プロローグ
ある晴れた日の午後、少し慌てた感じのA.R.O.A.の新人女性職員ナカムラが上司の男性職員スギバヤシに報告をし始める。
「大変です!」
「ほう、何が大変なんだ?」
「落ち着いてる場合じゃないっすよオーガですよオーガ! オーガが出ました!」
「ナ、ナンダッテー!(棒」
「いや、態とらしく驚かなくて良いっす。なんか逆に悲しくなりますそれ」
「ふーむ、難しいものだな」
「兎に角ですよ、オーガが出たんですよ!」
「それは何処に、そしてどんな奴が出たんだ?」
「え、えっとですね。場所はタブロス市から少し離れた所にある長さ500mを超える巨大石橋っす。オーガの種類はヤックアドガっす」
「巨大石橋……か」
「はい。その巨大石橋なんですけど……その石橋が壊れてしまうと修理に莫大な資金が掛かってしまう為、石橋には被害を出さないようにして欲しいとの事っす」
「ふむ……ではその石橋から遠ざけるようにオーガを誘導するしか無いだろうな」
「それもダメみたいなんですよ」
「ん? どういう事だナカムラ」
「えぇっとですね、どうも巨大大橋に現れたオーガが、その巨大大橋が気に入ったらしくて動こうとしないらしいっす」
「ナ、ナン」
「いや、それはもう良いっすから……」
「う……で、ではどうするというのだ」
「それをこれから考えないといけないんですよ!」
解説
●目的
巨大石橋を壊さないようにヤックアドガの討伐。
●ヤックアドガ
猪の頭部を持つ凶暴なオーガ。
頭部についた巨大な角によって猛牛のように突進し、一撃必殺の攻撃を行う。
とても凶暴で、一度戦闘になると敵味方の区別がかろうじて付く程度まで興奮する。
角とその周辺の頭部は極めて硬く、コンクリートの壁や鋼鉄の板などに衝突しても脳震盪は起こさない。
巨大石橋の上が気に入ったらしく橋の中央から動こうとしない。
●巨大石橋
500mを超える大きな石橋。
横幅は1台の馬車が通れるくらい。
高さは10m弱で橋から川に落ちると致命傷を負う事になるでしょう。
そんじょそこらの衝撃で壊れる事はないが、敵味方問わず大きい攻撃などで橋に衝撃〈ダメージ〉を与え続けると壊れてしまうかもしれません。
ゲームマスターより
どうも、うちと申します。
毎度の事ながらプロローグ閲覧ありがとうございます。
皆さん好きでしょう? ビッグブリッヂの死闘ってヤツです。
お世辞にも広いとは言えない石橋の上で猪オーガとの対戦です。
時間もそんなに掛けられず、この巨大石橋の近くに川を渡れる手段がない為、予め敵の後ろに回る事は出来ませんので最初は正面から戦わないといけないです。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
アリシエンテ(エスト)
流れ 『橋封鎖』→『精霊に指示出し』→トランス後『後方待機』 人々の安全の為に橋を封鎖しましょう 三角ポールにロープを張って、『オーガ出没の為』と看板を立てるわ エストに、 「まずはハードブレイカーのお2人を前衛に立て、 アルヴィスさん・クルトさんと連携し、『確実に当てられる射程距離』内から、スナイピングを2連続。顔面を狙いなさい。 敵が近づいて来たら、 後衛から状況に応じ、顔面もしくは腿を狙っての援護射撃を」 封鎖したロープの中に入り、トランス後、エストに 「私は、今回無力故に共に戦場には立てないわ 代わりに…必ず無傷で、勝利を以て帰還なさい」 と声を掛けて送り、安全範囲内から見届けるわ。 |
リゼット(アンリ)
あらかじめ橋の両端の封鎖をA.R.O.A.に依頼してみましょう もし無理そうなら、私達が通る方だけでも 簡単なバリケードを設置 最悪紙に書いた注意書きだけでもいいから この前にオーガがいるので通らないようにと一般人対策を 事前準備を整えたらトランスしてオーガのところへ 戦闘中は後衛の精霊の更に後ろに立って そこからでも攻撃が届くようなら弓で攻撃 有効なダメージを与えられないとしても 相手をひるませることくらいはできるといいんだけど アンリには敵の突進で橋を壊させない事を最優先に考え 体を張ってでも妨害しなさいと言い聞かせておく 完璧に終わらせられたら夕食は奮発してあげてもいいわ たまにはいいところを見せてみなさいよね |
八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
今回、私達神人の出来ることは限られていそうです でも少しでもサポートできるよう、全力を尽くしましょう 敵は橋から動かないとのことですが、万が一先に動かれて隊列を乱されたり橋を攻撃されては困ります 中央につくまではなるべく静かにいきましょう あまり端に寄らないように注意です 精霊が作戦を開始したら後ろから敵の動きを見て 可能なら突進の予測コースや足止めの地点などを伝えて合図(スキル:計算2) 敵が橋にぶつからないような位置取りを指示しますね 狭い場所での戦闘なので効果は薄いかもしれませんが… 今回は、私にはこれくらいしかできないから 一巡の精霊の攻撃で敵が倒しきれなかった場合は少し下がって邪魔にならないようにします |
Elly Schwarz(Curt)
心情】 ヤックアドガ……僕の故郷を襲ったと思われるオーガ。 ……冷静になりましょう。「思われる」ただその情報しかない。 今は案件に集中です。油断してたら死に場所になりかねません。 行動】 ・戦闘直前 外部にA.R.O.A.を通して、橋の閉鎖を促すよう連絡を試みる。 特に橋の向こう側の閉鎖は、僕達が直接関わる事が出来ない為 外部から閉鎖して頂けるように連絡を入れてもらう。 突入側の入り口に看板と三角コーン程度の道具を用意して貰い、設置して人払い。 向こう側も同様の仕様を説明。突入側の閉鎖作業は手伝う。 ・戦闘開始 敵の攻撃が来ない程度に戦場から離れる。 ・補足 怪我人が出た時の為に、簡単な応急処置用に救急セットを用意する。 |
エリナ=スペトリク(アルヴィス)
アドリブ歓迎 ヤックアドガはよっぽど石橋がお気に入りなんですね。 今もなんだか嬉しそうです。 事前 ・アルヴィスにはただ過度な無理をしないよう告げる ・念の為救急箱(塗り薬&包帯)を控えておく(※他の方が持っていないようであれば) 戦闘 ・躊躇わずトランス ・戦闘時は前に出ず下がっている ・自分に出来ることが無いことを悔やみつつ目の前のことに集中 事後 ・ヤックアドガを見つめる ・アルヴィスの言葉になにも言わずに頷く |
●緊急招集
慌ただしく呼び出されたウィンクルム達はA.R.O.A.が用意した移動用のバスにて直ぐにでも件の巨大石橋へと向かう。
しかし、その前に石橋の封鎖は出来ているのかと冷静に状況を確認し始めたのは『Elly Schwarz』と『リゼット』だ。
「いえ、石橋の封鎖は……まだやってないと思うっす」
「! それじゃあ急いで封鎖の手配をお願いします。オーガが現れたと知らずに橋の上で出会ってからじゃ手遅れになります」
「現地には私達がすぐに向かうわ。貴女は貴女の出来る事をして頂戴」
封鎖が済んで無いと知ると二人はすぐに石橋の封鎖を新人女性職員のナカムラに頼んだ。
「りょ、了解っす。すぐにでも手配するっすよ」
その後、各々急がされながらも準備を済ませてバスに乗り込む。
「アリシエンテ、大丈夫ですか?」
バスの中、そわそわと浮足立った様子の『アリシエンテ』の様子に『エスト』は心配になって声を掛ける。
「えぇ、心配せずとも大丈夫よ。寧ろ逆に滾ってきた所だから……私の事を気にしてる暇があるならエストもヤックアドガを無慈悲に屠る事を考えていなさい」
顔を覗きこんでくるエストにアリシエンテはにたりと邪悪な笑みで返す。
「……承知致しました」
自分の杞憂だった事に気付かされ、エストはそう口にして静かに頭を下げた。
「(降って湧いたオーガ討伐か……。シンプルな任務だが橋から落ちたら危険だな、十分気を付けよう。大丈夫、伊万里の所までは絶対に届かせない)」
目的を確認し、方針を固めた『アスカ・ベルウィレッジ』は自分の大剣『バーリー』の柄をグッと握り込む。
「(石橋の長さは約500m、横幅は2m……横に並べるのが3~4人ぐらいかな。川までの高さは10m、か……)」
その隣では頭の中で石橋の構造を確認しながら『八神 伊万里』がウンウン唸っている。
「(ヤックアドガ……僕の故郷を襲ったと思われるオーガですが……フゥー、冷静になりましょう。『思われる』ただその情報しかない。今は案件に集中です。油断してたらそれこそ死に場所になりかねませんからね)」
大きな深呼吸を繰り返すエリーを『Curt』は横目で流し見る。
「(少し、力が入り過ぎてるな。いつもより無表情になってやがる。良い子ちゃんでも所詮は人間、過去に囚われてる事もあると言う事か、感情に流され続けなけりゃいいが……。まぁ、その時は俺が助けてやるか)」
飽くまでもエリーの事を中心に考えるクルトは一切ブレない、その瞳に信念の炎を燃やして気を引き締める。
緊張感が漂う他のウィンクルム達とは違い、ほんわかとした雰囲気の『エリナ=スペトリク』は『アルヴィス』にニコニコと微笑み掛ける。
「エリナ、テメー……余計な事だけはすんな。邪魔にならないようにしてろ」
「アルくんこそあまり無茶な事はしないで下さいね」
「あー、分かった分かった」
と、適当に返事をしながらアルヴィスは首に掛けたヘッドフォンを指で突付きながら視線をバスの外へと外す。
「いいアンリ、今回の任務は敵『ヤックアドガ』の攻撃で橋を壊させない事を最優先に考えて、体を張ってでも橋には攻撃させないように妨害しなさいよ。完璧に終わらせれたら夕食は奮発してあげても良いわ、偶にはいい所を見せてみなさいよねっ」
そう言ってリゼットは『アンリ』の背中をバンバンと叩いて激励する。
「お、おう。任せとけリズ、夕飯の事は忘れんなよ?」
「はいはい、頑張りなさいよ」
それから暫くしてバスは無事にヤックアドガが居座っている巨大石橋へと到着する。
出発前に手配した通り、一般人がオーガと出会さないように通行止めにしてあるようだ。
「念の為……」
そう言ってアリシエンテは『オーガ出没の為』と書かれたプレートを付ける。
「……これで後顧の憂いはありませんね」
まだ見えぬ敵を睨むように、エリーは石橋の中央を見て、ウィンクルム達は巨大石橋に足を踏み入れた。
●巨大石橋の上で
心地よい風が吹く橋上を進む。
一歩、また一歩と歩を進める度に辺りの空気が弓の弦を引くようにギリギリと張り詰めていく。
ここは戦場、強い者が生き、弱い者が倒れる。
この見晴らしの良い石橋の中央に居座るオーガ『ヤックアドガ』が見える範囲まで近付いた所で精霊の目配せの後、各々頷いた神人達はインスパイア・スペルの詠唱を始める。
「『リズの王子様』」
リゼットはぐいっと高い位置にあるアンリの顔を自分の方へと引き寄せ、頬に口付けをする。
忽ち暗い炎のようなオーラをアンリは立ち昇らせる。
「インスパイア・スペルだけじゃなくていつでも王子様って呼んでくれても良いのにな……」
「煩いわね、あんたなんか犬で十分でしょ! ほら、無駄口叩いてないで行って来なさい」
反論は許さない、と言った感じでリゼットはアンリのお尻を叩いて前へと進ませる。
強引に前へと進まされ、ややバランスを崩しながらもアンリは右手に持った両手剣『血の約束』を両手で構え直して前方のヤックアドガに集中し始める。
「『目的の為の契約に、今こそ誓いを』」
淡々とインスパイア・スペルを紡いだアリシエンテは一連の動作のようにエストの頬へ口を運ぶ。
「私は、今回無力故に共に戦場には立てないわ、代わりに……必ず無傷で、勝利を以て帰還なさい」
さぁ、と静かに身体から溢れるようなオーラをエストは身に纏い、アリシエンテに頭を下げ。
「了解しました、アリシエンテ『マイマスター』」
くるりと前を向いて45口径の銃『パイレーツスペシャル』を両手で持って前へと進む。
「『ハーミットの迷い』」
そっと唱え終わり、静かに目を閉じたエリナはそのままアルヴィスの頬へと口付けをする。
一陣の風が吹いたかと思うと二人の足元が一瞬凍り、溶けると薄い黄緑色のオーラをアルヴィスが纏い始める。
朱い5枚刃の手裏剣『紅葉』手の中で弄ぶようにして、アルヴィスはエリナに背を向けた。
「あちらに見えるのがヤックアドガなんですよね? 石橋の中央から動かないなんてよっぽどお気に入りなんでしょうか?」
エリナは純真無垢な笑顔でアルヴィスに問い掛ける。
「知らねぇよ。これから倒すヤツの事なんか気にすんな、鬱陶しい」
素っ気なく返してアルヴィスは戦地へと赴く。
「『共に力とならん!』」
薄ぼんやりとしたまま唱え終え、エリーはそのままクルトの頬に口付けをする。
紫色の光に包まれ紫陽花の花と花弁の幻影が舞ってオーラを纏ったクルトは心配そうにエリーの方を流し見て。
「……あんまり気負い過ぎるなよ」
クルトが微かに言ったその言葉はエリーに聞こえたのか、確認はせずにクルトはヤックアドガに鋭い視線を向ける。
「『この運命で、すべてを薙ぎ払う!』……う」
インスパイア・スペルを唱え、いつもの様にアスカの頬に口付けをしようとする伊万里だったが、周りの雰囲気に感化されたのか緊張感漂うアスカの面持ちに少し気圧されて一瞬だけ止まってしまい、頬を差し出すアスカの顔をまじまじと見つめてしまう。
「(な、何をやってんだ私は……)」
我に返った伊万里は気を取り直してもう一度口を近付ける。
「……? い、伊万里?」
慣れた感触が中々来ない事に違和感を感じたアスカはどうかしたのかと伊万里の方を振り向く。
タイミングが良かったのか悪かったのか、アスカが振り向くのと同時に伊万里はアスカに口を近付けてしまい―――。
「―――む、え?」
「―――ま、ばっ!?」
マウストゥマウスのキスをしてしまう。
そして、ぶぁっと朱い火の鳥のようなオーラがアスカの背中を覆うように浮かび上がる。
「な、ななっ……なんでこっち向くの!」
「え、えぇ……っと、その、いつものより遅かったから心配に……」
お互いがお互い、突然の出来事でしどろもどろになりながらも戦闘開始は近い。
橋の中央付近に鎮座する毛むくじゃらで筋骨隆々の体を持つヤックアドガもウィンクルム達の放つオーラに気が付いたのか、ぎろりとした視線と共に立ち上がった。
「ブゴォォォォォォォ」
開けた空に向かって高らかに雄叫びを上げ、ヤックアドガは精霊達に向かって突進を始める。
「こっちに突っ込んでくるぞ!」
「アンタも手伝ってくれ、俺達で止める!」
「俺だってそのつもりだっ!」
アンリとアスカ、二人のハードブレイカーが前に出て、ヤックアドガの突進に両手剣と大剣の攻撃を合わせる。
「行くぞっ「『グラビティブレイク!』」」
二人はアスカの掛け声で真っ直ぐ突撃してくるヤックアドガの肩目掛けて全力で両手剣と大剣を叩き込む。
綺麗に攻撃が入り、ヤックアドガはガクッと前につんのめるが―――しかし、その程度ではヤックアドガは完全には止まらない。
ヤックアドガはアンリとアスカの攻撃を受け、体勢を崩しながらもその場で倒れ込まずに目の前に居るアンリとアスカにダイブするようにタックルを食らわせる。
3mを超える巨体からのタックルは想像を絶する威力を伴い、アンリは真後ろに、アスカはやや斜めに弾き飛ばされる。
それは宛ら車に激突したかのような衝撃だ。
「ぐぁ!」
「うあぁぁっ!?」
先制攻撃が出来たお陰で威力は半減している筈だが大きく弾き飛ばされたアスカは石段の手摺を超え、石橋の上から真っ逆さまに―――。
「アスカくんっっ!!」
落下しかけるアスカを見てわたわたしていた伊万里が我に返って悲鳴を上げる。
「おいっアンタ、大丈夫か!」
寸での所で立ち位置が近かったアルヴィスがアスカの手を掴む。
「ッ! す、すまん、助かったっ!」
落ちかけた体をアルヴィスに引っ張り上げられたアスカは一瞬だけ唖然とし、礼を言ってヤックアドガに目を向ける。
前衛のアスカが一時離脱させられていた少しの間、アンリがヤックアドガを抑えてくれて居てくれたようだが、それも長くは保ちそうにない。
豪腕を大きく振り回してアンリが斜めに構えた両手剣の防御を真正面からぶん殴る。
「ぐっ! ここは通さねぇよ、俺の後ろには守らなきゃならねぇ大事なもんがあるからな」
勢いを殺しきれず少し後ろに仰け反らされる。
そうやってアンリが耐えてくれている間、隙を見て後衛のクルトとエストがアンリを避けるように左右に別れながらヤックアドガの足や太腿を狙って的確に射撃を入れていく。
「食らいやがれっ!」
「……殲滅させてもらいます」
対照的な二人のプレストガンナーの射撃。
「「『スナイピング』」」
先のグラビティブレイクで防御は下がっている筈のヤックアドガは顔を顰めて苦悶の声を上げる、のだがそれでもヤックアドガは後ろに退こうとしない。
「すまん、今戻った!」
戦闘復帰すると同時に袈裟斬りを叩き込んだアスカはアンリの隣に並び立つ。
「これ横に回れないってのはホント辛ぇな」
堪らずアンリが泣き言めいた言葉を口にするが、心は折れてはいないと瞳が語っている。
グン、と頭を下げたヤックアドガが両足を踏み締め頭突きを繰り出してくる。
助走が無いお陰で今度は弾き飛ばされはしなかったが、二人は大きく後ろに押し出される。
アンリ、アスカがヤックアドガと離れた直後、狙い澄ました射撃と目にも留まらぬ手裏剣がヤックアドガを襲う。
膝、太腿、脛に全弾命中、ぐらりとヤックアドガの体が斜めに傾く。
しかし、それも一瞬、すぐに体勢を立て直したヤックアドガは大きく息を吐きながら両腕を組んで全力で振り被る。
「ブォォォォォォォォォォ!」
ヤックアドガの豪腕から繰り出されるダブルスレッジハンマー、その威力は計り知れない―――本来なら避けなければならない攻撃なのだが避けてしまえば、上から下へと叩き付けられるこの攻撃は今回の防衛目標である石橋を壊してしまうかもしれない。
「肩、狙いますよっ!」
冷静に判断を下したエストが後衛に声を掛け、それに頷いたクルトとアルヴィスはヤックアドガの肩に狙いを定める。
「抑え込むんじゃなくてこっちから押す気で打ち込むっ!」
アンリも残った力を出し切るように叫び、アスカもそれに呼応する。
「うぉぉぉぉぉ!」
「はぁあああ!」
左右に振り被られた両手剣『血の約束』と大剣『バーリー』を全力で叩き込む。
「「『グラビティブレイク』」」
2度目のグラビティブレイク、ヤックアドガの両脇腹を圧し潰すかのような一撃、いや二撃を二人は全力で振り抜いた。
少し遅れて後衛のクルト、エスト、アルヴィスも畳み掛けるように攻撃を仕掛ける。
「『ガン・アサルト』」
姿勢を低くしてアンリの斜め後ろまで近付いたクルトはヤックアドガの右肩に狙いを定め、45口径の銃『パイレーツスペシャル』の銃弾を浴びせる。
「『スナイピング』」
常に冷静に相手を見据えるように、そして相手を射抜くように真っ直ぐ敵『ヤックアドガ』の左肩口を狙い、エストの銃『パイレーツスペシャル』は無慈悲に銃弾を吐き出す。
そしてアルヴィスは両手で持った手裏剣『紅葉』で左右の肩を狙って同時に放つ。
三人の攻撃は的確にヤックアドガの肩を穿ち、貫く。
「ブォォォォォォォォォォォ」
流石に全員からの攻撃は堪えたのだろう、ヤックアドガは腕を振り上げたままの姿勢で悲鳴のような高い声を上げて後ろに1歩、2歩と蹌踉めくように後退る。
ヤックアドガは蓄積していた痛み『ダメージ』を自覚して呻き声を上げ、更に憎悪の篭った視線を精霊達に向ける。
しかし、ボロボロの自分の体の事を考えたのか、ヤックアドガはくるりと反転し、逃げようと走り始める。
「てめぇがエリーの仇かどうかは分からねぇが、逃がすと思ってんのか?―――『スナイピング』」
先ほど前進していたクルトが逃げようとするヤックアドガの後頭部に狙いを付け―――ズドン、と撃ち抜いた。
ビクン、と微かに身体を跳ねさせたヤックアドガは走ろうとしていた足を止め、立ち止まる。
少し間を置いて横に身体を傾かせかと思うとそのままバタンとその場に倒れ伏した。
弓の弦を張ったような空気は薄れ、後ろで見ているしか無かった神人達はホッと安堵の息を吐く。
そして後ろの神人の集団の中からひょこひょこと前に出てきたエリナはヤックアドガの倒れ伏した姿をまじまじと見つめる。
「……ヤックアドガ『こいつ』が気になるのか?」
アルヴィスの問いにエリナは何も言わずに小さく頷いた。
「最初に言ったろ、テメーが気にする事じゃねぇ……」
そう一言だけ言ってアルヴィスはエリナの手を引いてその場から離れて行った。
ヤックアドガを倒し、アリシエンテの元に戻るなりエストはそう言って静かにアリシエンテに頭を下げ。
「ただいま、戻りました」
と一言。
「……エリー?」
最後までその場に立ち尽くし、近寄りがたい雰囲気のエリーにクルトが遠慮がちに声を掛ける。
「クルトさん……。倒せたんですよね、このヤックアドガが僕の故郷の村を襲ったオーガかどうかはわかりませんけど……僕達は勝てたん、ですよね?」
「……あぁ」
そう言ってクルトはエリーの頭をぽんと撫でる。
苦戦を強いられつつも巨大石橋に被害を出す事なく、無事にオーガの討伐は終了。
その後はリゼットと伊万里がエリーとエリナ達が用意していた応急処置用の救急キットを借りて満身創痍のアンリとアスカの手当を行った後、ウィンクルム達は来た時と同様、A.R.O.A.の移動用バスでタブロス市へと帰還した。
●戦い終わって日が暮れて
報告書を出すまでが任務、という事でA.R.O.A.の本部に戻って報告書を提出。
勿論、負傷したアンリとアスカはそのまま病院へと直行。
病院に連れて行かれたアスカは今日の戦闘の事を思い返して、悔しそうに歯を食いしばる。
「(油断をしているつもりはなかった、それでも今日のアレは本気で死ぬかと思った……。もっと、俺がしっかりしないとな……)」
一方、伊万里の方はというと病院での検査で大事に至ってはいないと知ってからアスカと同じく今日の戦闘の事を思い返していた。
「(うぅ、私がボーっとしたりした所為でアスカくんに怪我を負わせてしまった……)」
と、まぁ二人共やや落ち込み気味で互いに小さく溜め息を吐いた。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:Elly Schwarz 呼び名:エリー、良い子ちゃん |
名前:Curt 呼び名:クルトさん |
名前:エリナ=スペトリク 呼び名:エリナ |
名前:アルヴィス 呼び名:アルくん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | うち |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 難しい |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 多い |
リリース日 | 07月31日 |
出発日 | 08月07日 00:00 |
予定納品日 | 08月17日 |
参加者
- アリシエンテ(エスト)
- リゼット(アンリ)
- 八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
- Elly Schwarz(Curt)
- エリナ=スペトリク(アルヴィス)
会議室
-
2014/08/06-21:56
伊万里さん、ありがとう御座います、助かりました!
『より多くのダメージを与えること』重視でプランを進めます。
あと字数には余裕があるので「足を狙う」件も含めますね。
>閉鎖について
了解しました、その様に書き込んでおきます! -
2014/08/06-21:50
ええと【28】の部分は、『前後衛の入れ替わり』に関しては無しということですね。
『足を狙う』云々は、足止め効果を期待できるかもしれないので、
字数に余裕があれば足してもいいかと思います。
ただメインはあくまで『より多くのダメージを与えること』だと考えた方がいいかもです。
>閉鎖について
これは事前にA.R.O.A.を通してやってもらうのでいいかと考えています。
反対側は私達では手が出せませんからね。
突入側も、あらかじめ道具を用意してもらっておいて、
私達が橋に入った後一時的に閉鎖するということでお願いしておければと思います。
申請が通らなかったらその時はその時で、さっさと倒して報告するしかありませんけどね。 -
2014/08/06-21:37
相談にあまり参加出来ず、ギリギリですみません。
認識の違いがあったら行けないので、確認までに。
僕達も【30】【31】を参考にすればいいと言う感じでしょうか?
あとアリシエンテさんの【28】は不要と言う認識で間違っていませんか?
あと橋の閉鎖に話は戻りますが
看板と三角コーンはA.R.O.A.へ申請、もしくは現地で用意するものでしょうか?
明らかにコンビニやホームセンターはギリギリですが
簡単に用意出来るものじゃないなと今更ながら思った次第なので。
もし認識がすれ違っていたら大変ですので……ギリギリですみません。
頭の弱いPLで申し訳ないです。 -
2014/08/06-21:22
【30】【31】をベースにプランを提出しました。
まだぎりぎりまで調整は可能なので、何かありましたら遠慮なく仰ってください。
では、頑張りましょう! -
2014/08/06-15:53
つまり……
[22]案で昨日の夜はプランのまとめを出して頂いていたけれども、
現状は、リゼットさんの上げてくださった案を含めた[31]案で動いている……という事で問題ないかしら。
自分もリゼットさんの案に異論は無いから、[31]案にてプランを書き直しをさせて頂くわねっ。(やっと理解という単語が追いついて来たらしい)
文字数は僅かだけれども空いているから書き直しは容易だと思うわ。
それに合わせて自分の[28]
【他の方と目でタイミングを図って攻撃し、HDの方が到着と同時に入れ替わりが出来る様に】の一文と、
上記一文の存在を全てから抹殺して頂ければ幸いだわっ。
次の、援護班がオーガの足を狙うのは、そのままでも大丈夫だと思われるから…… -
2014/08/06-10:27
あら、タイミングが。
移動後攻撃についてはヒットアンドウェイが、という話があったように思ったから
できるのかな?と思っただけなの。
動きについては伊万里さんの想定していたのと私も同じ認識よ。 -
2014/08/06-10:24
単純に最初に伊万里さんがまとめてくれていた通りでいいんじゃない?という話よ。
追加で出してくれた案については、攻撃順がどうなるかわからない以上
攻撃回数が減るからやめた方がいいんじゃないか、ということ。
今回は地形的に奇襲できないし
相手のいる場所にこちらから乗り込んでいくから
優先は向こうにある可能性が高いわけだし。
1ターン目から総攻撃、というのはその通り。
相手は強敵なんだから、当然といえば当然ね。
こうした方がいいんじゃないか、という案がある話ではないの。
誤解を招いていたならごめんなさいね。 -
2014/08/06-10:24
うーん…そのへん、戦闘の細かいところがルールで明文化されていない以上
プラン内で言葉で説明して意図を汲んでもらうしかないのが悩みどころですね。
もしかしたら、PL側に非公開なだけで基準はあるのかもしれませんが…
(そこまで細かいシステムにはなってないとは思いますが、念のため…)
えと、現在私の方のプランでは
・隊列は最初からハードブレイカーが前
・後衛はそのままの位置で攻撃してもらうことを想定して前衛は迎撃
という感じになっています。
(【32】で出した案は保留しています)
>攻撃順の決まり方
ワールドガイドを確認すると、
素早さ、地面の状態、立ち位置、敵を確認出来ているか
などにより決まるようですね。
まず、集団で20mまで近づけば間違いなく気付かれると思うので、奇襲は出来ないかもしれません。
次にヤックアドガの素早さですが、正確な数値は分かりませんが
『速いと想定して』おくにこしたことはないでしょうね。
1R内での行動順がどうなるか、プランと判定に齟齬が出たら
最悪、こちらが一手無駄にしてしまう可能性もあるんですね…
>攻撃後移動
これは【32】で出した
『射撃直後にダッシュで敵に向かい、敵に突進させる前に攻撃を加える』
の部分をさしてますか?
違ったらすみません。
1R目に後衛は射撃、前衛は敵の方に向かい(可能なら)移動攻撃
2R目以降も後衛はその場で攻撃を続けるという意図で書きたかったのですが
今読み返してみたら分かりづらかったですね。 -
2014/08/06-09:57
>攻撃ターン
伊万里さんの案とは全く異なるから、解釈違いがあったら、大変申し訳なく思う次第ではあるのだけれども……(その場合は指摘を頂ければ助かるわっ(汗))
この場合、リゼットさんは戦闘開始直後から、
・遠距離は当たる距離から
・近距離ハードブレイカーは、グラビティブレイク装備による間合いに入り次第(必然的に遠距離組より前になる)
にて、
1Rより【総攻撃】という認識で問題ないかしら……?(頭に皺が無い為、正直めっちゃ自信が無い) -
2014/08/06-09:25
ルール上、攻撃の順番がその場に着くまでどうなるかわからないから
必ずしも射撃で攻撃をする人が先に動けるとは限らないんじゃない?
何なら向こうが先制攻撃を仕掛けてくる可能性もある。
こちらが相手より先手を取れたとしても
射撃の人が先に攻撃、とプランで指定した場合
近接の人は順番を入れ替えるだけで待機、というようなことになったら
そのターンの攻撃のチャンスが減ってしまう。
それはかなりもったいないわ。
ルールとして明確にされてないからぼやきとして流してほしいんだけど
攻撃後移動って可能なの?特に遠距離。
一般的にはできないこととされがちよね。その辺どうなのかしら。
戦闘ルールの説明、もう少し細かくほしいところよね。 -
2014/08/06-08:30
ええとすみません…もうあと一日ですが思いついてしまったので…
射撃距離まで近づいて攻撃、の時に
前衛が敵の突進を迎え撃つのではなくて
射撃直後にダッシュで敵に向かい、敵に突進させる前に攻撃を加える
…という風にしたらどうでしょう、と。
メリットは
・射撃距離からの助走つき突進を一回潰せる
・精霊の壁が二層になり、神人まで攻撃の手が届きづらくなる
・戦線が開いて、狭い場所で詰まって戦うより橋への突進誤爆を防げる?
デメリットは
・一層ずつの壁は薄くなるので前衛を突破されると危険度が増す
・挟撃になってしまった場合、敵が方向転換の際橋にぶつかってしまうかも?
今思いつく限りではこんな感じですが…
ただ本当にあまり時間はないので、検討や修正が間に合わないなら
この案はバッサリ却下してください。
私の方のプランはギリギリまで書き直せると思いますので… -
2014/08/06-07:02
>前衛後衛交代
あ、そうですね…では隊列はハードブレイカーが前のままで
後列から攻撃してもらいましょうか。
交代する手間が増えますもんね。
>スキル
グラビティブレイクについても了解しました。
全体的に見たら、そちらの方が確実ですね…
リゼットさん、調整ありがとうございます。
リカバリー案を削ってしまうと少し文字数が余裕でますね…
ギリギリまで詰めていきますね。 -
2014/08/06-00:03
・ヤックアドガが近づいてきたら前衛後衛交代
これについてだけど、前後衛交代する必要はないんじゃないかしら。
遠距離攻撃を主体にする人が最初に前に出る理由が特に見当たらないわ。
遠距離からだって攻撃できるんだから
最初から頑丈な人を前に出しておけばいいと思うわ。
・スキル(グラビティブレイク)はどちらが担当するか
これはそのタイミングで一番早く動けた人とするのがいいと思うわ。
あと、スパイラルクローは確かにダメージは大きいけれど
命中率が低いのが痛い。
それならば他の人にも恩恵のある防御力-5のある
グラビティブレイクを二人共持って
他の人達からもできるだけ確実に当ててダメージを与えていく方が
結局安定感があって早いんじゃないかしら。
・リカバリー
妙な方法で相手を混乱させて暴走を招くよりは
着実にダメージを与えられる精霊の力を信じましょう。
煙幕の類はこちらの視界も遮られてしまうこともあるし。 -
2014/08/05-23:54
そして、訂正間違い発覚
×『通常時と異なる、明らかに足を使用しそうな仕草を見せれば』
↓
○『通常時と異なる明らかに角か足を使用しそうな仕草を見せれば』
あくまで文字数が余ったら問題ないので……!!(ガタブル) -
2014/08/05-23:49
報告までに。
主に後衛の方へなのだけれどもエストの行動に、
『他の方と目でタイミングを図って攻撃し、HDの方が到着と同時に入れ替わりが出来る様に』の一文と、
『通常時と異なる、明らかに足を使用しそうな仕草を見せれば太腿を集中攻撃』
の文言を差し込んでみたわ。
もし、ウィッシュ側の文字までスカスカになってしまったという方は、上記を一緒に叩き込んで頂ければ、成功率が上がりそうな気もする(錯覚レベルかも知れない)ので、御一考をお願い頂ければ幸いだわっ!
もちろん「ウィッシュで文字が余るか!」という方は、決してご無理はなさらずの方向よっ。
そして、こっそり救急箱を持って行こうとしたら、三角コーンとロープ、看板の3つでそれ以上持ち込めないことが分かって少しショックが隠せない……どこまで無力なのよ…orz -
2014/08/05-23:02
リカバリー案、考えてみたんですが神人が爆竹やロケット花火飛ばす等して一瞬だけ敵の気をそらし
その間に体勢を立て直してもらう、くらいしか思いつきませんでした…
煙幕のようなものがはれたらいいのですが、実際に手に入れるとなると難しいでしょうし
第一、精霊の視界も遮ってしまいますからね。
リカバリー後は様子を見て、通常攻撃で倒せそうなら再度のスパイラルクローは命中率の関係で
控えておいた方がいいかもしれません。
もう時間もあまりないですが、私は明日の時間ぎりぎりまでたぶん大丈夫だと思うので
他にも何かありましたら遠慮なく仰ってください。
とりあえずはこの方向で仮プランを書いてみます。 -
2014/08/05-22:10
伊万里さん、纏めありがとう御座います。
僕達の方もこの案を元にプランを作成しますね。
リカバリー案については僕も悩ましいところです。
あまり時間はかけられませんが、僕なりにもう少し考えてみますね。
あまりお役に立てるような意見が言えず、すみません……。 -
2014/08/05-21:36
>発言
いいえ、エリナさんっ。これは自分どころか後ろの方もろとも「読解力に難あり」が今更ながらに分かり、素晴らしくも情けない機会を得たということだから、むしろ感謝すべき事だわっ!(ぐっ)
しかし……現状、伊万里さんの[22]以上の安全案は出ないのではないかと判断しているわ。
ダメージ案だけならば、1Rの行動として「ハードブレイカーが一人先頭に立ち、グラビティブレイク一発かましてからの総攻撃」の方がダメージ効率は良いけれども、そこで仕留め損ねれば、初撃のハードブレイカーは間違いなく敵からのヘイトが集まるでしょうし。
……むしろ、ハードブレイカーにヘイトが集まる分には良い……?
(混乱を来す様な発言は控えましょう)
よって、私も改めて伊万里さんの[22]案を元にプランを立ててしまうわっ。
後は、誰か一人でも戦闘不能にならない事を祈るしかないわね……! -
2014/08/05-20:39
わたしの発言、分かりづらかったようでごめんなさい;…忘れてくださいっ
伊万里さん、まとめ感謝です
ええと…こちらも伊万里さんのまとめに沿ってプランを組ませていただきます~
…アルくんはシノビの割に素早さが……あはは…(頭にでかいたんこぶ)
こちらでもなにか案が出せれば良いのですが思いつかなくて(焦 -
2014/08/05-19:19
>小細工ロープについて
(それは危機的状況なのではないか、と言う点にぐっとサムズアップした!『バカの癖に確信犯だ!』)
それでは、ロープは諦めて……と。
うう、落ち着かないけれども、エストを出しましょう。いえっ、信用していない訳では決して無いのよっ。『スナイピング2回撃ったら無能』だなんて考えてもいないのだからっ!!
伊万里さんの案了解したわっ。
エストはそれに沿って動かしましょう。
リカバリー案は……悩ましいわね。
命中が80あっても外す時は外すと聞いた事があるもの。
・神人側に行かない様に、後衛が引きつける
位しか思いつかないけれども、エストは自分の防御力と同じ……違うのは若干多いHP位なのよね…これでは……(汗)
-
2014/08/05-17:07
連投失礼します。
>戦闘時の流れ
簡単にですがまとめてみました。ツッコミなどあれば遠慮なく仰ってください。
・橋の中央ヤックアドガの近く、銃や手裏剣の射程距離ギリギリまで近づく
・トランス後、1R目にプレストガンナーとシノビの遠距離攻撃、敵の気を引く&少しでもダメージを与える
・ヤックアドガが近づいてきたら前衛後衛交代
・ハードブレイカーで正面攻撃、後衛が援護射撃
こんな感じですか。
ここからは私の提案です。
ハードブレイカーの攻撃の際、片方がグラビティブレイクで敵の防御を下げ、援護射撃による足止めと突進のコースをよく読んで
もう片方がスパイラルクローをお見舞いするのが一番威力が高いかと思われます。
コース読みと位置取りの指示は私が出せればと思います。(計算スキル2)
スキルはどちらが担当するかはアスカ君とアンリさんの能力値等を参考に要相談ですね。
この戦術の弱点は、ワンターンキルを前提としたものなので、攻撃を外したり、仕留めきれなかったりすると
一気に大ピンチになってしまうということですね…
何かリカバリー案を考えなければ… -
2014/08/05-17:06
>封鎖
反対側の封鎖は、看板と三角コーン程度で大丈夫だと思います。
事前にA.R.O.A.を通して連絡しておけば大丈夫でしょう。これはエリーさんにお願いしますね。
よほど重傷で逃げ出すとかでなければ、まず向こう側に行くことはないと思います。
突入側の入り口にも同じものを設置して人払い、神人はその内側に入りロープ等で簡単なものをさらに設置…ということになるでしょうか。
入り口付近を想定してあるのでしたら、250mも離れるのは現実的ではありませんしね。
それから【20】のポールによる足枷案ですが、
ここまで精霊を突破されてしまうということは、よほどの絶望的な状況に陥っている…ということではないでしょうか…?
前方にいた精霊を全て吹っ飛ばして後方まで来たということですから、小細工するほどの余裕はあるかどうかわかりません。
もしそんな状況になってしまったら、何かしようとするより精霊の戦線復帰を信じて逃げた方が安全かもしれません。
というかそんな状況になった時点で失敗フラグの気がしてなりません…
今回は、一方向からの攻撃を引き受けてくれる精霊たちに守られているだけで、神人がやれることは少なそうです。
包囲等、多方向に標的をばらつかせて橋の側面に突進されてしまっては元も子もないですからね。
アリシエンテさん、もどかしいですが、ここはぐっとこらえて精霊たちに指示や応援を送りましょう。 -
2014/08/05-15:00
>橋の封鎖
感謝するわっ! 確かに橋が占拠されてしまっている以上、向こう側を閉鎖してくれる人への連絡が必要になるわね。
あまり時間も無いとの事だから、タイヤ等を使ってのバリケードも無理ね。
鎖も用意できるか危うい。
そうなると、精霊の後ろに立つ形になるであろう(と思われる)神人の前に、
三角ポールを両脇に用意して、
そこにロープを低く張って、敵の突進と同時に三角ポールを強く押さえれば、
【精霊を突き抜けての突進時期待案】
1.相手を転ばせられる
2.もしくは、ポールごと持って行かれても足枷になる、
3.最悪、ロープをちぎられても、足に負担を掛けさせる事が出来るのではないか
例外:押さえているポールに向かって突っ込まれてきた時は、端の内側に避ける
運がよければ、相手が橋下に落ちてくれるかも知れない(低すぎる可能性)
等を考えてみたのだけれども、この辺りの小細工はあった方が良いかしら?
やらないよりはやった方が、が心情ではあるのだけれども……
兎角、この『神人は黙って見てろ』状態は余りにも癪だわ。
何か出来る事は無いのかしらっ!(そわそわ) -
2014/08/05-08:57
>橋の閉鎖
橋の戦闘開始前に封鎖の手伝いですね。
あ、では僕も言い出しっぺなので、橋の閉鎖を促すよう連絡を取る役につきます。
橋の向こう側への閉鎖は、やはり外部から連絡を取って頂かないと。
-
2014/08/05-08:49
>タムタム
伊万里さん、感謝だわっ。
もしかしたら、エリナさんの最終段落も類似意見なのかしらと思いつつも、どれに宛てたものだか理解出来なかったから(主語ないし、題詞が着いていないと理解出来ない読解力の無い輩が一人)再度、提議しようと思っていたところであったの。
エリナさんは、あれがこちらへの内容だったら、容赦無く名指しか問題内容で指摘してしまって構わないわっ。どうか宜しくお願いするわねっ。
しかし……そうなると、本当に火力戦ね……
私も橋の戦闘開始前に。封鎖の手伝いに回ろうと思うわ。
オーラの範囲距離にもよるでしょうけれども、その中に精霊だけ入れば、対神人への簡易バリケードにもなるでしょうし……
(どこかにオーラの範囲距離の資料があった気がするけれども思いだせない!) -
2014/08/05-08:47
>タムタム
よく考えたら今回の狭い戦場での使用は危険そうでした。すみません。
ではやはり、精霊方の火力勝負と言う事になりそうですね。
とりあえずこの事だけでもと発言しました。
他はもう少し考えてみますね。 -
2014/08/05-08:36
>タムタム
効果的ではあるかもしれませんが…突進のタイミング合わせと現場条件を考えると、あまりお勧めは出来ません…
今回は防御、回復役もいませんしね。
私たち神人は、前線で戦うことはほとんどないですから、そう上手くいくでしょうか?
敵の突進力、橋を壊されたら負け、落ちたら即戦闘不能…おそらくそこを踏まえての『難しい』でしょうし
無理はしない方がいいと思います。
すみません、少し流れをまとめたいので、また後ほどのぞかせてもらいますね。 -
2014/08/05-08:06
(誤字を見つけたので再度投稿します)
わわっ既にこんなに集まっていたのですね
皆様初めましてエリナです。宜しくお願いします~
ざっと内容を確認させていただきましたが、
ガンナーとシノビは援護射撃、ですね。ではシノビは援護に回らせていただきます
そうですね~…橋から落ちたら致命傷、ですし…神人は前線に出ない方が良いかも、ですね。了解です
それで、少し気になったので
ヤックアドガは頑丈且つ凶暴、とのことですので、
もしハードブレイカーの皆様が攻撃している最中に突進されると元も子もないです
余計なことでしたら申し訳ないです…。 -
2014/08/05-08:06
>橋の封鎖
行われていない可能性はありますよね。
……良かった把握違いでなくて。
もし封鎖するにしても橋の向こうには渡れないので
外部に連絡を促すようにしなければいけませんね。
橋に気を使っても、橋の封鎖が出来てなくて一般の方を巻き込んでしまっては、意味がありませんよね。
>タムタム
あ、タムタムは僕も装備してますー!
僕も当てられれば、相当火力が上げられそうですけど如何でしょう?
精霊さん方のサポートが必然的ではありますが。
……すると神人側はタムタム使用者と橋の閉鎖で分かれた方が良いのでしょうか? -
2014/08/05-07:49
>橋の封鎖
橋はヤックアドガに気に入られているとの事だから、まだ封鎖されていない可能性は高いわね。
神人として出来る事が余りに少ないから、一般人が入り込まない様に、封鎖しておくという手もありかとは思われるわね。
……火属性の方が、多いわね。
博打的ではあるけれども、装備している武器のタムタムが「対火属性-8」を持っているの。
リゼットさん・伊万里さん・エリーさんの三人の精霊さんが火属性だから、タムタムが当たれば属性を無視しても、単純計算「+24」ダメージの増加を見込めるわ。
突進で行動ならばヒット・アンド・アウェイでかわせる。
もし良ければ、こちらで攻撃させてはもらえないかしら……?
-
2014/08/05-07:29
おはよう御座います。満員御礼でしたね。
リゼットさんとアンリさんは初めまして!
伊万里さんとアスカさん、アリシエンテさんとエストさんはお久しぶりです。
皆さん、よろしくお願いします。
会議室の内容は大体把握しました。
……やはり火力重視の作戦が良いようですね。
こちらも援護射撃了解しました。
クルトさんもプレガン故、命中力には自信があるようですが他は自信が無いようです。
防御は皆さんより少し高い程度でしょうか?
でもこの数値ではやはりお役に立てないでしょう。(そもそも後衛ジョブである)
神人の件ももどかしいですが了解です。
反対側に行けない以上、もし橋を封鎖していなかったとしても行けませんしね。
まぁ戦闘がメインそうなので、橋の封鎖は外部で連絡を取ってしてそうではありますが。
もししていなかったら、そこも考えなければな気がしなくも……すみません気になったもので
余計な考えであったら良いんですけどね。
ただ橋を封鎖してると言う文が無いなーと思った次第なのです。 -
2014/08/05-06:48
昨日は大変失礼したわっ(汗)
改めまして。アリシエンテというわ、精霊はエスト。プレストガンナーよ。どうか宜しくお願いするわね。
会議室、目を通させて頂いたけれども、本来のビッグブリッジの様に無双はさせてくれない様ね(コラ)
橋から突き落としたら致命傷とのことだから、ダブルシューターで端に誘導させて落してみたいけれども、むつかしいかしら。
上手くいけば横に一人分の隙間を確保出来るかも知れない。(しかし、ダブルシューターでの誘導は過去に空飛ぶ敵にそれをやって水面墜落させてしまった事がある)
こ、今回はそれは無いでしょうけれども、戦略的には『徹底的な火力戦』か『この程度の小細工』しか遣り様が無いわね。
徹底的な火力戦の場合は、防御力と火力しかないわね。
此方ならば、命中を下げない程度に装備を重ねておきましょう。
ヤックアドガ相手ならば、神人は突き落とされるまでもなく戦闘不能だわ。
この場合、神人に出来る事は応援くらいのものだから、ターゲットとならない様に気を付ける位かしら。
この場合のプレストガンナーは援護射撃ね。了解したわっ。
プレストガンナーであるから、防御はお察しくださいではあるけれども、前衛が危険となったら精霊の防御力重視で前に出すのもやむを得ないとは思う。
そうなったら手詰まり感が半端無いので、あまり考えたくない情景ではあるけれども……
-
2014/08/05-05:47
あっ…本当ですね、すみません見落としてました。
なら逃げ撃ち誘導は無しで、橋の上で決着をつけるしかなさそうですね…
しかも敵が橋にぶつかっていかないよう、こちらも広がらないように配置しなければいけない。
最前列の人は突進に気を付けないと、万が一橋から突き落とされる可能性もありますからね…
あ、逃げ撃ちは無理でも少し距離を取ったところから始めるのはありかもしれません。
敵の攻撃レンジ外から少しでもダメージを与えておきましょう。
こちらが中央に固まっていれば、橋の横にぶつからずにまっすぐ向かってきてくれるでしょうし。
そうしたら今度は前衛後衛交代で、ガンナーとシノビの皆さんには後ろから援護射撃をしていただけると良いかな、と。
あとは…交戦中に背後に回るのは難しそうですね…
下手をすると、回り込んでいる最中に攻撃されて橋にぶつかってしまうかも。 -
2014/08/05-01:33
私達のところに話が来る前に
敵を誘導するのには失敗しているみたいだから
開けたところへ連れ出すというのは難しいかもしれないわね。
それに橋が長過ぎる。
戦いながら敵を250m移動させる間にこちらがやられてしまいかねないわ。
メタな話、ビッグブリッジの死闘だと言われているくらいだから
橋の上から引きずり出すのは美しくないわね。(作戦とは関係ないです) -
2014/08/05-00:31
お邪魔するわっ!
アリシエンテと言うわ、これは精霊のエスト・プレストガンナーよ
何方様もどうぞ宜しくするわっ。
もう既に意見が出ている様であるから、「これやって欲しい!」「いや、あれをやって欲しい」等があればどんどん振って頂けれ助かるわねっ。
今日は発言出来ないほどに眠い(今日)ので、また朝にも確認させて頂くわねどうか宜しく!
-
2014/08/05-00:22
飛び込み参加失礼します。
八神伊万里とパートナーのハードブレイカーのアスカ君です。
よろしくお願いしますね。
うーん…アスカ君は攻撃は最大の防御タイプで回避も防御も低いので、初撃の前衛には向かないですね…
攻撃力だけならあるんですが。
敵が壁際に向かわないように、橋のこちら側から逃げ撃ちしつつ誘き寄せて側面から攻撃
…というのはどうでしょう?
うまく橋から降りさせればいいのですが…
時間もあまりないですが、もう少し考えてみますね。 -
2014/08/04-23:45
あ。もし気にする人がいるといけないので補足しておくと
能力うんぬんというのは集まったメンバーの中で、ということなので
うちは低いからだめだわ、ということはないし
必ずしもその順番通りでいく必要もないと思っているわ。
とりあえず…現状は人が増えてくれるのが一番ありがたいわね。 -
2014/08/04-22:33
リゼットよ。連れはハードブレイカーのアンリ。よろしくお願いね。
今回は戦闘重視の作戦になりそうね。
条件が厳しいから小細工が失敗したらかえって面倒だわ。
とりあえず橋を壊されては困るから
敵が橋に突進してしまわないように
壁際には立たないように気をつけたいところね。
そうなると極力正面から仕掛けることになるんだけど
この時回避の高めな人、もしくは防御力の高めな人を前衛に配置して
ダメージが蓄積してきたら後ろにいる人と交代、という感じになるかしら。
もし敵の横をすり抜けられるような隙が生まれたら
そこをついて敵を挟み撃ちにすれば、戦闘時間も短縮できそうね。 -
2014/08/04-22:13
おお!参加者さんが増えていましたね。
エリナさん、アルヴィスさん、初めまして!
今回よろしくお願いします。(微笑)
……そうなんですよね。
しかも狭い戦場の上に橋の中央から動かない……本当に厄介です。
過去のヤックアドガ戦の報告書を拝見してみると
お酒や食べ物に釣られているようですが、誘導は既にお試し済みのようですね。
うーん。僕、もう少し考えてみますね。
頭が回らなくて申し訳ないです……。 -
2014/08/04-19:29
レベル1ですが参加させていただきます~
わたしはエリナ=スペトリクと申します
精霊さんはディアボロでシノビ、アルヴィス…アルくんです
Ellyさんは依頼でお会いするのは初めてですね、宜しくお願いします
戦闘は初めてなのですが皆様の足手まといにならないように頑張りますっ
一台の馬車が通れるくらいの横幅、ですか。案外狭いのですね
その上ヤックアドガは結構頑丈なようで……むむむ…。 -
2014/08/04-08:36
Elly Schwarzと言います。
精霊はディアボロのCurtさん。ジョブはプレストガンナーです。
今回の目的は、巨大石橋を壊さないようにヤックアドガの討伐。
巨大石橋はそんじょそこらの衝撃で壊れる事はないらしいですが
ヤックアドガが暴れてしまうと壊れるかもしれない程度の耐久さと見ています。
これは早々に討伐すべきでしょうね。
と言っても、今は僕達1組のみ。
他の方々がいらっしゃるまで、暫しお待ちしております。