タブロス市にオーガ襲来(和歌祭 麒麟 マスター) 【難易度:難しい】

プロローグ

●タブロス市にオーガ襲来
 平日の何でもない普通の日のこと。
 A.R.O.A.職員は血相を変えてデータの整理と、ウィンクルムたちへの資料作りに追われていた。
 なんと、タブロス市に堂々とオーガが向かってきているという。
 バラバラに活動するわけではなく、統率がとれた動きを見せるという。
 オーガたちにはリーダーがいるようだ。
 屈強で大型のオーガが取り巻きと一緒にタブロス市に向かってきている。
 この脅威を速やかに排除しなくてはならないのだ。

●ブリーフィング
「えー、会議室に集まってもらったのは、今回のオーガの脅威に、どう対抗するかという話し合いの場を設けようと思いまして」
 やる気のない職員がプロジェクターに、タブロス市に向かってきているオーガの情報を照らし出した。
「えー、オーガのリーダーと思われる大きな個体がコイツです。全身を分厚い鱗で覆ってるのがわかりますね。一見、爬虫類にも見えます。体型はずんぐりとしてて動きは遅いようです。
 名前はヤックドロア・アスと命名されています。自分と仲間を力場で守るので、このオーガ集団にダメージを与えるのは非常に難しい。
 続いて、ヤックドロア・アスの取り巻きについているのが、ヤグズナル3体です。
 コイツは遠距離攻撃をしてくる上に素早い。骨弾というものを飛ばしてくるのですが、連射がけっこう効くみたいですよ。
 コイツはコウモリみたいな見た目です。聴覚が発達してるので索敵能力は高いみたいですよ。以上で、集めたデータはすべてです」

●予想外の事態
 ウィンクルムたちの携帯が鳴った。
 一台のバスに非難の連絡が遅れて、いまだタブロス市内を走行中とのことである。
 このままではオーガ集団と接触してしまう。
 乗客が10名いて避難させて欲しいとのこと。
 シェルターまで乗客を誘導して欲しいとの追加依頼である。
 強敵のオーガ軍団を相手にしなければいけないというのに、手間が増えてしまった。

解説

★何すればいいの?
 バスの場客員をオーガから守りつつ、シェルターに避難させて下さい。
 遠距離攻撃を持っているオーガもいるので、作戦を考えましょう。

 オーガの集団を撃破してください。オーガは全員、土属性です。
 オーガ集団の攻略で重要なのが、ヤックドロア・アスへの対処です。
 ヤックドロア・アスはオーガ全体の防御力を底上げして鉄壁にしてきます。
 また、ヤックドロア・アスはそこらのオーガに比べて格上です。小さなオーガ集団のリーダーとしてよく見かけられる存在です。

★プランどうしたらいい?
 バスの乗客の救助をおこなう活動をするアクションと、オーガと戦うアクションをおこなうプランの書き方ができると思います。
 オーガは強力なので神人がバスの乗客の非難を誘導して、精霊がバスが襲われないようにオーガと戦うとかのプランが書きやすいでしょう。

ゲームマスターより

 タブロス市を脅かすオーガ集団です。
 集団行動をするオーガはウィンクルムの脅威ですね。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

手屋 笹(カガヤ・アクショア)

  カガヤ、どうか気をつけて。
別れる前にトランス状態に入りましょう。

事前にバスの通過ルートを確認して乗り込みます。

そしてオーガ達の出現情報があった位置、
シェルターの位置、バスの現在地の3点を確認し
・オーガと距離を取って回避できる
(出来るだけ索敵に掛からないよう大回りで回避)
・バスが通行可能な道
で早めにシェルターまで向かってしまいましょう。

バスの運転手さんにお願いして
上記にて決定したルートを進んでもらいます。
戦闘をしている精霊さん方からヤグズナルの位置情報を貰いつつ、
必要に応じてルート変更やバスを乗り捨てて徒歩での移動を促し先導します。

【持ち物】インカム(A.R.O.A.へ申請)
タブロス市のマップ



ひろの(ルシエロ=ザガン)
  事前:インカム2つ申請、片方をルシェに

行動:
乗客達に手の甲の紋様を見せ、
・オーガがタブロスを目指している事。
・既に仲間の精霊がオーガを抑えに向かっている事。
・オーガの気を引く為に大きな音がするが問題無い事。
・私達がシェルターまで案内する事。
をゆっくりはっきり伝える。
「絶対、大丈夫です。落ち着いて行動してください」

乗客達が怯えぬ様、普段通りを心掛ける。
爆竹を使う知らせがあれば、数秒インカムを耳から放す。

(そういえば、戦いでこんなに離れるの初めてかも……)

徒歩移動なら、急ぎの移動が困難な人が居た際、余裕のある人に負んぶや肩を貸すなどの補助をお願いする。
殿を務め、ルシェと敵の位置について連絡を取る。



●タブロス市に襲来した強力オーガ集団
 コウモリのような形をしたヤグズナルが、羽根を忙しなく動かして楽しそうに移動している。
 向かっている先はタブロス市である。
 多くの人たちがいるタブロス市は、いわばオーガたちにとってはご馳走の山である。
 動きのすばしっこいヤグズナルたちが先行しようとすると、巨体のヤックドロア・アスが前に出る。
「ガァアア!」
 ヤックドロア・アスが吼えた。地を揺らす大きな声に、タブロス市に急ぐことばかり考えていたヤグズナルがおとなしくなる。
 このヤックドロア・アスがこのオーガ集団のリーダーなのだ。
 言葉を話さない代わりに、互いの雰囲気で状況を敏感に察知するオーガたち。
 ヤグズナルは、自分たちだけではタブロス市で人の魂を喰いあさることは無理だと本能的に理解しているようで、ヤックドロア・アスに従順である。
 強い個体のおこぼれを貰うというのは自然界ではよくある光景で、このオーガ集団も例外ではなかった。
 ヤックドロア・アスによってこの集団が作られているのだ。
 ヤックドロア・アスがタブロス市に向かったのは、自分の実力に自信を持っているからである。ならば、僻地より人が多いところで魂を喰らった方がいい。
 ウィンクルムというオーガを狩る集団がいるというのは何となくだが知っていた。だが、ヤックドロア・アスは自分が負けるとは露ほども思っていない。
 なぜならば、タフで、強固な肉体に恵まれた自分が人間と精霊ごときに倒されるはずがないと思っているからである。
 生命体としての強さが完成されているヤックドロア・アスは取り巻きのヤグズナルたちを見回す。
 ヤックドロア・アスはこの世に存在した瞬間から、多くのオーガたちに評価されてきた。
 力が強いだけではなく、仲間のオーガたちすら守ってしまう防御スキルに惚れられているのだ。
 オーガ集団がタブロス市につく頃にはA.R.O.A.の手引きでタブロス市民の避難が完了していて、無人となっていた。
 ヤックドロア・アスは人の気配は感じるのに、手が届かないことにイラついた。
 エンジン音が聞こえる。どうやら、すべての人間が隠れているわけではないらしい。

●パニックバス
 タブロス市内を運行しているバスが一台、オーガが襲来しているこの瞬間も走行していた。
 運転手はいつもと道路状況が違うことが気になってる。
 時間帯的にいつもならば道路が混み始める頃にも関わらず、通りはがらがらだ。
 信号は点滅していて、注意して通行するようにとなっている。こんな交通量が増える時間から、この信号の状態は異常である。
 無線で何度か本社に連絡を入れたが、なぜか返事が返ってこない。
 何かトラブルがあったのではないかと不安になりながらも10人の客を乗せて業務を続けるしかなかった。
 何かがおかしい。だが、理由もわからずに業務を放棄できるほど運転手は無責任ではなかったし、乗客が平常心でいるので自分一人慌てるのも情けないという気がしていた。
 突如無線が繋がった。先ほどまで無反応だったにもかかわらず、相手の方から一方的に話してくる。
「まずいぞ、オーガが来ている。しかも集団でだ。連絡が遅れて済まない。緊急事態だ。乗客はいるか?」
「オーガですか! 乗客は10名です。私はどうしたらいいですか?」
「A.R.O.A.がすでに動いている。腕利きのウィンクルムたちがやってくるはずだ。ウィンクルムたちの指示に従ってシェルターに避難してくれ」
「りょ、了解です」
 客席がざわざわしている。今の通信が聞こえたのだろう。
「お、オーガだって! いやだ、喰われたくない!」
「こんなバスに乗っていられるか、俺は先に帰らせて貰う!」
「おい、運転手、バスを止めろ! 俺たちを殺す気か!」
 乗客が騒ぎ始めた。泣きたくなる気持ちを抑え込んでマイクにいう。
「落ち着いてください。ウィンクルムたちが救助に来てくれています。走行中に立ち上がると怪我の原因になるので着席をお願いします」
 ウィンクルムたちに早く来て欲しいと思いながら、運転手は緊急時のマニュアル通りに、最寄りのシェルターに向かってバスを走行させていく。

●オーガと遭遇! ウィンクルム参上! 
 ウィンクルムたちが現場に着くと、A.R.O.A.から教えられたシェルターに向かって移動するバスが視界に入った。
 バスの進行方向には巨大なオーガ、ヤックドロア・アスとコウモリのようなオーガ、ヤグズナルがいる。
 ヤックドロア・アスはバスが困惑しているのを楽しむかのように眺めている。
 ヤグズナルはすぐ近くに迫っているバスに襲いかかるタイミングを見計らっているようだ。
 バスが避難するには最短経路を通過せずに、迂回するしかない。その間にヤグズナルは間違いなく襲いかかるだろう。
「間に合いましたね、まだバスは無事ですわ」
「間に合ったけどよ、やばい感じだな」
 手屋 笹とカガヤ・アクショアはオーガたちの位置とバスの位置関係をみていった。
 避難経路は柔軟に考える必要がありそうだ。
「大きなオーガから危険な香りがしますわ。カガヤ、どうか気をつけて」
 笹はインカムをカガヤに渡しながらいう。
「俺があんな硬いだけが取り柄のヤツに負けるわけないだろ? 俺のパワーで粉砕してやるぜ」
 カガヤは不敵に笑う。笹はカガヤを信じている。それでもオーガの方が多い今回の戦いにおいて不安がないかといえば嘘になる。
「大丈夫だって、そんな不安そうな顔するなよ」
 カガヤは笑いながら笹の頭を撫でるのだった。
「さあ、時間に猶予はないぜ、トランスといこうじゃないか」
 カガヤが笹の身長に合わせてしゃがんだ。笹はこれ以上心配しても、この状況が変わることはないと心を決めるのだった。
『私達の全ては、ただ潰滅の為にある』
 インスパイイアスペルを一緒に唱えると、笹はガガヤの頬に口づけをするのだった。
 二人の体がオーラに包まれ、体中の細胞が活性化してくるのを確かに感じた。

「バスはまだ襲われてないみたいだね。襲われるのも時間の問題だけどさ。急ごう」
「ヤグズナルがこっちに近づいてきている。ヤックドロア・アスはどっしりと構えてくるタイプと聞いてたが、情報通りだな。オレ達が相手をするのはヤグズナルたちだけで済みそうだ。ただ、ヤックドロア・アスのスキル範囲にヤグズナルがいる以上は油断はできないが」
 ひろのとルシエロ=ザガンはいった。
「ルシェ、インカムつけてて」
「ありがとう。オレが守るからヒロノはバスの誘導だけ考えていればいいぞ」
「守るってバスを?」
「ヒロノとバスをだ」
 ひろのはオーガ3体相手に一人で挑まないといけないルシエロを心配していた。囲まれてしまうのではないかと不安な気持ちがわいてくる。
「オレの心配は無用だ。オレを誰だと思っている」
 ひろのは自信に満ちあふれるルシエロを見ていると不安な気持ちが溶けていくように感じた。
「トランスしよ」
『誓いをここに』
 二人の唱えたインスパイアスペルがハモる。
 ひろのがルシエロの頬に口づけすると、二人から荒々しくオーラが放たれる。
 オーラの波が落ち着くと、山吹色のオーラに二人は包み込まれていた。

 ヤグズナルがバスの方に向かって、高速で移動してくる。
「バスを守らないと」
「カガヤ、たのみましたわ」
 ひろのと笹はバスに向かって走って行いく。
 バスの運転手はオーガを目視してから、萎縮してアクセルを踏めないでいた。足が震えているのだ。
 乗客もここで自分たちの魂が食べられてしまうのではないかと脅えていた。
 バスのドアを叩く笹とひろの。オーラに包まれた二人を見てバスの運転手はウィンクルムたちがやってきたと涙が零れそうになった。
 慌ててドアを開ける。
「お待ちしてましたよぉ。助けてください」
 バスの運転手は涙声だ。
「絶対、大丈夫です。落ち着いて行動してください」
 笹がいった。ひろのは特に語らなかったが、大丈夫だと目線が告げていた。
 笹はタブロス市のマップを広げる。
「今私たちがいる位置がここです。シェルターからそれほど遠い位置ではありません。ただ、最短距離のこのまま真っ直ぐ進むルートはもう使えません。ここまでいいですか?」
 笹が言うと、運転手は「はい、わかります」と頷く。
「続けますね。シェルターに向かうルートは、この大通りのから一度、脇の道に左折します。オーガは精霊達が足止めしていますから、一本隣の通りに迂回して、そこからシェルターに向かいます」
「わかりました。早速発進させます」
 運転手はアクセルを踏みしめてバスを発車させた。発車はゆったりとしていて、こんな時でもプロのバス運転手の運転技術は健在だった。

 ヤグズナルがカガヤを無視してバスに向かって通り過ぎていく。カガヤはヤグズナルは相手にしない。もっと強くてやっかいな相手がこの場にいるのだ。
 ヤグズナルにはルシエロがいる。カガヤはヤックドロア・アスの相手に専念する。
 グレートソード「バーリー」を構えてカガヤは神経を研ぎ澄ましていた。
 ヤックドロア・アスは一人自分に立ち向かってこようとするウィンクルムに興味を持ったのか、相変わらずゆっくりとした動作で近づいてきた。
 お互いに攻撃すれば届く距離になる。カガヤとヤックドロア・アスの緊張感は高まる。
「喰らいやがれ!」
 カガヤの高速の一撃が放たれる。強くアスファルトを踏みしめ、後ろ足を前に踏み込んだ。
 グレートソード「バーリー」を驚異的に加速して、巨体のヤックドロア・アスの胴体に強烈な一撃を叩き込む。
「グァアアア!」
 ヤックドロア・アスの硬い鱗が割れて肉に鋭い刀身がめり込む。
 力任せに振り抜くとヤックドロア・アスは数メートル吹っ飛んでいった。
 アスファルトの上を血液で汚しながらごろごろと転がっていく。
 ヤックドロア・アスは何が起きたかわかっていない。生まれてから今まで傷を負ったことがないのだ。
 致命傷を負わされたという現実を受け入れられていない。すぐにスキルを使って防御力を上げなくてはいけないとヤックドロア・アスは感じた。
 ヤックドロア・アスから強烈なオーラが吹き荒れる。ヤックドロア・アスの防御力がみるみる上がっていった。
「どうした、この程度なのか? 硬いだの、丈夫だの聞いてたんだが、たった一発で終わっちまうほど弱いのか、お前は?」
 ヤックドロア・アスはカガヤがいっている言葉を理解することはできなかった。それでも自分が馬鹿にされているということについては敏感に感じ取っている。
 オーガたちからリーダーとして扱われてきたプライドがカガヤへの怒りとなって、今すぐ目の前で自分を馬鹿にしている相手の魂を喰らいたいと思った。
「グァアアア!」
 吼えながらヤックドロア・アスは鋭い爪でカガヤに殴りかかる。丸太のように太い腕から放たれた横凪の一撃はものすごい爆発力を持った一発だった。
 カガヤはそれをグレートソード「バーリー」で受け止める。
 ガツンという強烈な衝撃が刀身にかかる。カガヤの全身の筋肉に心臓が血液を急ピッチでポンプアップしている。
 腕の血管が大きく浮かび上がる。力負けをしていない。オーガ集団のリーダーに対してまったくおくれをとっていないと確信した。
 渾身の一撃を受け止められてヤックドロア・アスは驚愕の表情を浮かべていた。
 かつて戦った相手でこれほどまでに強い相手がいただろうかと、ヤックドロア・アスはカガヤに興味を持ち始めた。

 ヤグズナルはバスの乗客の魂を喰らうことしか頭になかった。ルシエロを無視している。
 気がつけばヤグズナルはヤックドロア・アスから放たれたスキルによって防御力を上げていた。
 動き出したバスの動きを止めようと、ヤグズナルは骨弾を撃ち出す。弾丸のように撃ち出された骨は肉眼で捕らえるには厳しい速度だ。
 ルシエロは目を見開いて、骨弾の弾道を見切り、バスへの射線に割り込んで防いだ。一発も漏らしていない。
「オレを無視して先に進もうっていうのは調子がよすぎるだろう? ここがオマエたちの死に場所だ!」
 ヤグズナルはここにきて初めてルシエロを囲むように移動した。
 バスの得物を喰らう前に、一仕事必要だと考えたのだ。
「爆竹を使う。耳を塞げ!」
 ルシエロはインカムにいうと、導火線に火のついた爆竹を宙に放り投げた。
 ――バチバチバチバチ!
 巨大サイズの爆竹はものすごい破裂音を立てる。耳を塞いでいてもうるさいほどだ。
 聴覚に優れいてるヤグズナルたちは爆竹の爆音に驚いてひっくり返った。起き上がってもどこか器官をおかしくしたのか動きがおかしい。
 ふらふらしているヤグズナル1体に素早く双剣「アジンドゥバ」で斬りつける。ヤックドロア・アスのスキルによって守られたヤグズナルは鉄壁で傷ひとつつかない。
 しばらく膠着状態が続きそうだと感じたが、爆竹の効果で、ヤグズナルの目先を自分にそらすことに成功したとルシエロは思った。
 ルシエロはスマートフォンをつかって爆音で長時間再生の音楽を流し懐にしまった。ヤグズナルたちは聴覚がよすぎるが故に嫌な顔をする。

 カガヤも膠着状態に陥っていた。はじめの一撃以降はまるで攻撃が通る様子がない。流石にオーガ集団のリーダーになるだけのことがあり、ヤックドロア・アスは強く、硬い。攻撃も初手以降は変則的になっていた。
 時間ばかりが経過する。
『笹ちゃん、こっちは時間がかかりそうだ。シェルターへの誘導はどんな感じ?』
 インカムでカガヤが笹に連絡を取る。
『カガヤたちが足止めしてくれているおかげで順調ですわ。カガヤたちは大丈夫ですの?』
『よかった。こっちの心配はいらないから、避難の誘導を頼んだ』
『カガヤ……、本当に大丈夫なんですわよね?』
『俺が硬いだけのヤツに負けるはずがないっていっただろ? すぐに終わらせるさ!』
 カガヤは通信を切ると、深呼吸をしてグレートソード「バーリー」を握り直した。剣の柄はカガヤの血液で赤く濡れていた。全力の攻撃を何度も続けて掌の皮膚が衝撃で裂けているのだ。
 並みのオーガを相手にするのとは全く違う。まるで終わりのないトンネルを走っているような錯覚にとらわれる戦いだ。
 グラビティブレイクはまだ一回分だけ残している。間違いなく、この戦いの生命線になるとカガヤは感じていた。どんなに強いオーガでも永遠にスキル効果が続くとは考えにくい。スキルの切れたタイミングにすべての力を注ぎ込む。
「鱗野郎、どっちかが倒れるまで、とことん付き合ってやるよ」
 カガヤがヤックドロア・アスを睨み付ける。ヤックドロア・アスは不敵に笑った。

 ルシエロは長い時間ヤグズナルの骨弾を防ぎ続けていた。お互いに決定的な攻撃がない時間が20分続いている。
 ついに、ヤグズナルを包んでいたオーラのようなものが消滅する。ヤックドロア・アスのスキル効果が切れたのだ。
「さて、お互いにこの膠着状態に飽きてきた頃だろう? そろそろ決着といこうか」
 ルシエロは疲労しきった体に活を入れ、3体のヤグズナルに向かい合う。体の感覚は万全だ。どこも怪我はない。やれる。
 ヤグズナルを正面から斜めに両側から斬りつけると、バッテンのような斬り痕がつく。今までにない手応えを確かに感じた。1体のヤグズナルが素早く距離をとってルシエロの背中を目がけて二発の骨弾を撃ち込んできた。
 殺気を感じたルシエロはサイドステップをして一発を避けて、もう一発は振り向きざまに双剣「アジンドゥバ」で防ぐ。
 斬りつけたオーガがまだ健在だったので、背後から横凪に斬りつける。今度は深く刃が入ってヤグズナルの肉を抉った。
 もう1体のオーガはルシエロの側面に回り込んでいて骨弾を二発撃ち込んでくる。
 バックステップをして骨弾を一発避けて、体に近く飛んできた骨弾は双剣「アジンドゥバ」で受ける。20分受け続けた攻撃だ。今更何とも思わない。
 バックステップした分と同じだけ、正面に踏み込んでヤグズナルに双剣「アジンドゥバ」を突き刺した。
 ヤグズナルは断末魔の叫びを上げながらその場に崩れ落ちる。

 ヤックドロア・アスと対峙するカガヤ。ヤックドロア・アスの体を守っていたスキルはついに切れた。カガヤは長いトンネルを抜けたような気分だ。
「この一撃で決めさせてもらうぜ。笹ちゃんを心配させてるからな」
 グレートソード「バーリー」を上段に構えるカガヤ。素早く踏み込み大ぶりで斜めにヤックドロア・アスを斬りつける。
 攻撃の終わりと同時にヤックドロア・アスの背後にまで剣の勢いで走り抜けるカガヤ。
 グレートソード「バーリー」が日光に照らされて刀身が怪しく輝く。
 動きを止めたヤックドロア・アスの胴体に斜めに傷が筋のように通る。上半身がずるりとズレて、大地に転がるのだった。
 遅れて下半身が大地に倒れた。
「よっしゃあ! 一丁上がりだぜ!」
 カガヤは残ったヤグズナルに向かって走り出すのだった。

 ルシエロの左右に距離をとってヤグズナルはいた。ヤグズナルは連係攻撃でルシエロを仕留めることにしたのか、左右から同時に骨弾を一発ずつ撃ち込んでくる。
 ルシエロは空中にジャンプすると回転しながら骨弾を躱した。
 ヤグズナルは続けてもう一発ずつ撃ち込んでくる。
 ルシエロはすでに骨弾の軌道を覚えるほどに見ていて、余裕を持って双剣で防ぎきる。
「この程度の攻撃しかできないのか? もうオマエたちの攻撃は見飽きたぞ」
 ヤグズナルは恐怖を感じたのか、後ろに下がり始める。
 ルシエロは1体を追いかけるようにして正面から十字に斬りつける。ルシエロの体はヤグズナルの後ろに抜ける。
 すぐに振り向きざまに、下から斬り上げるようにして、クロスするように斬りつける。
 上下から斬りつけてヤグズナルの正面に抜けると、ヤグズナルの体が縦に筋が入っていた。
 体が二つに割れて倒れるヤグズナル。

 最後に残ったヤグズナルはバスが逃げ出したのは神人が乗り込んでからだと判断していた。
 神人の二人を仕留めればバスは再び停止しするに違いないと考えている。
 笹とひろのに向けて力を振り絞って骨弾を撃ち出すヤグズナル。
 ルシエロはこれに素早く反応して双剣「アジンドゥバ」で防ぐ。無理な体勢で受けたので武器が手から滑り落ちた。
 ヤグズナルはにやりとした表情でルシエロを眺める。武器を失ったルシエロ相手なら負けないという自信が垣間見えている。
 そこへカガヤが合流した。
「待たせたな!」
「ナイスタイミングだ」
 カガヤに意識がいっているヤグズナルの隙を突いて双剣「アジンドゥバ」を拾い上げた。
 すぐさまヤグズナルに向かって、縦に斬りつける。これだけでは甘いと、横からも斬りつける。トドメとばかりに深々と双剣「アジンドゥバ」をヤグズナルの頭部に突き刺した。
 ヤグズナルは正面に崩れ落ちるようにして絶命するのだった。

 バスは無事にシェルターについた。近隣にオーガがいないことが確認されてから避難命令は解除された。

「笹ちゃん、無事か?」
 カガヤは笹に抱きついた。笹は突然のことに驚く。
「どうなったか、心配したぜ」
「ちょ、ちょっと、カガヤ、わたくしは大丈夫だから……。カガヤこそ平気なんですの?」
「俺はピンピンしてるぜ! 笹ちゃんこそ、どっか怪我してたりしないよな?」
「大丈夫、カガヤががんばってくれたからね」
 背伸びをしてカガヤの頭を撫でる笹。いつも背の低い自分の頭を撫でたりと小動物扱いしてくるのだから、たまには自分がカガヤを小動物扱いしてやろうと思ったのだ。
 カガヤは元気づけてくれているのだと思って笑っていた。

「オレの華麗な戦いはちゃんとみていたか?」
「バスから見えていたよ。ルシェ、私たちかばってピンチになってたでしょ」
「あれはピンチではない。余裕というものをオーガに見せてやったのだ」
「ほんとう?」
 ひろのがいたずらっぽくいう。
「ヒロノに怪我をされたら、オレが足止めをした意味がないからな。当然のことをしたまでだ。ヒロノとこれから先も一緒にいるための時間を守ったのだと思えば、あれくらいピンチではない」
 ルシエロが偉そうに笑っていたので、ひろのも釣られて笑顔になっていた。



依頼結果:大成功
MVP
名前:手屋 笹
呼び名:笹ちゃん
  名前:カガヤ・アクショア
呼び名:カガヤ

 

名前:ひろの
呼び名:ヒロノ
  名前:ルシエロ=ザガン
呼び名:ルシェ

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 和歌祭 麒麟
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 難しい
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 2 / 2 ~ 5
報酬 多い
リリース日 08月06日
出発日 08月13日 00:00
予定納品日 08月23日

参加者

会議室

  • [13]ひろの

    2014/08/12-19:30 

    バスに乗ってる人への説明、徒歩行動。
    後ルシェとの連絡。

    全部、入りました。(こくりと頷く)
    大丈夫です。

  • [12]手屋 笹

    2014/08/12-15:59 

    ううセルフで追加しなければならない部分を見つけてしまいました…

    >ひろのさん

    バスの乗客の方へ
    オーガがタブロス市に迫っているので自分達がシェルターまで案内するという事、
    精霊がそのオーガを抑えているので落ち着いて移動して欲しいという事を伝えるように
    プランに入れてもらえますか?

    お手数お掛けいたします。

  • [11]手屋 笹

    2014/08/12-15:50 

    カガヤ分含めてプランできました…。

    締め切り前にもう一度確認は出来ますので何かありましたら、
    こちらに書いておいて頂けると幸い、よろしくお願いします。

  • [10]手屋 笹

    2014/08/12-15:25 

    取り急ぎわたくしの避難活動のプランのみ掲載です。

    ==========
    カガヤ、どうか気をつけて。
    別れる前にトランス状態に入りましょう。

    事前にバスの通過ルートを確認して乗り込みます。

    そしてオーガ達の出現情報があった位置、
    シェルターの位置、バスの現在地の3点を確認し
    ・オーガと距離を取って回避できる
    (出来るだけ索敵に掛からないよう大回りで回避)
    ・バスが通行可能な道
    で早めにシェルターまで向かってしまいましょう。

    バスの運転手さんにお願いして
    上記にて決定したルートを進んでもらいます。
    戦闘をしている精霊さん方からヤグズナルの位置情報を貰いつつ、
    必要に応じてルート変更やバスを乗り捨てて徒歩での移動を促し先導します。

    【持ち物】インカム(A.R.O.A.へ申請)
    タブロス市のマップ
    ==========

    ひろのさんには…そうですね、
    徒歩移動になってしまった時に10名の中に急いで移動するのが難しそうな方が居た場合に、
    10名の中で男性の方が居れば
    おんぶなどで抱えて連れて来て貰えるようにお願いして頂くことなどできますでしょうか。
    あとはわたくしが徒歩移動の先導しますので、後方でしんがりについて頂き、
    ルシエロさんにヤグズナルの位置について連絡を取って貰えればと思います。

    その他気づいた部分等入れて頂ければと思います。

    ヤグズナルの探知能力を考えると恐らくどこかに隠れていくのは危険だと思うので、
    どんどん移動する方向で行ければと。

    突っ込みあればお願いします。

    そして大変申し訳ないのですが、
    背後が恐らく次にここを見る事が出来るのが頑張って23:00~辺りとなります。
    頑張りますが、保障がないので一応ここまで決定している内容で埋めておきますね…

  • [9]手屋 笹

    2014/08/12-14:01 

    >避難活動の主導

    承知しました。
    ではとりあえずプランを埋めてみて、どうしても難しい部分はお願いさせて頂きますね。

    >ひきつけ
    やはり懸念はそこですよね…。
    一体ごとに抑える要員についてくださる方が居てくれたらとも思うのですが…

    とりあえずヤグズナルからの攻撃を受けてもカガヤは回避、
    グラビティブレイクを装備してヤックドロア・アスを攻撃し続けます。

  • [8]ひろの

    2014/08/12-12:33 

    ルシエロ=ザガン:

    >爆竹
    投げるときは声をかける。字数に余裕があれば耳を塞いでおいてくれ。

    >搦め手
    ヤグズナルは耳が良いらしいからな。
    爆竹もそうだが、鈴を用意出来たら装備する予定だ。
    無理ならスマホで曲でも流す。
    耳が良いなら、音がすれば気になるだろうからな。
    スマホも無理なら、攻撃して気を引くことしか出来ないが。

    それと、敵の配置だがな。
    一番厄介なのが、ヤックドロア・アスを中心に三方にヤグナズルが配置されてる場合だ。

    ---
    ■=ヤックドロア・アス
    □=ヤグナズル

    □  ■  □
        □
    ---

    この場合は、音で気を引けなかった時が厳しくなる。
    出来る限り、引きつけるようにはするが。


    ひろの:

    避難誘導については、主導して貰って良い……ですか?
    手屋さんの、手が回らないところを教えて貰えれば、そこを埋めたいと思います。

    避難誘導は、上手く段取りが浮かばなくて。

  • [7]手屋 笹

    2014/08/12-11:48 

    【INFO】参加されてなくてここを見ている方いらっしゃいましたら。

    ヤックドロア・アスを殴りたい人1名、
    ヤグズナルを殴りたい(足止め)人2名辺り他に入ってくださるとありがたいです。

    神人は避難活動となります。
    検討中の方いらっしゃいましたらぜひに。

  • [6]手屋 笹

    2014/08/12-11:37 

    >ひろのさん、ルシエロさん

    鍾乳洞の任務以来ですね。
    お久しぶりです!

    来てくださり助かりました。よろしくお願いします!

    インカム了解しました。持ち物に入れます。

    >対ヤグズナル
    ルシエロさん、よろしくお願いします。

    3体居ますので現状の人数では、
    ルシエロさん、ヤグズナルの足止め
    →カガヤ、ヤックドロア・アス討伐
    →討伐後、ヤグズナル対処に加わるが限界でしょうか…

    やっぱり人手不足なので、このまますんなり行くとは思えませんが
    出来うる限りやっていきましょう。
    精霊自身も搦め手を用意しておいた方が良さそうですね。
    対ヤグズナルの爆竹よいと思います。

    ひろのさんの認識通りヤグズナルはプレストガンナーに近い能力かと。
    遠距離から攻撃が出来るため防御力が上がってしまうと本当に対処が難しくなってしまうかと…
    何とかヤックドロア・アスをバンカー使用前に倒してしまえればなのですが…。
    カガヤにも頑張ってもらわなくてはですね。

    >避難活動について
    こちらはバスが無事でしたら可能な限り利用するしか無さそうですね…。
    ルートに関してはオーガの出現情報があった場所、バスの位置、シェルターの位置、道路状況を確認して、オーガに遭遇しない避難ルート作成で行きましょうか…

    バスの運転手さんにオーガが出ていること、
    シェルターまでの安全なルートを指定してそこまでの走行をお任せして、
    神人も戦闘の方の手助けに…とも思いましたが…オーガの数が精霊より多いのを考えると逆に厳しくなって来そうですね…おそらく守りきれない…
    精霊が対処し切れていないオーガが神人に向かってきたらやはりどうしようもなさそう…

    そうなるとやはり神人は避難支援ですね。
    精霊側との連絡を逐次行い、ルート変更の必要があれば
    バス運転手さんや乗客の方に伝えて指示に従って頂くという流れでいかがでしょうか。
    どうしてもバスに乗ったままだとオーガに遭遇してしまうようなら徒歩移動への切り替えも想定しなくてはですね。

  • [5]ひろの

    2014/08/12-06:56 

    お久しぶりです。ひろの、です。
    人手不足と聞いて、来ました。

    連絡手段ですが、手を空けるためにもインカムを提案、します。

    >ヤグズナル
    聴覚が発達している、らしいので。
    爆竹で怯んだ隙に、攻撃したいです。
    大量に投げたらこっちにも影響があるので、使うなら合図してから。ですね。

    私達の方でいう、プレストガンナーと同じ?
    防御は低そうですけど、今回はヤックドロア・アスがいるからダメージが通りづらそうです。


    ルシエロ:

    戦力の一点集中の意味でも、集団の頭を仕留める意味でも。
    ヤックドロア・アスを最初に片付けるのが良いんだろうが。
    ヤグズナルが邪魔だ。

    オレは、エトワールをセットしてヤグズナルの牽制に当たろう。
    避難の援護としてもな。
    ヤグズナルをオレに引き付けておくことができれば、カガヤもヤックドロア・アスを叩ける。

  • [4]手屋 笹

    2014/08/10-20:44 

    カガヤ
    「対オーガで俺はヤックドロア・アスに挑みたいな。
    やっぱハードブレイカーとして高い防御力持ってる奴に勝ってみたい。

    他の人が来てからの調整になるけど、
    一応希望だけ伝えておくな」

  • [3]手屋 笹

    2014/08/10-19:27 

    今回やるべき事は
    プロローグでGM様がほとんど書いてくださってる通り

    ・バス乗客をシェルターまで誘導する。
    ・ヤックドロア・アスとヤグズナル3体の討伐。

    ですね。
    優先度合いとしては1.避難誘導 2.オーガ討伐ですね。
    とはいえタブロス市の今後も考えると討伐まで確実に行いたいところ。

    GM様の仰る通り、神人で乗客誘導、精霊で対オーガ戦を担う流れでよさそうな気がします。
    異論は認める!の方針なので後から参加された方でも遠慮なく突っ込み頂けると幸いです。

    1.バス乗客の避難活動
    ・バスの現在地確認
    ・対するオーガの位置確認
    ・シェルター位置確認
    ・道路状況確認(バスが通行不可になるほど被害を受けてしまっている箇所は無いか)
    ・オーガとの遭遇を回避を留意した避難ルート設定
    ・バス利用避難のメリット、デメリット
    メ:速い、負傷者や歩けない人が出ても移動が楽
    デメ:バスが通行可能な場所のみのルートとなり、ルート選択の幅が限られる

    解説にて『精霊がバスが襲われないように』とあるのでバスは一応無事なのでしょうか。
    オーガ…特にヤグズナルの射撃射程範囲にバスが近づかないように注意しないとですね。
    バスでの避難が困難になった場合の徒歩移動についても考えた方が良さそうです。
    ・徒歩移動のメリット、デメリット
    メ:ルート選択において移動に不自由する人が居なければ自由度が高い。
    デメ:バスよりは時間が掛かる。負傷者や移動が難しい方が居る場合おんぶなどの対処が必要。

    2.対オーガ戦(詳細詰めは参加決定された精霊さんのジョブに合わせて)
    ・対ヤックドロア・アス(防御力アップ範囲スキル『バンカー』使用。)
    詳しくは【夏の思い出】貴方の為に歌う小夜曲(こーや マスター)にて。
    →バンカーを使用される前に高火力攻撃で殴る等々。
    ・対ヤグズナル3体(射撃攻撃使用。索敵能力持ち)
    →索敵能力で避難中のメンバーが見つからないようにする。
    →『バンカー』の防御効果を受けてしまうと非常に厄介。
    ・オーガ達が避難中のバスに遭遇しないよう引きつけ、足止めする。

    持ち物として今回は精霊・神人間の連絡手段は必須ですね。

    と雑多に書いてしまいましたが、突っ込み等々ありましたらよろしくお願いします。

  • [2]手屋 笹

    2014/08/10-11:07 

    一応精霊のジョブと属性をば。

    精霊:カガヤ・アクショア
    ジョブ:ハードブレイカー
    属性:光・風

    属性は幸運にも土に対して優位ですね。
    お役に立てたら幸い。

    考えた事に関してはまた後程発言致します。

  • [1]手屋 笹

    2014/08/09-01:45 

    手屋 笹と申します(独り言)。

    厄介なヤックドロア・アス…それにヤグズナルまでもが3体…。
    おまけに避難活動付きで何とも骨が折れそうです…

    でも、相手にとって不足はありませんわ。
    避難活動も討伐も頑張りましょう。

    …さてどなたかいらっしゃる前に何を相談すべきかピックアップ作業だけでもしていましょうか…。

    (お茶をすすりつつ)


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