさ」

感想、反省会に参加する


●人と人
「すみません、今回の依頼の詳細伝達に漏れがあったのでしょうか?」
 慌てて資料を探り出したカガヤ・アクショアはこれも二度目だなと思いながら、そんなことはないと制止した。
それぞれのチームに別れ作戦の打ち合わせを始めたのだが、ロジェが相手をなるべく傷つけないように武器を持つ手を撃つつもりだと言ったのだ。
 それではそもそもの主旨から外れてしまう為、職員が不思議そうに首を傾げた。
「同じウィンクルムを傷つけたくないというお気持ちは分かりますが……でしたら何故、この依頼を受けられたのですか?」
 任務はウィンクルム側に選択する権利がある。それがウィンクルム達を非正規雇用としている理由の一つ。
ならば正しく任務の主旨を理解し、その上で自分にあっているかどうか、成功させたいと思うかどうかを判断することもウィンクルムとして重要な素質だ。
「ロジェさん、ここの職員さん達は俺らがちゃんと戦ったそのデータが欲しいんだからさ。困らせちゃうだけだよ」
 困ったように言うカガヤに、手屋 笹が首肯した。
両手を組んで目を閉じ、考え込んでいるロジェを心配そうにリヴィエラが窺う。
「……分かった」
 ロジェの返事に、職員を含めた全員が安堵した。
それと同時に、他にも頼みたいことはあるがこれが限界だろうと、笹は胸中で溜息を吐いた。


「精霊はオーガ、神人はマントゥール教の信者と想定しよう」
 提案したハガネの眼差しは鋭い。
パートナーであるフリオ・クルーエルは何か言いたげだが、それを察したハガネの視線を受けて押し黙る。
「オーガ……精霊達を釣り出し、その隙に神人を叩く」
 どうだ?と問うハガネに、オルクスは暫し考えた。
一見すると卑怯にも思えるが、崩しやすいところから崩すという戦いの常道といえる作戦。
「なら、クロスに囮をさせよう。そうすれば嫌でも釣られるしかないはずだ。俺は奇襲の援護をする」
 クロス本人の意思を問わずオルクスは決めた。
クロスはそれに異議を唱えるどころか、任せてと笑って見せる。
「クソガキ、お前はクロスに釣られた精霊の相手だ。神人を叩くのは私が行こう」
 虚ろでいながらも、刃物のような剣呑さを湛えたチタンブルーの瞳が鈍く光った。


 笹は不思議そうに周囲を見回した。いや、笹だけでなくカガヤ以外の全員と言った方が正しい。
笹も前回の仮想空間――トランス・システムという開発コードを与えられているそうだ――のテストに参加したのだが、彼女はカガヤと違い別室で待機していたのだから、仮想空間を体験するのはこれが初めてだ。
 ウィンクルム達はそれぞれ、自身が身につけていたものや体の感覚を確かめているが、普段と最も違いを感じたのはロジェだろう。
リヴィエラが持つ愛の女神の力を借りるワンドは、二人の絆の強さに相応しい力をロジェに与えるもの。
しかし、今ロジェが感じているそれは、常の四分の一ほどでしかない。
経験の差を小さくする為、全ての能力に変化があるというのはこういうことでもあるのだろう。
 フリオは申し訳なさを覚えつつも、笹とリヴィエラのチームにしっかりと向き合った。
かつて覚えたのは屈辱でも憤怒でもない。自身の無力さだ。
強くならなくてはと、フリオは思う。
申し訳なさから対戦相手となるチームに詫びを入れながらも、強くなることを、その為に経験を積むことをフリオは選んだ。
 それは、未だ幼いけれども断固とした男の選択。



●刃と刃
 開始の合図と共に真っ先に動いたのはカガヤ。
クロス目掛けて迷うことなく、一直線に。
 カガヤとて、相手側に神人がいることをなんとも思っていないわけではない。むしろやり辛くすらある。
しかし、今後殺し合うつもりで行わねばならない対人戦が無いという保証はどこにもない。
ならばその練習に出来るこの機会を活かさなくては。
 神人を先に倒すべく、力強い踏み込みのまま巨大な鋏を振るう。
ハードブレイカーが与える一撃は重い。その重さゆえに予測されやすく、避けられやすい。
けれど、カガヤの鋏はクロスの体を捉えて離さない。
「うああああっ!」
「クー!!」
 クロスを囮とし精霊を引き付けるという作戦は、クロスやハガネのチームが動き出す前に成功したと言える。
この時点で既にカガヤを引き付けることに成功した。
 しかし、だ。
いささか考えが甘かったといえるだろう。囮として長く機能する為の手段をクロスは考えていなかった。
ハードブレイカーの一撃は、守りの要ともなるロイヤルガードですら耐え続けることは困難で、精霊と神人の身体能力には大きな差がある。
カガヤの『風』に対しクロスの『火』が有利であることを考えても、だ。耐える為の、ひき付ける為の考えは必須。
 今の一撃を受けただけでクロスの体からは止め処なく血が流れている。
盾を持つ手で傷を押さえるクロスの脇をすり抜けるように、オルクスの弾丸が放たれた。
リヴィエラへ迫っていたそれらは、同じタイミングで動き始めたロジェが身を挺して庇う。
ロジェの胴へ続けざまに2発叩き込まれたが、別に撃たれた最後の1発だけはリヴィエラごと体を捻って避ける。
「ぐうっ……!」
 呻きながらも、ロジェの手は止まらない。
命中精度を大きく上げる『ラピットファイア』の恩恵を受けることは出来ないが、ロジェと違いオルクスは避ける力よりも防御を重視している。
これならば外すことの方が少ない。
 武器を落とさせるべく腕を狙ったが、距離がある相手も動いている上に的は小さいのだ。
いくらプレストガンナーとはいえ、『ラピットファイア』も無しにそう上手く訳が無い。
 しかし、甘いのはロジェだけではなくオルクスも同様。プレストガンナーがプレストガンナーを足止めしているのであれば、近づくことは容易ではない。
体術を用いることも考えていたようだが、そもそもその前提を成立させること自体が困難であることに気付くべきであり、さらに言えばそれでどう攻撃をしかけるかも考えておくべきだった。


 プレストガンナー同士の攻防を尻目に、フリオが飛び出した。
「ごめんなさい、カガヤさんっ!」
 囮であるクロスとの20cm近い身長差を利用し、フリオはカガヤの死角から潜り込む。
男のプライドはちょっぴり痛いだろうが、それを利用することで奇襲が成ったのである。見事。
 驚きの表情を浮かべるカガヤの足目掛け、鉄球に刺がついた凶悪な鈍器を叩きつける。
相手を消耗させたいのであればどこを狙うべきか、フリオはよく理解していた。
守りを固めやすい胴よりも、守ることに限界がある腕と足を狙うべきだと、理解していた。
 鈍器を二度振るった後、フリオの防具が青白く光った。
アプローチⅡと違い、敵の注意を引くことは出来ないが代わりにそれ以上の高い防御力を得ることが出来る。
クロスを庇うことでなく、カガヤを倒すことを優先したからこそ、フリオはプロテクションを使ったのだ。
 しかし、相手を倒す為に必要な選択をしたのはフリオだけではない。
笹は人差し指と中指の間に挟んだ御幣で、クロスの体に触れる。『風』への耐性が薄れたのをクロスは感じた。
 『風』への防御を奪う御幣は、クロスを先に倒すことを決めたカガヤにとって非常に有効な手だ。
笹はすぐさま身を翻し、カガヤの僅か後方へと下る。カガヤの死角からの、オルクスの攻撃を警戒してのものだろう。
その眼差しに油断はない。
 ゆえに、笹は気付いた。
リヴィエラに向かって走る女の姿に。その意図に。


「リヴィエラさん!」
「リヴィ!」
「っ!」
 笹とロジェに名を呼ばれたリヴィエラは、僅かに後退り、盾を構えて衝撃に備えた。
手段は選ばない、そして勝つことを望んだハガネは動揺することなく、クリスタルの刃で切りつける。
 ロジェは動けなかった。
オルクスから銃口を外せば、その先がリヴィエラへと向けられることが分かっていたからだ。
「庇うだけが護る事じゃないさ」
 ハガネの言葉で、ロジェは気付いた。
自身が攻撃を避ければ、オルクスの弾丸がリヴィエラを襲うということに。
 それがハガネの狙いだった。オルクスがロジェを抑えている間にリヴィエラを襲撃し、あわよくば、オルクスの射線上にリヴィエラを立たせるというもの。
 『マントゥール教団の信者とオーガ』との戦闘を想定した女の緻密な計算が、カチリとパズルのピースのように綺麗に嵌る。
組上げたパズル、崩す術は少ない。


 前回の訓練で、カガヤは勝ちに拘った。
しかし、その為に必要な、仲間の動きを意識してお互いの長所を引き出す行動が欠けていた。
かつて参加した任務でも、そう。同じ過ちは繰り返してはならない。
 フリオとクロスからの攻撃を一身に受け、血を流しながらもカガヤは進む。
「あああああああああ!!」
 雄叫びを上げたカガヤの体が独楽のように回転し、彼の握る鋏がクロスとフリオへと同時に襲い掛かる。
それぞれが構えた盾で勢いを殺すも、クロスが堪えきれずによろめく。
 カガヤの大技に対して『冷静に対処し素早く回避』するつもりだったようだが、そう考えるだけで避けられる訳はない。
回避する為に何に注意するか、どう避けるかまで想定して初めて行動へと繋がるのだから。
 歯を食いしばって堪えたフリオは、やはり腕と足目掛けて二度、鈍器を振るう。
かつて覚えて無力感が、じわじわと足元から忍び寄ってきている。
 よろめきながらもどうにか立っているクロスは、戦いなれているとはいえオルクスから任された彼の大事に神人なのだ。
怪我をさせないようにしたかったのに、彼女が倒れないようにすることすら出来ないだろう。
「さっさと終わらせないと……!」
 それは自身のインスパイア・スペルに近い言葉。しかし今は、フリオの焦燥を表す言葉。
もう一度振り下ろした鈍器が空を叩く。
 こんな時にと、フリオが顔を歪めたのと笹が飛び出してきたのはほぼ同時。
長い緑髪が踊り、細くしなやかな腕がクロスへと伸ばされる。トンと、札を挟んだ指先が僅かに触れればそれで充分だった。
「オルク……ぶつけて、こい……」
 立っているのが精一杯だったクロスは崩れ落ち、すぅっと消えていく。
パートナーへ言葉を紡ぎながら。


 視界の隅でパートナーの姿が消えていく。
オルクスの瞳に怒りの炎がちらついた。
 ロジェへは着実にダメージを与えているものの、それはオルクス自身にも同じことが言える。
奇しくも、依頼内容を誤認していた時にロジェが望んだ一対一の構図となっているが、一進一退が続いている。
むしろ、ハガネの策がなければ回避力で劣るオルクスの方が厳しかったであろう。
本来と比べれば僅かではあるが、ロジェへのジェンマによる加護はやはり大きいのだ。
 オルクスは積極的にフェイントをしかけたが、フェイクの技術はロジェの方が随分と上回っている。
つまり、簡単に見破ることが出来る為、オルクスのフェイントは有効手にはなりえないのだ。
「少しは仲間を頼れよ!溜め込むなよ!!」
 幾度も同じ戦場を乗り越えてきた男へ叫ぶと同時に、満身相違のオルクスが握る銃は間髪無しに二度火を噴く。
両脇から迫り来る弾丸を、ロジェは避けることも耐えることもできず、そのまま崩れ落ちた。
「ロジェ様っ!」
 悲鳴を上げたリヴィエラだが、駆け寄ることは出来ない。彼女の行く手はハガネが阻んでいる。
新たな標的へと定められ放たれた弾丸から身を守りながらも、リヴィエラは消えいくロジェの姿を目で追った。
 ハガネに一つだけ誤算があったとするならば、リヴィエラを先に倒せなかったことだ。
神人の身体能力は精霊と比べると劣るが、それはハガネにも言えること。精霊達のような決定打を神人たるハガネは持っていない。
しかし、今のリヴィエラは杖を支えに立つことが精一杯。
 オルクスの援護を受けた刃がリヴィエラへと向けられる。
「人に背中を預けるのも悪くない」
 クリスタルの剣が赤く、染め上げられた。


 どうにか堪えていたフリオが地に倒れ伏す。
一人となってもよく耐えた。時間経過と共に効果は下っていくが、それでもプロテクションによる防御力向上は大きい。
 肩で大きく息をしながら、次の標的――ハガネへと視線を向ける。
本来ならば二番目にハガネを倒しておきたかったところだが、フリオを振り切ることが出来なかったのだ。
「ちょっと、ヤバイな……」
 カガヤの後ろに控えていた笹が駆け出した。カガヤが動きやすいようにするにはこれしかない。
カガヤの消耗は大きく、このままではオルクスの的になりかねないと判断したから。
 そんな笹へオルクスが狙いを定める。
三発の弾丸が笹へ打ち込まれるが、ここまで無傷でやり過ごしてきた彼女はまだ戦える。
 笹は札を挟んだ指先をハガネの胴へと押し込む。
『風』への抵抗力が奪われるのを感じたハガネは、仕返しとばかりに剣を振るう。
笹同様ここまで無傷であったハガネだが、この次に何が起こるかは想像に難くない。
「行きなさい、カガヤ!」
 パートナーの呼びかけに応えるべく走ったカガヤの鋏がハガネを襲う。
それは想像よりも大きな衝撃に舌打ちしたい気分だった。しかし、己の精神を安定させる術を知る女は、そんな衝動を抑え込む。
 笹がカガヤの背後に回れば、再び、オルクスの銃撃に笹は見舞われるが構わなかった。
カガヤが動きやすいように、カガヤの背を守ることが彼女の選択だからだ。
 彼女達が気に欠けていた『連携』を、今、自身が体現していることに彼女は気付いているのだろうか。
お互いの長所を最大限に引き出すべく仲間の動きに留意することこそが、『連携』に最も必要なものだ。
 体を襲う痛みに呻く笹に、今度はハガネの刃が突きつけられる。
振るった刃で笹の目を眩ませる事に成功したが、それまでだった。
 鋏の中へと捕らえられたハガネの体から、血の花が咲く。
しかしその直後、銃声と共に今度はカガヤのすぐ側にいた笹が崩れ落ちた。
 カガヤはそれを目で追う。
やけにゆっくり感じるな……そう思ったカガヤ自身の体も地へと投げ出された。
 その場に残ったのはオルクスただ一人。
ただ、その表情は苦かった。



●手と手
 案内された会議室で、ウィンムルム達は椅子に腰掛ける。
接続を解除されてすぐは脳が混乱して気分が悪くなったりするかららしい。
 用意してくれた冷たい茶で喉を潤せば、それも随分とマシになる。
「今日はありがとうございました」
 フリオはそう言うも、未だ回復しきってはいないようだ。
少しばかり声に力がない。
 開発チームの主任であるロンド・ロンディが会議室に入ってくると、すぐにウィンクルム達を労った。
「お疲れ様でした」
「これ、もうちょっとマシにならない……?」
 この気持ち悪さもカガヤが体験するのは二度目。
前回とあまり変わってない気がすると訴えると、ロンドは苦笑いした。
「すみません、努力はしますがこればかりはお約束できないです」
 その答えにフリオがうえーと呻く。
幼さの残る仕草に笹は微笑ましく思いながらも、すぐに気持ちを切り替えた。
「さて、それでは反省をしましょう」

 クロスとオルクスは苦く、言う。自身達の行動に甘さが目立ったと。
ただ避ける、連携する、体術を使うなど考えるだけでは駄目だ。その行動をどう上手く行うかをしっかりと想定しなくてはいけない。
 オルクスとロジェのジョブスキルにも同じことが言える。最善の状況で使いたいのであれば、自身の思い描く『最善』のタイミングはいつかも考える必要がある。
 ロジェは小さな声で謝った。
連携するつもりではいたが、その為の行動を彼も考えていなかったから。結果、カガヤと笹への負担が大きくなってしまった。

 一通り言い終えると、ハガネがロンドに問い掛けた。
「データが欲しいんだろうと思ってな。クソガキにプロテクションを使わせてみたんだがどうだった?」
「気にかけてくださったんですね。ありがとうございます。
やっぱり、色んなジョブスキルのデータは欲しいんで助かり。
あ、でも、人と状況次第で使い方も変わってくると思うので、絶対にデータを集めていないものがいいって訳じゃないですよ」 
 ロンドがゆるく、微笑んだ。
テストを終えたばかりだというのに、その目は既に次へ活かすことを考えている。
 その瞳を見たリヴィエラは、そっとロジェの手に自身の手を重ねた。
自身達も、次へと向かわねばと促すように――



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター こーや
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 とても簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 4 / 4 ~ 4
報酬 ほんの少し
リリース日 11月05日
出発日 11月10日 00:00
予定納品日 11月20日

参加者

会議室

  • [36]ハガネ

    2014/11/09-23:38 

    フリオ「オレたちもなんとかプラン提出したよ!
    お疲れ様です!
    訓練、うまくいくといいね。

  • [35]手屋 笹

    2014/11/09-23:37 

  • [34]クロス

    2014/11/09-23:34 

  • [33]手屋 笹

    2014/11/09-23:00 

    >フリオさん
    リンドブルム社への提言、いいかもしれませんね。
    こちらも具体的な内容までは入れられていませんが、
    最後に感想と反省点の言い合いをする旨入れておきました!

  • [32]クロス

    2014/11/09-22:55 

    オルクス:
    >ハガネ、フリオ
    良かった、同じ認識で(微笑)

    あぁ宜しくな
    まぁフリオは男だし直ぐに大きくなるさ(微笑みながら頭撫でる)
    クーを任せたぜ
    お互い声出し合って行こうや

    おっとそうだったか
    では通常攻撃でクーと一緒にカガヤと笹を頼む
    オレ達はロジェリヴィに専念させてもらうぜ
    ハガネはリヴィエラにお願いしたい
    一応オレもロジェも抑えるが、先ずはリヴィエラのジェンマをどうにかしないとな…

    ならハガネにフェイクを付けてもらえるか?
    ロジェは騙すのが得意だ
    騙しに使ってくる可能性があるだろう
    一応オレもフェイク取得しとく

    そうか…
    ならここぞという時に使ってくれ

    まとめ有難うな(微笑)
    大体それで合ってるから後は祈るしかないな

    (背後:発言が遅くてすみません(汗))

  • [31]ハガネ

    2014/11/09-22:36 

    フリオ「手屋さん、神人スキルの事ありがとう!

    オルクスさん、オレたちの仮プラン含めて纏めてみたよ!何かおかしな所や、違うところがあったら突っ込んでね!変えるし直すから!

    ○こっちでやること(変更、削除OK)
    ・決定?

    ■共通
    ・連携重視で勝ちに行く
    ・不意を突くため速攻をかける
    ○実践を想定してオーガ(精霊)マントゥール(神人)と見なす(無くてもいいかも)

    ■オルクスさん
    装備リボリングガン
    ・フェイク対策でオルクスさんがフェイク?
    ・神人(リヴィエラさん、笹さん)を狙う

    ■ハガネ
    装備クリアライト、マンゴーシュ
    ○神人が射線に来るよう襲撃して誘導(ロジェさんの気が引けたら儲けもの)
    ○ロジェさん対策は環境光でのクリアライトの目眩まし(フェイクで見破られる可能性あり)
    ○フェイク対策でハガネもフェイク1習得
    (レベル不足は数でカバー……は無理か)

    ■クロスさん
    装備ブリザードデビル、お化け盾
    ・カガ笹さん対応
    ・クロスさんが囮としてカガヤさんを引き付ける
    ・クロスさんもカガヤさんを攻撃

    ■フリオ
    装備ヘッジホック、ノクターン
    ○カガ笹さん対応
    ○プロテクションで防御上げてカガヤさんを足止め、攻撃して体力削る
    ○笹さんがカガヤさんの援護に来ても兎に角カガヤさん攻撃?

    >みんな
    今回はあくまで訓練に成果があるかがエピソードの判定になるから、オレたちはこんなの書いてみる予定だよ。

    リンドブルム社への貢献
    ○プロテクションでアプローチとは違うデータの提供
    ○実戦想定で神人が前線に出る場合の立ち回り

    自身の成果
    ○実戦を想定した作戦と連携からの学び

  • [30]手屋 笹

    2014/11/09-21:57 

    運営様へ問い合わせていた神人スキルに関する返答がありましたので貼り貼り。

    エピソード「【交錯する刃】切っ先と切っ先」に関しまして、
    「ディスペンサ」等のスキルの使用が可能か否かをプロローグにて、
    記載されていなかったため、改めてお知らせさせていただきます。

    今回は習得条件にレベルが関係しているスキルのみとなりますので、
    「ディスペンサ」の使用は不可となります。

    との事なのでディスペンサは今回習得されていましても使用できないそうです。

  • [29]手屋 笹

    2014/11/09-21:41 

    使う武器を決めましたのでお知らせをば。
    御幣にします。

    カガヤもロジェさんも風属性ですからね。
    これでよりダメージが通るかと。

  • [28]ハガネ

    2014/11/09-20:56 

    フリオ「そっか!ありがとう手屋さん!
    うう、訓練とはいえ緊張してきたよ……

  • [27]手屋 笹

    2014/11/09-20:49 

    >フリオさん

    前回のリザルトを参考にするなら入る前に一度ブリーフィングするような場面がありましたので、
    若干ならば時間あると思いますよ~

  • [26]ハガネ

    2014/11/09-20:45 

    フリオ「連投ごめんよ!

    >オルクスさんクロスさん
    プロテクション使える回数だけど、LV3の今17で消費が16だよ。
    だからLV5になっても使えるのは1回だけかな。

    >みんな
    あのね、決まっている所からプランに書いてたんだけど、バーチャル空間に入る前に作戦会議する時間あると思う?
    オレは一応プランに入れておこうと思うんだけど。

  • [25]ハガネ

    2014/11/09-19:40 

    >クロスさん、オルクスさん
    ハガネ「そんなん勝てばい……ムガッ

    フリオ「オレも強くなるのが目的だもん、【連携重視の勝ちに行く】だよ!

    本気は最初から出さないと、守れるものも守れなくなるから……

    クロスさんを囮…?
    報告書は読んだよ。
    クロスさんは普段から剣を持ってるし、守られるだけじゃなくて、戦える人だし、オーガを相手にした実戦でも、神人は囮になるし……

    ……うん、わかった。
    じゃあ、オレとクロスさんで、クロスさんを囮にカガヤさんに当たるよ。

    笹さん、小さくて可愛いねって、そう言うことじゃなくて!死角を狙われるのは怖いね

    お、オレも小さいって言ってない?
    も、うすぐ大きくなるよ!オルクスさんくらいに!でも、今はカガヤさんの死角を狙うね。
    クロスさんの所には行かせないよ!

    プロテクションは三分間防御を175上げるだけのスキルだから、通常攻撃で削ることになるよ!

    LV3の今が47だからそれよりもう少し足されるのかな。それを1R三回行動できる間にとにかくボコボコ攻撃する感じかな。
    カガヤさんの防御の低さを笹さんが補ってきたら、オレとクロスさんのどっちが相手する?

    ロジェさんリヴィエラさんの相手は……オルクスさんにお願いするね。
    ハガネはどうする?リヴィエラさん狙いでいいのかな……オルクスさんが神人を狙うならロジェさんでも。
    でも、ロジェさんのオルクスさんと手合わせしたいっていうのに水を差しちゃうけど大丈夫?
    ハガネはカガヤさん笹さんに対応してもらうのでも良いけど……
    でも、そうなるとオルクスさんが一人でロジェさんリヴィエラさん相手になるし……うーん

    フェイクスキルはロジェさんがどうやって使うかはわからないけど、
    1でよければハガネが持つこと出来るよ。
    必要ならつけるけど……オルクスさんはどうやって使うつもりだった?

    ロジェさんのフェイク対策ならハガネが持つよ

    分かりやすかったよ!
    ありがとう!」

    ハガネ(窒息中)

  • [24]クロス

    2014/11/09-13:46 

    オルクス:
    少し遅くなってしまった、すまない

    >ハガフリ
    もう出発迄時間があまりないな…
    所で二人は今回の任務、どう考えている?
    【連携重視の勝ちに行く】か、それとも【ただ単に勝ちに行く】か…
    オレ達は、前者の【連携重視の勝ちに行く】だ
    その為オレ達は最初から本気を出していく
    それで、一晩考えたんだが…
    クーを囮にカガヤと笹を倒すのはどうだろうか?
    多分先に潰しておきたいのはクーだ
    前の任務報告書を読んだら分かると思うが、VS任務にてクーは一時的な身体能力が上がっていたとしてもあれだけオレとタイマン出来たんだ
    絶対にクーを器具しているはずだ
    そこを逆手に取り、クーをカガ笹に振り分ける
    今の所カガヤは防御力が低い…
    そうなると多分笹がフォローしに来るはずだろうな
    防御力を補うために…
    笹は身長が低い分、死角に潜り込める
    死角と言えば、フリオも行けそうだな(身長が低い分)
    上手くカガヤの死角に潜ることが出来りゃプロテクション当てろ
    MP次第だが、何回当てる事が出来る?
    それによって又違ってくるからな…

    ロジェリヴィだが、厄介なのがロジェのフェイクスキルだ
    フェイクを必ず使ってくる
    そこをどうやってすり抜け倒すかだな…

    連携だが、オレが神人を狙っていくよ
    先手必勝、最初から不意を突かせてもらう
    それでスキを見せたら一気に畳み掛けたいな…
    ロジェはオレが神人を狙ったりしないと思っているだろう…
    だがオレは軍人で大尉だ、オーガだけでなく人の戦場も駆け抜け殺してきた
    時には冷酷な判断だってする時があるさ…
    スキルはそのままダブルシューターⅡで行くから安心しろ
    っと長ったらしくなっちまったな
    読みにくかったらすまない(苦笑)

  • [23]手屋 笹

    2014/11/09-00:48 

    それではロジェさんも同じ方針でかまいませんね?>連携を意識した動き

    とりあえずわたくしとカガヤの現状の方針をお話しないと
    連携も何もあったものではありませんね。
    カガヤは「トルネードクラッシュⅡ」を使用予定です。

    現在、カガヤはハードブレイカーらしく前に出て、
    出来るならばこの優先順位で物理攻撃で倒して行きたいと思っています。
    クロスさん→ハガネさん→オルクスさん→フリオさん
    相手チームの人数を減らす事を優先に(倒しやすい神人さんから属性の関係でクロスさんが先)
    遠距離攻撃が出来るオルクスさんへ距離を詰め、最後にフリオさんでどうでしょうかと。
    ただしフリオさんがアプローチを行ってくるようなら無視できなかった場合、
    自動的にフリオさんを倒すのが優先となります。
    優先順位を揃えて高火力を活かした集中攻撃で行きたいと思ったのですが
    ロジェさん達は如何でしょうー?

    そしてわたくしですが、
    カガヤの低命中、低回避、低防御の3低を補う為に、
    盾を構えて出来るだけカガヤの死角側に付き、攻撃の邪魔をさせないように動きたいです。
    武器はどうしましょうか(所持品をごそごそ(まだ悩んでいる

    さてどうなりましょうか。

    カガヤ「今回の訓練では神人さん達は教団員、教団員、教団員…(ぶつぶつ」

    対人戦…しかも神人が居るとなるとカガヤの武器ではやりにくいのは分かりますが…
    今後実際に対人戦でこれでも困りますし今回を機に少し慣れてもらわないといけませんね…

  • [22]リヴィエラ

    2014/11/09-00:20 

    ロジェ:
    (ほっとしたようにその場にへたり込み、微笑む)
    …良かった。ありがとう、カガヤさん。
    俺も『連携を意識した動き』の訓練をしたいと思っていたんだ。

    勝つつもりの作戦…そうだな、頑張ろう。
    試すような事をしてすまなかった。…オルクス、クロスの事も試してすまなかった。
    俺は出来得る限りの動きをしよう。

  • [21]手屋 笹

    2014/11/08-23:34 

    カガヤ:

    んーロジェさんが望んでいる答えになってるか分からないけど、
    俺は今回の戦闘訓練で勝ちに行くことを目指した『連携の訓練をしたい』が目的かな。

    負けていいのは訓練の特権だしね。

    勿論勝つつもりで作戦を考えるのが大前提だけど、
    その為の手段としての今回は連携をしてみたいというところ。
    折角失敗が許されているなら苦手分野の補完練習をしておきたい。
    今後の実戦で失敗しない為に。

    答えはこれでいいかな?
    ロジェさんはどちらのつもりでしたか?

  • [20]クロス

    2014/11/08-23:20 

    オルクス:
    >ハガネ・フリオ
    何、此方も長ったらしいからお互い様だ(微笑)

    >装備品
    ふむ、それもそうだ…
    それならオレはリボリングガン装備しよう

    マグナライト…残念だが持ってないんだ…
    フリオクで探してみたが無くてな…
    申し訳ない(苦笑)

    >スキル
    だろ?
    大体、ロイヤルナイトが一緒の任務ではアプローチを使う作戦が多くてさ
    だから今回はあえてアプローチを使わない作戦にしてみたんだ
    まぁでも、もしかしたら向こうもアプローチ使わずに来た時の対応も相談してそうだがな
    その場合は、臨機応変に行こうや
    オレはダブルシューターⅡをセットしていくぜ
    眼には眼を歯には歯を…じゃねぇけどな
    それにどうせパッシブルスキルのラピットファイアをセットしても使えないだろうが、命中率が高けりゃなんとかなるだろ

    >対ロジェリヴィ
    オレだったら、クーが狙われていたとしても先ずは目の前の敵に集中する
    そりゃ心配だし守りたいとは思うぜ?
    だがクーの事は信じてるからな
    それに、クーなら…

    クロス:
    【自分の身は自分で守る、守られるよりは一緒に守りたい】
    だから俺は、例え狙われてようがオルクには敵の殲滅を優先して欲しい
    俺は自分が護られるのはしょうに合わないと言うか…
    それに俺も戦う身だ、狙われようが敵を殲滅するには変わりないからな
    オルクの事信じてるし

    オルクス:
    てな訳で、オレがロジェを止める役割だな
    任せてくれ
    一瞬でもスキを見せたら戦場じゃ終わりだ…

    >対カガ笹
    笹がどう動くかによるが、HBの攻撃に注意が必要だな
    なんだったらカガヤをクーが押さえ込むぞ
    多分向こうはトルネードⅡをセットしてくる可能性が大きいな…
    今の所カガヤの防御力が低いのか…
    力は向こうが強いが、ジョブスキルを上手く交わせる事が出来て不意を突くことが出来りゃ行けるかも知れねぇ…
    それにプロテクションで体力削りふらついた所をクーが突けば行けるな
    笹も動いてきたらそこはクーに任せよう

    ならコレはどうだ?
    オレとハガネが最初にロジェリヴィへ行き足止めや妨害をする
    その間、カガヤを止めるのがフリオとクー
    ロジェリヴィはロジェを引き離しオレと戦う…いやこれじゃ連携と言えるのか?
    もう少し煮詰めるか…

  • [19]リヴィエラ

    2014/11/08-22:56 

    ロジェ:
    カガヤさん、問い合わせありがとう(頭を深く下げつつ)
    成程、一定の基準において、レベルが高ければ能力も下方修正。
    レベルが低ければ能力も上方修正。
    持っている装備品の特殊能力については『そのまま発揮される』可能性が高いという事か。
    (ジェンマの『親密度の半分を攻撃力にプラス)、クリアレイン、クリアライトの『閃光効果』等)

    ・対クロス、オルクス
    俺は『オルクスと手合せしたい』と言った。
    彼は正直で実直な男だ。そんな男が、『俺がリヴィエラを守ろうと背中を向ける瞬間』を
    狙って撃つだろうか?
    クロスも真面目で義理堅い女だ。俺に対してはまだしも、神人を背後から不意打ちするとは思えない。

    ・対ハガネ、フリオ
    ロイヤルナイトであるフリオが、『アプローチ』を使ってくるか、『プロテクション』を
    使ってくるか…どちらにしても、火力のあるカガヤさん頼りになってしまうと思う。
    ハガネは『クリアライト』持ちだ。閃光効果で目眩ましされたら厄介だな…

    ここから先は独り言だが、
    俺はオルクスの言う通り『フェイク』持ちの嘘つきだ。
    これまでの任務も、何度人々を騙してきたか知れない。
    『リヴィエラを守る時に不意打ちされたとしたら』マズいだろうな。

    それとカガヤさんにひとつ聞きたい(真面目な表情をしながら)
    この疑似訓練は、『勝ちにいく』のか? 『連携の勉強ができれば良し』なのか?


    リヴィエラ:
    皆さま~♪ クッキーが焼きあがりましたよ~♪ …あっ!
    (躓いて転んでクッキーはバラバラになったようだ)

  • [18]ハガネ

    2014/11/08-21:17 

    >クロス、オルクス
    毎度長くてすまんな。

    【装備品】
    そうだな……今回は異常に早い相手が居る訳でなし、オルクスは攻撃を重視するのはどうだ?
    ロジェとリヴィエラを叩くのは時間勝負だからな
    クロスは盾持ちなのはありがたいね

    あたしらはまだLV3だから大した装備が無いから、装備面で苦労かけちまうね

    あたしはクリアライトとマンゴーシュ、ウィンクルム防具
    坊主はヘッジホックと盾はノクターン、なんの効果も無い鎧だ

    ああそうだ、もし持っていたらだがマグナライト持ってきてくれないか?
    クリアライトの特殊効果が光を反射して目眩ましなんだ。

    【スキル】
    ロイヤルナイト=アプローチという刷り込みの裏をかくのは良いね
    なら、坊主はプロテクションで固めるさ

    ■対 リヴィロジェ
    さて、ここでオルクスに聞くが、自分の神人が狙われてると気付いたらどうする?

    フリオ「オレなら何がなんでも守りにいくかな!」
    ……と、うちのクソガキはほざいているが、相手に背を向けてあたしの所に来たら蹴り殺してやるよ

    こちらがリヴィエラ狙いと知るとロジェの注意が反らせるかも知れないね

    絆が深いからこそ、そこを突く

    何なら人質に取って…冗談だ坊主、そう睨むな……チッ……

    兎に角、ジェンマが有ろうが無かろうが後衛を叩いて置くに越したことは無いさ
    リヴィエラ狙いでロジェの注意を反らすから撃たれる前にオルクスがロジェを止めるのはどうだ

    ここは下手に散開しないでまとめて叩きに行く方が良いかもしれんな

    ■対 笹カガヤ
    手屋の動きが読めんな……
    向こうもこちらの撹乱を狙ってクリアライトを使う可能性はあるが、同じものを持ってきていたら目眩まし対策をしたいな

    神人のどちらかが手屋の対処に回ろうか

    カガヤについては、火力が驚異だ。
    こちらに突っ込んで来るにせよ、防衛しているにせよ、プロテクションした坊主をあてて削らせよう

    手屋がカガヤの補佐に回るならあたしかクロスが妨害する

    フリオ「誰も守らせてくれない……(いじいじ)」

  • [17]クロス

    2014/11/08-19:51 

    オルクス:
    カガヤ、まとめデータサンキュ!

    >ハガネ・フリオ
    ふむ…
    オレもオーガやマントゥールの人間だったら先ず先に神人を叩きに行くな
    そして一番厄介なのがロジェリヴィだ
    これまでの任務を振り返ると、リヴィエラのジェンマでロジェの攻撃力が相当高くなる
    それに確かロジェにはフェイクのスキルも持っていたはずだ
    それを使ってくる可能性も充分ありうる…
    奴の裏の裏をかいた作戦を考えないとやられるな…
    多分、向こうもアプローチ使ってくる事を想定している筈…
    それなら使わずに今回は行きたいと考えているんだが、どうだろう?
    兎に角一番厄介なロジェリヴィを中心に考えたいな…

    後、オレの装備をなんだが、片手銃だとサブで盾を持てて命中率も136
    もし両手銃にするならリボリングガンだが命中率は86辺りだ
    クーはブリザートデビルとお化け盾を装備するから擬似ロイナルナイトだな

  • [16]手屋 笹

    2014/11/08-19:43 

    >ロジェさん
    承知!
    俺の方も色々考えておくよ!

    >装備の特殊効果
    たぶん、武器の攻撃力は特殊効果扱いじゃないと思う。
    PCのステータス能力値に加わった状態の数値を上方、下方修正されるはず。
    リボリングガンの攻撃力=ロジェさんの攻撃力でそこにPGの能力に合わせた下方修正かな。

    ジェンマの攻撃力アップは特殊効果だからそれはそのままになるかな?

    前回武器の威力の扱いについての質問してたから参考用に返答を貼らせてもらうね。
    (前回のシチュエーションが前提になっていますので、精霊とのみ質問していますが、
    今回は神人の装備も同じ扱いかと思われます。)

    Q.装備も仮想空間に入ると各精霊が所持している武器と同種のものでレベル5程度のものに能力を統一されるのでしょうか?あるいは装備武器をそのまま使用する事になるのでしょうか?

    A.装備品そのままの使用となりますが、ステータスで表示されている攻撃力や防御力などに修正が入ります。例としましては、レベル10の精霊の攻撃力が150であれば120となります。上昇値または下降値に関しましてはジョブ次第で変化します。

  • [15]リヴィエラ

    2014/11/08-18:05 

    ロジェ:
    カガヤさん、データありがとう。参考になったよ。
    取りあえず今から数時間席を空けるから、こちらのスペックを記しておく。

    確か依頼書によると『装備の特殊効果』はそのままという事だよな。
    もし攻撃力もそのままだとすると…

    俺の『リボリングガン』で攻撃力プラス161
    リヴィエラの『ジェンマ』が親密度の半分を攻撃力に加えるから、プラス97・5。

    それと、俺は何があってもリヴィエラに指一本触れさせない。これが訓練であっても、守る。
    セットしていくスキルは恐らく今の所『ダブルシューターⅡ』のつもりだ。

  • [14]ハガネ

    2014/11/08-17:53 

    フリオ「カガヤさん、データまとめありがとう!よーし、お互い頑張ろうね!」

    (各組ここで相談進めますかー)

    >クロス、オルクス
    あたしの思い付きをひととおり出しておこう。
    他にやりたいことや対案があれば出してくれ

    ・セオリー通りに行くなら
    クソガキ(フリオ)がアプローチ2でカガヤとロジェの攻撃を引き受けながらオルクスが援護、あたしとクロスもアタッカーといった所だが…
    カガヤの火力と強化されているロージェックと正面切っても押し潰されると思う

    あたしがオーガかマントゥールなら、先ずは神人を叩くね
    その為には精霊を引き剥がしたい
    ・初動
    あたしとクロス、オルクス、フリオで散開する
    ※クリアライトの目眩ましがしたい

    ・対精霊
    坊主はアプローチで寄せながら逃げさせてカガヤを引き離す。
    ロジェはオルクスとの手合わせが所望らしいからオルクスに任せたい所だが、折角の遠隔武器だ、神人を狙い撃ちして貰いたいね。
    散開している以上、狙いは早々に定まらんしな

    ・対神人
    その間にあたしとクロスで神人を抑える
    二人同時に突貫して速やかにな

    過去の報告書を見るに、リヴィエラはロジェを強化している。
    先に叩いてロジェの強化を解除しておきたい

    手屋の出方はわからんが、向かってきた場合を考えても二人同時に相手はできんだろうし、速やかに叩く。

  • [13]手屋 笹

    2014/11/08-17:33 

    カガヤ:
    それじゃあ組み合わせが決まったという事で改めてロジェさん、リヴィエラさんよろしく!
    そしてハガネさん、フリオさん、クロスさん、オルクスさんはいざ尋常に勝負!

    あと前回のリザルトから属性も加味される事が分かってるのと、
    あった方が楽かなと思って皆の属性と選択できるスキルを一覧にしてみたよ。
    ジョブスキルはそれぞれ1個だけ使用可能だから自分のやりたい事に合わせて1個選択だね。

    敬称略
    【笹、リヴィエラ組】
    笹(闇・土)
    カガヤ・アクショア(光・風)ハードブレイカー
    選択可能ジョブスキル
    フロントアタック
    トルネードクラッシュ
    スパイラルクロー
    トルネードクラッシュⅡ

    リヴィエラ(光・水)
    ロジェ(光・風)プレストガンナー
    選択可能ジョブスキル
    ファスト・ガン
    ダブルシューター
    ガン・アサルト
    ダブルシューターⅡ

    【クロス、ハガネ組】
    クロス(闇・火)
    オルクス(光・風)プレストガンナー
    選択可能スキル
    ファスト・ガン
    ダブルシューター
    ガン・アサルト
    ダブルシューターⅡ

    ハガネ(闇・水)
    フリオ(光・風)ロイヤルナイト
    選択可能ジョブスキル
    アーマードマスター
    アプローチ
    プロテクション
    アプローチⅡ

  • [12]ハガネ

    2014/11/08-16:58 

    フリオ「オルクスさん、クロスさんよろしく!」

    …よろしくな。
    連携か…この間もオーガの連係で痛い目見たよ

    カガヤの火力、リヴィエラに強化されるロジェが厄介だな。
    対するうちの前衛はロイヤルナイト。火力が足りないね。

  • [11]クロス

    2014/11/08-16:36 

    オルクス:
    あー…遅くなってすまないな(苦笑)
    色々別件で立て込んでいたもんでね(苦笑)

    組み合わせは、オレもそれで良いぞ
    オレもロジェとは手合わせしてみたかったんだ(微笑)
    フリオとハガネとペアか、宜しく(微笑)
    さて連携か…
    どうすっかな…

  • [10]リヴィエラ

    2014/11/08-15:24 

    ロジェ:
    皆ありがとう、世話をかけた。
    俺達も挨拶順の組み合わせで異論はない。笹、カガヤさん、どうか宜しく頼む。

    連携か…今回は神人も戦闘に加わるという事で、難しいな…
    取りあえず今回は組み合わせの順番について、賛成の意を言わせて貰った次第だ。

  • [9]手屋 笹

    2014/11/08-15:15 

    希望がロジェさんのご意見のみならあいさつ順で良さそうでしょうか。
    わたくし達もそれで異存はありません。

    強襲でご一緒された方も多いですし、
    あの時先輩方に言われた連携を取れというご意見から連携の練習をしてみたいのですよね。
    カガヤは前回の戦闘訓練でもそのように言われましたし、
    今回はそれを重点的に行って行きたいです。
    2回も連携するようにって言われてしまうとは反省が足りないのでしょうか…連携連携…

    組まれる方とはまた後でそのご相談をさせて頂きますね。

  • [8]ハガネ

    2014/11/08-14:57 

    ああ、そう言うことか。
    同じプレストガンナー同士でやりあうのもおもしろそうだな

    なら、解説にあるとおりの挨拶順で、

    クロス、ハガネ組 vs 笹、リヴィエラ組で良いんじゃ無いか?

  • [7]リヴィエラ

    2014/11/08-14:47 

    ロジェ:
    いやっ、フリオ。俺はまたこうして一緒に任務ができて嬉しいんだ(にこりと微笑む)
    こちらこそどうか宜しく頼む。

    それと言葉が足りなかった、すまない。
    俺が『オルクスとやりたい』と言ったのは、『オルクスと手合せしたい』という意味だった。
    もし良かったらどうか宜しく頼みたい(頭を下げながら)
    それ以外は皆の意見に合わせるよ。

  • [6]ハガネ

    2014/11/08-11:42 

    フリオ「あ!ロジェさんとリヴィエラさんは、前に任務で一緒だった!ごめんなさい!今回もよろしくおねがいします!

    ハガネ
    「ロジェがオルクスとやりたいというのは

    クロス、リヴィエラ組 vs 笹、ハガネ組

    って事で良いのかい?
    あたしは別に構わんよ

  • [5]リヴィエラ

    2014/11/08-10:42 

    ロジェ:
    俺はロジェと言う。パートナーはリヴィエラだ。
    笹とクロスはこの前一緒だったな。ハガネもどうか宜しく頼む。

    組分けだが…俺はオルクスとやりたい。
    もし皆の異論がなければ、どうかお願いしたいんだが…どうだろうか(頭を下げる)

    (少し遠くに視線を馳せながら)
    精霊をオーガ、神人をマントゥール教団員に見たてて…そうだな、その案に賛成だ。

    以下独り言だが、
    俺は『ヤグズナル』のような動きをする。素早い姑息な動きと遠距離攻撃だ。
    『リヴィエラ』は俺の後方に立ち、俺の攻撃力を上げる&隙があれば俺のMPを回復する。

  • [4]クロス

    2014/11/08-09:04 

    オルクス:
    ロジェ、リヴィエラ、カガヤ、笹、久しぶりだな
    強襲では世話になった(微笑)
    ハガネとフリオは初めましてだな、宜しく頼む

    ふむ…見事に前衛と後衛に別れてるな…
    バランスを考えると、オレたちPG組がどちらかに付いたほうがいい感じか?
    敢えての前衛と後衛で組んでも…と思ったがそれは無理がありそうだ(苦笑)
    取り敢えずオレも組み合わせはどちらでも良いぞ

  • [3]クロス

    2014/11/08-08:42 

  • [2]手屋 笹

    2014/11/08-00:50 

    運よく今回の戦闘訓練にも参加できたみたいだね。
    改めまして精霊のカガヤ・アクショアと神人の笹ちゃんだよ!

    今回は神人さん達も居るから気が抜けない…というか攻撃しにくさがぱない…。
    対人戦をほとんどする事が無かったから、
    ハガネさんの言う通り教団員を相手にするつもりなのがいいのかな?
    ともかく訓練だし折角だから色々試してみたいな!

    俺からは特に組み合わせ希望は無いよ。
    PGの2組のお二人の意見次第かな?

    それじゃあよろしくお願いします!

  • [1]ハガネ

    2014/11/08-00:39 

    フリオ「みんな、始めまして!オレ、フリオっていいます!ロイヤルナイトしてます!
    報告書で見かけた先輩達の戦い方、参考にします!よろしくお願いします」

    …ハガネだ。

    訓練とはいえ、やるなら戦闘のデータになるように、
    あたしは精霊をオーガ、神人をマントゥール教団員に見たてて立ち回ろうと思う。

    だが、折角組み分けるんだ、その辺は同じ組になった子達と考えるよ

    組分けは任せるよ。


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