【夏の思い出】ムーンライト・ココナッツ(紺一詠 マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

●とあるA.R.O.A.のマジックアイテム研究員からのおねがい
 パシオン・シーに行くんだって? それじゃ、ついでに頼まれて欲しいことがあるんだけど。
 パーム・トレントの未成熟果、つまり椰子の実だね、を取ってきてくれないかな。数は……多ければ多いほど嬉しいんだけど……そう、4つは欲しいかな。
 パーム・トレントは知ってる? 椰子の木そっくりのトレントだよ。南の砂漠地帯のオアシスを守っているんだけど、僕の聞いたところでは、パシオン・シーにもいるみたいだ。ゴールドビーチの海岸沿い、ムーングロウ「月明かりの散歩道」のあたりに隠れているらしい。
 椰子の林に囲まれたムーングロウは日中通ることは出来ない。夜、月の光にぼんやり浮かび上がるプロムナードだ。道から外れた奥の方にはオーガが潜んでいるって噂もあるけど……これは気にしなくていいんじゃないかな? 被害報告は聞いたことないし。
 そうそう。パーム・トレントについて、もうちょっと話しておいたほうがいいかな? 先刻も言ったけど、見た目は椰子の木のトレント。普通のトレントよりも幾分小柄でその分身軽、といっても人間の僕たちからみれば十分鈍足だけど。音楽が好きで、音楽を聞くと踊り出す習性がある。
 念を押すけど、君たちに持って帰ってきて欲しいのは、パーム・トレントの未成熟果だ。成熟果は熟せば自然に落ちてくるけど、未成熟果はそうはいかないから、木に登らないと収獲できない。かといって、椰子の幹を登りつめて実まで辿り着けば、そこで終わりというはなしでもない。何も考えず実を地面に落とせば、割れる可能性がある。そのあたりもきちんと考えて行動して欲しいんだ。
 これらの手順を、なんでもない椰子の木ならともかく、パーム・トレントを相手にこなさなきゃいけないから……パーム・トレントだって、おいそれと未成熟果を取られるのは、いやだろうし……。
 ね、普通の人たちに頼めない理由がわかるだろう? それに、ウィンクルムのためのマジックアイテムを研究するための資材だからね、なあ、本当に頼むよ。ムーングロウ見学のおまけだと思ってさ。
 それじゃ、良い月夜の散歩を。

解説

少し変則的かも


・パーム・トレントの椰子の実(未成熟果限定)を4つ以上持ち帰ってください。

・オーガいないので、安心してください。

・危険が迫っているわけではないので、ムーングロウの閉鎖は出来ません。多くはないですが、一般のお客様もいます。

・上記の理由により、「大音量で音楽を流す」「強すぎる照明の利用」等は迷惑行為になりますので、お薦めしません。普通に会話する分には迷惑かからないです、懐中電灯程度の明るさも同じく(ロマンチックじゃないかもですが)。特に照明がなくても道を通るくらいはできます。ただし遠目はきかないです。

・パシオン・シーやムーングロウの詳細については、イベントページでおねがいします。


●パーム・トレント(数は不明。そんなに多くない)
椰子の木そっくりのトレント。普通のトレントよりは素早いけれど、人間からみれば、やっぱりのんびり屋さん。陽気で楽天的。
じっとしていると他の椰子と区別が付かないが、音楽好きで音楽を聞くと踊り出す習性があるので、発見は意外と簡単。
話す速度はトレントと同じくひじょうに遅いが、根気よく付き合えば、交渉可能。ちょっと難しいですけれども。
今回、1体のパーム・トレントから取れる未成熟果は2個までです。つまり、依頼を達成するためには最低2体のパーム・トレントを発見する必要があります。
強さは通常のトレントほどではありませんが、ものすごく弱いってわけでもないです。

ゲームマスターより

御拝読ありがとうございます。紺一詠です。
わりとまったりめのアドベンチャーです。夏だもん。
戦闘要素少なめなので(ないとはいわない)戦闘が苦手な方もどうぞ。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

音無淺稀(フェルド・レーゲン)

  陽気で楽天的なトレントさんから未成熟果を入手ですか

まずは鼻歌でも歌いながらトレントさんが出てくるまで歩いてみましょうか(ふんふんふーん♪

出て来たら、まずはあちらのペースに合わせて交渉してみましょう
交渉は焦ってはいけませんね
根気良く、相手のお返事を待ちます

そうですね
「貴方の青い実を必要としてる方がいらっしゃいまして、その実を分けて欲しいんです」
と交渉してみましょう

できれば、お友達になれないかも聞いてみたいですよね(微笑み
マイペースで温厚な方みたいですし
お友達になれたら素敵だと思ったんですがダメでしょうか?

もし余裕があれば他のトレントさんにもお声をかけて
実を少しでも多く集めさせて頂きましょう



月野 輝(アルベルト)
  バーム・トレントの未成熟果って何に使うの?
ちょっと気になるから後で聞いてみましょ

他のお客さんの迷惑にならない程度の音量でフルートを
演奏、アルと合奏しつつ、ひろのさん・ラブさん達と一緒に椰子の近くを歩いて捜してみる

バーム・トレントを見つけたら、じっくり腰を据えてお話
実を貰えないか丁重にお願いしようと思うの
トレントの言葉にも興味あるしね

実のお礼に音楽をたくさん奏でさせて欲しいわ
トレント達はどんな音楽が好き?
明るい曲?静かな曲?一緒に踊っても楽しそう

最後は「有難う」と幹にそっと口づけ

■持ち物
大きな布
実を入れるためのバッグ

アル達が実を採りに登ったら、下に残った者で布を広げて待機
万一落ちてきたら受け止め



ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
  【支給要請】
リュック
命綱

ディエゴさんが、携帯の着うたはどうだ?って
携帯の音って、屋外は少し離れただけで聞こえなくなるし
ましてヤシ林、音はヤシの木に吸収されるんじゃないか。
二人で距離を測りながら音量を調節していく、だって
私たち楽器弾けないしね…

それで…着うたってどうやって携帯に流すの?
ふんふん…サイトに登録してお金で曲を買うのか
貸してー

私も一緒に歌って(迷惑にならない程度に)踊れば
トレントと心が通じるんじゃないかな
楽しいのは種族関係ないよ

これ、48人のメンバーがいるっていうアイドルグループの歌
今ハマってるんだ、振り付けは見まねだけど
どう?アイドルに見える?

あれ?まだ曲買えるみたい
ポチポチ…



ひろの(ルシエロ=ザガン)
  月明かりの道……。結構、きれい。

近くのヤシの木を懐中電灯で照らし説明。(植物学)
小さい段があるので、昇る際は段に足を掛けて登ると登り易いこと。降りる際は、擦れるので注意すること。
「見分けがつかないなら、同じような構造をしてると……思います」

班分け後は、アップテンポな夏の曲を音を外さないように気を付け、周囲の迷惑にならない声量で歌う。ひらがな発音。
偶にむせる。

トレントには人見知り発動せず交渉。
誠心誠意言葉を尽す。
「中途半端な実を渡したくないとは思います。けど、まだ熟してない実が必要なんです」
のんびり会話に付き合う。トレントから要望があれば歌う。(眠くなり少しやけになってる)

布を持つのを手伝う。



ラブラ・D・ルッチ(アスタルア=ルーデンベルグ)
  夜のビーチって素敵ね~
さぁ、ココナッツ集め頑張りましょー!

お歌を歌ってみるね。んー、どんな歌が良いかしら 
鎮魂歌が一番得意なんだけどな、せっかくだから楽しい歌が良いよね!

実を分けてもらえないかお願いしてみるね
実が採り終わるまで下の方で輝ちゃん達のお手伝いをするよ
布を広げて受け取り、実が傷つかないようにします
トレントさんにお礼を忘れずに
ごめんなさいね、どうもありがとう



アス汰ちゃん、これからも任務頑張れそう?
ちょっとずつで良いから、一緒に慣れていこうね


持ち物:リュック・軍手


●暗い夜道に気を付けましょう
「くっそ。昼間のビーチなら、半裸のちびっ子達で賑わっていたでしょうに」
 夏の夜は短いといえど、威丈高な暑さ故に寝はぐれる、だから風変わりな存在がいくらも沸くのだろう。椰子のうしろに隠れて、音無淺稀と話し込むフェルド・レーゲンを覗く、マジな変態、もといマキナの精霊、アスタルア=ルーデンベルグのように。
「あーフェルド君かわいいな、マジ癒しです。お話ししたいです、お触りしたいです、椰子の木陰でいっしょにお昼寝したいです」
「あらあら、アス汰ちゃん。いつものお病気?」
 事案なことを口走ったからというわけではなかろうが、荒い吐息をラブラ・D・ルッチに勘付かれたからというわけではなかろうが(平和なことに、淺稀とフェルドはまったく気付いていなかった)、ウィンクルム達を班分けする際、彼とフェルドは別々に振り分けられた。
 一つは、こちらを仮に甲としよう、ラブラとアスタルア、ひろのとルシエロ=ザガン、月野 輝とアルベルト。
 もう一つは、こちらを乙とする、淺稀とフェルド、ハロルドとディエゴ・ルナ・クィンテロ。
 ディエゴは懐から携帯電話を取り出す。ムーングロウの小道に踏み入って浅いからか、電波は繋がる。しかし、時間が経てばどうなるか分からない。
「今のうちにダウンロードしておくか」
「ディエゴさん、何をしてるの?」
「携帯の着信音をダウンロードしておこうと思ってな」
「ふぅん」
 音楽に関しては、ハロルドもディエゴも、いまいち心許無い。携帯電話の楽曲ならば音量も自在に加減できるし、ジャンルもヴァラエティに富む。ディエゴが楽曲を選ぶ様子を、横合いから眺めて手順をおぼえたハロルド、両手で皿をつくってねだる。
「貸してー」
 自分ひとりの選曲では片寄るかもしれない、と、ディエゴ、取り立てて反駁もせず、携帯電話をハロルドに手渡す。ただし忠告だけは欠かさなかった。
「大容量の曲は駄目だ、ハル」
 だいようりょうのきょく?
 どんな曲だろう、と、ハロルドは思案する。すごく太った歌い手の曲はいけないということだろうか。それとも大統領の聞き違いだろうか、大統領という歌詞が入った曲が駄目だということか。なんにせよ、ハロルドのお気に入りである、48人のアイドルグループには関係なさそうだ。ハロルドは順当に、携帯電話へ音楽を流し込む。
 光の粒子がそこらじゅうを漂浪する、ムーングロウ、蜜色の小道。泡沫夢幻。
「……結構、きれい」
 月光に浴する椰子の斜影は、巨人の手のひらに似たかたち。神人の文様のあるほうの手と比べながら、ひろの、間近な一本、むろんパーム・トレントではない、普通の椰子、を選ぶ。
「……これにする」
 椰子の木には枝がなく、足掛かりにするための瘤もない。筍のように幹の表層が一枚ずつ重なっているので、ここに足の指を引っかけ、両腕で椰子を抱き込んでよじのぼる。と述べれば易しくきこえるが、この手のテクニックは知識よりも経験がものをいう。ひろのはウィンクルム達に椰子の登攀を教授するまえに、先ずは自分で何段か試そうとした。
 しかし、彼女の尺では幹に腕が回りきらず、五段目ぐらいだろうか、俄にすべる爪先。肩からの浮遊、転落、だが来るべき衝撃も激痛もひろのの元に来なかった。ひろのの衣服の襟をつまんだルシエロが、目線の高さに、ひろのを吊るし上げている。
「落ちた」
「だから、助けてやったんだろ。ったく危ないと思ったら、わあ、とか、きゃあ、とか声を出せ」
「うるさいよ?」
「そういうときは、かまわないんだ。逆に迷惑だから」
 こてんと右にかしぐ、ひろのの頭部。理解できない事象に遭遇したときの、彼女の癖。ルシエロ、それ以上の説明も億劫で、猫の子放るよう、荒っぽい仕種でひろのを解放する。再び地上に落ち着いても、ひろのの首は、まだ斜めのままだった。
「パームトレントより未成熟果を最低4つ入手……だね」
 完全に二手に分かれる前に、と、フェルド、今回A.R.O.A.より託された案件を確認する。
「今回の目的は倒すことじゃない。パームトレントと戦わずにすめば、それでいい」
「ええ。できれば、お友達になれるといいんですけど」
「一般人(体力的な意味で)の僕にはちょうどいいおはなしですね。戦闘なんてマジごめんですよ」
「あらあら、あなたのような一般人(性的趣向の意味で)がいるかしら~。さあ、アス汰ちゃん。私達はあっちよ~」
 笑顔で応じる淺稀よりも何故かねつっこく首を振るアスタルア、それ(注:ナマモノ)を引きずってラブラは出発する、曰く『棺桶の運搬とおなじよ~』。なしくずしにひろの達も彼女を追った。


●甲組
 光の小道をはずれた途端、南国の木の下闇は膨張する。歩けないほどではないにせよ、左右の闇は厚みを増し、ウィンクルム達の此の世をたしかにせばめた。小唄を口遊んだり、管弦を鳴らしたり、各々の形式で音曲を綴れば、水底の如く、月下の葉陰がゆらめいた。だが、生きてはいない、まだ。
 唇に添えたフルートを、輝はいったん下ろす。
「歩きながら吹きつづけるのって、けっこう大変ね」
 ひろのやラブラが心配げにこちらを振り返るので、輝、小休止の合図を送る。序奏で有りっ丈を尽くしてもしかたがない、ひとときは彼女らの歌に任せることとしよう。
 輝に習い、アルベルトもヴァイオリンを首から抜く。実をいうと、輝より大変なのは彼の方だ。大抵の弦楽器は管楽器よりずっと流しの演奏には不向きで、まして昼の舗装路ならばともかく、仄暗い椰子の林を突っ切るわけだから。
 しかしアルベルトは疲労をおくびにもださず、輝がそうしたからそうしただけだという風情で、ヴァイオリンを小脇に抱えなおす。輝とアルベルトの二人、歌唄いたちを妨げぬよう、問わず語らず、隊列のうしろをついていく。
 すると、まるで二人だけがサボタージュしているようで、なんとなく居心地が悪くなる。気詰まりをどうにかしたい、という焦りが、輝の口を最小限開閉させる。
「そうそう、アルにはまだ言ってなかったわね。未熟果をなにに使うのか、訊いてきたんだけど」
 未熟果そのものというよりは内部の液体、椰子の水が、研究員の本命らしい。
「椰子の水は、未熟果の状態が一番おいしいらしいの。熟するにつれ、糖分が減るそうよ」
 要は、ココナッツジュース。『飲む点滴』と呼ばれるぐらい栄養豊富なうえに、カロリーは低く、きんと冷やせば青臭さも減り甘さが際立つ――成る程、魔法の薬品の類いにいくらでも応用が利きそうね、と輝は思った、だがそれ以上に、輝が胸底に秘めた筈の、近頃はあまり秘められてないという噂だけれども、乙女心がかきたてられる、喉が、鳴る。
「……ねえ、アル。もし、」
「頼まれ物を引ったくるのは感心しませんね」
「そ、そんなこと思ってないわよ。私はもし余ったらって……」
「4つ『以上』との仰せですから、余りませんよ。諦めてください」
 はじめに許可をもらっておけばよかった、と、後悔しきりの輝だ。自棄っぱちにかまえたフルートから転び出るひとくさりの旋律、わずかに哀調を帯びる。
 ひろのとラブラの唄が二番を巡る。鎮魂歌は得意だけれど、と、呟くラブラに、ひろの、控えめに、とあるタイトルを具申した。それぞれが手前勝手に楽曲を挺しても、結果としてカオスが増長されるだけだろう。ならば、いっしょに合わせないか、と。
「……さしでがましいことを言いましたね、すみません」
「あら、いい考えだと思うわよ~。楽しい歌を合わせれば、きっともっと楽しくなるんじゃないかしら」
 そんなわけで、二番が終わればまた一番、と、二人は堂々巡りの斉唱していた。
 恐らくは二人とも、きちんと憶えていないのだろう。時折ハミングでごまかしたり、仮名を唱えるように、歌詞の歯切れが悪かったり。ひろのに至っては、音程すら、遠く隔たることがある。ルシエロ、それを律義に修整してやりながらも、別件に口を出さずにいられない。
 ――なつもちかづく、で、はじまる、その歌が、気になって気になって仕方がなかった。
「なんで茶摘み歌なんだ」
 ひろの、こん、こん、と、歌いすぎで嗄れた喉に息を詰まらせながら、答える。
「わかりやすい夏の歌だし、アップテンポだし」
「……オレの知ってるアップテンポとは、少し違うな」
「僕もいいと思いますよ」
「あらあら、アス汰ちゃん、ひろのちゃんには優しいのね」
「テメーの、魂吸われそうな歌よりはよっぽどマシだからです。クソババア」
 アスタルアがひろのの味方をしたのは、面子のなかでひろのが最年少だからというわけではなく(一定の年齢を超えた人間を、アスタルアは区別しない)、唱歌ならば小さな子にも馴染みやすい、その一点からだ。
「歌っていうのは、もっと感情込めて丁寧に歌うものです」
 ――あれにみえるは、ちゃつみじゃないか。
 見えないけどね。


●乙組
「ふんふんふーん♪」
「ふんふんふーん♪」
 鼻にかかった小声で歌いながら、淺稀とハロルドが機嫌良く道を開いていく。ハロルドが選んだ、少女たちにとてもよく似合いの、新曲。ハロルドに至っては上半身の振り付けまでこなすきちんと念の入れようで、動画でも見て稽古したのだろうか。
 動画――ディエゴはなにやらうすらさむいもの、気取る。
「まさか、な」
 あれはきっとハロルドが曲に合わせて即興で動いているだけで、そうに決まっている、ハロルドは振り付け練習用の動画なぞは見ていない、はず。祈るがごとく、ディエゴは仮定する。
 精霊達はすこしばかりこわい目で、夏木立の揺るぎを見逃さぬとして、ついでにディエゴは迷いを振り切らんとして、四辺を見張る。フェルドはときどき足下にも目を配った。神人の彼女等の上機嫌を阻まぬよう、道なき道の障りを指示する。レクリエーションめいた行進は、おそらく小半時にも満たなかっただろう。
「るるらるらーー♪」
「るるらるらーー♪」
「るるらるらーー♪」
 ――……すこしくぐもった声、かぶさるように。
「今、もうひとつ歌が聞こえなかったか?」
「あれだ」
 ディエゴの発問に、フェルドが解を示す。歌に熱心な淺稀とハロルドが危うく目標を越しそうになったので、ストップをかける。見付かるときはずいぶん呆気ないものだ。からりと晴れた夜空を背にし、鷹揚に枝葉を振る、1本のパーム・トレント。シュールレアリスムに充ちた光景に、諸員、唖然とするが、すぐさま気を取り直す。先ずは口頭での交渉を、と、ディエゴがパーム・トレントに近寄った。
「ディエゴさーーん♪ がんばれーーらららー♪」
「……ハル。もう歌わなくても、着信メロディだけでいいんじゃないか?」
「止め処がーわからないーーー♪」
「自分の好きなタイミングでいいと思うが……」
「じゃあー♪ もう少しこうしてるーー♪」
 緊張感があるのやらないのやら、九分一分の割合で「ない」が勝っている多分。続けて、ほわりと淺稀が告げる。
「ミュージカルみたいですね」
 ディエゴがパーム・トレントに交渉を試し、ハロルドは携帯電話からのメロディに合わせて微吟し、淺稀はしばし彼等に任せのんびり眺めて。ミュージカルにしてはずいぶん不揃いだが、と、フェルドは思う。そういう彼とて、今はただ善良なだけのパーム・トレントの心変わりに備え、そんなことはなければいいと、トレントに笑顔を向ける淺稀を見遣りつつ、物陰では二挺拳銃の引き金に指を置いているのだけど。
 ディエゴ、両腕をYの字に広げる。
「トレントの皆(←1本です)、俺に椰子の実をほんのちょっとずつわけてくれ」
「貴方の青い実を必要としてる方がいらっしゃいまして、その実を分けて欲しいんです」
 ものすごく真っ当に淺稀が切り出したので、ディエゴの腕があわあわと空を切る。それを真似たように、パーム・トレントの枝も風に逆らいざわりとそよぐ、応諾のサインであるかのように。
「ありがとーう♪」
 いささか歪なレガート。ハロルドのミュージカルが一区切りついた。


●採集
 ところで反対側を辿った斑はどうなったかというと、こちらも無事にパーム・トレントとの遭遇を果たした。通常のトレントより小振りとはいえど、それでも人よりはぐっと大きいパーム・トレントへ、ひろの、丁寧に身体を折って――そんなふうにしても、パーム・トレントからはさして人の大きさは変わらぬであろうに――彼女なりの敬畏と謙虚をあらわす。
「中途半端な実を渡したくないとは思います。けど、まだ熟してない実が必要なんです」
 噛みしめるようにゆったりと、話す。傍らのルシエロは不思議そうに彼女を見遣った。どちらかといえば人見知りするひろのが、パーム・トレントには、気後れすることなく接している。もしも『それ』に目鼻があったなら、まっすぐ対面していただろう、それぐらい一途な表情をつくって。
 ルシエロ、ひろのに理由を尋ねてみたい気もするが、彼女たちの時間を遮るのも咎めて、そのままとしておく。
「トレントと話をするのを楽しみにしてたみたいですし、邪魔しては悪いでしょう」
 アルベルトが輝を、やはりそのままにしておくように。輝、上辺こそ静穏を装っているものの、パーム・トレントを見通すか黒い瞳は、彼女の十指にたたまれたフルートから引き出される音色にも似て、優しげな。そんな輝を沈黙して眺めるアルベルトの瞳からもまた幾分剣呑さが抜けつつあることに、アルベルトは気付いているのかいないのか。
「もし実を分けてくれるのなら、音楽をたくさん奏でさせてほしいのだけど」
 アレグロ(快速に)それともアダージョ(ゆるやかに)? 輝が問うと、陽気なパーム・トレントは明るい曲想を希望する。本当はすぐにでも吹き鳴らしたいところだが、パーム・トレントに舞い踊られては木の実の採集もままならないので、それはあとまわし。
 ルシエロが先にアルベルトが後に、互い違いにパーム・トレントを上がる。成人男性二人の重みに耐えられる程度に、パーム・トレントの幹は強靱だった。
 ひろのに教えられたやりかたを思い出しながら、重心を調整し、ルシエロは実の成る部分に。落下防止のため、ロープを幹と自身の胴に廻したアルベルトと協力し、口紐付きの袋を実に被せ、付け根にナイフを入れ、ひとつ、ふたつ、落とす。
 パーム・トレントの真下、布を広げて、神人たちはそれを止める。精霊のなかで唯一人、地上に残ったアスタルアも一緒に。
「精霊二人の体力ぱねぇ……って、僕も精霊でした」
 アスタルア、己の未熟さを弁えている。だから彼はパーム・トレントに手を出さず、神人たちとおなじよう、堅実な作業に精を出した。べつだん後ろ暗いところはない、これが今の自分の精一杯なのだから。
「アス汰ちゃん、よくできました」
 ラブラに認められても、どうも癪に障るだけだけど。
「これからも任務頑張れそう?」
「てめーに言われずとも、努力するだけです」
 と憎まれ口を叩いても、アスタルアがウィンクルムの仕事を続けるには、どうしたってラブラの協力が必要だ。だから、アスタルア、最後にはラブラには逆らわない。いや、ふたたび引きずられたくないからというわけでなく。
「ちょっとずつで良いから、一緒に慣れていこうね~」
 おっとり然としたラブラの、そのときの、豹変が怖いからというわけでなく。
 実を採ってもそれで終わりというわけではない。アルベルト、腰に結わえた袋から軟膏をとりだした。
「ありがとうございます。傷口に薬を塗りますので、少し我慢してくださいね」
 実を仕舞い、手持ち無沙汰になった輝はその様子を見上げる。負担になってはいけないから、と、ルシエロは先に降りてしまったので、梢に残されたのは、アルベルト一人。不意に輝は思う、これはもしかして好機到来ではなかろうか?
 輝はこっそりフルートを紅唇に架ける。ほんの一小節だけ、パーム・トレントの希望の条件を叶えてやった。テンポの速い舞踊曲。パーム・トレントはひらりと捩じれ、当然アルベルトも振り回される、ロープで半身を固定しているので、落ちることはないが。1分にも満たぬ、輝にしてはずいぶんと珍しい、ささやかな意趣返しだ。アルベルト、苛立ちの混じった怖い目で、輝を見下ろす。
 してやったり。後がすこし怖い、かもしれないけれども。
「ありがとう」
 くすくすと笑みこぼしながら、輝はパーム・トレントの幹にそっと唇押し当てる。フルートのリッププレートと似て、固い触覚、心にやわらかいところもすこし似ている。

 パーム・トレントのゆるりとした生き方と(それでも、通常のトレントよりは活発なのだが)淺稀のおおらかな性格は、うまがあったらしい。ハロルドとディエゴがパーム・トレントによじのぼっているあいだ、淺稀はパーム・トレントの会話の相手をしていた。
「お友達になれたら素敵だと思ったんですが……ダメでしょうか?」
「……――」
「ええと、ともだちというのはですね。一緒におしゃべりしたり歌ったりしてですね……」
 ならば、彼女等は既に友だちになっているではないか、とフェルドは思う。パーム・トレントに友人の定義を説く淺稀も、それに耳を傾けるパーム・トレントも一生懸命だ。いないらしいが、パーム・トレントの他の害意に備えて、拳銃をいつでも握れるようにはしていたけれど、指の緊張はいつしかほどけてゆく。
 今宵のムーングロウの月の光、妖精の粉のように夜の只中鏤められて、素敵。無粋な悪も羞じるばかりの明るみ。フェルドの金の髪の表にも引き寄せられて、ついとはじけて。


●えんでぃんぐ
 というわけで、ウィンクルム達は無事にパーム・トレントの実を4つ以上の採集に成功したのである。正確には、8つ。大収穫といっていいいだろう。それだけあるならこっそりひとつぐらい、中身を少し分けてもらっても、という輝の所望は、アルベルトによって当然のように却下された。
「これは、A.R.O.A.の将来に役立つものですからね。全部あちらに引き渡します」
「……もしかしなくとも、フルートを吹いたこと、根に持ってるの?」
「失礼な、私はそんなに狭量ではありませんよ。いつまでもココナッツジュースに諦めきれない、誰かさんとは違いますから」
「やっぱり根に持ってるでしょう!?」
「ヒロノ、」
 すっかり夜も更け、月も傾く頃、ルシエロはひろのにとうとう問うた。どうしてパーム・トレントには人見知りしなかったのかと。いつもならもうベッドを暖めている時分なのか、ひろのは瞼を利き腕のこぶしで擦りあげながら、寝惚け声で答える。
「……だって、パーム・トレントだよ?」
 ルシエロの疑問こそ不思議だというふうに、それだけ、答える。利き腕でないほうで椰子の実をしっかり携えながら、坊やがお気に入りのぬいぐるみ抱くように。そして、自分たちとは別の方向へ行った淺稀に、いつもの人見知りを起動させながらも自分たちの見ていないパーム・トレントの様子を尋ねているのは、これもまた『パーム・トレントだから』なのだろうか。ルシエロには『子ども』の理屈が会得しづらい。
「とても優しい方でした」
 ねぇ、と、淺稀はハロルドは同意を求める。
「ノリのいい方でもありましたね。いっしょに踊ってくださったり」
 ハロルドは肯く代わりに、例のアイドルグループの振り付けをみせた。今度はステップまできちんと付けて。その振り付けが踊る毎に完コピに近付いていること、ディエゴだけが気付いている、つまり、ディエゴも動画を見たというわけか? それは誰も、ハロルドも、知らない謎。
 ハロルドの知らないことは、もうひとつある。
 後日、椰子の実をアルベルトや他の精霊と共にA.R.O.A.へ届けた際、彼の携帯電話が鳴ったこと。ハロルドがセットしておいた、あのアイドルグループの曲のブリッジが流れたこと。
『おにぃちゃあん会いたかったぁ☆』
 それをばっちり他の精霊にも聴かれたこと。
 ハロルドは知らない、だから、今日も彼女はディエゴの帰りを待ちながら上機嫌でその曲を口遊む。



依頼結果:大成功
MVP
名前:ハロルド
呼び名:ハル、エクレール
  名前:ディエゴ・ルナ・クィンテロ
呼び名:ディエゴさん

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 紺一詠
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 冒険
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 07月10日
出発日 07月17日 00:00
予定納品日 07月27日

参加者

会議室

  • [35]ハロルド

    2014/07/16-21:37 

    了解です、できるだけ多く集めます

  • [34]音無淺稀

    2014/07/16-21:19 

    >スキル
    なるほど…そうですよね。
    温厚と書かれてますし…。
    とりあえずは「お友達になりたい」というところで交渉してみようかなぁと。

    >ヤシの実
    あ、了解です!

    【最低4つ欲しい】ですから多ければ多いほどいいんですよね。
    ちょっと文字数ともう一度戦ってきます!

  • [33]月野 輝

    2014/07/16-21:10 

    >ルシエロさん
    了解しましたって、アルが。
    ルシエロさんの後から登って、採る実を支えるようにしておくそうよ。

    >スキル
    「あれば成功率が上がる」でしょうけど、無くても大丈夫だと思うのよね。
    そうじゃないと新人さんは辛すぎだもの。
    私達も特に有効そうなスキルは無いわねえ…強いて言えば演奏スキル(Lv1)と語学?
    語学、役に立つのかしら……

    >椰子の実
    そう言えば、未成熟果を「最低でも4つ」「多い方が嬉しい」って事だし、もし一体見つけて
    実を分けて貰った後余裕がありそうなら、次のトレントを捜すのもアリかしら?
    アリなら、「余裕があれば次のトレントを捜す」って一言を入れてみようかなと。

  • [32]ハロルド

    2014/07/16-20:27 

    わかりました
    こちらも交渉に使えるスキルないですね…
    まあのんびり話せば大丈夫じゃあないかなと思いますよ。

  • [31]音無淺稀

    2014/07/16-20:20 

    あ、そうでした。
    一応、交渉できそうでしたら交渉してみるだけしてみます
    …説得するようなスキルないですので、成功の是非はあまり良くないかもしれませんが…;
    ダメ元、という言葉もありますしね(握り拳

  • [30]音無淺稀

    2014/07/16-20:11 

    あ、入れ違い書き込みしてしまいました;
    足止め了解です!

    では、私達はトレントの足止めの方に回らせて頂きますね♪
    宜しくお願いします!

  • [29]ハロルド

    2014/07/16-20:08 

    椰子のみがお二人に当たると危ないかなーと思ったりするので
    こちらはリュックに実を入れようかなと…

  • [28]音無淺稀

    2014/07/16-20:02 

    あ、なるほど。そうですよね;
    運動できないと登るのは難しいですよね;
    失念してました;


    私の方は…あまり運動はできないのでハロルドさんと組ませて頂けるならありがたいです♪
    フェルドさんなら一応【サバイバル】と【ハンティング】はあるから…。
    登って取る方でも可能でしょうか。

    こちらは布どうしましょう?
    もしお二人が登るなら私達は下で待機していた方がいいでしょうか?

  • [27]ハロルド

    2014/07/16-19:57 

    ちょっと時間おしてきたので、行動を書いときます
    ハロルド&ディエゴで木登りと椰子のみ確保をしますので
    すみませんが音無さん&フェルドさんはトレントの足止めをお願いします

  • [26]ひろの

    2014/07/16-19:39 

    ルシエロ=ザガン:

    支えてくれるなら有難いな。出来そうなら頼む。
    一応、リュックは持っていく予定だ。


    ひろの「布(こくり)、わかりました」

  • [25]ラブラ・D・ルッチ

    2014/07/16-17:42 

    はぁい、了解です。私達もお手伝いするよ〜
    うん、分かった。それじゃあ お話したりしてお二人が
    作業出来るように頑張るね!

  • [24]月野 輝

    2014/07/16-17:37 

    了解しました。
    じゃあ、こちらはひろのさん達、ラブさん達、私達って事ね。

    あ、トレントとの話は私もしようと思ってたの。
    ひろのさん、ご一緒させてね。

    あ、あとね、実を採る時に万が一落ちてきた時に備えて、下にいる人達で大きな布を広げたらどうかなって思ってたの。
    もし良かったら皆さんに布を持つの手伝って頂けると助かるわ。

    アルベルト:
    「ルシエロさんが先で構いませんよ。実を採る時はどうしますか?
    それぞれ一つずつ採るか、ルシエロさんのすぐ後に私が登って、実が落ちないように支えましょうか」

  • [23]ひろの

    2014/07/16-17:13 

    あ、えと。
    戦う訳じゃなくて、交渉と。登らせて貰ってるお礼と言うか、その。
    話相手の、ことです……。

  • [22]ひろの

    2014/07/16-17:07 

    ルシエロ=ザガン:

    3人組の方か。了解した。

    トレントの相手はヒロノがする。
    交渉成立後は、オレが先に登るが構わないか?

  • [21]ラブラ・D・ルッチ

    2014/07/16-16:30 

    仮に、輝さんのチームに入るとして、僕達は足止め役という事で
    宜しいですか? 僕もお手伝いした方が良いのであれば、そちらに
    回らせて頂きます。

  • [20]ハロルド

    2014/07/16-16:29 

    了解です、それでは音無さんと行動という事ですね。
    変更があれば22時までは対応できると思います

  • [19]ラブラ・D・ルッチ

    2014/07/16-16:12 

    お返事遅くなっちゃってごめんなさい。
    その組分けなら私達、輝ちゃん達とご一緒させて貰っても良いかな?
    勿論、皆の意見に合わせるわ。変更した方が良い場合は言ってね!

  • [18]月野 輝

    2014/07/16-12:48 

    それじゃ、2組のチームと3組のチーム、二手に分かれるのね。
    うちも登るのはアルの方かしら。
    私も登れなくはないけど、力がそんなに無いから実を採るとこまでは無理な気がするのよね。
    ハロルドさんの所がそれほど人手必要じゃないなら、ハロルドさんとどなたかで2組、
    残った3組が一緒に、で良さ気?

    アルベルト:
    「それならルシエロさん、一緒に行っても構いませんか。
    そちらもひろのさんは登るの無理でしょうし、ルシエロさんと私が登るとちょうど良いかと思うのですが」

    そうすると…こちらが3組側になるとちょうどいいかしら?

  • [17]ハロルド

    2014/07/16-10:31 

    私達は両方「スポーツ」スキルをとってるからそんなに人手は必要ではないかな?
    木登りもどっちもいけると思います。

  • [16]ひろの

    2014/07/16-07:26 

    リュックに口紐のついた袋か。なるほどな。

    二組にわかれるのか、いいんじゃないか?
    ああ、ただ。(ぽんっと、ひろのの頭に手を乗せる)

    ひろの「!?」

    こっちは、登るとしたらオレだ。

  • [15]音無淺稀

    2014/07/16-00:39 

    そうですね。

    一組が回収、一組が足止めの形の方がいいのかも。
    逃げてしまうと布を広げたところに落ちない可能性も考慮するなら…

    足止めで精霊が足止め
    神人が実を回収

    これで役割分担ができるかも?
    ただ、やはり人数が多ければ多いほど足止めもやりやすいと思うので

    …うん、二手に分かれた方が実質危なげなく回収はできそうですね(思案

  • [14]ハロルド

    2014/07/15-22:04 

    4つ以上のヤシの実が必要ってことは
    二手に分かれても大丈夫そうですね
    良いと思います。

  • [13]月野 輝

    2014/07/15-21:49 

    ちょっと思ったのだけど、2~3組ずつ行動した方が実を採りやすいかも…。
    木には2人で登って、片方が実を抑えててもう一人が付け根を切れば落ちないかなって。
    下で待ってる方も、2人以上なら布とか広げやすいわよね……

    危ないかしらね…。

  • [12]月野 輝

    2014/07/15-21:30 

    アルベルト:
    とりあえず口紐の付いてる袋を用意して実に被せ、紐を腰にでも巻き付けてから、
    実の付け根をナイフで斬り落とそうかと考えていました。
    それと、登るのはヤシの木ですから足場がないですし、安全ロープ…と言うか命綱を
    腰と幹を繋ぐように巻き付けておくようにして登ると良いかなと思っておりました。
    それなら作業をしてる間、安全ロープに身体を預けておけば多少手が放れても何とかなるのでは…と。

    輝:
    「下の方で一応、布とか網とか広げておいて、落ちてきたら受け止めようかって言ったんだけど…」

    やめてください。
    間違ってあなたに当たったらどうするんですか(汗)

  • [11]ハロルド

    2014/07/15-20:59 

    っと、すみません言葉が少なすぎですね
    木に登る方がリュックを背負ってそこにヤシの実を入れる感じです
    ヤシの実を落とすってことは少なくとも片手を離す必要があって
    それができる腕力があるならリュックに入れることも簡単なんじゃあないかなーとか

  • [10]ハロルド

    2014/07/15-20:54 

    あー…
    リュック持参とかですかね?

  • [9]ひろの

    2014/07/15-20:27 

    こっちも別行動で構わない。

    だが、未成熟果をどうやって落とさずに確保する?
    落とせば割れてしまうんだろう?

    どうにも方法が浮かばなくてな。
    対策があるなら、教えて貰いたいんだが。

  • [8]ハロルド

    2014/07/14-23:26 

    お久しぶりです~
    ラブさんは初めましてですね、よろしくー

    んー…効率としては個々に動いたほうが早く集まるかな?
    音量気を付けないとそこかしこで音が鳴ってる状態になっちゃうかもですが
    広範囲にバラバラで動けば問題ないんじゃあないかなーと。

    って、事でわたしは別行動派ですね
    あ、勿論皆さんに合わせますよ。

  • [7]音無淺稀

    2014/07/14-23:14 

    月野さんとラブラさんは初めまして。
    ひろのさんとハロルドさんは思い出のレシピぶりです♪
    音無淺稀と申します。

    そうですね。私も皆さんと同じで穏便に事を済ませたいですね。
    時間はかかるらしいですが、お話は可能みたいですし。
    交渉して実を貰ってくる、でいいかなぁって思ってました。

    あ、でも固まって動きたい感じの方向であれば皆さんに合わせますよ?

  • [6]月野 輝

    2014/07/14-22:53 

    ひろのさん、ルシエロさん、鴉退治の時はお世話様でした。
    ラブラさん…それじゃ、ラブさんと呼ばせて貰っちゃいますね。
    ラブさんとアス汰さん?(でいいのでしょうか)には初めまして。
    どうぞ宜しくお願いします。

    皆さん穏便に事を済ませたい方向で良かった。嬉しいです。
    それじゃ、それぞれバーム・トレントを捜して交渉、実を貰ってくるって方針でいいのかしら?
    みんなで固まって動いた方がいいです?

  • [5]ラブラ・D・ルッチ

    2014/07/14-20:08 


    ラブラ:

    ほとんどの方、はじめまして~ラブラ・D・ルッチです。
    私の事はラブって呼んでね!
    この子はマキナのアス汰ちゃん、新人だけど頑張ります!!

    私も戦闘は避けたいなかなぁ。
    輝ちゃんの言う通り、小さい音で演奏する案が良いと思うの
    お歌なら私得意だよ!スキルはないけどね~うふふ


    アスタルア:

    あー、どうもどうも。演奏スキルはねーですけど初心者でも
    簡単にリズムの取れる物で挑戦してみたいと思います。

  • [4]ひろの

    2014/07/14-19:27 

    ええと、ひろの、です。よろしくお願いします。
    ルッチさんと、ル……ルーデンベルグ? さんは、初めまして。

    私たちも、話し合いで未成熟の実を分けて貰おうと思って、ます。
    会話ぐらいの声量なら、大丈夫みたいなので。
    アップテンポな歌とかでも……、動いてくれるんじゃ……ないかな、って。

    ルシエロ「歌えるのか、オマエ」

    …………、頑張れば。音を外さないくらいは。

  • [3]ハロルド

    2014/07/14-15:44 

    お久し振りですー

    そうですねえ…
    今回のシナリオでの戦闘は私もできればしたくないというか
    戦闘する意味はないかなって考えです、穏便に進めるならそうしたいですね~

  • [2]月野 輝

    2014/07/14-12:45 

    こんにちは。
    淺稀さんとフェルドさんには初めまして、ハロルドさんとディエゴさんはお久しぶりです。
    私は月野輝、パートナーはアルベルトです。
    どうぞ宜しくお願いしますね。

    未成熟果なんて何に使うのかとても気になるんだけど……
    それはともかく、まずはバーム・トレントを見つけ出さないとよね。
    「大音量の音楽」は迷惑になっちゃうでしょうけど、小さな音なら大丈夫かしら?
    と言う事で、楽器を持っていって小さな音で演奏しながらトレントを捜そうかと思ってるわ。
    それと、なるべく話し合いで果実を分けて貰いたいなって考えてるの。

    皆さんの考えはどうかしら?

  • [1]ハロルド

    2014/07/14-10:44 

    ハロルドです、皆さん宜しくお願い致します
    ココナッツ…食べたかったですね
    戦闘要素薄目だそうなのでまったり行きます


PAGE TOP