プロローグ
●緊急事態発生
「た、大変です!」
昼前のA.R.O.A.に漂う穏やかな空気をぶち壊すかのようにA.R.O.A.本部に神人と精霊のペア〈ウィンクルム〉が駆け込んできた。
尋常じゃない二人の雰囲気にA.R.O.A.職員たちが集まってくる。
「どうされたのですか!?」
「わ、私達、はぁ、今日は任務で、タブロスの郊外に、はぁ、出ていたんですけど……はぁっ」
よっぽど急いで走ってきたのだろう、神人のミズホは肩で息をしながら報告をしていく。
「ミズホは休んでて、後は俺が……。オーガとデミオーガの混成部隊がタブロス市に行軍してきています」
「!!」
精霊のナギの報告にA.R.O.A.職員たちは驚愕する。
「ぐ、軍勢ってどのくらいなんですか?」
「遠目で見ただけだったので詳しくは分からない……ただ十や二十では収まらない筈です」
「急いでウィンクルム達を集めろ!」
職員の一人がそう言うと、愕然としていた職員達は一斉に動き始めた。
そして、直ぐに集められた少数のウィンクルム達に作戦内容が告げられる。
『至急タブロスに接近するオーガ、デミオーガの混成部隊の凡その数、種類、そしてあわよくばその軍勢を取り纏めるリーダーを調べて来て欲しい』
直ぐにでも動ける君達には斥候部隊として準備が遅れているウィンクルム達が動き易い〈作戦を立て易い〉ように偵察任務に就いて欲しいんだ、と職員が補足を付け加える。
任務内容の資料に目を通したウィンクルム達もこの緊迫した状況を理解し、出撃準備を始めた。
解説
●目的
全てとは言わないが、タブロスに侵攻してくる凡そのオーガの数、種類を調査し、後に続くウィンクルム達の為に迅速且つ安全に情報を持ち帰る。
数十体にもなるオーガの群れに成る可く見つからずに情報を集めましょう。
但し、相手も斥候部隊が居るかもしれませんので十分注意しましょう。
●オーガ、デミオーガの混成部隊
タブロスに繋がる西の街道を、隊列などは組まず、かなりだらだらと行軍してきているようだ。
敵の行軍の早さからタブロスまで5日程掛かるだろうと予測された。
このオーガ達は夜になると街道の脇でキャンプをするらしい。
オーガに見つかると戦闘になるかもしれないが、確実にオーガの種類を判別するには、ある程度接近して目視しないと種類の判別は出来ないだろう。
●地形
西の街道の南には沢山の岩塊がある高地が、北には森、更に北には山が存在する。
●移動手段
隠密行動となるので徒歩が好ましい。
急げばこちらは半日程で敵に接近出来る。
出来れば3日目の夜までに情報を持ち帰って欲しいが、最悪の場合を想定して5日目の朝まで待てる。
ゲームマスターより
この度は連動エピ【タブロス防衛戦】を閲覧頂きありがとうございます。
この斥候部隊の働きで追随する他の部隊に伝達される情報量が変わります。
何が言いたいかというと偵察は重要な役割で疎かに出来ないという事です。
部隊を2組に別れる事で戦力は分散してしまうリスクがありますが、1部隊の人数が減る事で隠密性が高くなったり、2つの視点から情報収集が出来るので一考の余地があるかもしれませんね。
まぁ敵に見つかっても慌てず、仲間を呼ばれる前に始末してしまっても構わないですが、うっかり「ここは俺に任せて先に……」とか言ってると援軍に囲まれて死ねますので迅速に逃げるのをお薦めします。
色々難しそうな事言ってますが、難しく考えずに敵に見つからずに敵を覗き見る事を考えてれば大丈夫です。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
リチェルカーレ(シリウス)
少しでも多くの情報が得られるように頑張ろう 自分の植物学と皆のスキルで簡易ギリースーツを 動きやすい服や靴を用意 インカム 周辺の地図 メモと筆記具 必要最低限の食料と水 防寒具とランタンを持つ 進むのは北側ルート 詳しい情報は近づいて調べるけど 森の様子や遠目に見える範囲の情報(敵の進路や飛空する者がいるか等) メモ 周りの音にも注意 状況の変化に対応できるように インカムで南チームと情報交換は密に 夜 敵がキャンプしているときを狙い接近する 皆と連携して 可能な限り早く正確な調査を 敵の数、種類 司令官の特定 中心で指示を出している者や 集団と違う動きをしている者を探す 細かい作戦は仲間に準拠 3日目夜までに戻る |
ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)
・すぐ種類を特定できるよう過去出現したオーガの特徴を簡潔にリストアップ※事前にリストを仲間に配布 ・【スキル:メイク】で悠夜さん提案『ギリースーツ』の手伝い ・【オルガスコープ】で各敵の強さを計測、結果をリーダー特定材料に ・隠密行動中見つからないよう細心の注意を払う(音を立てない、極力喋らない) ☆リスト ヤグアート:鳥頭、背中に羽あり飛べる ヤックルロア:腕の先が過去食べた動物の頭部に変形 ヤックアドガ:猪頭 ヤックドーラ:魚頭、舌が長い ヤグズナル:蝙蝠頭、音波による感知能力注意 ヤグナム:豚頭、腕が細長い ヤックハルス:ハイエナ頭 ヤグルロム:鮟鱇頭 ヤグアマル:蛙頭、異臭 ヤックドロア(アス):爬虫類、全身が鱗 |
日向 悠夜(降矢 弓弦)
●心情 斥候…大事な役割だね 何時もとは勝手が違う任務だけれど頑張ろうね ●スキル サバイバル、キャンプ、カメラ ●準備 どんなスキルでも、塵も積もれば山となる! 皆さんと一緒にスキルを駆使し フード付きポンチョ型の簡易ギリースーツを作成 ◆北側 実行は夜だからね…昼に体力を消費しない様にチョコを皆と分けたいな 心に余裕を持つのは大事だよ 2日目昼間に可能ならば敵の全容の確認や資料の為にカメラで撮影 逃走時は他の神人を気遣いながら逃走 敵の追手が迫る場合はポンチョを脱ぎ投げつけるなど抵抗 3日目の夜に帰還できるのが最善だけど…もしもの場合を考えて食料は多めに持っていくね ●所持品 リュック 飲料食料4日分 毛布 カイロ チョコ カメラ |
クロス(オルクス)
アドリブOK 防寒一式4人分とランタン4個持参 目的 ・タブロスに侵攻してくるオーガの数、種類を調査 ・後に続くウィンクルム達の為に迅速且つ安全に情報を持ち帰る 行動 ・事前に逃走経路を確認 ・敵の目を掻い潜る為、ギリースーツを作り着用 ・ミサ達と一緒に南から向かう ・敵が夜キャンプをしてる時を見計らい情報収集 ・なるべく気配を消す ・敵の数と種類を把握しリーダーを特定する ・敵に見つかったら素早く全員と合流し逃走 ・無理そうなら各自で撤収 ・三日目の夜迄に情報持ち帰る ・見付かったら慌てず冷静に臨機応変に対応 戦闘 ・精霊達の間に挟まれながら逃げる キャンプ ・休める時に休む 「ミサ、エミリオ宜しく(微笑)一緒に頑張ろうな!」 |
吉坂心優音(五十嵐晃太)
アドリブOK 水と簡易食糧一式持参 目的 ・タブロスに侵攻してくるオーガの数種類を調査 ・後に続くウィンクルム達の為に迅速且つ安全に情報を持ち帰る 行動 ・事前に逃走経路を確認 ・【変装スキル】でギリースーツ作りの手伝いをし着用 ・日向さん達と一緒に北から向かう ・敵が夜キャンプをしてる時を見計らい情報収集 ・なるべく気配を消す ・敵の数と種類を把握しリーダーを特定する ・敵に見つかったら素早く全員と合流し逃走 ・無理そうなら各自で撤収 ・三日目の夜迄に情報持ち帰る ・見付かったら慌てず冷静に判断し臨機応変に対応 戦闘 ・精霊達の間に挟まれながら逃げる キャンプ ・警戒しながらも休める時に休む 「皆さん、怪我せず頑張りましょうね!」 |
●即興で事前準備
急を要する斥候部隊の招集、編成に間に合ったのは5組のウィンクルム達。
時間も限られている為『クロス』を中心に手早く会議が行われ、各々必要な道具をリュックに纏めて『日向 悠夜』提案で簡易的なギリースーツの制作に取り掛かる。
ギリースーツの種類は2種類、北の森に向かう組のは草木を意識した色を使い、南の高地に向かう組は岩を意識した色を使っている。
「晃ちゃん、こんなんで大丈夫かなぁ?」
「大丈夫大丈夫、ちゃんと可愛ぇ草のお化けにしか見えへんから……ぷふっ」
ギリースーツを着用した状態でくるりと回ってみる『吉坂 心優音』を見て『五十嵐 晃太』は笑いを堪えようとして失敗する。
「もー晃ちゃんも着るんだよ?」
「分かっとる分かっとる、でも毛むくじゃらのみゆはオモロいな……ぷぷっ」
「動き辛い所はありますか?」
草木を模した部分が間接を阻害してないのかと『リチェルカーレ』はパートナーの『シリウス』に聞いてみる。
シリウスは腕を振ってみたりして試してから一言だけ。
「……問題は無さそうだ」
頷きながらそう言って、緊張した面持ちのリチェルカーレの頭をポンポンと軽く叩いた。
そして『ミサ・フルール』がリストアップした今まで出現したオーガの特徴のリストを全員に配る。
「ミサ、いつの間にかこんな物を作ってたんだ……」
『エミリオ・シュトルツ』が目を丸くしながらリストに目を通す。
「資料に目を通す暇がないと思って、さっき即興で作ってみたんだ」
素直に褒められてミサはえへへ、と照れ隠しで笑う。
「うん、分かり易くて凄くよく出来ていると思うよ」
同じく目を通した『降矢 弓弦』も大雑把ながらきちんと特徴を捉えているミサのリストに感嘆の息を漏らす。
「全員、準備は出来たな」
『オルクス』の言葉に全員が頷きで返し。
「よし、斥候部隊出撃だ」
オルクスの号令でウィンクルム達はタブロスを守る為に出撃した。
●一日目
11時頃に出発したウィンクルム達は道中適度に休憩を取りながらも街道を進み、先ずはオーガ達の部隊に近づく。
そして17時頃。
「……見えた」
双眼鏡を覗く弓弦がオーガ達の大部隊を発見し、全員にそれを伝える。
「それじゃあ俺達とエミリオ達は予定通り南の高地に向かうが、今日は多分敵もその場でキャンプする筈だから、今日はこれ以上近付かずに偵察は明日の夜にしよう」
「何かあった時はインカムで連絡してくれ」
オルクス、クロスの言葉にそれぞれが頷きで返してウィンクルム達は予め決めていた通り、2組に別れた。
北の森に向かうのはリチェルカーレとシリウス、心優音と晃太、悠夜と弓弦。
先程のオルクスが言ったように一日目の夜は無理に近付き過ぎず、夜を過ごす。
「う~んやっぱり乾パンだけじゃ味気ないね~」
心優音が自分の持って来た乾パンを齧りながら不満そうに言う。
「それなら私のジャムを使うかい? 旅をしていた頃の癖でね、こういうのを持ち歩いているんだ」
悠夜はニッコリとそう言って腰のポーチから瓶詰めしたブルーベリージャムを取り出した。
「っ! ……私にも下さい」
甘い香りに釣られたのか静かにもぐもぐと乾パンを食べていたリチェルカーレも食いつく。
神人の女子3人が甘い物ではしゃいでいる間、弓弦は寝床の準備だ。
「火も焚けぬ斥候か……然るべき時に体が動く様体力を調整しないといけないね」
寝袋を取り出しながら弓弦がそう呟く。
神人達も食事を終えたようで今日はこのまま暗くなると同時に就寝に入った。
まだ敵との距離は離れてるとはいえ油断は出来ない現状、念の為シリウスを中心に精霊達が周囲の警戒を怠らない。
一方、南の高地に向かったクロスとオルクス、ミサとエミリオも大きな岩塊で影になる位置を見つけて寝床の準備。
「ぁ、あれ……?」
素っ頓狂な声を上げたのはクロス。
ミサとエミリオ用の寝袋も一緒に持って来ていたのだが、ミサ達も自分達の寝袋をちゃんと用意していて寝袋が2つ余ってしまった為である。
「ごめんね。まさかくーちゃん達が私達の分まで持って来てるなんて思ってなくて……!」
「はははっ、クーはちゃんと確認取らないからそうなるんだ」
あわあわとミサが謝り、水筒を片手に持ったオルクスはそそっかしいクロスを笑い飛ばす。
その間にエミリオは視界が取れる場所を探して、自分の寝袋を移動させていた。
「(ここなら近付く敵はすぐに見つけられそうだ……)夜は俺が見張りをするから皆は早めに体を休めておいて」
そうして息を潜ませながらの一日目の夜を過ごしていった。
●二日目
日が昇り、オーガ達の部隊が進みだしたのを確認してからウィンクルム達も少しずつ近付いて行く。
明るくなってから弓弦が双眼鏡を使って確認した所、オーガ達の大部隊は70~80体以上は居るようだ。
「詳しい数や種類などはもう少し近付いてみない事には分からないね……」
その事はインカムを使って高地組にも伝えつつ、弓弦は地図を広げる。
「今僕達が居るのがココ」
弓弦は街道の北の森を指差して全員の顔を見る。
「そしてオーガ達がココだ」
そこから西に伸びる街道の上を指す。
「オーガ達の行軍速度から恐らく今日の夜はこの辺りでキャンプをする筈だから、僕達は今いる位置からもう少し西に移動して待ち伏せをした方がいいだろうね」
森の西側を指差しながら弓弦は言葉を区切る。
「なら急ごう。移動中が一番敵に見付かり易い……」
「せやな……獣道を進まんといかんから全員気ィ付けてな」
シリウスと晃太の言葉で締めて、森組は移動を開始する。
インカムで情報交換をした高地組も森組と同じく移動の準備をする。
「気を取り直して行くぞ!」
リュックを背負ったクロスは元気良く声を掛ける。
「ははっ、昨日の寝袋の事はもう良いのかクー?」
「う、煩いな、済んだ事を気にしても仕方ないだろ!」
昨日はすっかり落ち込んでしまっていたクロスだったが、一晩で吹っ切れたようだ。
「うん、元気なクーの方がらしいよな」
「ミサ、エミリオ今日は一緒に頑張ろうな!」
「エミリオ、ミサ宜しくな」
クロスとオルクスが二人でニカッと笑い掛ける。
「うん。頑張ろうね!」
「元気なのは良いけど、はしゃぎ過ぎて見つからないようにね……」
ミサは笑顔で、エミリオは苦笑で返し、エミリオを先頭にオーガ達がキャンプをする予想地点の近くまで移動を開始した。
「休める内に休んでおこう」
昼頃、予定地点に到着した森組は弓弦の提案で夜の偵察に備えて身体を休める。
「それじゃ休みついでに皆にこれを……」
そう言って前に出てきたのは悠夜。
腰のポーチから出したチョコを全員に配っていく。
「実行は夜だからね……昼に体力を消費しない様にチョコ〈甘い物〉を。心に余裕を持つのは大事だよ」
「うわぁ、ありがとうございます。悠夜さんのポーチからは何でも出てきますね」
「うんうん、魔法のポーチを持ってるお菓子のお姉さんみたいだよね」
リチェルカーレも心優音もそう言って目をキラキラと輝かせながらチョコを受け取る。
「ふふ、悠夜さんがお菓子のお姉さんか……神人さん達の笑顔を見るだけで僕も元気が出てきたよ」
オーガ達の圧倒的な数を見て内心穏やかではなかった弓弦もぎこちなく笑える程度には持ち直せたようだ。
「せやな、敵さんもこのチョコみたく甘かったらえぇんやけどな……」
「……楽観視するのも良いが、油断はしないようにな」
にこやかに笑っていた所をシリウスから諌められ、晃太は気を引き締めるように自分の頬を叩いて気合を入れる。
少し遅れて高地組も予定地点に到着。
「予定のポイントに到着しましたっ」
ミサがインカムを通じて高地組が問題なく到着した事を森組に伝える。
『了解です。それでは夜になるまで身体を休めておきましょう』
先に到着していた弓弦達は周囲の警戒をしつつ、夜に備えているらしい。
「はい。それではまた時間が近付いたら報告します」
インカムでの通信で目の前に弓弦が居る訳でもないのにミサはその場で頭を下げる。
そんなミサの様子にエミリオはくすっと含み笑いを向け、こちらに近付いて来る気配に気付いた。
「静かに、何か近付いて来ている……」
「ッ!」
さっ、とエミリオは岩陰に隠れ様子を窺ってみると、どうやらデミ・ゴブリン2体とヤックハルス1体がこちらに近付いて来ているようだ。
「(……敵の斥候みたいだな)」
エミリオ同様、別の岩陰から敵を見つけたオルクスは古銃〈すてがまり〉を構えようとしたが。
「オルクス、銃では音が出てしまう。敵はまだこちらには気付いていないからこれ以上近付いて来たら奇襲を仕掛ける」
エミリオの提案にオルクスはこくりと頷き、古銃を取り出した。
「ミサ、インスパイア・スペルを」
「はいっ」
「クーも頼む」
「おう」
「『絆を繋ぎ、想いを紡ごう』」
敵に気付かれないように小声で唱え終えたミサはエミリオの頬に口付けを。
同時にエミリオの左耳のピアスが赤熱するように光を帯びる。
「『集え奇跡の絆、インフィニティレガルジーア!』」
いつもなら雄々しく猛るインスパイア・スペルだが、今回は飽くまでも静かに細やかにオルクスの頬に口付けをする。
途端、赤いオルクスの瞳が深い蒼へ、淡い水色の桜吹雪を散らせる。
ザッザッザッ。
「ギ?」
ヤックハルスがトランス状態に移行したオーラの光に気付き、足を止める。
「今だっ!」
エミリオの合図で岩陰から躍り出る。
「『オスティナート』」
白と黒の夫婦剣〈白黒〉を構えたエミリオはくるりくるりとステップを踏み、一瞬でヤックハルスに接近し―――。
分身しているかと見紛うような動きで剣を振るった。
同時に飛び出したオルクスも無音無拍子でデミ・ゴブリンへと近付き、腰溜めに構えた古銃の銃床で殴打する。
一瞬でヤックハルス、デミ・ゴブリン1体ずつを倒すが、デミ・ゴブリンはもう1体。
「ギィ!」
突然現れ仲間を倒してしまったエミリオとオルクスに驚きながらも、デミ・ゴブリンはくるりと反転し、その場から逃げ出そうとする。
しかし、エミリオ達が飛び出すのと同時に大きく回り込んでいたミサとクロスがステッキ〈ムーン〉を構えて岩陰から出てきて退路を塞いだ。
「ここは通しませんっ!」
「……ふふ、そういう事!」
混乱したデミ・ゴブリンは足を止めてオロオロとするばかり、助けを呼ぶ事も出来ず追い付いてきたエミリオとオルクスに倒された。
「えぇ! 敵の斥候を倒したんですか!?」
高地組からの報告に心優音は驚く。
『こちらは大丈夫だ、敵も見つかる前に全員倒した』
「そ、そうですか……。了解です」
エミリオの冷静な報告に弓弦はホッと安堵した。
「つまり、こっちにも斥候が来るかもしれへん言う事やろ? これまで以上に気ィ付けなな……」
晃太は言いながら手の平に薄っすらと滲んだ汗を拭う。
日が沈み、オーガ達がキャンプを始めたこの時間、待っていた斥候部隊のウィンクルム達はインカムで通信を取り合った後、作戦がいよいよ開始される。
「それじゃ目視はミサ、オルクスに任せるよ」
高地の観測地点に着くなり、エミリオはそう言って周囲の警戒に就く。
観測手を任されたミサとオルクスは岩陰から顔を出し、疎らに集まるオーガ達の群れを見る。
「……オーガの数もそこそこ居るみたいですけど」
「あぁ、デミオーガの方が多いな」
ミサの言葉にオルクスが重ねる。
「5~7体で1組の小隊が……ざっと10組以上だな」
「オルガスコープを使ってみます……。1小隊につきDスケールオーガが1~3体、種類はヤグズナル、ヤグナム、ヤックアドガ、ヤグマアル、ヤックドーラ、ヤックドロア……あとはさっき遭遇したヤックハルスぐらいですね」
「それでデミオーガが武装したデミ・ゴブリン、デミ・トロールが沢山……か」
それ以上の確認が出来なかったがこれ以上近付くと開けた高地では発見されてしまうと判断し、周囲の警戒をするエミリオを呼び戻して高地組は静かに撤退を始めた。
逆側の森組も茂みに隠れてながら晃太が出来るだけ敵に接近し、そのやや後方でシリウス、弓弦が神人達を守りながら周囲を警戒する。
「晃太さん、大丈夫かな」
「大丈夫、こういう時の晃ちゃんは頼りになるんだから」
心配そうに双眼鏡を覗くリチェルカーレを心優音が励ます。
高地組が目視したのと同様、疎らに存在する小隊規模の集団にはDスケールオーガが1~3体、だが1つだけ他の小隊とは違いDスケールオーガだけが集まっている小隊を晃太は見つける。
その部隊は3体のヤグナム、2体のヤックアドガ、1体のヤグマアル、そしてそれらの中心に1体のヤックドロア・アスが佇んでいる。
「(あれが敵のリーダー……やな?)」
明らかに他とは違う威厳や威圧感のようなものがそのヤックドロア・アスからは感じられる。
それは無意識に晃太の身体が震えてしまうほどだ。
「(こっからは近すぎて敵の全容は見えへんかったけど、リーダーは特定出来たし十分やろ……)」
後方に居るシリウス達にハンドサインで撤退の指示を出し、晃太も音を立てずにそろりそろりと、隠密に長けているとはいえここは慎重に慎重を重ねてゆっくりとその場から離脱する。
「ぷはーっ!」
漸く声が届かない範囲まで離れ、晃太は詰めていた息を吐き出す。
手にはしっとり汗ばんでおり、流石の晃太もあの敵の数に圧倒されてしまったのだろう事が窺える。
「インカムからの通信で高地組は既に撤退を開始したようだよ。僕達も急いで合流しようか」
「……しっ」
弓弦の言葉をシリウスが遮る。
……ササ、ガササッ。
「っ!」
少し遠いが草木を分けながら何かが近付いて来る音が聞こえ、緩んでいた空気が一気に張り詰める。
音を立てないように精霊達が神人達を守るように前に出る。
「(真っ直ぐこちらに来ている訳ではないが……近い)」
シリウスは冷静に状況判断をしながら2本の短剣〈パールアイ〉を抜く。
恐らく戦闘になる、と直感的に判断し、近くのリチェルカーレを呼ぶ。
「『この手に宿るは護りの力』」
呼ばれた理由をすぐに把握したリチェルカーレは手早く詠唱を済ませ、シリウスの頬に口付けをする。
シリウスはキン、と研ぎ澄まされたオーラを纏う。
「『さぁ真実を解き明かそう』」
同時に心優音もインスパイア・スペルを唱え終え、自分の口を晃太の頬へ。
晃太の身体から橙色のオーラと共に四葉のクローバーが舞い散る。
「『友よ、共に進もうぞ』」
少し遅れて詠唱を終わらせた悠夜も急いで弓弦の頬に。
さぁ、と旋風のようなオーラを身に纏う。
戦闘準備も出来、いざ仕掛けようとした時だった。
ガサガサ。
後ろからも草木をかき分ける音が聞こえてきたのは。
「ッ!」
足音から察するにこちらは気付かれては居ないが、戦闘になってしまうと流石に気付かれてしまう距離だ。
「まだ気付かれていない内にここは逃げの一手だね」
弓弦の提案に全員が頷きで返す。
「なら後ろから来る方は無視して前から来る方の横を抜けて逃げる。先頭はシリウスさんに頼みたいけど、大丈夫かな?」
「……あぁ」
シリウスはこくりと頷き、作戦会議は終了。
気を取り直して一気に駆ける。
トランス状態になったオーラも相まって気配を感じ取ったらしいヤックハルスの声が聞こえる。
先頭のシリウスが剣を使って邪魔な枝を切り払い、その後ろを神人達が走る。
殿は晃太と弓弦、後ろから追ってくる気配に気を向けながら走る。
それでも、ヤックハルスの追撃速度の方が早い。
するりするりと木々を抜け、晃太と弓弦に肉薄する。
「ふんっ」
それに晃太が振り向き様に円月輪〈チャクラム タラクスパイダー〉を投げ、走りながら弓を引いていた弓弦も振り向きながら矢を放つ。
「『ダブルシューター』」
晃太の円月輪はヤックハルスの肩に命中し、弓弦の矢はヤックハルスの身体に命中する。
それで倒す、まではいかないにしろ追撃を遅らせる事が目的だ。
「『陽炎』」
念の為に晃太は分身を出して逃げる方向とは別の方向に分身を走らせる。
「これで追手を撒けるとは思ってへんけど……時間稼ぎぐらいにはなってくれよ」
そのまま半刻ほど走りきり、肩で息をする神人達を休ませながら後方の気配を探るが追手は来ていないようだ。
「どうやら助かったようだ……」
はぁ、と安堵の息を吐いた弓弦は息を整えてインカムで高地組に連絡を取った。
●三日目
その後、高地組も森組も街道で合流を果たし、一行は急いでタブロスへと帰る。
各々集めた情報を交換し合うと、『敵の小隊は5~7体で構成され、小隊1つにつき1~3体のオーガ、残りがデミオーガ』、『敵の小隊は10組以上で敵の総勢は凡そ80体は超える』、『敵のリーダーは恐らくヤックドロア・アス。ヤグナム、ヤックアドガ、ヤグマアルに守られている』という事が分かった。
この情報を持ち帰る事が出来たのは三日目の夕方、それぞれ大小はあるものの斥候部隊には疲労が色濃く見られた。
しかし、飽くまでも今回は情報を持ち帰っただけだ、A.R.O.A.はすぐにこの情報を元に作戦を練り直す事になる。
オーガの大部隊がタブロスに到着するまであと二日。
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | うち |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 難しい |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 多い |
リリース日 | 09月25日 |
出発日 | 10月06日 00:00 |
予定納品日 | 10月16日 |
参加者
会議室
-
2014/10/05-23:55
-
2014/10/05-23:55
プラン、提出したよ!
成功します様に… -
2014/10/05-23:54
-
2014/10/05-23:53
-
2014/10/05-23:53
悠夜さん、防寒具のこと気づかせてくれてどうも有り難うございます。
危うく凍えるところでした。
プランの最終確認終わったよ。
では、任務の成功を祈って(スタンプを構える) -
2014/10/05-23:53
-
2014/10/05-18:48
クロス:
そうだ…防寒対策を忘れていた!
火が使えないならカイロや毛布必要だわ(汗)
それと、ランタンも必要だよね?
何故忘れていたんだろう…(汗)
プランに余裕あるなら書いといた方が良いかも(汗) -
2014/10/05-17:54
リチェルカーレさんありがとう!
ぎりぎりになって意見を出し始めちゃってごめんね…
敵へ接近する時に、弓弦さんは後方で待機したいな。
弓を使っているから射線をあまり気にせず攻撃しようと思えばできるからね。
少しでも逃走の安全が高まると思うんだ。
あと、キャンプでは火を使わないよね…?
夜冷えるといけないからカイロや毛布を持っていくよ
あと、折角カメラスキルがあるからカメラでの撮影もできたらしようと思っているよ。 -
2014/10/05-17:16
植物学2があるので、なんとかプランに練りこんでみます。
できることは全部やっておきたいですものね。頑張ります!
私もぎりぎりまで覗くので、何かありましたらまだ調整できます。
もうすぐ出発ですけど、皆さんよろしくお願いします。 -
2014/10/05-16:19
中々顔を出せなくてごめんよ!
作戦には了解したよ。
三日目の夜に帰還…だね、頑張ろう!
あと、ギリースーツの件なんだけれど…
「植物学」スキルを持っている人がいたらそのスキルを使用してもらっていいかな…?
文字数を圧迫するようだったら大丈夫なんだけれど、
その土地の植物を模していたらより成功率が高くなるだろうなって。
…森側にしか意味は無いかもしれないけれどね? -
2014/10/05-16:05
-
2014/10/05-11:02
晃太:
俺らも出発に向けてプラン調整するな!
心優音:
頑張りましょう!! -
2014/10/05-10:40
オルクス:
いよいよ明日出発だな…
オレ達も今日はオフだからギリギリ迄調整出来るぜ
まっ此処は酒でも飲んで待つとするかな…
クロス:
おいコラ、何酒を飲もうとしてるんだ!
オルクス:
クーはモンブランな
クロス:
(無言で受け取り食べる← -
2014/10/05-10:02
こんにちはー。
いよいよ明日出発だね、皆頑張ろう!
私とエミリオさん今日オフで、寝落ちしなければ出発時間ギリギリまで対応できると思うから何か不安に思ったり、思いついたことがあったら知らせてね。
ではでは、またねー! -
2014/10/04-22:44
クロスさん、まとめをありがとうございます。
流れ、わかりやすいです。
逃げる時の陣形含めて、了解です。
『3日目の夜までに情報を持ち帰る』で私もいいと思います。
そのつもりでプラン書きますね。 -
2014/10/04-17:51
クロス:
どう致しまして!
まぁ、まとめないと頭ん中ごちゃごちゃになるからな(苦笑)
-
2014/10/04-17:17
心優音:
クーさん、まとめ有難うです~!
あたし達も仮プラン書いてきますね!!
>ミサ(みー)ちゃん
うん、あたしも三日目の夜迄に情報持ち帰る気でいたよぉ!
-
2014/10/04-17:14
くーちゃん、いつもまとめどうもありがとう~。
うん、見つからないよう頑張るけど、見つかった時のことも考えた方がいいよね。
そのことも合わせて仮プラン完成したよ。
意見が増えればまた調整をかけていこうと思います。
皆に確認なんだけど、『3日目の夜までに情報を持ち帰る』のを目指す、でOK かな? -
2014/10/04-12:31
クロス:
続きな
不安点と対策:
・神人の気配でオーガが気付くのが確実なのでそれを前提に考える
・敵側の【斥候部隊】がいる可能性が高いので、南側はエミリオが警戒へ当たり、北側はシリウスが警戒へ当たる
キャンプ:
水と最低限の食料を持っていく
大体こんな感じ かな?
もし間違ってたりおかしな点があったら遠慮なく言ってくれ(微笑) -
2014/10/04-11:50
クロス:
連投ゴメンな?
俺なりにまとめてみた。
目的:
タブロスに侵攻してくる凡そのオーガの数、種類を調査し、後に続くウィンクルム達の為に迅速且つ安全に情報を持ち帰る
組み分け:
南側【エミリオ&ミサ・オルクス&クロス】
北側【シリウス&リチェルカーレ・日向悠夜&降矢弓弦・吉坂心優音&五十嵐晃太】
やること:
・敵の数を把握
・オーガ、デミオーガの種類を把握(できるだけ詳しく 事前にミサがオーガの特徴を書いたメモを皆に配る)
・リーダーの特定
考えないといけない事と対策:
・敵に見つからない為の工夫→サバイバルと変装、メイク、偽装等のスキルを合わせて簡易的ギリースーツを作る そして北と南に別れ挟み撃ちをするみたいに敵に近付き情報収集 降矢さんの【地理学】スキルを使用し隠れる予定の場所…解説にある地形に合わせた工夫も可能
・敵に接近するタイミング→夜 敵がキャンプするタイミングにて素早く情報収集 なるべく気配を消す
・どうやってリーダーを特定するか→指示を出してる奴、部下から守られている奴、ふんぞり返っている奴等リーダーっぽい奴を見つける ミサのオルガスコープも使用
・敵に見つかった場合の逃走方法(逃走経路の確認)→敵に見つかる事を前提に考え、各チーム集合して、【接近職のエミリオとシリウスが前方で退路を切り開き】、【遠距離攻撃ができるオルクス、弓弦、晃太が後方で敵の追走を妨害】、【神人達は中間地点で精霊達に挟まれながら逃げる】以下図↓
↑進行方向
■ ■
☆ ☆ ☆
☆ ☆
◆ ◆ ◆
■→エミリオ、シリウス
☆→神人達
◆→オルクス、降矢さん、晃太
すまん、一旦此処で切って続ける -
2014/10/04-11:29
クロス:
>ミサ
問い合わせサンキュ!
それと、逃走もそれで良いと思うぜ
って事は、見つかる事を前提に作戦をもう一度練らねぇとな…
取り敢えず今まで出てきた事をまとめて見るからちょっと待っててくれ -
2014/10/04-03:19
わわ、顔出すの遅くなってごめんなさい。
寝落ちしていて・・・(汗)
くーちゃんは図をどうも有難う。
うん、そんな感じだよ(微笑み)
>逃走
何体ものオーガに囲まれるという最悪の事態に備えて(そうならないように努力はするけれど)確実に突破できてかつ安全に帰還するには合流した方がいいんじゃないかと思ってたんだ。敵に見つかった場合は合流して逃走、合流が難しい場合は各チームで撤収でどうかな?
そうそう、本部から問い合わせの結果がきたからお知らせするね。
Q1:アイテム【オルガスコープ】について。
アイテムの説明欄に「戦闘をした敵の強さを測るスコープ」と書いてありますが、これは実際にオーガに攻撃をしかけてからでないと敵の強さを測れないのでしょうか?
敵に気づかれないように強さを測ることはできないのでしょうか?
▼相手が特に変身や変装などしていない状態であり、はっきりと個人を特定できる距離で全身を見ることができるのであれば、能力を発揮することができます。
なお、この距離は望遠鏡などを使っても延長はできません。
Q2:オーガの神人感知能力について。
オーガが神人を感知できる範囲(距離)はだいたいどれくらいでしょうか?
▼概ね、高いランクのオーガは敏感で広範囲の探知能力を持つと言われています。
また、低いランクでも戦闘力などを犠牲にした分、探知能力が抜きん出ている種類もいるようです。
個々の特性もあり下限が数メートルなのは判明していますが、上限はわかっていません。
記録では数キロ先から探知された前例もあります。
う~ん、悩みどころだね。
これは見つかるの前提で考えた方がいいのかも。
兎にも角にも速やかに情報をお持ち帰りする必要がありそうだね。
すぐに敵の種類を特定できるように私今まで出現したオーガの特徴を簡潔にまとめたリストを事前に皆に配るよ。
>キャンプ
隠密行動するわけだから大掛かりなものは用意できないけれど、水と携帯食は必要になりそうだね。
私達も用意しておくよ。 -
2014/10/03-11:41
晃太:
>リチェルカーレさん
すんまへん、そうしてくれると助かります!
陽炎も1日一回しか使われへん事が…発覚してしもうたんで…(遠目)
俺らの背後が、勘違いしとったらしくて…(汗)
MPそんなに消費せんと考えとったら10も消費すると…
俺、19しかMP無いのを忘れてて…ほんますんまへん(落ち込む) -
2014/10/02-22:26
>逃走
距離があると確かに厄介ですね…いっそのこと、役割分担はそのままに合流なしで撤収するとか。でも人数のすくないミサちゃんクロスさんチームがたいへんかしら…(むむむ、という顔)
>不安点
目立たない…うーん、できるだけ気配を消すことと、トランスは敵に見つかるまでしない(オーラを察知されないように)くらいしか思いつかないです…。何かいい方法、あるかなぁ。
>キャンプ
敵の斥候対策もそういえばいりますね。晃太さんにあまり頼るのも申し訳ないのでシリウスが警戒に向かいましょうか?最低限の食料と水はいりそうですね。乾パンとか、かさばらないものなら皆で分ければいけるかしら…。 -
2014/10/02-12:48
心優音:
>ミサ(みー)ちゃん
うんそうだよぉ♪
挟み撃ちなら情報収集も多めに取れるかと思って!
了解だよ~
ならあたし達は北からって事になるねぇ
>逃走方法
みーちゃんの提案で良いよぉ!
晃ちゃんは後方で妨害だねぇ?
OKだよん☆
あっでも確かにクーさんの言う通り、北と南で別れてたら直ぐに合流出来るか分からない…
そこ考えてなかったよぉ(汗)
御免なさ~い(汗)
・不明点
1:うーん…確かにあたし達神人はオーガにとってご馳走だもんねぇ(悩)
バレない様にするにはどうするか…考えないと(汗)
2:そっか、敵側にも【斥候部隊】いるよね!
こっちのチームは誰にお願いしよう?
晃ちゃんでも良いけど、陽炎ばかり使ってるといざという時困るし…
あぁでもあたしと晃ちゃんの二人でやれば負担が軽くなるかも?
取り敢えずリチェルカーレさんと日向さんの意見も聞いてから決めるね!
3:追加と言うか確認だけど、此方でもキャンプするんだよね?
用具一式と調理とか…必要かなぁと… -
2014/10/02-10:58
クロス:
>逃走方法
敵に気づかれなけりゃ万々歳だな
万が一気づかれたら、ミサの提案で良いと思うぜ
だが集合するのは良いが、北と南で別れている場合直ぐに合流出来るかどうか…が心配だな
そんなに距離が離れてなけりゃ平気だとは思うが…
因みに図に表すと
↑進行方向
■ ■
☆ ☆ ☆
☆ ☆
◆ ◆ ◆
■→エミリオ、シリウス
☆→神人達
◆→オルクス、降矢さん、晃太
って感じで良いんだよね?
>リーダーの特定
オルガスコープか…
それが使えるなら結構楽になりそうだな!
問い合わせ、宜しくな
・不安点
1:確かに神人の気配で分かっちまったら今までの苦労がおじゃんになっちまうな…
気配を極力薄くっても無理があるし…どうすっかな~(汗)
2:敵の【斥候部隊】か…
確かに可能性あったな
後回しに考えてたわ、ゴメンな(苦笑)
あぁエミリオが担当してくれんのか?
俺は良いぞ、賛成だ(微笑)
-
2014/10/02-02:50
>心優音(みゆ)ちゃん
各チーム北側と南側で別れて、敵を挟む感じで調査するってことかな。
私はいいと思うよ(にこ)
もし分かれるとしたら人数が少ない私達(オルクス・エミリオチーム)は南側がいいんじゃないかと思ったよ。
>逃走方法
敵に気づかれなかった場合は各チーム静かに撤収。
敵に見つかった場合は各チーム集合して、【接近職のエミリオさんとシリウスさんが前方で退路を切り開き】、【遠距離攻撃ができるオルクスさん、弓弦さん、晃太君が後方で敵の追走を妨害】、【神人達は中間地点で精霊達に挟まれながら逃げる】という形を考えたのだけどどうかな?
>ギリースーツ
悠久さん、その案いいですね(手をとりはしゃぐ)
皆で力を合わせれば上手く身を隠せそう!
私がレベル1ですが「メイク」をエミリオさんがレベル4「サバイバル」を持っているので是非お手伝いさせてください。
>リーダーの特定
くーちゃんとリチェちゃんが言うように敵の態度や装備品に注目するのもいいね。
幸い私「オルガスコープ」を持っているから、それを使って出た結果を判断材料の1つにしようかと思っているのだけど、説明欄の「戦闘をした敵の強さを測るスコープ」って部分が引っかかってるの。
こっそりとは使えないのかな、ちょっと本部に問い合わせてみるね。
・不安な点
1:夜のキャンプで敵の陣営に接近する時に不安に思ったことがあるんだ。
私達神人ってオーガにとってはご馳走なんだよね。
せっかくギリースーツで視覚的に身を隠せても神人が接近したら気配で気づかれてしまわないか心配になったよ。
2:任務の難易度的に【斥候部隊】は敵側にもいると思うんだよね。
もし敵側にも斥候部隊がいて、私達の情報を得ようとしているのなら私達が狙われるタイミングはやっぱり【夜のキャンプ】じゃないかなと思ったの。
私達が「敵がキャンプで気を緩めている、さあ情報収集だ!」って集中している隙を狙ってくるんじゃないかなって。
そう思うと各チーム、情報収集する人の他に周囲(斥候部隊)を警戒する人も必要じゃないかなと思ったよ。
よければこっちのチームの警戒する役目はエミリオさんに担当してもらおうと思うのだけど、くーちゃん、いいかな?
長々とごめんなさい。
指摘&提案大歓迎なのでもし何かあれば遠慮せず言ってくれると嬉しいです。 -
2014/10/01-20:27
私たちも汚れは気になりません。
あ、シリウスもサバイバルLv2があるので必要なら手伝える、だそうです。
変装とかメイクとか、皆さん多才ですね(羨ましいそうな顔をした -
2014/10/01-11:30
心優音:
あっすみません、あたしも変装スキル持ってました!
つい忘れてて(苦笑)
なのであたしもお手伝い出来ます! -
2014/10/01-11:25
心優音:
>敵に見つからない方法
あたしも特に気にしないので大丈夫ですよ〜
それに晃ちゃんが変装スキルレベル1ですが持ってますので、お手伝い出来ます!
-
2014/10/01-11:19
クロス:
>敵に見つからない方法
なる程…
それなら見つかりにくくなるかもな!
オルクが【サバイバル】スキル持ってるし手伝える事あれば言ってくれ!
まぁレベル1だけど(苦笑)
俺は別に汚れても気にしねぇよ(微笑) -
2014/09/30-22:34
こんばんは!日向 悠夜って言います。パートナーは降矢 弓弦さん。
ミサちゃん、リチェルカーレさん、クロスさんお久しぶり。改めて、よろしくお願いするね!
吉坂さんは初めましてだね。こちらこそ、よろしくね。
>組み分け
了解したよ。
リチェルカーレさん、吉坂さんよろしくね。
>敵に見つからない方法
黒っぽい服よりも、こういうのはどうかな?
ないスキルは協力してもらう事になるんだけれど…
私が持っている【サバイバル】スキルと【変装】や【メイク】又は【偽装】スキルを組み合わせれば自然に紛れて隠れるられる恰好になる事が出来ると思うんだ。ギリースーツの簡易版みたいな物にね。
さらに降矢さんの【地理学】スキルを使用すれば隠れる予定の場所…解説にある地形に合わせた工夫も可能だと思うんだ。
汚れた格好になっちゃうけれど…どうかな? -
2014/09/30-21:04
悠夜さん、お久しぶりです。
よろしくお願いします、ね。
【組み分け】
クロスさんの分けてくれたもので良いと思います。
心優音さん、悠夜さん、よろしくお願いします。
【やること】
ミサちゃんのあげてくれたもので私も良いと思います。
地図とか手帳とか持っていってできるだけ記録してもいいかもと思いました。
指揮官の見分け方…指示を出しているもの、または大事に守られているもの、かしら?
装備が豪華だったりしてくれたら、わかりやすいんですけど…。
【敵に見つからない方法】
黒っぽい服とか、明かりに布で覆いをかけるとか…?
晃太さんの陽炎は心強いですね。 -
2014/09/30-15:40
心優音:
日向さん、降矢さん初めまして!
よろしくお願いしますね!
>組み分け
クーさん、提案してくれて有難うございます~
あたしもそれでOKで~す♪
シリウスさん達、降矢さん達よろしくお願いします~^^
あたし達もやること、考える事はそれでいいと思います!
もし他に思いついたことがあったら発言していきますねぇ!
後、連絡手段はインカムですよね?
あっそれと、二手に別れての行動ならどちらが北と南に別れますか?
考えたのですが、晃ちゃんのジョブスキル・陽炎を最大に活かすなら敵から逃げる際囮に出来ます(こちらのチームのみですが(汗))。
それにもし調査にも陽炎が出来たらと考えましたけど…
漫画じゃあるまいし無理ですよね(苦笑)
難しいですねぇ…(悩) -
2014/09/30-14:12
クロス:
悠夜さん、お久しぶりです!
今回もよろしくお願いしますね(微笑)
>ミサ
どう致しまして♪
とは言っても阿弥陀なんだけどな(苦笑)
取り敢えず何も組み分けに意見が無いならそれを前提にして話し合おう。
>組み分け
弓弦さんはオルクと同じPGなら晃太と一緒の班じゃないと釣り合いが取れない可能性があるから…
うんそれで行こうか
>やること
大体その位で良いと思うぜ
他にやることは…無かったはず…
>考える事
・敵に見つからない為の工夫→考えたんだが、『西の街道の南には沢山の岩塊がある高地が、北には森、更に北には山が存在する。』と書いてあるだろ?それって使えないか?敵との距離が近い場所に岩塊や沢山の樹木があるなら見つかりにくい気がするんだ…。そして、双眼鏡持参出来るなら双眼鏡を使用して特定すると言うのを考えたけど、目視じゃ無いと種類判別は出来ないらしいし夜じゃ見えん(汗)
・敵に接近するタイミング(私は夜 敵がキャンプするタイミングがいいんじゃないかと思っているよ)→俺もミサと同じ意見だ。キャンプをするタイミングだったら少しは敵も気が緩んでる筈、だろうしな。
・どうやってリーダーを特定するか→リーダーか…キャンプをするならリーダー核は動かず部下に全てをやらせるだろう。それかふんぞり返って偉そうな奴か?いやもしかしたらテキパキと指示する奴かも知れんし…
・敵に見つかった場合の逃走方法(逃走経路の確認)→事前に地図で確認出来たら良いんだが…そんな時間無いだろうし…どうすっかな…。
あっそういや神人達の役割は?
もし敵と鉢合わせして戦う事になったらトランスが必要だろ?
近くにいた方が良いよな
こんな感じで考えたがどうだろう? -
2014/09/30-07:34
悠夜さんだ!
お久しぶりです、よろしくお願いしますね(笑顔で手をぶんぶん)
>組み分け
くーちゃん、提案どうも有難う。
私はそれで構わないよ。
新しく加わった悠夜さんのパートナー弓弦さんはプレストガンナーだから、
【シリウスさん、晃太君チーム】に入ってもらうのを考えたのだけど、どう…かな?
何か意見があれば遠慮せず教えてください(微笑み)
仲間が全員揃ったところで色々と考えないといけないことが…とりあえず「やること、考えないといけないこと」をリストアップしてみたよ。
【やること】
・敵の数を把握
・オーガ、デミオーガの種類を把握(できるだけ詳しく)
・リーダーの特定
【考えないといけないこと】
・敵に見つからない為の工夫
・敵に接近するタイミング(私は夜 敵がキャンプするタイミングがいいんじゃないかと思っているよ)
・どうやってリーダーを特定するか
・敵に見つかった場合の逃走方法(逃走経路の確認)
これくらい…かな?
何か足りないことがあればじゃんじゃん教えてね。
-
2014/09/29-11:42
クロス:
所で組み合わせは誰が良いか希望はあるか?
もしあるなら遠慮なく言ってくれ
一応参考までに、背後が阿弥陀くじでやった結果を言うと
オルクスエミリオチーム
シリウス晃太チームだった
言っとくが全然違ってもいいからな!
あくまでも参考程度に(苦笑) -
2014/09/28-22:44
心優音:
みーちゃん宜しくです!
はい!あたしも分かれるの賛成です〜!
それと役立てるか分からないけど、晃ちゃんのスキルに変装があるんで(レベル1)何かに使えるかも?
ジョブスキルなら陽炎が使えるかもです! -
2014/09/28-20:19
クロス:
ミサ!今回も宜しくな!(微笑)
うーんやはり2組に分かれるのが無難で現段階じゃそうするしか無いよな…
俺もそれで賛成だぜ!
-
2014/09/28-18:23
みんな久しぶり!(微笑みながら手を振る)
今回もどうぞよろしくお願いします。
オーガとデミオーガの混成部隊か…しかも敵側にも斥候部隊がいるかもしれないんだよね、気を引き締めて挑まないと。
次に繋ぐ為にもできるだけ多くの情報を持ち帰らなくちゃ(ぐっ)
リチェちゃんが言ったように私も2班に分かれるのがいいと思うな。
全員一緒は安心だけど、ぞろぞろ行ったんじゃ目立って敵に見つかってしまう危険性があるものね。
ジョブで均等に分かれるとしたら、
TD・PG
TD・SI
ってところ…かな。
くーちゃんとみゆちゃん達はどう思う?
まだ参加枠が1つ空いているし、もし仲間が増えたのならその人の意見も聞きたいな。
>連絡手段
毎度のことながら手の塞がらないインカムを推しておくよ。 -
2014/09/28-12:03
心優音:
リチェルカーレさんは初めまして~!
他の皆さんはお久しぶりです~☆
吉坂心優音です!
晃太:
うぃっす、俺は五十嵐晃太や
あんじょうよろしゅう(ニッ) -
2014/09/28-11:54
こんにちは、リチェルカーレです。
パートナーはマキナのテンペストダンサー シリウス。
見知った方も、初めましてな方も、よろしくお願いします。
偵察任務ということですし、全員で動くか2班に分けるかも思案のしどころですね。
個人的には分かれたほうが効率的な気がしています。
連絡手段(携帯とか)は確認しておいた方が良いかもですね。 -
2014/09/28-10:40
クロス:
全員久しぶり…かな?
改めて俺はクロス、宜しくな(微笑)
オルクス:
オレはオルクス、ジョブはプレストガンナーだ
よろしく頼む(微笑)
今回は隠密か…
さて、どういう作戦とするか……
今いるジョブはTD×2、PG、SBか…