水底へと誘う狂詩曲(こーや マスター) 【難易度:難しい】

プロローグ

●眠る影
 ソレが今まで見つからずにいたのは地形の理ゆえ。
ゴールドビーチの最北端であるセイレーン岬という、地元の船乗りがあまり近づきたがらない場所にある穴の中だったから。
 洞窟と言えないほどに奥行きの浅いそこは、潮が満ちれば地上を歩く生き物の侵入を拒む。
最奥には岩だながあり、その上ならば潮が満ちても海水に晒されることはない。
 傷付いたソレにとってそこは、極上の場所だった。
ソレの身を脅かすようなものは来ないし、ソレを煩わせるような喧騒も無い。
夜になれば何かよく分からない音が聞こえるが、些細なことだった。
 ソレはそこでじっと待っていた。
傷が癒える時をじっと、待っていた。
 傷が癒えたなら食事をしたい、ソレはそう考えていた。
ただの食事ではない。
他の何よりも甘美な、ソレの最も好むものだ。

ソレの身に傷が刻まれてから二週間が経ち、一際大きな爪痕が癒えようとしていた頃。
大きな物音と鳴き声でソレは目を覚ました。
のっそりと鈍い動きで起き上がるその間にも、鳴き声は続いている。
 その正体をソレは知っていた。
最も好むものではないが食事に値するものだと、ソレはとてもよく知っていた。


●迫る時
 A.R.O.A.パシオンシー支部は夜にも関わらず騒然としていた。
先日、討伐に失敗したオーガ、ヤックドロア・アスが見つかったのだ。
その際における出現地点と今回の発見地点が近いことから、同一個体と見て間違いないだろう。
 居場所がはっきりしており、しかも時期に満潮だ。
オーガといえど、その場を動くことが出来なくなるのだから、本来であれば準備を万全に整えてから挑むべき敵だ。
 しかし急がなければいけない理由がある。
セイレーン岬で一隻の船が座礁した。
それだけならまだしも、ヤックドロア・アスの潜伏先はそのすぐ近くで見つかったのだ。
 船員たちを安全に救助する為には、ヤックドロア・アスを最低でもその場に留めておく必要がある。
急ぐ必要が、あった。
 火急の呼び出しに応じたウィンクルム達は到着するやいなや、飛び乗るように職員の車に乗り込んでいく。
職員たちも僅かな間に用意した資料や通信機器を半ば放り込むようにして車に詰め込む。
 そして全員が揃うと猛烈な勢いで車は走り出し、手配した船の元へ向かっていった。

解説

●目標
船員救出の時間(最低10分)を稼ぐこと
ヤックドロア・アスの討伐
前者の達成は必須です
10分で全ての船員が救助船に引き上げられ
それから5分ほどで救助船はヤックドロア・アスが自力で移動できる範囲から脱出できます。
(岩場が多い為、スピードを出せないのです)

また満潮まで時間がない為、20分を超えると強制的に撤退となります。
それを超えての戦闘は出来ません。

●オーガ
「ヤックドロア・アス」×1
全身を覆う固い鱗により、非常に高い防御力を持っています。
そしてさらに、防御力を大幅に向上させる半径5mほどのバリアーを展開することができます。
攻撃手段は牙と爪による近接攻撃。
水属性。

攻撃手段、所持スキルは以上ですが、ありとあらゆる可能性を考慮されることをお勧め致します。
(増援を出したりする訳ではないのでそこはご安心ください)

●場所
穴というには深く、洞窟というには浅いです。
奥行きは5mもなく、横幅は武器を振るうのであれば二人並ぶのがやっとです。

夜なので勿論暗いですが、照明器具に関してはA.R.O.A.職員が車に詰め込んでくれています。

●その他
船は皆さんを穴の近くで降ろした後、安全の為に一旦離れます。
皆さんからの連絡、もしくは15分経過で皆さんを迎えに来ることになっています。

余談ですが、オーガにも聞こえていた「何かよく分からない音」は歌です。
今回、歌い手は登場しませんが、歌だけは微かに聞こえるようです。

ゲームマスターより

リベンジです

リザルトノベル

◆アクション・プラン

ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)

  あの時のリベンジだね
早く船員さん達を助けなきゃ
エミリオさん頑張ろう

目的地到着後エミリオさんとトランス

エミリオさんが敵を誘導する時は 【懐中電灯】 を使って彼が誘導しやすいようにサポートするよ

いつまでも守ってもらうばかりじゃ嫌だもの、私も戦闘に参加するよ(ステッキを握り締め)

水属性と相性が悪いエミリオさんの攻撃が少しでも効くように敵の火耐性を低下させるね
慌てず、よく狙いを定めてエミリオさんにアシストしてもらいながら攻撃(1回ヒットさせたら後ろに下がる)

危険を察知したり仲間に迷惑がかかると判断したらすぐに後方に下がります
敵が海に逃げたり私達を海に引きずり込もうとするかもしれないからそれにも十分警戒



手屋 笹(カガヤ・アクショア)
  パシオン・シーのヤックドロア・アス…
再び現れたのですね…。

わたくし達は前回の依頼に関わっていませんが、
今度こそ倒してみせましょう。
戦闘前にはトランス状態に入ります。

【最初10分】
必要時以外は戦闘している場に近寄らず、
時間経過を確認しながら様子を見ます。
ヤックドロア・アスが洞窟内へ戻りそうになった時は
爆竹を投げて脅かし洞窟外へ注意を向けるようにさせます。

【10分経過後
・10分経過前アスが洞窟外まで押し出てきた場合】
アスの予期しない動きに注意しつつ
目標を精霊達から外し神人や船員の方へ向かいそうなら
爆竹を使って脅かします。

【持ち物】
爆竹
時計(残り時間の目安を確認する為)
長靴
照明器具(懐中電灯)



ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
  無言で精霊の様子を盗み見る
なにするのよっ!
何でそこで笑うわけ?
…厳しそうなら足止めに専念しなさいよ(ぼそりと)

トランス
本当に無力…

両手を空ける為に懐中電灯は腰固定、降りたら状況確認
松明を視界確保の為、洞窟内に放り込む
後方待機、経過時間を適宜伝える
弓は非積極的。味方に当てないよう、よく狙う牽制や気を引く程度

最初の10分は救助に不測の事態が起きないようオーガを洞窟内に留め、入り口を精霊達で封鎖し足止をする
船員避難後に攻撃

避難前にオーガが洞窟外に出たらアルヴィンに進行方向を塞いで全力で倒して貰う

(今日も歌ってるのかしら、私達はちゃんと帰って来れたわよ)

持物:懐中電灯、布に油を染み込ませた松明、時計



 ソレは腹を空かせていた。
傷を負ってからというもの、満足な食事にありつけなかったのだからそれも当然。
ゆえに『食料』が近くにいるというのであれば、その調達に向かうのもこれまた当然。
 びちゃ……びちゃ……びちゃり……。
鈍い足取りで住処としている洞窟を進む。
 早く、早く『食事』を。
ただそれだけを考えていた。
 呑気な気質も相まって、ソレは想像もしていなかった。
この『食事時』を邪魔する輩が来るなどと。
ましてや、己の体に爪痕を残した者がやって来るなどとは夢にも思っていなかった。


●船の上
 三組のウィンクルムと操舵士を乗せた小型船が海を滑る。
そう、船でありながら『滑る』と表現したくなるほど、船は急いでいた。
 船上に立つウィンクルム達の表情を一様に険しい。
切羽詰った状況、これから対峙するヤックドロア・アスのことを思えばそれも当然。
 手屋 笹とカガヤ・アクショアは他の二組と違い、ヤックドロア・アスとの戦闘経験は無い。
「パシオン・シーのヤックドロア・アス……再び現れたのですね……」
 パシオン・シーに現れたヤックドロア・アスの話は聞き及んでいる。
先の討伐任務には関わっていないが、今度こそ倒さねばならない。
 笹はカガヤを振り返り、淡々とその名を呼ぶ。
声音に反してその瞳には決意という名の炎が燃え盛っている。
 カガヤが呼びかけに応じ、身を屈めれば二人を中心に吹き起こる風は絆の証。
オーガに対抗しうる絆の、証。

「あの時のリベンジだね」
 ミサ・フルールの目は真っ直ぐに前を見つめている。
声音にこそ苦さはあれど、瞳に迷いの陰りは一切無い。
 しかしエミリオ・シュトルツは違う。
己の『火』とヤックドロア・アスの『水』における相性の悪さは身を以って知っている。
だからといってその為にミサをオーガと直接対峙させることには、二人で話して決めた今でも躊躇いがある。
「ミサ、本当にいいの?」
妹のように可愛がり、恋人となった女が傷付くかもしれない。
そのことに一切の躊躇いを持たない男がどこにいる。
 けれど、ミサはにこりと笑った。
「早く船員さん達を助けなきゃ。エミリオさん、頑張ろう」
 それは妹の笑みであり、恋人の笑みであり、神の血を継いだ女の笑みであり―
パートナーを信じる女の笑みであった。

 アルヴィン・ブラッドローの表情は常と変わらない。
けれど、絆を通してミオンに流れ込む感情は常とは別のもの。
その正体は考えずとも分かる。
 ミオン・キャロルは言葉をかけず、アルヴィンの様子を盗み見る。
アルヴィンの拳が震えていることに彼女は気付いているのだろうか。
 ふいに、アルヴィンがミオンの頭をぐいと押さえ込んだ。
「なにするのよっ!」
 上がる抗議の声をものともせず、アルヴィンは笑った。
「なんでそこで笑うわけ?」
「なんとなく」
 心配するミオンには納得のいかない答え。
けれどそれ以上の答えはきっと、与えられないだろうから―
「……厳しそうなら足止めに専念しなさいよ」
 小さく呟き、触神の言葉と共にその頬に唇を添わす。
赤い蝶と黄の光が乱舞し入り混じる。
「本当に無力……」
ミオンの小さな嘆きと共に、光の嵐は四散した。


 接岸してすぐにミサはエミリオの頬に口付ける。
二人を透明の薔薇と、赤と青の光が取り巻くが、それが収まる前にエミリオは駆け出した。
操舵士が渡し板を用意している間も待てないと言わんばかりに船縁から身を躍らせた。
赤いイヤリングの輝きが尾を引くように、跳躍の軌跡を描く。
 アルヴィン、カガヤもエミリオに倣って飛び降り、神人達は渡し板の上を走る。
 駆けて行くウィンクルム達に操舵士が大きく声をかけた。
「御武運を!」
「ありがと!」
 ヤックドロア・アスの元へ向かうよりも、救助船の状況を確認することを優先したミオンが礼の言葉を返すと、すぐに操舵士は船を出す準備に取り掛かった。



●怯む影
 今、まさに洞窟から出ようとしていたヤックドロア・アスの体をエミリオは流れるように斬り付けた。
ヤックドロア・アスの体に傷こそはないものの、構わない。
もとより承知の上。
 ヤックドロア・アスは怯んだように後退る。
エミリオが身に着ける髪飾りと手袋の影響だろう。
 後退ったヤックドロア・アスの視界に、己の元へと駆けてくる一人の男が飛び込んできた。
男―アルヴィンもヤックドロア・アスの視線に気付いた。
「また会ったな、傷は痛むか?」
 鈍重なヤックドロア・アスがそれだけの速さで動けたのは、本能によるものだろう。
アルヴィンの大剣が自らの体に叩き込まれる寸前に、声にならぬ悲鳴と共に防御力場を発生させたのだ。
 力場に守られたヤックドロア・アスの体には『土』を宿すシンクロサモナーといえど、傷を付けることは叶わない。
けれどエミリオと同様に、アルヴィンも承知の上だった。
一度戦った相手だ、身を以って知っている。
 それよりも今はヤックドロア・アスの向こうにカガヤの姿があることの方が大きい。
エミリオとアルヴィンが引き付けている隙にカガヤはヤックドロア・アスの横をすり抜け、その後ろに回りこんだのだ。
これで全員が存分に武器を振るうことが出来る。
 太陽が沈み月明かりが届かぬ洞窟の中であっても問題は無かった。
精霊達に少し遅れて到着した神人達の懐中電灯が洞窟を照らすことで、夜の闇を退けているのだから。

 ミオンは注意深く弓を構える。
懐中電灯を腰に下げることで両手を開け、弓を射ることが出来るようにしておいた。
いざという時―それは牽制や気を逸らす為。
 ちらとミオンはミサの様子を窺う。
海神の加護を持つ杖を握り締めたミサは緊張している。
無理も無い。
今までは『もしかしたら』であったのに、『確実に』オーガと対峙するつもりなのだから。
 けれど、ミサの瞳に緊張と恐れはあっても後悔の陰りは無い。
「いつまでも守ってもらうばかりじゃ嫌だもの、私も戦闘に参加するよ」
 毅然とヤックドロア・アスを見つめるミサ。
定めた覚悟がぶれることはない。
 赤く光る恋人のピアスを頼りにミサは駆け出した。

 笹はミオンよりさらに後ろから様子を見ていた。
ヤックドロア・アスと救助の進捗具合、そして時間経過。
どれ一つとして見逃すわけには行かない。
 救助はまだかかりそうだが、エミリオとアルヴィンに対して怯んでいる様子からするとヤックドロア・アスが洞窟から出ることはないだろう。
A.R.O.A.に指示された時間までも、まだ余裕はある。
「今度こそ、倒してみせましょう」
 決意を言葉にし、笹は戦場となった洞窟を見据えた。


「背中がお留守だぜ!」
 エミリオとアルヴィンに気を取られていたヤックドロア・アスの背中に、カガヤは大剣を叩き込む。
偉大なる騎士の名を冠した大剣は鱗を固い鱗を砕き、ヤックドロア・アスの高い防御力に小さくもひびを入れる。
 そう、小さなひび。
けれどその小さなひびから水が入り込み、岩をも砕くのだ。
 青白い狼の顎がヤックドロア・アスの体を捕まえた。
獲物を逃がすものかと牙を立てる毎に、ヤックドロア・アスは悲鳴交じりのうめき声を上げる。
 忌々しいとばかりにヤックドロア・アスが爪をエミリオに振り下ろす。
ひらり、見蕩れる程に美しい身のこなしでエミリオは避けた。
 テンペストダンサーの本分とは何か?
攻撃力?
否。
防御力?
否。
敵を惑わせ、翻弄する動き、それこそがテンペストダンサー。
 エミリオは避けた勢いを利用し、ぐいと踏み込んだ。
エミリオが突きを繰り出す直前、タムタムと音が洞窟に響いた。
ミサが杖をヤックドロア・アスの胴に叩き付けたからだ。
離脱するミサを追わすまいと、幾度も繰り出されるエミリオの突きは先の戦いの時と変わらず鱗を僅か傷付ける程度。
 歯噛みをしつつも、エミリオは悲観してはいなかった。
元より有効打を与えられるとは思っていない。
何よりもヤックドロア・アスを洞窟から出さないことが肝心なのだ。
その点において、エミリオは間違いなく誰よりも貢献している。
 耳を彩るピアスと同じ赤い瞳が煌く。
「狙った獲物は、逃がさない」
 今度こそ、絶対に。



●砕く者
 カガヤは手首に巻いた腕時計を見た。
到着してからじきに五分が過ぎようとしている。
 ヤックドロア・アスがバンカーを形成してから、精霊達がまともにダメージを与えられたのはカガヤとアルヴィンがスキルを使ったときのみ。
スキルを乱発すれば押し切れるだろう。
しかし、それだけの精神力を精霊達は有していない。
 潮騒は徐々に足元へ迫ってきている。
まるで水底へ引きずり込もうとしているのではないかと錯覚する程に。
「バンカーさえどうにかなれば……」
「そうね。あれが無くなれば、いける」
 ひゅんっ。
ミオンが放った矢は空気を切り裂き、ヤックドロア・アスの肩目掛けて飛ぶ。
いつでも気を引けるようにと準備をしていた彼女は、ヤックドロア・アスの目がミサを捉えたことを見逃さなかった。
 勿論、ミサへ向かうことはエミリオがなんとしてでも食い止めるであろうが、精霊達が戦いやすい状況を作ることが今のミオンに出来ること。
ミオンは自身が思っているような無力な存在ではない。
「ありがとう」
 ミオンの思惑に気付いたミサは油断無く前を見据えたまま、礼を言う。
『神人』という概念を理解している訳ではないのであろうが、ヤックドロア・アスは気付いたに違いない。
己を傷つける者達の力がどこから来ているのか。
そして力の出所こそが、この場において最も摘み取りやすい『食事』だということに。


 駄々をこねる子供のように、ヤックドロア・アスは腕を振り上げた。
ヤックドロア・アスからしてみれば、この黒い『食料』がとにかく邪魔で仕方なかった。
何か嫌なものを感じて後退されば、二体の別の『食料』が襲い掛かってくる。
煩わしくて黙らせようとしても殆どを避けてくる生意気さ。
挙句に食べやすそうな『食料』達の元へ向かうことも邪魔をしてくる。
 呑気な質のヤックドロア・アスは、食への欲求も相まって苛立っていた。
それゆえに気付かなかった。
 自身に、時が迫っていることに。


 それは唐突だった。
ふいに、ヤックドロア・アスを守っていた力場が消えたのだ。
 大剣を振りかぶりながら、カガヤはこの場で最も早く動ける男の名を叫んだ。
「エミリオさん!」
「分かってるっ!」
 エミリオは肉薄し、一度、二度、三度、四度……数えられぬ程の突きをお見舞いしてやる。
その度に傷を残していく鱗。
確実な手ごたえを感じた。
 このままなら、やれる。
三人の精霊は確信した。
 カガヤが硬い鱗すらも砕く一撃を叩きつけようとした瞬間。
先程消失したばかりの力場が、再び現れたのだ。
「なっ!」
 大剣を通じて伝わってきた感触は一度味わったもの。
力場を今一度、形成したということか。
並のDスケールオーガであれば致命傷となる一撃も、バンカーに覆われたヤックドロア・アスの前では決定打にはならない。
 けれど、絶望には至らない。
それどころか勝利への道が見えている。
現にヤックドロア・アスの体には多くの傷が刻まれている。
 再び狼の頭部を宿したアルヴィンがヤックドロア・アスの傷を抉る。
かつてアルヴィン自身がつけた爪痕に今度は牙を突き立てる。
洞窟にヤックドロア・アスの絶叫が木霊した。
 叫びながらもヤックドロア・アスはカガヤを切り裂くべく爪を振るう。
その爪は確かにカガヤの左腕を裂くも、傷は決して深くない。
「お前、硬いだけなんだろ?」
 挑発めいた笑みを浮かべたカガヤの瞳は猟犬のように鋭い。
ヤックドロア・アスの攻撃力は、Dスケールオーガとしては高い部類に入るかもしれない。
しかし、それ以上に遅いのだ。
ハードブレイカーとシンクロサモナーが振るう大剣が易々と当たる程に、ヤックドロア・アスの動きは鈍かった。


 ミサの手は震えていた。
震える度にブレスレットの青い光が揺れる。
どうして震えているのかはミサにも分からない。
 いつの間にか隣に来ていた笹がそっと手を添わせてきた。
同じようにミオンも。
 彼女たちは精霊達を信じていなかった訳ではない。
信じて、知っていたからこそ苦戦を覚悟していた。
実際、バンカーに彼らの剣は阻まれ続けた。
 けれど、ミサとミオンが直に味わい、笹が報告書から読み取った時の苦しさはもうない。
それどころか終わりすら見えている。
定められた時間にも余裕を感じる程だ。
 何故?
『全部』だ。
ヤックドロア・アスを洞窟内に留め、それでいて全員が戦えるように。
そして硬い防御を崩し、威力が高い攻撃を叩き込んだ。
武器も防具も、全てが正しかった。
 あの時、ウィンクルム達が味わった苦い記憶。
それを、今―
「砕いて、アルヴィン!!」


「おおおおおお!!」
 アルヴィンが吼えた。
 ヤックドロア・アスからしてみれば、最早『食事』どころではない。
怯み、奥へ逃れようとするが、それはカガヤが許さない。
大剣でヤックドロア・アスの胴を薙ぐ。
「さっきエミリオさんが言っただろ?狙った獲物は逃がさないってな」
 逃げなければ、でも、逃げられない。
ボロボロのヤックドロア・アスは慌てふためくことしか出来なかった。
「今回は勝たせてもらうぜ!」
 その体へ狼の顎が襲い掛かる。
力場を貫き、カガヤが再び砕いた鱗から深く牙が食い込む。
 ウィンクルム達に鉄壁と思わせたオーガは、怨嗟の絶叫を上げながらその命を止めた。


●水底へと誘う狂詩曲
 ミサはエミリオにハンカチを差し出した。
戦っていた以上、精霊達全員が汗をかいているのは当然だが、ヤックドロア・アスを引き付け、攻撃をかわし続けた彼の運動量は他の二人を遥かに上回る。
「無事でよかった」
「ミサもね」
 お互いが無事である安堵感から、二人は微笑み合う。
これでまた一歩、ウィンクルムとして先へ進めた気がした。


「笹ちゃん、何してんだ?」
「船を呼び戻さないといけないなと思って……」
 笹はごそごそと袋を探っていた。
A.R.O.A.職員が用意してくれたものは、大きな袋に乱雑にしまわれて、いや、放り込まれていた。
急いでいたのは分かるがもう少しなんとかならなかったものか。
 そういえば、さっきミオンが懐中電灯を取り出す時にも苦労していたなと思い出す。
松明が用意できればとも呟いていたような。
 カガヤは懸命に荷物を探る笹をじーっと眺めて、一言。
「小さいから袋を被ってるように見えるな」
 言い終えた瞬間、笹の拳が飛んできた。
本日最速の攻撃を、カガヤは避けることが出来なかった。


 海風がミオンの長い黒髪を攫う。
同時に微かな歌声も運んで来ていた。
 分かるのは旋律だけ。
誰の声なのかも、歌詞も分からない。
それでもミオンには、歌の主が一度だけ会った女性にしか思えなかった。
 今日も歌ってるのかしら、私達はちゃんと帰って来れたわよ。
胸の内で語りかける。
返事が返ってくることは勿論無い。
 ぽんぽんと、アルヴィンが大きな手でミオンの頭を撫でた。
その瞬間、ミオンは確かに彼女の歌を聴いた気がした。



 洞窟に流れ込む海水が、動かなくなったヤックドロア・アスの体を奥へと押し込む。
水位が上がるにつれ、その体は次第に天井まで押し上げられていく。
洞窟を海水が満たすと今度は逆に、ゆっくりとその体は沈んでいく。
波に揺られ洞窟を出てなお底へ、底へ。
 セイレーン岬に響く歌に抱かれながら、ヤックドロア・アスは水底へと沈んでいった。



依頼結果:大成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター こーや
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 難しい
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 3 / 2 ~ 5
報酬 多い
リリース日 08月07日
出発日 08月16日 00:00
予定納品日 08月26日

参加者

会議室

  • [24]ミオン・キャロル

    2014/08/15-21:10 

    プラン提出したわ
    出発まで覗きにこれると思います

    【21】で洞窟外に無理にだす必要ないかなって書いちゃったけど
    倒すにしろ時間切れで撤退するにしろ、外に出した方が良いわよね…
    今回も思いつきで発言しててごめんなさい

  • [23]ミサ・フルール

    2014/08/15-21:01 

    こんばんは。
    2人とも意見をどうもありがとう。
    そうそう、爆竹を使用する場合は耳を塞ぐよう皆に一言かけてから使うようにするね。

    プランの最終確認完了しました。
    念の為 私も締め切り前まで起きてるね。

  • [22]手屋 笹

    2014/08/15-15:51 

    >回り込みのタイミング
    承知しました!
    含めてプラン書けました。

    締め切り前にもう一度覗きますので何かありましたら
    よろしくお願いします。

  • [21]ミオン・キャロル

    2014/08/15-13:32 

    ミサさん図をありがとう!

    >足止め
    洞窟入口で精霊3人で10分抑え込み、了解よ
    もし2人しか並べないなら、誘導してきたエミリオさんと交代してアルヴィンに前に出るのがいいのかなと考えてたわ

    >回り込み
    奥に入ったカガヤさんの逃げ場がなくなるので
    アスが奥に引っ込みそうな場合と
    洞窟外に出す少し前がいいかな、って思ったわ
    回り込む時はアスの気を引くようにするわね
    とゆーか、全員が殴れる状況なら船員退避後に洞窟外に出す必要もないのかしらね?

    >爆竹
    いいと思うわ!

    私は明かりに松明を洞窟に放り投げこむのと
    時計を持って経過時間を皆に伝えようかなって考えてたわ
    この後は21時過ぎくらいに確認にこれると思うわ

  • [19]手屋 笹

    2014/08/15-11:47 

    >足止め
    あんまり具体的には考えていなかったので
    ミオンさんのご指摘と、ミサさんの図説に大変感謝です。
    ありがとうございます。

    洞窟奥側に戻って時間稼ぎに走る可能性を考えると、回り込めそうなら
    ミサさんの図説第2のように誰か回りこんだ方がいいかもしれませんね。
    回り込めそうならカガヤが洞窟奥側に行きましょうか。

    回り込めそうに無ければミサさんの仰るように
    爆竹で脅かす用意をしましょう。

    これで大体決めるべき部分は決まったでしょうか?

    わたくしも16時以降次に確認できるのが23時~辺りになりますので
    申し訳ありませんがよろしくお願いします。

  • [18]ミサ・フルール

    2014/08/15-09:05 


    >足止め
    ごめんなさい、私今まで精霊さん達全員が足止めするのだとばかり思い込んでたよ;;
    今いくつか案が思いついたので、皆の意見を聞かせてください。

    案1:今まで私が想像してた図(入り口を精霊達で封鎖)

      ★
    [洞窟入り口]
    ○ ○ ○


    案2:敵の背後に回り込めた場合

      ○
      ★
    [洞窟入り口]
     ○ ○

    ○:精霊 ★:敵

    以上です、記号がずれて見えてたらごめんなさい。
    案1や敵の背後に回り込めなかった場合、敵が奥に戻ろうとしたら進行方向に『爆竹』を投げ入れて引き留められないかなと思ったんだけどどうかな。

    ごめんなさい、私これから出掛ける用事があるから帰宅次第 会議室を確認するね(19時には帰れると思います)

  • [17]ミオン・キャロル

    2014/08/15-07:08 

    連投になってしまうけど確認したい事が1点

    洞窟内で10分足止めは誰がします?

    前回は時間稼ぎしてもらい怪我?をしてしまったので
    誘いだしてもらい、危なそうなら随時交代かしら?

    流れは
    1、10分洞窟、入口付近で足止め(奥にいる場合はエミリオさんが誘い出し)
    2、船員撤退、洞窟外に引っ張り出す(精霊が後退して道を開けたらでるかしら?)
    3、強制撤退するまでに(20分)皆で全力攻撃

    ・洞窟外でグラビティブレイクで防御を下げた後にスキルで追撃
    ・アスが外にでた場合は皆で全力攻撃

    こんな感じでかしら
    抜けがあったら教えてください

    アルヴィンは
    10分は抑え込み専念(前にでるなら)
    ウルフファングを防御を下げた後に2回使用予定、よ

  • [16]ミオン・キャロル

    2014/08/14-23:14 

    失礼、勘違いしてました
    10分で船員救出まで
    15分で救出船が安全圏内まで
    20分で撤退だったわ…

    なので洞窟内の足止め10分
    引っ張りだし&倒すまでに10分…そこから全力攻撃で十分倒せそう…よね?

  • [15]ミサ・フルール

    2014/08/14-14:06 

    ミオンさんの言うとおり、討伐を狙うなら足止めの時点である程度ダメージを与えた方が確実かもしれないね。
    【洞窟外への引っ張り出しのタイミング】と、【押し切られた場合】も了解です。
    どちらも対応できるようにプランに書き加えておくね。

    今回 当方 属性の相性のこともあって私(ミサ)もエミリオさんと共に攻撃に参加することになるけど(1回ヒットさせたら下がります)危険だと判断したり、皆の迷惑になりそうだと思ったら すぐ後方に下がりますので、どうぞよろしくお願いします(ぺこり)

  • [14]ミオン・キャロル

    2014/08/14-13:24 

    あぅ…また確認を怠りました
    ごめんなさい

    >押し切られた場合
    即倒すよう対応で了解よ

  • [13]ミオン・キャロル

    2014/08/14-13:22 

    なるほど、登って逃げたり海の中は怖いわね…
    2人ともありがとう、了解です

    10分は洞窟内に留めるとして
    残り5分で全力攻撃
    バンカーを使用したら倒せそうなら攻撃、無理なら回避か防御専念
    バンカー切れ後攻撃再開って流れになるのかしら

    残り5分でバンカーを出され削り切れなくて撤退の可能性を考えて
    最初からある程度ダメージを与えておくべき?
    フォトンサークルは3R(45秒)なので持続時間が伸びたとしても支障ないかも…だけど


    >グラビティブレイク後の攻撃
    了解しました!

  • [12]手屋 笹

    2014/08/14-13:14 

    あ、あと「『バンカー』を使って洞窟外まで無理やり押し出てくる」も
    可能性としてありそうでしょうか。
    もうこうなった場合はすぐさま洞窟外で倒しに掛かった方がよさそうですね…。

    また突っ込み頂けましたら幸いです。

  • [11]手屋 笹

    2014/08/14-13:00 

    >ありとあらゆる可能性

    増援は無いとして…
    ざっと考えたところが
    ・爬虫類頭なので岩肌を這って逃げてしまう(身体のサイズを考えると可能性薄い?)
    ・実は洞窟奥側の岩だなの上が地上まで通じる穴になっており(空気穴)岩肌を昇って逃げてしまう。
    (上記と同じ理由で可能性薄い?
    そもそも岩棚の地形情報にそのような説明が無い為推測によるもの)
    ・逃げるまで行かなくても岩だなに引きこもってしまう。
    ・万事休す、神人か座礁した船員さん達を狙って攻撃。

    あとミサさんの仰るような海に入って逃げる、引きずり込んで来るなどでしょうか。

    前回の依頼の去り際の描写から海に入るのは何の抵抗も無いみたいなんですよね。
    これが「泳げる」なのか「顔を出せる程度の深さなら問題なく歩ける」なのかに迷うところ。

    >洞窟外への引っ張り出しのタイミング
    船員さん達の救助が第一の状況故に引っ張り出しは時間をおいた方がよいかなと思います。
    (最初の10分間は洞窟内、入り口付近辺りで抑え込み)
    戦い易くても救助に不都合が出るような不測の事態が起こるのが怖いのでそのように判断しました。

  • [10]ミサ・フルール

    2014/08/14-10:21 

    前回のこともあるし、今回こそは倒したいよね。
    私達もその方向で頑張ろうと思っているよ。

    >ありとあらゆる可能性

    う~ん、何だろうね。
    依頼書の題が 『水底へと誘う~』 だけに 敵が海に逃げる、もしくは私達を海に引きずり込もうとする…とか?(ガタガタ震える)

    もしその可能性があるのなら 【船員救出の時間(最低10分)】 の間は敵を入り口付近で足止めしておく方がいいのかなとも思ったよ。

    戦闘時の個人的な動きとしては火属性のエミリオさんの攻撃はあまり効かないだろうし、敵からの攻撃は効果抜群だろうから、 【バンカー発動中は回避に専念】 、 【攻撃時は私のステッキで敵の火耐性を削った後に追撃(スタッカート)】 してもらおうと思ってるよ。

  • [9]ミオン・キャロル

    2014/08/14-01:31 

    確認をしないで投稿ごめんなさいっ!
    【8】は削除しました

    洞窟内の足止めは、
    奥にいたらエミリオさんに入口付近まで誘導してもらい
    引っ張りだしやすい入口付近で足止めがいいと思うわ
    外に出すのに時間かかりそうなら…後ろに回り込みとか…広くなさそうだから難しいわよね…


    最終的に外にだすなら
    最初から洞窟外に誘い出して全員で攻撃しても良いと思うのだけど、どうかしら?
    ヤックドロア・アスの目の前にウィンクルムが居れば、
    精霊も神人もご馳走だから私達が倒されるまで船にいかず足止めになるかなって…

    どうしても「ありとあらゆる可能性」が気になって
    第三者の介入くらいしか思いつかなかったのだけど
    「力不足なら撤退を視野にいれろ」って事なのかしら…
    それとも攻撃手段…?
    まとまりなくてごめんなさい

    勿論、倒す方向で考えてるわ

  • [7]ミオン・キャロル

    2014/08/13-22:30 

    人が増えてる!
    笹さん、ミサさん、よろしくお願いします(お辞儀)

    >笹さん【4】ありがとう

    座礁した船員にオーガがいるから注意喚起した方がいいのかなと思ったけど
    倒す事専念でいいのかな

    洞窟内にいると想定して
    今の所、前衛3人なのでミサさんが提案してくた感じで洞窟外におびき寄せて攻撃~が良いのかしら?
    エミリオさんとアルヴィンは前回参加してたから
    オーガが覚えいれば、少し挑発したら洞窟外におびき寄せれる気がするのだけど…甘いかな

    スキルはタイガークロウⅡ(威力83命中+8)かウルフファング(威力92)2回で行く予定よ

    (申し訳ありませんが背後の都合で最終日は22時~以降の確認になると思います)

  • [6]手屋 笹

    2014/08/13-22:20 

    >ミサさん

    お久しぶりです。
    今回もよろしくお願いしますね。

    洞窟内に居た場合の引っ張り出し、ぜひともお願いします。

    >戦闘
    最初10分は洞窟内から出さないようにして、
    救助船が離れたのを確認後、洞窟内からヤックドロア・アスの誘き出し。
    洞窟外で討伐に入るという流れでよいでしょうか。

    最初の10分どうやってヤックドロア・アスを抑え込みしましょうか。
    洞窟内が広ければ洞窟内でさっさと倒してしまいたいですけれどうーん…。
    ヤックドロア・アスの動きがあまりに遅いと
    10分抑えた後引っ張り出しに時間が掛かりすぎるなんて事もあるのでしょうか…?

    プロローグの段階で既に人の気配で外に出ようとしているのを考えると、
    引っ張り出すよりは入り口付近で抑えておき、
    中に戻ろうとしてしまったら引っ張り出すの方がよいのでしょうか?
    ご意見頂けましたら幸い。

    あと洞窟外に誘き出した後の個人的な動きとしては
    カガヤに【グラビティブレイク】を使用してもらい、
    ヤックドロア・アスの防御力を下げた後、
    属性優位のアルヴィンさんに更に攻撃してもらえたらと思いました。

  • [5]ミサ・フルール

    2014/08/13-19:51 

    ミサ・フルールです。
    ミオンさん、笹さんお久しぶりです。
    今回もどうぞよろしくお願いします(お辞儀)

    エミリオさんの属性は【火】なので皆の足を引っ張らないように、違うところでお役に立てればなと思ってるよ。

    エミリオさんには回避スキル【エトワール】があるから、もし【敵が洞窟内に引き篭もっていた場合】はエミリオさんに敵を外に誘導してもらおうと思ったんだけど、どうかな。

  • [4]手屋 笹

    2014/08/13-16:40 

    ※修正の為[3]発言は削除しています。
    手屋 笹と申します。

    ミオンさん、アルヴィンさん、今回もよろしくお願いします。
    時間制限のある中の戦闘ですが頑張りましょう。

    >目的
    倒せなかったら仕方ない了解ですが、
    やっぱり倒す所まで持って行きたいですね…
    そうならない為にも計画をよく練っていきましょう。

    >明かり
    洞窟という環境上必要ですね。
    これに関しては照明器具を職員の方が用意してくださっているとあるので
    持って行きましょう。

    >満潮
    洞窟内に水が入り始めるレベルが恐らく20分の強制撤退だと思いますので、
    何かしら用意しておくなら長靴を履いておいて足元の滑り対策をするくらいかなと思います。

    >気づきからの位置、捕縛
    大きな物音=船が座礁した音、鳴き声=乗船していた人々の声だと思うので
    気づいたのは船の座礁に、そしてオーガが好む魂を持つ人間がやってきたから動き始めた。

    とっくに洞窟外に居てくれたら全力で暴れたいのですけどね…。
    出ててくれないでしょうか…。
    洞窟の中が奥行き5メートルもないという事+ヤックドロア・アスは非常に動きが遅いにしても…
    洞窟外かどうかは判断が難しいような…どっちでもよいように対策した方が良さそうですね。

    まだ座礁した人々は無事で何かが捕縛されているという感じではないかなと。
    少なくとも捕縛されていても何か海洋生物を食用にしていた等な気がします。
    描写から本当に洞窟の中でじっとしていただけ、そこから動き始めたという流れかと。

    一旦切りますね。戦闘絡みをまた別個に。

  • [2]ミオン・キャロル

    2014/08/11-22:31 

    素敵エピが沢山で人が来るか分からないけど、とりあえず

    目的:
    ・10分間足止め、船員救出の時間(最低条件)
    ・15分以内にヤックドロア・アスの討伐(倒せなかったら仕方がない)

    ヤックドロア・アス(水属性):
    ・牙と爪による近接攻撃
    ・バンカー、半径5mの防御力UPバリア
     ロイヤルナイトの「フォトンサークル」をより強固に広範囲&持続力UP
     

    その他:
    ・夜間戦闘、明かり必要
    ・足場が岩場、時間経過により水があがってくる?
    ・前回の戦闘で負傷の可能性?
    ・プロローグからロアが船か他の何かに気づき洞窟外にいる可能性
    ・もしくは既に何かを捕縛している可能性(PL情報?)

    今の所、私が思いつくのは
    ・バンカー展開前に全力攻撃
    ・バンカーがでた後は回避or防御専念、時間経過や倒せそうなら攻撃?
    ・人数とジョブ次第で洞窟外に誘い出し(狭いので自由に戦えなさそう)

    って感じです、人が増えたらまた来るわね


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