プロローグ
●人間がダメならば、人間以外にすればいいじゃない
「ハニー!!! 結婚しよぉぉぉー!!」
そう言っては毎回女性にぶん殴られ、蹴られ、そして引っぱたかれる男がいた。
彼は、彼女居ない歴=年齢の男だった。
色々猛烈アタックしていたのだが、どれもこれもダメでその更新を止められないでいた。
「はっ、そうか、人間相手にしてるからダメなんじゃね?!」
彼はひらめいた。
ひらめいてしまった。
「よっしゃーじゃぁハーピーとかラミアとかならどうよ?!」
どうよ? という次元じゃないのだが彼は本気だった。
本気とかいてマジと読むみたいな感じで真剣だった。
それからの彼は物凄い頑張り、ある程度力を身に着け少々のことならば自分だけで対処できるぐらいになった。
今まで温めていた計画を実行に移す時がきたのだ。
そう、人間以外の彼女を見つけるために……。
彼は意気揚々と出掛けていったのだが、その場所はデミ・オーガが出始めた、という噂があることを彼は知るよしもなかった……。
●どう考えても無理なんですよね
「ちょっと可哀想な男を救ってやってくれませんか」
彼女居ない歴=年齢の職員が重々しく唇を開いた。
「とある男がですね……人間の彼女が出来なさすぎて、人外の彼女を求めてラミアの居る湖へ向かったそうなんです」
うん? もう一度言って? と聞けば、再度同じ言葉が三回繰り返される。
「えぇ、馬鹿な奴だなーってわかってますよ? わかってるんですけど、恋人居ない歴=年齢を拗らせた奴ならば、一度ぐらいは通る道ですよ」
大抵拗らせても二次元とかに行くだけなのだが、彼は三次元に拘った。
そして、そのための努力もしたのだ、かなり斜め上なのだが。
「その場所はラミアの目撃情報が寄せられておりまして、変な言い方ですが数は多くても二体だけしか出てこないそうなんです」
だからこそ、男は一人で向かったというわけだ。
何かあったとしても、二体相手ならば逃げれると踏んだのだろう。
「そういうわけなので、例え戦闘になったとしても彼の心配はそこまでしないでいいです。
隙さえ作ってやれば勝手に逃げ出しますし、指示に従って留まったり援護もしてくれるかもしれません。
ただ、デミ・オーガが居るという話がありまして、もしもデミ・オーガだった場合は援護を頼まずどこか遠くへ逃げてもらった方がいいのか……下手に動きまわらないでもらうかはお任せいたします」
淀んだ瞳をしながら職員がさらにいう。
「ラミアは基本一体、最高でも二体になります。今回の依頼としては、デミ・オーガが現れた退治してほしいことと、居なくても噂があるということなので何か不自然な場所がないかの調査です。
男についてはおまけみたいなもんですが……」
できれば、彼に何か言葉をかけたりしてやってほしいという。
「なんで彼女が出来ないかをきいてやるとか、アドバイスしてやるとか、むしろ危ないから人外の彼女探すのはやめろと目を覚まさせるとか」
アドバイスがあればむしろ俺も聞きたいんですけど……と力なく言った。
「そうそう、ただのラミアだった場合は追い払う程度で、殺したりはしないで結構です。ただ、男が隙あらば口説こうと頑張りますし、どこかに行ってくれといったところで聞きません」
まぁ人外の彼女探しにきたんだもんね、無理だよね、という空気が流れる。
「あ、そうだった湖では水浴びとかして遊べますよ。その湖には、白い花が浮いてまして……確か水面花って呼ばれています。白い小さな花が水面に浮いてるんですけど、茎とかは下の方にあるんですよ。
なんでしたらそこで男の悩みをきいてやったり皆様で楽しむなりしてもいいと思います」
ちなみに、このスイカは俺からのプレゼントです……。
とウィンクルム達に大きなスイカの球を三つ程渡すのだった……。
解説
どちらかというとギャグなノリです。
そして戦闘・調査よりは遊んだり、男と触れ合うことを重視した依頼になっています。
とはいえ、比重は皆様のプレイングにより決まります。
●場所
到着するちょっと手前あたりから始まりますので、道に迷う心配はありません。
●ラミア
デミ・オーガ化したものは今回現れませんが、一体か二体かは分かりません。
そんなに強くはないですが、油断すると大怪我をします。
●男
彼女居ない歴=年齢(一応秘密)の男です。
皆様が到着したときには湖に居るラミアを口説き始めています。
そのターゲットゾーンは幅広い。
女性の気持ちは無視しており、自分の気持ちばかり押し付けるタイプ。
「へい彼女ー一緒にお茶しようぜー」
「君は俺だけのハニーだ!」
とかそういうセリフばかり吐いてるので、とても軽々しく見える。
ただし、今回のように努力することもあるようで、いい方向に向かえば……?
●湖と水面花
他の人達や動物たちも使うので、汚したりしなければ水遊びをすることも可能。
水面花はあちらこちらに群生しており、綺麗な小さな白い花だけを水面に出しています。
ゲームマスターより
海へ行こう! という依頼が多い中、こんな依頼をお届けにまいりました。
男を救ってやってくださいませ!
よろしくお願い致します。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
木之下若葉(アクア・グレイ)
ん。ラミアさん方も災難って事で 両者怪我無くが一番かな 場所はどちらにも動けるように ラミアさんと男の人の誘惑班の間あたり 万が一に備えてトランス出来るようにアクアも隣に 何も無ければそれが一番なのだけれどね ラミアさん方を怒らせてしまったらちゃんと謝ろうか 「ごめんね。彼、一応本気だったみたいだから」 告白自体は駄目じゃないけれど やっぱり急な押しかけは駄目だよね ああ、そうだ 場を荒してしまうみたいで重ねて申し訳ないけれど デミ・オーガ関係の調査はちょっとやらせてね スイカは余っていたら俺も抱えるよ おや。綺麗な白い花 ……それにしても人外の彼女か 俺は考えてなかったな だって、あの顔面偏差値の高さ見ると足元竦まない? |
アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
二次元だろうが三次元だろうが彼女くらい作らせてやれば良いと思うよ オーガだったら餌になるだけだから、調べてみるけどさ ◆概要 味方が男を篭絡する間に魔物を追い払う ⇒男と親睦を深めて和気藹々と水遊びや西瓜会食が出来たらベスト ◆詳細 スイカは1つ俺が持つ オーガならランスに頑張って貰うんだしスイカくらい俺が持つよ(笑 仲間が上手く引離してくれるのを期待 静かに魔物の前に静かに近づいて、注意を引きつけよう 機を見て説得と追い払いを試みる 「この辺は人間がよく来るから互いのためにならない。すまんがもう少し奥地に移動してもらえないか?」 問答無用なら威嚇攻撃して去らせたい ◆西瓜を皆で食べよう 「水につけて冷やしておいたんだ」 |
不束 奏戯(艶村 雅)
人がダメなら人外を愛せばいいじゃない…だって!? やっべぇ、それ神案じゃね? そっか!俺も人以外の人を愛せば…あ、はいすいませんごめんなさい これ以上言わないからぬいぐるみで俺を攻撃しようとするのは辞めて下さい(切実 まぁ、俺の心友(と書いてマブダチと読め)が怪我をしたら忍びないからやっぱ守りに入りたい 説得…説得… リア充がなんだ、俺は初恋の相手が男だったり、がち告白して口説いたり…女性と手すら握った事もないぞ!(涙 諦めんなよ! お前ならまだまだいけるよ! 未来を目指してみろよ!! 努力して強くなったんだろ!? その努力をまだ続けてみろよ兄弟! お前は…俺みたいになるんじゃないぞ(ほろりと涙こぼれながら |
柳 大樹(クラウディオ)
西瓜一個持つ。 デミでも無くラミアね。話合いで解決できればいいけど。 ラミアはお話聞いてくれそう?(メンタルヘルス) 聞いてくれるなら、一緒に西瓜食べようよ。 男の人は攻撃しないでね。俺達、あの人回収しなきゃなんないの。 ラミアから、どこが駄目か言ってもいいんだよ? 攻撃は西瓜に気をつけて躱す。 湖には足だけ浸らせて貰おうかな。汚しちゃ悪いし。 食べ終わったスイカはゴミ袋に突っ込んで。 あ、皆。お絞り持ってきたから使いなよ。 タオルも何枚か有るから、水浴びすれば? 調査? クロちゃん任せた。 綺麗な花だね。絵でも描くかな。 あ、メモ帳しかない。……これでもいいか。 持参:リュック(ゴミ用袋3枚、お絞り人数分、タオル4枚) |
ラヤ(ウルリヒ=フリーゼ)
いろんな意味で男の人に傷が付かないように、 ラヤと雅おにーちゃんで女装して釣ってラミアから引き離すの! ゴスロリワンピ着て、ウィッグもつけてくよ! ハンカチが木に引っかかっちゃったの!おにーちゃんに(ここ強調)助けてほしいなっ って、離れたところに呼んで誘き寄せてぼでぃーたっちで油断させて 雅おにーちゃんに捕獲してもらうよ ごめんね~可哀相なおにーちゃん ラミア追い払ったらスイカ食べながらお話… と思ったけどやっぱり水浴びの方が楽しそうだから水浴びする~! お話はウルに任せるね。あ、ラヤの分のスイカ残しといてねっ! おにーちゃんがんばれ~♪ そだ、言い忘れてたけどラヤ女の子じゃないんだー 男の子だよ?(スカート上げ |
●
ウィンクルム達は、なんとも言えない感情をそれぞれ抱えて道を急いでいた。
「二次元だろうが三次元だろうが彼女くらい作らせてやれば良いと思うよ」
意外と理解を示しつつもアキ・セイジが言葉を続ける。
「オーガだったら餌になるだけだから、調べてみるけどさ」
そんなアキを優しいな、と微笑みながら見守るのはヴェルトール・ランスだ。
「セイジ、重くない?」
「大丈夫だ」
ヴェルトールがスイカを持とうとしたが、これから戦ってもらうのだから……とアキは大切そうに抱えて持っている。
同じようにスイカを抱えているのは柳 大樹だ。
「デミじゃなくて、ラミアね。話し合いで解決出来ればいいけど……」
そんな話し合いをスムーズにするために、彼の精霊であるクラウディオは、普段している格好であるフードと口布を脱いで目立たぬ格好をしている。
スイカを抱え直し、じーっと見詰めてぼそりと呟く。
「着替えてそれなの?」
迷彩服を今一度見直し、自信満々に頷くクラウディオ。
「周囲に紛れるならば、これで合っているはず」
それは……合っているのか、という疑問が出てくるが確かに緑は多い。
合っているような、違うような。
「まぁ、うん」
周りが普通の格好のため、逆にフードとかのほうが目立たなかったような気がしないでもない。
「どうしてそんな方向にベストを尽くしたのか……まず落ち着いて話せる状況を作らなきゃな」
ウルリヒ=フリーゼの言い分はまったくもってその通り。ふわっとゴスロリワンピを翻し、力強く頷くのはラヤだ。
「いろんな意味で男の人に傷が付かないように、ラヤと雅おにーちゃんでラミアから引き離すの!」
女装して釣るという言葉通り、ラヤの恰好は完璧だ。
「ん。ラミアさん方も災難って事で、両者怪我無くが一番かな」
引きはがすのお願いするね? と木之下若葉が言えば、ラヤが大きく頷いた。
「えぇ、本当に」
アクア・グレイも頷く中、そんな人たちの中で一人男の生き方に真理を得た者が居た、不束 奏戯である。
「人がダメなら人外を愛せばいいじゃない……だって!? やっべぇ、それ神案じゃね?」
本気と書いてマジと読む勢いのまま、新しく開かれた世界に奏戯は興奮気味だ。
「そっか! 俺も人以外の人を愛せば……!!」
だがしかし、彼の精霊である艶村 雅はそんな彼を生暖かく見つめ……。
「あ、はいすいませんごめんなさい」
すっと出された猫のヌイグルミに戦慄が走る。
これ以上言わないから攻撃するのはやめてください、という奏戯の言葉に、しょうがないなと軽く息を吐いた。
(かなちゃんと似たような人が傷つくというのにも気が引けますしね)
漸く耳に微かに水音が聞こえてくる。
「大丈夫だといいんですけど……」
若葉の言葉は、男に向けてか。
それともそんな男の餌食になるかもしれない誘き寄せ組のラヤと雅に向けてか。
いや、ひょっとしたら真の被害者はラミアかもしれなかった。
「まずは急ぎましょう!」
アクアの言葉に、皆足を速める……・
やがて、皆の耳にも水音が聞こえてくる。
そろそろだ!
●
一番先に見つけたのは、やはり一番気にかけている奏戯だった。
「俺の心友が怪我するのは見過ごせないからな……って、居た!」
心の友と書かせて、マブダチと読め! な奏戯の視線の先で、男が一体のラミアに迫っている姿が見えた。
何やら声が聞こえてくるが内容までは聞こえないが、十中八九口説いてる。
「まずいな」
クラウディオの視線が、あまりいい状況ではないのを捉えた。
なぜならば男は電光石火の勢いでラミアに抱き着いていたのだから!
こいつ気持ち悪いー! という悲鳴が聞こえた気がした。
そりゃそうだ、そんなんされたらセクハラ通りこして犯罪だ。
「だから女性に嫌われるんじゃ」
呟いたヴェルトールがそんな2人が居る場所へと真っ先にと飛び込む!
そんなことされるとはラミアも思っていなかったのだろう、普段ならば獲物とばかりに人間を手玉に取る彼女も本気で嫌がって腕で突っぱねていた。
突っぱねているラミアは気が付き、男の仲間かと警戒を強めていたが、男は肌を堪能するのに忙しいのか気が付かない。
「恥ずかしいんだね、ハニィー!」
「恥ずかしいんじゃなくて、嫌がってるんだと思うよ?」
冷静な突っ込みをウルリヒがいれつつ肌に頬をぐりぐりしている男から引きはがそうとする。
その時になって、漸く無粋な侵入者が来たことに気がついたのだった。
「お前ら、俺の邪魔をするのか!」
男はテコでも動かない、そんな間に何かが入ろうと動いた。
「なんだこのぬいぐるみ?!」
雅のパペットマペットで動く黒猫の和柄の愛らしい猫のぬいぐるみが間に割り込み、ラミアから男を守ろうというのだ、勿論そんなもの意に介さない。
「なんか、強い……」
ヴェルトールがちょっと遠い目をしつつ呟けば、一緒ひきはがしに掛っていたウルリヒが頷いた。
そんな中状況を変えることになる威勢のいい声が聞こえた。
「お前の気持ちはよぉぉく分かるぜ! でも今は離れて欲しいんだ!」
奏戯の言葉に、男がラミアを離さないまま視線を向けた。
「わかってくれるか、きょうだい!」
「あぁ分かるぜ! 俺達心友だろ! 怪我しても困るから、いったん離れようぜ!!」
その言葉に、漸く男が皆の言葉に耳を傾け始める。
それを逃すこともない、とばかりにラヤが声をかけた。
「ハンカチが木に引っかかっちゃったの! おにーちゃんに助けてほしいなっ」
おにーちゃん。
その言葉は、ある種の人種にとってかなり重要な響きになることは知っているだろうか。
別に知らなくても全然かまわないのだが、男の耳がダンボになった。
「えぇ、貴方にお願いしたいんです」
雅の静かな声音もその背に届く。
「そんな甘い言葉をかけてくれる女がいるわけが……」
どうせ幻聴だろ、と見もしなかった男がつんつんと肩をクラウディオにつつかれ振り向いた先にラヤと雅が微笑んで手招きして立っていた。
「いたー!」
ふっと緩んだ腕からラミアが逃げ出し、ラミアと男との間に割り込んで壁を作る。
「貴方にお願いしても?」
雅のはんなりとした笑みは、とても美しくそしてラヤの元気な声が響けば完全に意識は其方に向いた。
「ほら、早く早く! とんでっちゃう!」
「今すぐ喜んでー!!」
お前本当に欲望に素直だな、と誰からともなくそんな意見が毀れた気がした。
こうして、女装で誘き寄せ作戦は見事成功したのである。
ちなみになぜか男はそんな男を守ろうと立ちはだかったアクアも女性認定していた。
「うひょぉ! 美人さん沢山じゃないか!!」
とはいえ流石にハンカチを取るために皆におさわりはしない男。
「ワカバさん、なんか生暖かい笑顔してません?!」
「してないよ?」
にこりと微笑んではいるが、絶対なんか違う。
気を付けてね? とはんなりとエールを送る若葉も守りつつ、僕は女装してないのになんで……? と疑問に思うのだった。
所変わって、ラミアの方はというと……。
かなり殺気だっていた。
●
ラミアは怒っていた。
それは人間に手玉に取られたことからかもしれないし、人間に助けられたからかもしれない。
そこは、所詮人間とモンスターの価値観の違いという奴だろうか。
大樹がメンタルヘルスを使用して話をしてみようと試みる。
しかし流石に逆上しているすぐの瞬間からは無理そうで、話しかける前にクラウディオの腕にラミアの一撃が決まった。
「少し、発散させないとダメかも?」
ヴェルトールが場を分析して伝えれば、怪我をしない程度に威嚇攻撃を試みる。
広がる霧が自由を奪うのに合わせ、クラウディオが紅葉を地面にと突き立てる!
ぎりぎりの地面に突き立てられた朱の手裏剣に、ラミアが瞳を向けた。
「話ができそうならいいんだけどね」
攻撃されるもののそれはラミアに当たらない。
だがしかし、攻撃してくるメンバーとなにより男へとその身を向かいかける。
「おや、行かせないですよ!」
気合が込められたそのウルリヒの言葉に、ラミアが行きたくても無視することが叶わない。
「とりあえず、お話を聞いてくれませんか?」
そんなラミアにとウルリヒが微笑んだ。
ラミアはなんだかおかしいぞ? と気がつき始めたようだ。
「ちょっと話できないかなー?」
大樹の再度の言葉に、ラミアは攻撃をしかけながらも耳を傾けているようで。
出来れば前に出て欲しくない、というクラウディオはさりげなく交渉の邪魔にならぬようにしながらも怪我をしないように注意を払う。
「男の人は攻撃しないでね。俺達、あの人回収しなきゃなんないの」
そんな交渉が行われている中、男は、ラミアとウィンクルムの攻防に身が切られるような思いだった。
幾ら攻撃を当てるわけではないようだと気がついても、やはりそこは気が気じゃないようで。
「今たすける!」
助けに行こうとする男を雅が羽交い絞めにし、ラヤも服を引っ張る。
「人外に手は出さずとも、世の中もっと広い視野で見た方が幸せになれる事もあると思いますよ」
ちらりと奏戯を見ながら呟くのに、男は不思議そうにしつつそれでも頑張って行こうとするのを、男とラミアの間に居たアキがどこから取り出したのかフランスパンで問答無用でぶんなぐった。
「ぐはっ!」
容赦なさ過ぎて、男の意識が暗闇にと落ちる。
「え、フランスパンです……か? それ、一体どうするんです?」
若葉の言葉にアキが微笑む。
「食べるよ?」
「食べれます?」
アクアの言葉に食べ物は大事にしないとね、とアキが微笑んだ。
いや、でもなんでそのチョイスだったんだという気がしないでもないが、きっと彼なりに優しさだったに違いない。
そんなやりとりを奏戯がラミアにと伝える。
「ほら、あいつだって斜め上だけどあんたのこと思ってたんだしさ!」
確かに斜め上ではあるが、ラミアを助けようとしている男を見て、漸く皆がいうことを信じる気になったらしい。
「ごめんね。彼、一応本気だったみたいだから」
若葉の言葉にラミアの動きが完全に止まった。
じりじりと警戒するように皆を見渡し、攻撃の意思はないとでもいうようにほんのちょっとだけ後ろに下がる。
「一緒に西瓜食べようよ」
話も聞いてくれたし……と、大樹がそう言って首を傾げれば、ラミアが首を振った。
必要以上に慣れ合わないというらしい。
「ラミアから、どこが駄目か言ってもいいんだよ?」
では……という言葉に、男を一瞥しこいつ、嫌い。という視線を投げかけるのみだ。
「この辺は人間がよく来るから互いのためにならない。すまんがもう少し奥地に移動してもらえないか?」
アキの言葉にちらりと見た後、二度とくるか! とでもいうように、なんだかすごい音を立てながら去って行った。
真意の程は分からないが、最初からがんがん押して行っては人間以外でもやっぱり駄目だと言うことだろうか。
「……」
とりあえず、男の意識がなくてよかったなぁとアクアが視線を男に向けながら思う。
ひとまず、男はそのままにそれぞれ動き出す……。
●
それが終わればあとは調査だ。
調査はクロちゃんに任せた、とばかりに水に足だけ浸かりに行く大樹を呼び止めるクラウディオ。
「大樹、ちょっと話があるんだが」
曰く、今回のような危ないことは控えるようにということだったが、あぁ、うんそうだねーと軽く流された。
「クロちゃん、調査頼んだよ」
意識はすでに湖だろうか。
だがしかし、頼まれたからにはしっかりやらねばなるまい……と意識を其方に向けた。
時を同じくしてラヤはそのまま水浴びへと移行していく。
「ラヤの分のスイカ残しておいてね、絶対だよ!」
「ちょっラヤ、その格好のまま水浴び……まぁ替えあるからいいか」
持って来ていた替えの服を思い出して、ウルリヒは言葉を噤む。
そんな中、地道に調査していた者が居た。
「うーん、特に不自然な所はなさそうだけど」
アキが色々見て回ったが、特になにもないようだ。
「こういうこつこつとした調査が一番大事だからね」
「あぁ、そうだな」
若葉とクラウディオも見て回り、お互いに何もないことを確認し合う。
何もないのなら、それに越したことはない。
そういうアキにヴェルトールが微笑んだ。
「そうだね。デミ・オーガが居ないってことが分かったのが収穫だよ」
「あ、そろそろ起こさないとですね!」
そろそろ、男を起こすべきかな? とアクアがそっと揺らしてみるのだった。
さわさわと水の流れる音がする。
揺り起こされた男は、今は静かに正座待機している。
ラミアが去ったことを聞けばしゅんっとしたものの、なぜこんな風になったのかも理解しているのか大人しい。
「リア充がなんだ、俺は初恋の相手が男だったり、がち告白して口説いたり……女性と手すら握った事もないぞ!」
しゅんっとなった男を慰めるように、奏戯が身を切って説得を開始する。
「諦めんなよ! お前ならまだまだいけるよ! 未来を目指してみろよ!! 努力して強くなったんだろ!? その努力をまだ続けてみろよ兄弟!」
力強いその言葉に、心の兄弟と定めた男は、ほろりと涙を零した。同じように涙をほろりと零し、お前は俺みたいになるんじゃないぞ、という奏戯を生温かく見守る雅。
(性別だって関係ないと思うんですけどね……)
(女性にモテたい、か。考えたことも無かった)
雅の生温かい対応とは正反対に、クラウディオはそういえばそういうこともあるのか、と新しい発見をしていた。
努力といえば、とヴェルトールが邪気のないきらっきらの笑顔で口を開く。
「その努力を世界のために使えばモテるんじゃね? 神人を目指すってのはどうだ? 顕現できたら精霊と親しくなれるかもよ」
(それって相手は男……)
アキが心の中で盛大な突っ込みを入れるが、何分男にその心は読めなかったので、その手があったか! となぜか納得された。
ポジティブすぎるこの男。
「おにーちゃんがんばれ~♪ そだ、言い忘れてたけどラヤ女の子じゃないんだー男の子だよ?」
湖からそんなラヤの声が聞こえ、なんだ、と……と男が視線を向ければ、今まさにスカートが……持ち上げられる寸前に、ウルリヒがスカートを下ろしたため見ることはなかった。
「……そうか、これが噂の男の娘というものか……!」
というか、違う道に目覚めた瞳になっていた。
天啓を得たり、というその瞳に説得が上手くいきすぎた感が否めない。
だがしかしそれだけでは不十分。
ウルリヒが視線を合わせてゆっくりと男にと伝える。
「で、彼女いない男さん。俺が思うに本当の恋をした事無いんじゃないですか」
その言葉に、はっとなった男がしっかりと瞳を見つめる。
思う所ありありである。貴方のようなタイプは恋をしたら変わると思うと続けて言われ、何か思うように瞳を伏せた。
「……まぁまず相手を知る事から始めたらどうです? 好きなものが共通していたりしたら、嬉しいものですよ」
相手を知る、と小さく呟けば、皆が大きく頷いた。
相手を知らずして愛を囁いても通じることなどないだろう。
「俺に、一番かけてることだったな……」
男が反省したようにそう呟いた。
そうして男はウィンクルム達の説得と励ましにより、天啓を得た。
「これからは、性別も種族も関係なく押し付けず、相手を知ることから始まる愛情を目指すよ!」
いや、種族は気にした方がいい気がする、とは流石に突っ込まなかった。
世の中、まぁ叶うかどうかは別として目指すのは悪いことではないはずなのだから。
「男の娘も、ありだな……!」
……まぁそれはそれでお互いが幸せならばいいかもしれない。
やがて、一緒に涼しもう? という問いかけに男は暫し悩み、そして……。
新たな天啓を受けた男は皆と遊ぶことを選んだ。
●
さらさらと水音が響き、白い花をかいぐぐってラヤの楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
ウルリヒがはしゃぎ過ぎるのを窘める声が響く。
そっと指先を浸し、大きなスイカを取りあげたのはアキ達だった。
出来るだけ食べやすい大きさにと切り分けて行く。
冷やしておいたスイカをアキとヴェルトールが男にと渡せば、嬉しそうに微笑んだ。
「おぉ、凄い冷たいな……!」
「水につけて冷やしておいたんだ」
アキが微笑めば、ヴェルトールも頷いた後、名案が閃いたと表情を輝かす。
「な、セイジ。西瓜食べたら水遊びしようぜ!」
とてつもなく爽やかなその物言いに、アキがうっかり頷きそうになり……いや、と咳払いをする。
「濡れたら困るしな」
タオルならあるよーという大樹の声が聞こえ、きらきらと瞳を輝かせるヴェルトールの瞳にアキはとうとう小さく頷いた。
(お前となら、まぁ……いいか)
少々絆されてしまったかもしれないが、きっと素敵な思い出になるだろう。
「おや。綺麗な白い花」
改めて湖に視線をやれば、白い花が水面を彩っていた。
「……それにしても人外の彼女か」
俺は考えてなかったな、と独りごちればアクアがスイカをどう切ろうか思案しつつも首を傾げた。
「だって、あの顔面偏差値の高さ見ると足元竦まない?」
とても真面目なその顔に、アクアが突っ込みをすかさずいれる。
「それに顔面偏差値ってそこなんですがワカバさん! ……もう、スイカでも切りましょうか」
スイカ割りもしないようですし、と場を取り繕い切る方向を決めてナイフを立てれば、若葉の視線がアクアに向いた。
「きっと甘くて美味しいと思いますよー」
その言葉に、そうだね……と微笑みを浮かべアクアと一緒ならば余計美味しいかもね? と囁いた。
若葉と同じように花に意識を持って行かれたのは大樹だ。
「綺麗な花だね。絵でも描くかな。あ、メモ帳しかない。……これでもいいか」
水面に広がる花を見つめ、ぽつりと呟きさらさらと描き始める。
隣に座るクラウディオが視線をやれば、何を描いているのかと首を傾げた。
「綺麗でしょ?」
視線は花とメモ帳に、でも意識は少々クラウディオに。
「……ふむ」
クラウディオも視線をやり、同じ花を見た。
同じ景色を、共に……。
雅と奏戯も男と一緒にスイカを食べていた。
話が通じあい、やけに暑苦しい2人の意気投合を溜息つきつつ雅が見ていれば、漸く湖から上がってきたラヤとウルリヒがやってきた。
「にぎやかですね」
ウルリヒが言えば、雅がそうですねと頷く。
「雅おにーちゃん、ラヤもスイカ貰っていい?」
「えぇ、どうぞ」
おにいちゃん? と男が漸く雅が男だと気がついた瞬間だった。
「兄弟、凄く美人な精霊さんじゃないかぁぁぁ!!」
「お、おう……?」
なんだかテンションが上がっている男に、奏戯が戸惑いながら頷けば、雅が盛大に溜息を零す。
スイカも食べ終わった暫し後。
こうして、調査も終えて男もそしてラミアも救ったウィンクルム達はゴミ拾いもきちんとして皆、帰路につく。
なんだか一番貧乏くじを引いたのはラミアだった気がしないでもない依頼であったのだった……。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 如月修羅 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 07月20日 |
出発日 | 07月28日 00:00 |
予定納品日 | 08月07日 |
参加者
会議室
-
2014/07/27-22:55
そうか;
どうしても口説きたいのか兄弟(しくしく
お、メンタルヘルス持ちが居たー♪
心強い。是非説得お願いしまっす♪ -
2014/07/27-21:42
>ウルリヒさん
了解!
じゃ万が一の為にも【パペット・マペット】を待機させといて貰うぜー♪
俺もプランそろそろ頑張るうぅぅぅぅ!(テンションハイで走り出す -
2014/07/27-21:20
あ、話ってのはラミアとね。
-
2014/07/27-21:19
「皆様が到着したときには湖に居るラミアを口説き始めています。」
って男の説明に書いてあるから。
ラミアに会う前にってのは、ちょいと無理かなあ。
要は口説いてる最中に乱入って形になる訳で。
まあ、メンタルヘルスLv1だけど。
俺なりにお話してみるよ。 -
2014/07/27-21:16
雅:
確かに、それが一番危なくないですねw
「人外に興味を持つのが間違っている」と
男性にも判って頂ければ一番なんですが…
もしラミアに合う前に見つけられたら説得は試みたいところ、ですよねぇ…。
ラミアにも迷惑がかからなくて一番皆困らない…。 -
2014/07/27-21:08
ウルリヒ:
ふむ、分かりました。こっちに誘き寄せるようラヤに伝えておきます。
ラミアは、説得に応じず男を攻撃するそぶりを見せたら
俺が「アプローチ」で気を引こうと思っています。
ですが万一もありますのでパペットマペットは助かります。お願いしますね。
>セイジさん
会う→威嚇される→女装組による飴→やっぱり三次元しかない!
最悪こうなってくれればいいんですけどね(遠い目
…こじらせて男の娘に目覚めてしまったらどうしましょう?
で、申し訳ないのですがこのあとギリギリまでここが見れないので
何かあったら書いてもらえれば後ほどプラン修正します。 -
2014/07/27-20:58
誘惑組がうまくいって、男が魔物に興味を示さなくなればラッキーなんだけどな。
できたら、「会わせる前に別れさせたい←酷い舅のようだな」気持ちだよ(笑 -
2014/07/27-20:51
連投ごめん;
これ、ぬいぐるみは攻撃を受けたら破裂してカウンターダメージだから、完璧にかばうってやった方が確実かも。
男性を守るのが優先って考えると、その前に消えちゃうと意味がなくなりそうだし
「ラミアの攻撃をかばう」ってぬいぐるみに命令してもらえば相手の攻撃が前提で命令できるかもしれないとかふと。 -
2014/07/27-20:43
>アキさん
あああ;マジで確かに…皆が軽いノリで行くと失敗しかねないから冷静な人がフォロー入ってくれっと助かるかも。
うん、宜しくお願いします!
>捕獲について
うーん、ラミアの出方にもよるとは思うけど
こっちが動くんじゃなくてこちらに来てもらう形をとった方が安全なのかもしれないな~。
その間に攻撃されないように【パペット・マペット】で肉の壁ならぬ綿の壁してもらおうかなって予定だったんだよな。
もしそれでも男性がラミアを怒らせた場合は交戦しなきゃいけないかもだからそこは考えておくべきかもしれない。
そこで襲ってくるようなら雅ちゃんに頼んで【パペット・マペット】を動かせたらいいなって思ってた。ぶっちゃけどこまでぬいぐるみさんが言う事聞いてくれるのかが理解できてないんだけどいけるかねぇ。
ぬいぐるみを【ラミアの攻撃に対して反撃】って感じで命令したら動いてくれんかなーと静かに期待。
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2014/07/27-18:46
ん。両者怪我無いのが一番だものね。
ラミアさん牽制には柳さん。そして警戒含めてセイジさん。
男の人を捕獲(?)するのはラヤさん、不束さんかな。
間違えていたら申し訳ないけれど。
じゃあ俺達はどちらにも動けるように、
ラミアさんと男の人の誘惑班の間あたりに居るよ。
誘惑班の御迷惑に……とも思ったけれど、
アクアこの顔だしちょろちょろ動いてても大丈夫だろから。多分。
有事の際には駆け付けられるようにするけれどね。
ほら、基本は荷物持ちだと思ってさ(
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2014/07/27-09:50
おっけ、了解。
そだね、ラミアの気性が荒いかも知れないよね。
やっぱ、クロちゃんラミア担当。
悪くて追い払うだけだから、最初は牽制だよクロちゃん。 -
2014/07/27-09:05
アキ・セイジだ。
見知った人は今回も宜しく。お初の人ははじめましてだ。
基本的には皆と似たような考えなので、とくにいうこともなかったりする
殺す必要も無い相手なら、できたら殺したくないしな
ラヤさんの勇気は俺はまねできないので全力で応援したい(頑張れ
スイカを持っていくのがハヤリらしい(?)ので、俺も持つことにしよう(何
とはいえ、全員が軽いノリで楽しくやってしまったら、
「油断すると大怪我をします」の条件にひっかかりかねないので、
そのあたりは俺が警戒とフォローして締めておくよ
…まあ、カタブツにはカタブツなりの役割が似合うってことで(自覚あり
では、よろしく -
2014/07/27-02:07
ウルリヒ:
ありがとうございます雅さん。…誘き寄せられて女性(ではない)に捕獲される男があわれと言うかなんと言うか。いや元からあわr(略
あ、ラミアは追い払う(物理)だと思っていました。メタい話ですが油断したら大怪我~とあるので、ここのラミアはどちらかというと気性が荒いのかなと
話して分かってくれる相手なら穏便に済ませたいですが。
そして男の釣り方について悩んでるんですが、…なんだっけラヤ?
ラヤ:えっとね、男の人の腕を掴んで
「ハンカチが風で飛ばされて木に引っかかっちゃったのー助けて!」
って、連れてこーと思うの。「ぼでーたっちは こうかてき」ってラヤどっかで読んだよ!(えっへん
でもラミアに近い男の人に近付くのは危ないのかなぁ?と思って。
どうしようか悩んでるの~
ウルリヒ:ちなみに捕獲については精霊が行うなら羽交い絞めで十分かなと考えていましたが
当人におまかせしようかと。雅さんのやりやすいように(?)捕獲しちゃってください。 -
2014/07/26-09:00
了解了解。
んじゃ、俺もクロちゃんも女装したところで逆効果だと思うんで。
やっぱクロちゃん、ラミア相手ね。
倒しちゃ駄目だよ。
男の方は(捕獲の仕方的に)どうするのか知らないけど、ラミアには穏便にってことだから。
……いや、ちょっと待って。
如何にも暗殺者的なクロちゃんが行ったら、警戒しかして貰えないんじゃない?
捕獲に回った方がいいのかな?
クラウディオ:
私のジョブは、暗殺者ではなくシノビだ。
大樹:
見た目の話だから。ジョブの話じゃないから。 -
2014/07/26-01:39
はい、そのつもりでした(微笑み
男を釣ってから引き離す…
できれば精霊がいい、と考えると
私は捕獲班に行った方が良さそうですね
厳重に、捕まえさせて頂きますよ(にこっ
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2014/07/26-01:25
ウルリヒ:
まさか女装案がここまで好評とは。
やったね ラヤくん 女装ができるよ
ああ…言葉が足りなくてすみません
はい、男を女装で釣ってラミアから引き離して捕獲しよう、という方向です。
捕獲は…男は結構鍛えているようですし、念のため精霊が行ったほうが
振り払われてしまう可能性も減るかなと思いますが、どうでしょう
そうでなければ神人複数で抑え付けるのもありかと
俺はスキル「アプローチ」がお役に立てると思うのでラミアの方にまわるつもりです。
デミ・オーガが現れないといいですが…
あと、なるべく湖を汚さないように動きたいですね。
とりあえず女装はラヤと…雅さんもしてくださるという認識で合ってますか? -
2014/07/26-00:31
>柳さん
うん。多分、女装で釣って男の人をラミアさん方から引き離すんじゃないかな。
そうだね。ラミアさん方が怒ってしまっていたら宥めなくちゃだから。
大怪我されてしまったら、ひと夏の火遊びの勲章としては
ちょっと痛々しいよね。色々な意味で。……彼は本気なのだろうけれど、さ。
ん。スイカは俺も1つくらい持つよ。
そう言えばスイカ割するんじゃ無かったら、
別途でナイフも持って行くって言ってたよ。アクアが。
どうやら食べる気みたいだね。
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2014/07/26-00:31
多分引き離す方向なんじゃないかな?
女装しておびき寄せる→捕獲
の流れかな~って俺は思ってたぜ♪
とはいえ、ラミアからの攻撃を防いだり、捕獲して押えたり、ラジバンダリ色々あると思うから…
とりあえず逃げないように&ラミアからの攻撃から守るために「パペットマペット」でラミアとそいつの間に文字通りワンクッション入れてみようかなぁと思ってたぜー。
あ、じゃあ俺も便乗して一個スイカ持っておく! -
2014/07/25-12:31
うーんと。
とりあえず、女装で釣ってラミアから引き離すって方向なのかな?
そいで持って、近づいてきたところを確保、と。
後は、ラミアの方も無遠慮に不躾に口説かれてるから、怒って一発入れてくる可能性ね。
あ、スイカは一個ぐらいは俺が持つよ。
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2014/07/24-23:52
雅:
女装作戦ですか、ええ、私もなんというか…。
それなりに愛着の湧いた食器が割れる姿というものは…悲しく感じる方ですので。
似たような方が悲壮に暮れる姿はあまり見たくはないものですからね(扇を口元に当て不束ちらり
その作戦、便乗させて頂きましょう。
何より、そこまで人の道に外れなくても良いと諭せる可能性が出てきますからね(はんなりと言いながら
そうですねぇ…鍛えたとはいえ、一般人。
怪我をさせるのも忍びないですしね。
となると、パペットマペットでぬいぐるみを仕込んでおいて、近寄ってきたらそこを後ろから捕獲を狙っていきたいと思うんですが…。
確か一度行動させると消えてしまうので…相手が逃げないように通せんぼさせておきましょう(微笑み -
2014/07/24-21:08
はじめましてとお久しぶりですとこんばんは。木之下だよ。
人外の彼女か。その発想は無かったよ。
しかも、もう行って口説き始めているって……本当にすごい行動力だよね。
ん。アレだよね。
ラミアさん方もいきなり来た男に口説かれるとか災難だからさ。
彼もビンタの一つくらいは甘んじて覚悟……とは言っても
彼女たちの威力は普通の人からしたら無限大だしね。
彼が怪我しない程度にフォローしようかと思っているよ。
後は一応、調査も忘れず。
>女装作戦
引き離した方がきっと彼の傷も浅くなるよね。色んな意味で。
ってことで賛成だよ。
彼の噂を聞くにきっと女の人を顔で選んでる気もしなくないからね。
だって、ラミアさん方きっと美人だろうし。人なりも知らず口説いてるし。
そう思うと顔はこちらも十分だと思うし。
……彼女居ない歴=年齢なら、きっとホイホイされると思うんだ。多分。
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2014/07/23-19:56
ラヤだよ~!よろしくね☆
楽しそうな人だよねー、ラヤあの人とお話してみたいな~♪
ウルリヒ:ウルリヒです。皆さんよろしくお願いしますね。
…なんというかベストの尽くし方が残念な方ですね…
ともかくまずはラミアから引き離さないと追い払うにも危険ですからね、
そこで…はい、ラヤ(カンペ
ラヤ:うん?えっとー、ラヤが女装してー、
『おにーちゃんがこっちにきてくれたら好きになっちゃうかもー』(棒読み)
ってあの人に言えばいーい?
ウル:はい、よくできました。
と、まぁ「女装で釣ろう」って事ですね。こっちきたら羽交い絞めにするなりなんなり。
人外の彼女を探しに行ったとのことで上手く釣れるかは分かりませんが…。
もしこれを実行するなら、ラヤだけだと(年齢的に)不安なのでお手伝いいただけたら、と思うのですが
(雅さんをちらり) -
2014/07/23-13:27
世の中色んな人がいるんだね。クロちゃんもそう思わない?(不束奏戯を眺めながら
セイジくんは、お久ー。また、よろしくね。
奏戯くんは、任務では初めまして。そのテンションの高さは尊敬に値する気がしなくもないよ?
人に相手にされないから、人以外って。
この人もすんごい思い切ったことするね。称えても良いほどの執念だよ。
報われればいいねー。(投げやり
ラミアの相手は、クロちゃん任せたよ。
(ここまで全部棒読み) -
2014/07/23-12:19
イエス!俺はこいつを待っていたんだゼ☆
アキちゃんは守護神ぶりーw
柳ちゃんは…こっちだと初めましてかな?
不束さん家の奏戯君ですよおおおおおおお!(クワッ
なんて男気溢れる奴なんだ!!
俺、あいつとは親友になれる気がするんだ!
頑張れよおおお!彼女作るんだろおおお!(いやっはー♪
まぁ、あれだ。
ふられたら多分そこまでとは思うから振られたら諦めろって事で。
そんときは皆で「なんとかなる」って励ましてやろうぜww
ということで、宜しくぅ☆(キラッ