【夏祭り・月花紅火】紅月祭りのお手伝い(叶エイジャ マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

 悲鳴が上がった。
 祭の喧騒の中でもわかるその声のあとには、大きな何かが壊れる音が立て続けに聞こえてくる。
「屋台が壊されたぞ!」
「売り子が怪我したみたいだ!」
 薄暗がりの中、遠ざかるシルエットが微かに見えた。
 その姿は人の形をしていない。

 ~A.R.O.A.本部にて~
「紅月祭りについては、すでに聞き及んでいますか?」
 子連れの職員が、手にした書類を配っていく。
 紅月祭りというのは、異空間にある紅月ノ神社で行われる祭の事。
 赤い月テネブラの女神、ムスビヨミへの信仰に端を発しており、普段は月に住んでいるムスビヨミやその眷属神たちが神社に降りてくる。
「……こう言うと時々不思議な顔をされますのでもう一度言いますと、ムスビヨミ様は実在し、祭の間降臨なさっております。眷属神の方々は祭の最中、お見かけすることがあるやもしれません」
「あとはわたしから説明しよう」
 高めの声が聞こえた。見れば職員の連れている子どもが進み出てくる。
 八歳くらいの、黒髪のおかっぱの男の子だった。アクセサリにしては妙にリアルな狐の耳が、頭の上でぴょこぴょこ動いている。
「こちら、ムスビヨミ様から祭の運営を任されている妖狐一族の当主、テンコ様です」
「うむ、よきにはからえ」
 なぜか胸を張るテンコ。職員がそっと耳打ちをする。
(先代が早くに亡くなられて、見かけ通りの年齢だそうです)
 一応代表で来ているのだが、実際難しい話は年重ねた妖狐がやるようで……要するにお飾りである。
「何を言っておるのじゃ? 話を始めるぞ。心して聞かぬか」
(このような喋り方ですが、立場上のこともあるので、広い心で接してあげて下さいね)

 さて、今回の話をかいつまんで言うと。
「祭を盛り上げてほしい!」の一言に尽きる。
「ムスビヨミ様はお祭りの熱気と幸福なエネルギーを吸収し、次の一年間の力になさる。だから紅月祭りはムスビヨミ様にとって大事な行事じゃ」
 反対に、祭の運営が失敗すればムスビヨミの力は弱まる。
 そして今年は、下手をすれば月に帰れないほどの事態になっているのだ。
 原因は、ムスビヨミを快く思わぬ妖怪などの存在。
 毎年多少の妨害はあったが、今年は例年にない規模で妨害されている。
「先日も出店が五つほど壊された。屋台はまた作ればいいので問題はなかったが……」
 売り子などをやっていた妖狐がケガをし、人手が足りなくなってしまった。
 祭は始まったばかり、このままでは運営に影響が出てしまう。
「というわけでお主ら、運営の手伝いをしてみないかの?」
 テンコの背中から、揺れる尻尾が見えた。

●店のお手伝いをしよう!
 人手不足になっている出店は、射的、金魚すくい、たこ焼き、綿菓子、お面屋だ。
 これらの店のスタッフとして、協力してほしい。
「どの店をやってくれても構わんぞ? 人数が得られるだけで助かるからの」
 シフト制なので、やりたい店が被っても問題はまったくない。ただし、選べる店はウィンクルム一組につき、一つだけだ。
「祭を盛り上げるのが目的じゃ。利益は度外視でも構わんが、商品の仕入れ関係もある。その辺りは気をつけるのじゃぞ?」
 たとえば、射的なら人気商品はよく見える場所にあれば人は多く来るだろうが、その分ゲットされやすい。早々になくなれば来客はむしろ減るだろう。また、客の中には子どもなど、得意でない者もいるから、彼らに対してどういうサービスをするかも重要だ。
 金魚すくいであれば、おまけを何匹にするとか、金魚の状態などにも気を配る必要があるだろう。
 たこ焼きや綿菓子は、上手く作れるかどうかだ。ずっと続けていれば最初は不慣れでも、そのうち良い商品が作れるだろう。宣伝もあれば人も寄る。
 だが宣伝などで精霊と神人が離れた時、神人がナンパされたりするかもしれない。あるいは店の運営時に、タチの悪い客に絡まれるかもしれない。これは射的や金魚すくいでも同じ。精霊と近くにいれば安全でも、一瞬の隙に何があるか分からない。
「客同士のトラブルもある。せっかくの祭でそんなことがあれば、嫌な思いをして盛り上がるどころではない。そこで」
 お面屋の出番だ。
 お面屋はお面を被って何かパフォーマンスをすることで、売上が上がる。加えて見る者を楽しませれば、トラブルを未然に防ぐこともあるだろう。
 他の神人のトラブルに駆けつけ、精霊が戻ってくるまで時間を稼ぐことも可能なのだ。
「大まかには以上じゃな。工夫あれば全体が盛り上がる。もちろん初めてで不慣れな者もいるであろうから、特別なことをしなくても良い。大事なのは店に来てくれた者に祭を楽しんでもらう。それが一番じゃ」
 と、テンコは読み上げていたカンペ(おそらく妖狐たちがテンコのために作ったもの)をしまうと、再び胸を張ったのだった。

解説

 お店の手伝いをしてほしいという依頼が来ました。
 ウィンクルムは、射的、金魚すくい、たこ焼き、綿菓子、お面屋の五つの中から好きな店を選んで、その運営をして下さい。
 基本的な準備は妖狐たちがしてくれています(これが通常の状態)。
 そこから各自で工夫することも可能です。上手くいけば集客が見込める半面、その反対もあるでしょう。
 お客さんは子どもやカップル、親子連れなど。彼らに楽しんでもらうようにしましょう。
 タチの悪い者もいるようです。今回は正規ウィンクルムも近くを巡回しているのでオーガの脅威こそありませんが、神人の方はお気を付け下さい(悪い妖怪の妨害もありません)。
 お店が上手く運営できれば、眷属神が来店することがあるかもしれません。

 各ウィンクルムの健闘を祈る(A.R.O.A.より)

ゲームマスターより

こんにちは、叶エイジャです。
【夏祭り・月花紅火】をお送りします。

まずどの店をやりたいかをお決めください。
プランに書かれた『祭を盛り上げるための行為』すべてが判定対象です。
妖狐たちの用意した通常状態のままでも、十分貢献したことになります(各自工夫があれば貢献度に増減あり)。
お客さんに対して、どのように振る舞うかも大切です(疲れていても笑顔とか、子どもにはサービスする、でも加点となるでしょう)。

※各ウィンクルムにつき、次のいずれかの苦難が一度訪れるので対処をお願いします。
・運営中、迷子を任される。
・神人がナンパされる。
・タチの悪い客にいちゃもんをつけられる。
どれか一つを選び、上手く切り抜けるプランをお願いします。

その他、ヒントなどはプロローグを参照下さい。
苦難関連以外は、参加者様の自由裁量でプラン書いていただければ問題ないかと思います。
長文となりましたが、皆様のプラン、お待ちしております。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

夢路 希望(スノー・ラビット)

  事前:
可能なら実機で綿菓子作りの練習
不可ならコツを聞いておく

綿菓子屋:ウィンクルムの文様絵を掲示
色付き綿菓子を提案
仕入れ希望材料は色付きか色と味付きザラメ
(難しければ着色料か飴を砕いて混ぜる方法で
量は袋入り(大)と袋無し(中)を用意
(無しのが安価
子供には少しおまけ
おまけチケット:
持参で小振り分増量
配布するのはハロルドさん達の屋台分

接客時はメンタルヘルススキル
笑顔での対応を心掛ける
最初は作り手
途中で役割交代

呼び込み中
逆に声をかけられて困惑
…一緒に遊びに?
「お、お店のお手伝いがあるので」
恐々
彼が来たら安堵
「お気持ちは、嬉しかったです」
頭を下げて後に
心配する彼には感謝
「ユキが来てくれましたから」


ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
  射的屋台を運営するよ、ディエゴさんの得意分野だしね。

あと、ウィンクルムの屋台のみ使えるおまけチケットの提案と作成をする。
このチケットをお客さんが使うとお店によって追加のサービスが受けられるというわけ。
これを夢路さん→私→ミオンさん→水田さん→ロゼさん→夢路さん…とループしていけば、みんなのお店に平等にお客さんが行くし、お客さんだって興味が出るんじゃないかな?

私のお店のチケット効果は「弾数5発サービス」だよ。
限定のチケットだから、チケットと屋台の名前を書くところにわかりやすくウィンクルムの紋様を入れないとダメかもね?
このチケットはあちらの屋台でお使いできます~っていう誘導も考えておかなくちゃ。



ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
  アドリブ歓迎
■お面屋
黄色い電気ネズミ…まだあるのね
あぁ妖怪のアニメよね
玩具とか売り切れ…って聞いたような

この曲知ってる…
皆で一緒にやろうぜっ…ってえっ?えっ??
子供達乗り気!?何で踊れるの…
うぅ…
ちゃんと踊れないのでモタモタ
おねーちゃんこーだよっ!とつっこまれたり…
仕事よ、仕事…あぁもうやるわよっ!←ヤケ

■迷子
ま、迷子…その年で!?お酒臭い…(顔をしかめ
人の精…じゃない、商売の邪魔よっ!
うるっさいわね、携帯持ってないの?
…電波が入らない?見せなさいよ
電源入ってないだけじゃない…人騒がせな
もう来なくていいわよっ!

おまけチケット配布(たこ焼
ラムネ菓子数個渡す

持物:曲入りレコーダ 黒地に赤金魚の浴衣



水田 茉莉花(八月一日 智)
  おまけチケット…楽しそうじゃない♪
あたしたちは、金魚すくい1回リトライ券を渡すのね
このマークをお店に掲げて…ほづみさ…ん?

(智に鉄拳グー)
失敗作は味見で出します、客引きに使います!
といっても、丸くならなかったヤツにしますけど
あと、原価計算よろしくお願いしますね!守銭奴ちび!

(笑顔で)
たこ焼き~たこ焼きはいかがですか?
味見てから買ってみて下さいな
…ほらコレ、皮カリカリでしょ?
ん?浴衣の裾引っ張られる感じ…おちびさん?

どーどーどーほづみさん
ほら、あたしが肩車してあげる
どう、見える?
あたしと一緒にお客さん呼びながら探しましょ

見つかったら、おちびさんにチケットあげて
コレで残りのお祭り楽しんでって言うの


ロゼ(ベルナルト)
  滅多にできない経験だし楽しみだわ
頑張って盛り上げましょうね

夢路さんの店のおまけチケット配布
自店のおまけ:ポイ1つおまけ
目印にウィンクルムの紋様の絵を見やすい位置に立て掛ける

私達は金魚すくいを手伝うわ
こんな薄い紙で金魚がすくえるものなのね、すごいわ

接客ではにこやかな対応を心がけてみるわ
むすっとしてたらお客さんだって近寄りがたいもの
細かい事はベルさんがやってくれるそうだから安心ね

迷子保護
紋様の横に迷子預かってますの張り紙ぺたり

人が多いし逸れちゃったのかしら
なんだかだしに使ってるみたいだけど
誰がかやっているのを見ると自分もやりたくなったりするのよね
楽しさのおすそ分けってやつかしら?
私もやってみたい…



 見上げた空には、二つの月。ルーメンとテネブラが輝いていた。
 異空間に足を踏み入れたウィンクルムたちの前に広がるのは、薄闇の中輝く屋台の群れと、訪れた人々による喧騒だった。
 紅月祭り――女神の見守る祭は既に始まっている。
 この祭で店の運営をするのが、今回の依頼だった。

「ほう、おまけチケット!」
 準備中、と書かれた出店の一角で、テンコが目を輝かせる。ハロルドが頷いた。
「みんなのお店に平等にお客さんが行くし、お客さんだって興味が出るんじゃないかな?」
「うん、うん、その通りじゃの! では試しに私が……」
「テンコ様、次の会議に顔を出さねばなりません。では皆様、どうか宜しくお願いします」
「そ、そんなー! ボクもおまけを……!」
 素に戻ったテンコの抗議虚しく、妖狐たちに連れられて行く。
「大変そうだな」ハロルドの契約精霊、ディエゴ・ルナ・クィンテロが肩をすくめる。
「俺たちは射的だったな。ハル、準備にかかろう」
「あたしたちはたこ焼き屋ね」
 水田・茉莉花が屋台を見ながら歩き出す。「ち……ほづみさん。お願いね」
「任せろって。客がおれ達の店を回るなら、利益は安泰……おれの本領発揮だ」
 守銭奴、八月一日・智。カネのことなら任せろと自信たっぷりに続く。
「えっと、すみません」
 夢路・希望が近くの妖狐に尋ねた。「開店まで、練習させてもらっていいですか?」
 快諾が得られ、希望はスノー・ラビットと並び綿菓子を作りに。スノーが微笑んだ。
「ノゾミさん、頑張ろうね」
「ユキも、よろしくね」

 食べ物や射的の店とは別種の準備が必要なのが、お面と金魚すくいの屋台である。
「まだあるのね、これ」
 かなり前に流行った記憶のある『電気的なネズミの面』を見て、ミオン・キャロルは苦笑した。その隣では、
「この猫の妖怪の面は、最近のか?」
 どっかの店で映像や、グッズの話を聞いたような……と、アルヴィン・ブラッドローが首をひねっていた。
「妖狐ってどんな基準で仕入れているのか謎よね」
「つーか、あんま古いとチビッ子に通じるか疑問だ」
 なるべく最近のキャラ面を取り、二人は被れるかチェックする。パフォーマンスは観客を巻き込んだダンス、途中で面が外れてしまっては困る。
 ちょうど彼らの真向かいでは、ロゼがおまけサービスの対応店である「ウィンクルムの紋様」の紙を貼り終えたばかりだった。
「見てベルさん、お祭りのお面ってあんなカラフルなのね!」
「はは、お仕事が終わったらあとで見に行ってみようか――と、そろそろ役割を決めよう」
 ベルナルトの言葉にロゼは居ずまいを正し――表情は楽しげなままだが――水槽の金魚を見た。大事な部分は妖狐たちもサポートするが、命を預かっていることに変わりはない。
「お祭りを見て回りたい気持ちもあるけど、仕事の間は集中しないとね。僕達、経営は素人だけど、お客さんに喜んで貰える事を第一に頑張ってみようか」
「滅多にできない経験だし、楽しみだわ」
 意気込み熱いロゼ。そんな彼女が接客で、ベルナルトがお金やポイの管理などの裏方を担当することになった。
「こんな薄い紙で金魚がすくえるものなのね」
 初めて手にしたポイをためつすがめつ見るロゼ。金魚が暴れればすぐ破けそうだ。
「実際破れやすいと思うよ。紙が厚くて破れにくいのもあるけど、そっちはすくえなかった人や小さい子ども向け。それでも厳しいなら、一匹おまけかな」
「私も一匹もらえる?」ロゼの赤い瞳が楽しそうな光を発していた。
「……接客が上手く出来たらね」
 水温を調節しながらベルナルトは苦笑い。

 そろそろ開店の時間だった。


 のれんの『たこ焼き』と一緒に、ウィンクルムの紋様が熱気になびく。
 熱くなった鉄板から蒸気が上がっていた。並んだ半円球の穴に油がひかれ、黒いクレーターが光沢を増したかと思った時には、黄みがかった液体が流し込まれていく。くゆる香りはだし汁のものか。ぶつ切ったタコに、ネギ、紅ショウガが半円プールに投入される。何度かくるりと反転し、全体がキツネ色になれば、出来上がりだ。
「どうぞいらっしゃい、美味しいたこ焼き、たこ焼きはいかがですか~?」
 茉莉花の声に合わせ、パックに乗せられたたこ焼きはハケでソースが塗られ、鰹節と青のりがまぶされた。熱せられたソースの甘い香りが鼻をくすぐる。食べる者はすぐに現れた。つまようじでやや歪な球体を刺す。息で熱さを和らげながら、丸ごと口の中へ――
「ん~、初めてにしては割と上手いほう、だっ……!?」
「ほづみさ~ん、食べ放題じゃないって言ってんでしょーがっ」
 たこ焼き(試作品)を頬張る智を鉄拳で沈め、茉莉花が鬼の形相を見せる。
「売り物食ってどうすんの! 原価計算ホントお願いよ、この守銭奴ちび!」
「痛ってぇ~手加減しろ怪力でかっちょ! 失敗作だって」
「失敗作も使えるの! 味見で客引きよ」
 頭を押さえる智がよろよろ立ち上がった。
「まあアレだ、一回やって少し分かったから、生地の厚さとか考えてやってみるわ。タコも大きすぎると口に残るし、そこんとこも微調整だな」
 茉莉花がまじまじと智を見た。
「……ちゃんと味見やってたんだ?」
「商売だぜ? 真面目だって」完成度高い方を食いたいしな、は言わない。「それより、お客さんだぜ?」
「この券使えます?」
 お面をつけた家族連れが、チケットを手に訪れたところだった。どうやらミオンたちは順調に売り始めているらしい。
 ――と、思いきや。
「おねーちゃんへたー」
「へたー」
「こ、こう?」
「ちがうよ、こーだよー」
「あしもへん! おそいよ」
「えっ? えっ??」
 ミオンはこの世で最も苛烈で厳しく、自らの感性に沿ったアバウトな指導をする巨匠たち――チビッ子たちから集中砲火を浴びていた。
(というか最近のはともかく、なんで昔のまで踊れるのよ!?)
 レコーダーから流れた曲に聞きおぼえがあると、懐かしい記憶と勘をたよりに踊り出したまでは良かった。
 見ていた子どもたちからダメ出しを浴びるまでは。
「おねーちゃんへたっぴ」
「教えてあげるー」
 加えて最近の流行までとなると完全についていけず、踊りで魅せるはずが教わる側となっていた。
「ああああああ」
「落ち着けってミオン、昔も今も人気ってことだろ?」
 合間に小声で会話するアルヴィン。
「それに子どもたちも一緒に踊ってくれてるし。楽しそうじゃないか」
「でもなんで私ばっかり! アルヴィンだって知らないじゃない!」
「……相対評価?」アルヴィンは身体能力でカバーしてる面がある。自然、ミオンの方がモタモタしてるように見えてしまうのだ。
「ま、仕事なんで気楽にな」
「そう、ね。仕事よ、仕事……あぁもうやるわよっ!」
 やけになって、轟沈必須の戦場へ戻るミオン。黒い浴衣で泳ぐ赤金魚たちが荒ぶっている。相変わらず喜怒哀楽忙しいなと、アルヴィンはヒーロー仮面の下で笑う。彼女の周りは子どもたちでいっぱいだった。
(あれはあれで慕われてると思うけどな)
 翻弄されてる姿を見ていたい気もするが、後でフォローするか――と思ったその時。
「おにーさーん、迷子よ~」
「……?」
 妙な声に振り返ったアルヴィンは、そこにいた人物を見て硬直するのだった。


 一方こちらは綿菓子店。
「はい、綿菓子だよ。あとコレをあげるね」
「これなぁに?」
「この紋様の射的屋さんに行けば、たくさん遊べるよ」
「ホント!?」
「良かったら寄ってみてね」
 チケットを手に保護者のところへ駆ける子どもたち。転ばないかはらはら見守り、スノーは綿菓子を作る希望を振り返る。
「ノゾミさん、困ったことはない?」
「大丈夫です。だいぶ、慣れてきました」
 希望の表情は柔らかい。言葉通り慣れてきたこともあるが……
「じゃあ、もう一度作るからよく見ててね」
 綿菓子機に張り付くようにして覗き込む幼い子たちに、希望は呼びかけた。
 色つきのザラメを適量、飛散しないよう投入口に流し込む。巻き込む回転釜の加熱機構によって砂糖は融点に達して溶解、遠心力で離れた吹き飛ぶと細く長い糸となる。あとは周囲の小さな穴を通って出てきた糸を、形を崩さないよう割り箸で巻きつけ大きくすれば、雲のような菓子の完成だ。
 辺りに漂う、まるで砂糖が気化したかのような、少し暖かい香り。
 見ている子らにとっては、魔法でも見ている気分なのだろう。
 純真な瞳を輝かせ思い思いの声を上げる子たちに、希望も自然と笑みがこぼれていた。
「……」
 スノーが時間を確認すると、そろそろ作り手と売り子の交代時間――しかし、彼はそれを口にして伝えることはなかった。
(もう少しだけ、笑顔の溢れる時間が続きますように)
 スノーは再び店の前に戻り、売り子の仕事を再開した。

 役割を交代するのは、実際難しかった。
 間断なく人が来るため、時間通りスムーズに……とはいかなかったからである。
「チケット持ってる人、けっこう多いですね」
「ウィンクルムの店の間で、うまく流れが出来ているみたいだね」
 後半も頑張ろうと言うスノーに、希望も緊張少し、ほぼ上機嫌といった風に頷いた。綿菓子店の客層の大半は子どもか、女性を中心としたカップルだ。海の家でのアルバイトの時よりずっと、異性と接する機会は少ない。感情のコントロールも余裕をもって行えている。
 だからだろうか。その日初めてになる男性だけの客にも、なんとか対応できると思ったのだ。
「なぁ、おネーチャンはサービスしてくれないの?」
「え……?」
 手首がつかまれ、希望はようやく気付く。
 目の前にいる男たちの瞳に、邪な輝きがあることに。

「いらっしゃいませっ」
 金魚すくいにきた人が見るのは、ロゼのにこやかな笑顔。
そして楽しそうな声だ。
(むすっとしてたら、お客さんも近寄りがたいものね)
 細かなことはベルナルトがやってくれるという安心感もあるのだろう。いろんな人が来るんだなぁと、彼女自身楽しみながら接客をしていた。
 女の子がひとり、やってくる。
「あ、あの」
「はい、いらっしゃいませ。金魚すくい楽しんでね」
「パパとママ、知りませんか?」
「――え?」
 ロゼが一瞬、時を止めた。

 ハロルドには質問が寄せられていた。
「じゃ、ここで遊んだらお面屋でおまけがもらえるってこと?」
「そうなりますよ~」
「ここのおまけって?」
「射的は『弾数五発サービス』になります」
「マジで!」
「俺ここがいい! どこ行けばチケットもらえるの?」
「綿菓子ですね。場所は――」説明しかけたハロルドの声が、歓声と拍手に打ち消される。
 見れば、ディエゴが景品を倒したところだった。
「すごいわ!」
「あの、私も何回やっても取れなくて……」
「……あれか?」
 女性客のリクエスト。伊達眼鏡の奥でディエゴの双眸が細まる。
 手が空気圧縮レバーを引き、弾を詰める。素早く構えた時には、照門と照星の延長線上に標的を捉えている。
 機械じみた無駄のない動きで撃ち出された弾は、景品のマスコットを台から叩き落とした。
「すげえ」
 ハロルドに質問をしていた少年の一人が呟く。
 ディエゴは遊んでいるわけではなく、射的で客がなにも取れなかった時のためのヘルプ要員である。高価な景品以外という条件付きだが、緊張状態を保ちながらの精密射撃は動作・結果ともにサマになっており、客寄せのパフォーマンスとしても申し分なかった。
「俺もあれを決める」
「無理だって」
 少年たちが我先と綿菓子屋へ向かっていく。やがて戻るだろう。ハロルドは視線を己が精霊に戻した。惜しみない称賛はハロルドも嬉しかった――ヘルプを頼んだ女性客がディエゴに異様に接近している気がしたが。
 店を始めてから、ハロルドは受付やチケット関連の説明や誘導、ディエゴも景品の準備やヘルプで、話す暇もない。その間いろんな女性(男性もいた)が、彼の傍に立つ。
 ――ふとそれが、あの女性の面影に見えた気がした。
(私は、どうしたいんだろう)
 ディエゴの力になりたいのは事実だ。しかしそれとは別に、彼との『繋がり方』を模索している自分を感じる。理由も答えもいまだ不明瞭な輪郭だ。それが時折胸を締め付けるような苦しさを伴わせる。
(だめ。仕事中はちゃんとしないと)
 気をとり直し、深呼吸する。
「君、大丈夫?」
 その時、頭上から声が降ってきた。


 『金魚すくい』の隣、紋様の張り紙の横に、「迷子預かり中」の張り紙が、ぺたり。
「人が多いし、はぐれちゃったのかしら」
「そうだろうね。妖狐のスタッフが探してるみたいだし、すぐ見つかるよ」
 ベルナルトはそこで女の子と視線を合わせた。
「きっとご両親がすぐ迎えに来てくれるから安心してね」
「うん!」
 保育士ということもあって、子どもとの意思疎通は速いのか。ロゼが密かに感心する。
(もう信頼関係ができちゃってるのね)
 その時ロゼは、女の子がチラチラと視線を動かしていることに気付いた。お祭りの裏方は華やかさとは遠いので、予測はつく。
 案の定、金魚の泳ぐ浴槽を目で追っていた。ベルナルトもそれに気付いたらしく、箱からポイを取り出す。
「待ってる間、ちょっとだけ金魚すくいやってみる?」
「……いいの?」
「他の子には内緒だよ」
「うん!」
 女の子がポイを片手にじっと、水の中を見る。その横にロゼがしゃがんだ。
「お姉ちゃんも一緒にやろうかな!」
「……ロゼ」
 ロゼが耳打ちする。
「二人でやった方が楽しいわ。楽しさのおすそわけってやつかしら?」
「実際のところは?」
「私もやってみたい」
 打てば響くように返ってくる予想通りの答え。ベルナルトはため息とも苦笑ともとれぬ息を吐く。そういえば接客が上手くできたらと約束していた。
「分かったよ」ちょうど客足も途絶えた所だ。「念のため言うけど、僕たち店員だからね?」
「分かってるわ!」
 溢れんばかりの「やった!」という表情。瞳の輝きは、隣の女の子と同じだ。
「大きい子どもが、もう一人いるね……」
 その形容は、かなり正しかった。

「サ、サービス、ですか?」
 希望が腕を引こうとしても、男はびくともしない。
「そうそう、俺たち男ばっかっしょ?」
「団子も良いけど花もってね」
「つーことで……一緒に遊ばね?」
 笑顔、というには含みのある表情で言う三人。
「お、お店のお手伝いがあるので」
「へえ?」
 腕が離される。諦めたかと思いきや、希望を囲むように動いていた。
「奥ゆかしいね? やっぱ話したいっしょー」
「なんなら後で手伝うぜ。ちょっとくらい時間取れないの?」
「あ、あの……」
 早く店に、ユキの近くに戻りたい。だが動こうとするたび、その前に立って通そうとしてくれない。怖くて声も上手く出せず、希望は途方に暮れた。
 男たちが、囲いの輪を狭めてくる……
「すみませんね」
 よく知った声が発せられた。
「大事な看板娘なので、そこまでで」
 にこやかな、しかし芯の通った声でスノーが間に入ってきた。周囲の視線も集まってきている。
「お気持ちは、嬉しかったです」
 頭を下げる希望に、男たちは肩をすくめた。踵を返す。
 すぐさまスノーが希望の手を取り、屋台へ。
「大丈夫だった? 怪我はない?」
 さっきとは打って変わって、不安げな声。希望は笑顔を浮かべた。彼を安心させたくて、感謝を伝えたくて。
「ユキが、来てくれましたから」
 それは、子どもたちに向けたものとはまた違う、魅力的な笑顔だった。

「やあ」ハロルドの前で、男は笑顔を浮かべていた。
「悩み事かい?」
「?」知らない人だ。
「ああ、いきなりすまない」男ははにかんだ。「実は、キミと友達になれたら楽しいかなって、声を掛けてみたんだよ」
「友達……」接客意識が一瞬飛んだ。「私と?」
「ああ。ダメかな?」
「――」予想しない展開に、言葉が出ない。
 拒否するには、友達という単語は重すぎた。
「ダメでも良いんだ。五分で良いから僕と話してくれないかい?」男が続ける。「向こうで」
 神人が言葉に詰まった瞬間、すぐ近くに気配がした。
「ウチのハロルドに何か用でも?」
「え。あー」男がうろたえた。「お連れさんがいたのか」
「連れ? 違うな」ディエゴは断言した。
「こいつの保護者ですが。用があれば聞きましょう」
「いや」男が背を向けた。
「遠慮しておくよ」
「ふぅ」去る男に精霊が緊張を解く。「ハル、あれはナンパだ……何もされなかったか?」
「……うん」
「本当か?」不自然な間にディエゴが眉根を寄せた。「ハル、どうしたんだ?」
「なんでもない、よ」また言った、と思いながら笑顔を作り、見せる。「なんでもない」
「――そうか」
 不承不承、仕事に戻って行く精霊の背に、ハロルドは肩を震わせた。悲しかった。
(違うって、はっきり言わなくてもいいのに)
 なぜ自分がこんなに落ち込んでいるのかは、分からない。保護者というのは事実なのに。
 ただ、悲しかった。

「迷子? 誰が?」ミオンが聞く。
「この人」
「私よ~」
 アルヴィンが指差し、応えるのは――ガチムチのオネエマンである。
「その年で!? うっ……」酒臭い。
「人生の迷子だな」
「シツレイねー、連れとはぐれたのよ~携帯も電波ないし……あら」
「……何か?」休憩のため面を外した精霊を、迷子(大)は見つめる。
「いい男じゃな~い。くっついちゃお☆」
「!?」
 密着されたアルヴィンから血の気が引いた。「落ち着け、いや、落ち着いて……下さい」
「あのね……商売の邪魔よっ!」ストレスを溜めたミオンが目を三角にする。「携帯持ってるのね? 見せなさいよ」
「やだ怖ーい、笑えば2割マシよ?」
「うるっさいわね!」渡された携帯を見る。「電源入ってないだけじゃない」
「あら~無粋と思って消してたわ☆」語尾がウザい。「はぁ~い。今お面屋、イケメンとこわーいお姉さんと一緒♪ 舞台で待ち合わせ? 分かったわ~」電話が終わる。
「また来るわね~☆」
「もう来なくていいわよっ!」
「やぁ~ん、今度はコワイ人抜きね、イ・ケ・メ・ンさん♪」
「二 度 と 来 る な」
 一難去った。息を吐く。
「人騒がせな……どうしたの、アルヴィン?」
「都会って、怖いな」
 未知との遭遇にずっと引き気味だった精霊は、ようやくそう吐き出したのだった。

 だいぶ慣れてきた頃合い。
 宣伝をしていた茉莉花の浴衣が、引っ張られた。
「みずたまりー、取り敢えず客足分とおまけのたこ焼き焼いといた……って」
 戻ってきた神人に智が言いかけ、その手に連れた小さな影を凝視する。
「ガキンチョ?」
「迷子よ」
 あー、と智は改めて迷子の男の子を見やる。不安で今にも泣きそうな顔だ。智は笑顔で話しかけた。
「仕方ねーな。うら、兄ちゃんが肩車してやるから親探せ」
「え?」
 男の子は不思議そうに、茉莉花と智を見比べた。彼女らの背を。
「……ちっちゃい」
「おれの身長の事言うなー!!」
「どーどーほづみさん」
 ぐさりと智が言葉に抉られ、茉莉花が宥める。神人がしゃがんだ。
「ほら、あたしが肩車してあげる――お客さん呼びながら探してくるわ」
「……んじゃ、任せるわ」
 智はたこ焼き作りで忙しい。威勢の良い声を背に受けながら、茉莉花は頭上の男の子にチケットを渡す。
「お父さんとお母さんが見つかったら、コレで残りのお祭り楽しんでね」
「うん……ありがとうお姉ちゃん」
 男の子がはにかみ、茉莉花も微笑む。
 ちなみにその背後では、
「お待たせしましたー。未来の嫁と迷子の相手して、未来予想図思い浮かべてましたー」
「へえ、彼女許嫁か何か?」
「そんなもんですねー。でかいだけが取り柄ですけど。あ、もう一パックどうです?」
 なんて凄まじいセールストークを智がしていたとか、なんとか。

 紅月祭りも、今日はそろそろ終わりの時刻だった。
「改めて皆には感謝じゃ」テンコの口の端にはソースの跡。
「おまけチケットは良い案だったようじゃ。五店舗は集客が高く、大きなトラブルもなかった。祭りを盛り上げる工夫も考案された。妖狐代表として礼を言うぞ」
 なんでもチケットは規模を拡大できないか検討中らしい。
 ウィンクルムにとっては、無事に依頼を果たした一日となる。
 楽しい思い出となったか、心にさざ波を作ったかは、別として。



依頼結果:大成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 叶エイジャ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 08月05日
出発日 08月11日 00:00
予定納品日 08月21日

参加者

会議室

  • [15]ロゼ

    2014/08/10-14:38 

    ハロルドさんは概要の記入ありがとう。
    私は夢路さんのお店のチケットを配ればいいのね。了解よ。

    >お店の目印
    わたしもウィンクルムの紋様でいいと思うわ。

  • [14]ハロルド

    2014/08/09-07:12 

    チケット概要プランに記載できました
    皆さんに書いていただくのは

    ・おまけチケットサービスの内容
    ・誰の店のチケットを配るのか(会議室発言【10】参照)

    この二点になります

    >ウィンクルムの紋様

    特徴的なマークですし、良いですね
    それにしますか

  • [13]夢路 希望

    2014/08/09-04:17 

    >おまけチケット
    私はハロルドさん達のお店の、ですね。分かりました。

    綿菓子屋さんのおまけは、もう少し考えてみます。

    >お店の目印
    安直かもしれませんが、ウィンクルムの文様、とか?

  • [11]ミオン・キャロル

    2014/08/08-22:36 

    >ハロルドさん

    ありがとう!!
    何とか収まったわ

    ・おまけチケット配布(たこ焼
    で伝わるかしら…

  • [10]ハロルド

    2014/08/08-21:56 

    もしこちらでチケットの概要が書けたら私の方で書いておきますよ~
    私の店は、弾数追加ですかねえ…

    ではでは、おまけチケット配布ということで…
    参加者欄の順に配っていけばいいかなって思います
    夢路さん(綿菓子)→ハロルド(射的)→ミオンさん(お面)→水田さん(たこ焼)→ロゼさん(金魚すくい→夢路さん……
    という順になります。
    五店舗でしか使えないチケットなので、一応お店の目印みたいなものが必要なんじゃないかなと…

  • [9]ミオン・キャロル

    2014/08/08-21:18 

    >おまけチケット

    プランには
    ・おまけチケット配布
    ・おまけの内容
    2つを書けばいいかしら?
    …すでに文字数との戦いがorz

    パフォーマンスはする予定です
    苦難はナンパ以外で考えてるわ

  • [8]ハロルド

    2014/08/08-20:41 

  • [7]水田 茉莉花

    2014/08/08-19:59 

    >おまけチケット
    わ、それ楽しそうね♪
    たこ焼き屋台なら、一個オマケとかできそうかも!やってみるわ!

  • [6]ロゼ

    2014/08/08-18:02 

    初めまして、私はロゼ。
    今回はよろしくね。

    私達は金魚すくいの予定よ。
    おまけチケットは私もいい案だと思うわ。
    そうね、うちだとポイを一つおまけとかその辺りになるかしら。
    まだ他にも思いつくかもしれないしもう少し考えてみるわね。

  • [5]ミオン・キャロル

    2014/08/08-15:52 

    連投失礼します

    利益度外視しても良いって書いてあったわ…
    恥ずかしい

    私達、やっぱりお面屋にしようと思います
    コロコロ変えてごめんなさいね

  • [4]ミオン・キャロル

    2014/08/08-07:21 

    ミオン・キャロルよ
    宜しくお願いします

    これって希望が被ってもいいのよね…?
    とりあえずタコ焼き屋さん手伝おうと思ってるわ

    >おまけチケット
    いいわね
    タコヤキで何が出来るか考えてみるわ
    薄利多売で割引はきつそうなので…何かオマケの方向で
    トッピングかしら

  • [3]水田 茉莉花

    2014/08/08-07:11 

    こんにちは、かな?水田茉莉花です。『まりか』って呼んでください。
    パートナーはちび・・・じゃなかった、ほづみさんです。

    あたしはち・・・じゃなかった、ほづみさんがたこ焼き喰いたいって言ってるので
    たこ焼き屋台やりますね。
    ・・・・・・・・・・・・・・・食べ放題じゃないんだけどなー。

  • [2]夢路 希望

    2014/08/08-02:58 

    えっと、夢路希望、です。
    パートナーは、ラビットさんです。
    ハロルドさんはお久しぶりです、ね。他の皆さんは、あの、初めまして。
    今回は、宜しくお願いします。

    私達の第一希望は、綿菓子屋さん、です。

    ……わ。
    おまけチケット、面白そうですね。私はいいなって思います。
    おまけの内容はお店によって、割引きだったり、追加サービスだったり。
    いろいろ考えられそう、です。

  • [1]ハロルド

    2014/08/08-01:50 

    はじめましての方もそうでない方もこんばんは
    ハロルドと申します、よろしくお願いしますー

    私共は射的の運営を予定しています
    それで相談なのですが、お店の協力といいますか…
    参加者の運営するお店のみ使えるおまけチケットを作って配ってみませんか?
    例えば、わたしのお店で遊んでくれた方にはミオンさんの運営するお店のおまけチケットをあげる
    そうすればお客さんはミオンさんのお店に行くでしょうし、これを参加者間でループすれば平等にお客さんが遊びに来てくれると思うんですが…どうでしょうか?


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