酒とサムライとヒゲジジイ（うち マスター） 【難易度：普通】
プロローグ
●行方不明
山葵という名のサムライを知っているか？
デミオーガハンターの一族の青年で、実力はデミ・ゴブリン程度、調子に乗りやすく安心して目を離せない男、と言えば分かりやすいだろうか。
そんな件の山葵が行方不明になってしまったらしく、山葵の師匠と名乗る白髪混じりの中年の男がA.R.O.A.に捜索届けを出しに来たのが事の発端だ。
「儂の名は生姜〈しょうが〉。先日ここ〈A.R.O.A.〉に仕事を頼んだ山葵の身内の者なのじゃが……」
顎の無精髭を手で擦りながら生姜は口を開く。
「は、はぁ……（山葵ってあの迷惑なサムライの事だよな……）その、生姜さんがどのようなご用件でしょうか？」
イマイチ要領を得ない生姜と名乗る中年の言葉にA.R.O.A.職員は生返事を返す。
「先日デミ・シルバーウルフを倒した事で山葵の奴が一人前のデミオーガハンターになったのじゃが、如何せんあ奴は調子に乗りやすい質でのぉ」
「はい……（知ってます）」
「早速調子に乗ったようでの、一人でデミ・トロールを狩りに行くと置き手紙を残して行方知れずになってしまったのじゃ」
「……あ～（察し）」
漸く生姜が何が言いたいのかを察してしまった職員は恐る恐る生姜の次の言葉を促す。
「山葵さんの捜索……ですか？」
「かか、一言で言うのならそうじゃな」
生姜はからからと快活に笑い、職員は苦笑いを返した。
解説
●目的
生姜と一緒に山葵の捜索、デミ・トロールの撃破
●デミ・トロール
このデミ・トロールは酒好きで村に酒目当てで襲撃してくる為、村人は毎晩村の外に酒樽を2つほど置いて襲撃を抑えているらしい。
デミ・トロールは近くの洞窟を住処にしているらしい。
倒した際に酒が残っていれば飲んでしまっても構わないので、村での戦闘は極力避けてデミ・トロールの住処を探して欲しいとの事。
因みに山葵がこのデミ・トロールを倒しに行くと言ってから二日の時間が経ちました。
●山葵
髷を結っていないさらさらの黒髪の好青年で身長は175cm程、長刀『月光』を腰に佩いています。
この長刀はデミオーガの角を簡単に斬り落とせる程の業物です。
自信満々のようですが、彼はあまり強くありません（笑）
困った事に自分の実力が分かっていないようですが、彼は至って真面目に無謀な突撃を仕掛けたりします。
それと彼は精神力が弱く、本当の事を言うとショックで落ち込んでしまい、依頼は失敗になってしまう可能性がありますので、出来るだけ穏便に敵の討伐の補佐をしてあげて下さい。
何度も言うような形になりますが彼は至って真面目です。
●生姜
白髪交じりのやや長い髪を後ろで一本に結っている中年、身長は170cm程度、腰には木刀を佩いています。
山葵の剣の師匠との事ですが、実力は高いようです、デミオーガ程度なら相手に出来るでしょう。
山葵と似通っている所は女好きな所でしょうか。
ゲームマスターより
どうも、うちと申します。
毎度の事ながらプロローグ閲覧ありがとうございます。
またまたサムライが面倒を掛けに来たようです。
デミ・トロールを倒して山葵を探すのか、山葵を探してデミ・トロールを倒すのかが今回の鍵となる筈です。
生姜さんの護衛は必要ないので安心して良いですよ。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
油屋。（サマエル）
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持ち物：懐中電灯・メモ・ペン 明るいうちに、村でサマエル・生姜さんと一緒に聞き込み、メモをとる仲間と連絡を取り合いながら山葵さんを捜索 人一人、隠れられそうな場所を中心に トロールがその場で酒樽を開けず、 持ち帰っている場合は尾行して住処まで移動する その場で飲み干している場合は、村から離れた所で戦闘 デミ・トロール討伐前に山葵さんを発見した場合、 一緒に行動して貰うようにする 戦闘開始前にトランス 山葵さんが戦闘に乱入するような事があれば、 怖いから傍に居て欲しいと芝居をして、べったりくっ付き 行動を監視、制御 戦闘の邪魔にならないような場所まで誘導する 何されようが耐える、頑張る……。 |
八神 伊万里（アスカ・ベルウィレッジ）
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山葵さん、この間の討伐は上手くいったんですね…え？違う？ スキル：計算 デミトロール避けの酒樽付近に潜んで待ち伏せる作戦 村に被害が及ばないような場所に設置の手伝い ついでに小瓶にも入れて持つ 作戦時間までに少し村を捜索 生姜さん、お師匠様の貴方なら何か心当たりがあったりしませんか？ トランスは追跡の場合は住処まで行ってから その場で戦闘になったら即座に行う 戦闘中、敵がこちらにきたら酒瓶を転がし気をそらす 戦闘後まだ山葵さんが見つかっていなかった場合改めて捜索 もしかして酒樽に入ったまま敵の住処に持ち帰られてたりして それとも入った樽が使われずに村の酒蔵に放置されてたり…？ うーん、全く読めません 私もまだまだですね… |
ペシェ（フランペティル）
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山葵さんは噂を聞くと誰かさんと少し似たところがありますね。 山葵さんが来る前と後でなにか変わったところや動かしたものが村の中にあればそこを探します うひゃっ！？誰ですか！私のお尻触ったのは！ 私達は樽の側に隠れてデミトロールが来るのを待ちますね。 来たら追跡して、住処についたら樽に潜んだ五十嵐さんの奇襲と同時にトランスして、デミトロールを攻撃、撃破します その後の捜索は他メンバーと手分けして探します |
吉坂心優音（五十嵐晃太）
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アドリブOK 山葵さん一体何処に行っちゃったんだろう… 一人でデミトロール退治なんて心配だよぉ！ 怪我してないかなぁ？ 作戦 先にデミトロールが何時頃酒樽を取りに来るのか聞くよぉ！ もし朝方～昼間だったら樽周辺で隠れ待機 討伐後山葵散策へ住処へ行く 夕方だったら時間になるまで酒蔵に行きたいなぁ もしかしたら山葵さんがいるかも知れないから！ もし持ち帰るなら住処迄尾行 戦闘 晃ちゃんが奇襲後直ぐにこっち来たらトランス インカムで連絡役をやるね！ デミトロールが酒樽に来て手を付けたら晃ちゃんにタイミング見計らって奇襲してもらう 奇襲が成功したら全員に合図し一斉攻撃 インカム人数分 トランス 四葉のクローバーが舞い散り橙色オーラ |
●サムライ探して山奥の村へ
ケイボ村、芳醇なワインの香りに惹かれて酒好きデミ・トロールが出没し、そして山葵が消息を絶った村の名前である。
山葵の師匠、生姜の依頼でこのケイボ村までやってきたのは4組のウィンクルム達だ。
「はぁぁぁぁ……。何故受けた、何故っ受けた……こんな依頼、何故受けたんだよ伊万里ぃっ！」
深い深い溜め息を吐いた後、『アスカ・ベルウィレッジ』は自分の神人の『八神 伊万里』を問い詰める（とても大事な事だったので3回）。
「？？ アスカ君が今日は暇だって言ってたから依頼受けたけど、何か別の用事があった？」
「いや、無い……無いけど……ぐぅ。いや、これも村の為だ、俺はデミ・トロール討伐を頑張るんだ、そうだ、それでいい筈……なんだよな……？」
伊万里は明後日の方向を見ながら何やらぶつぶつと独り言を呟いているアスカをそっとしておく事にした。
「なぁに、心配せずともデミ・トロールだけであるならば儂も居るし大丈夫じゃよ。まあ問題は……山葵の方じゃな、あ奴めは本当に調子に乗りやすい質だからのぉ。先走ってデミ・トロールにやられておらねば良いが……」
弟子の事が心配なのか生姜の顔に影が差す。
「何だか山葵さんの噂を聞くと誰かさんと少し似た所がありますね」
『ペシェ』はそう言いながら隣の『フランペティル』に視線を向ける。
「うむ吾輩、その山葵とやらが他人に思えんのだが……気の所為だろうか？」
フランペティルはそう返しながら頭を傾げる。
「山葵さん、一体何処に行っちゃったんだろうね」
「んーせやなぁ、一体何処に行ったんやろなぁ……」
消息を絶った山葵が気になった『吉坂 心優音』と『五十嵐晃太』は思案顔で山葵の事を考えていた。
「一人でデミ・トロール退治なんて心配だよね」
「一人で倒せやなんて無理があるっちゅうに……」
「怪我とかしてないと良いけど」
「俺らではよ見つけてやらんとな」
「うん、頑張ろうね晃ちゃん」
「おう、気張っていかんとな」
グッと全身に力を入れるように晃太は拳を握り締めた。
「それじゃあ、まだ明るい内にアタシ達と生姜さんで村の人達に山葵さんとデミ・トロールの事を聞いてくるよ」
「その間、皆さんは村周辺で山葵さんを探せる場所を探しててもらってもいいですか？ こちらで何か分かった際にはインカムで連絡します」
『油屋。』と『サマエル』の提案に異議は出ず、村の入口付近で屯していたウィンクルム達は一旦解散し、村周辺に絞って山葵を探す事に。
「みゆ、何処探すー？」
「デミ・トロール避けに毎晩酒樽を置いてるんだよねぇ？ だったら酒樽の保管してる酒蔵を探してみようよぉ」
「みゆにしては中々鋭いとこ突いたな。おっしゃ、酒蔵行こか」
「うん」
心優音と晃太は村人に道を聞きながら酒蔵へ。
「肉、吾輩達はどうする？」
「私達は山葵さんが来る前と後で何か変わった所や動かしたものがあるかを聞いて回りましょう。何か手掛かりが見つかると良いのですが……」
「うむ、では女人を中心に聞いて回ろう」
「……なんで？」
「山葵とやらは大層な女好きなのであろう？ ならばこの村に訪れた時も女人を中心に何かコミュニケーションを取ったに違いない」
「うぐ……。フランがまともな事を言っているような気がする……」
悔しいやら嬉しいやらと微妙な表情のペシェだったが先にも言ったように山葵とフランペティルは似ているので通じ合うものがあるのかもしれないと、フランペティルの言う通りに村人（女性）を探し始めた。
「アスカ君、私達はどうしましょうか？」
最後に残った伊万里はアスカに探索場所を聞いてみる。
「あ、あいつの事は他の人達に任せて俺達は樽が置かれてる周辺の地形を見て隠れやすい場所を探しておこう」
若干顔を引き攣らせながらアスカは提案する。
「そうだね。私達はデミ・トロールの事に集中しようか」
アスカが顔を引き攣らせてる理由については伊万里はよく分かっていないようだったが、兎も角酒樽の設置場所への下見に向かった。
「生姜さんは山葵さんの居る場所とか分からないですか？」
聞き込みはサマエルに任せて油屋。は同行してもらっている生姜に質問してみる。
「皆目検討もつかんのぉ……すまんなぁお嬢さん」
「……あ、あのっ」
「ん？ なんじゃ？」
「なんでさっきからアタシのお尻を擦ってるんですか？」
「綺麗なお尻じゃったので」
その生姜の顔はもうキリッとかドヤッとかで表せる表情ではなかった。
少しも悪びれたりせず、ただただ自然な所作の一つと言わんばかりのナチュラルさで油屋。の尻を撫で回す生姜の様子に油屋。は一瞬だけ怒るのが遅れる。
「な、なにすんだこのエロジジイ！」
我に返るのと同時に生姜の左頬へ拳を振るう。
しかし一瞬の遅れたで振り被った油屋。の拳をさも当然の如く軽やかに生姜は避けた。
「なぁに挨拶じゃよ挨拶」
空振った拳を所在無く見つめる油屋。の肩をポンポンと軽く叩いて生姜は笑う。
「そら、サマエル殿も待っておる事じゃし儂らも聞き込みの手伝いをせんとなぁ」
「（この爺さん……出来る）」
村人に行ったサマエルの聞き込みの結果。
Q.ここ最近侍を見掛けなかったか？ 丁度こんな感じの格好をした男なのだが。
A.そういえば昨日見たな。デミ・トロールについて色々聞いて回っていたようだが、若しかしたらデミ・トロールを探しに行ったのかもしれない。
Q.デミ・トロールに襲われないように置いている酒樽は翌日どうなっている？
A.樽は持ち帰ってるみたいで翌日には無くなってるよ。
Q.デミ・トロールの現れる時間について分かる事はないか？
A.襲ってくるのは日が暮れてから。
そして最初に心優音から配られたインカムを通じて集めた情報を他のウィンクルム達と共有する。
「女好きであれば神人が黄色く呼ばわる声が聞こえたら、動けたら返答しそうである。『山葵さーん！ 素敵なサムライの山葵さんはどこですかー！？ 貴方のファンの神人ですー！』とかそんな感じで叫んだら出てくるのではないか？ 照れるな肉！ 声を張り上げよ！ ほら吾輩の様に！『わ、さ、び、さぁ～ん☆』」
ケイボ村の村外れ辺りでフランペティルが裏声を使って叫び声を上げる。
「ちょ、ちょっとフラン！ フランやめて！ 変な目で見られてるっ見られてるって！」
ペシェ達が村人（女性）に村で何か変わった所があるか聞いて回ったのだが、油屋。達が調べた情報と同じ事しか分からず、特に真新しい情報は得られず終いだったらしい。
心優音達が探しに行った酒蔵は芳醇なワインの香りが充満していた。
「甘い香り……」
「葡萄酒やな」
村人に聞いてみた限りだと山葵は酒蔵の事について聞きには来たが酒蔵に入っては居ないらしいのだが、一応という事で酒蔵の中を調べて回る。
結果は。
「あー、うん。酒蔵に居ない言う事は分かったなぁ」
「そ、そうだね」
「樽の設置場所ってのは村の入口から離れた所なんだな」
「酒樽を置いておけば帰ってくれるとはいえ、やっぱりデミ・トロールが村の近くまで来るのは怖いって事だよ」
「そうすると、この辺に樽が置かれるから樽が見えて隠れられそうな場所は……そこの林辺りで良いか」
「うん。この林なら複数人隠れられそうだね」
そして伊万里達が下見に行った酒樽の設置場所付近にはお誂え向きの林があり、その辺ならば複数人が隠れるのに適している事が分かった。
●日暮れ時に訪れしは酒好きのデミオーガ
情報収集の時間は終わり、時間が過ぎれば日は沈み、夜の帳が落ちる頃、ケイボ村の酒蔵から酒樽が2つ用意される。
ワインがぎっしり詰まった酒樽を受け取ったウィンクルム達は作戦通りに酒樽設置場所にその酒樽を運ぶ。
村人からは念入りに村では戦わないようにと釘を刺された。
酒樽を設置し終え、ウィンクルム達は近くの林の中に隠れ潜み、作戦準備は完了だ。
「デミ・トロールは酒樽を持ち帰ってしまうんか……唐辛子スプレー無駄になってしもうたなぁ」
その場で酒樽を開けるなら酒樽の中に隠れて奇襲をするつもりだった晃太は寂しげに持参した唐辛子スプレーを見る。
「まぁまぁ、気を落とさずに行こうよ晃ちゃん」
「あとはここに隠れてデミ・トロールが来るのを待つだけですね」
ペティが草むらの影から設置してある樽を覗きながらそう言っていると。
「うぅむ、何やら悪さをしているようで高揚感があるのぉ」
「その気持ち、吾輩も分かるのである」
「うひゃ！？ 誰ですか！ 私のお尻触ったのは！」
後ろからお尻を擦られた感触を感じ、ペシェは後ろを振り返るとニヤけた顔をしたフランペティルがペシェのお尻を触るというか揉んでいた。
「ちょっとフラン何してるの！」
「肉の尻が吾輩を誘惑してきたのでつい……と言うかあのご老人も一緒にやっていたのであるが……」
しかし、先ほどまでそこに居た筈の生姜はするりとすり抜けるようにペシェから離れた位置にいた。
先程の出来事の一部始終を見ていたアスカは生姜を伊万里に近づけないように盾になるように動く。
「むー？ どうかされたかなアスカ殿？」
「おっさんこそどうしたんだ？」
お互いがお互いの目的を知り、不敵な笑いを向け合う。
少しの間の後、先に動いたのは生姜、小走りでアスカの左側を抜けようと駆ける。
当然、それを通さないようにアスカはそちらを塞ぐように移動する―――そこでアスカは生姜の姿を見失う。
次の瞬間にはアスカの後ろに抜け、伊万里の太ももを撫でながらアスカの体を中心軸にするようにくるりと体を入れ替える。
そして。
「ひっ！？」
くるりと振り向いた伊万里とアスカの視線が合う。
「あ、アスカ君、セクハラですよっ！」
「なっ、違っ！？」
パン、と小気味良い音を響かせ、伊万里のビンタがアスカの頬を叩いた。
「ほっほっほ、アスカ殿はまだまだ甘いのぉ」
生姜が次の標的に移ろうとした頃（時間で言うと大体午後9時を回った辺り）で重く響く足音と共にそいつは現れた。
4m程もある巨躯のデミオーガ『デミ・トロール』だ。
「現れたようじゃの……」
デミ・トロールはどすんどすんと真っ直ぐに酒樽の方へと歩み寄り、精霊達が二人掛かりで運んだ酒樽をひょいひょいと俵抱えで持ち上げられたのを見て若干落ち込んだ精霊も居たが、何はともあれ尾行開始である。
木の影や草むらの影に隠れるようにしながらゆっくりとデミ・トロールを尾行する。
作戦はあのデミ・トロールが住処にしている洞窟を見つけたら、晃太の合図と共に全員で一斉に攻撃して反撃させないように倒す、といったものだ。
間もなくしてデミ・トロールは住処の洞窟へと到着する。
「あの洞窟で飲んでおるみたいやな、ワインの香りがきっついなぁ……。みゆ、トランス頼むで」
「う、うん。『さぁ真実を解き明かそう』」
インスパイア・スペルを唱え、心優音は晃太の頬に軽くキスをする。
途端、四つ葉のクローバーが二人を中心に舞い散り、突き上げるような橙色のオーラを纏う。
「よっしゃ、行ってくるで」
朱い手裏剣〈紅葉〉を掴みながら地を蹴った。
「『綻ぶ花の香気に惑え』」出来
最近ではフランの香水の匂いに慣れてきたのかペシェはすんなりとフランの頬へと顔を近付け、口付けをする。
明るい桃色のオーラを沸き上がらせたフランは調子を確かめるように魔法の杖〈高峰の賢者クラバード〉を軽く振ってから詠唱を始める。
「『盲目の神よ、どうか力を』」
やや頬を赤らめ、視線を泳がせながら油屋。は顔を差し出すサマエルの頬へと口を付ける。
めらめらと黒と紫の輝炎を連想させるオーラを立ち昇らせ、ぎらりと瞳を輝かせたサマエルは鉄槌〈ルグドラ〉を持ち構えてデミ・トロールの方へと走って行く。
「『この運命で、すべてを薙ぎ払う！』」
手慣れた動作でアスカの腫れてない方の頬にキスをする。
ごう、と朱い火の鳥のようなオーラを背中から浮かび上がらせ、アスカはひりひりする頬の痛みを感じながら大剣〈バーリー〉を背負うように振り上げて駆け出す。
生姜は神人達に任せ、精霊達はデミ・トロールへと走って行く。
先陣を切ったのは晃太、ノロノロと歩くデミ・トロールの後ろを取って構えた手裏剣を放つ。
「『双葉』」
両手で放たれた手裏剣は同時に左右から挟むようにデミ・トロールを攻撃する。
「ゴアァ！？ ゴォアァァァァァァァ！！」
突然の奇襲にバランスを崩したデミ・トロールは抱えていた酒樽を落とし、襲ってきた晃太を睨んで雄叫びを上げる。
デミ・トロールの注意が晃太に向いている間に、別方向から近付いていたサマエルとアスカがそれぞれの得物を振り上げる。
「「『グラビティブレイク』」」
サマエルは後頭部にアスカは肩口に攻撃を当て、デミ・トロールは思わず蹈鞴を踏んでよろける。
そのよろけた隙に詠唱を済ませたフランペティルが満を持して杖を振るう。
「ふははははっ『乙女の恋心Ⅱ』である！」
杖先に集中した魔力を光線にしてデミ・トロールの心臓を狙い撃つ。
照射された光線はデミ・トロールの体を撃ち抜き、一瞬で心臓を焼き尽くす。
悲鳴を上げる間すら与えられずデミ・トロールはその場に倒される。
「一丁上がり、だな」
ふぅ、と息を吐いてサマエルは後ろの神人達の方へと振り返る。
しかし、村人達は何故、酒樽を2つ用意していたのだろうか―――。
一仕事を終えたサマエルとアスカはもう一度倒したデミ・トロールに視線を戻し、肩の力を抜いて抱えた得物を降ろす―――そして、洞窟の中から現れたもう1体のデミ・トロールが振るった石の棍棒を殆ど無防備の背中に受けて弾き飛ばされる。
「が、―――ハっ！？」
「なにっ！？」
二人は数メートルは上に飛ばされ、近くの大木に叩き付けられる。
「サマエルっ！！」
「アスカ君！！」
「ゴォォォォォォォォ！！」
神人達の悲鳴と怒り狂ったデミ・トロールの雄叫びはほぼ同時。
「こっの、『双葉』」
晃太は後ろに飛び退きながら手裏剣を投げる。
デミ・トロールの脇腹を抉るように切り裂くが、その程度ではデミ・トロールの突進は止まらない。
ブゥン、と物凄い風切り音と共にデミ・トロールは棍棒を振るう。
晃太はそれを下がりながら避け続けるが、それも長くは保ちそうにないだろう。
フランペティルは急いで詠唱をするが、もう少し時間が掛かってしまう。
「ぐ、ぅぅ」
「ゲホッ、ケホっ」
サマエルとアスカは背中を強かに打たれ、暫くは動けそうにない。
「儂の出番かのぉ」
劣勢と見た生姜が木刀を片手に神人達の前に出る。
「時間を稼ぐだけで良いんじゃろう？」
と、一言の後に滑るようにデミ・トロールの懐に潜り込み、デミ・トロールの脛を木刀で強打する。
デミ・トロールがぐらっとよろけた隙に飛び上がった晃太が手裏剣を肩に命中させる。
「グァァァ！」
増えた的にイライラしたデミ・トロールはブンブンと棍棒を振るが悉く避けられ、更に激昂する。
「……そろそろかの」
再び滑るように懐に潜り込んだ生姜が木刀を居合のように構え―――。
「鴉丸流剣術、『燕返し〈つばめがえし〉』」
下から振り抜くように振られた木刀がデミ・トロールの棍棒を下から梃子のように弾き飛ばす。
大きく体を傾けられたその隙にフランペティルの詠唱は終わる。
「遅くなってしまったがこれでどうである！」
貯めに貯めた魔力を弾にして撃ち出す。。
デミ・トロールの顔面に命中し、後ろによろけさせる。
「ゴガ？ ガッ！」
突然自分が食らった衝撃に理解が追い付かないデミ・トロールの後ろでゆらりと得物を構えたサマエルとアスカが立ち上がる。
「さっきはよくもやってくれやがりましたねぇ……」
「油断したのは俺達だったとはいえ結構効いたぜぇ」
確認するようにグッと握り締めた得物を二人同時に振り上げ、動けないデミ・トロールの背中を一斉に攻撃する。
「「『グラビティブレイク』」」
デミ・トロールの石のような皮膚を砕き、そのまま倒してしまう。
「はぁ……はぁ……やったか？」
「サマエル、それ今言う台詞じゃないよね……」
肩で息をするサマエルに油屋。が近付いて肩を貸してあげながら突っ込む。
「くっそ、油断し過ぎた」
「もう本当だよ、心配したんだからね。ほらこっちに来て手当するよ」
そう言って伊万里は負傷したアスカの手を引っ張る。
●山葵の行方
サマエルとアスカの手当てを行いながら、晃太とフランペティルはデミ・トロールの住処だった洞窟を調べようとすると。
「あの洞窟の入口の木陰で横になっているのは山葵とやらではないのか？」
フランペティルが見つけたのは顔を真っ赤にして涎を垂らしながら気持ちよさそうに寝ている山葵のようだ。
「……はぁ！？ なんでこないな所に居るねん！」
「怪我はないみたいだねぇ」
訳が分からないと晃太は叫び、山葵に怪我が無さそうな事にホッとする心優音。
「しかも気持ちよさそうに寝てますね。起こした方が良いのでしょうか？」
ペシェが隣の生姜に問いかけると。
「……此奴、ワインの香りだけで酔っておるようじゃ下戸だとは知っておったのじゃがここまで弱いとはのぉ」
「はぁ、何から何まで手のかかる奴だな……。ぁ痛てて……痛いって伊万里」
「もう少し我慢して」
デミ・トロールを2体とも討伐し、洞窟前で寝ている山葵も見つける事が出来、無事に依頼は終了した。
尚、洞窟まで運んでいた酒樽はデミ・トロールが落として割ってしまった所為で残る筈だったケイボ村のワインは回収出来ず、ちょっぴり報酬の酒に期待を寄せていたサマエルはほんのり涙を流したとか流してないとか……。
「……ぐすん」
因みに山葵は勝手に出歩かないように首に縄を付けて生姜が連れて帰ったらしい。
依頼結果：成功
ＭＶＰ：
メモリアルピンナップ
エピソード情報 |
|
|---|---|
| マスター | うち |
| エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
| 男性用or女性用 | 女性のみ |
| エピソードジャンル | 戦闘 |
| エピソードタイプ | ショート |
| エピソードモード | ノーマル |
| シンパシー | 使用不可 |
| 難易度 | 普通 |
| 参加費 | 1,000ハートコイン |
| 参加人数 | 4 / 2 ～ 5 |
| 報酬 | 通常 |
| リリース日 | 07月22日 |
| 出発日 | 07月29日 00:00 |
| 予定納品日 | 08月08日 |
参加者
会議室
-
2014/07/28-21:56
心優音:
プラン修正完了しました〜！
なんとか調整出来たので多分コレでイケるかと…！
-
2014/07/28-21:32
＞伊万里さん
はい、大丈夫です。プランに余裕があるので、書いておきますね。 -
2014/07/28-21:29
ふむ…確かに、追跡した方が住処捜索の手間を省けますね。
では、
■デミトロールがその場で酒樽を開かず、持ち帰る場合
には、サマエルさんの案でいきたいですね。
もう直前ですが、みなさん調整できるでしょうか…？ -
2014/07/28-19:40
少し、整理させて頂いても宜しいでしょうか？
認識違いがあれば、仰って下さい。
確か、トロールの住処の場所は分かっていないんでしたよね？
途中で倒してしまっても良いのですが、住処に山葵さんが居る可能性が無いとは言い切れないですし、（確率的に低いとは思いますが）他にトロールが居た場合も考えると少し不安ですから、余裕があれば、住処まで追跡した方が良いかと思います。（村の方も住処を探して欲しいと言っているので……）
■ 行動
・明るいうちに村での聞き込み・山葵さんの捜索
・作戦時には晃太さんが樽の中で待機、他のメンバーは樽の付近に隠れて待機
・トロールが現れ次第、追跡
■ 戦闘
・樽の中から奇襲（唐辛子を投げつけるなど）
・スキルで長引かせないように片づける
先に山葵さんが見つかった場合ですが、彼を戦闘に巻き込まないために油屋に芝居をさせるよう
指示しました。彼は女好きとの情報があるので、体を密着させて「怖いので一緒に居て欲しい」
と、か弱い乙女なフリでガッシリ拘束する作戦です。（ぐッ）
油屋。：
本当にそんなんで大人しくしてくれるのかなぁ？まぁ、やれるだけやってみる。
-
2014/07/28-11:48
晃太：
おはようさん！
遂に明日出発やな…気を引き締めて行こうな！！
＞伊万里
了解や！ほなインカム連絡はみゆに任せるわ☆
後インカムは人数分持って行くさかい、書かんでえぇよ～！
心優音：
いまちゃん、あたし頑張るよぉ！
絶対に成功させようね！！ -
2014/07/28-06:51
おはようございます。
＞晃太さん
はい、よろしくお願いします。
それなら合図を出してくれるみゆさんたちにインカムでの連絡役をやってもらってもいいでしょうか？
私はもう文字数がギリギリなので… -
2014/07/27-22:39
晃太：
＞伊万里
あぁそうやった！
そこを見落としとった！！
ほんならトランスは奇襲後一旦俺は離脱して素早くみゆん所行ってなら出来そうか…？
んや、唐辛子スプレーを作って持って行けば目潰しになると…
唐辛子は目に入ると滅茶苦茶痛いからのォ…
持って行くとするか…
気づかせてくれておおきにな！！ -
2014/07/27-21:59
あと一日と少しですね…いい加減、プランを詰めていかないとっ。
＞晃太さん
ええと…酒樽の中から奇襲をかける場合、トランス状態ではできないですが…
（さすがに二人は入れない＆あらかじめトランスしていたらオーラで気付かれるかも）
それに敵と接敵状態になるので、そこからトランスするとなると
みゆさんが敵に近づかないといけなくなります……
一撃当てたらすかさず離脱してトランス、ならできると思いますよ。
あ、それなら、普通に攻撃するよりも、例えば唐辛子をかけるとか消火器で目くらましとか
そういう嫌がらせ攻撃の方がいいのかも…？
樽に消火器が入るかどうかはちょっと分かりませんが、小型のものなら大丈夫でしょうか？
＞複数いる可能性
楽観的ですが、私は敵は一体なのではと考えているのです。
一体だけ出てきて残りは住処に待機、なんて考える頭があるのか分かりませんが
これは念のため、討伐後の捜索時に余裕を残した方がいいのでしょうか…？
流れとしては、ペシェさんの仰っているもので大丈夫だと思います。 -
2014/07/27-21:14
(中々顔を出せずにすみません)
デミトロール討伐の際には、私達は伊万里さんが仰るように樽の近辺で隠れて、来たトロールの撃破に参加しますね。
山葵さん捜索をするならば以下のポイントでしょうか
事前に探す
■村の中(酒蔵など)
事後に探す
■デミトロールの住処の洞窟
(デミトロールが複数いる場合を考え戦力を残す？)
認識不足や勘違い等あれば指摘をお願いします。 -
2014/07/27-16:11
晃太：
＞サマエル
そうやなぁ…
それでえぇと思うで！
一緒に行動した方が安心やろし！
それに生姜さんはデミなら倒せる位の実力なんやろ？
ほんなら神人達の護衛みたくしてもろうた方が俺らにとっちゃ安心やろ
あぁ後、デミトロール討伐中に山葵さんが出て来たら師匠の生姜さんに説得してもろうたら？
お主は儂と一緒に神人を守るんじゃ。精霊達の動きを見るのも又勉強になる。
とか言うたら邪魔もせぇへんやろ！
＞伊万里
そういう事や
で、もう一つ言うと奇襲かける際は誰かが酒樽に入るんやっけ？
もしその手でやるんやったら俺がやってえぇかな？
インカムで連絡取り合いながら、ビックリ箱の様に飛び出して顔面パンチお見舞いしてやるんよ！
少しはふらつくやろうし…どうやろうか…？
それを合図にして一斉攻撃すれば…
アレ…？そういやデミトロールって一匹()なんか？
住処に行ったら沢山いるとか…んなわけ無いか…
考えすぎやな… -
2014/07/27-15:05
＞晃太さん
なるほど…時間…そうですね。
村の人に、デミトロールの出てくる時間を聞いて、その時間には樽周辺で待ち伏せ、ですね。
村捜索はそのついで、程度でその時間までに終わらせないとですね。
＞サマエルさん
トロールの住処に山葵さんがいるかもしれない、という場合でも
まずは皆で集中して倒してしまうのがいいかと思います。
樽を置いてある場所での戦闘になると思うので、とりあえずは村からも住処からも
少し距離があると思いますので…
巻き込まれるとしたら、騒ぎを聞きつけて山葵さんがどこからか乱入してきた場合くらいでしょうか。
その場合は気を付けないといけませんね。
あ、ちょっとその線もあるかも…山葵さんが読みきれない……！
生姜さんと先に見つけた場合の山葵さんは、
サマエルさんの言うように一緒に行動してもらうようにすればいいと思います。 -
2014/07/27-14:46
おっと、そう言えば生姜さんですが、村で行動中は私共と一緒に、という事で宜しいですか？
丁度こんな感じの格好をした人物だ、と説明する時に居て貰えると助かりますし……
戦闘の時は如何致しましょう？
特に譲る必要はないようなので、神人の皆様と一緒に居て貰いましょうか。 -
2014/07/27-14:39
＞伊万里さん
出発まで時間もないようですし、私達も箇条書きですが、行動予定を。
【村】
・聞き込み（山葵さんについて・翌日の酒樽の状況について）
・捜索
・山葵さんが先に見つかった場合、戦闘の邪魔をしないようにさせる
【戦闘】
・グラビテで防御力下げつつ、攻撃
※タイミング的には一斉の方が良いと思われますので、アスカさんの案に合わせますね
■ 全体的な流れ
1：村で聞き込みと捜索
2：デミトロール（山葵さんの居る・居ないに関わらず）
3：（山葵さん捜索）
という事で宜しいでしょうか？ 仮に、彼が村で見つかった場合は
私の方で、この後の戦闘の邪魔にならないよう言っておきますね
トロールの住処に彼が居るかも、という可能性が出てきた場合は……
アスカさん達が敵を引き付けて下さっている間に、
何方かが住処の中を捜してみても良いかもしれません。
山葵さんが戦闘に巻き込まれる可能性を考えて、一応発言しておきます。 -
2014/07/27-14:07
心優音：
遅くなりましたすみません！！
＞酒盛り
そうですよね～
未成年者が多いとなると、この作戦は少し無理そうです～
新たな作戦となると…
いまちゃんの考えてる酒樽の近くで隠れて、その場で討伐が有効かなぁ？
先に倒しちゃえば後で山葵さん捜索に時間充てられるしね♪
そっちの方が効率が良いかも～！
晃太：
せやね、今回は山葵さんに止め刺してもらう必要ないんやし…
それと、もし山葵さんが樽の中で放置されとる可能性があるんやったらデミトロールが酒樽に来るまでの間酒蔵の中探してみるのもえぇんとちゃう？
毎晩村の外に酒樽置いとるんやろ？
来る時間としたら、朝方～昼間辺りやろか…
せやけど案外夕方辺りに来たりする可能性もあるしなぁ…
村の誰かが何時頃デミトロールが来るか知っとる奴がおったら少しは楽になるはずなんやけど… -
2014/07/27-06:03
おはようございます。
＞酒盛り作戦
…うん、やっぱりこれは色々と無理がありそうです。
となると、酒樽の近くに隠れてデミトロールが現れるのを待ち伏せするのが、現状もっとも分かりやすい作戦でしょうか…
倒してから、住処を探して事後調査をするということで、私はこれを推します。
それから、山葵さんのことで少し…
あの、まさかとは思いますが、酒樽の中に隠れたはいいものの、その樽自体を使われずに
村の酒蔵に放置されっぱなしなんていうことは……
す、すみません！ただの憶測です！
でも、彼ならありえるんじゃないかという可能性が微粒子レベルで…その……
ええと、とりあえずそろそろ行動を決めないといけないと思うので、
こちらで担当したいことを書いておきますね。
■伊万里
・作戦前の明るいうちに村を捜索
・酒樽の設置の手伝い、どこに置けばいいのかを考える（スキル：計算）
・あらかじめ酒瓶を用意してもらい戦闘時に敵に投げつけ気をそらす
■アスカ
・作戦時は酒樽の近くに隠れて待機（スキル：サバイバル）
・デミトロールが酒に手を出したタイミングを見計らって背後から奇襲、グラビティブレイクで相手の防御を下げながら攻撃
とりあえずはこれだけですかね…他にも何かありましたら言ってください。
あ、ところでグラビティブレイクって、効果は重複するんでしょうか？
まあ、もししなくても、威力、命中、MPともに今一番コスパのいい技のようなので、セットは変えずに行きますね。 -
2014/07/27-00:34
＞アスカさん
私も酒飲みたいです！飲みたいですッ！！（大事な事なので2回言いました）
が、やはり作戦上無理があるようです……私も脳汁絞り出して考えたのですが
思いつきませんでした。やはり、お酒は任務後に美味しく頂く方が良いのでしょうか……。
-
2014/07/26-23:06
アスカ：
えーっと…とりあえず、奴（山葵）のことは置いといて。
デミトロール討伐に絞って流れをまとめてみるな。
酒盛り作戦をやる場合、いつも酒樽を置いている場所の近くに陣取って、みんなで酒を飲むふりをする。
その際、誰かが酒樽に隠れて……ん？
他のメンバーが外に出てるなら、さすがに敵も樽お持ち帰りの前にこっちに来ないか？
その場合は外のメンバーが相手をする…直後に樽の中の奴が奇襲をしかける、とかどうだろう。
ただこれだと、樽の中の奴はトランスができないな……二人で入るのはさすがに無理だろうし。
うーん……もう少し、考えてみる。
伊万里：
あっ、ペシェさん達はこの間の計測で一緒でしたね…うっかりしてました、すみません。 -
2014/07/26-22:38
八神さんと精霊さんもいつだったかのハト公園でお見かけしてましたが、こうしてお話しするのは始めてですね！
あ、今回はトロールを討伐を優先して、山葵さんもついでで見つければいいんでしたね。
遠慮しなくていいならよかったです。
飲めないメンバーで何人か空樽に潜んではどうでしょうか？お酒も勿論、用意しておいて。
その場で飲むなら不意討ちも出来ますし、持ち帰るなら携帯のGPS機能でデミトロールの根城も見付けやすいでしょうし。
フラン
「なぁ、これまでの山葵とやらの情報を見ると、師匠の生姜もだが大層な女好きらしいな？吾輩なら呼ばわる時はどうせなら男より女の黄色い声で呼ばれたいな。
美女に呼ばれたら寝てても飛び起きるわ」
ペシェ「
フラン、今は真面目な話してますから少し黙ってください。
デミトロールは何でも食べるみたいですが動きも頭もかなり鈍いみたいですとは言え、あとをついていきながら山葵さんに呼び掛けたらわかりそうですが…… -
2014/07/26-21:52
ペシェさん、フランペティルさん、はじめまして。
よろしくお願いしま…（フランペティルの言動に一瞬ぽかーん）
……しますね。
＞サマエルさん
確かに、村で騒ぎになっていないということは
酒樽をその場で開けられて戦闘になったという可能性は低そうですね…
山葵さんは住処まで行ってから倒す気だったのか、うっかり寝ていて奇襲できずに持ち帰られたのか
それとも別に酒樽作戦なんてしていなかったのか……
ともあれ、デミトロール討伐を優先で構わないと思います。
依頼内容に『山葵さんの捜索』も含まれていますが、村にとってより脅威なのはどう考えてもこちらですし。
＞ペシェさん
確か、前回の山葵さんの依頼では、その手を使ったようですね。
ただ今回は、『山葵さんにとどめを譲る必要はない』ようなので、これは『できれば』でいいと思いますよ。
火力職が揃っているので、防御を下げて畳み掛ければきっと倒せるはずです。
アスカ君にはグラビティブレイクをセットしてもらいますね。
＞酒盛り
酒盛り作戦でいくなら、私たちも甘酒ですね…
でも、戦闘前ですし、普通のお酒は誘き寄せ用に置いといて、全員で甘酒にして
終わった後に改めて乾杯、の方が安全だと思います、色んな意味で……
あ、それから「なぜこんなところで酒盛り！？」と警戒される可能性もありますし。
デミトロールって、頭の出来はどの程度なのでしょうか……？ -
2014/07/26-21:05
心優音：
ペシェさん、フランペティルさん初めましてです～（ニコニコ）
よろしくお願いしますねぇ♪
晃太：
ペシェさん、フランペティルさん宜しゅう！（ニカッ）
ほんならタイミングを見計らってその魔法を使えば…
うん一気にカタが付けられるんとちゃうか？
再生能力いうても流石に心臓迄は再生出来ひんやろ！ -
2014/07/26-21:02
すみません、抜けていたのですがお酒でしたら私も未成年なので甘酒を頂きたいです！
-
2014/07/26-20:56
心優音さんははじめまして。ペシェといいます。こちらは精霊のフラン…
「ふははははは！吾輩の名は夏に涼しい水を操る孤高にして華麗なるエンドウィザード、フランペティルである！！！
…吾輩、山葵とやらが何やら他人な気がせんのだ…」
会ったことも無い人にシンパシー感じるなんて。お調子者という噂ですし通じるものでもあるんでしょうか。
デミトロールの討伐でしたら、エンドウィザードの火力がお役に立てるかと…。
山葵さんがその場にいても、乙女の恋心で心臓をじゅっと焼けば分からないように倒せると思います。
勿論、再生能力もあるのでタイミングは重要ですが… -
2014/07/26-20:50
心優音：
＞サマエルさん
甘酒なら未成年者でも飲めますよねぇ！
それなら酒盛りしても大丈夫な気がします～！
晃太：
甘酒か…
それなら平気そうやな！
まぁあんまし飲まんほうがえぇと思うけどな(苦笑)
討伐に支障きたしたらアカんので(苦笑)
ほな、討伐を優先で考えとけばえぇんやね？
了解や！ -
2014/07/26-18:58
＞晃太さん
確かに皆様ピチピチ高校生でしたね、羨ましい。
酒盛りの案は実行するのだとしたら、未成年組は甘酒なんて如何です？
-
2014/07/26-18:54
サマエル：
＞伊万里さん
与えられた情報が少ない中推理するのは中々難しいのですね……。
倒されている、は……どうでしょう？
酒のおつまみになってなければ良いのですが。
■ 既に作戦が行われていた場合
・酒樽をその場で開けられている→
トロールがその場で酒を飲み干しているとすれば
即、山葵さんと戦闘になってもおかしくないですよね？
そうなれば村でも騒ぎになるはず、そういった情報は現時点で無いので
まだ決行していない・あるいはトロールはその場では飲まない
可能性の方が大きいかもしれません。
・酒樽を持ち帰っている→
これは倒されている可能性がありますね……南無。
全て村での情報次第、という事になりそうです。最悪、ここで
山葵さんについての情報（もしくは関連情報）が得られなかった場合は、
トロール討伐を優先しましょうか？
しかし、解説を見ている限りだと デミ・トロールは住処に酒を持ち帰っている可能性が高いと思います。
そして、その情報を聞いた山葵さんは酒樽の中に潜み、既にお持ち帰りされている
……運が良ければ、未だ酒樽の中、とか
トロールについて ハードブレイカーが二人、シノビが一人の構成なので
倒し方としては、
グラビティブレイクで、トロールの防御力を下げつつ攻撃、ですかね。
-
2014/07/26-18:01
晃太：
＞伊万里
ほぉ…そうなんや…
っちゅう事は奴さん一人入る事はたわい無いと…
それもそうやな～、入るなら酒は入ってないのが普通やもんな！
ってマジか…再生能力あるん？(汗)
ほんなら短期決戦が好ましいやんけ…！
一気に方を付けへんとやりにくくなんで…？
あぁ確かに既に山葵さんが倒されてる可能性もあるやん！
ほんなら先に山葵さんを見付けるのが先決か？
そうすりゃ山葵さんから情報収集出来るかもやし…
でもそうなると、時間が掛かるしなぁ…
取り敢えず村人に酒樽を用意してもろうて、様子を見るしかあらへんな…
酒盛りするにも俺ら未成年者やで…出来へんよ(苦笑)
いっその事村人達に協力願うか？ -
2014/07/26-17:44
＞酒樽
熟成に使われるもので、人一人くらい入れそうな大きさのものもあるようですよ。
隠れること自体はそう難しくないと思います。
山葵さんとしては、デミトロールが樽を開けたところを不意打ちできればいいわけですから
酒樽IN作戦を行った場合は、中にお酒は入れていなかったんでしょう。
問題は、その目論見通りにいったとして、一人でデミトロールを倒せるのか、ということですが…
他の依頼の報告書によると、デミトロールには再生能力があって、ものすごくタフみたいです。
トランスした精霊でもかなりのダメージを与えないと倒せないようなので、おそらく山葵さん一人では無理でしょう。
それを踏まえて、山葵さんが酒樽IN作戦を考えていた場合の予想としましては
■既に作戦が行われていた場合
・酒樽をその場で開けられている→山葵見つかってポイ、あるいは倒されている
・酒樽を持ち帰っている→住処で開けてびっくり、そこで改めて倒される
■これから決行の場合
・デミトロが酒樽をその場で開ける→サビありでその場で戦闘の可能性、村から引き離す策が必要
・酒樽を持ち帰ろうとする→追跡して討伐
こんな感じでしょうか。
いずれにしても、私たちが作戦を開始する日は改めて酒樽を設置してもらっておいて
村の近くに来させないようにして倒すこと、ですね。
でも既に山葵さんがやっちゃってた場合、敵が酒樽を警戒するかもしれませんね…うーん。
いっそのこと、村から離れたところで酒盛りでもやってみます？
……でも、今のメンバーでは未成年が多いですから、ちょっと無理かもしれませんけど。 -
2014/07/26-10:45
晃太：
此方こそ宜しゅう！
そうやなぁ…確かに二日経っているっちゅう事が謎なんよ…
酒樽に二日も隠れとるなんて出来るんやろか…
そもそも酒樽は人一人入れる程の大きさなん？
ちゅうか思うたんやけど、酒が入ってる所に奴さんは潜伏しとらんよな？
いくらなんでも樽の中身が全て無くなっとる状態で潜伏しとるよな？
取り敢えず村の人達から情報収集が先やし、サマエルさんにそこんとこ詳しく聞いてもらいまひょうか
あぁそれと、その場で飲んどるなら樽は必要無くなる筈やよね？
やって飲んだらその場で放置やろうし…
まぁ持って行ってるんならアレやけどな…
それやったら奴さんが酒樽に入っとる事は…
あぁでもそうとも言い切れんのか…
うーん分からんなぁ… -
2014/07/26-09:00
みゆさん、晃太さん、よろしくお願いします。
デミトロールの討伐を優先させるにあたって、それでも先に山葵さんを補足できるとしたら
樽周辺、あるいはその日（私たちが向かった日）の樽の中にいてくれた場合、ですね。
全く別の場所にいるか、前日か二日前の樽に入られていたら、捜索は後回しにせざるを得ないと思います。
＞サマエルさん
すごい！私は会話術は1しかないので、では情報収集をお願いしてもいいですか？
その際村の人に、「置いていた酒樽は翌日どうなっているか」を聞いてほしいんです。
その場に残っているのか、樽ごと持ち帰っているのか…
それによって、山葵さんの居場所の見当もつく…かもしれません。
ただしこれは、あくまで彼が「酒樽の中に潜んでいた」場合のことなので
そうでない場合は討伐後改めて捜索という形になりますが……
あ、そうだ。
もし「樽ごと持ち帰っている」なら、その後をつけていってデミトロールの住処あたりで
戦闘を仕掛けられれば、村への被害も避けられると思います。
その場で飲んでいたなら、少し村から引き離す方法を考えなければいけませんね…… -
2014/07/26-00:06
やったー三人目！宜しくねッ！！
＞伊万里
山葵さんが消えて二日経ってる。そして、村の人は毎晩お酒を置いているって事を考えると
連れて行かれちゃった可能性も否定出来ないよね……。
そうすると、二日っていうのが引っかかるんだよなぁ、個人的には。
まぁ仮に、洞窟まで運ばれたとしても見つかる可能性が……
酒樽に隠れている他には、洞窟周辺かなぁ？
討伐するチャンスを狙っているのかも！？
サマエル：
まぁ、目立つ格好をしていますし、運が良ければ村で目撃情報を集められるかもしれませんね……。
そう言えば言い忘れていました。私、一応 会話スキル（4）を持っています。
何かのお役に立てれば良いのですが……
-
2014/07/25-20:43
心優音：
途中参加失礼しま～す！！
初めまして、新人ウィンクルムの吉坂心優音(ヨシサカミユネ)と申します～♪
どうぞよろしくお願いしますね～☆
足でまといにならない様に頑張りますよ！！
晃太：
俺は五十嵐晃太っちゅうもんや！
みゆのパートナーでジョブはシノビ
レベルは低いかも知れへんけど宜しゅう頼んます！！ -
2014/07/25-16:23
＞酒樽の中
……実は私も考えたんです……
山葵さんもおそらく村の人からその情報を聞いているでしょうし、
デミトロールが近づいてきたところを…と考えるなら、潜んでおくにはいい場所だと思います。
ただ、そうすると山葵さん、もしかして敵の住処に持ち帰られている、ということに…？
いえ、その場で飲んで中に入ってた山葵さんだけその辺に捨てた、という可能性も
無きにしも非ず、ですが……うーん。 -
2014/07/25-16:02
油屋。：
＞アスカ
そうだね！とりあえずはまとまって行動しよっか！！
ま、まさかとは思うけど……酒樽の中に隠れてたりしないよね？山葵さん
-
2014/07/25-15:48
アスカ：（口からエクトプラズム的サムシングを吐き出しながら放心）
…………はっ！？
あー、こいつ関連の依頼はあんまり気乗りしなかったんだが、村を守るためだ。
しょうがない。
人数がこのままなら、二手に分かれるのは少し危ないかもしれないな。
それならまとまって行動して、とりあえず先にデミトロールを倒してしまうのがいいと思う。
アイツは……まあ、少々放っておいても大丈夫なんじゃないか？
師匠に手柄を譲らなくても、事後報告で
「アンタの師匠が手伝ってくれたから倒せた」
とでも言っておけば納得はしてくれると思うぞ。
……その妙な小芝居はともかく。
後顧の憂いを断ってから厄介なのを探した方がいいな。 -
2014/07/25-15:46
油屋。：
つーか、山葵さんどこに居るんだ！村の人なら何か知ってるかな？
-
2014/07/25-15:28
油屋。：
久しぶり～！今回も宜しくねッ！！
順番的にはトロール倒してから山葵さんを捜した方が楽、……だよね
今回は、山葵さんに攻撃させろとは言ってないから、アタシ達で倒しちゃっても
大丈夫だと思うな。
サマエル：
伊万里さん、アスカさん、こんにちは。今回も宜しくお願い致しますね。
さて、山葵さんはトロールを倒しに行く気満々だったようですし、
先にトロールを倒して「私達が倒しましたイエーイ！」では
彼のガラスのハートが粉々に砕け散る可能性がある、と。
今回はお師匠様が居るようですし、伊万里さんの言う通り彼に活躍して頂くのも
良いかも知れませんね。例えばですが……、
【 ～ウィンクルムの危機！現れた謎の男！！～ 】
脚本：サマエルちゃん
トロール「うははははー！」
？「くッ……ここまでか！」
？「畜生！こんな奴に負ける事になるなんて！！」
（絶体絶命のピンチ、そこに現れた一人のSAMURAI）
？「あ、貴方は……！」
生姜「苦戦しているようじゃのう」
？「あの！山葵さんの！！（強調）お師匠様じゃないですかー！キャー素敵ー！！」
生姜「トドメの一撃じゃ！ほあたー！」
山葵「師匠かっこいい！！」
こんな具合にどうでしょう？（ドヤ顔）
油屋。：
……（無視した）
二手に分かれるかまとまって行動するか、ちょっと悩むなぁ。
もう少し人数が来てくれると嬉しいんだけどね～
-
2014/07/25-06:49
おはようでござる！…あれ？うつっちゃった…？
油屋。さん、お久しぶりです！よろしくお願いしますね。
山葵さんが行方不明、デミ・トロールの方は近くの洞窟…
二手に分かれて捜索するのがいいでしょうか。
デミ組は酒瓶でも持って山葵さんのところまでおびき寄せて、
また適当にダメージを与えた後、とどめを譲ってあげるということでいいのでしょうか？
あ、でも今回はお師匠様がいるみたいですから、もし無理そうでも
助けてもらう相手が生姜さんさら、私たちよりはショックが少ないのではと… -
2014/07/25-06:29
拙者、油屋。と申す者でござる！って、まだ誰も居なかった。
今回の敵はデミ・トロールか……山葵さんどこに居るんだろう？
