プロローグ
とんとんと肩を叩かれて振り返ると、そこには真っ白な顔。
「きゃああっ!」
祭り会場の端である。
聞こえた悲鳴に、テンコは大きくため息をついた。
「……またか」
「そんなあからさまに、テンコ様」
青雪が言うが、テンコは不満顔のままである。
それもそのはず。
「出すぎですよね」
シバの言葉に、テンコは深くうなずいた。
振り返った先、人が見るのは真っ白な顔だ。目も鼻もない。口はかろうじてあるものの、全体的には、ゆでたまごのような丸くつるっとした印象だ。そして体は、手はあるが足はない。
その妖怪の名を白坊主、という。
こうして人を驚かして遊ぶだけのほぼ無害な妖怪だが、今日だけでもう二十体近く出ている。
青雪はテンコを見下ろし、テンコは青雪を見上げた。
「テンコ様、これは根本的な解決が必要ですよ」
「……とはなんだ、青雪」
「こうして追い払うだけでなく鎮守の森に入って退治しなければ、被害は増える一方だということです」
テンコは深くため息をついた。
「まったく、次から次へと……。では、ウィンクルムに頼んでみるか。白坊主の討伐だ」
※
「……というわけで、退治してほしい」
テンコは青雪の後ろから、A.R.O.A.職員に言った。どうして後ろからなのかと言えば、以前この職員に、耳と尻尾を触り倒されたからである。
「テンコ様、そんなに怯えなくても」
「怯えてなどおらぬっ! ただちょっと……ちょっと」
テンコはフルフルと首を振る。深くは追求しないでいてやるのが優しさというものだろう。
テンコのかわりと、青雪が口を開く。
「白坊主は本来悪戯をするだけの妖怪ですので、攻撃力はほとんどないと思われます。だた、数が多い。あちこちで出没していますので、その総数はわかりません。とりあえず目についた白坊主は全て退治の方向でお願いします」
※
依頼を受けたウィンクルム一行は、不可思議な鎮守の森の中へと入っていった。木々の枝葉で空が覆われ、本来なら見えるはずの月を隠してしまっている。ただそこここに紅や蒼の炎が飛んでいるから、暗くはなかった。
しかし普段妖狐達も入らぬ森のことである。何があるかわからない。一行は精霊を先頭に歩いていた。
そのときだ。
「うわっ!」
前方を歩いていた精霊集団の姿が、一斉に……消えた。
敵の陣地で精霊が消えるとは、とんでもないことである。
「どうしたの?!」
神人達は焦り、彼らが消えた場所へと走り寄った。するとそこには深い穴があり、なんと精霊たちは皆そこに落ちてしまっていたのだ。
「大丈夫?」
「ああ、なんとか……怪我をしたものはいないが……ちょっとジャンプをして上がれる深さじゃなさそうだ」
「……何メートルくらいあるのかしら? とりあえず何かロープの代わりになりそうなものを探してくるわ」
神人の一人はそう言って振り返り……周囲の木の後ろから、白い顔がいくつも現れるのを見た。
「白坊主ね」
ごくりと息を飲む。気付けば白坊主の大群に、ぐるりと囲まれてしまっていた。相棒を助けるために背中を向ければ、一斉に襲われてしまうだろう。いくら敵の攻撃力が低いとはいってもこの数だ。何が起こるかわからない。
「ごめんなさい、あなた達は自力で脱出してくれる? できればなるべく早く」
穴の中の精霊に声をかけ、念のためにと持って来た懐中電灯をひとつ、穴の中に放って。
神人は自らの武器をとった。
いつもは精霊に任せてしまっているが、ここは自分が戦うしかない。
解説
白坊主二十体ほどの退治をお願いします。
白坊主は悪戯好きですが、本来は攻撃をしない妖怪です。
しかし炎龍王にいいところを見せたいと頑張ってしまいました。
攻撃力は低いです。
ただパンチをしてきたり、噛みついてきたり、その辺の木の枝や小石などを持って、挑んでくるくらいはするかもしれません。
(小さな子供が暴れている様子をイメージしていただければと思います)
背中を見せれば飛び掛かってくる・あるいは穴に突き落とされる可能性があります。
けっこうすばしっこいです。
目はありませんが、こちらの場所を察知することはできる設定です。
武器が当たれば、神人の通常攻撃でも倒すことは可能です。
なんとか退治してください。
精霊さんたちが落ちてしまった穴は、白坊主が掘ったものです。直径二メートル、深さは約三メートルです。
周囲は砂浜のようなさらさらした砂ではありませんので、なにもせずに埋まってしまうようなことはありません。
ところどころに岩や木の根が突出しています。
ゲームマスターより
精霊たちが落とし穴に落ちた場所から、リザルトが開始します。
突発的な事故なので、通常持ち合わせていない物(縄ばしごやロープなど)の持参はなしとします。
なかなか厳しい状況ですが、白坊主に精霊を倒すほどの力はありません。そこだけはご安心を。
それではご武運をお祈りします。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
リーリア=エスペリット(ジャスティ=カレック)
来ていたウィンクルムの精霊たちがみんな穴に落ちてしまったので、神人5人で協力して、精霊が上ってくるまで時間稼ぎをする。 まずは2手にわかれる。 自分は3人チーム側で、精霊たちが落ちた穴の近くで他の人たちと一緒に背後をとられない陣形を作る。 白坊主に対しては、手持ちの武器を使う。 いざとなったら、幼いころから鍛えてきた武術も使う。 (運動能力については一般スキルのスポーツを使用) 白坊主の隙をつき、武器で攻撃。 隙を作るためには、拳や蹴りなど肉体言語も多用する。 誰かが穴に落ちそうになったら助ける人と白坊主を倒す人にわかれる。 精霊が上がってきたらそちらのサポートも。 背中をとられないようにする陣形をとり、協力。 |
キアラ(アミルカレ・フランチェスコ)
▼戦闘 倒せそうなら倒すが 精霊達が脱出するまで時間を稼ぐのが主目的 パンチや噛み付きは体術で流し 武器は片手剣(こちらがメイン)で対応 (急所か分からないので唯一それっぽい)口を狙えるなら狙う 「容赦する余裕はないんだ」 ▼立ち回り 心優音・リーリアと3人組に 互いの背を守るよう 味方の死角から狙う敵がいれば 声をかけ気付かせる ▼位置 精霊達が白坊主に邪魔されないよう 穴周辺を防衛 穴に仲間が落とされそうになったら 残り2名は仲間を助ける側と敵に対応する側に ▼合図が来たら 可能なら引き上げる手伝い または引き上げる人をフォロー ▼アミルカレ脱出時 「お疲れ、怪我はないかな……とか言ってる場合じゃないね、悪いけどもう一仕事頼むよ」 |
手屋 笹(カガヤ・アクショア)
はあ…妖怪さん達に罠に掛けられてしまうなんて… わたくし、戦闘向きじゃないんですよ…。 カガヤには早く登ってきてもらわないとですね。 覚悟を決めて白坊主さん達のお相手をします。 2チームに別れ わたくしは白坊主を穴から引き離す役割を担います。 穴の方へ白坊主さんが 意識を向けているようなら呼びつけましょう。 「白坊主さん、こちらこちらですわ!」 後ろから不意打ちをされないように、 クロスさんと背を向け合いながら戦います。 片手剣の攻撃は相手をよく見て斬り付けます。 集中して攻撃を当てる事に注力します。 白坊主の攻撃はよく引きつけてマンゴーシュで防ぎます。 少しでも精霊さん達が登りきるまでに数を減らしておきましょう。 |
クロス(オルクス)
アドリブOK 何故落とし穴にハマる!? てかオルク大丈夫!? 自力で登って来いよ早めに! 作戦 ・精霊達が脱出する迄の時間稼ぎ ・穴から敵を引き離し可能範囲で倒す ・笹と背中合わせで戦う ・声掛けし協力して倒す ・精霊達が登りきったら交代 「さてとやりますか (刀を抜き敵に向ける おい白坊主、お前達の相手は俺達だ! どっからでもかかって来やがれ! はぁぁっ! 笹、そっちだ! (背後に気を配りながら舞でも舞ってるかの様に華麗な剣さばき おっとさせるか!(確実に攻撃を決める」 交代後 「んじゃ後は任せたからな 背中と落とし穴には気をつけるんだぞ!? そりゃ恋人だから信じてるけど… 兎に角怪我すんなよ!」 討伐後 「オルクお疲れさん(拳コツン」 |
吉坂心優音(五十嵐晃太)
アドリブOK 晃ちゃぁん!? 大丈夫!?怪我してない!? 取り敢えずこっちは何とかするから自力で登って来てね! 作戦 ・精霊達が脱出する迄の時間稼ぎ ・穴付近をサポート ・声かけし協力しお互い背中合わせで立ち回る ・精霊達が上がって来たら交代 「(薙刀を上の方で一回転 気合入れて頑張らないと…! はぁぁっ! 妨害なんてさせないんだからぁ! やぁぁっ! 少しは大人しくしてよぉ! (薙刀と体術で攻撃を当てる」 交代後 「晃ちゃん!無事で良かったよぉ! 後は任せたからねぇ! 怪我しないで戻って来てよ! 勿論信じるからね!」 討伐後 「まさか戦うとは思わなかった… でもストレス発散になったし結果オーライかなぁ♪ 晃ちゃんお疲れ様~(ニコ」 |
「何故落とし穴にハマる!? てかオルク大丈夫!?」
クロスは落とし穴に向かって呼びかけた。隣では吉坂心優音も、大きな声を上げている。
「晃ちゃあん!? 大丈夫!? 怪我してない!?」
しかしその後に続く言葉は同じ、
「自力で登って来いよ早めに!」
「とりあえずこっちは何とかするから、自力で登ってきてね!」
助けたいのはやまやまだが、仕方無いのだ。なにせあたりには、ふよふよと白いものが浮いている。
「はあ……妖怪さん達に罠にかけられてしまうなんて……わたくし、戦闘向きじゃないんですよ」
手屋 笹はため息をつきながら、片手剣『破邪』をとり出した。
相棒カガヤ・アクショアが戻るまで、白坊主たちの相手をしなければならない。落とし穴から意識を敵に向けたクロスと、背中を合わせて立ち、視線を絡めて頷きあった。
「さてと、やりますか」
言いながら、クロスは自身の武器を抜く。
「おい白坊主、お前たちの相手は俺たちだ! どっからでもかかって来やがれ!」
穴の上空やら周辺やらにふわふわ浮かび、精霊たちを馬鹿にするように笑い声を上げていた白坊主たちは、クロスの周りに集まった。まさか集中攻撃か。いや、やってやる。クロスは抜いた刀を敵に向け……た瞬間、白坊主は一斉にそっぽを向いた。
「ちょ、どういうことだ!」
クロスの怒声は無視をして、敵が集まるのは笹の側だ。目も鼻もない顔なのに、なぜか馬鹿にされているのがわかる……気がする。感じるのだ。コイツヨワソウダ。コッチノホウガラクソウダ。
「面白い状況とは言えませんわね」
でも誘導するには最適だ。
「白坊主さん、こちらこちらですわ!」
クロスと合わせた背の向きを、変えないように気を付けながら、笹は片手剣で白坊主を斬りつけた。よく見てからの攻撃だからスピード感溢れるとはいかなかったが、それでも白坊主には当たった。ふよん、と坊主の体は二つに切れた、のだが。
増えた。
「ちょっとこれ、どういうことですの!?」
後ろでは、クロスが剣舞のごとく舞っている。ひらひらときらめく刃が敵を斬る。一閃で二体の白坊主が消えたが……。
やはり増えた。
斬ったはずのものに、口が現れ手が生えるのだ。
「これ、どうなっているんですの?」
「わからない、依頼の時は何も言っていなかったよな?」
ぴゅんぴゅんと寄ってきては噛みつこうとする白坊主をマンゴーシュではじき、片手剣でじっくり斬る笹。そして生まれる白坊主。クロスの方は相手に攻撃を許さぬ間に両断するが、その分同じ勢いで増殖する。まったく意味がわからない。
落とし穴の周辺では心優音とリーリア=エスペリット、キアラの三人が戦っていた。
白くて丸い物体が繰り出してくるパンチを、キアラは身を引くことで避けた。噛みつこうとする別の一匹は、上から手で叩いてやる。白坊主は一瞬せんべいのように平らに潰れ、ふわん、とまた元の大きさに戻った。
「なんだこれは」
急所もわからないし仕組みもわからない。とりあえず一応口っぽいところを狙って、ボーンナイフで切りつけた。すると敵はあっさり二つに分かれたが、それがちび白坊主二匹となって動き出す。
「分裂だって? そんなこと聞いてないよ!」
驚き叫べば、近くで剣をふるっていた心優音が、え? っと体の動きを止めた。
「増えるのぉ? これ!」
「増える、増えるわよ!」
リーリアが答える。斬っても斬っても分裂してしまうのだ。上から叩けばへこむだけ、下から蹴れば浮き上がり、まるでボールか風船か、生きたマシュマロなのかといった具合。
「ああ、もうっ!」
まったく攻撃しがいがないと、小さくなった白坊主を、リーリアは両手で挟んでぱちんと叩いた。目の前に飛ぶうるさい蚊を叩く要領だ。
すると――。
「消えたわ、白坊主!」
「えっ!?」
キアラと心優音が、リーリアに目を向ける。
「両手で叩いたら消えたわよ!」
リーリアの声は離れたところで戦う二人、笹とクロスにも届いたようだ。
「叩くだと……?」
クロスは試しに目の前の初期サイズを両手で挟んで叩いてみた。ぶあんっ! とそれは勢いよく手をはじく。ゴム製の何かのような、柔軟な感じは――ちょっとだけ、触り心地はいい。いいが。
「消えないぞ!」
笹は中くらいサイズの白坊主を、同じように叩いてみた。それは数センチの厚さまではへこんだものの、しゅわしゅわと再び膨らんでしまった。
「こっちも消えませんわね……相当小さくしないとだめなんでしょうか」
「こんな大事な情報をくれないなんてぇ、狐さんたちぃ」
はああっ! と気合をいれて、心優音は何度も白坊主を斬った。そのうちに極小となった白坊主を、ぺしりと両手で挟み込む。それは実にあっさり消えた。ちょっとだけ弾む感覚を、手の中に残して。
「消えたぁっ」
「……ってことは、やっぱり潰す際のサイズが問題ということだね」
そうキアラは納得した。しかし、厄介だ。
手で潰せるサイズになるまでに、いったい何回斬ればいいのか。みんな必死で数なんて数えていない。それに極小サイズまではひたすら小さな白坊主が増え続けるということでもある。大小さまざまな白坊主、今はその数もわからない。
白坊主たちは神人たちの武器に刻まれながらも、服に噛みつき、しがみついた。攻撃するべく腕を振るうと、その裾にちび白坊主がついているのだ。さすがにちょっといただけない。ある程度の大きさのものはパンチもしてくるし、それ以下のものは体当たりをかましてくるし、ふわふわしているから痛みはないが、はっきり言って邪魔である。
さて、こちらは落とし穴の中。
「何故落とし穴にハマる!? てかオルク大丈夫!?」
「晃ちゃあん!? 大丈夫!? 怪我してない!?」
上から聞こえた相棒の声に、五十嵐晃太とオルクスは揃って顔を上げた。
「おぉ~平気やで~? だぁれも怪我しとらんから、白坊主たちは少しの間、任せたでぇみゆ! せやけど、怪我だけはせんよぉになあ!!」
「あぁ、オレ達は平気だぜ。伊達に鍛えてねぇよ」
カガヤは後頭部をさすりながら、体を起こした。
「いって……。なんだよ、この穴」
そこで上に向かって手を振る晃太を見、はっと自分も上空を見る。
「笹ちゃんたちは上!? じゃあ早く上に上がらないと! とはいえあの白坊主たち、すばしっこそうだな……」
ふむ、と考えることしばし。
放り投げられた懐中電灯を拾ったアミルカレ・フランチェスコは、それが壊れていないことを確認してから、上空を照らしてみた。白くて丸い物体が浮いている。しかも真っ白な口らしき場所が、半月を描いている気がする。笑っているのだ、この穴に落ちた自分たちを。
少しばかり明かりを下げて、内部の壁を照らせば、あたりは石や木の根が突き出ている箇所があった。手で壁を叩く。しっかりした山の土だ。砂地とは違う。これならば、登っていっても崩れることはないだろう。
「誰が先に上がる?」
アミルカレは尋ねた。
「誰とはどういうことです?」
周囲に飛び出る根を引っ張っていたジャスティ=カレックが聞き返す。
「ライフビショップの俺では、戦力にならない。そちらの誰かが先に上に行ってくれ」
「じゃあ俺、土台やる!」
ひらりとカガヤが手を上げる。
「俺の肩の上に乗ってさ、そっから上までは自分で上がってもらう。な? どうだ?」
それならば、オルクスと晃太が先に行こうということになった。シノビとプレストガンナーならばスピードもあるし、先に上がれば神人たちも助かるだろう。
上では精いっぱい戦っているらしい彼女らの声が響いている。増えた! とか聞こえるが、どういうことだろう。ここから見える白坊主はいない。
「ほら」
カガヤは壁を背にしゃがみこんだ。
「靴でほんまごめんな」
晃太はそう言って、カガヤの肩に足を乗せた。足首を掴んで支え、カガヤは背中を壁に寄りかからせるように立ち上がる。
「くっ……!」
みんなしっかり体のできた男たちだ。きついだろうとは思っていたが、やはりきつい。しかしなんとか意図したように、晃太を持ち上げることはできた。
そこから晃太はひょいひょいと石に手をかけ根を踏んで、土の壁を登っていった。
登りきる前に、アミルカレは真上に向けた電灯を左右に揺らした。神人たちへ向けた合図のつもりだ。声を出したら敵に気付かれるかもしれない。
「これで察してくれよ」
揺れる光に照らされながら、晃太はやっと平たい大地に到達した。
そしてさあ、心優音と交代、と顔を上げ。
「……みゆ、最近ストレスたまっとるんやな……そうか。まあ発散できるんならええな……」
振り返り、落とし穴に目を向ける。
オルクスは晃太が上る様子をじっと見つめていた。彼が落とし穴の上に立つ。今度は自分の番と、同じようにカガヤに持ち上げてもらう。晃太が進んだのを真似て、石を掴み根に足を乗せて登っていく……と、上から晃太が、手を差し出してきた。
「どうした、さっさと助けに行けよ!」
「や……うん、せやけどな」
なんとも切れの悪い返事をしながらも引っこまない手を、オルクスはがっしりと握った。それを晃太がえいやっと引き上げる。
「よしこれで交代と……ああ、そういうことか」
オルクスは晃太のパートナー、心優音が戦う姿を見た。ずいぶん生き生きと暴れているじゃないか。普段ののほほんとした様子からは想像がつかないほどだ。それに対して。
「相変わらず、クーの剣さばきは綺麗だ……今度クーに剣舞でもさせるか」
「オルクス惚気か!」
二人はぎゃんぎゃんと騒ぎながら、武器をとり出し白坊主と戦う精霊たちの元へと向かった。
二人が落とし穴から見えない範囲に姿を消した。
次登るのはジャスティだ。例のごとくカガヤの肩に足をかける。それをカガヤは持ちあげ……られなかった。
「おっも!」
伸ばしきれない膝を震わせる。今までに上った晃太やオルクスと、ジャスティの身長はそう変わらない。細身のジャスティは本来なら他の二人よりも軽くて然りと、カガヤは思っていた。実のところ、今まで二人持ち上げてるから、こいつもいける、と思っていた。だがしかし、だ。
「すみません。この剣が重いですよね」
ジャスティは申し訳なさそうに言った。オーガをぶった斬るジャスティの大剣『テーナー』はかなりの重量級なのだ。
「ごめ、早く降りて……っ」
ジャスティが壁に移ると、カガヤの肩はふっと軽くなる。やばい、あれずっと抱えてたら、次がやばかった。
ジャスティは、がっしゃがっしゃと音をさせて壁をよじ登る。
「リーリアは怪我をしていないでしょうか。……いえ、それもそうですが、白坊主は大丈夫でしょうか……」
リーリアによって過度に痛めつけられてはいないかと、白い物体を案じた。あれはあれで愛嬌がある気もする。害がないなら放置でも構わない気すらする。
地上に足をつけ、落とし穴の奥を見る。と、壁に、懐中電灯を咥えたカガヤが張り付いていた。三人を上まで上げたにもかかわらず、軽々と壁をよじ登ってくる。
最後は腕の力でぐっと上がり、ジャスティの隣に立つ。懐中電灯を口から離して手に持って、はっと息を吐いた。
「やっべ、結構苦しかったこれ!」
「……暗い中にアミルカレさんが残っていますが」
「先に登れって言ったら、後からでいいって言うからさ。上から照らしてやろうと思って」
そういえば、さっきカガヤが咥えていた電灯はついてはいたが、変なところを照らしていた。
見えない中を上がってきたのか。
ジャスティは、カガヤの懐中電灯に手を伸ばした。
「アミルカレさんは僕が照らします。どうぞ神人たちの元へ行ってください」
「え? ジャスティさん、行かなくていいのか?」
「……良いわけではありませんが、大丈夫でしょう」
リーリアなら、と、頭の中で名を呼ぶ。カガヤは不思議そうな顔をしながらも、なら頼む! と飛び出していった。さて、とジャスティは穴の底に光を向ける。
「僕が上から指示をしますね。頑張って上がってきてください」
「手間をかけるな」
「いいえ? けっこうきついですよ、ここは」
右手はそっちの石、左足はあっちの根と教えてもらいながら、アミルカレは壁の上を目指した。
「柄じゃない……」
と言ったところで登るしかない。確かにこれでは、懐中電灯を持っては上れなかった。肉体派ではないのだ、けして。
それでも何とか上を目指す。精霊たちが上る間、白坊主が攻撃をして来なくてよかった。神人達は、上手く引き付けてくれていたのだろう。
……と思っていたのだが。
地上に戻ったアミルカレはその戦いを見て、愕然とした。
「なんだ……?」
神人と精霊が戦っている。それはいいのだが。
「……小さい」
穴の下から見上げた白坊主は、もっと大きかったはずだ。それがどうして手のひらサイズかそれ以下にまでなっているのか。
アミルカレが戻ったことに、気付いたキアラが寄ってくる。
「お疲れ、怪我はないかな。合図わかったんだけど、手伝えなくてすまなかったね。ちょっと余裕がなかった」
キアラはアミルカレの服をはたいた。ぱん、と叩いても、ついてしまった土は落ちない。
「……ま、こんなこと言っている場合じゃないね。悪いけどもう一仕事、頼むよ」
アミルカレはうなずきながら問う。
「……この小さな白坊主は?」
キアラを追って飛んできたものを、アミルカレは虫を避けるようにぺしりとはたいた。しかし隣でキアラは「両手で潰さないとだめなんだ」と言う。
キアラはアミルカレの顔に向かって飛んできた極小白坊主を、両手で挟むように叩いた。ぱあん、と結構な音が鳴り、それを開いたときには、白坊主はいなくなっていた。
「だからなんですね、みんながぱんぱんやっているのは」
傍らに立っていたジャスティも納得したようだ。もはや自分の大剣など使い物にならない気がする。
と思っていたら。
ジャスティは、一本立てた人差し指を向けた。
「あれ……」
「え?」
「ちょっと!」
「まじかっ!」
周囲からも声がする。それも当然だ。今は極小サイズばかりとなった白坊主は一か所に集まり、巨大白坊主となっていたのだから。
「合体ロボ? 合体ロボかこれっ!?」
晃太は叫んだ。ついさっき、心優音と戦いを変わったばかりだ。
「みゆも怪我なくて良かったわ! 後は任せとき!」
と、笑って武器を手に取って、心優音のアドバイスをもとに、普通サイズの白坊主を極小サイズまでにしていたのに、こんなにでかくなるとは。まるでバルーンじゃないか。
「みゆたちの苦労、無にしやがって」
晃太の横に、心優音が並ぶ。
「こんなに大きくなるなんてひどい! せっかくあそこまで小さくしたのにっ!」
心優音は武器を高く上げ、巨大白坊主を睨み付けた。
オルクスはため息をついた。
「んじゃ、後は任せたからな。背中と落とし穴には気を付けるんだぞ!? そりゃ恋人だから信じてるけど……兎に角、怪我すんなよ!」
クロスにそう言われて「あぁわかってる」と返した。
「オレを誰だと思ってんだ? クーの相棒兼恋人だぞ? まっ、心配してくれんのは嬉しいけど、信じて待ってろ」
そして、その後更に言ったのだ。
「さぁて、ちゃっちゃと終わらせるか、落とし前つけに!」
……それが、全然ちゃっちゃとできていない。
「言ったことは守らないとだめだよな」
オルクスは巨大白坊主の眉間に狙いを定めた。
「オルク、俺もまた参戦するぜ」
その隣に、クロスが立っている。
まさかあんなに大きくなるなんて。笹は武器を握りしめ、相棒カガヤを見やった。
「カガヤ……どうしてあんなことになるんでしょうか」
「わっかんねえな、俺にも」
すばっしこい白坊主。しかも極小サイズを追っていたカガヤも、それがあの巨大なものになったことには目を見張った。あり得ない。でもこの鎮守の森も謎だし妖怪もよくわからないから、なんでもありな気もしないではない。
「とにかく倒さねえとだめなんだろ、あれを」
カガヤは日本刀『黒龍』を上段に構えた。今までちまちま小さいのを追っていたから、今度は思いっきり大振りにしてやる。
手のひらサイズの白坊主に拳を叩きつけていたリーリアは、敵が一斉に集まっていく様を呆然と見つめていた。ジャスティが駆け寄ってくる。その元気な姿に安堵しながらも、目は巨大白坊主から離せない。
「小さくなったり大きくなったり、厄介ね! 小さければちょっとかわいいかもって思ってたのに!」
これでは武術より武器と、短剣『コネクトハーツ』をとり出す。
ジャスティは大剣に人狼の牙の力を憑依させた。青白く輝くウルフの頭部。それががっと口を開く。
「まいったね、あれは」
キアラは白坊主がすいと空に向かって行くのを見送り、そしてさらに巨大化する様を見、呟いた。もともとの白坊主が二十体集まったとしたってあの容量にはなりはしない。
「数字のように割り切れないこともあるということか」
アミルカレはそれでも納得できない、というように首を振った。
「でもやるしかないよ」
キアラがナイフを振り上げる。
『きゅるるるっ』
白坊主は、図体に似合わぬ高い声を上げた。その直後の攻撃は衝撃だった。なんと、広げた両手から極小白坊主を弾のように放出したのだ。
「うわ、痛い」
「石、石持ってる!」
小石を抱えた極小白坊主は、殺傷能力は低いが地味に痛い。
アミルカレは念のためにとエナジーフィールドを展開した。
「怪我をしたらこちらに来てくれ!」
巨大白坊主に、攻撃を仕掛けてどうなるのか、ウィンクルムの誰にもわからない。また地道に小さくしていくしかないのか。それとも膨れた風船のようにはじけるのか。
ウィンクルムは一斉に攻撃を開始した。
晃太が高く跳躍し、飛び道具を両手で投げつけた。左右から巨大白坊主の肩らしきところに刺さる。心優音は白い体を、思い切り斬りつけた。
ガウンガウン、と撃つのはオルクスだ。銃弾は両側から敵の頭を狙った。クロスは高く、刃を向ける。
カガヤは全身をコマのように回転させて、日本刀『黒龍』を叩きつけた。笹が敵に走り寄る。しかしそのとき、巨大白坊主はふわりと高くに上がっていった。
「ちょっと、届きませんわよっ!」
リーリアが投げた小刀は、白坊主の腹に命中した。そこにジャスティのウルフが牙をむく
『きゅるるるんっ』
一斉の攻撃に、白坊主の体が地に落ちる。その腹をキアラが斬りつけた。
そこで――。
『きゅううううっ!!』
白坊主は、爆発した。
※
「なに? 白坊主が巨大化して爆発? あやつ、そんな力を持っていたのか」
テンコは苦い顔で腕を組んだ。しかしその後頭部にはなぜか狸のお面をかぶっている。知っていたのかいないのか、それはウィンクルムにはわからない。突っ込むのも面倒だ。
「まさか戦うとは思わなかった……」
報告後、心優音は深く息を吐いた。
「ま、無事に終わって良かったわ。みゆ、お疲れさん」
晃太の手が、ポンと頭に乗る。
「クーもお疲れさん」
「オルクもな」
クロスとオルクスは、こつりと拳を合わせた。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 瀬田一稀 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 難しい |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 多い |
リリース日 | 08月24日 |
出発日 | 09月01日 00:00 |
予定納品日 | 09月11日 |
参加者
- リーリア=エスペリット(ジャスティ=カレック)
- キアラ(アミルカレ・フランチェスコ)
- 手屋 笹(カガヤ・アクショア)
- クロス(オルクス)
- 吉坂心優音(五十嵐晃太)
会議室
-
2014/08/31-23:52
とりあえず前発言([22])通りのプラン、出してきた報告しとくね。
相談お疲れ様。
きっと良い結果になるさ。 -
2014/08/30-22:41
>組み分け
そんじゃ、私も3人の方でお願いするよ。
2人組:笹、クロス
3人組:心優音、リーリア、キアラ
組み分けはこうかな。
で、3人の方が穴付近でサポートだね。
頑張らせてもらうよ。
>合図
明かりでだね、りょーかい。
アミルカレに頼んどくよ。
>行動
一応、大雑把なものだけど自分のトコの行動一通り宣言しておくね。
ギリギリまで修正は出来るから、何かあれば言ってくれ。
キアラ
・3組側、穴付近のサポート
・精霊達が脱出するまで時間を稼ぐ
・お互いの背中を守るよう立ち回る
・穴に仲間が落とされそうになったら、残り2名は仲間を助ける側と敵を捌く側に
・合図が来たら、可能なら引き上げる手伝いを
アミルカレ
・明かり役
・出口付近に仲間が到達したら、明かりで合図
・その為、穴を出るのは最後 -
2014/08/30-20:59
ふむ。
今のところ3人チームが空いているのかな。
私も3人チームでお願いするわ。
-
2014/08/30-17:19
心優音:
>手屋さん
いえいえ!
此方こそ説明不足で御免なさい!!
ならあたしは3人チームで良いですよ~
それと懐中電灯合図案賛成派です~! -
2014/08/30-16:31
クロス:
そうだな、音に敏感なら懐中電灯合図が適任かも知れん…
プランにも書いとくよ!
なら俺は笹と同じチームになるよ
どっちでも良いとは言ったが(苦笑)
まぁ他に二人チームが良い人がいたら交換するし遠慮なく言ってくれ!
コロコロ変わってゴメンな?(汗) -
2014/08/30-13:34
>心優音さん
>>落とし穴
なるほど、説明ありがとうございます。
こちらこそ読み違い申し訳ありません。
こちらもプランに声掛け入れておきますね。
>キアラさん
>>3人チームがサポート
それが安全そうですね。
>>登りきれそうな時の合図
白坊主は視覚が無い分、音で感知してると思った方がよさそうでしょうか。
懐中電灯での合図よさそうですね。
アミルカレさん、お願いできますでしょうか。
特にご意見無さそうであれば2チームのまま進めてしまって良さそうでしょうか。
何かありましたら遠慮なく言っていただけると幸い。
3人チームはキアラさんの仰っていたように、
精霊さん達が上ってくるサポートを行い、
2人チームは穴の方からできるだけ白坊主を引き離し、
可能な範囲で積極的に倒す、という分け方でよさそうでしょうか。
背中を向け合い、白坊主に背中を向けないのは同じままにですね。
わたくしは…2人チームの方に入ります。
穴に近寄る白坊主を出来るだけ減らせるように尽力致します。
何かありましたら突っ込みお願いしますね。 -
2014/08/29-20:26
クロス:
遅くなってすまない!!
>笹
まとめありがとな!!
俺も土台案賛成だ(微笑)
後、二手に別れるのもいいと思うぜ(ニコ)
別れる側はどっちでも良いぞ!
>精霊
ふむ…ならオルクに晃太の次に上がってくるようプランに書いとくよ
オルクも登るのにはそんなに手間取らないと思うしな… -
2014/08/29-19:46
心優音:
遅くなってすみませ~ん!
>手屋さん
まとめ有難うございます!
そして御免なさい!
落とし穴って言うのは神人サイドの事です!
白坊主達はあたし達を落とし穴に突き落とすかも知れないから、声を掛け合えば突き落とされずに済むかなぁって考えたんです
言葉が足りなくて御免なさい><
後土台案もいいと思います!
>キアラさん
優先順位を決めてやるなら…
晃ちゃんとオルクスさんですね?
了解しました、こちらはそれで大丈夫です!
>神人サイド
そうですよね…
妨害の事忘れてました~(汗)
あたしも2組に別れる案に一票です~!
もし別れるならあたしもどちらでも大丈夫です~! -
2014/08/29-19:35
まとめありがとう。
えーと、2手にわかれて、それぞれのところで白坊主を相手にね。
わかったわ。
その方が精霊たちが穴から脱出するのに集中できそうね。
私はどちら側でも大丈夫よ。
ジャスティに、穴の周囲が安全そうなら脱出後に次の人が穴から出やすくなるようにするサポートをお願いしてみるね。
-
2014/08/29-11:43
>笹
纏めありがとう。
私の方はそれで問題ないよ。
>精霊サイド
明かりの方は特に異論無いようだし、やるって方向で行かせてもらうね。
土台になるって案も良いと思う、異論はないよ。
それでいくなら、おおまかにだけど優先して上ってもらう人は決めた方が良いかな。
すばしっこい白坊主に攻撃命中させられそうな……でいくと、オルクスと晃太あたりが良いかな、と思うのだけれども、どうだろう。
>神人サイド
あー、上から石とか落とされたらシャレにならんね……上ってる途中じゃ避けるのも難しい。
そうだね、二組になるのは大丈夫だと思う。
とりあえず私は二組に一票入れておくけれども、一組で円になる方向でも構わない。
で、もし二組になる場合だけども。
三人チームは、穴を守る側に行くのが良いと思う。
主戦力である精霊を守る側だからってのもあるが、穴の近くだと私達まで穴に落とされる可能性もあるからね。
三人ならたとえ一人落ちそうになっても、落ちそうなのを助ける人と白坊主を相手する人が確保できる。
あとは上がり切れそうな所まで来たら、こっちに声かけてもらうとか。
声で知られるのが怖いのなら、懐中電灯の明かりを真上に向けて少し左右に振ってもらうって手もあるかな。
上手くいけば、邪魔しようとするヤツを優先的に倒したり、引っ張り上げる手伝いくらいは出来るかもしれない。 -
2014/08/29-10:58
流れが一段落しているようなので一度まとめますね。
・神人
目標:精霊が穴を登ってくるまでの時間稼ぎ
5人で円になる陣形を作り、
白坊主(20体)に背を向けないように戦う。
・精霊
目標:穴を登り、神人らの戦いに加勢
アミルカレさんが懐中電灯を持ち、登る精霊をサポート。
>心優音さん
えと、落とし穴というのは精霊さんたちが居る穴に白坊主を落とすという事でしょうか?
それとも新たに落とし穴を掘るという事でしょうか?
前者だと精霊さん達が上ってくるのを白坊主が妨害して来そうですね…。
後者なら恐らくそんな時間は無いと思います。
>精霊さんが穴を登る為に
直径2メートルの穴って改めて思うと結構狭いですよね…。
そして深さが3メートル…。
全員に単純によじ登って頂くよりは誰かが土台となり、
土台となった方の肩に足を掛けて登るというのは如何でしょう。
登る時間を少し短縮できそうな気がします。
登ったところですばしっこい白坊主を相手にするのは難儀しそうですし、
カガヤに土台やってもらいましょうか。
>登るのを妨害する可能性
そういえばこれを懸念していたのでした…
穴の周辺(精霊さんが登ろうとしている場所)を守れないと、
上がり切れそうな所で白坊主がまたすぐに落としに掛かって来そうな気がするのですよね…。
神人全員まとまっていた方がよいでしょうか。
出来ることなら2チーム(2人・3人)に分かれて
1チームが穴の周辺で精霊さんが登ってくるサポートを
した方がいいような気がするのですが…。
ダメ出しやご指摘入れて頂けると幸いです。 -
2014/08/28-09:50
心優音:
遅くなってすみません!!
目標は2ですねぇ?
了解しました~!
>精霊達
あたしもキアラさんの提案でいいと思います~
賛成派です!
あっそれと、円になった際皆で声を掛け合って協力して倒しません?
背中を見せると飛びついたりしてくるんですよね~?
それと落とし穴!
皆で気を付けて声を出せば少しは楽になるんじゃないかと…
ほらすばしっこいみたいですし… -
2014/08/27-23:38
クロス:
なら全員目標は2の『精霊達が上がってくる迄の時間稼ぎ』で良いんだな
>精霊達
うんそうだなぁ…
それでいいと思うぜ
誰か一人懐中電灯を灯さないと上がってこれないだろうし…
俺は賛成だ
ならキアラさんとこのアミルカレさんにお願いしても良いだろうか?
精霊達が早めに上がってこれたら後は俺達とバトンタッチだし
-
2014/08/27-21:26
や、こんばんわ。
遅れてすまないね。
>陣形
円になるんだね、了解。
>使用武器
こちらは片手剣(ボーンナイフ)だね。
あと多少なら武術の心得もあるよ。
>トランス
の、はずだね。
まぁオーガ相手じゃなければ必須にはならないはずだし、気にしなくても大丈夫じゃないかな。
>目標レベル
こちらも「2」だ。
全員同じだし、その方向で決定かな。
>精霊の方
ただそうなると、なるべく早く皆に上がってきてもらいたいね。
昇るのに使える足場ははあるようだし、体力あれば何とかなりそうだけど。
明かりの問題が気になるかな、懐中電灯一個だけはなかなか辛そうだ。
……うーん、多少こちらの都合も入ってしまうのだけど。
一人が底に残って明かり役になって、他の人に先に昇ってもらうのはどうかな。
もしOKなら、明かり役はうちのとこの精霊、アミルカレに頼みたいなと思ってる。
ライフビショップだから、皆みたく積極的に戦闘参加できないし。
……それにまぁその、なんていうか……インドア派なんでね。
アミルカレ「ハッキリ俺の体力に不安があると言え」 -
2014/08/27-20:49
心優音:
こんばんは~!!
目標レベルはあたしも2です~
晃ちゃん達が上がりきるまで…耐えてみせます!!
時間稼ぎ頑張りましょう!! -
2014/08/27-20:35
こんばんは!
えーと、私の使う武器は、片手剣と武術ね。
目標レベルは、私も2かな。
とりあえずはパートナーたちが上がってくるまで頑張りたいわ…。
円形になって戦うのに賛成ありがとう!
少しでも時間稼ぎ頑張りましょう。 -
2014/08/27-18:36
クロス:
遅くなって御免な!
別件の用事でさっき帰ってきたんだ(汗)
>使用武器
今の所出てるのは
笹:片手剣
みゆ:薙刀又は体術
クロス:青龍桜紅月
だな
確か通常攻撃さえ当たれば良かったはず!
>目標レベル
俺は2だ
俺達で白坊主を全員倒すのは少し無理があると思う…
レベルも様々だし…
それにトランス…ってアレ?
鎮守の森の中に入るにはトランスが必要だったんだよな?
なら既にトランスしてる状態って事?だよな…?
違ってたら御免!!
まぁトランスしてても俺達は精霊達が上がってくるまでの時間稼ぎとしようぜ -
2014/08/27-10:57
>使用武器
使用武器は御幣としたかったのですが…
命中に難がありすぎますので片手剣を使用する予定です。
通常攻撃でも当たればよいのですよね。
>陣形
5人で円になるように、承知しました。
>目標レベル
少し確認事項をば。
わたくし達が戦うといっても
1.神人だけで白坊主を全て倒す
2.精霊が上がってくるまで時間稼ぎ
どちらを目標にするかで精霊さんの行動が変わると思うのですが、
皆さんはどちらでお考えでしたか?
わたくしは後者でしたのですが、
皆さんの目標レベルに合わせたいなと思っています。 -
2014/08/27-10:07
心優音:
クーさん以外は初めまして~!
吉坂心優音とシノビの五十嵐晃太です~!
皆さんよろしくお願いしますねぇ(ニコ)
そうですね~…
皆で円になる賛成ですよ~!
チームプレイも大切ですし、一刻も早く退治しないといけませんもん!
精霊達は自力で上がってくると信じましょう!
あたしの武器は体術や薙刀が主流ですねぇ… -
2014/08/27-09:59
クロス:
笹とみゆ、リーリアは久し振り!
キアラさんは初めまして
俺はクロス、パートナーはプレストガンナーのオルクスだ
宜しくな(微笑)
白坊主が大量発生してんのか…
取り敢えず背後に気を付けながら戦うと…
リーリアの五人で円になってというのはいいと思うぞ
背中合わせに円になれば各々何処からでも対処出来そうだしな…!
それと、俺の武器は青龍桜紅月という刀なんだが皆はどんな武器を使うんだ?
全員知ってれば連携も取れやすいと思ってさ -
2014/08/27-08:40
おはようございます。
私はリーリア。パートナーはシンクロサモナーのジャスティ。
よろしくね。
白坊主が多いから、やはりなるべく背後をとられないようにしないといけないわね…。
5人で円になり、各方向に対応できるようにするとかかしら…。
穴に落ちちゃった精霊たちはなんとか自力で上がってもらえるように祈りつつ、私たちはなるべく早く白坊主を倒しきるようにかな。
とりあえず、こんな感じ?って思ったの。
またあとで顔出すわね。 -
2014/08/27-01:10
どうも、私は初めましての人だけだね。
私はキアラっつーもんで、精霊はライフビショップのアミルカレ。
暫く離れてたりしたもんで至らないとこもあると思う。
でもまぁ至らないなりに全力でやらせてもらうよ、ヨロシク。
白坊主は数が多いんなら囲まれるのは避けたいね。
各個撃破されないよう、ある程度纏まった方がいいかな?
精霊の方は……まぁ、落ちたの全員で協力すればなんとかなる、と思う。
今ぱっと思い付いたのはコレくらいかな。
こちらもとりあえずこれだけ、またなるべく早めに顔は出すよ。 -
2014/08/27-00:44
クロスさん以外の方は初めましてですね。
手屋 笹と申します。
よろしくお願いします。
クロスさんはお久しぶりです。
今回もよろしくお願いしますね。
わたくし達の戦闘と精霊さん達の脱出について考えないとですね……
頑張りましょう。
取り急ぎあいさつだけさせて頂きます。